JP3605536B2 - Car seat - Google Patents

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昇 嶋本
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヘッドレストを備えた自動車用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車が追突されたときに乗員のムチ打ち障害を防止するために、自動車用シートのシートバック上方に乗員の頭部を後方から受けるヘッドレストが設けられている。しかし、ヘッドレストを固定的に設けたものでは、追突時の衝撃によるシート全体の加速と乗員の慣性によって、シートバックが後方に傾斜すると共に乗員の体が後方又は斜上後方に移動するため、乗員の頭部がヘッドレストの上方にずれて頸部に大きな負荷が作用し、乗員のムチ打ち障害を確実に防止することは困難であった。
【0003】
この様な問題点に対処するため、本出願人は先に実開平7−1842号公報において、後突時に乗員の上半身の後方への移動によってヘッドレストを前方に移動させ、乗員の頭部に接近させることによりムチ打ち障害を防止するようにしたものを提案した。
【0004】
また、図5に示すように、ヘッドレスト支持フレーム32のサポートパイプ33を上下摺動及び前後回動可能に支持する支承部34aを設けたアッパフレーム34をシートバックフレーム31の上部に配設し、サポートパイプ33の下端部に受圧部35を設けるとともに、その両端に一端がシートバックフレーム31に上下揺動自在に枢支されたリンク36の他端を連結し、かつリンク36を下方に向けて揺動付勢する引張ばね37を設け、受圧部35に矢印の如く後方に向けて荷重が作用した時にヘッドレスト支持フレーム32の下端がリンク36の他端の移動軌跡に沿って上昇するとともにサポートパイプ33が支承部34aによってガイドされることによってヘッドレスト支持フレーム32の上端部に配設されたヘッドレスト(図示せず)が斜め前方上方に移動するように構成し、かつヘッドレストの移動端を、サポートパイプ33に固着したストッパ38が支承部34aの下端に係合することによって規制するようにしたものも知られている。
【0005】
また、特願平11−24200号においては、図6に示すように、ヘッドレスト43を装着したヘッドレスト支持フレーム42の上下方向中間部を、シートバックフレーム41の側辺部の上端から適当距離下方位置で枢支ブラケット44にて前後に回動可能に支持し、ヘッドレスト支持フレーム42の下部にシートバックの前面から加わる荷重を受ける受圧部45を設け、追突時に乗員の上半身の後方移動による受圧部45の移動量に対してヘッドレスト43が前方に大きく移動するようにし、またシートバックフレーム41のヘッドレスト支持フレーム42の下部に対応する部分に配設したガイドブラケット46にヘッドレスト支持フレーム42の枢支軸芯を中心とする円弧状のガイド溝47を形成してヘッドレスト支持フレーム42の下部の回動をガイドするとともに回動端を規制してヘッドレスト43の過大な前方移動を防止するようにし、また引張ばね48にてヘッドレスト支持フレーム42の下部を前方に付勢し、一定の付勢力でヘッドレスト支持フレーム42を初期位置に位置決めするようにしたものを開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図5に示すような構成においては、図6に示した構成に比してヘッドレストの基本的な支持構成が複雑であるために重量及びコストが高くなるばかりでなく、別部材のストッパ38をサポートパイプ33に溶接固着する必要があって、構成部材数及び組み付け工数が増加してコスト高になるとともに、ストッパ機能を奏する支承部34aとストッパ38がそれぞれ別部材に設けられているので、それらの位置精度を高めるのが困難で、ストッパ機能の作用位置にばらつきが発生する恐れがあるという問題がある。
【0007】
また、図6に示すような構成では、ヘッドレスト支持フレーム42を回動自在に支持する枢支ブラケット44とは別にガイドブラケット46を設けてそのガイド溝47にてストッパ機能を奏するようにしているので、構成部材が多くなりかつ枢支ブラケット44とガイドブラケット46の相対的な位置関係を精度良く規制する必要があるため組み付け工数が多くなってコスト高になり、また重量も大きくなるという問題があり、また回動中心とストッパの相対位置にもばらつきを生じ易く、ストッパ機能の作用位置にばらつきが発生する恐れがあるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、簡単かつ安価な構成にて後突時にヘッドレストを前方に移動させるとともに所定の移動限位置で精度良く停止させて頭部を適切に支持できる自動車用シートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車用シートは、ヘッドレストを上部に装着すると共にパイプ材を下向きに開放された略コ字状に曲げて形成したヘッドレスト支持フレームを、その両側部においてシートバックフレームの両側部内側に前後に回動可能に支持し、ヘッドレスト支持フレームの下部にシートバックの前面から加わる荷重を受ける受圧部を設け、ヘッドレストが所定距離前方に回動した状態でヘッドレスト支持フレームのそれ以上の回動を停止するストッパを設けた自動車用シートであって、ヘッドレスト支持フレームを回転自在に支持する支軸が装着される支軸装着部とヘッドレスト支持フレームの側部が当接するストッパとが一体成形された枢支ブラケットをシートバックフレームの両側部のそれぞれに固着したことを特徴とする。
【0010】
このような構成により、後突等にて後方に向けて大きな加速度が作用した場合には、乗員の胸部が後方に移動して受圧部に当たり、受圧部が後方に移動することによってヘッドレストが前方に回動し、頭部がヘッドレストにて適切に支持され、その状態でヘッドレスト支持フレームの回動がストッパにて停止するので、ヘッドレストが過大に移動して頭部を強く押圧する恐れがなく、しかもそのストッパをヘッドレスト支持フレームの支持部(支軸装着部)と同一部材(枢支ブラケット)に一体成形して設けているので、別部材が必要でなく、構成部材数を少なくできるとともに組み付け工数も少なくできて重量及びコストの低下を図ることができ、また同一部材に設けているのでストッパ手段の作用位置精度を容易に高くでき、ヘッドレストを所定の移動限位置でばらつきなく精度良く停止させて頭部を適切に支持することができる。
【0011】
また、機種毎にシートバックフレームが異なる場合でもそのシートバックフレームの所定位置に枢支ブラケットを取付けるだけでヘッドレスト支持フレームを支持できるとともに回動限を適正に規制することができ、さらにストッパを枢支ブラケットの取付時の治具に対する位置決め部として利用することもでき、組み付け作業性を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動車用シートの一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
【0013】
図1において、1は自動車用シートのシートバックであり、シートクッション(図示せず)にリクライニング可能に取付けられている。2はシートバック1の左右両側と上側を取り囲む骨格構造を構成する全体正面形状が略倒立U字状のシートバックフレームである。シートバックフレーム2は、板材のプレス成形品から成る両側の側辺枠板3と、パイプ材を下向きに開放された略コ字状に曲げた上部パイプ4とからなり、上部パイプ4の両側の下端部を側辺枠板3の上端部に一体固着して構成されている。
【0014】
上部パイプ4の両側部の上端から適当距離下方位置の内側に枢支ブラケット5が配設され、上部パイプ4に溶接にて固着されている。この枢支ブラケット5は、図1〜図4に示すように、外側縁が上部パイプ4の前端に接する前面板部6とその内側縁から後方に向けてL字状に延出された内側板部7とから成る横断面略L字状の部材にて構成され、内側板部7の後部下端近傍に軸穴8が形成され、軸穴8の斜め前方上方に適当距離の位置にストッパ9が切り起こしによって一体形成されている。9aはストッパ9の基部のコーナーに突出形成された三角形状の補強ビードである。
【0015】
11はヘッドレスト(図示せず)を支持するヘッドレスト支持フレームで、パイプ材を下向きに開放された略コ字状に曲げて構成したパイプフレーム12にて構成され、その上辺部のヘッドレストから垂下された一対のステー10に対応する部分には前面を扁平にプレス成形した扁平部13が形成されている。この扁平部13に角筒状のステー保持筒14の下部が溶接固着され、ステー保持筒14にてヘッドレストを高さ調整可能に支持できるように構成されている。
【0016】
パイプフレーム12は、シートバックフレーム2の上部パイプ4の内側に丁度嵌まり込む大きさに構成されるとともにその上辺部が上部パイプ4の上辺部の直下に位置するように配設され、ステー保持筒14の上部が上部パイプ4の上辺部の前端に当接するように構成されている。上部パイプ4の上辺部のステー保持筒14が当接する部分にはクッションゴム15が装着されている。
【0017】
そして、パイプフレーム12には、上記のように配設された状態で枢支ブラケット5の軸穴8と一致するように貫通穴16が形成され、この貫通穴16を通して軸穴8に頭付きの支軸17が挿通され、支軸17の先端部に枢支ブラケット5の内側板部7に係合する係止リング18が嵌着されている。これによってヘッドレスト支持フレーム11は、図2に実線で示すようにステー保持筒14がクッションゴム15に当接して停止した後方回動限と、図2に仮想線で示すようにパイプフレーム12がストッパ9に当接して停止した前方回動限との間で前後に回動自在に支持されている。
【0018】
パイプフレーム12の両下端部は受圧部材19にて連結され、この受圧部材19が後突時に乗員の胸部の慣性によってシートバック1の前面に作用する荷重を受ける受圧部20が構成されている。また、受圧部材19の両側下端部とシートバックフレーム2の側辺枠板3の前方の立ち上げ鍔3aの間に引張ばね21が介装され、受圧部20に一定以上の荷重が作用しないとヘッドレスト支持フレーム11の下部が後方に回動しないように構成されている。
【0019】
また、シートバックフレーム2の下部両側の側辺枠板3、3間には、乗員の腰部を弾性的に支持するSばね22が上下2段に配設されている。側辺枠板3には、これらSばね22の両端を係止する係止部23、24が形成されている。
【0020】
また、両側辺枠板3、3の下端部間は連結パイプ25にて相互に連結され、下端にはリクライニング機構(図示せず)に締結固定するナット部材28と補強板27を固着した連結板部26が設けられている。
【0021】
以上の構成において、後突前の通常状態ではヘッドレスト支持フレーム11の下端部が引張ばね21にて前方に付勢されており、ステー保持筒14の上部が上部パイプ4に装着したクッションゴム15に当接した状態でヘッドレストが静止している。
【0022】
次に、自動車が後突された時には、シートが前方に向けて衝撃的に押され、その反動で乗員の上半身が後方に移動し、シートバック1の前面に後方に向けて大きな荷重が作用し、乗員の背中で受圧部20が後方に向けて強く押圧され、ヘッドレスト支持フレーム11の下部が引張ばね21の付勢力に抗して枢支ブラケット5における支軸17回りに後方に回動し、ヘッドレスト支持フレーム11の上部が前方に向けて回動し、ヘッドレストが前方に移動する。その際、受圧部20の後方への移動量に対してヘッドレストは、ヘッドレストと支軸17間の距離と、支軸17と受圧部20間の距離の比だけ拡大して前方に移動するため、枢支ブラケット5を下方に配置することによってヘッドレストの前方移動量を大きく確保することができて、乗員の頭部をヘッドレストによって確実に受け止めることができ、乗員の頸部を保護してむち打ち傷害を防止することができる。
【0023】
また、ヘッドレスト支持フレーム11の上部が前方に回動してヘッドレストにて頭部を適切に支持した状態で、ヘッドレスト支持フレーム11のパイプフレーム12が枢支ブラケット5に設けられたストッパ9に係合し、ヘッドレスト支持フレーム11の回動が停止する。こうしてヘッドレスト支持フレーム11が所定回動位置でストッパ9にて回動停止することにより、高速で後突して非常に大きな加速度が作用した場合でも、ヘッドレストが所定の頭部支持位置よりも前方に移動するのが防止され、ヘッドレストが過大に前方に移動して頭部を強く押し付けるのを防止できる。
【0024】
また、ヘッドレスト支持フレーム11がシートバックフレーム2の側辺部に配設した枢支ブラケット5にて枢支されているので、衝撃に十分に耐える剛性を持ち、また乗員の背中の背部には受圧部20が位置するだけであるので、動作の安定性が高く所望の性能を確保できる。
【0025】
さらに、ストッパ9はヘッドレスト支持フレーム11を回転自在に支持する枢支ブラケット5に設けているので、ストッパ手段として別部材が必要でなく、構成部材数を少なくできるとともに組み付け工数も少なくできて重量及びコストの低下を図ることができ、また同一の部材に設けているのでストッパ9の作用位置精度を容易に高くでき、ヘッドレストを所定の移動限位置でばらつきなく精度良く停止させて頭部を適切に支持することができる。
【0026】
また、ヘッドレスト支持フレーム11を回転自在に支持する支軸17が装着されるとともにストッパ9が突設された枢支ブラケット5をシートバックフレーム2に固着するように構成しているので、機種毎にシートバックフレーム2が異なる場合でもそのシートバックフレーム2の所定位置に枢支ブラケット5を取付けるだけでヘッドレスト支持フレーム11を支持できるとともに回動限を適正に規制することができる。
【0027】
また、枢支ブラケット5をシートバックフレーム2に取付ける時に、ストッパ9を枢支ブラケット5の取付治具に対する位置決め部として利用することもでき、組み付け作業性を向上することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の自動車用シートによれば、構成部材数を少なくできるとともに組み付け工数も少なくできて重量及びコストの低下を図ることができ、またストッパ手段の作用位置精度を容易に高くでき、ヘッドレストを所定の移動限位置で精度良く停止させて頭部を適切に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用シートの一実施形態におけるフレーム構成の全体正面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】同実施形態における枢支ブラケットを示し、(a)は正面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)のC−C矢視断面図である。
【図5】従来例の自動車用シートの斜視図である。
【図6】他の従来例の自動車用シートの斜視図である。
【符号の説明】
1 シートバック
2 シートバックフレーム
5 枢支ブラケット
9 ストッパ
11 ヘッドレスト支持フレーム
17 支軸
20 受圧部
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat having a headrest.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART In order to prevent an occupant from whiplashing when a vehicle is hit by a rear collision, a headrest that receives the occupant's head from behind is provided above the seat back of the vehicle seat. However, when the headrest is fixedly provided, the seat back inclines backward and the occupant's body moves rearward or obliquely upward due to the acceleration of the entire seat due to the impact at the time of a rear-end collision and the occupant's inertia. The head of the driver was displaced above the headrest and a large load was applied to the neck, making it difficult to reliably prevent the occupant from whiplashing.
[0003]
In order to deal with such a problem, the present applicant disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open Publication No. Hei 7-1842 that the headrest was moved forward by moving the occupant's upper body backward at the time of a rear collision so that the headrest could approach the occupant's head. A proposal was made to prevent whiplash failure by doing this.
[0004]
As shown in FIG. 5, an upper frame 34 provided with a support portion 34a for supporting the support pipe 33 of the headrest support frame 32 so as to be vertically slidable and rotatable back and forth is disposed above the seat back frame 31, A pressure receiving portion 35 is provided at a lower end portion of the support pipe 33, and one end is connected to the other end of a link 36 whose one end is pivotally supported on the seat back frame 31 so as to be vertically swingable, and the link 36 is directed downward. A tension spring 37 for oscillating bias is provided, and when a load acts rearward on the pressure receiving portion 35 as shown by an arrow, the lower end of the headrest support frame 32 rises along the movement locus of the other end of the link 36 and the support pipe The headrest 33 (shown in FIG. 3) is disposed at the upper end of the headrest support frame 32 by the guide 33 being guided by the support portion 34a. ) Is configured to move diagonally forward and upward, and the moving end of the headrest is regulated by engaging a stopper 38 fixed to the support pipe 33 with a lower end of the support portion 34a. I have.
[0005]
Further, in Japanese Patent Application No. 11-24200, as shown in FIG. 6, the middle part in the vertical direction of the headrest support frame 42 to which the headrest 43 is attached is located at a position below the upper end of the side part of the seat back frame 41 by an appropriate distance. A pressure receiving portion 45 is provided at the lower portion of the headrest support frame 42 so as to receive a load applied from the front of the seat back. The pressure receiving portion 45 is formed by the rearward movement of the occupant's upper body during a rear-end collision. The headrest 43 is largely moved forward with respect to the amount of movement of the headrest support frame 42, and a guide bracket 46 provided at a portion corresponding to a lower portion of the headrest support frame 42 of the seat back frame 41 is attached to a pivot shaft center of the headrest support frame 42. Is formed under the headrest support frame 42 by forming an arc-shaped guide groove 47 Of the headrest 43 to prevent excessive forward movement of the headrest 43, and urge the lower portion of the headrest support frame 42 forward by a tension spring 48 to provide a constant urging force. Discloses that the headrest support frame 42 is positioned at the initial position.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration as shown in FIG. 5, the basic structure for supporting the headrest is complicated as compared with the configuration shown in FIG. Is required to be fixedly welded to the support pipe 33, the number of components and the number of assembling steps are increased, and the cost is increased. In addition, since the bearing portion 34a and the stopper 38 that have the stopper function are provided in separate members, There is a problem that it is difficult to increase their positional accuracy, and there is a possibility that the working position of the stopper function varies.
[0007]
Further, in the configuration as shown in FIG. 6, a guide bracket 46 is provided separately from the pivot bracket 44 for rotatably supporting the headrest support frame 42, and the stopper function is provided by the guide groove 47. However, since the number of constituent members increases and the relative positional relationship between the pivot bracket 44 and the guide bracket 46 must be precisely controlled, the number of assembling steps increases, the cost increases, and the weight increases. In addition, there is a problem that the relative position between the rotation center and the stopper is likely to vary, and that the working position of the stopper function may vary.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and has a simple and inexpensive configuration that allows a headrest to move forward at the time of a rear collision, and accurately stops at a predetermined movement limit position to appropriately support a head. The purpose is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Automobile seat of the present invention, a headrest support frame which is formed by bending a substantially U-shape which is open downwardly pipe with mounting the headrest at the top, front and rear on both sides inside of the seat back frame at its opposite sides The headrest support frame is provided with a pressure receiving part that receives the load applied from the front of the seat back at the lower part of the headrest support frame, and stops further rotation of the headrest support frame when the headrest is rotated forward by a predetermined distance. to the vehicle seat provided with a stopper path, pivot the shaft mounting portion and the side of the headrest support frame shaft for rotatably supporting the headrest support frame is mounted is abutting the stopper are integrally molded The support bracket is fixed to each of both sides of the seat back frame.
[0010]
With such a configuration, when a large acceleration acts rearward due to a rear collision or the like, the occupant's chest moves rearward and hits the pressure receiving unit, and the headrest moves forward by moving the pressure receiving unit rearward. rotates, the head is properly supported by the headrest, since rotation of the headrest support frame in this state manually stops the stopper path, headrest excessively there is no possibility of strongly presses the head moves, Moreover, since is provided integrally formed on the same member (pivot bracket) the stopper path support portion of the headrest support frame (the shaft mounting portion), you not need a separate member, assembled together can reduce the number of components The number of man-hours can be reduced, the weight and cost can be reduced, and since they are provided on the same member, the working position accuracy of the stopper means can be easily increased, and the headless It can be a by precisely stopped without variation at a predetermined moving limit position to properly support the head.
[0011]
Further, it is possible to properly regulate rotation limit with the seat back frame for each machine type can be supported only by the headrest support frame mounting the pivot bracket in a predetermined position of the seat back frame even when different, the further stopper It can also be used as a positioning part for a jig when the pivot bracket is attached, and the assembling workability can be improved.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the automotive seat of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0013]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a seat back of an automobile seat, which is reclineably attached to a seat cushion (not shown). Reference numeral 2 denotes a seat back frame having a substantially inverted U-shape as a whole, which constitutes a frame structure surrounding the left and right sides and the upper side of the seat back 1. The seat back frame 2 includes side frame plates 3 on both sides made of a press-formed product of a plate material, and an upper pipe 4 obtained by bending a pipe material into a substantially U-shape that is opened downward. The lower end is integrally fixed to the upper end of the side frame plate 3.
[0014]
A pivot bracket 5 is disposed inside a position that is a suitable distance below the upper ends of both sides of the upper pipe 4, and is fixed to the upper pipe 4 by welding. As shown in FIGS. 1 to 4, the pivot bracket 5 has a front plate portion 6 whose outer edge is in contact with the front end of the upper pipe 4 and an inner plate that extends rearward from the inner edge thereof in an L-shape. A shaft hole 8 is formed in the vicinity of the lower end of the rear portion of the inner plate 7, and a stopper 9 is provided at an appropriate distance diagonally forward and upward of the shaft hole 8. It is integrally formed by cutting and raising. 9a is a triangular reinforcing bead protrudingly formed at the corner of the base of the stopper 9.
[0015]
Reference numeral 11 denotes a headrest support frame for supporting a headrest (not shown). The headrest support frame 11 is constituted by a pipe frame 12 which is formed by bending a pipe material into an approximately U-shape which is opened downward, and is hung down from a headrest on an upper side thereof. A flat portion 13 whose front surface is flat-pressed is formed at a portion corresponding to the pair of stays 10. The lower portion of a square tubular stay holding tube 14 is fixedly welded to the flat portion 13 so that the stay holding tube 14 can support the headrest so that the height can be adjusted.
[0016]
The pipe frame 12 is configured to have a size just fitted into the inside of the upper pipe 4 of the seat back frame 2, and is disposed such that an upper side thereof is located immediately below an upper side of the upper pipe 4, and a stay holding section is provided. The upper part of the cylinder 14 is configured to contact the front end of the upper side of the upper pipe 4. A cushion rubber 15 is attached to a portion of the upper side of the upper pipe 4 where the stay holding cylinder 14 contacts.
[0017]
A through hole 16 is formed in the pipe frame 12 so as to coincide with the shaft hole 8 of the pivot bracket 5 in the state of being disposed as described above. The support shaft 17 is inserted, and a locking ring 18 that engages with the inner plate portion 7 of the pivot bracket 5 is fitted to the tip of the support shaft 17. As a result, the headrest support frame 11 has a backward rotation limit at which the stay holding cylinder 14 comes into contact with the cushion rubber 15 and stops as shown by a solid line in FIG. 9 and is rotatably supported back and forth between a front rotation limit and a stop.
[0018]
Both lower ends of the pipe frame 12 are connected by a pressure receiving member 19, and the pressure receiving member 19 is configured to receive a load applied to the front surface of the seat back 1 by the inertia of the occupant's chest during a rear collision. In addition, if a tension spring 21 is interposed between the lower end portions on both sides of the pressure receiving member 19 and the rising flange 3a in front of the side frame plate 3 of the seat back frame 2, if a predetermined load or more does not act on the pressure receiving portion 20. The lower part of the headrest support frame 11 is configured not to rotate backward.
[0019]
Further, between the side frame plates 3 on both lower sides of the seat back frame 2, S springs 22 for elastically supporting the waist of the occupant are disposed in two vertical stages. Locking portions 23 and 24 for locking both ends of the S spring 22 are formed on the side frame plate 3.
[0020]
The lower ends of the side frame plates 3, 3 are connected to each other by a connecting pipe 25, and the lower end thereof is connected to a nut member 28 for fastening and fixing to a reclining mechanism (not shown) and a reinforcing plate 27. A part 26 is provided.
[0021]
In the above configuration, in the normal state before the rear collision, the lower end of the headrest support frame 11 is urged forward by the tension spring 21, and the upper portion of the stay holding cylinder 14 is attached to the cushion rubber 15 attached to the upper pipe 4. The headrest is stationary with the head resting.
[0022]
Next, when the vehicle is rear-end impacted, the seat is impacted forward and the upper body of the occupant moves rearward due to the reaction, and a large load acts rearward on the front of the seat back 1. The pressure receiving portion 20 is strongly pressed rearward on the occupant's back, and the lower portion of the headrest support frame 11 rotates rearward around the support shaft 17 of the pivot bracket 5 against the urging force of the tension spring 21, The upper part of the headrest support frame 11 rotates forward, and the headrest moves forward. At that time, the headrest moves forward by enlarging by the ratio of the distance between the headrest and the support shaft 17 and the distance between the support shaft 17 and the pressure receiving portion 20 with respect to the backward movement amount of the pressure receiving portion 20. By arranging the pivot bracket 5 below, a large amount of forward movement of the headrest can be secured, the head of the occupant can be reliably received by the headrest, and the occupant's neck can be protected to prevent whiplash injury. Can be prevented.
[0023]
Further, the pipe frame 12 of the headrest support frame 11 engages with the stopper 9 provided on the pivot bracket 5 in a state where the upper portion of the headrest support frame 11 is rotated forward and the head is appropriately supported by the headrest. Then, the rotation of the headrest support frame 11 stops. In this manner, the headrest support frame 11 is stopped at the predetermined rotation position by the stopper 9 so that the headrest can be moved forward from the predetermined head support position even when a very high acceleration is applied due to a high-speed rear-end collision. It is possible to prevent the headrest from moving excessively forward and strongly pressing the head.
[0024]
Further, since the headrest support frame 11 is pivotally supported by the pivot bracket 5 disposed on the side of the seat back frame 2, the headrest support frame 11 has sufficient rigidity to withstand an impact, and receives pressure on the back of the occupant's back. Since only the unit 20 is located, the operation stability is high and desired performance can be secured.
[0025]
Further, since the stopper 9 is provided on the pivot bracket 5 for rotatably supporting the headrest support frame 11, a separate member is not required as the stopper means, so that the number of components can be reduced and the number of assembling steps can be reduced. The cost can be reduced, and the stopper 9 is provided on the same member, so that the working position accuracy of the stopper 9 can be easily increased, and the headrest can be stopped accurately at a predetermined movement limit position without variation and the head can be appropriately positioned. Can be supported.
[0026]
In addition, a pivot 17 for rotatably supporting the headrest support frame 11 is mounted, and the pivot bracket 5 provided with the stopper 9 is fixed to the seat back frame 2. Even when the seatback frame 2 is different, the headrest support frame 11 can be supported by simply attaching the pivot bracket 5 to a predetermined position of the seatback frame 2 and the rotation limit can be appropriately regulated.
[0027]
Further, when the pivot bracket 5 is attached to the seat back frame 2, the stopper 9 can be used as a positioning portion of the pivot bracket 5 with respect to the mounting jig, so that the assembling workability can be improved.
[0028]
【The invention's effect】
According to an automobile seat of the present invention, assembly man-hours it is possible reduce the number of configuration members also to be able to achieve reduction in weight and cost less, can easily raise the operative position accuracy or scan stopper means, The headrest can be stopped accurately at a predetermined movement limit position to appropriately support the head.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall front view of a frame configuration in an embodiment of an automobile seat according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 1;
FIG. 3 is a sectional view taken along line BB of FIG. 1;
4A and 4B show a pivot bracket according to the embodiment, wherein FIG. 4A is a front view, FIG. 4B is a left side view of FIG. 4A, and FIG. 4C is a cross-sectional view of FIG. .
FIG. 5 is a perspective view of a conventional automobile seat.
FIG. 6 is a perspective view of another conventional automobile seat.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 seat back 2 seat back frame 5 pivot bracket 9 stopper 11 headrest support frame 17 support shaft 20 pressure receiving part

Claims (1)

ヘッドレストを上部に装着すると共にパイプ材を下向きに開放された略コ字状に曲げて形成したヘッドレスト支持フレームを、その両側部においてシートバックフレームの両側部内側に前後に回動可能に支持し、ヘッドレスト支持フレームの下部にシートバックの前面から加わる荷重を受ける受圧部を設け、ヘッドレストが所定距離前方に回動した状態でヘッドレスト支持フレームのそれ以上の回動を停止するストッパを設けた自動車用シートであって、ヘッドレスト支持フレームを回転自在に支持する支軸が装着される支軸装着部とヘッドレスト支持フレームの側部が当接するストッパとが一体成形された枢支ブラケットをシートバックフレームの両側部のそれぞれに固着したことを特徴とする自動車用シート。The headrest support frame, which is formed by bending the pipe material downward in a substantially U-shape with the headrest attached to the upper part, is rotatably supported back and forth inside the both sides of the seat back frame on both sides , the pressure receiving portion for receiving a load applied from the front of the seat back in the lower portion of the headrest support frame is provided, automotive headrest is provided stopper path to stop further rotation of the headrest support frame in a state of being rotated at a predetermined distance forwardly A pivot bracket in which a spindle mounting portion on which a spindle for rotatably supporting the headrest support frame is mounted and a stopper with which a side portion of the headrest support frame abuts are integrally formed on the seat; An automotive seat characterized by being fixed to each of the parts .
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