JP3611542B2 - Oily cosmetics - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、口紅などの油性化粧料に関するものであり、更に詳しくは、塗布時にべたつかない使用感であるにも関わらず、塗布時及び経時での艶及び潤いに優れ、しかも仕上がりが自然で、保存安定性にも優れた新規な油性化粧料を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来油性化粧料は、固形状油分,半固形状油分,液状油分,及び着色剤を中心に構成されており、化粧料としての快適な使用感、及び品質を維持すべく種々の成分の配合検討が成されてきた。特に油性化粧料を肌に塗布した際に、艶と潤いのある使用感にする試みが成されてきた。塗布時の艶や潤いを付与するためには、肌上に液状油の厚い膜を形成させることが有効であったが、逆に艶や潤いが持続しない、塗布時にべたつく、仕上がりが不自然になる、といった問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記のような問題点を解決し、塗布時にべたつかない使用感であるにも関わらず、塗布時及び経時での艶及び潤いに優れ、しかも仕上がりが自然で、保存安定性にも優れた新規な油性化粧料を提供することを目的とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するにあたり、種々検討を行ったところ、油性化粧料において、ダイマー酸及びダイマージオールのエステル誘導体から選択される1種又は2種以上の油剤と、下記の式1
RCO− (1)
(式中Rは、炭素数3〜24で、2又は2以上の不飽和結合を有してもよい、直鎖若しくは分岐鎖を有する脂肪族基を示す)で示されるアシル基と2〜10個のアミノ酸が結合した、アシルペプチドを併用して配合することにより、上記課題が解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0006】
本発明においては、ダイマー酸及びダイマージオールのエステル誘導体から選択される1種又は2種以上を用いる。ダイマー酸は、大豆などの植物から得られるオレイン酸,リノール酸を主体とする炭素数18の不飽和脂肪酸を2量化して得られる炭素数36の脂肪族二塩基酸であり、ダイマージオールは、ダイマー酸の水素添加還元物である。本発明においては、これらのダイマー酸及びダイマージオールのエステル誘導体を用いる。かかる化合物としては、特に限定されないが、例えば特開2001−72530,特開2001−199937に記載されている化合物を用いることもできる。これらの化合物の中でも、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル・フィトステリル),ジ水素添加ロジンダイマージリノレイル,ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル,モノイソステアリン酸ダイマージリノレイル,ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルから選択される1種又は2種以上が好ましく用いられる。本発明においては、ダイマー酸及びダイマージオールのエステル誘導体を油性化粧料に、油性化粧料全量に対して1〜99重量%、より好ましくは1〜80重量%配合することができる。
【0007】
本発明で用いるアシルペプチドは、下記の式1
RCO− (式1)
(式中Rは、炭素数3〜24で、2又は2以上の不飽和結合を有してもよい、直鎖若しくは分岐鎖を有する脂肪族基を示す)で示されるアシル基と2〜10個のアミノ酸が結合した化合物であり、アシル基に結合するアミノ酸としては、アラニン,アルギニン,アスパラギン酸,グリシン,ヒスチジン,リジン,プロリン,セリン,バリン,チロシン,フェニルアラニン,ロイシン,スレオニンから選択される1種又は2種以上を用いることができる。またアシル基としては、パルミトイル基が最も好ましく用いられる。かかるアシルペプチドとしては、セダーマ(SedermaTM)社製のバイオブスチル(Bio−Bustyl),バイオペプチド−CL(Biopeptide−CL),バイオペプチド−EL(Biopeptide−EL),バイオペプチド−FN(Biopeptide−FN),リポペンタペプチド2(Lipopentapeptide2),リポペンタペプチド3(Lipopentapeptide3)等を用いることができる。また式2で示される
−Gly−His−Lys (2)
(Rは、パルミトイル基を示す)パルミトイルトリペプチドと、パルミチン酸オクチル,イソステアリン酸ソルビタン,トリベヘン酸グリセリルの混合物であるセダーマ(Sederma)社製の商品名マキシリップ(Maxi−LipTM))や、式3で示される
−Lys−Thr−Thr−Lys−Ser
(Rは、パルミトイル基を示す)、パルミトイルペンタペプチドと、グリセリン,1,3−ブチレングリコール,水,カルボキシビニルポリマー,ソルビトールモノラウリン酸エステルの混合物であるセダーマ(SedermaTM)社製の商品名マトリキシル(MatrixylTM)を用いることもできる。これらのアシルペプチドの中でも、セダーマ(SedermaTM)社製の商品名マキシリップ(Maxi−LipTM)を用いることが特に好ましい。本発明においては、アシルペプチドを油性化粧料に、油性化粧料全量に対して、0.0001〜2重量%配合することげできる。
【0008】
本発明においては、ダイマー酸及びダイマージオールのエステル誘導体及びアシルペプチドと同時に、植物油から選択される1種又は2種併用することが好ましい。植物油を併用することにより、さらに本発明の効果を有効に発揮することができる。
【0009】
植物油は、植物から得られる油脂類又はロウ類であり、多くは植物の種子、果肉、胚芽中に存在しているものである。かかる植物油としては、例えばアボカド油,アルモンド油,ウイキョウ油,エゴマ油,オリブ油,オレンジ油,ゴマ油,カカオ脂,カミツレ油,カロット油,キューカンバー油,サフラワー油,大豆油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,パーシック油,ヒマシ油,ヒマワリ油,ホホバ油,綿実油,落花生油,カカオ脂,パーム油,パーム核油,モクロウ,ヤシ油等が例示される。これらの植物油は、そのままで用いてもよいが、分画,精製,脱色等の処理を行ったものや、また水素添加等の誘導体として用いてもよい。かかる植物油の油性化粧料への配合量は、油性化粧料の性状,目的によっても異なるが、油性化粧料全量に対して、概ね1〜95重量%配合することができる。
【0010】
本発明の油性化粧料においては、本発明の目的を損なわない質的及び量的範囲内で、上記成分以外で、油性成分、粉体成分、香料、界面活性剤、酸化防止剤、防腐剤、薬剤、保湿剤、増粘剤、美容成分、水などを配合することができる。本発明の油性化粧料に配合される、油性成分としては、例えば、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、オレンジラフィー油、ミンク油等の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ等のロウ類、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレスレロール脂肪酸エステル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。
【0011】
また、本発明の化粧料には、着色や使用性等の目的で粉体を配合することができる。例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成雲母、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄処理雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。尚、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
【0012】
本発明の油性化粧料は、通常の方法に従って製造することができ、口紅、リップグロス、リップフィクサー、リップクリーム、リップライナー、ファンデーション、アイカラー、頬紅、コンシーラー、ヘアワックスなどの油性化粧料に応用することができる。この中でも、特に口唇用化粧料に用いた場合、効果が顕著に発現するため望ましい。
【0013】
【実施例】
さらに、本発明の特徴について、実施例により詳細に説明する。
【0014】
[実施例1] 油性口紅
(1)二酸化チタン 5.0(重量%)
(2)赤色201号 0.6
(3)赤色202号 1.0
(4)赤色223号 0.2
(5)キャンデリラロウ 9.0
(6)固形パラフィン 8.0
(7)ミツロウ 5.0
(8)カルナウバロウ 5.0
(9)ダイマージリノール酸ジリノレイル 35.5
(10)2−エチルヘキサン酸セチル 20.0
(11)ミリスチン酸イソプロピル 10.0
(12)アシルペプチド混合物(下注参照) 0.5
(13)d−δ−トコフェロール 0.1
(14)香料 0.1
注:アシルペプチド混合物としては、セダーマ(SedermaTM)社製の商品名マキシリップ(Maxi−LipTM)を用いた。
製法:(1)〜(3)を(9)の一部に加えローラーで処理する(顔料相)。(4)を(9)の一部に溶解する(染料相)。他の成分を混合し、加熱融解した後、顔料相,染料相を加え、ディスパーで均一に分散する。分散後、型に流し込み急冷し、スティック状とする。
【0015】
[実施例2] 油性ファンデーション(コンパクトタイプ)
(1)ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイト 0.2(重量%)
(2)ダイマージリノール酸 15.5
ジ(イソステアリル・フィトステリル)
(3)固形パラフィン 3.0
(4)マイクロクリスタリンワックス 6.0
(5)ミツロウ 2.0
(6)ワセリン 12.0
(7)酢酸ラノリン 1.0
(8)オリーブ油 8.0
(9)酢酸トコフェロール 0.2
(10)タルク 17.5
(11)カオリン 14.8
(12)酸化チタン 15.0
(13)ベンガラ 1.0
(14)黄酸化鉄 3.0
(15)黒酸化鉄 0.2
(16)香料 0.1
(17)アシルペプチド混合物(下注参照) 0.5
注:アシルペプチド混合物としては、セダーマ(SedermaTM)社製の商品名マキシリップ(Maxi−LipTM)を用いた。
製法:(1)〜(9)を混合し、85℃に加熱して溶解する。これにあらかじめ混合粉砕した(10)〜(15)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(17),(18)を加え、脱気後70℃で容器に流し込んで冷却する。
【0016】
[実施例3] 油性ファンデーション(スティックタイプ)
(1)固形パラフィン 3.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 6.0
(3)ジメチルポリシロキサン 3.0
(4)ジ水添ロジンダイマージリノレイル 15.0
(5)マカデミアンナッツ油 17.4
(6)オリーブ油由来スクワラン 5.0
(7)d−δ−トコフェロール 0.1
(8)アシルペプチド混合物(下注参照) 0.5
(9)タルク 2.8
(10)カオリン 20.0
(11)マイカ 3.0
(12)酸化チタン 20.0
(13)ベンガラ 1.0
(14)黄酸化鉄 3.0
(15)黒酸化鉄 0.2
注:アシルペプチド混合物としては、セダーマ(SedermaTM)社製の商品名マキシリップ(Maxi−LipTM)を用いた。
製法:(1)〜(8)を混合し、85℃に加熱して溶解する。これにあらかじめ混合粉砕した(9)〜(15)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。脱気後70℃で容器に流し込んで冷却する。
【0017】
[実施例4] 油性頬紅
(1)セレシン 15.0(重量%)
(2)モノイソステアリン酸ダイマージリノレイル 20.0
(3)ヒマワリ油 25.0
(4)エルカ酸オクチルドデシル 14.4
(5)酢酸トコフェロール 0.1
(6)アシルペプチド混合物(下注参照) 0.5
(7)カオリン 20.0
(8)酸化チタン 4.2
(9)ベンガラ 0.3
(10)赤色202号 0.5
注:アシルペプチド混合物としては、セダーマ(SedermaTM)社製の商品名マキシリップ(Maxi−LipTM)を用いた。
製法:全成分を80℃に加熱し、ディスパーにて均一に分散する。分散後撹拌しながら50℃まで冷却し、容器に充填する。
【0018】
[実施例5] 油性口紅
(1)ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト 0.4(重量%)
(2)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.12
(3)エルカ酸オクチルドデシル 11.5
(4)ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル 30.0
(5)ヒマワリ油 17.0
(6)リシノール酸オクチルドデシル 15.8
(7)エルカ酸オクチルドデシル 11.5
(8)ポリエチレンワックス 5.0
(9)マイクロクリスタリンワックス 4.0
(10)キャンデリラワックス 1.0
(11)ホホバ油 1.0
(12)ミツロウ 1.0
(13)オリーブ油由来スクワラン 1.0
(14)イソステアリン酸ソルビタン 0.5
(15)N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリウム 0.15
(16)d−δ−トコフェロール 0.1
(17)赤色201号(SE40) 2.4
(18)赤色202号 0.8
(19)黒酸化鉄 0.3
(20)合成マイカ 0.48
(21)ベンガラ被覆雲母チタン 3.0
(22)アシルペプチド混合物(下注参照) 0.5
注:アシルペプチド混合物としては、セダーマ(SedermaTM)社製の商品名マキシリップ(Maxi−LipTM)を用いた。
製法:(1)〜(3)を混合し、ローラー処理を行いゲルを調製する。(4)〜(16)を混合し、80℃に加熱して溶解した後、前記ゲルを加える。(17)〜(20)を添加し、十分に撹拌した後ローラー処理を行う。次いで(21),(22)を加え、脱気後90℃で金型に流し込んで冷却し、容器に装填して成形する。
【0019】
上記の本発明の各実施例について、使用感及び経時安定性について評価した。その際、表1に示す各比較例についても同時に評価を行った。
【0020】
【表1】

Figure 0003611542
【0021】
使用感については、使用時のべたつき,艶,潤い、仕上がりの自然さ、塗布2時間後の艶及び潤いについて、20名のパネラーによる官能評価を行い、以下に示した基準により点数化し、平均値を算出した。
【0022】
使用時のべたつき
ない;3点
ややない;2点
ややある;1点
ある;0点
【0023】
使用時の艶
ある;3点
ややある;2点
ややない;1点
ない;0点
【0024】
使用時の潤い
ある;3点
ややある;2点
ややない;1点
ない;0点
【0025】
仕上がりの自然さ
仕上がりが自然である;3点
仕上がりがやや自然である;2点
仕上がりがやや不自然である;1点
仕上がりが不自然である;0点
【0026】
塗布2時間後の艶
ある;3点
ややある;2点
ややない;1点
ない;0点
【0027】
塗布2時間後の潤い
ある;3点
ややある;2点
ややない;1点
ない;0点
【0028】
また経時安定性については、実施例及び比較例のそれぞれを1週間室温で静置した後、40℃の恒温槽に移して1週間静置し、状態の変化を目視で観察した。結果は、「発汗が認められない;○」,「わずかな発汗が認められる;△」,「顕著な発汗が認められる;×」として表した。以上の結果は表2にまとめて示した。
【0029】
【表2】
Figure 0003611542
【0030】
表2より明らかなように、本発明の実施例1〜実施例5では全て項目において、良好な結果であったが、実施例1より、ダイマー酸及びダイマージオールのエステル誘導体及びアシルペプチドの1種又は2種を他の成分に代替した比較例1〜比較例3においては、全ての項目において良好な結果が得られた例はなく、特に、保存安定性の項目においては、全ての例において顕著な発汗が認められていた。
【0031】
なお本発明の上記実施例においては、状態変化も認めず、使用に際して皮膚刺激性及び感作性も認められなかった。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、塗布時にべたつかない使用感であるにも関わらず、塗布時及び経時での艶及び潤いに優れ、しかも仕上がりが自然で、保存安定性にも優れた新規な油性化粧料を提供することができた。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to oily cosmetics such as lipsticks, and more specifically, despite having a non-sticky feeling during application, the gloss and moisture at application and over time are excellent, and the finish is natural, The present invention provides a novel oily cosmetic with excellent storage stability.
[0002]
[Prior art]
Conventional oily cosmetics are mainly composed of solid oils, semi-solid oils, liquid oils, and colorants, and various ingredients are studied to maintain a comfortable feel and quality as cosmetics. Has been made. In particular, attempts have been made to provide a glossy and moist feeling when oily cosmetics are applied to the skin. In order to give gloss and moisture at the time of application, it was effective to form a thick film of liquid oil on the skin, but conversely, gloss and moisture did not persist, stickiness at the time of application, and the finish was unnatural There was a problem of becoming.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the present invention, the above-mentioned problems are solved, and the gloss and moisture at the time of application and over time are excellent, the finish is natural, and the storage stability is excellent, even though it is not sticky when applied. It was also aimed to provide an excellent new oily cosmetic.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, various investigations have been made. In oily cosmetics, one or more oil agents selected from dimer acid and ester derivatives of dimer diol, and the following formula 1
RCO- (1)
(Wherein R represents an aliphatic group having a straight chain or branched chain, which may have 2 or 2 or more unsaturated bonds, having 3 to 24 carbon atoms) and 2 to 10 It has been found that the above-mentioned problems can be solved by using an acyl peptide combined with a single amino acid, and the present invention has been completed.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described.
[0006]
In the present invention, one or more selected from dimer acid and ester derivatives of dimer diol are used. Dimer acid is an aliphatic dibasic acid having 36 carbon atoms obtained by dimerizing an unsaturated fatty acid having 18 carbon atoms mainly composed of oleic acid and linoleic acid obtained from plants such as soybeans. This is a hydrogenated reduction product of dimer acid. In the present invention, ester derivatives of these dimer acids and dimer diols are used. Although it does not specifically limit as this compound, For example, the compound described in Unexamined-Japanese-Patent No. 2001-72530 and Unexamined-Japanese-Patent No. 2001-199937 can also be used. Among these compounds, dimer dilinoleic acid di (isostearyl phytosteryl), dihydrogenated rosin dimer dilinoleyl, diisostearic dimer dilinoleyl, monoisostearic dimer dilinoleyl, dimer dilinoleic acid dimer dilinoleyl One or more selected from the above are preferably used. In the present invention, the ester derivative of dimer acid and dimer diol can be added to the oily cosmetic in an amount of 1 to 99% by weight, more preferably 1 to 80% by weight, based on the total amount of the oily cosmetic.
[0007]
The acyl peptide used in the present invention is represented by the following formula 1
RCO- (Formula 1)
(Wherein R represents an aliphatic group having a straight chain or branched chain, which may have 2 or 2 or more unsaturated bonds, having 3 to 24 carbon atoms) and 2 to 10 The amino acid bonded to the acyl group is a compound selected from alanine, arginine, aspartic acid, glycine, histidine, lysine, proline, serine, valine, tyrosine, phenylalanine, leucine, and threonine. Species or two or more can be used. As the acyl group, a palmitoyl group is most preferably used. Examples of such acyl peptides include Bio-Bustyl, Biopeptide-CL, Biopeptide-EL, and Biopeptide-FN (Biopeptide-FN) manufactured by Sederma ™. Lipopentapeptide 2 (Lipopentapeptide 2), Lipopentapeptide 3 (Lipopentapeptide 3) and the like can be used. Moreover, R < 1 > -Gly-His-Lys shown by Formula 2 (2)
(R 1 represents a palmitoyl group) and palmitoyl tripeptide, octyl palmitate, sorbitan isostearate, mixtures of glyceryl tribehenate Sedama (Sederma) Co. trade name Maxi lip (Maxi-Lip TM)) or, R 1 -Lys-Thr-Thr-Lys-Ser represented by Formula 3
(R 1 represents a palmitoyl group), trade name Matrixyl manufactured by Sederma ™, which is a mixture of palmitoyl pentapeptide and glycerin, 1,3-butylene glycol, water, carboxyvinyl polymer, sorbitol monolaurate. (Matrixyl ) can also be used. Among these acyl peptides, it is particularly preferable to use the trade name Maxi-Lip manufactured by Sederma . In the present invention, the acyl peptide can be added to the oily cosmetic in an amount of 0.0001 to 2% by weight based on the total amount of the oily cosmetic.
[0008]
In this invention, it is preferable to use together 1 type or 2 types selected from vegetable oil simultaneously with the ester derivative and acyl peptide of a dimer acid and a dimer diol. By using vegetable oil in combination, the effects of the present invention can be further effectively exhibited.
[0009]
Plant oils are oils or waxes obtained from plants, and many are present in plant seeds, pulp and germs. Examples of such vegetable oils include avocado oil, almond oil, fennel oil, egoma oil, olive oil, orange oil, sesame oil, cacao oil, chamomile oil, carrot oil, cucumber oil, safflower oil, soybean oil, camellia oil, corn oil Rapeseed oil, persic oil, castor oil, sunflower oil, jojoba oil, cottonseed oil, peanut oil, cocoa butter, palm oil, palm kernel oil, owl, coconut oil and the like. These vegetable oils may be used as they are, but may be used after being subjected to treatments such as fractionation, purification, and decolorization, or as derivatives such as hydrogenation. The blending amount of the vegetable oil in the oily cosmetic varies depending on the properties and purpose of the oily cosmetic, but can be generally 1 to 95% by weight based on the total amount of the oily cosmetic.
[0010]
In the oily cosmetics of the present invention, within the qualitative and quantitative ranges that do not impair the object of the present invention, in addition to the above components, oily components, powder components, fragrances, surfactants, antioxidants, preservatives, Drugs, humectants, thickeners, cosmetic ingredients, water and the like can be blended. Examples of the oil component blended in the oily cosmetic composition of the present invention include hydrocarbons such as liquid paraffin, squalane, petrolatum, polyisobutylene and polybutene, fats and oils such as orange raffie oil and mink oil, beeswax, and gay wax Waxes, esters of polyglyceryl diisostearate, pentaerythritol ester of rosin acid, neopentyl glycol dioctanoate, cholesrelol fatty acid ester, stearic acid, lauric acid, myristic acid, behenic acid, isostearic acid, oleic acid, 12 -Fatty acids such as hydroxystearic acid, higher alcohols such as stearyl alcohol, cetyl alcohol, lauryl alcohol, oleyl alcohol, isostearyl alcohol, and behenyl alcohol, low polymerization dimethylpolysiloxane, high weight Dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, octamethylcyclotetrasiloxane, polyether-modified polysiloxane, polyoxyalkylene-alkylmethylpolysiloxane-methylpolysiloxane copolymer, alkoxy-modified polysiloxane, cross-linking Type organopolysiloxane, silicones such as fluorine-modified polysiloxane, fluorine oils such as perfluorodecane, perfluorooctane, perfluoropolyether, lanolin, lanolin acetate, lanolin fatty acid isopropyl, lanolin derivatives such as lanolin alcohol, dextrin Fatty ester, sucrose fatty acid ester, starch fatty acid ester, 12-hydroxyaluminum stearate, calcium stearate Agents and the like can be mentioned.
[0011]
In addition, the cosmetic of the present invention can be blended with a powder for the purpose of coloring and usability. For example, white inorganic pigments such as titanium oxide, zinc oxide, cerium oxide and barium sulfate, colored inorganic pigments such as iron oxide, carbon black, chromium oxide, chromium hydroxide, bitumen and ultramarine, talc, muscovite, phlogopite, red Mica, biotite, synthetic mica, sericite, sericite, kaolin, silicon carbide, bentonite, smectite, anhydrous silicic acid, aluminum oxide, magnesium oxide, zirconium oxide, antimony oxide, siliceous earth, aluminum silicate , White body powder such as aluminum magnesium metasilicate, calcium silicate, barium silicate, magnesium silicate, calcium carbonate, magnesium carbonate, hydroxyapatite, boron nitride, titanium oxide coated mica, titanium oxide coated bismuth oxychloride, iron oxide Treated mica titanium, bitumen treated mica titanium, Luminating mica titanium, bismuth oxychloride, glittering powder such as fish scale foil, polyamide resin, polyethylene resin, polyacrylic resin, polyester resin, fluorine resin, cellulose resin, polystyrene resin, styrene-acrylic Copolymer resins such as copolymer resins, polypropylene polymer resins, organic polymer resin powders such as silicone resins and urethane resins, organic low molecular weight powders such as zinc stearate and N-acyl lysine, starch, silk powder, cellulose powder, etc. Natural organic powder, red 201, red 202, red 205, red 226, red 228, orange 203, orange 204, blue 404, yellow 401, etc., organic pigment powder, red 3 , Red 104, red 106, orange 205, yellow 4, yellow 5, green 3, blue 1, etc. Organic pigment powders such as aluminum, barium and aluminum lakes, or metal powders such as aluminum powder, gold powder and silver powder, fine titanium oxide coated mica titanium, fine zinc oxide coated mica titanium, barium sulfate coated mica titanium, titanium dioxide containing titanium dioxide Examples thereof include composite powders such as silicon and zinc oxide-containing silicon dioxide. These powders can be used singly or in combination of two or more, and further composites may be used. These powders are one or two of fluorine compound, silicone compound, metal soap, lecithin, hydrogenated lecithin, collagen, hydrocarbon, higher fatty acid, higher alcohol, ester, wax, wax, surfactant and the like. Surface treatment may be performed using seeds or more.
[0012]
The oily cosmetics of the present invention can be produced according to ordinary methods and applied to oily cosmetics such as lipsticks, lip glosses, lip fixers, lip balms, lip liners, foundations, eye colors, blushers, concealers and hair waxes. can do. Among these, especially when used for cosmetics for lips, it is desirable because the effect is remarkably exhibited.
[0013]
【Example】
Further, the features of the present invention will be described in detail with reference to examples.
[0014]
[Example 1] Oily lipstick (1) Titanium dioxide 5.0 (wt%)
(2) Red 201 No. 0.6
(3) Red 202 No. 1.0
(4) Red No. 223 0.2
(5) Candelilla wax 9.0
(6) Solid paraffin 8.0
(7) Beeswax 5.0
(8) Carnauba wax 5.0
(9) Dimerlinoleic acid dilinoleyl 35.5
(10) Cetyl 2-ethylhexanoate 20.0
(11) Isopropyl myristate 10.0
(12) Acyl peptide mixture (see below) 0.5
(13) d-δ-tocopherol 0.1
(14) Fragrance 0.1
Note: As the acyl peptide mixture, trade name Maxi-Lip manufactured by Sederma was used.
Production method: (1) to (3) are added to a part of (9) and treated with a roller (pigment phase). (4) is dissolved in a part of (9) (dye phase). The other ingredients are mixed, heated and melted, and then the pigment phase and dye phase are added and dispersed uniformly with a disper. After dispersion, pour into a mold and quench to make a stick.
[0015]
[Example 2] Oily foundation (compact type)
(1) Dimethyl distearyl ammonium bentonite 0.2 (wt%)
(2) Dimer linoleic acid 15.5
Di (isostearyl phytosteryl)
(3) Solid paraffin 3.0
(4) Microcrystalline wax 6.0
(5) Beeswax 2.0
(6) Vaseline 12.0
(7) Lanolin acetate 1.0
(8) Olive oil 8.0
(9) Tocopherol acetate 0.2
(10) Talc 17.5
(11) Kaolin 14.8
(12) Titanium oxide 15.0
(13) Bengala 1.0
(14) Yellow iron oxide 3.0
(15) Black iron oxide 0.2
(16) Fragrance 0.1
(17) Acyl peptide mixture (see below) 0.5
Note: As the acyl peptide mixture, trade name Maxi-Lip manufactured by Sederma was used.
Production method: (1) to (9) are mixed and heated to 85 ° C. to dissolve. To this, (10) to (15) previously mixed and pulverized are added with stirring, and ground and dispersed in a colloid mill. Next, (17) and (18) are added, and after deaeration, the mixture is poured into a container at 70 ° C. and cooled.
[0016]
[Example 3] Oily foundation (stick type)
(1) Solid paraffin 3.0 (% by weight)
(2) Microcrystalline wax 6.0
(3) Dimethylpolysiloxane 3.0
(4) Dihydrogenated rosin dimer linoleil 15.0
(5) Macadamian nut oil 17.4
(6) Olive oil-derived squalane 5.0
(7) d-δ-tocopherol 0.1
(8) Acyl peptide mixture (see below) 0.5
(9) Talc 2.8
(10) Kaolin 20.0
(11) Mica 3.0
(12) Titanium oxide 20.0
(13) Bengala 1.0
(14) Yellow iron oxide 3.0
(15) Black iron oxide 0.2
Note: As the acyl peptide mixture, trade name Maxi-Lip manufactured by Sederma was used.
Production method: (1) to (8) are mixed and heated to 85 ° C. to dissolve. (9) to (15) previously mixed and pulverized are added to this while stirring and ground and dispersed in a colloid mill. After deaeration, it is poured into a container at 70 ° C. and cooled.
[0017]
Example 4 Oily blusher (1) Ceresin 15.0 (% by weight)
(2) Dimer dilinoleyl monoisostearate 20.0
(3) Sunflower oil 25.0
(4) Octyldodecyl erucate 14.4
(5) Tocopherol acetate 0.1
(6) Acyl peptide mixture (see below) 0.5
(7) Kaolin 20.0
(8) Titanium oxide 4.2
(9) Bengala 0.3
(10) Red No. 202 0.5
Note: As the acyl peptide mixture, trade name Maxi-Lip manufactured by Sederma was used.
Manufacturing method: All components are heated to 80 ° C. and uniformly dispersed with a disper. After dispersion, cool to 50 ° C. with stirring and fill into a container.
[0018]
[Example 5] Oily lipstick (1) benzyldimethylstearylammonium hectorite 0.4 (wt%)
(2) Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 0.12
(3) Octyldodecyl erucate 11.5
(4) Dimer dilinoleic acid Dimer dilinoleyl 30.0
(5) Sunflower oil 17.0
(6) Octyldodecyl ricinoleate 15.8
(7) Octyldodecyl erucate 11.5
(8) Polyethylene wax 5.0
(9) Microcrystalline wax 4.0
(10) Candelilla wax 1.0
(11) Jojoba oil 1.0
(12) Beeswax 1.0
(13) Squalane derived from olive oil 1.0
(14) Sorbitan isostearate 0.5
(15) N-stearoyl-L-glutamate disodium 0.15
(16) d-δ-tocopherol 0.1
(17) Red 201 (SE40) 2.4
(18) Red No. 202 0.8
(19) Black iron oxide 0.3
(20) Synthetic mica 0.48
(21) Bengala-coated mica titanium 3.0
(22) Acyl peptide mixture (see below) 0.5
Note: As the acyl peptide mixture, trade name Maxi-Lip manufactured by Sederma was used.
Production method: (1) to (3) are mixed and subjected to roller treatment to prepare a gel. (4) to (16) are mixed, heated to 80 ° C. and dissolved, and then the gel is added. After adding (17) to (20) and stirring sufficiently, roller treatment is performed. Next, (21) and (22) are added, and after deaeration, the mixture is poured into a mold at 90 ° C., cooled, loaded into a container, and molded.
[0019]
Each Example of the present invention was evaluated for usability and stability over time. At that time, each comparative example shown in Table 1 was also evaluated at the same time.
[0020]
[Table 1]
Figure 0003611542
[0021]
For the feeling of use, stickiness, gloss, moisture, naturalness of finish, gloss and moisture after 2 hours of application are evaluated by 20 panelists, scored according to the criteria shown below, and average value Was calculated.
[0022]
No stickiness when used; 3 points somewhat; 2 points somewhat; 1 point; 0 points
Glossy in use; 3 points somewhat; 2 points somewhat not; 1 point not present; 0 points
Moisture in use; 3 points somewhat; 2 points somewhat not; 1 point not present; 0 points
The natural finish The finish is natural; the three-point finish is somewhat natural; the two-point finish is somewhat unnatural; the one-point finish is unnatural; 0 points
Glossy after 2 hours of application; 3 points somewhat; 2 points somewhat not; 1 point not present; 0 points
Moist after 2 hours of application; 3 points slightly; 2 points somewhat not; 1 point not present; 0 points
Moreover, about stability over time, after leaving each of an Example and a comparative example at room temperature for 1 week, it moved to a 40 degreeC thermostat and left still for 1 week, and the change of the state was observed visually. The results were expressed as “no sweating was observed; ○”, “slight sweating was observed; Δ”, and “sweating sweating was observed; x”. The above results are summarized in Table 2.
[0029]
[Table 2]
Figure 0003611542
[0030]
As is clear from Table 2, all the items in Examples 1 to 5 of the present invention were good results. However, from Example 1, one kind of ester derivatives of dimer acid and dimer diol and acyl peptides was used. In Comparative Examples 1 to 3 in which two components are replaced with other components, there are no examples in which good results are obtained in all items, and in particular, in terms of storage stability, the results are remarkable in all examples. Sweating was recognized.
[0031]
In the above examples of the present invention, no change in state was observed, and neither skin irritation nor sensitization was observed during use.
[0032]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, in spite of a feeling of non-stickiness at the time of application, it is excellent in gloss and moisture at the time of application and over time, and has a natural finish and excellent storage stability. Oily cosmetics could be provided.

Claims (2)

ダイマー酸及びダイマージオールのエステル誘導体から選択される1種又は2種以上の油剤と、下記の式1
RCO− (1)
(式中Rは、炭素数3〜24で、2又は2以上の不飽和結合を有してもよい、直鎖若しくは分岐鎖を有する脂肪族基を示す)で示されるアシル基と2〜10個のアミノ酸が結合した、アシルペプチドを含有する、油性化粧料。
One or more oil agents selected from dimer acid and ester derivatives of dimer diol, and the following formula 1
RCO- (1)
(Wherein R represents an aliphatic group having a straight chain or branched chain, which may have 2 or 2 or more unsaturated bonds, having 3 to 24 carbon atoms) and 2 to 10 An oily cosmetic comprising an acyl peptide to which one amino acid is bound.
さらに、植物油を含有する請求項1に記載の油性化粧料。Furthermore, the oily cosmetics of Claim 1 containing a vegetable oil.
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