JP3609354B2 - 鉄道車両用構体 - Google Patents

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  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両用構体に関し、特に、アルミニウム製の外板パネルを用いるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両用構体には、車両自体および乗客による荷重、加えて気密構体の場合には気密荷重が負荷され、その外板パネルに引張、圧縮、剪断、曲げ等の力が作用する。また、鉄道車両用構体では、複数の外板パネルを接続して構体全体を組み立てるのであるが、その外板パネルの接続部にも同様の力が作用するので、その力に耐える接続構成のものが必要とされる。
【0003】
また、外板パネルは、自然環境下に晒されるので、その接続部は、水漏れ防止のための水密性能、加えて気密構体の場合には空気漏れ防止のための気密性能を備える必要がある。
【0004】
一方、近年では、車両の高速化や軽量化を図るために、アルミニウム製の外板パネルを用いた車両用構体が多く採用されている。その一例を、図7〜図9により説明する。なお、図7は構体の外板パネルの概要構成を示す横断面図、図8は構体全体の概要構成を示す横断面図、図9は外板パネルの接続部の構成を示す図であって、図9(a)は図8のハ部拡大図、図9(b)は図9(a)のB−B矢視断面図である。
【0005】
図7に示すように、一般に、アルミニウム製の外板パネル21は、複数のストリンガ22aを一体に押出成型したアルミニウム材からなる複数の押出型材22を、摩擦攪拌接合によって、互いの長手方向側端縁同士を結合することで広幅に形成され、その構成のもとで、図8に示すように、屋根用の外板パネル21−I、側面用の外板パネル21−IIおよび底面用の外板パネル21−IIIとして、構体20に組み込まれる。なお、図8において、Fは構体全体の外郭形状および剛性を保持するための構体フレーム、bは床板を支持するための床ビーム、Sは床ビームbを支持するためのステイである。
【0006】
そして、各外板パネル21は、図8のイ部拡大断面図である図9(a)に示すように、それぞれの側辺同士を突き合わさせ、その裏面側にアルミニウム帯板からなるスプライスプレート23を配して、これらをリベット24によって車両の長手方向に沿って締結することで、つまりスプライスプレート23を介して互いに接続されることで構体20として組み立てられる。
【0007】
また、その接続部と構体フレームFとの交差部においては、図9(a)に示すように、構体フレームF側にスプライスプレート23の厚さおよび幅に対応する凹部(スニク)を形成し、その構体フレームFとスプライスプレート23および外板パネル21を、リベット24で一体に締結される。
【0008】
ここで、外板パネル21の接続部は、気密荷重による曲げモーメントの少ない部位に設定される。また、外板パネル21のストリンガ22aは、図9(a)(b)に示すように、ストリンガグリップ25を介して構体フレームFに接続され、これら構成によって気密荷重を分散賦課させて、締結用のリベット24に大きな軸力が作用することを防いでいる。また、ここでは図示を省略したが、スプライスプレート23の両側端面と外板パネル21との間、および外板パネル21の突合せ部の間隙にシール材を盛り、これによって接続部の水密および気密を保持するものとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の構体では、先ず、外板パネルを接続するために、別途スプライスプレートを準備する必要がある。また、各外板パネルの両側端縁部それぞれをスプライスプレートにリベット締結する必要があるので、その接続には、多くの工数を要するものとなる。更に加えて、接続部の水密および気密シールは、スプライスプレート端面と外板パネル面にシール材を盛るものであるため、剥離・脱落等が生じることのない確実な水密および気密性能を保持するためには、シール施工面の清浄化等の下準備および事後の確認等に比較的多くの工数が必要になる、などの解決すべき課題が残されている。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、負荷される応力に耐える構造強度を保持してなお、外板パネルの接続に要する工数を低減できる構成の鉄道車両用構体、更に加えて、外板パネルの接続部の水密および気密性能を容易かつ確実に保持することのできる構成の鉄道車両用構体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る鉄道車両用構体は、複数のシングルスキン構造の押出型材の長手方向側端縁同士を摩擦攪拌接合によって結合することで広幅の外板パネルを形成すると共に、複数の外板パネルを、互いの側辺部同士をスプライスプレートを用いて車両の長手方向に沿ってリベット締結することで、接続して構体フレームと一体に組み立ててなる鉄道車両用構体において、
前記押出型材はそれぞれの内面側に一体にストリンガが押出成型されると共に、前記外板パネルの一方の側辺に位置する押出型材は、スプライスプレートが、前記外板パネルを延長する方向に延びるように一体に押出成型されており、
前記外板パネルは前記ストリンガを介して前記構体フレームに接続される一方、前記構体フレームの、前記外板パネル同士の接続部と交差する部位に、その接続部の幅および厚さに対応する切欠きが設けられ、
さらに、前記スプライスプレートの、前記スプライスプレートにリベット締結される押出型材との接触面、または、前記スプライスプレートにリベット締結される押出型材の、前記スプライスプレートとの接触面に、シール溝が一体に押出成型されている構成とする。ここで、押出型材には通常アルミニウム材が用いられる。
【0012】
請求項1記載の鉄道車両用構体によれば、外板パネルと一体化したスプライスプレートを、隣接して配された他の外板パネルの側辺部に重ねてリベット締結するので、前述の従来技術と比べて、接続に必要なスプライスプレートの幅を小さくして、リベット締結数を少なくすることができる。しかも、外板パネルからスプライスプレートへの荷重伝達をスムーズに行なわせて応力の集中を防ぐことができるので、接続部の構造強度をより高めることができる。
【0014】
また、外板パネルを、その外板パネルに一体成型した複数のストリンガを介して構体フレームに接続して、これらに気密荷重を分散賦課させる一方、構体フレームの、外板パネルの接続部と交差する部位に切欠きを設けることで、前述の従来技術のように、リベットを介して外板パネルが構体フレームに締結されることを回避し、これによって、締結用のリベットに軸力が作用することを、より効果的に防ぐことができる。
【0016】
さらに、外板パネルの一方の側辺のスプライスプレート、または、他方の側辺に成型したシール溝にシール材を充填することで、接続部の水密および気密を保持する。このとき、シール材は、シール溝と相手側面との間の閉ざされた空間に充填されるので、剥離や脱落等を生じることなく、保有するシール特性を十二分に発揮して、外板パネルの接続部、つまり構体の水密および気密性能を確実に保持することができる。
【0017】
請求項2記載の鉄道車両用構体のように、さらに、前記スプライスプレート、または、前記スプライスプレートにリベット締結される押出型材は、前記シール溝と側端縁との間を僅かに減肉させて押出成型されることで、前記シール溝から側端縁までの間に接続相手側との間に、そのシール溝に過剰充填されたシール材を逃がす間隙が形成されている構成とすることができる。
【0018】
請求項2記載の鉄道車両用構体によれば、シール溝から側端縁間の面と接続相手側の面との間に形成した間隙によって、シール溝に過剰充填されたシール材を逃がすことで、シール材の充填量を調整する。なお、施工時には、シール材をやや過剰に充填することでシールの確実性を得る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0020】
図1、図2および図3は、本発明に係る鉄道車両用構体の一実施の形態を示し、図1は構体の外板パネルの概要構成を示す横断面図、図2は構体全体の概要構成を示す横断面図、図3は外板パネルの接続部の構成を示す図であって、図3(a)は図2のイ部拡大図、図3(b)は図3(a)のA−A矢視断面図である。
【0021】
図1に示す本例構体の外板パネル1(シングルスキン構造)は、複数のストリンガ2aを一体に押出成型したアルミニウム材からなる複数の押出型材を、摩擦攪拌接合(図1のW参照)によって、互いの長手方向側端縁同士を結合することで広幅に形成されている。また、その一方の側辺に位置させる押出型材2´には、本体部の厚さと同寸法で内側に段差を付けられた帯板状のスプライスプレート3が、前記外板パネルを延長する方向に延びるように、予め一体に押出成型されている。
【0022】
そして、この構成のもとで、図2に示すように、屋根用の外板パネル1−I、側面用の外板パネル1−IIおよび底面用の外板パネル1−IIIとして、構体10に組み込まれる。なお、図2において、図8により説明した従来技術と同符号を付したものは実質的に等価であるので、ここでは説明を省略する。
【0023】
前記各外板パネル1は、図3(a)に示すように、それぞれの一方の側辺に有するスプライスプレート3の外側に、隣接する他の外板パネル1の側端部を重ねると共に、リベット4で車両の長手方向に沿って締結することで、互いに接続されると共に、後述の構成のもとで構体フレームFと一体に接続されることで、構体10として組み立てられる。
【0024】
ここで、本例構体では、外板パネル1と一体化させたスプライスプレート3を介して、他の外板パネル1に締結するので、前述の従来技術と比べて、外板パネル1の接続に必要なスプライスプレート3の幅およびリベット4の締結数が半分程度ですむ。
【0025】
一方、外板パネル1の接続部は、前述の従来技術と同様に、気密荷重による曲げモーメントの少ない部位に設定される。そして、本例では、図3(a)および(b)に示すように、外板パネル1の各ストリンガ2aを、ストリンガグリップ5を介して構体フレームFに接続して、これらに気密荷重を分散賦課させると共に、構体フレームFの外板パネル1の接続部と交差する部位に、その接続部の幅および厚さに対応する切欠きFnを設ける。
【0026】
なお、上記切欠きFnを設けることは、本例における外板パネル1の接続部の幅が格段に小さくなり、それに対応する幅の切欠きFnによる構体フレームFの剛性低下も格段に小さくなることから可能とされる。
【0027】
以上に述べたように、本例構体では、外板パネルの接続のために、別途のスプレートを準備する必要がなくなり、また、接続に要するスプライスプレートの幅およびリベット締結数が従来の半分でよくなり、その分、軽量化と締結工数の大幅な低減を図ることができる。また、外板パネルからスプライスプレートへの荷重伝達をスムースに行なわせて応力の集中を防ぐことができる。これによって、接続部の構造強度をより確かに保持できる構成のものとすることができる。
【0028】
図4は、本発明に係る鉄道車両用構体の別の実施形態を示す図であって、図4(a)は要部の断面図、図4(b)は図4(a)のロ部拡大図である。なお、本例構体は、次に述べるにシール溝を設けた点を除く各部構成が前記の一実施形態のものと同一であるので、ここでは、等価な各構成部に同一符号を付して説明を省略し、その差異点のみを要約して説明する。
【0029】
本例では、図4(a)および(b)に示すように、各外板パネル1の、一方の側辺に位置させる押出型材2´に一体成型するスプライスプレート3に、予めシール溝3aを一体に押出成型している。また、そのスプライスプレート3のシール溝3aは、締結時における他の外板パネル1との接触面の外側端寄りの部位に設け、このシール溝3aにシール材6を充填することで、外板パネル1の接続部の水密および気密を保持する構成としている。
【0030】
更に、そのスプライスプレート3の、シール溝3aと側端縁との間を僅かに減肉(板厚を薄く)させて押出成型することで、前記シール溝3aから側端縁間の面と相手側の面との間に、図4(b)に示す間隙Gを形成し、この間隙Gによって、シール溝3aに過剰に充填されたシール材6を逃がすことで、シール材6の充填量を調整する構成としている。なお、施工時には、シール材6をやや過剰に充填することでシールの確実性を得る。
【0031】
上記構成の本例構体では、外板パネルの接続部のシール溝と相手側面との間の閉ざされた空間にシール材を充填するので、剥離や脱落等を生じることなく、そのシール材が保有するシール特性を十二分に発揮させて、水密および気密性能を向上させることができる。また、シール溝の中にシール材を充填するので、接続部の表面にシール材を盛る前述の従来技術に比べて、その施工が格段に容易なものとなる。
【0032】
なお、本例構体では、外板パネルに一体成型したスプライスプレートにシール溝を設けたが、このシール溝は、例えば図5に示すように、スプライスプレートの相手側となる外板パネルに設けてもよく、また、例えば図6に示すように、スプライスプレートと相手側となる外板パネルとの双方に設けることもより好ましい構成である。
【0033】
図5は、本発明に係る鉄道車両用構体のまた別の実施形態を示す図、図6は、本発明に係る鉄道車両用構体の更にまた別の実施形態を示す図である。なお、これら例の構体は、シール溝を設ける部位ないしは数が異なる点を除いて各部構成が前記の実施形態のものと同一であるので、ここでは、等価な各構成部に同一符号を付して説明を省略し、その差異点のみを要約して説明する。
【0034】
図5に示す例の構体では、各外板パネル1の、スプライスプレート3とは反対側となる側辺に位置させる押出型材2に、予めシール溝2bを一体に押出成型している。また、そのシール溝2bは、締結時における他の外板パネル1のスプライスプレート3との接触面の外側端寄りの部位に設けている。また、ここでは図示を省略したが、そのシール溝2bと側端縁との間には、前記の実施形態と同様の間隙Gを形成している。
【0035】
上記構成の本例構体では、各外板パネルのシール溝にシール材を充填することで、外板パネルの接続部、つまり構体の水密および気密を保持する。また、このシール構成は、特に水密機能を保持するに効果的である。
【0036】
図6に示す例の構体では、各外板パネル1の、一方の側辺に位置させる押出型材2´に一体成型するスプライスプレート3と、このスプライスプレート3とは反対側となる側辺に位置させる押出型材2とに、前記の二実施形態と同様の配置位置および構成のシール溝3a、2bを、予め一体に押出成型している。また、ここでは図示を省略したが、それらシール溝3a、2b溝と側端縁との間には、前記の実施形態と同様の間隙Gを形成している。
【0037】
上記構成の本例構体では、各外板パネルの二つのシール溝それぞれにシール材を充填することで、水密および気密を保持する。また、このシール構成は、水密機能と気密機能とを確実に保持することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明に係る鉄道車両用構体は、外板パネルにスプライスプレートを、前記外板パネルを延長する方向に延びるように一体に押出成型し、そのスプライスプレートを他の外板パネルに重ねてリベット締結することで、外板パネル同士を接続する構成としたので、その接続のために、別途スプライスプレートを準備する必要がなくなり、また、接続に要するスプライスプレートの幅が小さく、リベット締結数を少なくすることが可能となり、その分軽量化と締結工数の大幅な低減を図ることができる。また、外板パネルからスプライスプレートへの荷重伝達をスムーズに行なわせて応力の集中を防ぐことができるので、接続部の構造強度をより高めることができる。
【0039】
また、外板パネルを、その外板パネルに一体成型した複数のストリンガを介して構体フレームに接続して、これらに気密荷重を分散賦課させる構成とし、加えて、構体フレームの外板パネルの接続部と交差する部位に切欠きを設けることで、前述の従来技術のように、リベットを介して外板パネルが構体フレームに締結されることを回避し、これによって、締結用のリベットに軸力が作用することを防ぐ構成としたので、これらの複合効果によって、接続部の構造強度をより確実に高めることができる。
【0040】
さらに、外板パネルに一体成型したスプライスプレート、または外板パネルに、予めシール溝を押出成型し、そのシール溝にシール材を充填することで、外板パネルの接続部の水密および気密を保持する構成としたので、接続部の表面にシール材を盛る従来技術に比べて、シール施工が格段に容易なものとなる。また、シール溝と相手側面との間の閉ざされた空間にシール材を充填するので、剥離や脱落等を生じることなく、そのシール材が保有するシール特性を十二分に発揮させて、外板パネルの接続部、つまり構体の水密および気密性能を確実に保持することができる。
【0041】
請求項2記載の鉄道車両用構体は、シール溝から側端縁間の面と接続相手側の面との間に間隙を形成し、その間隙によって、シール溝に過剰充填されたシール材を逃がすことで、シール材の充填量を調整する構成としたので、外板パネルの接続部のシール施工がより容易になると共に、構体の水密および気密性能をより安定かつ確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道車両用構体の一実施形態における構体の外板パネルの概要構成を示す横断面図である。
【図2】前記構体全体の概要構成を示す横断面図である。
【図3】前記構体の外板パネル接続部の構成を示し、(a)は図2のイ部拡大図、(b)は図3(a)のA−A矢視断面図である。
【図4】本発明に係る鉄道車両用構体の別の実施形態の要部構成を示し、(a)は断面図、(b)は図4(a)のロ部拡大図である。
【図5】本発明に係る鉄道車両用構体のまた別の実施形態の要部構成を示す断面図である。
【図6】本発明に係る鉄道車両用構体の更にまた別の実施形態の要部構成を示す断面図である。
【図7】従来の構体の外板パネルの概要構成を示す横断面図である。
【図8】前記従来の構体全体の概要構成を示す横断面図である。
【図9】前記従来の構体の外板パネル接続部の構成を示し、(a)は図8のハ部拡大図、(b)は図9(a)のB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
1 外板パネル
2 押出型材
2´ 押出型材
2a ストリンガ
2b シール溝
3 スプライスプレート
3a シール溝
4 リベット
5 ストリンガグリップ
6 シール材
G 間隙
B 床ビーム
F 構体フレーム
Fn 切欠き
S ステイ

Claims (2)

  1. 複数のシングルスキン構造の押出型材の長手方向側端縁同士を摩擦攪拌接合によって結合することで広幅の外板パネルを形成すると共に、複数の外板パネルを、互いの側辺部同士をスプライスプレートを用いて車両の長手方向に沿ってリベット締結することで、接続して構体フレームと一体に組み立ててなる鉄道車両用構体において、
    前記押出型材はそれぞれの内面側に一体にストリンガが押出成型されると共に、前記外板パネルの一方の側辺に位置する押出型材は、スプライスプレートが、前記外板パネルを延長する方向に延びるように一体に押出成型されており、
    前記外板パネルは前記ストリンガを介して前記構体フレームに接続される一方、前記構体フレームの、前記外板パネル同士の接続部と交差する部位に、その接続部の幅および厚さに対応する切欠きが設けられ、
    さらに、前記スプライスプレートの、前記スプライスプレートにリベット締結される押出型材との接触面、または、前記スプライスプレートにリベット締結される押出型材の、前記スプライスプレートとの接触面に、シール溝が一体に押出成型されていることを特徴とする鉄道車両用構体。
  2. さらに、前記スプライスプレート、または、前記スプライスプレートにリベット締結される押出型材は、前記シール溝と側端縁との間を僅かに減肉させて押出成型されることで、前記シール溝から側端縁までの間に接続相手側との間に、そのシール溝に過剰充填されたシール材を逃がす間隙が形成されている請求項1記載の鉄道車両用構体。
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