JP3599070B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無停電電源装置に関するもので、さらに詳しく言えば、商用給電時は商用電源からの交流電力を直接または整流回路によって整流された直流電力を重畳させて負荷に供給し、停電時は交流バックアップ回路からの交流電力を整流回路およびスイッチング回路を介して前記負荷に供給するようにした無停電電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無停電電源装置には、常時は商用電源からの交流電力を負荷に供給し、停電時は蓄電池からの直流電力をインバータで交流電力に変換して前記負荷に供給するようにした常時商用給電型のものがある。
【0003】
このような無停電電源装置は、蓄電池からの直流電力を交流電力に変換するインバータの出力電圧を商用電源電圧程度にすることができるので、蓄電池のセル数を少なくすることができる。
【0004】
上記した無停電電源装置の従来のものは図6に示したようなもので、商用電源1からの交流電力が入力されて蓄電池の充電電力を出力する充電器2、この充電器2からの充電電力によって充電される蓄電池3、この蓄電池3からの直流電力を交流電力に変換するインバータ4からなる交流バックアップ回路10を有し、商用電源1の受電時はその交流電力をフィルタリアクトル51、フィルタコンデンサ52からなるフィルタ5を介して負荷6に供給し、停電時は前記交流バックアップ回路10からの交流電力を前記フィルタ5を介して負荷6に供給するようにしたものである。
【0005】
前記交流バックアップ回路10のインバータ4は2組のスイッチング素子の直列接続回路41A、41Bからなり、前記スイッチング素子の直列接続回路41Aはスイッチング素子41A−1、41A−2を有し、前記スイッチング素子の直列接続回路41Bはスイッチング素子41B−1、41B−2を有し、停電時に前記スイッチング素子41A−1、41B−2と前記スイッチング素子41B−1、41A−2とを商用電源1の周波数と同じ周波数または商用電源1の周波数より高い周波数でその波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせることによって前記負荷6に交流電力を供給している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の無停電電源装置は、構成を簡素化することができるが、商用電源1の受電時に負荷6がその電圧変動の影響を受けるため、高い入力電圧精度が要求される負荷には適用できないという問題があった。
【0007】
また、商用電源1の受電時に、瞬時電圧低下や瞬時停電が頻繁に発生すると、その都度蓄電池3が放電するため、蓄電池3の寿命が短くなるという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、商用電源からの交流電力を整流する、第1コンデンサと第2コンデンサとの直列接続回路を備えた整流回路と、この整流回路の直流側に接続された、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との直列接続回路を備えたスイッチング回路と、前記整流回路の第1コンデンサと第2コンデンサとの直列接続点と前記スイッチング回路の第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との直列接続点との間に介挿された、第1制御用トランジスタと第1制御用ダイオードとの並列接続回路および第2制御用トランジスタと第2制御用ダイオードとの並列接続回路の直列回路からなる制御スイッチと、前記交流電力を蓄電池の充電電力に変換する充電器、この充電器からの充電電力によって充電される蓄電池およびこの蓄電池からの直流電力を交流電力に変換するインバータからなる交流バックアップ回路と、商用電源電圧が許容範囲内にあるかどうかを検出する電圧検出回路と、商用電源の停電を検出する停電検出回路と、前記スイッチング回路、制御スイッチおよび交流バックアップ回路のインバータの動作を制御する制御回路とを有し、商用給電時に、検出された商用電源電圧が許容範囲内の場合、前記制御スイッチをオンさせて商用電源からの交流電力を出力させ、検出された商用電源電圧が許容範囲外の場合、商用電源電圧が正の半サイクルにおいて、前記スイッチング回路の第1スイッチング素子と前記制御スイッチの第1制御用トランジスタおよび第2制御用トランジスタとを、または第2スイッチング素子と第1制御用トランジスタおよび第2制御用トランジスタとを、商用電源の周波数より高い周波数で、その波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせて、商用電源からの交流電力に前記第1コンデンサの電圧を正方向または負方向に重畳させ、商用電源電圧が負の半サイクルにおいて、前記スイッチング回路の第2スイッチング素子と前記制御スイッチの第1制御用トランジスタおよび第2制御用トランジスタとを、または第1スイッチング素子と第1制御用トランジスタおよび第2制御用トランジスタとを、商用電源の周波数より高い周波数で、その波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせて、商用電源からの交流電力に第2コンデンサの電圧を負方向または正方向に重畳させ、停電時に、前記交流バックアップ回路からの交流電力を前記整流回路、制御スイッチおよびスイッチング回路に入力するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態に基づいて説明する。
【0010】
図1は本発明の無停電電源装置の実施の形態を示す回路図で、図6と同じ機能を有する部分には同じ符号を付している。
【0011】
本発明の特徴は、図1に示した如く、整流回路7を、第1ダイオード71−1と第2ダイオード71−2との直列接続回路および第1コンデンサ72−1と第2コンデンサ72−2との直列接続回路の並列回路で構成するとともに、前記第1コンデンサ72−1と第2コンデンサ72−2との直列接続点を商用電源1の一端に接続し、前記第1ダイオード71−1と第2ダイオード71−2との直列接続点を商用電源1の他端に接続するように構成し、スイッチング回路8を、帰還ダイオード82−1が逆並列に接続された第1スイッチング素子81−1と帰還ダイオード82−2が逆並列に接続された第2スイッチング素子81−2との直列接続回路で構成するとともに、この直列接続回路を前記第1ダイオード71−1と第2ダイオード71−2との直列接続回路および前記第1コンデンサ72−1と第2コンデンサ72−2との直列接続回路と並列に接続するように構成し、制御スイッチ9を、前記整流回路7の第1コンデンサ72−1と第2コンデンサ72−2との直列接続点と、前記スイッチング回路8の第1スイッチング素子81−1と第2スイッチング素子81−2との直列接続点との間に介挿された、第1制御用トランジスタ91−1と第1制御用ダイオード92−1との並列接続回路および第2制御用トランジスタ91−2と第2制御用ダイオード92−2との並列接続回路の直列回路で構成したものである。
【0012】
そして、商用電源電圧が許容範囲内であるかどうかを検出する電圧検出回路11と、商用電源1の停電を検出する停電検出回路12と、前記スイッチング回路8、制御スイッチ9、交流バックアップ回路10のインバータ4の動作を制御する制御回路20を設けたものである。
【0013】
次に、上記した本発明の無停電電源装置の動作を図2、図3、図4および図5により説明する。
【0014】
図2は、商用給電時に、商用電源電圧が許容範囲内である場合の各部の動作波形図で、スイッチング回路8の第1スイッチング素子81−1と第2スイッチング素子81−2とをオフしておいて制御スイッチ9の第1制御用トランジスタ91−1と第2制御用トランジスタ91−2とをオンし、商用電源1からの交流電力が制御スイッチ9、フィルタ5のフィルタリアクトル51とフィルタコンデンサ52を介して負荷6に供給できるようにしている。
【0015】
図3は、商用給電時に、商用電源電圧が許容範囲以下である場合の各部の動作波形図で、その正の半サイクルではスイッチング回路8の第1スイッチング素子81−1と制御スイッチ9の第1制御用トランジスタ91−1および第2制御用トランジスタ91−2とを、その周波数より高い周波数で、その波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせ、その負の半サイクルではスイッチング回路8の第2スイッチング素子81−2と制御スイッチ9の第1制御用トランジスタ91−1および第2制御用トランジスタ91−2とを、その周波数より高い周波数で、その波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせている。
【0016】
すなわち、商用電源電圧が正の半サイクルでは、商用電源1→第2コンデンサ72−2→第2ダイオード71−2→商用電源1なる経路▲1▼に電流が流れるとともに、第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2がオン、第1スイッチング素子81−1がオフの場合には商用電源1→第1制御用ダイオード92−1→第2制御用トランジスタ91−2→フィルタリアクトル51→フィルタコンデンサ52および負荷6→商用電源1なる経路▲2▼に電流が流れ、第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2がオフ、第1スイッチング素子81−1がオンの場合には第1コンデンサ72−1→第1スイッチング素子81−1→フィルタリアクトル51→フィルタコンデンサ52および負荷6→商用電源1→第1コンデンサ72−1なる経路▲3▼に電流が流れるので、フィルタ5の入力側の電圧に前記第1コンデンサ72−1の電圧が正方向に重畳され、負荷6に印加される交流電圧を高くすることができる。
【0017】
同様に、商用電源電圧が負の半サイクルでは、商用電源1→第1ダイオード71−1→第1コンデンサ72−1→商用電源1なる経路▲4▼に電流が流れるとともに、第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2がオン、第2スイッチング素子81−2がオフの場合には商用電源1→フィルタコンデンサ52および負荷6→フィルタリアクトル51→第2制御用ダイオード92−2→第1制御用トランジスタ91−1→商用電源1なる経路▲5▼に電流が流れ、第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2がオフ、第2スイッチング素子81−2がオンの場合には第2コンデンサ72−2→商用電源1→フィルタコンデンサ52および負荷6→フィルタリアクトル51→第2スイッチング素子81−2→第2コンデンサ72−2なる経路▲6▼に電流が流れるので、フィルタ5の入力側の電圧に前記第2コンデンサ72−2の電圧が負方向に重畳され、負荷6に印加される交流電圧を高くすることができる。
【0018】
図4は、商用給電時に、商用電源電圧が許容範囲以上である場合の各部の動作波形図で、その正の半サイクルではスイッチング回路8の第2スイッチング素子81−2と制御スイッチ9の第1制御用トランジスタ91−1および第2制御用トランジスタ91−2とを、その周波数より高い周波数で、その波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせ、その負の半サイクルではスイッチング回路8の第1スイッチング素子81−1と制御スイッチ9の第1制御用トランジスタ91−1および第2制御用トランジスタ91−2とを、その周波数より高い周波数で、その波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせている。
【0019】
すなわち、商用電源電圧が正の半サイクルでは、前述した経路▲1▼に電流が流れるとともに、第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2がオン、第2スイッチング素子81−2がオフの場合には前述した経路▲2▼に電流が流れ、第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2がオフ、第2スイッチング素子81−2がオンの場合にはフィルタ5の入力側の電位が第2コンデンサ72−2の負側の電位と同電位になるので、フィルタ5の入力側の電圧に前記第2コンデンサ72−2の電圧が負方向に重畳され、負荷6に印加される交流電圧を低くすることができる。
【0020】
同様に、商用電源電圧が負の半サイクルでは、前述した経路▲4▼に電流が流れるとともに、第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2がオン、第1スイッチング素子81−1がオフの場合には前述した経路▲5▼に電流が流れ、第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2がオフ、第1スイッチング素子81−1がオンの場合にはフィルタ5の入力側の電位が第1コンデンサ72−1の正側の電位と同電位になるので、フィルタ5の入力側の電圧に前記第1コンデンサ72−1の電圧が正方向に重畳され、負荷6に印加される交流電圧を低くすることができる。
【0021】
図5は、停電時の各部の動作波形図で、交流バックアップ回路10のインバータ4のスイッチング素子41A−1、41B−2がオン、スイッチング素子41B−1、41A−2がオフ、スイッチング回路8の第1スイッチング素子81−1がオンの場合は第2コンデンサ72−2を充電するとともに、第1コンデンサ72−1→第1スイッチング素子81−1→フィルタリアクトル51→フィルタコンデンサ52および負荷6→スイッチング素子41B−2→蓄電池3→スイッチング素子41A−1→第1コンデンサ72−1なる経路(7)に電流が流れ、フィルタ5の入力側に第1コンデンサ72−1の電圧と蓄電池3の電圧の和が印加され、交流バックアップ回路10のインバータ4のスイッチング素子41A−1、41B−2がオン、スイッチング素子41B−1、41A−2がオフ、スイッチング回路8の第1スイッチング素子81−1がオフの場合は第2コンデンサ72−2を充電するとともに、フィルタリアクトル51→フィルタコンデンサ52および負荷6→スイッチング素子41B−2→蓄電池3→スイッチング素子41A−1→第2コンデンサ72−2→帰還ダイオード82−2なる経路(8)に電流が流れ、フィルタ5の入力側に印加される電圧は零になるので、第1スイッチング素子81−1のオン、オフ比を商用電源1の電圧の波高値に比例するように制御すると、フィルタコンデンサ52の端子間に正の半サイクルを出力させることができる。同様に、交流バックアップ回路10のインバータ4のスイッチング素子41A−1、41B−2がオフ、スイッチング素子41B−1、41A−2がオンの場合は、スイッチング回路8の第2スイッチング素子81−2のオン、オフ比を制御して負の半サイクルを出力させることができる。これによって負荷6に無停電の交流電力を供給することができる。
【0022】
上記した動作は図1の電圧検出回路11、停電検出回路12および制御回路20によって実現することができる。
【0023】
すなわち、電圧検出回路11は、電圧検出信号として商用電源電圧が許容範囲、たとえば100V系であれば95V〜105Vの場合にLレベル信号を送出し、95V以下または105V以上の場合にHレベル信号を送出するようにしたものである。
【0024】
また、停電検出回路12は、受電停電信号として、商用電源1の停電時にLレベル信号を送出し、それによって商用電源1を切り離すとともに、商用電源1の受電時にHレベル信号を送出し、それによって商用電源1を接続するようにしたものである。
【0025】
また、制御回路20は、負荷6に印加される交流電圧と基準電圧とを誤差増幅して誤差信号を送出する誤差増幅器21、この誤差信号と正側三角波とを比較して正側比較信号を送出する正側比較器22、前記誤差信号と負側三角波とを比較して負側比較信号を送出する負側比較器23、前記正側比較信号および負側比較信号をそれぞれ反転させた反転正側比較信号および反転負側比較信号と前記受電停電信号とを入力して論理積信号を送出する論理積回路24、前記正側比較信号と前記電圧検出信号との論理積からスイッチング回路8の第1スイッチング素子81−1の制御信号を作成する第1スイッチング素子制御信号作成回路25、前記負側比較比較信号と前記電圧検出信号との論理積からスイッチング回路8の第2スイッチング素子81−2の制御信号を作成する第2スイッチング素子制御信号作成回路26および前記論理積信号と前記電圧検出信号を反転させた反転電圧検出信号との論理和から制御スイッチ9の第1、第2制御用トランジスタ91−1,91−2の制御信号を作成する制御用トランジスタ制御信号作成回路27からなる。なお、28、29は前記各制御信号を駆動信号に変換する駆動回路である。
【0026】
上記した実施例では、交流バックアップ回路10、制御スイッチ9、スイッチング回路8のスイッチング素子および制御用トランジスタをIGBTで図示しているが、FETやバイポーラトランジスタなどのIGBT以外の他のものを用いてもよいことは言うまでもない。
【0027】
また、制御スイッチ9は制御用トランジスタと制御用ダイオードとの並列接続回路を直列に接続したものを用いているが、他の双方向性素子を用いてもよいことは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】
上記した如く、本発明は、商用電源から負荷に供給される交流電力の電圧変動を小さくすることができるので、常時商用給電型の無停電電源装置の性能の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無停電電源装置の回路図である。
【図2】本発明の無停電電源装置の、商用電源電圧が許容範囲内である場合の各部の動作波形図である。
【図3】本発明の無停電電源装置の、商用電源電圧が許容範囲以下である場合の各部の動作波形図である。
【図4】本発明の無停電電源装置の、商用電源電圧が許容範囲以上である場合の各部の動作波形図である。
【図5】本発明の無停電電源装置の、停電時の各部の動作波形図である。
【図6】従来の無停電電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1 商用電源
2 充電器
3 蓄電池
4 インバータ
5 フィルタ
6 負荷
7 整流回路
8 スイッチング回路
9 制御スイッチ
10 交流バックアップ回路
11 電圧検出回路
12 停電検出回路
20 制御回路

Claims (1)

  1. 商用電源からの交流電力を整流する、第1コンデンサと第2コンデンサとの直列接続回路を備えた整流回路と、この整流回路の直流側に接続された、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との直列接続回路を備えたスイッチング回路と、前記整流回路の第1コンデンサと第2コンデンサとの直列接続点と前記スイッチング回路の第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との直列接続点との間に介挿された、第1制御用トランジスタと第1制御用ダイオードとの並列接続回路および第2制御用トランジスタと第2制御用ダイオードとの並列接続回路の直列回路からなる制御スイッチと、前記交流電力を蓄電池の充電電力に変換する充電器、この充電器からの充電電力によって充電される蓄電池およびこの蓄電池からの直流電力を交流電力に変換するインバータからなる交流バックアップ回路と、商用電源電圧が許容範囲内にあるかどうかを検出する電圧検出回路と、商用電源の停電を検出する停電検出回路と、前記スイッチング回路、制御スイッチおよび交流バックアップ回路のインバータの動作を制御する制御回路とを有し、商用給電時に、検出された商用電源電圧が許容範囲内の場合、前記制御スイッチをオンさせて商用電源からの交流電力を出力させ、検出された商用電源電圧が許容範囲外の場合、商用電源電圧が正の半サイクルにおいて、前記スイッチング回路の第1スイッチング素子と前記制御スイッチの第1制御用トランジスタおよび第2制御用トランジスタとを、または第2スイッチング素子と第1制御用トランジスタおよび第2制御用トランジスタとを、商用電源の周波数より高い周波数で、その波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせて、商用電源からの交流電力に前記第1コンデンサの電圧を正方向または負方向に重畳させ、商用電源電圧が負の半サイクルにおいて、前記スイッチング回路の第2スイッチング素子と前記制御スイッチの第1制御用トランジスタおよび第2制御用トランジスタとを、または第1スイッチング素子と第1制御用トランジスタおよび第2制御用トランジスタとを、商用電源の周波数より高い周波数で、その波高値に比例したパルス幅で交互にオン、オフさせて、商用電源からの交流電力に第2コンデンサの電圧を負方向または正方向に重畳させ、停電時に、前記交流バックアップ回路からの交流電力を前記整流回路、制御スイッチおよびスイッチング回路に入力するようにしたことを特徴とする無停電電源装置。
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