JP3616758B2 - Endoscope washing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡を洗滌するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−194533号公報や特開平8−275917号公報には、洗滌槽に納まる内視鏡の管路にワイヤブラシを自動挿入して管路内部を洗滌するための装置が開示されている。洗滌槽の外には、ワイヤブラシを内視鏡に対して前進・後退させることができるようにワイヤブラシに対して使用する駆動ローラを内蔵した案内ボックスが設けられている。ワイヤブラシは、案内ボックスを通過して内視鏡の内側にまで延び、洗滌用の水は案内ボックスを通過してワイヤブラシに沿って内視鏡の内側へと進む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の装置において、内視鏡の洗滌終了後には案内ボックスに洗滌用の水が滞留したり、洗滌中にワイヤブラシに付着した汚物が残ったりすることを避け難い。一般に、ワイヤブラシを案内ボックスへ導き入れるためのパイプ、およびワイヤブラシを案内ボックスから内視鏡へ導き入れるためのパイプは、案内ボックスの底よりも上方において案内ボックスに接続されているから、そのパイプの接続部位と底との間に洗滌用の水等が滞留する。こうしたものが滞留することは、案内ボックス内部を非衛生的な状態にすることの一因となる。
【0004】
この発明は、前記従来の内視鏡洗滌装置の改良に係り、ワイヤブラシを導くための案内ボックス等の部位に洗滌用の水等が滞留することの防止を課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題解決のために、この発明が対象とするのは、内視鏡を洗滌槽に納め、前記洗滌槽に洗滌用の水を供給して前記内視鏡を洗浄するための装置である。
【0006】
かかる装置において、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記洗滌槽の外には、前記洗滌槽に通水可能につながる第1手段と第2手段との少なくとも一方が設けられる。前記第1手段は、前記内視鏡の内側へ洗滌用の水とともに進入してその内側を洗滌することができるワイヤブラシを駆動するためのものであり、前記第2手段は、前記洗滌槽内部のガスを排出するためのものである。前記第1手段には、前記内視鏡の内側へ向かう洗滌用の水が滞留する第1部位が含まれ、前記第2手段には前記洗滌槽の内部から外へ向かう水が滞留する第2部位が含まれる。これら第1、第2部位のいずれかには、そこに滞留した水を強制的に排出可能な排水手段が設けられている。
【0007】
この発明には、次のような好ましい実施態様がある。
(1)前記第1手段が前記ワイヤブラシを前記内視鏡の内側に対して前進・後退させる駆動部材を有し、前記駆動部材が前記洗滌槽の外に位置して前記ワイヤブラシと前記洗滌用の水とを前記内視鏡へ向かって通過させることが可能な案内ボックスに納められ、前記案内ボックスに前記排水手段が設けられている。
(2)前記案内ボックスには、前記ワイヤブラシを前進・後退可能に納めるとともに前記洗滌用の水を前記案内ボックスへ向かって流すことが可能なパイプが前記案内ボックスの底部よりも上方に接続し、前記底部には前記排水手段が接続している。
(3)前記第2手段が前記洗滌槽から外へ延びる排気管を有し、その排気管には前記洗滌槽から流れて来る水分を捕捉可能なトラップが取り付けられており、前記トラップに前記排水手段が設けられている。
(4)前記排水手段が、アスピレータおよび排水ポンプのいずれかを含む。
(5)前記アスピレータが逆流防止弁を備えたものである。
(6)前記装置が複数個の前記案内ボックスを有し、前記案内ボックスのそれぞれに前記アスピレータが連結している。
【0008】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照して、この発明に係る内視鏡洗滌装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0009】
図1は、この発明に係る内視鏡洗滌装置を構成する洗滌槽3の頂面図であって、洗滌槽3は蓋4が開いた状態にあり、この蓋4がヒンジ5によって洗滌槽3に取り付けられている。洗滌槽3には、使用後の内視鏡2が洗滌のために納められ、給水口13,14からは洗滌用の水を供給可能である。その洗滌用の水には、アルカリ水や酸性水、水道水が使用される。これら洗滌用の水の供給条件は、洗滌槽3に付属する操作パネル(図示せず)によって設定することができる。洗滌槽3内の水は、排水口15から外へ出る。内視鏡2は慣用のもので、コネクター部17、ユニバーサルコード部18、操作部19、および挿入部21等を有する。操作部19には、鉗子挿入口22、吸引ボタン挿入口23等が設けられている。
【0010】
かかる洗滌槽3の側壁3aからは、フレキシブルな2本の連結管26,226が洗滌槽3の内部へ延び、連結管26,226からは2本のワイヤブラシ31,231が延びている。ワイヤブラシ31,231は、ワイヤ部33,233と、ワイヤ部33,233先端のブラシ部36,236とを有し、それぞれが連結管26,226の先端からの進出と後退とが可能である。連結管26,226は、内視鏡2の鉗子挿入口22と吸引ボタン挿入口23とのそれぞれに着脱可能である。ワイヤブラシ31,231は、ワイヤ部33,233がブラシ部36,236とともに内視鏡2の内側、すなわち管路の奥部に向かって前進・後退を反復することにより、管路内部をブラッシング洗滌することができる。
【0011】
内視鏡2に対して洗滌水として供給される好ましいアルカリ水はpH11.0以上、酸化還元電位(ORP)−800mV以上のもので、使用後の内視鏡に付着している血液その他のタンパク質の汚れを溶解するために使用される。好ましい酸性水はpH2.7以下、残留塩素濃度20〜60mg/l、酸化還元電位+1100mV以上のもので、内視鏡2に付着している細菌等を死滅させる殺菌剤として使用される。水道水は、内視鏡2を予めすすぐときや殺菌後にすすぐとき等に使用される。
【0012】
洗滌槽3の外側には、内視鏡洗滌装置を構成する第1洗滌装置51と第2洗滌装置52とガス排出手段370(図5参照)とが取り付けられている。この発明における内視鏡洗滌装置は、第1,第2洗滌装置51,52およびガス排出手段370のいずれか一つが洗滌槽3に設けられているものであるが、以下ではこれら装置51,52と手段370とが設けられている装置について説明する。また、第1洗滌装置51と第2洗滌装置52とは、同じ構造を有するものであるから、以下では第1洗滌装置51についてのみ説明する。
【0013】
図1における第1洗滌装置51は、洗滌槽3を外側から囲むようにほぼ3/4周して延びるパイプ部56に納められたワイヤブラシ31と、ワイヤブラシ31を前進・後退させる駆動手段50と、パイプ部56を通して内視鏡2へ洗滌用の水を流すことができる洗滌水供給手段60(図2参照)とを有する。パイプ部56の前端部分56aには駆動手段50を形成する案内ボックス57が設けられ、この案内ボックス57が洗滌槽3の側壁3aの外側に固定されている。案内ボックス57から、洗滌槽3の内側へ延びた連結管26の先端には、内視鏡2の鉗子挿入口22に対するアタッチメント59が取り付けられている。パイプ部56の後端部分56bは洗滌槽3の内側にまで延び、末端には開閉可能な密栓61が取り付けられている。その後端部分56bは、洗滌槽3の側壁3bに水密状態で固定されている。
【0014】
ワイヤブラシ31は、ワイヤ部33が案内ボックス57を通り抜けて洗滌槽3へと案内され、洗滌槽3の内側ではアタッチメント59からワイヤブラシ31の先端部分がのぞいている。案内ボックス57の内部にはワイヤ部33を挟む一対のローラ72a,72bと、ローラ72a,72bを回転させる駆動ギア74とからなる駆動部材があり、ローラ72a,72bの回転によってワイヤ部33を前進・後退させることができる。案内ボックス57には強制的な排水手段80が設けられている。
【0015】
図2は、洗滌槽3の側壁3aと3bとに固定されている第1洗滌装置51が伸展した状態にあるときの断面図である。第1洗滌装置51では、ワイヤブラシ31のワイヤ部33がパイプ部56の内側でパイプ部56の長さ方向に延び、ワイヤブラシ31のほぼ全長が装置51の連結管26から密栓61に至るまでの間に収納されている。ワイヤ部33は、その前端にブラシ部36を有し、後端に遮光プレート66を有する。パイプ部56は、その前端部分56aであって案内ボックス57のやや後方に前部センサ67を有し、後端部分56bであって密栓61のやや前方に後部センサ68を有する。これらセンサ67,68は同じもので、光透過性のパイプ部56の径方向外側で互いに向かい合う投光器91と受光器92とからなる。図示のワイヤブラシ31は後退した状態にあり、遮光プレート66が後部センサ68の位置にあって投光器91からの光を遮ってワイヤブラシ31が後退位置にあることを感知させ、そのときに後部センサ68は信号を適宜の制御回路を通して案内ボックス57のギア74(図1,3参照)に伝える。ワイヤブラシ31が前進して遮光プレート66が前部センサ67の位置に来ると、投光器91からの光を遮ってワイヤブラシ31が前進位置にあることを感知させ、そのときに前部センサ67は信号を案内ボックス57のギア74に伝える。
【0016】
案内ボックス57は、その内側に一対のローラ72a,72bと駆動ギア74とを有し(図1,3参照)、取り外し可能な蓋73によって覆われており、底には排水手段80がつながっている。
【0017】
パイプ部56の後端部分56b近傍には洗滌水供給手段60が設けられる。図示例の供給手段60は、給水管63と電磁弁64とを含み、給水管63では、電磁弁64が開閉することによって、パイプ部56の中へアルカリ水、酸性水、および水道水いずれかの洗滌用の水を供給することができる。これらの水はパイプ部56を通り、案内ボックス57を通り抜け、連結管26を経て内視鏡2の内側へと進む。
【0018】
案内ボックス57につながる排水手段80は、アスピレータ81と、アスピレータ81の上端部につながる給水管82と、アスピレータ81の下端部につながる電磁弁84を備えた第1排水管83と、アスピレータ81から案内ボックス57の底に設けられた底部開口86にまで延びる第2排水管87とを有する。排水手段80の好ましい使用状態において、給水管82には送水ポンプ88や水道管から常時水圧がかかる一方、内視鏡2が洗滌中のときには電磁弁84が閉じて、アスピレータ81の内部が陽圧に保たれる。アスピレータ81は、案内ボックス57へ向かう水の流れを阻止する逆止弁を備えており、給水管82が陽圧であっても内部の水は案内ボックス57へ流入することがない。また、かかる陽圧のアスピレータ81には、案内ボックス57内の洗滌水が漏れて流入するということがない。内視鏡2の洗滌が終了し、内視鏡2へ向かっての洗滌用の水の流れが停止すると、電磁弁84が開いて給水管82からの水がアスピレータ81の中を勢いよく流れる。アスピレータ81の作用を受けて案内ボックス57に滞留していた洗滌水等がアスピレータ81へ向かって流れ、第1排水管83を経てその先の排水タンク89に貯えられる。第1排水管83の管径は、給水管82の管径と同じであるか、それよりも大きく作られている。
【0019】
図3,4は、案内ボックス57の頂面図と、同図のIV−IV線部分断面図である。ただし、図3では、案内ボックス57の蓋73(図2参照)が取り外され、内部が見える状態にある。また、図3,4において、排水手段80は開口86につながる第2排水管87のみが示されている。案内ボックス57内のローラ72a,72bは適宜の圧力でワイヤブラシ31のワイヤ部33を挟持しながら回転し、ワイヤブラシ31を前進・後退させることができるとともに、ワイヤブラシ31をパイプ部56に対して挿抜するときには、ブラシ部36を通過させることができる。ローラ72a,72bは、駆動ギア74とこれにつながるモータ76とによって回転するもので、モータ76は、前部センサ67および後部センサ68からの信号によって時計方向または反時計方向への回転と、停止とが可能である。
【0020】
このように形成された第1洗滌装置51では、洗滌槽3内部において、連結管26のアタッチメント59を図1における内視鏡2の鉗子挿入口22に固定する。このときに、連結管26からワイヤブラシ31が突出していれば、鉗子挿入口22に予め挿し込んでおく。洗滌槽3の操作パネル(図示せず)を使って運転を開始すると、給水管63の電磁弁64が開いてパイプ部56の内部にアルカリ水、酸性水、水道水のいずれかがパネルの設定条件に従って供給される。運転開始時のワイヤブラシ31は、遮光プレート66が後部センサ68に位置して後退した状態にある。運転を開始したローラ72a,72bは、ワイヤブラシ31を前進・後退させつつ繰り出して、内視鏡2の鉗子チャネル(図示せず)内を徐々に前進させる。ワイヤブラシ31の遮光プレート66が前部センサ67に到達すると、投光を遮られた前部センサ67からの信号でワイヤブラシ31を停止させる。その後ローラ72a,72bはワイヤブラシ31を前進・後退させながら、または単に後退運動させるだけで遮光プレート66が後部センサ68に到達するところまで戻す。通常は、このような洗滌をアルカリ水、酸性水、水道水それぞれについて行うことで、内視鏡2の鉗子用管路(チャネル)に対する洗滌が終了する。但し、第1洗滌装置51で設定した運転条件の如何によって、各洗滌水ごとの洗滌時間、洗滌の繰り返し回数を変えることができる。このようにして内視鏡2を洗滌している間に、ワイヤブラシ31もまた洗滌される。ワイヤブラシ31は、従来技術のようにリールに巻き付けられるのではなく、パイプ部56内で直状に延びているから、ワイヤ部33の周囲およびブラシ部36の周囲が余すところなく洗滌される。ワイヤブラシ31は、その遮光プレート66が後部センサ68に位置しているときにブラシ部36が鉗子挿入口22の手前に位置し、遮光プレート66が前部センサ67に位置しているときに鉗子用管路の先端に到達するような長さのものであることが好ましいもので、パイプ部56もそれに対応した長さであることが好ましい。
【0021】
ワイヤブラシ31をパイプ部56に対して挿抜するときには、洗滌槽3の内側において密栓61を外し、パイプ部56の後端部分56bを開放すればよい。その後端部分56bは、洗滌槽3の内側に位置しているから、後端部分56bが開放状態であったり、後端部分56bに対する密栓61の取り付けが不完全であったりしても、パイプ部56に供給される洗滌用の水は、室内に漏れるということがない。かかる第1洗滌装置51は、パイプ部56の後端部分56bを洗滌槽3から外した状態で密栓61を取り付け、駆動手段50と連結管26も洗滌槽3から外し、装置51の全体を洗滌槽3から切り離した状態で使用することも可能である。
【0022】
図1に示された第2洗滌装置52は、第1洗滌装置51と同様に使用されるものではあるが、例示の第2洗滌装置52では、連結管226のアタッチメント259を内視鏡2の吸引ボタン挿入口23に固定する。かかる第2洗滌装置52のワイヤブラシ231は内視鏡2の吸引管路とユニバーサルコード部管路(いずれも図示せず)を洗滌するために使用される。ただし、案内ボックス257に設けられた排水手段280は、アスピレータ281を有するもので、第1洗滌装置の排水手段80と同様に使用される。
【0023】
図5は、洗滌槽3の側壁3aから外へ延びる排気管371を含むガス排出手段370のブロック図である。洗滌槽3からは排水口15につながる配水管20と排気管371とが外へ向かって延びており、排気管371には、トラップ372、塩素ガス吸収缶373、真空ポンプ374および三方弁376が図示の順序で取り付けられている。三方弁376からは、先端が大気に開放された排気管371と、先端が洗滌槽3につながる送気管377とが延びている。真空ポンプ374は、手動操作によって随時始動、停止させることができるものであるが、それとは別に、洗滌槽3の蓋4を閉じるか、蓋4を閉じてアルカリ水が洗滌槽3に供給されるときに自動的に始動し、酸性水の供給が終わってから所要時間経過した後に自動的に停止するように条件設定することができる。かような真空ポンプ374の作用によって、洗滌槽3内部の空気や水蒸気、水滴が排気管371の中を流れる。排水管20には自動開閉弁(図示せず)が設けられ、洗滌槽3の運転条件に応じて適宜開閉される。排水管20には、手動操作バルブ20aを設けておくことができる。
【0024】
洗滌槽3では、食塩水を電気分解して得られる酸性水が供給されたときに、塩素を含有するその酸性水からは塩素ガスが発生し易く、特に酸性水が洗滌槽3内部で噴射されるときには多くの塩素ガスが発生し易い。この塩素ガスは、空気や水蒸気とともに真空ポンプ374に吸引されて洗滌槽3から排気管371へと流れ、トラップ372では塩素ガスや空気とともに排気管371を流れる水蒸気等の水分が捕捉され、吸収缶373では塩素ガスが捕捉される。塩素ガスが除去された空気は三方弁376を経て排気管371から大気中へ放出される。また、もし必要ならば、この空気は、三方弁376を切り替えることによって洗滌槽3へ還流させることができる。トラップ372には、排水手段380が取り付けられている。この排水手段380は、図2に例示の排水手段80と同様なものでアスピレータ381を有し、アスピレータ381には給水管382を介して送水ポンプ388がつながり、排水管383を介して電磁弁384がつながっている。アスピレータ381とトラップ372との間には排水管387が延びている。
【0025】
図6は、トラップ372の断面とそれにつながる排水手段380を示す。トラップ372と吸収缶373とは一体のユニット381を形成し、ユニット381の上部にはトラップ372が位置し、中間部には吸収缶373が位置している。トラップ372では、図の上下方向へ延びる排気管371が上方部分382と下方部分383とに二分されており、洗滌槽3からの空気や塩素ガスがこれら上方部分382から下方部分383へと流れるときに、これら空気や塩素ガスとともに流れる水がトラップ372に捕捉される。トラップ372では、排水手段380を適宜の間隔で運転することによって、捕捉した水を排出することができる。トラップ372では、その底部のゴム栓384を外すことによっても滞留している水を抜き取ることができる。
【0026】
図7は、この発明の実施態様の一例を示す図2と同様な図面である。この場合の第1洗滌装置51と第2洗滌装置52との排水手段80と280とは、個々のアスピレータ81,281と、共通の送水ポンプ88と、共通の電磁弁84とを有する。給水は二股に分かれた給水管82と282とによって行われ、排水もまた二股に分かれた排水管83と283とによって行われる。このように、案内ボックス57,257の一つずつにアスピレータ81,281を一つずつ割り当てると、案内ボックス57,257の一方の排水が終了しても、もう一方の排水を確実に遂行することができる。
【0027】
この発明では、案内ボックス57,257やトラップ372に対して強制的な排水を行うために、排水手段80,280,380としてアスピレータ81,281,381に代えて電動の排水ポンプを使用することもできる。第1洗滌装置51と第2洗滌装置52とを有する内視鏡洗滌装置は、一方の洗滌装置51または52だけを有するものであってもよい。図示例のような強制的な排水手段は、案内ボックス57,257やトラップ372だけではなく、水が滞留し易いその他の部位にも取り付けることができる。案内ボックス57,257の底の内面には傾斜をつけて、最も低い部位に開口86を設けることもできる。
【0028】
【発明の効果】
この発明に係る内視鏡洗滌装置は、ワイヤブラシを通過させる案内ボックスや塩素ガス等を排出するためのトラップに、それらに滞留する洗滌用の水等を強制的に排出するための手段を設けたから、案内ボックスやトラップの内部を常に良好な衛生状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡洗滌装置を有する洗滌槽の斜視図。
【図2】伸展した状態にある内視鏡洗滌装置の断面図。
【図3】案内ボックスの頂面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】ガス排出手段のブッロク図。
【図6】トラップの断面図。
【図7】実施態様の一例を示す図2と同様な図面。
【符号の説明】
2 内視鏡
3 洗滌槽
31 ワイヤブラシ
51 第1手段(洗滌装置)
52 第2手段(洗滌装置)
57 第1部位(案内ボックス)
80 排水手段
81 アスピレータ
82 給水管
83 排水管
84 電磁弁
87 排水管
231 ワイヤブラシ
257 第1部位(案内ボックス)
280 排水手段
281 アスピレータ
282 給水管
283 排水管
370 第2手段(ガス排出手段)
371 排気管
372 第2部位(トラップ)
380 排水手段
381 アスピレータ
382 給水管
383 排水管
384 電磁弁
387 排水管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for cleaning an endoscope.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-194533 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-275717 disclose an apparatus for automatically inserting a wire brush into an endoscope pipe line accommodated in a washing tank to wash the inside of the pipe line. . Outside the washing tub, there is provided a guide box with a built-in drive roller used for the wire brush so that the wire brush can be moved forward and backward with respect to the endoscope. The wire brush passes through the guide box and extends to the inside of the endoscope, and cleaning water passes through the guide box and travels along the wire brush to the inside of the endoscope.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional apparatus, it is difficult to avoid that cleaning water stays in the guide box after the endoscope cleaning is completed, and that dirt attached to the wire brush remains during the cleaning. In general, the pipe for guiding the wire brush into the guide box and the pipe for guiding the wire brush from the guide box to the endoscope are connected to the guide box above the bottom of the guide box. Washing water or the like stays between the connection site and the bottom of the pipe. The retention of such things contributes to making the inside of the guide box unsanitary.
[0004]
The present invention relates to an improvement of the conventional endoscope cleaning apparatus, and has an object to prevent water for cleaning from staying in a portion such as a guide box for guiding a wire brush.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is directed to an apparatus for cleaning an endoscope by storing the endoscope in a washing tub and supplying cleaning water to the washing tub.
[0006]
In such an apparatus, the features of the present invention are as follows. Outside the washing tub, at least one of a first means and a second means connected to the washing tub so as to allow water to pass therethrough is provided. The first means is for driving a wire brush that can enter the inside of the endoscope together with washing water and wash the inside thereof, and the second means is provided inside the washing tank. It is for discharging the gas. The first means includes a first portion where water for washing toward the inside of the endoscope is retained, and the second means is a second portion for retaining water which is directed outward from the inside of the washing tank. Site is included. Either one of the first and second portions is provided with a drainage means capable of forcibly discharging the water staying there.
[0007]
The present invention has the following preferred embodiments.
(1) The first means has a drive member for moving the wire brush forward and backward with respect to the inside of the endoscope, and the drive member is located outside the washing tub and the wire brush and the washing Water is stored in a guide box that can pass water for use toward the endoscope, and the drainage means is provided in the guide box.
(2) In the guide box, a pipe capable of allowing the wire brush to be moved forward and backward and allowing the washing water to flow toward the guide box is connected above the bottom of the guide box. The drain means is connected to the bottom.
(3) The second means has an exhaust pipe extending outward from the washing tub, and a trap capable of capturing moisture flowing from the washing tub is attached to the exhaust pipe, and the drainage is attached to the trap. Means are provided.
(4) The drainage means includes either an aspirator or a drainage pump.
(5) The aspirator includes a backflow prevention valve.
(6) The apparatus has a plurality of the guide boxes, and the aspirator is connected to each of the guide boxes.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The details of the endoscope cleaning apparatus according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0009]
FIG. 1 is a top view of a
[0010]
From the
[0011]
The preferred alkaline water supplied as washing water to the
[0012]
A
[0013]
A
[0014]
In the
[0015]
FIG. 2 is a cross-sectional view when the
[0016]
The
[0017]
A washing water supply means 60 is provided in the vicinity of the
[0018]
The drainage means 80 connected to the
[0019]
3 and 4 are a top view of the
[0020]
In the
[0021]
When inserting / removing the
[0022]
The
[0023]
FIG. 5 is a block diagram of the gas discharge means 370 including an
[0024]
In the
[0025]
FIG. 6 shows a cross section of the
[0026]
FIG. 7 is a drawing similar to FIG. 2 showing an example of an embodiment of the present invention. In this case, the drainage means 80 and 280 of the
[0027]
In the present invention, in order to forcibly drain the
[0028]
【The invention's effect】
The endoscope cleaning apparatus according to the present invention is provided with a guide box for passing a wire brush and a trap for discharging chlorine gas, etc., for forcibly discharging cleaning water and the like remaining in them. Therefore, the inside of the guide box and the trap can always be kept in good hygiene.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a washing tank having an endoscope washing apparatus.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the endoscope cleaning apparatus in an extended state.
FIG. 3 is a top view of a guide box.
4 is a sectional view taken along line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a block diagram of gas discharge means.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a trap.
FIG. 7 is a drawing similar to FIG. 2 showing an example of the embodiment.
[Explanation of symbols]
2
52 Second means (washing device)
57 1st part (guide box)
80 drainage means 81
280 Drainage means 281
371
380 Drainage means 381
Claims (7)
前記洗滌槽の外には、前記洗滌槽に通水可能につながる第1手段と第2手段との少なくとも一方が設けられ、前記第1手段が前記内視鏡の内側へ洗滌用の水とともに進入してその内側を洗滌することができるワイヤブラシを駆動するためのものであり、前記第2手段が前記洗滌槽内部のガスを排出するためのものであり、前記第1手段には前記内視鏡の内側へ向かう洗滌用の水が滞留する第1部位が含まれ、前記第2手段には前記洗滌槽の内部から外へ向かう水が滞留する第2部位が含まれ、これら第1、第2部位のいずれかには、そこに滞留した水を強制的に排出可能な排水手段が設けられていることを特徴とする前記装置。In an apparatus for storing an endoscope in a washing tub, supplying water for disinfection to the washing tub and washing the endoscope,
Outside the washing tub, at least one of a first means and a second means connected to be able to pass water into the washing tub is provided, and the first means enters the inside of the endoscope together with washing water. And the second means is for discharging the gas inside the washing tub, and the first means includes the internal view. A first portion where water for washing toward the inside of the mirror stays is included, and the second means includes a second portion where water toward the outside from the inside of the washing tank stays. The apparatus according to claim 1, wherein a drainage means capable of forcibly discharging the water accumulated therein is provided at any one of the two parts.
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