JP3616228B2 - Fishing rod for fishing rod - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、釣竿に関し、詳細には、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートによって構成される釣竿用の竿管に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、釣竿用の竿管は、先細り状となったテーパを有する芯金に対してプリプレグシートを巻回し、これを加熱した後、前記芯金を脱芯することで成形されており、釣竿は、このような竿管を複数本継ぎ足すことによって構成されている。この場合、芯金に対して巻回されるプリプレグシートは、釣竿の用途、要求特性、その竿管が用いられる箇所等によって様々な構成のものが用いられ、例えば、プリプレグシートにおける強化繊維の材料、樹脂含浸量、芯金に対する巻回数、並びに管状体の積層構造等に関しては、従来から様々な構成が提案されている。
【0003】
ところで、通常、芯金に対してプリプレグシートを巻回する場合、その竿先側の巻回数と基端側の巻回数とが等しくなるように構成されたプリプレグシート (本体プリプレグとも称する)が用いられる。しかしながら、竿管を、すべてそのような本体プリプレグによって成形すると、竿先側の剛性が大きくなり過ぎたり、基端側の剛性が不足して、その竿管に、釣竿として望ましい撓み状態が得られなくなる。したがって、通常、釣竿用の竿管は、基端側から竿先に向けて、剛性が次第に小さくなるように構成する必要がある。
【0004】
このため、芯金に対して巻回されるプリプレグシートには、上記本体プリプレグの他に、竿先に行くに従って、巻回数が0に近付くような構成のプリプレグシート(補助プリプレグとも称する)が用いられている。この補助プリプレグは、通常、基端側で1〜2巻回、竿先部分で略0巻回となるように、三角形状を成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したような構成の補助プリプレグを、本体プリプレグと共に芯金に巻回すると、その巻回状態は螺旋状となるため、円周方向において竿管の肉厚に差が生じてしまう。竿管に、このような肉厚の差があると、加熱成形をした後の冷却時に、強化繊維が湾曲して、竿管自体が弓状に湾曲したり、部分的に屈曲等することが有り得る。すなわち、加熱成形工程から冷却工程に至る間は、温度差が生じるため、この温度差によって樹脂は熱変形(伸縮)するが、竿管に上記したような螺旋による肉厚差があると、熱変形で生じる内部応力に差が生じ、これによって強化繊維が変形しやすくなり、最終的に成形された竿管は、湾曲していたり屈曲していたりする。そして、そのような湾曲や屈曲は、特に、穂先のように径が細い竿管に生じやすい。
【0006】
この発明は、上記したような三角形状の補助プリプレグを備えて構成される釣竿用竿管において、成形時に湾曲や屈曲等が起こりにくい構造とした釣竿用竿管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の釣竿用竿管は、強化繊維に合成樹脂を含浸した本体プリプレグシート及び補助プリプレグシートを巻回しており、前記補助プリプレグシートは、略直角三角形状を有する少なくとも2枚1組で形成され、これら2枚1組の補助プリプレグシートを、互いの傾斜部分が交叉するように対向させて配して、逆方向の螺旋状態となるように巻回したことを特徴とする。
【0008】
上記略直角三角形状の補助プリプレグシートは、成形される竿管に対し、基端側において剛性が大きく、先端側に行くにしたがって、次第に剛性を小さくする特性(竿管の先端側に柔軟性を与え、元側を硬くして調子のバランスが向上した特性)を与える。補助プリプレグシートは、少なくとも1組設けられ、かつ互いの傾斜部分が互いに対向するように配されることで、両方向から螺旋状に巻回される。このように、両方向から螺旋状に巻回されるため、肉厚の変化による曲り等への影響が軸長方向に亘って相殺されることになり、竿管全体として曲り、屈曲等が生じにくくなる。
【0009】
【本発明の概要】
本発明の特徴は、成形される竿管において、基端側から先端側にかけて、その剛性が小さくなる特性を与える補助プリプレグシートの形状、配置状態、及びその巻回状態に特徴がある。従って、そのような特性を与える補助プリプレグシート以外のプリプレグシート(本体プリプレグ等)に関しては、強化繊維の引揃方向、及びその種類、樹脂含浸量、厚さ等の構成は、釣竿の用途、その用途による要求特性等に応じて、種々変形されるのであり、限定されることはない。
【0010】
また、上記した補助プリプレグシートは、少なくとも1組設けられ、夫々が上記した特性を与えるように、略直角三角形状を成している。この場合、補助プリプレグシートを略直角三角形状としたことにより、強化繊維の方向が竿管の軸線に沿う方向となって、曲げ弾性を高くでき又螺旋曲りを防止することができる。そして、このような補助プリプレグシートを1組設けて互いの傾斜部分を対向させた状態で芯金に巻回することにより、互いに逆向きとなった対称的な螺旋の巻回状態が得られる。なお、略直角三角形状とは、正確な直角三角形は勿論のこと、上記したような繊維を軸方向にすることができれば良いのであり、例えば一部に平行部分があるような台形状であっても良い。また、1組の補助プリプレグシートは、予め重ねた状態で巻回しても良いし、1枚づつ個別に巻回しても良い。従って、各補助プリプレグシートの間に、本体プリプレグを介在しても良い。
【0011】
さらに、1組の補助プリプレグシートは、互いに同一形状、同一構成とし、これらを芯金に互いが正確に重なるようにして巻回した場合、各螺旋状態を正確に対称的にすることができ、これにより螺旋状に巻回されたことで生じる互いの補助プリプレグシートによる曲りの要因を相殺できるため、最も好ましいが、1組の補助プリプレグシートは、互いの軸長方向の長さが異なっていたり、互いの形状が多少異なっていても良い。すなわち、互いの補助プリプレグシートの傾斜部分が対向するように配されて、巻回した際の螺旋方向が逆向きとなっていれば曲りの要因は相殺できるため、互いの形状が多少異なっていても良い。
【0012】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に沿って具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、芯金1に対して巻回されるプリプレグシートの配置構成例を示す図である。釣竿用竿管は、常法によれば、芯金1に対して、順に、本体プリプレグ2、1組の補助プリプレグ5,6、本体プリプレグ8、及び継合部用の補助プリプレグ9を重合するように巻回し、さらに、その上にセロハンテープを巻回して安定させた後、これを加熱炉において合成樹脂を熱硬化し、そして、冷却した後に、脱芯、セロハンテープの剥離、研磨、塗装等の工程を経て作成される。なお、芯金1の長さlで示す部分が実際に竿管として使用される部分であり、それ以外の巻回部分はカット代となる。
【0013】
最内層側となる本体プリプレグ2は、芯金1に対して、先側と基端側で同一巻回数(1〜2プライ)となるようにカットされており、炭素繊維を周方向に引き揃え、厚さが0.1mm以下のプリプレグシート2aに、ガラススクリムシート等、厚さが0.03mm以下の織布2bを裏打ちして構成されている。
【0014】
各補助プリプレグ5,6は、芯金1に対して基端側で通常1〜2プライされ、先端で0プライとなるように、直角三角形状を成しており、両者は全く同一の形状にカットされている。また、各補助プリプレグ5,6は、夫々炭素繊維を軸方向に引揃え、厚さが0.08mm以下、好ましくは0.06mm以下に構成されている。この場合、補助プリプレグ5と補助プリプレグ6との厚さの差は、±0.06mm以下、好ましくは±0.04mm以下にするのが良く、同一肉厚とするのが最も好ましい。また、本体繊維の蛇行を抑える目的により、本体プリプレグ2よりも薄い厚さにするのが良い。さらに、成形時の繊維の動きを押さえ、曲りが生じにくくなるように、補助プリプレグ5,6の平均合成樹脂含浸量を、本体プリプレグ2よりも低くすることが好ましい。
【0015】
上記補助プリプレグ5,6は、各傾斜部分が対向するように配してあり、このように各傾斜部を対向させた状態で芯金1に対して巻回される。この場合、各補助プリプレグ5,6は、部分的に重ねて芯金1に巻回しても良いが、基端側で頂部5aと頂部6b、及び頂部5bと頂部6aを一致させて、芯金1に巻回するのが最も好ましい。
【0016】
最外層側となる本体プリプレグ8は、芯金1に対して、先側と基端側で同一巻回数(1〜2プライ)となるようにカットされており、厚さが0.1mm以下のガラススクリムシートによって構成されている。そして、この本体プリプレグ8の外層の基端部に、炭素繊維を軸方向に引揃えた継合部用の補助プリプレグ9が1プライされる。
【0017】
なお、傾斜部分が互いに対向するように配される補助プリプレグ5,6は、この実施の形態のように、竿管の中間層として設けることが好ましい。これは、外層、内層側は曲りの影響を受けやすいためである。
【0018】
以上、図1に示したプリプレグシートの配置構成例によって成形される竿管の構成を図2に示す。上述したように、1組の補助プリプレグ5,6は、互いに同一形状、同一構成であり、これらを、芯金1に、傾斜部分を対向させて、かつ互いが正確に重なるように巻回したことで、各補助プリプレグ5,6は、両方向から螺旋状に対称的に巻回される。また、軸方向において、各補助プリプレグの先端位置5c,6cの位置は一致している。
【0019】
上述したように、補助プリプレグが、螺旋状の巻回状態となることで、竿管には肉厚差が生じ、この肉厚差は、加熱成形後の冷却工程における温度差による内部応力に差を引き起こして、竿管自体を弓状に湾曲させたり、屈曲させることになるが、そのような要因を引き起こす補助プリプレグをもう1枚設け、かつこれらの傾斜部分を対向させて、互いが正確に重なるように巻回したことで、上記螺旋状態の補助プリプレグによる曲りの要因を相殺することができ、最終的に成形される竿管に、湾曲、屈曲等の発生を防止することができる。
(実施の形態2)
図3に示す実施の形態は、1組の補助プリプレグの各シートの形状を変形した構成例である。上述したように、各補助プリプレグは、互いに同一の形状、構成であることが好ましいが、以下に詳述するように、互いに多少形状が異なっていても良い。
【0020】
図に示すように、各補助プリプレグ15,16の軸方向の長さについては、多少異なっていても良い。この場合、両者の長さの差をdとした場合、上記した曲りの要因を互いに相殺する効果が得られるのは、長い補助プリプレグ15の長さに対して±25%以内である。
【0021】
各補助プリプレグ15,16は、正確な直角三角形でなくても良く、図に示す補助プリプレグ16のように、一部に平行な部分16pが形成された台形状であっても良い。なお、この構成によれば、基端側での各補助プリプレグ15,16の巻回数が異なるが、このような巻回数の差は、1プライ未満にするのが好ましい。
【0022】
このように、各補助プリプレグ15,16の形状が多少異なっていても、各補助プリプレグの傾斜部分を対向させて、両方向から螺旋状に巻回しても、曲りの要因を互いに相殺することができる。なお、図示しないが、補助プリプレグ15の形状を、補助プリプレグ16と同一の形状にすれば、さらに好ましい。
【0023】
また、この実施の形態の最外層側に配される本体プリプレグ18は、炭素繊維を軸方向に引き揃えたプリプレグシート18aと、炭素繊維を周方向に引き揃えたプリプレグシート18bを重ねることによって構成されている。このように、本体プリプレグの構成については、種々変形可能である。
(実施の形態3)
図4に示す実施の形態は、図1に示した実施の形態における1組の補助プリプレグ5,6の間に本体プリプレグ20を介在した構成例である。各補助プリプレグ5,6は、図1に示したように、互いに重合した状態で巻回されるのが好ましいが、この実施の形態に示すように、それらの間に本体プリプレグ20を介在しても良い。なお、間に介在される本体プリプレグの構成については種々変形することができ、この実施の形態では、炭素繊維を周方向に引き揃えたプリプレグシート20aと、炭素繊維を軸方向に引き揃えたプリプレグシート20bを重ねることによって構成されている。
【0024】
このように、1組の補助プリプレグ5,6は、互いに重合関係になくても、結果的に、両側から螺旋状に巻回されるため、各補助プリプレグ5,6の曲りの要因を互いに相殺することが可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、竿管を構成する1組の略直角三角形状の補助プリプレグは、螺旋状に両方向から巻回されるため、成形時において、肉厚の変化による曲りの影響が相殺されて、竿管栓体として曲り、屈曲等の発生が防止される。また、そのような補助プリプレグを用いたことにより、先側の剛性が柔軟で、元側の剛性が大きくなり、全体バランス及び強度バランスが向上した竿管となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示し、芯金に対して巻回されるプリプレグシートの配置構成例を示す図。
【図2】図1に示したプリプレグシートの配置構成例によって成形される竿管の構成を示す図。
【図3】第2の実施の形態を示し、芯金に対して巻回されるプリプレグシートの配置構成例を示す図。
【図4】第3の実施の形態を示し、芯金に対して巻回されるプリプレグシートの配置構成例を示す図。
【符号の説明】
1 芯金
2 本体プリプレグ
5,6 補助プリプレグ
8 本体プリプレグ
9 補助プリプレグ(継合用)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fishing rod, and more particularly, to a fishing rod for a fishing rod constituted by a prepreg sheet in which a reinforcing fiber is impregnated with a synthetic resin.
[0002]
[Prior art]
In general, fishing rods for fishing rods are formed by winding a prepreg sheet around a tapered cored bar, heating it, and then decentering the cored bar, A fishing rod is constructed by adding a plurality of such rods. In this case, the prepreg sheet wound around the core is used in various configurations depending on the use of the fishing rod, the required characteristics, the location where the rod is used, and the like, for example, the material of the reinforcing fiber in the prepreg sheet Conventionally, various configurations have been proposed with respect to the resin impregnation amount, the number of windings on the core, the laminated structure of the tubular body, and the like.
[0003]
By the way, normally, when a prepreg sheet is wound around a metal core, a prepreg sheet (also referred to as a main body prepreg) configured so that the number of windings on the heel side is equal to the number of windings on the base end side is used. It is done. However, when all the rods are molded with such a main body prepreg, the rigidity on the tip side becomes too large or the rigidity on the base end side is insufficient, so that the rod tube has a desirable bending state as a fishing rod. Disappear. Therefore, normally, a rod for fishing rod needs to be configured so that its rigidity gradually decreases from the base end side toward the tip of the rod.
[0004]
For this reason, in addition to the main body prepreg, a prepreg sheet (also referred to as an auxiliary prepreg) having a configuration in which the number of windings approaches 0 is used in addition to the main body prepreg. It has been. The auxiliary prepreg usually has a triangular shape so that the base end side is turned 1 to 2 times and the tip portion is turned about 0 times.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the auxiliary prepreg having the above-described configuration is wound around the core metal together with the main body prepreg, the winding state becomes a spiral shape, so that the thickness of the soot tube varies in the circumferential direction. If the soot tube has such a difference in wall thickness, the reinforcing fiber may bend during cooling after thermoforming, and the soot tube may be bent in a bow shape or partially bent. It is possible. That is, since a temperature difference occurs between the thermoforming process and the cooling process, the resin is thermally deformed (stretched) due to this temperature difference. However, if there is a thickness difference due to the spiral as described above, A difference occurs in the internal stress caused by the deformation, which makes it easier for the reinforcing fibers to deform, and the finally formed soot tube is curved or bent. Such bending and bending are particularly likely to occur in a small diameter tubule such as a tip.
[0006]
An object of the present invention is to provide a fishing rod for fishing rod having a structure in which bending, bending or the like hardly occurs at the time of molding in a fishing rod for fishing rod configured to include the above-described triangular auxiliary prepreg.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a fishing rod for a fishing rod according to the present invention is formed by winding a main body prepreg sheet and an auxiliary prepreg sheet in which a reinforcing fiber is impregnated with a synthetic resin, and the auxiliary prepreg sheet has a substantially right triangle shape. formed of at least two pair, these two set of auxiliary prepreg sheets, that are coordinated so as to face to the inclined part of each other intersect, and wound such that the opposite direction of the spiral state It is characterized by.
[0008]
The auxiliary prepreg sheet having a substantially right-angled triangle shape has higher rigidity on the base end side with respect to the molded soot tube, and gradually decreases in rigidity toward the distal end side (flexibility on the distal end side of the soot tube). Giving the characteristics that the balance of the tone is improved by hardening the original side. At least one set of auxiliary prepreg sheets is provided, and the auxiliary prepreg sheets are disposed so that the inclined portions thereof face each other, so that the auxiliary prepreg sheets are spirally wound from both directions. In this way, since it is spirally wound from both directions, the influence on the bending due to the change in the wall thickness is canceled over the axial length direction, and it is difficult for the entire vertical tube to bend, bend, etc. Become.
[0009]
[Outline of the present invention]
The feature of the present invention is the shape, arrangement state, and winding state of the auxiliary prepreg sheet that gives the characteristic that the rigidity is reduced from the base end side to the tip end side in the molded tube. Therefore, with respect to prepreg sheets (main body prepreg, etc.) other than the auxiliary prepreg sheet that give such characteristics, the configuration of the assembling direction of the reinforcing fibers, the type, the resin impregnation amount, the thickness, etc. Various modifications may be made according to the required characteristics depending on the application, and there is no limitation.
[0010]
Further, at least one set of the above-described auxiliary prepreg sheets is provided, and each has a substantially right triangle shape so as to give the above-described characteristics. In this case, by making the auxiliary prepreg sheet into a substantially right triangle shape, the direction of the reinforcing fiber becomes the direction along the axis of the soot tube, so that the bending elasticity can be increased and the spiral bending can be prevented. Then, by providing a set of such auxiliary prepreg sheets and winding them around the core metal in a state where the inclined portions are opposed to each other, a symmetrical spiral winding state in opposite directions can be obtained. In addition, the substantially right triangle shape is not limited to an accurate right triangle, but may be any fiber as long as it can be in the axial direction as described above. Also good. In addition, the set of auxiliary prepreg sheets may be wound in a state of being overlapped in advance, or may be wound individually one by one. Therefore, a main body prepreg may be interposed between the auxiliary prepreg sheets.
[0011]
Furthermore, a set of auxiliary prepreg sheets have the same shape and the same configuration as each other, and when these are wound on the core metal so as to overlap each other accurately, each spiral state can be accurately symmetrical, This makes it possible to cancel out the cause of bending caused by the mutual auxiliary prepreg sheets generated by being spirally wound, and is most preferable. However, one set of auxiliary prepreg sheets may have different lengths in the axial length direction. The shapes may be slightly different from each other. That is, if the inclined parts of the auxiliary prepreg sheets are opposed to each other and the spiral direction when wound is reversed, the bending factors can be offset, so the shapes of each other are slightly different. Also good.
[0012]
Embodiment
Hereinafter, embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the accompanying drawings.
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a diagram illustrating an arrangement configuration example of prepreg sheets wound around a core metal 1. According to a conventional method, the fishing rod for fishing rod superposes the
[0013]
The
[0014]
Each of the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
In addition, it is preferable to provide the
[0018]
The configuration of the soot tube formed by the arrangement configuration example of the prepreg sheet shown in FIG. 1 is shown in FIG. As described above, the pair of
[0019]
As described above, when the auxiliary prepreg is in a spiral winding state, a thickness difference is generated in the soot tube, and this thickness difference is different from the internal stress due to the temperature difference in the cooling process after heat forming. This causes the tubule itself to bend or bend in the shape of an arc, but another auxiliary prepreg that causes such a factor is provided, and these inclined portions are opposed to each other so that each other can be accurately By being wound so as to overlap, the cause of the bending caused by the auxiliary prepreg in the spiral state can be offset, and the occurrence of bending, bending, or the like can be prevented in the finally formed soot tube.
(Embodiment 2)
The embodiment shown in FIG. 3 is a configuration example in which the shape of each sheet of a set of auxiliary prepregs is modified. As described above, the auxiliary prepregs preferably have the same shape and configuration as each other, but may be somewhat different from each other as described in detail below.
[0020]
As shown in the figure, the axial lengths of the
[0021]
Each of the
[0022]
As described above, even if the shapes of the
[0023]
Further, the
(Embodiment 3)
The embodiment shown in FIG. 4 is a configuration example in which a
[0024]
Thus, even if the pair of
[0025]
【The invention's effect】
As described above, the set of substantially right triangle shaped auxiliary prepregs constituting the soot tube is wound spirally from both directions, so that the influence of the bending due to the change in wall thickness is offset during molding. The occurrence of bending, bending, etc. is prevented as a fistula plug body. Moreover, by using such an auxiliary prepreg, the front side rigidity is flexible, the original side rigidity is increased, and the overall pipe and the strength balance are improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of an arrangement configuration of prepreg sheets wound around a core bar according to the first embodiment.
2 is a view showing a configuration of a soot tube formed by the arrangement configuration example of the prepreg sheet shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a diagram showing an arrangement configuration example of a prepreg sheet wound around a core bar according to the second embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration example of a prepreg sheet wound around a core bar according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
1
Claims (3)
前記補助プリプレグシートは、略直角三角形状を有する少なくとも2枚1組で形成され、これら2枚1組の補助プリプレグシートを、互いの傾斜部分が交叉するように対向させて配して、逆方向の螺旋状態となるように巻回したことを特徴とする釣竿用竿管。In a fishing rod for a fishing rod formed by winding a main body prepreg sheet and an auxiliary prepreg sheet in which a reinforcing fiber is impregnated with a synthetic resin,
The auxiliary prepreg sheets are formed substantially at least two pair having a right triangle shape, these two set of auxiliary prepreg sheets, and distribution to be opposed to the inclined portion of each other intersect, reverse fishing rods for rod pipe, characterized in that the wound such that the direction of the spiral state.
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