JP3607378B2 - 光送信装置および動作条件調整支援装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光通信における、動作条件を調整する機能を有する光送信装置および光送信装置での動作条件の調整を支援する動作条件調整支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光を用いた情報伝送を行う場合、正確な情報伝送を行うためには例えばレーザダイオードの駆動条件などの光送信装置の動作条件を最適に調整しておく必要がある。
【0003】
従来、光送信装置におけるレーザダイオードの駆動条件の調整は、オシロスコープにより波形をモニタし、また光パワーを測定することで行っていた。
しかし、オシロスコープによる光出力波形のS/Nの観測では符号誤り率10−10 オーダのような低いレベルの符号誤り率を観測することは困難である。特に1Gbps を越えるような高速の直接変調方式の波形は、オシロスコープにより観測される光出力波形よりも実際のエラーフリー領域が図7に示すように閉じてしまっている場合がある。
【0004】
図7はアイパターンに対するエラーフリー領域を示した図であり、実線がオシロスコープにより観測されるアイパターンを、また破線が実際のエラーフリー領域を示す。通常、レーザダイオードのバイアス電流IB はレーザダイオードのしきい値電流Ith近傍に調整するが、バイアス電流IB がレーザダイオードのしきい値電流Ithよりも低い場合、波形の発光遅れによるジッタにより立ち上がり方向のエラーフリー領域が図7(a)に示すように削られてしまう。逆に、バイアス電流IB がレーザダイオードのしきい値電流Ithよりも高い場合、バイアス発光によるノイズの増加によりエラーフリー領域の“0”側が図7(b)に示すように削られてしまう。
【0005】
このエラーフリー領域の減少の割合はレーザダイオード固有のものであり、十分な送信波形のS/Nを得るためにはバイアス電流IB を個々のレーザダイオードに合った値に調整する必要がある。しかし、光出力波形のS/Nは、オシロスコプでは定量的に測定できないため、正確な光送信装置の調整を行うことができなかった。
【0006】
このような間題を解消すべく、図8に示すように、光送信装置1と光受信装置2とを光ファイバ3などよりなる伝送路を介して接続してなる光伝送システムを構成し、光受信装置2での符号誤りにより光送信波形のS/Nを判定する方法が採用されていた。
【0007】
しかし、光送信装置1と光受信装置2とを対向させただけでは通常符号誤りは発生しない。そこで、光受信装置2への光入力レベルを下げて適度なエラーを発生させる。そしてレーザダイオードのバイアス電流IB を変化させ、光受信装置2での符号誤りが最小になる点にバイアス電流IB を調整していた。
【0008】
ところが、光受信装置2への光入力レベルを下げると、光受信装置2内のフオトダイオードや初段アンプのS/Nの影響による符号誤りが発生する。また、符号誤りに対する光受信装置2内のS/Nの影響の度合いは光入力レベルに応じて変化するため、光送信装置1側の駆動条件の変化により光送信装置1より出力される光レベルが変わって、光受信装置2の光入力レベルが変化すると、そのレベル変動に起因して光受信装置2内のS/Nの影響による符号誤りの変化も現れる。この符号誤りの変化は、光受信装置2への光入力レベルが低いほど顕著に現れる。
【0009】
このため、前述のように光受信装置2での符号誤りが最小になる点にバイアス電流IB を調整すると、光受信装置2内のS/Nの影響による符号誤りをも含めた伝送システム全体での符号誤りが最小になるようにバイアス電流IB を調整することになり、必ずしも光送信装置1の動作条件を最適に調整したことにはならないという不具合があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来は、光送信装置と光受信装置とを対向させた状態で光受信装置において生じる符号誤りが最小となるように光送信装置の動作条件(バイアス電流IB など)を調整するに当たり、適度な符号誤りを発生させるために光送信装置の出力レベルを低下させているため、光受信装置内のS/Nの影響による符号誤りが不安定に生じ、光送信装置の動作条件が符号誤り率にどの位影響しているかを判定できず、従って光送信装置1の動作条件を最適に調整することが困難であるという不具合があった。
【0011】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、光受信装置内のS/Nに起因する符号誤り率の変動を低く抑え、これにより光受信装置で受信を行った際の符号誤り率を参照しながら動作条件の調整を行うことで最適な動作条件を得ることができる光通信装置および動作条件調整支援装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために第1の発明は、伝送すべきディジタル信号に応じた信号光を発生する例えば信号光発生部などの信号光発生手段と、この信号光発生手段により発生される信号光に対して信号伝送帯域内にノイズを付加するための所定の干渉光を発生する、例えば発振器および干渉光発生部からなる干渉光発生手段と、この干渉光発生手段によって発生された干渉光のレベルを可変とする例えば光アッテネータなどの干渉光レベル可変手段と、この干渉光レベル可変手段によりレベルが変化されたのちの干渉光を前記信号光発生手段により発生された信号光に重畳する例えば光カプラなどの重畳手段とを備えて光送信装置を構成した。
【0013】
また第2の発明は、光送信装置より出力される信号光に対して信号伝送帯域内にノイズを付加するための所定の干渉光を発生する、例えば発振器および干渉光発生部からなる干渉光発生手段と、この干渉光発生手段によって発生された干渉光のレベルを可変とする例えば光アッテネータなどの干渉光レベル可変手段と、この干渉光レベル可変手段によりレベルが変化されたのちの干渉光を前記光送信装置により発生された信号光に重畳する例えば光カプラなどの重畳手段とを備えて動作条件調整支援装置を構成した。
【0014】
また第3の発明は、前記第2の発明に加えて、前記重畳手段により干渉光が重畳されたのちの信号光を減衰させる例えば光アッテネータなどの減衰手段を設けて動作条件調整支援装置を構成した。
【0015】
これらの手段を講じたことにより、伝送すべきディジタル信号に応じた信号光に対して干渉光が重畳されることにより、信号光にノイズが付加され、符号誤りが発生する状態とされる。さらに干渉光にレベルが干渉光レベル可変手段によって変化されることにより、信号光に付加されるノイズのレベル、すなわち符号誤り率が調整可能とされる。
従って、以上の符号誤り率の調整機能を用いることで、光のレベルを低下させることなしに、受信側において適当な符号誤りを発生させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係る光送信装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図8と同一部分には同一符号を付する。
【0017】
図中、4で示されるものが本実施形態における光送信装置であり、光ファイバ3などよりなる伝送路を介して光受信装置2と接続されている。この光送信装置4は、信号光発生部11、発振器12、干渉光発生部13、光アッテネータ(光ATT)14および光カプラ15を有する。
【0018】
信号光発生部11はさらに、電圧/電流変換部(以下、V/I変換部と称する)11a、レーザダイオードドライバ(以下、LDドライバと称する)11bおよびレーザダイオード11cを有し、送信すべきディジタル信号(電気信号)をV/I変換部11aにて受けて電圧/電流変換したのちにLDドライバ11bに与え、LDドライバ11bがこの信号に応じてレーザダイオード11cをON/OFFし、ディジタル信号に応じた信号光を発生する。そして信号光発生部11は、レーザダイオード11cが発する信号光を光カプラ15を介して光ファイバ3などよりなる伝送路へと送出する。なおLDドライバ11bには、レーザダイオード11Cを駆動するために必要なバイアス電流IB およびパルス電流IP が別途供給されている。
【0019】
発振器12は、所定の周期で“1”レベルと“0”レベルとを繰り返す電気信号を発振し、干渉光発生部13へと与える。
干渉光発生部13は、発振器12から与えられる電気信号に応じて、所定の周期でON/OFFされる干渉光を発生し、光アッテネータ14に与える。
【0020】
光アッテネータ14は、干渉光発生部13から与えられる干渉光を減衰させた上で、光カプラ15へと与える。なお光アッテネータ14は、ユーザによる所定の操作に応じて減衰量を変化させることができる。
光カプラ15は、信号光発生部11から与えられる信号光に、光アッテネータ14から与えられる干渉光を重畳して伝送路へと送出する。
【0021】
かくして、以上のように構成された光送信装置4は以下のように動作する。 まず信号光発生部11は、与えられるディジタル信号をV/I変換部11aで電圧/電流変換することによってレーザダイオード11cをON/OFF駆動するための信号に変換したのち、この信号とバイアス電流IB およびパルス電流IP とからLDドライバ11bにてレーザダイオード11cの駆動信号を生成し、この駆動信号によりレーザダイオード11cを駆動することでディジタル信号に応じた信号光を伝送路に向けて出力する。
【0022】
一方、発振器12は所定の周期で“1”レベルと“0”レベルとを繰り返す電気信号を発振しており、これを変調信号として干渉光発生部13において、所定の周期でON/OFFが繰り返される干渉光が干渉光発生部13において発生される。そしてこの干渉光は、光アッテネータ14を介して光カプラ15へと与えられる。
【0023】
さて、通常の信号伝送時(運用時)には、干渉光発生部13の動作を停止させたり、光アッテネータ14の減衰量を極大としたり、あるいは図示しない光スイッチを設けてこの光スイッチをOFFとするなどの手段により干渉光の光カプラ15への供給を停止している。従って伝送路には、信号光発生部11で発生された信号光、すなわち伝送すべきディジタル信号に応じた信号光のみが出力されることになり、光受信装置2との間でディジタル信号が持つ情報の伝送が行える。
【0024】
さて、このようにして光受信装置2との間での情報伝送を良好に行うためには、バイアス電流IB のレベルを最適に設定しておく必要があり、運用を開始するのに先立ってバイアス電流IB の調整を行う必要がある。以下、このバイアス電流IB の調整の際の動作につき説明する。
【0025】
バイアス電流IB の調整を行う際には、任意のディジタル信号を信号光発生部11に与えて信号光発生部11から信号光を発生させた状態で、干渉光発生部13に干渉光を発生させ、これを光アッテネータ14を介して光カプラ15へと供給する。
【0026】
そうすると光カプラ15では、信号光発生部11で発生された信号光に光アッテネータ14を介して与えられる干渉光が重畳される。すなわち、信号光が図2(a)に示す波形を、また干渉光が図2(b)に示すような波形をそれぞれなすとすれば、この図2(a)に示す波形の信号光に図2(b)に示すような波形の干渉光が光カプラ15において重畳され、光カプラ15からは図2(c)に示すような波形の光が出力される。
【0027】
かくして、図2(c)に示すような波形の光が光受信装置2にて受信されると、光受信装置2内のAGC(Auto Gain Control )−AMPや等化フィルタにより、アイパターンは図2(d)に示すように閉じた状態になる。このようにアイパターンが閉じた状態になるのは、光受信装置2にて受信される信号光の大きさが干渉光によって変動するためであり、アイの大きさhは、信号光発生部11が発生する光の大きさを一定とするならば干渉光の大きさLiによって定まる。
【0028】
そこでまず以上の状態において、光アッテネータ14の減衰量を調整し、干渉光の大きさLiを光受信装置2において適度な誤りが発生するようなアイの大きさhを得られるような値に設定する。
【0029】
続いて、光アッテネータ14の減衰量を上述において設定した値に固定した上で、バイアス電流IB を変化させると、光受信装置2において観測される符号誤り率が例えば図3に示すように変化する。そこで、光受信装置2において観測される符号誤り率が極小になるようにバイアス電流IB を調整する。
【0030】
このようにバイアス電流IB を調整することで、バイアス電流IB を減少し過ぎ、波形の発光遅れによるジッタにより立ち上がり方向のエラーフリー領域が削られてしまう図4(a)に示すような状態や、バイアス電流IB を増加し過ぎ、バイアス発光によるノイズの増加によりエラーフリー領域の“0”側が削られてしまう図4(c)に示すような状態にバイアス電流IB が設定されることはなく、図4(c)に示すように、これら2つの波形劣化のトレードオフにより、識別点(図中に×で示す)に対しエラーフリー領域が最大になるように調整される。
【0031】
以上のように本実施形態によれば、所定の周期でON/OFFが繰り返される干渉光を任意の大きさで信号光に重畳する機能を備えて光送信装置4を構成したので、伝送路を介して接続された光受信装置2において符号誤り率をモニタしつつ、光受信装置2にて適度に符号誤りが生じる程度に干渉光の大きさを設定した上で、光受信装置2にてモニタされる符号誤り率が極小となるようにバイアス電流IB の調整を行うことにより、エラーフリー領域が最大になるようにバイアス電流IB を調整することが可能となる。
【0032】
しかも、干渉光によって光受信装置2において符号誤りを発生させるから、符号誤りを発生させるために光受信装置2への入力光レベルを低下させる必要はない。このため、光受信装置2への入力光レベルを十分なレベルに保つことによって光受信装置2内のS/Nの影響を低減し、この光受信装置2内のS/Nの影響による符号誤りの変動を抑えることができる。従って、前述のように光受信装置2にてモニタされる符号誤り率が極小となるようにバイアス電流IB の調整を行えば、バイアス電流IB の影響により生じる符号誤り率を極小となるようにバイアス電流IB を設定したこととなり、バイアス電流IB を最適に設定することが可能となる。
【0033】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施形態につき説明する。
図5は本実施形態に係る動作条件調整支援装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0034】
図中、5が本実施形態に係る動作条件調整支援装置である。この動作条件調整支援装置5は、発振器12、干渉光発生部13、光アッテネータ14および光カプラ15が前記第1の実施形態の場合と同様に接続されて構成されている。そしてこの動作条件調整支援装置5は、光受信装置2、光送信装置6および伝送路よりなる通信システムに、光送信装置6と伝送路との間に光カプラ15を介挿する状態で装着されて使用される。
【0035】
次に、以上のように構成された動作条件調整支援装置5の動作を説明する。 この動作条件調整支援装置5は、常時図示の如く通信システムに装着され、運用状態では前記第1の実施形態にて示したのと同様な手段により干渉光の出力を停止しておき、光通信装置6内のバイアス電流IB の調整を行うときにのみ干渉光を出力するか、または光通信装置6内のバイアス電流IB の調整を行うときにのみ図示の如く通信システムに装着される。
【0036】
そして動作条件調整支援装置5は、光通信装置6内のバイアス電流IB の調整を行うときにのみ、光通信装置6から伝送路へと出力される信号光に干渉光を重畳する。
かくしてこの状態においては、前記第1の実施形態にて説明したのと同様な手順により光通信装置6内のバイアス電流IB の調整が行える。
【0037】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施形態につき説明する。
図6は本実施形態に係る動作条件調整支援装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図1および図5と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0038】
図中、7が本実施形態に係る動作条件調整支援装置である。この動作条件調整支援装置7は、発振器12、干渉光発生部13、光アッテネータ14および光カプラ15が前記第1の実施形態の場合と同様に接続されるとともに、光カプラ15から出力される光が光アッテネータ(光ATT)16へと与えられるように構成されている。そしてこの動作条件調整支援装置7は、光送信装置6内のバイアス電流IB の調整を行うときに光受信装置2と光送信装置6との間に介挿する状態で装着されて使用される。このとき光送信装置6には任意のパターンのディジタル信号を発生するパターンジェネレータ8が、また光受信装置2には符号誤り率の監視を行うエラーディテクタ9がそれぞれ接続される。
【0039】
次に、以上のように構成された動作条件調整支援装置7の動作を説明する。 この動作条件調整支援装置7は、光通信装置6から伝送路へと出力される信号光(パターンジェネレータ8が発生するディジタル信号を示す)に干渉光を重畳するとともに、光アッテネータ16において減衰させたのち、光受信装置2へと与える。光アッテネータ16の減衰量は、通信システムの伝送路における減衰量に匹敵する値に設定しておく。
【0040】
かくしてこの状態においては、光受信装置2では、前述した第1の実施形態および第2の実施形態の場合と同様な、伝送路を伝送された信号光と同様な信号光を得ることができ、エラーディテクタ9で監視される符号誤り率を考慮しながら前記第1の実施形態にて説明したのと同様な手順により光通信装置6内のバイアス電流IB の調整が行える。
また本実施例によれば、通信システムを構築していなくても光通信装置6内のバイアス電流IB の調整が行える。
【0041】
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば上記各実施形態では、調整する動作条件としてバイアス電流IB を例示しているが、バイアス電流IB 以外の動作条件の調整を行うこともできる。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0042】
【発明の効果】
第1の発明によれば、伝送すべきディジタル信号に応じた信号光を発生する信号光発生手段と、この信号光発生手段により発生される信号光に対して信号伝送帯域内にノイズを付加するための所定の干渉光を発生する干渉光発生手段と、この干渉光発生手段によって発生された干渉光のレベルを可変とする干渉光レベル可変手段と、この干渉光レベル可変手段によりレベルが変化されたのちの干渉光を前記信号光発生手段により発生された信号光に重畳する重畳手段とを備えて光送信装置を構成したので、光受信装置内のS/Nに起因する符号誤り率の変動を低く抑え、これにより光受信装置で受信を行った際の符号誤り率を参照しながら動作条件の調整を行うことで最適な動作条件を得ることができる光通信装置となる。
【0043】
また第2の発明は、光送信装置より出力される信号光に対して信号伝送帯域内にノイズを付加するための所定の干渉光を発生する干渉光発生手段と、この干渉光発生手段によって発生された干渉光のレベルを可変とする干渉光レベル可変手段と、この干渉光レベル可変手段によりレベルが変化されたのちの干渉光を前記光送信装置により発生された信号光に重畳する重畳手段とを備えて動作条件調整支援装置を構成した。
【0044】
また第3の発明は、前記第2の発明に加えて、前記重畳手段により干渉光が重畳されたのちの信号光を減衰させる減衰手段を設けて動作条件調整支援装置を構成した。
【0045】
これに第2および第3の発明によれば、光受信装置内のS/Nに起因する符号誤り率の変動を低く抑え、これにより光受信装置で受信を行った際の符号誤り率を参照しながら動作条件の調整を行うことで最適な動作条件を得ることができる動作条件調整支援装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光送信装置の要部構成を示すブロック図。
【図2】図1中の各部における光の波形の一例を示す図。
【図3】バイアス電流IB と符号誤り率との関係の一例を示す図。
【図4】バイアス電流IB とエラーフリー領域の状態との関係の一例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る動作条件調整支援装置の要部構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る動作条件調整支援装置の要部構成を示すブロック図。
【図7】オシロスコープにより観測される光出力波形と実際のエラーフリー領域との違いを示す図。
【図8】符号誤りにより光送信波形のS/Nを判定する従来の方法を説明する図。
【符号の説明】
2…光受信装置
3…光ファイバ
4,6…光送信装置
5,7…動作条件調整支援装置
8…パターンジェネレータ
9…エラーディテクタ
11…信号光発生部
11a…電圧/電流変換部(V/I変換部)
11b…レーザダイオードドライバ(LDドライバ)
11c…レーザダイオード
12…発振器
13…干渉光発生部
14,16…光アッテネータ(光ATT)
15…光カプラ
Claims (3)
- ディジタル信号を光のON/OFFにより伝送する光送信装置において、
伝送すべきディジタル信号に応じた信号光を発生する信号光発生手段と、
この信号光発生手段により発生される信号光に対して信号伝送帯域内にノイズを付加するための所定の干渉光を発生する干渉光発生手段と、
この干渉光発生手段によって発生された干渉光のレベルを可変とする干渉光レベル可変手段と、
この干渉光レベル可変手段によりレベルが変化されたのちの干渉光を前記信号光発生手段により発生された信号光に重畳する重畳手段とを具備したことを特徴とする光送信装置。 - 伝送すべきディジタル信号に応じた信号光を送信することでディジタル信号を光のON/OFFにより伝送する光送信装置に関する所定の動作条件の調整を支援するための動作条件調整支援装置において、
前記光送信装置により出力される信号光に対して信号伝送帯域内にノイズを付加するための所定の干渉光を発生する干渉光発生手段と、
この干渉光発生手段によって発生された干渉光のレベルを可変とする干渉光レベル可変手段と、
この干渉光レベル可変手段によりレベルが変化されたのちの干渉光を前記光送信装置により発生された信号光に重畳する重畳手段とを具備したことを特徴とする動作条件調整支援装置。 - 重畳手段により干渉光が重畳されたのちの信号光を減衰させる減衰手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の動作条件調整支援装置。
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