JP3635917B2

JP3635917B2 - Vehicle seat back

Info

Publication number: JP3635917B2
Application number: JP08722498A
Authority: JP
Inventors: 洋一渡辺
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1997-10-27
Filing date: 1998-03-31
Publication date: 2005-04-06
Anticipated expiration: 2018-03-31
Also published as: JPH11192869A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用シートバック、特に追突時の乗員の頸椎を保護する自動車のシートバック構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のかかる自動車のシートバックとしては、特開平７−２９１００５号公報、特にその第２実施例に示すように、例えば自動車が追突された時、シートは前側に向けての衝撃的な荷重が作用し、その反動で乗員の荷重が後ろ側に向けてシートバックフレーム間に架設されたＳばねに作用する。その際、Ｓばねの両端に位置する連結部材に所定値以上の荷重が加わるため、連結部材は後ろ側に伸び、乗員の身体全体が後傾するのを、ある程度防ぐことができる。また、上側の連結部材が後ろ側に伸びることにより、ヘッドレスト支持アームは、シートバックフレーム上辺部を回動支点として回動し、その上端部に支持されたヘッドレストは、乗員の頭部に接近するように移動する。
【０００３】
従って、自動車が追突された時に、斜上後ろ側に乗員が浮き上がる事態が防止され、ヘッドレストが瞬時にして乗員の頭部に接近するので、乗員の頭部はヘッドレストに確実に受け止められ、乗員の頸部の保護が図られる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、このような従来技術を左右幅寸法及び高さが少ないシートバックフレームに適用した場合、乗員の上半身が後ろ側に移動しても、上半身自体がシートバックフレームに干渉して連結部材を後ろ側に押す量が少ないので、ヘッドレストの作動量が少ない事になり、改善が求められている。
【０００５】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、左右幅寸法及び高さが少ないシートバックフレームに適用しても十分ヘッドレストの作動量が確保できる車両用シートバックを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明は、シートバックフレームと、該シートバックフレームの上端部に前後に回転自在なるようにスティが軸支されてなるヘッドレストと、該ヘッドレストのスティより下側の位置に左右に延在されてなり且つ乗員の背中の圧力を受ける受圧部材と、前記シートバックフレームの両側端部に前端部が回転自在に軸支され且つ後端部が前記スティに回転自在に軸支されてなる作動リンクとより構成されてなる車両用シートバックであって、前記作動リンクの前端部と後端部との略中間位置には、下端部が前記シートバックフレームの両側端部に遊動自在に支持されてなる第２リンクの上端部が、回転自在に軸支されることで吊り下げられ、前記受圧部材は、該第２リンクに支持されてなることを特徴とする。
【０００７】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の車両用シートバックであって、前記第２リンクの前記シートバックフレームへの遊動支持部は、上下方向に沿うと共に直線状に形成されてなることを特徴とする。
【０００８】
請求項３に記載の発明は、請求項１に記載の車両用シートバックであって、前記第２リンクの前記シートバックフレームへの遊動支持部は、該第２リンクが下側に移動するにしたがい前側に該第２リンクを移動せしめる円弧状に形成されてなることを特徴とする。
【０００９】
請求項４に記載の発明は、請求項１に記載の車両用シートバックであって、前記第２リンクの前記シートバックフレームへの遊動支持部は、上下方向に沿うと共に下端が前側に湾曲した長穴状に形成されてなることを特徴とする。
【００１０】
請求項５に記載の発明は、シートバックフレームと、該シートバックフレームの上端部に前後に回転自在なるようにスティが軸支されてなるヘッドレストと、該ヘッドレストのスティより下側の位置に左右に延在されてなり且つ乗員の背中の圧力を受ける受圧部材と、前記シートバックフレームの両側端部に前端部が回転自在に軸支され且つ後端部が前記スティに回転自在に軸支されてなる作動リンクと、前記受圧部材の前側に配されてなるシートバッククッションとを少なくとも構成されてなる車両用シートバックであって、前記作動リンクの前端部と後端部との略中間位置には、下端部が前記シートバックフレームの両側端部に回転自在に支持されてなる第２リンクの上端部が、遊動自在に軸支されてなり、前記受圧部材は、該第２リンクに支持されてなることを特徴とする。
【００１１】
請求項６に記載の発明は、請求項５に記載の車両用シートバックであって、前記作動リンクの略中間位置への第２リンクの遊動支持部は、長手方向が略直線状をなす長穴よりなり、該遊動支持部の長手方向の中心線が、該中心線の下側延長線上に前記シートバックフレームへの回転支持部が略合致するように形成されてなることを特徴とする。
【００１２】
請求項７に記載の発明は、請求項５に記載の車両用シートバックであって、前記作動リンクの略中間位置への第２リンクの遊動支持部は、長手方向が略直線状をなす長穴よりなり、該遊動支持部の長手方向の中心線が、該中心線の下側延長線上と前記シートバックフレームへの回転支持部とがずれた位置になるように形成されてなることを特徴とする。
【００１３】
請求項８に記載の発明は、請求項７に記載の車両用シートバックであって、前記遊動支持部の長手方向の中心線は、該中心線の下側延長線が、前記シートバックフレームへの回転支持部より後ろ側に存することを特徴とする。
【００１４】
請求項９に記載の発明は、請求項５に記載の車両用シートバックであって、前記作動リンクの略中間位置への第２リンクの遊動支持部は、長手方向が略円弧状をなす長穴よりなることを特徴とする。
【００１５】
請求項１０に記載の発明は、請求項９に記載の車両用シートバックであって、前記遊動支持部の長手方向の円弧形状は、前側に湾曲してなることを特徴とする。
【００１６】
請求項１１に記載の発明は、請求項５に記載の車両用シートバックであって、前記作動リンクの略中間位置への第２リンクの遊動支持部は、長手方向が略直線状をなす長穴よりなり、該遊動支持部の長手方向の中心線が、該中心線の下側延長線上に前記シートバックフレームへの回転支持部が略合致するように形成されてなると共に前記作動リンクの略中間位置の軸支部より前記シートバックフレームへの回転支持部が後ろ側に配されてなることを特徴とする。
【００１７】
請求項１２に記載の発明は、請求項５に記載の車両用シートバックであって、前記作動リンクの略中間位置への第２リンクの遊動支持部は、長手方向が略直線状をなす長穴よりなり、該遊動支持部の長手方向の中心線が、前記作動リンクの前端部の前記シートバックフレームへの回転軸支部と該作動リンクの略中間位置に配された軸支部とが略合致するように形成されてなることを特徴とする。
【００１８】
請求項１３に記載の発明は、請求項５に記載の車両用シートバックであって、前記作動リンクの略中間位置への第２リンクの遊動支持部は、長手方向が略直線状をなす長穴よりなり、該遊動支持部の長手方向の中心線が、該中心線の下側延長線上に前記シートバックフレームへの回転支持部が略合致するように形成されてなると共に前記作動リンクの前端部の前記シートバックフレームへの回転軸支部と該作動リンクの略中間位置に配された軸支部とが略合致するように形成されてなり、更に前記作動リンクの略中間位置の軸支部より前記シートバックフレームへの回転支持部が前側に配されてなることを特徴とする。
【００１９】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明によれば、受圧部材が第２リンクに支持されて、該第２リンクが作動リンクの前端部と後端部との略中間位置に支持されているため、少ない受圧部材の移動量でも第２リンクが作動リンクを大きく動かすことにより、左右幅寸法及び高さが少ないシートバックフレームに適用しても十分ヘッドレストの作動量が確保することができる。
【００２０】
請求項２に記載の発明によれば、第２リンクの前後方向の移動量が少なくて済むので、シートバックの前後方向の厚みを増大させることがない。
【００２１】
請求項３に記載の発明によれば、第２リンクの遊動支持部が直線状に形成されている場合に比較して受圧部材が回転軌跡に略平行に回動するため、受圧部材が面で形成されている場合は、受圧部材の移動に関わらず、略全面で荷重を受けることができる。
【００２２】
請求項４に記載の発明によれば、受圧部材の回動角度が少なく且つ第２リンクの前後方向の移動量が少なくできる。
【００２３】
請求項５に記載の発明によれば、受圧部材が第２リンクに支持されて、該第２リンクの下端部が前記シートバックフレームの両側端部に回転自在に支持されてなり、上端部が作動リンクの前端部と後端部との略中間位置に軸支されてなるため、少ない受圧部材の移動量でも第２リンクが作動リンクを大きく動かすことにより、左右幅寸法及び高さが少ないシートバックフレームに適用しても十分ヘッドレストの作動量が確保することができる。
【００２４】
また、第２リンクが下端部を中心に回転することで、該第２リンクの上端部が後ろ側に回転すると、前記作動リンクの後端部が上方に移動し、ヘッドレストが十分作動量を確保されるものの、受圧部材がシートバッククッションに対して離れる方向に移動するため、該受圧部材の作動阻害が生じないことになる。
【００２５】
請求項６に記載の発明によれば、前記遊動支持部である長穴の長手方向の中心線と前記シートバックフレームへの回転支持部とが略合致するため、第２リンクが回転すると、該第２リンクの長穴の一方に接するように作動リンクの軸支部がスムースに移動できる。
【００２６】
請求項７に記載の発明によれば、前記遊動支持部である長穴の長手方向の中心線と前記シートバックフレームへの回転支持部とがずれた位置になるため、第２リンクが回転すると、該第２リンクの長穴の一方の壁を作動リンクの略中間位置の軸支部が押圧することにより、小さい力での回転が可能となる。
【００２７】
請求項８に記載の発明によれば、作動リンクの略中間位置の初期移動方向と遊動支持部の長手方向の中心線とのなす角度が直角に近いため、作動リンクの回転開始が、より小さい力で可能となる。
【００２８】
請求項９に記載の発明によれば、作動リンクの略中間位置の初期移動方向と遊動支持部の長手方向の中心線とのなす角度が直角に近いため、作動リンクの回転開始が、より小さい力で可能となる。
【００２９】
請求項１０に記載の発明によれば、第２リンクが回転すると、該第２リンクの長穴の一方の壁を作動リンクの略中間位置の軸支部が押圧することにより、小さい力での回転が可能となる。
【００３０】
請求項１１に記載の発明によれば、前記遊動支持部である長穴の長手方向の中心線と前記シートバックフレームへの回転支持部とが略合致し、該回転支持部がが前記作動リンクの略中間位置の軸支部より後ろ側に配されているため、第２リンクが回転支持部を中心に回転すると、該作動リンクの略中間位置の初期移動方向と遊動支持部の長手方向の中心線とのなす角度が直角に近いため、作動リンクの回転開始が、より小さい力で可能となる。
【００３１】
請求項１２に記載の発明によれば、遊動支持部の長穴が作動リンクの軸支部を押す方向と該軸支部の初期移動方向とが、略一致するため、作動リンクがより小さな力で回転を始めることが可能である。
【００３２】
請求項１３に記載の発明によれば、遊動支持部の長穴が作動リンクの軸支部を押す方向と該軸支部の初期移動方向とが、略一致するため、作動リンクがより小さな力で回転を始めることが可能である。
【００３３】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。尚、ＦＲを前側、ＲＲを後ろ側、ＵＰは上側、ＤＷは下側として説明する。
【００３４】
図１乃至図３は、この発明の第１の実施形態を示すもので、自動車のシートバック１は、シートバックフレーム２と、ヘッドレスト３とよりなる。
【００３５】
該シートバックフレーム２は、上端部２ａと、該上端部２ａの左右端部より垂下されてなる側端部２ｂ、２ｂと、該側端部２ｂ、２ｂの下端部に溶接ＳＷにより固設されてなるアンダーフレーム２ｃとよりなる。
【００３６】
該側端部２ｂ、２ｂに固設されてなるサイドプレート４、４に支持された第１ブラケット５には、第１ピン６によって作動リンク７、７が上下ＵＰ，ＤＷ方向に回転自在に軸支されてなる。該第１ピン６が軸支されている作動リンク７、７の部位は、前端部７ａである。
【００３７】
該作動リンク７の後端部７ｂには、第２ピン９によって支持アーム８の下端部８ａが上下ＵＰ，ＤＷ方向に回転自在に軸支されてなる。
【００３８】
該支持アーム８、８の上端部８ｂには、左右に略水平に延在された第１ロッド１０が連結されて、支持アーム８、８間に架設されてなる。
【００３９】
該第１ロッド１０の中間部位には、前記ヘッドレスト３内に配設された逆Ｕ字状の可動スティ１１を上下ＵＰ，ＤＷ方向に移動自在且つ適宜の位置に保持可能なる固定スティ１２の下端部１２ａが溶接ＧＷにより固設されてなる。
【００４０】
前記可動スティ１１と前記固定スティ１２とよりスティ１３が構成されてなる。
【００４１】
前記シートバックフレーム２の上端部２ａには、ボルトナット１４により第２ブラケット１５が支持され、該第２ブラケット１５の保持部２８は、前記スティ１３の固定スティ１２を前側ＦＲ、後ろ側ＲＲに移動自在なるように支持している。
【００４２】
前記作動リンク７の前端部７ａと後端部７ｂとの略中間位置から前端部７ａ寄りに形成された支持部７ｃには、第２リンク１６の上端部１６ａに、第３ピン１７が軸支されることにより、前記上端部１６ａが前側ＦＲ、後ろ側ＲＲに回転自在に軸支されることで吊り下げられてなる。
【００４３】
該第２リンク１６の下端部１６ｂには、「遊動支持部」としての上下方向の長穴１８が形成され、該長穴１８に、前記シートバックフレーム２の両側端部２ｂ、２ｂに第３ブラケット２０を介して埴設されてなる第４ピン１９が摺動自在に結合し、前記第２リンク１６は上下方向に遊動自在に支持されてなる。
【００４４】
前記長穴１８は、該第２リンク１６が下側に移動するにしたがい前側ＦＲに該第２リンク１６を移動せしめる円弧状に形成されている。
【００４５】
符号２１は、「受圧部材」としてのプレートで、該第２リンク１６の下端部１６ｂ近傍に支持されてなる。
【００４６】
符号２２は、前記第２リンク１６の上端部１６ａ，１６ａ間を架設してなる第２ロッドで、該第２ロッド２２により、左右の第２リンク１６、１６が同動できるように支持されてなる。
【００４７】
符号２３は、前記第２リンク１６より張り出した第４ブラケット２４、２４間及び前記サイドプレート４より張り出した第５ブラケット２５、２５間に夫々張設されてなるＳ字スプリングである。
【００４８】
符号２６は、ヘッドレスト３を除くこれらの部品を内蔵すると共に図示しないクッション性を付与したシートバッククッションである。
【００４９】
次に、この実施形態に係るヘッドレスト３の作動を説明する。
【００５０】
まず、前記支持アーム８、８は、前記プレート２１の移動力により移動される関係を有するので、乗員の上半身が後ろ側ＲＲに移動すると、該乗員の背中により、前記Ｓ字スプリング２３、特に第４ブラケット２４、２４間に支持されたＳ字スプリング２３が後ろ側に撓むことになる。後ろ側に撓んだＳ字スプリング２３によって、前記プレート２１が後ろ側ＲＲに押される。
【００５１】
該プレート２１を支持している第２リンク１６が前端部７ａ寄りに位置する第３ピン１７を介して作動リンク７を回転付勢するので、該作動リンク７は、第１ピン６を中心に上側ＵＰ及び下側ＤＷ方向に回転される。
【００５２】
従って、作動リンク７が上側ＵＰに回転すれば、支持アーム８、８の上端部８ｂ，８ｂは上側ＵＰ且つ後ろ側ＲＲに移動し、該移動により、前記ヘッドレスト３の固定スティ１２の下端部１２ａも上側ＵＰ且つ後ろ側ＲＲに移動されるから、保持部２８を中心に可動スティ１１側が上側ＵＰ且つ前側ＦＲに移動され、該可動スティ１１に支持されたヘッドレスト３が、図３に示すように、Ａ寸法だけ前側ＦＲに移動し、Ｂ寸法だけ上側ＵＰに移動することで、乗員の頭部を保持することになる。この時、前端部７ａ寄りに位置する第３ピン１７で作動リンク７に結合している第２リンク１６を介在しているので、図３に二点鎖線で示したプレート２１の位置と、実線で示したプレート２１の位置との移動量Ｌは従来より少なく、しかも作動リンク７が短くても確実にヘッドレスト３の移動ができることになる。
【００５３】
また、第２リンク１６及び該第２リンク１６の遊動支持部の構成は、上記の実施形態に限らず、例えば、第２リンク及び該第２リンクの遊動支持部の要部のみを示す図４のように、第２リンク１６’の上下方向に沿った直線状の「係合部」としての長穴１８’であっても良く、この場合、プレート２１は、第２リンク１６’の移動に伴って、図４に一点鎖線で示すようにその面の傾きも比較的大きく変化するが、第２リンク１６’の下端部の前後方向の移動量が少なくて済むので、シートバック１の前後方向の厚みを増大させることがない。尚、符号１６’ａ、１６’ｂは、第２リンク１６’の上端部及び下端部であり、その他上述してきた実施の形態と同じ箇所については、同じ符号を用いる。
【００５４】
更に、同様に要部のみを示す図５のように、遊動支持部を、第２リンク１６’’の上端部１６’’ａと作動リンク７との結合部である第３ピン１７の回転軌跡に沿ったサイドプレート４側の「係合部」としての長穴１８’’であっても良く、この場合、プレート２１の移動に伴うその面の傾きは少ないので、面全体で荷重を受けることができるが、第２リンク１６’’の下端部１６’’ｂの前後移動量が大きくなる。
【００５５】
尚、上述してきた図１〜図４の実施の形態では、長穴１８、１８’を第２リンク１６、１６’に形成したが、図５に示す実施の形態のように、サイドプレート４側に形成しても良く、また逆に、図５に示す実施の形態では長穴１８’’をサイドプレート４側に形成したものを示したが、第２リンク１６’’に前後方向の余裕があるものなら、図２〜図４に示す実施の形態のように、第２リンク１６’’側に形成しても良く、何れも同じ機能を有する。
【００５６】
図６乃至図８は、この発明の第２の実施形態を示すもので、図１乃至図４に説明した部材と同一のものは、同一符号を付し、説明を省略する。
【００５７】
「受圧部材」としてのプレート２１の両端部は、第２リンク３０、３０に支持されてなる。該プレート２１の前側の離間した位置には、前記Ｓ字スプリング２３が張設されてなると共に前記シートバック１を構成するポリウレタンフォーム等の緩衝材よりなるシートバッククッション２６が配されてなる。
【００５８】
該第２リンク３０の下端部３０ａは、前記シートバックフレーム２の両側端部２ｂ、２ｂに、「シートバックフレームへの回転支持部」としての第５ピン３１によって回転自在に支持されてなる。該第２リンク３０の上端部３０ｂは、作動リンク７の前端部７ａと後端部７ｂとの略中間位置７ｃに、「軸支部」としての第４ピン３２によって遊動自在に軸支されてなる。
【００５９】
前記作動リンク７の略中間位置に形成された支持部７ｃへの第２リンク３０の上端部３０ｂには、長手方向が略直線状をなす「遊動支持部」としての長穴３３が形成されてなる。該長穴３３は、その長手方向の中心線３４が、該中心線３４の下側延長線３４ａ上に前記シートバックフレーム２への第５ピン３１が略合致するように形成されてなる。
【００６０】
次に、この実施形態に係るヘッドレスト３の作動を説明する。
【００６１】
まず、追突されるなど急激な荷重がシートに着座した乗員に加えられ、乗員の上半身が、二次衝突荷重により後ろ側ＲＲに移動されると、該乗員の背中により、前記Ｓ字スプリング２３、特に第４ブラケット２４、２４（図１参照）間に支持されたＳ字スプリング２３が後ろ側に撓むことになる。後ろ側に撓んだＳ字スプリング２３によって、前記プレート２１が後ろ側ＲＲに押される。
【００６２】
該プレート２１を支持している第２リンク３０が、第５ピン３１を中心に、図８の矢印Ｃ方向に回転付勢されるので、第４ピン３２が第２リンク３０の長穴３３内を上方に滑りながら移動する。作動リンク７は、第１ピン６を中心に、図８の矢印Ｄ方向に回転付勢されて、該作動リンク７は、第１ピン６を中心に第２ピン９側が上側ＵＰ方向に回転される。
【００６３】
従って、図７に示すように、二点鎖線で示す作動リンク７の第２ピン９側が、実線で示す位置、即ち上側ＵＰに回転すれば、支持アーム８、８の上端部８ｂ，８ｂは上側ＵＰ且つ後ろ側ＲＲに移動する。該移動により、前記ヘッドレスト３の固定スティ１２の下端部１２ａも上側ＵＰ且つ後ろ側ＲＲに移動されるから、保持部２８を中心に可動スティ１１側が上側ＵＰ且つ前側ＦＲに移動され、該可動スティ１１に支持されたヘッドレスト３が、図７に示すように、Ａ寸法だけ前側ＦＲに移動し、Ｂ寸法だけ上側ＵＰに移動することで、乗員の頭部を保持することになる。
【００６４】
この時、作動リンク７の前端部７ａ寄りに位置する第４ピン３２で作動リンク７に結合している第２リンク３０を介在しているので、図７に二点鎖線で示したプレート２１の位置と、実線で示したプレート２１の位置との移動量Ｌａは、従来より少なく、しかも作動リンク７が短くても確実にヘッドレスト３の移動ができることになる。
【００６５】
また、前記プレート２１が上側ＵＰに移動しないので、該プレート２１とバッククッション２６との間の上下方向の摩擦力による作動阻害がない。従って、作動リンク７と第２リンク３０との作動がなされ、結果的にヘッドレスト３が確実に前側ＦＲ且つ上側ＵＰへ移動できる。
【００６６】
図９は、この発明の第３の実施形態を示すもので、図６乃至図８に説明した部材と同一のものは、符号を付すに止め、可能な限り説明を省略する。
【００６７】
この第３の実施形態の第２の実施形態との主に異なる点は、第２の実施形態の第２リンク３０が略直線状であるのに対し、この実施形態の第２リンク３５は、その長穴３３の下端部近傍の曲がり部３５ａで略前側ＦＲに屈曲させたものである。
【００６８】
次に、この実施形態に係る作動を説明する。
【００６９】
前記作動リンク７の略中間位置に形成された第４ピン３２の初期移動方向（つまり、作動リンク７の初期回転方向）Ｂと、第２リンク３５の「遊動支持部」としての長穴３３の長手方向の中心線３４とのなす角度Θ２が、図８に示す角度Θ１よりも直角に近い為、作動開始が第２実施形態より容易となる。
【００７０】
図１０は、この発明の第４の実施形態を示すもので、図６乃至図８に説明した部材と同一のものは、同一符号を付し、説明を省略する。
【００７１】
この第４の実施形態の第３の実施形態との主に異なる点は、第３の実施形態の第２リンク３５の長穴３３が略直線状であるのに対し、第４実施形態の第２リンク３６は、その「遊動支持部」としての長穴３７の長手方向が、前側ＦＲを中心とする湾曲状に形成されてなるものである。該第２リンク３６の長穴３７の下端部近傍には、前記第２リンク３５同様、略前側ＦＲに屈曲させた曲がり部３６ａを有する。
【００７２】
次に、この実施形態に係る作動を説明する。
【００７３】
前記作動リンク７の略中間位置に形成された第４ピン３２の初期移動方向（つまり、作動リンク７の初期回転方向）Ｂと、第２リンク３６の「遊動支持部」としての長穴３７の円弧の中心線３４とのなす角度Θ３が、図８に示す角度Θ１よりも直角に近い為、作動開始が第２実施形態より容易となる。
【００７４】
つまり、第２リンク３６が回転すると、該第２リンク３６の長穴３７の一方の壁を作動リンク７の第４ピン３２が押圧することにより、小さい力での回転が可能となる。
【００７５】
図１１は、この発明の第５の実施形態を示すもので、図６乃至図８に説明した部材と同一のものは、同一符号を付し、説明を省略する。
【００７６】
この第５の実施形態の第２の実施形態との主に異なる点は、第２の実施形態の第２リンク３０の前記シートバックフレーム２への回転支持部３１が前側であるのに対し、第５実施形態の第２リンク３０の前記シートバックフレーム２への回転支持部としての第５ピン３８が、後ろ側に配されていることである。
【００７７】
即ち、前記作動リンク７の略中間位置の第４ピン３２への第２リンク３０の「遊動支持部」としての長穴３３は、前記したように長手方向が略直線状をなし、該長穴３３の長手方向の中心線３４が、該中心線３４の下側延長線３４ａ上に前記シートバックフレーム２への回転支持部としての第５ピン３８が略合致するように形成されてなると共に前記作動リンク７の第４ピン３２より前記シートバックフレーム２への回転支持部としての第５ピン３８が後ろ側ＲＲに配されてなるものである。
【００７８】
次に、この実施形態に係る作動を説明する。
【００７９】
前記長穴３３の長手方向の中心線３４と前記シートバックフレーム２への回転支持部としての第５ピン３８とが略合致し、該第５ピン３８が前記作動リンク７の第４ピン３２より後ろ側ＲＲに配されているため、第２リンク３０が第５ピン３８を中心に矢印Ｃで示すように回転すると、該作動リンク７の第４ピン３２の初期移動方向Ｂと長穴３３の長手方向の中心線３４とのなす角度Θ４が直角に近いため、作動リンク７の回転開始が、より小さい力で可能となる。
【００８０】
図１２は、この発明の第６の実施形態を示すもので、図６乃至図８に説明した部材と同一のものは、同一符号を付し、説明を省略する。
【００８１】
この第６の実施形態の第３の実施形態との主に異なる点は、第３の実施形態の作動リンク７の第１ピン６の位置と前記第２リンク３５の長穴３３とは、何ら関係づけていないのに対し、第６の実施形態の作動リンク７の第１ピン３９の位置は、前記第２リンク３５の長穴３３の中心線３４と略一致させた位置に配されていることである。
【００８２】
即ち、前記作動リンク７の第４ピン３２への第２リンク３５の長穴３３は、長手方向が略直線長穴状をなし、該長穴３３の長手方向の中心線３４が、前記作動リンク７の前端部の前記シートバックフレーム２への「回転軸支部」としての第１ピン３９と該作動リンク７の略中間位置に配された「軸支部」としての第４ピン３２とが略合致するように形成されてなる。
【００８３】
次に、この実施形態に係る作動を説明する。
【００８４】
長穴３３が作動リンク７の第４ピン３２を押す方向Ｂと該第４ピン３２の初期移動方向Ｅとが、略一致するため、作動リンク７がより小さな力で回転を始めることが可能である。
【００８５】
図１３は、この発明の第７の実施形態を示すもので、図６乃至図８に説明した部材と同一のものは、同一符号を付し、説明を省略する。
【００８６】
この第７の実施形態の第２の実施形態との主に異なる点は、第２の実施形態の作動リンク７の第１ピン６の位置と前記第２リンク３０の長穴３３とは、何ら関係づけていないのに対し、第７の実施形態の作動リンク７の第１ピン３９の位置は、前記第２リンク３０の長穴３３の中心線３４と略一致させた位置に配されていることである。
【００８７】
即ち、前記作動リンク７の略中間位置である第４ピン３２への第２リンク３０の遊動支持部としての長穴３３は、長手方向が略直線長穴状をなし、該長穴３３の長手方向の中心線３４が、該中心線３４の下側延長線３４ａ上に前記シートバックフレーム２への「回転支持部」としての第５ピン３１が略合致するように形成されてなると共に前記作動リンク７の前端部の前記シートバックフレーム２への「回転軸支部」としての第１ピン３９と該作動リンク７の第４ピン３２とが略合致するように形成されてなり、更に前記作動リンク７の第４ピン３２より前記シートバックフレーム２への第５ピン３１が前側ＦＲに配されてなる。
【００８８】
次に、この実施形態に係る作動を説明する。
【００８９】
長穴３３が作動リンク７の第４ピン３２を押す方向Ｂと該第４ピン３２の初期移動方向Ｅとが、略一致するため、作動リンク７がより小さな力で回転を始めることが可能である。
【００９０】
また、第２リンク３０が第５ピン３１を中心に矢印Ｃ方向に回転すると、該作動リンク７の第４ピン３２の初期移動方向Ｂと長穴３３の長手方向の中心線３４とのなす角度Θ５が直角に近いため、作動リンク７の回転開始が、より小さい力で可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施形態に係るシートバックを示す正面図。
【図２】図１の側面図。
【図３】図２のシートバックの作用説明図。
【図４】第１の実施形態の他の例に係る要部側面図。
【図５】第１の実施形態の更に他の例に係る要部側面図。
【図６】この発明の第２の実施形態に係る図２相当側面図。
【図７】図６の作用説明図。
【図８】図７の要部側面図。
【図９】この発明の第３の実施形態に係る要部側面図。
【図１０】この発明の第４の実施形態に係る要部側面図。
【図１１】この発明の第５の実施形態に係る要部側面図。
【図１２】この発明の第６の実施形態に係る要部側面図。
【図１３】この発明の第７の実施形態に係る要部側面図。
【符号の説明】
１シートバック
２シートバックフレーム
２ａシートバックフレームの上端部
２ｂシートバックフレームの側端部
３ヘッドレスト
７作動リンク
７ａ作動リンクの前端部
７ｂ作動リンクの後端部
７ｃ作動リンクの中間部位の支持部
８支持アーム
８ａ下端部
１２ａスティの下端部に相当する固定スティの下端部
１３スティ
１６、１６’、１６’’ 第２リンク
１６ａ、１６’ａ、１６’’ａ第２リンクの上端部
１６ｂ、１６’ｂ、１６’’ｂ第２リンクの下端部
１８、３３、３７遊動支持部としての長穴
１８’、１８’’ 係合部としての長穴
２１受圧部材としてのプレート
２６シートバッククッション
３０、３５、３６第２リンク
３１、３８シートバックフレームへの回転支持部としての第５ピン
３２軸支部としての第４ピン
３４長穴の中心線
３９第１ピン
ＦＲ前側
ＲＲ後ろ側[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a vehicle seat back, and more particularly to an automobile seat back structure that protects an occupant's cervical spine during a rear-end collision.
[0002]
[Prior art]
As a conventional seat back of such an automobile, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-291005, in particular, the second embodiment thereof, for example, when an automobile is collided, the seat is subjected to an impact load toward the front side. In response, the passenger's load acts on the S spring installed between the seat back frames toward the rear side. At that time, since a load of a predetermined value or more is applied to the connecting members positioned at both ends of the S spring, the connecting members can be prevented from extending backward and tilting the entire body of the occupant to some extent. Further, when the upper connecting member extends rearward, the headrest support arm rotates with the upper side portion of the seat back frame as a rotation fulcrum, and the headrest supported by the upper end portion approaches the head of the occupant. To move.
[0003]
Therefore, when the car is collided, the situation where the occupant is lifted obliquely rearward is prevented, and the headrest instantaneously approaches the occupant's head. The neck is protected.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional technique, when such a conventional technique is applied to a seat back frame having a small left-right width dimension and low height, even if the upper body of the occupant moves to the rear side, the upper body itself does not move. Since the amount of interference with the seat back frame and pushing the connecting member backward is small, the amount of operation of the headrest is small, and improvement is demanded.
[0005]
The present invention has been made paying attention to such a conventional technique, and provides a vehicle seat back that can secure a sufficient amount of operation of the headrest even when applied to a seat back frame having a small left-right width dimension and low height. To do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a seat back frame, a headrest in which a stay is pivotally supported so as to be able to rotate back and forth at an upper end portion of the seat back frame, and a left and right position at a position below the stay of the headrest. And a pressure receiving member that receives pressure on the back of the occupant, a front end portion is rotatably supported on both side end portions of the seat back frame, and a rear end portion is rotatably supported on the stay. A seat back for a vehicle constituted by an actuating link comprising: a lower end portion freely movable at both side end portions of the seat back frame at a substantially intermediate position between a front end portion and a rear end portion of the actuating link. An upper end portion of the second link supported by the second link is suspended by being rotatably supported, and the pressure receiving member is supported by the second link.
[0007]
The invention according to claim 2 is the vehicle seat back according to claim 1, wherein the floating support portion of the second link to the seat back frame is formed in a straight line along the vertical direction. It is characterized by becoming.
[0008]
The invention according to claim 3 is the vehicle seat back according to claim 1, wherein the floating support portion of the second link to the seat back frame moves the second link downward. Accordingly, it is formed in an arc shape that moves the second link to the front side.
[0009]
Invention of Claim 4 is the vehicle seat back of Claim 1, Comprising: The floating support part to the said seat back frame of the said 2nd link is along the up-down direction, and the lower end curved to the front side It is formed in a long hole shape.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a seat back frame, a headrest in which a stay is pivotally supported at the upper end of the seat back frame so as to be able to rotate back and forth, and And a pressure receiving member that receives pressure on the back of the occupant, a front end portion is rotatably supported on both side end portions of the seat back frame, and a rear end portion is rotatably supported on the stay. And a seat back cushion disposed on the front side of the pressure-receiving member. The vehicle seat back includes at least an intermediate position between a front end portion and a rear end portion of the operation link. The lower end is rotatably supported by the upper end of the second link, the lower end of which is rotatably supported by both end portions of the seat back frame, and the pressure receiving member includes the second link. Characterized by comprising supported by the.
[0011]
The invention according to claim 6 is the vehicle seat back according to claim 5, wherein the floating support portion of the second link to the substantially intermediate position of the operating link has a length in which the longitudinal direction is substantially linear. The center line in the longitudinal direction of the floating support part is formed so that the rotation support part to the seat back frame substantially coincides with the lower extension line of the center line.
[0012]
The invention according to claim 7 is the vehicle seat back according to claim 5, wherein the floating support portion of the second link to the substantially intermediate position of the operating link has a length in which the longitudinal direction is substantially linear. It is formed of a hole, and the center line in the longitudinal direction of the floating support part is formed so that the lower extension line of the center line and the rotation support part to the seat back frame are shifted from each other. And
[0013]
The invention according to an eighth aspect is the vehicle seat back according to the seventh aspect, wherein a center line in the longitudinal direction of the floating support portion is a lower extension line of the center line to the seat back frame. It exists in the back side from the rotation support part.
[0014]
The invention according to claim 9 is the vehicle seat back according to claim 5, wherein the floating support portion of the second link to the substantially intermediate position of the operating link has a length in which the longitudinal direction forms a substantially arc shape. It consists of holes.
[0015]
A tenth aspect of the invention is the vehicle seat back according to the ninth aspect of the invention, wherein the arcuate shape in the longitudinal direction of the floating support portion is curved forward.
[0016]
An eleventh aspect of the present invention is the vehicle seat back according to the fifth aspect, wherein the floating support portion of the second link to the substantially intermediate position of the operating link has a length in which the longitudinal direction is substantially linear. A center line in the longitudinal direction of the floating support part is formed so that a rotation support part to the seat back frame substantially coincides with a lower extension line of the center line, and the operation link is substantially A rotation support part to the seat back frame from the shaft support part at the intermediate position is arranged on the rear side.
[0017]
A twelfth aspect of the invention is the vehicle seat back according to the fifth aspect of the invention, wherein the floating support portion of the second link to the substantially intermediate position of the operating link has a length in which the longitudinal direction is substantially linear. A center line in the longitudinal direction of the floating support portion substantially coincides with a rotation shaft support portion of the front end portion of the operation link to the seat back frame and a shaft support portion disposed at a substantially intermediate position of the operation link. It is formed so that it may do.
[0018]
A thirteenth aspect of the present invention is the vehicle seat back according to the fifth aspect, wherein the floating support portion of the second link to the substantially intermediate position of the operating link has a length in which the longitudinal direction is substantially linear. A center line in the longitudinal direction of the floating support part is formed on the lower extension line of the center line so that the rotation support part to the seat back frame substantially coincides with the front end of the operating link. The rotary shaft support portion of the portion to the seat back frame and the shaft support portion disposed at a substantially intermediate position of the operation link are formed so as to substantially match each other, and further from the shaft support portion at a substantially intermediate position of the operation link. A rotation support portion for the seat back frame is arranged on the front side.
[0019]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the pressure receiving member is supported by the second link and the second link is supported at a substantially intermediate position between the front end portion and the rear end portion of the operation link, the pressure receiving member is reduced. Even if the second link moves the operating link greatly even with the movement amount of the member, even if the second link is applied to a seat back frame having a small lateral width and height, a sufficient operating amount of the headrest can be ensured.
[0020]
According to the second aspect of the invention, since the amount of movement of the second link in the front-rear direction is small, the thickness of the seat back in the front-rear direction is not increased.
[0021]
According to the invention described in claim 3, since the pressure receiving member rotates substantially parallel to the rotation locus as compared with the case where the floating support portion of the second link is formed in a linear shape, the pressure receiving member is a surface. In the case where it is formed, a load can be received on substantially the entire surface regardless of the movement of the pressure receiving member.
[0022]
According to the invention described in claim 4, the rotation angle of the pressure receiving member is small, and the amount of movement of the second link in the front-rear direction can be reduced.
[0023]
According to the fifth aspect of the present invention, the pressure receiving member is supported by the second link, the lower end portion of the second link is rotatably supported by the both side end portions of the seat back frame, and the upper end portion is Since it is pivotally supported at a substantially intermediate position between the front end portion and the rear end portion of the operating link, the second link greatly moves the operating link even with a small amount of movement of the pressure receiving member. Even when applied to the back frame, a sufficient amount of operation of the headrest can be ensured.
[0024]
Also, when the second link rotates around the lower end, when the upper end of the second link rotates rearward, the rear end of the operating link moves upward, and the headrest secures a sufficient operating amount. However, since the pressure receiving member moves away from the seat back cushion, the operation of the pressure receiving member is not hindered.
[0025]
According to the invention described in claim 6, since the center line in the longitudinal direction of the elongated hole that is the floating support portion and the rotation support portion to the seat back frame substantially coincide with each other, when the second link rotates, The shaft support portion of the operating link can move smoothly so as to contact one of the long holes of the second link.
[0026]
According to the seventh aspect of the invention, since the center line in the longitudinal direction of the elongated hole that is the floating support portion and the rotation support portion to the seat back frame are shifted, the second link rotates. Rotation with a small force becomes possible by pressing one wall of the long hole of the second link with the shaft support portion at a substantially intermediate position of the operation link.
[0027]
According to the eighth aspect of the invention, since the angle formed between the initial movement direction at the substantially intermediate position of the operation link and the center line in the longitudinal direction of the floating support portion is close to a right angle, the rotation start of the operation link is smaller. It is possible with power.
[0028]
According to the ninth aspect of the present invention, since the angle formed between the initial movement direction at the substantially intermediate position of the operation link and the center line in the longitudinal direction of the floating support portion is close to a right angle, the rotation start of the operation link is smaller. It is possible with power.
[0029]
According to the tenth aspect of the present invention, when the second link rotates, the shaft support portion at the approximately intermediate position of the operating link presses one wall of the elongated hole of the second link, thereby rotating with a small force. Is possible.
[0030]
According to the eleventh aspect of the present invention, the center line in the longitudinal direction of the long hole serving as the floating support portion substantially coincides with the rotation support portion to the seat back frame, and the rotation support portion is the operation link. When the second link rotates around the rotation support portion, the initial movement direction at the substantially intermediate position of the operation link and the longitudinal center of the floating support portion are arranged. Since the angle formed with the line is close to a right angle, the rotation of the working link can be started with a smaller force.
[0031]
According to the twelfth aspect of the present invention, the direction in which the elongated hole of the floating support portion pushes the shaft support portion of the operation link substantially coincides with the initial movement direction of the shaft support portion, so that the operation link rotates with a smaller force. It is possible to begin.
[0032]
According to the thirteenth aspect of the present invention, the direction in which the elongated hole of the floating support portion pushes the shaft support portion of the operation link substantially coincides with the initial movement direction of the shaft support portion, so that the operation link rotates with a smaller force. It is possible to begin.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the following description, FR is the front side, RR is the rear side, UP is the upper side, and DW is the lower side.
[0034]
FIGS. 1 to 3 show a first embodiment of the present invention. A seat back 1 of an automobile includes a seat back frame 2 and a headrest 3.
[0035]
The seat back frame 2 is fixed to the upper end portion 2a, side end portions 2b and 2b suspended from the left and right end portions of the upper end portion 2a, and the lower end portions of the side end portions 2b and 2b by welding SW. And an under frame 2c.
[0036]
On the first bracket 5 supported by the side plates 4 and 4 fixed to the side end portions 2b and 2b, the operating links 7 and 7 are pivoted by the first pin 6 so as to be rotatable in the up and down UP and DW directions. It is supported. A portion of the operation links 7 and 7 on which the first pin 6 is pivotally supported is a front end portion 7a.
[0037]
The lower end portion 8a of the support arm 8 is pivotally supported by the second pin 9 at the rear end portion 7b of the operating link 7 so as to be rotatable in the vertical UP and DW directions.
[0038]
A first rod 10 extending horizontally from side to side is connected to the upper end portion 8 b of the support arms 8, 8, and is constructed between the support arms 8, 8.
[0039]
An intermediate portion of the first rod 10 has a lower end of a fixed stay 12 that can move an upside-down U-shaped movable stay 11 disposed in the headrest 3 in the vertical UP and DW directions and can be held at an appropriate position. The part 12a is fixed by welding GW.
[0040]
The movable stay 11 and the fixed stay 12 constitute a stay 13.
[0041]
A second bracket 15 is supported on the upper end 2a of the seat back frame 2 by a bolt and nut 14, and the holding portion 28 of the second bracket 15 moves the fixing stay 12 of the stay 13 to the front side FR and the rear side RR. It is supported so that it can move freely.
[0042]
A third pin 17 is pivotally supported on the upper end portion 16a of the second link 16 on the support portion 7c formed near the front end portion 7a from a substantially intermediate position between the front end portion 7a and the rear end portion 7b of the operating link 7. As a result, the upper end portion 16a is suspended by being rotatably supported on the front side FR and the rear side RR.
[0043]
The lower end 16b of the second link 16 is formed with a vertical hole 18 as a “floating support part”, and a third hole is formed in the long hole 18 on both side ends 2b and 2b of the seat back frame 2. A fourth pin 19 is provided so as to be slidable through the bracket 20, and the second link 16 is supported so as to be freely movable in the vertical direction.
[0044]
The long hole 18 is formed in an arc shape that moves the second link 16 to the front side FR as the second link 16 moves downward.
[0045]
Reference numeral 21 denotes a plate as a “pressure receiving member”, which is supported near the lower end portion 16 b of the second link 16.
[0046]
Reference numeral 22 is a second rod constructed between the upper ends 16a, 16a of the second link 16, and is supported by the second rod 22 so that the left and right second links 16, 16 can move together. Become.
[0047]
Reference numeral 23 denotes an S-shaped spring that is extended between the fourth brackets 24, 24 protruding from the second link 16 and between the fifth brackets 25, 25 protruding from the side plate 4.
[0048]
Reference numeral 26 denotes a seat back cushion which incorporates these components excluding the headrest 3 and has a cushioning property (not shown).
[0049]
Next, the operation of the headrest 3 according to this embodiment will be described.
[0050]
First, since the support arms 8 and 8 are moved by the moving force of the plate 21, when the upper body of the occupant moves to the rear side RR, the S-shaped spring 23, particularly the The S-shaped spring 23 supported between the four brackets 24, 24 bends backward. The plate 21 is pushed to the rear side RR by the S-shaped spring 23 bent to the rear side.
[0051]
Since the second link 16 supporting the plate 21 rotates and biases the operating link 7 via the third pin 17 located closer to the front end 7a, the operating link 7 is centered on the first pin 6. It is rotated in the upper UP and lower DW directions.
[0052]
Therefore, when the operation link 7 rotates to the upper side UP, the upper end portions 8b, 8b of the support arms 8, 8 move to the upper side UP and the rear side RR, and by this movement, the lower end portion 12a of the fixing stay 12 of the headrest 3 is moved. 3 is also moved to the upper UP and the rear RR, so that the movable stay 11 side is moved to the upper UP and the front FR around the holding portion 28, and the headrest 3 supported by the movable stay 11 is as shown in FIG. By moving to the front side FR by the A dimension and moving to the upper side UP by the B dimension, the occupant's head is held. At this time, since the second link 16 connected to the operating link 7 is interposed by the third pin 17 located closer to the front end 7a, the position of the plate 21 indicated by a two-dot chain line in FIG. The amount of movement L with respect to the position of the plate 21 shown in FIG. 2 is smaller than that of the conventional one, and the headrest 3 can be reliably moved even if the operation link 7 is short.
[0053]
Moreover, the structure of the floating support part of the 2nd link 16 and this 2nd link 16 is not restricted to said embodiment, For example, FIG. 4 which shows only the principal part of the floating support part of a 2nd link and this 2nd link. In this case, it may be a long hole 18 ′ as a linear “engagement portion” along the vertical direction of the second link 16 ′. In this case, the plate 21 is used to move the second link 16 ′. Accordingly, the inclination of the surface also changes relatively greatly as indicated by the alternate long and short dash line in FIG. 4, but the amount of movement in the front-rear direction of the lower end portion of the second link 16 ′ can be reduced. Does not increase the thickness. Reference numerals 16′a and 16′b denote the upper end and the lower end of the second link 16 ′, and the same reference numerals are used for the same portions as in the above-described embodiment.
[0054]
Further, similarly, as shown in FIG. 5 showing only the main portion, the floating support portion is a rotation locus of the third pin 17 which is a connecting portion between the upper end portion 16 ″ a of the second link 16 ″ and the operating link 7. May be a long hole 18 ″ as an “engagement portion” on the side plate 4 side along this line. In this case, since the inclination of the surface with the movement of the plate 21 is small, the entire surface receives a load. However, the amount of forward / backward movement of the lower end portion 16 ″ b of the second link 16 ″ is increased.
[0055]
In the embodiment shown in FIGS. 1 to 4 described above, the long holes 18 and 18 ′ are formed in the second links 16 and 16 ′. However, as in the embodiment shown in FIG. On the contrary, in the embodiment shown in FIG. 5, the slot 18 ″ is formed on the side plate 4 side, but the second link 16 ″ has a margin in the front-rear direction. If there is, it may be formed on the second link 16 '' side as in the embodiment shown in FIGS. 2 to 4, and both have the same function.
[0056]
6 to 8 show a second embodiment of the present invention. The same members as those described in FIGS. 1 to 4 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0057]
Both ends of the plate 21 as the “pressure receiving member” are supported by the second links 30 and 30. A seat back cushion 26 made of a cushioning material such as polyurethane foam constituting the seat back 1 is disposed at a spaced position on the front side of the plate 21 and the S-shaped spring 23 is stretched.
[0058]
The lower end 30a of the second link 30 is rotatably supported by both side ends 2b and 2b of the seat back frame 2 by a fifth pin 31 as a “rotation support portion for the seat back frame”. The upper end portion 30b of the second link 30 is pivotally supported by a fourth pin 32 as a “shaft support portion” at a substantially intermediate position 7c between the front end portion 7a and the rear end portion 7b of the operating link 7 so as to be freely movable. .
[0059]
A long hole 33 as a “floating support portion” whose longitudinal direction is substantially linear is formed in the upper end portion 30b of the second link 30 to the support portion 7c formed at a substantially middle position of the operation link 7. Become. The elongated hole 33 is formed such that a longitudinal center line 34 thereof is substantially aligned with a lower extension line 34 a of the center line 34 to the fifth pin 31 to the seat back frame 2.
[0060]
Next, the operation of the headrest 3 according to this embodiment will be described.
[0061]
First, when an abrupt load such as a rear-end collision is applied to the occupant seated on the seat and the upper body of the occupant is moved to the rear side RR by a secondary collision load, the S-spring 23, In particular, the S-shaped spring 23 supported between the fourth brackets 24 and 24 (see FIG. 1) bends backward. The plate 21 is pushed to the rear side RR by the S-shaped spring 23 bent to the rear side.
[0062]
Since the second link 30 supporting the plate 21 is rotationally biased about the fifth pin 31 in the direction of arrow C in FIG. 8, the fourth pin 32 is in the elongated hole 33 of the second link 30. Move while sliding upward. The operation link 7 is urged to rotate in the direction of arrow D in FIG. 8 about the first pin 6, and the operation link 7 is rotated about the first pin 6 in the upper UP direction on the second pin 9 side. The
[0063]
Therefore, as shown in FIG. 7, if the second pin 9 side of the operation link 7 indicated by the two-dot chain line rotates to the position indicated by the solid line, that is, the upper UP, the upper ends 8b and 8b of the support arms 8 and 8 are Move to UP and rear RR. As a result of this movement, the lower end 12a of the stationary stay 12 of the headrest 3 is also moved to the upper UP and the rear RR. As shown in FIG. 7, the headrest 3 supported by 11 moves to the front side FR by the A dimension and moves to the upper side UP by the B dimension, thereby holding the head of the occupant.
[0064]
At this time, since the second link 30 connected to the operating link 7 is interposed by the fourth pin 32 located closer to the front end portion 7a of the operating link 7, the plate 21 shown by a two-dot chain line in FIG. The movement amount La between the position and the position of the plate 21 indicated by the solid line is smaller than that of the prior art, and the headrest 3 can be reliably moved even if the operation link 7 is short.
[0065]
Further, since the plate 21 does not move to the upper side UP, there is no operation hindrance due to the vertical frictional force between the plate 21 and the back cushion 26. Therefore, the operation link 7 and the second link 30 are operated, and as a result, the headrest 3 can be reliably moved to the front side FR and the upper side UP.
[0066]
FIG. 9 shows a third embodiment of the present invention. The same members as those described in FIGS. 6 to 8 are designated by the reference numerals, and description thereof is omitted as much as possible.
[0067]
The main difference between the third embodiment and the second embodiment is that the second link 30 of the second embodiment is substantially linear, whereas the second link 35 of this embodiment is The elongated hole 33 is bent at a substantially front side FR by a bent portion 35a in the vicinity of the lower end portion thereof.
[0068]
Next, the operation according to this embodiment will be described.
[0069]
The initial movement direction (that is, the initial rotation direction of the actuation link 7) B of the fourth pin 32 formed at a substantially intermediate position of the actuation link 7 and the elongated hole 33 as the “floating support portion” of the second link 35. Since the angle Θ2 formed with the center line 34 in the longitudinal direction is closer to the right angle than the angle Θ1 shown in FIG. 8, the operation start is easier than in the second embodiment.
[0070]
FIG. 10 shows a fourth embodiment of the present invention. The same members as those described in FIGS. 6 to 8 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0071]
The main difference of the fourth embodiment from the third embodiment is that the elongated hole 33 of the second link 35 of the third embodiment is substantially straight, whereas the fourth embodiment is different from the third embodiment. The two links 36 are formed so that the longitudinal direction of the long hole 37 as the “floating support portion” is curved with the front side FR as the center. In the vicinity of the lower end portion of the long hole 37 of the second link 36, similarly to the second link 35, there is a bent portion 36 a bent substantially to the front side FR.
[0072]
Next, the operation according to this embodiment will be described.
[0073]
The initial movement direction (that is, the initial rotation direction of the actuation link 7) B of the fourth pin 32 formed at a substantially intermediate position of the actuation link 7 and the elongated hole 37 as the “floating support portion” of the second link 36. Since the angle Θ3 formed with the arc center line 34 is closer to the right angle than the angle Θ1 shown in FIG. 8, the operation start is easier than in the second embodiment.
[0074]
That is, when the second link 36 rotates, the fourth pin 32 of the operating link 7 presses one wall of the long hole 37 of the second link 36, so that rotation with a small force is possible.
[0075]
FIG. 11 shows a fifth embodiment of the present invention. The same members as those described in FIGS. 6 to 8 are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0076]
The main difference between the fifth embodiment and the second embodiment is that the rotation support portion 31 to the seat back frame 2 of the second link 30 of the second embodiment is on the front side. A fifth pin 38 as a rotation support portion of the second link 30 of the fifth embodiment to the seat back frame 2 is arranged on the rear side.
[0077]
That is, the elongated hole 33 as the “floating support portion” of the second link 30 to the fourth pin 32 at the substantially intermediate position of the operating link 7 is substantially linear in the longitudinal direction as described above. A longitudinal center line 34 of 33 is formed on a lower extension line 34a of the center line 34 so that a fifth pin 38 as a rotation support portion to the seat back frame 2 is substantially matched with the center line 34. A fifth pin 38 as a rotation support portion from the fourth pin 32 of the operating link 7 to the seat back frame 2 is arranged on the rear side RR.
[0078]
Next, the operation according to this embodiment will be described.
[0079]
A center line 34 in the longitudinal direction of the elongated hole 33 and a fifth pin 38 as a rotation support portion for the seat back frame 2 substantially coincide with each other, and the fifth pin 38 is more than the fourth pin 32 of the operating link 7. Since the second link 30 is rotated about the fifth pin 38 as indicated by the arrow C because it is arranged on the rear side RR, the initial movement direction B of the fourth pin 32 of the operating link 7 and the slot 33 Since the angle Θ4 formed with the longitudinal center line 34 is close to a right angle, the rotation of the actuation link 7 can be started with a smaller force.
[0080]
FIG. 12 shows a sixth embodiment of the present invention. The same members as those described in FIGS. 6 to 8 are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0081]
The main difference of the sixth embodiment from the third embodiment is that the position of the first pin 6 of the actuation link 7 of the third embodiment and the elongated hole 33 of the second link 35 are not different. Although not related, the position of the first pin 39 of the actuation link 7 of the sixth embodiment is arranged at a position substantially coincident with the center line 34 of the elongated hole 33 of the second link 35. That is.
[0082]
That is, the long hole 33 of the second link 35 to the fourth pin 32 of the operating link 7 has a substantially straight long hole shape in the longitudinal direction, and the longitudinal center line 34 of the long hole 33 is the operating link. The first pin 39 as a “rotating shaft support” to the seat back frame 2 at the front end portion of the seat 7 and the fourth pin 32 as the “shaft support portion” disposed at a substantially middle position of the operating link 7 are substantially matched. It is formed to do.
[0083]
Next, the operation according to this embodiment will be described.
[0084]
Since the direction B in which the elongated hole 33 pushes the fourth pin 32 of the operating link 7 and the initial moving direction E of the fourth pin 32 substantially coincide, the operating link 7 can start rotating with a smaller force. is there.
[0085]
FIG. 13 shows a seventh embodiment of the present invention. The same members as those described in FIGS. 6 to 8 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0086]
The main difference between the seventh embodiment and the second embodiment is that the position of the first pin 6 of the operating link 7 of the second embodiment and the elongated hole 33 of the second link 30 are not different. Although not related, the position of the first pin 39 of the actuation link 7 of the seventh embodiment is arranged at a position substantially coincident with the center line 34 of the elongated hole 33 of the second link 30. That is.
[0087]
That is, the long hole 33 as the floating support portion of the second link 30 to the fourth pin 32 which is a substantially intermediate position of the operating link 7 has a substantially straight long hole shape in the longitudinal direction. The direction center line 34 is formed on the lower extension line 34a of the center line 34 so that the fifth pin 31 as a "rotation support part" to the seat back frame 2 is substantially matched with the operation. A first pin 39 as a “rotating shaft support portion” of the front end portion of the link 7 to the seatback frame 2 and a fourth pin 32 of the operating link 7 are formed so as to substantially coincide with each other. The fifth pin 31 from the seventh fourth pin 32 to the seat back frame 2 is arranged on the front side FR.
[0088]
Next, the operation according to this embodiment will be described.
[0089]
Since the direction B in which the elongated hole 33 pushes the fourth pin 32 of the operating link 7 and the initial moving direction E of the fourth pin 32 substantially coincide, the operating link 7 can start rotating with a smaller force. is there.
[0090]
When the second link 30 rotates about the fifth pin 31 in the direction of arrow C, the angle formed between the initial movement direction B of the fourth pin 32 of the operating link 7 and the longitudinal center line 34 of the elongated hole 33. Since Θ5 is close to a right angle, the actuation link 7 can start to rotate with a smaller force.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a seat back according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of FIG.
3 is an operation explanatory view of the seat back of FIG. 2;
FIG. 4 is a side view of a main part according to another example of the first embodiment.
FIG. 5 is a side view of an essential part according to still another example of the first embodiment.
FIG. 6 is a side view corresponding to FIG. 2 according to a second embodiment of the present invention.
7 is an operation explanatory view of FIG. 6. FIG.
8 is a side view of the main part of FIG.
FIG. 9 is a side view of an essential part according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a side view of an essential part according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a side view of an essential part according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a side view of an essential part according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a side view of an essential part according to a seventh embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Seat back
2 Seat back frame
2a Upper edge of seat back frame
2b Side edge of seat back frame
3 Headrest
7 Working link
7a Front end of operating link
7b Rear end of operating link
7c Support part of the middle part of the operating link
8 Support arm
8a Lower end
12a Lower end of fixed stay corresponding to lower end of stay
13 Sty
16, 16 ', 16''second link
16a, 16'a, 16''a Upper end of second link
16b, 16'b, 16''b Lower end of second link
18, 33, 37 Slots as floating support parts
18 ', 18''slot for engagement
21 Plate as pressure receiving member
26 Seat back cushion
30, 35, 36 Second link
31, 38 Fifth pin as a rotation support part to the seat back frame
32 4th pin as shaft support
34 Long hole center line
39 Pin 1
FR front
RR rear side

Claims

A seat back frame, a headrest on which a stay is pivotally supported so as to be rotatable in the front-rear direction at the upper end of the seat back frame, and is extended left and right at a position below the stay of the headrest and A pressure receiving member for receiving back pressure, and an operating link having a front end rotatably supported on both side ends of the seat back frame and a rear end rotatably supported by the stay. Vehicle seat back
At the substantially middle position between the front end portion and the rear end portion of the operating link, the upper end portion of the second link, the lower end portion of which is freely supported by both side end portions of the seat back frame, is rotatably supported. Is suspended by
The vehicle seat back, wherein the pressure receiving member is supported by the second link.

The vehicle seat back according to claim 1,
The vehicle seat back according to claim 1, wherein the floating support portion of the second link to the seat back frame is formed in a straight line along the vertical direction.

The vehicle seat back according to claim 1,
The floating support portion of the second link to the seatback frame is formed in an arc shape that moves the second link to the front side as the second link moves downward. Seat back.

The vehicle seat back according to claim 1,
The vehicle seat back according to claim 1, wherein the floating support portion of the second link to the seat back frame is formed in a long hole shape that extends along the vertical direction and has a lower end curved forward.

A seat back frame, a headrest that is pivotally supported by the upper end of the seat back frame so as to be able to rotate back and forth; A pressure receiving member for receiving back pressure; an operating link having a front end rotatably supported at both side ends of the seat back frame and a rear end rotatably supported by the stay; and the pressure receiving member A seat back for a vehicle comprising at least a seat back cushion arranged on the front side of the vehicle,
At the substantially middle position between the front end portion and the rear end portion of the operating link, the upper end portion of the second link, the lower end portion of which is rotatably supported on both side end portions of the seat back frame, is freely pivotally supported. Being
The vehicle seat back, wherein the pressure receiving member is supported by the second link.

The vehicle seat back according to claim 5,
The floating support portion of the second link to a substantially intermediate position of the operating link is a long hole whose longitudinal direction is substantially linear, and the longitudinal center line of the floating support portion extends downward from the center line. A vehicle seat back characterized in that a rotation support portion for the seat back frame substantially coincides with a line.

The vehicle seat back according to claim 5,
The floating support portion of the second link to a substantially intermediate position of the operating link is a long hole whose longitudinal direction is substantially linear, and the longitudinal center line of the floating support portion extends downward from the center line. A vehicle seat back, wherein the vehicle seat back is formed so that a line and a rotation support portion to the seat back frame are shifted from each other.

The vehicle seat back according to claim 7,
The vehicle seat back according to claim 1, wherein the center line in the longitudinal direction of the floating support portion is such that a lower extension line of the center line is behind the rotation support portion to the seat back frame.

The vehicle seat back according to claim 5,
The vehicle seat back according to claim 1, wherein the floating support portion of the second link to a substantially middle position of the operating link is formed of a long hole having a substantially arc shape in the longitudinal direction.

The vehicle seat back according to claim 9,
A vehicular seat back, wherein the arcuate shape in the longitudinal direction of the floating support portion is curved forward.

The vehicle seat back according to claim 5,
The floating support portion of the second link to a substantially intermediate position of the operating link is a long hole whose longitudinal direction is substantially linear, and the longitudinal center line of the floating support portion extends downward from the center line. The rotation support portion to the seat back frame is formed on the line so as to substantially match, and the rotation support portion to the seat back frame is arranged on the rear side from the shaft support portion at a substantially intermediate position of the operation link. A vehicle seat back.

The vehicle seat back according to claim 5,
The floating support portion of the second link to a substantially intermediate position of the operating link is a long hole whose longitudinal direction is substantially linear, and the center line in the longitudinal direction of the floating support portion is the front end portion of the operating link. A vehicular seat back, wherein the rotary shaft support portion to the seat back frame and the shaft support portion disposed at a substantially middle position of the operating link are substantially matched.

The vehicle seat back according to claim 5,
The floating support portion of the second link to a substantially intermediate position of the operating link is a long hole whose longitudinal direction is substantially linear, and the longitudinal center line of the floating support portion extends downward from the center line. The rotation support portion to the seat back frame is formed on the line so as to substantially match, and the front end portion of the operation link is disposed at a substantially intermediate position between the rotation shaft support portion to the seat back frame and the operation link. The vehicle seat is formed so as to substantially match the shaft support portion, and further, a rotation support portion to the seat back frame is arranged on the front side from the shaft support portion at a substantially intermediate position of the operation link. back.