JP3611272B2 - 回転再生式熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転再生式熱交換器に係わり、特に、蒸気原動機や内燃機関等に適用可能な回転再生式熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ボイラ等における燃焼用空気を予熱するためのエアヒータと呼ばれている回転再生式熱交換器が知られている。以下、従来の回転再生式熱交換器の構造を図6と図7により説明する。
図6に示すように、回転再生式熱交換器1は、中心軸2の周りを回転する円筒形のロータ4と、このロータ4を収容するように配置されたハウジング6を備えている。ロータ4には、蓄熱と放熱を繰り返して行う蓄熱体8が詰め込まれている。ハウジング6の上部の右半分にはエア出口ダクト10が上部の左半分にはガス入口ダクト12がそれぞれ設けられ、一方、ハウジング6の下部の右半分にはエア入口ダクト14が下部の左半分にはガス出口ダクト16がそれぞれ設けられている。
【0003】
このように構成された回転再生式熱交換器1においては、ロータ4が回転することにより、ロータ4内の蓄熱体8が、エアAとガスGに交互にさらされ、ガスGの熱を蓄熱しエアAに放熱する動作を繰り返して行うことにより、ガスGの持つ熱をエアAに回収するようにしている。
この回転再生式熱交換器1は、例えば、蒸気原動所では、図7に示すように配置されている。この図7において、ボイラ18に供給される燃焼用空気であるエアAは、ファン(図示せず)により回転再生式熱交換器1に送り込まれ、回転再生式熱交換器1にて熱交換により昇温した後、ボイラ18に送られる。ボイラ18から排出されたガスGは、その一部が循環ガス用ファン20により再循環ガスGRとして再度ボイラ18に戻され、残りのガスGは、回転再生式熱交換器1に送られ、エアAと熱交換して降温し、その後、煙突(図示せず)に送られて大気中に放出される。
【0004】
ここで、図7に示す回転再生式熱交換器1において、入口エア圧力(Pai)、出口エア圧力(Pao)、入口ガス圧力(Pgi)及び出口ガス圧力(Pgo)は、以下の関係を有する。
Pai > Pao > Pgi > Pgo
この関係から明らかなように、エア側とガス側との圧力差により、回転再生式熱交換器1の内部でエアAとガスGの種々のリーク(漏洩)が発生する。
これらのリークは、図6及び図7に示すように、エアAとガスGの出入口のロータ4の上端面で発生する高温ラジアルリークHRL及び下端面で発生する低温ラジアルリークLRL(図7参照)、エアAとガスGの出入口の中心軸2の周りに発生するポストリークPL、ロータ4とエア側のハウジング6との間の空間をバイパスするエアバイパスリークABL及びロータ4とガス側のハウジング6との間の空間をバイパスするガスバイパスリークGBL(図7参照)、並びに、ロータ4のハウジング6の間の空間をエア側からガス側に流れるアキシャルリークAL、とそれぞれ呼ばれている。
【0005】
これらのリークを低減させるために、従来の回転再生式熱交換器1には、図6に示すように、ロータ4の側には、ロータ4の上端面及び下端面においてエア側とガス側との間をシールするように半径方向に延びるように設けられたラジアルシール22と、エアAとガスGの出入口の中心軸2の周りに設けられたロータポストシール24と、ロータ4の上下端面の外周縁に設けられたリング形状のバイパスシール26と、ロータ4の外周部にエア側とガス側をシールするように垂直方向に設けられたアキシャルシール28が設けられている。
また、ハウジング6の側には、ロータ4の上端面及び下端面においてエア側とガス側との間をシールするようにロータ4の上下端面に対向するように配置されたセクタプレート30と、エア側とガス側をシールするようにロータ4の外周部に沿って垂直方向に設けられたアキシャルプレート32が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなシール構造を持つ従来の回転再生式熱交換器1においては、ハウジング6に固定されたセクタプレート30とアキシャルプレート32の上を、ロータ4に取り付けられたラジアルシール22、ロータポストシール24、バイパスシール26及びアキシャルシール28が摺動し、これらのプレートとシールの機械的な接触により、リークを防止するようにしている。しかしながら、このような機械的な接触によりリークを防止する構造では、ロータ4が熱変形しプレートとシールの間の隙間が設計値と異なる状態となった場合などには、十分なシール効果が得られないという問題が発生する。
また、図7に示すように、エアバイパスリークABLの発生により、回転再生式熱交換器1の入口の低温エアAと出口の高温エアAとが混合し、その結果、このリークが無い場合と比較して、出口のエアAの温度は低下する。これにより、ボイラ18に供給される燃焼用エアAの温度が低下し、ボイラ18の熱効率がその分だけ低下するという問題もある。
【0007】
さらに、図7に示すように、ガスバイパスリークGBLの発生により、回転再生式熱交換器1における加熱流体であるガスの量が減少し、ボイラ18の熱効率がその分だけ低下するという問題もある。
そこで、本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、エアバイパスリーク又はガスバイパスリークを有効に防止することができる回転再生式熱交換器を提供することを目的としている。
また、本発明は、エアバイパスリーク又はガスバイパスリークを有効に防止してボイラの熱効率を向上させることができる回転再生式熱交換器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、中心軸の周りを回転するロータと、このロータ内に詰め込まれロータが回転することにより被加熱流体と加熱流体とが交互にその内部を通過して蓄熱と放熱を繰り返す蓄熱体と、ロータを収容するように設けられたハウジングとを有する回転再生式熱交換器において、加熱流体の一部を蓄熱体を通過する前に取り出す取出手段と、この取り出された加熱流体が被加熱流体のロータの入口圧力(Pai)以上となるまで加圧する加圧手段と、この加圧された加熱流体をロータ、被加熱流体側ハウジング、バイパスシール及びアキシャルシールに囲まれた第1空間、並びに、ロータ、加熱流体側ハウジング、バイパスシール及びアキシャルシールの間に囲まれた第2空間にそれぞれ投入するように分岐してハウジングにそれぞれ設けられた加圧流体投入通路と、この加圧流体投入通路の第2空間に加熱流体を投入する部分に設けられ加圧された加熱流体を加熱流体のロータの入口圧力(Pgi)と同程度の圧力となるように調整する調圧手段と、を有することを特徴としている。
【0009】
このように構成された本発明においては、ロータが回転することにより、蓄熱体の内部を被加熱流体(エア)と加熱流体(ガス)とが交互に通過し、蓄熱体が加熱流体の熱を蓄熱し被加熱流体に放熱する動作を繰り返して行うことにより、加熱流体(ガス)の持つ熱を被加熱流体(エア)に回収するようにしている。また、取出手段により加熱流体の一部が蓄熱体を通過する前に取り出され、この取り出された加熱流体が加圧手段により被加熱流体(エア)のロータの入口圧力(Pai)以上となるまで加圧され、加圧流体投入通路によりこの加圧された加熱流体(ガス)がロータ、被加熱流体側(エア側)ハウジング、バイパスシール及びアキシャルシールに囲まれた第1空間、並びに、ロータ、加熱流体側(ガス側)ハウジング、バイパスシール及びアキシャルシールに囲まれた第2空間のそれぞれに投入される。このとき、調圧手段(調圧弁)により、加圧された加熱流体(ガス)は加熱流体(ガス)のロータの入口圧力(Pgi)と同程度の圧力となるように調整される。その結果、その第1空間及び第2空間内の圧力が高くなり、従来発生していたエアバイパスリーク及びガスバイパスリークが有効に防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図1乃至図5を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、これらの図面において、従来技術と同一部分には同一符号を付しそれらの説明は省略する。
先ず、図1及び図2により本発明の第1実施形態を説明する。図1は本発明による回転再生式熱交換器の第1実施形態を示す一部切欠斜視図であり、図2はボイラ及び本発明による回転再生式熱交換器の第1実施形態を示す全体概略構成図である。
本発明の第1実施形態においては、回転再生式熱交換器40から出て煙突(図示せず)に流れるガスの一部を取り出すために、回転再生式熱交換器40の出口に分岐配管41が設けられている。また、この分岐配管41には、取り出されたガスを加圧するためのシールガス用ファン42が接続されている。このシールガス用ファン42の下流側にはシールガス用配管44が接続して配置され、さらに、このシールガス用配管44は、エア側のハウジング6に取り付けられその一端がロータ4とエア側のハウジング6との間に開口するシールガス投入用ダクト46に接続されている。ここで、シールガスSGは、シールガス用ファン42により加圧され、上述した入口エア圧力(Pai)以上の値に設定される。
【0011】
このように構成された第1実施形態の動作を説明する。回転再生式熱交換器40から出て煙突(図示せず)に流れるガスの一部が分岐配管41によりシールガスSGとして取り出され、シールガス用ファン42により入口エア圧力(Pai)以上の値まで加圧される。この加圧されたシールガスSGは、シールガス用配管44を経由してシールガス投入用ダクト46に到達し、このシールガス投入用ダクト46から、ロータ4、エア側のハウジング6、バイパスシール26及びアキシャルシール28により囲まれた空間内に投入される。
この結果、この空間内の圧力が高くなり、従来発生していたエアバイパスリークABLが有効に防止できる。さらに、エアバイパスリークABLが有効に防止できるため、入口の低温のエアAが出口の高温のエアAに混じることがなく、そのため、出口のエアAの温度を高温となり、ボイラの熱効率を向上させることができる。
【0012】
なお、この第1実施形態においては、上記空間内のシールガスSGは、シールガス高温リークSGHLとしてエアの出口側に流出して出口のエアAに混入されるが、このときのシールガスSGの温度は、入口のエア温度よりも高温であるため、エアバイパスリークABLが発生していた従来の回転再生式熱交換器と比較して、ボイラ18の熱効率を低下させる影響は少ない。また、シールガスアキシャルリークSGALも生じるが、このリークはボイラ18の熱効率には何ら影響しない。
この第1実施形態においては、従来の回転再生式熱交換器と比較して、シールガス用ファン42等を更に設ける必要があるが、これらを設ける費用は僅かであり、ボイラ18や回転再生式熱交換器40により構成される蒸気原動所全体での熱効率は、従来のものより向上する。
【0013】
次に、本発明の第2実施形態を図3により説明する。図3は、ボイラ及び本発明による回転再生式熱交換器の第2実施形態を示す全体概略構成図である。
この第2実施形態においては、ボイラ18から排出されたガスを、回転再生式熱交換器40及び循環ガス用ファン20を設けた位置より上流側で、回転再生式熱交換器40に流入するガスの一部を分岐させて取り出すための分岐配管47が設けられている。また、この分岐配管47には取り出されたガスを加圧するためのシールガス用ファン48が接続して設けられている。このシールガス用ファン48の下流側にはシールガス用配管50が接続して配置され、さらに、このシールガス用配管50は、エア側のハウジング6に取り付けられその一端がロータ4とエア側のハウジング6との間に開口するシールガス投入用ダクト46に接続されている。ここで、シールガスSGは、シールガス用ファン48により加圧され、第1実施形態と同様に、上述した入口エア圧力(Pai)以上の値に設定される。
【0014】
このように構成された第2実施形態の動作を説明する。ボイラ18から排出されたガスの一部が、回転再生式熱交換器40及び循環ガス用ファン20を設けた位置より上流側で分岐配管47によりシールガスSGとして取り出され、シールガス用ファン48により入口エア圧力(Pai)以上の値まで加圧される。この加圧されたシールガスSGは、シールガス用配管50を経由してシールガス投入用ダクト46に到達し、このシールガス投入用ダクト46から、ロータ4、エア側のハウジング6、バイパスシール26及びアキシャルシール28により囲まれた空間内に投入される。
この結果、この空間内の圧力が高くなり、従来発生していたエアバイパスリークABLが有効に防止できる。さらに、エアバイパスリークABLが有効に防止できるため、入口の低温のエアAが出口の高温のエアAに混じることがなく、そのため、出口のエアAの温度を高温となり、ボイラの熱効率を向上させることができる。
【0015】
この第2実施形態では、シールガスSGを回転再生式熱交換器40及び循環ガス用ファン20を設けた位置より上流側の高温のガスから取り出すようにしているため、ボイラ18の熱効率は影響を受けない。
なお、この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、上記空間内のシールガスSGは、シールガス高温リークSGHLとしてエアの出口側に流出して出口のエアAに混入されるが、このときのシールガスSGの温度は、入口のエア温度よりも高温であるため、エアバイパスリークABLが発生していた従来の回転再生式熱交換器と比較して、ボイラ18の熱効率を低下させる影響は少ない。また、シールガスアキシャルリークSGALも生じるが、このリークはボイラ18の熱効率には何ら影響しない。
【0016】
さらに、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、ボイラ18や回転再生式熱交換器40により構成される蒸気原動所全体での熱効率は、従来のものより向上する。
この第2実施形態では、取り出すシールガスSGの圧力が第1実施形態の場合よりも高いので、その分、シールガス用ファン48の容量を小さくすることができる。
次に、本発明の第3実施形態を図4により説明する。図4は、ボイラ及び本発明による回転再生式熱交換器の第3実施形態を示す全体概略構成図である。
この第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態において設けられたシールガス投入ダクトを、エア側のハウジング6及びガス側のハウジング6の両方に設けるようにしている。即ち、この第3実施形態においては、ボイラ18から排出されたガスを、回転再生式熱交換器40及び循環ガス用ファン20を設けた位置より上流側で、回転再生式熱交換器40に流入するガスの一部を分岐させて取り出すための分岐配管47が設けられている。この分岐配管47には取り出されたガスを加圧するためのシールガス用ファン48が接続して設けられている。このシールガス用ファン48の下流側にはシールガス用配管50が接続して配置され、さらに、このシールガス用配管50は配管50aと50bに分岐し、配管50aはエア側のハウジング6に取り付けられその一端がロータ4とエア側のハウジング6との間に開口するシールガス投入用ダクト46に接続され、配管50bはその一端がロータ4とガス側のハウジング6との間に開口するシールガス投入用ダクト52に接続されている。ここで、配管50bには、調圧弁54が設けられており、この調圧弁54により、ガス側のハウジング6に投入されるシールガスSGの圧力が上述の入口ガス圧力(Pgi)と同程度となるように調整される。
【0017】
このように構成された第3実施形態の動作を説明する。ボイラ18から排出されたガスの一部が、回転再生式熱交換器40及び循環ガス用ファン20を設けた位置より上流側で分岐配管47によりシールガスSGとして取り出され、シールガス用ファン48により入口エア圧力(Pai)以上の値まで加圧される。この加圧されたシールガスSGの一方は、シールガス用配管50及び配管50aを経由してエア側のハウジング6に設けられたシールガス投入用ダクト46に到達し、このシールガス投入用ダクト46から、ロータ4、エア側のハウジング6、バイパスシール26及びアキシャルシール28により囲まれた空間(第1空間)内に投入される。この加圧されたシールガスSGの他方は、シールガス用配管50及び配管50bを経由して調圧弁54により入口ガス圧力(Pgi)と同程度の圧力となるように調整され、その後、ガス側のハウジング6に設けられたシールガス投入用ダクト52に到達し、このシールガス投入用ダクト52から、ロータ4、ガス側のハウジング6、バイパスシール26及びアキシャルシール28により囲まれた空間(第2空間)内に投入される。
【0018】
この結果、上述した第1空間内の圧力が高くなり、従来発生していたエアバイパスリークABLが有効に防止できる。このエアバイパスリークABLが有効に防止できるため、入口の低温のエアAが出口の高温のエアAに混じることがないため、出口のエアAの温度を高温となり、ボイラの熱効率を向上させることができる。この第3実施形態においては、さらに、上述した第2空間内の圧力も高くなり、従来発生していたガスバイパスリークGBLも有効に防止できる。このガスバイパスリークGBLが有効に防止できるため、第1及び第2実施形態のものよりも熱交換に寄与するガスの量が増大し、その分、ボイラ18の熱効率を向上させることができる。
なお、この第3実施形態においても、第1及び第2実施形態と同様に、上記第1空間内のシールガスSGは、エア側のハウジング6内においてシールガス高温リークSGHLとしてエアの出口側に流出して出口のエアAに混入されるが、このときのシールガスSGの温度は、入口のエア温度よりも高温であるため、エアバイパスリークABLが発生していた従来の回転再生式熱交換器と比較して、ボイラ18の熱効率を低下させる影響は少ない。また、シールガスアキシャルリークSGALも生じるが、このリークはボイラ18の熱効率には影響しない。さらに、第2空間内のシールガスSGは、ガス側のハウジング6内においてシールガス低温リークSGLLとしてガスの出口側に流出して出口のガスGに混入され、その後、煙突から排出される。
【0019】
この第3実施形態においても、第1及び第2実施形態と同様に、ボイラ18や回転再生式熱交換器40により構成される蒸気原動所全体での熱効率は、従来のものより向上する。
従って、第3実施形態では、エアバイパスリークABL及びガスバイパスリークGBLの両方を防止するようにしているため、第1及び第2実施形態と比較して、ボイラ18の熱効率をより大きく向上させることができる。
次に、本発明の第4実施形態を図5により説明する。図5は、ボイラ及び本発明による回転再生式熱交換器の第4実施形態を示す全体概略構成図である。この第4実施形態では、上述した第3実施形態と基本構成は同じであり、以下の点が異なっている。即ち、この第4実施形態においては、ガスの一部を取り出すために分岐配管51及び加圧用のシールガス用ファン56が循環ガス用ファン20の下流側に設けられている。この結果、取り出されたガスは、循環ガス用ファン20により既にある程度加圧されているため、シールガス用ファン56の容量を第3実施形態のものと比較してより小さくすることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の回転再生式熱交換器によれば、エアバイパスリーク又はガスバイパスリークを有効に防止することができ、さらに、ボイラの熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転再生式熱交換器の第1実施形態を示す一部切欠斜視図
【図2】ボイラ及び本発明による回転再生式熱交換器の第1実施形態を示す全体概略構成図
【図3】ボイラ及び本発明による回転再生式熱交換器の第2実施形態を示す全体概略構成図
【図4】ボイラ及び本発明による回転再生式熱交換器の第3実施形態を示す全体概略構成図
【図5】ボイラ及び本発明による回転再生式熱交換器の第4実施形態を示す全体概略構成図
【図6】従来の回転再生式熱交換器を示す一部切欠斜視図
【図7】ボイラ及び従来の回転再生式熱交換器を示す全体概略構成図
【符号の説明】
2 中心軸
4 ロータ
6 ハウジング
8 蓄熱体
18 ボイラ
20 循環ガス用ファン
26 バイパスシール
28 アキシャルシール
32 アキシャルプレート
40 回転再生式熱交換器
41,47,55 分岐配管
42,48,56 シールガス用ファン
44,50 シールガス用配管
46,52 シールガス投入用ダクト
54 調圧弁
A エア
G ガス
ABL エアバイパスリーク
GBL ガスバイパスリーク

Claims (1)

  1. 中心軸の周りを回転するロータと、このロータ内に詰め込まれロータが回転することにより被加熱流体と加熱流体とが交互にその内部を通過して蓄熱と放熱を繰り返す蓄熱体と、上記ロータを収容するように設けられたハウジングとを有する回転再生式熱交換器において、
    上記加熱流体の一部を上記蓄熱体を通過する前に取り出す取出手段と、
    この取り出された加熱流体が上記被加熱流体のロータの入口圧力(Pai)以上となるまで加圧する加圧手段と、
    この加圧された加熱流体を上記ロータ、被加熱流体側ハウジング、バイパスシール及びアキシャルシールに囲まれた第1空間、並びに、上記ロータ、加熱流体側ハウジング、バイパスシール及びアキシャルシールの間に囲まれた第2空間にそれぞれ投入するように分岐して上記ハウジングにそれぞれ設けられた加圧流体投入通路と、
    この加圧流体投入通路の上記第2空間に加熱流体を投入する部分に設けられ上記加圧された加熱流体を上記加熱流体のロータの入口圧力(Pgi)と同程度の圧力となるように調整する調圧手段と、
    を有することを特徴とする回転再生式熱交換器。
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