JP3604859B2 - Diversity receiver - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ダイバーシチ受信装置に関し、詳細には、スペースダイバーシチ方式を適用して無線受信を行うダイバーシチ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は従来例によるスペースダイバーシチ方式を適用したダイバーシチ受信装置を示すブロック図である。このダイバーシチ受信装置は、図18に示したように、第1ブランチ〜第n(nは自然数)ブランチと、各ブランチに接続させて各ブランチの受信レベルに従って重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路151と、各ブランチに接続させて各ブランチの出力を合成する合成回路171とを備えている。なお、このダイバーシチ受信装置は、スペースダイバーシチ方式の内、最大比合成ダイバーシチ方式を適用したものである。
【0003】
各ブランチは、アンテナ、アンテナの出力および上記重み付け係数生成回路151の入力に結合された受信回路、受信回路の出力に結合された復調回路、並びに復調回路の出力、重み付け係数生成回路151の出力および合成回路171の入力に結合された重み付け回路により1つのアンテナ受信系を構成している。例えば、第1ブランチは、電波を捕捉するアンテナ101、その捕捉された電波から受信信号を取得する受信回路111、その取得された受信信号を復調する復調回路121、およびその復調信号に上記重み付け係数生成回路151から供給される重み付け係数を乗じて当ブランチの出力を求める重み付け回路131により構成される。
【0004】
同様に、第2ブランチは、アンテナ102、受信回路112、復調回路122および重み付け回路132により構成され、第nブランチは、アンテナ103、受信回路113、復調回路123および重み付け回路133により構成される。
【0005】
つぎに、動作について説明する。図18に示したダイバーシチ受信装置では、各アンテナ101,102…103により電波が捕捉されると、その出力は対応する受信回路111,112…113において受信信号となる。各受信回路111,112…113では、その受信信号に基づいて受信レベルの測定が実施され、その測定された受信レベルは重み付け係数生成回路151に出力される。一方、各受信回路111,112…113で受信処理された受信信号は、後段の対応する復調回路121,122…123において復調され、復調信号としてさらに対応する重み付け回路131,132…133に出力される。
【0006】
重み付け係数生成回路151では、各受信回路111,112…113から受信された受信レベルの最大レベルと各受信レベルとの比がブランチ別に求められ、その比が重み付け係数として対応する重み付け回路131,132…133に出力される。これにより、各重み付け回路131,132…133では、対応する復調回路121,122…123から入力した復調信号に重み付け係数生成回路151から供給される重み付け係数が掛け合わされ、ブランチ別にその乗算結果が合成回路171に出力される。この合成回路171では、各ブランチから出力される乗算結果が合成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来例によるダイバーシチ受信装置は、本装置以外の他の無線機器から妨害波の影響を受けた場合でも最大比合成ダイバーシチ処理を実施するようにしたので、妨害波による受信レベルが大きく、正規の受信データが破壊されたとしても、その妨害波による受信レベルが各ブランチにおける受信レベルの最大レベルとして利用されていた。このため、妨害波による受信レベルを基準にして重み付け係数が生成され、その重み付け係数により各ブランチの復調信号が重み付けされるので、合成回路171によって第1〜第nブランチの出力を合成したとしても、受信感度が劣化してダイバーシチ効果が減少してしまうという問題点があった。
【0008】
この発明は、上述した従来例による問題を解消するため、最大比合成ダイバーシチ方式において、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能なダイバーシチ受信装置を得ることを目的とする。
【0009】
なお、スペースダイバーシチ方式の内の切り替えダイバーシチ方式では、妨害波の存在を判断するための近似技術として、特開平6−14011号公報、同181465号公報、同303218号公報などがある。例えば、特開平6−14011号公報には、伝送データ中の同期信号が検出できない場合に妨害波ありとみなしてアンテナ切り替えを行う技術が開示されている。同181465号公報には、マンチェスタ符号に符号化された伝送データの再生不可により妨害波ありとみなしてアンテナ切り替えを行う技術が開示されている。同303218号公報には、バーストにビット誤りが検出された場合に妨害波ありとみなしてアンテナ切り替えを行う技術が開示されている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係るダイバーシチ受信装置は、複数のアンテナを利用する最大比合成ダイバーシチ方式を適用し、前記各アンテナを通じて受信される受信信号に基づいてダイバーシチ処理を行うダイバーシチ受信装置において、前記各アンテナを通じて受信された受信信号の伝送データを構成するユニークワード又はビット誤り検出符号に基づいてアンテナ別に妨害波の影響を検出する妨害波検出手段と、複数のアンテナの内、妨害波検出手段により妨害波の影響が検出されたアンテナに受信された受信信号をダイバーシチ処理で無効にし、妨害波検出手段により妨害波の影響が検出されなかったアンテナに受信された受信信号をダイバーシチ処理で有効になるように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、各アンテナを通じて受信された受信信号のうちのユニークワード又はビット誤り検出符号に基づいてアンテナ別に妨害波の影響を検出し、複数のアンテナの内で妨害波の影響が検出されたアンテナに受信された受信信号をダイバーシチ処理で無効にし、一方、妨害波の影響が検出されなかったアンテナに受信された受信信号をダイバーシチ処理で有効になるように制御するようにしたので、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能である。
【0012】
つぎの発明に係るダイバーシチ受信装置は、妨害波検出手段が、各アンテナを通じて受信された受信信号からユニークワードを検出し、そのユニークワードを検出できなかった場合を妨害波検出とし、そのユニークワードを検出できた場合を妨害波非検出とすることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、受信信号に含まれるユニークワードを妨害波検出に用いたので、データ本体の直前に妨害波の影響が検出され、このようにしても、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能である。
【0014】
つぎの発明に係るダイバーシチ受信装置は、妨害波検出手段が、各アンテナを通じて受信された受信信号からビット誤り検出符号の正誤を判定し、そのビット誤り検出符号に誤りがあった場合を妨害波検出とし、そのビット誤り検出符号に誤りがなかった場合を妨害波非検出とすることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、受信信号に含まれるビット誤り検出符号を妨害波検出に用いたので、データ本体の直後に妨害波の影響が検出され、このようにしても、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能である。
【0016】
つぎの発明に係るダイバーシチ受信装置は、妨害波検出手段が、各アンテナを通じて受信された受信信号からユニークワードを検出するユニークワード検出手段と、各アンテナを通じて受信された受信信号からビット誤り検出符号の正誤を判定するビット誤り検出符号判定手段と、ユニークワード検出手段によりユニークワードを検出できず、かつビット誤り検出符号判定手段の判定によりビット誤り検出符号に誤りがあった場合を妨害波検出と判定し、それ以外の場合を妨害波非検出と判定する判定手段とを有したことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、ユニークワードの検出およびビット誤り検出符号の正誤判定を行い、その結果、ユニークワードを検出できず、かつビット誤り検出符号に誤りがあった場合を妨害波検出と判定し、それ以外の場合を妨害波非検出と判定するようにしたので、ユニークワードの受信段階で妨害波の影響があっても一通りデータ本体が受信され、最終的にビット誤り検出符号の受信段階で妨害波の影響がなければ不用意にデータ本体を破棄しなくて済む。
【0018】
つぎの発明に係るダイバーシチ受信装置は、妨害波検出手段が、各アンテナを通じて受信された受信信号からユニークワードを検出するユニークワード検出手段と、各アンテナを通じて受信された受信信号からビット誤り検出符号の正誤を判定するビット誤り検出符号判定手段と、ユニークワード検出手段によるユニークワードの不検出とビット誤り検出符号判定手段によるビット誤り検出符号の誤り判定との両方、もしくはいずれか一方が得られた場合を妨害波検出と判定し、それ以外の場合を妨害波非検出と判定する判定手段とを有したことを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、ユニークワードの検出およびビット誤り検出符号の正誤判定を行い、その結果、ユニークワードの不検出とビット誤り検出符号の誤り判定との両方、もしくはいずれか一方が得られた場合を妨害波検出と判定し、それ以外の場合を妨害波非検出と判定するようにしたので、ユニークワードの受信段階すなわちデータ本体の直前、もしくはビット誤り検出符号の受信段階すなわちデータ本体の直後にリアルタイムで妨害波の影響を防止することが可能である。
【0020】
つぎの発明に係るダイバーシチ受信装置は、妨害波検出手段は、判定手段により複数のアンテナすべてについて妨害波検出と判定された場合、各アンテナについて、ビット誤り検出符号判定手段によるビット誤り検出符号の正誤判定に基づき、そのビット誤り検出符号に誤りがあった場合を最終的に妨害波検出とし、そのビット誤り検出符号に誤りがなかった場合を最終的に妨害波非検出とすることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、複数のアンテナすべてについて妨害波検出と判定された場合、各アンテナについて、ビット誤り検出符号に誤りがあった場合を最終的に妨害波検出とし、そのビット誤り検出符号に誤りがなかった場合を最終的に妨害波非検出とするようにしたので、妨害波の影響を受けていないデータ本体を受信しているにも拘わらずデータ本体を無効にする不具合が回避され、受信状況に適したダイバーシチ処理を実現することが可能である。
【0022】
つぎの発明に係るダイバーシチ受信装置は、制御手段は、各アンテナについて妨害波の検出回数をカウントし、この検出回数が一定回数に達したアンテナの受信信号をダイバーシチ処理で無効にすることを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、各アンテナについて妨害波の検出回数をカウントし、この検出回数が一定回数に達したアンテナの受信信号をダイバーシチ処理で無効にするようにしたので、インパルスノイズなどによって発生するランダムなビット誤りに対して不用意に受信信号を無効にする不具合を回避することが可能である。
【0024】
つぎの発明に係るダイバーシチ受信装置は、さらに、各アンテナの受信レベルと予め決められた閾値との比較により妨害波検出の実行可否を判定する判定手段を有し、妨害波検出手段は判定手段により実行可という判定結果が得られた場合にのみ妨害波の影響を検出することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、各アンテナの受信レベルと予め決められた閾値との比較結果に応じて妨害波の影響を検出する、もしくは検出しないようにしたので、例えばユニークワードの不検出やビット誤り検出符号の誤り判定が妨害波の影響ではなく、受信レベルが低いために生じる誤った妨害波検出が無視され、これによって、不用意に受信信号を無効にする不具合を回避することが可能である。
【0026】
つぎの発明に係るダイバーシチ受信装置は、ダイバーシチ受信装置は、各アンテナの受信レベルと全アンテナの最大受信レベルとに基づいてアンテナ別の重み付け係数を生成する生成手段と、生成手段により生成されたアンテナ別の重み付け係数に基づいて各アンテナの受信信号に重み付けを行う重み付け手段とを含み、制御手段は、妨害波検出手段により妨害波の影響が検出されたアンテナの受信信号をダイバーシチ処理で無効にするために、生成手段により生成された重み付け係数を制御することを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、各アンテナの受信レベルと全アンテナの最大受信レベルとに基づいてアンテナ別の重み付け係数を生成し、妨害波の影響が検出されたアンテナについて、そのアンテナの受信信号に重み付けする重み付け係数を制御して、その受信信号をダイバーシチ処理で無効にするようにしたので、データ処理でダイバーシチ処理に対する受信信号の有効、無効を操作することが可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るダイバーシチ受信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1はこの発明に係る実施の形態1によるダイバーシチ受信装置を示すブロック図である。このダイバーシチ受信装置は、図1に示したように、第1ブランチ〜第m(mは自然数)ブランチと、各ブランチに接続させて各ブランチの受信レベルに従って重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路51と、各ブランチに接続させて各ブランチの出力を合成する合成回路71とを備えている。なお、このダイバーシチ受信装置は、スペースダイバーシチ方式の内、最大比合成ダイバーシチ方式を適用したものである。
【0030】
各ブランチは、アンテナ、アンテナの出力および上記重み付け係数生成回路51の入力に結合された受信回路、この受信回路の出力に結合された復調回路、この復調回路の出力および制御回路の入力に結合された妨害波検出回路、この妨害波検出回路の出力、重み付け係数生成回路51の出力および重み付け回路の入力に結合された制御回路、並びに復調回路の出力、制御回路の出力および合成回路71の入力に結合された重み付け回路により1つのアンテナ受信系を構成している。
【0031】
例えば、第1ブランチは、電波を捕捉するアンテナ1、その捕捉された電波から受信信号を取得する受信回路11、その取得された受信信号を復調する復調回路21、その復調信号に基づいて妨害波の影響を検出する妨害波検出回路41、その検出結果を示す検出信号に基づいて重み付け係数生成回路51から供給される重み付け係数をスルーさせるか否かを制御する制御回路61、および復調回路21から出力される復調信号に制御回路61から供給される重み付け係数を乗じて当ブランチの出力を求める重み付け回路31により構成される。
【0032】
同様に、第2ブランチは、アンテナ2、受信回路12、復調回路22、重み付け回路32、妨害波検出回路42および制御回路62により構成され、第mブランチは、アンテナ3、受信回路13、復調回路23、重み付け回路33、妨害波検出回路43および制御回路63により構成される。
【0033】
つぎに、動作について説明する。図1に示したダイバーシチ受信装置では、各アンテナ1,2…3により電波が捕捉されると、その出力は対応する受信回路11,12…13において受信信号となる。各受信回路11,12…13では、その受信信号に基づいて受信レベルの測定が実施され、その測定された受信レベルは重み付け係数生成回路51に出力される。一方、各受信回路11,12…13で受信処理された受信信号は、後段の対応する復調回路21,22…23において復調され、復調信号としてさらに対応する重み付け回路31,32…33に出力される。また、復調回路21,22…23の復調信号は、それぞれ対応する妨害波検出回路41,42…43にも出力される。
【0034】
各妨害波検出回路41,42…43は、それぞれ対応する復調回路21,22…23から入力された復調信号に基づいて妨害波の影響を受けているか否かを検出する。妨害波検出回路41,42…43のいずれかで妨害波が検出された場合には、その妨害波検出回路が所属するブランチをダイバーシチ処理から切り離すため、その妨害波検出回路は後段の制御回路に対して妨害波検出ありを示す検出信号を出力する。
【0035】
例えば、第1ブランチだけが妨害波の影響を受けた場合には、妨害波検出回路41は後段の制御回路41に対して妨害波検出ありを示す検出信号を出力する。これにより、制御回路61は、入力された検出信号に基づいて重み付け回路31に対して復調回路21からの復調信号が無効になるように制御する。その制御動作の詳細については、後述する。もちろん、第1ブランチ以外の各ブランチにおいては、妨害波の影響がないことから、妨害波検出回路42…43はそれぞれ後段の制御回路42…43に対して妨害波検出無しを示す検出信号を出力する。
【0036】
さて、重み付け係数生成回路51では、各受信回路11,12…13から受信された受信レベルの最大レベルと各受信レベルとの比がブランチ別に求められ、その比が重み付け係数として対応する制御回路61,62…63に出力される。これにより、上述の如く第1ブランチだけが妨害波の影響を受けていれば、制御回路61を除く他の制御回路62…63だけが対応する重み付け回路32…33に重み付け係数生成回路51から入力した重み付け係数を出力する。
【0037】
重み付け回路32…33では、それぞれに対応する復調回路22…23から入力した復調信号に重み付け係数生成回路51から供給される重み付け係数が掛け合わされ、ブランチ別にその乗算結果が合成回路71に出力される。この合成回路71では、各ブランチから出力される乗算結果が合成される。このように、最大比合成ダイバーシチ処理が実施される。
【0038】
つぎに、制御回路の動作について詳述する。図2は実施の形態1による制御動作を説明するフローチャートである。各制御回路61,62…63には、前段の妨害波検出回路41,42…43からは妨害波検出結果として検出信号が入力され(ステップS1)、重み付け係数生成回路51からは最大比に応じてブランチ別に重み付け係数が入力される(ステップS2)。
【0039】
そして、入力された検出信号に基づいて妨害波の影響を受けているか否かの検出が行われる(ステップS3)。その結果、妨害波の影響があれば、その妨害波の影響を受けたブランチを後の合成回路71における合成処理に含めないように切り離すため、重み付け係数生成回路51から受け取った重み付け係数は“0”に変更され(ステップS4)、その重み付け係数“0”が後段の重み付け回路に出力される(ステップS5)。なお、妨害波の影響がないブランチについては(ステップS3)、重み付け係数生成回路51から受け取った重み付け係数がそのまま後段の重み付け回路に出力される(ステップS5)。
【0040】
したがって、前述した一例のように、第1ブランチが妨害波の影響を受けた場合には、制御回路61は、重み付け係数生成回路51から受け取った重み付け係数を“0”にしてから後段の重み付け回路31に出力することになる。その結果、重み付け回路31では、復調回路21から入力した復調信号に“0”が掛け合わされるので、その演算結果は“0”値となって合成回路71に出力される。すなわち、合成回路71においては、第1ブランチから入力した重み付け結果は“0”値として処理される。このため、第1ブランチの出力はダイバーシチ処理に加味されず、除外(無効)扱いと同等になる。
【0041】
以上説明したように、実施の形態1によれば、各アンテナ1,2…3を通じて受信された受信信号に基づいてブランチ(アンテナ)別に妨害波の影響を検出し、複数のブランチ(アンテナ)の内で妨害波の影響が検出されたブランチ(アンテナ)に受信された受信信号をダイバーシチ処理で無効にし、一方、妨害波の影響が検出されなかったブランチ(アンテナ)に受信された受信信号をダイバーシチ処理で有効になるように制御するようにしたので、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能である。
【0042】
また、各アンテナの受信レベルと全アンテナの最大受信レベルとに基づいてブランチ(アンテナ)別の重み付け係数を生成し、妨害波の影響が検出されたブランチ(アンテナ)について、そのブランチ(アンテナ)の受信信号に重み付けする重み付け係数を制御して、その受信信号をダイバーシチ処理で無効にするようにしたので、データ処理でダイバーシチ処理に対する受信信号の有効、無効を操作することが可能である。
【0043】
(実施の形態2)
さて、前述の実施の形態1は、妨害波検出回路について詳述していなかったが、以下に説明する実施の形態2のように、妨害波の検出にユニークワードを用いてもよい。なお、この実施の形態2でも、全体構成を前述した実施の形態1の構成(図1参照)とすることから、以下に相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については同様の番号を用いてその説明を省略する。
【0044】
まず、伝送原理について説明する。図3は実施の形態2による伝送データのフォーマット例を示す図である。図3に示した伝送データは、プリアンブル(PR)、ユニークワード(図中、UWで示す)、データ本体(図中、DATAで示す)および巡回生成符号(図中、CRC(Cyclic Redundancy Check)で示す)により構成される。この伝送データはバースト状にしてダイバーシチ受信装置に伝送されるデータである。
【0045】
ここで、プリアンブルPRとは、受信信号からクロックを再生し、ビット同期を確立する信号である。ユニークワードUWとは、各スロットのフレーム同期のための信号である。データ本体DATAとは、伝送すべき情報により構成されるものである。巡回生成符号CRC(以下にCRC符号と称する)とは、ビット誤り検出符号の1つであり、ユニークワードUWの直後からCRC符号の直前までのデータ本体DATAのビット列の誤りを検出するための信号である。
【0046】
つぎに、構成について説明する。図4は実施の形態2によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。図4には、ダイバーシチ受信装置の第1ブランチだけが代表として示されている。この第1ブランチでは、前述の妨害波検出回路41がユニークワード検出回路41Aによって構成される。ユニークワード検出回路41Aは、復調回路21から出力された復調信号DMに基づいてプリアンブルPR直後に配置されるユニークワードUWを検出する回路である。
【0047】
この実施の形態2では、全体の動作が前述の実施の形態1と同様のため、ここでは第1ブランチの特徴となる動作についてのみ説明する。なお、この説明には、第1ブランチの制御回路61の動作説明を加味する。図5は実施の形態2による制御動作を説明するフローチャートである。
【0048】
図4に示した第1ブランチにおいて、ユニークワード検出回路41Aでは、復調回路21から入力した復調信号DMに基づいてユニークワードUWの検出が行われる。その結果、ユニークワードUWの検出ができれば、ユニークワード検出フラグUFGは“1”にセットされ、一方、検出ができなければ、ユニークワード検出フラグUFGは“0”にリセットされる。このようにして、ユニークワード検出フラグUFGは、後段の制御回路61に出力される。
【0049】
このとき、制御回路61では、妨害波検出回路41からはユニークワード検出フラグUFGが入力され(ステップS21)、重み付け係数生成回路51からは重み付け係数CF1が入力される(ステップS22)。そして、ユニークワード検出フラグUFGが“1”であれば(ステップS23)、入力された重み付け係数CF1はそのままの状態で重み付け回路31に出力される(ステップS26)。一方、ユニークワード検出フラグUFGが“0”であれば(ステップS23)、入力された重み付け係数CF1の値は強制的に“0”に変更され、その変更後の重み付け係数はCF2となる(ステップS24)。そして、この重み付け係数CF2は重み付け回路31に出力される(ステップS25)。
【0050】
重み付け回路31においては、制御回路61から重み付け係数CF2が入力された場合、復調回路21から入力した復調信号に“0”が掛け合わされるので、その重み付け結果BDは“0”値(無効値)となって合成回路71に出力される。その結果、合成回路71においては、第1ブランチの出力はダイバーシチ処理に加味されず、除外(無効)扱いと同等になる。一方、制御回路61から重み付け係数CF1が入力された場合、復調回路21から入力した復調信号に重み付け係数CF1の値がそのまま掛け合わされるので、その重み付け結果BDは有効値となって合成回路71に出力される。その結果、合成回路71においては、第1ブランチの出力はダイバーシチ処理に加味される。
【0051】
以上説明したように、実施の形態2によれば、受信信号に含まれるユニークワードを妨害波検出に用いたので、データ本体DATAの直前に妨害波の影響が検出され、このようにしても、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能である。
【0052】
(実施の形態3)
さて、前述の実施の形態1は、妨害波検出回路について詳述していなかったが、以下に説明する実施の形態3のように、妨害波の検出にビット誤り検出符号を用いてもよい。なお、この実施の形態3でも、全体構成を前述した実施の形態1の構成(図1参照)とすることから、以下に相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については同様の番号を用いてその説明を省略する。また、伝送データのフォーマットは、前述の実施の形態2と同様のフォーマットを適用し、同様の記号を使用する。
【0053】
つぎに、構成について説明する。図6は実施の形態3によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。図6には、ダイバーシチ受信装置の第1ブランチだけが代表として示されている。この第1ブランチでは、前述の妨害波検出回路41がCRC符号判定回路41Bによって構成される。CRC符号判定回路41Bは、復調回路21から出力された復調信号DMに基づいてデータ本体DATA直後に配置されるCRC符号の正誤を判定する回路である。
【0054】
この実施の形態3では、全体の動作が前述の実施の形態1と同様のため、ここでは第1ブランチの特徴となる動作についてのみ説明する。なお、この説明には、第1ブランチの制御回路61の動作説明を加味する。図7は実施の形態3による制御動作を説明するフローチャートである。
【0055】
図6に示した第1ブランチにおいて、CRC符号判定回路41Bでは、復調回路21から入力した復調信号DMに基づいてCRC符号の正誤の判定が行われる。その結果、CRC符号が正しければ、CRC符号判定フラグCFGは“1”にセットされ、一方、誤りがあれば、CRC符号判定フラグCFGは“0”にリセットされる。このようにして、CRC符号判定フラグCFGは、後段の制御回路61に出力される。
【0056】
このとき、制御回路61では、妨害波検出回路41からはCRC符号判定フラグCFGが入力され(ステップS31)、重み付け係数生成回路51からは重み付け係数CF1が入力される(ステップS32)。そして、CRC符号判定フラグCFGが“1”であれば(ステップS33)、入力された重み付け係数CF1はそのままの状態で重み付け回路31に出力される(ステップS36)。一方、CRC符号判定フラグCFGが“0”であれば(ステップS33)、入力された重み付け係数CF1の値は強制的に“0”に変更され、その変更後の重み付け係数はCF2となる(ステップS34)。そして、この重み付け係数CF2は重み付け回路31に出力される(ステップS35)。
【0057】
重み付け回路31においては、制御回路61から重み付け係数CF2が入力された場合、復調回路21から入力した復調信号に“0”が掛け合わされるので、その重み付け結果BDは“0”値(無効値)となって合成回路71に出力される。その結果、合成回路71においては、第1ブランチの出力はダイバーシチ処理に加味されず、除外(無効)扱いと同等になる。一方、制御回路61から重み付け係数CF1が入力された場合、復調回路21から入力した復調信号に重み付け係数CF1の値がそのまま掛け合わされるので、その重み付け結果BDは有効値となって合成回路71に出力される。その結果、合成回路71においては、第1ブランチの出力はダイバーシチ処理に加味される。
【0058】
以上説明したように、実施の形態3によれば、受信信号に含まれるビット誤り検出符号を妨害波検出に用いたので、データ本体DATAの直後に妨害波の影響が検出され、このようにしても、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能である。
【0059】
(実施の形態4)
さて、前述の実施の形態1は、妨害波検出回路について詳述していなかったが、以下に説明する実施の形態4のように、妨害波の検出にユニークワードやビット誤り検出符号を用いてもよい。なお、この実施の形態4でも、全体構成を前述した実施の形態1の構成(図1参照)とすることから、以下に相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については同様の番号を用いてその説明を省略する。
【0060】
まず、構成について説明する。図8は実施の形態4によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。図8には、ダイバーシチ受信装置の第1ブランチだけが代表として示されている。この第1ブランチでは、前述の妨害波検出回路41に代って妨害波検出回路45が設けられる。この妨害波検出回路45は、ユニークワード検出回路41Aと同様の構成および機能を有するユニークワード検出回路45Aと、CRC符号判定回路41Bと同様の構成および機能を有するCRC符号判定回路45Bと、ユニークワード検出回路45AおよびCRC符号判定回路45Bの出力をNOR処理するNOR回路45Cとにより構成される。
【0061】
ここで、妨害波検出回路45による妨害波検出方法について説明する。図9は実施の形態4による妨害波検出方法を説明する図である。図9には、ユニークワード検出フラグUFGおよびCRC符号判定フラグCFGの入力と、妨害波検出フラグJFGの出力間の入出力関係が示されている。妨害波検出フラグJFGとは、NOR回路45CのNOR処理結果を示している。妨害波検出フラグJFGが“1”の場合に妨害波検出ありを示し、“0”の場合を妨害波検出無しを示す。
【0062】
妨害波検出回路45において、NOR回路45Cは、図9に示したように、ユニークワード検出回路45Aが出力するユニークワード検出フラグUFGが“0”であり、かつCRC符号判定回路45Bが出力するCRC符号判定フラグCFGが“0”である場合にのみ、妨害波検出フラグJFGを“1”すなわち妨害波検出ありとして出力する。したがって、妨害波検出回路45では、ユニークワードUWの不検出とCRC符号の誤りとが両立した場合にだけ妨害波の影響を受けたものとして判断が下される。
【0063】
この実施の形態4では、全体の動作が前述の実施の形態1と同様のため、ここでは第1ブランチの特徴となる動作についてのみ説明する。なお、この説明には、第1ブランチの制御回路61の動作説明を加味する。図10は実施の形態4による制御動作を説明するフローチャートである。
【0064】
図8に示した第1ブランチにおいて、ユニークワード検出回路45Aでは、復調回路21から入力した復調信号DMに基づいてユニークワードUWの検出が行われる。その結果、ユニークワードUWの検出ができれば、ユニークワード検出フラグUFGは“1”にセットされ、一方、検出ができなければ、ユニークワード検出フラグUFGは“0”にリセットされる。このようにして、ユニークワード検出フラグUFGは、NOR回路45Cに出力される。
【0065】
一方、CRC符号判定回路45Bでは、ユニークワード検出回路45Aに入力された復調信号DMと同じ信号に基づいてCRC符号の正誤の判定が行われる。その結果、CRC符号が正しければ、CRC符号判定フラグCFGは“1”にセットされ、一方、誤りがあれば、CRC符号判定フラグCFGは“0”にリセットされる。このようにして、CRC符号判定フラグCFGは、NOR回路45Cに出力される。
【0066】
NOR回路45Cでは、ユニークワード検出回路45Aが出力するユニークワード検出フラグUFGが“0”であり、かつCRC符号判定回路45Bが出力するCRC符号判定フラグCFGが“0”であれば、妨害波検出フラグJFGは“1”にセットされた後、後段の制御回路61に出力される。また、ユニークワード検出フラグUFGとCRC符号判定フラグCFGとのいずれか一方、もしくはその両方が妨害波の影響を受けていないことを示していた場合、妨害波検出フラグJFGは“0”にセットされた後、後段の制御回路61に出力される。
【0067】
このとき、制御回路61では、妨害波検出回路45からは妨害波検出フラグJFGが入力され(ステップS41)、重み付け係数生成回路51からは重み付け係数CF1が入力される(ステップS42)。そして、妨害波検出フラグJFGが“0”であれば(ステップS43)、入力された重み付け係数CF1はそのままの状態で重み付け回路31に出力される(ステップS46)。一方、妨害波検出フラグJFGが“1”であれば(ステップS43)、入力された重み付け係数CF1の値は強制的に“0”に変更され、その変更後の重み付け係数はCF2となる(ステップS44)。そして、この重み付け係数CF2は重み付け回路31に出力される(ステップS45)。
【0068】
重み付け回路31においては、制御回路61から重み付け係数CF2が入力された場合、復調回路21から入力した復調信号に“0”が掛け合わされるので、その重み付け結果BDは“0”値(無効値)となって合成回路71に出力される。その結果、合成回路71においては、第1ブランチの出力はダイバーシチ処理に加味されず、除外(無効)扱いと同等になる。一方、制御回路61から重み付け係数CF1が入力された場合、復調回路21から入力した復調信号に重み付け係数CF1の値がそのまま掛け合わされるので、その重み付け結果BDは有効値となって合成回路71に出力される。その結果、合成回路71においては、第1ブランチの出力はダイバーシチ処理に加味される。
【0069】
以上説明したように、実施の形態4によれば、ユニークワードUWの検出およびCRC符号の正誤判定を行い、その結果、ユニークワードUWを検出できず、かつCRC符号に誤りがあった場合を妨害波検出と判定し、それ以外の場合を妨害波非検出と判定するようにしたので、ユニークワードUWの受信段階で妨害波の影響があっても一通りデータ本体DATAが受信され、最終的にCRC符号の受信段階で妨害波の影響がなければ不用意にデータ本体を破棄しなくて済む。
【0070】
(実施の形態5)
さて、前述の実施の形態1は、妨害波検出回路について詳述していなかったが、以下に説明する実施の形態5のように、前述の実施の形態4とは異なる形態で妨害波の検出にユニークワードやビット誤り検出符号を用いてもよい。なお、この実施の形態5でも、全体構成を前述した実施の形態1の構成(図1参照)とすることから、以下に相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については同様の番号を用いてその説明を省略する。
【0071】
まず、構成について説明する。図11は実施の形態5によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。図11には、ダイバーシチ受信装置の第1ブランチだけが代表として示されている。この第1ブランチでは、前述の妨害波検出回路41に代って妨害波検出回路46が設けられる。この妨害波検出回路46は、ユニークワード検出回路41Aと同様の構成および機能を有するユニークワード検出回路46Aと、CRC符号判定回路41Bと同様の構成および機能を有するCRC符号判定回路46Bと、ユニークワード検出回路46AおよびCRC符号判定回路46Bの出力をNAND処理するNAND回路46Cとにより構成される。
【0072】
ここで、妨害波検出回路46による妨害波検出方法について説明する。図12は実施の形態5による妨害波検出方法を説明する図である。図12には、ユニークワード検出フラグUFGおよびCRC符号判定フラグCFGの入力と、妨害波検出フラグJFGの出力間の入出力関係が示されている。妨害波検出フラグJFGとは、NAND回路46CのNAND処理結果を示している。妨害波検出フラグJFGが“1”の場合に妨害波検出ありを示し、“0”の場合を妨害波検出無しを示す。
【0073】
妨害波検出回路46において、NAND回路46Cは、図12に示したように、ユニークワード検出回路46Aが出力するユニークワード検出フラグUFGが“1”であり、かつCRC符号判定回路46Bが出力するCRC符号判定フラグCFGが“1”であるときにだけ、妨害波検出フラグJFGを“0”すなわち妨害波検出無しとして出力する。したがって、妨害波検出回路46では、ユニークワードUWの不検出とCRC符号の誤りとが両立した場合、もしくは、ユニークワードUWの不検出とCRC符号の誤りとのいずれか一方が成立した場合に、妨害波の影響を受けたものとして判断が下される。
【0074】
この実施の形態5では、全体の動作が前述の実施の形態1と同様のため、ここでは第1ブランチの特徴となる動作についてのみ説明する。なお、この説明には、第1ブランチの制御回路61の動作は、前述の実施の形態4で説明した手順で実施されるため、その説明を省略する。
【0075】
図11に示した第1ブランチにおいて、ユニークワード検出回路46Aでは、復調回路21から入力した復調信号DMに基づいてユニークワードUWの検出が行われる。その結果、ユニークワードUWの検出ができれば、ユニークワード検出フラグUFGは“1”にセットされ、一方、検出ができなければ、ユニークワード検出フラグUFGは“0”にリセットされる。このようにして、ユニークワード検出フラグUFGは、NAND回路46Cに出力される。
【0076】
一方、CRC符号判定回路46Bでは、ユニークワード検出回路46Aに入力された復調信号DMと同じ信号に基づいてCRC符号の正誤の判定が行われる。その結果、CRC符号が正しければ、CRC符号判定フラグCFGは“1”にセットされ、一方、誤りがあれば、CRC符号判定フラグCFGは“0”にリセットされる。このようにして、CRC符号判定フラグCFGは、NAND回路46Cに出力される。
【0077】
NAND回路46Cでは、ユニークワード検出回路46Aが出力するユニークワード検出フラグUFGが“1”であり、かつCRC符号判定回路46Bが出力するCRC符号判定フラグCFGが“1”であれば、妨害波検出フラグJFGは“0”にセットされた後、後段の制御回路61に出力される。また、ユニークワード検出フラグUFGとCRC符号判定フラグCFGとのいずれか一方、もしくはその両方が妨害波の影響を受けていることを示していた場合、妨害波検出フラグJFGは“1”にセットされた後、後段の制御回路61に出力される。
【0078】
以降、制御回路61において、前述した実施の形態4と同様に、妨害波検出フラグJFGの値に応じて重み付けが制御され、その制御を受けた重み付け回路31は重み付け結果BDを合成回路71へ出力する。
【0079】
以上説明したように、実施の形態5によれば、ユニークワードUWの検出およびCRC符号の正誤判定を行い、その結果、ユニークワードUWの不検出とCRC符号の誤り判定との両方、もしくはいずれか一方が得られた場合を妨害波検出と判定し、それ以外の場合を妨害波非検出と判定するようにしたので、ユニークワードUWの受信段階すなわちデータ本体DATAの直前、もしくはCRC符号の受信段階すなわちデータ本体DATAの直後にリアルタイムで妨害波の影響を防止することが可能である。
【0080】
(実施の形態6)
さて、前述の実施の形態5では全ブランチから妨害波の影響が検出された場合にそのまま全ブランチの受信が無効となるが、以下に説明する実施の形態6のように、全ブランチから妨害波の影響が検出された場合に最終的にCRC符号の正誤によりブランチから妨害波を検出するようにしてもよい。ここでは、実施の形態5と相違する構成およびその動作についてのみ説明する。
【0081】
まず、構成について説明する。図13は実施の形態6によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。図13には、ダイバーシチ受信装置の第1ブランチと要部だけが代表として示されている。この第1ブランチでは、前述の妨害波検出回路41に代って妨害波検出回路47が設けられる。
【0082】
妨害波検出回路47は、ユニークワード検出回路41Aと同様の構成および機能を有するユニークワード検出回路47A、CRC符号判定回路41Bと同様の構成および機能を有するCRC符号判定回路47B、ユニークワード検出回路47AおよびCRC符号判定回路47Bの出力をNAND処理するNAND回路47C、インバータ47D、スイッチ47Eにより構成される。
【0083】
この妨害波検出回路47において、ユニークワード検出回路47A、CRC符号判定回路47BおよびNAND回路47Cは、前述の実施の形態5による妨害波検出を行う構成である。NAND回路47Cの出力は、AND回路81の入力にも結合されるとともに、スイッチ47Eの端子aに結合される。CRC符号判定回路47Bの出力は、NAND回路47Cに結合されるとともに、インバータ47Dを介してスイッチ47Eの端子bにも接続される。
【0084】
インバータ47Dは、CRC符号判定回路47Bの出力を反転して端子bに出力する。この反転操作は、CRC符号が正しかった場合(CRC符号判定フラグCFGは“1”となる)を妨害波の影響無し、すなわち妨害波検出フラグJFGB“0”として制御回路61に出力できるようにするために実施される。また、この反転操作は、CRC符号が誤っていた場合(CRC符号判定フラグCFGは“0”となる)を妨害波の影響あり、すなわち妨害波検出フラグJFGB“1”として制御回路61に出力できるようにするために実施される。
【0085】
スイッチ47Eは、後述するAND回路81から指示される選択信号SELに応じ制御回路61に対する妨害波検出フラグの出力を端子aもしくは端子bに切り替える。端子aには、NAND回路47Cの出力すなわち妨害波検出フラグJFGAが入力され、端子bには、CRC符号判定回路47Bの出力すなわちCRC符号判定フラグCFGがインバータ47Dにより反転されて入力される。
【0086】
また、実施の形態6によるダイバーシチ受信装置は、図13に示したように、AND回路81が設けられている。このAND回路81は、その入力が各ブランチのNAND回路(第1ブランチではNAND回路47Cとなる)に接続され、各NAND回路から妨害波検出フラグJFGAを入力してAND処理を実施する。
【0087】
このAND回路81は、妨害波検出フラグJFGA…がすべて“1”であった場合、各ブランチの妨害波検出回路内のスイッチ(第1ブランチではスイッチ47Eとなる)に対して端子b側を選択する選択信号SELを出力する。また、AND回路81は、妨害波検出フラグJFGA…がすべて“1”でなかった場合、各ブランチの妨害波検出回路内のスイッチ(第1ブランチではスイッチ47Eとなる)に対して端子a側を選択する選択信号SELを出力する。
【0088】
つぎに、ダイバーシチ受信装置全体の回路動作について簡略して説明する。図14は実施の形態6による制御動作を説明するフローチャートである。各ブランチにおいてデータ受信および復調が行われた後(ステップS51)、AND回路81により各ブランチの妨害波検出フラグJFGAに基づいて全ブランチで妨害波が検出されたか否か判定される(ステップS52)。
【0089】
その結果、全ブランチで妨害波が検出された場合には、AND回路81の出力すなわち選択信号SELは“1”となって各ブランチのスイッチ(第1ブランチではスイッチ47Eとなる)に出力される。例えば、スイッチ47Eでは、選択信号SEL“1”に従って端子bへの切り替えが行われる(ステップS54)。これにより、後段の制御回路61には、CRC符号判定回路47BのCRC符号判定フラグCFGを反転させた妨害波検出フラグJFGBが出力される。
【0090】
また、全ブランチで妨害波が検出されなかった場合には、AND回路81の出力すなわち選択信号SELは“0”となって各ブランチのスイッチ(第1ブランチではスイッチ47Eとなる)に出力される。例えば、スイッチ47Eでは、選択信号SEL“0”に従って端子aへの切り替えが行われる(ステップS53)。これにより、後段の制御回路61には、NAND回路47Cの妨害波検出フラグJFGAが出力される。この場合には、前述の実施の形態5と同様の処理が実行されることになる。
【0091】
ここで、第1ブランチを例に挙げると、スイッチ47Eにより端子bへの切り替えが行われた場合には、制御回路61に対して妨害波検出フラグJFGBが出力される。このため、制御回路61はその妨害波検出フラグJFGBに基づいて重み付けを制御する。例えば、妨害波検出フラグJFGBが“1”すなわちCRC符号に誤りがあった場合には(ステップS55)、重み付け係数CF1はその値を“0”に変更されるので、重み付け回路31では、前述した実施の形態5と同様に重み付け係数をCF2とした重み付け処理が実行される(ステップS56)。
【0092】
一方、妨害波検出フラグJFGBが“0”すなわちCRC符号に誤りがなかった場合には(ステップS55)、重み付け係数CF1はその値のまま重み付け回路31に供給され、重み付け回路31では、前述した実施の形態5と同様に重み付け係数をCF1とした重み付け処理が実行される(ステップS57)。
【0093】
以上説明したように、実施の形態6によれば、全ブランチ(アンテナ)すべてについて妨害波検出と判定された場合、各ブランチ(アンテナ)について、CRC符号に誤りがあった場合を最終的に妨害波検出とし、そのCRC符号に誤りがなかった場合を最終的に妨害波非検出とするようにしたので、妨害波の影響を受けていないデータ本体DATAを受信しているにも拘わらずデータ本体DATAを無効にする不具合が回避され、受信状況に適したダイバーシチ処理を実現することが可能である。
【0094】
(実施の形態7)
さて、前述の各実施の形態では、各ブランチにおいて1回でも妨害波の影響が検出されると、そのブランチをダイバーシチ処理から切り離すようにしていたが、以下に説明する実施の形態7のように、妨害波の影響が一定回数に達してから該当するブランチをダイバーシチ処理から切り離すようにしてもよい。なお、この実施の形態7でも、全体構成を前述した実施の形態1の構成(図1参照)とすることから、以下に相違する動作についてのみ説明し、共通する構成については同様の番号を用いてその説明を省略する。
【0095】
そこで、実施の形態7による動作について説明する。図15は実施の形態7による制御動作を説明するフローチャートである。図15において、M(自然数)は連続して妨害波を検出できなかった数をカウントするための変数であり、N(自然数)は連続して妨害波を検出できた数をカウントするための変数であり、nは妨害波非連続数(変数Mの値)、もしくは妨害波連続数(変数Nの値)のカウントを許す最大値である。なお、各変数M,Nのカウント処理およびそのカウント値に基づく判断動作は各ブランチの制御回路61,62…63により実行されるものとする。
【0096】
まず、動作開始時点で変数Mが初期化され、その値は“0”に設定される(ステップS61)。続いて変数Nが初期化され、その値は“0”に設定される(ステップS62)。そして、各ブランチにおいてデータ受信およびその復調が行われる(ステップS63)。各ブランチにおいて、妨害波が検出された場合(ステップS64)、妨害波非検出の連続数すなわち変数Mの値がゼロにクリアされ(ステップS65)、妨害波検出の連続数すなわち変数Nが現在の値にさらに1つインクリメントされる(ステップS66)。この後、その変数Nと最大値nとの比較が行われ、変数Nが最大値nに達するまでは妨害波の検出動作が繰り返し実行される(ステップS67)。
【0097】
もし変数Nが最大値nに達した場合には(ステップS67)、重み付け係数CF1はその値を“0”に変更されるので、重み付け回路31では、前述した実施の形態5と同様に重み付け係数をCF2とした重み付け処理が実行される(ステップS68)。
【0098】
一方、各ブランチにおいて、妨害波が検出されなかった場合(ステップS64)、妨害波検出の連続数すなわち変数Nの値がゼロにクリアされ(ステップS69)、妨害波非検出の連続数すなわち変数Mが現在の値にさらに1つインクリメントされる(ステップS70)。この後、その変数Mと最大値nとの比較が行われ、変数Mが最大値nに達するまでは妨害波の検出動作が繰り返し実行される(ステップS71)。
【0099】
もし変数Mが最大値nに達した場合には(ステップS71)、重み付け係数CF1はその値のまま重み付け回路31に供給され、重み付け回路31では、前述した実施の形態5と同様に重み付け係数をCF1とした重み付け処理が実行される(ステップS72)。
【0100】
以上説明したように、実施の形態7によれば、各ブランチ(アンテナ)について妨害波の検出回数をカウントし、この検出回数が一定回数に達したブランチ(アンテナ)の受信信号をダイバーシチ処理で無効にするようにしたので、インパルスノイズなどによって発生するランダムなビット誤りに対して不用意に受信信号を無効にする不具合を回避することが可能である。
【0101】
さて、上述した実施の形態7では、妨害波の連続検出数や妨害波の連続非検出数を比較する最大値nを共通の値としていたが、性能などを考慮して異なるように設定してもよく、あるいは、環境に応じてそれぞれ独立して可変とするようにしてもよい。
【0102】
(実施の形態8)
さて、前述の各実施の形態では、各ブランチにおいて受信レベルに関係なく妨害波の影響が検出されると、そのブランチをダイバーシチ処理から切り離すようにしていたが、以下に説明する実施の形態8のように、受信レベルに応じて妨害波の影響を加味してダイバーシチ処理から切り離すようにしてもよい。なお、この実施の形態8でも、全体構成を前述した実施の形態1の構成(図1参照)とすることから、以下に相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については同様の番号を用いてその説明を省略する。
【0103】
まず、構成について説明する。図16は実施の形態8によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。ダイバーシチ受信装置は、図16に示したように、全体構成を前述した実施の形態1と同様にしており、相違する部分を新たに付加された受信レベル判定回路91,92…93としている。
【0104】
受信レベル判定回路91,92…93は、各ブランチにおいて対応する受信回路11,12…13から受信信号の受信レベルを入力して、その受信レベルが予め決められた閾値よりも低い場合には妨害波検出回路41,42…43を機能させず、妨害波の影響がないという検出結果を制御回路61,62…63に出力させるものである。
【0105】
つぎに、動作について説明する。図17は実施の形態8による動作を説明するフローチャートである。ダイバーシチ受信装置では、各ブランチにおいてデータ受信が行われると(ステップS81)、各受信レベル判定回路91,92…93において受信信号の受信レベルLVLと予め決められた閾値THとの比較が行われる(ステップS82)。その結果、受信レベルLVLが閾値TH以上の高さであれば、前述した実施の形態1〜7のいずれか1つの動作が実行され(ステップS83)、一方、受信レベルLVLが閾値THよりも低ければ、妨害波検出回路に対して妨害波の影響がないという検出結果を強制的に出力させ、動作モードは妨害波検出動作の停止モードとなる(ステップS84)。
【0106】
以上説明したように、実施の形態8によれば、各ブランチ(アンテナ)の受信レベルと予め決められた閾値との比較結果に応じて妨害波の影響を検出する、もしくは検出しないようにしたので、例えばユニークワードの不検出やビット誤り検出符号の誤り判定が妨害波の影響ではなく、受信レベルが低いために生じる誤った妨害波検出が無視され、これによって、不用意に受信信号を無効にする不具合を回避することが可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、各アンテナを通じて受信された受信信号の伝送データを構成するユニークワード又はビット誤り検出符号に基づいてアンテナ別に妨害波の影響を検出し、複数のアンテナの内で妨害波の影響が検出されたアンテナに受信された受信信号をダイバーシチ処理で無効にし、一方、妨害波の影響が検出されなかったアンテナに受信された受信信号をダイバーシチ処理で有効になるように制御するようにしたので、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能なダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【0108】
つぎの発明によれば、受信信号に含まれるユニークワードを妨害波検出に用いたので、データ本体の直前に妨害波の影響が検出され、このようにしても、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能なダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【0109】
つぎの発明によれば、受信信号に含まれるビット誤り検出符号を妨害波検出に用いたので、データ本体の直後に妨害波の影響が検出され、このようにしても、妨害波の影響を受けた受信信号が最大比合成によるダイバーシチ処理に含まれず、良好な受信入力特性が得られる。その結果、外部から妨害波の影響を受けてもダイバーシチ効果を失うことなく、良好な受信感度を得ることが可能なダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【0110】
つぎの発明によれば、ユニークワードの検出およびビット誤り検出符号の正誤判定を行い、その結果、ユニークワードを検出できず、かつビット誤り検出符号に誤りがあった場合を妨害波検出と判定し、それ以外の場合を妨害波非検出と判定するようにしたので、ユニークワードの受信段階で妨害波の影響があっても一通りデータ本体が受信され、最終的にビット誤り検出符号の受信段階で妨害波の影響がなければ不用意にデータ本体を破棄しなくて済むダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【0111】
つぎの発明によれば、ユニークワードの検出およびビット誤り検出符号の正誤判定を行い、その結果、ユニークワードの不検出とビット誤り検出符号の誤り判定との両方、もしくはいずれか一方が得られた場合を妨害波検出と判定し、それ以外の場合を妨害波非検出と判定するようにしたので、ユニークワードの受信段階すなわちデータ本体の直前、もしくはビット誤り検出符号の受信段階すなわちデータ本体の直後にリアルタイムで妨害波の影響を防止することが可能なダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【0112】
つぎの発明によれば、複数のアンテナすべてについて妨害波検出と判定された場合、各アンテナについて、ビット誤り検出符号に誤りがあった場合を最終的に妨害波検出とし、そのビット誤り検出符号に誤りがなかった場合を最終的に妨害波非検出とするようにしたので、妨害波の影響を受けていないデータ本体を受信しているにも拘わらずデータ本体を無効にする不具合が回避され、受信状況に適したダイバーシチ処理を実現することが可能なダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【0113】
つぎの発明によれば、各アンテナについて妨害波の検出回数をカウントし、この検出回数が一定回数に達したアンテナの受信信号をダイバーシチ処理で無効にするようにしたので、インパルスノイズなどによって発生するランダムなビット誤りに対して不用意に受信信号を無効にする不具合を回避することが可能なダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【0114】
つぎの発明によれば、各アンテナの受信レベルと予め決められた閾値との比較結果に応じて妨害波の影響を検出する、もしくは検出しないようにしたので、例えばユニークワードの不検出やビット誤り検出符号の誤り判定が妨害波の影響ではなく、受信レベルが低いために生じる誤った妨害波検出が無視され、これによって、不用意に受信信号を無効にする不具合を回避することが可能なダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【0115】
つぎの発明によれば、各アンテナの受信レベルと全アンテナの最大受信レベルとに基づいてアンテナ別の重み付け係数を生成し、妨害波の影響が検出されたアンテナについて、そのアンテナの受信信号に重み付けする重み付け係数を制御して、その受信信号をダイバーシチ処理で無効にするようにしたので、データ処理でダイバーシチ処理に対する受信信号の有効、無効を操作することが可能なダイバーシチ受信装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施の形態1によるダイバーシチ受信装置を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1による制御動作を説明するフローチャートである。
【図3】実施の形態2による伝送データのフォーマット例を示す図である。
【図4】実施の形態2によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。
【図5】実施の形態2による制御動作を説明するフローチャートである。
【図6】実施の形態3によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。
【図7】実施の形態3による制御動作を説明するフローチャートである。
【図8】実施の形態4によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。
【図9】実施の形態4による妨害波検出方法を説明する図である。
【図10】実施の形態4による制御動作を説明するフローチャートである。
【図11】実施の形態5によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。
【図12】実施の形態5による妨害波検出方法を説明する図である。
【図13】実施の形態6によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。
【図14】実施の形態6による制御動作を説明するフローチャートである。
【図15】実施の形態7による制御動作を説明するフローチャートである。
【図16】実施の形態8によるダイバーシチ受信装置の要部を示すブロック図である。
【図17】実施の形態8による動作を説明するフローチャートである。
【図18】従来例によるダイバーシチ受信装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2,3 アンテナ、11,12,13 受信回路、21,22,23 復調回路、31,32,33 重み付け回路、41,42,43,45,46,47 妨害波検出回路、41A,45A,46A,47A ユニークワーク検出回路、41B,45B,46B,47B CRC符号判定回路、45C NOR回路、46C,47C NAND回路、47D インバータ、47E スイッチ、81 AND回路、51 重み付け係数生成回路、61,62,63 制御回路、71 合成回路、91,92,93 受信レベル判定回路。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a diversity receiving apparatus, and more particularly, to a diversity receiving apparatus that performs radio reception by applying a space diversity scheme.
[0002]
[Prior art]
FIG. 18 is a block diagram showing a conventional diversity receiving apparatus to which the space diversity system is applied. As shown in FIG. 18, the diversity receiver includes a first branch to an n-th (n is a natural number) branch, and a weighting
[0003]
Each branch includes an antenna, a receiving circuit coupled to the output of the antenna and the input of the weighting
[0004]
Similarly, the second branch includes the
[0005]
Next, the operation will be described. In the diversity receiving apparatus shown in FIG. 18, when a radio wave is captured by each of the
[0006]
In the weighting
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The diversity receiver according to the above-described conventional example performs the maximum ratio combining diversity processing even when affected by an interference wave from another wireless device other than the present apparatus. Even if the received data is destroyed, the reception level due to the interference wave is used as the maximum reception level in each branch. For this reason, a weighting coefficient is generated based on the reception level due to the interference wave, and the demodulated signal of each branch is weighted by the weighting coefficient. Therefore, even if the combining circuit 171 combines the outputs of the first to n-th branches. However, there has been a problem that the receiving sensitivity is deteriorated and the diversity effect is reduced.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention solves the above-described problem of the conventional example, and in the maximum ratio combining method, can achieve good reception sensitivity without losing the diversity effect even if it is affected by an external disturbance. It is intended to obtain a receiving device.
[0009]
In the switching diversity system among the space diversity systems, Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 6-14011, 181465, and 313218 disclose approximate techniques for determining the presence of an interfering wave. is there . For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-14011 discloses a technique in which when a synchronization signal in transmission data cannot be detected, it is assumed that an interference wave is present and antenna switching is performed. Japanese Patent Publication No. 181465 discloses a technique of performing antenna switching on the assumption that an interference wave is present due to the inability to reproduce transmission data encoded in Manchester code. Japanese Patent Publication No. 303218 discloses a technique in which when a bit error is detected in a burst, an antenna is switched assuming that an interference wave exists.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems and achieve the object, the diversity receiving apparatus according to the present invention employs a maximum ratio combining diversity scheme using a plurality of antennas, Said In a diversity receiver that performs diversity processing based on a received signal received through each antenna, Previous Of the received signal received through each antenna Unique word or bit error detection code constituting transmission data Interference signal detection means for detecting the influence of the interference wave for each antenna based on the antenna, and, among the plurality of antennas, invalidate the received signal received by the antenna for which the influence of the interference wave was detected by the interference wave detection means by diversity processing. And control means for controlling the received signal received by the antenna for which the influence of the interference wave is not detected by the interference wave detection means to be effective in the diversity processing.
[0011]
According to the present invention, of the received signals received through each antenna, Unique word or bit error detection code Based on the antenna, the influence of the interference is detected for each antenna, and the reception signal received by the antenna in which the influence of the interference is detected among the plurality of antennas is invalidated by the diversity processing, while the influence of the interference is detected. Since the received signal received by the antenna that did not exist is controlled to be effective in the diversity processing, the received signal affected by the interference wave is not included in the diversity processing by the maximum ratio combining, and the good reception input characteristics Is obtained. As a result, it is possible to obtain a good reception sensitivity without losing the diversity effect even if the signal is affected by an external disturbance.
[0012]
The diversity receiver according to the next invention is , Obstruction Harmful wave detection means But Can detect unique words from the received signal received through each antenna and detect the unique words No Is detected as a disturbance wave, and the unique word is detected. Came The case is characterized in that no interference wave is detected.
[0013]
According to the present invention, since the unique word included in the received signal is used for interference wave detection, the influence of the interference wave is detected immediately before the data itself. Are not included in the diversity processing by the maximum ratio combining, and a good reception input characteristic can be obtained. As a result, it is possible to obtain a good reception sensitivity without losing the diversity effect even if the signal is affected by an external disturbance.
[0014]
The diversity receiver according to the next invention is , Obstruction Harmful wave detection means But , Determine the correctness of the bit error detection code from the received signal received through each antenna, determine the presence of an error in the bit error detection code as an interference wave detection, and disturb the absence of the error in the bit error detection code. It is characterized in that no wave is detected.
[0015]
According to the present invention, since the bit error detection code included in the received signal is used for interference wave detection, the influence of the interference wave is detected immediately after the data itself. The received signal is not included in the diversity processing by the maximum ratio combining, and a good reception input characteristic is obtained. As a result, it is possible to obtain a good reception sensitivity without losing the diversity effect even if the signal is affected by an external disturbance.
[0016]
The diversity receiver according to the next invention is , Obstruction Harmful wave detection means But A unique word detecting means for detecting a unique word from a received signal received through each antenna, a bit error detecting code determining means for determining whether a bit error detecting code is correct from a received signal received through each antenna, and a unique word detecting means. Means that a unique word cannot be detected by the means and that the bit error detection code is erroneous as determined by the bit error detection code determination means, that interference wave detection is determined; otherwise, determination is made that no interference wave is detected. Means.
[0017]
According to the present invention, the unique word is detected and the correctness of the bit error detection code is determined. As a result, the unique word cannot be detected and the bit error detection code has an error. Ah Is determined as interference wave detection, and in other cases, interference wave non-detection is determined. Ah Even if the data body is received as a whole, the data body does not need to be discarded carelessly if there is no influence of an interference wave at the reception stage of the bit error detection code.
[0018]
The diversity receiver according to the next invention is , Obstruction Harmful wave detection means But A unique word detecting means for detecting a unique word from a received signal received through each antenna, a bit error detecting code determining means for determining whether a bit error detecting code is correct from a received signal received through each antenna, and a unique word detecting means. By means of unique words Unfortunate If both or both of the detection and the error determination of the bit error detection code by the bit error detection code determination means are obtained, it is determined that the interference wave is detected, and otherwise, it is determined that the interference wave is not detected. Means.
[0019]
According to the present invention, the unique word is detected and the correctness of the bit error detection code is determined, and as a result, the unique word is detected. Unfortunate When the detection and / or the error determination of the bit error detection code are obtained, it is determined that the interference wave is detected when the detection is performed, and the other case is determined that the interference wave is not detected. It is possible to prevent the influence of the interference wave in real time immediately before the reception stage, that is, immediately before the data body, or immediately after the reception stage of the bit error detection code, that is, immediately after the data body.
[0020]
In the diversity receiving apparatus according to the next invention, when the interference wave detection means determines that the interference wave detection has been performed for all of the plurality of antennas by the determination means, the correctness of the bit error detection code by the bit error detection code determination means is determined for each antenna. Based on the decision, the bit error detection code Ah In this case, the interference wave detection is finally performed, and if no error is detected in the bit error detection code, the interference wave non-detection is finally performed.
[0021]
According to the present invention, when it is determined that the interference wave is detected for all of the plurality of antennas, an error is detected in the bit error detection code for each antenna. Ah In this case, the interference signal is finally detected, and if there is no error in the bit error detection code, the interference signal is not detected. Despite this, the problem of invalidating the data body is avoided, and diversity processing suitable for the reception situation can be realized.
[0022]
The diversity receiving apparatus according to the next invention is characterized in that the control means counts the number of times of detection of the interference wave for each antenna, and invalidates the reception signal of the antenna whose number of times of detection reaches a certain number in the diversity processing. I do.
[0023]
According to the present invention, the number of times of detection of the interference wave is counted for each antenna, and the reception signal of the antenna whose number of times of detection has reached a certain number is invalidated by the diversity processing. Bit error To On the other hand, it is possible to avoid the problem of inadvertently invalidating the received signal.
[0024]
The diversity receiving apparatus according to the next invention further includes a determination unit that determines whether or not to perform the interference wave detection by comparing the reception level of each antenna with a predetermined threshold, and the interference wave detection unit includes a determination unit. The method is characterized in that the influence of the interfering wave is detected only when the determination result that the execution is possible is obtained.
[0025]
According to the present invention, the influence of an interfering wave is detected or not detected in accordance with the comparison result between the reception level of each antenna and a predetermined threshold value. The erroneous detection of the interference wave caused by the low reception level is ignored because the error determination of the code is not the influence of the interference wave, and it is possible to avoid the problem of inadvertently invalidating the received signal.
[0026]
A diversity receiving apparatus according to the next invention is characterized in that the diversity receiving apparatus generates a weighting coefficient for each antenna based on a reception level of each antenna and a maximum reception level of all antennas, and an antenna generated by the generation means. Weighting means for weighting the reception signal of each antenna based on another weighting coefficient, wherein the control means invalidates the reception signal of the antenna in which the influence of the interference wave is detected by the interference wave detection means by the diversity processing For this purpose, a weighting coefficient generated by the generating means is controlled.
[0027]
According to the present invention, a weighting factor for each antenna is generated based on the reception level of each antenna and the maximum reception level of all antennas, and for the antenna in which the influence of the interference wave is detected, the reception signal of the antenna is weighted. Since the weighting coefficient is controlled to invalidate the received signal by the diversity processing, it is possible to operate the validity and invalidity of the received signal for the diversity processing in the data processing.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Exemplary embodiments of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings.
[0029]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a block diagram showing a diversity receiving apparatus according to a first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the diversity receiver includes a first branch to an m-th (m is a natural number) branch and a weighting
[0030]
Each branch is coupled to an antenna, an output of the antenna and a receiving circuit coupled to the input of the weighting
[0031]
For example, the first branch includes an
[0032]
Similarly, the second branch includes the
[0033]
Next, the operation will be described. In the diversity receiving apparatus shown in FIG. 1, when a radio wave is captured by each of the
[0034]
Each of the interference
[0035]
For example, when only the first branch is affected by the interference wave, the interference
[0036]
In the weighting
[0037]
In the
[0038]
Next, the operation of the control circuit will be described in detail. FIG. 2 is a flowchart illustrating a control operation according to the first embodiment. Each of the
[0039]
Then, based on the input detection signal, detection is made as to whether or not the signal is affected by the interference wave (step S3). As a result, the effects of that For example, the weighting coefficient received from the weighting
[0040]
Therefore, when the first branch is affected by the interfering wave as in the above-described example, the
[0041]
As described above, according to the first embodiment, the influence of an interfering wave is detected for each branch (antenna) based on the reception signals received through each of the
[0042]
Also, a weighting coefficient for each branch (antenna) is generated based on the reception level of each antenna and the maximum reception level of all antennas, and for the branch (antenna) in which the influence of the interference wave is detected, the branch (antenna) Since the weighting coefficient for weighting the received signal is controlled and the received signal is invalidated by the diversity processing, it is possible to operate the validity and invalidity of the received signal for the diversity processing in the data processing.
[0043]
(Embodiment 2)
In the first embodiment, the interference wave detection circuit is not described in detail, but a unique word may be used for the detection of the interference wave as in the second embodiment described below. In the second embodiment as well, since the overall configuration is the same as that of the first embodiment (see FIG. 1), only different configurations will be described below, and the same reference numerals will be used for common configurations. The description is omitted.
[0044]
First, the transmission principle will be described. FIG. 3 is a diagram showing a format example of transmission data according to the second embodiment. The transmission data shown in FIG. 3 is composed of a preamble (PR), a unique word (indicated by UW in the figure), a data body (indicated by DATA in the figure), and a cyclic generation code (CRC (Cyclic Redundancy Check) in the figure). Shown). This transmission data is data transmitted in a burst form to the diversity receiving apparatus.
[0045]
Here, the preamble PR is a signal that reproduces a clock from a received signal and establishes bit synchronization. The unique word UW is a signal for frame synchronization of each slot. The data body DATA is composed of information to be transmitted. The cyclic generation code CRC (hereinafter referred to as CRC code) is one of bit error detection codes. , This signal is for detecting an error in the bit string of the data body DATA immediately after the unique word UW to immediately before the CRC code.
[0046]
Next, the configuration will be described. FIG. 4 is a block diagram showing a main part of the diversity receiving apparatus according to the second embodiment. FIG. 4 shows only the first branch of the diversity receiver as a representative. In the first branch, the above-described interference
[0047]
In the second embodiment, since the entire operation is the same as that of the first embodiment, only the operation that is the feature of the first branch will be described here. Note that the description of the operation of the
[0048]
In the first branch shown in FIG. 4, the unique
[0049]
At this time, in the
[0050]
In the
[0051]
As described above, according to the second embodiment, since the unique word included in the received signal is used for interference wave detection, the influence of the interference wave is detected immediately before the data body DATA. The received signal affected by the interfering wave is not included in the diversity processing by the maximum ratio combining, so that a good reception input characteristic can be obtained. As a result, it is possible to obtain a good reception sensitivity without losing the diversity effect even if the signal is affected by an external disturbance.
[0052]
(Embodiment 3)
In the first embodiment, the interference wave detection circuit is not described in detail. However, as in the third embodiment described below, a bit error detection code may be used to detect the interference wave. In the third embodiment as well, since the overall configuration is the same as that of the first embodiment (see FIG. 1), only different configurations will be described below, and the same reference numerals will be used for common configurations. The description is omitted. The format of the transmission data is the same as that of the second embodiment, and the same symbols are used.
[0053]
Next, the configuration will be described. FIG. 6 is a block diagram showing a main part of the diversity receiving apparatus according to the third embodiment. FIG. 6 shows only the first branch of the diversity receiver as a representative. In the first branch, the above-described interference
[0054]
In the third embodiment, since the entire operation is the same as that of the first embodiment, only the operation that is a feature of the first branch will be described here. Note that the description of the operation of the
[0055]
In the first branch shown in FIG. 6, the CRC
[0056]
At this time, in the
[0057]
In the
[0058]
As described above, according to
[0059]
(Embodiment 4)
In the first embodiment, the interference wave detection circuit is not described in detail. However, as in the fourth embodiment described below, a unique word or a bit error detection code is used to detect the interference wave. Is also good. In the fourth embodiment as well, since the overall configuration is the same as that of the first embodiment (see FIG. 1), only different configurations will be described below, and the same reference numerals will be used for common configurations. The description is omitted.
[0060]
First, the configuration will be described. FIG. 8 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to the fourth embodiment. FIG. 8 shows only the first branch of the diversity receiver as a representative. In the first branch, an interference
[0061]
Here, a method of detecting an interference wave by the interference
[0062]
In the interference
[0063]
In the fourth embodiment, since the entire operation is the same as that of the first embodiment, only the operation characteristic of the first branch will be described here. Note that the description of the operation of the
[0064]
In the first branch shown in FIG. 8, the unique
[0065]
On the other hand, the CRC code determination circuit 45B determines whether the CRC code is correct based on the same signal as the demodulated signal DM input to the unique
[0066]
In the NOR circuit 45C, if the unique word detection flag UFG output from the unique
[0067]
At this time, in the
[0068]
In the
[0069]
As described above, according to the fourth embodiment, the unique word UW is detected and the CRC code is determined to be correct or incorrect. As a result, the unique word UW cannot be detected and the CRC code has an error. Ah Is determined as interference wave detection, and in other cases, interference wave non-detection is determined. Ah Even if the data body DATA is received, the data body does not need to be discarded carelessly unless there is an influence of an interference wave at the reception stage of the CRC code.
[0070]
(Embodiment 5)
In the first embodiment, the interference wave detection circuit has not been described in detail. However, as in the fifth embodiment described below, the detection of the interference wave is different from that of the fourth embodiment. , A unique word or a bit error detection code may be used. In the fifth embodiment as well, since the entire configuration is the same as that of the first embodiment (see FIG. 1), only different configurations will be described below, and the same reference numerals will be used for common configurations. The description is omitted.
[0071]
First, the configuration will be described. FIG. 11 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to the fifth embodiment. FIG. 11 shows only the first branch of the diversity receiver as a representative. In the first branch, an interference
[0072]
Here, an interference wave detection method by the interference
[0073]
In the interference
[0074]
In the fifth embodiment, since the entire operation is the same as that of the first embodiment, only the operation characteristic of the first branch will be described here. In this description, since the operation of the
[0075]
In the first branch shown in FIG. 11, the unique
[0076]
On the other hand, the CRC
[0077]
In the NAND circuit 46C, the unique word detection flag UFG output from the unique
[0078]
Thereafter, in the
[0079]
As described above, according to the fifth embodiment, the unique word UW is detected and the CRC code is determined to be correct, and as a result, the unique word UW Unfortunate When the detection and / or the error determination of the CRC code are obtained, it is determined that the interference wave is detected when the detection is performed, and otherwise, it is determined that the interference wave is not detected. It is possible to prevent the influence of the interfering wave in real time immediately before the stage, that is, immediately before the data body DATA, or immediately after receiving the CRC code, that is, immediately after the data body DATA.
[0080]
(Embodiment 6)
In the fifth embodiment, when the influence of the interference wave is detected from all the branches, the reception of all the branches becomes invalid as it is, but as in the sixth embodiment described below, the interference wave When the effect is detected, an interference wave may be finally detected from the branch based on whether the CRC code is correct or not. Here, only the configuration and operation different from the fifth embodiment will be described.
[0081]
First, the configuration will be described. FIG. 13 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to the sixth embodiment. FIG. 13 shows only the first branch and the main part of the diversity receiving apparatus as representatives. In the first branch, an interference
[0082]
The interference
[0083]
In the interference
[0084]
The
[0085]
The
[0086]
In addition, the diversity receiver according to the sixth embodiment includes an AND
[0087]
When the interference wave detection flags JFGA are all "1", the AND
[0088]
Next, the circuit operation of the entire diversity receiver will be briefly described. FIG. 14 is a flowchart illustrating a control operation according to the sixth embodiment. After data reception and demodulation are performed in each branch (step S51), the AND
[0089]
As a result, when an interference wave is detected in all branches, the output of the AND
[0090]
If no interference wave is detected in all branches, the output of the AND
[0091]
Here, taking the first branch as an example, when switching to the terminal b is performed by the
[0092]
On the other hand, when the interference wave detection flag JFGB is “ 0 That is, if there is no error in the CRC code (step S55), the weighting coefficient CF1 is supplied to the
[0093]
As described above, according to the sixth embodiment, when it is determined that the interference wave is detected for all the branches (antennas), an error is found in the CRC code for each branch (antenna). Ah In the case that the interference signal is finally detected, and when there is no error in the CRC code, the interference signal is finally detected, so that the data body DATA not affected by the interference signal is received. Despite this, the problem of invalidating the data body DATA is avoided, and diversity processing suitable for the reception situation can be realized.
[0094]
(Embodiment 7)
By the way, in each of the above-described embodiments, when the influence of the interfering wave is detected even once in each branch, the branch is separated from the diversity processing, but as in the seventh embodiment described below. Alternatively, the branch may be separated from the diversity processing after the influence of the interference wave reaches a certain number. In the seventh embodiment as well, since the overall configuration is the same as that of the first embodiment (see FIG. 1), only operations different from those described below will be described, and the same reference numerals will be used for common configurations. The description is omitted.
[0095]
Thus, an operation according to the seventh embodiment will be described. FIG. 15 is a flowchart illustrating a control operation according to the seventh embodiment. In FIG. 15, M (natural number) is a variable for counting the number of consecutive undetectable interference waves, and N (natural number) is a variable for counting the number of consecutive undetectable interference waves. And n is an interference wave Non This is the maximum value that allows counting of the number of continuations (value of variable M) or the number of continuations of interference waves (value of variable N). It is assumed that the count processing of the variables M and N and the judgment operation based on the count value are executed by the
[0096]
First, at the start of the operation, the variable M is initialized, and its value is set to "0" (step S61). Subsequently, the variable N is initialized, and its value is set to "0" (step S62). Then, data reception and demodulation are performed in each branch (step S63). In each branch, when an interference wave is detected (step S64), the number of continuous detection of the interference wave, that is, the value of the variable M is cleared to zero (step S65), and the number of continuous detection of the interference wave, that is, the variable N is set to the current value. The value is further incremented by one (step S66). Thereafter, the variable N is compared with the maximum value n, and the interference wave detection operation is repeatedly executed until the variable N reaches the maximum value n (step S67).
[0097]
If the variable N has reached the maximum value n (step S67), the value of the weighting coefficient CF1 is changed to “0”, so that the
[0098]
On the other hand, if no interference wave is detected in each branch (step S64), the continuous number of interference wave detection, that is, the value of the variable N, is cleared to zero (step S69), and the continuous number of interference wave non-detection, that is, the variable M Is further incremented by one to the current value (step S70). Thereafter, the variable M is compared with the maximum value n, and the interference wave detection operation is repeatedly executed until the variable M reaches the maximum value n (step S71).
[0099]
If the variable M has reached the maximum value n (step S71), the weighting factor CF1 is supplied to the
[0100]
As described above, according to the seventh embodiment, the number of times of detection of the interference wave is counted for each branch (antenna), and the reception signal of the branch (antenna) whose number of times of detection reaches a certain number is invalidated by the diversity processing. Random bit error caused by impulse noise etc. To On the other hand, it is possible to avoid the problem of inadvertently invalidating the received signal.
[0101]
By the way, in the above-described seventh embodiment, the maximum value n for comparing the number of continuous detections of interference waves and the number of non-detection of continuous interference waves is a common value, but is set differently in consideration of performance and the like. Alternatively, they may be independently variable depending on the environment.
[0102]
(Embodiment 8)
By the way, in each of the above-described embodiments, when an influence of an interference wave is detected in each branch regardless of the reception level, the branch is separated from the diversity processing. In this manner, the diversity processing may be separated in consideration of the influence of the interfering wave according to the reception level. In the eighth embodiment as well, since the entire configuration is the same as that of the first embodiment (see FIG. 1), only different configurations will be described below, and the same reference numerals will be used for common configurations. The description is omitted.
[0103]
First, the configuration will be described. FIG. 16 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to the eighth embodiment. As shown in FIG. 16, the diversity receiver has the same overall configuration as that of the above-described first embodiment, and different parts are newly added reception
[0104]
The reception
[0105]
Next, the operation will be described. FIG. 17 is a flowchart illustrating the operation according to the eighth embodiment. In the diversity receiver, when data reception is performed in each branch (step S81), the reception
[0106]
As described above, according to the eighth embodiment, the influence of an interfering wave is detected or not detected according to the comparison result between the reception level of each branch (antenna) and a predetermined threshold. For example, non-detection of a unique word or error detection of a bit error detection code is not the influence of an interference wave, but erroneous interference wave detection caused by a low reception level is ignored, thereby inadvertently invalidating a received signal. It is possible to avoid the trouble that occurs.
[0107]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the reception signal received through each antenna Unique word or bit error detection code constituting transmission data Based on the antenna, the influence of the interference is detected for each antenna, and the reception signal received by the antenna in which the influence of the interference is detected among the plurality of antennas is invalidated by the diversity processing, while the influence of the interference is detected. Since the received signal received by the antenna that did not exist is controlled to be effective in the diversity processing, the received signal affected by the interference wave is not included in the diversity processing by the maximum ratio combining, and the good reception input characteristics Is obtained. As a result, it is possible to obtain a diversity receiving apparatus capable of obtaining a good receiving sensitivity without losing the diversity effect even when affected by an external disturbance.
[0108]
According to the next invention, since the unique word included in the received signal is used for interference wave detection, the influence of the interference wave is detected immediately before the data itself. The signal is not included in the diversity processing by the maximum ratio combining, and good reception input characteristics can be obtained. As a result, it is possible to obtain a diversity receiving apparatus capable of obtaining a good receiving sensitivity without losing the diversity effect even when affected by an external disturbance.
[0109]
According to the next invention, since the bit error detection code included in the received signal is used for interference wave detection, the influence of the interference wave is detected immediately after the data itself. The received signal is not included in the diversity processing by the maximum ratio combining, and a good reception input characteristic is obtained. As a result, it is possible to obtain a diversity receiving apparatus capable of obtaining a good receiving sensitivity without losing the diversity effect even when affected by an external disturbance.
[0110]
According to the next invention, the unique word is detected and the correctness of the bit error detection code is determined. As a result, the unique word cannot be detected and the bit error detection code has an error. Ah Is determined as interference wave detection, and in other cases, interference wave non-detection is determined. Ah Even though the data body is received as a whole, there is an effect that a diversity receiving apparatus can be obtained in which the data body does not need to be discarded carelessly if there is no influence of an interference wave at the reception stage of the bit error detection code.
[0111]
According to the next invention, the unique word is detected and the correctness of the bit error detection code is determined, and as a result, the unique word is detected. Unfortunate When the detection and / or the error determination of the bit error detection code are obtained, it is determined that the interference wave is detected when the detection is performed, and the other case is determined that the interference wave is not detected. This has the effect of providing a diversity receiver capable of preventing the influence of an interfering wave in real time immediately after the reception stage, that is, immediately before the data body, or immediately after the reception stage of the bit error detection code, that is, immediately after the data body.
[0112]
According to the next invention, when it is determined that the interference wave is detected for all of the plurality of antennas, an error is detected in the bit error detection code for each antenna. Ah In this case, the interference signal is finally detected, and if there is no error in the bit error detection code, the interference signal is not detected. In spite of this, it is possible to avoid the problem of invalidating the data body and to obtain a diversity receiving apparatus capable of realizing diversity processing suitable for the receiving situation.
[0113]
According to the next invention, the number of times of detection of the interference wave is counted for each antenna, and the reception signal of the antenna for which the number of times of detection has reached a certain number is invalidated by the diversity processing. Random bit errors To On the other hand, it is possible to obtain a diversity receiving apparatus capable of avoiding the problem of inadvertently invalidating the received signal.
[0114]
According to the next invention, the influence of the interference wave is detected or not detected according to the comparison result between the reception level of each antenna and a predetermined threshold value. Diversity that can avoid the problem of erroneous detection of interference caused by a low reception level rather than the influence of the interference caused by the error determination of the detection code, thereby inadvertently invalidating the received signal. There is an effect that a receiving device can be obtained.
[0115]
According to the next invention, a weighting coefficient for each antenna is generated based on the reception level of each antenna and the maximum reception level of all antennas, and for the antenna in which the influence of the interference wave is detected, the reception signal of the antenna is weighted. The received signal is invalidated by the diversity processing by controlling the weighting coefficient to be performed, so that a diversity receiving apparatus capable of operating the validity / invalidity of the received signal with respect to the diversity processing in the data processing can be obtained. To play.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a diversity receiving apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating a control operation according to the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram showing a format example of transmission data according to a second embodiment.
FIG. 4 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to a second embodiment.
FIG. 5 is a flowchart illustrating a control operation according to the second embodiment.
FIG. 6 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to a third embodiment.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a control operation according to a third embodiment.
FIG. 8 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to a fourth embodiment.
FIG. 9 is a diagram illustrating an interference wave detection method according to a fourth embodiment.
FIG. 10 is a flowchart illustrating a control operation according to a fourth embodiment.
FIG. 11 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to a fifth embodiment.
FIG. 12 is a diagram illustrating an interference wave detection method according to a fifth embodiment.
FIG. 13 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to a sixth embodiment.
FIG. 14 is a flowchart illustrating a control operation according to the sixth embodiment.
FIG. 15 is a flowchart illustrating a control operation according to the seventh embodiment.
FIG. 16 is a block diagram showing a main part of a diversity receiving apparatus according to an eighth embodiment.
FIG. 17 is a flowchart illustrating an operation according to the eighth embodiment.
FIG. 18 is a block diagram showing a conventional diversity receiving apparatus.
[Explanation of symbols]
1, 2, 3 antenna, 11, 12, 13 reception circuit, 21, 22, 23 demodulation circuit, 31, 32, 33 weighting circuit, 41, 42, 43, 45, 46, 47 interference wave detection circuit, 41A, 45A , 46A, 47A Unique work detection circuit, 41B, 45B, 46B, 47B CRC code determination circuit, 45C NOR circuit, 46C, 47C NAND circuit, 47D inverter, 47E switch, 81 AND circuit, 51 weighting coefficient generation circuit, 61, 62 , 63 control circuit, 71 synthesis circuit, 91, 92, 93 reception level judgment circuit.
Claims (9)
前記各アンテナを通じて受信された受信信号の伝送データを構成するユニークワード又はビット誤り検出符号に基づいてアンテナ別に妨害波の影響を検出する妨害波検出手段と、
前記複数のアンテナの内、前記妨害波検出手段により妨害波の影響が検出されたアンテナに受信された受信信号を前記ダイバーシチ処理で無効にし、前記妨害波検出手段により妨害波の影響が検出されなかったアンテナに受信された受信信号を前記ダイバーシチ処理で有効になるように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするダイバーシチ受信装置。Applying the maximum ratio combining diversity method using a plurality of antennas, in a diversity receiving device that performs diversity processing based on the received signal received through each antenna,
A disturbance detecting means for detecting an influence of the interference wave by the antenna based on the unique word or bit error detection code constituting the transmission data of the reception signal received through the previous SL each antenna,
Among the plurality of antennas, the received signal received by the antenna in which the influence of the interference wave is detected by the interference wave detection means is invalidated by the diversity processing, and the influence of the interference wave is not detected by the interference wave detection means. Control means for controlling the received signal received by the antenna to be effective in the diversity processing,
A diversity receiving device comprising:
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