JP3598877B2 - 内燃機関制御装置 - Google Patents

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2サイクル内燃機関により駆動される小型車両等の走行装置の走行方向を内燃機関の回転方向を反転させることによって切り替える内燃機関制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小形の2サイクル内燃機関は、スクータ、スノーモービル、バギーカー等のように簡便であることが重視される走行装置の駆動源として用いられている。この内燃機関の出力を走行装置の駆動輪に伝達する動力伝達手段としては、遠心クラッチ式の無段変速機(自動動力伝達手段)が多く用いられている。この種の簡便走行装置は、小形、軽量で、安価であることが要求されるため、無段変速機としては、バックギアが組み込まれていないものを用いることが多い。
【0003】
このように、バックギアを備えていない変速機を用いた走行装置は、変速機を切り替えて後進することができないため、狭い場所等のように操舵方向を変えることができない場所で走行方向を反転させたい場合には、走行装置全体を持ち上げて走行方向を変える必要があり、走行装置の操作性が悪い欠点があった。
【0004】
2サイクル内燃機関は、正逆両方向への回転が可能であり、且つ正回転のときも、逆回転のときも、正常運転を行うことができるので、バックギアを備えていない走行装置の走行方向は、この走行装置に搭載されている内燃機関の回転方向を切り替えることによって反転することができる。
【0005】
2サイクル内燃機関においては、燃料噴射量を減少させたり、燃料の噴射を停止させたりすることにより回転数を十分に低下させた状態で点火位置(機関を点火する時の機関の回転軸の回転角度位置)を過進角位置(定常運転時の点火位置の許容最大進角位置よりも更に進角した位置)まで進角させると、シリンダ内の上死点に向けて移動しているピストンを押し戻して、機関の回転方向を反転させることができる。また、機関の回転方向の反転が確認された後、機関の点火位置を反転した方向への回転を正常に維持するのに適した位置に設定することにより、回転方向が反転した状態で内燃機関の運転を正常に継続することができる。
【0006】
このように、走行装置の走行方向を切り替える目的で、それに搭載されている2サイクル内燃機関の回転方向を反転させるために、運転者の手動操作等によって内燃機関の回転方向を反転することを指令する反転指令を発生させ、この反転指令に応答して燃料噴射量を減少させるかまたは燃料の噴射を停止させて内燃機関の回転方向を反転させるために必要な程度に機関の回転速度を低下させた状態で、点火モードを、所定の過進角位置まで機関の点火位置を進角させる過進角点火モードとすることにより、機関の回転方向を反転させるようにした内燃機関制御装置が提案されている(例えば、特願平9−248970号、特願平9−252378号及び特願平9−252379号参照)。
【0007】
しかし、上記の内燃機関制御装置では、稀ではあるが、回転方向の反転に失敗することがある。万一、運転者が回転方向の反転失敗を知らないままの状態で機関を加速するようなことがあると、走行装置は、運転者が意図する走行方向とは反対の方向に急速に走行することになるので、これを避けなければならない。
【0008】
本出願人は、先に、反転指令を与えた後に、機関が実際にいずれの方向に回転しているかを報知したり、反転が失敗したことを報知する手段を備えた内燃機関制御装置を提案している(特願平10−263413号参照)。このような報知手段を設けると、運転者が意図した走行方向と反対の方向に走行装置が走行している状態で機関を加速させる事態を回避することができるので好ましい。
【0009】
しかし、内燃機関制御装置がこのような報知手段を有していても、報知手段が報知示する機関の回転方向を運転者が実際に確認することなく運転することがあったり、報知手段が報知する機関の回転方向を運転者が誤って認識したり、反転処理は正常に行われたが、報知手段である表示器等が故障して運転者が機関の実際の回転方向を確認することができないことがある。いずれの場合も、走行装置の走行方向が運転者が意図する方向と異なる方向になるように機関が回転していると、運転を安全に行うことができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、内燃機関の反転指令が与えられたにも拘わらず、反転処理が失敗した場合には、運転者が機関を直ちに加速することができないようにして、走行装置が意図する方向とは反対の方向に加速されることがないようにした内燃機関制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、2サイクル内燃機関により駆動されて走行する内燃機関駆動走行装置の走行方向を切り替えるために反転指令を発生する反転指令発生手段と、この反転指令発生手段からの反転指令に基づいて内燃機関の回転方向を反転させるのに必要な反転処理を行う反転処理手段とを備えた内燃機関制御装置を対象とする。
【0012】
本明細書において、「走行装置」は、スクータ、スノーモビル、バギーカー、モータボート等のように2サイクル内燃機関を駆動源として走行するすべてのものを包含する意味で使用される。
【0013】
本発明の課題は、この内燃機関制御装置に、反転失敗が判定されたときに、走行装置が走行しないか、走行しても緩慢に走行するように機関の駆動を制御することによって解決される。
【0014】
本発明の課題解決手段は、内燃機関が正転しているときと逆転しているときとでそれぞれ異なる回転検出信号を発生してこの回転検出信号の状態から内燃機関の回転方向を検出する回転方向検出手段と、この回転方向検出手段が検出した回転方向と反転指令が指令する回転方向とを比較して両者が一致していないときに内燃機関の反転が失敗したことを判定する反転失敗判定手段と、この反転失敗判定手段により回転方向の反転に失敗したと判定されたときに走行装置が走行しないか走行しても緩慢な走行となるように内燃機関の駆動を制御する内燃機関駆動制御手段とを備えている。
【0015】
この内燃機関駆動制御手段は、下記のいずれかとすることができる。
【0016】
(1)内燃機関の駆動を停止する機関駆動停止手段。
【0017】
(2)内燃機関の回転数を内燃機関から走行装置に動力を自動的に伝達する自動動力伝達手段が内燃機関に動力を伝達する状態になるのに必要な回転数より低い値に維持するように制御する第1の機関回転数制限手段。
【0018】
(3)内燃機関の回転数を走行装置が緩慢に走行するのに必要な回転数より上昇することがないように制限する第2の機関回転数制限手段。
【0019】
機関駆動停止手段は、内燃機関の点火動作を停止するか、内燃機関への燃料の供給を停止するか、またはこれら両方の動作を併用する構成をとることにより、内燃機関の駆動を停止する機能を達成するように構成することができる。
【0020】
また機関回転数制限手段は、内燃機関の点火火花を間引くように点火回路を制御する構成をとるか、または内燃機関への燃料の供給を制限するように内燃機関に燃料を供給する燃料供給手段を制御することによって内燃機関の回転数を制限する機能を達成するように構成することができる。
【0021】
走行装置に動力を伝達する自動動力伝達手段は、例えば、遠心クラッチ式の無段変速機やトルクコンバータ等を用いた動力伝達装置であり、これらは、内燃機関の回転数が所定の回転数を超えないと、内燃機関の動力を走行装置に伝達することができない。
【0022】
第1の機関回転数制限手段は、反転失敗の判定を受けたときに、遠心クラッチ等の自動動力伝達装置が自動的に動力を伝達する動作状態となることがない回転数以下に機関の回転数を制限するように機関の回転を制限する。
【0023】
第2の機関回転数制限手段は、反転失敗の判定を受けたときに遠心クラッチ等が自動的に動力を伝達する動作状態となるが、運転者が加速指令を発生するように操作しても走行装置が緩慢に走行する程度の機関回転数を超えることがないように機関の回転数を制限するように機関を制御する。
【0024】
ここで走行装置が緩慢に走行する程度とは、例えば人が歩く速さかそれよりも遅い速度であることが好ましく、運転者が意図する方向とは反対方向に走行装置が動いていることを認識するために必要最小限の速度であることが好ましい。
【0025】
上記のように構成すると、運転者が反転指令を発生するように操作したにも拘わらず、内燃機関の反転が何らかの原因で失敗した場合に、運転者が意図する方向と反対の方向に走行装置を加速しようとしても、走行装置が走行しないか走行装置が加速されることがなく、走行装置を一層安全に運転することができる。
【0026】
本発明の課題はまた、反転失敗判定手段が反転の失敗を判定したときに内燃機関から走行装置への動力の伝達を絶つように、機関から走行装置に動力を伝達する動力伝達装置を制御する動力伝達装置制御手段を設けることによっても達成することができる。
【0027】
また、本発明の課題解決手段は、上記の機関駆動制御手段の外に、機関の回転方向の反転に失敗したと判定されたときにこの反転失敗を報知する報知手段を更に備えているのが好ましい。
【0028】
機関の反転失敗によって機関が停止したり、機関の動力が走行装置に伝達されなかたっり、走行装置が緩慢に動くだけであると、運転者が機関の反転失敗に気付かないおそれがある。上記のように、報知手段を設けておくと、反転失敗によって走行装置が運転者が意図する方向とは反対の方向に誤って加速するのを避けることができる上に、運転者が反転の失敗を報知手段によって認識して反転を再指令することができる。もし、報知手段がないと、反転の失敗を知らないままとなるだけではなく、走行装置の加速不能が機関の故障や走行装置の動力系統の故障と誤って認識されるおそれもある。上記のような報知手段を設けておくと、これらの問題をも回避することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、図1は本発明に係る内燃機関制御装置の全体的な構成を示している。この内燃機関制御装置は、スクータ等の内燃機関駆動走行装置1に搭載されてこの走行装置1を駆動する2サイクル内燃機関2に適用される。走行装置1の被駆動部(例えば駆動輪やスクリューの駆動軸)と2サイクル内燃機関2の出力軸との間には、バックギアを備えていない遠心クラッチ式無段変速機等の自動動力伝達装置3が設けられている。自動動力伝達装置3は、機関の回転数が設定値Nsよりも低い時に機関から走行装置の被駆動部への動力の伝達を絶ち、機関の回転数が設定値Ns以上になったときに機関の動力を走行装置の被駆動部に伝達する。通常回転数の設定値Nsは機関のアイドリング回転数No よりも高く設定されている。
【0030】
本発明に係わる内燃機関制御装置では、走行装置1の走行方向を切り替えるために2サイクル内燃機関の回転方向を反転させることを指令する反転指令Dを発生する反転指令発生手段4と、この反転指令発生手段4が発生する反転指令Dに応答して内燃機関の回転方向を反転させるために必要な反転処理を行う反転処理手段5とを備えている。
【0031】
反転指令発生手段4は、例えば図2(A)に示すように、可動接点6aと該可動接点が選択的に接触する固定接点6b及び6cとを有していて、可動接点6aを固定接点6bまたは6cのいずれかに接触させた状態に保持することができる自己保持形のスイッチ(例えばトグルスイッチ)6や、図2(B)に示すように、可動接点7aと固定接点7b,7cと可動接点7aを固定接点7b,7cから引き離す側に付勢するスプリング7dとを有して、可動接点7aを固定接点7b,7c側に押している間だけオン状態を保持するモメンタリスイッチ(例えば押ボタンスイッチ)7により構成することができる。
【0032】
図2(A)に示した例では、可動接点6aが反転処理手段5の入力線5aに接続されるとともに、固定接点6b及び6cの一方6bのみが接地されていて、反転処理手段の入力線5aが接地された状態にあるか(可動接点6aが固定接点6bに接触しているか)または接地から浮いた状態にあるか(可動接点6aが固定接点6cに接触しているか)によって、反転処理手段5に反転指令D(正転指令信号Dfまたは逆転指令信号Dr)を与えるようにしている。この場合反転処理手段5に与えられる正転指令信号及び逆転指令信号は図6(A)に示すように連続的に発生する信号となる。
【0033】
また図2(B)に示した例では、固定接点7bが反転処理手段5の入力線5aに、固定接点7cが接地回路にそれぞれ接続されていて、押ボタン等により可動接点7aが押されて入力線5aが接地される毎に(可動接点7aが固定接点7b,7cに接触する毎に)回転方向を反転させることを指示する反転指令Dを反転処理手段5に与える(正転指令信号Df及び逆転指令信号Drを交互に与える)ようにしている。この場合反転処理手段5に与えられる反転指令Dは、図6(B)に示すようなパルス波形の信号となる。
【0034】
図1に示した例では、内燃機関2に燃料を供給するためにインジェクタ等からなる燃料供給手段8が設けられるとともに、該燃料供給手段8を制御する燃料供給制御手段80が設けられていて、燃料供給制御手段80により燃料供給手段8を制御することにより、内燃機関への燃料の供給量を増減したり、燃料の供給を停止させたりして、機関の回転数を加減することができるようになっている。
【0035】
図1に示した例ではまた、内燃機関を点火する点火回路9を制御する点火制御手段90が設けられていて、点火制御手段90により点火回路9が点火動作を行う回転角度位置を適宜に制御することができるようになっている。
【0036】
点火制御手段90は、内燃機関2の回転方向を反転させる反転処理を行う際に点火制御モードを過進角制御モードとして点火位置を過進角位置まで進角させ、内燃機関2の定常運転時には点火制御モードを定常制御モードとして、点火位置を内燃機関の回転を維持するために適した所定の範囲内で回転数に応じて制御する。
【0037】
反転処理手段5は、反転指令発生手段4から反転指令D(正転指令信号Dfまたは逆転指令信号Dr)が与えられたときに、燃料供給制御手段80に指令を与えて内燃機関への燃料の供給を停止させるかまたは燃料の供給量を減少させる。これにより、内燃機関2の回転数を反転に適した低い回転数まで低下させ、機関の回転数が反転に適した回転数まで低下したところで機関への燃料の供給量を回復させるとともに、点火制御手段90に指令を与えて点火制御モードを過進角制御モードとすることにより、機関の点火位置を定常運転時の進角範囲を越える過進角位置まで進角させて機関の回転方向を反転させる。
【0038】
内燃機関2の回転方向を反転させる際には、図6(D)に示すように、スロットルバルブをいっぱいに絞った状態にして、図6(E)に示すように内燃機関2をアイドリング状態にする。内燃機関2が設定値Nsよりも低いアイドリング回転数No で回転しているときには、自動動力伝達装置3が内燃機関2から走行装置1への動力の伝達を絶っているので、走行装置1は停止した状態にある。
【0039】
図6に示した時刻To において、反転指令発生手段4が反転指令を発生すると、反転処理手段5が燃料供給制御手段80に指令を与えて、内燃機関への燃料の供給を停止させるか、または燃料の供給量を減少させるように燃料供給手段8を制御し、機関の回転数を回転方向の反転に適した回転数(機関の点火位置を過進角させると回転方向が反転する回転数)まで低下させる。
【0040】
反転処理手段5は、時刻T1 で機関の回転数が回転方向の反転に適した回転数まで低下したところで、機関への燃料の供給量を時刻To における量まで回復させるとともに、点火制御手段90に指令を与えて機関の点火位置を過進角位置まで進角させる。
【0041】
このように、機関の回転数を十分に低くした状態で点火位置を過進角させると、機関2のピストンが上死点に至る前に押し戻されるため、機関2の回転方向を反転させることができる。機関2の回転方向が反転した後点火位置を正常な進角範囲に戻すことにより、機関を反転後の回転方向に回転させた状態で運転することができる。
【0042】
図6(E)は、回転方向に失敗したときの回転数の変化を示している。図示の例では、機関の回転数が反転に適した回転数まで低下する時刻T1 で点火位置が過進角させられたことにより、機関の回転数が急激に低下して回転方向が反転しようとしたが、何らかの原因によりその反転に失敗したため、点火位置が過進角位置から正常な進角範囲まで戻されたときに機関の回転数がアイドリング回転数に戻されている。この状態に運転者が気付かずに時刻T3 でスロットルバルブを開くと、図6(E)の右端に示したように、機関の回転数が上昇して自動動力伝達装置3による動力の伝達が開始される設定値Nsを超えるため、走行装置1は運転者が予想しない方向に発進することになる。
【0043】
上記のような問題を解決するため、本発明に係わる内燃機関制御装置では、図1に示すように、内燃機関2が正転しているときと逆転しているときとでそれぞれ異なる状態をとる回転情報検出信号を発生してこの回転情報検出信号の状態から内燃機関2の回転方向を検出する回転方向検出手段10と、回転方向検出手段10が検出した回転方向と反転指令発生手段4が指令する回転方向とを比較して両者が一致していないときに内燃機関2の回転方向の反転に失敗したと判定する反転失敗判定手段11と、反転失敗判定手段11が反転の失敗を判定したときに走行装置1が走行しないか走行しても緩慢な走行となるように内燃機関2の駆動を制御する内燃機関駆動制御手段12とを設けた。
【0044】
回転方向検出手段10は、例えば図3に示すように、内燃機関2により駆動される信号発電機13と該信号発電機の出力から機関の回転方向を判定する回転方向判定手段16とにより構成できる。
【0045】
図示の信号発電機13は、内燃機関2のクランク軸2aに取り付けられた誘導子形の回転子14と、内燃機関2のケース等に取り付けられた信号発電子15とから成っている。
【0046】
図示の例では、回転子14の外周部に、その回転方向に沿って形状が2段階に変化する2段リラクタ14Aが設けられている。2段リラクタ14Aは、例えば、図4(A)に示すように、幅が狭い第1の部分14aと該第1の部分よりも幅が広い第2の部分14bとを有する突起により構成するか、または、図4(B)に示すように高さが低い第1の部分14aと高さが高い第2の部分14bとを有する突起により構成することができる。
【0047】
信号発電子15は、先端に磁極部を有する鉄心15aと、鉄心15aに巻装された信号コイル15bと、鉄心15aに磁気結合された永久磁石(図示せず。)とからなる周知のもので、鉄心15aの先端の磁極部を回転子14の外周に向けた状態で機関のケース等に固定されている。
【0048】
図5(A)及び(B)はそれぞれ、回転子14(クランク軸)が正回転した際及び逆回転した際に信号発電子15の信号コイル15bが発生する信号の波形をクランク軸の回転角θに対して示したものである。
【0049】
即ち、信号コイル15bは、機関が正回転する過程で、その鉄心15aの先端の磁極部が2段リラクタ14Aの第1の部分14aとの対向を開始する際、及び2段リラクタ14Aの第2の部分14bとの対向を開始する際にそれぞれ図5(A)に示すように一方の極性(図示の例では正極性)のパルスSfa及びSfbを発生し、磁極部が第2の部分14bとの対向を終了する際に他方の極性(図示の例では負極性)のパルスSfcを発生する。
【0050】
また信号発電子15の信号コイルは、機関が逆回転する過程で、鉄心15aの先端の磁極部が2段リラクタ14Aの第2の部分14bとの対向を開始する際、及び2段リラクタ14Aの第1の部分14aとの対向を開始する際にそれぞれ図5(B)に示すように一方の極性(正極性)のパルスSrcを発生し、鉄心15aの先端の磁極部が第1の部分14aとの対向を開始する際及び第1の部分14aとの対向を終了する際にそれぞれ他方の極性(負極性)のパルスSrb,Sraを発生する。
【0051】
このように、信号発電機13は、内燃機関2が正方向に回転したときと、逆方向に回転したときとで極性及び発生順序を異にするパルス信号を発生するので、これらのパルスを回転情報信号(回転方向検出信号)として用いて、パルスの極性と発生順序とを識別することにより、機関の回転方向を知ることができる。
【0052】
信号発電機13から得られる回転方向検出信号は、回転方向判定手段16に与えられている。回転方向判定手段16は、信号発電機13から与えられる一連のパルスの極性と発生順序とから機関の回転方向を判定して、判定した回転方向が正方向のとき及び逆方向のときにそれぞれ正転検出信号Sf及び逆転検出信号Srを発生する。信号発電機13と回転方向判定手段16とにより回転方向検出手段が構成されている。この回転方向検出手段から得られる正転検出信号Sf及び逆転検出信号Srは反転失敗判定手段11に与えられている。
【0053】
信号発電機13が発生するパルスはまた点火制御手段90に与えられている。点火制御手段90は、信号発電機13が発生する特定のパルスの発生間隔、例えば、パルスSfaとSfcとの発生間隔から機関2の回転数を検出し、運転モードが定常運転モードにあるときに、検出した回転数に対して点火時期を演算して、該点火時期に点火回路9に点火信号を与える。点火回路9は点火信号が与えられた時に機関の気筒に取り付けられた点火プラグに火花を生じさせて機関を点火する。
【0054】
図3に示した反転失敗判定手段11は、反転指令発生手段4が発生する反転指令信号Df、Drと回転方向検出信号Sf,Srとを比較して、反転指令により指令された機関の回転方向と、回転方向検出手段10により検出された回転方向とが異なるときに回転方向の反転に失敗したと判定して反転失敗信号S11を発生する。
【0055】
この反転失敗判定手段11による判定は、反転指令発生手段4が反転指令D(DfまたはDr)を発生した後、回転方向の反転を完了させるために通常必要とされる時間が経過した時(図6に示した例では時刻T2 )に行わせる。
【0056】
図1に示した内燃機関駆動制御手段12は、反転失敗判定手段11が反転失敗信号S11を発生したときに、走行装置1が走行しないか、走行してもその走行速度が、運転者の安全を脅かさない程度の緩慢な速度(好ましくは、機関の回転方向の反転に失敗したことを運転者に体感させるために必要最小限のきわめてゆっくりとした速度)以上には上昇しないように、内燃機関2を制御するか、または内燃機関と走行装置1との間に設ける動力伝達装置を制御する。
【0057】
回転方向の反転に失敗したときに走行装置1を走行させないようにするためには、内燃機関2の駆動を停止するか、または内燃機関の回転数を、自動動力伝達装置3が走行装置1に機関の動力を伝達するために必要な回転数の最低値(図6Eに示した設定値Ns)よりも低い値(例えばアイドリング回転数No )に制限して、自動動力伝達装置3が機関の回転を走行装置1の被駆動部に伝達しないようにすればよい。
【0058】
回転方向の反転に失敗したことが検出されたときに内燃機関を停止するには、反転失敗信号S11が内燃機関駆動制御手段12に与えられた時に、該制御手段12から燃料供給制御手段80に停止指令を与えて、該制御手段80による燃料供給手段8の駆動を停止させるか、または内燃機関2の点火動作を停止することを指令する点火停止指令を点火制御手段90に与えて、点火回路9の点火動作を停止させるようにすればよい。
【0059】
また内燃機関への燃料の供給の停止と、点火動作の停止とを同時に行わせることにより機関を停止させるようにしてもよい。
【0060】
回転方向の反転に失敗したときに走行装置の走行速度を運転者に危害を加えない緩慢な設定速度以上に上昇させないようにするためには、例えば反転失敗信号が発生したときに、内燃機関駆動制御手段12から燃料供給制御手段80に燃料制限指令を与えて、燃料供給手段8が機関に与える燃料の量を制限することにより、運転者がスロットルバルブを開く操作をしても機関の回転速度が設定速度以上に上昇しないようにすればよい。
【0061】
本発明の内燃機関制御装置においてはまた、反転失敗判定手段11が反転失敗信号S11を発生したときに、反転が失敗したことを報知する報知手段19を設けて、図6(C)に示すように、時刻T2 で反転失敗信号が発生したときに報知手段を動作させるようにしている。
【0062】
図1に示した内燃機関制御装置において、機関の回転方向の反転に失敗したときに機関を停止させるように内燃機関駆動制御装置12を構成した場合には、図6(F)に示すように、時刻T2 で回転方向の反転に失敗したことが検出されると速やかに機関が停止させられる。したがって、時刻T3 において運転者が誤ってスロットルバルブを開いても、機関は停止したままの状態に保持される。
【0063】
また時刻T2 で回転方向の反転に失敗したことが検出されたときに、機関の回転数を遠心クラッチがつながる回転数Nsよりも低い値に制限するように内燃機関駆動制御手段12を構成した場合には、回転方向の反転に失敗した後、機関の回転数は図6(G)に示したようにアイドリング回転数No に保たれる。時刻T3 で運転者がスロットルバルブを開くと、回転数は上昇するが、設定値Nsに達しないように回転数が制御されるため、走行装置は停止したままの状態に保持される。
【0064】
更に、回転方向の反転に失敗したときに、走行装置の走行速度を、運転者に危害を加えない程度に十分に低い速度Nt以下に制限するようにした場合には、図6(H)に示すように、時刻T3 で運転者がスロットルを開いたときに機関の回転数が上昇するが、設定速度Ntを超えることはない。このとき走行装置は低速で走行するが、その走行速度は運転者に危害を加えることがない十分に低い速度Nt以下に制限されるため、運転者の安全を確保することができる。このように構成した場合には、運転者が走行装置の動きから回転方向の反転に失敗したことを体感できるので、再度反転指令を与えるための操作を速やかに行わせることができる。
【0065】
上記のように、機関駆動制御手段12に報知手段19を設けておくと、運転者がこの報知手段19の動作により回転方向の反転に失敗したことを認識することができるので、回転方向の反転を再度指令することができる。また報知手段19を設けておくと、回転方向の反転に失敗して走行装置1が停止したり、加速不能となったりした時に、その状態を機関の故障や走行装置の動力系統の故障と誤認するおそれがなくなるので有利である。
【0066】
報知手段19としては、ランプ、発光ダイオードなどの発光表示器やブザー等の発音器、またはこれら双方を用いることができる。
【0067】
また、報知手段19は、反転失敗の指示のみでなく、内燃機関2の実際の回転方向毎に異なる状態の指示を行うように構成してもよい。
【0068】
上記反転処理手段5、燃料供給制御手段80、点火制御手段90、回転方向検出手段10の回転方向反転手段16、点火制御手段90はマイクロコンピュータに所定のプログラムを実行させることにより実現することができる。
【0069】
上記の各手段をマイクロコンピュータを用いて実現する場合にマイクロコンピュータに実行させるプログラムのアルゴリズムを示すフローチャートの種々の例を図7ないし図9に示した。
【0070】
図7に示した例では、ステップ1で反転指令が与えられたか否かを判定し、反転指令が与えられた時にステップ2に移行して反転処理を行う。この反転処理であは、内燃機関への燃料の供給を停止したり、内燃機関の点火動作を停止したりすることにより機関の回転数を低下させ、機関の回転数が反転が可能な値まで低下した時に過進角位置で点火動作を行わせて機関の回転方向を反転させる。
【0071】
反転処理を行わせた後、ステップ3で反転が失敗したか否かを判定する。その結果、反転に成功しているときには、ステップ4に進んで機関の点火位置を回転方向が反転した状態での定常運転に適した位置とするように点火制御手段90により点火回路9を制御して、回転方向が反転した状態での定常運転を行わせ、ステップ1に戻る。ステップ3において回転方向の反転が失敗したと判定されたときには、ステップ5に進んで反転失敗信号S11を発生させ、次いでステップ6において燃料供給手段8による燃料の供給の停止及び(または)点火回路9による点火動作の停止を行わせることにより機関を停止させる。
【0072】
図8に示した例では、ステップ5において反転失敗信号を発生させた後、ステップ6において、機関の回転数を遠心クラッチがつながるときの回転数である設定回転数Nsよりも低い値に制限するように、機関への燃料の供給及び(または)機関の点火時期を制御し、これにより内燃機関から走行装置への動力の伝達を絶って、走行装置を停止させる。図8において他のステップは図7に示した例と同様である。
【0073】
図9に示した例では、ステップ5において反転失敗信号を発生させた後、ステップ6において、走行装置の走行速度を緩慢な速度(運転者に危害を加えるおそれがない充分に低い速度以下)に制限するように機関の回転数を制限するべく、内燃機関への燃料の供給量及び(または)機関の点火時期を制御して、走行装置を運転者に危害を与えるおそれがないきわめてゆっくりとした速度(好ましくは、走行装置が意図した方向と反対の方向に走行しようとしていることを運転者に体感させるために必要最小限の速度)で走行させる。その他の点は図7及び図8に示した例と同様である。
【0074】
上記の例では、内燃機関と走行装置との間に設ける動力伝達装置として遠心クラッチを備えた自動動力伝達装置を用いるとしたが、バックギアを有しないトルクコンバータ式の自動動力伝達装置やバックギアを有しない手動切替え式の動力伝達装置が用いられる場合にも本発明を適用することができる。トルクコンバータ式の自動動力伝達装置が用いられる場合に、反転失敗時に内燃機関を停止させることなく走行装置の走行速度を阻止するためには、反転の失敗が検出されたときにトルクコンバータをニュートラル位置に切替えるようにすればよい。
【0075】
また手動切替式の動力伝達装置が用いられる場合に、機関を停止することなく走行装置の走行を阻止するためには、例えば内燃機関のクランク軸と走行装置の被駆動部との間の動力伝達系に電磁クラッチを挿入して、内燃機関の回転方向の反転に失敗したときに該電磁クラッチを開くようにすればよい。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、運転者が反転指令を発生するように操作したにも拘わらず、内燃機関の回転方向の反転に何らかの原因で失敗した場合に、機関の回転数を動力伝達装置がつながるときの回転数よりも低い値に制限することにより、走行装置が走行するのを阻止するようにしたので、運転者が意図する方向と反対の方向に走行装置が走行して事故が生じるのを防ぐことができる。
【0077】
本発明においてはまた、運転者が反転指令を発生するように操作したにも拘わらず、内燃機関の回転方向の反転に何らかの原因で失敗した場合に、走行装置の走行速度を緩慢な速度以下に制限するようにした場合には、運転者が機関の回転方向を反転させるための操作を行った後、アクセルバルブを開いて加速操作を行ったときに、走行装置の走行速度を緩慢な速度に制限することができるので、運転者の保護を図ることができるだけでなく、走行装置が意図した方向と反対の方向に緩慢に動くことを運転者に危害を与えることなく体感させることにより、機関の回転方向の反転に失敗したことを感知させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関制御装置の全体的な構成を示すブロック図である。
【図2】(A)及び(B)は反転指令発生手段の異なる構成例を示した概略構成図である。
【図3】本発明に係わる内燃機関制御装置の要部の構成を示したブロック図である。
【図4】回転方向検出手段を構成する信号発電機の回転子の一部であるリラクタの構成例を拡大して示したもので、(A)はその一例を示す平面図、(B)は他の例を示す側面図である。
【図5】機関の回転に伴って信号発電機が発生する信号の波形を示した波形図である。
【図6】図1の内燃機関制御装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図7】本発明に係わる内燃機関制御装置においてマイクロコンピュータが実行するプログラムのアルゴリズムの一例を示したフローチャートである。
【図8】本発明に係わる内燃機関制御装置においてマイクロコンピュータが実行するプログラムのアルゴリズムの他の例を示したフローチャートである。
【図9】本発明に係わる内燃機関制御装置においてマイクロコンピュータが実行するプログラムのアルゴリズムの更に他の例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 内燃機関駆動走行装置
2 2サイクル内燃機関
2a クランク軸
3 自動動力伝動装置(自動クラッチ)
4 反転指令発生手段
5 反転処理手段
8 燃料供給手段
9 点火回路
10 回転方向検出手段
11 反転失敗判定手段
12 内燃機関駆動制御手段
13 信号発電機
14 誘導子形回転子
15 信号発電子
16 回転方向判定手段
19 報知手段
80 燃料供給制御手段
90 点火制御手段
14A 2段リラクタ
14a 2段リラクタの第1の部分
14b 2段リラクタの第2の部分
15 信号発電子
15a 鉄心
15b 信号コイル

Claims (3)

  1. 2サイクル内燃機関により駆動されて走行する内燃機関駆動走行装置の走行方向を切り替えるために反転指令を発生する反転指令発生手段と、前記反転指令発生手段からの反転指令に基づいて前記内燃機関の回転方向を反転させるために必要な反転処理を行う反転処理手段とを備えた内燃機関制御装置において、
    前記内燃機関が正転しているときと逆転しているときとでそれぞれ状態が異なる回転検出信号を発生して前記回転検出信号の状態から前記内燃機関の回転方向を検出する回転方向検出手段と、
    前記回転方向検出手段が検出した回転方向と前記反転指令により指令された回転方向とが一致していないときに前記内燃機関の反転が失敗したと判定する反転失敗判定手段と、
    前記反転失敗判定手段により回転方向の反転に失敗したと判定されたときに前記走行装置の走行を阻止するように前記内燃機関を制御する内燃機関駆動制御手段とを備え、
    前記内燃機関駆動制御手段は、前記内燃機関の回転数を前記内燃機関から前記走行装置に動力を自動的に伝達する自動動力伝達手段が前記内燃機関の動力を前記走行装置に伝達する状態になるのに必要な回転数よりも低い値に維持するように制御する機関回転数制限手段からなっていることを特徴とする記載の内燃機関制御装置。
  2. 2サイクル内燃機関により駆動されて走行する内燃機関駆動走行装置の走行方向を切り替えるために反転指令を発生する反転指令発生手段と、前記反転指令発生手段からの反転指令に基づいて前記内燃機関の回転方向を反転させるために必要な反転処理を行う反転処理手段とを備えた内燃機関制御装置において、
    前記内燃機関が正転しているときと逆転しているときとでそれぞれ状態が異なる回転検出信号を発生して前記回転検出信号の状態から前記内燃機関の回転方向を検出する回転方向検出手段と、
    前記回転方向検出手段が検出した回転方向と前記反転指令発生手段により指令された回転方向とが一致していないときに前記内燃機関の反転が失敗したと判定する反転失敗判定手段と、
    前記反転失敗判定手段により回転方向の反転に失敗したと判定されたときに前記走行装置の走行速度を緩慢な速度に制限するように前記内燃機関を制御する内燃機関駆動制御手段と、
    を備えていることを特徴とする内燃機関制御装置。
  3. 前記反転失敗判定手段が反転の失敗を判定したときに前記反転失敗を報知する報知手段を更に備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関制御装置。
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