JP3603608B2 - Braking device for ribbon cartridge and ribbon cartridge provided with the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクリボンにバックテンションを付与するリボンカートリッジにおける制動装置およびこれを備えたリボンカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のリボンカートリッジとして、実用新案登録第2564763号に記載のものが知られている。このリボンカートリッジには、印字が為される透明テープと、透明テープの印字面に貼着される両面粘着テープとが収容されると共に、印字のためのインクリボンが、繰出しコアおよび巻取りコアに巻回した状態で収容されている。従動側の繰出しコアは、カートリッジケースの内面に突設したコア軸に回転自在に軸支され、且つコア軸の中空部に装着したトーションばねにより、インクリボンにバックテンションを与えるべく、その回転が制動されるようになっている。この場合、コア軸の一部には透孔が形成され、この透孔からトーションばねのリング部が突出して、繰出しコアを軸方向に付勢している。これにより、繰出しコアが回転すると、これに押し付けられたリング部が繰出しコアの内面に強く摺接し、繰出しコアが回転が制動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のリボンカートリッジでは、トーションばねのリング部が繰出しコアの内面に点接触で直接摺接しているため、繰出しコアの内周面の真円度や微妙凹凸などにより、制動力が大きく変動したり、トーションばねにひびり振動が発生するなどの問題があった。これにより、インクリボンに付与するバックテンションの変動が大きくなり、印字品質が悪化することになる。
【0004】
本発明は、簡単な構造で、インクリボンに付与するバックテンションを安定化させることができるリボンカートリッジにおける制動装置およびこれを備えたリボンカートリッジを提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のリボンカートリッジの制動装置は、カートリッジケース内に、インクリボンを繰り出す繰出しスプールと、繰出しスプールを回転自在に保持する中空の軸状突起と、繰出しスプールの回転を制動する制動機構とを備えたリボンカートリッジにおける制動装置において、制動機構は、軸状突起の一部を軸方向に「U」字状に除去して形成したばね性を有する摺接片部と、軸状突起の中空部に挿入され、摺接片部の先端部を繰出しスプールの内周面に向かって付勢するばねとを有し、摺接片部の先端部は、繰出しスプールの内周面と相補的形状の摺接面を備え、ばねは線材で構成され、略「U」字状に折り曲げたばね本体を備え、軸状突起の中空部の軸方向に直交する横断面形状は、軸状突起の一方の端部から挿入されるばねの平面視挿入姿勢に合わせて長方形に形成されていることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、回転を制動される繰出しスプールは、軸状突起の一部に形成した摺接片部を介して、ばねにより付勢されており、かつ摺接片部の先端部(摺接端)は、繰出しスプールの内周面と相補的形状の摺接面に形成されているため、制動のために加えられるばね力は、比較的広い面積で且つ繰出しスプールの内周面に均一に作用する。このため、繰出しスプールの内周面に微妙な凹凸などがあっても、ばね力が一部に集中することがなく、これに均一且つ安定にばね力を付与することができる。
また、ばねは線材で構成され、略「U」字状に折曲げたばね本体を備えている。したがって、安定したばね力を発揮するばねを、低コストで簡単に作成することができる。なお、この場合、ばね本体の一方の端部を円形に折曲げた付勢端となるリング部とを備えることが好ましい。
さらに、軸状突起の中空部の横断面形状は、ばねの挿入姿勢に合わせて長方形に形成されているため、挿入方向を間違えることなく、ばねを中空部に挿入することができ、且つ挿入した状態において、ばねの姿勢を安定させることができる。
【0007】
この場合、摺接片部は、カートリッジの表裏一方の内面から繰出しスプールの軸方向のほぼ中間部まで延在していることが、好ましい。
【0008】
この構成によれば、繰出しスプールの軸方向のほぼ中間部にばね力を作用させることができるため、繰出しスプールの回転ぶれなどを極力少なくすることができる。
【0009】
これらの場合、軸状突起は、カートリッジケースと一体に成形されていることが、好ましい。
【0010】
この構成によれば、軸状突起およびその摺接片部を簡単に形成することができる。
【0011】
これらの場合、軸状突起の中空部には、これに挿入したばねを抜止め状態に係止する係止突起が形成されていることが、好ましい。
【0012】
この構成によれば、中空部に挿入したばねが、カートリッジケースに加えられた衝撃などで、簡単に抜け落ちてしまうのを防止することができる。また、ばねを挿入したときに、ばねが係止突起を乗り越えてセットされることで、セット状態が確認でき、ばねの装着不良を防止することができる。
【0017】
本発明のリボンカートリッジは、上記のいずれかに記載のリボンカートリッジにおける制動装置を備えたことを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、リボンカートリッジに安定したバックテンションを加えることができるため、インクリボンが原因となる印刷不良を極力少なくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るリボンカートリッジにおける制動装置およびこれを備えたリボンカートリッジ(テープカートリッジ)が、適用されたテープ印刷装置について説明する。このテープ印刷装置は、テープカートリッジを介して装置内に装着した印刷テープに、所望の文字や図形などを印刷(印字)すると共に、印刷テープの印刷済み部分を所定の長さに切断するものである。より具体的には、印刷テープにはMD(ミニディスク)専用の粘着ラベルが作り込まれており、テープ印刷装置はこの粘着ラベルの表面に所望の印刷を行うものである。そして、印刷後の粘着ラベルは、印刷テープから剥してMD(カセット)の所定の位置に貼着される。
【0020】
図1は開蓋状態のテープ印刷装置の外観斜視図であり、同図に示すように、テープ印刷装置1は、印刷装置本体2と、これに着脱自在に装着されるテープカートリッジ3から成り、印刷装置本体2は、上下2分割の装置ケース4により外殻が形成されている。装置ケース4の前部上面には、各種入力キー5aから成るキーボード5が配設され、後部上面には、ディスプレイ6、開閉蓋7およびこれを開放する蓋開放ボタン8が配設されている。開閉蓋7の内側には、テープカートリッジ3を装着するためのカートリッジ装着部9が窪入形成されており、テープカートリッジ3はこの開閉蓋7を開放した状態でカートリッジ装着部9に対し着脱される。また、装置ケース4の左側部には、カートリッジ装着部9と装置外部とを連通するテープ排出口10が形成され、テープ排出口10には、送り出した印刷テープ100を切断するテープカッタ(図示省略)が臨んでいる。さらに、装置ケース4の左後部には、このテープカッタを切断動作させるカッタボタン11が配設されている。
【0021】
一方、カートリッジ装着部9には、ヘッドカバー13に覆われた印刷ヘッド14と、印刷ヘッド14に対峙するプラテン15と、巻取りリール駆動軸16と、テープカートリッジ3の装着を案内するガイド突起17が立設されている。また、カートリッジ装着部9の下側には、プラテン15および巻取りリール駆動軸16を回転させるテープ送り機構(図示省略)が内蔵されている。なお、図中の符号18はヘッド操作板であり、開閉蓋7を閉塞すると、このヘッド操作板18により、印刷ヘッド14がプラテン15を押圧する印刷位置に回動して、印刷が可能になる。
【0022】
ユーザーは、カートリッジ装着部9にテープカートリッジ3を装着した後、キーボード5により所望の文字などの印刷情報を入力し、同時にディスプレイ6により入力結果を確認すると共に編集を行う。次に、キーボード5を介して印刷を指示すると、テープ送り機構が駆動して、テープカートリッジ3から印刷テープ100を繰り出すと同時に、印刷ヘッド14が駆動して、印刷テープ100の粘着ラベル110の部分に所望の印刷を行う。或いは、図外のミニディスクプレーヤをこの印刷装置本体2に接続し、MDに記憶されているインデェックスデータなど読み出してこれを編集し、印刷テープ100の粘着ラベル110の部分に印刷する。
【0023】
そして、印刷テープ100の印刷済み部分は、印刷動作に並行してテープ排出口10から連続的に外部に送り出されてゆく。このようにして、所望の印刷が完了すると、テープ送り機構はその送り動作を停止する。ここで、ユーザーが、装置ケース4の左後部に配設されたカッターボタン11を押すことで、テープカッタが作動し粘着ラベル付きの印刷テープ100が所望の長さに切断される。
【0024】
図2および図3に示すように、テープカートリッジ3は、上ケース31aと下ケース31bとから成るカートリッジケース31により、その外殻が形成されている。上ケース31aと下ケース31bとは、相互にスナップイン形式で係合しており(図4および図5参照)、係合した状態で、テープカートリッジ3の種別などを記載した粘着シール32により分離不能に接合されている(図2参照)。粘着シール32は、剥離可能に構成され、これを剥して上ケース31aを外すことで、使用済みの印刷テープ100などを交換できるようになっている。
【0025】
カートリッジケース31の内部には、テープコア120にロール状に巻回した印刷テープ100と、一端側を繰出しコア210に巻回し他端側を巻取りコア220に巻回したインクリボン200とが収容されている。印刷テープ100は、テープコア120から繰り出される一方、インクリボン200は、繰出しコア210から繰り出され、印刷テープ100と重なって併走した後、巻取りコア220に巻き取られる。
【0026】
また、印刷テープ100とインクリボン200とが重なる部分には、印刷ヘッド14およびプラテン15が臨む開口部34が形成されている(図10参照)。テープカートリッジ3をカートリッジ装着部9に装着すると、この開口部34に、印刷テープ100およびインクリボン200を挟むように印刷ヘッド14およびプラテン15が挿入される。同時に、巻取りコア220の中空部分には巻取りリール駆動軸16が挿入される。そして、プラテン15と巻取りリール駆動軸16とが同期して回転すると、印刷テープ100とインクリボン200とが同時に送られ、且つ印刷ヘッド14が駆動することで、印刷が行われる。印刷テープ100の印刷完了部分は、カートリッジケース31に形成したテープ送出口35から装置ケース4のテープ排出口10に向かって送り出されてゆく。
【0027】
印刷テープ100は、粘着材付きの印刷テープ本体101に剥離テープ(基材テープ)102を貼り合わせて成り、印刷テープ本体101には、それぞれ方形に切り線を入れることで多数の粘着ラベル110が横並び作り込まれている。すなわち、粘着ラベル110は、いわゆる剥離紙付きのテープをハーフカットして形成されている。粘着ラベル110が作り込まれている部分以外の部分、すなわち左右の縦非ラベル部111は、印刷テープ100が切断される部分となり、上下の横非ラベル部(ラベル非貼着部)112は、印刷テープ100の走行(繰出し)が案内される部分となる。
【0028】
また、ロール状に巻回した印刷テープ100の両端面には、表裏一対のフィルム130,130が貼着されている。フィルム130は、印刷テープ100の繰り出しに影響を及ぼさない程度の粘着力で印刷テープ100の両端面に貼着されると共に、印刷テープ100のばらけを防止している。なお、実施形態の粘着ラベル110は、MDのカセットやカセットケースの表裏面に貼着するためのもの(大きさ)であるが、この印刷テープ100とは別に、MDのカセットの側面に貼着するための、細長の粘着ラベルを作り込んだ印刷テープも、テープカートリッジに搭載して用意されている。
【0029】
図3、図4および図5に示すように、カートリッジケース31内のほぼ半部には、印刷テープ100の繰出し口となる部分を除いて円形に形成されたテープ収容部41と、テープ収容部41に連なるテープ繰出し部42とが設けられている。テープ収容部41は、上ケース31aの内面に突出形成した上テープ収容壁44aと、下ケース31bの内面に突出形成した下テープ収容壁bとで構成され、また同様にテープ繰出し部42は、上テープ収容壁44aに連なる上テープ繰出し壁45aと、下テープ収容壁44bに連なる下テープ繰出し壁45bとで構成されている。上下両テープ繰出し壁45a,45bは、上下両テープ収容壁44a,44bの端部との間で印刷テープ100の繰出し口を構成すると共に、テープ送出口35に向かって渦曲線状に湾曲して開口部34の近傍まで延びている。
【0030】
上テープ収容壁44aは、略円形の周壁部(副ガイド壁部)46と、周壁部46の内面に等間隔で形成した複数の突状部47とを有しており、この突状部47が、収容した印刷テープ100の上側の横非ラベル部112に摺接するようになっている。同様に、下テープ収容壁44bは、略円形の周壁部46と、周壁部46の内面に等間隔で形成した複数の突状部47とを有すると共に、上記の開口部34を構成する開口壁36に背合わせとなる周壁部46の部位を立上げ形成した立上げ壁48と、立上げ壁48の外側に突設した突設壁49とを有している。この場合も、突状部47が、収容した印刷テープ100の下側の横非ラベル部112に摺接する。
【0031】
上テープ繰出し壁45aは、上テープ収容壁44aの周壁部46に連なる湾曲部51と、湾曲部51の内側に形成したガイド壁部(主ガイド壁部)52とを有し、ガイド壁部52の先端は湾曲部51より先方に延びている。ガイド壁部52は、複数の突状部47の延長上に配設されており、突状部47と同様に印刷テープ100の上側の横非ラベル部112に摺接するようになっている。下テープ収容壁45bは、下テープ収容壁44bの周壁部46に連なると共に立上げ壁48と同一高さに形成した隔壁部(支持壁部)53と、隔壁部53の内側に形成したガイド壁部52とを有している。この場合も、ガイド壁部52は、その先端が隔壁部53より先方に延びており、印刷テープ100の下側の横非ラベル部112に摺接するようになっている。
【0032】
また、隔壁部53は、印刷テープ100側とインクリボン200側とを区画しており、インクリボン200がたるんだときに、印刷テープ100にインクリボン200が接触しないように、両者の間を仕切っている。これにより、粘着ラベル110の縁からはみ出した粘着材に、インクリボン200が張り付いてジャミングが発生するのを、防止している。
【0033】
一方、上テープ収容壁44aの内側中心部分に位置して上ケース31aには、円筒突起55と十字状のリブ56が形成されている。同様に、下テープ収容壁44bの内側中心部分に位置して下ケース31bには、円筒突起56と十字状のリブ56が形成されている。この上下の円筒突起55,55は、その外周面に印刷テープ100のテープコア120が回転自在に軸支される部位であり、且つその内周面は、テープカートリッジ3をカートリッジ装着部9に装着するときに、上記のガイド突起17に嵌合する部位となる。
【0034】
このように構成されたテープ収容部41に印刷テープ100をセットすると、図3および図6に示すように、印刷テープ100の上側の横非ラベル部112に、上テープ収容壁44aの複数の突状部47および上テープ繰出し壁45aのガイド壁部52が対峙し、下側の横非ラベル部112に、下テープ収容壁44bの複数の突状部47および下テープ繰出し壁45bのガイド壁部52が対峙する。このため、印刷テープ100が繰り出されてゆくと、印刷テープ100は、その両横非ラベル部112,112が両ガイド壁部52,52に案内され、これに摺接しながら送り出されてゆく。また、印刷テープ100がばらけた場合には、複数の突状部47も案内部材として機能し、印刷テープ100はその両横非ラベル部112,112でこれに摺接しながら送り出されてゆく。
【0035】
したがって、繰り出されてゆく印刷テープ100の粘着ラベル110は、これら案内部材に一切接触することがなく、たとえ粘着材がはみ出すなどして剥がれ易い状態にあっても、印刷に供される前に粘着ラベル110が剥がれることがない。なお、上記の各突状部47はその先端が傾斜しており、印刷テープ100のテープ収容部41への投入を案内できるようになっている。
【0036】
一方、下テープ収容壁44bの立上げ壁(周壁部46)48および突設壁49と、上下両テープ繰出し壁45a,45bの両ガイド壁部(隔壁部53)52,52とで構成される楔状空間60には、印刷テープ100の逆走を阻止するストップローラ61が遊嵌状態で収容されている。すなわち、立上げ壁(周壁部46)48および突設壁49と両ガイド壁部(隔壁部53)52,52とで、立上げ壁48と両ガイド壁部52,52とが鋭角を為す楔状壁部が構成され、且つ楔状壁部とストップローラ61とで印刷テープ100の逆走阻止機構が構成されている。
【0037】
ストップローラ61は円柱状のゴムなどで構成され、図7に示すように、上ケース31aと下ケース31bとの間の寸法とほぼ同寸法に形成されている。また、ストップローラ61は、柔軟性を有し、自由状態でわずかに撓んでいる。このため、楔状空間60に収容したストップローラ61は、その長手方向のいずれかの部位が印刷テープ100に常に接触している。したがって、印刷テープ100が正逆走行すると、その摺動抵抗を受けて楔状空間60内を移動する。
【0038】
すなわち、印刷テープ100が繰り出されてゆくと、ストップローラ61は、印刷テープ100に接触して転動しながら突設壁49側に移動し、印刷テープ100の走行を許容する。一方、印刷テープ100が繰出し方向と逆方向に逆走すると、ストップローラ61は、印刷テープ100に接触して転動しながら立上げ壁48と両ガイド壁部52,52との狭まった部分に向かって移動する。この移動によりストップローラ61は、立上げ壁48と両ガイド壁部52,52との間に挟まれ、立上げ壁48から反力を受けながら、両ガイド壁部52,52との間に印刷テープ100を強く挟持し、印刷テープ100の逆走を阻止する。
【0039】
このように、印刷テープ100の逆走を阻止することができるため、何らかの衝撃で印刷テープ100の繰出し端がカートリッジケース31内に引き込まれそうになっても、この引込みを防止することができる。またこのとき、ストップローラ61により両ガイド壁部52,52に押圧挟持される部分は、印刷テープ100の両横非ラベル部112,112であり、この逆走阻止動作においても、粘着ラベル110が剥がれることはない。
【0040】
テープ送出口35は、図8に示すように、上ケース31aと下ケース31bとに跨って、全体としてスリット状に形成されており、上下両端部に位置する幅狭部63,63、両幅狭部63,63間に位置する幅広部64とで構成されている。両幅狭部63,63は、ここを通過する印刷テープ100の両横非ラベル部112,112の位置に対応し、また幅広部64は粘着ラベル110の位置に対応している。印刷テープ100がテープ送出口35を通過する時には、両横非ラベル部112,112が両幅狭部63,63に案内されるようにこれに摺接する一方、粘着ラベル110は、テープ送出口35の縁に一切接触することなくここを通過する。したがって、テープ送出口35の部分においても、粘着ラベル110が剥がれることがない。
【0041】
一方、インクリボン200は、図3に示すように、繰出しコア(繰出しスプール)210から繰り出され、上記の逆走阻止機構の近傍で印刷テープ100と重なり、そのまま開口部34を横切り、更に開口壁36に沿って走行して巻取りコア220に巻取られる。この場合、従動側となる繰出しコア210は、後述する制動機構により、インクリボン200がたるまないように制動されている。また、駆動側となる巻取りコア220は、テープカートリッジ3が印刷装置本体2に装着していない状態で、インクリボン200がたるまないように、後述する逆転阻止機構により、その自由回転を阻止されている。
【0042】
図3、図4、図5および図9に示すように、繰出しコア210は、上ケース31aの内面に突出形成した円筒状の上軸状突起71と、下ケース31bの内面に突出形成され、上軸状突起71と同軸上に配設した円筒状の下軸状突起72とに、回転可能に軸支されている。上軸状突起71は短く形成され、下軸状突起72は、繰出しコア210のほぼ下半部が係合するように長く形成されている(図9参照)。下軸状突起72には、その一部を逆「U」字状に除去して、ばね性を有する摺接片部73が形成されている。また、下軸状突起72の中空部74には、摺接片部73を内側から付勢する制動ばね75が挿入されている。すなわち、この摺接片部73と制動ばね75とにより、繰出しコア210の内周面を径方向に押圧して、繰出しコア210の回転を制動する制動機構が構成されている。
【0043】
制動ばね75は、線材(例えばピアノ線)を折曲げて形成されており、略「U」字状に折曲げたばね本体75aと、ばね本体の一方の端部を円形に折曲げたリング部75bとで構成されている。制動ばね75は、下方から中空部74に挿入されており、リング部75bが摺接片部73に当接してこれを押圧すると共に、他方の端部が下軸状突起72の上端部内面に当接している。なお、下軸状突起72の中空部74は、制動ばね75が適切な姿勢で挿入されるように、その横断面が摺接片部73の内面を短辺とする長方形に形成されている(図3参照)。
【0044】
摺接片部73は、ばね性を有する本体73aと、繰出しコア210の内周面に接触する付勢端部73bとから成り、付勢端部73bの外面には、繰出しコア210の内周面と相補的形状を為す摺接面73cが形成されている。すなわち、摺接片部73は、繰出しコア210の内周面と比較的広い面積で摺接し、繰出しコア210に安定した制動力を付与できるようになっている。また、付勢端部73bの内面には第1係止突起73dが形成される一方、第1係止突起73dに対応して下軸状突起72の上端部内面には第2係止突起72aが形成されている。中空部74に制動ばね75を挿入してゆくと、リング部75bが第1係止突起73dを乗り越え、続いて他方の端部が第2係止突起72aに当接して、制動ばね75が下軸状突起72に適切にセットされる。また、セットされた制動ばね75に対し、第1係止突起73dは下方への抜止めとして作用し、第2係止突起72aは上方への抜止めとして作用する。
【0045】
このような構成では、制動ばね75により摺接片部73の付勢端部73bが繰出しコア210の内周面を押圧し、繰出しコア210が回転すると、付勢端部73bの摺接面73cが繰出しコア210の内周面に摺接する。したがって、繰出しコア210の内周面に凹凸などがあっても、これを吸収し安定したばね力を付与することができる。したがって、制動力(摺動摩擦)も安定し、インクリボン200に変動の少ないバックテンションを付与することができる。
【0046】
巻取りコア220は、上ケース31aに形成した円形の上軸孔81と、下ケース31bに形成され、上軸孔81と同軸上に配設した円形の下軸孔(図示省略)とに、回転可能に軸支されている。巻取りコア220の内周面には、周方向に複数の突条221が形成されており、テープカートリッジ3を印刷装置本体2に装着すると、この複数の突条221に巻取りリール駆動軸16が噛み合って、巻取りコア220が回転駆動可能となる(図10参照)。また、巻取りコア220の下端部には、図示しないが爪車状のロック受け部が形成されている。そして、ロック受け部に、下ケース31bに装着したロック爪部材91が係脱するようになっている。すなわち、このロック受け部とロック爪部材91により、巻取りコア220の逆転を阻止する逆転阻止機構が構成されている。
【0047】
ロック爪部材91は、下ケース31bに立設したピン状突起92に回動自在に装着された部材本体93と、部材本体93から巻取りコア220側に延びる爪部94と、部材本体93から「V」字状に延びるばね片部95および解除片部96とで、一体に形成されている。テープカートリッジ3を印刷装置本体2に装着していない状態では、図3に示すように、ばね片部95の付勢作用で、爪部94がピン状突起92を中心に巻取りコア220側に回動付勢され、爪部94の先端が巻取りコア220のロック受け部に係止している。これにより、巻取りコア220の正転は許容される(爪車状ゆえ)が、逆転は阻止される。
【0048】
一方、テープカートリッジ3を印刷装置本体2に装着した状態では、図10に示すように、印刷装置本体2のカートリッジ装着部9に形成したカム突起9aに解除片部96が係合し、ばね片部95に抗して爪部94を逆方向に回動させて、巻取りコア220のロック受け部から離脱させる。これにより、巻取りコア220のロック爪部材91による係止状態が解除される。またこのとき、巻取りコア220と巻取りリール駆動軸16が噛み合い、巻取りコア220がロック爪部材91に対し無抵抗で回転可能となる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明のリボンカートリッジにおける制動装置およびリボンカートリッジによれば、摺接片部の摺接面が、繰出しスプールの内周面と相補的形状に形成されているので、繰出しスプールの内周面に、ばね力が一部に集中することがなく、これに均一且つ安定にばね力を付与することができる。したがって、簡単な構造で、インクリボンに付与するバックテンションを安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置のテープカートリッジを取り去った状態の斜視図である。
【図2】テープカートリッジの外観斜視図である。
【図3】上ケースを外した状態のテープカートリッジの平面図である。
【図4】テープカートリッジの下ケースの分解斜視図である。
【図5】テープカートリッジの上ケースの分解斜視図である。
【図6】テープカートリッジの印刷テープ廻りの縦断面図である。
【図7】テープカートリッジの逆送阻止機構廻りの縦断面図である。
【図8】テープカートリッジのテープ送出口廻りの正面図である。
【図9】テープカートリッジの繰出しコア廻りの縦断面図である。
【図10】テープ印刷装置に装着したテープカートリッジの平面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置
2 印刷装置本体
3 テープカートリッジ
9 カートリッジ装着部
31 カートリッジケース
72 下軸状突起
73 摺接片部
73b 付勢端部
73c 摺接面
73d 第1係止突起
74 中空部
75 制動ばね
75a ばね本体
75b リング部
200 インクリボン
210 繰出しコア[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a braking device for a ribbon cartridge for applying a back tension to an ink ribbon, and a ribbon cartridge provided with the braking device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this kind of ribbon cartridge, the one described in Utility Model Registration No. 25664763 is known. This ribbon cartridge contains a transparent tape on which printing is performed and a double-sided adhesive tape adhered to the printing surface of the transparent tape, and an ink ribbon for printing is supplied to the feeding core and the winding core. It is housed in a wound state. The driven-side feeding core is rotatably supported by a core shaft projecting from the inner surface of the cartridge case, and is rotated by a torsion spring mounted in a hollow portion of the core shaft so as to apply back tension to the ink ribbon. It is designed to be braked. In this case, a through hole is formed in a part of the core shaft, and a ring portion of the torsion spring projects from the through hole to urge the feed core in the axial direction. As a result, when the pay-out core rotates, the ring portion pressed against the core strongly contacts the inner surface of the pay-out core, and the rotation of the pay-out core is braked.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional ribbon cartridge, since the ring portion of the torsion spring is in direct contact with the inner surface of the feeding core by point contact, the braking force is large due to the roundness of the inner peripheral surface of the feeding core or fine irregularities. There have been problems such as fluctuations and cracking of the torsion spring. As a result, the fluctuation of the back tension applied to the ink ribbon increases, and the print quality deteriorates.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a braking device in a ribbon cartridge which can stabilize a back tension applied to an ink ribbon with a simple structure, and a ribbon cartridge including the braking device.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The ribbon cartridge braking device of the present invention includes, in a cartridge case, a delivery spool for delivering the ink ribbon, a hollow shaft-shaped projection that rotatably holds the delivery spool, and a braking mechanism that brakes the rotation of the delivery spool. In the braking device in the ribbon cartridge, the braking mechanism includes a sliding contact piece portion having a spring property formed by removing a part of the shaft-like protrusion in a U-shape in the axial direction, and a hollow portion of the shaft-like protrusion. And a spring for urging the leading end of the sliding contact piece toward the inner peripheral surface of the payout spool, wherein the leading end of the sliding contact piece has a sliding shape complementary to the inner peripheral surface of the payout spool. With an interface, The spring is formed of a wire rod and includes a spring body bent in a substantially “U” shape, and a cross-sectional shape orthogonal to the axial direction of the hollow portion of the axial projection is inserted from one end of the axial projection. It is formed in a rectangular shape according to the insertion posture of the spring in plan view.It is characterized by having.
[0006]
According to this configuration, the delivery spool whose rotation is braked is urged by the spring through the sliding contact piece formed on a part of the shaft-shaped projection, and the leading end of the sliding contact piece (sliding contact piece). The contact end is formed on a sliding contact surface having a shape complementary to the inner peripheral surface of the delivery spool, so that the spring force applied for braking has a relatively large area and is uniform on the inner peripheral surface of the delivery spool. Act on. For this reason, even if there are delicate irregularities on the inner peripheral surface of the delivery spool, the spring force is not concentrated on a part, and the spring force can be uniformly and stably applied thereto.
The spring is made of a wire and has a spring body bent in a substantially “U” shape. Therefore, a spring exhibiting a stable spring force can be easily produced at low cost. In this case, it is preferable to include a ring portion that is a biasing end obtained by bending one end of the spring body into a circular shape.
Furthermore, since the cross-sectional shape of the hollow portion of the axial projection is formed in a rectangular shape in accordance with the insertion posture of the spring, the spring can be inserted into the hollow portion without mistake in the insertion direction, and the inserted portion can be inserted. In the state, the posture of the spring can be stabilized.
[0007]
In this case, it is preferable that the sliding contact piece portion extends from the inner surface of one of the front and back surfaces of the cartridge to a substantially intermediate portion in the axial direction of the feeding spool.
[0008]
According to this configuration, a spring force can be applied to a substantially intermediate portion in the axial direction of the pay-out spool, so that rotational fluctuation of the pay-out spool can be minimized.
[0009]
In these cases, it is preferable that the shaft-like projection is formed integrally with the cartridge case.
[0010]
According to this configuration, the axial protrusion and the sliding contact piece can be easily formed.
[0011]
In these cases, it is preferable that the hollow portion of the shaft-shaped projection is formed with a locking projection for locking the spring inserted therein in a retaining state.
[0012]
According to this configuration, it is possible to prevent the spring inserted into the hollow portion from easily falling off due to an impact applied to the cartridge case or the like. Further, when the spring is inserted, the spring is set over the locking projection, so that the set state can be confirmed, and the mounting failure of the spring can be prevented.
[0017]
The ribbon cartridge of the present inventionthe aboveAnd a braking device for the ribbon cartridge according to any one of the above.
[0018]
According to this configuration, since a stable back tension can be applied to the ribbon cartridge, printing defects caused by the ink ribbon can be minimized.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a tape printing apparatus to which a braking device in a ribbon cartridge according to one embodiment of the present invention and a ribbon cartridge (tape cartridge) including the same will be described with reference to the accompanying drawings. This tape printing apparatus prints (prints) desired characters and figures on a printing tape mounted in the apparatus via a tape cartridge, and cuts a printed portion of the printing tape into a predetermined length. is there. More specifically, an adhesive label dedicated to MD (mini-disc) is built in the printing tape, and the tape printing apparatus performs desired printing on the surface of the adhesive label. Then, the adhesive label after printing is peeled off from the printing tape and is attached to a predetermined position on an MD (cassette).
[0020]
FIG. 1 is an external perspective view of the tape printer in an opened state. As shown in FIG. 1, the tape printer 1 includes a printer
[0021]
On the other hand, a
[0022]
After the user mounts the
[0023]
Then, the printed portion of the
[0024]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0025]
Inside the
[0026]
Further, in a portion where the
[0027]
The
[0028]
Further, a pair of front and
[0029]
As shown in FIGS. 3, 4 and 5, substantially half of the inside of the
[0030]
The upper
[0031]
The upper tape feed-out
[0032]
The
[0033]
On the other hand, a
[0034]
When the
[0035]
Therefore, the
[0036]
On the other hand, the lower
[0037]
The
[0038]
That is, as the
[0039]
As described above, since the reverse movement of the
[0040]
As shown in FIG. 8, the
[0041]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the
[0042]
As shown in FIGS. 3, 4, 5, and 9, the
[0043]
The
[0044]
The sliding
[0045]
In such a configuration, the biasing
[0046]
The winding
[0047]
The
[0048]
On the other hand, when the
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the braking device and the ribbon cartridge in the ribbon cartridge of the present invention, the sliding contact surface of the sliding contact piece is formed in a shape complementary to the inner peripheral surface of the delivery spool. The spring force does not concentrate on a part of the peripheral surface, and the spring force can be uniformly and stably applied thereto. Therefore, the back tension applied to the ink ribbon can be stabilized with a simple structure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a tape printing apparatus according to an embodiment of the present invention with a tape cartridge removed.
FIG. 2 is an external perspective view of the tape cartridge.
FIG. 3 is a plan view of the tape cartridge with the upper case removed.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a lower case of the tape cartridge.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the upper case of the tape cartridge.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of a tape cartridge around a printing tape.
FIG. 7 is a vertical cross-sectional view of a tape cartridge around a reverse feeding prevention mechanism.
FIG. 8 is a front view of the tape cartridge around the tape feed port.
FIG. 9 is a vertical cross-sectional view around a pay-out core of the tape cartridge.
FIG. 10 is a plan view of the tape cartridge mounted on the tape printer.
[Explanation of symbols]
1 Tape printer
2 Printer main body
3 tape cartridge
9 Cartridge mounting section
31 Cartridge case
72 Lower shaft projection
73 Sliding piece
73b biasing end
73c sliding contact surface
73d first locking projection
74 hollow
75 Brake spring
75a Spring body
75b Ring part
200 ink ribbon
210 Extension core
Claims (5)
前記制動機構は、前記軸状突起の一部を軸方向に「U」字状に除去して形成したばね性を有する摺接片部と、前記軸状突起の中空部に挿入され、前記摺接片部の先端部を前記繰出しスプールの内周面に向かって付勢するばねとを有し、
前記摺接片部の先端部は、前記繰出しスプールの内周面と相補的形状の摺接面を備え、
前記ばねは線材で構成され、略「U」字状に折り曲げたばね本体を備え、
前記軸状突起の中空部の軸方向に直交する横断面形状は、前記軸状突起の一方の端部から挿入される前記ばねの平面視挿入姿勢に合わせて長方形に形成されていることを特徴とするリボンカートリッジにおける制動装置。In a braking device for a ribbon cartridge, a delivery spool for feeding an ink ribbon, a hollow shaft-like projection for rotatably holding the delivery spool, and a braking mechanism for braking the rotation of the delivery spool in a cartridge case.
The braking mechanism includes a sliding contact piece having a spring property formed by removing a part of the axial protrusion in a U-shape in an axial direction, and a sliding contact piece inserted into a hollow portion of the axial protrusion. A spring that urges the tip of the contact piece toward the inner peripheral surface of the delivery spool,
The leading end of the sliding contact portion has a sliding contact surface having a shape complementary to the inner peripheral surface of the delivery spool ,
The spring is formed of a wire rod and includes a spring body bent in a substantially “U” shape,
The cross-sectional shape orthogonal to the axial direction of the hollow portion of the shaft-like projection is formed in a rectangular shape in accordance with the planar insertion posture of the spring inserted from one end of the shaft-like protrusion. Braking device in a ribbon cartridge.
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