JP3621067B2 - 圧縮機及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は圧縮機に係り、さらに詳しくはピストンを線形的に往復動させるための駆動装置を備えた圧縮機及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧縮機は冷蔵庫や空気調和機などの冷却サイクルが適用された製品において冷媒を吸込んで圧縮吐出させる機器であって、往復動型圧縮機と回転圧縮機、リニア圧縮機などがある。リニア圧縮機は、駆動装置がリニアモータよりなっているが、駆動装置においてエネルギー損失が少なくて相対的に効率が高くなる。図1はこのような従来のリニア圧縮機の内部構造を示す。
【0003】
図1を参照すれば、従来のリニア圧縮機は、密閉容器1内で動力を発生させる駆動装置3と、該駆動装置3の動力を伝達され冷媒を吸込み圧縮する圧縮装置2と、を備える。
【0004】
圧縮装置2は、内部に圧縮室2aが設けられたシリンダブロック2bと、冷媒の吸込と吐出とを案内するようシリンダブロック2bの上部に結合されたシリンダヘッド2cと、を備える。また、圧縮室2aには駆動装置3の作用により線形的に往復動するピストン2dが設けられる。
【0005】
この駆動装置3はリニアモータの一種であって、シリンダブロック2bの外側に配置される筒状のバックアイアン3dと、該バックアイアン3dと一定間隔が維持されるよう配置され、電源印加時磁場を形成するようコイル3aが巻線されたコア3bと、該コア3bとバックアイアン3dとの間に上下動自在に設けられたマグネット3cと、を備えている。
【0006】
コア3bは多数の電気鋼板が積層されたもので、この上下部分は、シリンダブロック2bの上部で外向きに延びた第1フレーム2eと、ここにボルト4を通して締め付けられる第2フレーム2fとにより支持される。そして、マグネット3cはコア3bで形成された磁場と相互作用して直線往復動するもので、これは連接棒5を通して作動体であるピストン2dと連結されている。これによりマグネット3cの往復動と共にピストン2dが圧縮室2aを往復動する。
【0007】
このような圧縮装置2と駆動装置3は、密閉容器1の底部でシリンダブロック2bを弾持するコイルバネ6と共振バネ7により支えられている。すなわち、ピストン2dを位置決めするために第2フレーム2fの下端に設けられたスぺ─サ8には、密閉容器1の底部でシリンダブロック2bを弾持するコイルバネ6が配置されている。
【0008】
そして、共振バネ7は一種の板バネであって、その中心部にはピストン2dが締結され、縁部はスぺ─サ8に固定される。これにより共振バネ7がピストン2dと共に上下方向(矢印方向)に共振してその往復動力を倍加させる。
【0009】
しかし、このような従来のリニア圧縮機では、作動体であるピストン2dを直線往復動させるための駆動装置3がリニアモータよりなっており、所望の出力を出すためには適切な大きさのコア3bとマグネット3cが要求され、その構造も複雑になされている。
【0010】
これにより従来のリニア圧縮機では全体的なサイズが大きくなって、冷蔵庫などに直接に装着する場合、制約条件として働く。また、駆動装置の製造工程が極めて複雑であり、その性能は、その製造工程により大きく相違するという短所があった。
【0011】
また、従来のリニア圧縮機では、リニアモータである駆動装置3を位相制御して所望の変位でピストン2dを駆動させるが、このためにマグネット3cとピストン2dの変位を感知するための変位センサ(図示せず)が要求される。従って、密閉容器1内に配置される変位センサにより他の部品の装着位置が制約され、また変位センサは温度による定数変化が発生してその制御もややこしくなる問題点があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、ピストンを線形的に駆動させるための駆動装置を改善して一層コンパクトに構成すると共に、作製を容易にすることができる圧縮機を提供するところにある。
【0013】
また、本発明の他の目的は、ピストンを線形的に駆動させる駆動装置を改善してその駆動制御をさらに簡単に行える圧縮機の制御方法を提供するところにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明に係る圧縮機によれば、内部に圧縮室が設けられたシリンダブロックと、圧縮室を往復動するピストンと、ピストンを駆動させるための駆動装置を備えた圧縮機において、駆動装置はシリンダブロックに対して縁部が位置決めされ上下方向に振動が可能でありかつここにピストンが装着された弾性部材と、弾性部材に配置され電源印加により変形が反復的になされて弾性部材に加振力を加える圧電アクチュエータと、を備えることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る圧縮機の制御方法は、内部に圧縮室が設けられたシリンダブロックと、圧縮室を往復動するピストンと、圧縮室に対して縁部が位置決めされ上下方向に振動が可能でありかつここにピストンが装着された弾性部材と、弾性部材に配置され電源印加により変形が反復的になされて弾性部材に加振力を加える圧電アクチュエータを備えた圧縮機の制御方法において、圧電アクチュエータを通して弾性部材の変位を感知し、圧電アクチュエータに印加される電圧の大きさまたは周波数を変化させて弾性部材の変位を調節することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき本発明に係る望ましい実施形態を詳述する。
【0017】
本発明が適用された圧縮機は、図2に示した通り、閉回路よりなる冷凍サイクルで蒸発作用を終えた冷媒を吸込んで圧縮吐出する圧縮装置20と、該圧縮装置20を駆動させるために外部から電源を印加され動力を発生させる駆動装置30と、駆動装置30及び圧縮装置20が内蔵される密閉容器10と、を備えている。
【0018】
圧縮装置20は密閉容器10の上側空間に配置されるが、内部に圧縮室21aが形成されたシリンダブロック21と、シリンダブロック21の上部に装着され、冷媒の吸込と吐出を案内するシリンダヘッド22と、を含む。圧縮室21aはシリンダブロック21内に軸方向に加工され、ここには駆動装置30により上下に往復動するピストン23が設けられる。シリンダヘッド22には圧縮室21aに冷媒の吸込みを案内するための吸込室22aと、圧縮室21aで圧縮された冷媒が吐出される吐出室22bが形成されている。また、シリンダヘッド22とシリンダブロック21との間には吸込孔24aと吐出孔24bがせん孔された弁プレート24と、ピストン23の上下動により吸込孔24aと吐出孔24bとを開閉する吸込弁25及び吐出弁26が設けられている。従って、ピストン23が下死点に移動すれば吸込弁25が開放され、吸込室22a内の冷媒は吸込孔24aを介して圧縮室21aに吸込まれ、一方ピストン23が上死点に移動すれば吐出弁26が開放され、圧縮室21aの冷媒は圧縮され吐出孔24bを介して吐出室22bに吐出される。
【0019】
そして、駆動装置30はピストン23を一定周期で上下往復動させるためのもので、これはシリンダブロック21に対して縁部が位置決めされ中心部にピストン23が装着された弾性部材31と、該弾性部材31を上下方向に共振させるための複数個の圧電アクチュエータ32を備えてコンパクトに形成されているが、図2及び図3を参照してその詳細な構造を説明すれば次の通りである。
【0020】
まず、弾性部材31は弾性復元力を有する一種の板バネ(leaf spring)から形成されており、この縁部31a、31b、すなわち両端は、シリンダブロック21の両側から下側に延びた一対の固定部材27にボルト33を介して固定される。また、弾性部材31の中心部31cにはピストン23の下端がボルト33で締結されていて、圧電アクチュエータ32の駆動時、ピストン23と共に上下方向に共振する。未説明符号“31d”は、ボルト33による締結のために弾性部材31の縁部31a、31bと中心部31cにせん孔された固定ホールである。
【0021】
複数の圧電アクチュエータ32は、(+)電圧と(−)電圧の印加により変形が反復的になされて弾性部材31に加振力を加えて上下方向に振動させるよう働くが、このためピストン23が装着された弾性部材31の中心31cを起点にして縁部31a、31bの上面に対応するよう取付けられている。
【0022】
このような圧電アクチュエータ32は弾性部材31を振動させると共に、その位置をセンシングできる知能型素子でなされているが、圧電(Piezo electric)素子、圧電セラミックス(Piezo electric ceramic)、形状記憶合金などで構成される。このようなものは、電気量を印加すれば印加した電気量を力または変形量などの物理量に変え、逆に力または変形量などの物理量が加わればこれを電気量、すなわち電気的なエネルギー量に変える素子である。
【0023】
本発明の実施形態では圧電アクチュエータ32を圧電素子で構成し、後述する制御部40は圧電素子の変位を通して弾性部材31の変位を同時にセンシングできるようなされている。
【0024】
そして、圧縮機駆動を制御するための制御部40には、圧電アクチュエータ32と電気接続されこの変形量を通して弾性部材31の変位を感知する検出部41と、該検出部41で感知された変位値と設定された変位値とを比較する比較部42と、該比較部42の結果値に基づき圧電アクチュエータ32に印加される電気量を制御する加振部43と、を備えている。
【0025】
次に、このように構成された本発明に係る圧縮機の作動及びこれによる作用効果を説明する。
【0026】
まず、電源が印加されない状態では圧電アクチュエータ32に変形が発生されないため、図2に示した通り、弾性部材31は水平に維持される。
【0027】
このような状態で複数の圧電アクチュエータ32に(+)電圧が印加されれば、図4に示した通り、圧電アクチュエータ32は下向きに変形される。これにより、弾性部材31の中心部32cは下向きに変形がなされ、かつピストン23は下死点(矢印A方向)に移動される。このような現象は、固定状態に保たれる弾性部材31の縁部31a、31bに圧電アクチュエータ32が対応するよう取付けられていて、圧電アクチュエータ32の変形方向が弾性部材31の中心31c側に向くことにより生じる。
【0028】
一方、複数の圧電アクチュエータ32に(−)電圧が印加されれば、図5に示した通り、圧電アクチュエータ32は上側方向に変形される。これにより、弾性部材31の中心部31cもやはり上側方向に変形され、ピストン23は上死点(矢印B方向)に移動される。この際、制御部40では圧電アクチュエータ32の変形量を通してピストン23の運動を感知し、所望の出力になるまで圧電アクチュエータ32に電源を印加してピストン23を上下動させる。
【0029】
従って、ピストン23の自重及び弾性部材31の加振力によりピストン23は圧縮室21a内を線形的に上下動し、これにより、吸込室22aの冷媒は吸込孔24aを介して圧縮室21aに吸込圧縮され、再び吐出孔24bを介して吐出室22bに吐出され冷却サイクルに再供給される。
【0030】
このようにピストン23の往復動は、電源印加により変形が反復的になされて弾性部材31を上下方向に振動させる複数の圧電アクチュエータ32により行われるため、圧電アクチュエータ32に印加される電気信号(電圧)の大きさを調節すれば、弾性部材31の変形量を制御することができる。
【0031】
すなわち、圧電アクチュエータ32に印加される電気信号(電圧)に応じて弾性部材31の変形量が相違になるため、ピストン23の変位を容易に制御することができる。また、印加される電気信号を動的に変化させるように周波数を変化させることにより、ピストン23を多様な周波数で駆動制御することができる。
【0032】
一方、このような技術的な思想は、圧電アクチュエータ32を弾性部材31の縁部31a、31bの上面に取付けた例をもとに説明したが、これに限らず、さらに大きな加振力を加えるよう圧電アクチュエータ32を弾性部材31の縁部の上下面に対応して取付けたり、弾性部材31の全域にわたって一定間隔で複数個設けたりしてもよい。そして、図6に示した通り、圧電アクチュエータ32′を所定厚さよりなる弾性部材31′の内部にインサートして設けることもできる。
【0033】
また、図7に示した通り、圧電アクチュエータ32″をピストン23と弾性部材31との間に上下方向に伸縮されうるよう積層形に装着しても本発明の所期の目的を達成できることは勿論である。すなわち、圧電アクチュエータ32″に電圧が繰り返して印加されれば軸方向に圧縮と引張とを繰り返し、これによりピストン23が直線往復動する。この際、ピストン23の往復動は弾性部材31によりさらに倍加される。
【0034】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明に係る圧縮機及びその制御方法によれば、ピストンを駆動させるための駆動装置の縁部がシリンダブロックに対して位置決めされ上下方向に振動でき、ここにピストンが装着された弾性部材と、弾性部材に配置され電源印加により変形が反復的になされて弾性部材に加振力を加える圧電アクチュエータとからなっている。これにより、ピストン駆動装置がコンパクに構成され全体的な製品サイズが縮小されることは勿論、圧電アクチュエータを通してピストン変位を感知し、ここに印加される電圧制御を通して所望の出力をさらに容易に調節することができる。また、ピストン及び弾性部材の変位を感知するための別の変位センサが要求されなく、適用製品により圧縮機の能力を所望の形態に多様に変化させうる能力可変型圧縮機が具現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のリニア圧縮機の内部構造を示した断面図である。
【図2】本発明に係る圧縮機の内部構造を示した断面図である。
【図3】本発明に係る弾性部材を抜粋して示した平面図である。
【図4】本発明に係る圧縮機の駆動状態を概略的に示した図である。
【図5】本発明に係る圧縮機の駆動状態を概略的に示した図である。
【図6】本発明に係る弾性部材の他の実施形態を示す断面図である。
【図7】本発明に係るさらに他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
20 圧縮装置
21 シリンダブロック
21a 圧縮室
23 ピストン
27 固定部材
30 駆動装置
31 弾性部材
32 圧電アクチュエータ
Claims (6)
- 内部に圧縮室が設けられたシリンダブロックと、前記圧縮室を往復動するピストンと、前記ピストンを駆動させるための駆動装置とを備えた圧縮機において、
前記駆動装置は、前記シリンダブロックに対して縁部が位置決めされ上下方向に振動が可能でありかつここに前記ピストンが装着された弾性部材と、前記弾性部材上に配置され電源印加により変形が反復的になされて前記弾性部材に加振力を加える圧電アクチュエータと、を備え、
前記圧電アクチュエータは、前記弾性部材上に一定間隔でかつ長手方向に複数個配置されていることを特徴とする圧縮機。 - 内部に圧縮室が設けられたシリンダブロックと、前記圧縮室を往復動するピストンと、前記ピストンを駆動させるための駆動装置とを備えた圧縮機において、
前記駆動装置は、前記シリンダブロックに対して縁部が位置決めされ上下方向に振動が可能でありかつここに前記ピストンが装着された弾性部材と、前記弾性部材上に配置され電源印加により変形が反復的になされて前記弾性部材に加振力を加える圧電アクチュエータと、を備え、
前記圧電アクチュエータは、軸方向に伸縮可能とされかつ前記ピストンと前記弾性部材との間に積層形に装着されていることを特徴とする圧縮機。 - 前記シリンダブロックには、前記弾性部材の縁部を固定するための固定部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧縮機。
- 前記圧電アクチュエータは、圧電素子よりなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧縮機。
- 前記圧電アクチュエータは、圧電セラミックスよりなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧縮機。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の圧縮機を制御する方法であって、前記圧電アクチュエータを通して前記弾性部材の変位を感知し、前記圧電アクチュエータに印加される電圧の大きさまたは周波数を変化させて前記弾性部材の変位を調節することを特徴とする圧縮機の制御方法。
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