JP3612573B2 - Suspended floor structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コアに床を吊って支持する吊り床構造形式の構造物に係り、さらに云えば、特にアスペクト比の大きな高層建物の吊り床を支持し、地震等の水平力は当該建物のコアのみに負担させ、吊り床は水平方向に変位させて制振する構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
地震や強風等の水平力に抵抗するべく、ワイヤーで床を吊って支持する吊り床構造の構造物や、ワイヤーを用いた制振構造が設けられた構造物としては、例えば、下記の▲1▼〜▲3▼の技術が公知である。
▲1▼ 吊り床構造で構築されたアスペクト比が大きな高層建物等の構造物に実施する技術として、図4に示したように、地盤aにコアbを立設し、同コアbの頂部(屋上)にトラス等の剛強な梁cを構築し、前記剛強な梁cに柱d−1、d−2及び床e…を吊って支持したものがある。
【0003】
▲2▼ 高層建物ではないが、特開昭60−148965号公報に記載された吊り構造物も公知である。この吊り構造物は、図5に示したように、地盤aに基礎fを介してシャフトgが立設され、同シャフトgの上端部に振動吸収装置hが設けられ、同振動吸収装置hを介して屋根i、壁w及び床eが吊られている。前記振動吸収装置hは、図5Bに拡大して示したように、シャフトgの上端から放射状に突出して形成した屋根保持体m、及びシャフトgに沿って垂直方向に可動する摺動枠nとがバネ等の弾性体pによって連結されて成り、前記摺動枠nに屋根iを支持するワイヤーjの基端部が固定されている。
【0004】
(3) 吊り構造ではないが、アスペクト比が大きな高層建物にワイヤーを用いた制振構造を適応した技術として、例えば、特開平6−58016号公報に記載されたものが公知である。この制振構造は、図6に示したように、高層建物の頂部の両端に、ワイヤーjの両端部が各々固着され、同高層建物の下端の両端部に水平部滑車s、sが設けられ、前記ワイヤーjを高層建物の両端の柱q、qに沿って上下方向に張設すると共に、当該ワイヤーjの中間部を前記水平部滑車s、sに巻き掛け、ワイヤーjに伝達される高層建物の振動エネルギーを吸収する減衰装置tが高層建物下部に位置するワイヤーjに取り付けられている。高層建物に水平力が加わることにより作用する曲げモーメントは、同高層建物の両端の柱q、qにおいて引張力及び圧縮力を生ぜしめ、ワイヤーjを介して減衰装置tに伝達し、同減衰装置tによって吸収される。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】
前記(1)の吊り床構造(図4)におけるコアbは、そのアスペクト比が大きいため、例えば、図4中の右方向への水平力が作用すると、図4Bに示したように、垂直なコアb’がbの位置へ曲げ変形を生じる。と同時に、当該コアbの頂部に固定されている梁cも回転し、同梁cの両端に吊設された柱d−1及びd−2も右方向へ傾く。よって、各階の床e…も傾き、高層建物の安全性が確保できず、居住者に不快感を与えるといった問題がある。また、前記梁cの回転により、図4B中の左側の柱d−1に過大な引張力が作用し、柱d−2に過大な圧縮力が作用する。同様に、左方向への水平力が作用すると、右側の柱d−2に過大な引張力が作用し、柱d−1に過大な圧縮力が作用する。そのため、柱d−1、d−2の断面を過大なものとせざるを得ず、建築計画上に悪影響を及ぼし、建築コストの高騰を招くといった問題も生じる。
【0006】
前記図▲2▼の構造物(図5)は、ワイヤーjだけで床eを支持し、水平力はシャフトgが負担するため、柱は不要な構成である。そして、前記ワイヤーjの上端はシャフトgの上端部に設けられた振動吸収装置hの摺動枠nに固定され、摺動枠nは弾性体pによって垂直方向にのみ可動する構成であるから、シャフトgに伝わった上下方向の振動は、弾性体pの運動エネルギーによって吸収され、ワイヤーjを介して摺動枠nに固定されている床eへの伝達は緩和される。しかし、大きな水平力が作用してシャフトgが左右に揺れると、ワイヤーjは当該シャフトgの上端に固定(定着)されているため、床eはいずれ傾斜し、恒久的に水平状態を維持することが不可能となる。
【0007】
前記▲3▼の制振構造(図6)は、吊り床構造ではないが、ワイヤーj及び減衰装置tによって、構造物に作用した曲げモーメントを吸収させることができる。しかし、大きな水平力に対して柱qはやはり左右方向へ曲げ変形が生じることがあり、そのような場合、同柱q、q間に施工された床(図示省略)は傾斜し、床の水平状態を恒常的に維持することが不可能である。また、柱q、qに作用する過大な引張力と圧縮力に耐えるためには、柱断面を大きくしなければならず、前記▲1▼と同様の問題がある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、吊り床構造の構造物、特にはアスペクト比の高いペンシル状に建築された吊り床構造の高層建物において、地震や強風等の水平力は、コアの曲げ変形にのみ負担させ、吊り床は水平方向にのみ変位させて吊り床の水平状態を恒久的に維持して制振し、快適で安全性の高い構造物を提供すること、及び前記コアの変形に起因する柱の応力を低減し、柱断面を可及的に縮小して鉄骨量を低減し、良好な眺望が確保され、建築コストダウンが図れる吊り床構造の構造物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1の発明に係る吊り床構造の構造物は、地上1に立設されたコア2の頂部から床3を吊って支持する吊り床構造の構造物であって、
前記コア2の頂部に支承体4を設置し、前記支承体4にワイヤー5を滑動自在に支持し、前記ワイヤー5の両端部に最上階の床3を吊って支持しており、以下の各階床3…は前記最上階床3から柱6によって吊り支持し、コア2の外周面と吊り床3との間に、吊り床3の水平変位時に同吊り床3とコア2とが接触しない程度のクリアランス7を設け、前記コア2の曲げ変形に対し前記吊り床3は水平方向にのみ変位させる構成であることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明に係る吊り床構造の構造物は、地上1に立設されたコア2の外周部に各階K…の床3を吊って支持する吊り床構造の構造物であって、
前記コア2における各階Kの床3…の上部に支承体4…を設置し、各階K…の支承体4…にワイヤー5を滑動自在に支持し、前記ワイヤー5の両端部に各階の床3を吊って支持しており、コア2の外周面と吊り床3との間に、吊り床3の水平変位時に同吊り床3とコア2とが接触しない程度のクリアランス7を設け、前記コア2の曲げ変形に対し前記各階Kの吊り床3は各々独立して水平方向にのみ変位させる構成であることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明に係る吊り床構造の構造物は、前記請求項1又は2におけるコア2の頂部又は各階の床3の上部外周に設置した支承体4を、滑車又はローラーや滑りベアリングで構成したことを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明に係る吊り床構造の構造物は、前記請求項1又は2又は3における支承体4に減衰装置を組み込んだことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態及び実施例】
本発明に係る吊り床構造の構造物は、アスペクト比の大きいペンシル状に建築された高層建物等において、その中核をなすコアから床を吊って支持する吊り床構造形式の高層建物に好適に実施される。
請求項1に記載した吊り床構造の高層建物は、図1Aに示したように、建物の中央部に、上下方向のエレベーターやパイプシャフト等を集中して形成したコア2が地上1に立設されている。前記コア2の頂部(屋上)のコーナー部に、支承体4が2個設置されている。但し、支承体4の個数は2個に限らず、4個等の複数個で実施したり、極端な場合は図2に示したように、1個で実施することも可能である。
【0014】
支承体4としては、請求項3のように、溝付きの滑車(図示は省略)で実施することが好ましいが、溝なしのローラーや滑りベアリング等で実施することも可能である。また、支承体4には、請求項4のように、減衰装置(図示は省略)を組み込んだり配設して実施することが好ましい。前記支承体4たる滑車に、高抗張力のワイヤー5が滑動自在に巻き掛けられて支持されており、当該ワイヤー5の両端部に最上階の床3の端部が固定されている。そして、柱6によって以下の各階K…を形成する床3…が最上階床3から吊って支持され、複数の床3…が前記ワイヤー5によってコア2の頂部から吊られて支持された吊り床構造の高層建物が構築されている。
【0015】
なお、前記の各階の吊り床3…とコア2の外周面と吊り床3との間には、通常、請求項3のように、当該床3の水平変位時に床3とコア2とが接触しない程度のクリアランス(空隙部)7を確保して実施される(図1B参照)。当該クリアランス7は、例えば、吊り床3において、コア2の横断面部分を若干大きくした部分を切り欠くことによって形成する。
【0016】
したがって、例えば、図1Bにおいて、矢印で示した右方向への水平力が当該高層建物に作用すると、図1B中に破線で示した、垂直に立設するコア2’は、実線で示したコア2のように若干右方向に曲がって変形する。その際、吊り床3は、同床3を吊るワイヤー5が支承体4を滑動することにより、水平状態を維持しながら同図中右方向へ若干変位する。床3には前記のようにクリアランス7が設けられているから、この水平方向への変位の際にもコア2に接触する虞れがない。つまり、水平力が当該高層建物に作用した場合、コア2の曲げ変形と床3の変形は分離され、支承体4に組み込まれた減衰装置により効果的に減衰された水平力はコア2だけに負担せしめて制振し、床3へは一切伝達しない構成であるから、柱6−1に引張力(柱6−2に圧縮力)が作用せず、柱断面を可及的に縮小化することができる。また、ワイヤー5は長期応力のみを負担できるように設計すればよいことになる。
【0017】
前記支承体4を介してワイヤー5で吊る床3を、各階K…ごとに実施する形態(請求項2)も好適に行われる。即ち、当該高層建物は、図3に示したように、コア2の外周部における各階K…から各々床3を吊って支持する形式の吊り床構造であって、各階Kにおける上部に、2個(但し、個数はこの2個の限りでない。)の支承体4、4が設置され、前記各階Kの支承体4、4にワイヤー5が滑動自在に巻き掛けられ、前記ワイヤー5の端部に床3が各々吊られて支持されている。したがって、当該高層建物に水平力が作用すると、やはり、コア2’がコア2のように曲げ変形で応じ、前記各階Kの吊り床3は各々独立して水平方向にのみ変位するから、床3は各階K…ごとに高さに応じた必要最小限の水平変位で合理的に制振することができる。
【0018】
【本発明の奏する効果】
本発明の吊り床構造の構造物によれば、特にアスペクト比の高い高層建物において、コアと床の変形は支承体を滑動するワイヤーによって完全に分離・独立されるから、地震や強風等の水平力が当該高層建物に作用しても、その水平力はコアの曲げ変形だけに負担させ、吊り床は水平方向にのみ変位させて制振し、吊り床の水平状態が恒久的に維持され、居住者にとって快適性、安全性が確保される。また、水平力が柱(床)へ伝達されないため、前記コアの変形に起因する柱の応力は低減され、その結果、柱断面が縮小できて鉄骨量が減り、建築コストが低廉され、高層の良好な眺望の確保、建築計画の自由度の増大等々が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊り床構造の高層建物の模式図、BはAにおいて水平力による変形状況を示した模式図である。
【図2】異なる実施例を示した模式図である。
【図3】応用例を示した模式図である。
【図4】A、Bは従来例を示した模式図である。
【図5】A、Bは異なる従来例を示した全体図と部分拡大図である。
【図6】異なる従来例を示した全体図である。
【符号の説明】
1 地上
2 コア
3 床
4 支承体
5 ワイヤー
6 柱
7 クリアランス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a suspended floor structure type structure in which a floor is suspended and supported by a core , and more specifically, supports a suspended floor of a high-rise building having a particularly large aspect ratio, and horizontal forces such as earthquakes are applied to the core of the building. The suspension floor relates to a structure that is damped only by being displaced in the horizontal direction.
[0002]
[Prior art]
As a structure of a suspended floor structure in which a floor is suspended and supported by a wire in order to resist horizontal force such as an earthquake or strong wind, or a structure provided with a vibration control structure using a wire, for example, the following (1) Techniques (1) to (3) are known.
(1) As a technique to be implemented for a structure such as a high-rise building constructed with a suspended floor structure and having a large aspect ratio, a core b is erected on the ground a as shown in FIG. There is a structure in which a rigid beam c such as a truss is constructed on the rooftop, and columns d-1, d-2 and a floor e are suspended and supported on the rigid beam c.
[0003]
(2) Although it is not a high-rise building, a suspended structure described in JP-A-60-148965 is also known. As shown in FIG. 5, in this suspended structure, a shaft g is erected on a ground a via a foundation f, and a vibration absorbing device h is provided at an upper end portion of the shaft g. A roof i, a wall w, and a floor e are suspended therethrough. As shown in FIG. 5B in an enlarged manner, the vibration absorbing device h includes a roof holder m formed to project radially from the upper end of the shaft g, and a sliding frame n movable in the vertical direction along the shaft g. Are connected by an elastic body p such as a spring, and the base end portion of the wire j supporting the roof i is fixed to the sliding frame n.
[0004]
(3) As a technique for applying a vibration damping structure using a wire to a high-rise building having a large aspect ratio that is not a suspended structure, for example, a technique described in JP-A-6-58016 is known. As shown in FIG. 6, in this vibration damping structure, both ends of the wire j are fixed to both ends of the top of the high-rise building, and horizontal pulleys s, s are provided at both ends of the lower end of the high-rise building. The wire j is stretched in the vertical direction along the columns q, q at both ends of the high-rise building, and an intermediate portion of the wire j is wound around the horizontal pulleys s, s and transmitted to the wire j. damping device t to absorb vibration energy of the building are attached to the wire j located below rise building. The bending moment acting by applying a horizontal force to the high-rise building generates a tensile force and a compressive force at the columns q, q at both ends of the high-rise building, and is transmitted to the damping device t via the wire j. absorbed by t.
[0005]
[Problems to be solved by the present invention]
Core b in suspended floor structure (Fig. 4) of the (1), because the aspect ratio is large, for example, when the horizontal force in the right direction in FIG. 4 acts, as shown in Figure 4B, vertical core b 'results in a bending deformation to the position of b. At the same time, beam c is also rotated, which is secured to the top of the core b, column d-1 and d-2, which is suspended at both ends of the beam c is also inclined rather to the right. Therefore, there is a problem in that the floor e of each floor is inclined, the safety of the high-rise building cannot be secured, and the resident is uncomfortable. Further, due to the rotation of the beam c, an excessive tensile force acts on the left column d-1 in FIG. 4B, and an excessive compressive force acts on the column d-2. Similarly, when a horizontal force in the left direction acts, an excessive tensile force acts on the right column d-2, and an excessive compressive force acts on the column d-1. For this reason, the cross sections of the columns d-1 and d-2 must be made excessive, which adversely affects the construction plan and causes a rise in construction costs.
[0006]
The structure shown in FIG. 2 (FIG. 5) supports the floor e with only the wire j and the shaft g bears the horizontal force, so that the column is unnecessary. And since the upper end of the said wire j is fixed to the sliding frame n of the vibration-absorbing device h provided in the upper end part of the shaft g, and the sliding frame n is a structure which can move only to the orthogonal | vertical direction with the elastic body p, The vibration in the vertical direction transmitted to the shaft g is absorbed by the kinetic energy of the elastic body p, and the transmission to the floor e fixed to the sliding frame n via the wire j is relaxed. However, when a large horizontal force acts and the shaft g swings to the left and right, the wire j is fixed (fixed) to the upper end of the shaft g, so that the floor e will be inclined and maintain a horizontal state permanently. It becomes impossible.
[0007]
The vibration damping structure (3) in FIG. 3 is not a suspended floor structure, but the bending moment acting on the structure can be absorbed by the wire j and the damping device t. However, the column q may still bend and deform in the left-right direction with respect to a large horizontal force. In such a case, the floor (not shown) constructed between the columns q and q is inclined, It is impossible to maintain the state constantly. Further, in order to withstand an excessive tensile force and compressive force acting on the columns q, q, the column cross section must be enlarged, and there is a problem similar to the above (1).
[0008]
Therefore, the object of the present invention is to apply horizontal forces such as earthquakes and strong winds only to the bending deformation of the core in a suspended floor structure, particularly in a high-rise building with a suspended floor structure with a high aspect ratio. Due to the deformation of the core, the suspension floor is displaced only in the horizontal direction and the suspension floor is maintained in a horizontal state for vibration suppression, providing a comfortable and safe structure. An object of the present invention is to provide a suspended floor structure that can reduce the stress of a column, reduce the cross section of the column as much as possible, reduce the amount of steel frames, ensure a good view, and reduce the construction cost.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As means for solving the above-described problems of the prior art, the suspended floor structure according to the invention of
The
[0010]
Structures suspended floor structure according to the invention of
Established the
[0011]
請 structures suspended floor structure according to the invention Motomeko 3, the bearing
[0012]
Structures suspended floor structure according to the invention of
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Structures suspended floor structure according to the present invention is a high-rise building or the like which is built in a large pencil aspect ratio, the high layer building suspended floor structure format supporting hanging the core or al floor and forming a core It is preferably implemented.
High-rise buildings suspended floor structure as claimed in
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
Thus the core, for example, in FIG. 1B, the horizontal force in the right direction indicated by the arrow acts on the high-rise building, indicated by a broken line in FIG. 1B, the
[0017]
A form (Claim 2) in which the
[0018]
[Effects of the present invention]
According to the suspended floor structure of the present invention, particularly in a high-rise building with a high aspect ratio, the deformation of the core and the floor is completely separated and independent by the wire sliding on the support body. Even if the force acts on the high-rise building, the horizontal force is only borne by the bending deformation of the core, the suspended floor is displaced only in the horizontal direction and is damped, and the horizontal state of the suspended floor is maintained permanently. Comfort and safety are ensured for residents. In addition, since the horizontal force is not transmitted to the pillar (floor), the stress of the pillar due to the deformation of the core is reduced. As a result, the cross section of the pillar can be reduced, the amount of steel frame is reduced, the construction cost is reduced, and the Ensuring a good view, increasing the degree of freedom of architectural planning, etc. are achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a high-rise building having a suspended floor structure, and FIG.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a different embodiment.
FIG. 3 is a schematic diagram showing an application example.
FIGS. 4A and 4B are schematic views showing a conventional example. FIGS.
FIGS. 5A and 5B are an overall view and a partially enlarged view showing different conventional examples, respectively.
FIG. 6 is an overall view showing a different conventional example.
[Explanation of symbols]
1
Claims (4)
前記コアの頂部に支承体が設置され、前記支承体にワイヤーが滑動自在に支持され、前記ワイヤーの両端部に最上階の床が吊られ支持されており、以下の各階床は前記最上階床から柱によって吊り支持されており、コアの外周面と各吊り床との間には、吊り床の水平変位時に吊り床とコアとが接触しない程度のクリアランスが設けられており、前記コアの曲げ変形に対し前記吊り床は水平方向にのみ変位する構成であることを特徴とする、吊り床構造の構造物。A suspended floor structure that supports a floor suspended from the top of a core erected on the ground,
Scaffold is placed on top of the core, wire the scaffold is slidably supported, said are the top floor of the floor are suspended and supported at both ends of the wire, following each floor is the top floor The suspension is supported by a pillar from the floor, and a clearance is provided between the outer peripheral surface of the core and each suspension floor so that the suspension floor does not contact the core when the suspension floor is displaced horizontally . The suspended floor structure is characterized in that the suspended floor is displaced only in the horizontal direction in response to bending deformation.
前記コアにおける各階床の上部に支承体が設置され、前記各階の支承体にワイヤーが滑動自在に支持され、前記ワイヤーの両端部に各階の床が吊られ支持されており、コアの外周面と各吊り床との間には、吊り床の水平変位時に吊り床とコアとが接触しない程度のクリアランスが設けられており、前記コアの曲げ変形に対し前記各階の吊り床は各々独立して水平方向にのみ変位する構成であることを特徴とする、吊り床構造の構造物。A suspended floor structure that supports the floor of each floor by suspending it on the outer periphery of the core standing on the ground,
Scaffold is placed on top of each floor in the core, wire is slidably supported on the supporting body of said floor, said being each floor of the floor are suspended support at both ends of the wire, the outer peripheral surface of the core Clearance between the suspension floor and each suspension floor is provided such that the suspension floor and the core do not come into contact with each other when the suspension floor is horizontally displaced. A suspended floor structure, characterized in that the structure is displaced only in the horizontal direction.
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