JP3614579B2 - Weatherstrip molding part - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、乗用車等のドア周りに装着されるウェザストリップに関し、特に、サッシレスドアの端末部に対する装着性を改良したウェザストリップの型成形部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用車のサッシレスドアは、所謂サッシ部を有せずに、ドアパネルのみから成り、その上方端縁が略ベルトラインの高さに設定されている。
前記サッシレスドアの上方端縁の左右端末部に装着されるウェザストリップは、比較的複雑な形状で且つ約90°に折曲した隅部を形成するため金属性薄板あるいは硬質合成樹脂板から成るインサートパネルを芯材とする型成形部から成り、比較的単純で長手の押出成形部と熱溶着、接着剤等により接合されてサッシレスドア周辺のシールが構成されている。
なお、型成形部の成形時に前記押出成形部と同時に加硫成形によって一体に接合しても良い。
【0003】
図4は、従来のサッシレスドア用ウェザストリップの型成形部10を示す斜視図であり、該型成形部10は、サッシレスドアのドアパネルDPの隅部に沿って立ち下げられる柱状部11を中心に、その上方端部に互いに約90°の角度で左右に第1の組付用フラップ部15及び第2の組付用フラップ部16を突設して成っている。
【0004】
前記柱状部11における要部の横断面は、破線で示したように、中空状躯体部12と該中空状躯体部12の外壁面から左右に突設した各シールリップ部13,14 によって画成されている。
一方、前記第1の組付用フラップ部15の下方端縁は前記シールリップ部13に連続するように、又、前記第2の組付用フラップ部16の下方端縁は前記シールリップ部14に連続するように夫々配設され、しかも前記ドアパネルDPに対する組付け位置精度を維持させるために約90°に折曲したインサートパネルIPを芯材にして型成形されている。
【0005】
前記第1の組付用フラップ部15は、透設した通孔17に、図5のA−A 線に沿って切断した断面図である図6に示したように、クリップCLを挿入して、その裏面が前記ドアパネルDPの車内側表面に組付けられ、且つ窓ガラスWGの内面に摺接可能に固定されている。
前記第2の組付用フラップ部16も、透設した各通孔17に図6に示したようなクリップCLを挿入して、その裏面を前記ドアパネルDPの側面に組付け、固定されている。
【0006】
なお、前記通孔17に関連した構成を、前記第1の組付用フラップ部15に例をとって詳述すると以下の通りであった。
即ち、図5から明らかなように、前記第1の組付用フラップ部15に透設した前記通孔17の中心に対して、前記インサートパネルIPに前記通孔17と同心円状に且つ該通孔17よりも大きな口径を以て透設した通孔18を連通状態に保ち、図5のA−A 線に沿って切断した図6のように前記各通孔17,18 に前記クリップCLを挿入して、その裏面が前記ドアパネルDPの車内側表面に組付け、固定されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の型成形部10は、前記ドアパネルDPに対する組付け中あるいは組付け後に車輛後方向の外力F1を受けると、その要部が比較的可撓性に富む例えば、エチレン− プロピレン− ジエン三元共重合体スポンジ材等から型成形されているので、図7及び図8に示したように、前記クリップCLのステム部19が前記インサートパネルIPに透設した前記通孔18の内周面に干渉する方向へ前記型成形部10が変位し、前記ドアパネルDPに対して前記型成形部10の車輛後方のずれd1 が生じ易く、その結果、外観が著しく損なわれるとともに、前記ドアガラスWGの後方側端縁部と前記型成形部10の隅部との間に前記車輛後方向のずれd1 と同等の車輛後方向のずれd1 が生じて前記ドアガラスWGに対する密封性も低下する欠点があった。
【0008】
この欠点を解消するために、前記インサートパネルIPに前記通孔17に対して同心円状に透設した前記通孔18の口径を前記通孔17のそれと合致するように小口径にすると、前記クリップCLの前記型成形部10に対する挿入性が低下すると言う別の問題点を招来させた。
【0009】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解消し、乗用車のサッシレスドアの端末部に対する装着性及び装着位置精度が改良されたウェザストリップの型成形部を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、サッシレスドアのドアパネルの隅部に沿って立ち下げられる柱状部を中心に、その上方端部に所望の角度に折曲したインサートパネルを芯材にして互いに左右に第1の組付用フラップ部及び第2の組付用フラップ部を突設して成るウェザストリップの型成形部において、前記第1及び第2の各組付用フラップ部に各通孔を透設し、前記インサートパネルに前記通孔よりも大きな口径を有する各通孔を透設し、前記第1の組付用フラップ部の前記通孔の中心に対して前記インサートパネルの前記通孔の中心を予め車輛後方向に所定の車輛後方向偏倚量を以て偏倚させ、互いに偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形されたことを特徴とするウェザストリップの型成形部によって達成される。
【0011】
更に、本発明のかかる目的は、前記第2の組付用フラップ部が、前記各通孔の中心に対して、前記インサートパネルの前記各通孔の各中心を予め車輛下方向に所定の車輛下方向偏倚量を以て偏倚させ、互いに偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形されたことを特徴とするウェザストリップの型成形部によって達成される。
【0012】
本発明のウェザストリップの型成形部は、サッシレスドアのドアパネルの隅部に沿って立ち下げられる柱状部を中心に、その上方端部に所望の角度に折曲したインサートパネルを芯材にして互いに左右に第1の組付用フラップ部及び第2の組付用フラップ部を突設して成るウェザストリップの型成形部において、前記第1及び第2の各組付用フラップ部に各通孔を透設し、前記インサートパネルに前記通孔よりも大きな口径を有する各通孔を透設し、前記第1の組付用フラップ部の前記通孔の中心に対して前記インサートパネルの前記通孔の中心を予め車輛後方向に所定の車輛後方向偏倚量を以て偏倚させ、互いに偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形されるので、前記ドアパネルに対する前記ウェザストリップの型成形部の組付け中あるいは組付けにおいて車輛後方向の外力が作用しても、前記各通孔に挿入した前記クリップのステム部が組付け当初から前記インサートパネルの前記通孔の車輛前方内周面に対する干渉度合いが増強され、前記ドアパネルの車内側表面及び前記窓ガラスに対する前記ウェザストリップの型成形部の相対位置関係にずれが生じない。
【0013】
更に、本発明のウェザストリップの型成形部は、前記第2の組付用フラップ部が、前記各通孔の中心に対して、前記インサートパネルの前記各通孔の各中心を予め車輛下方向に所定の車輛下方向偏倚量を以て偏倚させ、互いに偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形されるので、前記ドアパネルに対する前記ウェザストリップの型成形部の組付け中あるいは組付け後において車輛下方向の外力が作用しても、前記各通孔に挿入した前記クリップのステム部が組付け当初から前記インサートパネルの前記通孔の車輛上方内周面に対する干渉度合いが増強され、前記ドアパネルの側面に対する前記ウェザストリップの型成形部の相対位置関係にずれが生じない。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のウェザストリップの型成形部の一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述する。
図1は、本発明のウェザストリップの型成形部20を示す斜視図、図2は前記型成形部20の一部を示す平面図、図3は図2のA−A 線に沿って切断した断面図である。
【0015】
前記サッシレスドアの上方端縁の左右端末部に装着される本発明のウェザストリップの型成形部20は、比較的複雑な形状で且つ前記サッシレスドアのドアパネルDPの隅部に合わせて約90°に折曲した金属性薄板あるいは硬質合成樹脂板から成るインサートパネルIPを芯材として比較的単純で長手の押出成形部と加硫同時接着されて前記サッシレスドア周辺のシールが構成される。
【0016】
図1に示したように、本発明のウェザストリップの型成形部20は、前記ドアパネルDPの隅部に沿って立ち下げられる柱状部21を中心に、その上方端部に互いに約90°の角度で左右に第1の組付用フラップ部25及び第2の組付用フラップ部26を突設して成っている。
【0017】
前記柱状部21における要部の横断面は、破線で示したように、中空状躯体部22と該中空状躯体部22の外壁面から左右に突設した各シールリップ部23,24 によって画成されている。
一方、前記第1の組付用フラップ部25の下方端縁は前記シールリップ部23に連続するように、又、前記第2の組付用フラップ部26の下方端縁は前記シールリップ部24に連続するように夫々配設され、しかも前記ドアパネルDPに対する組付け位置精度を維持させるために約90°に折曲した前記インサートパネルIPを芯材にして型成形される。
【0018】
前記第1の組付用フラップ部25は、透設した通孔27に図3に示したようなクリップCLを挿入して、その裏面が前記ドアパネルDPの車内側表面に組付けられ、且つドアガラスWGの内面に摺接可能に固定される。
前記第2の組付用フラップ部26も、透設した各通孔27に図3に示したようなクリップCLを挿入して、その裏面が前記ドアパネルDPの側面に組付け、固定される。
【0019】
なお、前記通孔27に関連した構成を、前記第1の組付用フラップ部25に例をとって詳述すると以下の通りである。
即ち、図2から明らかなように、前記第1の組付用フラップ部25に透設した前記通孔27の中心に対して、前記インサートパネルIPに該通孔27よりも大きな口径を以て透設した通孔28の中心を、予め車輛後方向に所定の車輛後方向偏倚量dR を以て偏倚され、偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形され、図2のA−A 線に沿って切断した図3のように前記各通孔27,28 に前記クリップCLを挿入して、その裏面が前記ドアパネルDPの車内側表面に組付け、固定される。
【0020】
前述した本発明の型成形部20は、前記ドアパネルDPに対する組付け中あるいは組付け後において、比較的可撓性に富む例えば、エチレン− プロピレン− ジエン三元共重合体スポンジ材等から型成形されているその要部が車輛後方向の外力F1を受けても、前記クリップCLのステム部19が前記インサートパネルIPに透設した前記通孔28の車輛前方内周面に干渉するように、前記通孔27に対して前記インサートパネルIPの前記通孔28を前記所定の車輛後方向偏倚量dR を以て偏倚させ、偏心円状態に保たれているので、仮にずれd′が生じても僅少な値に止めることが可能になり、即ち、従来のウェザストリップの型成形部10における前記車輛後方向のずれd1 に対し、本発明のウェザストリップの型成形部20のずれd′は、d1 ≫d′の関係にあり、且つこのずれd′は外観あるいは前記ドアガラスWGに対する密封性を実質的に損なう迄には至らないものである。
【0021】
なお、前記第1の組付用フラップ部25に透設した前記通孔27の開口部周辺の凹部と前記クリップCLの頭部の嵌装状態を、実際には、図1〜図3に示したように、前記第1の組付用フラップ部25に透設した前記通孔27と前記開口部周辺の凹部の各中心を同心円状に配設し、該通孔27の中心に対し前記インサートパネルIPに透設した前記通孔28の中心を車輛後方向に所定の車輛後方向偏倚量dR を以て偏倚させ、前記両通孔27,28 の各中心が偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形することが望ましい。
【0022】
更に、本発明のウェザストリップの型成形部20は、前記車輛後方向の外力F1とは別に車輛下方向の外力F2を受けても、図1に示したように、前記第2の組付用フラップ部26に透設した前記通孔27と前記開口部周辺の凹部の各中心を同心円状に配設し、該通孔27の中心に対し前記インサートパネルIPに透設した前記通孔28の中心を車輛下方向に所定の車輛下方向偏倚量dD を以て偏倚させ、前記両通孔27,28 の各中心が偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形することによって、前記ドアパネルDPの側面と前記第2の組付用フラップ部26の各上方端縁間に前記車輛下方向のずれd2 の発生を防止できる。
【0023】
なお、本発明のウェザストリップの型成形部20は、前記第1の取付用フラップ部25及び前記第2の組付用フラップ部26の折曲角度を90°に限定するものでなく、前記ドアパネルDPの形態に応じ任意の角度を以てインサート成形することが可能である。
又、前記インサートパネルIPは、アルミニウム合金板材、亜鉛メッキ鋼板等の金属製薄板あるいはナイロン、ポリエステル等の合成樹脂板材が好ましい。
【0024】
【発明の効果】
以上、記述した本発明のウェザストリップの型成形部20は、次に記すような新規な効果を奏するものである。
即ち、本発明のウェザストリップの型成形部20は、前記サッシレスドアのドアパネルDPの隅部に沿って立ち下げられる前記柱状部21を中心に、その上方端部に所望の角度に折曲した前記インサートパネルIPを芯材にして互いに左右に第1の組付用フラップ部25及び第2の組付用フラップ部26を突設して成る前記ウェザストリップの型成形部20において、前記第1及び第2の各組付用フラップ部25,26 に各通孔27を透設し、前記インサートパネルIPに前記通孔27よりも大きな口径を有する各通孔28を透設し、前記第1の組付用フラップ部25の前記通孔27の中心に対して前記インサートパネルIPの前記通孔28の中心を予め車輛後方向に所定の車輛後方向偏倚量dR を以て偏倚させ、互いに偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形されるので、前記ドアパネルDPに対する前記ウェザストリップの型成形部20の組付け中あるいは組付け後において車輛後方向けた外力F1が作用しても、前記各通孔27,28 に挿入した前記クリップのステム部19が、組付け当初から前記インサートパネルIPの前記通孔28の車輛前方内周面に対する干渉度合いを増強され、前記ドアパネルDPに対する前記ウェザストリップの型成形部20の相対位置関係に前記ずれd1 に相当する変位の発生、及び前記ドアガラスWGの後方側端縁部と前記型成形部20の隅部との間に前記車輛後方向のずれd1 に相当する変位がの発生することを抑制することが可能になった。
従って、前記サッシレスドア周辺の外観を損なうことなく、前記ドアガラスWGに対する密封性を維持するこが可能になった。又、本発明のウェザストリップの型成形部20は、前記各通孔28の口径サイズを変更することなく、前記各通孔27,28 のインサート成形位置を予め偏倚させて対処しているので、前記クリップCLの挿入性を良好に維持することが可能になった。
【0025】
更に、本発明のウェザストリップの型成形部20は、前記車輛後方向の外力F1とは別に車輛下方向の外力F2を受けても、前記第2の組付用フラップ部26に透設した前記通孔27と前記開口部周辺の凹部の各中心を同心円状に配設し、該通孔27の中心に対し前記インサートパネルIPに透設した前記通孔28の中心を車輛下方向に所定の車輛下方向偏倚量dD を以て偏倚させ、前記両通孔27,28 の各中心が偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形するので、前記ドアパネルDPの側面と前記第2の組付用フラップ部26の各上方端縁間に前記縦方向のずれd2 に相当する変位がの発生することを抑制することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のウェザストリップの型成形部を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明のウェザストリップの型成形部の一部を示す平面図である。
【図3】図3は、図2のA−A 線に沿って切断した断面図である。
【図4】図4は、従来のウェザストリップの型成形部を示す斜視図である。
【図5】図5は、従来のウェザストリップの型成形部の一部を示す平面図である。
【図6】図6は、図5のA−A 線に沿って切断した断面図である。
【図7】図7は、従来のウェザストリップの型成形部をドアパネルに取り付けた後に、ウェザストリップが車輛後方向に位置ずれした状態での図5のA−A 線に沿って切断した別の断面図である。
【図8】図8は、従来のウェザストリップの型成形部をドアパネルに取り付けた後に、ウェザストリップが車輛後方向に位置ずれした状態を示す別の斜視図である。
【符号の説明】
10 従来のウェザストリップの型成形部
11 柱状部
12 中空状躯体部
13 シールリップ部
14 シールリップ部
15 第1の組付用フラップ部
16 第2の組付用フラップ部
17 通孔
18 通孔
19 ステム部
DP ドアパネル
IP インサートパネル
CL クリップ
d1 車輛後方向のずれ
d2 車輛下方向のずれ
20 本発明のウェザストリップの型成形部
21 柱状部
22 中空状躯体部
23 シールリップ部
24 シールリップ部
25 第1の組付用フラップ部
26 第2の組付用フラップ部
27 通孔
28 通孔
d′ずれ
dR 車輛後方向偏倚量
dD 車輛下方向偏倚量
WG ドアガラス
F1 車輛後方向の外力
F2 車輛下方向の外力[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a weather strip that is mounted around a door of a passenger car or the like, and more particularly, to a structure of a molded portion of a weather strip that has improved mountability to a terminal portion of a sashless door.
[0002]
[Prior art]
A sashless door of a passenger car does not have a so-called sash portion and is composed only of a door panel, and an upper end edge thereof is set to a substantially beltline height.
Weather strips attached to the left and right end portions of the upper edge of the sashless door are formed of a metal thin plate or a hard synthetic resin plate to form a corner portion having a relatively complicated shape and bent at about 90 °. It consists of a molded part having an insert panel as a core material, and is joined to a relatively simple and long extruded part by thermal welding, an adhesive, or the like to form a seal around the sashless door.
In addition, you may join integrally by a vulcanization molding simultaneously with the said extrusion molding part at the time of shaping | molding of a shaping | molding part.
[0003]
FIG. 4 is a perspective view showing a
[0004]
The cross section of the main part of the columnar part 11 is defined by a
On the other hand, the lower end edge of the
[0005]
As shown in FIG. 6 which is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 5, the
The second assembling flap portion 16 is also fixed by inserting a clip CL as shown in FIG. 6 into each through-
[0006]
The configuration related to the through-
That is, as is apparent from FIG. 5, the insert panel IP is concentrically connected to the through-
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional molded
[0008]
In order to eliminate this drawback, if the diameter of the through
[0009]
An object of the present invention is to provide a weatherstrip mold-forming part that solves the above-mentioned problems of the prior art and has improved mounting properties and mounting position accuracy with respect to a terminal portion of a sashless door of a passenger car. is there.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is to center the columnar part that is lowered along the corner of the door panel of the sashless door, and to insert the insert panel bent at a desired angle at the upper end thereof into the left and right sides. In the mold forming portion of the weather strip formed by projecting one assembling flap portion and a second assembling flap portion, each through hole is formed through each of the first and second assembling flap portions. And through each insert hole having a larger diameter than the through hole in the insert panel, the center of the through hole of the insert panel with respect to the center of the through hole of the first assembly flap portion The weatherstrip is formed by insert molding so as to be biased in the vehicle rearward direction with a predetermined vehicle rearward displacement amount and communicated and maintained in an eccentric circular shape.
[0011]
Further, the object of the present invention is that the second assembling flap portion has a predetermined vehicle in the vehicle downward direction in advance with respect to the center of each through hole of the insert panel. The weatherstrip is formed by insert molding so as to be biased by a downward deflection amount and communicated and maintained in an eccentric circular shape.
[0012]
The mold forming part of the weather strip of the present invention has a columnar part that is lowered along the corner of the door panel of the sashless door as a center, and an insert panel bent at a desired angle at the upper end thereof as a core material. In a weatherstrip mold forming part formed by projecting a first assembly flap part and a second assembly flap part on the left and right of each other, each of the first and second assembly flap parts is passed through. A through hole is formed, each through hole having a larger diameter than the through hole is formed in the insert panel, and the insert panel has a center with respect to the through hole of the first assembly flap portion. Since the center of the through hole is preliminarily biased in the vehicle rearward direction with a predetermined vehicle rearward displacement amount and is communicated and maintained in an eccentric circular shape with each other, insert molding is performed so that the weather strip mold forming portion with respect to the door panel set Even if an external force in the vehicle rearward direction is applied during mounting or assembly, the degree of interference between the stem portion of the clip inserted into each through hole and the inner peripheral surface of the through hole of the insert panel from the beginning of assembly And the relative positional relationship of the molded portion of the weather strip with respect to the vehicle interior surface of the door panel and the window glass does not occur.
[0013]
Furthermore, in the weatherstrip molding part according to the present invention, the second assembly flap part is configured so that the center of each through hole of the insert panel is in advance in the vehicle downward direction with respect to the center of each through hole. Are inserted with a predetermined vehicle downward displacement amount and are communicated and maintained in an eccentric circular shape with each other, so that the vehicle strip is assembled during or after assembly of the weather strip mold forming portion to the door panel. Even when a downward external force is applied, the degree of interference between the stem portion of the clip inserted into each through hole and the inner peripheral surface of the through hole of the insert panel from the beginning of the assembly is enhanced. There is no deviation in the relative positional relationship of the molded part of the weather strip with respect to the side surface.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
One embodiment of a weatherstrip molding part of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a
[0015]
The weatherstrip
[0016]
As shown in FIG. 1, the weatherstrip mold molding
[0017]
The cross section of the main part of the
On the other hand, the lower edge of the
[0018]
The first
The second
[0019]
The configuration related to the through
That is, as is apparent from FIG. 2, the insert panel IP is made transparent with a larger diameter than the through
[0020]
The above-described
[0021]
In addition, the fitting state of the recess around the opening portion of the through
[0022]
Furthermore, the molded
[0023]
The weatherstrip
The insert panel IP is preferably an aluminum alloy plate, a thin metal plate such as a galvanized steel plate, or a synthetic resin plate such as nylon or polyester.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, the weatherstrip
In other words, the weatherstrip
Therefore, the sealing performance against the door glass WG can be maintained without deteriorating the appearance around the sashless door. Further, the weatherstrip
[0025]
Further, the weatherstrip
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a mold forming part of a weather strip according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a part of a molded part of the weather strip of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 2;
FIG. 4 is a perspective view showing a conventional weatherstrip molding part.
FIG. 5 is a plan view showing a part of a molded part of a conventional weather strip.
6 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 5 with the weather strip displaced in the rearward direction of the vehicle after the conventional weather strip molding part is attached to the door panel; It is sectional drawing.
FIG. 8 is another perspective view showing a state in which the weatherstrip is displaced in the vehicle rearward direction after the conventional weatherstrip molding part is attached to the door panel.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記第1及び第2の各組付用フラップ部(25,26 )に各通孔(27)を透設し、
前記インサートパネル(IP)に前記通孔(27)よりも大きな口径を有する各通孔(28)を透設し、
前記第1の組付用フラップ部(25)の前記通孔(27)の中心に対して前記インサートパネル(IP)の前記通孔(28)の中心を予め車輛後方向に所定の横方向偏倚量(dR )を以て偏倚させ、互いに偏心円状に連通、維持されるようにインサート成形されたことを特徴とするウェザストリップの型成形部(20)。Centering on the columnar portion (21) that is lowered along the corner of the door panel (DP) of the sashless door, the insert panel (IP) bent at a desired angle at the upper end thereof is used as a core material, and left and right. A weatherstrip mold forming part (20) formed by projecting a first assembling flap part (25) and a second assembling flap part (26),
Each through hole (27) is formed through each of the first and second assembly flap portions (25, 26),
Each insert hole (28) having a larger diameter than the through hole (27) is formed through the insert panel (IP).
The center of the through hole (28) of the insert panel (IP) is preliminarily set in the vehicle rearward direction with respect to the center of the through hole (27) of the first assembly flap portion (25). A weatherstrip mold part (20) characterized by being insert-molded so as to be biased by an amount (d R ) and communicated and maintained in an eccentric circle.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22546796A JP3614579B2 (en) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | Weatherstrip molding part |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22546796A JP3614579B2 (en) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | Weatherstrip molding part |
Publications (2)
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