JP3604090B2 - 連結複数成形型器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、子供達が例えば動物等の形を楽しみながら作ることができる連結複数成形型器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまで、食べられるガム等を、その成形の圧力により、その形状が変化するものを利用して、子供達が動物等の形を成形する成形型器としては、1つの成形型に動物等の形が形成されているものはあるが、それは平面的な片面だけで、成形された成形体の他面は平らな面であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の成形型器にあっては、一応は立体的な動物等の形はできるとしても、それはあくまでも片側が平面的なものであるため、立体的には正面のみならず、側面、背面、上下面に変化のある動物等の立体像は成形することができず、子供達としては、それだけ興味は半減するものであった。
本発明は、このような問題点を解決すべく種々検討した結果創出されたもので、その目的とするところは、成形型器をもって、子供達でも複雑な立体像を容易に成形することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明にあっては、複雑な立体像を成形する成形型を複数個に分割するとともに、その分割型の辺縁部において連結することによって問題点の解決を図っている。
すなわち、本発明の連結複数成形型器は、柔軟な熱可塑性樹脂を射出することによって成形されたもので、三分割以上の複数の成形型を閉じることにより、正面、背面、両側面、天面及び下面を形成する各立体部が成形された1つの立体の成形体ができるように各成形型をその辺縁部において連結され、各成形型の天面及び下面の隣接成形型との接合部分は等辺である構成をとっている。ちなみにこの場合の各成形型の隣接成形型との非接合部分、例えば、各成形型の分割成形型を閉じた場合の外周部分を形状は問わない。
【0005】
【実施例】
以下、本発明の連結複数成形型器による成形の成形素材をガムとした場合の実施例を図面に基づいて説明する。
これまで、食べられるガムを立体的に成形するに当っては、1つの型、例えば動物等の一面の形の型に食べられるガムを押込むもので、動物等の面の反対面は平面的であった。
本発明は、これと同様に、食べられるガムとこれを成形する成形型器を用いて、子供達が食べられるガムを動物等のより立体的な形に簡単に成形して、その成形を楽しみ、これを食べるというものである。
【0006】
本発明は、このような例えばより立体的な動物等の形を成形する際に、正面、背面、両側面、天面、及び下面と複雑な立体像をも容易に成形するような複数の成形型をその辺縁部で連結した成形型器である。
成形型器(A)は、図1のものでは4分割のものではあるが、これは5分割であっても、6分割であってもよい。
4分割の成形型器(A)について説明する。
この成形型器(A)は、直方体を、その上面における対角線にそって縦方向に4分割したもので、図2に示すように転開された4分割型(a)、(b)、(c)、(d)は、内側に直角3角柱状(4)、(5)、(6)、(7)を呈するもので、それぞれの背梁部にそって、成形型(m1)、(m2)、(m3)、(m4)が形成されている。
ここで、直角3角柱状(4)、(5)、(6)、(7)は、その天面及び下面において、(4)、(5)、(6)、(7)の各辺が等しく、直角二等辺三角形になっている。
したがって、これらの分割型(a)、(b)、(c)、(d)を巻回状に閉じると、その内部の成形型(m1)〜(m4)は、例えば1つの完成された動物の形の空洞ができる。
【0007】
このような成形型器(A)をもって、食べるガムの素材(B)を動物形に作るには、先ず図4に示すように分割型(a)、(b)を合わせた成形型(m1)+(m2)の状態内に、ガム素材(B)を載せる。
このように分割型(a)、(b)を先ず合わせることは、ガム素材(B)を載せ易くするためである。
このように、ガム素材(B)を載せた後、分割型(c)、(d)を巻くように被せて握りしめる。
成形型器(A)の各分割型(a)、(b)、(c)、(d)を開くと、ガム素材(B)は成形型器(A)の型形状にそって成形された動物形(B')ができ上がる。
このように成形された動物形(B')は、口に入れて噛むものであるから、子供達は予め手を洗い不衛生にならないようにする必要がある。
動物形(B')としては例えば図6の(イ)、(ロ)に示すようなものである。
【0008】
成形型器(A)は、転開状にあって一体射出成形されるもので、その連続部(1)、(2)、(3)は薄肉部であってヒンジ部となるところであるから、材料としては熱可塑性樹脂のうち、比較的に柔軟なポリプロピレン樹脂が好適として用いられる。この射出成形の場合、各分割型(a)〜(d)の各成形型(m1)〜(m4)の複雑な型を成形し易くするために、各分割型(a)〜(d)の各成形型(m1)〜(m4)に対する外側面に凹部(8)を形成してこの成形型(m1)〜(m4)部分を薄肉とする。
本発明の成形素材としては、上記実施例にあげたガムの外、ぐみ、あるいは粘土等の圧力により、その形状が変化するものであればよい。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、三分割以上の複数の成形型を閉じることにより1つの立体像が成形できるように、各成形型をその辺縁部において連結して構成した成形型体をポリプロピレン樹脂で射出成形したものであるから、食べられるガム素材を成形型上に載せて、各成形型の分割型を巻回状に閉じることにより、正面、背面、両側面、天面及び下面と複雑な各立体部が成形された1つの立体の成形体を容易に成形することができ、子供達にとっては、従来の平面的なものと異なり、完成された複雑な立体像であることにより、一層の興味をそそるものである。
しかも、このような成形型器は、複数の分割型が柔軟な熱可塑性樹脂で一体に射出成形されたものであるから、連結部は樹脂の薄肉部で成形され、子供達による例えば動物等の形を成形する際、巻回、巻戻しが滑らかにして容易に行うことができる。
各成形型の天面及び下面の隣接成形型との接合部分は等辺であるので、成形型を閉じて使用するときに、簡易に使用でき、隣接する成形型を接合して、その上にガム素材を載せれば、その他の成形型を閉じれば、簡単に立体の成型物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形型器を閉じた場合の斜視図である。
【図2】同上の成形型器を開いた場合の斜視図である。
【図3】同上の成形型器の2分割型を合わせた状態の斜視図である。
【図4】同上の成形型器の合わせた2分割型上にガム素材を載せた場合の斜視図である。
【図5】同上の成形型器を閉じて握りしめている状態の斜視図である。
【図6】(イ)、(ロ)ともガム成形体の斜視図である。
【符号の説明】
A 成形型器
B 食べるガム素材
B' 食べるガムの成形体
a〜d 分割型
m1〜m4 成形型
1〜3 連結部
4〜7 直角3角柱状部
8 凹部
Claims (1)
- 三分割以上の複数の成形型を閉じることにより、正面、背面、両側面、天面及び下面を形成する各立体部が成形された1つの立体の成形体ができるように各成形型をその辺縁部を連結して構成した一連の成形型を、柔軟な熱可塑性樹脂で射出成形したものであって、各成形型の天面及び下面の隣接成形型との接合部分は等辺であることを特徴とする連結複数成形型器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21561992A JP3604090B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 連結複数成形型器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21561992A JP3604090B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 連結複数成形型器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638726A JPH0638726A (ja) | 1994-02-15 |
JP3604090B2 true JP3604090B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=16675408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21561992A Expired - Lifetime JP3604090B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 連結複数成形型器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3604090B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4411982B2 (ja) * | 2004-01-26 | 2010-02-10 | 株式会社村田製作所 | 超音波センサ用音響整合層の製造方法および成形型 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP21561992A patent/JP3604090B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0638726A (ja) | 1994-02-15 |
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