JP3616750B2 - 痩身具 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、許容範囲内の体感刺激を満足させつつ最大限の痩身効果を得ることができ、さらに1個の本体によって適正に複数の子機を制御することができ、広範囲に亘って適正に痩身することが可能な痩身具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人体の皮膚に一対の電極を貼着し、一対の電極から、電池や制御機構を備えた本体が出力する低周波のパルス信号を皮膚に付与し、筋肉を運動させる低周波痩身具がある。この低周波痩身具は、基本的には、本体と、この本体から電気的接続用のコードによって繋がれた一対の電極とを有する。
【0003】
こうした低周波痩身具は、一対の電極から付与される低周波のパルス信号における波形と出力タイミングによって、例えば「揉む」、「叩く」といったように筋肉を運動させることができ、自分で運動したり、人に(エステティックのように)マッサージして貰ったりすることなく、痩身可能である。
【0004】
しかし、上記した低周波痩身具は、本体と一対の電極をコードで繋いでいる状態であったため、コードが絡まったり、コードを押さえつけたりすることで、断線してしまい故障しやすいといった問題があった。
【0005】
そこで、従来、一対の電極を一つの子機に一体的に備えると共に、この子機を無線によって制御するようにした無線式低周波痩身具がある。この低周波痩身具は、一対の電極を子機に一体的に備えているので、電極のそれぞれを接続するためのコードが省略されると共に、当該子機を制御するための本体からのコードも省略できるから、コードが絡まったり、コードを押さえつけたりすることで、断線してしまい故障しやすいといった問題点を解消することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した無線式低周波痩身具は、1個の子機ではその子機の貼着位置周囲しか痩身効果を得ることができず、広範囲にかつ貼着位置の個人差を許容できるように一対の電極のそれぞれを貼着することができないといった問題があった。
【0007】
そのような場合、単純に子機を増設すればよいのであるが、従来の無線式低周波痩身具は、子機と本体とが対をなしているので、子機を増設した分だけ本体も増えることとなり、また、筋肉を効率よく適正に運動させるためには、順序よく子機を稼働させる必要があるにも拘わらず、単純に子機を増設しただけでは子機を順序よく稼働させることが困難であるといった問題もある。さらに、単純に子機を増設しただけでは、子機ごとに電源管理を行う必要が生じて煩わしいといった問も生じる。
【0008】
ところで、電気的刺激を与えて痩身する従来の痩身具において、低周波を用いていた理由は、低周波とすることで、敏感である人体の筋肉の表層部へ刺激が与えられ、結果として刺激が与えられているという体感刺激が大きく、痩身効果を使用者が認識できるからである。
【0009】
低周波痩身具の場合、出力を大きくすれば、筋肉の表層部の刺激が強くなり痩身効果は向上する。その一方、出力を大きくすることで、筋肉の表層部の刺激が強くなるから、当然に体感刺激が大きくなり、「痛み」となって認識されることとなる。
【0010】
すなわち、低周波を用いた痩身具は、筋肉を運動させるために出力を大きくすると、痛みのみならず、場合によっては皮膚がかぶれたり赤くなったりしてしまうこともあり、痩身効果を向上させることと体感刺激を抑制することとは相容れない条件となっていたのである。
【0011】
また、筋肉の表層部を刺激することは、体感刺激が大きいから、使用者にしてみればあたかも痩身効果があるように認識されるが、痩身上の効果を考えると、例えば筋肉の運動によって脂肪を燃焼させて痩身効果を図るためには、筋肉の表層部ではなく、筋肉の下層部(最も骨に近い部分の筋肉)から表層部に向けて自然に運動させることが望ましい。
【0012】
しかし、筋肉の下層部に刺激を与えることは、脂肪を燃焼させるためには効率がよいものの、体感刺激として認識されにくいため、使用者にしてみれば、痩身効果があるようには認識されにくいから、結果として、従来から痩身具又はマッサージ器の類では低周波を用いていたのである。
【0013】
以上のことから、従来の(無線式)低周波痩身具は、低周波の電気信号出力を大きくして痩身効果をより向上させることは体感刺激が大きくなって痛みが生じる可能性があることから限界があるという問題、及び痩身効果を向上させるには筋肉の下層部から表層部へ向けて自然に運動させることが望ましいが、筋肉の下層部へ刺激を付与しても体感刺激が得られず、使用者を満足させることができないといった問題、が生じていた。
【0014】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、許容範囲内の体感刺激を満足させつつ最大限の痩身効果を得ることができ、さらに1個の本体によって適正に複数の子機を制御することができ、広範囲に亘って適正に痩身することが可能な痩身具を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の痩身具は、電極から中周波信号を出力し、この中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力するようにしたのである。このようにすることで、筋肉の下層部から表層部に亘って筋肉を運動させることが可能になり痩身効果が向上し、かつ適度な体感刺激を与えることができる。
【0016】
また、本発明の痩身具は、一対の電極を一体的に有すると共にそれぞれに識別符号を有した子機を複数有し、これら子機を全体的にあるいは個別に無線によって駆動制御する1個の本体を有したのである。このようにすることで、複数の子機を1個の本体で駆動制御することができ、従って広範囲に適正に子機を駆動させることができると共に、無線式とすることで複数の子機を任意の箇所に貼着することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の痩身具は、人体の皮膚に一対の電極を貼着して筋肉を運動させる痩身具において、電極から中周波信号を出力し、この中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力するようにしたものである。
【0018】
上記構成において、低周波は一般的には1000Hz以下の帯域の周波数を意味し、人体の皮膚に付与した場合は、皮膚の表面下(筋肉の表層部)2mm程度に横に拡がりつつ浸透する特性を有する。従って、筋肉の表層部を刺激するには最も効果的であり、かつ敏感な筋肉の表層部に刺激が加わるから体感刺激を得やすい。
【0019】
上記の反面、低周波は、体感刺激を得やすいから、低周波の帯域において実際に使用可能な帯域は1〜200Hzであり、出力を大きくすれば、上記した筋肉の表層部での痩身効果は向上するが、皮膚に痛みが伴うといった特性も有する。
【0020】
中周波は、一般的には1000〜5000Hzの帯域の周波数を意味し、人体の皮膚へ付与した場合は、皮膚の表面下(筋肉の下層部)2〜5cm程度に横に拡がることなく浸透する特性を有する。従って、筋肉の下層部を刺激するには最も効果的であり、出力を大きくしても皮膚に刺激を与えることがない。
【0021】
上記の反面、中周波は、筋肉の表層部を刺激しないから、体感刺激を得にくく、使用による心理的な痩身効果を得にくいといった特性も有する。
【0022】
ちなみに、高周波は、一般的には5000Hz以上の帯域の周波数を意味し、人体の皮膚へ付与した場合は、皮膚の表面下15cm程度に横に拡がることなく浸透する特性を有し、また、皮膚に刺激を与えることがないが、その反面、皮膚の組織にかかる負担が大きいという特性を有する。
【0023】
よって、高周波は、皮膚の表面下15cmまで浸透させる必要がないことと、皮膚組織にかかる負担が大きいことから痩身器具には適さない。
【0024】
本発明の痩身具は、体感刺激を損なうことなく痩身効果を向上させることを目的としているから、痩身効果自体の向上としては中周波を中心に考えればよく、体感刺激を維持することについては低周波を中心に考えればよいが、以下に説明する信号出力と筋肉の効率の良い運動を考慮すると、山状とされた出力波形について、出力波形の全体の立ち上がり時には中周波信号を先に出力し、この中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力すればよいのである。
【0025】
上記で、中周波信号を先に出力する理由は、次のとおりである。筋肉運動は一般的には内側(筋肉の下層部)から外側(筋肉の表層部)に向かって生じ、この筋肉運動によって痩身効果の一つである脂肪の燃焼が生じるが、筋肉の表層部(低周波信号)のみでも下層部(中周波信号)のみでも筋肉が通常の運動を行っているとは言えず、結果として脂肪の燃焼効果は低い。
【0026】
以上の理由から、中周波信号を低周波信号より先に出力するのであり、このようにすることで、筋肉を下層部から表層部に向けて全体的にかつ自然に運動させることができ、脂肪を効率よく燃焼させることができるようになる。
【0027】
また、上記で、中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力する理由は、次の通りである。皮膚に付与する電気信号の出力波形を上記したように山状としたときには、中周波信号が完全に立ち下がって時間が経過してから低周波信号を出力すると、筋肉の下層部から表層部への連続的な自然な運動が生じない。従って、中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力するのであり、このようにすることで、筋肉の下層部と表層部とを分離することなく筋肉全体を連続的にかつ自然に運動させることができるのである。
【0028】
中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力すれば、中周波信号の立ち下がり直後に較べてより自然に筋肉全体を運動させることができ、自然に筋肉全体を運動させることができるようになる。
【0029】
このように、本発明の痩身具は、中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力することで、体感刺激を損なうことなく、筋肉を下層部と表層部を分けることなく連続して自然にかつ全体的に運動させることができ、許容範囲内の体感刺激を満足させつつ最大限の痩身効果を得ることができる。
【0030】
また、本発明の痩身具は、上記構成において、一対の電極を一体的に有すると共にそれぞれに識別符号を有した子機を複数有し、これら子機を全体的にあるいは個別に無線によって駆動制御する1個の本体を有したものである。
【0031】
上記構成において、本体によって子機を全体的に駆動制御するとは、複数の子機全てを皮膚に貼着したときに複数の子機全てを、予め用意した又は任意の順番通りに、あるいは一斉に駆動制御することを意味する。一方、本体によって子機を個別に駆動制御するとは、複数の子機から選択的に皮膚に貼着したときに、これら選択的に貼着した子機のみを個別に駆動制御することを意味する。
【0032】
このようにすることで、1個の本体によって複数の子機を制御することができ、また、無線式とすることで、複数の子機のそれぞれ、及び複数の子機と本体とを接続するコードを省略することができるから、コードが絡まったり断線することがなくなり、また、1個の本体によって適正に複数の子機を制御することができ、広範囲に亘って適正に痩身することが可能となる。
【0033】
また、本発明の痩身具は、上記構成において、複数の子機と本体とを収納する収納器を有し、この収納器に充電機能を有したものである。
【0034】
子機が複数になるということは、子機のそれぞれを管理する手間がかかる可能性があり、そうした管理の手間を省く意味でも本発明の痩身具においては、子機には識別符号を付与しているのであり、また、子機と本体とを一体的に収納する収納器を備えているのである。
【0035】
本体と子機は、共に電源供給されることで駆動可能となるが、特に複数の子機それぞれに使い捨ての乾電池を内蔵することとすると、子機が複数あることから、乾電池が非常に多数必要になると共に、消費した乾電池を子機ごとに取り替える手間も生じる。
【0036】
そこで、上記構成のように、収納器に充電機能を有することで、使用後に本体と複数の子機とを収納器に収納すれば管理が行えると共にこの収納器で本体と複数の子機全てが充電されるから、乾電池を多数要することもなく、子機の電源不足を心配する必要がなくなる。
【0037】
また、本発明の痩身具は、上記構成において、収納器が、充電するために子機を載置したときに、その位置で子機に対し識別符号を付与するものである。
【0038】
上記構成では、子機を収納と充電のために収納器に載置したときには、その載置箇所から子機に対して識別符号を付与するのである。例えば、使用時に「3」という識別符号が付与されていた子機を収納器に収納したとき、その載置箇所が「5」であれば、使用時に「3」という識別符号が付与されていた子機に今度は「5」という識別符号を付与する。
【0039】
このようにすることで、子機を収納器へ収納するときは、子機の識別符号を意識しなくてもよくなり、つまり適当に子機を収納してもその収納箇所において子機に適正な識別符号が付与されるから、次回の使用時に収納箇所の識別番号に基づいて皮膚に貼着すれば、本体から意図通りに子機を駆動させることができる。
【0040】
【実施例】
以下に本発明の痩身具の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の痩身具の全体を示す。図2は本発明の痩身具の子機を示す。図3は本発明の痩身具の本体を示す。図4は本発明の痩身具の収納器を示す。図5は本発明の痩身具におけるエレクトリック・マッスル・シュミレーションモードで子機を制御したときの状況を示す。
【0041】
1は、本発明の痩身具であり、この痩身具1は、例えば本実施例では8個の子機2と、これら8個の子機2を駆動操作するための1個の本体3と、この本体3及び8個の子機を収納すると共に充電を行いかつ本実施例では子機2に識別符号を付与する収納器4とからなる。
【0042】
子機2は、図2に詳細に示すように、表面側に子機表示部2aが設けられており、この子機表示部2aでは、子機2を収納器4の収納箇所に載置したときに、収納器4から送信される識別符号の信号、例えば1〜8のいずれかが表示されるようになっている。
【0043】
また、子機2は、子機表示部2aの近傍にインジケータ2bが設けられており、このインジケータ2bは、例えば信号パターンモードに応じて皮膚に信号を付与しているときにはインジケータ2bが点滅したり点灯したりするようになっている。
【0044】
さらに、子機2は、その表面側に、本体3からの制御信号を受信するための受信部2cが設けられいる。また、子機2は、その端部に充電用端子2dが設けられており、この充電用端子2dを、後述する収納器4において子機2を収納する部位に設けられた給電用端子4cに接触させることで、子機2が充電されるようになっている。
【0045】
また、子機2は、裏面側に一対の電極2e,2eを有しており、この一対の電極2e,2eは、後述するパッド2Aを取り付けるための接続部を兼ねている。パッド2Aは、接続部2B,2Bが電極2e,2eに取り付けられることで、電気的に接続した状態となる。
【0046】
また、パッド2Aは、表面側に、電極間を絶縁部2Cによって絶縁した導電粘着剤2Dが塗布され、この導電粘着剤2Dによって子機2全体を皮膚に貼着することができ、電極2e,2eからの電気信号を皮膚に付与することができるのである。
【0047】
すなわち、子機2は、1個につき一対の電極2e,2eを有しているから子機2を1個だけ皮膚に貼着しても使用が可能である。また、一対の電極2e,2eに対して導電粘着剤2Dを塗布したパッド2Aを設けることで、このパッド2Aが人体の曲面部でも密着し、確実に信号を付与することができるのである。
【0048】
本体3は、図3に詳細に示すように、表面側に、例えば子機2を選択するセレクトボタン3a、後述する皮膚に付与する信号パターンモードを選択するモードボタン3b、信号の強弱を変更する強さボタン3c、子機2の駆動時間を設定するタイマーボタン3d、及び駆動オン・オフを切り替えるスタートストップボタン3eを設けている。
【0049】
また、本体3においてボタン3a〜3eが設けられた面には、各ボタン3a〜3dの状態を使用者に視認させるためのセレクト表示部3f、モード表示部3g、強さ表示部3h、及びタイマー表示部3iが各々形成されている。
【0050】
セレクト表示部3fでは、セレクトボタン3aを押して順次送った番号を表示する。子機2の選択は、任意の子機2を表示させたときに例えばスタートストップボタン3eを押すことで行うようになっている。
【0051】
モード表示部3gでは、後述する子機2の信号パターンモード、例えば本実施例では、ドレナージュ、トーニング、エレクトリック・マッスル・シュミレーション、マニュアル、オートの文字の横のインジケータが点灯する。信号パターンモードは、モードボタン3bを押すことで各モードを変更することができるようになっている。
【0052】
強さ表示部3hでは、皮膚に付与される信号の強度が度数で表示される。信号の強弱は、強さボタン3cを押すことで、例えば1〜10の段階に設定することができるようになっている。
【0053】
タイマー表示部3iでは、例えば5分刻みの数字が表示される。タイマー設定は、タイマーボタン3dを押すことで行う。本実施例では、例えば0(スタートストップボタン3eによって駆動させたとき)〜60分までの設定が可能となっている。
【0054】
また、本体3は、その一部に、例えば本実施例ではスタートストップボタン3e側の側端面に、充電用端子3jを備えており、この充電用端子3jを後述する収納器4において本体3を収納する部位に設けられた給電用端子4dに接触させることで、本体3が充電されるようになっている。
【0055】
また、本体3は、上記充電用端子3jとは反対の端部に、子機2へ制御用信号を出力するための送信部3kが設けられている。
【0056】
収納器4は、上記したように、子機2の各々と本体3とを収納可能なように凹状の子機収納部4aと、本体収納部4bとが形成されている。そして、子機収納部4aと本体収納部4bのそれぞれには、上記した給電用端子4c,4dが設けられている。
【0057】
また、収納器4は、図4に詳細に示すように、各々の子機収納部4aの近傍にインジケータ4eを設けており、このインジケータ4eは、例えば子機2へ給電中であるときに点灯し、給電(充電)が完了したときに消灯するようになっている。
【0058】
そして、本実施例における収納器4は、上記した給電用端子4c,4dが子機2へ識別符号を付与するための信号を送信するための端子をも兼ねており、子機2を子機収納部4aに載置すると、その子機収納部4aの識別符号が送信されると共に充電も開始されるようになっている。
【0059】
以上の構成とされた痩身具1は、本体3からの信号パターンモード(ドレナージュ、トーニング、エレクトリック・マッスル・シュミレーション、マニュアル、オート)によって、子機2から皮膚へと、次のように信号を付与するようになっている。
【0060】
すなわち、ドレナージュパターンモードは、リンパマッサージと共に筋収縮によって脂肪を燃焼させるべく、皮膚表面から低周波信号を付与して、この低周波信号の刺激を横へと拡がらせ、かつ低周波信号の出力を除々に大きくし、強さボタン3cで設定した出力をピークとしてまた除々に下げるといった制御を行う。
【0061】
また、トーニングパターンモードは、上記と同様リンパマッサージと共に脂肪を燃焼させるべく、皮膚に低周波信号を付与して、この低周波信号の刺激を横へと拡がらせるが、ドレナージュパターンモードと違う点は、細かい低周波パルス信号を急激に立ち上げ、急激に立ち下げるといった制御を行う点である。
【0062】
上記したドレナージュ及びトーニングパターンモードは、従来の低周波痩身具や低周波治療器などで使用されるいわゆる「揉む」や「叩く」を電気的に行うものであるから、特段新規な制御ではない。本発明の痩身具1は、エレクトリック・マッスル・シュミレーションを採用することで従来にはない格別な効果を得ることができる点が大きな特徴となっている。
【0063】
すなわち、エレクトリック・マッスル・シュミレーションパターンモードは、図5(a)に示すように、除々に立ち上がり除々に立ち下がるt0秒の山状とされた出力波形において、出力波形の全体の立ち上がり時t1秒だけ中周波信号P1を先に除々に出力し、この中周波信号P1の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号P2をt2秒だけ除々に立ち上げて出力する。
【0064】
例えばこのエレクトリック・マッスル・シュミレーションパターンモードとすることで、図5(b)に示すように、t1秒すなわち中周波信号P1が付与されているときは、筋肉の下層部に信号が浸透し、中周波信号P1の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号P2が出力されるにつれて除々に信号が筋肉の表層部に移行し、筋肉の下層部と表層部とを分離することなく連続して筋肉全体を自然に運動させることができる。
【0065】
このようにすることで、低周波信号によって体感刺激を得ることができ、中周波信号によって痩身効果を向上させることができるようになる。このエレクトリック・マッスル・シュミレーションパターンモードが、所定の順番で駆動される複数の子機2で行われることで、上記したドレナージュ:「揉む」やトーニング:「叩く」とは異なる「捻る」という効果を得ることができるようになる。
【0066】
マニュアルパターンモードは、任意の子機2を選択し、また任意の上記したドレナージュ、トーニング、エレクトリック・マッスル・シュミレーションのいずれかの信号パターンモードを選択して子機2を駆動することを意味する。このようにすることで、使用者の好みに応じた使用が可能となる。
【0067】
オートパターンモードは、任意に選択した又は全ての子機2を使用し、またそれらの子機2をドレナージュ、トーニング、エレクトリック・マッスル・シュミレーションの信号パターンモードを順番にあるいは本体2で決定したいずれかのみ又は順に子機2を駆動することを意味する。このようにすることで、何ら煩わしい設定を行うことなく使用することが可能となる。
【0068】
次に本発明の痩身具1の使用について説明する。痩身具1を使用するときは、収納器4から子機2を選択してあるいは全てを取り出し、取り出した子機2をパッド2Aによって皮膚に貼着する。子機2の貼着は、例えばマニュアルに記載した最も効率の良い貼着部位を参照してもよいし、使用者の任意でもよい。
【0069】
その後、本体2の表示部3f〜3iを確認しつつボタン3a〜3dを操作して任意の設定を行い、スタートストップボタン3eを押すと、本体3の送信部3kから子機2の各々の受信部2cへ制御用の信号が送信され、子機2が設定したように制御されて筋肉を運動させる。
【0070】
設定した時間が経過しない途中にスタートストップボタン3eを押すと子機2の駆動が停止するが、スタートストップボタン3eを押さないときは設定した時間が経過した後、子機2の駆動が停止する。
【0071】
使用が終了したとき、本体3は収納器4の本体収納部4bに収納する。一方、複数の子機2は、いま使用した子機2の識別符号(子機表示部2aに表示されている)通りに収納器4の子機収納部4aに収納してもよいが、ランダムに収納してもよい。
【0072】
すなわち、本発明の痩身具1は、収納器4の子機収納部4aに子機2を収納したときに、収納器4の給電用端子4cから子機2の充電用端子2dを介してその子機収納部4aの識別符号を送信して付与するようにしているからである。
【0073】
よって、例えば、いま使用時に識別符号が「3」であった子機2を、「8」の識別符号を付与する収納器4の子機収納部4aに収納することで、当該子機2は、以降識別符号が「8」に変更されるのである。
【0074】
このようにすることで、子機2の収納について逐一子機収納部4aと子機2の識別符号とを揃える必要がなくなり管理しやすくなる。そして、子機2を収納器4の子機収納部4aに、本体3を収納器4の本体収納部4bに各々収納すると、収納器の給電用端子4c,4dから子機2の充電用端子2d、本体3の充填用端子3jを介して子機2及び本体3へ充電が開始される。
【0075】
なお、本実施例では、子機2及び本体3への過充電による充電容量の低下を抑制することと、消費電力を抑制するために、子機2及び本体3の各々が所定の充電容量を満たしたときに充電を停止するようにしている。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る痩身具は、電極から中周波信号を出力し、この中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力するようにしたので、体感刺激を損なうことなく、筋肉を下層部と表層部を分けることなく自然にかつ全体的に運動させることができ、許容範囲内の体感刺激を満足させつつ脂肪を効率よく燃焼させることができる。
【0077】
また、本発明の請求項2に係る痩身具は、上記構成において、一対の電極を一体的に有すると共にそれぞれに識別符号を有した子機を複数有し、これら子機を全体的にあるいは個別に無線によって駆動制御する1個の本体を有したので、1個の本体によって複数の子機を制御することができ、また、無線式とすることで、複数の子機のそれぞれ、及び複数の子機と本体とを接続するコードを省略することができるから、コードが絡まったり断線することがなくなり、また、1個の本体によって適正に複数の子機を制御することができ、広範囲に亘って適正に痩身することが可能となる。
【0078】
また、本発明の請求項3に係る痩身具は、上記構成において、複数の子機と本体とを収納する収納器を有し、この収納器に充電機能を有したので、管理が行えると共にこの収納器で本体と複数の子機全てが充電されるから、乾電池を多数要することもなく、子機の電源不足を心配する必要がなくなる。
【0079】
また、本発明の請求項4に係る痩身具は、請求項3の構成において、収納器が、充電するために子機を載置したときに、その位置で子機に対し識別符号を付与するようにしたので、子機を収納器へ収納するときは、子機の識別符号を意識しなくてもよくなり、次回の使用時に収納箇所の識別番号に基づいて皮膚に貼着すれば、本体から意図通りに子機を駆動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の痩身具の全体構成を概略的に示す図である。
【図2】本発明の痩身具における子機を示し、(a)は表面側から見た図、(b)は裏面側から見た図、である。
【図3】本発明の痩身具における本体を示す図である。
【図4】本発明の痩身具における収納器を示す図である。
【図5】本発明の痩身具におけるエレクトリック・マッスル・シュミレーションパターンモードについて、(a)は信号の出力タイミングを、(b)は中周波信号と低周波信号の筋肉の浸透状況を、それぞれ説明するための図である。
【符号の説明】
1 痩身具
2 子機
2a 子機表示部
2c 受信部
2d 充電用端子
2e 電極
2A パッド
2C 絶縁部
2D 導電粘着剤
3 本体
3a セレクトボタン
3b モードボタン
3f セレクト表示部
3g モード表示部
3j 充電用端子
3k 送信部
4 収納器
4a 子機収納部
4b 本体収納部
4c 給電用端子(識別番号付与用の信号出力端子を兼ねる)
4d 給電用端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、許容範囲内の体感刺激を満足させつつ最大限の痩身効果を得ることができ、さらに1個の本体によって適正に複数の子機を制御することができ、広範囲に亘って適正に痩身することが可能な痩身具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人体の皮膚に一対の電極を貼着し、一対の電極から、電池や制御機構を備えた本体が出力する低周波のパルス信号を皮膚に付与し、筋肉を運動させる低周波痩身具がある。この低周波痩身具は、基本的には、本体と、この本体から電気的接続用のコードによって繋がれた一対の電極とを有する。
【0003】
こうした低周波痩身具は、一対の電極から付与される低周波のパルス信号における波形と出力タイミングによって、例えば「揉む」、「叩く」といったように筋肉を運動させることができ、自分で運動したり、人に(エステティックのように)マッサージして貰ったりすることなく、痩身可能である。
【0004】
しかし、上記した低周波痩身具は、本体と一対の電極をコードで繋いでいる状態であったため、コードが絡まったり、コードを押さえつけたりすることで、断線してしまい故障しやすいといった問題があった。
【0005】
そこで、従来、一対の電極を一つの子機に一体的に備えると共に、この子機を無線によって制御するようにした無線式低周波痩身具がある。この低周波痩身具は、一対の電極を子機に一体的に備えているので、電極のそれぞれを接続するためのコードが省略されると共に、当該子機を制御するための本体からのコードも省略できるから、コードが絡まったり、コードを押さえつけたりすることで、断線してしまい故障しやすいといった問題点を解消することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した無線式低周波痩身具は、1個の子機ではその子機の貼着位置周囲しか痩身効果を得ることができず、広範囲にかつ貼着位置の個人差を許容できるように一対の電極のそれぞれを貼着することができないといった問題があった。
【0007】
そのような場合、単純に子機を増設すればよいのであるが、従来の無線式低周波痩身具は、子機と本体とが対をなしているので、子機を増設した分だけ本体も増えることとなり、また、筋肉を効率よく適正に運動させるためには、順序よく子機を稼働させる必要があるにも拘わらず、単純に子機を増設しただけでは子機を順序よく稼働させることが困難であるといった問題もある。さらに、単純に子機を増設しただけでは、子機ごとに電源管理を行う必要が生じて煩わしいといった問も生じる。
【0008】
ところで、電気的刺激を与えて痩身する従来の痩身具において、低周波を用いていた理由は、低周波とすることで、敏感である人体の筋肉の表層部へ刺激が与えられ、結果として刺激が与えられているという体感刺激が大きく、痩身効果を使用者が認識できるからである。
【0009】
低周波痩身具の場合、出力を大きくすれば、筋肉の表層部の刺激が強くなり痩身効果は向上する。その一方、出力を大きくすることで、筋肉の表層部の刺激が強くなるから、当然に体感刺激が大きくなり、「痛み」となって認識されることとなる。
【0010】
すなわち、低周波を用いた痩身具は、筋肉を運動させるために出力を大きくすると、痛みのみならず、場合によっては皮膚がかぶれたり赤くなったりしてしまうこともあり、痩身効果を向上させることと体感刺激を抑制することとは相容れない条件となっていたのである。
【0011】
また、筋肉の表層部を刺激することは、体感刺激が大きいから、使用者にしてみればあたかも痩身効果があるように認識されるが、痩身上の効果を考えると、例えば筋肉の運動によって脂肪を燃焼させて痩身効果を図るためには、筋肉の表層部ではなく、筋肉の下層部(最も骨に近い部分の筋肉)から表層部に向けて自然に運動させることが望ましい。
【0012】
しかし、筋肉の下層部に刺激を与えることは、脂肪を燃焼させるためには効率がよいものの、体感刺激として認識されにくいため、使用者にしてみれば、痩身効果があるようには認識されにくいから、結果として、従来から痩身具又はマッサージ器の類では低周波を用いていたのである。
【0013】
以上のことから、従来の(無線式)低周波痩身具は、低周波の電気信号出力を大きくして痩身効果をより向上させることは体感刺激が大きくなって痛みが生じる可能性があることから限界があるという問題、及び痩身効果を向上させるには筋肉の下層部から表層部へ向けて自然に運動させることが望ましいが、筋肉の下層部へ刺激を付与しても体感刺激が得られず、使用者を満足させることができないといった問題、が生じていた。
【0014】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、許容範囲内の体感刺激を満足させつつ最大限の痩身効果を得ることができ、さらに1個の本体によって適正に複数の子機を制御することができ、広範囲に亘って適正に痩身することが可能な痩身具を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の痩身具は、電極から中周波信号を出力し、この中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力するようにしたのである。このようにすることで、筋肉の下層部から表層部に亘って筋肉を運動させることが可能になり痩身効果が向上し、かつ適度な体感刺激を与えることができる。
【0016】
また、本発明の痩身具は、一対の電極を一体的に有すると共にそれぞれに識別符号を有した子機を複数有し、これら子機を全体的にあるいは個別に無線によって駆動制御する1個の本体を有したのである。このようにすることで、複数の子機を1個の本体で駆動制御することができ、従って広範囲に適正に子機を駆動させることができると共に、無線式とすることで複数の子機を任意の箇所に貼着することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の痩身具は、人体の皮膚に一対の電極を貼着して筋肉を運動させる痩身具において、電極から中周波信号を出力し、この中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力するようにしたものである。
【0018】
上記構成において、低周波は一般的には1000Hz以下の帯域の周波数を意味し、人体の皮膚に付与した場合は、皮膚の表面下(筋肉の表層部)2mm程度に横に拡がりつつ浸透する特性を有する。従って、筋肉の表層部を刺激するには最も効果的であり、かつ敏感な筋肉の表層部に刺激が加わるから体感刺激を得やすい。
【0019】
上記の反面、低周波は、体感刺激を得やすいから、低周波の帯域において実際に使用可能な帯域は1〜200Hzであり、出力を大きくすれば、上記した筋肉の表層部での痩身効果は向上するが、皮膚に痛みが伴うといった特性も有する。
【0020】
中周波は、一般的には1000〜5000Hzの帯域の周波数を意味し、人体の皮膚へ付与した場合は、皮膚の表面下(筋肉の下層部)2〜5cm程度に横に拡がることなく浸透する特性を有する。従って、筋肉の下層部を刺激するには最も効果的であり、出力を大きくしても皮膚に刺激を与えることがない。
【0021】
上記の反面、中周波は、筋肉の表層部を刺激しないから、体感刺激を得にくく、使用による心理的な痩身効果を得にくいといった特性も有する。
【0022】
ちなみに、高周波は、一般的には5000Hz以上の帯域の周波数を意味し、人体の皮膚へ付与した場合は、皮膚の表面下15cm程度に横に拡がることなく浸透する特性を有し、また、皮膚に刺激を与えることがないが、その反面、皮膚の組織にかかる負担が大きいという特性を有する。
【0023】
よって、高周波は、皮膚の表面下15cmまで浸透させる必要がないことと、皮膚組織にかかる負担が大きいことから痩身器具には適さない。
【0024】
本発明の痩身具は、体感刺激を損なうことなく痩身効果を向上させることを目的としているから、痩身効果自体の向上としては中周波を中心に考えればよく、体感刺激を維持することについては低周波を中心に考えればよいが、以下に説明する信号出力と筋肉の効率の良い運動を考慮すると、山状とされた出力波形について、出力波形の全体の立ち上がり時には中周波信号を先に出力し、この中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力すればよいのである。
【0025】
上記で、中周波信号を先に出力する理由は、次のとおりである。筋肉運動は一般的には内側(筋肉の下層部)から外側(筋肉の表層部)に向かって生じ、この筋肉運動によって痩身効果の一つである脂肪の燃焼が生じるが、筋肉の表層部(低周波信号)のみでも下層部(中周波信号)のみでも筋肉が通常の運動を行っているとは言えず、結果として脂肪の燃焼効果は低い。
【0026】
以上の理由から、中周波信号を低周波信号より先に出力するのであり、このようにすることで、筋肉を下層部から表層部に向けて全体的にかつ自然に運動させることができ、脂肪を効率よく燃焼させることができるようになる。
【0027】
また、上記で、中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力する理由は、次の通りである。皮膚に付与する電気信号の出力波形を上記したように山状としたときには、中周波信号が完全に立ち下がって時間が経過してから低周波信号を出力すると、筋肉の下層部から表層部への連続的な自然な運動が生じない。従って、中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力するのであり、このようにすることで、筋肉の下層部と表層部とを分離することなく筋肉全体を連続的にかつ自然に運動させることができるのである。
【0028】
中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力すれば、中周波信号の立ち下がり直後に較べてより自然に筋肉全体を運動させることができ、自然に筋肉全体を運動させることができるようになる。
【0029】
このように、本発明の痩身具は、中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力することで、体感刺激を損なうことなく、筋肉を下層部と表層部を分けることなく連続して自然にかつ全体的に運動させることができ、許容範囲内の体感刺激を満足させつつ最大限の痩身効果を得ることができる。
【0030】
また、本発明の痩身具は、上記構成において、一対の電極を一体的に有すると共にそれぞれに識別符号を有した子機を複数有し、これら子機を全体的にあるいは個別に無線によって駆動制御する1個の本体を有したものである。
【0031】
上記構成において、本体によって子機を全体的に駆動制御するとは、複数の子機全てを皮膚に貼着したときに複数の子機全てを、予め用意した又は任意の順番通りに、あるいは一斉に駆動制御することを意味する。一方、本体によって子機を個別に駆動制御するとは、複数の子機から選択的に皮膚に貼着したときに、これら選択的に貼着した子機のみを個別に駆動制御することを意味する。
【0032】
このようにすることで、1個の本体によって複数の子機を制御することができ、また、無線式とすることで、複数の子機のそれぞれ、及び複数の子機と本体とを接続するコードを省略することができるから、コードが絡まったり断線することがなくなり、また、1個の本体によって適正に複数の子機を制御することができ、広範囲に亘って適正に痩身することが可能となる。
【0033】
また、本発明の痩身具は、上記構成において、複数の子機と本体とを収納する収納器を有し、この収納器に充電機能を有したものである。
【0034】
子機が複数になるということは、子機のそれぞれを管理する手間がかかる可能性があり、そうした管理の手間を省く意味でも本発明の痩身具においては、子機には識別符号を付与しているのであり、また、子機と本体とを一体的に収納する収納器を備えているのである。
【0035】
本体と子機は、共に電源供給されることで駆動可能となるが、特に複数の子機それぞれに使い捨ての乾電池を内蔵することとすると、子機が複数あることから、乾電池が非常に多数必要になると共に、消費した乾電池を子機ごとに取り替える手間も生じる。
【0036】
そこで、上記構成のように、収納器に充電機能を有することで、使用後に本体と複数の子機とを収納器に収納すれば管理が行えると共にこの収納器で本体と複数の子機全てが充電されるから、乾電池を多数要することもなく、子機の電源不足を心配する必要がなくなる。
【0037】
また、本発明の痩身具は、上記構成において、収納器が、充電するために子機を載置したときに、その位置で子機に対し識別符号を付与するものである。
【0038】
上記構成では、子機を収納と充電のために収納器に載置したときには、その載置箇所から子機に対して識別符号を付与するのである。例えば、使用時に「3」という識別符号が付与されていた子機を収納器に収納したとき、その載置箇所が「5」であれば、使用時に「3」という識別符号が付与されていた子機に今度は「5」という識別符号を付与する。
【0039】
このようにすることで、子機を収納器へ収納するときは、子機の識別符号を意識しなくてもよくなり、つまり適当に子機を収納してもその収納箇所において子機に適正な識別符号が付与されるから、次回の使用時に収納箇所の識別番号に基づいて皮膚に貼着すれば、本体から意図通りに子機を駆動させることができる。
【0040】
【実施例】
以下に本発明の痩身具の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の痩身具の全体を示す。図2は本発明の痩身具の子機を示す。図3は本発明の痩身具の本体を示す。図4は本発明の痩身具の収納器を示す。図5は本発明の痩身具におけるエレクトリック・マッスル・シュミレーションモードで子機を制御したときの状況を示す。
【0041】
1は、本発明の痩身具であり、この痩身具1は、例えば本実施例では8個の子機2と、これら8個の子機2を駆動操作するための1個の本体3と、この本体3及び8個の子機を収納すると共に充電を行いかつ本実施例では子機2に識別符号を付与する収納器4とからなる。
【0042】
子機2は、図2に詳細に示すように、表面側に子機表示部2aが設けられており、この子機表示部2aでは、子機2を収納器4の収納箇所に載置したときに、収納器4から送信される識別符号の信号、例えば1〜8のいずれかが表示されるようになっている。
【0043】
また、子機2は、子機表示部2aの近傍にインジケータ2bが設けられており、このインジケータ2bは、例えば信号パターンモードに応じて皮膚に信号を付与しているときにはインジケータ2bが点滅したり点灯したりするようになっている。
【0044】
さらに、子機2は、その表面側に、本体3からの制御信号を受信するための受信部2cが設けられいる。また、子機2は、その端部に充電用端子2dが設けられており、この充電用端子2dを、後述する収納器4において子機2を収納する部位に設けられた給電用端子4cに接触させることで、子機2が充電されるようになっている。
【0045】
また、子機2は、裏面側に一対の電極2e,2eを有しており、この一対の電極2e,2eは、後述するパッド2Aを取り付けるための接続部を兼ねている。パッド2Aは、接続部2B,2Bが電極2e,2eに取り付けられることで、電気的に接続した状態となる。
【0046】
また、パッド2Aは、表面側に、電極間を絶縁部2Cによって絶縁した導電粘着剤2Dが塗布され、この導電粘着剤2Dによって子機2全体を皮膚に貼着することができ、電極2e,2eからの電気信号を皮膚に付与することができるのである。
【0047】
すなわち、子機2は、1個につき一対の電極2e,2eを有しているから子機2を1個だけ皮膚に貼着しても使用が可能である。また、一対の電極2e,2eに対して導電粘着剤2Dを塗布したパッド2Aを設けることで、このパッド2Aが人体の曲面部でも密着し、確実に信号を付与することができるのである。
【0048】
本体3は、図3に詳細に示すように、表面側に、例えば子機2を選択するセレクトボタン3a、後述する皮膚に付与する信号パターンモードを選択するモードボタン3b、信号の強弱を変更する強さボタン3c、子機2の駆動時間を設定するタイマーボタン3d、及び駆動オン・オフを切り替えるスタートストップボタン3eを設けている。
【0049】
また、本体3においてボタン3a〜3eが設けられた面には、各ボタン3a〜3dの状態を使用者に視認させるためのセレクト表示部3f、モード表示部3g、強さ表示部3h、及びタイマー表示部3iが各々形成されている。
【0050】
セレクト表示部3fでは、セレクトボタン3aを押して順次送った番号を表示する。子機2の選択は、任意の子機2を表示させたときに例えばスタートストップボタン3eを押すことで行うようになっている。
【0051】
モード表示部3gでは、後述する子機2の信号パターンモード、例えば本実施例では、ドレナージュ、トーニング、エレクトリック・マッスル・シュミレーション、マニュアル、オートの文字の横のインジケータが点灯する。信号パターンモードは、モードボタン3bを押すことで各モードを変更することができるようになっている。
【0052】
強さ表示部3hでは、皮膚に付与される信号の強度が度数で表示される。信号の強弱は、強さボタン3cを押すことで、例えば1〜10の段階に設定することができるようになっている。
【0053】
タイマー表示部3iでは、例えば5分刻みの数字が表示される。タイマー設定は、タイマーボタン3dを押すことで行う。本実施例では、例えば0(スタートストップボタン3eによって駆動させたとき)〜60分までの設定が可能となっている。
【0054】
また、本体3は、その一部に、例えば本実施例ではスタートストップボタン3e側の側端面に、充電用端子3jを備えており、この充電用端子3jを後述する収納器4において本体3を収納する部位に設けられた給電用端子4dに接触させることで、本体3が充電されるようになっている。
【0055】
また、本体3は、上記充電用端子3jとは反対の端部に、子機2へ制御用信号を出力するための送信部3kが設けられている。
【0056】
収納器4は、上記したように、子機2の各々と本体3とを収納可能なように凹状の子機収納部4aと、本体収納部4bとが形成されている。そして、子機収納部4aと本体収納部4bのそれぞれには、上記した給電用端子4c,4dが設けられている。
【0057】
また、収納器4は、図4に詳細に示すように、各々の子機収納部4aの近傍にインジケータ4eを設けており、このインジケータ4eは、例えば子機2へ給電中であるときに点灯し、給電(充電)が完了したときに消灯するようになっている。
【0058】
そして、本実施例における収納器4は、上記した給電用端子4c,4dが子機2へ識別符号を付与するための信号を送信するための端子をも兼ねており、子機2を子機収納部4aに載置すると、その子機収納部4aの識別符号が送信されると共に充電も開始されるようになっている。
【0059】
以上の構成とされた痩身具1は、本体3からの信号パターンモード(ドレナージュ、トーニング、エレクトリック・マッスル・シュミレーション、マニュアル、オート)によって、子機2から皮膚へと、次のように信号を付与するようになっている。
【0060】
すなわち、ドレナージュパターンモードは、リンパマッサージと共に筋収縮によって脂肪を燃焼させるべく、皮膚表面から低周波信号を付与して、この低周波信号の刺激を横へと拡がらせ、かつ低周波信号の出力を除々に大きくし、強さボタン3cで設定した出力をピークとしてまた除々に下げるといった制御を行う。
【0061】
また、トーニングパターンモードは、上記と同様リンパマッサージと共に脂肪を燃焼させるべく、皮膚に低周波信号を付与して、この低周波信号の刺激を横へと拡がらせるが、ドレナージュパターンモードと違う点は、細かい低周波パルス信号を急激に立ち上げ、急激に立ち下げるといった制御を行う点である。
【0062】
上記したドレナージュ及びトーニングパターンモードは、従来の低周波痩身具や低周波治療器などで使用されるいわゆる「揉む」や「叩く」を電気的に行うものであるから、特段新規な制御ではない。本発明の痩身具1は、エレクトリック・マッスル・シュミレーションを採用することで従来にはない格別な効果を得ることができる点が大きな特徴となっている。
【0063】
すなわち、エレクトリック・マッスル・シュミレーションパターンモードは、図5(a)に示すように、除々に立ち上がり除々に立ち下がるt0秒の山状とされた出力波形において、出力波形の全体の立ち上がり時t1秒だけ中周波信号P1を先に除々に出力し、この中周波信号P1の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号P2をt2秒だけ除々に立ち上げて出力する。
【0064】
例えばこのエレクトリック・マッスル・シュミレーションパターンモードとすることで、図5(b)に示すように、t1秒すなわち中周波信号P1が付与されているときは、筋肉の下層部に信号が浸透し、中周波信号P1の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号P2が出力されるにつれて除々に信号が筋肉の表層部に移行し、筋肉の下層部と表層部とを分離することなく連続して筋肉全体を自然に運動させることができる。
【0065】
このようにすることで、低周波信号によって体感刺激を得ることができ、中周波信号によって痩身効果を向上させることができるようになる。このエレクトリック・マッスル・シュミレーションパターンモードが、所定の順番で駆動される複数の子機2で行われることで、上記したドレナージュ:「揉む」やトーニング:「叩く」とは異なる「捻る」という効果を得ることができるようになる。
【0066】
マニュアルパターンモードは、任意の子機2を選択し、また任意の上記したドレナージュ、トーニング、エレクトリック・マッスル・シュミレーションのいずれかの信号パターンモードを選択して子機2を駆動することを意味する。このようにすることで、使用者の好みに応じた使用が可能となる。
【0067】
オートパターンモードは、任意に選択した又は全ての子機2を使用し、またそれらの子機2をドレナージュ、トーニング、エレクトリック・マッスル・シュミレーションの信号パターンモードを順番にあるいは本体2で決定したいずれかのみ又は順に子機2を駆動することを意味する。このようにすることで、何ら煩わしい設定を行うことなく使用することが可能となる。
【0068】
次に本発明の痩身具1の使用について説明する。痩身具1を使用するときは、収納器4から子機2を選択してあるいは全てを取り出し、取り出した子機2をパッド2Aによって皮膚に貼着する。子機2の貼着は、例えばマニュアルに記載した最も効率の良い貼着部位を参照してもよいし、使用者の任意でもよい。
【0069】
その後、本体2の表示部3f〜3iを確認しつつボタン3a〜3dを操作して任意の設定を行い、スタートストップボタン3eを押すと、本体3の送信部3kから子機2の各々の受信部2cへ制御用の信号が送信され、子機2が設定したように制御されて筋肉を運動させる。
【0070】
設定した時間が経過しない途中にスタートストップボタン3eを押すと子機2の駆動が停止するが、スタートストップボタン3eを押さないときは設定した時間が経過した後、子機2の駆動が停止する。
【0071】
使用が終了したとき、本体3は収納器4の本体収納部4bに収納する。一方、複数の子機2は、いま使用した子機2の識別符号(子機表示部2aに表示されている)通りに収納器4の子機収納部4aに収納してもよいが、ランダムに収納してもよい。
【0072】
すなわち、本発明の痩身具1は、収納器4の子機収納部4aに子機2を収納したときに、収納器4の給電用端子4cから子機2の充電用端子2dを介してその子機収納部4aの識別符号を送信して付与するようにしているからである。
【0073】
よって、例えば、いま使用時に識別符号が「3」であった子機2を、「8」の識別符号を付与する収納器4の子機収納部4aに収納することで、当該子機2は、以降識別符号が「8」に変更されるのである。
【0074】
このようにすることで、子機2の収納について逐一子機収納部4aと子機2の識別符号とを揃える必要がなくなり管理しやすくなる。そして、子機2を収納器4の子機収納部4aに、本体3を収納器4の本体収納部4bに各々収納すると、収納器の給電用端子4c,4dから子機2の充電用端子2d、本体3の充填用端子3jを介して子機2及び本体3へ充電が開始される。
【0075】
なお、本実施例では、子機2及び本体3への過充電による充電容量の低下を抑制することと、消費電力を抑制するために、子機2及び本体3の各々が所定の充電容量を満たしたときに充電を停止するようにしている。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る痩身具は、電極から中周波信号を出力し、この中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力するようにしたので、体感刺激を損なうことなく、筋肉を下層部と表層部を分けることなく自然にかつ全体的に運動させることができ、許容範囲内の体感刺激を満足させつつ脂肪を効率よく燃焼させることができる。
【0077】
また、本発明の請求項2に係る痩身具は、上記構成において、一対の電極を一体的に有すると共にそれぞれに識別符号を有した子機を複数有し、これら子機を全体的にあるいは個別に無線によって駆動制御する1個の本体を有したので、1個の本体によって複数の子機を制御することができ、また、無線式とすることで、複数の子機のそれぞれ、及び複数の子機と本体とを接続するコードを省略することができるから、コードが絡まったり断線することがなくなり、また、1個の本体によって適正に複数の子機を制御することができ、広範囲に亘って適正に痩身することが可能となる。
【0078】
また、本発明の請求項3に係る痩身具は、上記構成において、複数の子機と本体とを収納する収納器を有し、この収納器に充電機能を有したので、管理が行えると共にこの収納器で本体と複数の子機全てが充電されるから、乾電池を多数要することもなく、子機の電源不足を心配する必要がなくなる。
【0079】
また、本発明の請求項4に係る痩身具は、請求項3の構成において、収納器が、充電するために子機を載置したときに、その位置で子機に対し識別符号を付与するようにしたので、子機を収納器へ収納するときは、子機の識別符号を意識しなくてもよくなり、次回の使用時に収納箇所の識別番号に基づいて皮膚に貼着すれば、本体から意図通りに子機を駆動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の痩身具の全体構成を概略的に示す図である。
【図2】本発明の痩身具における子機を示し、(a)は表面側から見た図、(b)は裏面側から見た図、である。
【図3】本発明の痩身具における本体を示す図である。
【図4】本発明の痩身具における収納器を示す図である。
【図5】本発明の痩身具におけるエレクトリック・マッスル・シュミレーションパターンモードについて、(a)は信号の出力タイミングを、(b)は中周波信号と低周波信号の筋肉の浸透状況を、それぞれ説明するための図である。
【符号の説明】
1 痩身具
2 子機
2a 子機表示部
2c 受信部
2d 充電用端子
2e 電極
2A パッド
2C 絶縁部
2D 導電粘着剤
3 本体
3a セレクトボタン
3b モードボタン
3f セレクト表示部
3g モード表示部
3j 充電用端子
3k 送信部
4 収納器
4a 子機収納部
4b 本体収納部
4c 給電用端子(識別番号付与用の信号出力端子を兼ねる)
4d 給電用端子
Claims (4)
- 人体の皮膚に一対の電極を貼着して筋肉を運動させる痩身具において、電極から中周波信号を出力し、中周波信号の出力波形のピーク値と低周波信号の立ち上がり途中の値と一致するように低周波信号を出力することを特徴とする痩身具。
- 一対の電極を一体的に有すると共にそれぞれに識別符号を有した子機を複数有し、これら子機を全体的にあるいは個別に無線によって駆動制御する1個の本体を有したことを特徴とする請求項1記載の痩身具。
- 複数の子機と本体とを収納する収納器を有し、この収納器に充電機能を有したことを特徴とする請求項1又は2記載の痩身具。
- 収納器は、充電するために子機を載置したときに、その位置で子機に対し識別符号を付与することを特徴とする請求項3記載の痩身具。
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