JP3612465B2 - Image coding / decoding device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像符号化復号化装置、特に送信側でカラーテレビジョン信号を標本化して符号化伝送し、受信側で受信信号を再生標本化クロックにより復号再生する画像符号化復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカラーテレビジョン(以下、テレビジョンをTVと省略する)方式では、送信側でアナログのカラーTV信号を標本化クロックで標本化(サンプリング又はデジタイズ)して符号化伝送する。受信側では標本化クロックを再生し、この標本化クロックでデジタル画像信号をD/A(デジタル・アナログ)変換して、アナログTV信号を再生する。
【0003】
斯かる装置の従来例(1)として、受信側で標本化クロックを再生する方法には、周波数情報を伝送し、一定の周期での標本化クロックの数が送受共に一致するようにして標本化周波数の同期化を行う方法がある(例えば特願昭52−117613号明細書参照)。この従来方法は、送信側では標本化クロックのカウント値を一定周期毎に標本化して整数値のカウント情報(周波数情報)として受信側に送り、受信側ではこの周波数情報に基づき標本化クロックを再生する。一定周期毎に得られる整数値のカウント値に基づき再生標本化クロックの周波数を制御するため、このカウント値(周波数情報)の精度(整数)より高精度で安定した周波数が得られない。また、再生した標本化クロック周波数は、周波数情報が整数に量子化された量子化誤差の影響を受けて変動する欠点があり、再生するTV信号のカラーサブキャリア(副搬送波、以下SCと略す)の安定度も十分高い精度が得られなかった。
【0004】
例えば、SCの4倍の周波数で標本化した場合、標本化周波数の1クロックは、カラーSCの周波数の1/4に相当するので、1カウント値の量子化の誤差の大きさは、90度の位相のずれを生じた。この量子化誤差の影響により、送信側のアナログTV信号と受信側の再生TV信号とをベクトルスコープ(位相測定器)上で直接比較したとすると、標本化クロックの位相のずれ(相対位相の変化)に伴って両者のカラーバーストの相対位相角が大きく変動し、送信側を基準にすると受信側のベクトルは回転変動する。このため、復号された信号を用いてカラーTV信号の編集等を行う場合、カラーバーストの位相を一定に同期化するため、フレームシンクロナイザの如き位相同期化装置が必要となった。また、放送局におけるTV信号のカラーSCの周波数が安定していることから、従来からこれを基準信号として用いることが考えられている。郵政省の機関では、各放送局におけるSCの周波数偏差の測定データを公表している。この場合、周波数の安定度は10のマイナス11乗程度であり、高精度の安定度が必要である。従来例(1)の方法では、送信側のSCがいくら高精度で安定していても、受信側において斯かる高周波数精度でTV信号を再生するのは困難であった。
【0005】
一方、高精度を得るため、伝送路クロックを標本化クロックに同期させて画像信号を符号化伝送する方法もある。この場合、伝送路が標準の伝送路網に乗せることができないこと、TV信号のSCに依存して伝送路クロックが変動すること、送信するTV信号の切り替えで伝送路クロックが変動する等の制約がある。汎用的に使えない欠点があった。これを解決する方法として、整数のカウント値を周波数情報として送るのではなく、送信側では標本化クロック位相に同期した位相基準信号からその位相角の信号を一定周期毎に標本化して得て、映像信号と多重化して受信側に伝送する。受信側では、送られてきた位相角の信号に基づき位相同期を行う方法がある。
【0006】
従来例(2)として、特開平8−126029号公報の「標本化クロック再生システム及び装置」がある。この従来技術は、見方を変えると、小数点以下の精度のカウント情報を送る方法とみなすことができる。図12(A)、(B)に夫々従来例(2)の送信側および受信側のブロック図を示す。図13は、図12(A)中の位相角発生回路206の詳細構成を、図14は図12(B)中の位相比較回路216の構成を示す。先ず、図12(A)において、TV信号が入力されるA/D変換器201とSC発生回路203、標本化クロック発生回路202、符号化回路204、多重化回路205、位相角発生回路206、伝送クロック発生回路207および制御回路208より構成される。SC発生回路203は、入力TV信号のカラーSCに同期してSC信号を発生して、位相角発生回路206と標本化クロック発生回路202へ供給する。標本化クロック発生回路202は、標本化クロックを発生し、A/D変換器201へ供給する。A/D変換器201は、TV信号を標本化してデジタル信号を符号化回路204へ出力する。符号化回路204は、デジタルTV信号をデータ圧縮符号化し、符号化データを多重化回路205へ供給する。
【0007】
位相角発生回路206は、図13に示す如く、加算器221、位相角回路222、レジスタ223、正弦波発生回路224、D/A変換器225および比較器226より構成される。位相角回路222で発生する1クロック毎の位相角を加算器221とレジスタ223で構成する積分器で伝送路クロック毎に積分して、転送クロック毎の位相角を求め、正弦波発生回路224と多重化回路205へ供給する。正弦波発生回路224は、この位相角に対応したデジタル正弦波を発生して、D/A変換器225でD/A変換する。そして、比較器226でSC発生回路203から供給されるSC信号と位相比較し、誤差信号を位相角回路222に供給して次の位相角の値を補正して、位相が一致するように制御する。SC(基準信号)の1周期を360°として伝送クロックによる標本化時刻毎の基準信号の位相角を求める。360°をNビットのダイナミックレンジで規準化して、伝送路クロック毎の位相角の値をNビットの位相角信号として求め、制御回路208からの制御信号に応じて、一定周期毎の位相角信号を取り出して多重化回路205へ供給する。伝送クロック発生回路207は、伝送クロックを発生し多重化回路205、制御回路208および位相角発生回路206へ供給する。制御回路208は、フレームを構成するためのフレーム制御信号と位相角信号を送る周期を制御するタイミング制御信号とを発生し、フレーム制御信号は多重化回路205へ、タイミング制御信号は位相角発生回206へ供給される。多重化回路205は、制御信号に基づき圧縮データ、位相角信号、その他復号に必要な制御データ等が多重化されて伝送信号が出力される。
【0008】
一方、図12(B)に示す受信側は、受信信号が入力される分離回路209および伝送クロック再生回路210、制御回路211、復号回路212、SC再生回路213、D/A変換器214、標本化クロック再生回路215および位相比較回路216より構成される。また、この位相比較回路216は、図14に示す如く、加算器221、位相角回路222、レジスタ223、正弦波発生回路224、D/A変換器225、比較器226および比較回路227より構成される。伝送クロック再生回路210は、伝送クロックを再生し、分離回路209、制御回路211および位相比較回路216へ供給する。分離回路209は、制御回路211の制御信号に基づき、圧縮データ、位相角信号および復号に必要な制御データ等を分離して各部へ供給する。制御回路211は、伝送信号からフレームを検出してフレームに多重化されたデータを分離するための制御信号を分離回路209に送ると共にフレームの周期毎に受信側の位相角信号を求めるためのタイミング制御信号を位相比較回路216へ供給する。復号回路212は、圧縮データを復号し、デジタルTV信号を再生し、D/A変換器214でアナログ信号に変換される。標本化クロック再生回路215は、位相比較回路216からの差分信号の制御信号に応じてVCOを制御して、送信側から送られてきた位相角信号と受信側で得られた位相角信号とを一致させ、送受のSC信号の位相角が同期するように、再生標本化クロックの発振周波数を制御する。再生された標本化クロックは、D/A変換器214へ供給される。SC発生回路213は、再生されたTV信号のカラーバースに同期させて連続正弦波SCを再生して位相比較回路216へ供給する。
【0009】
図14に示す位相比較回路216は、再生されたSCと伝送路クロックとから、送信側の位相角発生回路206と同様に受信側の位相角を求め、送信側の位相角信号が送られてくるフレーム周期毎に比較回路227で送受の位相角信号の比較を行って比較誤差信号を出力する。誤差信号は、標本化クロック再生回路215へ供給される。標本化クロック再生回路215は、誤差信号の位相角差分信号に基づきVCO(電圧制御発振器)を制御して、SCの位相が一致するように再生標本化クロックを制御する。通常、伝送路クロックの伝達時間が一定且つ安定クロックであるので、上述の構成により送受のSC位相の同期化が行われることにより、再生されたTV信号のカラーバーストの位相は送信側のカラーバーストに位相同期化される。また、結果的には標本化クロックの位相と受信側の標本化クロックの位相を同期化する。即ち、この方法は、位相角発生回路206で、伝送路クロック毎に位相角の値をデジタル値で発生し、これに対応したROMから正弦波のPCM値を読み出してD/A変換するデジタル処理によりアナログ正弦波の局部SC信号を発生させる。そして、局部SC信号と映像信号から求めた基準SCとの位相比較を行う。比較誤差信号を位相角の発生値にフィードバック制御して、位相角を局部SCと基準SCが一致するように制御して、基準SCの位相角を等価的にデジタルの位相角値として求める。得られた位相角の値を、一定周期毎に、受信側に伝送する。
【0010】
一方、受信側においては、再生されたTV信号から再生SCを求め、位相比較回路216において、送信側と同様にして再生SCに同期した局部SCを発生することにより、再生SCの位相角を求め、送信側から送られてくる周期毎に送信側と受信側のSCの位相角を比較する。この比較結果を用いて、送受の位相角が一致するように、標本化クロック再生回路215で再生される再生クロックの周波数を制御する。このように位相の同期化を図ることにより、高周波数精度の標本化クロックを再生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術は幾つかの課題を有する。第1に、アナログ回路を含み、局部SC信号を高精度にするには特性の良いフィルタが必要であり、装置が大規模になり実用化が困難である。
【0012】
第2に、フィルタを簡単にして、高精度の位相情報を得るには、基準SCの周波数に比較して、位相角発生回路は十分高速で処理動作する必要がある。従来技術では、基準SC周波数(3.5795MHz)に対して、位相角を発生するデジタル処理回路の動作クロックは、伝送路クロックを用いており、高周波数(DS1の場合、44.736MHz)のクロックで動作させる必要があり、処理回路の高速化による消費電力や実装面積が増大した。また、基準SCと局部SCを比較する比較器も高周波数で比較が十分行える必要があった。
【0013】
第3に、装置の小型化を進める場合には、LSI化又はプロセッサ処理化して、部品点数を少なくする必要がある。回路が高速処理であると、LSI化を行うにも高速のLSI開発が必要となる。高速で消費電力が大きいと、小型化が困難で高価となった。更に、D/A変換器を含むアナログ処理回路が必要であるため、デジタル回路のみのLSI化に比べて、アナログ/デジタル混在のLSI化は困難且つ高価であった。
【0014】
第4に、従来例(1)で構成した装置に対して、従来例(2)の方式を適用するには、伝送する情報が周波数情報か位相情報かの相違があるため、システム全体で、送信側および受信側双方の変更が必要になり、変更が大規模となった。
【0015】
【発明の目的】
本発明の目的は、整数のカウント値の周波数情報又は位相情報を送って標本化クロックを再生する方法において、簡単な構成で、高周波数精度の標本化クロックを再生できる標本化クロック再生回路を使用する画像符号化復号化装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像符号化復号化装置は、カラーTV信号等の画像信号を送信側で標本化して符号化伝送する信号を、受信側で受信信号から符号化データを復号し再生した標本化クロックで上述した信号を再生する装置である。その特徴とするところは、送信側の周波数情報を平均化して高精度の周波数情報を得る平均化回路と、受信信号から伝送クロックを再生する伝送クロック再生回路と、平均化回路からの周波数情報および受信周波数情報を比較して制御信号を得る比較制御回路と、この制御信号に基づき標本化クロックを再生する標本化クロック再生回路と、この標本化クロックを伝送クロック再生回路からの基準クロックで標本化して標本化クロックの標本値得る標本化回路と、基準クロックを所定分周比Mで分周するM分周カウンタと、このM分周カウンタの分周カウンタ値から標本化クロックの1周期の移相が順番に並ぶように移相番号を発生する移相番号発生回路と、標本化回路で標本化するときの標本化クロックの周波数情報を得て比較制御回路に入力する周波数位相情報発生回路とを備え、標本化クロックで復号信号を標本化することである。
【0017】
本発明の実施形態例によると、基準クロックは、伝送クロック再生回路からの出力を分周する分周回路より得る。周波数情報の代わりに位相情報を受信して、高精度で平均化して位相情報を得ると共に、標本化クロックから高精度で位相情報を得て、高周波数精度の標本化クロックを再生する。基準クロックとして、同一周波数で位相の異なるクロックを、一定周期毎に予め定めた順序で切り替えて得られるクロックを用いて、実質上高周波の基準クロックを使用したのと同様機能を得る。また、標本化クロックの標本値を位相番号に記憶するメモリ回路を備える。送信側の標本化クロックとしてSC周波数の4倍の周波数、基準クロック周波数を19.44MHz、M分周カウンタの分周比Mを167に選定する。また、送信側の標本化クロック周波数を13.5MHzおよび基準クロック周波数を19.44MHzとし、M分周カウンタの分周比Mを36に選定することを特徴とする。更に、周波数情報の代わりに、タイムスタンプ情報を受信し、このタイムスタンプ情報から高精度で平均化した周波数情報又は位相情報を得ると共に再生標本化クロックから高精度で周波数情報又は位相情報を得て、この位相情報に基づき高周波数精度の標本化クロックを再生する。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による画像符号化復号化装置の好適実施形態例の構成および動作を、添付図を参照して詳細に説明する。
【0019】
本発明によると、TV信号をカラーSCの4倍の標本化クロックを標本化した信号を符号化して155.52Mbpsの伝送路で伝送する装置において、送信側から標本化クロックの周波数情報を受信側に伝送する。受信側では、送信側の周波数情報を平均化すると共に再生標本化クロックの周波数情報を小数点以下の精度まで求め、送信側と受信側の標本化クロックの周波数情報を小数点以下の高精度で比較する。比較誤差がなくなるように再生標本化クロックの周波数を制御することにより、送信側の標本化クロックの周波数と高精度で一致した標本化クロックを再生でき、再生したTV信号のカラーSCの周波数精度が送信側と高精度で周波数が一致したTV信号を再生できる標本化クロック再生回路を使用する画像符号化復号化装置を得る。
【0020】
先ず、図1は、本発明による画像符号化復号化装置の好適実施形態例のブロック図を示し、(A)は送信側、(B)は受信側である。図1(A)の送信側は、A/D変換器1、符号化回路2、多重回路3、周波数情報発生回路4、標本化クロック回路5、制御回路6、伝送クロック回路7および分周回路8より構成される。A/D変換器1は、TV信号を10ビットに標本化(デジタル化)する。符号化回路2は、デジタル信号を符号化する。多重回路3は、符号化信号、一定の周期毎に標本化した周波数情報信号およびその他必要な制御信号等を多重化して伝送する。標本化クロック回路5は、入力TV信号のカラーバースト(SC)の4倍に同期した14.3MHzの標本化クロックを発生する。周波数情報発生回路4は、標本化クロック数をカウント(計数)し、制御回路6から供給される信号の周期毎に標本化クロックの周波数カウント値を再標本化して周波数情報を得る。伝送クロック回路7は、155.52MHzの伝送クロックを発生する。分周回路8は、伝送クロックを8分周して19.44MHzの分周伝送クロック(基準クロック)を発生する。制御回路6は、周波数情報を受信側に送るため一定の周期毎(例えば基準クロックをK分周した周期毎)の制御信号を発生する。
【0021】
図1(B)に示す受信側は、伝送路を経由した受信信号が入力される分離回路13および伝送クロック再生回路20、復号回路12、D/A変換器11、平均化回路15、比較制御回路14、周波数位相情報発生回路16、メモリ回路17、位相番号発生回路18、制御回路19、標本化クロック再生回路21、標本化回路22、M分周カウンタ23および分周回路24より構成される。伝送クロック再生回路20は、上述した受信信号からクロックのタイミングを抽出して155.52MHzの伝送クロックを再生する。分離回路13は、受信信号から符号化信号、周波数情報および制御信号等を分離する。復号回路12は、符号化信号を復号してデジタル画像信号を再生する。D/A変換器11は、デジタル画像をアナログ画像信号に変換する。平均化回路15は、送信側から送られてくる周波数情報から平均化した送信側周波数情報得る。比較制御回路14は、受信側周波数情報と平均化した送信側周波数情報とを比較して、受信側の位相情報が送信側に一致するように制御信号を発生する。標本化クロック再生回路21は、制御信号に応じて標本化クロックを再生する。分周回路24は、伝送クロックを8分周して19.44MHzの分周クロック(基準クロック)を発生する。標本化回路22は、再生された標本化クロックを19.44MHzの基準クロックで標本化して1ビットの標本化クロックの標本値を出力する。M分周カウンタ23は、19.44MHzの基準クロックを167分周する。位相番号発生回路18は、分周カウンタ値nから標本化クロックの1周期の位相が順番に並ぶように位相番号iを発生する。メモリ回路17は、標本化クロックの標本値を位相番号に記憶する。周波数位相情報発生回路16は、位相番号順に並んだ標本化クロックの標本値の変化点から求めた標本化クロックの基準位相の位相番号と、M分周カウンタ値に対応する位相番号との差分から、標本化回路22による標本化時の標本化クロックの周波数情報を一定周期毎に小数点以下の精度で得る。制御回路19は、周波数情報を求める一定周期毎のタイミングを発生する。
【0022】
図2は、図1に示す送信側の周波数位相情報発生回路4の具体的構成例を示す。標本化クロックで動作する例えば8ビットのカウンタ41、制御回路6からの伝送周期の制御信号でカウンタ値を標本化するレジスタ42、このレジスタ42の出力を1制御周期遅延させるレジスタ43およびこれら両レジスタ42、43の差分より1制御周期の周波数カウンタ値を下位8ビットの精度で求める減算器44から構成される。カウンタ41は、標本化クロック毎にカウントアップするフリーのカウンタで、伝送周期毎にカウンタ出力は標本化される。減算器44の出力から、1伝送周期のカウンタ値の下位8ビット値が出力される。一方、図3は、図1(B)に示す受信側中の周波数位相情報発生回路16の具体的構成例を示す。シフトレジスタ30、判定回路31、基準位相番号器32、モジュロ減算器33、レジスタ34、比較器35、カウンタ36、変換器37、レジスタ38、レジスタ39および減算器40より構成される。構成要素30乃至33は、正規化位相番号発生器300を構成する。
【0023】
次に、図1に示す標本化クロック再生回路の動作を説明する。送信側の制御回路6は、19.44MHzの分周伝送クロック(基準クロック)を2430×8×16分周して62.5Hzの周波数の伝送周期タイミング制御信号を発生し、約16msの周期毎にカウンタ値を標本化して、周波数情報を得る。この伝送周期は、TV信号の約1フィールド(1/60秒)に相当する。この1周期での14.3MHzの標本化クロックのカウント値は、約0.25MHzとなる。1伝送周期のカウンタ値の下位8ビットで表される値の幅は、±128であるので、約±500ppmの周波数変動をカバーできる周波数情報が送られることになる。 伝送速度155.52MbpsのSDHの信号では、9行×270列のバイトのフレームを構成しているので、この周期の128倍毎に周波数情報を標本化して送ることになる。
【0024】
受信側のM分周カウンタ23は、供給された19.44MHzの分周伝送クロック(基準クロック)を167分周して、0〜166の範囲のカウント値nを位相番号発生回7へ出力する。標本化クロック周波数(14.31818MHz)と分周伝送路クロック周波数(19.44MHz)の関係から、分周伝送クロック周期の整数倍Mが標本化クロック周期の整数倍に略等しくなるMの値を求める。M=167のとき、123.0008倍となるので、M=167に予め設定する。
【0025】
位相番号発生回路18は、カウンタ値nと位相番号iの間に、
n=MOD(−19×i、167)=MOD(148×i、167)
の関係の変換特性を有し、カウンタ値nの入力に対して対応する位相番号iを出力する。n=MOD(−19×i、167)の特性から、次の特性が得られる。
位相番号 i=0、 1、 2、 3、 4、・・ 、165、166
カウンタ値n=0、148、129、110、91、・・ 、38、 19
これをnの順に並び替えると、i=MOD(123×n、167)の関係となる。
カウンタ値n=0、 1、 2、 3、 4、・・ 、165、166
位相番号 i=0、123、79、35、158、・・ 、88、 44
【0026】
この変換テーブルの特性に従って、カウンタ値nに対する位相番号iを出力する。制御回路19は、19.44MHzの分周伝送クロック(基準クロック)を2430×8×16の値で分周して62.5Hzの周波数のタイミング制御信号を発生する。周波数位相情報発生回路16は、位相番号発生回路18からの位相番号、メモリ回路17からの標本化クロックの標本値および制御回路19からの伝送周期の制御信号とを用いて、小数点以上が8ビット、小数点以下が8ビットの合計16ビットの精度を有する、16ビットの再生標本化クロックのカウント情報を得て伝送周期毎に出力する。平均化回路15は、分離回路13から伝送周期毎に供給される8ビットの周波数情報(整数のカウント情報)を一旦記憶して、長い周期(例えば128回の伝送周期)にわたる周波数情報の平均値を伝送周期(約16ms)毎に求める。この場合、小数点以下7ビットの精度のカウント値が得られ、求めた送信側平均化周波数情報は、比較制御回路14へ供給される。
【0027】
次に、比較制御回路14は、16ビットの精度で受信側再生クロック周波数情報から送信側平均化周波数情報を減算して、16ビット(少数点以下が8ビットの精度)の比較誤差信号を得る。比較誤差信号Eからフィードバック制御を行う場合には、一般的に制御量は、微分信号をdEとし積分信号をΣEとすると、dE、E、ΣEの各信号の係数α、β、γの積和(α・E+β・E+γ・ΣE)の周波数制御信号Cが与えられる。周波数制御信号Cは、標本化クロック発生回路21に供給されクロック発生のVCXOを制御して、標本化クロックの再生周波数の制御が行われ、比較誤差が0になるようにフィードバック制御が行われる。係数βは周波数一定になるまでの時定数を決め、係数αは周波数変化領域での引き込み加速を決め、係数γは位相一定となる時定数を決める。VCXOの電圧応答特性を考慮して制御量を定める。
【0028】
図1(B)のM分周カウンタ23で発生されたカウンタ値nが供給され、基準位相番号器32へ供給されると共にアドレスとしてメモリ回路17へも供給される。図3に示すシフトレジスタ30は、メモリ回路17からカウント値のアドレスに対応した標本化クロックの標本値を読み込んで保持する。標本化クロックの標本値Ynが、Yn−1=「0」からYn=「1」に変化した時点を標本化クロックの立ち上がり点と判定し、このときの基準位相の番号を(n−1)とする。但し、標本化クロックの周波数の変動が大きい用途の場合には、標本化クロックの周期が時間的に変動して、1周期の位相上に投影した標本点の並びの順番や標本値がジッタや誤差の影響で狂う可能性がある。そこで、より安定した判定ができるように、3つの連続する標本点(n−2)、(n−1)およびnにおける標本値の変化を検出して判定する場合を示す。シフトレジスタ31は、メモリ回路17へのアドレスがiのとき、メモリ回路17から読み出した標本値Ynを含め3つの連続する標本値Yn−2、Yn−1、Ynを判定回路31へ供給する。
【0029】
判定回路31は、Yn−2=「0」、Yn−1=「0」、Yn=「1」のとき、標本化クロックの立ち上がり点と判定して、基準位相番号をセットする信号を基準位相番号器32へ供給する。基準位相番号器32は、入力されたアドレス値nを分周伝送クロックで1クロック遅延させて、アドレス値n−1として基準用レジスタに供給されている。判定回路31からのセット信号がきたとき、基準位相番号をセットする。Yn−2=「0」、Yn−1=「0」、Yn=「1」のとき、n−1を標本化クロックの立ち上がり点を示す基準位相番号inとしてセットする。167の分周周期で約1回基準位相相番号がセットされることになる。モジュロ減算器33は、位相番号発生回路18から供給される位相番号iから基準位相番号器32より供給される基準位相番号inを減算するが、167のモジュロー演算で減算して、分周伝送クロックで標本化クロックを標本化したときの、位相を示す基準化された位相番号j=MOD(i−in、167)を出力する。
【0030】
次に、正規化位相番号発生器300で得られた位相番号の信号は、比較判定器35、レジスタ34および変換器37へ供給される。レジスタ34は、基準クロックの周期で遅延した信号を出力する。比較判定回路35は、現在の位相番号Jと1クロック前の位相番号Jn−1とを比較する。位相番号は、167以上になると標本化クロックの立ち上がり点を超えるので、167を減算して、再び0からの位相値を示すこととなる。従って、Jn<Jn−1ならば、この間に標本化クロックの立ち上がりがあったと判定することができ、カウンタ36へ1クロックを供給する。それ以外の場合には、標本化クロックの立ち上がりはないと判定し、カウンタ36へクロックを供給しない。カウンタ36は、8ビットのカウンタで、標本化クロックの立ち上がりの数をカウントして整数の周波数カウント値をレジスタ38へ供給する。変換器37は、基準化された位相番号jを小数点以下8ビット(256)の値で正規化して出力する。変換器37は、位相番号jの入力に対して256/167×jの値を整数化して出力する変換特性を有する。変換器37は、乗算器やROM等で構成できる。8ビットに規格化した小数点以下を示す位相番号値は、レジスタ38に供給される。
【0031】
そこで、レジスタ38は、小数点以下が8ビット、小数点以上が8ビットの計16ビットの位相角値Wである位相情報が得られる。制御回路19からの伝送周期信号のタイミングで標本化して出力し、レジスタ39および減算器40へ供給する。レジスタ39は、伝送周期信号のタイミングクロックで動作し、1周期遅延した信号を減算器40へ出力する。減算器40は、レジスタ38の位相角信号からレジスタ39の1周期前の位相角信号を減算し、1伝送周期毎の周波数情報を小数点以下の精度で周波数カウント値を求める。整数部が8ビットおよび小数部が8ビットの合計16ビットの周波数情報を得て、周波数位相情報発生回路16から出力する。
【0032】
次に、図1(B)中の平均化回路15の具体的構成例を図4に示す。この平均化回路15は、メモリ回路51、計数回路52、積分回路53および制御回路54から構成される。メモリ回路51は、周波数情報を伝送周期毎に記憶する。制御回路54は、周波数情報の変動を監視している。この周波数情報が安定している場合には、128の周期前迄の周波数情報を順次読み出し、係数回路52で1/128の係数を乗じ、積分回路53で128周期の周波数情報を累積して、128周期にわたって平均化した周波数情報を出力する。一方、周波数情報が変動している場合には、4周期前までの周波数情報を順次読み出し、係数回路52で1/4の係数を乗じて、積分回路53で4周期の周波数情報を累積して、4周期にわたって平均化した周波数情報を出力する。
【0033】
次に、本発明による標本化クロック再生回路の第2実施形態例を説明する。この第2実施形態例は、周波数情報としては、最初の伝送周期から各伝送周期までの周波数累積カウントのカウント値(換言すると位相を示す値)を用いる。標本化クロックで動作するフリーカウンタは、伝送周期毎に標本化したカウンタ値に相当し、この周波数情報は、整数部分の位相情報ともみなすことができる。上述した第1実施形態例では、伝送周期毎のカウント値を伝送するため、伝送路誤りがあると、受信側では周波数情報を積分して求める相対位相の情報は正しく再生できなくなり、再生されるTV信号の位相がずれることになる。周波数情報又は位相情報を併せて周波数位相情報とする。
【0034】
第2実施形態例では、伝送エラーがあっても、次の位相を示す周波数情報(周波数位相情報)が送られてくる伝送周期では、正しい位相を示す周波数情報が送られてくるので、整数の周期精度で相対位相を保つことが可能である。この第2実施形態例の構成は、第1実施形態例を示す図1の周波数情報発生回路4、平均化回路15および周波数位相情報発生回路16において相違する。第2実施形態例の周波数情報発生回路4は、図2において、レジスタ42の出力に得られる標本化された累積カウンタ値を、位相を示す周波数情報として出力し且つ多重化して受信側に伝送する。
【0035】
第2実施形態例における平均化回路15’の具体的構成例を図5に示す。即ち、レジスタ61、減算器62、平均値回路63、加算器64、減算器65、非線形回路66、加算器67およびレジスタ68より構成される。位相周波数情報は、平均値回路15’のレジスタ61および減算器62、65へ入力される。減算器62の出力には、1伝送周期の時間内の周波数カウンタ値が得られる。この値は、平均値回路63へ入力され、長い伝送周期にわたって平均値を求めた平均値が出力される。平均値回路63は、図1の平均化回路15と同じ機能を有し、図4に示す構成となる。加算器64は、1伝送周期の平均値とレジスタ68から出力される前の周期までの累積カウント値とを加算して、現伝送周期までの累積カウンタ値を得る。減算器65は、送信側から送られてきた累積カウンタ値と再生した累積カウンタ値との差分値を求め、非線形回路66へ入力する。非線形回路66は、誤算の大きさが1迄は、出力が0である。一方、1以上では、初めは傾きが1に比べて小さく、例えば1/4で、次第に大きくして、原点からの傾き1の直線と交差した後は、その傾線と一致するような出力特性を有する。非線形回路66の出力値は、加算器67に入力され、再生カウンタ値と加算される。受信側累積カウンタ値が、送信側累積カウンタ値とずれた場合には、緩やかに送信側累積カウンタ値に近づくように補正が行われる。補正されたカウンタ値は、出力となると共にレジスタ68へ入力される。
【0036】
次に、第2実施形態例の周波数位相情報発生回路16は、図3において、レジスタ38の出力に得られる累積カウンタ値をそのまま出力する。比較制御回路14では、周波数情報として伝送周期のカウンタ値を用いず、累積カウンタ値を用いて16ビットの信号の比較制御が行われる。その他の機能動作は第1実施形態例と同じである。
【0037】
次に、本発明による標本化クロック再生回路の第3実施形態例を説明する。これは、標本化クロックが13.5MHzの場合であり、その構成図は図1と同じである。標本化クロックFS=13.5MHz、分周伝送クロック(基準クロック)FL1=19.44MHzの場合には、(13.5/19.44)×Mが整数値に近くなるのは、M=36のときであり、(13.5/19.44)×36=25となる。標本化クロック周波数(13.5MHz)と分周伝送路クロック周波数(19.44MHz)の関係から、分周伝送クロック周期の整数倍Mが標本化クロック周期の整数倍に略等しくなるMの値を求めると、M=36のとき25.00000倍となるので、M=36に設定する。
【0038】
M分周カウンタ23は、入力供給された19.44MHzの分周伝送クロックを36分周して、0〜35の範囲のカウント値nを位相番号発生回18へ出力する。36分周ということは、標本化クロックの1周期の1/36の精度で位相情報を判別することができる。第1実施形態例の場合と同様に、カウンタ値(標本化番号)nと位相番号iとの関係を求めた結果、位相番号発生回路7は、カウンタ値nと位相番号iの間に、
n=MOD(13×i、36)
の関係の変換特性を有し、カウンタ値nの入力に対して対応する位相番号iを出力する。n=MOD(13×i、36)の特性から、次の特性が得られる。
位相番号 i=0、 1、 2、 3、 4、 5、・・ 、34、 35
カウンタ値n=0、13、26、 3、 17、30、・・ 、10、23
これをnの順に並び替えると、i=MOD(25×n、36)の関係となる。
カウンタ値n=0、1、 2、 3、 4、・・ 、 34、 35
位相番号 i=0、25、14、 3、 28、・・ 22、 11
この変換テーブルの特性に従って、カウンタ値nに対する位相番号iを出力する。
【0039】
第1実施形態例のブロック図において、M分周カウンタ23、位相番号発生回路18、メモリ回路17、周波数位相情報発生回路16を上述の特性に対応するように変更する必要がある。標本化クロック回路5、標本化クロック再生回路21の周波数も変更する。その他は、第1実施形態例の場合と同様に構成される。
【0040】
次に、本発明による標本化クロック再生回路の第4実施形態例を説明する。そのブロック図は、上述した第3実施形態例の場合と同じである。しかし、第3実施形態例では標本化クロックが13.5MHzで分周クロック(基準クロック)FL1=19.44MHzの場合には、標本化クロックの位相識別精度は1周期(74ns)の1/36の精度である。これは時間軸方向における標本化位相の量子化の精度が約2nsに相当することになる。第4実施形態例では、分周伝送クロックの周波を高くして、標本化位相を高精度にして誤差を小さくする。分周回路24の分周を8分周から2分周にして、分周伝送クロック(基準クロック)をFL1=77.76MHzとする。FS/FL1の整数倍の値である13.5/77.76×Mが整数値に近くなるのは、M=144の場合である。13.5MHz/77.76MHz×144=25で整数となる。M分周カウンタ23は、入力された77.76MHzの分周伝送クロックを144分周して、0〜143の範囲のカウント値nを位相番号発生回7へ入力する。144分周ということは、標本化クロックの1/144周期の精度、従って74/144nsである約O.5nsの精度で位相情報を判別できることとなる。
【0041】
位相番号発生回路7は、カウンタ値nと位相番号iの間に、
n=MOD(−23×i、144)
の関係を持つ変換特性を有し、カウンタ値nの入力に対応する位相番号iを出力する。n=MOD(−23×i、144)の特性から、次の特性が得られる。
位相番号 i=0、 1、 2、 3、 4、 5、・・ 、142、143
カウンタ値n=0、121、98、75、52、29、・・、46、 23
これをnの順に並び替えると、i=MOD(25×n、144)の関係となる。
カウンタ値n=0、 1、 2、 3、 4、 5、・・ 、142、143
位相番号 i=0、25、50、75、100、125、・・、94、119
この変換テーブルの特性に従って、カウンタ値nに対する位相番号iを出力する。 上述した第3実施形態例の構成図において、分周回路24、M分周カウンタ23、位相番号発生回路18、メモリ回路17および周波数位相情報発生回路16を、上述の特性に対応させて変更する必要がある。その他は、第3実施形態例の場合と同様の構成である。
【0042】
次に、本発明による標本化クロック再生回路の第5実施形態例について説明する。第4実施形態例では、基準クロックを高くして位相情報の解像度は高くできたが、位相情報を得る回路が77.76MHzの高速処理を必要とするので、低速処理で高精度を得る技法を示す。図6は、この第5実施形態例の送信側のブロック図を示す。この実施形態例では、分周伝送クロック(基準クロック)の周波数を19.44MHzとし、M=36の周期で標本化を終わる毎に77.76MHzの周期で分周伝送クロックの位相をずらして、順次4回の標本化を行う。これにより、標本化の時間は4倍かかるが、基準クロックの周波数は19.44MHzで、標本点としては77.76MHzで標本化したのと同じ位相精度で標本化クロックの標本点を得ることができる。
【0043】
図6に示す回路において、図1(B)と対応する構成素子には、便宜上、同様参照符号を使用する。図6の標本化クロック再生回路の受信側は、D/A変換器11、復号回路12、分離回路13、比較制御回路14、平均化回路15、メモリ回路17、制御回路19、伝送クロック再生回路20、標本化クロック再生回路21および標本化回路22に加えて、周波数位相情報発生回路72、位相番号発生回路73、M分周カウンタ75および適応分周回路76を有する。適応分周回路76は、19.44MHzの基準クロックを発生する。しかし、一定の周期T(19.44MHzで36クロックの周期)毎に77.76MHzの周期の幅で位相が順番に遅れた基準クロックを発生する。
【0044】
次に、図7にクロックの波形図を示す。(a)、(b)、(c)および(d)は、順次位相がずれた4つの位相を有する19.44MHzのクロックを示す。出力クロックは、これら4クロックを周期T毎に切り替えたクロックとなる。(da)、(ab)、(bc)および(cd)の4周期で1の周期となる。位相の遅れは、77.76MHzクロックの1周期T1(1/77.76MHz)の大きさで、0〜3倍の周期((a)位相から(d)位相)まで順次遅延している。クロックの立ち上がり点は、位相の変化毎に周期T1ずつ遅れる。(d)位相から(a)位相に切り替わるとき、周期T1の3倍だけ早まる。従って、(d)位相の最後クロックと(a)位相の最初のクロックは重なる部分がでる。このため、(d)位相の最終クロックの出力を止める。(a)〜(d)位相の順番に、各Tの周期でのクロック数(立ち上がりの数)は、夫々36、36、36、35で、合計で143となる。標本化回路22は、このクロックの立ち上がり点で標本化を行う。
【0045】
クロックの図中で()内の数字は、Tの周期を77.76MHzのクロックで標本化したときのカウント値(0〜143)と同じ位相に対応する標本点となる番号である。143の標本点が1つ抜けることになるが、抜けた場所の1カ所が1/72の精度で、他の142カ所は1/144の精度で位相情報を判定できるので、77.76MHzで標本化したのと略同等精度が得られる。適応分周回路76は、図7に示す如き位相が一定周期毎に変わる19.44MHzのクロックからなる基準クロックを標本化回路22およびM分周カウンタ75へ出力する。また、(a)〜(d)遅延の位相を示す2ビットの位相表示信号k(k=0〜3)をM分周カウンタ75へ出力する。M分周カウンタ75は、19.44MHzの基準クロックを36分周又は35分周する。k=0〜2の場合には36分周のカウンタ、k=3の場合は35分周のカウンタとなる。カウンタ値をmとすると、カウンタ値を4倍した値に位相表示信号kを加算した値、4m+kをカウント値nとする。これは図7の()内の数値に対応する。M分周カウンタ75は、求めたカウント値n(=4m+k)を位相番号発生回路73および周波数位相情報発生回路72へ出力する。
【0046】
位相番号発生回路73は、第4実施形態例で示したi=MOD(25×n、144)の変換特性を有し、入力されたカウンタ値nを変換特性に従って位相番号iへ変換して出力する。周波数位相情報発生回路72は、図3と同様に構成され、連続する位相番号の標本値に変化点から基準位相番号を求める。そして、位相番号から基準化した位相番号を得て、更に正規化したカウンタ値Wを得て、伝送周期毎に標本化されたカウンタ値Wを得て比較制御回路14へ出力する。これにより、19.44MHzの低周波数の標本化でも、77.76MHzの高周波数の基準クロックによる標本化と同等の位相引き込み精度を得ることができる。
【0047】
次に、本発明の第6実施形態例を説明する。第1乃至第5実施形態例では、分周回路12から出力される基準のクロックは、伝送クロックを分周した分周伝送クロックを用いていた。しかし、位相情報を得るための基準となるクロックとしては、必ずしも送信側装置で発生する伝送クロックを用いる必要はない。伝送システムが同期網であれば、その同期網上においてATM等で送信データがパケット化されて送信するシステム構成でも、送信側装置および受信側装置において網のクロックに同期させて、位相情報を得るための基準クロックを発生するように構成すれば、送受で同期のとれた基準クロックを得ることができる。そして、高精度で標本化クロックの位相情報を得ることができ、送受で標本化クロックの位相の同期化が高精度で行える。
【0048】
また、本発明の第7実施形態例をせつめいする。標本化クロックの立ち上がりの基準点を示す位相番号を得るため、説明の便宜上メモリ回路17は、Mに相当する分のアドレスを持ち、一旦標本値を記憶させた後、位相番号の連続する標本値を読み出して、基準点を見つける構成であったが、メモリ回路17はなくてもよい。図8は、この第7実施形態例における受信側のブロック図を示す。D/A変換器11、復号回路12、分離回路13、比較制御回路14、平均化回路15、位相番号発生回路18、制御回路19、伝送クロック再生回路20、標本化クロック再生回路21、標本化回路22、M分周カウンタ23、分周回路24および周波数位相情報発生回路91より構成される。即ち、図1(B)に示すブロック図と比較してメモリ回路17がないことおよび周波数位相情報発生回路91の構成が一部変更されている。図9は、周波数位相情報発生回路91の正規化位相番号発生器300’の詳細構成を示す。シフトレジスタ30、基準位相番号器32、減算器33、判定制御回路101および判定回路102より構成され、その他の構成は図3と同じである。
【0049】
上述した第1実施形態例では、カウンタ値nの位相番号をiとすると、n=MOD(−19×i、167)の関係があり、カウンタ値nが19毎の標本値は、位相番号が隣り合う。判定制御回路101は、シフトレジスタ30に最終書き込みした位相番号を最終位相番号として記憶しておく。次に、位相番号発生回路18から供給される位相番号iと最終位相番号とを比較し、隣の位相番号に一致すると、標本化回路22から供給される標本値をシフトレジスタ30に書き込む制御信号を出し、そのときの位相番号を新たな最終位相番号とする。シフトレジスタ30は、3ビットのシフトレジスタで、書き込み信号により、位相番号が1ずつ減少する毎に標本化クロックの標本値が書き込まれる。シフトレジスタ30の出力には位相番号が若い順に連続して並んだ3つの標本値が得られる。判定回路102は、この連続する3つの標本値から標本化クロックの立ち上がり点を検出する。検出したら検出信号を判定制御回路101および基準位相番号器32へ出力する。基準位相番号器32では、制御回路19から供給される検出位置に対応する位相番号を検出信号がきたときセットして出力する。立ち上がりの検出が行われるまで最悪19倍の周期がかかる。一旦基準位相番号が検出されれば、次からはその基準位相番号の近傍に対応する位相番号、この場合基準位相番号から6大きい値を最終位相番号にセットして、再び検出を開始しする。シフトレジスタへの書き込みが6〜7回行われると、位相番号は基準位相番号に近くなり、立ち上がりの検出を迅速に行うことができ、略1周期毎に基準位相番号を繰り返して検出できる。
【0050】
次に、本発明の第8実施形態例を説明する。標本化クロックFSを標本化する基準クロック(分周伝送クロックFL1)は、基準クロックの方が低い場合でも特に問題なく、同様に実現できる。カラーTV信号をITU−T標準H.261/H.263等の方式で符号化して6.312Mbpsで伝送して、受信側で再生する場合に適用して、送信側と受信側の標本化クロックを同期化させる。従って、送信側のTV信号と受信側で再生したTV信号のカラーバーストを同期化できる。図10に第8実施形態例の受信側のブロック図を示す。D/A変換器11、復号回路12、分離回路13、比較制御回路14、平均化回路15、周波数位相情報発生回路16、位相番号発生回路18、制御回路19、伝送クロック再生回路20、標本化クロック再生回路21、標本化回路22およびM分周カウンタ23より構成される。分離回路13は、ビデオ信号の伝送に割り当てられたデータレートになるように符号化した所定のレートの圧縮符号化データを分離して、復号化回路12へ出力する。復号回路12は、ITU−Tの標準H.263の符号化方式でTV信号を符号化圧縮された信号を復号する。伝送クロック再生回路20は、6.312MHzのクロックを発生し、標本化回路22、M分周カウンタ23および制御回路19へ出力する。
【0051】
H.261又は263の方式では、標本化クロックはFS=13.5MHzである。伝送路は、6.312MHzで、13.5MHz/6.312MHz=2.1387832の整数倍Mが、整数値にできるだけ近づくMの値を探す。M=36で、2.1387832×36=76.9962となる。誤差は、0.0038となる。1/36の精度が0.027であるで、分解精度の0.027に対して誤差0.0038の大きさは、約1/7で無視できる影響である。M分周カウンタ23は、36分周のカウンタで構成される。位相番号発生回路18は、次の変換特性を有する。
【0052】
この実施形態例では、カウンタ値nと位相番号iの間に、
n=MOD(−7×i、36)
の関係が成立する。この関係から、次の特性が得られる。
位相番号 i=0、 1、 2、 3、4、 5、・・ 、34、35
カウンタ値n=0、29、22、15、8、 1、・・ 、14、 7
これをnの順に並び替えると、i=MOD(5×n、36)の関係となる。
カウンタ値n=0、1、 2、 3、 4、 5、・・ 、34、35
位相番号 i=0、5、10、15、20、25、・・ 、26、31
位相番号発生回路18は、この変換テーブルの特性に従って、カウンタ値nに対する位相番号iを出力する。周波数位相情報発生回路91は、標本値と位相番号iから一定周期毎に標本化されたカウンタ値Wの周波数位相情報を得る。
【0053】
次に、本発明の第9実施形態例を説明する。周波数情報を送る伝送周期は、基準クロックを分周した周期で求めているが、伝送周期は基準クロックの周期の整数倍でなくてもよい。基準クロックは、伝送クロックを使用しているので、伝送周期での位相情報はその近傍での基準クロックの標本点での位相情報が分かれば、基準クロック毎の標本化クロック位相の進み量と、基準クロック位相と伝送周期位相の関係から計算で求められる。例えば、第1実施形態例では、基準クロックが19.44MHzの場合、1クロックで進む標本化クロックの位相は、0.736532である。従って、155.52MHzの伝送路クロックの周期ではその1/8の値で、0.0920665となり、このときの位相番号は15.375に相当する。換言すると、155.52MHzのクロック周期では、15.375/167ずつ位相がずれることになるので、基準クロックと所定伝送周期の標本化の位相とのずれに応じて補正できる。例えば、位相情報の標本化の位相が、基準クロックより、155.52MHzのクロックで3クロック進んでいる場合には、基準クロックの位相で得られた位相番号に15.375×3=約46の値を加算して補正すれば標本点のない位相での周波数位相情報が得られる。
【0054】
最後に、本発明の第10実施形態例を説明する。ITU−Tで標準化されたMPEG−2の方式では、標本化クロックの情報を送るのにタイムスタンプ方式を用いているが、この実施形態例は、タイムスタンプの情報を受信した場合の例である。基本構成のブロック図は、上述した図1と同じであるが、平均化回路15の構成が異なる。この実施形態例の平均値回路15は、タイムスタンプ情報およびその時間から、前回のタイムスタンプ情報との時間差およびフレーム数差を求める。これに基づき周波数情報を得て更に周波数情報を平均化して、小数点以下の高精度で平均化した周波数情報を得る。これに基づき再生標本化クロックの周波数を制御することにより、周波数が安定した標本化クロックが再生できる。
【0055】
図11は、標本化クロックと基準クロックの標本点の関係を示すタイミングチャートである。(a)は標本化クロックを示し、(b)は対応する標本番号を示し、(c)は位相番号を示し、(d)は基準クロックを示し、(e)はカウント値nを示す。
【0056】
以上、本発明による画像符号化復号化装置の種々の実施形態例の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施形態例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないこと勿論である。本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【0057】
【発明の効果】
上述から明らかな如く、本発明の画像符号化復号化装置によると、次の如き顕著な効果が得られる。第1に、アナログ回路を用いなくても、標本化クロックの位相を高精度で検出できる。その理由は、基準クロック(分周伝送クロック)で標本化クロックを標本化したとき、基準クロックの周期の整数倍Mが標本化クロックの周期の整数倍Nに略等しくできるNとMを求め、このとき標本化クロックはM個の位相の異なる基準クロックで標本化される。そして、標本化クロックの標本値を位相順に並び替えて標本化クロックの立ち上がりを検出することにより、標本化クロックの位相を1/Mの高精度で簡単に検出できるからである。
【0058】
第2に、送信側から整数値のカウント情報が送られてきた場合でも、受信側で、カウント情報を平均化して得た高精度の平均カウント値、再生標本化クロックの位相情報を高精度で求めた再生カウント情報とを比較し、比較誤差が0となるようにして、標本化クロックを高精度で発生できるため、高安定且つ高精度でTV信号のSCの再生が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による標本化クロック再生回路の第1実施形態例のブロック図を示し、(A)は送信側、(B)は受信側である。
【図2】図1(A)中に示す周波数位相情報発生回路の詳細構成例のブロック図である。
【図3】図1(B)中に示す周波数位相情報発生回路の詳細ブロック図である。
【図4】図1(B)中に示す平均化回路の具体的構成例を示すブロック図である。
【図5】平均化回路の別の具体的構成例のブロック図である。
【図6】本発明による画像符号化復号化装置の第3実施形態例における受信側のブロック図である。
【図7】図6に示す適応分周回路が発生する基準クロックのタイミングチャートである。
【図8】本発明による画像符号化復号化装置の第7実施形態例における受信側の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す周波数位相情報発生回路の主要部の詳細ブロック図である。
【図10】本発明による画像符号化復クロック再生回路の第8実施形態例における受信側の構成を示すブロック図である。
【図11】標本化クロックおよび基準クロックの表本店の関係を示す図である。
【図12】従来の標本化クロック再生回路の構成を示すブロック図であり、(A)は送信側、(B)は受信側である。
【図13】図12(A)の位相角発生回路の詳細ブロック図である。
【図14】図12(B)の位相比較回路の詳細ブロック図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器
2 符号化回路
3 多重回路
4、16、91 周波数情報発生回路
5 標本化クロック回路
6、19 制御回路
7 伝送クロック回路
8、、24 分周回路
11 D/A変換器
12 復号回路
13 分離回路
14 比較制御回路
15、15’ 平均化回路
17 メモリ回路
18 位相番号発生回路
20 伝送クロック再生回路
21 標本化クロック再生回路
22 標本化回路
23 M分周カウンタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image encoding / decoding device, and more particularly to an image encoding / decoding device that samples and transmits a color television signal on a transmission side and decodes and reproduces a received signal on a reception side using a reproduction sampling clock.
[0002]
[Prior art]
In a digital color television (hereinafter abbreviated as TV) system, an analog color TV signal is sampled (sampled or digitized) with a sampling clock on the transmission side and encoded and transmitted. On the receiving side, the sampling clock is reproduced, and the digital image signal is D / A (digital / analog) converted with the sampling clock to reproduce the analog TV signal.
[0003]
As a conventional example (1) of such a device, a method for reproducing a sampling clock on the receiving side is performed by transmitting frequency information and sampling so that the number of sampling clocks in a fixed period is the same for both transmission and reception. There is a method of performing frequency synchronization (see, for example, Japanese Patent Application No. 52-117613). In this conventional method, the transmission side samples the sampling clock count value at regular intervals and sends it to the reception side as integer value count information (frequency information). The reception side regenerates the sampling clock based on this frequency information. To do. Since the frequency of the reproduction sampling clock is controlled based on the count value of the integer value obtained at regular intervals, a stable frequency with higher accuracy than the accuracy (integer) of the count value (frequency information) cannot be obtained. Further, the reproduced sampling clock frequency has a drawback that it fluctuates due to the influence of a quantization error obtained by quantizing the frequency information into an integer, and the color subcarrier (subcarrier, hereinafter abbreviated as SC) of the reproduced TV signal. The stability was not high enough.
[0004]
For example, when sampling is performed at a frequency four times that of the SC, one clock of the sampling frequency corresponds to ¼ of the frequency of the color SC, so that the magnitude of the quantization error of one count value is 90 degrees. This caused a phase shift. If the analog TV signal on the transmission side and the reproduced TV signal on the reception side are directly compared on the vector scope (phase measuring device) due to the influence of this quantization error, the sampling clock phase shift (change in relative phase) ), The relative phase angle of both color bursts fluctuates greatly, and the vector on the receiving side changes rotationally with respect to the transmitting side. For this reason, when a color TV signal is edited using the decoded signal, a phase synchronizer such as a frame synchronizer is required to synchronize the phase of the color burst. Further, since the frequency of the color SC of the TV signal in the broadcasting station is stable, it has been conventionally considered to use this as a reference signal. An organization of the Ministry of Posts and Telecommunications publishes measurement data of SC frequency deviation at each broadcasting station. In this case, the frequency stability is about 10 to the 11th power, and high-precision stability is required. In the method of the conventional example (1), it is difficult to reproduce a TV signal with such high frequency accuracy on the receiving side, no matter how high and stable the SC on the transmitting side is.
[0005]
On the other hand, in order to obtain high accuracy, there is a method of encoding and transmitting an image signal by synchronizing a transmission path clock with a sampling clock. In this case, restrictions such as the fact that the transmission line cannot be placed on a standard transmission line network, the transmission line clock fluctuates depending on the SC of the TV signal, and the transmission line clock fluctuates due to switching of the TV signal to be transmitted. There is. There was a drawback that it could not be used universally. As a method of solving this, instead of sending an integer count value as frequency information, the transmission side samples and obtains a signal at that phase angle from a phase reference signal synchronized with the sampling clock phase, It is multiplexed with the video signal and transmitted to the receiving side. On the receiving side, there is a method of performing phase synchronization based on the transmitted phase angle signal.
[0006]
As a conventional example (2), there is a “sampling clock recovery system and apparatus” disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-1226029. This prior art can be regarded as a method of sending count information with precision below the decimal point, from a different perspective. FIGS. 12A and 12B are block diagrams of the transmission side and the reception side of the conventional example (2), respectively. 13 shows a detailed configuration of the phase
[0007]
As shown in FIG. 13, the phase
[0008]
On the other hand, the receiving side shown in FIG. 12B includes a
[0009]
The
[0010]
On the other hand, the reception side obtains the reproduction SC from the reproduced TV signal, and the
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The prior art described above has several problems. First, in order to make the local SC signal highly accurate including an analog circuit, a filter with good characteristics is required, and the apparatus becomes large-scale and difficult to put into practical use.
[0012]
Secondly, in order to simplify the filter and obtain highly accurate phase information, the phase angle generation circuit needs to operate at a sufficiently high speed compared to the frequency of the reference SC. In the prior art, the operation clock of the digital processing circuit that generates the phase angle with respect to the reference SC frequency (3.5795 MHz) uses a transmission line clock, and a clock with a high frequency (44.736 MHz in the case of DS1). The power consumption and mounting area increased due to the high-speed processing circuit. Also, a comparator that compares the reference SC and the local SC needs to be able to sufficiently compare at a high frequency.
[0013]
Third, in order to reduce the size of the apparatus, it is necessary to reduce the number of parts by using LSI or processor processing. If the circuit is high-speed processing, high-speed LSI development is required to implement LSI. High speed and high power consumption made it difficult to downsize and expensive. Furthermore, since an analog processing circuit including a D / A converter is required, it is difficult and expensive to make an analog / digital mixed LSI compared to an LSI having only a digital circuit.
[0014]
Fourth, in order to apply the method of the conventional example (2) to the apparatus configured in the conventional example (1), there is a difference between the information to be transmitted as frequency information or phase information. Changes on both the sending and receiving sides were required, and the changes were massive.
[0015]
OBJECT OF THE INVENTION
An object of the present invention is to use a sampling clock recovery circuit capable of reproducing a sampling clock with high frequency accuracy with a simple configuration in a method of reproducing the sampling clock by sending frequency information or phase information of an integer count value. An image encoding / decoding device is provided.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
An image encoding / decoding apparatus according to the present invention uses a sampling clock obtained by decoding an image data such as a color TV signal on the transmission side and encoding and transmitting the signal on the transmission side and decoding and reproducing the encoded data from the reception signal on the reception side. This is a device for reproducing the signal described above. The feature is that an averaging circuit that averages the frequency information on the transmission side to obtain highly accurate frequency information, a transmission clock recovery circuit that recovers a transmission clock from the received signal, frequency information from the averaging circuit, and A comparison control circuit that obtains a control signal by comparing received frequency information, a sampling clock recovery circuit that regenerates a sampling clock based on the control signal, and a sampling clock that is sampled with a reference clock from a transmission clock recovery circuit A sampling circuit that obtains the sample value of the sampling clock, an M-dividing counter that divides the reference clock by a predetermined dividing ratio M, and one cycle of the sampling clock from the dividing counter value of the M-dividing counter. The phase shift number generation circuit that generates the phase shift numbers so that the phases are arranged in order, and the frequency information of the sampling clock when sampling by the sampling circuit are obtained in the comparison control circuit. And a frequency phase information generating circuit which force is to sample the decoded signal with the sampling clock.
[0017]
According to the embodiment of the present invention, the reference clock is obtained from a frequency dividing circuit that divides the output from the transmission clock recovery circuit. Phase information is received instead of frequency information, averaged with high accuracy to obtain phase information, and phase information is obtained with high accuracy from the sampling clock to reproduce a sampling clock with high frequency accuracy. By using a clock obtained by switching clocks having the same frequency and different phases in a predetermined order as a reference clock, the same function as that obtained by using a reference clock of substantially high frequency is obtained. In addition, a memory circuit that stores the sample value of the sampling clock in the phase number is provided. As a sampling clock on the transmission side, a frequency four times the SC frequency, a reference clock frequency of 19.44 MHz, and a frequency division ratio M of the M frequency division counter are selected to be 167. Further, the sampling clock frequency on the transmission side is set to 13.5 MHz, the reference clock frequency is set to 19.44 MHz, and the frequency division ratio M of the M frequency division counter is selected to be 36. Furthermore, instead of frequency information, time stamp information is received, and frequency information or phase information averaged with high accuracy is obtained from the time stamp information, and frequency information or phase information is obtained with high accuracy from the reproduction sampling clock. Based on this phase information, a sampling clock with high frequency accuracy is regenerated.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the configuration and operation of a preferred embodiment of the image encoding / decoding apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0019]
According to the present invention, in a device for encoding a TV signal obtained by sampling a sampling clock that is four times the color SC and transmitting it on a 155.52 Mbps transmission line, the frequency information of the sampling clock is transmitted from the transmission side to the reception side. Transmit to. On the receiving side, the frequency information on the transmitting side is averaged, the frequency information on the regenerated sampling clock is obtained to the precision below the decimal point, and the frequency information on the sampling clock on the transmitting side and the receiving side is compared with high precision below the decimal point. . By controlling the frequency of the reproduced sampling clock so as to eliminate the comparison error, it is possible to reproduce a sampling clock that matches the sampling clock frequency on the transmission side with high accuracy, and the frequency accuracy of the color SC of the reproduced TV signal is improved. An image encoding / decoding device using a sampling clock recovery circuit capable of reproducing a TV signal whose frequency coincides with the transmission side with high accuracy is obtained.
[0020]
First, FIG. 1 shows a block diagram of a preferred embodiment of an image encoding / decoding apparatus according to the present invention, where (A) is a transmitting side and (B) is a receiving side. 1A includes an A /
[0021]
The receiving side shown in FIG. 1B includes a
[0022]
FIG. 2 shows a specific configuration example of the transmission-side frequency phase
[0023]
Next, the operation of the sampling clock recovery circuit shown in FIG. 1 will be described. The
[0024]
The M dividing counter 23 on the reception side divides the supplied 19.44 MHz divided transmission clock (reference clock) by 167 and outputs a count value n in the range of 0 to 166 to the phase
[0025]
The phase
n = MOD (−19 × i, 167) = MOD (148 × i, 167)
The phase number i corresponding to the input of the counter value n is output. The following characteristic is obtained from the characteristic of n = MOD (−19 × i, 167).
Phase number i = 0, 1, 2, 3, 4,... 165, 166
Counter value n = 0, 148, 129, 110, 91,..., 38, 19
When this is rearranged in the order of n, the relationship becomes i = MOD (123 × n, 167).
Counter value n = 0, 1, 2, 3, 4,..., 165, 166
Phase number i = 0, 123, 79, 35, 158,..., 88, 44
[0026]
In accordance with the characteristics of this conversion table, the phase number i for the counter value n is output. The
[0027]
Next, the
[0028]
The counter value n generated by the M
[0029]
When Yn-2 = “0”, Yn−1 = “0”, and Yn = “1”, the
[0030]
Next, the phase number signal obtained by the normalized
[0031]
Therefore, the
[0032]
Next, FIG. 4 shows a specific configuration example of the averaging
[0033]
Next, a second embodiment of the sampling clock recovery circuit according to the present invention will be described. In the second embodiment, the frequency information uses a count value of a frequency accumulation count from the first transmission cycle to each transmission cycle (in other words, a value indicating a phase). A free counter that operates with a sampling clock corresponds to a counter value sampled for each transmission period, and this frequency information can be regarded as phase information of an integer part. In the first embodiment described above, since the count value for each transmission cycle is transmitted, if there is a transmission path error, the information on the relative phase obtained by integrating the frequency information cannot be correctly reproduced on the receiving side and reproduced. The phase of the TV signal is shifted. Frequency information or phase information is also used as frequency phase information.
[0034]
In the second embodiment, even if there is a transmission error, frequency information indicating the correct phase is transmitted in the transmission cycle in which the frequency information indicating the next phase (frequency phase information) is transmitted. It is possible to maintain the relative phase with periodic accuracy. The configuration of the second embodiment is different in the frequency
[0035]
A specific configuration example of the averaging
[0036]
Next, the frequency phase
[0037]
Next, a third embodiment of the sampling clock recovery circuit according to the present invention will be described. This is a case where the sampling clock is 13.5 MHz, and the configuration diagram thereof is the same as FIG. When the sampling clock FS = 13.5 MHz and the divided transmission clock (reference clock) FL1 = 19.44 MHz, (13.5 / 19.44) × M is close to an integer value when M = 36 (13.5 / 19.44) × 36 = 25. From the relationship between the sampling clock frequency (13.5 MHz) and the divided transmission path clock frequency (19.44 MHz), the value of M at which an integral multiple M of the divided transmission clock cycle is substantially equal to an integral multiple of the sampling clock cycle is calculated. As a result, when M = 36, it becomes 25.0000 times, so M = 36 is set.
[0038]
The M-dividing
n = MOD (13 × i, 36)
The phase number i corresponding to the input of the counter value n is output. The following characteristics are obtained from the characteristics of n = MOD (13 × i, 36).
Phase number i = 0, 1, 2, 3, 4, 5,..., 34, 35
Counter value n = 0, 13, 26, 3, 17, 30,..., 10, 23
When this is rearranged in the order of n, the relationship becomes i = MOD (25 × n, 36).
Counter value n = 0, 1, 2, 3, 4,..., 34, 35
Phase number i = 0, 25, 14, 3, 28,...
In accordance with the characteristics of this conversion table, the phase number i for the counter value n is output.
[0039]
In the block diagram of the first embodiment, it is necessary to change the M
[0040]
Next, a fourth embodiment of the sampling clock recovery circuit according to the present invention will be described. The block diagram is the same as that of the third embodiment described above. However, in the third embodiment, when the sampling clock is 13.5 MHz and the divided clock (reference clock) FL1 = 19.44 MHz, the phase identification accuracy of the sampling clock is 1/36 of one cycle (74 ns). Accuracy. This means that the sampling phase quantization accuracy in the time axis direction corresponds to about 2 ns. In the fourth embodiment, the frequency of the divided transmission clock is increased to make the sampling phase highly accurate and reduce the error. The frequency dividing circuit 24 is divided from 8 to 2 and the divided transmission clock (reference clock) is FL1 = 77.76 MHz. The value of 13.5 / 77.76 × M, which is an integer multiple of FS / FL1, is close to the integer value when M = 144. It becomes an integer at 13.5 MHz / 77.76 MHz × 144 = 25. The M divider counter 23 divides the inputted 77.76 MHz divided transmission clock by 144, and inputs the count value n in the range of 0 to 143 to the phase
[0041]
The phase
n = MOD (−23 × i, 144)
The phase number i corresponding to the input of the counter value n is output. The following characteristic is obtained from the characteristic of n = MOD (−23 × i, 144).
Phase number i = 0, 1, 2, 3, 4, 5,..., 142, 143
Counter value n = 0, 121, 98, 75, 52, 29,..., 46, 23
When this is rearranged in the order of n, the relationship becomes i = MOD (25 × n, 144).
Counter value n = 0, 1, 2, 3, 4, 5,..., 142, 143
Phase number i = 0, 25, 50, 75, 100, 125,..., 94, 119
In accordance with the characteristics of this conversion table, the phase number i for the counter value n is output. In the configuration diagram of the third embodiment described above, the frequency dividing circuit 24, the M
[0042]
Next, a fifth embodiment of the sampling clock recovery circuit according to the present invention will be described. In the fourth embodiment, the resolution of the phase information can be increased by increasing the reference clock. However, since the circuit for obtaining the phase information requires high-speed processing of 77.76 MHz, a technique for obtaining high accuracy by low-speed processing is used. Show. FIG. 6 is a block diagram on the transmission side of the fifth embodiment. In this embodiment, the frequency of the frequency-divided transmission clock (reference clock) is 19.44 MHz, and the phase of the frequency-divided transmission clock is shifted at a period of 77.76 MHz every time sampling is completed at a period of M = 36, Sampling is performed four times sequentially. As a result, the sampling time is four times longer, but the frequency of the reference clock is 19.44 MHz and the sampling clock sampling point can be obtained with the same phase accuracy as sampling at 77.76 MHz. it can.
[0043]
In the circuit shown in FIG. 6, the same reference numerals are used for the components corresponding to those in FIG. The receiving side of the sampling clock recovery circuit in FIG. 6 includes a D /
[0044]
Next, FIG. 7 shows a clock waveform diagram. (A), (b), (c) and (d) show a 19.44 MHz clock having four phases which are sequentially shifted in phase. The output clock is a clock obtained by switching these four clocks every period T. Four periods (da), (ab), (bc), and (cd) form one period. The phase delay is one cycle T1 (1 / 77.76 MHz) of the 77.76 MHz clock, and is sequentially delayed from 0 to 3 times the cycle ((a) phase to (d) phase). The rising edge of the clock is delayed by a period T1 for each phase change. When switching from (d) phase to (a) phase, it is advanced by three times the period T1. Therefore, there is an overlapping portion between the last clock of (d) phase and the first clock of (a) phase. Therefore, the output of the final clock of (d) phase is stopped. In the order of the phases (a) to (d), the number of clocks (the number of rising edges) in each T period is 36, 36, 36, and 35, which is 143 in total. The
[0045]
In the clock diagram, the numbers in parentheses are numbers that are sample points corresponding to the same phase as the count value (0 to 143) when the period of T is sampled with a 77.76 MHz clock. One sample point of 143 is missing, but the phase information can be judged with accuracy of 1/72 at one missing location and the accuracy of 1/144 at the other 142 locations, so the sample at 77.76 MHz. Almost the same accuracy as that obtained. The adaptive frequency dividing circuit 76 outputs a reference clock consisting of a 19.44 MHz clock whose phase is changed every fixed period as shown in FIG. 7 to the
[0046]
The phase
[0047]
Next, a sixth embodiment of the present invention will be described. In the first to fifth embodiments, the divided transmission clock obtained by dividing the transmission clock is used as the reference clock output from the
[0048]
A seventh embodiment of the present invention will be described. In order to obtain a phase number indicating the reference point of the rising edge of the sampling clock, the
[0049]
In the first embodiment described above, when the phase number of the counter value n is i, there is a relationship of n = MOD (−19 × i, 167), and the sample value for each counter value n of 19 has a phase number. Adjacent. The
[0050]
Next, an eighth embodiment of the present invention will be described. The reference clock (divided transmission clock FL1) for sampling the sampling clock FS can be realized in the same manner without any particular problems even when the reference clock is lower. ITU-T standard H.264 color TV signal. 261 / H. The sampling clocks on the transmission side and the reception side are synchronized as applied to the case of encoding with a method such as H.263, transmitting at 6.312 Mbps, and reproducing on the reception side. Therefore, the color burst of the TV signal on the transmission side and the TV signal reproduced on the reception side can be synchronized. FIG. 10 is a block diagram on the receiving side of the eighth embodiment. D /
[0051]
H. In the method of 261 or 263, the sampling clock is FS = 13.5 MHz. The transmission line is 6.312 MHz, and an integer multiple M of 13.5 MHz / 6.312 MHz = 2.1387832 is searched for a value of M that is as close as possible to the integer value. When M = 36, it becomes 2.1388782 × 36 = 76.9962. The error is 0.0038. Since the accuracy of 1/36 is 0.027, the magnitude of the error 0.0038 with respect to the resolution accuracy of 0.027 is a negligible effect at about 1/7. The M
[0052]
In this example embodiment, between the counter value n and the phase number i,
n = MOD (−7 × i, 36)
The relationship is established. From this relationship, the following characteristics are obtained.
Phase number i = 0, 1, 2, 3, 4, 5,..., 34, 35
Counter value n = 0, 29, 22, 15, 8, 1,..., 14, 7
When this is rearranged in the order of n, the relationship becomes i = MOD (5 × n, 36).
Counter value n = 0, 1, 2, 3, 4, 5,..., 34, 35
Phase number i = 0, 5, 10, 15, 20, 25,..., 26, 31
The phase
[0053]
Next, a ninth embodiment of the present invention will be described. The transmission period for sending the frequency information is obtained by dividing the reference clock, but the transmission period may not be an integral multiple of the reference clock period. Since the reference clock uses the transmission clock, if the phase information in the transmission cycle is known to the phase information at the sampling point of the reference clock in the vicinity, the advance amount of the sampling clock phase for each reference clock, Calculated from the relationship between the reference clock phase and the transmission cycle phase. For example, in the first embodiment, when the reference clock is 19.44 MHz, the phase of the sampling clock that advances by one clock is 0.736532. Therefore, in the period of the transmission line clock of 155.52 MHz, the value of 1/8 is 0.0920665, and the phase number at this time corresponds to 15.375. In other words, in the clock period of 155.52 MHz, the phase is shifted by 15.375 / 167, so that the correction can be made according to the shift between the reference clock and the sampling phase of the predetermined transmission period. For example, if the sampling phase of the phase information is advanced by 3 clocks with a 155.52 MHz clock from the reference clock, the phase number obtained with the reference clock phase is 15.375 × 3 = about 46 If the value is added and corrected, frequency phase information at a phase having no sample point can be obtained.
[0054]
Finally, a tenth embodiment of the present invention will be described. In the MPEG-2 system standardized by ITU-T, a time stamp system is used to send sampling clock information, but this embodiment is an example when time stamp information is received. . The block diagram of the basic configuration is the same as FIG. 1 described above, but the configuration of the averaging
[0055]
FIG. 11 is a timing chart showing the relationship between sampling points of the sampling clock and the reference clock. (A) shows a sampling clock, (b) shows a corresponding sample number, (c) shows a phase number, (d) shows a reference clock, and (e) shows a count value n.
[0056]
The configuration and operation of various exemplary embodiments of the image encoding / decoding device according to the present invention have been described above in detail. However, such an embodiment is merely an example of the present invention, and of course does not limit the present invention. Those skilled in the art will readily understand that various modifications and changes can be made without departing from the scope of the present invention.
[0057]
【The invention's effect】
As is clear from the above, according to the image encoding / decoding device of the present invention, the following remarkable effects can be obtained. First, the phase of the sampling clock can be detected with high accuracy without using an analog circuit. The reason is that, when the sampling clock is sampled with the reference clock (frequency-divided transmission clock), N and M are obtained such that an integer multiple M of the reference clock period is approximately equal to an integer multiple N of the sampling clock period. At this time, the sampling clock is sampled with M reference clocks having different phases. This is because the phase of the sampling clock can be easily detected with high accuracy of 1 / M by rearranging the sampling clock sample values in order of phase and detecting the rising edge of the sampling clock.
[0058]
Second, even when integer count information is sent from the transmitting side, the receiving side can accurately calculate the average count value obtained by averaging the count information and the phase information of the reproduction sampling clock with high accuracy. Since the sampling clock can be generated with high accuracy by comparing the obtained reproduction count information with a comparison error of 0, the SC of the TV signal can be reproduced with high stability and high accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a block diagram of a first embodiment of a sampling clock recovery circuit according to the present invention, where (A) is a transmission side and (B) is a reception side.
FIG. 2 is a block diagram of a detailed configuration example of a frequency phase information generation circuit shown in FIG.
FIG. 3 is a detailed block diagram of the frequency phase information generating circuit shown in FIG.
4 is a block diagram illustrating a specific configuration example of an averaging circuit illustrated in FIG.
FIG. 5 is a block diagram of another specific configuration example of the averaging circuit.
FIG. 6 is a block diagram on the receiving side in the third embodiment of the image coding / decoding apparatus according to the present invention;
7 is a timing chart of a reference clock generated by the adaptive frequency dividing circuit shown in FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a block diagram showing a configuration of a receiving side in a seventh embodiment of an image encoding / decoding apparatus according to the present invention.
9 is a detailed block diagram of a main part of the frequency phase information generating circuit shown in FIG.
FIG. 10 is a block diagram showing a configuration of a receiving side in an eighth embodiment of an image encoding / recovering clock recovery circuit according to the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating a relationship between a sampling clock and a reference clock at a front office.
FIGS. 12A and 12B are block diagrams showing a configuration of a conventional sampling clock recovery circuit, where FIG. 12A is a transmission side and FIG. 12B is a reception side.
13 is a detailed block diagram of the phase angle generation circuit of FIG.
FIG. 14 is a detailed block diagram of the phase comparison circuit of FIG.
[Explanation of symbols]
1 A / D converter
2 Encoding circuit
3 Multiplex circuit
4, 16, 91 Frequency information generation circuit
5 Sampling clock circuit
6, 19 Control circuit
7 Transmission clock circuit
8, 24 divider circuit
11 D / A converter
12 Decoding circuit
13 Separation circuit
14 Comparison control circuit
15, 15 'averaging circuit
17 Memory circuit
18 Phase number generation circuit
20 Transmission clock recovery circuit
21 Sampling clock recovery circuit
22 Sampling circuit
23 M frequency division counter
Claims (8)
前記送信側の周波数情報を平均化して高精度の周波数情報を得る平均化回路と、前記受信信号から伝送クロックを再生する伝送クロック再生回路と、前記平均化回路からの周波数情報および受信側周波数情報を比較して制御信号を得る比較制御回路と、前記制御信号に基づき標本化クロックを再生する標本化クロック再生回路と、前記標本化クロックを前記伝送クロック再生回路からの基準クロックで標本化して標本化クロックの標本値を得る標本化回路と、前記基準クロックを所定分周比Mで分周するM分周カウンタと、該M分周カウンタの分周カウンタ値から前記標本化クロックの1周期の位相が順番に並ぶように位相番号を発生する位相番号発生回路と、前記標本化回路で標本化するときの標本化クロックの周波数情報を得て前記比較制御回路に入力する周波数位相情報発生回路とを備え、前記標本化クロックで前記復号信号をD/A変換することを特徴とする画像符号化復号化装置。Image coding / decoding, in which an image signal such as a color television signal is sampled and encoded and transmitted on the transmission side, and encoded data is decoded from the received signal on the reception side, and the signal is reproduced with the reproduced sampling clock In the conversion device,
An averaging circuit that averages the frequency information on the transmission side to obtain highly accurate frequency information, a transmission clock recovery circuit that recovers a transmission clock from the received signal, and frequency information and reception side frequency information from the averaging circuit A comparison control circuit for obtaining a control signal by comparing the sampling clock, a sampling clock recovery circuit for recovering a sampling clock based on the control signal, and sampling the sampling clock with a reference clock from the transmission clock recovery circuit A sampling circuit for obtaining a sampling value of the sampling clock, an M dividing counter for dividing the reference clock by a predetermined dividing ratio M, and a period of the sampling clock from the dividing counter value of the M dividing counter. The phase number generation circuit that generates the phase numbers so that the phases are arranged in order, and the frequency information of the sampling clock when sampling by the sampling circuit, the comparison And a frequency phase information generating circuit for inputting the control circuit, the decoded signal with the sampling clock picture coding and decoding apparatus characterized by converting D / A.
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