JP3616758B2 - Endoscope washing device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡を洗滌するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−194533号公報や特開平8−275917号公報には、洗滌槽に納まる内視鏡の管路にワイヤブラシを自動挿入して管路内部を洗滌するための装置が開示されている。洗滌槽の外には、ワイヤブラシを内視鏡に対して前進・後退させることができるようにワイヤブラシに対して使用する駆動ローラを内蔵した案内ボックスが設けられている。ワイヤブラシは、案内ボックスを通過して内視鏡の内側にまで延び、洗滌用の水は案内ボックスを通過してワイヤブラシに沿って内視鏡の内側へと進む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の装置において、内視鏡の洗滌終了後には案内ボックスに洗滌用の水が滞留したり、洗滌中にワイヤブラシに付着した汚物が残ったりすることを避け難い。一般に、ワイヤブラシを案内ボックスへ導き入れるためのパイプ、およびワイヤブラシを案内ボックスから内視鏡へ導き入れるためのパイプは、案内ボックスの底よりも上方において案内ボックスに接続されているから、そのパイプの接続部位と底との間に洗滌用の水等が滞留する。こうしたものが滞留することは、案内ボックス内部を非衛生的な状態にすることの一因となる。
【0004】
この発明は、前記従来の内視鏡洗滌装置の改良に係り、ワイヤブラシを導くための案内ボックス等の部位に洗滌用の水等が滞留することの防止を課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題解決のために、この発明が対象とするのは、内視鏡を洗滌槽に納め、前記洗滌槽に洗滌用の水を供給して前記内視鏡を洗浄するための装置である。
【0006】
かかる装置において、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記洗滌槽の外には、前記洗滌槽に通水可能につながる第1手段と第2手段との少なくとも一方が設けられる。前記第1手段は、前記内視鏡の内側へ洗滌用の水とともに進入してその内側を洗滌することができるワイヤブラシを駆動するためのものであり、前記第2手段は、前記洗滌槽内部のガスを排出するためのものである。前記第1手段には、前記内視鏡の内側へ向かう洗滌用の水が滞留する第1部位が含まれ、前記第2手段には前記洗滌槽の内部から外へ向かう水が滞留する第2部位が含まれる。これら第1、第2部位のいずれかには、そこに滞留した水を強制的に排出可能な排水手段が設けられている。
【0007】
この発明には、次のような好ましい実施態様がある。
(1)前記第1手段が前記ワイヤブラシを前記内視鏡の内側に対して前進・後退させる駆動部材を有し、前記駆動部材が前記洗滌槽の外に位置して前記ワイヤブラシと前記洗滌用の水とを前記内視鏡へ向かって通過させることが可能な案内ボックスに納められ、前記案内ボックスに前記排水手段が設けられている。
(2)前記案内ボックスには、前記ワイヤブラシを前進・後退可能に納めるとともに前記洗滌用の水を前記案内ボックスへ向かって流すことが可能なパイプが前記案内ボックスの底部よりも上方に接続し、前記底部には前記排水手段が接続している。
(3)前記第2手段が前記洗滌槽から外へ延びる排気管を有し、その排気管には前記洗滌槽から流れて来る水分を捕捉可能なトラップが取り付けられており、前記トラップに前記排水手段が設けられている。
(4)前記排水手段が、アスピレータおよび排水ポンプのいずれかを含む。
(5)前記アスピレータが逆流防止弁を備えたものである。
(6)前記装置が複数個の前記案内ボックスを有し、前記案内ボックスのそれぞれに前記アスピレータが連結している。
【0008】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照して、この発明に係る内視鏡洗滌装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0009】
図1は、この発明に係る内視鏡洗滌装置を構成する洗滌槽3の頂面図であって、洗滌槽3は蓋4が開いた状態にあり、この蓋4がヒンジ5によって洗滌槽3に取り付けられている。洗滌槽3には、使用後の内視鏡2が洗滌のために納められ、給水口13,14からは洗滌用の水を供給可能である。その洗滌用の水には、アルカリ水や酸性水、水道水が使用される。これら洗滌用の水の供給条件は、洗滌槽3に付属する操作パネル(図示せず)によって設定することができる。洗滌槽3内の水は、排水口15から外へ出る。内視鏡2は慣用のもので、コネクター部17、ユニバーサルコード部18、操作部19、および挿入部21等を有する。操作部19には、鉗子挿入口22、吸引ボタン挿入口23等が設けられている。
【0010】
かかる洗滌槽3の側壁3aからは、フレキシブルな2本の連結管26,226が洗滌槽3の内部へ延び、連結管26,226からは2本のワイヤブラシ31,231が延びている。ワイヤブラシ31,231は、ワイヤ部33,233と、ワイヤ部33,233先端のブラシ部36,236とを有し、それぞれが連結管26,226の先端からの進出と後退とが可能である。連結管26,226は、内視鏡2の鉗子挿入口22と吸引ボタン挿入口23とのそれぞれに着脱可能である。ワイヤブラシ31,231は、ワイヤ部33,233がブラシ部36,236とともに内視鏡2の内側、すなわち管路の奥部に向かって前進・後退を反復することにより、管路内部をブラッシング洗滌することができる。
【0011】
内視鏡2に対して洗滌水として供給される好ましいアルカリ水はpH11.0以上、酸化還元電位(ORP)−800mV以上のもので、使用後の内視鏡に付着している血液その他のタンパク質の汚れを溶解するために使用される。好ましい酸性水はpH2.7以下、残留塩素濃度20〜60mg/l、酸化還元電位+1100mV以上のもので、内視鏡2に付着している細菌等を死滅させる殺菌剤として使用される。水道水は、内視鏡2を予めすすぐときや殺菌後にすすぐとき等に使用される。
【0012】
洗滌槽3の外側には、内視鏡洗滌装置を構成する第1洗滌装置51と第2洗滌装置52とガス排出手段370(図5参照)とが取り付けられている。この発明における内視鏡洗滌装置は、第1,第2洗滌装置51,52およびガス排出手段370のいずれか一つが洗滌槽3に設けられているものであるが、以下ではこれら装置51,52と手段370とが設けられている装置について説明する。また、第1洗滌装置51と第2洗滌装置52とは、同じ構造を有するものであるから、以下では第1洗滌装置51についてのみ説明する。
【0013】
図1における第1洗滌装置51は、洗滌槽3を外側から囲むようにほぼ3/4周して延びるパイプ部56に納められたワイヤブラシ31と、ワイヤブラシ31を前進・後退させる駆動手段50と、パイプ部56を通して内視鏡2へ洗滌用の水を流すことができる洗滌水供給手段60(図2参照)とを有する。パイプ部56の前端部分56aには駆動手段50を形成する案内ボックス57が設けられ、この案内ボックス57が洗滌槽3の側壁3aの外側に固定されている。案内ボックス57から、洗滌槽3の内側へ延びた連結管26の先端には、内視鏡2の鉗子挿入口22に対するアタッチメント59が取り付けられている。パイプ部56の後端部分56bは洗滌槽3の内側にまで延び、末端には開閉可能な密栓61が取り付けられている。その後端部分56bは、洗滌槽3の側壁3bに水密状態で固定されている。
【0014】
ワイヤブラシ31は、ワイヤ部33が案内ボックス57を通り抜けて洗滌槽3へと案内され、洗滌槽3の内側ではアタッチメント59からワイヤブラシ31の先端部分がのぞいている。案内ボックス57の内部にはワイヤ部33を挟む一対のローラ72a,72bと、ローラ72a,72bを回転させる駆動ギア74とからなる駆動部材があり、ローラ72a,72bの回転によってワイヤ部33を前進・後退させることができる。案内ボックス57には強制的な排水手段80が設けられている。
【0015】
図2は、洗滌槽3の側壁3aと3bとに固定されている第1洗滌装置51が伸展した状態にあるときの断面図である。第1洗滌装置51では、ワイヤブラシ31のワイヤ部33がパイプ部56の内側でパイプ部56の長さ方向に延び、ワイヤブラシ31のほぼ全長が装置51の連結管26から密栓61に至るまでの間に収納されている。ワイヤ部33は、その前端にブラシ部36を有し、後端に遮光プレート66を有する。パイプ部56は、その前端部分56aであって案内ボックス57のやや後方に前部センサ67を有し、後端部分56bであって密栓61のやや前方に後部センサ68を有する。これらセンサ67,68は同じもので、光透過性のパイプ部56の径方向外側で互いに向かい合う投光器91と受光器92とからなる。図示のワイヤブラシ31は後退した状態にあり、遮光プレート66が後部センサ68の位置にあって投光器91からの光を遮ってワイヤブラシ31が後退位置にあることを感知させ、そのときに後部センサ68は信号を適宜の制御回路を通して案内ボックス57のギア74(図1,3参照)に伝える。ワイヤブラシ31が前進して遮光プレート66が前部センサ67の位置に来ると、投光器91からの光を遮ってワイヤブラシ31が前進位置にあることを感知させ、そのときに前部センサ67は信号を案内ボックス57のギア74に伝える。
【0016】
案内ボックス57は、その内側に一対のローラ72a,72bと駆動ギア74とを有し(図1,3参照)、取り外し可能な蓋73によって覆われており、底には排水手段80がつながっている。
【0017】
パイプ部56の後端部分56b近傍には洗滌水供給手段60が設けられる。図示例の供給手段60は、給水管63と電磁弁64とを含み、給水管63では、電磁弁64が開閉することによって、パイプ部56の中へアルカリ水、酸性水、および水道水いずれかの洗滌用の水を供給することができる。これらの水はパイプ部56を通り、案内ボックス57を通り抜け、連結管26を経て内視鏡2の内側へと進む。
【0018】
案内ボックス57につながる排水手段80は、アスピレータ81と、アスピレータ81の上端部につながる給水管82と、アスピレータ81の下端部につながる電磁弁84を備えた第1排水管83と、アスピレータ81から案内ボックス57の底に設けられた底部開口86にまで延びる第2排水管87とを有する。排水手段80の好ましい使用状態において、給水管82には送水ポンプ88や水道管から常時水圧がかかる一方、内視鏡2が洗滌中のときには電磁弁84が閉じて、アスピレータ81の内部が陽圧に保たれる。アスピレータ81は、案内ボックス57へ向かう水の流れを阻止する逆止弁を備えており、給水管82が陽圧であっても内部の水は案内ボックス57へ流入することがない。また、かかる陽圧のアスピレータ81には、案内ボックス57内の洗滌水が漏れて流入するということがない。内視鏡2の洗滌が終了し、内視鏡2へ向かっての洗滌用の水の流れが停止すると、電磁弁84が開いて給水管82からの水がアスピレータ81の中を勢いよく流れる。アスピレータ81の作用を受けて案内ボックス57に滞留していた洗滌水等がアスピレータ81へ向かって流れ、第1排水管83を経てその先の排水タンク89に貯えられる。第1排水管83の管径は、給水管82の管径と同じであるか、それよりも大きく作られている。
【0019】
図3,4は、案内ボックス57の頂面図と、同図のIV−IV線部分断面図である。ただし、図3では、案内ボックス57の蓋73(図2参照)が取り外され、内部が見える状態にある。また、図3,4において、排水手段80は開口86につながる第2排水管87のみが示されている。案内ボックス57内のローラ72a,72bは適宜の圧力でワイヤブラシ31のワイヤ部33を挟持しながら回転し、ワイヤブラシ31を前進・後退させることができるとともに、ワイヤブラシ31をパイプ部56に対して挿抜するときには、ブラシ部36を通過させることができる。ローラ72a,72bは、駆動ギア74とこれにつながるモータ76とによって回転するもので、モータ76は、前部センサ67および後部センサ68からの信号によって時計方向または反時計方向への回転と、停止とが可能である。
【0020】
このように形成された第1洗滌装置51では、洗滌槽3内部において、連結管26のアタッチメント59を図1における内視鏡2の鉗子挿入口22に固定する。このときに、連結管26からワイヤブラシ31が突出していれば、鉗子挿入口22に予め挿し込んでおく。洗滌槽3の操作パネル(図示せず)を使って運転を開始すると、給水管63の電磁弁64が開いてパイプ部56の内部にアルカリ水、酸性水、水道水のいずれかがパネルの設定条件に従って供給される。運転開始時のワイヤブラシ31は、遮光プレート66が後部センサ68に位置して後退した状態にある。運転を開始したローラ72a,72bは、ワイヤブラシ31を前進・後退させつつ繰り出して、内視鏡2の鉗子チャネル(図示せず)内を徐々に前進させる。ワイヤブラシ31の遮光プレート66が前部センサ67に到達すると、投光を遮られた前部センサ67からの信号でワイヤブラシ31を停止させる。その後ローラ72a,72bはワイヤブラシ31を前進・後退させながら、または単に後退運動させるだけで遮光プレート66が後部センサ68に到達するところまで戻す。通常は、このような洗滌をアルカリ水、酸性水、水道水それぞれについて行うことで、内視鏡2の鉗子用管路(チャネル)に対する洗滌が終了する。但し、第1洗滌装置51で設定した運転条件の如何によって、各洗滌水ごとの洗滌時間、洗滌の繰り返し回数を変えることができる。このようにして内視鏡2を洗滌している間に、ワイヤブラシ31もまた洗滌される。ワイヤブラシ31は、従来技術のようにリールに巻き付けられるのではなく、パイプ部56内で直状に延びているから、ワイヤ部33の周囲およびブラシ部36の周囲が余すところなく洗滌される。ワイヤブラシ31は、その遮光プレート66が後部センサ68に位置しているときにブラシ部36が鉗子挿入口22の手前に位置し、遮光プレート66が前部センサ67に位置しているときに鉗子用管路の先端に到達するような長さのものであることが好ましいもので、パイプ部56もそれに対応した長さであることが好ましい。
【0021】
ワイヤブラシ31をパイプ部56に対して挿抜するときには、洗滌槽3の内側において密栓61を外し、パイプ部56の後端部分56bを開放すればよい。その後端部分56bは、洗滌槽3の内側に位置しているから、後端部分56bが開放状態であったり、後端部分56bに対する密栓61の取り付けが不完全であったりしても、パイプ部56に供給される洗滌用の水は、室内に漏れるということがない。かかる第1洗滌装置51は、パイプ部56の後端部分56bを洗滌槽3から外した状態で密栓61を取り付け、駆動手段50と連結管26も洗滌槽3から外し、装置51の全体を洗滌槽3から切り離した状態で使用することも可能である。
【0022】
図1に示された第2洗滌装置52は、第1洗滌装置51と同様に使用されるものではあるが、例示の第2洗滌装置52では、連結管226のアタッチメント259を内視鏡2の吸引ボタン挿入口23に固定する。かかる第2洗滌装置52のワイヤブラシ231は内視鏡2の吸引管路とユニバーサルコード部管路(いずれも図示せず)を洗滌するために使用される。ただし、案内ボックス257に設けられた排水手段280は、アスピレータ281を有するもので、第1洗滌装置の排水手段80と同様に使用される。
【0023】
図5は、洗滌槽3の側壁3aから外へ延びる排気管371を含むガス排出手段370のブロック図である。洗滌槽3からは排水口15につながる配水管20と排気管371とが外へ向かって延びており、排気管371には、トラップ372、塩素ガス吸収缶373、真空ポンプ374および三方弁376が図示の順序で取り付けられている。三方弁376からは、先端が大気に開放された排気管371と、先端が洗滌槽3につながる送気管377とが延びている。真空ポンプ374は、手動操作によって随時始動、停止させることができるものであるが、それとは別に、洗滌槽3の蓋4を閉じるか、蓋4を閉じてアルカリ水が洗滌槽3に供給されるときに自動的に始動し、酸性水の供給が終わってから所要時間経過した後に自動的に停止するように条件設定することができる。かような真空ポンプ374の作用によって、洗滌槽3内部の空気や水蒸気、水滴が排気管371の中を流れる。排水管20には自動開閉弁(図示せず)が設けられ、洗滌槽3の運転条件に応じて適宜開閉される。排水管20には、手動操作バルブ20aを設けておくことができる。
【0024】
洗滌槽3では、食塩水を電気分解して得られる酸性水が供給されたときに、塩素を含有するその酸性水からは塩素ガスが発生し易く、特に酸性水が洗滌槽3内部で噴射されるときには多くの塩素ガスが発生し易い。この塩素ガスは、空気や水蒸気とともに真空ポンプ374に吸引されて洗滌槽3から排気管371へと流れ、トラップ372では塩素ガスや空気とともに排気管371を流れる水蒸気等の水分が捕捉され、吸収缶373では塩素ガスが捕捉される。塩素ガスが除去された空気は三方弁376を経て排気管371から大気中へ放出される。また、もし必要ならば、この空気は、三方弁376を切り替えることによって洗滌槽3へ還流させることができる。トラップ372には、排水手段380が取り付けられている。この排水手段380は、図2に例示の排水手段80と同様なものでアスピレータ381を有し、アスピレータ381には給水管382を介して送水ポンプ388がつながり、排水管383を介して電磁弁384がつながっている。アスピレータ381とトラップ372との間には排水管387が延びている。
【0025】
図6は、トラップ372の断面とそれにつながる排水手段380を示す。トラップ372と吸収缶373とは一体のユニット381を形成し、ユニット381の上部にはトラップ372が位置し、中間部には吸収缶373が位置している。トラップ372では、図の上下方向へ延びる排気管371が上方部分382と下方部分383とに二分されており、洗滌槽3からの空気や塩素ガスがこれら上方部分382から下方部分383へと流れるときに、これら空気や塩素ガスとともに流れる水がトラップ372に捕捉される。トラップ372では、排水手段380を適宜の間隔で運転することによって、捕捉した水を排出することができる。トラップ372では、その底部のゴム栓384を外すことによっても滞留している水を抜き取ることができる。
【0026】
図7は、この発明の実施態様の一例を示す図2と同様な図面である。この場合の第1洗滌装置51と第2洗滌装置52との排水手段80と280とは、個々のアスピレータ81,281と、共通の送水ポンプ88と、共通の電磁弁84とを有する。給水は二股に分かれた給水管82と282とによって行われ、排水もまた二股に分かれた排水管83と283とによって行われる。このように、案内ボックス57,257の一つずつにアスピレータ81,281を一つずつ割り当てると、案内ボックス57,257の一方の排水が終了しても、もう一方の排水を確実に遂行することができる。
【0027】
この発明では、案内ボックス57,257やトラップ372に対して強制的な排水を行うために、排水手段80,280,380としてアスピレータ81,281,381に代えて電動の排水ポンプを使用することもできる。第1洗滌装置51と第2洗滌装置52とを有する内視鏡洗滌装置は、一方の洗滌装置51または52だけを有するものであってもよい。図示例のような強制的な排水手段は、案内ボックス57,257やトラップ372だけではなく、水が滞留し易いその他の部位にも取り付けることができる。案内ボックス57,257の底の内面には傾斜をつけて、最も低い部位に開口86を設けることもできる。
【0028】
【発明の効果】
この発明に係る内視鏡洗滌装置は、ワイヤブラシを通過させる案内ボックスや塩素ガス等を排出するためのトラップに、それらに滞留する洗滌用の水等を強制的に排出するための手段を設けたから、案内ボックスやトラップの内部を常に良好な衛生状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡洗滌装置を有する洗滌槽の斜視図。
【図2】伸展した状態にある内視鏡洗滌装置の断面図。
【図3】案内ボックスの頂面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】ガス排出手段のブッロク図。
【図6】トラップの断面図。
【図7】実施態様の一例を示す図2と同様な図面。
【符号の説明】
2 内視鏡
3 洗滌槽
31 ワイヤブラシ
51 第1手段(洗滌装置)
52 第2手段(洗滌装置)
57 第1部位(案内ボックス)
80 排水手段
81 アスピレータ
82 給水管
83 排水管
84 電磁弁
87 排水管
231 ワイヤブラシ
257 第1部位(案内ボックス)
280 排水手段
281 アスピレータ
282 給水管
283 排水管
370 第2手段(ガス排出手段)
371 排気管
372 第2部位(トラップ)
380 排水手段
381 アスピレータ
382 給水管
383 排水管
384 電磁弁
387 排水管
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for cleaning an endoscope.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-194533 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-275717 disclose an apparatus for automatically inserting a wire brush into an endoscope pipe line accommodated in a washing tank to wash the inside of the pipe line. . Outside the washing tub, there is provided a guide box with a built-in drive roller used for the wire brush so that the wire brush can be moved forward and backward with respect to the endoscope. The wire brush passes through the guide box and extends to the inside of the endoscope, and cleaning water passes through the guide box and travels along the wire brush to the inside of the endoscope.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional apparatus, it is difficult to avoid that cleaning water stays in the guide box after the endoscope cleaning is completed, and that dirt attached to the wire brush remains during the cleaning. In general, the pipe for guiding the wire brush into the guide box and the pipe for guiding the wire brush from the guide box to the endoscope are connected to the guide box above the bottom of the guide box. Washing water or the like stays between the connection site and the bottom of the pipe. The retention of such things contributes to making the inside of the guide box unsanitary.
[0004]
The present invention relates to an improvement of the conventional endoscope cleaning apparatus, and has an object to prevent water for cleaning from staying in a portion such as a guide box for guiding a wire brush.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is directed to an apparatus for cleaning an endoscope by storing the endoscope in a washing tub and supplying cleaning water to the washing tub.
[0006]
In such an apparatus, the features of the present invention are as follows. Outside the washing tub, at least one of a first means and a second means connected to the washing tub so as to allow water to pass therethrough is provided. The first means is for driving a wire brush that can enter the inside of the endoscope together with washing water and wash the inside thereof, and the second means is provided inside the washing tank. It is for discharging the gas. The first means includes a first portion where water for washing toward the inside of the endoscope is retained, and the second means is a second portion for retaining water which is directed outward from the inside of the washing tank. Site is included. Either one of the first and second portions is provided with a drainage means capable of forcibly discharging the water staying there.
[0007]
The present invention has the following preferred embodiments.
(1) The first means has a drive member for moving the wire brush forward and backward with respect to the inside of the endoscope, and the drive member is located outside the washing tub and the wire brush and the washing Water is stored in a guide box that can pass water for use toward the endoscope, and the drainage means is provided in the guide box.
(2) In the guide box, a pipe capable of allowing the wire brush to be moved forward and backward and allowing the washing water to flow toward the guide box is connected above the bottom of the guide box. The drain means is connected to the bottom.
(3) The second means has an exhaust pipe extending outward from the washing tub, and a trap capable of capturing moisture flowing from the washing tub is attached to the exhaust pipe, and the drainage is attached to the trap. Means are provided.
(4) The drainage means includes either an aspirator or a drainage pump.
(5) The aspirator includes a backflow prevention valve.
(6) The apparatus has a plurality of the guide boxes, and the aspirator is connected to each of the guide boxes.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The details of the endoscope cleaning apparatus according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0009]
FIG. 1 is a top view of a washing tub 3 constituting an endoscope washing apparatus according to the present invention. The washing tub 3 is in a state in which a lid 4 is opened. Is attached. The endoscope 2 after use is stored in the washing tank 3 for washing, and washing water can be supplied from the water supply ports 13 and 14. Alkaline water, acidic water, and tap water are used for the washing water. The conditions for supplying these washing water can be set by an operation panel (not shown) attached to the washing tub 3. The water in the washing tub 3 goes out from the drain 15. The endoscope 2 is a conventional one, and includes a connector portion 17, a universal cord portion 18, an operation portion 19, an insertion portion 21, and the like. The operation unit 19 is provided with a forceps insertion port 22, a suction button insertion port 23, and the like.
[0010]
From the side wall 3 a of the washing tub 3, two flexible connecting pipes 26 and 226 extend into the washing tub 3, and from the connecting pipes 26 and 226, two wire brushes 31 and 231 extend. The wire brushes 31, 231 have wire portions 33, 233 and brush portions 36, 236 at the tips of the wire portions 33, 233, which can advance and retract from the tips of the connecting pipes 26, 226, respectively. . The connecting tubes 26 and 226 can be attached to and detached from the forceps insertion port 22 and the suction button insertion port 23 of the endoscope 2. The wire brushes 31 and 231 have the inside of the pipe line cleaned by brushing and washing the wire parts 33 and 233 together with the brush parts 36 and 236 by repeatedly moving forward and backward toward the inner side of the endoscope 2, that is, the inner part of the pipe line. can do.
[0011]
The preferred alkaline water supplied as washing water to the endoscope 2 has a pH of 11.0 or higher and an oxidation-reduction potential (ORP) of -800 mV or higher, and blood and other proteins attached to the endoscope after use. Used to dissolve dirt. Preferred acidic water has a pH of 2.7 or less, a residual chlorine concentration of 20 to 60 mg / l, and a redox potential of +1100 mV or more, and is used as a disinfectant that kills bacteria and the like attached to the endoscope 2. The tap water is used when the endoscope 2 is rinsed in advance or after sterilization.
[0012]
A first cleaning device 51, a second cleaning device 52, and a gas discharge means 370 (see FIG. 5) constituting the endoscope cleaning device are attached to the outside of the cleaning tank 3. In the endoscope cleaning apparatus according to the present invention, any one of the first and second cleaning apparatuses 51 and 52 and the gas discharge means 370 is provided in the cleaning tank 3. The apparatus provided with the means 370 will be described. Moreover, since the 1st washing apparatus 51 and the 2nd washing apparatus 52 have the same structure, below, only the 1st washing apparatus 51 is demonstrated below.
[0013]
A first cleaning device 51 in FIG. 1 includes a wire brush 31 housed in a pipe portion 56 that extends about 3/4 so as to surround the cleaning tub 3 from the outside, and drive means 50 that moves the wire brush 31 forward and backward. And a cleaning water supply means 60 (see FIG. 2) capable of flowing cleaning water through the pipe portion 56 to the endoscope 2. A guide box 57 that forms the driving means 50 is provided at the front end portion 56 a of the pipe portion 56, and the guide box 57 is fixed to the outside of the side wall 3 a of the washing tub 3. An attachment 59 to the forceps insertion opening 22 of the endoscope 2 is attached to the distal end of the connecting tube 26 extending from the guide box 57 to the inside of the washing tub 3. The rear end portion 56b of the pipe portion 56 extends to the inside of the washing tub 3, and an openable / closable sealing plug 61 is attached to the end. The rear end portion 56b is fixed to the side wall 3b of the washing tub 3 in a watertight state.
[0014]
In the wire brush 31, the wire portion 33 passes through the guide box 57 and is guided to the washing tub 3, and the tip of the wire brush 31 is seen from the attachment 59 inside the washing tub 3. Inside the guide box 57 is a drive member comprising a pair of rollers 72a and 72b sandwiching the wire portion 33 and a drive gear 74 for rotating the rollers 72a and 72b, and the wire portion 33 is advanced by the rotation of the rollers 72a and 72b.・ Can be retreated. The guide box 57 is provided with a forced drainage means 80.
[0015]
FIG. 2 is a cross-sectional view when the first cleaning device 51 fixed to the side walls 3a and 3b of the cleaning tub 3 is in an extended state. In the first cleaning device 51, the wire portion 33 of the wire brush 31 extends in the length direction of the pipe portion 56 inside the pipe portion 56, and the almost entire length of the wire brush 31 extends from the connecting pipe 26 of the device 51 to the sealing plug 61. It is stored between. The wire portion 33 has a brush portion 36 at its front end and a light shielding plate 66 at its rear end. The pipe portion 56 has a front sensor 67 at the front end portion 56 a slightly behind the guide box 57, and a rear sensor 68 at the rear end portion 56 b slightly in front of the sealing plug 61. These sensors 67 and 68 are the same, and are composed of a light projector 91 and a light receiver 92 facing each other on the radially outer side of the light-transmitting pipe portion 56. The illustrated wire brush 31 is in the retracted state, and the light shielding plate 66 is in the position of the rear sensor 68 to block the light from the projector 91 and sense that the wire brush 31 is in the retracted position. 68 transmits a signal to the gear 74 (see FIGS. 1 and 3) of the guide box 57 through an appropriate control circuit. When the wire brush 31 moves forward and the light shielding plate 66 reaches the position of the front sensor 67, the light from the projector 91 is blocked to sense that the wire brush 31 is in the forward position, and at that time, the front sensor 67 The signal is transmitted to the gear 74 of the guide box 57.
[0016]
The guide box 57 has a pair of rollers 72a and 72b and a drive gear 74 inside thereof (see FIGS. 1 and 3), is covered with a removable lid 73, and a drainage means 80 is connected to the bottom. Yes.
[0017]
A washing water supply means 60 is provided in the vicinity of the rear end portion 56 b of the pipe portion 56. The supply means 60 in the illustrated example includes a water supply pipe 63 and an electromagnetic valve 64, and in the water supply pipe 63, any one of alkaline water, acid water, and tap water enters the pipe portion 56 by opening and closing the electromagnetic valve 64. Water for washing can be supplied. These waters pass through the pipe part 56, pass through the guide box 57, and proceed to the inside of the endoscope 2 through the connecting pipe 26.
[0018]
The drainage means 80 connected to the guide box 57 is guided from the aspirator 81, the water supply pipe 82 connected to the upper end of the aspirator 81, the first drain pipe 83 having the electromagnetic valve 84 connected to the lower end of the aspirator 81, and the aspirator 81. And a second drain pipe 87 extending to a bottom opening 86 provided at the bottom of the box 57. In a preferable use state of the drainage means 80, water pressure is constantly applied to the water supply pipe 82 from the water supply pump 88 or the water pipe, while the electromagnetic valve 84 is closed when the endoscope 2 is being washed, and the inside of the aspirator 81 is positive pressure. To be kept. The aspirator 81 is provided with a check valve that prevents the flow of water toward the guide box 57, so that the internal water does not flow into the guide box 57 even if the water supply pipe 82 is at a positive pressure. Further, the washing water in the guide box 57 does not leak into the positive pressure aspirator 81 and flow into it. When the washing of the endoscope 2 is finished and the flow of washing water toward the endoscope 2 is stopped, the electromagnetic valve 84 is opened and the water from the water supply pipe 82 flows vigorously in the aspirator 81. Washing water or the like staying in the guide box 57 under the action of the aspirator 81 flows toward the aspirator 81 and is stored in the drain tank 89 beyond the first drain pipe 83. The pipe diameter of the first drain pipe 83 is the same as or larger than the pipe diameter of the water supply pipe 82.
[0019]
3 and 4 are a top view of the guide box 57 and a partial sectional view taken along line IV-IV in FIG. However, in FIG. 3, the lid 73 (see FIG. 2) of the guide box 57 is removed and the inside can be seen. 3 and 4, only the second drain pipe 87 connected to the opening 86 is shown as the drain means 80. The rollers 72 a and 72 b in the guide box 57 rotate while holding the wire portion 33 of the wire brush 31 with an appropriate pressure so that the wire brush 31 can be moved forward and backward, and the wire brush 31 is moved relative to the pipe portion 56. When inserting and removing, the brush portion 36 can be passed. The rollers 72a and 72b are rotated by a driving gear 74 and a motor 76 connected thereto, and the motor 76 is rotated clockwise or counterclockwise by a signal from the front sensor 67 and the rear sensor 68 and stopped. Is possible.
[0020]
In the 1st washing apparatus 51 formed in this way, the attachment 59 of the connection pipe 26 is fixed to the forceps insertion port 22 of the endoscope 2 in FIG. At this time, if the wire brush 31 protrudes from the connecting tube 26, it is inserted into the forceps insertion port 22 in advance. When operation is started using an operation panel (not shown) of the washing tub 3, the solenoid valve 64 of the water supply pipe 63 is opened, and either alkaline water, acidic water or tap water is set in the pipe portion 56. Supplied according to requirements. At the start of operation, the wire brush 31 is in a state in which the light shielding plate 66 is retracted from the rear sensor 68. The rollers 72a and 72b which have started operation are drawn out while moving the wire brush 31 forward and backward, and gradually advance in the forceps channel (not shown) of the endoscope 2. When the light shielding plate 66 of the wire brush 31 reaches the front sensor 67, the wire brush 31 is stopped by a signal from the front sensor 67 that is blocked from light projection. Thereafter, the rollers 72 a and 72 b return the wire brush 31 to the position where the light shielding plate 66 reaches the rear sensor 68 while moving the wire brush 31 forward and backward, or simply by moving backward. Normally, such washing is performed for each of alkaline water, acidic water, and tap water, thereby completing washing of the endoscope 2 with the forceps conduit (channel). However, depending on the operating conditions set in the first washing device 51, the washing time and the number of times of washing can be changed for each washing water. While the endoscope 2 is being cleaned in this manner, the wire brush 31 is also cleaned. The wire brush 31 is not wound around a reel as in the prior art, but extends straight in the pipe portion 56, so that the periphery of the wire portion 33 and the periphery of the brush portion 36 are thoroughly washed. The wire brush 31 has the brush portion 36 positioned in front of the forceps insertion port 22 when the light shielding plate 66 is positioned at the rear sensor 68 and the forceps when the light shielding plate 66 is positioned at the front sensor 67. It is preferable that the length reaches the front end of the pipeline, and the pipe portion 56 also preferably has a corresponding length.
[0021]
When inserting / removing the wire brush 31 into / from the pipe portion 56, the sealing plug 61 is removed inside the washing tub 3 and the rear end portion 56b of the pipe portion 56 is opened. Since the rear end portion 56b is located inside the washing tub 3, even if the rear end portion 56b is in an open state or the sealing plug 61 is not completely attached to the rear end portion 56b, the pipe portion The washing water supplied to 56 does not leak into the room. The first cleaning device 51 is attached with the sealing plug 61 in a state where the rear end portion 56b of the pipe portion 56 is removed from the cleaning tub 3, and the drive means 50 and the connecting pipe 26 are also removed from the cleaning tub 3, and the entire device 51 is cleaned. It is also possible to use it in a state separated from the tank 3.
[0022]
The second cleaning device 52 shown in FIG. 1 is used in the same manner as the first cleaning device 51. However, in the illustrated second cleaning device 52, the attachment 259 of the connecting tube 226 is connected to the endoscope 2. The suction button insertion port 23 is fixed. The wire brush 231 of the second cleaning device 52 is used for cleaning the suction conduit and the universal cord section conduit (both not shown) of the endoscope 2. However, the drainage means 280 provided in the guide box 257 has an aspirator 281 and is used similarly to the drainage means 80 of the first washing apparatus.
[0023]
FIG. 5 is a block diagram of the gas discharge means 370 including an exhaust pipe 371 extending outward from the side wall 3a of the washing tub 3. A water distribution pipe 20 and an exhaust pipe 371 connected to the drain port 15 extend outward from the washing tank 3, and a trap 372, a chlorine gas absorption can 373, a vacuum pump 374 and a three-way valve 376 are provided in the exhaust pipe 371. They are attached in the order shown. Extending from the three-way valve 376 are an exhaust pipe 371 whose tip is open to the atmosphere, and an air supply pipe 377 whose tip is connected to the washing tub 3. The vacuum pump 374 can be started and stopped at any time by manual operation, but separately, the lid 4 of the washing tub 3 is closed or the lid 4 is closed and alkaline water is supplied to the washing tub 3. Sometimes it can be automatically set to start and automatically stop after a certain amount of time has passed since the end of the supply of acidic water. Due to the action of the vacuum pump 374, air, water vapor, and water droplets inside the washing tub 3 flow through the exhaust pipe 371. The drain pipe 20 is provided with an automatic opening / closing valve (not shown) and is appropriately opened / closed according to the operating conditions of the washing tub 3. A manual operation valve 20 a can be provided in the drain pipe 20.
[0024]
In the washing tub 3, when acidic water obtained by electrolyzing salt water is supplied, chlorine gas is easily generated from the acidic water containing chlorine, and particularly acidic water is injected inside the washing tub 3. Many chlorine gases are likely to be generated. The chlorine gas is sucked together with air and water vapor by the vacuum pump 374 and flows from the washing tank 3 to the exhaust pipe 371. The trap 372 captures moisture such as water vapor flowing through the exhaust pipe 371 together with the chlorine gas and air, and absorbs the can. In 373, chlorine gas is captured. The air from which the chlorine gas has been removed passes through the three-way valve 376 and is discharged from the exhaust pipe 371 to the atmosphere. If necessary, this air can be returned to the washing tub 3 by switching the three-way valve 376. A drainage means 380 is attached to the trap 372. The drainage means 380 is similar to the drainage means 80 illustrated in FIG. 2 and has an aspirator 381. A water supply pump 388 is connected to the aspirator 381 via a water supply pipe 382, and an electromagnetic valve 384 is connected via the drainage pipe 383. Are connected. A drain pipe 387 extends between the aspirator 381 and the trap 372.
[0025]
FIG. 6 shows a cross section of the trap 372 and drainage means 380 connected thereto. The trap 372 and the absorption can 373 form an integral unit 381, the trap 372 is located at the upper part of the unit 381, and the absorption can 373 is located at the intermediate part. In the trap 372, an exhaust pipe 371 extending in the vertical direction in the figure is divided into an upper portion 382 and a lower portion 383, and when air or chlorine gas from the washing tub 3 flows from the upper portion 382 to the lower portion 383. In addition, the water flowing together with the air and chlorine gas is captured by the trap 372. In the trap 372, the captured water can be discharged by operating the drainage means 380 at appropriate intervals. In the trap 372, the remaining water can be drained by removing the rubber stopper 384 at the bottom.
[0026]
FIG. 7 is a drawing similar to FIG. 2 showing an example of an embodiment of the present invention. In this case, the drainage means 80 and 280 of the first washing device 51 and the second washing device 52 include individual aspirators 81 and 281, a common water supply pump 88, and a common electromagnetic valve 84. Water supply is performed by water supply pipes 82 and 282 divided into two branches, and drainage is also performed through drainage pipes 83 and 283 divided into two branches. Thus, if one aspirator 81,281 is assigned to each one of the guide boxes 57,257, even if the drainage of one of the guide boxes 57,257 is completed, the other drainage is reliably performed. Can do.
[0027]
In the present invention, in order to forcibly drain the guide boxes 57, 257 and the trap 372, an electric drain pump may be used as the drain means 80, 280, 380 instead of the aspirators 81, 281, 381. it can. The endoscope cleaning apparatus having the first cleaning apparatus 51 and the second cleaning apparatus 52 may have only one cleaning apparatus 51 or 52. The forced drainage means as shown in the example can be attached not only to the guide boxes 57 and 257 and the trap 372 but also to other parts where water is likely to stay. The inner surfaces of the bottoms of the guide boxes 57 and 257 may be inclined so that the opening 86 is provided at the lowest part.
[0028]
【The invention's effect】
The endoscope cleaning apparatus according to the present invention is provided with a guide box for passing a wire brush and a trap for discharging chlorine gas, etc., for forcibly discharging cleaning water and the like remaining in them. Therefore, the inside of the guide box and the trap can always be kept in good hygiene.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a washing tank having an endoscope washing apparatus.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the endoscope cleaning apparatus in an extended state.
FIG. 3 is a top view of a guide box.
4 is a sectional view taken along line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a block diagram of gas discharge means.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a trap.
FIG. 7 is a drawing similar to FIG. 2 showing an example of the embodiment.
[Explanation of symbols]
2 Endoscope 3 Washing tank 31 Wire brush 51 First means (washing apparatus)
52 Second means (washing device)
57 1st part (guide box)
80 drainage means 81 aspirator 82 water supply pipe 83 drainage pipe 84 solenoid valve 87 drainage pipe 231 wire brush 257 first part (guide box)
280 Drainage means 281 Aspirator 282 Water supply pipe 283 Drainage pipe 370 Second means (gas discharge means)
371 Exhaust pipe 372 Second part (trap)
380 Drainage means 381 Aspirator 382 Water supply pipe 383 Drainage pipe 384 Solenoid valve 387 Drainage pipe

Claims (7)

内視鏡を洗滌槽に納め、前記洗滌槽に消毒用の水を供給して前記内視鏡を洗浄するための装置において、
前記洗滌槽の外には、前記洗滌槽に通水可能につながる第1手段と第2手段との少なくとも一方が設けられ、前記第1手段が前記内視鏡の内側へ洗滌用の水とともに進入してその内側を洗滌することができるワイヤブラシを駆動するためのものであり、前記第2手段が前記洗滌槽内部のガスを排出するためのものであり、前記第1手段には前記内視鏡の内側へ向かう洗滌用の水が滞留する第1部位が含まれ、前記第2手段には前記洗滌槽の内部から外へ向かう水が滞留する第2部位が含まれ、これら第1、第2部位のいずれかには、そこに滞留した水を強制的に排出可能な排水手段が設けられていることを特徴とする前記装置。
In an apparatus for storing an endoscope in a washing tub, supplying water for disinfection to the washing tub and washing the endoscope,
Outside the washing tub, at least one of a first means and a second means connected to be able to pass water into the washing tub is provided, and the first means enters the inside of the endoscope together with washing water. And the second means is for discharging the gas inside the washing tub, and the first means includes the internal view. A first portion where water for washing toward the inside of the mirror stays is included, and the second means includes a second portion where water toward the outside from the inside of the washing tank stays. The apparatus according to claim 1, wherein a drainage means capable of forcibly discharging the water accumulated therein is provided at any one of the two parts.
前記第1手段が前記ワイヤブラシを前記内視鏡の内側に対して前進・後退させる駆動部材を有し、前記駆動部材が前記洗滌槽の外に位置して前記ワイヤブラシと前記洗滌用の水とを前記内視鏡へ向かって通過させることが可能な案内ボックスに納められ、前記案内ボックスに前記排水手段が設けられている請求項1記載の装置。The first means has a drive member for moving the wire brush forward and backward with respect to the inside of the endoscope, and the drive member is located outside the washing tub so that the wire brush and the washing water are The apparatus according to claim 1, wherein the drainage means is provided in the guide box that can be passed through the endoscope toward the endoscope. 前記案内ボックスには、前記ワイヤブラシを前進・後退可能に納めるとともに前記洗滌用の水を前記案内ボックスへ向かって流すことが可能なパイプが前記案内ボックスの底部よりも上方に接続し、前記底部には前記排水手段が接続している請求項1または2記載の装置。In the guide box, a pipe capable of storing the wire brush so that the wire brush can be moved forward and backward and allowing the washing water to flow toward the guide box is connected to a position above the bottom of the guide box, and the bottom The apparatus according to claim 1, wherein the drainage means is connected to the apparatus. 前記第2手段が前記洗滌槽から外へ延びる排気管を有し、その排気管には前記洗滌槽から流れて来る水分を捕捉可能なトラップが取り付けられており、前記トラップに前記排水手段が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の装置。The second means has an exhaust pipe extending outward from the washing tub, and a trap capable of trapping water flowing from the washing tub is attached to the exhaust pipe, and the drain means is provided in the trap. A device according to any one of claims 1 to 3. 前記排水手段が、アスピレータおよび排水ポンプのいずれかを含む請求項1〜4のいずれかに記載の装置。The apparatus in any one of Claims 1-4 in which the said drainage means contains either an aspirator or a drainage pump. 前記アスピレータが逆流防止弁を備えたものである請求項5記載の装置。The apparatus according to claim 5, wherein the aspirator includes a check valve. 前記装置が複数個の前記案内ボックスを有し、前記案内ボックスのそれぞれに前記アスピレータが連結している請求項5または6のいずれかに記載の装置。The apparatus according to claim 5, wherein the apparatus has a plurality of the guide boxes, and the aspirator is connected to each of the guide boxes.
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