JP3617097B2 - モータの出力軸構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車の窓ガラス昇降用に使われるパワーウィンドモータなどのウォームを有するモータの出力軸構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パワーウィンドモータなどのように、低回転・高トルク型のモータとしてウォームギヤ付きモータが使用される。
【0003】
以下に従来のウォームギヤ付きモータの出力軸構造について説明する。
図3は従来のモータの出力軸構造を示す部分断面図である。
【0004】
図3において、先端にウォームネジを形成したモータ軸1の回転力は、前記ウォームネジと噛み合うウォームホイール2へと伝達され、さらにダンパーゴム3を介して出力板4へと伝達される。以上の部品はギヤケース5の中に収納されるが、出力板4のフランジ面4aの軸芯部に突出する出力軸部4bはギヤケース5の穴5aより露出している。ウォームホイール2はハスバ歯車であるために回転トルクを伝達する際に出力軸スラスト方向の力を発生するが、ギヤケースから遠ざかる方向へ力が発生した場合にその方向への動きを規制するために出力軸部4bにプッシュナット7が装着される。出力軸部4bは相手機器との嵌合部となり回転トルクを伝達する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構造では、出力軸部4bの大きさはギヤケース5の穴5aよりも小さくなくてはならず、相手機器との嵌合部としてギヤケースの穴5aより大きな形状が必要な場合、前記出力軸部4aに別途出力軸キャップ6を装着する必要がある。また、出力板4はプレス部品であるため複雑な形状とすることができず、たとえば出力軸にピニオン軸が必要な場合は外形形状がピニオン形状となる出力軸キャップが必要となる。
【0006】
このように、出力軸部がそのまま相手機器との嵌合部とならない場合に別途出力軸キャップが必要となるために部品点数が増え、組立工数も増えることとなる。
【0007】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、相手機器との嵌合部の形状如何にかかわらず、部品点数も組立工数も増えることのないモータの出力軸構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明のモータの出力軸構造は、出力板の出力軸部に内接嵌合される出力軸キャップが、出力軸のスラスト方向の動きを規制するとともに、出力軸キャップの外形形状が相手機器との嵌合部となっている。
【0009】
【作用】
上記構成により、出力軸キャップが出力軸のスラスト方向の動きの規制と相手機器との嵌合という2つの機能を有し、結果として部品点数を1つ減らすことができ組立工数も減ることになる。
【0010】
【実施例】
以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1において、先端にウォームネジを形成したモータ軸1の回転力は、前記ウォームネジと噛み合うウォームホイール2へと伝達され、さらにダンパーゴム3を介して出力板4へと伝達される。以上の部品はギヤケース5の中に収納されるが、出力板4のフランジ面4aの軸芯部に突出する出力軸部4bはギヤケース5の穴5aより露出している。図2において、前記出力軸部4bには出力軸キャップ6が内接嵌合され、前記出力軸キャップ6の頭頂部6aの外形形状は四角形状で相手機器との嵌合部となり、反頭頂部側にはつば6bを設けて出力軸のスラスト方向の動きを規制している。このように、従来プッシュナット7の出力軸スラスト方向の動きを規制する機能と、出力軸キャップの相手機器との嵌合の機能の2つの機能を1つの部品に持たせることにより、部品点数の削減,組立工数の削減をはかることができる。
【0012】
上記実施例においては出力軸キャップ頭頂部の外形形状を四角形状としているが、四角形以上の多角形形状でもよいし、ピニオン形状でもよく強いては相手機器に嵌合する形状であればどんな形状でもよい。
【0013】
また、出力軸のスラスト方向の動きを規制する出力軸キャップの反頭頂部側をつば付きとしているが、反頭頂部側に出力軸スラスト方向の力を受ける面が充分に確保されているのであれば、特につばをつける必要はなく反頭頂部側の面を頭頂部胴体断面形状そのままとしてもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明は、出力板の出力軸部に内接嵌合される出力軸キャップが、出力軸のスラスト方向の動きを規制するとともに、前記出力軸キャップの外形形状が相手機器との嵌合部となることにより、相手機器との嵌合部形状如何にかかわらず部品点数,組立工数の削減をはかることができ安価なモータが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるモータの出力軸構造を示す部分断面図
【図2】本発明の一実施例におけるモータの出力軸構造の主要構成部品の外観斜視図
【図3】従来のモータの出力軸構造を示す部分断面図
【符号の説明】
1 モータ軸
2 ウォームホイール
3 ダンパーゴム
4 出力板
4a フランジ面
4b 出力軸部
5 ギヤケース
6 出力軸キャップ
7 プッシュナット
Claims (3)
- 先端にウォームネジを形成したモータ軸と、前記ウォームネジと噛み合って前記モータ軸の回転トルクを伝達するウォームホイールと、前記ウォームホイールと同軸上に配置されるとともに前記ウォームホイールより直接またはダンパーを介して回転トルクを受け、フランジ面の軸芯部に突出した出力軸部を有する出力板と、これら部品を収納するギヤケースと、前記ギヤケースの穴より露出した前記出力板の出力軸部に内接嵌合される出力軸キャップを備え、前記出力軸キャップが出力軸のスラスト方向の動きを規制するとともに、前記出力軸キャップの外形形状が相手機器との嵌合部となることを特徴とするモータの出力軸構造。
- 出力軸キャップの外形形状が四角形以上の多角形形状であることを特徴とする請求項1記載のモータの出力軸構造。
- 出力軸キャップの外形形状がピニオン形状であることを特徴とする請求項1記載のモータの出力軸構造。
Priority Applications (1)
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JP01258895A JP3617097B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | モータの出力軸構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH08205472A JPH08205472A (ja) | 1996-08-09 |
JP3617097B2 true JP3617097B2 (ja) | 2005-02-02 |
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ID=11809524
Family Applications (1)
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JP01258895A Expired - Fee Related JP3617097B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | モータの出力軸構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3617097B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP01258895A patent/JP3617097B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08205472A (ja) | 1996-08-09 |
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