JP3610933B2 - Body front structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車体前部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両の車体前部構造は、従来、図6、図7に示すようになっている。
【0003】
即ち、フロントサイドメンバ1が略車両前後方向2に延設されている。このフロントサイドメンバ1の前端部分にバンパ部材3が横設され、フロントサイドメンバ1の下面側に略車両前後方向2へ向けてサブフレーム4が配設されると共に少なくともサブフレーム4の前端部がブラケット5を介してフロントサイドメンバ1の前端部近傍に連結されている。
【0004】
上記バンパ部材3は、フロントサイドメンバ1の前端部分に取付けられて衝突時に変形して衝突荷重を吸収緩和するように構成されたバンパステー6と、このバンパステー6の前端部に取付けられたバンパアマチャ7と、このバンパアマチャ7の前端部に取付けられてバンパ部材3表面を構成する樹脂製などのバンパフェィシアとを備えている。
【0005】
そして、フロントサイドメンバ1とサブフレーム4前端部との間の連結部のブラケット5よりも前方には、牽引用のロープなどを係止可能なタイダウンフック部材8がボルト9を用いて取付けられている。このタイダウンフック部材8は、フロントサイドメンバ1の前端部およびバンパ部材3の前端部よりも後方に位置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車体前部構造では、以下のような問題があった。
【0007】
即ち、フロントサイドメンバ1の前端部分にバンパステー6が取付けられて、衝突時にバンパステー6を介して入力される荷重を、フロントサイドメンバ1のみで受ける構造としていたため、フロントサイドメンバ1には多くの補強が必要となっていた。
【0008】
また、フロントサイドメンバ1に対するサブフレーム4前端部の連結部の周辺に、車幅方向へ延びる構造体などが設けられていないため、フロントサイドメンバ1内に多くの補剛部品を設定する必要があった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、衝突時の荷重をサブフレームへ効果的に分散させることができると共に、フロントサイドメンバとサブフレーム前端部との連結部の強度を向上して、フロントサイドメンバへの特別な補強や補剛部品をなくすことのできる車体前部構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、フロントサイドメンバが略車両前後方向に延設され、正面視略コ字状を呈しており、該フロントサイドメンバの上下に形成されたフランジ部には、該フロントサイドメンバを閉断面にするクロージングプレートが取付けられていると共に、該フロントサイドメンバの前端部分にバンパ部材が横設され、前記フロントサイドメンバの下面側に略車両前後方向へ向けてサブフレームが配設されると共に少なくともサブフレームの前端部が前記フロントサイドメンバの前端部近傍に連結された車体前部構造において、前記フロントサイドメンバと前記サブフレーム前端部との間の連結部にタイダウンフック部材が設けられ、該タイダウンフック部材の前記クロージングプレートの外側面に形成された上部の取付孔の内側面側には、前記フロントサイドメンバのフランジ部が配置され、該フランジ部には、該取付孔と連通して一体となって該タイダウンフック部材を取り付ける取付孔が形成されていると共に、該タイダウンフック部材は、その下部が前記サブフレーム前端部と略同一高さに配されると共に、その下部に前方へ延びる延設部を有しており、該延設部は、前記フロントサイドメンバの前端部よりも前方に位置すると共に、前記バンパ部材の前端部よりも後方に位置している車体前部構造を特徴としている。
【0011】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、タイダウンフック部材の下部がサブフレーム前端部と略同一高さに配され、且つ、タイダウンフック部材の下部の延設部が、フロントサイドメンバの前端部よりも前方に位置すると共に、バンパ部材の前端部よりも後方に位置しているため、衝突時にバンパ部材が潰れてタイダウンフック部材が衝突相手に接触すると、タイダウンフック部材は衝突相手から受けた荷重を直接的にサブフレームへと伝達することができる。よって、衝突の初期から衝突荷重がフロントサイドメンバとサブフレームとに分散され易く、衝突エネルギーを効率良く吸収することができる。よって、フロントサイドメンバの補強を従来に比べて簡略化することが可能となる。
【0012】
また、タイダウンフック部材の延設部は、バンパ部材の前端部よりも後方に位置しているため、通常時は外部に露出しにくく、よって、造形自由度に対する悪影響を抑制することができる。
【0013】
請求項2に記載された発明では、前記タイダウンフック部材は、その上部が前記フロントサイドメンバに連結されると共に、その上部が前記フロントサイドメンバの前端部よりも後方に位置している請求項1記載の車体前部構造を特徴としている。
【0014】
このように構成された請求項2にかかる発明によれば、タイダウンフック部材は、その上部がフロントサイドメンバに連結されると共に、その上部がフロントサイドメンバの前端部よりも後方に位置していることにより、衝突時で且つタイダウンフック部材が衝突相手に接触する前に、フロントサイドメンバとサブフレーム前端部との間の連結部を介してサブフレームに略前方へ向かう回転モーメントが発生し、この回転モーメントによってサブフレームに効果的に荷重を分担させることができる。
【0015】
請求項3に記載された発明では、前記延設部の前端部の位置は、衝突による変形後のバンパ部材の前端部の位置と略面一に設定されている請求項1または2記載の車体前部構造を特徴としている。
【0016】
このように構成された請求項3にかかる発明によれば、延設部の前端部の位置が、衝突による変形後のバンパ部材の前端部の位置と略面一に設定されていることにより、衝突時、バンパ部材が変形するまではタイダウンフック部材が衝突相手に接触せず、バンパ部材が変形するとタイダウンフック部材が衝突相手に接触して、衝突相手から受けた荷重を直接的にサブフレームへと伝達させるように設定することができる。
【0017】
請求項4に記載された発明では、前記フロントサイドメンバの前端部と前記サブフレーム前端部との間の連結部にフロントサスペンションが取付けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車体前部構造を特徴としている。
【0018】
このように構成された請求項4にかかる発明によれば、フロントサイドメンバの前端部と前記サブフレーム前端部との間の連結部にフロントサスペンションが取付けられていることにより、フロントサスペンションの取付剛性が高まるので、操縦安定性を向上することができる。
【0019】
請求項5に記載された発明では、前記フロントサイドメンバの前端部に対し、前記タイダウンフック部材と隣接させて、フロントサスペンション取付ボルトが配置されている請求項4記載の車体前部構造を特徴としている。
【0020】
このように構成された請求項5にかかる発明によれば、フロントサイドメンバの前端部に対し、タイダウンフック部材と隣接させて、フロントサスペンション取付ボルトが配置されることにより、特別な補剛部品を設けることなく、フロントサイドメンバを均等に高剛性化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0022】
図1〜図5は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0023】
まず、構成を説明すると、車両前部にはフロントサイドメンバ11が左右一対配設されている。このフロントサイドメンバ11は略車両前後方向12に延設されている。また、このフロントサイドメンバ11は、外向きに開いた正面視略コ字状を呈しており、このフロントサイドメンバ11の上下に形成されたフランジ部13,14には、フロントサイドメンバ11の少なくとも前端部を閉断面にするクロージングプレート15が溶接などで取付けられている。
【0024】
また、このフロントサイドメンバ11の前端部には、下方へ張出す拡大部17が設けられている。この拡大部17は、フロントサイドメンバ11を内方から覆うように取付けられた正面視略L字状のフロントサスペンションマウンティングブラケット18と、クロージングプレート15の前端部分に形成された拡張部19とで構成されている。
【0025】
更に、フロントサイドメンバ11、フロントサスペンションマウンティングブラケット18、クロージングプレート15の前端部に設けられたフランジ部23〜25にはコネクティングプレート26が溶接などで取付けられている。
【0026】
そして、一対のフロントサイドメンバ11前端のコネクティングプレート26間の部分にはバンパ部材29が横設されている。このバンパ部材29は、フロントサイドメンバ11の前端部分にボルトなどで取付けられて衝突時に変形して衝突荷重を吸収緩和するように構成されたバンパステー30と、このバンパステー30の前端部に取付けられたバンパアマチャ31と、このバンパアマチャ31の前端部に取付けられてバンパ部材29表面を構成する樹脂製などのバンパフェィシアとを備えている。
【0027】
更に、フロントサイドメンバ11の下面側に略車両前後方向12へ向けてサブフレーム34が配設されている。このサブフレーム34は、少なくとも前端部がフロントサイドメンバ11の前端部に、拡大部17に設けられたフロントサスペンションマウンティングブラケット18を介して連結されている。
【0028】
そして、フロントサイドメンバ11前端部(の拡大部17)とサブフレーム34前端部との間の連結部37に、牽引用のロープなどを係止可能なタイダウンフック部材38が設けられている。このタイダウンフック部材38は、クロージングプレート15の外側面に形成された、上部1箇所、中間部2箇所の合計3箇所の取付孔39,40にボルト41,42で固定されている。このうち、上部1箇所の取付孔39の内側面側にはフロントサイドメンバ11のフランジ部14が配置され、このフランジ部14には取付孔39と連通して一体となってボルト41を通す取付孔43が形成されている。また、中間部2箇所の取付孔40におけるクロージングプレート15の内側面側には裏当板44が溶接などによって取付けられ、この裏当板44には取付孔40と連通して一体となってボルト42を通す取付孔45が形成されている。
【0029】
なお、タイダウンフック部材38は、クロージングプレート15やフロントサスペンションマウンティングブラケット18などを介することなく、サブフレーム34に直接連結されるようにしても良い。
【0030】
このタイダウンフック部材38は、その下部がサブフレーム34前端部と略同一高さ46に配されると共に、その下部に前方へ延びる延設部47を有している。また、この延設部47は、フロントサイドメンバ11の前端部48よりも前方に位置すると共に、バンパ部材29の前端部よりも後方に位置している。
【0031】
更に、タイダウンフック部材38は、その上部がフロントサイドメンバ11の前端部48よりも後方に位置している。
【0032】
また、延設部47の前端部の位置は、衝突による変形後のバンパ部材29の前端部の位置49と略面一に設定されている(図5参照)。
【0033】
そして、フロントサイドメンバ11の前端部48とサブフレーム34前端部との間の連結部37の下部には、フロントサスペンション51が取付けられている。このフロントサスペンション51は、略車両前後方向12へ延びる左右一対のフロントサスペンションメンバ52と、このフロントサスペンションメンバ52の前端部管に横設されたクロスメンバ53とを備えた井桁状のサブフレーム54を備えている。この井桁状のサブフレーム54のフロントサスペンションメンバ52とクロスメンバ53との接続部近傍には、二重の金属筒55,56の間にゴムブッシュ57を有する軸支持部58が備えられている。
【0034】
一方、フロントサイドメンバ11およびフロントサスペンションマウンティングブラケット18の前端部底面部分にはそれぞれフロントサスペンション取付孔60,61が形成され、このフロントサスペンション取付孔60,61にフロントサスペンション取付ボルト62の上半部が挿通され溶接などにより固定されている。このフロントサスペンション取付ボルト62の中間部にはフランジ部63が形成され、このフランジ部63はフロントサスペンションマウンティングブラケット18の底面によってその下面を係止されている。そして、フロントサスペンション取付ボルト62の下半部に軸支持部58の金属筒56が外嵌され、その下端部にはストッパ64およびナット65が取付けられてる。
【0035】
この際、フロントサイドメンバ11の前端部48に対し、タイダウンフック部材38と隣接させて、フロントサスペンション取付ボルト62が配置されている。
【0036】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0037】
タイダウンフック部材38の下部がサブフレーム34前端部と略同一高さに配され、且つ、タイダウンフック部材38の下部の延設部47が、フロントサイドメンバ11の前端部48よりも前方に位置すると共に、バンパ部材29の前端部よりも後方に位置しているため、図4、図5に示すように、衝突時にバンパ部材29(バンパステー30)が潰れてタイダウンフック部材38が衝突相手に接触すると、タイダウンフック部材38は衝突相手から受けた荷重を直接的にサブフレーム34へと伝達することができる。よって、衝突の初期から衝突荷重がフロントサイドメンバ11とサブフレーム34とに分散され易く、衝突エネルギーを効率良く吸収することができる。よって、フロントサイドメンバ11の補強を従来に比べて簡略化することが可能となる。
【0038】
また、タイダウンフック部材38の延設部47は、バンパ部材29の前端部よりも後方に位置しているため、通常時は外部に露出しにくく、よって、造形自由度に対する悪影響を抑制することができる。
【0039】
そして、タイダウンフック部材38は、その上部がフロントサイドメンバ11に連結されると共に、その上部がフロントサイドメンバ11の前端部48よりも後方に位置していることにより、図4に示すように、衝突時で且つタイダウンフック部材38が衝突相手に接触する前に、フロントサイドメンバ11とサブフレーム34前端部との間の連結部37を介してサブフレーム34に略前方へ向かう回転モーメントMが発生し、この回転モーメントMによってを力Fs発生させ、サブフレーム34に効果的に荷重を分担させることができる。
【0040】
更に、延設部47の前端部の位置が、衝突による変形後のバンパ部材29の前端部の位置49と略面一に設定されていることにより、衝突時、バンパ部材29が変形するまでは図4に示すようにタイダウンフック部材38が衝突相手に接触せず、バンパ部材29が変形すると図5に示すようにタイダウンフック部材38が衝突相手に接触して、衝突相手から受けた荷重を直接的にサブフレーム34へと伝達させるように設定することができる。
【0041】
加えて、フロントサイドメンバ11の前端部48とサブフレーム34前端部との間の連結部37にフロントサスペンション51が取付けられていることにより、フロントサスペンション51の取付剛性が高まるので、操縦安定性を向上することができる。
【0042】
この際、フロントサイドメンバ11の前端部48に対し、タイダウンフック部材38と隣接させて、フロントサスペンション取付ボルト62が配置されることにより、特別な補剛部品を設けることなく、フロントサイドメンバ11を均等に高剛性化することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、タイダウンフック部材の下部がサブフレーム前端部と略同一高さに配され、且つ、タイダウンフック部材の下部の延設部が、フロントサイドメンバの前端部よりも前方に位置すると共に、バンパ部材の前端部よりも後方に位置しているため、衝突時にバンパ部材が潰れてタイダウンフック部材が衝突相手に接触すると、タイダウンフック部材は衝突相手から受けた荷重を直接的にサブフレームへと伝達することができる。よって、衝突の初期から衝突荷重がフロントサイドメンバとサブフレームとに分散され易く、衝突エネルギーを効率良く吸収することができる。よって、フロントサイドメンバの補強を従来に比べて簡略化することが可能となる。
【0044】
また、タイダウンフック部材の延設部は、バンパ部材の前端部よりも後方に位置しているため、通常時は外部に露出しにくく、よって、造形自由度に対する悪影響を抑制することができる。
【0045】
請求項2の発明によれば、タイダウンフック部材は、その上部がフロントサイドメンバに連結されると共に、その上部がフロントサイドメンバの前端部よりも後方に位置していることにより、衝突時で且つタイダウンフック部材が衝突相手に接触する前に、フロントサイドメンバとサブフレーム前端部との間の連結部を介してサブフレームに略前方へ向かう回転モーメントが発生し、この回転モーメントによってサブフレームに効果的に荷重を分担させることができる。
【0046】
請求項3の発明によれば、延設部の前端部の位置が、衝突による変形後のバンパ部材の前端部の位置と略面一に設定されていることにより、衝突時バンパ部材が変形するまではタイダウンフック部材が衝突相手に接触せず、バンパ部材が変形するとタイダウンフック部材が衝突相手に接触して、衝突相手から受けた荷重を直接的にサブフレームへと伝達させるように設定することができる。
【0047】
請求項4の発明によれば、フロントサイドメンバの前端部とサブフレーム前端部との間の連結部にフロントサスペンションが取付けられていることにより、フロントサスペンションの取付剛性が高まるので、操縦安定性を向上することができる。
【0048】
請求項5の発明によれば、フロントサイドメンバの前端部に対し、タイダウンフック部材と隣接させて、フロントサスペンション取付ボルトが配置されることにより、特別な補剛部品を設けることなく、フロントサイドメンバを均等に高剛性化することができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の側面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の接合部の縦断面図である。
【図4】実施の形態のタイダウンフック部材接触前の作動図である。
【図5】実施の形態のタイダウンフック部材接触後の作動図である。
【図6】従来例の側面図である。
【図7】図6の縦断面図である。
【符号の説明】
11 フロントサイドメンバ
12 車両前後方向
29 バンパ部材
34 サブフレーム
37 連結部
38 タイダウンフック部材
47 延設部
48 フロントサイドメンバの前端部
49 衝突による変形後のバンパ部材の前端部の位置
51 フロントサスペンション
62 フロントサスペンション取付ボルト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body front structure.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a vehicle body front structure of a vehicle such as an automobile is as shown in FIGS.
[0003]
That is, the
[0004]
The bumper member 3 is attached to the front end portion of the
[0005]
A tie-
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a conventional vehicle body front structure has the following problems.
[0007]
That is, since the
[0008]
Further, since there is no structure extending in the vehicle width direction around the connecting portion of the front end of the
[0009]
Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, to effectively distribute the load at the time of collision to the subframe, and to improve the strength of the connecting portion between the front side member and the front end portion of the subframe. Then, it is providing the vehicle body front part structure which can eliminate special reinforcement and a stiffening part to a front side member.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, in the invention described in
[0011]
According to the invention according to
[0012]
In addition, since the extended portion of the tie-down hook member is located behind the front end portion of the bumper member, it is difficult to expose to the outside during normal times, and therefore, adverse effects on the degree of freedom of modeling can be suppressed.
[0013]
In the invention described in
[0014]
According to the invention according to
[0015]
According to a third aspect of the present invention, the position of the front end of the extended portion is set substantially flush with the position of the front end of the bumper member after deformation due to a collision. It features a front structure.
[0016]
According to the invention according to claim 3 configured as described above, the position of the front end portion of the extending portion is set substantially flush with the position of the front end portion of the bumper member after deformation due to collision. At the time of collision, the tie-down hook member does not contact the collision partner until the bumper member is deformed, and when the bumper member is deformed, the tie-down hook member contacts the collision partner and directly receives the load received from the collision partner. It can be set to be transmitted to the frame.
[0017]
In the invention described in
[0018]
According to the invention according to
[0019]
The invention described in
[0020]
According to the invention according to
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described together with illustrated examples.
[0022]
1 to 5 show an embodiment of the present invention.
[0023]
First, the configuration will be described. A pair of left and right
[0024]
Further, an
[0025]
Further, a connecting
[0026]
A
[0027]
Further, a
[0028]
A tie-
[0029]
The tie-
[0030]
The lower portion of the tie-
[0031]
Further, the upper portion of the tie-
[0032]
Further, the position of the front end portion of the extending
[0033]
A
[0034]
On the other hand, front
[0035]
At this time, the front
[0036]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0037]
The lower portion of the tie-
[0038]
In addition, since the extended
[0039]
The upper portion of the tie-
[0040]
Furthermore, since the position of the front end portion of the extending
[0041]
In addition, since the
[0042]
At this time, the front
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention of
[0044]
In addition, since the extended portion of the tie-down hook member is located behind the front end portion of the bumper member, it is difficult to expose to the outside during normal times, and therefore, adverse effects on the degree of freedom of modeling can be suppressed.
[0045]
According to the invention of
[0046]
According to the invention of claim 3, the bumper member at the time of collision is deformed by setting the position of the front end portion of the extending portion to be substantially flush with the position of the front end portion of the bumper member after deformation due to collision. Until the tie-down hook member does not contact the collision partner, when the bumper member is deformed, the tie-down hook member contacts the collision partner and the load received from the collision partner is transmitted directly to the subframe. can do.
[0047]
According to the fourth aspect of the present invention, since the front suspension is attached to the connecting portion between the front end portion of the front side member and the front end portion of the subframe, the mounting rigidity of the front suspension is increased. Can be improved.
[0048]
According to the fifth aspect of the present invention, the front suspension mounting bolt is disposed adjacent to the tie-down hook member with respect to the front end portion of the front side member. A practically beneficial effect that the members can be equally high in rigidity can be exhibited.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of FIG. 1;
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a joint portion in FIG. 1;
FIG. 4 is an operation diagram before contacting the tie-down hook member according to the embodiment.
FIG. 5 is an operation diagram after contact of the tie-down hook member according to the embodiment.
FIG. 6 is a side view of a conventional example.
7 is a longitudinal sectional view of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記フロントサイドメンバと前記サブフレーム前端部との間の連結部にタイダウンフック部材が設けられ、該タイダウンフック部材の前記クロージングプレートの外側面に形成された上部の取付孔の内側面側には、前記フロントサイドメンバのフランジ部が配置され、該フランジ部には、該取付孔と連通して一体となって該タイダウンフック部材を取り付ける取付孔が形成されていると共に、
該タイダウンフック部材は、その下部が前記サブフレーム前端部と略同一高さに配されると共に、その下部に前方へ延びる延設部を有しており、
該延設部は、前記フロントサイドメンバの前端部よりも前方に位置すると共に、前記バンパ部材の前端部よりも後方に位置していることを特徴とする車体前部構造。The front side member extends substantially in the vehicle front-rear direction and has a substantially U-shape when viewed from the front. A flange plate formed on the top and bottom of the front side member has a closing plate with the front side member closed. Is mounted on the front end of the front side member , and a sub-frame is disposed on the lower surface of the front side member in the vehicle front-rear direction and at least the front end of the sub-frame. In the vehicle body front part structure in which the part is connected in the vicinity of the front end part of the front side member,
A tie-down hook member is provided at a connecting portion between the front side member and the front end portion of the sub-frame, and an inner side surface of an upper mounting hole formed on the outer surface of the closing plate of the tie-down hook member. The flange portion of the front side member is disposed, and the flange portion is integrally formed with a mounting hole for connecting the tie-down hook member in communication with the mounting hole.
The lower portion of the tie-down hook member is arranged at substantially the same height as the front end portion of the subframe, and has an extending portion extending forward at the lower portion thereof.
The vehicle body front structure according to claim 1, wherein the extending portion is positioned forward of the front end portion of the front side member and is positioned rearward of the front end portion of the bumper member.
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