JP3618087B2 - 組立知育玩具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組棒部材と連結部材を用い、種々の平面的な拡がりを有する平面形状体や立体的な拡がりを有する立体形状体を組み立てたり、組み立てられたさまざまな形状体の内部空間の大きさ等を比較して学習ができる幼児又は低学年児童向けの組立知育玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数本の組棒部材の端部を連結具を用いて連結し、種々の平面的な拡がりを有する平面形状体や立体的な拡がりを有する立体形状体を組み立てることができる組立知育玩具は、これまでにも、多くの発明や考案がなされており、種々のものが提案されている。
【0003】
その一例として、実開平2−58498号公報に開示されたものは、連結パイプと、同じ太さの複数の連結肢を有する弾性連結具で構成され、連結具の各連結肢は、平面内において隣り合う連結肢の隣接角度が、使用する時の角度よりも大きく(120度に)設定されていて、連結肢は使用時にその基部から好みの方向に折り曲げて必要な角度に調整して使用するようにできている。
【0004】
この組立知育玩具では、複数本の連結パイプと、各コーナー部でこれらの連結パイプ端部を連結するのに必要な数の連結肢を有する複数個の連結具を用意すれば、組立知育玩具とされるさまざまな平面形状体や立体形状体を組み立てることができる。
【0005】
例えば、最も基本的な正方形の形状体を組み立てるには、所定長の連結パイプ4本と、2つの連結肢を有する連結具4個を用意し、各連結具の2つの連結肢を90度に折り曲げて連結パイプ端部に差し込んで連結すれば、正方形の形状体を組み立てることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記する構成の組立知育玩具では、連結具が弾性資材でできていて、隣り合う連結肢の隣接角度は、使用する時に必要な角度より大きい角度に設定されているため、使用時に連結肢を折り曲げて角度調整を行うと、連結肢は、弾性により伸展傾向を示すので、先に、連結肢を必要な角度に折り曲げておいて、そのまま連結パイプの端部に差し込んで連結することはできないものである。
【0007】
従って、実際の組み立て作業では、先に、連結肢を連結パイプの一方の端部に差し込んでから、連結パイプを手に持って連結肢を折り曲げ、この状態を保持して他方の連結パイプ端部を連結するような組み立て手法等が必要で、作業性が悪いものである。また、このような組み立て作業には、ある程度の手先の器用さや、作業の手順などが要求されるので、簡単な平面形状体を組み立てるにしても、幼児や低学年児童等にとっては、一人で思い通りに組み立てることは難しいものである。
【0008】
また、上記するように、弾性資材でできた連結具では、目的の形状体を組み立てた後も、組み立て時に折り曲げた連結肢が伸長傾向を示すので、時間の経過とともに連結肢が連結パイプの端部から抜け出て形状体が自然に形崩れするようなこともあり、組み立てた後の形状体の安定性にも不安がある。
【0009】
さらに、上記する構成の組立知育玩具では、各コーナー部には、それぞれ1個の連結具が使用され、この連結具には、コーナー部で連結する連結パイプ数と同数の連結肢が必要になるので、コーナー部で連結する連結パイプ数に合わせて連結肢数の異なる多種類の連結具を、それぞれに多数個を用意しなければならず、部品の種類が多くなって取り扱い面から煩雑となる。
【0010】
そこで、本発明は、上記するような課題を解決するためになされたもので、部品の種類を少なくして平面形状体から立体形状体まで、誰でも簡単確実に組み立てができ、しかも、組み立てた後の形状体は、安定性にも優れた組立知育玩具を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る組立知育玩具は、複数の組棒部材を連結部材によって組立てる組立知育玩具であって、組棒部材は、両端面から背向的に連結孔を設けた一対の棒状体と、両端部断片と中央部断片とに分割され、両端部断片間に中央部断片を同心状に配し、互いに回動自在に軸結合した連結芯体を備え、前記一対の棒状体を連結芯体側面に添接状に配し、片方の棒状体を両端部断片に、他方の棒状体を中央部断片に結合して連結芯体の軸心を中心に連結芯体回りに回動自在に構成してなり、連結部材は、角付きで2方向に延びる直状の外縁を有し、外縁端に接する両端面に、棒状体の連結孔に嵌合自在な連結肢をそれぞれ突設し、両方の連結肢の隣接角度を所定の固定角に設定し、両方の連結肢を対応する棒状体の連結孔に嵌合させた状態で、連結部材の外縁を、連結芯体の中心延長線上に合致させることを特徴とする。
【0012】
ここで、組棒部材及び連結部材は、材質的な制約はないが、一般には、合成樹脂材による成形品とされる。
【0013】
また、組棒部材で、連結芯体の側面に添接状に結合した一対の棒状体は、連結芯体の軸心を中心にして個々に連結芯体回りを自由に回動することができるが、汎用の組棒部材としては、一方の棒状体を固定した状態で、他方の棒状体は、連結芯体回りを180度を超える範囲で回動できるようにするのが好ましい。
【0014】
また、棒状体の両端部の連結孔に対しては、連結部材の連結肢は適宜の深さに差し込まれ、摩擦力を発揮して抜止めが図られるので、両者の断面形態としては、回動がなく、所定の方向、すなわち、連結部材の外縁を連結芯体の軸心延長線上に合致させるように方向付けして差し込まれるようになっている。
【0015】
このように構成された本発明に係る組立知育玩具によれば、組み立てる平面形状体又は立体形状体に合わせて必要とされる本数の組棒部材と、これら組棒部材の棒状体を連結するのに必要な数の連結部材を用意する。
【0016】
この時に用意する連結部材は、その隣り合う両方の連結肢の隣接角度を、組み立てる平面形状体又は立体形状体の角部の角度に合わせたものを選ぶ。
【0017】
目的の形状体の組み立ては、隣り合う棒状体の端部を突き合わせるようにして連結孔に連結部材の連結肢を差し込んで連結するだけで誰でも簡単に目的とする平面形状体又は立体形状体は組み立てられる。
【0018】
ここで、連結部材の連結肢は棒状体の連結孔に無理なくしっかり差し込まれるので、組み立てた後で連結肢が連結孔から自然に抜け出すようなことがなく、組み立てられた形状体は、長期に亘って形崩れがなく安定する。
【0019】
本発明に係る組立知育玩具において、棒状体は、連結芯体の軸心から所定の角度をとって両側面を連結芯体外に突出させ、両側面間に外方面を形成した断面二等辺三角形状柱体の一部をなす略台形状断面形態とし、連結部材は、連結肢を対応する棒状体の連結孔に嵌合させた状態で、両側面を棒状体側面に合致させて連続性を持たせる断面二等辺三角形状柱体からなり、連結部材の両側面が連結芯体の軸心延長線上で接合して形成する稜線を外縁とし、連結部材の片方の端面から角部までの外縁の長さを、両方の連結肢の隣接角度に関係なく、所定の長さに設定した構成にすると、組棒部材では、その連結芯体と一対の棒状体との組み合わせ結合関係が、連結芯体の側面に接して略断面台形状をなす棒状体を突出させた形態となり、また、形状体を組み立てた時に、連結部材により連結された棒状体と連結部材との連結関係は、棒状体上に連結部材の端部が延長状に結合した形を採り、連結部材の外縁は連結芯体の端部で連結芯体の軸心延長線上に合致するので、この連結芯体の軸心延長線上で角付きで2方向に延びる連結部材の外縁の角度によって組み立てられる形状体の各角部の連結角度が明確に表されてこれを容易に認識することができる。
【0020】
また、外観的には、組み立てられた形状体は、あたかも、基本的断面形態を同じくする棒状体と連結部材とで組み立てられた態様のものとなり、人目を惹く形状体に仕上がる。
【0021】
また、連結部材の片方の外縁の長さ、つまり、連結部材の片方の端面から角部までの外縁の長さを、両方の連結肢の隣接角度に関係なく、所定の長さに設定すると、特定の形状体に限らず、複雑な形状体を組み立てる時に、形状体の各角部では連結部材の外縁の角部がそろってきれいに仕上がる。
【0022】
また、連結部材により複数の組棒部材の棒状体を連結して組み立てられる平面形状体において、連結部材で連結された棒状体と連結部材により形状体内に囲まれる空間が形成されるので、この空間に合わせて面板を作り、この面板縁と、これに対応する棒状体の外方面に空間面板結合手段を設けた構成にすると、この面板結合手段としては、面板縁と棒状体外方面に設けた凹凸嵌合部で構成することができる。例えば、この凹凸嵌合部として、面板縁に突起を設け、これに対応して棒状体の外方面に凹部を設け、目的の平面形状体を組み立てる段階で、連結芯体に対する棒状体の回動を利用して棒状体の外方面に設けた凹部に面板縁に設けた突起を嵌合させようにして形状体を組み立てると、連結部材で連結された棒状体と連結部材により形状体内に囲まれる空間には面板が張設されて、組み立てた平面形状体の各面の形態がより明確に表され、形状体の理解度及び利用度を高めることができる。また、組み立てた平面形状体は面板の張設により、外圧に対する耐圧性が向上して形態の安定性にも優れたものになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
【0024】
図1は本発明の実施の形態を示す組立知育玩具の一部を断面で示す正面図である。
【0025】
図1において、Aは組立知育玩具、すなわち、ここでは平面形状体を示し、この形状体は、組棒部材1と連結部材2によって組み立てられている。
【0026】
組棒部材1と連結部材2は、特に、材質的な制約はないが、実施の形態では、合成樹脂材による成形品で構成している。
【0027】
組棒部材1は、図2,3に示すように、両端面から体内向けに背向的に連結孔3を設けた一対の棒状体4と、両端部断片5aと中央部断片5bとの3片に分割され、両端部断片5a間に中央部断片5bを同心状に配し、中央部断片5bの両端面中央に設けた支軸6を、対応する両端部断片5aの内端面に設けた軸受け凹部7に嵌合させて分離不能に軸結合した連結芯体5を備え、前記一対の棒状体4を連結芯体5の側面に添接状に配し、片方の棒状体4を両端部断片5aの側面に結合し、他方の棒状体4を中央部断片5bの側面に結合し、両方の棒状体4は連結芯体5の軸心を回動中心にして連結芯体5回りに回動自在にしている。
【0028】
実施の形態では、組棒部材1の棒状体4は、連結芯体5の軸心から所定の角度をとって両側面を連結芯体5外に突出させ、両側面間に外方面を形成した断面二等辺三角形状柱体の一部をなす略台形状断面形態、つまり、棒状体4は、その外方面に対して両側面の間隔を連結芯体5向けに対向的に狭めた断面形態とし、この棒状体4が連結芯体5回りに回転する角度は、汎用性を考慮して設定されるが、実施の形態では、片方の棒状体4を固定した状態で、他方の棒状体4は連結芯体5回りを180度を超える範囲で回転可能にしている。
【0029】
連結部材2は、図4,5に示すように、角付きで2方向に延びる直状の外縁9を有し、この外縁9端に接する連結部材2の両端面に、棒状体4の連結孔3に嵌合自在な連結肢8をそれぞれ突設し、両方の連結肢8の隣接角度を所定の固定角に設定している。すなわち、連結部材2の両端面に突設した2つの連結肢8の隣接角度は、組み立てる形状体の角部の角度に合わせて設定されるもので、図4,5に示す連結部材2では、連結部材2の両端面に突設した2つの連結肢8の隣接角度を90度に設定している。これは隣り合う棒状体4を直角に連結するためのものである。
【0030】
また、連結部材2は、連結部材2の連結肢8を対応する棒状体4の連結孔3に嵌合させた状態で、棒状体4上において、連結部材2の両側面を棒状体4の両側面に合致させて連続性を持たせるために、棒状体4と基本的断面形態を同じくする断面二等辺三角形状柱体からなるもので、角付きで2方向に延びる連結部材2の外縁9としては、連結部材2の両側面が連結芯体5の端部で連結芯体5の軸心延長線上で断面V字状に接合して形成する稜線を外縁9としている。
【0031】
また、連結部材2の連結肢8は、棒状体4の連結孔3に対し、適宜の深さまで差し込まれ、摩擦力を発揮して抜止めが図られるもので、両者の断面形態は、回動がなく、連結部材2を所定の方向、すなわち、連結部材2の外縁9を連結芯体5の軸心延長線上に合致させるように方向付けして差し込まれるようになっており、実施の形態では、断面を台形状にしている。
【0032】
また、連結部材2の片方の外縁9の長さa、つまり、連結部材2の端面から外縁9上の角部までの片方の外縁9の長さaは、連結部材2の両端面に突設した2つの連結肢8の隣接角度に関係なく、所定の長さに設定している。実施の形態では、この片方の外縁の長さaは、次のようにして設定されている。
【0033】
すなわち、本発明に係る組棒部材1と連結部材2を使用して組み立てられる辺数の最も少ない平面形状体は、正三角形の形状体となる。そこで、図6に示すように、正三角形の平面形状体を組み立てるのに使用する連結部材2で、連結される隣り合う2本の棒状体4の端部が互いに干渉しないようにして、連結部材2の両端面を最接近させた状態で求められる片方の外縁9の長さaを、最小の長さに設定している。
【0034】
こうして、例えば、図7に示すような正六角形の平面形状体の組み立てに使用される連結部材2などを含め、他の平面形状体又は立体形状体を組み立てるのに使用する全ての連結部材2の片方の外縁9の長さを、最小の長さaに合わせて作っておけば、使用する組棒部材1の全長をbとし、この組棒部材1の棒状体4両端の連結に使用する2つの連結部材2の外縁9の長さを合わせた形状体の辺の長さcは、c=2×a+bとなり、複雑な形状体を組み立てる時に、連結部材2の2つの連結肢8の隣接角度とは無関係に、形状体の各角部では連結部材2の外縁9の角部がそろってきれいな仕上がりを見せる。
【0035】
本発明に係る組立知育玩具では、目的の平面形状体を組み立てる上で、連結された棒状体4と連結部材2によって形状体内に囲まれる空間が形成されるので、この空間には、必要に応じて面板10を張設するようにしている。
【0036】
このために、実施の形態では、予め、前記空間に合わせて作られた面板10が用意され、この面板10縁に突起11を設け、これに対応して棒状体4の外方面に凹部12を形成している。空間に対する面板10の張設は、形状体を組み立てる段階で行われ、連結芯体5に対する棒状体4の回動を利用して、面板10縁に設けた突起11を対応する棒状体4の外方面に設けた凹部12に嵌合させている。
【0037】
上記構成において、本発明に係る組立知育玩具、すなわち、目的の形状体Aを組み立てるには、形状体Aに必要とされる本数の組棒部材1と、これら組棒部材1の棒状体4の端部を連結するのに必要な数の連結部材2を用意する。ここで連結部材2は、その両端面の2つの連結肢8の隣接角度を、組み立てる形状体Aの角部の角度に合わせたものを選んで用意する。
【0038】
図1に示すような、独立した平面形状体Aを組み立てる時は、組棒部材1の棒状体4は、片方の棒状体4を使用して隣り合う棒状体4の端部を突き合わせるようにして連結孔3に連結部材2の連結肢8を差し込んで連結して組み立てる。
【0039】
図8に示すような、複数の平面形状体を展開状に連結してなる平面連結形状体B(図8では、正三角形の平面形状体6個を展開状に六角形状に連結している。)を組み立てる時は、形状体Bの場所によって組棒部材1の棒状体4は、両方の棒状体4と片方の棒状体4を選択的に使用し、隣り合う棒状体4の端部を突き合わせるようにして連結孔3に連結部材2の連結肢8を差し込んで組み立てる。
【0040】
また、立体形状体を組み立てる時は、組棒部材1の棒状体4は両方の棒状体4を使用して組み立てる。例えば、立体形状体の底面部をなす形状体の組み立てに組棒部材1の片方の棒状体4を使用し、他方の棒状体4は底面部となる形状体から立ち上げる側面部をなす形状体の組み立てに使用する。
【0041】
また、平面形状体を組み立てる上で、連結に使用された棒状体4と連結部材2によって形状体内に囲まれる空間に、面板10を張設する時は、予め、空間に合わせて作られた面板10を用意しておき、図1に示すように、形状体を組み立てる段階で棒状体4の回動を利用して、棒状体4の外方面に設けた凹部12に、面板10縁に設けた突起11を嵌合させて形状体を組み立てる。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、本発明によれば、連結芯体回りに回動自在に結合した一対の棒状体を有する組棒部材と、角付きで2方向に延びる直状の外縁と、両端面にそれぞれ突設した連結肢を有し、この2つの連結肢の隣接角度を固定角に設定した連結部材を用い、組棒部材の棒状体端部の連結孔に、連結部材の連結肢を差し込んで隣り合う棒状体端部を連結するだけで、平面形状体及び立体形状体を問わず、目的の形状体が誰でも簡単確実に組み立てられるので、幼児又は低学年児童等を対象にした組立知育玩具として優れたものである。
【0043】
また、目的の形状体を組み立てる段階で、連結された棒状体と連結部材により形状体内に囲まれる空間には、面板の張設も可能であるので、組み立てた形状体の各面の形態がより明確に表され、形状体の理解度及び利用度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立知育玩具とされる平面形状体の一部を断面で示す正面図である。
【図2】本発明に係る組立知育玩具とされる四角形の形状体を組み立てる組棒部材の一部を断面で示す正面図である。
【図3】図2の組棒部材の平面図である。
【図4】本発明に係る組立知育玩具とされる四角形の形状体を組み立てる連結部材の正面図である。
【図5】図4の連結部材の側面図である。
【図6】本発明に係る組立知育玩具とされる正三角形の形状体を組み立てる連結部材の正面図である。
【図7】本発明に係る組立知育玩具とされる正六角形の形状体を組み立てる連結部材の正面図である。
【図8】本発明に係る組立知育玩具とされる平面連結形状体の正面図である。
【符号の説明】
1 組棒部材
2 連結部材
3 連結孔
4 棒状体
5 連結芯体
5a 両端部断片
5b 中央部断片
6 支軸
7 凹部
8 連結肢
9 外縁
10 面板
11 突起
12 凹部
a 片方の外縁の長さ
A,B 平面形状体(組立知育玩具)

Claims (3)

  1. 複数の組棒部材を連結部材によって組立てる組立知育玩具であって、組棒部材は、両端面から背向的に連結孔を設けた一対の棒状体と、両端部断片と中央部断片とに分割され、両端部断片間に中央部断片を同心状に配し、互いに回動自在に軸結合した連結芯体を備え、前記一対の棒状体を連結芯体側面に添接状に配し、片方の棒状体を両端部断片に、他方の棒状体を中央部断片に結合して連結芯体の軸心を中心に連結芯体回りに回動自在に構成してなり、連結部材は、角付きで2方向に延びる直状の外縁を有し、外縁端に接する両端面に、棒状体の連結孔に嵌合自在な連結肢をそれぞれ突設し、両方の連結肢の隣接角度を所定の固定角に設定し、両方の連結肢を対応する棒状体の連結孔に嵌合させた状態で、連結部材の外縁を、連結芯体の中心延長線上に合致させることを特徴とする組立知育玩具。
  2. 棒状体は、連結芯体の軸心から所定の角度をとって両側面を連結芯体外に突出させ、両側面間に外方面を形成した断面二等辺三角形状柱体の一部をなす略台形状断面形態とし、連結部材は、連結肢を対応する棒状体の連結孔に嵌合させた状態で、両側面を棒状体側面に合致させて連続性を持たせる断面二等辺三角形状柱体からなり、連結部材の両側面が連結芯体の軸心延長線上で接合して形成する稜線を外縁とし、連結部材の片方の端面から角部までの外縁の長さを、両方の連結肢の隣接角度に関係なく、所定の長さに設定したことを特徴とする請求項1記載の組立知育玩具。
  3. 連結部材により複数の組棒部材の棒状体を連結して組み立てられる平面形状体において、連結部材で連結された棒状体と連結部材により形状体内に囲まれる空間に合わせて面板を作り、この面板縁と、これに対応する棒状体の外方面に、面板結合手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の組立知育玩具。
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