JP3615353B2 - Operation control method for air conditioner - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空調装置に関するものであり、特に詳しくは室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を主に液体と気体との比重差を利用して循環させ、各室内機において少なくとも冷房可能に構成した装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、相変化可能な流体、すなわち潜熱を出し入れすることによって液体と気体との間で状態が変化する流体の搬送動力を必要としない空調装置として、例えば図8に示されるような装置があるが、この装置は凝縮器として機能する室外機1を建物の高所位置に設置し、この室外機1と、これより低い位置にある被空調室に設置の室内機4の熱交換器5との間を液相管6と気相管7とで連結し、室外機1で放熱・凝縮した液体をその自重によって室内機4の熱交換器5に液相管6を介して供給する一方、室内機4の熱交換器5で温度の高い室内空気と熱交換して吸熱・蒸発した気体を、流体が凝縮して低圧となっている室外機1に気相管7を介して還流させることで循環を可能とするものであから、電動ポンプなどの搬送動力が不要となり、ランニングコストが抑制できると云った利点がある。なお、8は流量調整弁、9は送風機である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種の空調装置にあっては、封入した相変化が可能な流体の圧力が急激に変化すると沸騰や気泡発生などが起こって円滑な循環ができなくなり、空調に不調を来す恐れがあった。また、冷房運転中に相変化可能な流体が室外機に液体の状態で多量に溜って室内機に循環する量が不足することがある、などと云った問題点があり、これらの解決が課題となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来技術の課題を解決するため、吸収式冷凍機からなる室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を液相と気相との比重差と、液相管に設置した冷房用補助ポンプの吐出力とを利用して循環させ、各室内機において冷房可能に構成すると共に、前記冷房用補助ポンプの吸入側に、暖房運転時に開弁し、冷房運転時に閉弁する開閉弁を介して暖房用ポンプの吐出側を連結し、且つ、この暖房用ポンプの吸入側を前記冷房用補助ポンプの吐出側に設けた、冷房運転時に開弁し、暖房運転時に閉弁する開閉弁と室内機との間に連結し、室外機で吸熱して蒸発した気体を室内機に導入して放熱・凝縮させ、この凝縮した液体を前記暖房用ポンプの吐出力によって室外機に戻し、各室内機において暖房可能に構成した空調装置において、冷房用補助ポンプと暖房用ポンプの吸入側にそれぞれ液面検知手段を有する第1・第2のレシーバタンクを設けると共に、室外機を流れる前記流体の液面を検出する液面検知手段を設け、冷房運転時に、第1のレシーバタンクの液面が所定レベル以上になると冷房用補助ポンプを起動し、所定レベル以下になると冷房用補助ポンプの運転を停止し、室外機における前記流体の液面が所定レベル以上になると室外機における熱源投入を停止するようにした第1の構成の運転制御方法と、
【0006】
吸収式冷凍機からなる室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を液相と気相との比重差と、液相管に設置した冷房用補助ポンプの吐出力とを利用して循環させ、各室内機において冷房可能に構成すると共に、前記冷房用補助ポンプの吸入側に、暖房運転時に開弁し、冷房運転時に閉弁する開閉弁を介して暖房用ポンプの吐出側を連結し、且つ、この暖房用ポンプの吸入側を前記冷房用補助ポンプの吐出側に設けた、冷房運転時に開弁し、暖房運転時に閉弁する開閉弁と室内機との間に連結し、室外機で吸熱して蒸発した気体を室内機に導入して放熱・凝縮させ、この凝縮した液体を前記暖房用ポンプの吐出力によって室外機に戻し、各室内機において暖房可能に構成した空調装置において、冷房用補助ポンプと暖房用ポンプの吸入側にそれぞれ液面検知手段を有する第1・第2のレシーバタンクを設けると共に、室外機を流れる前記流体の液面を検出する液面検知手段を設け、暖房運転時に、第2のレシーバタンクの液面が所定レベル以上になると暖房用ポンプを起動し、所定レベル以下になると暖房用ポンプの運転を停止すると共に、室外機における前記流体の液面が第1の所定レベル以上になると暖房用ポンプの運転を停止し、室外機における前記流体液面が前記第1の所定レベルより低い第2の所定レベル以下になると室外機における熱源投入を停止するようにした第2の構成の運転制御方法と、
を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。なお、理解を容易にするため、これらの図においても前記図8において説明した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付した。
【0008】
図1は、本発明になる運転制御方法によって制御する空調装置の一構成例を示したものであり、1は冷熱または温熱を選択的に発生させることができる、例えば吸収式冷凍機などからなる室外機であり、建物の例えば屋上にある機械室などに設置され、例えば蒸発器の内部に配管した熱交換器2を介して、閉回路3に封入した相変化が可能な流体、例えば低温度でも圧力が低下すると容易に蒸発し得る、R−134aと熱の授受を行う。
【0009】
なお、蒸発器に配管した熱交換器2から冷熱を供給したり、温熱を供給することができる吸収式冷凍機としては、例えば特開平7−318189号公報などに開示されたものが使用できる。
【0010】
5は、建物の各部屋に設置した室内機4の熱交換器であり、室外機1の熱交換器2とは、図のように液相管6・気相管7および流量調整弁8によって配管・接続されて、前記閉回路3を形成している。
【0011】
そして、液相管6には、室外機1の熱交換器2で放熱し、凝縮して流れ出た液体のR−134aを溜めるためのレシーバタンク10と、このタンクに溜ったR−134aを室内機4に搬送するための電動ポンプ11と、開閉弁12とを直列に設置すると共に、この経路とは並行に、室内機4の熱交換器5で暖房作用を行って凝縮し、流れ出た液体のR−134aを溜めるためのレシーバタンク13と、このタンクに溜ったR−134aを室外機1に戻すための電動ポンプ14と、開閉弁15とを直列に設置し、レシーバタンク10と13には、それぞれ上下二箇所に液面を検知するためのセンサ16と17、18と19とを設けてある。
【0012】
また、室外機1の熱交換器2の出入口部を連通し、この部分に液面検知管20を設置すると共に、この液面検知管20の上下二箇所にも液面センサ21と22とを設けてある。
【0013】
また、23は図示しない吸収液を加熱して冷媒蒸気を蒸発分離するためのバーナ24に接続した燃料管に設けた燃料調整弁、25は熱交換器2から液相管6に流れ出たR−134aの圧力を検出するための圧力センサ、26〜29は閉回路3を循環しているR−134aの温度を検出するための温度センサであり、温度センサ26と27は熱交換器2の出入口部に、温度センサ28と29は熱交換器5の出口部に、それぞれ設けられている。
【0014】
また、室外機1には室外制御装置30を、室内機4には室内制御装置31を設けてある。そして、室外制御装置30は、冷房運転中は圧力センサ25が検出するR−134aの圧力、すなわち熱交換器2で冷却作用を受けて凝縮し、液相管6に吐出するR−134aの圧力が所定圧力、例えばR−134aが7℃で凝縮する時の平衡圧力7.5Pa程度になるように、燃料調整弁23の開度を調節する機能を備えると共に、温度センサ27が検出するR−134aの温度が所定温度、すなわち熱交換器2で冷却作用を受けて凝縮し、液相管6に吐出するR−134aの温度が、例えば5℃以下に低下すると燃料調整弁23を閉弁する機能を備え、暖房運転中は温度センサ26が検出するR−134aの温度、すなわち熱交換器2で加熱作用を受けて蒸発し、気相管6に吐出するR−134aの温度が所定温度、例えば55℃になるように、燃料調整弁23の開度を調節する機能を備えており、室内制御装置31は、冷房運転中は温度センサ29が検出するR−134aの温度、すなわち熱交換器5を介して冷房作用を行って蒸発し、温度上昇して気相管7に吐出するR−134aの温度が所定温度、例えば12℃になるように流量調整弁8の開度を調節する機能を備え、暖房運転中は温度センサ28が検出するR−134aの温度、すなわち熱交換器5を介して暖房作用を行って凝縮し、温度低下して液相管6に吐出するR−134aの温度が所定温度、例えば50℃になるように流量調整弁8の開度を調節する機能を備えている。
【0015】
また、室内制御装置31と通信可能で、冷暖房の指定、運転の開始と停止、送風の強弱選択、温度設定などが行えるリモコン32を各室内機4に対応して設置してある。
【0016】
そして、室外機1においては、冷房モードでの運転中に燃料調整弁23の開度を大きくし、バーナ24に供給する燃料を増やして火力を増加すると、図示しない吸収液から蒸発分離する冷媒の量が増加する。この増加した冷媒蒸気が、図示しない凝縮器で放熱して凝縮し、液体となって熱交換器2の周囲に供給され、熱交換器2内を流れるR−134aから熱を奪って蒸発するので、熱交換器2内を流れるR−134aを冷却する機能が強化され、流量が同じであればその温度低下幅が拡大する。逆に、燃料調整弁23の開度を小さくしてバーナ24の火力を減じると、熱交換器2内を流れるR−134aを冷却する機能が弱まり、その温度低下幅は縮小する。一方、暖房モードでの運転中に燃料調整弁23の開度を大きくし、バーナ24に供給する燃料を増やして火力を増加すると、図示しない吸収液から蒸発分離する冷媒の量が増加する。この増加した冷媒蒸気と、加熱されて冷媒を蒸発分離した吸収液とが、熱交換器2の周囲に供給され、熱交換器2内を流れるR−134aに放熱するので、熱交換器2内を流れるR−134aを加熱する機能が強化され、流量が同じであればその温度上昇幅が拡大する。逆に、燃料調整弁23の開度を小さくしてバーナ24の火力を減じると、熱交換器2内を流れるR−134aを加熱する機能が弱まり、その温度上昇幅は縮小する。
【0017】
一方、室内機4においては、流量調整弁8の開度が同じであれば、空調負荷が大きいほど温度センサ28と29が検出するR−134aの温度差は拡大し、空調負荷が小さいほど前記温度差は縮小する。
【0018】
次に、閉回路3に封入したR−134aの循環サイクルを説明すると、冷房運転は室外制御装置30が出力する制御信号に基づいて、開閉弁15が閉弁し、電動ポンプ14の運転が停止した状態で、開閉弁12が開弁し、電動ポンプ11が起動して行われる。そして、室外機1では前記のようにして冷熱が発生しており、この冷熱によってR−134aが熱交換器2の管壁を介して冷却され、凝縮して7.5Pa、7℃で液相管6に吐出し、レシーバタンク10に溜まり、電動ポンプ11の搬送力によって各室内機4に供給される。
【0019】
そして、電動ポンプ11の運転は、室外制御装置30によって例えば図2に示したように制御される。すなわち、レシーバタンク10の上部側に設置した液面センサ17がR−134aを検出しているときには電動ポンプ11を運転し、下部側に設置した液面センサ16がR−134aを検出していないときには電動ポンプ11の運転を停止し、液面センサ16がR−134aを検出し、液面センサ17がR−134aを検出していないときには、電動ポンプ11が運転中であれば運転を継続し、停止中であれば停止を継続するように制御される。
【0020】
一方、各室内機4においては、送風機9によって温度の高い室内空気が熱交換器5に強制的に供給されているので、室外機1から7℃で供給された液体のR−134aは室内空気から熱を奪って蒸発し、冷房作用を行なう。
【0021】
そして、気体となったR−134aは、冷却されて凝縮・液化し、低圧になっている室外機1の熱交換器2に気相管7を通って流入する。
【0022】
このR−134aの循環において、ある室内機4における冷房負荷が増加(または減少)し、その室内機4の温度センサ29が検出するR−134aの温度が上昇(または低下)すると、その温度上昇(または温度低下)が解消するように、その室内制御装置31からの制御信号を受けて該当する流量調整弁8の開度が増加(または減少)し、冷房負荷が増加した室内機4の熱交換器5に流入するR−134aの量が増加(または減少)するので、その温度センサ29が検出するR−134aの温度上昇(または低下)はその内解消する。
【0023】
冷房負荷の変動に起因する室内機4におけるR−134aの圧力と温度の変化は、室外機1では圧力センサ25が検出するR−134aの圧力にいち早く影響が表れる。すなわち、温度センサ27がR−134aの温度変化を検出するは、室内機4で温度が変化したR−134aが室外機1に実際に流入して初めて影響が表れる(R−134aの循環速度に比較すると熱伝導は無視し得る)が、室内機4におけるR−134aの圧力の変化は速やかに室外機1に伝わる。
【0024】
そして、圧力センサ25が検出する応答性に優れたR−134aの圧力に基づいて、燃料調整弁23の開度が制御される。具体的には、圧力センサ25が検出するR−134aの圧力に変化が表れると、その変化を解消するように燃料調整弁23の開度を室外制御装置30によって容量制御する。
【0025】
燃料調整弁23は、温度センサ27の出力によっても制御される。すなわち、室外制御装置30は温度センサ27とも繋がっており、例えば図3に示したように、温度センサ27が検出するR−134aの温度、すなわち熱交換器2で冷却されて凝縮したR−134aの温度が所定温度、例えば5℃より高いときには、バーナ24による加熱の継続を指示するが、R−134aの温度が5℃以下になったときには、燃料調整弁23の閉弁を指示して燃焼と停止する。
【0026】
燃料調整弁23を閉弁し、バーナ24による加熱を停止すると、熱交換器2の周囲に供給される液状冷媒の量が急速に減り、これにより冷熱の発生量が急減する。そして、所定時間、例えば3分が経過するのを待って温度センサ27によるR−134aの温度検出を繰り返す。
【0027】
上記制御を行うことによって、燃料調整弁23の開度、すなわちR−134aを冷却する冷熱の発生量を、温度より応答性に優れた圧力に基づいて制御しながらも、室外機1を構成している吸収式冷凍機の冷媒(水)が過冷却現象を起こして氷結すると云った事態は回避できる。
【0028】
さらに、燃料調整弁23は、熱交換器2で凝縮したR−134aの液面レベルに基づいても制御される。すなわち、室外制御装置30は液面検知管20の下部側に設置した液面センサ21とも繋がっており、例えば図4に示したように、液面センサ21がR−134aを検出していないときには、バーナ24による加熱の継続を指示するが、液面センサ21がR−134aを検出したときには、燃料調整弁23の閉弁を指示して燃焼を停止し、冷熱の発生を停止させる。
【0029】
燃料調整弁23を閉弁してバーナ24による加熱を停止すると、前記したように熱交換器2の周囲に供給する液状冷媒の量が急減し、R−134aの温度が上昇する。このため、この部分の圧力が上昇し、これにより熱交換器2内にあるR−134aは液相管6に吐出し易くなる。そして、所定時間、例えば3分が経過するのを待って液面センサ21によるR−134aの検出を繰り返す。
【0030】
上記制御を行うことによって、室外機1にR−134aの液体が多量に溜って室内機4に循環するR−134aが不足すると云ったことが回避される。
【0031】
次に、開閉弁12を閉弁し、電動ポンプ11の運転を停止した状態で、開閉弁15を開弁し、電動ポンプ14を起動して行う暖房運転時のR−134aの循環サイクルと、そのときの機器制御について説明する。
【0032】
室外機1では前記のようにして温熱が発生しており、この温熱によってR−134aが熱交換器2の管壁を介して加熱され、蒸発して気相管7に吐出し、室内機4の各熱交換器5に所定温度、例えば55℃で供給される。
【0033】
各室内機4においては、送風機9によって温度の低い室内空気が熱交換器5に強制的に供給されているので、室外機1から55℃で供給された気体のR−134aは室内空気に放熱して凝縮し、暖房作用を行なう。
【0034】
そして、凝縮して液体となったR−134aは、レシーバタンク13に溜り、電動ポンプ14によって室外機1の熱交換器2に液相管6を通って送られる。
【0035】
このとき、電動ポンプ14は室外制御装置30によって、例えば図5に示したように制御される。すなわち、レシーバタンク13の上部側に設置した液面センサ19がR−134aを検出しているときには電動ポンプ14を運転し、下部側に設置した液面センサ18がR−134aを検出していないときには電動ポンプ14の運転を停止し、液面センサ18がR−134aを検出し、液面センサ19がR−134aを検出していないときには、電動ポンプ14が運転中であれば運転を継続し、停止中であれば停止を継続するように制御される。
【0036】
さらに、電動ポンプ14は、熱交換器2で加熱されて蒸発しているR−134aの液面レベルに基づいても制御される。すなわち、室外制御装置30は液面検知管20の上部側に設置した液面センサ22とも繋がっており、例えば図6に示したように、液面センサ22がR−134aを検出していないときには、電動ポンプ14の運転継続を指示するが、液面センサ22がR−134aを検出したときには、電動ポンプ14の運転停止が指示される。
【0037】
電動ポンプ14をこのように制御することによって、液体のR−134aが気相管7に流入する事態が回避される。そして、所定時間、例えば1分が経過するのを待って液面センサ22によるR−134aの検出を繰り返す。
【0038】
なお、上記R−134aの循環において、ある室内機4における暖房負荷が増加(または減少)し、その室内機4の温度センサ28が検出するR−134aの温度が低下(または上昇)すると、その温度低下(または温度上昇)が解消するように、その室内制御装置31からの制御信号を受けて該当する流量調整弁8の開度が増加(または減少)し、暖房負荷が増加した室内機4の熱交換器5に流入するR−134aの量が増加(または減少)するので、その温度センサ29が検出するR−134aの温度低下(または上昇)はその内解消する。
【0039】
そして、暖房負荷の変動に起因する、温度が変化したR−134aが室外機1に流入したり、室外機1に流入するR−134aの流量が変化して、温度センサ26が検出するR−134aの温度に変化が生じると、その変化を解消するように、燃料調整弁23の開度が室外制御装置30により制御される。
【0040】
また、燃料調整弁23は、液面センサ21の出力によっても制御される。すなわち、燃料調整弁23は、室外制御装置30により、例えば図7に示したように、液面センサ21がR−134aを検出しているときには、バーナ24による加熱の継続が指示されるが、液面センサ21がR−134aを検出していないときには、燃料調整弁23を閉弁しバーナ24による加熱を停止が指示される。
【0041】
上記制御によって、液体のR−134aが不足しているときのバーナ24による加熱、いわゆる空焚きが回避される。そして、所定時間、例えば3分が経過するのを待って液面センサ21によるR−134aの検出を繰り返す。
【0042】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0043】
例えば、温度センサ28・29は、熱交換器5に吹き付ける室内空気の温度変化が検出できるように設置したり、温度センサ28・29に代えて、熱交換器5の出入口部におけるR−134aの圧力差が検出できる圧力センサを設置して、室内制御装置31に空調負荷として出力するように構成することもできる。
【0044】
また、閉回路3に封入する相変化可能な流体としては、R−134aの他にも、R−407c、R−404A、R−410cなど、潜熱による熱移動が可能なものであっても良い。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、室外機に相変化が可能な液体が多量に溜って室内機に循環する量が不足すると云ったことが回避される。
【0047】
また、請求項2の発明によれば、蒸発器として機能している室外機から気相管に相変化可能な流体が液体のまま流入すると云った事態が回避でき、さらに、室外機における空焚きが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置構成の説明図である。
【図2】冷房用補助ポンプの制御の説明図である。
【図3】過冷却を防止する制御の説明図である。
【図4】相変化可能な流体の循環量不足を防ぐ制御の説明図である。
【図5】暖房用ポンプの制御の説明図である。
【図6】相変化可能な流体が気相管に液体で流入するのを防ぐ制御の説明図である。
【図7】室外機における空焚きを防ぐ制御例の説明図である。
【図8】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 室外機
2 熱交換器
3 閉回路
4 室内機
5 熱交換器
6 液相管
7 気相管
8 流量調整弁
9 送風機
10 レシーバタンク
11 電動ポンプ
12 開閉弁
13 レシーバタンク
14 電動ポンプ
15 開閉弁
16〜19 液面センサ
20 液面検知管
21・22 液面センサ
23 燃料調整弁
24 バーナ
25 圧力センサ
26〜29 温度センサ
30 室外制御装置
31 室内制御装置
32 リモコン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air conditioner, and more particularly, mainly a liquid capable of changing phase between an outdoor unit and a plurality of indoor units, all or a majority of which are installed below the outdoor unit. It is related to the control of the apparatus that is circulated by utilizing the difference in specific gravity and configured to be capable of cooling at least in each indoor unit.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is an apparatus as shown in FIG. 8 as an air conditioner that does not require power for transporting a phase changeable fluid, that is, a fluid whose state changes between liquid and gas by putting in and out latent heat. However, this apparatus installs the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this type of air conditioner, if the pressure of the enclosed fluid that can change the phase changes suddenly, boiling or bubble generation may occur and smooth circulation may not be possible, resulting in malfunction of the air conditioning. there were. In addition, there is a problem in that the amount of fluid that can change phase during cooling operation may accumulate in the outdoor unit in a liquid state and circulate to the indoor unit may be insufficient. It was.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems of the prior art, the present invention provides a fluid capable of phase change between an outdoor unit composed of an absorption chiller and a plurality of indoor units, all or a majority of which are installed below the outdoor unit. Circulation using the specific gravity difference between the liquid phase and the gas phase and the discharge force of the cooling auxiliary pump installed in the liquid phase pipe is configured to allow cooling in each indoor unit, and the intake of the cooling auxiliary pump The heating pump discharge side is connected to the discharge side of the cooling auxiliary pump via an open / close valve that opens during heating operation and closes during cooling operation. Connected between the indoor unit and the open / close valve that opens during cooling operation and closes during heating operation, and introduces the gas absorbed and evaporated by the outdoor unit to the indoor unit to dissipate and condense, The condensed liquid is returned to the outdoor unit by the discharge force of the heating pump. In the air conditioner configured to be capable of heating in each indoor unit, the first and second receiver tanks having liquid level detecting means are provided on the suction side of the cooling auxiliary pump and the heating pump, respectively, and the fluid flowing through the outdoor unit The liquid level detection means for detecting the liquid level of the first receiver tank is provided during cooling operation, and the cooling auxiliary pump is activated when the liquid level of the first receiver tank exceeds a predetermined level. And the operation control method of the first configuration in which the heat source input in the outdoor unit is stopped when the fluid level of the fluid in the outdoor unit exceeds a predetermined level;
[0006]
The difference in specific gravity between the liquid phase and the gas phase and the liquid phase of the fluid capable of phase change between an outdoor unit composed of an absorption refrigerator and a plurality of indoor units, all or a majority of which are installed below the outdoor unit. It is circulated using the discharge force of the cooling auxiliary pump installed in the pipe so that it can be cooled in each indoor unit, and is opened on the suction side of the cooling auxiliary pump at the time of heating operation, and at the time of cooling operation The discharge side of the heating pump is connected via an on-off valve that closes, and the suction side of the heating pump is provided on the discharge side of the cooling auxiliary pump, and is opened during the cooling operation, and during the heating operation. Connected between the on-off valve that closes the valve and the indoor unit, the gas absorbed by the outdoor unit is introduced into the indoor unit to dissipate and condense, and the condensed liquid is discharged by the discharge power of the heating pump. The air conditioner is configured so that it can be heated in each indoor unit. In addition, first and second receiver tanks having liquid level detection means are provided on the suction side of the cooling auxiliary pump and the heating pump, respectively, and liquid level detection means for detecting the liquid level of the fluid flowing through the outdoor unit is provided. The heating pump is activated when the liquid level of the second receiver tank reaches a predetermined level or more during heating operation, and the heating pump is stopped when the liquid level of the second receiver tank falls below the predetermined level, and the fluid level of the fluid in the outdoor unit Stops the operation of the heating pump when the temperature becomes equal to or higher than the first predetermined level, and stops the input of the heat source in the outdoor unit when the fluid level in the outdoor unit becomes equal to or lower than the second predetermined level lower than the first predetermined level. An operation control method of the second configuration as described above;
Is to provide.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. In order to facilitate understanding, in these drawings, the same reference numerals are given to the portions having the same functions as those described in FIG.
[0008]
FIG. 1 shows an example of the configuration of an air conditioner controlled by an operation control method according to the present invention. 1 is composed of, for example, an absorption refrigerator that can selectively generate cold or warm heat. An outdoor unit that is installed in a machine room on the roof of a building, for example, a fluid capable of phase change enclosed in a closed circuit 3 via a
[0009]
In addition, as an absorption refrigerating machine which can supply cold heat from the
[0010]
[0011]
The liquid phase pipe 6 has a
[0012]
In addition, the inlet / outlet portion of the
[0013]
Reference numeral 23 denotes a fuel adjusting valve provided in a fuel pipe connected to a
[0014]
The
[0015]
In addition,
[0016]
In the
[0017]
On the other hand, in the indoor unit 4, if the opening degree of the flow
[0018]
Next, the circulation cycle of R-134a enclosed in the closed circuit 3 will be described. In the cooling operation, the on-off
[0019]
The operation of the
[0020]
On the other hand, in each indoor unit 4, high-temperature indoor air is forcibly supplied to the
[0021]
The gas R-134a is cooled, condensed and liquefied, and flows into the
[0022]
In this circulation of R-134a, when the cooling load in an indoor unit 4 increases (or decreases) and the temperature of R-134a detected by the temperature sensor 29 of the indoor unit 4 increases (or decreases), the temperature rises. In order to eliminate (or decrease in temperature), the opening of the corresponding flow
[0023]
Changes in the pressure and temperature of the R-134a in the indoor unit 4 due to fluctuations in the cooling load immediately affect the R-134a pressure detected by the pressure sensor 25 in the
[0024]
And the opening degree of the fuel adjustment valve 23 is controlled based on the pressure of R-134a excellent in the responsiveness which the pressure sensor 25 detects. Specifically, when a change appears in the pressure of R-134a detected by the pressure sensor 25, the opening degree of the fuel adjustment valve 23 is capacity-controlled by the outdoor control device 30 so as to eliminate the change.
[0025]
The fuel adjustment valve 23 is also controlled by the output of the temperature sensor 27. That is, the outdoor control device 30 is also connected to the temperature sensor 27. For example, as shown in FIG. 3, the temperature of the R-134a detected by the temperature sensor 27, that is, the R-134a cooled and condensed by the
[0026]
When the fuel adjustment valve 23 is closed and the heating by the
[0027]
By performing the above control, the
[0028]
Further, the fuel adjustment valve 23 is also controlled based on the liquid level of R-134a condensed in the
[0029]
When the fuel adjustment valve 23 is closed and heating by the
[0030]
By performing the above-described control, it is avoided that a large amount of R-134a liquid is accumulated in the
[0031]
Next, in the state where the on-off
[0032]
In the
[0033]
In each indoor unit 4, low-temperature indoor air is forcibly supplied to the
[0034]
The R-134a condensed into liquid is accumulated in the
[0035]
At this time, the
[0036]
Furthermore, the
[0037]
By controlling the
[0038]
In the circulation of R-134a, when the heating load in a certain indoor unit 4 increases (or decreases) and the temperature of R-134a detected by the
[0039]
Then, R-134a whose temperature has changed due to fluctuations in the heating load flows into the
[0040]
The fuel adjustment valve 23 is also controlled by the output of the liquid level sensor 21. That is, the fuel adjustment valve 23 is instructed by the outdoor control device 30 to continue heating by the
[0041]
By the above control, heating by the
[0042]
In addition, since this invention is not limited to the said embodiment, various deformation | transformation implementation is possible in the range which does not deviate from the meaning as described in a claim.
[0043]
For example, the
[0044]
In addition to R-134a, the phase changeable fluid enclosed in the closed circuit 3 may be a fluid capable of heat transfer due to latent heat, such as R-407c, R-404A, and R-410c. .
[0046]
【The invention's effect】
As described above , according to the first aspect of the present invention, it is avoided that a large amount of liquid capable of phase change is accumulated in the outdoor unit and the amount circulating to the indoor unit is insufficient.
[0047]
According to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of an apparatus configuration.
FIG. 2 is an explanatory diagram of control of a cooling auxiliary pump.
FIG. 3 is an explanatory diagram of control for preventing overcooling;
FIG. 4 is an explanatory diagram of control for preventing insufficient circulation of a phase-changeable fluid.
FIG. 5 is an explanatory diagram of control of a heating pump.
FIG. 6 is an explanatory diagram of control for preventing a fluid capable of phase change from flowing into the gas phase pipe as a liquid;
FIG. 7 is an explanatory diagram of a control example for preventing emptying in the outdoor unit.
FIG. 8 is an explanatory diagram of the prior art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
Priority Applications (4)
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JPH112472A JPH112472A (en) | 1999-01-06 |
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