JP3618164B2

JP3618164B2 - Slitting device having trimming function

Info

Publication number: JP3618164B2
Application number: JP10384296A
Authority: JP
Inventors: 稔内藤
Original assignee: 株式会社イソワ
Priority date: 1996-03-28
Filing date: 1996-03-28
Publication date: 2005-02-09
Anticipated expiration: 2016-03-28
Also published as: JPH09262790A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に段ボールシート等のシートをシート流れ方向にトリミングする機能を有するスリッタ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、例えば図１８に示すように、段ボールシートＤＳを複数のスリッタ刃Ｃを有するスリッタ装置Ｓによって、シート送り方向（流れ方向）に裁断することが行われている。このようなスリッタ装置Ｓは、一般には段ボールシートＤＳに製函のための折り目をつけるスコアラの近傍に配されて、スリッタ・スコアラの形態をとる。図１８では、Ｄ１及びＤ２の２丁取りの例を示すが、段ボールシートＤＳの両側は所定幅の帯状裁断カスであるトリミング片ＴＭとなる。
【０００３】
これらトリミング片ＴＭは、スリッタ装置Ｓの下流に設けられたトリミング片回収手段Ｒによってそれぞれ吸引・回収され、製品となるＤ１及びＤ２のシート部分が下流へ送られ、されに幅方向に切断されて、製函前の展開形状を得るようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、段ボールシートの原紙幅は、普通は取幅効率をよくするため、小さい幅のトリミング片となるように最適な原紙幅が採用される。しかし、受注の小口化や多様化及び短納期化等の事情によっては、取幅効率を犠牲にしてもある程度幅の広い原紙を使用する場合がある。また、原紙の在庫を減らすために紙幅の品揃えを少なくする傾向もある。以上のような事情から、普通であればトリミング片は片側５〜３５ｍｍのところが、１段階上の３０〜６０ｍｍ又は２ランク上の５５〜８５ｍｍ程度の大きな幅となる場合がある。このようにトリミング片の幅が例えば５０ｍｍ以上になると、トリミング片を吸入する回収手段のトラブル、すなわち吸入ダクト内での詰まり、吸入入口部付近でのトリミング片のジャムアップ等が生じやすくなる。
【０００５】
従って、このような幅広のトリミング片を生ずる生産工程が近づくと、ラインの生産速度を落としたり、トリミング片吸入状況を確認しつつ生産し、詰まり等が生じそうになったら作業者が手で助けたりしている。そのため段ボールシート等の生産能率が低下する問題がある。
【０００６】
この発明は、段ボールシート等のシート両側に幅広のトリミング片が生ずる場合に、そのトリミング片回収上の問題をなくし、併せてトリミング片の有効利用を図ることを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び効果】
請求項１の発明では、所定のシートを複数のスリッタ刃によりシート送り方向に裁断し、複数のスリッタ刃の裁断センタをシートのシートセンタに合わせてシートの両側に均等な幅でトリミング片を生じるとしたとき、シートの両側に生じるトリミング片をそれぞれ吸引・回収するトリミング片回収手段を備え、そのトリミング片の幅が所定幅より大きい場合に、上記複数のスリッタ刃の裁断センタをシートセンタに対してシート送り方向と交差する方向に相対的にオフセットする裁断オフセット手段を備えたことを特徴とする。
【０００８】
これによって、シートの両側の一方に幅狭の、他方に幅広のトリミング片が生じることとなり、幅狭のトリミング片は、従来通りトリミング片回収手段によって問題なく回収することができる。他方、幅広のトリミング片については、これをトリミング片回収手段に回収させることなく、そのまま下流に流して隙間材や緩衝材等として使用したり、あるいは幅広のトリミング片を細裁断してトリミング片回収手段に吸引させたりすることができる。
【０００９】
なお、裁断オフセット手段としては、複数のスリッタ刃をその加工間隔を変えることなく支持軸上で移動させるようにしてもいいし、そのスリッタ刃の支持軸を支持するフレームを含む装置本体を、シートに対し相対的に横方向へずらす構成としてもよい。
【００１０】
そして、少なくともその幅広のトリミング片が生じる側のトリミング片回収手段を閉じる閉鎖手段と、前記幅広のトリミング片を前記シートの送り方向と平行に細裁断して前記トリミング片回収手段に回収可能にする細裁断手段とを備え、その幅広のトリミング片の幅が第１幅広領域にある場合は、前記細裁断手段を作動させる一方で前記トリミング片回収手段の閉鎖手段を作動させず、前記細裁断手段によって細裁断されたトリミング片を前記トリミング片回収手段に回収させるが、前記幅広のトリミング片の幅が前記第１幅広領域より幅の広い第２幅広領域にある場合は、前記細裁断手段を作動させずに前記トリミング片回収手段の前記閉鎖手段を作動させて、前記幅広のトリミング片をそのまま下流へ通過させるようにしたものである。これによって幅広のトリミング片が回収手段の入口部で詰まったり、あるいはジャムアップしたりする問題が解消し、またその幅広のトリミング片を下流へそのまま流し、これを後に例えば隙間材やその他の小製品として利用することも可能であり、資源の有効利用にもなる。
【００１１】
また、上記のように、幅広のトリミング片をトリミング片回収手段に回収可能な状態に細裁断する細裁断手段を設けたもので、それにより細裁断されたトリミング片がトリミング片回収手段に吸引・回収される。これによっても幅広のトリミング片がその回収手段の入口部で詰まったり、ジャムアップしたりする心配がなくなる。
【００１２】
なお、この細裁断手段は、請求項２に記載のように、複数のスリッタ刃と同軸上に設け、その軸方向に移動できるようにすることが望ましい。これによりトリミング片が生じる位置、言い換えれば原紙幅が変わっても、あるいは幅広のトリミング片の幅寸法が変わっても、細裁断手段がそれに応じて移動することで汎用性が高まり、最適な位置で細裁断を行うことができる。
【００１３】
更に、上記のようにトリミング片回収手段を閉じる閉鎖手段と、幅広のトリミング片を細裁断する細裁断手段との双方を備え、シート両側に生じるトリミング片が所定幅以内であればオフセットすることなく通常通りのスリッタ動作を行い、その所定幅を超える場合であって上述の裁断オフセット手段が作動してシートの片側に幅広のトリミング片が生じる際、その幅広トリミング幅が第１幅広領域にある場合は、細裁断手段によりこれを裁断してトリミング片回収手段に吸引・回収させている。
【００１４】
また、その幅広トリミング片が第１幅広領域より幅の広い第２幅域領域にある場合は、その幅広トリミング片を裁断せず、トリミング片回収手段を閉じて、その幅広トリミング片をそのまま下流へ通過させる。言い換えれば、オフセット後に幅広トリミング片を細裁断して吸引・回収するか、そのまま下流へ流すかを制御する制御手段を設ける構成となっている。
【００１５】
これにより、シート片側に生じた幅広のトリミング片の幅の程度に応じて、きめの細かい処理、つまり幅広であってもそれが一定以内であれば裁断をし、一定以上であればそのまま下流へ流すという処理を行うことができる。その結果、後に隙間材等の別の製品として利用しにくいものは裁断処理をし、別の製品として利用できるような幅の広いものは裁断しないで再利用するという、状況に応じて最適な対応をとることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面に示す実施例では、スリッタ及びスコアラを直列に併設したスリッタ・スコアラ装置を例にとるが、本発明の適用上スリッタ単独機であってもよい。
【００１７】
図１に示すスリッタ・スコアラ装置１０は、段ボールシート１２の送り方向（流れ方向）上流側に２機のスコアラ装置１４、１６を備えるとともに、その下流側に１機のスリッタ装置１８を備えている。スリッタ装置１８は段ボールシート１２のパスラインＰＬを挟んで上下の関係で、相互に反対方向に回転する円盤状のスリッタナイフ２０、２２（スリッタ刃）からなるスリッタナイフ組２４を、段ボールシート１２の幅方向に複数組（この例では５組）備えている（図２参照）。そして、各々のスリッタナイフ２０、２２の間に段ボールシート１２を供給することにより、そのシート１２は送り方向に挟むようにして切断される。各スリッタナイフ組２４のスリッタナイフ２０、２２は、段ボールシート１２を切断する加工位置と、そのシート１２から離間する非加工位置との間で移動可能に構成され、また各スリッタナイフ組２４は、幅方向に相互に移動自在に配設されて、オーダ変更による丁取り数や丁取り幅の変更に応じて位置決め調整されるようになっている。
【００１８】
すなわち、図２においてスリッタ・スコアラ装置１０のフレーム２６、２６の間には、段ボールシート１２のパスラインＰＬを挟むように、上下方向に所定間隔をおいて一対のビーム２８、３０（図１参照）が平行に架け渡されている。そして上側のビーム２８に、スリッタナイフ組２４と同じ数の上部ナイフ支持ユニット３２が移動自在に配設され、この上部ナイフ支持ユニット３２は、ビーム２８に固定の一対のガードレール３４、３４に摺動可能に支持された移動部材３６を備え、この移動部材３６に回転自在に設けたナット（図３の３６ａ）が、両フレーム２６、２６に架設・固定したねじ軸３８に螺合している。そして各上部ナイフ支持ユニット３２に設けられたサーボモータ４０を駆動することにより、そのモータ側のギヤ４０ａとナット３６ａに形成されたギヤ３６ｂとの噛み合いにより、ナット３６ａが回転駆動され、これによって上部ナイフ支持ユニット３２がそれぞれ個別に水平方向へ移動・位置決めされる。
【００１９】
図１で移動部材３６の下側には、ホルダ４４がフレーム２６、２６間に架け渡された水平方向の軸４４ａを支点として一定角度範囲で回動可能に設けられている。ホルダ４４はシリンダ４６のピストンロッド４６ａに連結され、このシリンダ４６の伸長により、ホルダ４４ひいてはスリッタナイフ２０が、シート１２を裁断する加工位置から上方に退避した非加工位置へ回動するようになっている。
【００２０】
前述の下側のビーム３０には、上側のビーム２８に配設した上部各ナイフ支持ユニット３２と対応して、上下に対称となる構成の下部ナイフ支持ユニット４８が設けられている。そして、互いに対応する上下のユニット３２、４８における、加工位置に位置決めしたスリッタナイフ２０、２２の間に段ボールシート１２を供給することにより、そのシート１２は流れ方向に裁断される。下部ナイフ支持ユニット４８のスリッタナイフ２２は、シリンダ４６で加工位置から下方の非加工位置に退避するようになっているが、下部ナイフ支持ユニット４８の各部材については、上部ナイフ支持ユニット３２と同様であるため、対応する符号を付して説明を省略する。
【００２１】
図９に示すように、一般には複数（この例では４組）のスリッタナイフ組（以下、単にスリッタとも称する）２４は、その機械センタ（裁断センタ）がシート１２のコルゲートセンタ（シートセンタ）と合致するようにセンタ配置され、この例では３丁取りの裁断が行われ、複数のスリッタ２４のうち最外側にある両側のスリッタ２４が、シート１２の両縁部をシート流れ方向にトリミングする役割を果たす。そして、このようなセンタ配置（センタ振分）の裁断では、シート両側縁部に均等な耳幅のトリミング１２ａ、１２ｂ片が生じる。つまり、各スリット幅の合計をスリット全幅としたとき、原紙幅−スリット全幅のほぼ１／２が片側トリミング片幅（片耳幅）となる。いま説明の都合上、スリッタ装置において駆動装置がある側を駆動側とし、作業者によって操作される側を操作側とする。
【００２２】
以上のようなトリミング片１２ａ、１２ｂを吸い取って回収するトリミング片回収手段として、図４、図５に示すように、スリッタ２４の下流にごく近接して吸引ダクト５０が設けられている。吸引ダクト５０は、最外側の各スリッタ２４の下流側にそれぞれ近接して都合２個設けられ、チューブ５０ａ等の負圧経路を介して所定の負圧源に接続されている。最外側のスリッタ２４でトリミングされた耳片（トリミング片１２ａ、１２ｂ）は、それぞれ吸引ダクト５０に吸引されてシート１２の製品部分から分離除去されるが、吸引ダクト５０で吸引された長尺なトリミング片１２ａ、１２ｂは、図示しないカッタ装置により短尺な片に裁断された後に廃棄されることとなる。
【００２３】
この実施例での吸引ダクト５０は、シート１２の経路の下側にごく近接して配置され、最外側のスリッタ２４における下側のスリッタナイフ２２のホルダ４４に取り付けられ、そのナイフ２２と一体的にシート幅方向へ移動するようになっている。すなわち、段ボールシート１２の丁取り数や丁取り幅等が変更された際に、吸引ダクト５０はスリッタナイフ２２と一体的にスライドし、裁断されるトリミング片１２ａや１２ｂの経路上に位置決めされる。
【００２４】
図４において、吸引除去機構の入口部にあたる吸引ダクト５０には、チューブ５０ａとの接続部付近に、閉鎖手段としてのシャッタ機構６０が設けられている。このシャッタ機構６０は、図６に示すように吸引経路となるダクト枠６１を閉じるようにスライドするシャッタプレート６２と、このシャッタプレート６２を開閉動作させるシリンダ６３とを備え、シリンダ６３はブラケット６４を介してダクト枠６１に固定され、それのピストンロッド６５がブラケット６６を介してシャッタプレート６２に連結されている。このシリンダ６３が収縮動作してシャッタプレート６２がダクト枠６１を閉じれば、裁断されたトリミング片１２ａ等には吸引作用が実質上及ばないため、そのトリミング片１２ａ等は吸引ダクト５上を通過して下流へ流れることとなる。
【００２５】
図９における複数のスリッタ２４は、全体の位置関係を変えないで図１０に示すようにシート幅方向に偏心（オフセット）させることができるが、そのオフセットの結果としてシートの一方の側（例えば前記駆動側）に幅狭のトリミング片１２ａが、他方の側（例えば前記操作側）に幅広のトリミング片１２ｂが生じる。この幅広のトリミング片１２ｂをシート流れ方向に細裁断可能な細裁断機構７０が設けられている。裁断機構７０は、図７（ａ）に示すように、小間隔をおいて互いに同心的に結合された複数（例えば３枚）の上刃７１と、これと同様な形態の下刃７２を備え、これら上刃７１と下刃７２の間に幅広のトリミング片を挟んで、シート流れ方向に細く裁断する役割を果たす。
【００２６】
上刃７１及び下刃７２は、それぞれ上下の移動部材３６（上ヨーク及び下ヨーク）に支持されるとともに、前記複数のスリッタナイフ２０、２２と同軸上に設けられ、スリッタナイフ２０、２２と同様に、図１及び図３のねじ軸３８とナット３６ａとの螺合に基づき、サーボモータ４０でナット３６ａを駆動することにより、軸方向に位置決めできる。また、図７（ｂ）に示すように、前述の複数のスリッタ刃２０、２２と同様に、シリンダ４６により上下の裁断機構７０の上刃７１、下刃７２がトリミング片から互いに退避するように回動できるようになっている。
【００２７】
次に、図８に基づいて制御系のブロック図を説明する。
上位生産管理装置８０は裁断等を伴うコルゲータラインの全体の生産を管理・制御するもので、スリッタ装置について言えば、スリッタの際の丁取り数、丁取り幅、さらにスリッタ（機械側センタ）をシートセンタに対しオフセットするためのプログラム等を格納している。なお、このプログラム等はスリッタ装置自体に付属する制御装置４２に格納することもできる。このスリッタ装置に付属する制御装置４２は、上位生産管理装置８０と接続される。
【００２８】
この制御装置４２には、キーボードやタッチパネル等の汎用操作ユニット８１が接続されるともに、前述のスリッタ２４の位置決めやロード・アンロード、シャッタ機構６０の開閉、細裁断機構７０の位置決め、さらにそのロード・アンロード等を行うアクチュエータの駆動ユニットが接続されている。つまり、複数のスリッタ２４をそれぞれ軸方向（シート幅方向）に位置決めするサーボモータ４０を駆動するサーボ駆動ユニット８２が接続される。各スリッタ２４の現在の位置を知る位置検出手段としてパルスジェネレータ８３が設けられ、サーボ駆動ユニット８２にその情報がフィードバックされる。
【００２９】
また、各スリッタ２４をロード位置とアンロード位置との間で駆動するためのシリンダ駆動ユニット８４が制御装置４２に接続され、それに基づき前述のシリンダ４６が作動する。このようなサーボ駆動ユニット８２やシリンダ駆動ユニット８４は、図８では２組のみ示すが、スリッタ２４の数と同数（例えば５組）設けられる。また制御装置４２には、吸引ダクト５０を閉じるシャッタ機構６０を駆動するためのシリンダ駆動ユニット８５が設けられ、これにより図６のシリンダ６３が作動して、吸引ダクト５０が閉ざされる。また図７の細裁断機構７０を各スリッタ２４と同軸上で軸方向に位置決め調整するために、サーボ駆動ユニット８６及びシリンダ駆動ユニット８７が設けられ、サーボ駆動ユニット８６がサーボモータ４０を作動させて、細裁断機構７０を幅広トリミング片の細裁断のために最適な位置に位置決めし、シリンダ駆動ユニット８７が図７（ｂ）のシリンダ４６を作動させて、その細裁断機構７０を作用位置にロードする。
【００３０】
次に図１１に基づいて、トリミング時の制御の一例を説明する。
上位生産管理装置８０に裁断のためのオーダ（例えば丁取り数、丁取り幅等）が登録される（Ｓ１）。そしてＳ２で、スリッタの全体ユニットのセンタとシートセンタとが合致するように、センタ振り分けで各スリッタ２４を位置決め展開する。つまり、丁取り数や丁取り幅に基づいてサーボモータ４０が作動し、各スリッタ２４を所定の位置へ移動させる。また、図９における片耳幅（トリミング片幅）を算出する。
【００３１】
この例の制御では、センタ振り分けでシート両側に均等に生じる片耳幅が、例えば図１３のＡ領域、Ｂ領域、Ｃ領域のいずれの領域にあるかによって運転モードを設定する。例えばトリミング片幅が約５〜５０ｍｍであれば、通常通りのセンタを基準としたスリッタユニットの振り分け（センタ振り分け）で運転し、トリミング片幅が例えば５１〜１２５ｍｍの範囲であれば、スリッタユニットをシートセンタに対してオフセットし、幅広トリミング片を細裁断する。
【００３２】
さらにトリミング片幅が１２６ｍｍ以上であれば、オフセットをするが、細裁断は行わず吸引ダクト５０のシャッタ機構６０を閉じる。このように通常のモードと、２種類のオフセットモードを設定しているのは、Ｃ領域にある相当幅広のトリミング片は、後に何らかの小製品、あるいは隙間材等として利用できる可能性があるため、細裁断はせずに下流に流す趣旨であり、幅広であっても一定以下のものは後の利用性も乏しいため、裁断して吸引除去した方が後の処理がやり易いといえる。ここで、Ａ〜Ｃの３領域を分けるしきい値として、基準値１（例えば５０ｍｍ）、基準値２（例えば１２５ｍｍ）が設定されることとなる。
【００３３】
以上のような前提で図１１のＳ３以降を見れば、Ｓ３ではトリミング片幅が基準値１以下かどうかを判定し、基準値１以下であればオフセットをしないものとし、センタ振り分けで運転する。これによりスリッタユニットロード時にシート両側に均等なトリミング片が生じ、これを各吸引ダクト５０で吸い取る（Ｓ６）。一方、Ｓ３で基準値１を超えると判断されれば、Ｓ７で駆動側の片耳幅、つまりオフセットを前提として幅狭側となるトリミング片の幅が、予め定めた設定値になるようにオフセット量を算出する。
【００３４】
つまり、吸引ダクト５０で吸引しやすく、かつシートの蛇行等によってもトリミングが確実に行える範囲で幅狭側のトリミング片幅を算出する。例えば幅狭側を１０ｍｍ程度に設定することができる。Ｓ８では、そのようにオフセットした場合に機械条件にエラーが生じないかどうかを判定する。各スリッタユニット２４のシート幅方向の移動範囲は機構上、配線上の都合で制限があり、この範囲を超えるかどうかを判断する。Ｓ８で機械条件エラーと判断されれば、Ｓ５’でパトライトやサイレンを動作させる等、オペレータへの警告を実行した後、Ｓ５以降に流れてオフセットしないセンタ振り分けの運転となるが、そうでなければＳ９で、各スリッタユニット２４はオフセット指令との判断がされて位置決めセッティングされ、Ｓ１０でオフセットが実行される。その結果、例えば図１０に示すように、シート幅方向における駆動側に幅狭のトリミング片１２ａが、反対側（操作側）に幅広の１２ｂが生じることとなる。
【００３５】
さらにＳ１１で、トリミング片の幅が前述の基準値２以下かどうかを判断し、そうであれば図７の細裁断機構７０をシート幅方向に位置決めして幅広トリミング片１２ｂに対応する位置にセットするとともに、Ｓ１５でその裁断刃（上刃７１及び下刃７２）をそれぞれ作用位置へロードする。その結果、Ｓ１６でシート幅方向の一方の側（駆動側）の幅狭トリミング片１２ａは、そのまま通常通り吸引ダクト５０で吸い取られ、操作側の幅広トリミング片１２ｂは細裁断機構７０により、流れ方向に例えば４本の帯状細分片に裁断された後、吸引ダクト５０に吸い取られる。
【００３６】
一方、Ｓ１１で幅広トリミング片幅が基準値２を超えると判断されれば、Ｓ１２で操作側、すなわち幅広トリミング片に対応する側にある吸引ダクト５０のシャッター機構６０が閉じられる。従って、Ｓ１３として駆動側の幅狭トリミング片１２ａは通常通り吸引ダクト５０で吸い取られるが、操作側に生じる幅広トリミング片１２ｂについては、吸引ダクト５０による吸引作用が実質上及ばないため、この幅広トリミング片１２ｂは吸引ダクト５０の上を通過して下流に流れ、シート幅方向にロータリーカッター等で所定寸法に切断された後、通常の裁断された製品シート部（正規シート製品）とともにスタッカに積まれることとなる。
【００３７】
図１２は、例えば３組のスリッタユニット（スリッタナイフ組）を使用する具体的な数値例を示すもので、原紙幅が１８００ｍｍで（ａ）に示すように、通常の座標展開ではセンタ振り分けでスリット幅８００ｍｍの場合、シート両側に耳幅（トリミング片幅）がそれぞれ１００ｍｍずつ生じる。耳幅１００ｍｍであると、これの吸引除去に支障があるため、（ｂ）に示すようにオフセットの座標展開をし、スリッタナイフ組の相互の間隔（つまり丁取り幅）を変えることなく、全体を一体的に例えば操作側から駆動側に向かってシート幅方向にずらす。このようなずらし幅（オフセット幅）を９０ｍｍに設定すれば、シート幅方向の駆動側では耳幅１０ｍｍとなり、操作側では耳幅１９０ｍｍとなる。この耳幅１９０ｍｍのトリミング片は、後に有効利用しやすいため裁断することなくスタッカに積む。
【００３８】
図１４は幅広トリミング片１２ｂを正規シート製品とともに敷板Ｔに積載した状態を示すもので、この積載高さとしては例えば１８００ｍｍ程度とすることができる。このようなコルゲータラインの出力としてのスタッカシート群は、後に製函工程が予定されている場合は例えば中間ストックヤードへ排出されることとなる。ここで幅広トリミング片１２ｂはその幅が広い故に、そのスタッキング工程やスタッキング状態での排出の際に側方へ崩れにくい。言い換えれば、図１３のＢ領域にあるトリミング片を裁断する理由の１つは、正規シート製品とともに積み上げた時に崩れ易いこともある。
【００３９】
以上の説明では、図１に示したように吸引ダクト５０がシート１２の搬送路の下側にあったが、これを図１５のように上側に配置してもよい。この場合は吸引ダクト５０が上部スリッタユニット３２に取り付けられ、トリミング片を斜め上方へ吸い上げ・回収することとなる。
【００４０】
また、図１６（ａ）に示す２枚刃のスリッタナイフ２０、２２によるはさみ切り方式以外に、同図（ｂ）〜（ｄ）に示すような１枚刃方式のスリッタナイフ９０、９１又は９２であってもよい。１枚刃は例えば３ｍｍ程度と薄いもので、シート送り速度（ライン速度）と同じ方向に２〜４倍程度で回転して、シート裁断を行う。このようなスリッタナイフ９０をブラシ９３で受けてもよいし、（ｃ）のように弾性変形可能な積層リング９４で受けてもよい。さらに（ｄ）のようにスリッタ刃９２を、通常はばね９５で接近方向に付勢されている２枚の受けディスク９６間に入り込ませる構造としてもよい。
【００４１】
また図１１のフローチャートの説明では、スリッタユニット（スリッタナイフ組）をまずセンタ振り分けで位置決めしたの後、必要に応じてさらにオフセットを行うようにしていたが、スリッタナイフ組の位置決め動作は図１１のＳ２では行わず、オフセットの必要性の有無、オフセットが必要な場合にそのオフセット量等の演算が完了した後に、初めてスリッタナイフ組の位置決め動作を１回で完了してしまうこともできる。つまりオフセットの必要がなければ、スリッタユニットをセンタ振り分けで展開し、オフセットの必要があれば最終的なオフセット位置へ直接位置決め展開する。
【００４２】
さらに、以上の説明では、スリッタ群をオフセット動作（ずらし動作）をする場合に、本来はそのスリッタ群を丁取り数や丁取り幅に対応して位置決めするためのアクチュエータであるサーボモータ４０を利用していたが、これに代えて専用のオフセット用アクチュエータを設けてもよい。例えば図１７に概念的に示すように、ベース９６上にリニアベアリング９７を介して機台フレーム９８をシート幅方向にスライド可能に設置し、この機台フレーム９８に前述のスリッタ２４の群を支持させるとともに、機台フレーム９８を、例えばねじ軸９９及びモータ１００等の駆動機構で移動させることにより、この機台フレーム９８ごとスリッタ２４の群をシート幅方向にずらすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例であるスリッタ装置の位置とその詳細を示す図。
【図２】その側面図。
【図３】スリッタの移動機構の一例を示す部分的な正面図。
【図４】トリミング片の回収手段の一例を示す正面図。
【図５】図４の平面図。
【図６】吸引ダクトに設けたシャッタ機構を簡略に示す断面図。
【図７】細裁断機構の一例を簡略に示す図。
【図８】制御系の一例を示すブロック図。
【図９】通常の裁断配置の一例を示す平面図。
【図１０】オフセット時の裁断配置の一例を示す平面図。
【図１１】トリミング時の制御の一例を示すフローチャート。
【図１２】オフセットのさらに具体的な例を示す図。
【図１３】トリミング時におけるオフセットを含む運転モードの一例を示す図。
【図１４】幅広トリミング片を正規シート製品とともにスタックした一例を示す図。
【図１５】吸引ダクトの配置の変形例を示す図。
【図１６】スリッタ刃のいくつかの種類を示す図。
【図１７】オフセット動作をさせる駆動系の変形例を示す図。
【図１８】トリミングの一般的な概念を示す図。
【符号の説明】
１０スリッタ・スコアラ装置
１８スリッタ装置
２０、２２スリッタナイフ
２４スリッタナイフ組（スリッタ）
３４ガイドレール
３６移動部材
４０サーボモータ
４６シリンダ
５０吸引ダクト
６０シャッタ機構
６１ダクト枠
６２シャッタプレート
６３シリンダ
７０細裁断機構
７１上刃
７２下刃[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a slitter apparatus having a function of trimming a sheet such as a corrugated cardboard sheet in the sheet flow direction.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, as shown in FIG. 18, a cardboard sheet DS is cut in a sheet feeding direction (flow direction) by a slitter apparatus S having a plurality of slitter blades C. Such a slitter device S is generally arranged in the vicinity of a scorer that creases the corrugated board DS for box making, and takes the form of a slitter scorer. FIG. 18 shows an example in which two of D1 and D2 are picked up, but both sides of the corrugated cardboard sheet DS are trimming pieces TM that are band-shaped cut pieces having a predetermined width.
[0003]
These trimming pieces TM are respectively sucked and collected by the trimming piece collecting means R provided downstream of the slitter device S, and the sheet portions of D1 and D2 as products are sent downstream and then cut in the width direction. The unfolded shape before boxing is obtained.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the base paper width of the corrugated cardboard sheet is usually set to an optimum base paper width so as to obtain a trimming piece having a small width in order to improve the width taking efficiency. However, depending on circumstances such as small orders, diversification, and short delivery times of orders, there is a case in which a wide range of base paper is used even at the expense of the width efficiency. There is also a tendency to reduce the width of the product line to reduce the stock of base paper. From the above circumstances, if the trimming piece is usually 5 to 35 mm on one side, it may have a large width of about 30 to 60 mm on one stage or 55 to 85 mm on two ranks. Thus, when the width of the trimming piece is, for example, 50 mm or more, troubles in the collecting means for sucking the trimming piece, that is, clogging in the suction duct, jamming of the trimming piece near the suction inlet, and the like are likely to occur.
[0005]
Therefore, when the production process for producing such a wide trimming piece approaches, the production speed of the line is reduced or the production is performed while checking the trimming piece inhalation status. It is. Therefore, there is a problem that the production efficiency of the corrugated cardboard sheet or the like is lowered.
[0006]
An object of the present invention is to eliminate the problem in collecting trimmed pieces when wide trimmed pieces are generated on both sides of a sheet such as a corrugated cardboard sheet, and to make effective use of the trimmed pieces.
[0007]
[Means and effects for solving the problems]
In the invention of claim 1, a predetermined sheet is cut in the sheet feeding direction by a plurality of slitter blades. , Cutting center for multiple slitter blades Sheet Sheet according to the sheet center of When trimming pieces are produced with a uniform width on both sides, Trimming piece collection means for sucking and collecting trimming pieces generated on both sides of the sheet. And a cutting offset means for offsetting the cutting centers of the plurality of slitter blades relative to the sheet center in a direction intersecting the sheet feeding direction when the width of the trimming piece is larger than a predetermined width. And
[0008]
This makes the sheet of A narrow trimming piece is produced on one side of the both sides and a wide trimming piece is produced on the other side, and the narrow trimming piece can be collected without any problem by the trimming piece collecting means as before. On the other hand, with regard to wide trimming pieces, the trimming pieces are not collected by the trimming piece collecting means, but are flowed downstream as they are to be used as gap materials or cushioning materials, or the wide trimming pieces are shredded to collect trimming pieces. The means can be aspirated.
[0009]
As the cutting offset means, a plurality of slitter blades may be moved on the support shaft without changing the processing interval, and the apparatus main body including a frame that supports the support shaft of the slitter blade may be a sheet. However, it may be configured to shift in the lateral direction relative to the other.
[0010]
And at least Its wide trim pieces A closing means for closing the trimming piece collecting means on the side where the ink is generated, and a cutting means for cutting the wide trimming piece in parallel with the feeding direction of the sheet so that the trimming piece collecting means can collect the trimming piece. When the width of the wide trimming piece is in the first wide area, the trimming piece shredded by the shredding means is operated without operating the closing means of the trimming piece collecting means while operating the shredding means. The trimming piece collecting means collects the trimming piece collecting means without operating the shredding means when the width of the wide trimming piece is in the second wide area wider than the first wide area. Activating the closing means of the Wide trim pieces As it is It is made to pass downstream. This eliminates the problem that the wide trimming piece is clogged or jammed up at the inlet of the collecting means, and the wide trimming piece is allowed to flow downstream, for example, for gap materials or other small products. It can also be used as an effective resource utilization.
[0011]
Also, as above A trimming means for trimming a wide trimming piece to a trimming piece collecting means is provided so that the trimmed piece is sucked and collected by the trimming piece collecting means. This also eliminates the concern that the wide trimming piece is clogged or jammed up at the inlet of the collecting means.
[0012]
The shredding means is claimed in claim 2 As described in (1), it is desirable to be provided coaxially with the plurality of slitter blades so as to be movable in the axial direction. Even if the position where the trimming piece is generated, in other words, even if the width of the base paper is changed or the width dimension of the wide trimming piece is changed, the shredding means moves accordingly, so that the versatility is increased and the optimum position is obtained. Shredding can be performed.
[0013]
More , As described above Both the closing means for closing the trimming piece collecting means and the shredding means for shredding the wide trimming piece, and if the trimming pieces generated on both sides of the sheet are within a predetermined width, the slitter operation as usual is performed without offset. When the above-mentioned cutting offset means is activated and a wide trimming piece is generated on one side of the sheet, if the wide trimming width is in the first wide area, the shredding means This is cut and the trimming piece collecting means sucks and collects it. Have The
[0014]
Also When the wide trimming piece is in the second wide area, which is wider than the first wide area, the wide trimming piece is not cut, the trimming piece collecting means is closed, and the wide trimming piece is passed downstream. Let In other words, there is a control means for controlling whether the wide trimming piece is cut and sucked / collected after the offset, or whether it flows downstream. It is composed .
[0015]
As a result, depending on the width of the wide trimming piece generated on the sheet piece side, fine processing, that is, if it is wide, it is cut if it is within a certain range, and if it is above a certain level, it is directly downstream. The process of flowing can be performed. As a result, it is optimal to respond to the situation where products that are difficult to use later as other products such as gap materials are cut, and wide products that can be used as other products are reused without cutting. Can be taken.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the embodiments shown in the drawings. In the embodiment shown in the drawings, a slitter / scorer apparatus in which a slitter and a scorer are provided in series is taken as an example. However, for the purpose of applying the present invention, a single slitter machine may be used.
[0017]
The slitter / scorer apparatus 10 shown in FIG. 1 includes two scorer apparatuses 14 and 16 on the upstream side in the feeding direction (flow direction) of the corrugated cardboard sheet 12, and one slitter apparatus 18 on the downstream side thereof. . The slitter device 18 includes a slitter knife set 24 composed of disk-shaped slitter knives 20 and 22 (slitter blades) that rotate in opposite directions with respect to each other across the pass line PL of the cardboard sheet 12. A plurality of sets (5 sets in this example) are provided in the width direction (see FIG. 2). Then, by supplying the cardboard sheet 12 between the slitter knives 20 and 22, the sheet 12 is cut so as to be sandwiched in the feeding direction. The slitter knives 20 and 22 of each slitter knife set 24 are configured to be movable between a processing position for cutting the corrugated cardboard sheet 12 and a non-processing position spaced from the sheet 12, and each slitter knife set 24 includes They are arranged so as to be movable in the width direction, and are positioned and adjusted in accordance with the number of picks and the change of the picking width due to the order change.
[0018]
That is, in FIG. 2, a pair of beams 28 and 30 (see FIG. 1) with a predetermined interval in the vertical direction so as to sandwich the pass line PL of the cardboard sheet 12 between the frames 26 and 26 of the slitter / scorer device 10. ) Is stretched in parallel. The same number of upper knife support units 32 as the slitter knife sets 24 are movably disposed on the upper beam 28, and the upper knife support units 32 slide on a pair of guard rails 34, 34 fixed to the beam 28. A movable member 36 supported in such a manner is provided, and a nut (36a in FIG. 3) rotatably provided on the movable member 36 is screwed to a screw shaft 38 that is constructed and fixed to both the frames 26 and 26. Then, by driving the servo motor 40 provided in each upper knife support unit 32, the nut 36a is rotationally driven by the meshing of the gear 40a on the motor side and the gear 36b formed on the nut 36a, whereby the upper The knife support units 32 are individually moved and positioned in the horizontal direction.
[0019]
In FIG. 1, a holder 44 is provided on the lower side of the moving member 36 so as to be rotatable within a certain angle range with a horizontal axis 44 a spanned between the frames 26 and 26 as a fulcrum. The holder 44 is connected to the piston rod 46a of the cylinder 46, and the extension of the cylinder 46 causes the holder 44 and thus the slitter knife 20 to rotate from the processing position for cutting the sheet 12 to the non-processing position retracted upward. ing.
[0020]
The lower beam 30 is provided with a lower knife support unit 48 that is symmetrical in the vertical direction, corresponding to each upper knife support unit 32 disposed on the upper beam 28. Then, by supplying the cardboard sheet 12 between the slitter knives 20 and 22 positioned at the processing positions in the upper and lower units 32 and 48 corresponding to each other, the sheet 12 is cut in the flow direction. The slitter knife 22 of the lower knife support unit 48 is retracted from the processing position to the lower non-processing position by the cylinder 46. The members of the lower knife support unit 48 are the same as those of the upper knife support unit 32. Therefore, the corresponding reference numerals are given and the description is omitted.
[0021]
As shown in FIG. 9, generally, a plurality (four sets in this example) of slitter knife sets (hereinafter also simply referred to as slitters) 24 has a mechanical center (cutting center) as a corrugated center (sheet center) of the sheet 12. Centered so as to match, in this example, three cuts are made, and the slitters 24 on the outermost sides of the plurality of slitters 24 trim the both edges of the sheet 12 in the sheet flow direction. Fulfill. In the center arrangement (center distribution), trimmings 12a and 12b having equal ear widths are generated at both side edges of the sheet. That is, when the total of the slit widths is defined as the full slit width, approximately half of the base paper width minus the full slit width is the one-side trimming piece width (one ear width). For convenience of explanation, the side where the drive device is located in the slitter device is defined as the drive side, and the side operated by the operator is defined as the operation side.
[0022]
As the trimming piece collecting means for sucking and collecting the trimming pieces 12a and 12b as described above, a suction duct 50 is provided very close to the downstream of the slitter 24 as shown in FIGS. Two suction ducts 50 are provided in close proximity to the downstream side of each outermost slitter 24, and are connected to a predetermined negative pressure source through a negative pressure path such as a tube 50a. The ear pieces (trimming pieces 12a and 12b) trimmed by the outermost slitter 24 are each sucked into the suction duct 50 and separated and removed from the product portion of the sheet 12, but the long pieces sucked by the suction duct 50 are removed. The trimming pieces 12a and 12b are discarded after being cut into short pieces by a cutter device (not shown).
[0023]
The suction duct 50 in this embodiment is placed very close to the lower side of the path of the sheet 12 and is attached to the holder 44 of the lower slitter knife 22 in the outermost slitter 24, and is integrated with the knife 22. It moves in the sheet width direction. That is, when the number of the corrugated cardboard sheets 12 to be picked or the width of the corrugated cardboard sheet 12 is changed, the suction duct 50 slides integrally with the slitter knife 22 and is positioned on the path of the trimming pieces 12a and 12b to be cut. .
[0024]
In FIG. 4, the suction duct 50 corresponding to the inlet portion of the suction removal mechanism is provided with a shutter mechanism 60 as a closing means in the vicinity of the connection portion with the tube 50a. As shown in FIG. 6, the shutter mechanism 60 includes a shutter plate 62 that slides so as to close a duct frame 61 serving as a suction path, and a cylinder 63 that opens and closes the shutter plate 62. The cylinder 63 includes a bracket 64. The piston rod 65 is fixed to the duct frame 61 via the bracket 66 and is connected to the shutter plate 62 via the bracket 66. If the cylinder 63 contracts and the shutter plate 62 closes the duct frame 61, the trimming piece 12a and the like that have been cut will not substantially have a suction action, so that the trimming piece 12a and the like pass over the suction duct 5. Will flow downstream.
[0025]
The plurality of slitters 24 in FIG. 9 can be decentered (offset) in the sheet width direction as shown in FIG. 10 without changing the overall positional relationship, but as a result of the offset, one side of the sheet (for example, the above-mentioned A narrow trimming piece 12a is generated on the driving side, and a wide trimming piece 12b is generated on the other side (for example, the operation side). A trimming mechanism 70 capable of trimming the wide trimming piece 12b in the sheet flow direction is provided. As shown in FIG. 7A, the cutting mechanism 70 includes a plurality of (for example, three) upper blades 71 concentrically coupled to each other at a small interval, and a lower blade 72 having the same configuration. A wide trimming piece is sandwiched between the upper blade 71 and the lower blade 72, and the sheet plays a role of cutting in the sheet flow direction.
[0026]
The upper blade 71 and the lower blade 72 are supported by the upper and lower moving members 36 (upper yoke and lower yoke), respectively, and are provided coaxially with the plurality of slitter knives 20, 22, and are similar to the slitter knives 20, 22. Further, the nut 36a is driven by the servo motor 40 based on the screw engagement between the screw shaft 38 and the nut 36a shown in FIGS. Further, as shown in FIG. 7B, like the above-described plurality of slitter blades 20 and 22, the upper blade 71 and the lower blade 72 of the upper and lower cutting mechanisms 70 are retracted from the trimming pieces by the cylinder 46. It can be turned.
[0027]
Next, a block diagram of the control system will be described based on FIG.
The high-order production management device 80 manages and controls the entire production of the corrugator line with cutting and the like. For the slitter device, the number of slitters, the width of the slitter, and the slitter (machine side center) A program for offsetting the sheet center is stored. Note that this program and the like can also be stored in the control device 42 attached to the slitter device itself. The control device 42 attached to the slitter device is connected to the upper production management device 80.
[0028]
A general-purpose operation unit 81 such as a keyboard or a touch panel is connected to the control device 42, and the positioning, loading / unloading of the slitter 24, opening / closing of the shutter mechanism 60, positioning of the shredding mechanism 70, and loading thereof are performed.・ The actuator drive unit for unloading is connected. That is, the servo drive unit 82 that drives the servo motor 40 that positions the plurality of slitters 24 in the axial direction (sheet width direction) is connected. A pulse generator 83 is provided as position detecting means for knowing the current position of each slitter 24, and the information is fed back to the servo drive unit 82.
[0029]
Further, a cylinder drive unit 84 for driving each slitter 24 between the load position and the unload position is connected to the control device 42, and the above-described cylinder 46 is operated based on the cylinder drive unit 84. Although only two sets of such servo drive units 82 and cylinder drive units 84 are shown in FIG. 8, the same number (for example, five sets) of slitters 24 is provided. Further, the control device 42 is provided with a cylinder drive unit 85 for driving the shutter mechanism 60 for closing the suction duct 50, whereby the cylinder 63 of FIG. 6 is operated and the suction duct 50 is closed. In addition, a servo drive unit 86 and a cylinder drive unit 87 are provided in order to position and adjust the shredding mechanism 70 of FIG. 7 in the axial direction coaxially with each slitter 24, and the servo drive unit 86 operates the servo motor 40. Then, the trimming mechanism 70 is positioned at an optimum position for trimming the wide trimming piece, and the cylinder driving unit 87 operates the cylinder 46 in FIG. 7 (b) to load the trimming mechanism 70 into the working position. To do.
[0030]
Next, an example of control during trimming will be described with reference to FIG.
An order for cutting (for example, the number of trimmings, the trimming width, etc.) is registered in the higher-level production management device 80 (S1). In S2, each slitter 24 is positioned and developed by center distribution so that the center of the entire slitter unit matches the sheet center. That is, the servo motor 40 is operated based on the number of picks and the width of the picks, and each slitter 24 is moved to a predetermined position. Further, the one-ear width (trimming piece width) in FIG. 9 is calculated.
[0031]
In the control of this example, the operation mode is set depending on whether the one-ear width that occurs evenly on both sides of the sheet by center distribution is in, for example, the A region, the B region, or the C region in FIG. For example, if the trimming piece width is about 5 to 50 mm, the slitter unit is operated with the normal center as a reference (center sorting). If the trimming piece width is in the range of 51 to 125 mm, for example, the slitter unit is operated. Offset to the sheet center, and trim the wide trimming piece.
[0032]
Further, if the trimming piece width is 126 mm or more, offset is performed, but shredding is not performed, and the shutter mechanism 60 of the suction duct 50 is closed. The reason why the normal mode and the two types of offset modes are set in this way is because the considerably wide trimming piece in the C region may be used later as some small product or gap material, etc. The purpose is to flow downstream without shredding. Even if it is wide, it is less useful for later use, so it can be said that it is easier to perform subsequent processing if it is cut and removed by suction. Here, the reference value 1 (for example, 50 mm) and the reference value 2 (for example, 125 mm) are set as threshold values for dividing the three areas A to C.
[0033]
If S3 and subsequent steps in FIG. 11 are viewed on the premise as described above, it is determined whether or not the trimming piece width is equal to or smaller than the reference value 1 in S3. As a result, uniform trimming pieces are generated on both sides of the sheet when the slitter unit is loaded, and the trimming pieces are sucked by the suction ducts 50 (S6). On the other hand, if it is determined in S3 that the reference value 1 is exceeded, the amount of offset is set so that the one-side width on the driving side, that is, the width of the trimming piece on the narrow side on the assumption of the offset becomes a predetermined set value in S7. Is calculated.
[0034]
That is, the trimming piece width on the narrow side is calculated within a range in which trimming can be surely performed by the meandering of the sheet and the like, while being easily sucked by the suction duct 50. For example, the narrow side can be set to about 10 mm. In S8, it is determined whether or not an error occurs in the machine condition when such offset is performed. The range of movement of each slitter unit 24 in the sheet width direction is limited due to mechanical reasons and wiring, and it is determined whether or not this range is exceeded. If a machine condition error is determined in S8, a warning is sent to the operator, such as operating a patrol light or siren in S5 ', and then the center allocation operation that does not offset after S5 is performed. In S9, each slitter unit 24 is determined to be an offset command and positioned and set, and in S10, an offset is executed. As a result, for example, as shown in FIG. 10, a narrow trimming piece 12a is generated on the driving side in the sheet width direction, and a wide 12b is generated on the opposite side (operation side).
[0035]
Further, in S11, it is determined whether or not the width of the trimming piece is equal to or smaller than the above-described reference value 2. If so, the shredding mechanism 70 in FIG. 7 is positioned in the sheet width direction and set at a position corresponding to the wide trimming piece 12b. At the same time, in S15, the cutting blades (upper blade 71 and lower blade 72) are loaded to the operating positions. As a result, in S16, the narrow trimming piece 12a on one side (drive side) in the sheet width direction is sucked by the suction duct 50 as usual, and the wide trimming piece 12b on the operation side is flown in the flow direction by the shredding mechanism 70. For example, after being cut into four strips, the suction duct 50 sucks them.
[0036]
On the other hand, if it is determined in S11 that the width of the wide trimming piece exceeds the reference value 2, the shutter mechanism 60 of the suction duct 50 on the operation side, that is, the side corresponding to the wide trimming piece is closed in S12. Accordingly, the narrow trimming piece 12a on the driving side is sucked by the suction duct 50 as usual in S13, but the wide trimming piece 12b generated on the operation side is substantially ineffective for the suction action by the suction duct 50. The piece 12b passes over the suction duct 50 and flows downstream. After being cut into a predetermined size by a rotary cutter or the like in the sheet width direction, the piece 12b is stacked on a stacker together with a normal cut product sheet portion (regular sheet product). It will be.
[0037]
FIG. 12 shows a specific numerical example using, for example, three sets of slitter units (slitter knife sets). The width of the base paper is 1800 mm, and as shown in FIG. When the width is 800 mm, the width of the ear (trimming piece width) is 100 mm on each side of the sheet. If the ear width is 100 mm, there is an obstacle to suction removal of this, so as shown in (b), the offset coordinates are developed, and the entire slitter knife set without changing the mutual interval (that is, the trimming width) Are integrally shifted in the sheet width direction from the operation side toward the driving side, for example. When such a shift width (offset width) is set to 90 mm, the ear width is 10 mm on the driving side in the sheet width direction, and the ear width is 190 mm on the operation side. This trimming piece having an ear width of 190 mm is easily stacked on the stacker without being cut since it can be effectively used later.
[0038]
FIG. 14 shows a state in which the wide trimming pieces 12b are stacked on the floor plate T together with the regular sheet product. The stacking height can be set to about 1800 mm, for example. Such a stacker sheet group as the output of the corrugator line is discharged to, for example, an intermediate stock yard when a box making process is scheduled later. Here, since the wide trimming piece 12b is wide, it is difficult to collapse laterally during discharging in the stacking process or stacking state. In other words, one of the reasons for cutting the trimming pieces in the region B in FIG. 13 is that the trimming pieces are likely to collapse when stacked together with the regular sheet product.
[0039]
In the above description, the suction duct 50 is located on the lower side of the conveyance path of the sheet 12 as shown in FIG. 1, but it may be arranged on the upper side as shown in FIG. In this case, the suction duct 50 is attached to the upper slitter unit 32, and the trimming pieces are sucked up and collected obliquely upward.
[0040]
Further, in addition to the scissor cutting method using the two-blade slitter knives 20 and 22 shown in FIG. 16A, the single-blade slitter knife 90, 91 or 92 shown in FIGS. It may be. The single blade is as thin as about 3 mm, for example, and is rotated about 2 to 4 times in the same direction as the sheet feeding speed (line speed) to cut the sheet. Such a slitter knife 90 may be received by a brush 93 or may be received by a laminated ring 94 that can be elastically deformed as shown in FIG. Furthermore, as shown in (d), the slitter blade 92 may be configured to enter between two receiving disks 96 that are normally biased in the approaching direction by a spring 95.
[0041]
In the description of the flowchart of FIG. 11, the slitter unit (slitter knife assembly) is first positioned by center allocation, and then offset is performed as necessary. The positioning operation of the slitter knife assembly is illustrated in FIG. 11. The positioning operation of the slitter knife group can be completed only once after the calculation of the presence or absence of the offset and the calculation of the offset amount when the offset is necessary. In other words, if there is no need for offset, the slitter unit is deployed by center allocation, and if there is an offset, it is directly positioned and deployed to the final offset position.
[0042]
Further, in the above description, when the slitter group is offset (shifted), the servo motor 40, which is an actuator for originally positioning the slitter group in accordance with the number of picks and the picking width, is used. However, instead of this, a dedicated offset actuator may be provided. For example, as conceptually shown in FIG. 17, a machine frame 98 is installed on a base 96 via a linear bearing 97 so as to be slidable in the seat width direction, and the group of slitters 24 is supported on the machine frame 98. In addition, by moving the machine base frame 98 with a drive mechanism such as the screw shaft 99 and the motor 100, the group of slitters 24 together with the machine base frame 98 can be shifted in the sheet width direction.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing the position and details of a slitter device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view thereof.
FIG. 3 is a partial front view showing an example of a slitter moving mechanism.
FIG. 4 is a front view illustrating an example of a trimming piece collecting unit.
FIG. 5 is a plan view of FIG. 4;
FIG. 6 is a cross-sectional view schematically showing a shutter mechanism provided in a suction duct.
FIG. 7 is a diagram schematically showing an example of a shredding mechanism.
FIG. 8 is a block diagram showing an example of a control system.
FIG. 9 is a plan view showing an example of a normal cutting arrangement.
FIG. 10 is a plan view showing an example of a cutting arrangement at the time of offset.
FIG. 11 is a flowchart illustrating an example of control during trimming.
FIG. 12 is a diagram showing a more specific example of offset.
FIG. 13 is a diagram illustrating an example of an operation mode including an offset during trimming.
FIG. 14 is a view showing an example in which wide trimming pieces are stacked together with regular sheet products.
FIG. 15 is a view showing a modified example of the arrangement of the suction ducts.
FIG. 16 is a diagram showing several types of slitter blades.
FIG. 17 is a diagram showing a modified example of a drive system that performs an offset operation.
FIG. 18 is a diagram showing a general concept of trimming.
[Explanation of symbols]
10 Slitter and scorer device
18 Slitter device
20, 22 Slitter knife
24 Slitter knife set (Slitter)
34 Guide rail
36 Moving member
40 Servo motor
46 cylinders
50 Suction duct
60 Shutter mechanism
61 Duct frame
62 Shutter plate
63 cylinders
70 Shredding mechanism
71 Upper blade
72 Lower blade

Claims

When a predetermined sheet is cut in a sheet feeding direction by a plurality of slitter blades, and the trimming pieces are formed with equal widths on both sides of the sheet by aligning the cutting centers of the plurality of slitter blades with the sheet center of the sheet. A trimming piece collecting means for sucking and collecting trimming pieces generated on both sides of the sheet, and when the width of the trimming pieces is larger than a predetermined width, the cutting centers of the plurality of slitter blades are separated from the sheet center. comprising a cutting offset means for relatively offset in a direction intersecting the sheet feeding direction, and to so that is caused said the one narrow on both sides of the sheet, wider trimming piece to the other by the cutting offset means slitter In the device
Closing means for closing at least the trimming piece collecting means on the side where the wide trimming piece is generated, and shredding that enables the trimming piece collecting means to collect the wide trimming piece in parallel with the feeding direction of the sheet. Means and
When the width of the wide trimming piece is in the first wide area, the trimming piece that has been shredded by the shredding means without operating the closing means of the trimming piece collecting means while operating the shredding means. When the width of the wide trimming piece is in the second wide area wider than the first wide area, the trimming piece collection means is operated without operating the shredding means. A slitter device having a trimming function, characterized by comprising control means for operating the closing means of the means to pass the wide trimming piece downstream as it is.

2. The slitter device according to claim 1 , wherein the trimming means is coaxial with the plurality of slitter blades and is movable in an axial direction thereof .