JP3610110B2 - 医療用マニピュレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、腹壁等の体壁に挿入孔を開け、この挿入孔を通じてマニピュレータに搭載した内視鏡や処置具等の手術器械を体腔内に挿入することにより体腔内での様々な処置を行う経皮的内視鏡下外科手術において用いられる医療用マニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、経皮的内視鏡下外科手術が行われているが、こうした術式は大きな切開を要しない低侵襲なものとして例えば胆のう摘出手術や肺の一部を摘出除去する手術等で広く行われている。
また、この種の内視鏡下外科手術において内視鏡や処置具等の手術器械を搭載し、遠隔操作によりその手術器械を操作し、体内部位の手術を術者に代わって行う手術用マニピュレータ装置が、未公開の特願平5−274405号明細書で知られている。この手術用マニピュレータ装置には体内に挿入する手術用器具として内視鏡を備えた観察用マニピュレータと複数の処置用マニピュレータとがあり、これらの各マニピュレータは別々のものとして個別的に独立して設けられる。また、それらを操作する手段も観察用マニピュレータを操作するための3次元位置センサを設けたHMD(ヘッドマウントディスプレイ)と、各処置用マニピュレータを操作するための複数のマスターアームがそれぞれ独立して個別的に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した特願平5−274405号明細書では、体内に挿入する観察用マニピュレータと同じく体内に挿入する複数の処置用マニピュレータがそれぞれ別々のものとして独立した構成になっており、また、それらを遠隔操作する操作手段であるHMDと複数のマスターアームもそれぞれ個別的に独立した構成になっている。
【0004】
そこで、この手術用装置を使用する際には、操作手段のHMDとマスタアームを操作したときに、これに対応する観察用マニピュレータと処置用マニピュレータが等しい向きで動作するようにしなければならない。観察用マニピュレータと処置用マニピュレータの位置関係に合せてHMDとマスターアームの位置関係を同じくするため、使用開始の都度、釦やレバーまたはキーボード等で位置関係を調節しなければならなかった。しかし、この手術用装置を使う度に、このような準備をするのは非常に煩わしい。
【0005】
本発明は前記課題に着目してなされたもので、その目的とするところはマスターマニピュレータ側と処置側のスレーブマニピュレータとの対応する位置関係が常に等しくなり、それらの操作性がよい医療用マニピュレータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段および作用】
本発明は、処置用内視鏡とこれを支持する移動用マニピュレータとからなるスレーブマニピュレータと、移動操作用マスターアームとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)用アームと2つの処置手段操作用アームとからなるマスターマニピュレータと、それらを制御する制御手段とを備えた医療用マニピュレータにおいて、前記処置用内視鏡は内視鏡の挿入部の先端に設けられた固体撮像素子からなる観察手段とその挿入部の左右に設けた2つの処置手段と、前記挿入部を上下左右に湾曲する湾曲部と、この湾曲部の湾曲動作を駆動するための駆動手段を備える。前記各処置手段は前記内視鏡の挿入部に沿って同じ向きで延び並べて配置されその自身の長手方向の2箇所に湾曲部を設けた回転可能な腕部とこの腕部の先端に設けられた処置用グリッパと前記腕部の湾曲および回転と処置用グリッパの回転を駆動するエンコーダ付きモータを備えている。また、前記移動用マニピュレータは前記処置用内視鏡を支持し、複数の直動または回転の軸を有し、各軸に駆動手段を備え、前記処置用内視鏡の先端部の位置及び向きが変更可能になっている。また、前記移動用マスターアームは、複数の回転軸を有し、各軸に角度検出手段を備えている。また、前記HMD用アームは、移動用マスターアームに取り付けられ、角度検出手段を備えた複数の回転軸を有し、その先端には前記固体撮像素子で撮像した画像を表示するHMDを有している。また、前記処置手段用アームは移動用マスターアームに取り付けられ、角度検出手段を備えた複数の回転軸を有し、その先端には角度検出手段を備えた操作用グリッパを有する。また、前記制御手段は、移動用マスターアームの各軸の角度検出手段の角度を検出して、移動用マニピュレータが対応して動くよう制御し、HMD用アームに設けられた角度検出手段を検出して、これに対応して観察手段の上下左右の湾曲が動作するように制御し、左の処置手段用アームに設けられた角度検出手段と操作用グリッパの角度検出手段を検出し、これに対応して左の処置手段の湾曲、回転、及び処置用グリッパの開閉が動作するように制御し、右の処置手段用アームに設けられた角度検出手段とグリッパの角度検出手段を検出し、これに対応して右の処置手段の湾曲、回転、及び処置用グリッパの開閉が動作するように制御する。これらを備えたことを特徴とする医療用マニピュレータである。
【0007】
本発明によれば、クレームの構成をとることにより、マスターマニピュレータ側のHMDと処置具操作部の位置関係と、スレーブマニピュレータ側の内視鏡先端と処置具の先端の位置関係が常に等しくすることができ、しかも内視鏡先端がHMDの動き通りに動き、処置具が処置具操作部の通りに動き操作しやすい。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
(構成)
図1は医療用マニピュレータシステムの全体的な構成を概略的に示し、この医療用マニピュレータシステムはスレーブマニピュレータ1とマスターマニピュレータ2と両マニピュレータ1,2の関連動作を制御するための制御装置3とを備えている。
【0009】
前記スレーブマニピュレータ1は手術器械4とこれを支持する移動用マニピュレータ(ロボット)5を備える。手術器械4は移動用マニピュレータ5のアーム先端に対して着脱自在に搭載される。ここでの手術器械4は立体式内視鏡6と一対の処置手段としての一対の把持鉗子7a,7bとからなる。内視鏡6における挿入部8と一対の把持鉗子7a,7bは共通のシース9の内部に挿通されて同じ向きで配置されることにより一体的なユニットとして構成されている。すなわち一対の処置具7a,7bの腕部は内視鏡6の挿入部8に沿うとともにその挿入部8の左右の位置に隣接して並んで配置されている。図1で示すように手術器械4用シース9は患者の体壁aに形成した挿通孔bを通じて体腔cの内部に挿入される。そして、前記手術器械4においての内視鏡6と把持鉗子7a,7bの先端部分は略同じ向きで体腔c内に突き出すように設置されるようになっている。
【0010】
ところで、前記内視鏡6はシース9の先端から突き出す挿入部8の先端側途中部分に自由度が2の湾曲部11を設けてなり、この湾曲部11は上下方向B1と左右方向B2の2方向に湾曲することにより先端部12の向きを上下左右に変向するようになっている。
【0011】
内視鏡6の先端部12には左右一対の照明窓13と左右一対の観察窓14が設けられていて、この照明窓13から体腔c内の視野に照明光を照射する。そして、視野内を左右一対の観察窓14を通じて観察する。各観察窓14の内側にはCCD等の固体撮像素子がそれぞれ設置されており、各固体撮像素子は図示しないカメラコントロール回路によって駆動制御され、各観察窓14を通じて得られるそれぞれの視野を撮像する。
【0012】
また、左右の各把持鉗子7a,7bにおいて、シース9から突き出す腕部の途中でその長手方向の2箇所には湾曲部15,16を設けられ、第1の湾曲部15はC1方向に湾曲し、第2の湾曲部16はC2方向の湾曲が行われる。第1の湾曲部15が湾曲するC1方向と第2の湾曲部16が湾曲するC2方向とは通常の動作において同一の面内で互いに異なる向き、例えば互いに直角な向きに湾曲するようになっている。また把持鉗子7a,7bにおいて、シース9から突き出す腕部はその基端側に設けた回転部17によって自軸まわりのC3方向の回転も可能である。把持鉗子7a,7bの腕部先端には処置作業用のグリッパ18が設けられている。つまり、把持鉗子7a,7bは内視鏡6の挿入部8の軸に対して左右対称の構造をとり、同様の自由度を有している。
【0013】
処置用内視鏡6はその後端に駆動部19が設けられており、この駆動部19にはエンコーダ付き電磁モータ(図示しない)を備え、この駆動力を例えばワイヤー(図示しない)等によって、前記内視鏡6の湾曲部11の湾曲と、把持鉗子7a,7bの湾曲部15,16の湾曲やその腕部の回転、グリッパ18の開閉などの処置動作を駆動可能となっている。図2(a)はこのような手術器械4の各部における対偶関係を概略的に示すものである。
【0014】
一方、前記移動用マニピュレータ5はベッドサイドに設置される支持機構であり、次に述べる如く、直動および回転の自由度を有する複数の軸を備えた多関節アーム構造で構成されている。つまり、これは基部20、水平旋回方向A1と垂直移動方向A2に動作する第1の動作軸21、この第1の動作軸21に対して水平方向A3に移動しかつ自軸周りの旋回方向A4に回転可能な第2の動作軸22とを備えてなり、さらに第2の動作軸22の先端にはその軸方向に直交した旋回方向A5とその旋回方向A5の軸に直交する軸まわりの旋回方向A6に回転可能な器具装着部材23が取り付けられている。この器具装着部材23に対して前記手術器械4のシース9を挿通し、その状態で手術器械4が支持されるようになっている。この移動用マニピュレータ5のリンク機構の対偶関係を前記各方向A1〜A6と対応させた同一符号で概念的に示せば、図3(a)で示すようになる。この移動用マニピュレータ5の各軸には各方向に駆動する電磁モータ等のアクチュエータ(図示せず)とその回転角を検出するアブソリュート型エンコーダ(図示せず)および減速機(図示せず)がそれぞれ設けられている。
【0015】
また、内視鏡6と一対の把持鉗子7a,7bからなる手術器械4のユニットは、移動用マニピュレータ5の先端に設けられた器具装着部材23に対して着脱可能な状態で取り付けられる。このスレーブマニピュレータ1の着脱部分の構成は図4(a)に示される。すなわち、器具装着部材23には手術器械4を保持するシース9の基部を挿入して装着する取付け孔25が設けられ、シース9の基部外周にはナット26の雌ねじ27をねじ込むための雄ねじ部28を形成してなり、器具装着部材23にシース9の基部を嵌め込んでナット26を締め付けることにより移動用マニピュレータ5の先端とその内視鏡6側を結合し、また離脱可能となっている。
【0016】
一方、操作手段のマスターマニピュレータ2は移動用マスターアーム31と、これの先端に設けられたHMD用アーム32及び一対の処置手段操作用アーム33a,33bとによって構成されている。前記移動用マスターアーム31はリンク機構から構成されており、手術室の壁部や架台等の基台34に取り付けられその軸まわりのD1方向に回転する第1の軸部材36と、この第1の軸部材36の先端に関節37を介してD2方向に回転するように連結された第2の軸部材38と、この第2の軸部材38の先端に関節39を介してD3方向に回転するように連結された第3の軸部材40と、この第3の軸部材40の先端にD4方向に回転するように連結された装着用先端部材41を連結してなる。この移動用マスターアーム31のリンク機構の関節はこれに対応した各回転方向A1〜A6と同一符号で概念的に示せば、図3(b)で示すようになる。また、これらの各回転軸部分にはその回転角度を検出可能なようにエンコーダ42がそれぞれ取り付けられていて、これの検出データによって移動用マスターアーム31の先端の位置と向きとを検出可能になっている。
【0017】
前記HMD用アーム32は2つの回転関節51,52を持つアーム53とこのアーム53の先端に固定された表示手段としてのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)54とによって構成されている。このアーム53の回転関節51,52の回転方向E1,E2は図2(b)で示すように互いに直交する向きにあり、それぞれにはエンコーダ55,56が設けられ、そのHMD54の各回転方向E1,E2の回転量をそれぞれ検出可能になっている。
【0018】
また、一方の処置手段操作用アーム33aは3つの回転関節61,62,63を持つアーム64と、そのアーム64の先端に設けられた開閉可能な操作用グリッパ65によって構成されている。各回転関節61,62,63によってそれぞれF3,F1,F2の3つの方向への動きが可能になっている。また、3つの回転関節61,62,63とグリッパ65にはそれぞれエンコーダが設けられ、その各回転関節61,62,63の回転角度やグリッパ65の開き角度がそれぞれ検出可能になっている。他方の処置手段操作用アーム33bは一方の処置手段用アーム33aに対して前記回転方向D4の回転軸に対して左右対称の構造をとり、その両者の構成は同様であるため、他方の処置手段操作用アーム33bの説明を省略する。
【0019】
前記HMD用アーム32と一対の処置手段操作用アーム33a,33bとは同じ連結基部66に対して取り付けられる操作ユニットを構成しており、その連結基部66は移動用マスターアーム31の先端部材41に対して着脱可能な状態で取着される。この着脱部の構成を図4(b)で示す。移動用マスターアーム31の先端部材41はその先端面中央に係合突起67を設けると共にナット68を回転自在に係着してある。一方、前記HMD用アーム32と一対の処置手段操作用アーム33a,33bの操作ユニットを取り付けた同じ連結基部66の基端面には前記係合突起67を嵌め込む孔69が形成され、さらに連結基部66の外周には前記ナット68の雌ねじ68aをねじ込む雄ねじ70が設けられている。そして、移動用マスターアーム31の先端部材41に連結基部66を突き合わせて係合突起67を孔69に嵌め込むとともに前記ナット68を雄ねじ70にねじ込むことにより両者を結合し、また離脱可能になっている。
【0020】
次に、前記スレーブマニピュレータ1とマスターマニピュレータ2の関連動作を制御する制御装置3の構成を説明する。図1で示すように制御装置3は第1の制御装置71、第2の制御装置72、第3の制御装置73からなる。第1の制御装置71は移動用マスターアーム31の各エンコーダ42と電気的に接続され、そのエンコーダ42により回転角を検出することにより、移動用マスターアーム31の先端の位置を検出することができる。さらに第1の制御装置71は移動用マニピュレータ5の各電磁モータとこのモータに付いているエンコーダと電気的に接続され、そのエンコーダで移動量を検出しながらそのモータを駆動し、移動用マニピュレータ5の位置を決めることが可能である。
第2の制御装置72は、HMD用アーム32の各エンコーダ55,56と電気的に接続され、このエンコーダ55,56の回転角を検出することにより、HMD54の向きを検出することができる。さらに第2の制御装置72は駆動部19内に設けられたモータと、このモータに付いているエンコーダと電気的に接続され、エンコーダで移動量を検出しながらモータを駆動できるので、指定された方向に処置用内視鏡6の湾曲部11を湾曲させることが可能である。
【0021】
第3の制御装置73は処置手段操作用アーム33a,33bの各エンコーダ74と電気的に接続され、このエンコーダの回転角を検出することにより、グリッパの向きと位置およびその開閉角度を検出することができる。さらに第3の制御装置73は駆動部19内に設けられた処置手段駆動用の各電磁モータと、このモータに付いているエンコーダと電気的に接続され、エンコーダで移動量を検出しながらそのモータを駆動できるので、処置手段の位置と方向等を決めることが可能である。
【0022】
また、前記内視鏡6の左のCCDの出力は図示しないビデオプロセッサによりTV信号に変換され、HMD54の左目の表示部の例えばLCDにその映像を表示することが可能になっている。また、右のCCDの出力は図示しないビデオプロセッサによりTV信号に変換され、HMD54の右目の表示部の例えばLCDにその映像を表示することが可能になっている。
(作用)
次に、前述した医療用マニピュレータシステムを使用する際の作用について説明する。
まず、術者80はHMD54を頭にかぶり、左手で左のグリッパ65を持ち、右手で右のグリッパ65を持つ。このとき、術者80はHMD54により内視鏡6により得られた体腔内の映像を立体視することができる。
【0023】
ついで、術者80が患部を観察するための動作を説明する。術者80がその頭部の位置を変えると、その位置の変化を移動用マスターアーム31の各軸のエンコーダ42が検知し、第1の制御装置71はこれにより移動用マスターアーム31の先端位置を計算し、これに対応して内視鏡6における挿入部8の先端の位置が動くようにスレーブ側の移動用マニピュレータ5の各電磁モータを制御する。このとき、図3(a)に示す座標系81と、図3(b)に示す座標系82とがそれぞれ対応するように制御を行う。
【0024】
術者80が首の向きを変えると、HMD用アーム32のエンコーダ55,56がこの動きを検出し、第2の制御装置72はHMD54の回転E1,E2と、内視鏡6の湾曲B1,B2が1対1に対応して動くように駆動部19内の図示しないエンコーダ付きモータを制御する。これらにより、処置用内視鏡6の位置及び向きが、術者80の頭の位置及び向きに対応して動くので、術者80はその頭の位置や向きを変えることによって患部に処置用内視鏡6を誘導し、様々な角度から患部を立体的に観察することが可能になる。
【0025】
次に、術者80が処置するときの動作を説明する。術者80が、例えば右の操作用グリッパ65の位置を変えたり、そのグリッパ65を開閉させたときの動きを処置手段操作用アーム33aの各関節61,62,63等に設けられたエンコーダ74が検知し、第3の制御装置73は右の処置手段操作用アーム33aの回転F1,F2,F3と、右の把持鉗子7aの回転C1、C2、C3が1対1に対応し、さらに操作用グリッパ65の開閉F4が、右の処置用グリッパ18の開閉C4の開閉量と一致して動作するように駆動部19内の図示しないエンコーダ付きモータを制御する。また、第3の制御装置73cは左の処置手段操作用アーム33bと右の処置用把持鉗子7bも同様に1対1に対応して動くように、駆動部19内の図示しないエンコーダ付きモータを制御するが、右側と同様のため、これの説明は省略する。このように術者80の手の動きと処置具の動きが1対1に対応するので、術者80はHMD54の映像を観察しながら、例えば左の把持鉗子7bで患部を押さえ、右の把持鉗子7aで患部の剥離を行うなどの動作が可能である。
【0026】
また、スレーブマニピュレータ1の処置用内視鏡6は把持鉗子7a,7bと手術器械4として一体的にユニット化され、またマスターマニピュレータ2のHMD用アーム32と処置手段操作用アーム33a,33bも操作部として一体的にユニット化される。そして、各ユニットがそれぞれ着脱自在なので、例えば剥離をするときは剥離に最適の、縫合するときは縫合に最適の内視鏡及び処置具と、これに対応したマスターマニピュレータが使用可能になる。
[付記]
(1)特許請求の範囲に記載の内容の医療用マニピュレータ。
【0027】
(2)スレーブマニピュレータにおける処置用内視鏡及び複数の処置手段をユニットとし、これと移動用マニピュレータとの間を着脱する機構を設け、さらにマスターマニピュレータにおけるHMD用アーム及び2つの処置手段用アームをユニットとし、これと移動操作用マスターアームとの間を着脱する機構を設けたことを特徴とする第2項に記載の医療用マニピュレータ。これによれば、スレーブマニピュレータの処置用内視鏡と、マスターマニピュレータのHMD用アームと処置手段用アームが、それぞれ着脱可能になることにより、手技に応じた最適の処置用内視鏡とマスターアームが選択使用できる。これによれば、移動用マスターアームにより移動用マニピュレータの制御と、HMD用アームによる立体内視鏡の制御と、処置手段用アームによる2つの処置具の制御がそれぞれ独立しているため、各部分ごとで制御が完結している。これにより、制御装置の構成を簡略化できる。
【0028】
(3)制御手段は、第1の制御手段と第2の制御手段と第3の制御手段とからなり、第1の制御手段は移動用マスターアームの各角度検出手段を検出し、移動用マニピュレータがこれに対応して動作するように制御し、第2の制御手段はHMD用アームの角度検出手段を検出し、内視鏡の湾曲がこれに対応して動作するように制御し、第3の制御手段は左右の処置用アームの角度検出手段を検出し、左右の処置手段がこれに対応して動作するように制御することを特徴とする第1項または第2項に記載の医療用マニピュレータ。これによれば、移動用マスターアームにより移動用マニピュレータの制御と、HMD用アームによる立体式内視鏡の制御と、処置手段用アームによる2つの処置具の制御がそれぞれ独立しているため、各部分ごとで制御が完結している。これにより、制御装置の構成を簡略化できる。
【0029】
(4)前記処置用内視鏡の観察手段には、左右2つの固体撮像素子が設けられ、前記HMDは左目用表示部と右目用表示部にそれぞれ前記2つの固体撮像素子で撮像した画像をそれぞれ個別的に表示することを特徴とする第1項、第2項または第3項に記載の医療用マニピュレータ。これによれば、術者はHMDによって体腔内の立体画像を得ることができるので、より臨場感のある環境で、内視鏡下手術が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、マスターマニピュレータ側のHMDと処置具操作部の位置関係と、スレーブマニピュレータ側の内視鏡先端と処置具の先端の位置関係が常に等しく、内視鏡の先端が術者の頭の動き通りに動き、処置具が手の動き通りに動くことにより、術者はあたかも体腔内にいるような臨場感の中で、内視鏡下手術が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る医療用マニピュレータシステムの全体的な構成を概略的に示す説明図。
【図2】(a)は前記医療用マニピュレータシステムにおけるマスターマニピュレータの手術器械の対偶関係を示す説明図、(b)は前記医療用マニピュレータシステムにおけるHMD用アームと処置手段用アームの対偶関係を示す説明図。
【図3】(a)は前記スレーブマニピュレータにおける移動用マニピュレータの対偶関係を示す説明図、(b)は前記マスターマニピュレータにおける移動用マスターアームの対偶関係を示す説明図。
【図4】(a)は手術器械のユニットの着脱部の断面図、(b)は前記HMD用アームと一対の処置手段用アームのユニットの着脱部の断面図。
【符号の説明】
1…スレーブマニピュレータ、2…マスターマニピュレータ、3…制御装置、4…手術器械、5…移動用マニピュレータ、6…処置用内視鏡、7a,7b…把持鉗子、8…挿入部、9…シース、23…器具装着部材、25…取付け孔、26…ナット、27…雌ねじ、28…雄ねじ、31…移動用マスターアーム、32…HMD用アーム、33a,33b…処置手段操作用アーム、41…先端部材、66…連結基部、67…係合突起、68…ナット、69…孔、70…雄ねじ。

Claims (1)

  1. 処置用内視鏡とこれを支持する移動用マニピュレータとからなるスレーブマニピュレータと、移動操作用マスターアームとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)用アームと2つの処置手段操作用アームとからなるマスターマニピュレータと、それらを制御する制御手段とを備えた医療用マニピュレータにおいて、前記処置用内視鏡は内視鏡の挿入部の先端に設けられた固体撮像素子からなる観察手段とその挿入部の左右に設けた2つの処置手段と、前記挿入部を上下左右に湾曲する湾曲部と、この湾曲部の湾曲動作を駆動するための駆動手段を備える。前記各処置手段は前記内視鏡の挿入部に沿って同じ向きで延び並べて配置されその自身の長手方向の2箇所に湾曲部を設けた回転可能な腕部とこの腕部の先端に設けられた処置用グリッパと前記腕部の湾曲および回転と処置用グリッパの回転を駆動するエンコーダ付きモータを備えている。また、前記移動用マニピュレータは前記処置用内視鏡を支持し、複数の直動または回転の軸を有し、各軸に駆動手段を備え、前記処置用内視鏡の先端部の位置及び向きが変更可能になっている。また、前記移動用マスターアームは、複数の回転軸を有し、各軸に角度検出手段を備えている。また、前記HMD用アームは、移動用マスターアームに取り付けられ、角度検出手段を備えた複数の回転軸を有し、その先端には前記固体撮像素子で撮像した画像を表示するHMDを有している。また、前記処置手段用アームは移動用マスターアームに取り付けられ、角度検出手段を備えた複数の回転軸を有し、その先端には角度検出手段を備えた操作用グリッパを有する。また、前記制御手段は、移動用マスターアームの各軸の角度検出手段の角度を検出して、移動用マニピュレータが対応して動くよう制御し、HMD用アームに設けられた角度検出手段を検出して、これに対応して観察手段の上下左右の湾曲が動作するように制御し、左の処置手段用アームに設けられた角度検出手段と操作用グリッパの角度検出手段を検出し、これに対応して左の処置手段の湾曲、回転、及び処置用グリッパの開閉が動作するように制御し、右の処置手段用アームに設けられた角度検出手段とグリッパの角度検出手段を検出し、これに対応して右の処置手段の湾曲、回転、及び処置用グリッパの開閉が動作するように制御する。これらを備えたことを特徴とする医療用マニピュレータ。
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