JP3823173B2 - Endoscope washing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワイヤブラシを使用して内視鏡を洗滌するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内視鏡洗滌槽に納まる内視鏡の管路にワイヤブラシを自動挿入して管路内部を洗滌する装置として、ワイヤブラシを形成している長尺のワイヤをリールに巻き取り、管路の長さに応じて必要量を繰り出すことができる機構を採用している装置がある(特許文献1および2参照)。この装置では、リールの回転数と繰り出し量とが正比例する関係にあって、ワイヤがリールに整然と並んだ状態で巻き取られる。しかしながら、ワイヤがそのように巻き取られていない場合には、リールの繰り出し量を正確に制御することができない。このような状況の下に、本件発明に係る発明者等は、従来の洗滌装置のこのような問題の解決策の一つとして、ワイヤブラシを巻き取るのではなく、長さ方向へほぼ直状に伸展した状態でパイプ状の案内管に収納しておき、伸展したままの状態で案内管の先端に接続された内視鏡に対して挿入、抜脱すればよいとの知見を得た。この場合、ワイヤブラシのワイヤを一対のローラで挟持して前進・後退させれば、ローラの回転数によって繰り出し量を正確に制御できる。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−194533号公報(第1図)
【特許文献2】
特開平8−275917号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、このような知見に基づく洗滌装置においても、パイプ状の案内管の後端に密栓をして案内管に洗滌水を流入させ、前進するワイヤブラシとともにその洗滌水を内視鏡に導き入れることができるように改良したものでは、後退したワイヤブラシの一部分を案内管の後端からのぞかせて、その一部分を持ってワイヤブラシを案内管から抜き取ることができるようにすると、案内管の密栓を予め外しておくという準備操作を忘れたときに、ワイヤブラシがその密栓に突き当たり、それでも後退しようとするワイヤブラシがローラに絡まるとか、ローラの後方で折れ曲がって損傷を受けるということがある。
【0005】
この発明は、ワイヤブラシを使用して内視鏡を洗滌するための装置の改良に係り、洗滌装置からワイヤブラシを取り出す際に、ワイヤブラシがローラへ絡まるとか、折れ曲がるとかいう問題の解消を課題にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題解決のために、この発明が対象とするのは、前端と後端とを有するワイヤの前記前端にブラシが取り付けられているワイヤブラシと、前記ワイヤブラシをその長さ方向へ伸展した状態で収納可能であって前記後端から前端へ向かう前進方向とその逆の後退方向とへ導くことが可能な長く延びたワイヤ案内部と、前記ワイヤブラシの前記前進方向と後退方向とへの駆動手段とを有し、前記ワイヤ案内部には前端部と後端部とが形成され、前記前端部が内視鏡を着脱可能である内視鏡洗滌装置である。
【0007】
かかる内視鏡洗滌装置において、この発明が特徴とするところは、前記ワイヤ案内部は、前記前端部に前記駆動手段を成して前記ワイヤを径方向から挟持する一対の回転可能なローラが組み込まれ、前記ローラの後方部位からは前記後退方向へ中間案内部が延び、前記中間案内部の後端にはさらに前記後退方向へ延びる取り外し可能なキャップが取り付けられており、前記中間案内部の長さがL1であり、前記中間案内部の後端から前記後退方向へ延びる前記キャップ内側の長さがL2であって、これら長さL1とL2との和が前記ワイヤブラシの前記前端から後端までの長さL0よりも長く、かつ、前記長さL1が前記長さL0よりも短い。
【0008】
この発明の好ましい実施態様において、前記長さL2は5mm〜50mmである。
【0009】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照して、この発明に係る内視鏡洗滌装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0010】
図1は、この発明に係る内視鏡洗滌装置が使用されている洗滌槽3の頂面図であって、洗滌槽3は蓋4が開いた状態にあり、この蓋4がヒンジ5によって洗滌槽3に取り付けられている。洗滌槽3には、使用後の内視鏡2が洗滌のために入れられており、給水口13,14からは洗滌水を供給可能である。その洗滌水には、アルカリ水や酸性水、水道水が使用される。これら洗滌水の供給条件、例えば供給の順序や供給量は、洗滌槽3に付属する操作パネル(図示せず)によって設定することができる。洗滌槽3内部の洗滌水は、排水口15から外へ出る。内視鏡2は慣用のもので、コネクター部17、ユニバーサルコード部18、操作部19、および挿入部21等を有する。操作部19には、鉗子挿入口22、吸引ボタン挿入口23等が設けられ、これらの挿入口22,23のそれぞれからは管路(チャネル)が延びている。
【0011】
かかる洗滌槽3の側壁3aからは、フレキシブルな2本の連結管26,226が延び、連結管26,226のそれぞれからは2本のワイヤブラシ31,231が延びている。ワイヤブラシ31,231は、ワイヤ部33,233と、ワイヤ部33,233先端のブラシ部36,236とを有し、連結管26,226の先端からの前進と後退とが可能である。連結管26と226とは、内視鏡2の鉗子挿入口22と吸引ボタン挿入口23とのそれぞれに着脱可能である。ワイヤブラシ31,231のそれぞれは、ワイヤ部33,233がブラシ部36,236とともに内視鏡2の鉗子挿入口22につながる管路と、吸引ボタン挿入口23につながる管路それぞれの奥部に向かって前進・後退を反復することにより、これらの管路内部をブラッシング洗滌することができる。
【0012】
洗滌水として供給される好ましいアルカリ水はpH11.0以上、酸化還元電位(ORP)−800mV以上のもので、使用後の内視鏡2に付着している血液その他のタンパク質の汚れを溶解するために使用される。好ましい酸性水はpH2.2〜2.7、酸化還元電位+1100mV以上、有効塩素濃度20〜60mg/kgのもので内視鏡2に付着している細菌等を死滅させる殺菌剤として使用される。水道水は、内視鏡2を予めすすぐときや殺菌後にすすぐとき等に使用される。
【0013】
図2は、洗滌槽3の要部斜視図である。洗滌槽3の外側には、内視鏡洗滌装置である第1洗滌装置51と第2洗滌装置52とが取り付けられている。第1洗滌装置51と第2洗滌装置52とは、ほぼ同じ構造を有するもので、これらの装置の内部とそれに連結された内視鏡2の内部とに洗滌水を流しながらワイヤブラシ31,231によって、内視鏡2の内部を洗滌することができる。以下ではまず第1洗滌装置51について説明する。第1洗滌装置51は、長さの大部分が洗滌槽3を外側から囲むように延びるワイヤ案内部56と、ワイヤ案内部56に組み込まれた駆動部57とを有する。ワイヤ案内部56は、ワイヤブラシ31を長さ方向へ伸展した状態で収納可能であって、前端部56aと、後端部56bと、これら両端部56a,56b間に介在する中間案内部56cとを有し、前端部56aには連結管26が含まれる。連結管26の先端には、内視鏡2の鉗子挿入口22に対するアタッチメント59が取り付けられており、アタッチメント59からは、ワイヤブラシ31の先端部分がのぞいている。連結管26の後方に組み込まれた駆動部57は、洗滌槽3の側壁3aの外側に固定されている。中間案内部56cは、洗滌槽3の内側にまで延び、その内側にまで延びた後端には、ワイヤ案内部56の後端部分56bを形成する取り外し可能なキャップ61(図1,3参照)が取り付けられている。中間案内部56cは、洗滌槽3の側壁3bに水密状態で固定され、その後端の近傍には、給水管63と電磁弁64とがつながっている。
【0014】
図3(a)は第1洗滌装置51の断面図である。第1洗滌装置51では、前進したワイヤブラシ31が実線で示され、後退したワイヤブラシ31が仮想線で示されている。前進したワイヤブラシ31のブラシ部36は、アタッチメント59から延出し、ワイヤ部33の一部がワイヤ案内部56の内側にあって長さ方向へ延びている。ワイヤ部33は、その後端に遮光部材66が設けられている。ワイヤ案内部56の中間案内部56cは、透明なプラスチックパイプ等からなる光透過性のものであり、駆動部57のやや後方に前部センサ67を有し、キャップ61のやや前方に後部センサ68を有する。これらセンサ67,68は構造が同じもので、ワイヤ案内部56の径方向外側にあって、互いに向かい合う投光器91と受光器92とからなる。実線で示されたワイヤブラシ31では、遮光部材66が後部センサ68における受光器92の前に位置して投光器91からの光を遮り、ワイヤブラシ31が後退位置にあることをセンサ68に検知させ、そのときに後部センサ68は適宜の制御回路を介して電気信号を駆動部57に伝える。その電気信号によって駆動部57が始動してワイヤブラシ31が前進し、遮光部材66が前部センサ67における受光器92の前に来ると、投光器91からの光を遮ってワイヤブラシ31が前進位置にあることをセンサ67に検知させ、その検知に基づいて前部センサ67は電気信号を駆動部57に伝える。その電気信号によって駆動部57が停止する。かかる駆動部57は、ハウジング71と、ハウジング71に納まるローラ72とを有する。中間案内部56cの後端近傍につながる給水管63では、電磁弁64が開閉することによって、ワイヤブラシ31が前進・後退運動しているときにも停止しているときにも、ワイヤ案内部56の中へアルカリ水、酸性水、および水道水いずれかの洗滌水を供給することができる。このように使用されるワイヤ案内部56は、センサ67,68の近傍の部分のみが光透過性であって、その他の部分が非透過性であってもよい。
【0015】
駆動部57におけるローラ72は、並列した一対のローラ72a,72b(図1参照)からなり、適宜の圧力でワイヤブラシ31のワイヤ部33を挟持して回転し、ワイヤブラシ31を前進・後退させることができる手段である。ワイヤブラシ31は、ワイヤ案内部56に対して挿抜されるときに、ブラシ部36がローラ72a、72b間を通過する。ローラ72bは、駆動ギア74(図1参照)を介してローラ回転用モータ(図示せず)につながっており、ワイヤブラシ31の前進方向と後退方向とに回転可能である。
【0016】
このように形成された第1洗滌装置51では、洗滌槽3の内部において、連結管26のアタッチメント59を図1における内視鏡2の鉗子挿入口22に固定する。このときに、連結管26からワイヤブラシ31が突出していれば、鉗子挿入口22に予め挿し込んでおく。次に、第2洗滌装置52の連結管226のアタッチメント259を内視鏡2の吸引ボタン挿入口23に固定する。洗滌槽3の操作パネルを使って第1,2洗滌装置51,52の運転を開始すると、第1洗滌装置51については、給水管63の電磁弁64が開いてワイヤ案内部56の内部にアルカリ水、酸性水、水道水のいずれかがパネルの設定条件に従って供給される。運転開始時のワイヤブラシ31は、遮光部材66が後部センサ68の受光器92の前に位置して後退した状態にあり、駆動部57では、ローラ72a,72bがワイヤブラシ31を前進させたり後退させたりしながら繰り出して、内視鏡2の鉗子用管路内を徐々に前進させる。ワイヤブラシ31の遮光部材66が前部センサ67に到着すると、遮光部材66によって光を遮られた前部センサ67からの信号でワイヤブラシ31の前進が止まる。その後に、ローラ72a,72bはワイヤブラシ31を前進させたり後退させたりしながら、または単に後退させるだけで遮光部材66が後部センサ68に到着するところまで戻す。通常は、このような洗滌を1サイクルとしてアルカリ水、酸性水、水道水のそれぞれについて少なくとも1サイクルの洗滌を行うことで、内視鏡2の鉗子用管路に対する洗滌が終了する。好ましい第1洗滌装置51では、各洗滌水ごとの洗滌繰り返し回数(サイクル数)等の洗滌条件を適宜の値に設定することができる。このようにして内視鏡2を洗滌している間に、ワイヤブラシ31もまた洗滌される。ワイヤブラシ31は、ワイヤ案内部56内で直状に延びているから、ワイヤ部33の周囲およびブラシ部36の周囲がワイヤ案内部56に供給される洗滌水によって余すところなく洗滌される。ワイヤブラシ31は、その遮光部材66が後部センサ68に位置しているときにブラシ部36が内視鏡2の鉗子挿入口22の手前に位置し、遮光部材66が前部センサ67に位置しているときに内視鏡2の鉗子用管路の先端に到着するような長さのものであることが好ましく、ワイヤ案内部56もそれに対応した長さであることが好ましい。
【0017】
ワイヤブラシ31をワイヤ案内部56に対して挿抜するときには、洗滌槽3の内側にあるキャップ61を外し、中間案内部56cの後端65を開放すればよい。その後端65は洗滌槽3の内側に位置しているから、後端65が開放状態であったり、後端65に対するキャップ61の取り付けが不完全であったりしても、ワイヤ案内部56に供給される洗滌水は、洗滌槽3が設置されている室内に漏れ出るということがない。但し、第1洗滌装置51は、ワイヤ案内部56の後端を洗滌槽3から外した状態でキャップ61を取り付け、駆動部57と連結管26も洗滌槽3から外し、装置51の全体を洗滌槽3から切り離した状態で使用することも可能である。
【0018】
図3(b)は第2洗滌装置52の断面図である。第2洗滌装置52は、後部センサの構成を除くと、第1洗滌装置51と同じである。以下では、第2洗滌装置52について、第1洗滌装置51の参照番号に対応する部位にその参照番号に200を加えて説明する。第2洗滌装置52は、ワイヤ案内部256の後端部分256b寄りにワイヤ案内部256の長さ方向へ並ぶ第1後部センサ268aと、第2後部センサ268bと、第3後部センサ268cとを有し、これら第1〜3後部センサ268a〜268cのそれぞれの構造は、前部センサ67のそれと同じであって、投光器291と受光器292とからなる。この第2洗滌装置52は、図1に示されている内視鏡2の吸引ボタン挿入口23につながる吸引管路とユニバーサルコード部18の管路(いずれも図示せず)とを洗滌するのに適したもので、連結管226のアタッチメント259は、吸引ボタン挿入口23に固定される。
【0019】
洗滌槽3の操作パネルを使って第2洗滌装置52を始動すると、第1洗滌装置51と同様にローラ回転用のモータによって駆動されるワイヤブラシ231は、遮光部材266が第2後部センサ268bの位置から前進を開始し、前進・後退を繰り返しながら第3後部センサ268cに到着する。この間にブラシ部236は内視鏡2の吸引管路を前進・後退しながら洗滌する。次に、ワイヤブラシ231は、遮光部材266が第3後部センサ268cから第1後部センサ268aに到着するまで後退し、その間にブラシ部236が内視鏡2の吸引管路から抜ける。さらに、ワイヤブラシ231は、遮光部材266が前部センサ267に到着するまで前進・後退を繰り返しながら進み、その間にブラシ部236が内視鏡2のユニバーサルコード部18の管路に進入してこの管路を洗滌する。遮光部材266が前部センサ267に到着したワイヤブラシ231は、その遮光部材266が第2後部センサ268bに到着するところまで後退する。
【0020】
この第2洗滌装置52では、前部センサ267と第1〜3後部センサ268a〜268cとが、次のように使用される。ワイヤブラシ231の遮光部材266が第2後部センサ268bの位置にある状態から第3後部センサ268cへ向かって始動するときには、第1〜3後部センサ268a〜268cと前部センサ267とのうちの第2後部センサ268bだけが遮光部材266を検知可能な作動状態にセットされている。ただし、ワイヤブラシ231が前進を開始する前に、もし必要があるならば、ワイヤブラシ231の先端が連結管226の前方に位置する状態において洗滌水をワイヤ案内部256へ供給して連結管226の内部で大きく広がっているブラシ部236を所要時間、例えば30秒間程度洗滌することができる。
【0021】
ワイヤブラシ231が始動した後は、遮光部材266が第3後部センサ268cの受光器292の近傍、すなわち受光器292を中心としてその直前から直後に至るまでの計算上における第2洗滌装置52のローラ回転用モータの回転数範囲において第3後部センサ268cだけが遮光部材266を検知可能な作動状態にセットされ、その他のセンサは非作動状態にセットされている。第3後部センサ268cが作動状態にある間に遮光部材266が第3後部センサ268cに到着すると、第3後部センサ268cからの信号に基づいてローラ回転用モータが一旦停止し、しかる後に逆回転してワイヤブラシ231が後退する。
【0022】
ワイヤブラシ231が後退するときには、遮光部材266が第3後部センサ268cから第1後部センサ268aの受光器292の近傍、すなわち受光器292を中心としてその直前から直後に至るまでの計算上におけるローラ回転用モータの回転数範囲において第1後部センサ268aが遮光部材266を検知可能な作動状態にセットされ、その他のセンサが非作動状態にセットされている。その作動状態の間に、遮光部材266が第1後部センサ268aに到着すると、第1後部センサ268aからの信号に基づいてローラ回転用モータが一旦停止する。このときにもし必要であるならば、タイマーを作動させて所要時間洗滌水を内視鏡に供給する。
【0023】
次に、ローラ回転用モータが再び回転して遮光部材266が前部センサ267に到着するまでワイヤブラシ231が前進する。この前進時に作動状態にセットされるのはセンサ267,268a〜268cのうちで前部センサ267だけであって、前部センサ267は、部材266が第1後部センサ268aから前部センサ267の近傍、すなわち前部センサ267の受光器292を中心としてその直前から直後に至るまでの計算上におけるローラ回転用モータの回転数範囲において遮光部材266を検知可能な作動状態にセットされる。その作動状態の間に遮光部材266が前部センサ267に到着すると、前部センサ267からの信号に基づいてローラ回転用モータが一旦停止し、しかる後に逆回転する。
【0024】
その逆回転によって、ワイヤブラシ231は遮光部材266が第2後部センサ268bにまで後退する。このときの第2後部センサ268bは、遮光部材266が前部センサ267から第2後部センサ268bの近傍に至るまでの計算上におけるローラ回転用モータの回転数範囲において遮光部材266を検知可能な作動状態にセットされ、その他のセンサは非作動状態にセットされている。その作動状態の間に遮光部材266が第2後部センサ268bに到着すると、第2後部センサ268bからの信号に基づいてローラ回転用モータが停止するとともに洗滌水の供給も停止して、第2洗滌装置52による洗滌が終了する。
【0025】
第1洗滌装置51のローラ回転用モータおよび第2洗滌装置52のローラ回転用モータやその他の回転部位の回転数や回転時間を検知するには、磁気スイッチや光電センサ、接触型のリミットスイッチ等周知慣用の手段を使うことができる。
【0026】
この発明において、第1洗滌装置51のワイヤ案内部56と第2洗滌装置52のワイヤ案内部256とは、長さの異なるものに代えることができる。また、洗滌槽3は、第1洗滌装置51または第2洗滌装置52の一方のみを取り付けて使用することもできる。
【0027】
第1洗滌装置51において、ワイヤ案内部56の内部を洗滌したり、ワイヤブラシ31を交換したりする際、ワイヤブラシ31はローラ72を逆回転させて後退させた後に、中間案内部56cの後端65から抜き取ることができる。
【0028】
図4は、ワイヤブラシ31が後退した状態にあるときのワイヤ案内部56の後端部56b近傍の断面図である。中間案内部56cの後端65にねじ部65aを介してつながるキャップ61の内側には、ワイヤブラシ31後端の遮光部材66が延びてきているから、キャップ61を外してその遮光部材66の近傍を持つことによって、ワイヤブラシ31を抜き取ることができる。第1洗滌装置51において、ワイヤブラシ31の全長はL0であり、中間案内部56cは、ローラ72の後方部位から後端65までの長さがL1(図3参照)であり、中間案内部56cの後端65からキャップ61の内側の後端までの長さがL2であって、ワイヤ案内部56は、L1とL2との和がL0よりも長くなるように形成されている。また、中間案内部56cは、L1がL0よりも短くなるように形成されている。このような第1洗滌装置51では、キャップ61が取り付けられている状態のままでローラ72を後退方向へ回転させても、ワイヤブラシ31の後端部である遮光部材66がキャップ61の内端に突き当たることがない。それゆえ、第1洗滌装置51では、ワイヤブラシ31を後退させる前に予めキャップ61を取り外しておくという必要がない。
【0029】
このように機能するこの発明の第1洗滌装置51によらず、中間案内部の長さがワイヤブラシの長さよりも短く、その後端65がキャップ61よりも浅いキャップで閉じられている洗滌装置を使用すると、中間案内部のキャップを外し忘れてワイヤブラシを後退させたときに、ワイヤブラシの後端部がキャップの内端部に突き当たっても、ローラはワイヤブラシをさらに後退させようとするするから、ワイヤブラシはやがてローラのハウジング内で絡まり合い、折れ曲がり、再使用できないほどに損傷を受けることがある。
【0030】
第1洗滌装置51において、キャップ61の長さL2が、好ましくは5mmから50mmとなるように、ワイヤブラシの長さL0に対して中間案内部56cの長さL1を定める。図示例の第2洗滌装置52は、第1洗滌装置51と同様なワイヤブラシ231と、ワイヤブラシ案内部256と、中間案内部256cと、キャップ261とを有し、これらワイヤブラシ231と中間案内部256cとキャップ231との長さの関係が、第1洗滌装置51と同様に定められる。
【0031】
【発明の効果】
この発明に係る内視鏡洗滌装置では、ワイヤブラシの長さL0よりも、ワイヤブラシを駆動するローラよりも後方に位置する案内部の長さL1と案内部に取り付けられるキャップの長さL2との和を大きくし、かつ、長さL1は長さL0よりも小さくしたから、キャップを外さずにワイヤブラシを後退させたときにも、ワイヤブラシが折れ曲がるとかローラに絡まるということがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡洗滌装置が使用される洗滌槽の部分頂面図。
【図2】図1の洗滌槽の斜視図。
【図3】内視鏡洗滌装置の断面図。
【図4】ワイヤ案内部の部分断面図。
【符号の説明】
2 内視鏡
31 ワイヤブラシ
33 ワイヤ
36 ブラシ
51 内視鏡洗滌装置
52 内視鏡洗滌装置
56 ワイヤ案内部
56a 前端部
56b 後端部
56c 中間案内部
57 駆動部
61 キャップ
65 後端
231 ワイヤブラシ
233 ワイヤ
236 ブラシ
256 ワイヤ案内部
256a 前端部
256b 後端部
256c 中間案内部
257 駆動部
261 キャップ
265 後端[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for cleaning an endoscope using a wire brush.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a device for automatically inserting a wire brush into an endoscope pipe line stored in an endoscope washing tank and washing the inside of the pipe line, a long wire forming the wire brush is wound around a reel, There is an apparatus that employs a mechanism that can pay out a necessary amount according to the length of a road (see Patent Documents 1 and 2). In this apparatus, the number of reel rotations and the amount of feed are in direct proportion, and the wire is wound in a state where the wires are arranged in an orderly manner on the reel. However, when the wire is not wound in such a manner, the reel feeding amount cannot be accurately controlled. Under such circumstances, the inventors of the present invention, as one of the solutions to such a problem of the conventional washing apparatus, do not wind the wire brush, but are almost straight in the length direction. It was stored in a pipe-shaped guide tube in a stretched state, and it was obtained that it was inserted into and removed from an endoscope connected to the tip of the guide tube in a stretched state. In this case, if the wire brush wire is held between a pair of rollers and moved forward and backward, the amount of feeding can be accurately controlled by the number of rotations of the rollers.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-7-194533 (FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-8-275717 (FIG. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, even in a cleaning device based on such knowledge, the rear end of the pipe-shaped guide tube is sealed to allow the cleaning water to flow into the guide tube, and the cleaning water is introduced into the endoscope together with the wire brush that moves forward. In the modified version, the part of the retracted wire brush can be seen from the rear end of the guide tube so that the wire brush can be pulled out of the guide tube. When the preparatory operation of removing in advance is forgotten, there is a case where the wire brush hits the hermetic plug, and the wire brush that is going to retreat may get entangled with the roller or bend behind the roller and be damaged.
[0005]
The present invention relates to an improvement in an apparatus for washing an endoscope using a wire brush, and an object thereof is to solve the problem that the wire brush is entangled or bent when the wire brush is taken out from the washing apparatus. ing.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is directed to a wire brush in which a brush is attached to the front end of a wire having a front end and a rear end, and a state in which the wire brush is extended in the length direction. A wire guide that extends in the forward direction from the rear end to the front end and can be guided in the reverse direction and vice versa, and the wire brush is driven in the forward direction and the reverse direction. An endoscope cleaning device in which a front end portion and a rear end portion are formed in the wire guide portion, and the endoscope can be attached to and detached from the front end portion.
[0007]
In such an endoscope cleaning apparatus, the present invention is characterized in that the wire guide portion incorporates a pair of rotatable rollers that form the drive means at the front end portion and clamp the wire from the radial direction. An intermediate guide portion extends in the backward direction from the rear portion of the roller, and a removable cap extending in the backward direction is attached to a rear end of the intermediate guide portion. L 1 , the length of the inner side of the cap extending in the backward direction from the rear end of the intermediate guide portion is L 2 , and the sum of these lengths L 1 and L 2 is the length of the wire brush. The length L 1 is longer than the length L 0 from the front end to the rear end, and the length L 1 is shorter than the length L 0 .
[0008]
In a preferred embodiment of the invention, the length L 2 is 5 mm to 50 mm.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The details of the endoscope cleaning apparatus according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0010]
FIG. 1 is a top view of a washing tub 3 in which an endoscope washing apparatus according to the present invention is used. The washing tub 3 is in a state in which a
[0011]
Two flexible connecting
[0012]
Preferred alkaline water supplied as washing water has a pH of 11.0 or higher and an oxidation-reduction potential (ORP) of -800 mV or higher to dissolve blood and other protein stains adhering to the
[0013]
FIG. 2 is a perspective view of a main part of the washing tub 3. A
[0014]
FIG. 3A is a cross-sectional view of the
[0015]
The
[0016]
In the
[0017]
When inserting / removing the
[0018]
FIG. 3B is a cross-sectional view of the
[0019]
When the
[0020]
In the
[0021]
After the
[0022]
When the
[0023]
Next, the
[0024]
The reverse rotation of the
[0025]
In order to detect the rotation speed and rotation time of the roller rotation motor of the
[0026]
In this invention, the
[0027]
In the
[0028]
FIG. 4 is a cross-sectional view of the vicinity of the
[0029]
Regardless of the
[0030]
In the
[0031]
【The invention's effect】
In the endoscope washing apparatus according to the present invention, than the length L 0 of the wire brush, than the roller for driving the wire brush of the cap to be attached to the guide portion and the length L 1 of the guide portion located in the rear length to increase the sum of L 2, and from the smaller than the length L 1 is the length L 0, even when retracting the wire brush without removing the cap, that entangled Toka roller wire brush bends There is nothing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial top view of a washing tank in which an endoscope washing apparatus is used.
FIG. 2 is a perspective view of the washing tub shown in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an endoscope cleaning apparatus.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view of a wire guide part.
[Explanation of symbols]
2
Claims (2)
前記ワイヤ案内部は、前記前端部に前記駆動手段を成して前記ワイヤを径方向から挟持する一対の回転可能なローラが組み込まれ、前記ローラの後方部位からは前記後退方向へ中間案内部が延び、前記中間案内部の後端にはさらに前記後退方向へ延びる取り外し可能なキャップが取り付けられており、前記中間案内部の長さがL1であり、前記中間案内部の後端から前記後退方向へ延びる前記キャップ内側の長さがL2であって、これら長さL1とL2との和が前記ワイヤブラシの前記前端から後端までの長さL0よりも長く、かつ、前記長さL1が前記長さL0よりも短いことを特徴とする前記内視鏡洗滌装置。A wire brush in which a brush is attached to the front end of the wire having a front end and a rear end; and a forward direction in which the wire brush can be stored in a state where the wire brush is extended in the length direction and is directed from the rear end to the front end. The wire guide has an elongated wire guide that can be guided in the reverse direction, and drive means for moving the wire brush forward and backward. The wire guide includes a front end and a rear end. In the endoscope cleaning apparatus in which an end is formed and the front end is detachable from the endoscope,
The wire guide portion includes a pair of rotatable rollers that form the driving means at the front end portion and sandwich the wire from the radial direction, and an intermediate guide portion extends backward from the rear portion of the roller. A removable cap is attached to the rear end of the intermediate guide portion and further extends in the backward direction, and the length of the intermediate guide portion is L 1 , and the backward movement from the rear end of the intermediate guide portion is performed. The inner length of the cap extending in the direction is L 2 , and the sum of these lengths L 1 and L 2 is longer than the length L 0 from the front end to the rear end of the wire brush, and the endoscope washing apparatus length L 1 is equal to or shorter than the length L 0.
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