JP3598561B2 - Recording / reproducing method and apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば編集システム等に適用して好適な記録再生方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば放送局では、放送すべき素材をビデオテープカセットに記録する作業が行われている。例えば複数のコマーシャル(CM)素材を1本のビデオテープカセットに収録し、いわゆるCM1本化テープを作成する作業、1つの番組で用いる素材をビデオテープカセットに編集して収録する放送用(送出用)の記録再生作業等がこれに相当する。
【0003】
通常、元の素材の収録されているビデオテープカセットを素材テープ等と称している。この素材テープとしてのビデオテープカセットをVTRで再生し、再生信号に各種信号処理を行い、この信号処理を行って得られた素材信号を放送用に使用するビデオテープカセットに収録して放送用のビデオテープカセットを作成する。
【0004】
図45は、従来の記録再生装置の一例を示す構成図であり、以下、この図45を参照して従来の記録再生装置について説明する。
【0005】
図45において、1は素材テープとしてのビデオテープカセット、13は放送用のビデオテープカセットである。素材テープとしてのビデオテープカセット1は再生側VTR2にセットされ、放送用のビデオテープカセット13は記録側VTRにセットされる。再生側VTR2が再生状態になると、ビデオ・テープ・カセット1から映像信号が再生され、これがDME(ディジタル・マルチ・エフェクタ)7に供給されて処理され、この処理された映像信号が記録側VTR8にセットされているビデオ・テープ・カセット13に記録される。この例ではDME7を用いた例を示しているが、単純に放送用のテープを作成するだけであれば、編集機を用いたシステムでも良いし、また、再生側VTR2の映像及び音声出力端子と記録側VTR8の映像及び音声出力端子を接続したものでも良い。
【0006】
つまり、この図45に示す記録再生装置では、再生側VTR2で素材テープとしてのビデオテープカセット1が再生され、通常の転送速度で出力された再生信号に対してDME7で特殊効果処理が施され、この特殊効果処理が施された再生信号が通常の転送速度で記録側VTR8に供給され、記録側VTR8にセットされた放送用のビデオテープカセット13に記録される。
【0007】
また、この図45に示す再生側VTR2は再生ヘッド3がヘッド切り換え用のスイッチ5の一方の固定接点5aに接続され、再生ヘッド4がヘッド切り換え用のスイッチ5の他方の固定接点5bに接続され、VTR本体6の図示しないシステムコントローラからのスイッチング信号によってスイッチ5の可動接点5cが一方または他方の固定接点5aまたは5bに選択的に接続されるようになっている。
【0008】
この再生側VTR2が、アナログVTR、或いはディジタルVTRの何れであっても、再生側VTR2から出力される映像及び音声信号は、NTSC方式の場合においては60フィールド/秒、PAL方式の場合においては50フィールド/秒を基準とした転送速度でDME7に供給される。アナログVTRで説明すると、再生側VTR2から出力される映像信号はNTSC方式で60フィールド/秒、PAL方式で50フィールド/秒の転送速度となる。尚、この例では、DME7は、入力端子として、アナログ映像及び音声入力端子、ディジタル映像及び音声入力端子を有しているものとしている。
【0009】
そして、DME7においては、再生側VTR2からの映像信号に対して特殊効果、例えばモザイク効果、画像の移動、縮小、拡大、回転等の様々な処理が施される。この処理は例えばNTSC方式であれば60フィールド/秒、PAL方式では50フィールド/秒を基準として行われる。このDME7の出力は、記録側VTR8に供給され、この記録側VTR8のVTR本体12において、アナログ、或いはディジタルで所定の記録のための信号処理が施された後に、セットされているビデオテープカセット13に記録される。
【0010】
記録側VTR8も、再生側VTR2と同様に記録ヘッド9がヘッド切り換え用のスイッチ11の一方の固定接点11aに接続され、記録ヘッド10がヘッド切り換え用のスイッチ11の他方の固定接点11bに接続されている。そして、スイッチ11は、VTR本体12の図示しないシステムコントローラから供給されるスイッチング信号によって、可動接点11cが一方または他方の固定接点11aまたは11bに選択的に接続される。この記録も上述と同様のタイミング、即ち、NTSC方式では60フィールド/秒、PAL方式では50フィールド/秒を基準として行われる。
【0011】
尚、本出願人は先に、所定単位の画像データの第1及び第2のポイントを表示手段に表示し、表示手段上に表示された所定単位の第1及び第2のポイントの画像データを指定手段で指定し、指定手段に指定された第1または第2のポイントの画像データのタイムコードデータ、関連する機器の状態、識別番号を制御手段により表示することで、編集効率を向上させると共に、使い勝手を向上させることができるようにした編集装置、例えば画面上に表示したエディット単位の画像データをポインティングデバイスやキーボードを用いて削除、コピー、移動、位置交換することにより、エディットファイルEDL1〜EDLnの内容を変更できるようにしたので、複数のVTRを再生して再チェックしたり、キーボード等で記憶アドレス等を確認し、これを入力したりする等の煩わしい作業を一切行うことなく編集作業ができ、これによって、編集作業の効率化を図ることができようにした編集装置を提案している(特願平5−87413号参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述から明かなように、従来の記録再生装置で録画のやり直しやリハーサル(録画の練習等)を行う場合は、磁気テープを使用する素材の先頭位置にするための操作、その操作によってVTRが使用素材の先頭位置にする処理の待ち時間が必要となる。このような操作、待ち時間は再生、記録を行う機器がVTRであるがために必要となるものである。従って、VTRを用いた記録再生装置では記録再生作業効率の向上を図ることは非常に難しく、記録再生作業効率を向上させることのできる記録再生装置が望まれていた。
【0013】
また、VTRで用いている媒体は磁気テープであるので、磁気テープから再生した再生データを転送する場合、当然のことながら、転送速度はNTSC方式では60フィールド/秒、PAL方式では50フィールド/秒と一義的に決まってしまい、記録再生装置内でのデータ転送速度を向上させることは不可能であった。従って、図45に示したような記録再生装置を用いて編集の目的で記録再生作業を行う場合、オペレータはデータの転送中は何もしないで待つより他はなかった。
【0014】
また、図45に示したような記録再生装置ではVTRを用いているので、何度も磁気テープの同一部分をアクセスすることになり、結果的に大切な素材テープを傷めてしまう可能性が高い。
【0015】
また、ディジタルVTRは、アナログVTRと比較して単位時間あたりの情報量が非常に多いので、ディジタルVTRを用いた記録再生装置では、特に記録再生作業の効率の向上が難しく、これについても効率の向上が望まれていた。
【0016】
また、記録再生作業中においては、常に記録側VTR8にセットされているビデオ・テープ・カセットの記録可能時間に注意しなければならないだけでなく、ビデオ・テープ・カセットの記録可能時間が“0”になった場合、オペレータが新たなビデオ・テープ・カセットを用意し、用意した新たなビデオ・テープ・カセットを記録側VTR8にセットしなければならない。
【0017】
また、図45に示したような記録再生装置では、再生側VTRと記録側VTRが一義的に決まってしまう。つまり、図45に示した再生側VTR2は再生用のVTRであり、記録側VTR8は記録用のVTRであり、オペレータが記録側VTR8と再生側VTR2の接続コードを外し、記録側VTR8の出力端子とDME7の入力端子を接続し、再生側VTR2の入力端子とDME7の出力端子を接続する必要がある。勿論、再生側VTR2が記録できるVTRであり、記録側VTR8が再生できることが条件となる。
【0018】
つまり、図45に示したような記録再生装置は、一旦機器の接続を行うと、使用する映像及び音声データの入出力経路が一義的に決まり、装置内での入出力、或いは、機器の使用方法を簡単に変更できないという欠点があった。
【0019】
また、図45に示したような記録再生装置を以上説明したような種々の欠点を補うべく改造する場合、既存の機器との互換性を図ることは難しい。
【0020】
本発明はこのような点を考慮してなされたもので、記録再生作業の待ち時間を大幅に短縮して記録再生作業を簡単、且つ、高速に行え、記録媒体を傷めないようにでき、記録媒体の記録可能時間を気にしなくても済み、ディジタルVTRを用いても良好に編集作業を行うことができ、システム内の映像及び音声データの入出力経路を簡単に変更して種々の編集を行えるようにし、既存の機器との互換性をとることのできる記録再生方法及びその装置を提案しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、磁気テープに記録されているデータを、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生し、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生された再生データを、キャッシュメモリを介して複数のディスクに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の記録速度で記録し、複数のディスクに記録されているデータを、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生し、複数のディスクの記録データを再生して得られた通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度のデータを、キャッシュメモリを介して磁気テープに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の記録速度で記録する方法である。
【0022】
本発明は、少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度でデータを出力することのできる再生部と、k個のディスク記録再生部と、少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを記録することのできる記録部と、 再生部、記録部及び複数のディスク記録再生部に配置され、再生部から記録部、再生部から複数のディスク記録再生部、複数のディスク記録再生部から記録部へのデータ転送、並びに外部への出力、或いは外部からの入力を、キャッシュとして機能する記憶部を経由して行うデータコントロール部と、再生部、記録部、複数のディスク記録再生部及びデータコントロール部を制御する制御部とを有するものである。
【0023】
【作用】
上述せる本発明によれば、磁気テープに記録されているデータを、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生し、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生された再生データを、キャッシュメモリを介して複数のディスクに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の記録速度で記録し、複数のディスクに記録されているデータを、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生し、複数のディスクの記録データを再生して得られた通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度のデータを、キャッシュメモリを介して磁気テープに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の記録速度で記録する。これによって、キャッシュメモリを介して複数のディスクに供給するので、磁気テープに記録されているデータが通常の再生速度以外で再生されたデータであっても良好に記録することができ、また、複数のディスクに記録されているデータを通常の速度以外で再生して記録部に供給し、記録部において通常の記録速度以外の記録速度で記録することができる。
【0024】
また上述せる本明によれば、再生部と、k個のディスク記録再生部と、記録部と、少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度でデータを出力する再生部、少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを記録する記録部及びk個のディスク記録再生部間に配置したデータコントロール部、再生部、記録及びk個のディスク記録再生部を制御部で制御することによって、再生部から記録部、再生部から複数のディスク記録再生部、複数のディスク記録再生部から記録部へのデータ転送、並びに外部への出力、或いは外部からの入力を、キャッシュとして機能する記憶部を経由して行う。これによって、データコントロール部における入出力をキャッシュとして機能する記憶部を経由して行うことによって、通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを、記憶部を介してk個のディスク記録再生部に供給するので、磁気テープに記録されているデータが通常の再生速度のn倍の再生速度で再生されたデータであっても良好に記録することができ、また、k個のディスク記録再生部の各ディスクに夫々記録されているデータを通常の速度のn倍の再生速度で再生して記録部に供給し、記録部において通常の記録速度のn倍の記録速度で記録することができる。
【0025】
【実施例】
以下に、図1を参照して本発明記録再生方法及びその装置の一実施例について詳細に説明する。この図1に示す記録再生装置は、本発明記録再生方法及びその装置を適用した一例である。
【0026】
また、本発明記録再生方法及びその装置の一実施例の説明は、次に示す項目説明を各項目の先頭に記載し、各項目について次に示す順序で説明する。
【0027】
A.本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明
A1.N倍速コピーの概要説明及びNチャンネル同時再生の概要説明(図38参照)
A2.異なる素材の同時再生の概要説明(図39参照)
A3.同一素材の同時再生の概要説明(図40参照)
A4.Nチャンネル同時記録再生の概要説明(図41参照)
A5.異なる素材の同時再生の概要説明(図42参照)
A6.素材の2倍速記録再生と同時再生の概要説明(図43参照)
A7.異なる素材の記録再生と同時再生の概要説明(図44参照)
B.一実施例の記録再生装置の構成及び動作の説明(図1参照)
C.図1の再生機21、記録機24の構成例(高速記録再生VTR)及びその動作の説明(図2参照)
D.テープフォーマットと記録における動作の説明(図3参照)
E.図2に示した記録/再生ヘッドに関する説明(図4参照)
F.通常の4倍の転送速度での記録動作の説明(図5参照)
G.通常の4倍の転送速度での再生動作の説明(図6参照)
H.図1の入力部25の内部構成例及びその動作の説明(図7参照)
I.図1の再生出力部36、41、49、記録モニタ出力部44の内部構成及びその動作説明(図8参照)
J.図1のデータコントローラ20の内部構成及びその動作の説明(図9参照)
K.図9のデータコントローラ20の再生系123の内部構成及びその動作の説明(図10参照)
L.図9のデータコントローラ20の記録系128の内部構成及びその動作の説明(図11参照)
M.図9のディスクアレイコントローラ138の内部構成及びその動作の説明(図12参照)
N.3倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動作の説明(図13、図14、図15及び図16参照)
O.3倍速再生時におけるディスクアレイコントローラ138の動作の説明(図17参照)
P.図9のディスクアレイコントローラ138と図1のディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43との間のデータ転送タイミング(図18及び図19参照)
R.3倍速再生時のキャッシュから記録機24へのデータ転送動作の説明(図20、図21、図22、図23及び図24参照)
S.図9のディスクアレイコントローラ138による図1のディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43からのデータ読み出しタイミング(図25及び図26参照)
T.ディスク上の任意のM箇所を再生する場合の動作説明(図27、図28及び図29参照)
U.ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上に記録する場合の動作説明(図30、図31及び図32参照)
V.ディスク上の任意の1箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上に記録する場合の動作説明(図33、図34及び図35参照)
W.図1に示した記録再生装置を1つの筐体に収納して編集機として上位編集システムに組み込んだ場合の構成及びその動作説明(図36参照)
X.図1に示した記録再生装置を複数用いた場合のシステムの構成及びその動作の説明(図37参照)
【0028】
A.本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明
【0029】
A1.N倍速コピーの概要説明及びNチャンネル同時再生の概要説明(図36参照)
【0030】
図38は同時再生を行うための記録再生装置の概要を説明するための構成図であり、この図38において190は記録再生装置、191はVTR、192はディスク装置である。ここで、VTR191は、ディジタル、或いはアナログコンポーネント記録方式、ディジタル、或いはアナログコンポジット記録方式、圧縮符号化処理を採用したコンポーネント或いはコンポジット記録方式のVTRである。また、ディスク装置192は、ハードディスク、リムーバブル型のハードディスク、光磁気ディスク、相変化メディアとしての光ディスク、ライトワンス光ディスク、少なくとも20Mbyte以上の記憶容量を有するフレキシブルディスクとこれらを駆動するコントローラからなる。
【0031】
また、本例においては、VTR191を高速転送可能なVTRとする。つまり、VTR191を、ヘッドの個数と、磁気テープの走行速度と、回転ドラムの回転速度を変えることによって、通常の再生速度のN倍の再生速度で磁気テープに記録されている映像及び音声データを再生し、再生した再生データを通常の転送速度のN倍の転送速度で転送することのできるVTRとする。この例ではN=3になる。
【0032】
つまり、VTR191にセットされているビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上に形成されている記録トラックを通常の転送速度のN倍の速度で再生することによって、通常の転送速度のN倍の転送速度で再生映像、音声及びサブコードデータを出力し、これをディスク装置192の記録媒体に記録するようにする。ここで、通常の転送速度は、NTSC方式で60フィールド/秒、PAL方式で50フィールド秒である。
【0033】
また、本例においては、ディスク装置192の記録媒体に記録したデータを独立に再生し、再生したデータを出力端子190a、190b及び190cから夫々出力するようにする。この例では、3チャンネルにしているが、チャンネル数に制約はない。また、同時再生するデータは、同一素材でも異なる素材でも良い。この例で説明すると、例えば出力端子190a、190b及び190cから夫々同一素材を同時に出力することができ、また、出力端子190a、190b及び190cから夫々異なる素材を同時に出力することもできる。
【0034】
A2.異なる素材の同時再生の概要説明(図39参照)
【0035】
図39は異なる素材の同時再生を説明するための説明図である。図においてドットで示す領域は図38に示したディスク装置192の記録媒体上に記録されている素材Aを示し、斜線で示す領域は図38に示したディスク装置192の記録媒体上に記録されている素材Bを示し、網目で示す領域は図38に示したディスク装置192の記録媒体上に記録されている素材Cを示す。
【0036】
異なる素材の同時再生とは、この図39に示すように、ディスク装置192の記録媒体から同時に素材A、素材B及び素材Cを再生して出力することである。
【0037】
A3.同一素材の同時再生の概要説明(図40参照)
【0038】
図40は同一素材の同時再生を説明するための説明図である。図においてドット、斜線並びに網目で示す領域は図39と同様にディスク装置192の記録媒体上に記録されている素材A、B及びCを夫々示す。
【0039】
同一素材の同一再生とは、この図40に示すように、ディスク装置192の記録媒体から同時に同一素材を複数チャンネル分だけ再生(この例では素材Cを3チャンネル分だけ再生)することである。
【0040】
このように、通常の転送速度のN倍の転送速度でVTR191から再生データを出力し、この出力データをディスク装置192で記録するようにすれば、VTR191にセットされているビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上に記録されている記録データを、ディスク装置192に記録する際の待ち時間を1/Nにすることができ、これによって作業効率を大幅に改善することができる。また、ディスク装置192の記録媒体から同一データを同時に複数再生したり、異なるデータを同時に複数再生することができるようにしたので、作業効率を更に改善することができる。
【0041】
A4.Nチャンネル同時記録再生の概要説明(図41参照)
【0042】
図41は同時記録再生を行うための記録再生装置の概要を説明するための構成図であり、この図41において200は記録再生装置、201はVTR、203はディスク装置である。また、この図に示すように、記録再生装置201の出力端にスイッチ202の一方の固定接点202aを接続し、この記録再生装置200の入力端子200dにスイッチ202の他方の固定接点202bを接続し、このスイッチ202の可動接点をディスク装置203の入力端に接続する。
【0043】
ここで、入力端子200dには外部入力としての映像、音声及びサブコードデータが供給される。また、このスイッチ202の可動接点202cは図示しないシステムコントローラ等からの制御信号によって一方または他方の固定接点202aまたは202bに接続される。このスイッチ202の可動接点202cの接続制御は、例えば図示しない操作キーの操作等に基いて、VTR201の再生データのディスク装置203の記録媒体への記録、ディスク装置203の再生データのVTR201の磁気テープへの記録、外部入力端子200dを介して外部から供給される映像及び音声データのディスク装置203の記録媒体への記録に応じて行われる。
【0044】
VTR201の再生データをディスク装置203の記録媒体に記録する指示、またはディスク装置203の再生データをVTR201の磁気テープに記録する指示があった場合には、スイッチ202の可動接点202cは一方の固定接点202aに接続される。また、外部入力端子200dを介して外部から供給される映像及び音声データのディスク装置203を記録媒体に記録する指示があった場合には、スイッチ202の可動接点202cは他方の固定接点202bに接続される。
【0045】
ここで、VTR201は、ディジタル、或いはアナログコンポーネント記録方式、ディジタル、或いはアナログコンポジット記録方式、圧縮符号化処理を採用したコンポーネント或いはコンポジット記録方式のVTRである。また、ディスク装置203は、ハードディスク、リムーバブル型のハードディスク、光磁気ディスク、相変化メディアとしての光ディスク、ライトワンス光ディスク、少なくとも20Mbyte以上の容量を有するフレキシブルディスクとこれらを駆動するコントローラからなる。
【0046】
また、本例においては、VTR201を高速転送可能なVTRとする。つまり、VTR201を、ヘッドの個数と、磁気テープの走行速度と、回転ドラムの回転速度を変えることによって、通常の再生速度のN倍の再生速度で磁気テープに記録されている映像及び音声データを再生し、再生した再生データを通常の転送速度のN倍の転送速度で転送することのできるVTRとする。
【0047】
つまり、VTR201にセットされているビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上に形成されている記録トラックを通常の転送速度のN倍の速度で再生することによって、通常の転送速度のN倍の転送速度で再生映像、音声及びサブコードデータを出力し、これをディスク装置203の記録媒体に記録するようにする。ここで、通常の転送速度は、NTSC方式で60フィールド/秒、PAL方式で50フィールド秒である。
【0048】
つまり、この図41に示す記録再生装置200は、ディスク装置203の記録媒体に記録されている素材を再生し、同時に、入力端子200dを介して外部から供給される映像及び音声データをディスク装置203の記録媒体に記録するように構成している。
【0049】
また、本例においては、ディスク装置203の記録媒体に記録したデータを独立に再生し、再生したデータを出力端子200a、200b及び200cから夫々出力するようにする。この例では、3チャンネルにしているが、チャンネル数に制約はない。また、同時再生するデータは、同一素材でも異なる素材でも良い。この例で説明すると、例えば出力端子200a、200b及び200cから夫々同一素材を同時に出力することができ、また、出力端子200a、200b及び200cから夫々異なる素材を同時に出力することもできる。
【0050】
A5.異なる素材の同時再生の概要説明(図42参照)
【0051】
図42は図41に示した記録再生装置を用いて素材の記録と異なる素材の同時再生を同時に行う場合の動作を説明するための説明図である。図においてドットで示す領域は図41に示したディスク装置203の記録媒体上に記録されている素材Aを示し、斜線で示す領域は図41に示したディスク装置203の記録媒体上の内の素材Bが記録される領域を示し、網目で示す領域は図41に示したディスク装置203の記録媒体上に記録されている素材Cを示す。
【0052】
素材の記録と異なる素材の同時再生の同時実行とは、この図42に示すように、ディスク装置203の記録媒体から同時に素材A及び素材Cを再生すると共に、VTR201からの再生映像、音声及びサブコードデータ(素材C)をディスク装置203の記録媒体に記録することである。
【0053】
A6.素材の2倍速記録再生と同時再生の概要説明(図43参照)
【0054】
図43は素材の2倍速記録/再生及び同時再生を説明するための説明図である。図においてドットで示す領域は図41に示したディスク装置203の記録媒体上に記録されている素材A、斜線で示す領域は図41に示したディスク装置203の記録媒体上に2倍速で記録される素材B、網目で示す領域は図41に示したディスク装置203の記録媒体上に記録されている素材Cを示す。
【0055】
素材の2倍速記録/再生及び同時再生とは、この図43に示すように、ディスク装置203の記録媒体に素材Aを2倍速で記録すると同時に、ディスク装置203の記録媒体から素材Cを再生することである。図43においては素材Bに対して矢印を2つ添えているが、これは、図41に示したVTR201から素材Bが2チャンネルで供給されて記録されることを示している。
【0056】
A7.異なる素材の記録/再生と同時再生の概要説明(図44参照)
【0057】
図44は異なる素材の記録/再生と同時再生を説明するための説明図である。図においてドットで示す領域は、図41に示したVTR201から供給される再生素材を記録するための領域、斜線で示す領域は、図41に示した記録再生装置200の入力端子200dを介して供給される外部からのデータが記録される領域、網目で示す領域は図41に示したディスク装置203の記録媒体上に記録されている素材Cを示す。
【0058】
異なる素材の記録/再生と同時再生とは、この図44に示すように、ディスク装置203の記録媒体にVTR201からの再生データを記録する動作、この動作によって記録されたデータを再生する動作、ディスク装置203の記録媒体に外部からのデータを記録する動作、この動作によって記録されたデータを再生する動作、素材Cを再生する動作を組み合わせて同時に行うことである。
【0059】
このように、通常の転送速度のN倍の転送速度でVTR201から再生データを出力し、この出力データをディスク装置203で記録するようにすれば、VTR201にセットされているビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上に記録されている記録データを、ディスク装置203に記録する際の待ち時間を1/Nにすることができ、これによって作業効率を大幅に改善することができる。また、VTR201からのデータのディスク装置203の記録媒体への記録、外部入力端子200dを介して外部から供給されるデータのディスク装置203の記録媒体への記録、ディスク装置203の記録媒体に記録されているデータの再生を同時に行うことができるようにしたので、作業効率を更に改善することができる。
【0060】
B.一実施例の記録再生装置の構成及び動作の説明(図1参照)
【0061】
この図1は本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置を示す構成図である。
【0062】
図1において20はデータコントローラであり、以下説明する各機器間の映像及び音声データの入出力を後述するシステムコントローラ33の制御に基いてコントロールする。21は通常の転送速度のN倍で映像、音声及びサブコードデータを転送することのできる再生機、22、23、30、31、34、35、42及び43は夫々ディスクドライブ(例えばハードディスクドライブや光ディスクドライブやいわゆるシリコンディスク)、24は通常の転送速度のN倍の転送速度の映像、音声及びサブコードデータを記録することのできる記録機である。
【0063】
ここで、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43は、図示せずも夫々ディスクドライブ本体とディスクコントローラから構成されるものとする。
【0064】
25は後述するが、映像及び音声の入力部であり、26はディジタル映像データの入力端子、27はアナログ映像信号の入力端子、28はディジタル音声データの入力端子、29はアナログ音声信号の入力端子であり、入力端子27及び29からのアナログ映像信号及びアナログ音声信号のディジタル変換、入力端子26からのディジタル映像データ及びディジタル変換した映像データの圧縮符号化、圧縮符号化したディジタル映像データ、アナログ音声データ及び後述するサブコード発生回路32からのサブコードデータの混合を行い、混合したディジタル映像及びディジタル音声データ(サブコードデータも含む)をデータコントローラ20に供給する。
【0065】
36は再生出力部であり、データコントローラ20からの再生ディジタル映像及び再生ディジタル音声データP1の分離、再生ディジタル映像データの復号化、復号化した再生ディジタル映像データのアナログ化、再生ディジタル音声データのアナログ化を行い、再生ディジタル映像データを出力端子37から、再生アナログ映像信号を出力端子38から、再生ディジタル音声データを出力端子39から、再生アナログ音声信号を出力端子40から夫々出力する。
【0066】
41も再生出力部36と同様に、データコントローラ20からの再生ディジタル映像及び再生ディジタル音声データP2の分離、再生ディジタル映像データの復号化、復号化した再生ディジタル映像データのアナログ化、再生ディジタル音声データのアナログ化を行い、再生ディジタル映像データを出力端子42から、再生アナログ映像信号を出力端子43から、再生ディジタル音声データを出力端子44から、再生アナログ音声信号を出力端子45から夫々出力する。
【0067】
49は再生出力部36及び41と同様の再生出力部であるが、この例では、この再生出力部49を追加再生時の出力用とする。そしてこの再生出力部49は、データコントローラ20からの追加再生ディジタル映像及び追加再生ディジタル音声データP3の分離、追加再生ディジタル映像データの復号化、復号化した追加再生ディジタル映像データのアナログ化、追加再生ディジタル音声データのアナログ化を行い、追加再生ディジタル映像データを出力端子50から、追加再生アナログ映像信号を出力端子51から、追加再生ディジタル音声データを出力端子52から、追加再生アナログ音声信号を出力端子53から夫々出力する。
【0068】
44は記録入力(映像や音声)をテレビジョンモニタやスピーカ等でモニタするための記録モニタ出力部であり、再生出力部36、41及び49と同様であり、データコントローラ20からの記録入力ディジタル映像及び記録入力ディジタル音声データRinの分離、記録入力ディジタル映像データの復号化、復号化した記録入力ディジタル映像データのアナログ化、記録入力ディジタル音声データのアナログ化を行い、記録入力ディジタル映像データを出力端子50から、記録入力アナログ映像信号を出力端子51から、記録入力ディジタル音声データを出力端子52から、記録入力アナログ音声信号を出力端子53から夫々出力する。
【0069】
32はサブコード発生回路であり、後述するシステムコントローラ33からの制御に基いてサブコードデータを発生し、発生したサブコードデータを入力部25に供給する。
【0070】
システムコントローラ33は、図1から分かるように、再生機21、記録機24、サブコード発生回路32、データコントローラ20を、バスを介して制御すると共に、図示を省略したが、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43、再生出力部36、41及び49、記録モニタ出力部44をも制御する。また、33eはこの図1に示す記録再生装置に対して外部同期信号(例えば局内同期信号等)を供給するための入力端子、33fはこの図1に示す記録再生装置を複数使用するときに複数の記録再生装置を制御するためのコントローラから供給される制御信号を供給するための入力端子である。
【0071】
また、33a、33b及び33cは夫々従来から使用されている機器とこの記録再生装置との接続の継続性を持たせ、再生機21、記録機24、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43を独立して制御できるようにするための制御用のコネクタ(例えば9ピンコネクタ)である。また、33dはこの記録再生装置を用いて各種記録再生作業を行うための表示部や操作キーを有する操作パネルである。
【0072】
ここで、システムコントローラ33に対し、操作パネル33dを介してモードを指定した場合の各部の動作パターンについて説明する。
【0073】
本例においては、操作パネル33dを介してシステムコントローラ33に対し、モードを指定した場合は、この指定モードによって、システムコントローラ33が図1に示した各部を制御し、次に示すような動作パターンを実現する。
【0074】
モード1の場合は、再生機21を3倍速再生動作させ、これによって得た3倍速再生素材をディスクに記録する。
【0075】
モード2の場合は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または(及び)43を3倍速再生動作させ、これによって得た3倍速再生素材を記録機24に記録する。
【0076】
モード3の場合は、再生機21を2倍速再生動作させ、これによって得た2倍速再生素材をディスクに記録すると共に、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または(及び)43を1倍速再生動作させ、これによって得た1倍速再生素材を出力する。
【0077】
モード4の場合は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または(及び)43を2倍速させ、これによって得た2倍速再生素材を記録機24に記録すると共に、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または(及び)43を1倍速再生動作させ、これによって得た1倍速再生素材を出力する。
【0078】
モード5の場合は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクの任意のM箇所を同時再生する。
【0079】
モード6の場合は、再生機21を1倍速再生動作させ、これによって得た1倍速再生素材をディスクに記録すると共に、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクの任意のM箇所を同時再生させ、これによって得たM個の再生素材を出力する。
【0080】
モード7の場合は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43から1倍速で素材を再生させ、これによって得た1倍速再生素材を記録機24に供給して記録すると共に、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクの任意のM箇所を同時再生させ、これによって得たM個の再生素材を出力する。
【0081】
モード8の場合は、再生機21を1倍速再生動作させ、これによって得た1倍速再生素材及び外部入力素材をディスクに記録すると共に、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクから素材を1倍速再生し、これによって得た1倍速再生素材を出力する。
【0082】
尚、以上のモードに応じた動作については、以下、順次説明する。
【0083】
つまり、この図1に示す記録再生装置は、映像及び音声データの入出力及び制御を行うデータコントローラ20の入力端子に再生機21の出力端子を接続し、このデータコントローラ20の入出力端子にディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の入出力端子を接続し、このデータコントローラ20の入力端子に記録機24の出力端子(レコーダアウト端子)を接続し、このデータコントローラ20の出力端子に記録機24の入力端子(レコーダイン端子)を接続し、このデータコントローラ20の入力端子に入力部25の出力端子を接続し、このデータコントローラ20の入出力端子にサブコード発生回路32の入出力端子を接続し、このデータコントローラ20の出力端子に再生出力部36の入力端子を接続し、このデータコントローラ20の入力端子に再生出力部36の出力端子を接続し、このデータコントローラ20の出力端子に再生出力部41の入力端子を接続し、このデータコントローラ20の入力端子に再生出力部41の出力端子を接続し、このデータコントローラ20の出力端子に記録モニタ出力部44の入力端子を接続し、このデータコントローラ20の入力端子に記録モニタ出力部44の出力端子を接続し、このデータコントローラ20の出力端子に再生出力部49の入力端子を接続し、このデータコントローラ20の入力端子に再生出力部49の出力端子を接続し、以上の各構成要素とシステムコントローラ33を夫々接続して構成する。
【0084】
ここで、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43とデータコントローラ20との接続は、例えばSCSI(Small Computer Systems Interface)、SCSI−2またはSCSI−3で行う。SCSI−2で行う場合は、Fast SCSIとWideSCSIの何れのインターフェースを用いても良い。Fast SCSIを用いた場合はWide SCSIよりも汎用性と転送速度の向上を図ることができる。
【0085】
次に、図1に示した記録再生装置の動作について説明する。システムコントローラ33の操作パネル33或いはコネクタ33a、33bまたは33cを介して外部の編集機やコントローラの操作部を介して記録再生装置に指示が与えられると、システムコントローラ33はその指示に対応する制御信号を各構成要素に与える。再生機21はシステムコントローラ33からの制御信号によって通常の再生速度のN倍の再生速度の再生状態となる。この再生機21からの通常の転送速度のN倍の転送速度の再生映像及び音声データはデータコントローラ20を介してディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または43に供給される。ディスクコントローラ22、23、30、31、34、35、42または43は、データコントローラ20からの映像及び音声データを、各自にセットされているディスク(図示せず)に記録する。
【0086】
また、入力端子26を介して外部から供給されるディジタル映像データは入力部25において圧縮符号化処理された後に入力端子28を介して外部から供給されるディジタル音声データと混合され、この後データコントローラ20に供給される。また、入力端子27を介して外部から供給されるアナログ映像信号は入力部25においてディジタル映像データに変換され、圧縮符号化処理される。一方、入力端子29を介して外部から供給されるアナログ音声信号は入力部25においてディジタル音声データに変換され、入力端子27を介して外部から供給され、ディジタル変換され、圧縮符号化されたディジタル映像データと混合された後にデータコントローラ20に供給される。
【0087】
データコントローラ20に供給されたディジタル映像及び音声データはディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または43に記録される。何れの場合においても、再生機21からの再生映像及び音声データ、入力部25を介して供給される映像及び音声データ、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43のディスクに一旦記録され、再生された再生映像及び音声データを用いて記録再生等を行うことになる。
【0088】
データコントローラ20からの再生映像及び音声データP1は再生出力部36に供給され、この再生出力部36において映像と音声とに分離された後にアナログ、或いはディジタルの映像及び音声信号として出力される。データコントローラ20からの再生映像及び音声データP2は再生出力部41に供給され、この再生出力部41において映像と音声とに分離された後にアナログ、或いはディジタルの映像及び音声信号として出力される。またデータコントローラ20からの追加再生映像及び音声データP3は再生出力部49に供給され、この再生出力部49において映像と音声とに分離された後にアナログ、或いはディジタルの映像及び音声信号として出力される。
【0089】
データコントローラ20からの記録入力Rinは記録モニタ出力部44に供給され、この記録モニタ出力部44において映像と音声とに分離された後にアナログ、或いはディジタルの映像及び音声信号として出力される。アナログ映像信号はテレビジョンモニタ等に供給され、その管面上に現在記録中の映像信号の画像として映出され、アナログ音声信号はプリメインアンプ(音声増幅機)等を介してスピーカに供給され、現在記録中の音声信号の音声として出力される。ディジタル映像データやディジタル音声データの場合は、ディジタル映像及び音声データの入力用の端子を有する機器を経て上述と同様にモニタ用として用いられる。勿論、アナログ映像及び音声信号も、ディジタル映像及び音声信号も更に他の記録機器(例えばVTRやディスクドライブ、或いは図1と同様の記録再生装置等)に供給して用いることも可能である。
【0090】
C.図1の再生機21、記録機24の構成例(高速記録再生VTR)及びその動作の説明(図2参照)
【0091】
図2は図1に示した本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の再生機21及び記録機24の構成例を示す構成図である。つまり、本例においては、図1に示した再生機21、記録機24をこの図2に示すような高速記録再生VTRで構成する。
【0092】
具体的には、記録/再生ヘッドのリード角を磁気テープが走行していない停止状態において、記録/再生ヘッドがトラックをn本走査するよう設定する。そして、通常の転送速度のn倍の転送速度を必要とする場合に、回転ドラムに登載する記録/再生ヘッドの個数をxn個(但しxは通常の転送速度において必要とされるヘッドの個数である)とし、磁気テープを通常の走行速度のn倍で走行させ、リード角を上記記録媒体の走行を停止させた状態で上記ヘッドで上記記録媒体を走査する際に上記記録媒体上に形成されているトラックをnm個(但し、mは通常のリード角を設定し、記録媒体の移動を停止させた状態で回転ドラムを1回転させた場合に1つのヘッドが跨ぐトラックの数)跨ぐよう設定し、回転ドラムを通常の回転速度で回転させる。
【0093】
図2において54は再生機21であれば外部入力端子、記録機24であれば図1に示したデータコントローラ20を介してディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または43等から高速に転送されてくる映像及び音声データ55rが供給される入力端子である。
【0094】
この入力端子54を介して高速に転送されてくる映像及び音声データ55rは入力インターフェース回路55に供給される。この入力インターフェース回路55は高速に転送されてくる映像及び音声データを分割して出力する。分割とはいっても、例えばディスクドライブ22からのデータと考えれば、再生機21の再生ヘッドの分、つまり、トラック毎のデータが1つのデータ列として供給されるので、元のデータ列、つまり、トラック毎のデータに変換(セグメント分割等と称する)される。
【0095】
入力インターフェース回路55でトラック毎のデータに分割された各データは時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・56−nに夫々供給される。これらの時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・56−nは、夫々例えばデュアルポートメモリと書き込み/読み出し回路を有する。そしてこれらの時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・56−nは、通常の転送速度のn倍、且つ、間欠的に供給されるデータを同じ速度でデュアルポートメモリに間欠的に書き込み、デュアルポートメモリに書き込んだデータを通常の転送速度で読み出すことにより、通常の転送速度のn倍の転送速度のデータの時間軸の伸長を行う。
【0096】
時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・56−nで夫々時間軸が伸長された映像及び音声データはECC(エラー・コレクション・コード)付加回路57−1、57−2、・・・・57−nに夫々供給される。これらECC付加回路57−1、57−2、・・・・57−nは、時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・56−nから供給される時間軸伸長された映像及び音声データに対してECCを付加する。このECC付加回路57−1、57−2、・・・・57−nで夫々ECCの付加された映像及び音声データはCHCOD(チャンネルコーディング)回路58−1、58−2、・・・・58−nに夫々供給され記録変調処理(ディジタル変調処理)が施される。
【0097】
このチャンネルコーディング回路58−1、58−2、・・・・58−nにおいて記録変調処理された各映像及び音声信号は夫々記録増幅回路59−1、59−2、・・・・59−nを介してスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nの各可動接点50cに夫々供給される。
【0098】
これらのスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nの各一方の固定接点60aをロータリートランス61−1、61−2、・・・・61−nの1次側に接続し、これらのスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nの各他方の固定接点60bをロータリートランス61−n+1、61−n+2、・・・・61−2nの1次側に接続する。
【0099】
これらのスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nは後述するシステムコントローラ74からのスイッチング信号SW1、SW2、・・・・SWnに基いて、可動接点60cを一方または他方の固定接点60aまたは60bに接続して記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nの切り換えを行う。また、これらロータリートランス61−1、61−2、・・・・61−n、・・・・61−2n、図示しないテープローディング機構、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nからなるテープトランスポート部はコントローラ64によってコントロールされる。
【0100】
従って、記録時においては、記録増幅回路59−1、59−2、・・・・59−nからの映像及び音声信号がスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nの各一方または他方の固定接点60aまたは60b並びにロータリートランス61−1、61−2、・・・・61−n、・・・・61−2nを夫々介して記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nに順次供給され、磁気テープ63に順次傾斜トラックを形成するように記録される。
【0101】
各記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nは夫々図示しない回転ドラム上において対向し、且つ、各記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2n間の間隔が均等となるように取り付ける。ここで、記録再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nの個数は、磁気テープ63を通常の走行速度のn倍で走行させ、且つ、回転ドラムの回転速度を通常の回転速度とした状態で転送速度を通常の転送速度のn倍とする場合には、2n個となる。
【0102】
さて、磁気テープ63に記録された記録データは記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nによって順次再生される。この図2において図示せずも、各記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nは回転ドラム上に180度対向、且つ、各記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2n間の間隔が均等になるように設ける。この図2に示すように、記録系と再生系を1つのVTRとして構成する場合においては、記録、再生兼用の記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nを回転ドラム上に登載るか、或いは、記録ヘッドと再生ヘッドを隣接して回転ドラムに登載すれば良い。磁気テープ63の走行速度は上述と同様に通常の走行速度のn倍、回転ドラムの回転数(磁気テープ63と記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nとの相対速度)を通常のままとすることにより、転送速度を通常のn倍にすることができる。
【0103】
記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nからの各再生信号はロータリートランス61−1、61−2、・・・・61−n、・・・・61−2nを介してスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nの各一方または他方の固定接点60aまたは60bに順次(再生された順序)供給される。これらのスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nには記録時と同様にシステムコントローラ74からのスイッチング信号SW1〜SW4が供給される。これによってスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nは可動接点60cを一方または他方の固定接点60aまたは60bに接続する。
【0104】
従って、順次再生された再生信号はスイッチ60−1、60−2、・・・・60−nの各一方または他方の固定接点60aまたは60b及び再生増幅回路65−1、65−2、・・・・65−nを介してデータ抽出回路66−1、66−2、・・・・66−nに順次供給される。これらデータ抽出回路66−1、66−2、・・・・66−nは再生増幅回路65−1、65−2、・・・・65−nから供給される再生信号からクロック信号を抽出し、抽出したクロック信号によって映像及び音声信号を抽出する。データ抽出回路66−1、66−2、・・・・66−nにおいて抽出された映像及び音声データはCHDEC(チャンネルデコーディング)回路67−1、67−2、・・・・67−nに供給される。
【0105】
チャンネルデコーディング回路67−1、67−2、・・・・67−nは、データ抽出回路66−1、66−2、・・・・66−nからの映像及び音声信号(ディジタル変調されている)を復調し、元の映像及び音声データを得、復調した映像及び音声データをエラー訂正回路68−1、68−2、・・・・68−nに供給する。
【0106】
エラー訂正回路68−1、68−2、・・・・68−nはチャンネルデコーディング回路67−1、67−2、・・・・67−nから供給される映像及び音声データに付加されているECCに基いて映像及び音声データに対してエラー訂正処理を施し、エラー訂正処理を施した映像及び音声データを時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nに供給する。ここで、映像及び音声データに付加したECCを用いてエラー訂正したときに、エラー訂正しきれないデータついては、エラー修整処理が施され、元のデータに最も近いデータが復元される。
【0107】
時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nは夫々デュアルポートメモリと、書き込み/読み出し回路を有する。これら時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nは、エラー訂正回路68−1、68−2、・・・・68−nからの映像及び音声データをデュアルポートメモリに通常速度で書き込み、デュアルポートメモリから通常速度のn倍の速度で読み出しを行う。時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nから通常速度のn倍の速度で読み出された映像及び音声データは、順次(時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nの順序で)出力インターフェース回路70に供給される。
【0108】
出力インターフェース回路47は時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nから順次供給される映像及び音声データを伝送順に選択して出力する。この出力は出力端子71から出力され、図1に示した再生機21であれば映像及び音声データ71pとしてデータコントローラ20に供給される。
【0109】
ところで、記録機24の場合は、もし、記録機24を送出システムにおける出力用とする場合は、再生映像及び音声データが圧縮されたデータであると、送出システムの次段(例えばカートシステムやマスタスイッチャや送信機)で時間軸を伸長する回路を持たなければならなくなるので、次段の系を改造しないためには、時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nの出力を用いずに、エラー訂正回路68−1、68−2、・・・・68−nの出力を用いるようにする必要がある。
【0110】
つまり、図2に示す構成を図1に示した記録機24に適用する場合は、エラー訂正回路68−1、68−2、・・・・68−nの出力端を図に示すように、出力インターフェース回路72の入力端に接続し、この出力インターフェース回路72によって元のデータに変換して出力するようにすれば良い。このようにすれば、例えばこの出力インターフェース回路72の出力端子72aにテレビジョンモニタ等を接続し、その管面に映出された映像をモニタすることも可能となる。
【0111】
73は図示せずも、例えば表示部及び操作キー群を有する操作部である。この操作部73を操作するか、或いは、入力端子75を介して図1に示したシステムコントローラ33からの記録/再生制御信号がシステムコントローラ74に供給されることによって、システムコントローラ74はシステムクロック/同期信号発生回路76に制御信号を供給する。
【0112】
これによってシステムクロック/同期信号発生回路76は上述した入力インターフェース回路55、時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・56−n、ECC付加回路57−1、57−2、・・・・57−n、チャンネルコーディング回路58−1、58−2、・・・・58−n、データ抽出回路66−1、66−2、・・・・66−n、チャンネルデコーディング回路67−1、67−2、・・・・67−n、エラー訂正回路68−1、68−2、・・・・68−n、時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−n、出力インターフェース回路70に夫々必要なシステムクロック及び同期信号を供給する。
【0113】
図2に示す構成では、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nが180度対向なので、記録系、再生系共に回転ドラム半回転毎にスイッチングすることによって夫々の回路系を半減している。
【0114】
D.テープフォーマットと記録における動作の説明(図3参照)
【0115】
図3はテープフォーマットと、記録時のデータフォーマットを説明するための説明図である。
【0116】
この図3において、TPは磁気テープを示し、Scはサブコードセクタ、Vsは映像セクタ、Asは音声セクタ、aはヘッド走査方向を夫々示す。また、ABは音声ブロックを示し、Adは音声データ、Opは外符号(アウターパリティ)、Ipは内符号(インナーパリティ)を夫々示す。また、VBは映像ブロックを示し、Vdは映像データを示す。また、ScBはサブコードブロックを示し、Scdはサブコードデータを示す。また、RDはデータ記録順序を示し、Adは音声データ、Vdは映像データ、Scdはサブコードデータを夫々示す。また、音声ブロックAB、映像ブロックVB及びサブコードブロックScBに夫々添えられた矢印は夫々再生順序を示し、記録順序RDに添えられた矢印は記録順序を示す。
【0117】
例えばこの例に示すように、1フレームを10トラックで構成した場合、1つのトラックを音声セクタAs、映像セクタVs、サブコードセクタScで構成するようにする。勿論、1フレームを構成するトラック数に制限はないので、コンポーネント或いはコンポジット記録方式或いはこれらの方式で更に圧縮伸長処理を行うディジタルVTRでも良い。
【0118】
図1に示した再生機21でこの図3に示すようなフォーマットで映像、音声及びサブコードが記録されているビデオ・テープ・カセットを再生した場合、図2に示したチャンネルコーディング回路58−1、58−2、・・・・58−nによって音声ブロックAB、映像ブロックVB、サブコードブロックScBが得られる。これらのデータは図2に示したエラー訂正回路68−1、68−2、・・・・68−nにおいて、夫々先ず内符号Ipを用いた内符号エラー訂正処理が施され、更に外符号Opを用いた外符号エラー訂正処理が施される。
【0119】
また、図1に示した記録機24で映像及び音声データを記録する場合は、記録順序RDから分かるように、図2に示したECC付加回路57−1、57−2、・・・・57−nによって音声データAd、映像データVd及びサブコードデータScdに順次外符号、内符号が付加され、この後順次記録される。サブコードデータScdは、既に説明したが、図1に示したサブコード発生回路32がデータコントローラ20にサブコードを供給することによって付加されるものである。
【0120】
E.図2に示した記録/再生ヘッドに関する説明(図4参照)
【0121】
次に、図4を参照して上記記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−nについて説明する。
【0122】
図4Aは回転ドラム上に記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−nを登載した例を示し、図4Bは回転ドラム200の断面を示し、図4Cは回転ドラム200に登載した記録/再生ヘッド(記録/再生ヘッド62−1を例として図示する)のリード角を示し、図4Dは記録/再生ヘッドの通常のリード角を示し、図4Eは本例による記録/再生ヘッドのリード角を示している。
【0123】
先ず、本例においては、図4Aに示すように、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8を、回転ドラム200上において、互いにその間隔が均一、且つ、記録/再生ヘッド62−1及び62−5、記録/再生ヘッド62−2及び62−6、記録/再生ヘッド62−3及び62−7、記録/再生ヘッド62−4及び62−8が対向するよう回転ドラム200に取り付けられる。
【0124】
次に、図4Bに示すように、回転ドラム200にはその上下に段差がつけられており、この段差部分によって磁気テープ63が案内された場合に、記録/再生ヘッド(記録/再生ヘッド62−1を例として図示する)が意図したリード角で磁気テープ63を走査するようになっている。これを正面から見た図が図4Cであり、ここでリード角をθとする。
【0125】
図4Dは通常のリード角θ1を示している。通常のリード角θ1を設定した場合、磁気テープ63の走行を停止させた状態で記録/再生ヘッドを登載した回転ドラム200を1回転させると、記録/再生ヘッドは、実線の矢印で示すように、トラックをその下から上まで1回走査する。
【0126】
図4Eは本例において設定するリード角の一例であり、この図では通常の転送速度の4倍の転送速度を得る場合のリード角θ2を示している。このリード角θ2を設定した場合、磁気テープ63の走行を停止させた状態で記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8を登載した回転ドラム200を回転させると、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8は、実線の矢印で示すように、トラックT1、T2、T3、T4を跨いで走査する。
【0127】
この図4Eに示すように、通常の転送速度の4倍の転送速度を得る場合は、リード角θ2を、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8が夫々1回の走査で4つのトラックを跨ぐリード角に設定し、磁気テープ63の走行速度を通常の走行速度の4倍、回転ドラム200の回転速度を通常の回転速度とすれば良い。
【0128】
磁気テープ63の走行を通常の走行速度の4倍の走行速度で走行させ、回転ドラム200の回転速度を通常の回転速度とした場合、トラックT1、T2、T3、T4を走査する記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8の走査軌跡が、磁気テープ63を停止させているときよりも立ってくる。言い換えれば、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8の走査軌跡が磁気テープ63の下から上の場合、磁気テープ63の下端と走査軌跡とでおりなす角度が大となる。そして、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8の内の1つの記録/再生ヘッドについて考えると、その1つの記録再生ヘッドは、トラックT1、T2、T3、T4の内何れか1つのトラックT1、T2、T3またはT4を、図4Dに示すように、回転ドラム200が1回転する間に1回走査することになる。
【0129】
以上の条件で通常の転送レートのn倍の転送レートを得るためには、2×n個の記録/再生ヘッドが必要となる。つまり、この例では、2×n個である。ここでxを“2”としているのは、「通常のテープ走行速度」(いわゆる1倍速等)を、回転ドラム上に180度対向で記録/再生ヘッドが合計2個設けられている場合に、回転ドラムがy回転する間に磁気テープ63上に傾斜トラックが1フレーム分形成される時間と考えると、同じ回転ドラムy回転の間で2×n個の記録/再生ヘッドで1フレーム分の傾斜トラックを磁気テープ63上に形成できるようにするためには、通常の走行速度のn倍で磁気テープ63を走行させれば良いことになるからである。
【0130】
例えばコンポーネントディジタルフォーマット(D1フォーマット等)では、4つのヘッドを用いて150回転/秒で回転ドラムを回転させ、1フィールドにつき10トラックの割合で傾斜トラックを形成するいわゆるセグメント記録を行っている。従って、もしも、このフォーマットでn倍速の転送速度を得る場合は、回転ドラムの回転速度を通常のまま、磁気テープの走行速度をn倍速とする場合には、ヘッドは4n個必要となり、また、ヘッドを4つのままとし、磁気テープの走行速度を通常のn倍の速度で走行させるのであれば、回転ドラムの回転速度は通常の回転速度のn倍の回転速度となり、4n個のヘッドを用いて転送速度を通常の転送速度の1倍とするには、テープの走行速度を1倍速、回転ドラムの回転速度を1倍速とし、4n個のヘッドを用いて転送速度を通常の転送速度の1/n倍とするには、テープの走行速度を1倍速、回転ドラムの回転速度を1/n倍速とする。勿論D2フォーマットや他のディジタルフォーマットでも同様である。
【0131】
この例では、記録増幅回路59−1、59−2、・・・・59−nに順番にチャンネルコーディング回路58−1、58−2、・・・・58−nから記録すべき映像及び音声データが供給されるので、各記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2nは各記録増幅回路59−1、59−2、・・・・59−nによって順次記録電流が供給されることになる。
【0132】
尚、上述の例においては、回転ドラムに記録再生兼用として2n個のヘッドを登載させ、回転ドラムを通常の回転速度で回転させ、磁気テープ63を通常の速度のn倍の速度で走行させて記録、再生するようにしている場合について説明したが、回転ドラムを通常の回転速度よりも高速に回転させて高速転送を行う方式、更にヘッドの数を増やし、且つ、回転ドラムの回転速度を高速にする方式を採用することもできる。従って、転送速度を通常の転送速度のn倍にするために一義的に記録/再生ヘッドの数を2n個とするわけではない。
【0133】
ここで、得たい転送速度と、回転ドラムの回転速度と、記録/再生ヘッドの数の関係をいくつかのパターンを例にとり説明する。
【0134】
先ず、前提として、記録/再生ヘッドは回転ドラムに1つ或いは複数個回転ドラムの高さ方向に並べて配置し、この高さ方向に並べて設けられた1つ或いは複数の記録/再生ヘッドを1つの組としたとき、回転ドラムに搭載する組がいくつであっても、組と組との間は全て等間隔(或いは同じ角間隔)となるように取り付けるものとする。また、リード角は、磁気テープ63の停止時に回転ドラム200を1回転させる間に記録/再生ヘッドが跨ぐトラック数が、通常のトラック数を基準として設定されるものとする。ここで、通常のトラック数とは、例えば磁気テープ63を停止させた状態で回転ドラム200を1回転させたときに、1つのヘッドが走査するトラックの数をいうものとする。
【0135】
以上のことを前提にした上で、例えば通常の転送速度の4倍の転送速度を得る場合における記録/再生ヘッドの個数、磁気テープの走行速度、回転ドラムの回転速度、磁気テープの走行が停止している状態で1つの記録/再生ヘッドが跨ぐトラック数の関係を例として示す。
【0136】
【0137】
つまり、通常の転送速度を得るためのヘッドの数をxとすると、ヘッドの数がxn、テープの走行速度が通常の走行速度のn倍であれば回転ドラムの回転速度は通常の回転速度で良いが、ヘッドの数が少なくなればその分だけ回転ドラムの回転速度を上げなければならない。従って、磁気テープ63を通常のn倍の速度で走行させる場合には、回転ドラムの通常の回転速度に対する倍率をd、ヘッドの数をhとした場合、hd=xnとなるように回転ドラムの通常の速度にたいする倍率d、或いはヘッドの数hを設定し、更に、磁気テープの走行を停止させた状態で記録/再生ヘッドが跨ぐ通常のトラックの数のT倍、即ち、Td=nとなるリード角を設定すれば良い。
【0138】
以上の説明から分かるように、上述の例においては、転送速度を通常の転送速度の4倍として説明したが、転送速度を可変することも可能である。つまり、オペレータが必要な転送速度を図1に示したシステムコントローラ33の操作パネル33dの操作キーで指定した転送速度とすることができる。
【0139】
これには、予め多数の記録/再生ヘッドを回転ドラムに搭載させ、指定された転送速度に応じて記録/再生ヘッドの使用数を可変する方法が採用可能である。ここでいう「使用数」とは、記録時においては、記録電流が与えられるヘッドの数をいい、再生時においては、再生信号が有効とされるヘッドの数をいう。勿論、使用する記録/再生ヘッドの数や転送速度を可変することによって、使用しなくても済む回路もでてくるので、使用する回路、使用しない回路を自動的に選択するようにする必要がある。この可変方法は、記録/再生ヘッドを予め多数回転ドラムに搭載すると共に、リード角を変えなければならない。何れにしても、このように転送速度を可変するためには、回路のシステムクロックやリード角もこれに連動して可変させるようにしなければならないが、システムクロックは周知のVCO(電圧制御発振器)や高い周波数の水晶発振器と分周器や低い周波数の水晶発振器と逓倍器があれば容易に実現できる。
【0140】
尚、リード角を可変させるためには、テープガイドの上下に段差を持たせ、少なくとも2つのテープガイドで磁気テープを案内するようにすると共に、この2つのテープガイドの高さをモータによって可変することによってリード角を可変することができる。
F.通常の4倍の転送速度での記録動作の説明(図5参照)
次に、図5を参照して、図2に示した記録再生装置に通常の転送速度4倍の速度で転送を行い、記録再生装置の8つの記録再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8で映像及び音声データを記録する場合の動作について説明する。説明を分かりやすくするために、図5に示す信号の符号を図2にも示している。
【0141】
55rは図2のデマルチプレクサ55の入力(高速転送データ)、56I1〜56I4は図2の時間軸伸長回路56−1〜56−4の入力、56O1〜56O4は図2の時間軸伸長回路56−1〜56−4の時間軸伸長出力、59O1〜59O4は図2の記録増幅回路59−1〜59−4の記録増幅出力、SW1〜SW4は図2のスイッチ60−1〜60−4に供給されるシステムコントローラ74からのスイッチング信号、62p1は図2の記録再生ヘッド62−1の記録信号、62r5は図2の記録再生ヘッド62−5の記録信号である。
【0142】
尚、記録再生ヘッド62−2、62−3、・・・・62−4、62−6及び62−8の記録信号はその図示を省略する。また、スイッチング信号SW1〜SW4には、各スイッチング信号SW1〜SW4のハイレベル“1”及びローレベル“0”の状態によって選択される記録再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8を示すための番号“1”〜“8”を添えてある。
【0143】
先ず、図2に示した入力インターフェース回路55には、入力端子54を介して通常の転送速度の4倍の転送速度の映像及び音声データ55rが供給される。図5において映像及び音声データ55rに夫々示す符号T12D、T1D、T2D、・・・・T3Dは夫々第12トラック、第1トラック、第2トラック、・・・・第3トラックの構成データを夫々示す。
【0144】
この映像及び音声データ55rがデマルチプレクサ55に供給されると、このでデマルチプレクサ55によってトラック毎に分割される。分割された映像及び音声データは図5に示すように、映像及び音声データ56I1、56I2、56I3及び56I4となり、時間軸伸長回路56−1、56−2、56−3及び56−4の入力となる。
【0145】
時間軸伸長回路56−1の入力としての映像及び音声データ56I1は斜線で示すように、各フレーム毎に、第1トラックT1D、第5トラックT5D、第9トラックT9Dといったデータとなり、時間軸伸長回路56−2の入力としての映像及び音声データ56I2はドットで示すように、各フレーム毎に、第2トラックT2D、第6トラックT6D、第10トラックT10Dといったデータとなり、時間軸伸長回路56−3の入力としての映像及び音声データ56I3は映像及び音声データ56I1とは逆の斜線で示すように、各フレーム毎に、第3トラックT3D、第7トラックT7D、第11トラックT11Dといったデータとなり、時間軸伸長回路56−4の入力としての映像及び音声データ56I4は白塗り(模様なしの意味)で示すように、各フレーム毎に、第4トラックT4D、第8トラックT8D、第12トラックT12Dといったデータとなる。つまり、出力タイミングで見ると、第1トラックT1D、第2トラックT2D、第3トラックT3D、第4トラックT4D、第5トラックT5D、第6トラックT7D、・・・・第11トラックT11D、第12トラックT12Dの順序で出力され、この順序で時間軸伸長回路56−1、56−2、56−3及び56−4に順次供給される。
【0146】
そして、各時間軸伸長回路56−1、56−2、56−3及び56−4に供給された映像及び音声データ56I1、56I2、56I3及び56I4は、時間軸伸長回路56−1、56−2、56−3及び56−4の時間軸伸長出力56O1、56O2、56O3及び56O4のように、時間軸が伸長される。例えば、時間軸伸長回路56−1の入力である映像及び音声データ56I1の第1トラック、第5トラック、第9トラックの映像及び音声データT1D、T5D、T9Dは、実線の矢印で示すように、時間的に4倍の長さに伸長される。他の映像及び音声データ56I2、56I3及び56I4も同様である。
【0147】
時間軸伸長回路56−1、56−2、56−3及び56−4の各時間軸伸長出力56O1、56O2、56O3及び56O4は夫々ECC付加回路57−1、57−2、57−3及び57−4でECCが付加され、更にチャンネルコーディング回路58−1、58−2、58−3及び58−4においてディジタル変調され、記録増幅回路59−1、59−2、59−3及び59−4に供給されて記録増幅される。
【0148】
この記録増幅回路59−1、59−2、59−3及び59−4の出力59O1、59O2、59O3及び59O4は、時間軸伸長出力56O1、56O2、56O3及び56O4よりも遅延している。この遅延時間はECC付加回路57−1、57−2、57−3及び57−4並びにチャンネルコーディング回路58−1、58−2、58−3及び58−4での処理によるものである。例えば、時間軸伸長回路56−1の出力56O1の内、第1トラックT1Dの時間軸伸長出力56O1は、実線の矢印で示すように、この斜線部分から記録増幅回路59−1の出力59O1の斜線部分となる。従って、各映像及び音声データに対する遅延時間は図中符号RDで示す時間となる。
【0149】
さて、記録増幅回路59−1、59−2、59−3及び59−4から出力された映像及び音声信号(電流信号)59O1、59O2、59O3及び59O4は、スイッチ60−1、60−2、60−3及び60−4の各可動接点60cに夫々供給される。ここで、注意しなければならないのは、この例では、通常の転送速度の4倍の転送速度を得る場合について説明しているので、記録再生ヘッドは2×n、つまり、8個必要とすることである。
【0150】
従って、この例では、スイッチ60−1の一方の固定接点60aをロータリートランス61−1の1次側に接続し、スイッチ60−1の他方の固定接点60bをロータリートランス61−5の1次側に接続し、スイッチ60−2の一方の固定接点60aをロータリートランス61−2の1次側に接続し、スイッチ60−2の他方の固定接点60bをロータリートランス61−6の1次側に接続し、スイッチ60−3の一方の固定接点60aをロータリートランス61−3の1次側に接続し、スイッチ60−3の他方の固定接点60bをロータリートランス61−7の1次側に接続し、スイッチ60−4の一方の固定接点60aをロータリートランス61−4の1次側に接続し、スイッチ60−4の他方の固定接点60bをロータリートランス61−8の1次側に接続していることになる。
【0151】
システムコントローラ74からスイッチ60−1に供給されるスイッチング信号SW1がハイレベル“1”の場合はスイッチ60−1は可動接点60cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場合はスイッチ60−1は可動接点60cを他方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW1上に示すように、記録増幅回路59−1から出力される第1トラックの映像及び音声データT1Dは記録再生ヘッド62−1によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路59−1から出力される第5トラックの映像及び音声データT5Dは記録再生ヘッド62−5によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路59−1から出力される第9トラックの映像及び音声データT9Dは記録再生ヘッド62−1によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録される(これについては図示せず)。
【0152】
次に、システムコントローラ74からスイッチ60−2に供給されるスイッチング信号SW2がハイレベル“1”の場合はスイッチ60−2は可動接点60cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場合はスイッチ60−2は可動接点60cを他方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW2上に示すように、記録増幅回路59−2から出力される第2トラックの映像及び音声データT2Dは記録再生ヘッド62−2によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路59−2から出力される第6トラックの映像及び音声データT6Dは記録再生ヘッド62−6によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路59−2から出力される第10トラックの映像及び音声データT10Dは記録再生ヘッド62−2によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録される(これについては図示せず)。
【0153】
次に、システムコントローラ74からスイッチ60−3に供給されるスイッチング信号SW3がハイレベル“1”の場合はスイッチ60−3は可動接点60cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場合はスイッチ60−3は可動接点60cを他方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW3上に示すように、記録増幅回路59−3から出力される第3トラックの映像及び音声データT3Dは記録再生ヘッド62−3によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路59−3から出力される第7トラックの映像及び音声データT7Dは記録再生ヘッド62−7によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路59−3から出力される第11トラックの映像及び音声データT11Dは記録再生ヘッド62−3によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録される(これについては図示せず)。
【0154】
次に、システムコントローラ74からスイッチ60−4に供給されるスイッチング信号SW4がハイレベル“1”の場合はスイッチ60−4は可動接点60cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場合はスイッチ60−4は可動接点60cを他方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW4上に示すように、記録増幅回路59−4から出力される第4トラックの映像及び音声データT4Dは記録再生ヘッド62−4によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路59−4から出力される第8トラックの映像及び音声データT8Dは記録再生ヘッド62−8によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路59−4から出力される第12トラックの映像及び音声データT12Dは記録再生ヘッド62−4によって磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように記録される(これについては図示せず)。つまり、図5に示すように、各記録再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8によって映像及び音声信号62r1、62r2、・・・・62r8が記録される。
【0155】
G.通常の4倍の転送速度での再生動作の説明(図6参照)
次に、図6を参照して図2に示した高速記録再生VTRで磁気テープ63を再生する場合の動作について説明する。ここで再生される磁気テープは、例えば、通常の転送速度で供給された信号を2個のヘッドで通常の速度で記録したものとする。この図6においては、図2に示した高速記録再生VTRの8つの記録再生ヘッド62−1、・・・・62−8で映像及び音声データを再生し、通常の転送速度の4倍の転送速度で再生データを転送する場合の動作について説明する。説明を分かりやすくするために、図6に示す信号の符号を図2にも示している。
【0156】
図6において、62p1は図2に示した記録再生ヘッド62−1で再生された再生信号、62p5は図2に示した記録再生ヘッド62−5で再生された再生信号(尚、62p2〜62p4、62p6〜62p8については図示を省略する)、SW1、SW2、SW3及びSW4は夫々システムコントローラ50からのスイッチング信号、65I1、65I2、65I3及び65I4は夫々再生増幅回路65−1、65−2、65−3及び65−4の各入力、69I1、69I2、69I3及び69I4は夫々時間軸圧縮回路69−1、69−2、69−3及び69−4の入力、69O1、69O2、69O3及び69O4は夫々時間軸圧縮回路69−1、69−2、69−3及び69−4の各時間軸圧縮出力、71pはマルチプレクサ70の出力である。
【0157】
ここで、注意しなければならないのは、この例では、図5と同様に通常の転送速度の4倍の転送速度を得る場合について説明しているので、記録再生ヘッドは2×n、つまり、8個必要とすることである。従って、この例では、スイッチ60−1の一方の固定接点60aをロータリートランス61−1の1次側に接続し、スイッチ60−1の他方の固定接点60bをロータリートランス61−5の1次側に接続し、スイッチ60−2の一方の固定接点60aをロータリートランス61−2の1次側に接続し、スイッチ60−2の他方の固定接点60bをロータリートランス61−6の1次側に接続し、スイッチ60−3の一方の固定接点60aをロータリートランス61−3の1次側に接続し、スイッチ60−3の他方の固定接点60bをロータリートランス61−7の1次側に接続し、スイッチ60−4の一方の固定接点60aをロータリートランス61−4の1次側に接続し、スイッチ60−4の他方の固定接点60bをロータリートランス61−8の1次側に接続していることになる。
【0158】
システムコントローラ74からスイッチ60−1に供給されるスイッチング信号SW1がハイレベル“1”の場合はスイッチ60−1は可動接点60cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場合はスイッチ60−1は可動接点60cを他方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW1上に添えた数字“1”及び“5”で示すように、スイッチング信号SW1がハイレベル“1”のときは記録再生ヘッド62−1からの再生信号62p1が再生増幅回路65−1に供給され、スイッチング信号SW1がローレベル“0”のときは記録再生ヘッド62−5からの再生信号62p5が再生増幅回路65−1に供給される。
【0159】
次に、システムコントローラ74からスイッチ60−2に供給されるスイッチング信号SW2がハイレベル“1”の場合はスイッチ60−2は可動接点60cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場合はスイッチ60−2は可動接点60cを他方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW2上に添えた数字“2”及び“6”で示すように、スイッチング信号SW2がハイレベル“1”のときは記録再生ヘッド62−2からの再生信号62p2が再生増幅回路65−2に供給され、スイッチング信号SW2がローレベル“0”のときは記録再生ヘッド62−6からの再生信号62p6が再生増幅回路65−2に供給される。
【0160】
次に、システムコントローラ74からスイッチ60−3に供給されるスイッチング信号SW3がハイレベル“1”の場合はスイッチ60−3は可動接点60cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場合はスイッチ60−3は可動接点60cを他方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW3上に添えた数字“3”及び“7”で示すように、スイッチング信号SW3がハイレベル“1”のときは記録再生ヘッド62−3からの再生信号62p3が再生増幅回路65−3に供給され、スイッチング信号SW3がローレベル“0”のときは記録再生ヘッド62−7からの再生信号62p7が再生増幅回路65−3に供給される。
【0161】
次に、システムコントローラ74からスイッチ60−4に供給されるスイッチング信号SW4がハイレベル“1”の場合はスイッチ60−4は可動接点60cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場合はスイッチ60−4は可動接点60cを他方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW4上に添えた数字“4”及び“8”で示すように、スイッチング信号SW4がハイレベル“1”のときは記録再生ヘッド62−4からの再生信号62p4が再生信号65I1として再生増幅回路65−4に供給され、スイッチング信号SW4がローレベル“0”のときは記録再生ヘッド40−8からの再生信号48p8が再生信号65I1として再生増幅回路65−4に供給される。
【0162】
図6に示すように、再生信号65I1、65I2、65I3及び65I4は再生増幅回路65−1〜65−4に夫々供給され、これら再生増幅回路65−1〜65−4において再生増幅された後に出力され、夫々データ抽出回路66−1〜66−4に供給され、このデータ抽出回路66−1〜66−4においてクロック信号が再生され、再生されたクロック信号でデータが抽出される。これらデータ抽出回路66−1〜66−4からの映像及び音声信号は夫々チャンネルデコーディング回路67−1〜67−4に順次供給され、このチャンネルデコーディング回路67−1〜67−4において復調され、元の映像及び音声データにされ、次段のエラー訂正回路68−1〜68−nに夫々供給され、上述したようにエラー訂正処理が施される。
【0163】
エラー訂正処理が施された映像及び音声データは夫々時間軸圧縮回路69−1〜69−4に供給される。この時間軸圧縮回路69−1〜69−4の入力69I1、69I2、69I3及び69I4は図5に示している。
【0164】
例えば図6において、この例では、スイッチング信号SW1が“5”を示すローレベル“0”のときに記録再生ヘッド62−5からの再生信号62p5と、再生増幅回路65−1に供給される時点の再生信号65I1とのずれはなく、同様に、スイッチング信号SW1が“1”を示すハイレベル“1”のときに記録再生ヘッド62−1からの再生信号62p1と、再生増幅回路65−1に供給される時点の再生信号65I1とのずれはない。
【0165】
しかしながら、時間軸圧縮回路69−1〜69−4に供給される時点においては、例えば時間軸圧縮回路69−1入力69I1から実線の矢印で示すように、ある遅延を持つ。この遅延時間は、チャンネルデコーディング回路67−1〜67−4及びエラー訂正回路68−1〜68−4での処理時間によるものであり、図中に示す時間PDはその遅延時間を示している。
【0166】
時間軸圧縮回路69−1〜69−4に夫々供給される映像及び音声データ69I1〜69I4は、この時間軸圧縮回路69−1〜69−4のデュアルポートメモリに一旦書き込まれ、この後、書き込み速度の4倍の速度で読み出されることにより、時間軸が1/4に圧縮される。この圧縮映像及び音声データ69O1〜69O4は順次出力インターフェース回路70に供給される。出力インターフェース回路70に供給された圧縮映像及び音声データ69O1〜69O4はシリアルデータに変換され、高速映像及び音声データ71pとして出力端子71から出力される。
【0167】
この図6から分かるように、斜線で示す圧縮映像及び音声データ69O1は第1トラック対応データT1D、第5トラック対応データT5D及び第9トラック対応データT9Dからなり、ドットで示す圧縮映像及び音声データ69O2は第2トラック対応データT2D、第6トラック対応データT6D及び第10トラック対応データT10Dからなり、圧縮映像及び音声データ69O1とは逆の斜線で示す圧縮映像及び音声データ69O3は第3トラック対応データT3D、第7トラック対応データT7D及び第11トラック対応データT11Dからなり、白抜き(模様がないことを示す)圧縮映像及び音声データ69O4は第4トラック対応データT4D、第8トラック対応データT8D及び第12トラック対応データT12Dからなる。
【0168】
H.図1の入力部25の内部構成例及びその動作の説明(図7参照)
【0169】
図7は図1に示した記録再生装置の入力部25の内部構成例を示す構成図である。この図7において入力端子26〜29は図1に示した記録再生装置の入力部25の説明と同様である。85は入力端子26を介して供給されるディジタル映像データ用の映像入力回路(ディジタルインターフェース回路)、86は入力端子27を介して供給されるアナログ映像信号用をディジタル映像データに変換するためのA−Dコンバータを有する映像A−D入力回路、87は入力端子28を介して供給されるディジタル音声データ用の音声入力回路(ディジタルインターフェース回路)、88は入力端子29を介して供給されるアナログ音声信号をディジタル音声データに変換するためのA−Dコンバータを有する音声A−D入力回路である。
【0170】
89は映像入力回路85或いは映像A−D入力回路86からのディジタル映像データに圧縮符号処理を施す圧縮符号化回路、90は圧縮符号化回路89からの圧縮符号化されたディジタル映像データと、音声入力回路87或いは音声A−D入力回路88からのディジタル音声データを混合する映像/音声混合回路である。
【0171】
ここで、圧縮符号化回路89においては、例えばDCT(離散コサイン変換)、ランレングスやハフマン等の可変長符号化、ADRC(アダプティブ・ダイナミック・レンジ・コーディング)、ウエーブレット変換等の各種圧縮符号化処理が行われる。尚、図1に示した記録機24において圧縮符号化処理を行うようにする場合において、この入力部25を介してデータコントローラ20に供給される映像及び音声データを記録機24に供給する場合には、圧縮符号化回路89をバイパスさせるようにしても良い。バイパスを行うようにする場合は、例えば図5に示す映像入力回路85及び映像A−D入力回路86の各出力端を一方のスイッチの一方の固定接点及び他方の固定接点に接続し、この一方のスイッチの可動接点を他方のスイッチの一方の固定接点に接続し、この他方のスイッチの他方の固定接点を圧縮符号化回路89の出力端に接続し、この他方のスイッチの可動接点を映像/音声混合回路90の入力端に接続し、一方及び他方のスイッチの制御を図1に示したシステムコントローラ33で行えば良い。
【0172】
次に、動作について説明する。入力端子26を介して供給されるディジタル映像データは映像入力回路85で受け付けられる。また、入力端子27を介して供給されるアナログ映像信号は映像A−D入力回路86においてディジタル映像データに変換される。映像入力回路85または映像A−D入力回路86からのディジタル映像データは圧縮符号化回路89に供給される。圧縮符号化回路89に供給されたディジタル映像データは、この圧縮符号化回路89において上述したような各種圧縮処理が施された後に映像/音声混合回路90に供給される。
【0173】
入力端子28を介して供給されるディジタル音声データは音声入力回路87で受け付けられる。また、入力端子29を介して供給されるアナログ音声信号は音声A−D入力回路88においてディジタル音声データに変換される。音声入力回路87または音声A−D入力回路88からのディジタル音声データは映像/音声混合回路90に供給される。映像/音声混合回路90に供給されるディジタル映像及び音声データはこの映像/音声混合回路90において入力端子92を介して図1に示したサブコード発生回路56からのサブコードデータと混合された後に出力端子91を介して図1に示したデータコントローラ20に供給される。
【0174】
I.図1の再生出力部36、41、49、記録モニタ出力部44の内部構成及びその動作説明(図8参照)
【0175】
図8は図1に示した記録再生装置の再生出力部36、41、49、記録モニタ出力部44の内部構成例を示す構成図である。この図8においては図1に示したこれらの回路に対して1つの構成例しか示していないが、用途は異なるものの、その構成が同一なので1つの構成で説明する。
【0176】
図8において100は図1に示した記録再生装置のデータコントローラ20からの映像及び音声データが供給される入力端子、101は図1に示したデータコントローラ20に対してこの図8に示す再生出力部36、41、49、記録モニタ出力部44からの出力が供給される出力端子である。102は入力端子100を介して図1に示したデータコントローラ20から供給されるディジタル映像及び音声データを映像データと音声データとに分離する映像音声分離回路、103は映像音声分離回路102からの圧縮されているディジタル映像データを復号する圧縮復号化回路、104は圧縮復号化回路103からの復号ディジタル映像データを外部に供給するための映像出力回路(ディジタルインターフェース回路)、106は圧縮復号回路103からの復号ディジタル映像データをアナログ映像信号に変換するためのD−A変換回路、108は映像音声分離回路102からのディジタル音声データを出力するための音声出力回路(ディジタルインターフェース回路)、110は映像音声分離回路102からのディジタル音声データをアナログ音声信号に変換するためのD−A変換回路である。
【0177】
ここで、図8に示す映像出力回路104の出力端子105、D−A変換回路106の出力端子107、音声出力回路108の出力端子109、D−A変換回路110の出力端子111と、図1に示した再生出力部36、41、49及び記録モニタ出力部44の各出力端子との対応について説明する。
【0178】
図1に示した再生出力部36、41、49及び記録モニタ出力部44の各出力端子37、65、50及び45は図8に示す出力端子105に対応し、図1に示した再生出力部36、41、49及び記録モニタ出力部44の各出力端子38、66、51及び46は図8に示す出力端子107に対応し、図1に示した再生出力部36、41、49及び記録モニタ出力部44の各出力端子39、44、52及び47は図8に示す出力端子109に対応し、図1に示した再生出力部36、41、49及び記録モニタ出力部44の各出力端子40、45、53及び48は図8に示す出力端子111に対応する。
【0179】
次に、動作について説明する。図1に示したデータコントローラ20からのディジタル映像及び音声データが入力端子100を介して映像音声分離回路102に供給され、この映像音声分離回路102において映像データと音声データに分離され、ディジタル映像データは圧縮復号回路103に、ディジタル音声データは音声出力回路108及びD−A変換回路110に夫々供給される。圧縮復号回路103に供給されたディジタル映像データは、この圧縮復号回路103において上述したような圧縮符号化処理の逆、例えばIDCT(逆離散コサイン変換)、ランレングスやハフマン等の可変長符号化により符号化されたデータの復号化、ADRCによって符号化されたデータの復号化、ウエーブレット変換によって符号化されたデータの復号化等の処理が施される。
【0180】
この圧縮復号回路103によって復号化されたディジタル映像データは映像出力回路104及びD−A変換回路106に夫々供給される。映像出力回路104に供給されたディジタル映像データは、この映像出力回路104によって出力端子105を介して例えば図示しない編集機やDME(ディジタル・マルチ・エフェクタ)等に供給される。
【0181】
J.図1のデータコントローラ20の内部構成及びその動作の説明(図9参照)
【0182】
図9は図1に示したデータコントローラ20の内部構成を示す構成図である。この図9に示す構成は、図1に示した再生機21が、通常の再生速度の3倍の再生速度で再生し、記録機24が、通常の記録速度の3倍の記録速度で記録する場合の構成である。
【0183】
図において120、121及び122は図1に示した再生機21からの通常の転送速度の3倍の転送速度の再生映像及び音声データが供給される入力端子である。再生系123はこの入力端子120、121及び122を介して供給される通常の転送速度の3倍の転送速度の再生映像及び音声データを再生処理し、処理した再生映像及び音声データをバス124(アドレス、データ及びコントロールバスからなる)に供給する。
【0184】
128は記録系であり、この記録系128はバス124を介して供給されるデータに記録のための処理を施し、この記録のための処理を施したデータを出力端子125、126及び127から出力する。129は外部同期入力端子、132は外部入力端子である。図1に示したシステムコントローラ33から供給される外部同期信号は、この外部同期入力端子129を介して入出力制御回路130に供給される。一方、図1に示したシステムコントローラ33から供給される外部入力データは、この外部入力端子132を介してバッファ131に供給される。
【0185】
入出力制御回路130は外部同期入力端子129を介して供給される外部同期信号に基いてバッファ131、133及び135を夫々制御する。バッファ131は入力端子132を介して供給される外部入力データを、入出力制御回路130からの制御信号に基いて記憶、或いは記憶した外部入力データを、入出力制御回路130からの制御信号に基いて出力する。バッファ131から出力されたデータはバス150を介してバッファ133及び135に夫々供給される。バッファ133及び135は、入出力制御回路130からの制御信号に基いてバス150を介してバッファ131、記録系128或いは後述するディスクアレイコントローラ138から供給されるデータを記憶、或いは記憶したデータを入出力制御回路130からの制御信号に基いて出力端子134及び136から夫々再生データP1及びP2として出力する。
【0186】
バス150はディスクアレイコントローラ138にも接続している。このディスクアレイコントローラ138に、後述する内部のスイッチをスイッチングするためのスイッチング制御信号を供給するためのバス137を接続し、このディスクアレイコントローラ138の入出力端をバス124に接続する。
【0187】
従って、この図9に示す構成では、再生系123で再生処理したデータをバス124を介して記録系128に供給して記録処理し、図1に示した記録機24に記録処理したデータを供給して記録する処理、再生系で再生処理したデータをバス124を介してディスクアレイコントローラ138に供給して記録する処理、ディスクアレイコントローラ138の再生データをバス150並びにバッファ133や135を介して出力する処理、ディスクアレイコントローラ138の再生データをバス150を介して記録系128に供給し、この記録系128で記録処理を施し、この記録処理を施したデータを図1に示した記録機24に供給して記録する処理が可能となる。
【0188】
K.図9のデータコントローラ20の再生系123の内部構成及びその動作の説明(図10参照)
【0189】
図10は図9のデータコントローラ20の再生系123の内部構成例を示す構成図である。この図10において、図9と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0190】
140、141及び142は、夫々入力端子120、121及び122を介して夫々供給される再生データを夫々受け付ける入力回路である。これら入力回路140、141及び142の出力はマルチプレクサ143に供給される。マルチプレクサ143は、再生タイミング制御回路149からの制御信号に基いて、入力回路140、141及び142からの出力を1つの出力として出力する。この出力はバッファ144に供給される。バッファ144は再生タイミング制御回路149からの制御信号に基いてマルチプレクサ143からの出力を記憶し、記憶したデータを再生タイミング制御回路149からの制御信号に基いて出力する。
【0191】
この出力はデマルチプレクサ145に供給される。デマルチプレクサ145はバッファ144からの出力を、再生タイミング制御回路149からの制御信号に基いて分割し、分割して得たデータを第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に夫々供給する。本例においては、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148を夫々デュアルポートメモリ等で構成すると共に、例えばその容量を16フレーム分とする。
【0192】
尚、この例では、図1に示した再生機21の再生速度を通常の再生速度の3倍としているので、使用するキャッシュも3つとなる。これら第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148は再生タイミング制御回路149からの制御信号に基いて保持しているデータをバス124に供給する。
【0193】
また、再生タイミング制御回路149はバス124を介して供給されるディスクアレイコントローラ138からの制御信号に基いて上述した各部に対して制御信号を供給する。
【0194】
尚、図10に示す入力端子140、141及び142を図2に示した高速記録再生VTRの時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nの出力端に接続すれば良い。ところで、図10においては、3つの入力端子120、121及び122を用いた場合を示しているが、図2に示した高速記録再生VTRの出力をnチャンネル、図10に示す入力をnチャンネルとし、図1に示したシステムコントローラ33の制御に応じて、マルチプレクサ143及びデマルチプレクサ145が夫々使用チャンネルに対応した動作を行うようにできる。
【0195】
L.図9のデータコントローラ20の記録系128の内部構成及びその動作の説明(図11参照)
【0196】
図11は図9に示したデータコントローラ20の記録系128の内部構成を示す構成図である。図において図9と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0197】
バス124を介して再生系123或いはディスクアレイコントローラ138から供給されるデータは第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に夫々供給される。第1、第2及び第3キャッシュはバス124を介して供給されるデータを記録タイミング制御回路167からの制御信号に基いて記憶する。そしてこれら第1、第2及び第3キャッシュは記憶したデータを、記録タイミング制御回路167からの制御信号に基いて読み出し、読み出したデータを夫々バス160に出力する。
【0198】
バス160に出力されたデータはマルチプレクサ161に供給される。マルチプレクサ161は、バス160を介して第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148から供給されるデータを、記録タイミング制御回路167からの制御信号に基いて、1系統で出力する。マルチプレクサ161の出力はバッファ162に供給される。バッファ162はマルチプレクサ161の出力を、記録タイミング制御回路167からの制御信号に基いて記憶し、記憶したデータを、記録タイミング制御回路167からの制御信号に基いて出力する。
【0199】
このバッファ162の出力は、デマルチプレクサ163に供給される。デマルチプレクサ163は、バッファ162の出力を分割して3系統で出力する。デマルチプレクサ163の3つの出力は、夫々出力回路164、165及び166に供給されて出力処理される。これら出力回路164、165及び166で出力処理されたデータは出力端子125、126及び127から出力され、図1に示した記録機24に供給される。尚、この例では、記録機24が、通常の記録速度の3倍の記録速度で、データを記録することができる場合としているので、出力は3系統となる。
【0200】
尚、図11に示す出力端子125、126及び127を図2に示した高速記録再生VTRの時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・56−nの入力端に接続すれば良い。ところで、図11においては、3つの出力端子125、126及び127を用いた場合を示しているが、図2に示した高速記録再生VTRの入力をnチャンネル、図11に示す出力をnチャンネルとし、図1に示したシステムコントローラ33の制御に応じて、マルチプレクサ161及びデマルチプレクサ163が夫々使用チャンネルに対応した動作を行うようにできる。
【0201】
M.図9のディスクアレイコントローラ138の内部構成及びその動作の説明(図12参照)
【0202】
図12は図9に示したディスクアレイコントローラ138の内部構成を示す構成図である。この図において、図9と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0203】
図において、171は制御部で、この制御部171は、バス170を介して、後述するスイッチS1、S2、・・・・S8、S11、S12、・・・・S18、S21、S22、・・・・S28、172、174、176、178、180、182、184及び186に、スイッチング制御信号を供給し、これらの切り換えを制御する。そして、この制御部171は、バス150を介して、図9に示した入出力制御部130や図11に示した記録タイミング制御回路167に制御信号を供給してこれらの制御を行う。
【0204】
また、この制御部171は、後述するバス170を介して、後述するバッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28に書き込み/読み出し信号を供給すると共に、後述するスイッチS1〜S8、S11〜S18、S21〜S28並びにスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186に夫々スイッチング制御信号を供給する。
【0205】
また、制御部171は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8のどのアドレスからどの素材が記録されているかを示すテーブルを有する。つまり、ディスクDISC1〜DISC8に再生機21から、或いは外部からの素材データを、例えば3フレーム分ずつ巡回して記録した後に、この素材に続けて再生機21から、或いは外部からの別の素材データを、例えば3フレームずつ巡回して記録する場合、最初に記録した素材の最後のアドレス(或いはディスク番号とそのアドレス)が記憶されていないと、次に続けて素材データを記録することができない。また、次に続けて素材データを記録した場合に、その素材データを再生することができない。
【0206】
従って、本例においては、少なくとも素材単位(或いは記録開始して記録停止するまでの単位)の開始アドレスと、終了アドレスからなる、または開始アドレスと素材単位容量からなるテーブルと、各素材を関連づけるテーブルを、素材の記録時に制御部171において生成するようにする。従って、ディスクDISC1〜DISC8の各先頭アドレスから夫々所定長だけ素材1が記録されている場合に、その素材1に続けて素材2を、ディスクDISC1〜DISC8の各素材1の最後の部分の次のアドレスから所定長だけ記録することができると共に、素材1、素材2の順に再生を行わなくとも、最初から素材2を再生することができる。
【0207】
ここで接続の説明を行う。スイッチS1、S2、・・・・S8の一方の接点を互いに接続すると共に、スイッチS8の一方の接点を第1キャッシュ146の入力端に接続する。そして、スイッチS1の他方の接点をバッファBF1を介してスイッチ172の固定接点aに接続し、スイッチS2の他方の接点をバッファBF2を介してスイッチ174の固定接点aに接続し、スイッチS3の他方の接点をバッファBF3を介してスイッチ176の固定接点aに接続し、スイッチS4の他方の接点をバッファBF4を介してスイッチ178の固定接点aに接続し、スイッチS5の他方の接点をバッファBF5を介してスイッチ180の固定接点aに接続し、スイッチS6の他方の接点をバッファBF6を介してスイッチ182の固定接点aに接続し、スイッチS7の他方の接点をバッファBF7を介してスイッチ184の固定接点aに接続し、スイッチS8の他方の接点をバッファBF8を介してスイッチ186の固定接点aに接続する。
【0208】
つまり、第1キャッシュ146に接続されている系は、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々セットされているディスクからデータを読み出す場合においては、スイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186の各接点aを介して供給されるデータを、夫々バッファBF1、BF2、・・・・BF8並びにスイッチS1、S2、・・・・S8を介して第1キャッシュ146に供給する。
【0209】
そして、第1キャッシュ146が記憶しているデータを、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々セットされているディスクに記録する場合においては、第1キャッシュ146からのデータを、スイッチS1、S2、・・・・S8、バッファBF1、BF2、・・・・BF8並びにスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186の各接点aを介して、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々供給する。
【0210】
また、スイッチS11、S12、・・・・S18の一方の接点を互いに接続すると共に、スイッチS18の一方の接点を第2キャッシュ147の入力端に接続する。そして、スイッチS11の他方の接点をバッファBF11を介してスイッチ172の固定接点bに接続し、スイッチS12の他方の接点をバッファBF12を介してスイッチ174の固定接点bに接続し、スイッチS13の他方の接点をバッファBF13を介してスイッチ176の固定接点bに接続し、スイッチS14の他方の接点をバッファBF14を介してスイッチ178の固定接点bに接続し、スイッチS15の他方の接点をバッファBF15を介してスイッチ180の固定接点bに接続し、スイッチS16の他方の接点をバッファBF16を介してスイッチ182の固定接点bに接続し、スイッチS17の他方の接点をバッファBF17を介してスイッチ184の固定接点bに接続し、スイッチS18の他方の接点をバッファBF18を介してスイッチ186の固定接点bに接続する。
【0211】
つまり、第2キャッシュ147に接続されている系は、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々セットされているディスクからデータを読み出す場合においては、スイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186の各接点bを介して供給されるデータを、夫々バッファBF11、BF12、・・・・BF18並びにスイッチS11、S12、・・・・S18を介して第2キャッシュ147に供給する。
【0212】
そして、第2キャッシュ147が記憶しているデータを、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々セットされているディスクに記録する場合においては、第2キャッシュ147からのデータを、スイッチS11、S12、・・・・S18、バッファBF11、BF12、・・・・BF18並びにスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186の各接点bを介して、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々供給する。
【0213】
また、スイッチS21、S22、・・・・S28の一方の接点を互いに接続すると共に、スイッチS28の一方の接点を第3キャッシュ148の入力端に接続する。そして、スイッチS21の他方の接点をバッファBF21を介してスイッチ172の固定接点cに接続し、スイッチS22の他方の接点をバッファBF22を介してスイッチ174の固定接点cに接続し、スイッチS23の他方の接点をバッファBF23を介してスイッチ176の固定接点cに接続し、スイッチS24の他方の接点をバッファBF24を介してスイッチ178の固定接点cに接続し、スイッチS25の他方の接点をバッファBF25を介してスイッチ180の固定接点cに接続し、スイッチS26の他方の接点をバッファBF26を介してスイッチ182の固定接点cに接続し、スイッチS27の他方の接点をバッファBF27を介してスイッチ184の固定接点cに接続し、スイッチS28の他方の接点をバッファBF28を介してスイッチ186の固定接点cに接続する。
【0214】
つまり、第3キャッシュ148に接続されている系は、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々セットされているディスクからデータを読み出す場合においては、スイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186の各接点cを介して供給されるデータを、夫々バッファBF21、BF22、・・・・BF28並びにスイッチS21、S22、・・・・S28を介して第3キャッシュ148に供給する。
【0215】
そして、第3キャッシュ148が記憶しているデータを、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々セットされているディスクに記録する場合においては、第3キャッシュ148からのデータを、スイッチS21、S22、・・・・S28、バッファBF21、BF22、・・・・BF28並びにスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186の各接点cを介して、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々供給する。
【0216】
尚、上述の例においては、スイッチS1〜S8をスイッチング制御信号で切り換えることによって、第1キャッシュ146を、バッファBF1〜BF8並びにスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186を介してディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に接続し、スイッチS11〜S18をスイッチング制御信号で切り換えることによって、第2キャッシュ147を、バッファBF11〜BF18並びにスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186を介して、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に接続し、スイッチS21〜S28をスイッチング制御信号で切り換えることによって、第3キャッシュ148を、バッファBF21〜BF28並びにスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186を介して、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に接続するようにしている。
【0217】
しかしながら、制御部171からバッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28を、リード/ライト信号によって制御したり、或いはアウトプットコントロール信号やチップイネーブル信号を用いて制御したりすることによって、スイッチS1〜S8、S11〜S18、S21〜S28を用いなくても済ませることができる。
【0218】
好ましくは、制御部171からバッファBF1〜BF8に供給するリード/ライト信号を同一の信号にし、バッファBF11〜BF18に供給するリード/ライト信号を同一の信号にし、バッファBF21〜BF28に供給するリード/ライト信号を同一の信号にし、バッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28に夫々供給するチップイネーブル信号とアウトプットイネーブル信号をインアクティブ、アクティブに切り換えるようにすれば良い。
【0219】
N.3倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動作の説明(図13、図14、図15及び図16参照)
【0220】
次に、図13〜図16を順次参照して、図1に示した再生機21を3倍速で再生させた場合にキャッシュにフレームデータを転送する動作について図1及び図10をも参照して説明する。
【0221】
先ず、図13から説明する。図13においてSyは図1に示したシステムコントローラ33から図10に示したバス124を介して再生タイミング制御回路149に供給される再生タイミング同期信号、PL1は1つ目の再生出力、PL2は2つ目の再生出力、PL3は3つ目の再生出力、Moutは図10に示したマルチプレクサ143の出力、Mdは図10に示したマルチプレクサ143の出力の内容、DMinは図10に示したデマルチプレクサ145の入力である。
【0222】
図1に示した再生機21から再生された通常の転送速度の3倍の転送速度の再生データPL1、PL2及びPL3は、夫々再生タイミング同期信号Syに同期している。ここで、再生データPL1は、1つのフレームが12トラックで構成されている場合に、トラックTr1、Tr3、Tr7及びTr10のデータだけとなり、再生データPL2は、トラックTr2、Tr5、Tr8及びTr11のデータだけとなり、トラックTr3、Tr6、Tr9及びTr12のデータだけとなる。
【0223】
また、これらの再生データPL1、PL2及びPL3は、通常の転送速度での1フレーム期間(例えば40msec)で夫々12トラック分のデータ量となる。従って、3系統の再生データPL1、PL2及びPL3が並列に出力されるので、通常の転送速度での1フレーム期間においては、合計で36トラック分の再生データが出力されることになり、結果として、通常の転送速度の3倍の転送速度で再生データが夫々転送されることになる。
【0224】
図10に示したマルチプレクサ143はこれらの再生データPL1、PL2及びPL3の各トラック構成データをトラックTr1、Tr2、・・・・Tr11、Tr12の順に、つまり、1系統にして出力する。このマルチプレクサ143の出力Moutは、通常の転送速度での1フレーム期間の1/3の期間で、1フレーム分のデータ量となっている。
【0225】
つまり、マルチプレクサ143の出力Moutのデータの内容Mdから分かるように、通常の転送速度での1フレームの1/3の期間のデータは、トラックTr1、Tr2、・・・・Tr11及びTr12の1フレーム分のデータで構成されている。このマルチプレクサ143の出力Moutは、バッファ144に供給されて一旦このバッファ144に格納される。再生タイミング制御回路149からの制御信号によってバッファ144から読み出されたデータDMinはデマルチプレクサ145に供給される。図においては、デマルチプレクサ145に供給されるデータDMinを、フレーム毎に区切って示している。この図においては、マルチプレクサ143の出力MdのトラックTr1、Tr2、・・・・Tr11、Tr12のデータがデマルチプレクサ145の入力DMinのフレームFr5に対応していることを示している。
【0226】
デマルチプレクサ145が図に示すデータDMinを例えば3フレーム単位で第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に夫々振り分ける。図14に示す、第1キャッシュ146に振り分けられるデータCd1、第2キャッシュ147に振り分けられるデータCd2、第3キャッシュ148に振り分けられるデータCd3を見ると分かるように、先ず、第1キャッシュ146にフレームFr3、Fr4及びFr5のデータを振り分けると、次は、第2キャッシュ147にフレームFr6、Fr7及びFr8のデータを振り分け、次は、第3キャッシュ148にフレームFr9、Fr10及びFr11のデータを振り分け、次に、再び第1キャッシュ146にフレームFr12、Fr13及びFr14のデータを振り分け、次に、第2キャッシュ147にフレームFr15、Fr16及びFr17のデータを振り分け、・・・・ている。
【0227】
図15は図1に示した再生機21の転送速度が通常の転送速度の2倍の転送速度の場合のキャッシュ内のフレームデータの配列を示す説明図である。つまり、再生機21の転送速度を通常の転送速度の2倍の転送速度にした場合には、第1及び第2キャッシュ146及び147を使用する。
【0228】
この場合は、再生機21の転送速度を通常の転送速度の3倍の転送速度にした場合と同様に、図10に示したデマルチプレクサ145は、バッファ144から読み出されたデータを3フレーム毎に第1または第2キャッシュ146または147に振り分ける。つまり、図15に示す、第1キャッシュ146に振り分けられるデータCd1、第2キャッシュ147に振り分けられるデータCd2を見ると分かるように、先ず、第1キャッシュ146にフレームFr3、Fr4及びFr5のデータを振り分けると、次は、第2キャッシュ147にフレームFr6、Fr7及びFr8のデータを振り分け、次は、再び第2キャッシュ146にフレームFr9、Fr10及びFr11のデータを振り分け、・・・・ている。
【0229】
図16は図1に示した再生機21の転送速度が通常の転送速度の1倍の転送速度の場合のキャッシュ内のフレームデータの配列を示す説明図である。つまり、再生機21の転送速度を通常の転送速度の1倍の転送速度にした場合には、第1キャッシュ146だけを使用する。
【0230】
この場合は、図10に示したデマルチプレクサ145は、バッファ144から読み出されたデータを第1キャッシュ146に単純に供給ける。つまり、図16に示す、第1キャッシュ146に振り分けられるデータCd1見ると分かるように、第1キャッシュ146にフレームFr3、Fr4、Fr5、Fr6、Fr7、・・・・のデータを振り分けている。
【0231】
O.3倍速再生時におけるディスクアレイコントローラの動作の説明(図17参照)
【0232】
図17は図12に示したディスクアレイコントローラ138と、このディスクアレイコントローラ138に接続するディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に夫々セットされるディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8を示し、どのようにしてフレームデータがディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録されるかを示している。また、この図においては、フレームFr3、Fr4、・・・・Fr26のデータについてのみ示している。
【0233】
図14を用いて説明したように、第1キャッシュ146には、フレームFr3、Fr4及びFr5、フレームFr12、Fr13及びFr14、・・・・、第2キャッシュ147には、フレームFr6、Fr7及びFr8、フレームFr15、Fr16及びFr17、・・・・、第3キャッシュ148には、フレームFr9、Fr10及びFr11、フレームFr18、Fr19及びFr20、・・・・のように、順次、3フレームずつデータが供給される。
【0234】
図12に示したディスクアレイコントローラ138の内部構成から分かるように、スイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186は、第1キャッシュ146からバッファBF1、BF2、・・・・BF8を介して供給される1フレーム分のデータ、第2キャッシュ147からバッファBF11、BF12、・・・・BF18を介して供給される1フレーム分のデータ、第3キャッシュ148からバッファBF21、BF22、・・・・BF28を介して供給される1フレーム分のデータを順次切り換える。
【0235】
従って、例えば第1キャッシュ146に、フレームFr3、Fr4及びFr5のデータ、フレームFr12、Fr13及びFr14のデータ、フレームFr21、Fr22及びFr23のデータが記憶され、第2キャッシュ147に、フレームFr6、Fr7及びFr8のデータ、フレームFr15、Fr16及びFr17のデータ、フレームFr24、Fr25及びFr26のデータが記憶され、第3キャッシュ148に、フレームFr9、Fr10及びFr11のデータ、フレームFr18、Fr19及びFr20のデータが記憶される場合は次のようになる。
【0236】
即ち、第1キャッシュ146からフレームFr3、Fr4及びFr5の順序でデータが読み出される。このとき、スイッチS1は、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によってオンにされる。また、スイッチ172の可動接点dが、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によって固定接点aに接続される。従って、この場合は、第1キャッシュ146から読み出されたフレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、バッファBF1、スイッチ172及び入出力端子173を介してディスクドライブ22に供給され、このディスクドライブ22にセットされているディスクDISC1の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録される。
【0237】
そして、同時に第2キャッシュ147からフレームFr6、Fr7及びFr8の順序でデータが読み出される。このとき、スイッチS12は、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によってオンにされる。また、スイッチ174の可動接点dが、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によって固定接点bに接続される。従って、この場合は、第2キャッシュ147から読み出されたフレームFr6、Fr7及びFr8のデータが、バッファBF12、スイッチ174及び入出力端子175を介してディスクドライブ23に供給され、このディスクドライブ23にセットされているディスクDISC2の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録される。
【0238】
そして、同時に第3キャッシュ148からフレームFr9、Fr10及びFr11の順序でデータが読み出される。このとき、スイッチS23は、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によってオンにされる。また、スイッチ176の可動接点dが、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によって固定接点cに接続される。従って、この場合は、第3キャッシュ148から読み出されたフレームFr9、Fr10及びFr11のデータが、バッファBF23、スイッチ176及び入出力端子177を介してディスクドライブ30にセットされているディスクDISC3の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録される。
【0239】
次に、第1キャッシュ146からフレームFr12、Fr13及びFr14の順序でデータが読み出される。このとき、スイッチS4は、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によってオンにされる。また、スイッチ178の可動接点dが、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によって固定接点aに接続される。従って、この場合は、第1キャッシュ146から読み出されたフレームFr12、Fr13及びFr14のデータが、バッファBF4、スイッチ178及び入出力端子179を介してディスクドライブ31に供給され、このディスクドライブ31にセットされているディスクDISC4の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録される。
【0240】
そして、同時に第2キャッシュ147からフレームFr15、Fr16及びFr17の順序でデータが読み出される。このとき、スイッチS15は、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によってオンにされる。また、スイッチ180の可動接点dが、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によって固定接点bに接続される。従って、この場合は、第2キャッシュ147から読み出されたフレームFr15、Fr16及びFr17のデータが、バッファBF15、スイッチ180及び入出力端子181を介してディスクドライブ34に供給され、このディスクドライブ34にセットされているディスクDISC5の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録される。
【0241】
そして、同時に第3キャッシュ148からフレームFr18、Fr19及びFr20の順序でデータが読み出される。このとき、スイッチS26は、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によってオンにされる。また、スイッチ182の可動接点dが、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によって固定接点cに接続される。従って、この場合は、第3キャッシュ148から読み出されたフレームFr18、Fr19及びFr20のデータが、バッファBF26、スイッチ182及び入出力端子183を介してディスクドライブ35にセットされているディスクDISC6の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録される。
【0242】
次に、第1キャッシュ146からフレームFr21、Fr22及びFr23の順序でデータが読み出される。このとき、スイッチS7は、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によってオンにされる。また、スイッチ184の可動接点dが、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によって固定接点aに接続される。従って、この場合は、第1キャッシュ146から読み出されたフレームFr21、Fr22及びFr23のデータが、バッファBF7、スイッチ184及び入出力端子185を介してディスクドライブ42に供給され、このディスクドライブ42にセットされているディスクDISC7の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録される。
【0243】
そして、同時に第2キャッシュ147からフレームFr24、Fr25及びFr26の順序でデータが読み出される。このとき、スイッチS18は、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によってオンにされる。また、スイッチ186の可動接点dが、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号によって固定接点bに接続される。従って、この場合は、第2キャッシュ147から読み出されたフレームFr24、Fr25及びFr26のデータが、バッファBF18、スイッチ186及び入出力端子187を介してディスクドライブ43に供給され、このディスクドライブ43にセットされているディスクDISC8の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録される。
【0244】
そして、以下同様にして順次第1、第2、第3キャッシュ146、147、148の3フレーム分のデータがディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録される。
【0245】
P.図9のディスクアレイコントローラと図1のディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43との間のデータ転送タイミング(図18及び図19参照)
【0246】
次に、図18及び図19を順次参照して、図1に示した再生機21の転送速度が通常の転送速度の3倍の場合に、第1、第2及び第3キャッシュから図12に示した各バッファにデータを転送するタイミングについて説明する。この図18及び図19に示す転送タイミングは、図13及び図14に示した例と同じ場合である。
【0247】
尚、再生機21にセットされているビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上記録信号の内のどの信号からディスクDISC1に記録し始めるかの指定は、再生機21を通常の再生速度で再生し、その再生信号を、データコントローラ20及び記録モニタ出力部44を介してテレビジョンモニタに供給し、オペレータがテレビジョンモニタに映出されている映像を見ながら、イン点したいときに、操作パネル33d、或いは、コネクタ33a、33b、33cに接続する編集機等のキーを押圧し、イン点データ(使用開始時点を示すタイムコード)をシステムコントローラ33のメモリ等に指定することで行う。
【0248】
勿論、テレビジョンモニタ、或いは、操作パネル33dに表示されるタイムコードをメモし、操作パネル33dのテンキー等を介して、システムコントローラ33に、メモしたタイムコードを直接入力するようにしても良い。
【0249】
また、イン点を指定した後に、再生機21が自動的に所定プリロール期間だけリワインドし、その位置から再生状態になると共に、イン点に対応する再生信号から順にディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録する場合は、システムコントローラ33は、イン点となったときに、データコントローラ20における転送サイクルの期間が期間t0となるように、データコントローラ20を制御する。
【0250】
図18及び図19において、t0〜t7は夫々転送期間を示し、CACH1〜CACH3は第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148を夫々示し、SW1、SW2及びSW3は図12に示したスイッチS1〜S8、S11〜S18及びS21〜S28のスイッチング制御信号を夫々示し、DISC1〜DISC8は図17に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42、43にセットされている各ディスクを示し、DSW1〜DSW8は図12に示したスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186のスイッチング制御信号を夫々示す。また、実線の矢印で示す書き込み期間Wtは記録可能期間を示す。
【0251】
先ず、転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF1にフレームFr3、Fr4及びFr5のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS12がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF12にフレームFr6、Fr7及びFr8のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS23がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF23にフレームFr9、Fr10及びFr11のデータが転送される。
【0252】
このとき、実線の矢印で示す書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点aに接続されているので、バッファBF6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続されているので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点cに接続されているので、バッファBF28及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0253】
しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0の先頭から始まる書き込み期間Wtでは、まだバッファBF6、バッファBF17及びバッファBF28にはデータは記憶されていないので、ディスクDISC6、ディスクDISK7及びディスクDISC8に対するデータの書き込みは行われない。
【0254】
2番目以降のサイクルの転送期間t0の書き込み期間Wtからは、前の転送期間t7において各バッファBF6、BF17、BF28に転送されたデータをディスクDISC6、DIC7及びDISC8に夫々記録することができる。
【0255】
転送期間t1においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS4がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF4にフレームFr12、Fr13及びFr14のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS15がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF15にフレームFr15、Fr16及びFr17のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS26がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF26にフレームFr18、Fr19及びFr20のデータが転送される。
【0256】
このとき、実線の矢印で示す書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF23及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
【0257】
従って、この書き込み期間Wtにおいては、前の転送期間t0においてバッファBF1に転送されたフレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、ディスクDISC1に記録され、前の転送期間t0においてバッファBF12に転送されたフレームFr6、Fr7及びFr8のデータが、ディスクDISC2に記録され、前の転送期間t0においてバッファBF23に転送されたフレームFr9、Fr10及びFr11のデータがディスクDISC3に記録される。
【0258】
転送期間t2においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS7がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF7にフレームFr21、Fr22及びFr23のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS18がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF18にフレームFr24、Fr25及びFr26のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS21がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF21にフレームFr27、Fr28及びFr29のデータが転送される。
【0259】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF26及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
【0260】
従って、この書き込み期間Wtにおいては、前の転送期間t1においてバッファBF4に転送されたフレームFr12、Fr13及びFr14のデータが、ディスクDISC4に記録され、前の転送期間t1においてバッファBF15に転送されたフレームFr15、Fr16及びFr17のデータが、ディスクDISC5に記録され、前の転送期間t1においてバッファBF26に転送されたフレームFr18、Fr19及びFr20のデータが、ディスクDISC6に記録される。
【0261】
転送期間t3においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS2がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF2にフレームFr30、Fr31及びFr32のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS13がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF13にフレームFr33、Fr34及びFr35のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS24がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF24にフレームFr36、Fr37及びFr38のデータが転送される。
【0262】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF21及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
【0263】
従って、この書き込み期間Wtにおいては、前の転送期間t2においてバッファBF7に転送されたフレームFr21、Fr22及びFR23のデータが、ディスクDISC7に記録され、前の転送期間t2においてバッファBF18に転送されたフレームFr24、Fr25及びFr26のデータが、ディスクDISC8に記録され、前の転送期間t2においてバッファBF21に転送されたフレームFr27、Fr28及びFr29のデータが、ディスクDISC1に記録される。
【0264】
転送期間t4においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS5がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF5にフレームFr39、Fr40及びFr41のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS16がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF16にフレームFr42、Fr43及びFr44のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS27がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF27にフレームFr45、Fr46及びFr47のデータが転送される。
【0265】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF13及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF24及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
【0266】
従って、この書き込み期間Wtにおいては、前の転送期間t3においてバッファBF2に転送されたフレームFr30、Fr31及びFr32のデータが、ディスクDISC2に記録され、前の転送期間t3においてバッファBF13に転送されたフレームFr33、Fr34及びFr35のデータが、ディスクDISC3に記録され、前の転送期間t3においてバッファBF24に転送されたフレームFr36、Fr37及びFr38のデータが、ディスクDISC4に記録される。
【0267】
転送期間t5においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS8がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF8にフレームFr48、Fr49及びFr50のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS11がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF11にフレームFr51、Fr52及びFr53のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS22がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF22にフレームFr54、Fr55及びFr56のデータが転送される。
【0268】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF27及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
【0269】
従って、この書き込み期間Wtにおいては、前の転送期間t4においてバッファBF5に転送されたフレームFr39、Fr40及びFr41のデータが、ディスクDISC5に記録され、前の転送期間t4においてバッファBF16に転送されたフレームFr42、Fr43及びFr44のデータが、ディスクDISC6に記録され、前の転送期間t4においてバッファBF27に転送されたフレームFr45、Fr46及びFr47のデータが、ディスクDISC7に記録される。
【0270】
転送期間t6においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS3がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF3にフレームFr57、Fr58及びFr59のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS14がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF14にフレームFr60、Fr61及びFr62のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS25がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF25にフレームFr63、Fr64及びFr65のデータが転送される。
【0271】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF11及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF22及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点cに接続されので、バッファBF8及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0272】
従って、この書き込み期間Wtにおいては、前の転送期間t5においてバッファBF8に転送されたフレームFr48、Fr49及びFr50のデータが、ディスクDISC8に記録され、前の転送期間t5においてバッファBF11に転送されたフレームFr51、Fr52及びFr53のデータが、ディスクDISC1に記録され、前の転送期間t5においてバッファBF22に転送されたフレームFr54、Fr55及びFr56のデータが、ディスクDISC2に記録される。
【0273】
転送期間t7においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS6がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF6にフレームFr66、Fr67及びFr68のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS17がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF17にフレームFr69、Fr70及びFr71のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS28がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF28にフレームFr72、Fr73及びFr74のデータが転送される。
【0274】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF25及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。
【0275】
従って、この書き込み期間Wtにおいては、前の転送期間t6においてバッファBF3に転送されたフレームFr57、Fr58及びFr59のデータが、ディスクDISC3に記録され、前の転送期間t6においてバッファBF14に転送されたフレームFr60、Fr61及びFr62のデータが、ディスクDISC4に記録され、前の転送期間t6においてバッファBF25に転送されたフレームFr63、Fr64及びFr65のデータが、ディスクDISC5に記録される。
【0276】
2番目のサイクルの転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF1にフレームFr75、Fr76及びFr77のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS12がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF12にフレームFr78、Fr79及びFr80のデータが転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS23がオンになり、これによって、第3キャッシュ148からバッファBF23にフレームFr81、Fr82及びFr83のデータが転送される。
【0277】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF28及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0278】
従って、この書き込み期間Wtにおいては、前のサイクルの転送期間t7においてバッファBF6に転送されたフレームFr66、Fr67及びFr68のデータが、ディスクDISC6に記録され、前の転送期間t7においてバッファBF17に転送されたフレームFr69、Fr70及びFr71のデータが、ディスクDISC7に記録され、前の転送期間t7においてバッファBF28に転送されたフレームFr72、Fr73及びFr74のデータが、ディスクDISC8に記録される。
【0279】
そして、以下同様に第1、第2、第3キャッシュ146、147及び148からバッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28にデータが転送され、バッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28に夫々転送されたデータがディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42、43の各ディスクDISC1〜DISC8に記録される。
【0280】
この例においては、図1に示した再生機21を、通常の再生速度の3倍の速度で再生し、これによって得た通常の転送速度の3倍の転送速度の素材データを、マルチプレクサ143で1つの出力にし、これを一旦バッファ144で記憶した後に読み出し、読み出した素材データをデマルチプレクサ145で3フレームずつ3つの出力に分割し、分割した3つの出力を、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に夫々記憶し、最初の転送期間でこれら第1、第2及び第3キャッシュからバッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28に、記憶した素材データを転送し、次の転送期間でバッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28からディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43のディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の内の3つのディスクDISC1、DISC2、・・・・またはDISC8に記録するようにしたので、通常の再生速度の3倍の再生速度の再生素材データを、結果的に通常の記録速度の3倍の記録速度でディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43のディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録することができ、これによって、再生機21からディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43のディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に素材を記録する時間を通常の時間の1/3にすることができる。
【0281】
また、上述の例においては、再生機21の再生速度を通常の再生速度の3倍とし、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の記録速度を等化的に3倍とした場合について説明したが、キャッシュの数、ディスクドライブの数、再生機21の再生速度の設定によって更に高速の再生及び記録を行うことができる。
【0282】
R.3倍速再生時のキャッシュから記録機24へのデータ転送動作の説明(図20、図21、図22、図23及び図24参照)
【0283】
次に、図20〜図24を順次参照して、図1に示した再生機21を3倍速で再生させた場合に、キャッシュから記録機24にデータを転送する動作について図1及び図11をも参照して説明する。尚、図20〜図24において、図13〜図16と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0284】
先ず、図20から説明する。図20は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43を3倍速再生させた場合に、図11に示した第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に夫々供給されるデータ列Cd1、Cd2及びCd3を夫々示している。
【0285】
既に図17において説明したように、図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8には、例えばフレームFr3のデータから記録される場合においては、ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に夫々3フレーム分ずつ、即ち、ディスクDISC1にはフレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、ディスクDISC2にはフレームFr6、Fr7及びFr8のデータが、・・・・ディスクDISC8にはフレームFr24、Fr25及びFr26のデータが、ディスクDISC1にはフレームFr27、Fr28及びFr29のデータが、・・・・記録される。
【0286】
従って、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43にセットされている各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8からデータを先頭から順に再生し、再生したデータを、図1に示した記録機24に供給し、記録機24にセットされている磁気テープに記録する場合は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から読み出したデータを、図11に示した第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に供給し、一旦これら第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に記憶しなければならない。
【0287】
図20はディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から読み出されたデータの、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148内でのデータ配列Cd1、Cd2及びCd3を示している。
【0288】
第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に記憶される順序は、図13及び図14を参照して説明した場合と同様に、フレームFr3のデータから順次出力する場合には、先ず第1キャッシュ146には、フレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、第2キャッシュ147には、フレームFr6、Fr7及びFr8のデータが、第3キャッシュ148には、フレームFr9、Fr10及びFr11のデータが、・・・・次に第1キャッシュ146にはフレームFr12、Fr13及びFr14のデータが、第2キャッシュ147にはフレームFr15、Fr16及びFr17のデータが、第3キャッシュ148にはフレームFr18、Fr19及びFr20のデータが、・・・・順次記憶される。
【0289】
図21は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43を2倍速再生させた場合に、第1及び第2キャッシュ146及び147内でのフレームデータ配列Cd1及びCd2を夫々示している。つまり、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43を2倍速再生する場合には、第1キャッシュ146と第2キャッシュ147を用いる。
【0290】
この場合においては、フレームFr3のデータから順次出力する場合には、先ず第1キャッシュ146には、フレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、第2キャッシュ147には、フレームFr6、Fr7及びFr8のデータが、次に第1キャッシュ146には、フレームFr9、Fr10及びFr11のデータが、第2キャッシュ147にはフレームFr12、Fr13及びFr14のデータが、・・・・順次記憶される。
【0291】
図22は、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43を1倍速再生させた場合に、第1キャッシュ146内でのフレームデータ配列Cd1を示している。つまり、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43を1倍速再生する場合には、第1キャッシュ146を用いる。
【0292】
この場合においては、フレームFr3のデータから順次出力する場合には、第1キャッシュ146には、フレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、続いてフレームFr6、Fr7及びFr8のデータが、・・・・順次記憶される。
【0293】
図23は、3倍速時のマルチプレクサ161の出力Mout及びこの出力Moutの内容Mdを示している。この図に示すように、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148から読み出されたフレームデータは、マルチプレクサ161に供給されてマルチプレクス処理され、1系統のデータとして出力される。この出力Moutは、図から分かるように、フレームFr3、Fr4、Fr5、・・・・Fr15、Fr16、Dr17、Fr18、・・・・の順に出力される。
【0294】
この出力Moutを構成する各フレームデータは、内容Mdから分かるように、12トラック分のデータからなる。この図の例では、マルチプレクサ161の出力Moutの内、フレームFr7に着目している。この例では、フレームFr7のデータが、トラックTr1、Tr2、・・・・Tr12のデータで構成されていることを矢印及び破線で示している。
【0295】
マルチプレクサ161から出力されたデータは、バッファ162に一旦記憶され、記録タイミング制御回路167からの制御信号によって読み出される。バッファ162から読み出されたデータは、デマルチプレクサ163に供給され、再び3系統のデータ列として出力される。これらの出力は、出力回路164、165及び166に夫々供給されて出力処理された後に、各出力端子125、165及び127を介して図1に示した記録機24に供給される。
【0296】
図24はデマルチプレクサ163で振り分けられて出力された記録データRL1、RL2及びRL3を夫々示している。また、Syは記録タイミング同期信号である。この図24に示すように、デマルチプレクサ163は、バッファ163から読み出されたデータを、1トラックデータ単位で、出力回路164、165及び166に振り分ける。従って、出力回路164に供給される記録データRL1は、トラックTr1、Tr4、Tr7及びTr10のデータの繰り返しになり、出力回路165に供給される記録データRL2は、トラックTr2、Tr5、Tr8及びTr11のデータの繰り返しになり、出力回路166に供給される記録データRL3は、トラックTr3、Tr6、Tr9及びTr12のデータの繰り返しになる。
【0297】
また、図から分かるように、1フレームを12トラックで構成するようにした場合、通常の転送速度における1フレームの期間(40msec)には、記録データRL1で12トラック分、記録データRL2で12トラック分、記録データRL3で12トラック分のデータが各出力回路164、165及び166を介して出力されることになるので、1フレームの期間に36トラック分のデータが出力されることになり、結果的に転送速度は、通常の転送速度の3倍ということになる。
【0298】
S.図9のディスクアレイコントローラによる図1のディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43からのデータ読み出しタイミング(図25及び図26参照)
【0299】
次に、図25及び図26を順次参照して、図1に示した記録機24で通常の記録速度の3倍でデータを記録する場合に、図12に示した各バッファから第1、第2及び第3キャッシュにデータを転送するタイミングについて説明する。この図25及び図26に示す転送タイミングは、図20及び図21に示した例と同じ場合である。
【0300】
尚、記録機24の状態としては、再生機21から再生を行う場合と同様に、予め、記録機24のビデオ・テープ・カセットを再生(図2に示した構成の場合)し、その再生映像をテレビジョンモニタ等で見ながら、オペレータがイン点をシステムコントローラ33に指定する。そして、システムコントローラ33の制御によって、記録機24は所定のプリロール期間分だけリワインドする。
【0301】
この後、システムコントローラ33は、以下に説明する、転送サイクルの転送期間t2の所定時点(バッファBF1のデータの第1キャッシュ146への書き込みが終了した時点、但しFIFOの場合は、読み出しが書き込みに追いつかない時点であれば良い)、或いは、期間t3の開始時点と、記録機24のイン点が一致するように制御する。
【0302】
図25及び図26において、t0〜t7は夫々転送期間を示し、CACH1〜CACH3は第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148を夫々示し、SW1、SW2及びSW3は図12に示したスイッチS1〜S8、S11〜S18及びS21〜S28のスイッチング制御信号を夫々示し、DISC1〜DISC8は図17に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42、43にセットされている各ディスクを示し、DSW1〜DSW8は図12に示したスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186のスイッチング制御信号を夫々示す。また、実線の矢印で示す読み出し期間Rtはデータ転送可能期間を示す。また、以下の説明では、図20及び図21と同様に、フレームFr3から順にディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43から出力されるものとする。
【0303】
既に説明したように、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から読み出されたデータは、図12に示したスイッチ172、174、176、178、180、182、184、186を介してバッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28に夫々供給される。
【0304】
先ず、最初のサイクルの転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS3がオンになり、これによって、バッファBF3から第1キャッシュ146にフレームのデータが転送できる状態になる。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS14がオンになり、これによって、バッファBF14から第2キャッシュ147にフレームのデータが転送できる状態となる。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS25がオンになり、これによって、バッファBF25から第3キャッシュ148にフレームのデータが転送できる状態となる。
【0305】
しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0においては、まだディスクDISC2、DISC3及びDISC4からバッファBF3、BF14、BF25にフレームのデータが供給されていないので、最初の転送期間t0においては、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148にはフレームのデータが供給されない。
【0306】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF23及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
【0307】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1からバッファBF1にフレームFr3、Fr4及びFr5のデータが供給され、ディスクDISC2からバッファBF12にフレームFr6、Fr7及びFr8のデータが供給され、ディスクDISC3からバッファBF23にフレームFr9、Fr10及びFr11のデータが供給される。
【0308】
転送期間t1においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS6がオンになり、これによって、バッファBF6から第1キャッシュ146にフレームのデータが転送できる状態になる。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS14がオンになり、これによって、バッファBF17から第2キャッシュ147にフレームのデータが転送できる状態となる。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS28がオンになり、これによって、バッファBF28から第3キャッシュ148にフレームのデータが転送できる状態となる。
【0309】
しかしながら、最初サイクルの転送期間t1においては、まだディスクDISC6、DISC7及びDISC8からバッファBF6、BF17、BF28にフレームのデータが供給されていないので、この転送期間t1においては、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148にはフレームのデータが供給されない。
【0310】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF26及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
【0311】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC4からバッファBF4にフレームFr12、Fr13及びFr14のデータが供給され、ディスクDISC5からバッファBF15にフレームFr15、Fr16及びFr17のデータが供給され、ディスクDISC6からバッファBF26にフレームFr18、Fr19及びFr20のデータが供給される。
【0312】
転送期間t2においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1からバッファBF1に転送されているフレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、バッファBF1から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS12がオンになり、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC2からバッファBF12に転送されているフレームFr6、Fr7及びFr8のデータが、バッファBF12から第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS23がオンになり、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC3からバッファBF23に転送されているフレームFr9、Fr10及びFr11のデータが、バッファBF23から第3キャッシュ148に転送される。
【0313】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF21及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
【0314】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC7からバッファBF7にフレームFr21、Fr22及びFr23のデータが供給され、ディスクDISC8からバッファBF18にフレームFr24、Fr25及びFr26のデータが供給され、ディスクDISC1からバッファBF21にフレームFr27、Fr28及びFr29のデータが供給される。
【0315】
転送期間t3においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS4がオンになり、これによって、前の転送期間t1の読み出し期間RtにおいてディスクDISC4からバッファBF4に転送されているフレームFr12、Fr13及びFr14のデータが、バッファBF4から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS15がオンになり、これによって、前の転送期間t1の読み出し期間RtにおいてディスクDISC5からバッファBF15に転送されているフレームFr15、Fr16及びFr17のデータが、バッファBF15から第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS26がオンになり、これによって、前の転送期間t1の読み出し期間RtにおいてディスクDISC6からバッファBF26に転送されているフレームFr18、Fr19及びFr20のデータが、バッファBF26から第3キャッシュ148に転送される。
【0316】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF13及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF24及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
【0317】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC2からバッファBF2にフレームFr30、Fr31及びFr32のデータが供給され、ディスクDISC3からバッファBF13にフレームFr33、Fr34及びFr35のデータが供給され、ディスクDISC4からバッファBF24にフレームFr36、Fr37及びFr38のデータが供給される。
【0318】
転送期間t4においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS7がオンになり、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間RtにおいてディスクDISC7からバッファBF7に転送されているフレームFr21、Fr22及びFr23のデータが、バッファBF7から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS18がオンになり、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間RtにおいてディスクDISC8からバッファBF18に転送されているフレームFr24、Fr25及びFr26のデータが、バッファBF18から第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS21がオンになり、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1からバッファBF21に転送されているフレームFr27、Fr28及びFr29のデータが、バッファBF21から第3キャッシュ148に転送される。
【0319】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF27及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
【0320】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC5からバッファBF5にフレームFr39、Fr40及びFr41のデータが供給され、ディスクDISC6からバッファBF16にフレームFr42、Fr43及びFr44のデータが供給され、ディスクDISC7からバッファBF27にフレームFr45、Fr46及びFr47のデータが供給される。
【0321】
転送期間t5においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS2がオンになり、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間RtにおいてディスクDISC2からバッファBF2に転送されているフレームFr30、Fr31及びFr32のデータが、バッファBF2から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS13がオンになり、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間RtにおいてディスクDISC3からバッファBF13に転送されているフレームFr33、Fr34及びFr35のデータが、バッファBF13から第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS24がオンになり、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間RtにおいてディスクDISC4からバッファBF24に転送されているフレームFr36、Fr37及びFr38のデータが、バッファBF24から第3キャッシュ148に転送される。
【0322】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF8及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF11及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF22及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
【0323】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC8からバッファBF8にフレームFr54、Fr55及びFr56のデータが供給され、ディスクDISC1からバッファBF11にフレームFr57、Fr58及びFr59のデータが供給され、ディスクDISC2からバッファBF22にフレームFr60、Fr61及びFr62のデータが供給される。
【0324】
転送期間t6においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS5がオンになり、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間RtにおいてディスクDISC5からバッファBF5に転送されているフレームFr39、Fr40及びFr41のデータが、バッファBF5から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS16がオンになり、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間RtにおいてディスクDISC6からバッファBF16に転送されているフレームFr42、Fr43及びFr44のデータが、バッファBF16から第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS27がオンになり、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間RtにおいてディスクDISC7からバッファBF27に転送されているフレームFr45、Fr46及びFr47のデータが、バッファBF27から第3キャッシュ148に転送される。
【0325】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF25及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。
【0326】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC3からバッファBF3にフレームFr57、Fr58及びFr59のデータが供給され、ディスクDISC4からバッファBF14にフレームFr60、Fr61及びFr62のデータが供給され、ディスクDISC5からバッファBF25にフレームFr63、Fr64及びFr65のデータが供給される。
【0327】
転送期間t7においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS8がオンになり、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間RtにおいてディスクDISC8からバッファBF8に転送されているフレームFr54、Fr55及びFr56のデータが、バッファBF8から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS11がオンになり、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1からバッファBF11に転送されているフレームFr48、Fr49及びFr50のデータが、バッファBF11から第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS22がオンになり、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間RtにおいてディスクDISC2からバッファBF22に転送されているフレームFr51、Fr52及びFr53のデータが、バッファBF22から第3キャッシュ148に転送される。
【0328】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF28及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0329】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC6からバッファBF6にフレームFr66、Fr67及びFr68のデータが供給され、ディスクDISC7からバッファBF17にフレームFr69、Fr70及びFr71のデータが供給され、ディスクDISC8からバッファBF28にフレームFr72、Fr73及びFr74のデータが供給される。
【0330】
次のサイクルの転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS3がオンになり、これによって、前の転送期間t6の読み出し期間RtにおいてディスクDISC3からバッファBF3に転送されているフレームFr57、Fr58及びFr59のデータが、バッファBF3から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS14がオンになり、これによって、前の転送期間t6の読み出し期間RtにおいてディスクDISC4からバッファBF14に転送されているフレームFr60、Fr61及びFr62のデータが、バッファBF14から第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS25がオンになり、これによって、前の転送期間t6の読み出し期間RtにおいてディスクDISC5からバッファBF25に転送されているフレームFr63、Fr64及びFr65のデータが、バッファBF25から第3キャッシュ148に転送される。
【0331】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF23及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
【0332】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1からバッファBF1にフレームFr75、Fr76及びFr77のデータが供給され、ディスクDISC2からバッファBF12にフレームFr78、Fr79及びFr80のデータが供給され、ディスクDISC3からバッファBF23にフレームFr81、Fr82及びFr83のデータが供給される。
【0333】
転送期間t1においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS6がオンになり、これによって、前の転送期間t7の読み出し期間RtにおいてディスクDISC6からバッファBF6に転送されているフレームFr66、Fr67及びFr68のデータが、バッファBF6から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS17がオンになり、これによって、前の転送期間t7の読み出し期間RtにおいてディスクDISC7からバッファBF17に転送されているフレームFr69、Fr70及びFr71のデータが、バッファBF17から第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS28がオンになり、これによって、前の転送期間t7の読み出し期間RtにおいてディスクDISC8からバッファBF28に転送されているフレームFr72、Fr73及びFr74のデータが、バッファBF28から第3キャッシュ148に転送される。
【0334】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF26及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
【0335】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC4からバッファBF4にフレームFr84、Fr85及びFr86のデータが供給され、ディスクDISC5からバッファBF15にフレームFr87、Fr88及びFr89のデータが供給され、ディスクDISC6からバッファBF26にフレームFr90、Fr91及びFr92のデータが供給される。
【0336】
そして、以降、同様にして、順次ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から再生されたデータがバッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28に供給された後に、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に供給され、更に、これら第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148から読み出されて図1に示した記録機24に3系統(3倍の転送速度の場合)で供給され、この記録機24にセットされているビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上に傾斜トラックを形成するように記録される。
【0337】
この例においては、最初の転送期間でディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の内の3つのディスクDISC1、DISC2、・・・・またはDISC8から素材を等価的に3倍速で読み出し、読みだした素材をバッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28に一旦記憶し、転送期間を1つおいた次の転送期間において、バッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28に記憶してある素材を第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に夫々供給して記憶し、これら第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148から記憶素材を読み出し、これら読みだした素材をマルチプレクサ161で1つの出力にし、この出力を、バッファ162を介してデマルチプレクサ163に供給し、このデマルチプレクサ164で3つに分割し、この3つに分割した素材データを高速記録再生VTR(図1においては記録機24)に供給し、この高速記録再生VTRで3倍速で記録するようにしたので、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から等価的に3倍速で読みだした素材を3倍速で記録することができ、これによって、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録されている素材を記録機24にセットされているビデオ・テープ・カセットに記録する際の待ち時間を1/3にすることができる。
【0338】
尚、上述の例においては、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148を用いて3倍速再生を行い、これによって得た再生素材を記録機24に供給して記録機24において3倍速記録を行う場合について説明したが、キャッシュの数、記録機24の記録能力、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の数の設定によって容易に所望の速度での記録を行うことができる。
【0339】
T.ディスク上の任意のM箇所を再生する場合の動作説明(図27、図28及び図29参照)
【0340】
次に、図17に示したディスクDISC1、DIS2、・・・・DISC8上に素材毎に記録してある音声、映像及びサブコードデータを素材毎に任意に再生する場合の動作について説明する。
【0341】
図27から説明する。図27は、素材AVs1の音声、映像及びサブコードデータ(図中、ドットで示す領域)をディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の順に記録し、素材AVs2の音声、映像及びサブコードデータ(図中、斜線で示す領域)をディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC4の順に記録し、・・・・素材AVsnの音声、映像及びサブコードデータ(図中、素材AVs2と反対方向の斜線で示す領域)を記録している場合を示す。
【0342】
次に、図28及び図29を参照してディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から、素材AVs1と素材AVs2を、再生する場合について説明する。従って、この場合、M=2となる。これら図28及び図29に示す各符号は、図18及び図19や、図25及び図26に示した符号と同様なので、その説明を省略する。尚、素材AVs1のデータは、各ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の各エリアの先頭からフレームFr1から順に記録し、素材AVs2のデータは、各ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC1の各エリアの先頭からフレームFr1から順に記録しているものとする。
【0343】
既に説明したように、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から読み出された素材AVs1及びAVs2のデータは、図12に示したスイッチ172、174、176、178、180、182、184、186を介してバッファBF1〜BF8及びBF11〜BF18に夫々供給される。
【0344】
尚、図27を参照して説明したように、素材AVs1のデータは、その先頭のフレームFr1のデータから順に、ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の順にディスクDISC1〜DISK8に記録され、素材AVs2のデータは、その先頭のフレームFr1のデータから順に、ディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC1の順に、ディスクDISC1〜DISC8に記録されている。
【0345】
従って、素材AVs1のデータは、最初のサイクルの転送期間t0から読み出しが開始され、この転送期間t0において、フレームFr1、Fr2、・・・・の順に、ディスクDISC1から読み出されるが、素材AVs2のデータは、最初のサイクルの転送期間t3から読み出しが開始され、この転送期間t3において、フレームFr1、Fr2、・・・・の順に、ディスクDISC2から読み出される。
【0346】
これは、もしも、最初のサイクルの転送期間t0において、素材AVs2のデータをディスクDISC7(以下に説明するタイミングチャートでは、ディスクDISC7である)から読み出しを行ってしまうと、素材AVs2のデータは、ディスクDISC2から、フレームFr1、Fr2、・・・・の順に記録されているので、例えば、最初のサイクルの転送期間t0において、ディスクDISC7から読み出しを行うと、この転送期間t0に読み出される素材AVs2のデータは、フレームFr16、Fr17及びFr18となり、従って、素材AVs2のデータは、フレームFr16から出力されてしまうことになるからである。
【0347】
このための制御としては、3つの再生制御方法が考えられる。第1の再生制御方法は、最初のサイクルにおいて、ディスクDISC2を再生する期間となるまでは、スイッチS1〜S8、スイッチS11〜S18、スイッチS21〜S28の内の対応するスイッチをオフにし、2番目のサイクルにおいて、ディスクDISC7、DISC8及びDISC1の同じアドレス部分を再生する方法である。
【0348】
第2の再生制御方法は、最初のサイクルにおいて、ディスクDISC2を再生する期間となるまでは、スイッチS1〜S8、スイッチS11〜S18、スイッチS21〜S28の内の対応するスイッチをオフにし、2番目のサイクルにおいて、ディスクDISC7、DISC8及びDISC1の同じアドレス部分の再生を行わないようにする方法である。
【0349】
また、第3の再生制御方法は、スイッチS1〜S8、S11〜S18、S21〜S28の制御は全てのサイクルで同様に行い、最初のサイクルだけ、ディスクDISC2を再生する期間からディスクDISC2の再生を行う方法である。
【0350】
何れの方法を採用した場合においても、データコントローラ20の制御部171、或いはシステムコントローラ33がディスクドライブ42、43及び22を制御することで実現できる。以下の説明では、第3の再生制御方法を採用した場合について説明する。
【0351】
先ず、最初サイクルの転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS7がオンになり、これによって、バッファBF7から第1キャッシュ146に素材AVs1のフレームのデータが転送できる状態になる。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS15がオンになり、これによって、バッファBF15から第2キャッシュ147に素材AVs2のフレームのデータが転送できる状態となる。尚、第3キャッシュ148はM=2の場合には用いない。
【0352】
しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0においては、まだディスクDISC7からバッファBF7に素材AVs1のフレームのデータが供給されておらず、また、DISC5からバッファ15に素材AVs2のフレームのデータが供給されていないので、最初の転送期間t0においては、第1及び第2キャッシュ146及び147には素材AVs1及びAVs2のフレームのデータが供給されない。
【0353】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。従って、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1からバッファBF1に素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが供給される。
【0354】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスクドライブ42は再生状態ではないので、ディスクDISC7からバッファBF17に素材AVs2のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータは供給されない。ディスクDISC7からバッファBF17に、素材AVs2のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtとなる。
【0355】
転送期間t1においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS8がオンになり、これによって、バッファBF8から第1キャッシュ146に素材AVs1のフレームのデータが転送できる状態になる。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS16がオンになり、これによって、バッファBF16から第2キャッシュ147に素材AVs2のフレームのデータが転送できる状態となる。
【0356】
しかしながら、最初のサイクルの転送期間t1においては、まだディスクDISC8からバッファBF8に素材AVs1のフレームのデータが供給されず、また、ディスクDISC6からバッファBF16に素材AVs2のフレームのデータが供給されていないので、転送期間t1においては、第1及び第2キャッシュ146及び147には素材AVs1及びAVs2のフレームのデータが供給されない。
【0357】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。つまり、最初のサイクルの転送期間t1の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC2からバッファBF2に素材AVs1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが供給される。
【0358】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t1の読み出し期間Rtにおいては、ディスクドライブ43が再生状態ではないので、ディスクDISC8からバッファBF18に素材AVs2のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータは供給されない。ディスクDISC8からバッファBF18に素材AVs2のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t1の読み出し期間Rtとなる。
【0359】
転送期間t2においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1からバッファBF1に転送されている素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、バッファBF1から第1キャッシュ146に転送される。
【0360】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS17がオンになるが、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtにおいて、ディスクドライブ42からバッファBF17にデータは転送されていないので、バッファBF17から第2キャッシュ146にはデータが転送されない。
【0361】
但し、2番目のサイクルの転送期間t2からは、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS17がオンになり、これによって、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC7からバッファBF17に転送されているフレームのデータが、バッファBF17から第2キャッシュ147に転送される。
【0362】
一方、転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。つまり、最初のサイクルの転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC3からバッファBF3に素材AVs1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが供給される
【0363】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF11及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、ディスクドライブ22が再生状態ではないので、ディスクDISC1からバッファBF11に素材AVs2のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが供給されない。ディスクDISC1からバッファBF11に素材AVs2のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t2の読み出し期間Rtとなる。
【0364】
転送期間t3においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS2がオンになり、これによって、前の転送期間t1の読み出し期間RtにおいてディスクDISC2からバッファBF2に転送されている素材AVs1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、バッファBF2から第1キャッシュ146に転送される。
【0365】
一方、最初のサイクルの転送期間t3においては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS18がオンになるが、最初のサイクルの転送期間t1の読み出し期間Rtにおいて、ディスクドライブ43からバッファBF18にデータが転送されていないので、バッファBF18から第2キャッシュ146にはデータが転送されない。
【0366】
但し、2番目のサイクルの転送期間t3からは、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS18がオンになり、これによって、最初のサイクルの転送期間t1の読み出し期間RtにおいてディスクDISC8からバッファBF18に転送されているフレームのデータが、バッファBF18から第2キャッシュ147に転送される。
【0367】
一方、最初のサイクルの転送期間t3の読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
【0368】
つまり、最初のサイクルの転送期間t3の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC4からバッファBF4に素材AVs1のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが供給され、ディスクドライブディスクDISC2からバッファBF12に素材AVs2のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが供給される。
【0369】
転送期間t4においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS3がオンになり、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間RtにおいてディスクDISC3からバッファBF3に転送されている素材AVs1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、バッファBF3から第1キャッシュ146に転送される。
【0370】
一方、最初のサイクルの転送期間t4においては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS11がオンになるが、最初のサイクルの転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、ディスクドライブ22からバッファBF11にデータが供給されていないので、バッファBF11から第2キャッシュ147にはデータが供給されない。
【0371】
但し、2番目のサイクルの転送期間t4からは、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS11がオンになり、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1からバッファBF11に転送されているフレームのデータが、バッファBF11から第2キャッシュ147に転送される。
【0372】
一方、最初のサイクルの転送期間t4の読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF13及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
【0373】
つまり、最初のサイクルの転送期間t4の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC5からバッファBF5に素材AVs1のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが供給され、ディスクDISC3からバッファBF13に素材AVs2のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが供給される。
【0374】
転送期間t5においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS4がオンになり、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間RtにおいてディスクDISC4からバッファBF4に転送されている素材AVs1のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、バッファBF4から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS12がオンになり、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間RtにおいてディスクDISC2からバッファBF12に転送されている素材AVs2のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、バッファBF12から第2キャッシュ147に転送される。
【0375】
これによって、素材AVs2のデータが、先頭のデータである、フレームFr1から順次出力されることになる。
【0376】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
【0377】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC6からバッファBF6に素材AVs1のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが供給され、ディスクDISC4からバッファBF14に素材AVs2のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが供給される。
【0378】
転送期間t6においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS5がオンになり、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間RtにおいてディスクDISC5からバッファBF5に転送されている素材AVs1のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、バッファBF5から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS13がオンになり、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間RtにおいてディスクDISC3からバッファBF13に転送されている素材AVs2のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、バッファBF13から第2キャッシュ147に転送される。
【0379】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。
【0380】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC7からバッファBF7に素材AVs1のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが供給され、ディスクDISC5からバッファBF15に素材AVs2のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが供給される。
【0381】
転送期間t7においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS6がオンになり、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間RtにおいてディスクDISC6からバッファBF6に転送されている素材AVs1のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、バッファBF6から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS14がオンになり、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間RtにおいてディスクDISC4からバッファBF14に転送されている素材AVs2のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、バッファBF14から第2キャッシュ147に転送される。
【0382】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF8及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
【0383】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC8からバッファBF8に素材AVs1のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが供給され、ディスクDISC6からバッファBF16に素材AVs2のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが供給される。
【0384】
2番目のサイクルの転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS7がオンになり、これによって、前の転送期間t6の読み出し期間RtにおいてディスクDISC7からバッファBF7に転送されている素材AVs1のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが、バッファBF7から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS15がオンになり、これによって、前の転送期間t6の読み出し期間RtにおいてディスクDISC5からバッファBF15に転送されている素材AVs2のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、バッファBF15から第2キャッシュ147に転送される。
【0385】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
【0386】
つまり、この2番目のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1からバッファBF1に素材AVs1のフレームFr25、Fr26及びFr27のデータが供給され、ディスクDISC7からバッファBF12にフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが供給される。
【0387】
2番目のサイクルの転送期間t1においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS8がオンになり、これによって、前の転送期間t7の読み出し期間RtにおいてディスクDISC8からバッファBF8に転送されている素材AVs1のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが、バッファBF8から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS16がオンになり、これによって、前の転送期間t7の読み出し期間RtにおいてディスクDISC6からバッファBF16に転送されている素材AVs2のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、バッファBF16から第2キャッシュ147に転送される。
【0388】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0389】
つまり、2番目のサイクルの転送期間t1の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC2からバッファBF2に素材AVs1のフレームFr28、Fr29及びFr30のデータが供給され、ディスクDISC8からバッファBF18に素材AVs2のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが供給される。
【0390】
2番目のサイクルの転送期間t2においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1からバッファBF1に転送されている素材AVs1のフレームFr25、Fr26及びFr27のデータが、バッファBF1から第1キャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS17がオンになり、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC7からバッファBF17に転送されている素材AVs2のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、バッファBF17から第2キャッシュ147に転送される。
【0391】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF11及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
【0392】
つまり、2番目のサイクルの転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1からバッファBF11に素材AVs2のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが供給され、ディスクDISC1からバッファBF11に素材AVs2のフレームFr31、Fr32及びFr33のデータが供給される。
【0393】
そして、以降、同様にして、順次ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から再生された素材AVs1のデータがバッファBF1〜BF8に、ディスクドライブ23、30、31、34、35、42、43及び22の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC1から再生された素材AVs2のデータがBF11〜BF18に夫々供給された後に、第1及び第2キャッシュ146及び147に供給され、更に、これら第1及び第2キャッシュ146及び147から読み出される。
【0394】
尚、素材AVs1のデータは、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8にフレームFr1、Fr2、・・・・Frnの順序で記録され、素材AVs2のデータは、ディスクドライブ23、30、31、34、35、42、43及び22の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC1にフレームFr1、Fr2、・・・・Frnの順序で記録され、しかも、同じディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8を時分割でアクセスするようにしている。従って、素材AVs2の任意のフレームデータは、素材AVs1の同じフレームデータが、ディスクDISC1〜DISC8から読み出されてバッファBF1〜BF8に供給される時点よりも、3転送期間分だけ遅れる。
【0395】
例えば素材AVs1のフレームFr1のデータは、転送期間t0から始まる読み出し期間RtにディスクDISC1から読み出され、バッファBF1に供給されるが、素材AVs2のフレームFr1のデータは、転送期間t3から始まる読み出し期間RtにディスクDISC2から読み出され、バッファBF12に供給される。
【0396】
従って、第1キャッシュ146から読み出される素材AVs1のデータのフレームと、第2キャッシュ147から読み出される素材AVs2のデータのフレームとを一致させるために、本例では、バッファBF1〜BF8に記憶したフレームデータを読み出すタイミングを、バッファBF11〜BF18に記憶したフレームデータを読み出すタイミングに合わせるようにしている。この制御は、図12に示した制御部171が行う。つまり、再生のタイミングをフレーム単位まで合わせるようにしている。
【0397】
尚、上述の例においては、M=2の場合について説明したが、M=3でも同じ用に独立して再生を行うことができる。この場合、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148を使用することが前提となる。従って、M=4の場合には、キャッシュをもう1つ増やせば良い。
【0398】
この例においては、最初の転送期間においてディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8上の任意のM箇所を再生し、再生して得た複数の再生素材を、バッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28に記憶し、転送期間を1つおいた次の転送期間において、バッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28に記憶してある素材データを読み出し、読みだした素材データを第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に記憶し、これら第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に記憶した素材データを読み出して出力するようにしたので、同時に複数の素材を出力することができ、これによって、例えば再生用のVTRを複数台使用するといった大規模なシステム或いは装置の構築、複数台のVTRを同期させて各出力の位相を合わせるための回路の追加、複数台のVTRに同時再生させたい素材テープをセットしたり、或いは、このような素材テープを各VTR用に編集して作成するといった煩わしい作業を全て排除することができる。また、本例においては、再生機21で再生した素材や外部入力素材を、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43のディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に一旦記録し、これらの素材データを複数再生できるようにしているので、ライブラリシステム等のアーカイブとして使用でき、ディスクのアクセスの良さ、VTRが使用するビデオ・テープ・カセットの大記録容量といった夫々の利点を生かしながら、よりオペレータに負担のかからない、且つ、規模の小さい装置或いはシステムを提供することができる。
【0399】
U.ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上に記録する場合の動作説明(図30、図31及び図32参照)
【0400】
次に、図17に示したディスクDISC1、DIS2、・・・・DISC8上に素材毎に記録してある音声、映像及びサブコードデータを素材毎に任意に再生し、且つ、図1に示した再生機21からの1倍速の音声、映像及びサブコードデータをディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC3に記録する場合の動作について説明する。
【0401】
図30から説明する。図30は、素材AVs1の音声、映像及びサブコードデータ(図中、ドットで示す領域)をディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の順に記録し、素材AVs2の音声、映像及びサブコードデータ(図中、斜線で示す領域)をディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC4の順に記録し、・・・・素材AVsnの音声、映像及びサブコードデータ(図中、素材AVs2の斜線と逆の斜線で示す領域)を記録している場合を示す。
【0402】
そして、以上のような記録状態のディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に、図1に示した再生機21からの素材を、元々ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の素材AVsn−1の音声、映像及びサブコードデータ(図中、網目で示す領域)の記録されているエリアに記録している場合を示す。
【0403】
つまり、図30においては、ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から素材AVs1及びAVs2のデータを再生すると同時に、図1に示した再生機21からの素材データを、ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録している状態を示している。
【0404】
次に、図31及び図32を参照してディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から、素材AVs1と素材AVs2を再生すると同時に、図1に示した再生機21からの素材を記録する場合について説明する。
【0405】
これら図31及び図32に示す各符号は、図18及び図19、図25及び図26、図28及び29に夫々示した符号と同様なので、その説明を省略する。尚、素材AVs1のデータは、各ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の各エリアの先頭からフレームFr1から順に記録し、素材AVs2のデータは、各ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC1の各エリアの先頭からフレームFr1から順に記録しているものとする。
【0406】
既に説明したように、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から読み出された素材AVs1及びAVs2のデータは、図12に示したスイッチ172、174、176、178、180、182、184、186を介してバッファBF1〜BF8及びBF11〜BF18に夫々供給される。
【0407】
尚、図30に示すように、素材AVs1のデータは、ディスクDISC1から順に、フレームFr1、Fr2、・・・・の順に記録され、素材AVs2のデータは、ディスクDISC2から順に、フレームFr1、Fr2、・・・・の順に記録されているので、図27〜図29を参照して説明したように、以下の例では、第3の再生制御方法を採用した場合について説明する。
【0408】
また、図1に示した再生機21からの1倍速再生信号、或いは、図1に示した入力部25を介して供給される外部入力信号は、以下に示す転送サイクルの内の最初のサイクルの転送期間t3の開始に同期して供給されるものとする。
【0409】
このタイミングの制御は、システムコントローラ33の制御によって、データコントローラ20が転送サイクルに入り、最初の転送サイクルの期間t3の開始時点に、再生機21の再生信号の内の、ディスクDISC1に記録する部分が、第3キャッシュ148に供給されるようにタイミングを取ることによって行われる。従って、システムコントローラ33は、再生機21に再生開始を示す制御信号を供給してから実際に再生信号が再生機21から出力されるまでの、いわゆる立ち上がり時間が内部のメモリ等にセットされている。
【0410】
また、再生機21にセットされているビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上記録信号の内のどの信号からディスクDISC1に記録し始めるかは、通常、オペレータが操作パネル33d、或いは、コネクタ33a、33b、33cに接続する編集機等を介して、イン点データ(使用開始時点を示すタイムコード)をシステムコントローラ33に指定することになる。
【0411】
従って、もしも再生機21を再生する場合に、プリロール期間を設定し、イン点に対応する再生信号から順にディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録する場合は、システムコントローラ33は、イン点となったときに、データコントローラ20における転送サイクルの期間が期間t3となるように、データコントローラ20を制御する。
【0412】
先ず、最初のサイクルの転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS7がオンになり、これによって、バッファBF7から第1キャッシュ146に素材AVs1のフレームのデータが転送できる状態になる。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS15がオンになり、これによって、バッファBF15から第2キャッシュ147に素材AVs2のフレームのデータが転送できる状態となる。
【0413】
しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0においては、まだディスクDISC7からバッファBF7に素材AVs1のフレームのデータが供給されておらず、また、ディスクDISC5からバッファ15に素材AVs2のフレームのデータが供給されていないので、最初のサイクルの転送期間t0においては、第1及び第2キャッシュ146及び147には、素材AVs1及びAVs2のフレームのデータが供給されない。
【0414】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチ26がオンになり、これによって、第3キャッシュ148に記憶されているデータが、バッファBF26に転送できる状態となる。
【0415】
しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0においては、再生機21からの再生素材としてのフレームのデータは、第3キャッシュ148に供給されていないので、第3キャッシュ148からバッファBF26にはデータが転送されない。
【0416】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。つまり、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1から読み出された素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、バッファBF1に供給される。
【0417】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスクドライブ42が再生状態ではないので、DISC7からバッファBF7に、素材AVs2のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータは供給されない。素材AVs2のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータがバッファBF7に供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtとなる。
【0418】
一方、最初のサイクルの転送期間t0の書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF25及びディスクDISC5間データ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0においては、バッファBF25には再生機21からは何も転送されていないので、この場合にはディスクDISC5にはデータが記録されない。
【0419】
転送期間t1においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS8がオンになり、これによって、バッファBF8から第1キャッシュ146に素材AVs1のフレームのデータが転送できる状態になる。そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によって、スイッチS16がオンになり、これによって、バッファBF16から第2キャッシュ147に素材AVs2のフレームのデータが転送できる状態となる。
【0420】
しかしながら、最初のサイクルの転送期間t1においては、まだディスクDISC8からバッファBF8に素材AVs1のフレームのデータが供給されず、また、ディスクDISC6からバッファBF16に素材AVs2のフレームのデータが供給されていないので、最初のサイクルの転送期間t1においては、第1及び第2キャッシュ146及び147には、素材AVs1及びAVs2のフレームのデータが供給されない。
【0421】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS27がオンになり、これによって、第3キャッシュ148に記憶されている再生機21からの再生素材としてのフレームのデータが、バッファBF27に転送できる状態となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t1においては、再生機21からの再生素材としてのフレームデータは、第3キャッシュ148に供給されていないので、第3キャッシュ148からバッファBF27にデータが転送されない。
【0422】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC2からバッファBF2に素材AVs1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが供給される。
【0423】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t1の読み出し期間Rtにおいては、ディスクドライブ43は再生状態ではないので、ディスクDISC8からバッファBF18に素材AVs2のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが供給されない。ディスクDISC8からバッファBF18に素材AVs2のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t1の読み出し期間Rtとなる。
【0424】
一方、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF26及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0においては、第3キャッシュ148からバッファBF26にデータが転送されていないので、転送期間t1の書き込み期間Wtにおいては、ディスクDISC6にデータは記録されない。
【0425】
転送期間t2においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1から読み出されて、バッファBF1に転送されている素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、バッファBF1から第1キャッシュ146に転送される。従って、第1キャッシュ146から素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが出力される。
【0426】
そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS17がオンになり、これによって、バッファBF17及び第2キャッシュ147間のデータ転送が可能になる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC7からバッファBF17に、素材AVs2のフレームのデータが供給されていないので、バッファBF17から第2キャッシュ147にデータは転送されない。
【0427】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS28がオンになり、これによって、第3キャッシュ148及びバッファBF28間がデータ転送可能となる。しかしながら、再生機21からの再生素材データが、第3キャッシュ148に供給されていないので、第3キャッシュ148からバッファBF28にデータは供給されない。
【0428】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC3から読み出された素材AVs1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、バッファBF3に供給される。
【0429】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF11及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、ディスクドライブ22が再生状態ではないので、ディスクDISC1からバッファBF11に素材AVs2のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータは供給されない。ディスクDISC1からバッファBF11に素材AVs2のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t2の読み出し期間Rtとなる。
【0430】
また、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF27及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t1の書き込み期間Wtにおいては、第3キャッシュ148からバッファBF27にデータが転送されていないので、ディスク7にデータは記録されない。
【0431】
転送期間t3においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS2がオンになり、これによって、前の転送期間t1の読み出し期間RtにおいてディスクDISC2から読み出されてバッファBF2に転送されている、素材AVs1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、バッファBF2から第1キャッシュ146に転送される。
【0432】
そして、同時に制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS18がオンになり、これによって、第2キャッシュ147及びバッファBF18間はデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t1の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC8からバッファBF18に、素材AVs2のフレームのデータが転送されていないので、バッファBF18から第2キャッシュ147にデータが転送されない。
【0433】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS21がオンになり、これによって、第3キャッシュ148及びバッファBF21間がデータ転送可能となる。従って、再生機21からの再生素材としての、フレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、第3キャッシュ148に供給されて記憶された、再生機21からのフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、バッファBF21に記憶される。
【0434】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC4から読み出された素材AVs1のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、バッファBF4に供給され、ディスクDISC2から読み出された素材AVs2のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、バッファBF12に供給される。
【0435】
また、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF28及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。しかいながら、最初のサイクルの転送期間t2においては、第3キャッシュ148からバッファBF28にデータが転送されていないので、ディスクDISC8にデータは記録されない。
【0436】
転送期間t4においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS3がオンになり、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間RtにおいてディスクDISC3からバッファBF3に転送されている、素材AVs1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、バッファBF3から第1キャッシュ146に転送される。
【0437】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS11がオンになり、これによって、第2キャッシュ147及びバッファBF11間がデータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1からバッファBF11にデータが転送されていないので、バッファBF11から第2キャッシュ147にデータは供給されない。
【0438】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS22がオンになり、これによって、第3キャッシュ148に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、バッファFr22に供給される。
【0439】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF13及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC5から読み出された素材AVs1のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、バッファBF5に供給され、ディスクDISC3から読み出された素材AVs2のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、バッファBF13に供給される。
【0440】
一方、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF21及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。従って、前の転送期間t3において、第3キャッシュ148からバッファBF21に供給されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、ディスクDISC1に供給されて記録される。
【0441】
転送期間t5においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS4がオンになり、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC4から読み出されてバッファBF4に転送されている、素材AVs1のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、バッファBF4から第1キャッシュ146に転送される。
【0442】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS12がオンになり、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC2から読み出されてバッファBF12に転送されている、素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、バッファBF12から第2キャッシュ147に供給される。
【0443】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS23がオンになり、これによって、第3キャッシュ148に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、バッファFr22に供給される。
【0444】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC6から読み出された素材AVs1のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、バッファBF6に供給され、ディスクDISC4から読み出された素材AVs2のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、バッファBF14に供給される。
【0445】
一方、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF22及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。従って、前の転送期間t4において、第3キャッシュ148からバッファBF22に供給されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、ディスクDISC2に供給されて記録される。
【0446】
転送期間t6においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS5がオンになり、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC5から読み出されてバッファBF5に転送されている、素材AVs1のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、バッファBF5から第1キャッシュ146に転送される。
【0447】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS13がオンになり、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC3から読み出されてバッファBF13に転送されている、素材AVs1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、バッファBF13から第2キャッシュ147に供給される。
【0448】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS24がオンになり、これによって、第3キャッシュ148に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、バッファFr24に供給される。
【0449】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC7から読み出された素材AVs1のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが、バッファBF7に供給され、ディスクDISC5から読み出された素材AVs2のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、バッファBF15に供給される。
【0450】
一方、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF23及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。従って、前の転送期間t5において、第3キャッシュ148からバッファBF23に供給されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、ディスクDISC3に供給されて記録される。
【0451】
転送期間t7においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS6がオンになり、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC6から読み出されてバッファBF6に転送されている、素材AVs1のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、バッファBF6から第1キャッシュ146に転送される。
【0452】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS14がオンになり、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC4から読み出されてバッファBF14に転送されている、素材AVs1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、バッファBF14から第2キャッシュ147に供給される。
【0453】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS25がオンになり、これによって、第3キャッシュ148に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、バッファFr25に供給される。
【0454】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF8及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC8から読み出された素材AVs1のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが、バッファBF8に供給され、ディスクDISC6から読み出された素材AVs2のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、バッファBF16に供給される。
【0455】
一方、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF24及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。従って、前の転送期間t6において、第3キャッシュ148からバッファBF24に供給されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、ディスクDISC4に供給されて記録される。
【0456】
2番目のサイクルの転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS7がオンになり、これによって、前の転送期間t6の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC7から読み出されてバッファBF7に転送されている、素材AVs1のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが、バッファBF7から第1キャッシュ146に転送される。
【0457】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS15がオンになり、これによって、前の転送期間t6の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC5から読み出されてバッファBF15に転送されている、素材AVs1のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、バッファBF15から第2キャッシュ147に供給される。
【0458】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS26がオンになり、これによって、第3キャッシュ148に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、バッファFr26に供給される。
【0459】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1から読み出された素材AVs1のフレームFr25、Fr26及びFr27のデータが、バッファBF1に供給され、ディスクDISC7から読み出された素材AVs2のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、バッファBF17に供給される。
【0460】
一方、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF25及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。従って、前の転送期間t7において、第3キャッシュ148からバッファBF25に供給されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、ディスクDISC5に供給されて記録される。
【0461】
2番目のサイクルの転送期間t1においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS8がオンになり、これによって、前の転送期間t7の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC8から読み出されてバッファBF8に転送されている、素材AVs1のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが、バッファBF8から第1キャッシュ146に転送される。
【0462】
また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS16がオンになり、これによって、前の転送期間t7の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC6から読み出されてバッファBF16に転送されている、素材AVs2のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、バッファBF16から第2キャッシュ147に供給される。
【0463】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によって、スイッチS27がオンになり、これによって、第3キャッシュ148に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが、バッファFr27に供給される。
【0464】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC2から読み出された素材AVs1のフレームFr28、Fr29及びFr30のデータが、バッファBF2に供給され、ディスクDISC8から読み出された素材AVs2のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが、バッファBF18に供給される。
【0465】
一方、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF26及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。従って、前の転送期間t0において、第3キャッシュ148からバッファBF26に供給されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、ディスクDISC6に供給されて記録される。
【0466】
そして、以降、同様にして、順次ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から再生された素材AVs1のデータがバッファBF1〜BF8に、ディスクドライブ23、30、31、34、35、42、43及び22の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC1から再生された素材AVs2のデータがBF11〜BF18に夫々供給された後に、第1及び第2キャッシュ146及び147に供給され、更に、これら第1及び第2キャッシュ146及び147から読み出される。そして、同時に、再生機21からの再生素材データが、第3キャッシュ148を介してバッファBF21〜BF28に供給され、これらのバッファBF21〜BF28を介してディスクDISC1〜DISC8に供給されて記録される。
【0467】
尚、素材AVs1のデータは、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8にフレームFr1、Fr2、・・・・Frnの順序で記録され、素材AVs2のデータは、ディスクドライブ23、30、31、34、35、42、43及び22の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC1にフレームFr1、Fr2、・・・・Frnの順序で記録され、しかも、同じディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8を時分割でアクセスするようにしている。従って、素材AVs2の任意のフレームデータは、素材AVs1の同じフレームデータが、ディスクDISC1〜DISC8から読み出されてバッファBF1〜BF8に供給される時点よりも、3転送期間分だけ遅れる。
【0468】
例えば素材AVs1のフレームFr1のデータは、転送期間t0から始まる読み出し期間RtにディスクDISC1から読み出され、バッファBF1に供給されるが、素材AVs2のフレームFr1のデータは、転送期間t3から始まる読み出し期間RtにディスクDISC2から読み出され、バッファBF12に供給される。
【0469】
従って、第1キャッシュ146から読み出される素材AVs1のデータのフレームと、第2キャッシュ147から読み出される素材AVs2のデータのフレームとを一致させるために、本例では、バッファBF1〜8に記憶したフレームデータを読み出すタイミングを、バッファBF11〜BF18に記憶したフレームデータを読み出すタイミングに合わせるようにしている。この制御は、図12に示した制御部171が行う。また、ディスクDISC1〜DISC8への記録は、素材AVs2のデータの読み出しの開始時点の次の時点(図31及び32においては、転送期間t4からとなる)から開始するものとする。
【0470】
尚、上述の例においては、M=2の場合について説明したが、キャッシュをもう1つ増やせば、M=3でも同じ用に独立して再生を行うことができる。
【0471】
また、上述の例においては、再生機21からの再生素材としてのデータをディスクDISC1〜DISC8に記録する場合について説明したが、この逆、つまり、ディスクDISC1〜DISC8に記録されている素材データを図1に示した記録機24に供給して記録するようにしても良い。この場合は、再生機21からの再生素材としてのデータをディスクDISC1〜DISC8に供給して記録した場合とデータの転送方向が逆になるだけで、タイミングは同じとなる。
【0472】
また、上述の例においては、図1に示した再生機21からの再生素材、或いは外部入力素材をディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録する場合について説明したが、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から任意のM箇所を再生し、これ以外に、更に他の素材を再生し、その再生素材を図1に示した記録機24に供給し、この記録機24にセットされているビデオ・テープ・カセットに記録するようにしても良い。
【0473】
タイミングは、図31及び図32に示した書き込み期間Wtを読み出し期間Rtに置き換えれば良い。図31及び図32に示した書き込み期間WtをRtに置き換えた場合、図31及び図32に示した第3キャッシュ148及びバッファBF21〜BF28間に示す矢印の方向が逆になり、また、ディスクDISC1〜DISC8から読み出された素材が、バッファBF21〜BF28に供給されて記憶されることになる。このようにした場合は、ディスクDISC1〜DISC8の任意のM箇所を再生している最中に、他の任意の箇所を再生し、その再生素材を例えば図1に示した記録機24に供給し、この記録機24にセットされているビデオ・テープ・カセットに記録することができる。従って、ディスクDISC1〜DISC8の任意の箇所を再生している最中に、必要な部分を記録機24にセットされているビデオ・テープ・カセットに記録、或いは待避用として記録することができる。つまり、1つの作業を行いながら、別の作業を行うことができ、システム或いは装置の構成を最も簡単にし、且つ、記録再生作業を高速化することができる。
【0474】
この例においては、転送期間nにおいて、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の任意の2箇所から読みだした再生素材をバッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18に記憶すると共に、図1に示した再生機21からの1倍速再生素材或いは外部入力素材を第3キャッシュ148からバッファBF21〜BF28に記憶し、転送期間n+1において、バッファBF21〜BF28に記憶した素材をディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録し、転送期間n+2において、バッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18から読みだした素材を第1及び第2キャッシュ146及び147に夫々記憶し、これら第1、及び第2キャッシュ146及び147に記憶した素材を読み出し、読み出した素材を出力するようにしたので、例えば繰り返し再生を行っている最中に、その再生を中断しなくとも、他の素材をディスクDISC1〜DISC8に記録することができる。勿論、複数のディスクDISC1〜DISC8を有しているので、システム或いは装置の構成を最も簡単にすることができる。
【0475】
V.ディスク上の任意の1箇所を2倍速再生、且つ、高速記録再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上に記録する場合の動作説明(図33、図34及び図35参照)
【0476】
次に、図17に示したディスクDISC1、DIS2、・・・・DISC8上に素材毎に記録してある音声、映像及びサブコードデータを任意に2倍速再生し、且つ、図1に示した再生機21からの2倍速の音声、映像及びサブコードデータをディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC3に記録する場合の動作について説明する。
【0477】
図33から説明する。図33は、素材AVs1の音声、映像及びサブコードデータ(図中、ドットで示す領域)をディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の順に記録し、素材AVs2の音声、映像及びサブコードデータ(図中、斜線で示す領域)をディスクDISC2、DISC3、・・・・DISC4の順に記録し、・・・・素材AVsnの音声、映像及びサブコードデータ(図中、素材AVs2の斜線と逆の斜線で示す領域)を記録している場合を示す。
【0478】
そして、以上のような記録状態のディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に、図1に示した再生機21からの2倍速再生素材を、元々ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の素材AVs1の音声、映像及びサブコードデータの記録されているエリア(図中、ドットで示す領域)に記録し、同時に、素材AVsn−1(図中素材AVs2と逆の斜線で示す領域)の音声、映像及びサブコードデータを2倍速で再生する場合を示す。
【0479】
つまり、図33においては、図1に示した再生機21からの2倍速再生素材データを、ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録すると共に、ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録されている素材AVsn−1のデータを2倍速で再生している状態を示している。
【0480】
次に、図34及び図35を参照してディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8から、素材AVsn−1を2倍速再生すると同時に、図1に示した再生機21からの2倍速再生データをディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の素材AVs1が記録されているエリアに記録する場合について説明する。
【0481】
これら図34及び図35に示す各符号は、図18及び図19、図25及び図26、図28及び29、図31及び図32に夫々示した符号と同様なので、その説明を省略する。
【0482】
先ず、最初の転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF1に、再生機21からの再生素材としてフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが転送される。同時に、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS12がオンになり、これによって、第2キャッシュ147からバッファBF12に再生機21からの再生素材としてのフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが転送される。
【0483】
一方、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS27及びスイッチS28がオンになる。これによって、バッファBF27から第3キャッシュ148に、素材AVsn−1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータを、また、バッファBF28から第3キャッシュ148に、素材AVsn−1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータを転送できる状態になる。
【0484】
しかしながら、最初の転送期間t0においては、まだディスクDISC8からバッファBF27及びBF28に夫々素材AVsn−1のフレームのデータが供給されていないので、最初サイクルの転送期間t0においては、第3キャッシュ148には素材AVsn−1のフレームのデータが供給されない。
【0485】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0486】
しかしながら、この書き込み期間Wtにおいては、第1キャッシュ146からバッファBF7に、再生機21からの再生素材のデータが供給されておらず、また、第2キャッシュ147からバッファBF18に、再生機21からの再生素材のデータが供給されていないので、ディスクDISC7及びDISC8に対する、再生機21からの再生素材のデータの記録は行われない。
【0487】
転送期間t1においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS3がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF3に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが転送され、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF14に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが転送される。
【0488】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
【0489】
つまり、この書き込み期間Wtにおいては、バッファBF1に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr1、Fr2及びFr3のデータがディスクDISC1に供給されて記録され、バッファBF12に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr4、Fr5及びFr6のデータはディスクDISC2に供給されて記録される。
【0490】
転送期間t2においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS5がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF5に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが転送され、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF16に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが転送される。
【0491】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
【0492】
つまり、この書き込み期間Wtにおいては、バッファBF3に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr7、Fr8及びFr9のデータがディスクDISC3に供給されて記録され、バッファBF14に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr10、Fr11及びFr12のデータがディスクDISC4に供給されて記録される。
【0493】
転送期間t3においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS7がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF7に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが転送され、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF18に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが転送される。
【0494】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF21及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF22及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
【0495】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1に記録されている素材AVsn−1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、ディスクDISC1から読み出されてバッファBF21に記憶され、ディスクDISC2に記録されている素材AVsn−1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、ディスクDISC2から読み出されてバッファBF22に記憶される。
【0496】
また、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
【0497】
つまり、この書き込み期間Wtにおいては、バッファBF5に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr13、Fr14及びFr15のデータがディスクDISC5に供給されて記録され、バッファBF16に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr16、Fr17及びFr18のデータがディスクDISC6に供給されて記録される。
【0498】
転送期間t4においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF1に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr25、Fr26及びFr27のデータが転送され、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF12に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr28、Fr29及びFr30のデータが転送される。
【0499】
このとき、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF23及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF24及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
【0500】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC3に記録されている素材AVsn−1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、ディスクDISC3から読み出されてバッファBF23に記憶され、ディスクDISC4に記録されている素材AVsn−1のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、ディスクDISC4から読み出されてバッファBF24に記憶される。
【0501】
また、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0502】
つまり、この書き込み期間Wtにおいては、バッファBF7に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr19、Fr20及びFr21のデータがディスクDISC7に供給されて記録され、バッファBF18に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr22、Fr23及びFr24のデータがディスクDISC8に供給されて記録される。
【0503】
転送期間t5においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF3に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr31、Fr32及びFr33のデータが転送され、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF14に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr34、Fr35及びFr36のデータが転送される。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS21及びS22がオンになり、これによって、前の転送期間t3において、ディスクDISC1からバッファBF21に転送されている素材AVsn−1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、第3キャッシュ148に供給され、続いて、前の転送期間t3において、ディスクDISC2からバッファBF22に転送されている素材AVsn−1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが、第3キャッシュ148に供給される。
【0504】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
【0505】
つまり、この書き込み期間Wtにおいては、バッファBF1に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr25、Fr26及びFr27のデータがディスクDISC1に供給されて記録され、バッファBF12に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr28、Fr29及びFr30のデータがディスクDISC2に供給されて記録される。
【0506】
また、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF25及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF26及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
【0507】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC5に記録されている素材AVsn−1のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、ディスクDISC5から読み出されてバッファBF25に記憶され、ディスクDISC6に記録されている素材AVsn−1のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、ディスクDISC6から読み出されてバッファBF26に記憶される。
【0508】
転送期間t6においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS5がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF5に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr37、Fr38及びFr39のデータが転送され、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF16に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr40、Fr41及びFr42のデータが転送される。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS23及びS24がオンになり、これによって、前の転送期間t4において、ディスクDISC3からバッファBF23に転送されている素材AVsn−1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、第3キャッシュ148に供給され、続いて、前の転送期間t4において、ディスクDISC4からバッファBF24に転送されている素材AVsn−1のフレームFr10、Fr11及びFr12のデータが、第3キャッシュ148に供給される。
【0509】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
【0510】
つまり、この書き込み期間Wtにおいては、バッファBF3に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr31、Fr32及びFr33のデータが、ディスクDISC3に供給されて記録され、バッファBF14に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr34、Fr35及びFr36のデータが、ディスクDISC4に供給されて記録される。
【0511】
また、読み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF27及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF28及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0512】
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC7に記録されている素材AVsn−1のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが、ディスクDISC7から読み出されてバッファBF27に記憶され、ディスクDISC8に記録されている素材AVsn−1のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが、ディスクDISC8から読み出されてバッファBF28に記憶される。
【0513】
転送期間t7においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS7がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF7に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr43、Fr44及びFr45のデータが転送され、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF18に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr46、Fr47及びFr48のデータが転送される。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS25及びS26がオンになり、これによって、前の転送期間t5において、ディスクDISC5からバッファBF25に転送されている素材AVsn−1のフレームFr13、Fr14及びFr15のデータが、第3キャッシュ148に供給され、続いて、前の転送期間t5において、ディスクDISC6からバッファBF26に転送されている素材AVsn−1のフレームFr16、Fr17及びFr18のデータが、第3キャッシュ148に供給される。
【0514】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
【0515】
つまり、この書き込み期間Wtにおいては、バッファBF5に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr37、Fr38及びFr39のデータが、ディスクDISC5に供給されて記録され、バッファBF16に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr40、Fr41及びFr42のデータが、ディスクDISC6に供給されて記録される。
【0516】
次の転送期間t0においては、図12に示した制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオンになり、これによって、第1キャッシュ146からバッファBF1に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr49、Fr50及びFr51のデータが転送され、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF12に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr52、Fr53及びFr54のデータが転送される。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS27及びS28がオンになり、これによって、前の転送期間t6において、ディスクDISC7からバッファBF27に転送されている素材AVsn−1のフレームFr19、Fr20及びFr21のデータが、第3キャッシュ148に供給され、続いて、前の転送期間t6において、ディスクDISC8からバッファBF28に転送されている素材AVsn−1のフレームFr22、Fr23及びFr24のデータが、第3キャッシュ148に供給される。
【0517】
このとき、書き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0518】
つまり、この書き込み期間Wtにおいては、バッファBF7に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr43、Fr44及びFr45のデータが、ディスクDISC7に供給されて記録され、バッファBF18に記憶されている、再生機21からの再生素材としてのフレームFr46、Fr47及びFr48のデータが、ディスクDISC8に供給されて記録される。
【0519】
そして、以下、同様にして、再生機21からの再生素材としてのフレームデータが第1及び第2キャッシュ146及び147を介してバッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18に供給され、これらバッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18からディスクDISC1〜DSIC8に記録され、また、ディスクDISC1〜DISC8から2倍速で読み出された素材AVsn−1のフレームデータが、バッファBF21〜BF28を介して第3キャッシュ148に供給され、この第3キャッシュ148を介して出力される。
【0520】
尚、上述の例においては、再生機21からの2倍速の再生素材としてのデータをディスクDISC1〜DISC8に記録し、ディスクDISC1〜DISC8に記録されている素材を2倍速で再生して出力する場合について説明したが、この逆、つまり、ディスクDISC1〜DISC8に記録されている素材データを2倍速で再生して図1に示した記録機24に供給して記録し、再生機21からの2倍速の再生素材としてのデータをディスクDISC1〜DISC8に供給して記録するようにしても良い。この場合は、再生機21からの再生素材としてのデータをディスクDISC1〜DISC8に供給して記録した場合、並びに、ディスクDISC1〜DISC8から再生したデータを出力する場合とデータの転送方向が逆になるだけで、タイミングは同じとなる。
【0521】
この例においては、転送期間tnにおいて、図1に示した再生機21からの2倍速再生素材を第1及び第2キャッシュから夫々バッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18に記憶し、転送期間tn+1において、バッファBF1〜BF8及びBF11〜BF18に記憶されている素材を読み出し、読みだした素材をディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43のディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に夫々記録し、転送期間tn+3において、ディスクDISC1〜DISC8から等価的に2倍速再生で素材を読み出し、読みだした素材をバッファBF21〜BF28に記憶し、転送期間tn+5において、バッファBF21〜BF28の素材を読み出し、読み出した素材を第3キャッシュ148に供給し、この第3キャッシュ148から読みだした素材をマルチプレクサ161、バッファ162、デマルチプレクサ163、出力回路164、165及び166を介して図1に示した記録機24に供給するようにしたので、図1に示した再生機21からの2倍速再生素材をディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8に等価的に2倍速記録でき、同時に、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の素材を等価的に2倍速再生し、この2倍速再生して得た素材を、図1に示した記録機24に供給し、2倍速記録を行うことができ、これによって、記録再生作業をより高速にすることができると共に、並行して3つの作業を行うことができるので、通常の記録再生作業で同じ作業を行った場合の作業時間の1/6に短縮することができる。
【0522】
以上のように、本例においては、再生機21及び記録機24を、夫々図2に示したような高速記録再生VTRで構成し、再生機21、記録機24、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43、入力部25、サブコード発生回路32、再生出力部36、41及び49、記録モニタ出力部44間にデータコントローラ20を配置して、これら間のデータ転送を、データコントローラ20で行うと共に、操作パネル33dの操作、コネクタ33a、33b、33cを介して供給される外部機器(例えば外部編集機やコントローラ等)からの制御データ等に基いて、入力端子33e、33fを介して供給される外部同期信号に同期して、システムコントローラ33でデータコントローラ20を制御して、再生機21で再生した通常の転送速度のn倍の転送速度のデータをディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISK1〜DISK8に供給して記録し、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43の各ディスクDISK1〜DISK8に記録されているデータを通常再生速度のn倍の再生速度で再生して通常のn倍の転送速度のデータを得、この通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを記録機24に供給し、この記録機24において、通常の記録速度のn倍の記録速度でデータを記録するようにしたので、記録再生作業時間を通常の1/nに短縮できる。
【0523】
また、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148に、スイッチS1〜S8、スイッチS11〜S18、スイッチS21〜S28を介して、夫々8個のバッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28を接続し、更にこれらのバッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28をスイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186を介して8個のディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43に接続し、制御部171によって、スイッチS1〜S8、スイッチS11〜S18、スイッチS21〜S28を切り換え制御して、第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148からバッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28へのデータ転送、並びに、バッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28から第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148へのデータ転送を行い、スイッチ172、174、176、178、180、182、184及び186を切り換え制御して、バッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28からディスクDISK1〜DISK8へのデータ転送、並びにディスクDISK1〜DISK8からバッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜BF28へのデータ転送を行うようにしたので、ディスクDISK1〜DISK8の任意のM箇所の同時再生、ディスクDISK1〜DISK8の任意のM箇所の同時再生と再生機21からの通常の転送速度のn倍の転送速度のデータ或いは外部からのデータの記録を、最も簡単な構成で行うことができる。
【0524】
また、再生機21からの再生データをディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43のディスクDISK1〜DISK8に一旦記録するようにしているので、ディスクDISK1〜DISK8の再生方法、再生速度を簡単に変えることができると共に、ディスクというメディアを用いているので、何度も再生を行ってもディスクを傷めることがない。
【0525】
また、記録再生装置或いはシステム内におけるデータ転送速度を、通常の転送速度のn倍の転送速度にすることができるので、再生機21及び記録機24をディジタルVTRで構成しても記録再生作業時間を短縮することができる。
【0526】
尚、上述の例においては、再生機21、記録機24を夫々図2に示した高速記録再生VTRで構成した場合について説明したが、再生機21を図2に示した高速記録再生VTRの再生系とし、記録機24を図2に示した高速記録再生VTRの記録系としても良い。また、再生機21及び記録機24を夫々図2に示した高速記録再生VTRで構成した場合は、再生機21を記録用に用い、記録機24を再生用に用いても良い。
【0527】
W.図1に示した記録再生装置を1つの筐体に収納して編集機として上位編集システムに組み込んだ場合の構成及びその動作説明(図36参照)
【0528】
図36は図1に示した記録再生装置を一体型の編集機とし、この一体型の編集機を編集システムに組み込んだ場合の構成例を示す構成図である。つまり、図1に示した記録再生装置を1つの筐体に組み込み、一体型の編集機としたものを編集システムの中枢部として編集システムに組み込んだ場合の構成図である。
【0529】
図において、180は図1に示した記録再生装置を1つの編集機として1つの筐体内に収納した高効率編集機であり、この高効率編集機180は記録入力Rin用の入力端子を2つ、Aロールとしての映像及び音声データP1の出力用の出力端子、Bロールとしての映像及び音声データP2の出力用の出力端子、Cロール、或いはオプションとしての映像及び音声データP3の出力用の出力端子、後述するエディタコントローラ184からの制御信号の内、記録制御信号を受け付けるための記録制御信号入力端子としてのコネクタ33a、エディタコントローラ184からの制御信号の内、再生制御信号を受け付けるための再生制御信号入力端子としてのコネクタ33b、エディタコントローラ184からの制御信号の内、ハードディスク制御信号を受け付けるためのハードディスク制御信号入力端子としてのコネクタ33cを有する。尚、内部の構成については図1と同様なので、詳細説明は省略する。
【0530】
182は音声ミクサであり、高効率編集機180からの音声データAu1、Au2及びAu3に対して音声信号処理、例えばレベル調整、イコライジング、エフェクト処理、混合を行う。この信号処理はエディタコントローラ184からの制御信号によって自動的に行われるが、オペレータによって手動で行うようにしても良い。この音声ミクサ182の混合出力Amixは高効率編集機180に供給される。
【0531】
183はDMEスイッチャであり、このDMEスイッチャ183は高効率編集機180からの映像データVi1、Vi2及びVi3に対して各種特殊効果処理、例えばディゾルブ、ワイプ、ミックス処理等を施し、その出力Vmixを高効率編集機180に供給する。
【0532】
エディタコントローラ184は例えばリモートコントローラであり、3つのエディタコントロールケーブルEc1、Ec2及びEc3で高効率編集機180と接続すると共に、エディタコントロールケーブルEc4でDMEスイッチャ183と接続し、エディタコントロールケーブルEc5で音声ミクサ182を接続する。勿論、この接続は赤外線によるコードレス接続でも良い。このエディタコントローラ184はケーブルEc1を介して記録制御信号を高効率編集機180に供給する。図1に対応させて説明すると、このエディタコントローラ184の記録制御信号の出力端子と、図1に示したシステムコントローラ33のコネクタ33aをケーブルEc1で接続することによって、エディタコントローラ184からの記録制御信号をシステムコントローラ33に供給し、システムコントローラ33によって記録機24を制御することができる。
【0533】
また、エディタコントローラ184はケーブルEc2を介して再生制御信号を高効率編集機180に供給する。図1に対応させて説明すると、このエディタコントローラ184の再生制御信号の出力端子と、図1に示したシステムコントローラ33のコネクタ33bをケーブルEc2で接続することによって、エディタコントローラ184からの再生制御信号をシステムコントローラ33に供給し、システムコントローラ33によって再生機21を制御することができる。
【0534】
また、エディタコントローラ184はケーブルEc3を介してハードディスク制御信号を高効率編集機180に供給する。図1に対応させて説明すると、このエディタコントローラ184のハードディスク制御信号の出力端子と、図1に示したシステムコントローラ33のコネクタ33cをケーブルEc3で接続することによって、エディタコントローラ184からのハードディスク制御信号をシステムコントローラ33によってディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43を制御することができる。
【0535】
また、エディタコントローラ184はケーブルEc4を介してDMEスイッチャ183に制御信号を供給し、DMEスイッチャ183を制御することができる。この制御は、例えばDMEスイッチャ183における特殊効果処理のパラメータの指定やタイミングの制御等である。
【0536】
また、エディタコントローラ184はケーブルEc5を介して音声ミクサ182に制御信号を供給し、音声ミクサ182を制御することができる。この制御は、例えば音声ミクサ182における音声信号処理のパラメータの指定やタイミングの制御等である。
【0537】
次に、図36に示した編集システムの動作について説明する。エディタコントローラ184からの記録制御信号がケーブルEc1を介して高効率編集機180に供給されると、図1に示したシステムコントローラ33が記録機24に制御信号を供給する。システムコントローラ33から記録機24に対して制御信号が供給されると、記録機24はデータコントローラ20から供給される映像及び音声データをセットされているビデオ・テープ・カセットに記録、或いは、セットされているビデオ・テープ・カセットに記録されている映像及び音声データを再生し、再生して映像及び音声データをデータコントローラ20に供給する。
【0538】
一方、エディタコントローラ184からの再生制御信号がケーブルEc2を介して高効率編集機180に供給されると、図1に示したシステムコントローラ33が再生機21に対して制御信号を供給する。システムコントローラ33から再生機21に対して制御信号が供給されると、再生機21はセットされているビデオ・テープ・カセットに記録されている映像及び音声データを再生し、再生した映像及び音声データをデータコントローラ20に供給する。
【0539】
エディタコントローラ184からのハードディスク制御信号がケーブルEc3を介して高効率編集機180に供給されると、図1に示したシステムコントローラ33が制御すべきディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または43に対して制御信号を供給する。システムコントローラ33からディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または43に対して制御信号が供給されると、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または43は上述したディスク22a、23a、30a、31a、34a、35a、42aまたは43aエリアAr1、Ar2またはAr3に記録されている映像及び音声データを再生し、再生した映像及び音声データをデータコントローラ20に供給する。
【0540】
エディタコントローラ184からの制御信号がケーブルEc4を介してDMEスイッチャ183に供給されると、DMEスイッチャ183は高効率編集機180から供給されるA及びBロールとしての映像データVi1及びVi2やCロール或いはオプションとしての映像データVi3に対して特殊効果処理を施し、特殊効果処理を施した映像データVmixを高効率編集機180に供給する。
【0541】
一方、エディタコントローラ184からの制御信号がケーブルEc5を介してDMEスイッチャ183に供給されると、DMEスイッチャ183は高効率編集機180から供給されるA及びBロールとしての音声データAu1及びAu2やCロール或いはオプションとしての音声データAu3に対して音声信号処理を施し、音声信号処理を施した音声データAmixを高効率編集機180に供給する。
【0542】
高効率編集機180に供給された映像データVmixは、図1に示した入力部25の入力端子26または27を介して入力部25に供給され、高効率編集機180に供給された音声データAmixは、図1に示した入力部25の入力端子28または29を介して入力部25に供給される。既に説明したように、DMEスイッチャ183の出力がディジタルの場合は入力端子26及び28が用いられ、DMEスイッチャ183の出力はアナログの場合は入力端子27及び29が用いられる。
【0543】
入力部25に供給された映像データVmix及び音声データAmixは記録入力Rinとして入力部25において混合され、サブコード発生回路32からのサブコードが付加された後にデータコントローラ20に供給される。そして上述したようにデータコントローラ20によってディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42または43のディスク22a、23a、30a、31a、34a、35a、42aまたは43aのエリアAr1、Ar2或いはAr3に記録される。
【0544】
このように、本例においては、図1に示した記録再生装置を一体型の編集機として構成し、編集システム内に組み込んで用いるようにしたので、システムの構成が簡単になると共に接続を簡単にし、更に、今まで使用してきた機器との互換が図れ、しかも図1に示した編集システムと同様の効果、例えばA/Bロール編集の効率の向上、記録媒体の残り容量を意識することのない編集を実現することができる。
【0545】
X.図1に示した記録再生装置を複数用いた場合のシステムの構成及びその動作の説明(図37参照)
【0546】
図37は、図1に示した記録再生装置を複数台用意し、用意した複数台の記録再生装置をコントローラ190で制御するように構成することにより、いわゆるカートマシンを構築した場合の構成例を示す構成図である。
【0547】
この図37に示すように、この例では、図1に示した記録再生装置193−1、193−2、・・・・193−nの各外部同期信号入力端子33e(図1参照)と、コントローラ190の外部同期信号出力端を夫々接続し、記録再生装置193−1、193−2、・・・・193−nの各制御信号入力端子33f(図1参照)と、コントローラ190の制御信号出力端を夫々接続して、いわゆるカーとマシンを構築している。
【0548】
コントローラ190は、入力端子191を介して供給される局内同期信号等の外部同期信号に基いて、各記録再生装置191−1、191−2、・・・・191−nを同期させ、入力端子191を介して供給される局内同期信号等の外部同期信号に基いて制御信号を生成し、この制御信号を、各記録再生装置191−1、191−2、・・・・191−nに供給し、これら各記録再生装置191−1、191−2、・・・・191−nを制御する。
【0549】
コントローラ190の制御によって、各記録再生装置191−1、191−2、・・・・191−nは、各再生出力部36、41、49及び各記録モニタ出力部44(図1参照)の各出力端子37、38、39及び40、各出力端子42、43、44及び45、各出力端子50、51、52及び53、各出力端子45、46、47及び48から再生出力P1、再生出力P2、再生出力P3及び記録入力Rinを夫々出力する。
【0550】
ところで、この図37に示すコントローラ190は、各記録再生装置191−1、191−2、・・・・191−nを制御するのみならず、例えば図示しない送出システムのホストコンピュータの制御に基いて、各記録再生装置191−1、191−2、・・・・191−nを制御することにより、ホストコンピュータが保持している送出リストに対応して素材を送出することができるものである。
【0551】
このように、本例においては、図1に示した記録再生装置191−1、191−2、・・・・191−nをコントローラ190で制御できるように接続して、いわゆるカセット・オートチェンジャーを構築するようにしたので、同時再生のチャンネルを多数有する最も小型のカセット・オートチェンジャーを簡単に実現することができる。
【0552】
【発明の効果】
上述せる本発明によれば、磁気テープに記録されているデータを、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生し、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生された再生データを、キャッシュメモリを介して複数のディスクに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の記録速度で記録し、複数のディスクに記録されているデータを、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生し、複数のディスクの記録データを再生して得られた通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度のデータを、キャッシュメモリを介して磁気テープに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の記録速度で記録するようにしたので、キャッシュメモリを介して複数のディスクに供給するので、磁気テープに記録されているデータが通常の再生速度以外で再生されたデータであっても良好に記録することができ、また、複数のディスクに記録されているデータを通常の速度以外で再生して記録部に供給し、記録部において通常の記録速度以外の記録速度で記録することができ、これによって、記録再生作業を簡単にすると共に、記録再生作業に要する時間を大幅に(n倍あれば1/nに)短縮できると共に、例えば再生部が1台であっても、同時再生を行うことができ、更に、複数のディスクを用いるようにしたので、磁気テープで心配される媒体の摩耗やアクセスの遅さ等の心配がなく、また、再生部にディジタルVTR等のようなデータ転送量の多いものを使用した場合でも記録再生作業に要する時間を短縮でき、しかも、装置或いはシステムを構築した場合の構成を簡単にでき、これによってコストを大幅に下げることができるという効果がある。
【0553】
また上述せる本発明によれば、少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度でデータを出力する再生部、少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを記録する記録部及びk個のディスク記録再生部間に配置したデータコントロール部、再生部、記録部及びk個のディスク記録再生部を制御部で制御することによって、再生部から記録部、再生部から複数のディスク記録再生部、複数のディスク記録再生部から記録部へのデータ転送、並びに外部への出力、或いは外部からの入力を、キャッシュとして機能する記憶部を経由して行うようにしたので、、データコントロール部における入出力をキャッシュとして機能する記憶部を経由して行うことによって、通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを、記憶部を介してk個のディスク記録再生部に供給するので、磁気テープに記録されているデータが通常の再生速度のn倍の再生速度で再生されたデータであっても良好に記録することができ、また、k個のディスク記録再生部の各ディスクに夫々記録されているデータを通常の速度のn倍の再生速度で再生して記録部に供給し、記録部において通常の記録速度のn倍の記録速度で記録することができ、これによって、記録再生作業を簡単にすると共に、記録再生作業に要する時間を大幅に(n倍あれば1/nに)短縮できると共に、例えば再生部が1台であっても、同時再生を行うことができ、更に、複数のディスクを用いるようにしたので、磁気テープで心配される媒体の摩耗やアクセスの遅さ等の心配がなく、また、再生部にディジタルVTR等のようなデータ転送量の多いものを使用した場合でも記録再生作業に要する時間を短縮でき、しかも、装置或いはシステムを構築した場合の構成を簡単にでき、これによってコストを大幅に下げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明記録再生方法及びその装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1に示した編集システムで使用する再生機21及び記録機24を高速記録再生VTRで構成した場合の例を示す構成図である。
【図3】本発明記録再生方法及びその装置の一実施例の説明に供する映像及び音声データの記録、再生時のフォーマットを説明するための説明図である。
【図4】図2に示した高速記録再生VTRの記録/再生ヘッドに関する説明図である。
【図5】図2に示した高速記録再生VTRの説明に供する通常の4倍の転送速度での記録動作を説明するための説明図である。
【図6】図2に示した高速記録再生VTRの説明に供する通常の4倍の転送速度での再生動作を説明するための説明図である。
【図7】図1に示した記録再生装置で使用する入力部25の構成例を示す構成図である。
【図8】図1に示した記録再生装置で使用する再生出力部36、31、39及び記録モニタ出力部44の構成例を示す構成図である。
【図9】図1に示した記録再生装置で使用するデータコントローラ20の構成例を示す構成図である。
【図10】図9に示したデータコントローラ20の再生系123の構成例を示す構成図である。
【図11】図9に示したデータコントローラ20の記録系128の構成例を示す構成図である。
【図12】図9に示したデータコントローラ20のディスクアレイコントローラ138の構成例を示す構成図である。
【図13】図9に示したデータコントローラ20における3倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図14】図9に示したデータコントローラ20における3倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図15】図9に示したデータコントローラ20における2倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図16】図9に示したデータコントローラ20における1倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図17】図9に示したデータコントローラ20による、ディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43のディスクDISC1〜DISC8への記録動作を説明するための説明図である。
【図18】図9に示したディスクアレイコントローラと図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43との間のデータ転送タイミングを示す説明図である。
【図19】図9に示したディスクアレイコントローラと図1に示したディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43との間のデータ転送タイミングを示す説明図である。
【図20】3倍速再生時のキャッシュから記録機24へのデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図21】2倍速再生時のキャッシュから記録機24へのデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図22】1倍速再生時のキャッシュから記録機24へのデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図23】3倍速再生時のキャッシュから記録機24へのデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図24】3倍速再生時のキャッシュから記録機24へのデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図25】図9に示したディスクアレイコントローラ138による、図1のディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43からのデータの読み出しタイミングを説明するための説明図である。
【図26】図9に示したディスクアレイコントローラ138による、図1のディスクドライブ22、23、30、31、34、35、42及び43からのデータの読み出しタイミングを説明するための説明図である。
【図27】ディスク上の任意のM箇所を再生する場合の動作説明に供するディスクイメージを示す説明図である。
【図28】ディスク上の任意のM箇所を再生する場合のデータ転送動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図29】ディスク上の任意のM箇所を再生する場合のデータ転送動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図30】ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上に記録する場合の動作説明に供するディスクイメージを示す説明図である。
【図31】ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上に記録する場合のデータ転送動作の説明に供するタイミングチャートである。
【図32】ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上に記録する場合のデータ転送動作の説明に供するタイミングチャートである。
【図33】ディスク上の任意の1箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上に記録する場合の動作説明に供するディスクイメージを示す説明図である。
【図34】ディスク上の任意の1箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上に記録する場合のデータ転送動作の説明に供するタイミングチャートである。
【図35】ディスク上の任意の1箇所を再生、且つ、高速記録再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上に記録する場合のデータ転送動作の説明に供するタイミングチャートである。
【図36】図1に示した記録再生装置を1つの筐体に収納して編集機として上位編集システムに組み込んだ場合の構成を示す構成図である。
【図37】図1に示した記録再生装置を複数用いた場合のシステムの構成を示す構成図である。
【図38】本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明に供する、N倍速コピー及びNチャンネル同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図39】本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明に供する、異なる素材の同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図40】本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明に供する、同一素材の同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図41】本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明に供する、Nチャンネル同時記録再生の概要説明に供する説明図である。
【図42】本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明に供する、異なる素材の同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図43】本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明に供する、素材の2倍速記録再生と同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図44】本発明記録再生方法及びその装置を適用した記録再生装置の概要説明に供する、異なる素材の記録再生と同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図45】従来の記録再生装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
20 データコントローラ
21 再生機
22、23、30、31、34、35、42、43 ディスクドライブ
24 記録機
25 入力部
33 システムコントローラ
36、41、49 再生出力部
44 記録モニタ出力部
138 ディスクアレイコントローラ
143、161 マルチプレクサ
144、162 バッファ
145、163 デマルチプレクサ
146 第1キャッシュ
147 第2キャッシュ
148 第3キャッシュ
S1〜S28、172、174、176、178、180、182、184、186 スイッチ
BF1〜BF28 バッファ
171 制御部
180 高効率編集機
182 音声ミクサ
183 DMEスイッチャ
184 エディタコントローラ
190−1、190−2、・・・・190−n 記録再生装置
190 コントローラ[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a recording and reproducing method and an apparatus suitable for application to, for example, an editing system.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, a broadcasting station has performed an operation of recording a material to be broadcast on a video tape cassette. For example, a task of recording a plurality of commercial (CM) materials on a single video tape cassette and creating a so-called CM-unified tape, editing a material used in one program on a video tape cassette, and recording the broadcast (for transmission) The recording / reproducing work of ()) corresponds to this.
[0003]
Usually, a video tape cassette in which the original material is recorded is referred to as a material tape or the like. The video tape cassette as the material tape is reproduced by a VTR, various signal processing is performed on the reproduced signal, and the material signal obtained by performing the signal processing is recorded on a video tape cassette used for broadcasting to be used for broadcasting. Create a videotape cassette.
[0004]
FIG. 45 is a block diagram showing an example of a conventional recording / reproducing apparatus. Hereinafter, the conventional recording / reproducing apparatus will be described with reference to FIG.
[0005]
In FIG. 45, 1 is a video tape cassette as a material tape, and 13 is a video tape cassette for broadcasting. A
[0006]
That is, in the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 45, the
[0007]
In the reproducing
[0008]
Regardless of whether the
[0009]
Then, in the
[0010]
Similarly to the
[0011]
Note that the applicant first displays the first and second points of the predetermined unit of image data on the display means, and converts the image data of the first and second points of the predetermined unit displayed on the display means. The editing means is improved by displaying the time code data of the image data of the first or second point specified by the specifying means, the state of the related device, and the identification number by the control means. The editing files EDL1 to EDLn are deleted by deleting, copying, moving, and exchanging image data in editing units displayed on the screen using a pointing device or a keyboard. Can be changed, so that multiple VTRs can be played back and checked again, or the storage address etc. can be confirmed using a keyboard or the like. In addition, an editing apparatus has been proposed in which an editing operation can be performed without performing any troublesome operation such as inputting the input data, thereby improving the efficiency of the editing operation (Japanese Patent Application No. Hei 5 (1994) -197686). -87413).
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
As is clear from the above, when re-recording or rehearsal (recording practice, etc.) is performed with a conventional recording / reproducing apparatus, an operation for setting the head position of a material using a magnetic tape, and the VTR is used by the operation A waiting time for the process of setting the starting position of the material is required. Such an operation and a waiting time are necessary because the device that performs reproduction and recording is a VTR. Therefore, it is very difficult for a recording / reproducing apparatus using a VTR to improve the recording / reproducing work efficiency, and a recording / reproducing apparatus capable of improving the recording / reproducing work efficiency has been desired.
[0013]
Since the medium used in the VTR is a magnetic tape, when transferring the reproduced data reproduced from the magnetic tape, the transfer speed is naturally 60 fields / sec in the NTSC system and 50 fields / sec in the PAL system. Thus, it has been impossible to improve the data transfer speed in the recording / reproducing apparatus. Therefore, when performing recording / reproducing work for the purpose of editing using the recording / reproducing apparatus as shown in FIG. 45, the operator has no choice but to wait without doing anything during the data transfer.
[0014]
Further, in the recording / reproducing apparatus as shown in FIG. 45, since the VTR is used, the same part of the magnetic tape is accessed many times, and as a result, there is a high possibility that the important material tape is damaged. .
[0015]
Further, since a digital VTR has a much larger amount of information per unit time than an analog VTR, it is difficult for a recording / reproducing apparatus using a digital VTR to particularly improve the efficiency of recording / reproducing work. Improvement was desired.
[0016]
During the recording / reproducing work, it is necessary to always pay attention to the recordable time of the video tape cassette set in the
[0017]
In the recording / reproducing apparatus as shown in FIG. 45, the reproducing VTR and the recording VTR are uniquely determined. That is, the reproducing
[0018]
In other words, in the recording / reproducing device as shown in FIG. 45, once the devices are connected, the input / output paths of the video and audio data to be used are uniquely determined, and the input / output in the device or the use of the devices There was a disadvantage that the method could not be easily changed.
[0019]
Further, when the recording / reproducing apparatus as shown in FIG. 45 is modified to compensate for the various disadvantages described above, it is difficult to achieve compatibility with existing equipment.
[0020]
The present invention has been made in consideration of the above points, and the recording and reproducing operation can be performed easily and at high speed by greatly shortening the waiting time of the recording and reproducing operation, and the recording medium can be prevented from being damaged. There is no need to worry about the recordable time of the medium, and editing can be performed satisfactorily even with a digital VTR. Various input and output paths for video and audio data in the system can be easily changed to perform various editing. It is an object of the present invention to propose a recording / reproducing method and a recording / reproducing method which can perform the recording / reproducing with compatibility with existing equipment.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, data recorded on a magnetic tape is reproduced at a normal reproduction speed or a reproduction speed other than the normal reproduction speed, and reproduced at a normal reproduction speed or a reproduction speed other than the normal reproduction speed. Playback data is supplied to a plurality of disks via a cache memory and recorded at a normal recording speed or at a recording speed other than the normal recording speed, and data recorded on the plurality of disks is read at a normal reproduction speed, Alternatively, the data is reproduced at a reproduction speed other than the normal reproduction speed, and the normal reproduction speed obtained by reproducing the recording data of a plurality of disks, or data at a reproduction speed other than the normal reproduction speed is magnetically transferred via the cache memory. This is a method of supplying the data to a tape and recording at a normal recording speed or a recording speed other than the normal recording speed.
[0022]
The present invention provides a reproducing unit capable of outputting data at a transfer rate of at least n times a normal transfer rate, k disk recording / reproducing units, and data having a transfer rate of at least n times the normal transfer rate. A recording unit capable of recording, a reproducing unit, a recording unit, and a plurality of disk recording / reproducing units, wherein the reproducing unit is a recording unit, the reproducing unit is a plurality of disk recording / reproducing units, and the plurality of disk recording / reproducing units is a recording unit. A data control unit that performs data transfer to and output to the outside or input from the outside via a storage unit that functions as a cache, a playback unit, a recording unit, a plurality of disk recording and playback units, and a data control unit And a control unit for controlling the
[0023]
[Action]
According to the present invention described above, data recorded on a magnetic tape is reproduced at a normal reproduction speed or at a reproduction speed other than the normal reproduction speed, and is reproduced at a normal reproduction speed or a reproduction speed other than the normal reproduction speed. The reproduced data reproduced in the above is supplied to a plurality of disks via a cache memory and recorded at a normal recording speed or a recording speed other than the normal recording speed, and the data recorded on the plurality of disks is usually The data is reproduced at a reproduction speed other than the normal reproduction speed or at a reproduction speed other than the normal reproduction speed. To record the data at a normal recording speed or at a recording speed other than the normal recording speed. As a result, since the data is supplied to a plurality of disks via the cache memory, even if the data recorded on the magnetic tape is data reproduced at a speed other than the normal reproduction speed, it can be recorded well. The data recorded on the disc can be reproduced at a speed other than the normal speed, supplied to the recording unit, and recorded at the recording unit at a recording speed other than the normal recording speed.
[0024]
According to the present invention described above, a reproducing unit, k disk recording / reproducing units, a recording unit, a reproducing unit that outputs data at a transfer speed at least n times a normal transfer speed, and at least a normal transfer speed The control unit controls a data control unit, a reproducing unit, and a recording and k disk recording / reproducing unit disposed between a recording unit that records data having a transfer speed n times as large as that of the k disk recording / reproducing units. A storage unit that functions as a cache for data transfer from the playback unit to the recording unit, data transfer from the playback unit to a plurality of disk recording and playback units, data transfer from the plurality of disk recording and playback units to the recording unit, and external output or external input Do via Thus, by performing input / output in the data control unit via the storage unit functioning as a cache, data of a transfer speed n times the normal transfer speed can be transferred to the k disk recording / reproducing units via the storage unit. Therefore, even if the data recorded on the magnetic tape is data reproduced at n times the normal reproduction speed, the data can be recorded favorably. The data recorded on each of the disks can be reproduced at a reproduction speed n times the normal speed and supplied to the recording unit, and the recording unit can record the data at a recording speed n times the normal recording speed.
[0025]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of the recording / reproducing method and apparatus of the present invention will be described in detail with reference to FIG. The recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1 is an example to which the recording / reproducing method and the apparatus of the present invention are applied.
[0026]
In the description of an embodiment of the recording / reproducing method and apparatus of the present invention, the following item descriptions are described at the head of each item, and each item is described in the following order.
[0027]
A. General description of a recording / reproducing method to which the present invention is applied
A1. Outline explanation of N-speed copy and outline explanation of N-channel simultaneous reproduction (see FIG. 38)
A2. Outline explanation of simultaneous playback of different materials (see FIG. 39)
A3. Outline explanation of simultaneous playback of the same material (see FIG. 40)
A4. Outline explanation of N-channel simultaneous recording and reproduction (see FIG. 41)
A5. Outline explanation of simultaneous playback of different materials (see FIG. 42)
A6. Outline explanation of double speed recording / playback and simultaneous playback of material (see FIG. 43)
A7. Outline explanation of recording / playback and simultaneous playback of different materials (see FIG. 44)
B. Description of configuration and operation of recording / reproducing apparatus of one embodiment (see FIG. 1)
C. Description of the configuration example (high-speed recording / reproduction VTR) of the reproducing
D. Explanation of operation in tape format and recording (see FIG. 3)
E. FIG. Description of the recording / reproducing head shown in FIG. 2 (see FIG. 4)
F. Description of recording operation at four times the normal transfer speed (see FIG. 5)
G. FIG. Description of playback operation at four times the normal transfer speed (see FIG. 6)
H. Description of internal configuration example and operation of
I. The internal configuration and operation of the
J. Description of the internal configuration and operation of the
K. Description of the internal configuration and operation of the
L. Description of the internal configuration and operation of the
M. Description of the internal configuration and operation of the
N. Description of frame data transfer operation to cache at triple speed playback (see FIGS. 13, 14, 15, and 16)
O. Description of the operation of the
P. Data transfer timing between the
R. Description of data transfer operation from cache to
S. Timing of reading data from the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 of FIG. 1 by the
T. Description of operation when reproducing arbitrary M locations on a disc (see FIGS. 27, 28 and 29)
U. Description of the operation when reproducing an arbitrary M portion on the disk and recording a 1 × speed reproduction signal from the high-speed recording / reproducing VTR on the disk (see FIGS. 30, 31 and 32)
V. Description of the operation when reproducing an arbitrary portion on the disk and recording a double-speed reproduction signal from a high-speed recording / reproducing VTR on the disk (see FIGS. 33, 34 and 35)
W. Configuration when the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1 is housed in one housing and incorporated in a higher-level editing system as an editing machine and description of its operation (see FIG. 36)
X. Description of the system configuration and operation when a plurality of recording / reproducing devices shown in FIG. 1 are used (see FIG. 37)
[0028]
A. General description of a recording / reproducing method to which the present invention is applied
[0029]
A1. Outline explanation of N-times copying and outline explanation of simultaneous reproduction of N channels (see FIG. 36)
[0030]
FIG. 38 is a configuration diagram for explaining an outline of a recording / reproducing apparatus for performing simultaneous reproduction. In FIG. 38, reference numeral 190 denotes a recording / reproducing apparatus, 191 is a VTR, and 192 is a disk device. Here, the
[0031]
In this example, the
[0032]
That is, by reproducing the recording tracks formed on the magnetic tape of the video tape cassette set in the
[0033]
In this example, data recorded on the recording medium of the
[0034]
A2. Outline explanation of simultaneous playback of different materials (see FIG. 39)
[0035]
FIG. 39 is an explanatory diagram for explaining simultaneous playback of different materials. In the figure, the area indicated by dots indicates the material A recorded on the recording medium of the
[0036]
Simultaneous reproduction of different materials means, as shown in FIG. 39, that materials A, B and C are simultaneously reproduced from the recording medium of the
[0037]
A3. Outline explanation of simultaneous playback of the same material (see FIG. 40)
[0038]
FIG. 40 is an explanatory diagram for describing simultaneous playback of the same material. In the figure, the areas indicated by dots, diagonal lines, and meshes respectively indicate the materials A, B, and C recorded on the recording medium of the
[0039]
The same reproduction of the same material means, as shown in FIG. 40, simultaneously reproducing the same material for a plurality of channels from the recording medium of the disk device 192 (in this example, reproducing the material C for three channels).
[0040]
As described above, if the reproduction data is output from the
[0041]
A4. Outline explanation of N-channel simultaneous recording and reproduction (see FIG. 41)
[0042]
FIG. 41 is a configuration diagram for explaining an outline of a recording / reproducing device for performing simultaneous recording / reproducing. In FIG. 41,
[0043]
Here, video, audio, and subcode data as external inputs are supplied to the
[0044]
When an instruction to record the reproduction data of the
[0045]
Here, the
[0046]
In this example, the
[0047]
That is, by reproducing the recording tracks formed on the magnetic tape of the video tape cassette set in the
[0048]
That is, the recording / reproducing
[0049]
In this example, the data recorded on the recording medium of the
[0050]
A5. Outline explanation of simultaneous playback of different materials (see FIG. 42)
[0051]
FIG. 42 is an explanatory diagram for explaining an operation in the case of simultaneously recording a material and simultaneously reproducing a different material using the recording / reproducing apparatus shown in FIG. In the figure, the area indicated by a dot indicates the material A recorded on the recording medium of the
[0052]
As shown in FIG. 42, the simultaneous execution of the recording of the material and the simultaneous reproduction of the different material means that the material A and the material C are simultaneously reproduced from the recording medium of the
[0053]
A6. Outline explanation of double speed recording / playback and simultaneous playback of material (see FIG. 43)
[0054]
FIG. 43 is an explanatory diagram for explaining double speed recording / reproduction and simultaneous reproduction of a material. In the figure, the area indicated by dots is the material A recorded on the recording medium of the
[0055]
As shown in FIG. 43, the double-speed recording / reproduction and the simultaneous reproduction of the material are performed by recording the material A at a double speed on the recording medium of the
[0056]
A7. Outline explanation of recording / reproduction and simultaneous reproduction of different materials (see FIG. 44)
[0057]
FIG. 44 is an explanatory diagram for explaining recording / reproduction and simultaneous reproduction of different materials. In the figure, the area indicated by dots is an area for recording the reproduction material supplied from the
[0058]
Recording / reproduction and simultaneous reproduction of different materials include, as shown in FIG. 44, an operation of recording reproduction data from the
[0059]
As described above, if the reproduction data is output from the
[0060]
B. Description of configuration and operation of recording / reproducing apparatus of one embodiment (see FIG. 1)
[0061]
FIG. 1 is a block diagram showing a recording / reproducing apparatus to which the recording / reproducing method and the apparatus according to the present invention are applied.
[0062]
In FIG. 1,
[0063]
Here, it is assumed that the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 each include a disk drive body and a disk controller (not shown).
[0064]
[0065]
[0066]
Similarly to the
[0067]
[0068]
[0069]
[0070]
As can be seen from FIG. 1, the
[0071]
33a, 33b and 33c respectively provide continuity of connection between a conventionally used device and the recording / reproducing apparatus, and
[0072]
Here, an operation pattern of each unit when a mode is designated to the
[0073]
In this example, when a mode is specified to the
[0074]
In the case of the
[0075]
In the case of the
[0076]
In the case of
[0077]
In the case of
[0078]
In the case of
[0079]
In the case of
[0080]
In the case of
[0081]
In the case of
[0082]
The operation according to the above-described modes will be sequentially described below.
[0083]
That is, in the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1, the output terminal of the reproducing
[0084]
Here, the connection between the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 and the
[0085]
Next, the operation of the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1 will be described. When an instruction is given to the recording / reproducing apparatus via an
[0086]
The digital video data supplied from the outside via the
[0087]
The digital video and audio data supplied to the
[0088]
The reproduced video and audio data P1 from the
[0089]
The recording input Rin from the
[0090]
C. Description of the configuration example (high-speed recording / reproduction VTR) of the reproducing
[0091]
FIG. 2 is a configuration diagram showing a configuration example of the reproducing
[0092]
Specifically, the recording / reproducing head is set so that the read angle of the recording / reproducing head scans n tracks while the magnetic tape is not running. When a transfer speed that is n times the normal transfer speed is required, the number of recording / reproducing heads mounted on the rotating drum is xn (where x is the number of heads required at the normal transfer speed). The tape is formed on the recording medium when the magnetic tape is run at n times the normal traveling speed and the head is scanned with the head with the lead angle stopped. (Where m is the normal lead angle and the number of tracks over which one head crosses when the rotating drum is rotated once while the movement of the recording medium is stopped) Then, the rotating drum is rotated at a normal rotation speed.
[0093]
In FIG. 2,
[0094]
The video and
[0095]
Each of the data divided into data for each track by the
[0096]
The video and audio data whose time axes have been expanded by the time axis expansion circuits 56-1, 56-2,... 56-n are respectively ECC (error correction code) addition circuits 57-1, 57-2, ... 57-n are supplied respectively. The ECC adding circuits 57-1, 57-2,..., 57-n are provided with time-axis expanded images supplied from the time axis expanding circuits 56-1, 56-2,. And ECC to the audio data. The video and audio data to which the ECC has been added by the ECC adding circuits 57-1, 57-2,... 57-n are respectively converted into CHCOD (channel coding) circuits 58-1, 58-2,. −n, respectively, and are subjected to recording modulation processing (digital modulation processing).
[0097]
Each of the video and audio signals recorded and modulated by the channel coding circuits 58-1, 58-2,... 58-n are respectively recorded and amplified by the recording and amplifying circuits 59-1, 59-2,. Are supplied to the movable contacts 50c of the switches 60-1, 60-2,..., 60-n.
[0098]
One of the fixed
[0099]
The switches 60-1, 60-2,..., 60-n fix the
[0100]
Therefore, at the time of recording, the video and audio signals from the recording amplifier circuits 59-1, 59-2,..., 59-n are switched by the switches 60-1, 60-2,. The recording / reproducing heads 62-1, 62-2 are respectively connected to one or the other
[0101]
, 62-2n,..., 62-2n are opposed to each other on a rotating drum (not shown), and the respective recording / reproducing heads 62-1, 62-1,. 62-2, ..., 62-n, ..., 62-2n. Here, the number of the recording / reproducing heads 62-1, 62-2,..., 62-n,..., 62-2n allows the
[0102]
The recording data recorded on the
[0103]
Each of the reproduced signals from the recording / reproducing heads 62-1, 62-2,..., 62-n,. ,..., 60-n are sequentially supplied (reproduced order) to one or the other
[0104]
Therefore, the reproduced signals sequentially reproduced are the fixed
[0105]
The channel decoding circuits 67-1, 67-2,... 67-n output the video and audio signals (digitally modulated) from the data extraction circuits 66-1, 66-2,. ), Obtains original video and audio data, and supplies the demodulated video and audio data to error correction circuits 68-1, 68-2,..., 68-n.
[0106]
The error correction circuits 68-1, 68-2,... 68-n are added to the video and audio data supplied from the channel decoding circuits 67-1, 67-2,. Error correction processing is performed on video and audio data based on the ECC, and the video and audio data on which error correction processing has been performed are supplied to the time axis compression circuits 69-1, 69-2,... 69-n. I do. Here, when error correction is performed using the ECC added to the video and audio data, data that cannot be completely corrected is subjected to error correction processing, and data closest to the original data is restored.
[0107]
Each of the time axis compression circuits 69-1, 69-2,... 69-n has a dual port memory and a write / read circuit. The time axis compression circuits 69-1, 69-2,... 69-n store the video and audio data from the error correction circuits 68-1, 68-2,. At a normal speed, and read from the dual port memory at a speed n times the normal speed. The video and audio data read out from the time axis compression circuits 69-1, 69-2,... 69-n at n times the normal speed are sequentially (time axis compression circuits 69-1, 69-n). 2,... 69-n).
[0108]
The
[0109]
By the way, in the case of the
[0110]
That is, when the configuration shown in FIG. 2 is applied to the
[0111]
[0112]
As a result, the system clock / synchronous
[0113]
In the configuration shown in FIG. 2, the recording / reproducing heads 62-1, 62-2,..., 62-n,. By switching each time, each circuit system is halved.
[0114]
D. Explanation of operation in tape format and recording (see FIG. 3)
[0115]
FIG. 3 is an explanatory diagram for explaining a tape format and a data format at the time of recording.
[0116]
In FIG. 3, TP indicates a magnetic tape, Sc indicates a subcode sector, Vs indicates a video sector, As indicates an audio sector, and a indicates a head scanning direction. AB indicates an audio block, Ad indicates audio data, Op indicates an outer code (outer parity), and Ip indicates an inner code (inner parity). VB indicates a video block, and Vd indicates video data. ScB indicates a subcode block, and Scd indicates subcode data. RD indicates a data recording order, Ad indicates audio data, Vd indicates video data, and Scd indicates subcode data. The arrows attached to the audio block AB, the video block VB, and the subcode block ScB each indicate the reproduction order, and the arrows attached to the recording order RD indicate the recording order.
[0117]
For example, as shown in this example, when one frame is composed of ten tracks, one track is composed of an audio sector As, a video sector Vs, and a subcode sector Sc. Of course, the number of tracks constituting one frame is not limited. Therefore, a component or composite recording system or a digital VTR that performs further compression / expansion processing by these systems may be used.
[0118]
When a video tape cassette in which video, audio, and subcodes are recorded in the format as shown in FIG. 3 is reproduced by the reproducing
[0119]
When recording video and audio data with the
[0120]
E. FIG. Description of the recording / reproducing head shown in FIG. 2 (see FIG. 4)
[0121]
Next, the recording / reproducing heads 62-1, 62-2,..., 62-n will be described with reference to FIG.
[0122]
4A shows an example in which recording / reproducing heads 62-1, 62-2,... 62-n are mounted on a rotating drum, FIG. 4B shows a cross section of the
[0123]
First, in this example, as shown in FIG. 4A, the recording / reproducing heads 62-1, 62-2,... / Reproducing heads 62-1 and 62-5, recording / reproducing heads 62-2 and 62-6, recording / reproducing heads 62-3 and 62-7, and recording / reproducing heads 62-4 and 62-8 face each other. It is attached to the
[0124]
Next, as shown in FIG. 4B, the
[0125]
FIG. 4D shows a normal lead angle θ1. When the normal lead angle θ1 is set, when the
[0126]
FIG. 4E shows an example of the lead angle set in this example. FIG. 4E shows the lead angle θ2 when a transfer speed four times the normal transfer speed is obtained. When the lead angle θ2 is set, when the
[0127]
As shown in FIG. 4E, to obtain a transfer rate four times the normal transfer rate, the read / write heads 62-1, 62-2,. The scan angle may be set to a lead angle across four tracks, the traveling speed of the
[0128]
When the
[0129]
In order to obtain a transfer rate n times the normal transfer rate under the above conditions, 2 × n recording / reproducing heads are required. That is, in this example, the number is 2 × n. Here, x is set to “2” when the “normal tape running speed” (so-called 1 × speed or the like) is set when two recording / reproducing heads are provided at 180 degrees on the rotating drum. Considering the time required for one frame of an inclined track to be formed on the
[0130]
For example, in a component digital format (D1 format or the like), so-called segment recording is performed in which a rotary drum is rotated at 150 revolutions / second using four heads and inclined tracks are formed at a rate of 10 tracks per field. Therefore, if a transfer speed of n times speed is to be obtained in this format, 4n heads are required if the rotation speed of the rotary drum is normal and the running speed of the magnetic tape is n times speed, and If the number of heads is kept at 4 and the running speed of the magnetic tape is run at n times the normal speed, the rotating speed of the rotating drum becomes n times the normal speed, and 4n heads are used. In order to make the transfer speed one time of the normal transfer speed, the running speed of the tape is one time, the rotation speed of the rotating drum is one time, and the transfer speed is made one time of the normal transfer speed by using 4n heads. In order to increase the speed to 1 / n times, the running speed of the tape is 1 ×, and the rotation speed of the rotating drum is 1 / n times. Of course, the same applies to the D2 format and other digital formats.
[0131]
In this example, video and audio to be recorded are sequentially recorded from the channel coding circuits 58-1, 58-2,... 58-n in the recording amplifier circuits 59-1, 59-2,. Since the data is supplied, each of the recording / reproducing heads 62-1, 62-2,..., 62-n,. .. 59-n sequentially supply the recording current.
[0132]
In the above example, 2n heads are mounted on the rotary drum for both recording and reproduction, the rotary drum is rotated at a normal rotation speed, and the
[0133]
Here, the relationship between the desired transfer speed, the rotation speed of the rotating drum, and the number of recording / reproducing heads will be described with reference to some patterns.
[0134]
First, it is premised that one or more recording / reproducing heads are arranged on the rotating drum in the height direction of the rotating drum, and one or a plurality of recording / reproducing heads arranged in this height direction are arranged in one. In the case of a set, no matter how many sets are mounted on the rotary drum, the sets are mounted so that they are all at equal intervals (or the same angular interval). The lead angle is set such that the number of tracks over which the recording / reproducing head straddles during one rotation of the
[0135]
On the premise of the above, the number of recording / reproducing heads, the running speed of the magnetic tape, the rotating speed of the rotating drum, the running of the magnetic tape are stopped, for example, when obtaining a transfer speed four times the normal transfer speed. The relationship between the number of tracks straddled by one recording / reproducing head while the recording / reproducing head is running is shown as an example.
[0136]
[0137]
That is, assuming that the number of heads for obtaining the normal transfer speed is x, the number of heads is xn, and if the running speed of the tape is n times the normal running speed, the rotating speed of the rotating drum is the normal rotating speed. Good, but as the number of heads decreases, the rotational speed of the rotating drum must be increased accordingly. Accordingly, when the
[0138]
As can be understood from the above description, in the above-described example, the transfer speed has been described as four times the normal transfer speed. However, the transfer speed can be varied. That is, the transfer rate required by the operator can be set to the transfer rate specified by the operation keys on the operation panel 33d of the
[0139]
For this purpose, it is possible to adopt a method in which a large number of recording / reproducing heads are mounted on a rotating drum in advance, and the number of recording / reproducing heads used is varied according to a designated transfer speed. Here, the “number of uses” refers to the number of heads to which a recording current is applied during recording, and refers to the number of heads for which a reproduction signal is valid during reproduction. Of course, by varying the number of recording / reproducing heads to be used and the transfer speed, some circuits do not need to be used, so that it is necessary to automatically select the circuits to be used and the circuits not to be used. is there. In this variable method, it is necessary to mount a recording / reproducing head on a large number of rotating drums in advance and change the lead angle. In any case, in order to vary the transfer rate in this way, the system clock and lead angle of the circuit must be varied in conjunction with this, but the system clock is a known VCO (voltage controlled oscillator). It can be easily realized by using a high-frequency crystal oscillator and a frequency divider or a low-frequency crystal oscillator and a multiplier.
[0140]
In order to change the lead angle, steps are provided above and below the tape guide so that the magnetic tape is guided by at least two tape guides, and the height of the two tape guides is changed by a motor. Thus, the lead angle can be changed.
F. Description of recording operation at four times the normal transfer speed (see FIG. 5)
Next, referring to FIG. 5, data is transferred to the recording / reproducing device shown in FIG. 2 at a speed four times the normal transfer speed, and the eight recording / reproducing heads 62-1, 62-2,. The operation when recording video and audio data in 62-8 will be described. For ease of explanation, reference numerals of signals shown in FIG. 5 are also shown in FIG.
[0141]
55r is the input (high-speed transfer data) of the
[0142]
The recording signals of the recording / reproducing heads 62-2, 62-3,..., 62-4, 62-6, and 62-8 are not shown. Also, the switching signals SW1 to SW4 include recording / reproducing heads 62-1, 62-2,... 62 selected according to the state of each of the switching signals SW1 to SW4 at the high level "1" and the low level "0". Numbers "1" to "8" for indicating -8 are added.
[0143]
First, the
[0144]
When the video and
[0145]
The video and audio data 56I1 as input to the time axis expansion circuit 56-1 becomes data such as a first track T1D, a fifth track T5D, and a ninth track T9D for each frame, as indicated by hatching. As shown by dots, the video and audio data 56I2 as input to the 56-2 becomes data such as a second track T2D, a sixth track T6D, and a tenth track T10D for each frame. The video and audio data 56I3 as input is data such as a third track T3D, a seventh track T7D, and an eleventh track T11D for each frame, as indicated by hatching opposite to the video and audio data 56I1. The video and audio data 56I4 as input to the circuit 56-4 is painted white (meaning no pattern) As shown, for each frame, the fourth track T4d, eighth track T8D, the data such as the 12th track T12D. That is, when viewed at the output timing, the first track T1D, the second track T2D, the third track T3D, the fourth track T4D, the fifth track T5D, the sixth track T7D,..., The eleventh track T11D, the twelfth track The signals are output in the order of T12D, and are sequentially supplied to the time base expansion circuits 56-1, 56-2, 56-3, and 56-4 in this order.
[0146]
Then, the video and audio data 56I1, 56I2, 56I3, and 56I4 supplied to each of the time axis expansion circuits 56-1, 56-2, 56-3, and 56-4 are converted into the time axis expansion circuits 56-1, 56-2. , 56-3, and 56-4, the time axis is expanded as in the time axis expansion outputs 56O1, 56O2, 56O3, and 56O4. For example, the video and audio data T1D, T5D, and T9D of the first track, the fifth track, and the ninth track of the video and audio data 56I1 input to the time base expansion circuit 56-1 are as shown by solid arrows. It is extended to four times the length in time. The same applies to other video and audio data 56I2, 56I3 and 56I4.
[0147]
The time base expansion outputs 56O1, 56O2, 56O3, and 56O4 of the time base expansion circuits 56-1, 56-2, 56-3, and 56-4 are ECC addition circuits 57-1, 57-2, 57-3, and 57, respectively. -4, an ECC is added, and further digitally modulated by channel coding circuits 58-1, 58-2, 58-3, and 58-4, and recording / amplifying circuits 59-1, 59-2, 59-3, and 59-4. To be recorded and amplified.
[0148]
The outputs 59O1, 59O2, 59O3, and 59O4 of the recording amplification circuits 59-1, 59-2, 59-3, and 59-4 are delayed from the time base expansion outputs 56O1, 56O2, 56O3, and 56O4. This delay time is due to the processing in the ECC addition circuits 57-1, 57-2, 57-3 and 57-4 and the channel coding circuits 58-1, 58-2, 58-3 and 58-4. For example, among the outputs 56O1 of the time base expansion circuit 56-1, the time base expansion output 56O1 of the first track T1D is indicated by a solid line arrow, and the hatched portion of the output 59O1 of the recording amplifier circuit 59-1 is indicated by the hatched portion. Part. Therefore, the delay time for each video and audio data is the time indicated by the symbol RD in the figure.
[0149]
The video and audio signals (current signals) 59O1, 59O2, 59O3 and 59O4 output from the recording amplifier circuits 59-1, 59-2, 59-3 and 59-4 are connected to the switches 60-1, 60-2, It is supplied to each
[0150]
Therefore, in this example, one fixed
[0151]
When the switching signal SW1 supplied from the
[0152]
Next, when the switching signal SW2 supplied from the
[0153]
Next, when the switching signal SW3 supplied from the
[0154]
Next, when the switching signal SW4 supplied from the
[0155]
G. FIG. Description of playback operation at four times the normal transfer speed (see FIG. 6)
Next, an operation when reproducing the
[0156]
6, 62p1 is a reproduction signal reproduced by the recording / reproduction head 62-1 shown in FIG. 2, and 62p5 is a reproduction signal reproduced by the recording / reproduction head 62-5 shown in FIG. 2 (note that 62p2 to 62p4, 62p6 to 62p8 are not shown), SW1, SW2, SW3 and SW4 are switching signals from the
[0157]
Here, it should be noted that, in this example, the case where a transfer speed four times the normal transfer speed is obtained as in FIG. 5, the recording / reproducing head is 2 × n, that is, Eight are required. Therefore, in this example, one fixed
[0158]
When the switching signal SW1 supplied from the
[0159]
Next, when the switching signal SW2 supplied from the
[0160]
Next, when the switching signal SW3 supplied from the
[0161]
Next, when the switching signal SW4 supplied from the
[0162]
As shown in FIG. 6, reproduction signals 65I1, 65I2, 65I3 and 65I4 are supplied to reproduction amplification circuits 65-1 to 65-4, respectively, and output after being reproduced and amplified in these reproduction amplification circuits 65-1 to 65-4. The clock signals are supplied to the data extraction circuits 66-1 to 66-4, and the data extraction circuits 66-1 to 66-4 reproduce clock signals, and data is extracted from the reproduced clock signals. The video and audio signals from these data extraction circuits 66-1 to 66-4 are sequentially supplied to channel decoding circuits 67-1 to 67-4, respectively, and are demodulated in the channel decoding circuits 67-1 to 67-4. The original video and audio data are supplied to the next-stage error correction circuits 68-1 to 68-n, respectively, and subjected to error correction processing as described above.
[0163]
The video and audio data on which the error correction processing has been performed are supplied to time axis compression circuits 69-1 to 69-4, respectively. The inputs 69I1, 69I2, 69I3 and 69I4 of the time axis compression circuits 69-1 to 69-4 are shown in FIG.
[0164]
For example, in FIG. 6, in this example, when the switching signal SW1 is at the low level "0" indicating "5", the reproduction signal 62p5 from the recording / reproduction head 62-5 and the time when it is supplied to the reproduction amplification circuit 65-1 Similarly, when the switching signal SW1 is at the high level "1" indicating "1", the reproduction signal 62p1 from the recording / reproduction head 62-1 and the reproduction amplification circuit 65-1 are not shifted. There is no deviation from the reproduction signal 65I1 at the time of supply.
[0165]
However, at the point of time when it is supplied to the time axis compression circuits 69-1 to 69-4, for example, there is a certain delay from the input 69I1 of the time axis compression circuit 69-1 as shown by a solid arrow. This delay time is due to the processing time in the channel decoding circuits 67-1 to 67-4 and the error correction circuits 68-1 to 68-4, and the time PD shown in the figure indicates the delay time. .
[0166]
The video and audio data 69I1 to 69I4 respectively supplied to the time axis compression circuits 69-1 to 69-4 are temporarily written into the dual port memories of the time axis compression circuits 69-1 to 69-4, and thereafter, are written. By reading at a speed four times the speed, the time axis is compressed to 1 /. The compressed video and audio data 69O1 to 69O4 are sequentially supplied to the
[0167]
As can be seen from FIG. 6, the compressed video and audio data 69O1 indicated by oblique lines includes first track corresponding data T1D, fifth track corresponding data T5D, and ninth track corresponding data T9D, and the compressed video and audio data 69O2 indicated by dots. Is composed of the second track corresponding data T2D, the sixth track corresponding data T6D, and the tenth track corresponding data T10D. The compressed video and audio data 69O3 indicated by the diagonal lines opposite to the compressed video and audio data 69O1 is the third track corresponding data T3D. , The seventh-track corresponding data T7D and the eleventh-track corresponding data T11D, and white (indicating no pattern) compressed video and audio data 69O4 are the fourth-track corresponding data T4D, the eighth-track corresponding data T8D, and the It consists of track correspondence data T12D.
[0168]
H. Description of internal configuration example and operation of
[0169]
FIG. 7 is a configuration diagram showing an example of the internal configuration of the
[0170]
[0171]
Here, in the
[0172]
Next, the operation will be described. Digital video data supplied via the
[0173]
Digital audio data supplied via the
[0174]
I. The internal configuration and operation of the
[0175]
FIG. 8 is a configuration diagram showing an example of the internal configuration of the
[0176]
8, reference numeral 100 denotes an input terminal to which video and audio data is supplied from the
[0177]
Here, an
[0178]
The
[0179]
Next, the operation will be described. Digital video and audio data from the
[0180]
The digital video data decoded by the compression /
[0181]
J. Description of the internal configuration and operation of the
[0182]
FIG. 9 is a configuration diagram showing the internal configuration of the
[0183]
In the figure,
[0184]
[0185]
The input /
[0186]
The
[0187]
Therefore, in the configuration shown in FIG. 9, the data reproduced by the
[0188]
K. Description of the internal configuration and operation of the
[0189]
FIG. 10 is a configuration diagram showing an example of the internal configuration of the
[0190]
140, 141 and 142 are input circuits for receiving the reproduction data supplied via the
[0191]
This output is provided to
[0192]
In this example, since the playback speed of the
[0193]
Further, the reproduction
[0194]
Incidentally, if the
[0195]
L. Description of the internal configuration and operation of the
[0196]
FIG. 11 is a configuration diagram showing the internal configuration of the
[0197]
Data supplied from the
[0198]
The data output to the
[0199]
The output of the
[0200]
Incidentally, if the
[0201]
M. Description of the internal configuration and operation of the
[0202]
FIG. 12 is a configuration diagram showing the internal configuration of the
[0203]
In the figure, reference numeral 171 denotes a control unit. The control unit 171 is connected to a switch S1, S2,... S8, S11, S12,... S18, S21, S22,. A switching control signal is supplied to S28, 172, 174, 176, 178, 180, 182, 184 and 186 to control the switching. Then, the control unit 171 supplies a control signal to the input /
[0204]
The control unit 171 supplies write / read signals to buffers BF1 to BF8, BF11 to BF18, and BF21 to BF28 to be described later via a bus 170 to be described later, and switches S1 to S8, S11 to S18 to be described later. , S21 to S28 and switches 172, 174, 176, 178, 180, 182, 184 and 186, respectively.
[0205]
The control unit 171 also stores a table indicating which material is recorded from which address of each of the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 31, 34, 35, 42, and 43. Having. In other words, after material data from the reproducing
[0206]
Therefore, in this example, at least a start address in material units (or a unit from the start of recording to the stop of recording) and a table composed of an end address, or a table composed of a start address and a material unit capacity, and a table relating each material Is generated in the control unit 171 at the time of recording the material. Therefore, when the
[0207]
Here, the connection will be described. One of the contacts of the switches S1, S2,... S8 is connected to each other, and the other of the switches S8 is connected to the input terminal of the
[0208]
That is, the system connected to the
[0209]
When the data stored in the
[0210]
One of the contacts of the switches S11, S12,... S18 is connected to each other, and the other of the switches S18 is connected to the input terminal of the
[0211]
That is, the system connected to the
[0212]
Then, when the data stored in the
[0213]
Also, one contact of the switches S21, S22,... S28 is connected to each other, and one contact of the switch S28 is connected to the input terminal of the
[0214]
That is, the system connected to the
[0215]
Then, when the data stored in the
[0216]
In the above-described example, the
[0217]
However, by controlling the buffers BF1 to BF8, BF11 to BF18, and BF21 to BF28 from the control unit 171 using a read / write signal, or using an output control signal or a chip enable signal, the switch S1 is controlled. To S8, S11 to S18, and S21 to S28 can be omitted.
[0218]
Preferably, the read / write signals supplied from the control unit 171 to the buffers BF1 to BF8 are the same, the read / write signals supplied to the buffers BF11 to BF18 are the same, and the read / write signal supplied to the buffers BF21 to BF28 is provided. The write signal may be the same signal, and the chip enable signal and the output enable signal supplied to the buffers BF1 to BF8, BF11 to BF18, and BF21 to BF28 may be switched between inactive and active.
[0219]
N. Description of frame data transfer operation to cache at triple speed playback (see FIGS. 13, 14, 15, and 16)
[0220]
Next, referring to FIGS. 13 to 16 sequentially, an operation of transferring frame data to the cache when the reproducing
[0221]
First, FIG. 13 will be described. 13, Sy is a reproduction timing synchronizing signal supplied from the
[0222]
The reproduced data PL1, PL2 and PL3 having a transfer speed three times the normal transfer speed reproduced from the reproducing
[0223]
Each of the reproduced data PL1, PL2 and PL3 has a data amount of 12 tracks in one frame period (for example, 40 msec) at a normal transfer speed. Therefore, the three systems of reproduced data PL1, PL2, and PL3 are output in parallel, so that during one frame period at a normal transfer rate, a total of 36 tracks of reproduced data are output, and as a result, The reproduced data is transferred at a transfer speed three times the normal transfer speed.
[0224]
The
[0225]
That is, as can be seen from the content Md of the data of the output Mout of the
[0226]
The
[0227]
FIG. 15 is an explanatory diagram showing an array of frame data in the cache when the transfer speed of the reproducing
[0228]
In this case, the
[0229]
FIG. 16 is an explanatory diagram showing an array of frame data in the cache when the transfer speed of the reproducing
[0230]
In this case, the
[0231]
O. Description of the operation of the disk array controller during triple-speed playback (see FIG. 17)
[0232]
FIG. 17 shows the
[0233]
As described with reference to FIG. 14, the
[0234]
As can be seen from the internal configuration of the
[0235]
Therefore, for example, the
[0236]
That is, data is read from the
[0237]
At the same time, data is read from the
[0238]
At the same time, data is read from the
[0239]
Next, data is read from the
[0240]
At the same time, data is read from the
[0241]
At the same time, data is read from the
[0242]
Next, data is read from the
[0243]
At the same time, data is read from the
[0244]
Then, in the same manner, data of three frames of the first, second, and
[0245]
P. Data transfer timing between the disk array controller of FIG. 9 and the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 of FIG. 1 (see FIGS. 18 and 19).
[0246]
Next, referring to FIG. 18 and FIG. 19 sequentially, when the transfer speed of the reproducing
[0247]
The designation of which of the recording signals on the magnetic tape of the video tape cassette set in the reproducing
[0248]
Of course, the time code displayed on the television monitor or the operation panel 33d may be recorded, and the recorded time code may be directly input to the
[0249]
Also, after designating the in point, the
[0250]
18 and 19, t0 to t7 indicate transfer periods, CACH1 to CACH3 indicate the first, second and
[0251]
First, in the transfer period t0, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frame Fr3 is transferred from the
[0252]
At this time, in the writing period Wt indicated by the solid arrow, the movable contact d of the
[0253]
However, in the write period Wt starting from the beginning of the transfer period t0 in the first cycle, data is not yet stored in the buffers BF6, BF17, and BF28, so that data is written to the disks DISC6, DISK7, and DISC8. Not done.
[0254]
From the write period Wt of the transfer period t0 in the second and subsequent cycles, the data transferred to the buffers BF6, BF17, and BF28 in the previous transfer period t7 can be recorded on the disks DISC6, DIC7, and DISC8, respectively.
[0255]
In the transfer period t1, the switch S4 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frames Fr12 and Fr13 are transferred from the
[0256]
At this time, in the writing period Wt indicated by the solid line arrow, the movable contact d of the
[0257]
Therefore, in the writing period Wt, the data of the frames Fr3, Fr4 and Fr5 transferred to the buffer BF1 in the previous transfer period t0 is recorded on the disk DISC1, and the frame transferred to the buffer BF12 in the previous transfer period t0. The data of Fr6, Fr7 and Fr8 are recorded on the disk DISC2, and the data of the frames Fr9, Fr10 and Fr11 transferred to the buffer BF23 in the previous transfer period t0 are recorded on the disk DISC3.
[0258]
In the transfer period t2, the switch S7 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frames Fr21 and Fr22 are transferred from the
[0259]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0260]
Therefore, in the writing period Wt, the data of the frames Fr12, Fr13 and Fr14 transferred to the buffer BF4 in the previous transfer period t1 is recorded on the disk DISC4, and the frame transferred to the buffer BF15 in the previous transfer period t1. The data of Fr15, Fr16 and Fr17 are recorded on the disk DISC5, and the data of the frames Fr18, Fr19 and Fr20 transferred to the buffer BF26 in the previous transfer period t1 are recorded on the disk DISC6.
[0261]
In the transfer period t3, the switch S2 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frames Fr30 and Fr31 are transferred from the
[0262]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0263]
Therefore, in this writing period Wt, the data of the frames Fr21, Fr22 and FR23 transferred to the buffer BF7 in the previous transfer period t2 is recorded on the disk DISC7, and the frame transferred to the buffer BF18 in the previous transfer period t2. The data of Fr24, Fr25 and Fr26 are recorded on the disk DISC8, and the data of the frames Fr27, Fr28 and Fr29 transferred to the buffer BF21 in the previous transfer period t2 are recorded on the disk DISC1.
[0264]
In the transfer period t4, the switch S5 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frames Fr39 and Fr40 are transferred from the
[0265]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0266]
Therefore, in the writing period Wt, the data of the frames Fr30, Fr31 and Fr32 transferred to the buffer BF2 in the previous transfer period t3 is recorded on the disk DISC2, and the frame transferred to the buffer BF13 in the previous transfer period t3. The data of Fr33, Fr34 and Fr35 are recorded on the disk DISC3, and the data of the frames Fr36, Fr37 and Fr38 transferred to the buffer BF24 in the previous transfer period t3 are recorded on the disk DISC4.
[0267]
In the transfer period t5, the switch S8 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frames Fr48 and Fr49 are transferred from the
[0268]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0269]
Accordingly, in the writing period Wt, the data of the frames Fr39, Fr40 and Fr41 transferred to the buffer BF5 in the previous transfer period t4 is recorded on the disk DISC5, and the frame transferred to the buffer BF16 in the previous transfer period t4. The data of Fr42, Fr43 and Fr44 are recorded on the disk DISC6, and the data of the frames Fr45, Fr46 and Fr47 transferred to the buffer BF27 in the previous transfer period t4 are recorded on the disk DISC7.
[0270]
In the transfer period t6, the switch S3 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frames Fr57 and Fr58 are transferred from the
[0271]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0272]
Therefore, in the writing period Wt, the data of the frames Fr48, Fr49 and Fr50 transferred to the buffer BF8 in the previous transfer period t5 is recorded on the disk DISC8, and the frame transferred to the buffer BF11 in the previous transfer period t5. The data of Fr51, Fr52 and Fr53 are recorded on the disk DISC1, and the data of the frames Fr54, Fr55 and Fr56 transferred to the buffer BF22 in the previous transfer period t5 are recorded on the disk DISC2.
[0273]
In the transfer period t7, the switch S6 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frames Fr66 and Fr67 are transferred from the
[0274]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0275]
Therefore, in the writing period Wt, the data of the frames Fr57, Fr58 and Fr59 transferred to the buffer BF3 in the previous transfer period t6 is recorded on the disk DISC3, and the frame transferred to the buffer BF14 in the previous transfer period t6. The data of Fr60, Fr61 and Fr62 is recorded on the disc DISC4, and the data of the frames Fr63, Fr64 and Fr65 transferred to the buffer BF25 in the previous transfer period t6 are recorded on the disc DISC5.
[0276]
In the transfer period t0 of the second cycle, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the buffer BF1 is transferred from the
[0277]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0278]
Therefore, in the writing period Wt, the data of the frames Fr66, Fr67 and Fr68 transferred to the buffer BF6 in the transfer period t7 of the previous cycle is recorded on the disk DISC6, and transferred to the buffer BF17 in the previous transfer period t7. The data of the frames Fr69, Fr70 and Fr71 are recorded on the disk DISC7, and the data of the frames Fr72, Fr73 and Fr74 transferred to the buffer BF28 in the previous transfer period t7 are recorded on the disk DISC8.
[0279]
Then, similarly, data is transferred from the first, second, and
[0280]
In this example, the
[0281]
In the above example, the playback speed of the
[0282]
R. Description of data transfer operation from cache to
[0283]
Next, with reference to FIGS. 20 to 24, the operation of transferring data from the cache to the
[0284]
First, FIG. 20 will be described. FIG. 20 shows that the first, second, and
[0285]
As already described in FIG. 17, each of the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 shown in FIG. In the case of recording from data, discs DISC1, DISC2,... DISC8 each have three frames, that is, data of frames Fr3, Fr4, and Fr5 are stored on disk DISC1, and frames Fr6, Fr7 are stored on disk DISC2. The data of frames Fr24, Fr25, and Fr26 is recorded on the disk DISC8, and the data of frames Fr27, Fr28, and Fr29 are recorded on the disk DISC1.
[0286]
Therefore, data is sequentially reproduced from the disks DISC1, DISC2,... DISC8 set in the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 from the top, and the reproduced data is shown in FIG. 1 is recorded on the magnetic tape set in the
[0287]
FIG. 20 shows the first, second, and
[0288]
The order in which the data is stored in the first, second, and
[0289]
FIG. 21 shows the frame data arrays Cd1 and Cd2 in the first and
[0290]
In this case, when sequentially outputting from the data of the frame Fr3, the data of the frames Fr3, Fr4, and Fr5 is first stored in the
[0291]
FIG. 22 shows the frame data array Cd1 in the
[0292]
In this case, when sequentially outputting the data from the frame Fr3, the data of the frames Fr3, Fr4, and Fr5 are stored in the
[0293]
FIG. 23 shows the output Mout of the
[0294]
Each frame data constituting the output Mout is composed of data for 12 tracks, as can be seen from the content Md. In the example of this figure, of the output Mout of the
[0295]
The data output from the
[0296]
FIG. 24 shows the recording data RL1, RL2, and RL3 distributed and output by the
[0297]
Further, as can be seen from the figure, when one frame is composed of 12 tracks, during the period of one frame (40 msec) at a normal transfer speed, 12 tracks of the recording data RL1 and 12 tracks of the recording data RL2. Since the data for 12 tracks is output via the
[0298]
S. Timing of reading data from the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 of FIG. 1 by the disk array controller of FIG. 9 (see FIGS. 25 and 26).
[0299]
Next, referring to FIGS. 25 and 26 sequentially, when data is recorded at three times the normal recording speed by the
[0300]
Note that the state of the
[0301]
Thereafter, the
[0302]
25 and 26, t0 to t7 indicate transfer periods, CACH1 to CACH3 indicate the first, second and
[0303]
As described above, the data read from each of the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 is stored in the
[0304]
First, in the transfer period t0 of the first cycle, the switch S3 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the first cache is transferred from the buffer BF3. At 146, the data of the frame can be transferred. Then, at the same time, the switch S14 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the frame data can be transferred from the buffer BF14 to the
[0305]
However, in the transfer period t0 of the first cycle, the frame data has not yet been supplied from the disks DISC2, DISC3, and DISC4 to the buffers BF3, BF14, and BF25, so the first and second transfer periods t0. Also, the data of the frame is not supplied to the
[0306]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0307]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr3, Fr4, and Fr5 are supplied from the disk DISC1 to the buffer BF1, the data of the frames Fr6, Fr7, and Fr8 are supplied to the buffer BF12 from the disk DISC2, and the buffer BF23 is supplied from the disk DISC3. Is supplied with data of frames Fr9, Fr10 and Fr11.
[0308]
In the transfer period t1, the switch S6 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frame data is transferred from the buffer BF6 to the
[0309]
However, in the transfer period t1 of the first cycle, the frame data is not yet supplied to the buffers BF6, BF17, and BF28 from the disks DISC6, DISC7, and DISC8. The frame data is not supplied to the three
[0310]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0311]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr12, Fr13, and Fr14 are supplied from the disk DISC4 to the buffer BF4, the data of the frames Fr15, Fr16, and Fr17 are supplied from the disk DISC5 to the buffer BF15, and the data of the buffers BF26 from the disk DISC6. Are supplied with data of frames Fr18, Fr19 and Fr20.
[0312]
In the transfer period t2, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC1 is turned on in the read period Rt of the previous transfer period t0. The data of the frames Fr3, Fr4, and Fr5 transferred from the buffer BF1 to the buffer BF1 is transferred from the buffer BF1 to the
[0313]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0314]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr21, Fr22, and Fr23 is supplied from the disk DISC7 to the buffer BF7, the data of the frames Fr24, Fr25, and Fr26 are supplied from the disk DISC8 to the buffer BF18, and the data from the disk DISC1 is supplied to the buffer BF21. Are supplied with the data of the frames Fr27, Fr28 and Fr29.
[0315]
In the transfer period t3, the switch S4 is turned on by the switching control signal SW1 supplied via the bus 170 from the control unit 171 shown in FIG. 12, whereby the disk DISC4 is read in the read period Rt of the previous transfer period t1. The data of the frames Fr12, Fr13 and Fr14 transferred from the buffer BF4 to the buffer BF4 are transferred from the buffer BF4 to the
[0316]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0317]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr30, Fr31, and Fr32 is supplied from the disk DISC2 to the buffer BF2, the data of the frames Fr33, Fr34, and Fr35 are supplied from the disk DISC3 to the buffer BF13, and the data of the buffers BF24 from the disk DISC4. Is supplied with data of frames Fr36, Fr37 and Fr38.
[0318]
In the transfer period t4, the switch S7 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC7 is turned on in the read period Rt of the previous transfer period t2. The data of the frames Fr21, Fr22 and Fr23 transferred from the buffer BF7 to the
[0319]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0320]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr39, Fr40, and Fr41 is supplied from the disk DISC5 to the buffer BF5, the data of the frames Fr42, Fr43, and Fr44 are supplied to the buffer BF16 from the disk DISC6, and the buffer BF27 is supplied from the disk DISC7. Are supplied with the data of the frames Fr45, Fr46 and Fr47.
[0321]
In the transfer period t5, the switch S2 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC2 is read in the read period Rt of the previous transfer period t3. The data of the frames Fr30, Fr31 and Fr32 transferred from the buffer BF2 to the
[0322]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0323]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr54, Fr55, and Fr56 is supplied from the disk DISC8 to the buffer BF8, the data of the frames Fr57, Fr58, and Fr59 are supplied from the disk DISC1 to the buffer BF11, and the data of the buffers BF22 from the disk DISC2. Is supplied with data of frames Fr60, Fr61 and Fr62.
[0324]
In the transfer period t6, the switch S5 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC5 is turned on in the readout period Rt of the previous transfer period t4. The data of the frames Fr39, Fr40, and Fr41 transferred from the buffer BF5 to the
[0325]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0326]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr57, Fr58, and Fr59 is supplied from the disk DISC3 to the buffer BF3, the data of the frames Fr60, Fr61, and Fr62 is supplied from the disk DISC4 to the buffer BF14, and the data of the buffer BF25 is supplied from the disk DISC5. Is supplied with data of frames Fr63, Fr64 and Fr65.
[0327]
In the transfer period t7, the switch S8 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC8 is turned on in the read period Rt of the previous transfer period t5. Are transferred from the buffer BF8 to the
[0328]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0329]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr66, Fr67, and Fr68 is supplied from the disk DISC6 to the buffer BF6, the data of the frames Fr69, Fr70, and Fr71 are supplied to the buffer BF17 from the disk DISC7, and the buffer BF28 is supplied from the disk DISC8. Are supplied with the data of the frames Fr72, Fr73 and Fr74.
[0330]
In the transfer period t0 of the next cycle, the switch S3 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, and thereby the readout period of the previous transfer period t6 The data of the frames Fr57, Fr58 and Fr59 transferred from the disk DISC3 to the buffer BF3 at Rt is transferred from the buffer BF3 to the
[0331]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0332]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr75, Fr76, and Fr77 is supplied from the disk DISC1 to the buffer BF1, the data of the frames Fr78, Fr79, and Fr80 are supplied to the buffer BF12 from the disk DISC2, and the buffer BF23 is supplied from the disk DISC3. Are supplied with the data of the frames Fr81, Fr82 and Fr83.
[0333]
In the transfer period t1, the switch S6 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC6 is turned on in the readout period Rt of the previous transfer period t7. Are transferred from the buffer BF6 to the
[0334]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0335]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr84, Fr85, and Fr86 is supplied from the disk DISC4 to the buffer BF4, the data of the frames Fr87, Fr88, and Fr89 are supplied from the disk DISC5 to the buffer BF15, and the data of the frames BF26 from the disk DISC6 are supplied. Are supplied with data of frames Fr90, Fr91 and Fr92.
[0336]
Thereafter, similarly, data reproduced from the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 are sequentially stored in the buffers BF1 to BF8, BF11. BF18, BF21 to BF28, and then to the first, second, and
[0337]
In this example, in the first transfer period, three of the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43, DISC1, DISC2,. .. Or the material is read out from the DISC8 equivalently at 3 × speed, and the read material is temporarily stored in the buffers BF1 to BF8, the buffers BF11 to BF18, and the buffers BF21 to BF28, and the next transfer after one transfer period In the period, the materials stored in the buffers BF1 to BF8, the buffers BF11 to BF18, and the buffers BF21 to BF28 are supplied to and stored in the first, second, and
[0338]
In the above-described example, triple-speed playback is performed using the first, second, and
[0339]
T. Description of operation when reproducing arbitrary M locations on a disc (see FIGS. 27, 28 and 29)
[0340]
Next, the operation when the audio, video and subcode data recorded on the discs DISC1, DIS2,... DISC8 shown in FIG.
[0341]
Description will be made with reference to FIG. FIG. 27 shows the recording of audio, video and subcode data (areas indicated by dots in the figure) of material AVs1 in the order of discs DISC1, DISC2,. In the figure, the areas indicated by diagonal lines are recorded in the order of discs DISC2, DISC3,... DISC4,..., Audio, video, and subcode data of the material AVsn (in FIG. Area shown in the figure).
[0342]
Next, a case where the material AVs1 and the material AVs2 are reproduced from the discs DISC1, DISC2,... DISC8 will be described with reference to FIGS. Therefore, in this case, M = 2. 28 and FIG. 29 are the same as those shown in FIG. 18 and FIG. 19, and FIG. 25 and FIG. The data of the material AVs1 is recorded in order from the frame Fr1 from the head of each area of each disk DISC1, DISC2,... DISC8 of each
[0343]
As already described, the data of the materials AVs1 and AVs2 read from each of the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 are shown in FIG. Are supplied to the buffers BF1 to BF8 and BF11 to BF18 via the
[0344]
As described with reference to FIG. 27, the data of the material AVs1 is recorded on the disks DISC1 to DISK8 in the order of the disk DISC1, DISC2,. The data of AVs2 is recorded on the disks DISC1 to DISC8 in the order of the disks DISC2, DISC3,... DISC1 in order from the data of the first frame Fr1.
[0345]
Therefore, the data of the material AVs1 is read from the disk DISC1 in the order of the frames Fr1, Fr2,... In the transfer period t0 in the transfer cycle t0 of the first cycle. Are started from the transfer period t3 of the first cycle, and are read from the disk DISC2 in the order of the frames Fr1, Fr2,... In the transfer period t3.
[0346]
This is because if the data of the material AVs2 is read from the disk DISC7 (in the timing chart described below, the disk DISC7) in the transfer period t0 of the first cycle, the data of the material AVs2 is Since frames Fr1, Fr2,... Are recorded in this order from DISC2, for example, if data is read from the disk DISC7 during the transfer period t0 of the first cycle, the data of the material AVs2 read during this transfer period t0 Is the frames Fr16, Fr17 and Fr18, and the data of the material AVs2 is output from the frame Fr16.
[0347]
As the control for this, three reproduction control methods can be considered. In the first reproduction control method, in the first cycle, the corresponding switches among the switches S1 to S8, the switches S11 to S18, and the switches S21 to S28 are turned off until a period for reproducing the disk DISC2 is reached. In this cycle, the same address portion of the disks DISC7, DISC8 and DISC1 is reproduced.
[0348]
In the second reproduction control method, in the first cycle, the corresponding switches among the switches S1 to S8, the switches S11 to S18, and the switches S21 to S28 are turned off until the period for reproducing the disk DISC2 is reached. In this cycle, the same address portions of the disks DISC7, DISC8 and DISC1 are not reproduced.
[0349]
In the third reproduction control method, the control of the switches S1 to S8, S11 to S18, and S21 to S28 is performed in the same manner in all cycles, and the reproduction of the disk DISC2 is performed only during the first cycle from the period of reproducing the disk DISC2. How to do it.
[0350]
Whichever method is adopted, it can be realized by the control unit 171 of the
[0351]
First, in the transfer period t0 of the first cycle, the switch S7 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the
[0352]
However, in the transfer period t0 of the first cycle, the data of the frame of the material AVs1 has not been supplied from the disk DISC7 to the buffer BF7, and the data of the frame of the material AVs2 has not been supplied from the DISC5 to the
[0353]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0354]
Further, the movable contact d of the
[0355]
In the transfer period t1, the switch S8 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frame of the material AVs1 is transferred from the buffer BF8 to the
[0356]
However, in the transfer period t1 of the first cycle, the data of the frame of the material AVs1 is not yet supplied from the disk DISC8 to the buffer BF8, and the data of the frame of the material AVs2 is not supplied from the disk DISC6 to the buffer BF16. In the transfer period t1, the data of the frames of the materials AVs1 and AVs2 are not supplied to the first and
[0357]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0358]
Further, since the movable contact d of the
[0359]
In the transfer period t2, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC1 is turned on in the read period Rt of the previous transfer period t0. The data of the frames Fr1, Fr2, and Fr3 of the material AVs1 transferred from the buffer BF1 to the buffer BF1 is transferred from the buffer BF1 to the
[0360]
On the other hand, the switch S17 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, but data is transferred from the
[0361]
However, from the transfer period t2 of the second cycle, the switch S17 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the transfer of the first cycle is performed. The data of the frame transferred from the disk DISC7 to the buffer BF17 during the readout period Rt of the period t0 is transferred from the buffer BF17 to the
[0362]
On the other hand, in the readout period Rt of the transfer period t2, the movable contact d of the
[0363]
Further, the movable contact d of the
[0364]
In the transfer period t3, the switch S2 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC2 is read in the read period Rt of the previous transfer period t1. The data of the frames Fr4, Fr5 and Fr6 of the material AVs1 transferred from the buffer BF2 to the buffer BF2 are transferred from the buffer BF2 to the
[0365]
On the other hand, in the transfer period t3 of the first cycle, the switch S18 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, but in the read period Rt of the transfer period t1 of the first cycle, Since no data has been transferred from the
[0366]
However, from the transfer period t3 of the second cycle, the switch S18 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the transfer of the first cycle is performed. The data of the frame transferred from the disk DISC8 to the buffer BF18 during the reading period Rt of the period t1 is transferred from the buffer BF18 to the
[0367]
On the other hand, in the readout period Rt of the transfer period t3 of the first cycle, the movable contact d of the
[0368]
That is, in the readout period Rt of the transfer period t3 of the first cycle, the data of the frames Fr10, Fr11 and Fr12 of the material AVs1 is supplied from the disk DISC4 to the buffer BF4, and the frame Fr1 of the material AVs2 is supplied from the disk drive disk DISC2 to the buffer BF12. , Fr2 and Fr3 are supplied.
[0369]
In the transfer period t4, the switch S3 is turned on by the switching control signal SW1 supplied via the bus 170 from the control unit 171 shown in FIG. 12, whereby the disk DISC3 is turned on during the readout period Rt of the previous transfer period t2. The data of the frames Fr7, Fr8 and Fr9 of the material AVs1 transferred from the buffer BF3 to the
[0370]
On the other hand, in the transfer period t4 of the first cycle, the switch S11 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, but in the read period Rt of the transfer period t2 of the first cycle. Since no data is supplied from the
[0371]
However, from the transfer period t4 of the second cycle, the switch S11 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the previous transfer period t2 In the read period Rt, the data of the frame transferred from the disk DISC1 to the buffer BF11 is transferred from the buffer BF11 to the
[0372]
On the other hand, in the read period Rt of the transfer period t4 of the first cycle, the movable contact d of the
[0373]
That is, in the readout period Rt of the transfer period t4 of the first cycle, the data of the frames Fr13, Fr14 and Fr15 of the material AVs1 is supplied from the disk DISC5 to the buffer BF5, and the frames Fr4, Fr5 of the material AVs2 are supplied from the disk DISC3 to the buffer BF13. And Fr6 data are supplied.
[0374]
In the transfer period t5, the switch S4 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC4 is read in the read period Rt of the previous transfer period t3. The data of the frames Fr10, Fr11, and Fr12 of the material AVs1 transferred from the buffer BF4 to the
[0375]
As a result, the data of the material AVs2 is sequentially output from the frame Fr1, which is the head data.
[0376]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0377]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr16, Fr17, and Fr18 of the material AVs1 is supplied from the disk DISC6 to the buffer BF6, and the data of the frames Fr7, Fr8, and Fr9 of the material AVs2 are supplied from the disk DISC4 to the buffer BF14. You.
[0378]
In the transfer period t6, the switch S5 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC5 is turned on in the readout period Rt of the previous transfer period t4. The data of the frames Fr13, Fr14 and Fr15 of the material AVs1 transferred from the buffer BF5 to the
[0379]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0380]
That is, during this readout period Rt, the data of the frames Fr19, Fr20 and Fr21 of the material AVs1 is supplied from the disk DISC7 to the buffer BF7, and the data of the frames Fr10, Fr11 and Fr12 of the material AVs2 are supplied to the buffer BF15 from the disk DISC5. You.
[0381]
In the transfer period t7, the switch S6 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC6 is turned on in the read period Rt of the previous transfer period t5. The data of the frames Fr16, Fr17, and Fr18 of the material AVs1 transferred from the buffer BF6 to the
[0382]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0383]
That is, during this readout period Rt, the data of the frames Fr22, Fr23 and Fr24 of the material AVs1 is supplied from the disk DISC8 to the buffer BF8, and the data of the frames Fr13, Fr14 and Fr15 of the material AVs2 are supplied from the disk DISC6 to the buffer BF16. You.
[0384]
In the transfer period t0 of the second cycle, the switch S7 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, thereby reading the previous transfer period t6. The data of the frames Fr19, Fr20, and Fr21 of the material AVs1 being transferred from the disk DISC7 to the buffer BF7 during the period Rt is transferred from the buffer BF7 to the
[0385]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0386]
That is, in the read period Rt of the transfer period t0 of the second cycle, the data of the frames Fr25, Fr26, and Fr27 of the material AVs1 is supplied from the disk DISC1 to the buffer BF1, and the frames Fr16, Fr17, and the like are supplied from the disk DISC7 to the buffer BF12. The data of Fr18 is supplied.
[0387]
In the transfer period t1 of the second cycle, the switch S8 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, thereby reading the previous transfer period t7. The data of the frames Fr22, Fr23 and Fr24 of the material AVs1 being transferred from the disk DISC8 to the buffer BF8 during the period Rt is transferred from the buffer BF8 to the
[0388]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0389]
That is, in the readout period Rt of the transfer period t1 of the second cycle, the data of the frames Fr28, Fr29, and Fr30 of the material AVs1 is supplied from the disk DISC2 to the buffer BF2, and the frame Fr19 of the material AVs2 from the disk DISC8 to the buffer BF18. The data of Fr20 and Fr21 are supplied.
[0390]
In the transfer period t2 of the second cycle, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, thereby reading the previous transfer period t0. The data of the frames Fr25, Fr26 and Fr27 of the material AVs1 transferred from the disk DISC1 to the buffer BF1 during the period Rt is transferred from the buffer BF1 to the
[0391]
At this time, in the reading period Rt, the movable contact d of the
[0392]
That is, in the readout period Rt of the transfer period t2 of the second cycle, the data of the frames Fr22, Fr23, and Fr24 of the material AVs2 is supplied from the disk DISC1 to the buffer BF11, and the frame Fr31, Fr3 of the material AVs2, from the disk DISC1 to the buffer BF11. The data of Fr32 and Fr33 are supplied.
[0393]
Thereafter, similarly, the data of the material AVs1 reproduced from the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 are sequentially transferred to the buffers BF1 to BF3. After the data of the material AVs2 reproduced from each of the disks DISC2, DISC3,... DISC1 of the disk drives 23, 30, 31, 34, 35, 42, 43, and 22 are supplied to the BF8 to the BF11 to BF18, respectively. , Are supplied to the first and
[0394]
The data of the material AVs1 is stored in the discs DISC1, DISC2,... DISC8 of the disc drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 in the order of frames Fr1, Fr2,. , And the data of the material AVs2 are stored in each of the disks DISC2, DISC3,... DISC1 of the disk drives 23, 30, 31, 34, 35, 42, 43, and 22 as frames Fr1, Fr2,. , And the same discs DISC1, DISC2,... DISC8 are accessed in a time-division manner. Therefore, the arbitrary frame data of the material AVs2 is delayed by three transfer periods from the time when the same frame data of the material AVs1 is read from the disks DISC1 to DISC8 and supplied to the buffers BF1 to BF8.
[0395]
For example, the data of the frame Fr1 of the material AVs1 is read from the disk DISC1 during the readout period Rt starting from the transfer period t0 and supplied to the buffer BF1, while the data of the frame Fr1 of the material AVs2 is read out from the transfer period t3. Rt is read from the disk DISC2 and supplied to the buffer BF12.
[0396]
Therefore, in order to match the frame of the data of the material AVs1 read from the
[0397]
In the above-described example, the case where M = 2 has been described. However, even when M = 3, reproduction can be performed independently for the same purpose. In this case, it is assumed that the first, second, and
[0398]
In this example, in the first transfer period, an arbitrary M portion on each of the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 is reproduced and reproduced. Are stored in the buffers BF1 to BF8, the buffers BF11 to BF18, and the buffers BF21 to BF28, and in the next transfer period after one transfer period, the buffers BF1 to BF8, the buffers BF11 to BF18 , Read the material data stored in the buffers BF21 to BF28, store the read material data in the first, second, and
[0399]
U. Description of the operation when reproducing an arbitrary M portion on the disk and recording a 1 × speed reproduction signal from the high-speed recording / reproducing VTR on the disk (see FIGS. 30, 31 and 32)
[0400]
Next, audio, video, and subcode data recorded for each material on the discs DISC1, DIS2,... DISC8 shown in FIG. 17 are arbitrarily reproduced for each material, and shown in FIG. The operation in the case where the 1x speed audio, video and subcode data from the reproducing
[0401]
Description will be made with reference to FIG. FIG. 30 shows the recording of the audio, video and subcode data of the material AVs2 in the order of the discs DISC1, DISC2,. In the figure, the areas indicated by hatching are recorded in the order of discs DISC2, DISC3,... DISC4,..., Audio, video and subcode data of the material AVsn (the hatching opposite to the hatching of material AVs2 in the figure). (Area indicated by) is recorded.
[0402]
Then, the material from the reproducing
[0403]
That is, in FIG. 30, the data of the materials AVs1 and AVs2 is reproduced from the disks DISC1, DISC2,... DISC8, and at the same time, the material data from the reproducing
[0404]
Next, referring to FIGS. 31 and 32, the case where the material AVs1 and the material AVs2 are reproduced from the discs DISC1, DISC2,... DISC8 and the material from the reproducing
[0405]
31 and 32 are the same as those shown in FIGS. 18 and 19, FIGS. 25 and 26, and FIGS. 28 and 29, respectively, and a description thereof will be omitted. The data of the material AVs1 is recorded in order from the frame Fr1 from the head of each area of each disk DISC1, DISC2,... DISC8 of each
[0406]
As already described, the data of the materials AVs1 and AVs2 read from each of the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 are shown in FIG. Are supplied to the buffers BF1 to BF8 and BF11 to BF18 via the
[0407]
As shown in FIG. 30, the data of the material AVs1 is recorded in the order of frames Fr1, Fr2,... From the disk DISC1, and the data of the material AVs2 is recorded in the order of frames Fr1, Fr2, .. Are recorded in the order of..., And as described with reference to FIGS. 27 to 29, the following example describes a case where the third reproduction control method is adopted.
[0408]
Also, the 1 × speed reproduction signal from the reproducing
[0409]
This timing is controlled by the control of the
[0410]
The operator of the recording signal on the magnetic tape of the video tape cassette set in the
[0411]
Therefore, if the
[0412]
First, in the transfer period t0 of the first cycle, the switch S7 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the first cache is transferred from the buffer BF7 to the first cache. 146 becomes a state in which data of the frame of the material AVs1 can be transferred. At the same time, the switch S15 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the data of the frame of the material AVs2 can be transferred from the buffer BF15 to the
[0413]
However, in the transfer period t0 of the first cycle, the data of the frame of the material AVs1 has not yet been supplied from the disk DISC7 to the buffer BF7, and the data of the frame of the material AVs2 has been supplied from the disk DISC5 to the
[0414]
Further, the
[0415]
However, in the transfer period t0 of the first cycle, since the data of the frame as the playback material from the
[0416]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0417]
Further, the movable contact d of the
[0418]
On the other hand, in the write period Wt of the transfer period t0 of the first cycle, the movable contact d of the
[0419]
In the transfer period t1, the switch S8 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the frame of the material AVs1 is transferred from the buffer BF8 to the
[0420]
However, in the transfer period t1 of the first cycle, the data of the frame of the material AVs1 is not yet supplied from the disk DISC8 to the buffer BF8, and the data of the frame of the material AVs2 is not supplied from the disk DISC6 to the buffer BF16. In the transfer period t1 of the first cycle, the data of the frames of the materials AVs1 and AVs2 are not supplied to the first and
[0421]
On the other hand, the switch S27 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the frame of the frame as the playback material from the
[0422]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0423]
Further, since the movable contact d of the
[0424]
On the other hand, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0425]
In the transfer period t2, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC1 is turned on in the read period Rt of the previous transfer period t0. , And the data of the frames Fr1, Fr2 and Fr3 of the material AVs1 transferred to the buffer BF1 and transferred to the
[0426]
Then, at the same time, the switch S17 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, thereby enabling data transfer between the buffer BF17 and the
[0427]
On the other hand, the switch S28 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, so that data can be transferred between the
[0428]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0429]
Further, the movable contact d of the
[0430]
In the writing period Wt, the movable contact d of the
[0431]
In the transfer period t3, the switch S2 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the disk DISC2 is read in the read period Rt of the previous transfer period t1. The data of the frames Fr4, Fr5, and Fr6 of the material AVs1 that has been read from and transferred to the buffer BF2 is transferred from the buffer BF2 to the
[0432]
At the same time, the switch S18 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, thereby enabling data transfer between the
[0433]
On the other hand, the switch S21 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby data can be transferred between the
[0434]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0435]
Further, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0436]
In the transfer period t4, the switch S3 is turned on by the switching control signal SW1 supplied via the bus 170 from the control unit 171 shown in FIG. 12, whereby the disk DISC3 is turned on during the readout period Rt of the previous transfer period t2. The data of the frames Fr7, Fr8 and Fr9 of the material AVs1 transferred from the buffer BF3 to the
[0437]
Further, the switch S11 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby data can be transferred between the
[0438]
On the other hand, the switch S22 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the frame stored in the
[0439]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0440]
On the other hand, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0441]
In the transfer period t5, the switch S4 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, so that in the read period Rt of the previous transfer period t3, the disk is turned on. The data of the frames Fr10, Fr11, and Fr12 of the material AVs1, which is read from the DISC4 and transferred to the buffer BF4, is transferred from the buffer BF4 to the
[0442]
Further, the switch S12 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the switch S12 is read from the disk DISC2 and transferred to the buffer BF12 in the read period Rt of the previous transfer period t3. The transferred data of the frames Fr1, Fr2, and Fr3 of the material AVs1 is supplied from the buffer BF12 to the
[0443]
On the other hand, the switch S23 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the frame as the playback material from the
[0444]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0445]
On the other hand, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0446]
In the transfer period t6, the switch S5 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, so that in the read period Rt of the previous transfer period t4, the disk is turned on. The data of the frames Fr13, Fr14, and Fr15 of the material AVs1 read from the DISC5 and transferred to the buffer BF5 are transferred from the buffer BF5 to the
[0447]
Further, the switch S13 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the switch S13 is read from the disk DISC3 and transferred to the buffer BF13 in the read period Rt of the previous transfer period t4. The transferred data of the frames Fr4, Fr5, and Fr6 of the material AVs1 is supplied from the buffer BF13 to the
[0448]
On the other hand, the switch S24 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the frame as the playback material from the
[0449]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0450]
On the other hand, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0451]
In the transfer period t7, the switch S6 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, so that in the read period Rt of the previous transfer period t5, The data of the frames Fr16, Fr17, and Fr18 of the material AVs1 read from the DISC6 and transferred to the buffer BF6 are transferred from the buffer BF6 to the
[0452]
Further, the switch S14 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the switch S14 is read from the disk DISC4 and transferred to the buffer BF14 in the read period Rt of the previous transfer period t5. The transferred data of the frames Fr7, Fr8, and Fr9 of the material AVs1 is supplied from the buffer BF14 to the
[0453]
On the other hand, the switch S25 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the frame stored in the
[0454]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0455]
On the other hand, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0456]
In the transfer period t0 of the second cycle, the switch S7 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, thereby reading the previous transfer period t6. In the period Rt, the data of the frames Fr19, Fr20, and Fr21 of the material AVs1 read from the disk DISC7 and transferred to the buffer BF7 is transferred from the buffer BF7 to the
[0457]
Further, the switch S15 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the switch S15 is read from the disk DISC5 and transferred to the buffer BF15 in the read period Rt of the previous transfer period t6. The transferred data of the frames Fr10, Fr11, and Fr12 of the material AVs1 is supplied from the buffer BF15 to the
[0458]
On the other hand, the switch S26 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the frame as the playback material from the
[0459]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0460]
On the other hand, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0461]
In the transfer period t1 of the second cycle, the switch S8 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, thereby reading the previous transfer period t7. In the period Rt, the data of the frames Fr22, Fr23, and Fr24 of the material AVs1 read from the disk DISC8 and transferred to the buffer BF8 is transferred from the buffer BF8 to the
[0462]
Further, the switch S16 is turned on by the switching control signal SW2 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the data is read from the disk DISC6 and transferred to the buffer BF16 in the read period Rt of the previous transfer period t7. The transferred data of the frames Fr13, Fr14, and Fr15 of the material AVs2 is supplied from the buffer BF16 to the
[0463]
On the other hand, the switch S27 is turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170, whereby the frame as the playback material from the
[0464]
At this time, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0465]
On the other hand, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0466]
Thereafter, similarly, the data of the material AVs1 reproduced from the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 are sequentially transferred to the buffers BF1 to BF3. After the data of the material AVs2 reproduced from each of the disks DISC2, DISC3,... DISC1 of the disk drives 23, 30, 31, 34, 35, 42, 43, and 22 are supplied to the BF8 to the BF11 to BF18, respectively. , Are supplied to the first and
[0467]
The data of the material AVs1 is stored in the discs DISC1, DISC2,... DISC8 of the disc drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 in the order of frames Fr1, Fr2,. , And the data of the material AVs2 are stored in each of the disks DISC2, DISC3,... DISC1 of the disk drives 23, 30, 31, 34, 35, 42, 43, and 22 as frames Fr1, Fr2,. , And the same discs DISC1, DISC2,... DISC8 are accessed in a time-division manner. Therefore, the arbitrary frame data of the material AVs2 is delayed by three transfer periods from the time when the same frame data of the material AVs1 is read from the disks DISC1 to DISC8 and supplied to the buffers BF1 to BF8.
[0468]
For example, the data of the frame Fr1 of the material AVs1 is read from the disk DISC1 during the readout period Rt starting from the transfer period t0 and supplied to the buffer BF1, while the data of the frame Fr1 of the material AVs2 is read out from the transfer period t3. Rt is read from the disk DISC2 and supplied to the buffer BF12.
[0469]
Therefore, in order to match the frame of the data of the material AVs1 read from the
[0470]
In the above-described example, the case where M = 2 has been described. However, if another cache is added, reproduction can be performed independently even for M = 3.
[0471]
Further, in the above-described example, the case where the data as the playback material from the
[0472]
Further, in the above-described example, the playback material from the
[0473]
As for the timing, the write period Wt shown in FIGS. 31 and 32 may be replaced with the read period Rt. When the write period Wt shown in FIGS. 31 and 32 is replaced with Rt, the directions of the arrows shown between the
[0474]
In this example, in the transfer period n, the reproduced material read from any two places of the disks DISC1, DISC2,... DISC8 of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 Are stored in the buffers BF1 to BF8 and the buffers BF11 to BF18, and the 1x speed playback material or the external input material from the
[0475]
V. Description of the operation in the case of reproducing an arbitrary portion on the disc at a double speed and recording a double speed reproduction signal from a high-speed recording / reproduction VTR on the disk (see FIGS. 33, 34 and 35)
[0476]
Next, audio, video and subcode data recorded for each material on the discs DISC1, DIS2,... DISC8 shown in FIG. 17 are arbitrarily double-speed reproduced, and the reproduction shown in FIG. The operation when the double speed audio, video and subcode data from the
[0477]
Description will be made with reference to FIG. FIG. 33 shows the recording of audio, video and subcode data (areas indicated by dots in the figure) of material AVs1 in the order of discs DISC1, DISC2,. In the figure, the areas indicated by hatching are recorded in the order of discs DISC2, DISC3,... DISC4,..., Audio, video and subcode data of the material AVsn (the hatching opposite to the hatching of material AVs2 in the figure) (Area indicated by) is recorded.
[0478]
The discs DISC1, DISC2,... DISC8 in the recording state described above are filled with the double-speed reproduction material from the reproducing
[0479]
That is, in FIG. 33, double-speed playback material data from the
[0480]
Next, referring to FIGS. 34 and 35, the material AVsn-1 is reproduced at double speed from the discs DISC1, DISC2,... DISC8, and at the same time, the double speed reproduction data from the reproducing
[0481]
34 and 35 are the same as those shown in FIGS. 18 and 19, FIGS. 25 and 26, FIGS. 28 and 29, and FIGS. 31 and 32, respectively, and a description thereof will be omitted.
[0482]
First, in the first transfer period t0, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the
[0483]
On the other hand, the switches S27 and S28 are turned on by the switching control signal SW3 supplied from the control unit 171 via the bus 170. Thereby, the data of the frames Fr1, Fr2, and Fr3 of the material AVsn-1 from the buffer BF27 to the
[0484]
However, in the first transfer period t0, since the data of the frame of the material AVsn-1 has not been supplied from the disk DISC8 to the buffers BF27 and BF28, the
[0485]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0486]
However, during this writing period Wt, the data of the reproduced material from the reproducing
[0487]
In the transfer period t1, the switch S3 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the
[0488]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0489]
That is, in the writing period Wt, the data of the frames Fr1, Fr2, and Fr3 as the playback material from the
[0490]
In the transfer period t2, the switch S5 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the
[0490]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0492]
That is, in the writing period Wt, the data of the frames Fr7, Fr8, and Fr9 as the playback material from the
[0493]
In the transfer period t3, the switch S7 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the
[0494]
At this time, in the reading period Rt, the movable contact d of the
[0495]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr1, Fr2, and Fr3 of the material AVsn-1 recorded on the disk DISC1 is read from the disk DISC1, stored in the buffer BF21, and recorded on the disk DISC2. The data of the frames Fr4, Fr5 and Fr6 of the material AVsn-1 is read from the disk DISC2 and stored in the buffer BF22.
[0496]
In the writing period Wt, the movable contact d of the
[0497]
That is, in the writing period Wt, the data of the frames Fr13, Fr14 and Fr15 as the reproduction material from the reproducing
[0498]
In the transfer period t4, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, and thereby the
[0499]
At this time, in the reading period Rt, the movable contact d of the
[0500]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr7, Fr8, and Fr9 of the material AVsn-1 recorded on the disk DISC3 is read from the disk DISC3, stored in the buffer BF23, and recorded on the disk DISC4. The data of the frames Fr10, Fr11 and Fr12 of the material AVsn-1 is read from the disk DISC4 and stored in the buffer BF24.
[0501]
In the writing period Wt, the movable contact d of the
[0502]
That is, in the writing period Wt, the data of the frames Fr19, Fr20, and Fr21 as the playback material from the
[0503]
In the transfer period t5, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the
[0504]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0505]
That is, in the writing period Wt, the data of the frames Fr25, Fr26, and Fr27 as the playback material from the
[0506]
Further, in the read period Rt, the movable contact d of the
[0507]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr13, Fr14, and Fr15 of the material AVsn-1 recorded on the disk DISC5 is read from the disk DISC5, stored in the buffer BF25, and recorded on the disk DISC6. The data of the frames Fr16, Fr17 and Fr18 of the material AVsn-1 is read from the disk DISC6 and stored in the buffer BF26.
[0508]
In the transfer period t6, the switch S5 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the
[0509]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0510]
That is, in the writing period Wt, the data of the frames Fr31, Fr32, and Fr33 as the playback material from the
[0511]
In the read period Rt, the movable contact d of the
[0512]
That is, in the read period Rt, the data of the frames Fr19, Fr20, and Fr21 of the material AVsn-1 recorded on the disk DISC7 is read from the disk DISC7, stored in the buffer BF27, and recorded on the disk DISC8. The data of the frames Fr22, Fr23 and Fr24 of the material AVsn-1 is read from the disk DISC8 and stored in the buffer BF28.
[0513]
In the transfer period t7, the switch S7 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the
[0514]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0515]
That is, in the writing period Wt, the data of the frames Fr37, Fr38, and Fr39 as the playback material from the
[0516]
In the next transfer period t0, the switch S1 is turned on by the switching control signal SW1 supplied from the control unit 171 shown in FIG. 12 via the bus 170, whereby the reproduction from the
[0517]
At this time, in the writing period Wt, the movable contact d of the
[0518]
That is, in the writing period Wt, the data of the frames Fr43, Fr44 and Fr45 as the reproduction material from the reproducing
[0519]
Then, similarly, the frame data as the playback material from the
[0520]
In the above example, data as a double-speed playback material from the
[0521]
In this example, during the transfer period tn, the double-speed playback material from the
[0522]
As described above, in the present example, the reproducing
[0523]
Eight buffers BF1 to BF8, BF11 to BF18, and BF21 are provided to the first, second, and
[0524]
Also, since the reproduction data from the reproducing
[0525]
Further, since the data transfer rate in the recording / reproducing apparatus or system can be set to n times the normal transfer rate, the recording / reproducing work time can be obtained even if the reproducing
[0526]
In the above-described example, a case has been described in which the reproducing
[0527]
W. Configuration when the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1 is housed in one housing and incorporated in a higher-level editing system as an editing machine and description of its operation (see FIG. 36)
[0528]
FIG. 36 is a configuration diagram showing a configuration example when the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1 is an integrated editing machine, and the integrated editing machine is incorporated in an editing system. In other words, this is a configuration diagram in a case where the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1 is incorporated in one housing, and an integrated editing machine is incorporated in the editing system as a central part of the editing system.
[0529]
In the figure,
[0530]
An
[0531]
[0532]
The
[0533]
The
[0534]
The
[0535]
Further, the
[0536]
Further, the
[0537]
Next, the operation of the editing system shown in FIG. 36 will be described. When the recording control signal from the
[0538]
On the other hand, when the reproduction control signal from the
[0539]
When the hard disk control signal from the
[0540]
When the control signal from the
[0541]
On the other hand, when a control signal from the
[0542]
The video data Vmix supplied to the high-
[0543]
The video data Vmix and the audio data Amix supplied to the
[0544]
As described above, in the present embodiment, the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1 is configured as an integrated editing machine, and is used by being incorporated in an editing system. Therefore, the system configuration is simplified and the connection is simplified. In addition, compatibility with the devices used up to now can be achieved, and the same effect as the editing system shown in FIG. 1, for example, improvement of A / B roll editing efficiency, and awareness of the remaining capacity of the recording medium can be achieved. No editing can be realized.
[0545]
X. Description of the system configuration and operation when a plurality of recording / reproducing devices shown in FIG. 1 are used (see FIG. 37)
[0546]
FIG. 37 shows an example of a configuration in which a so-called cart machine is constructed by preparing a plurality of the recording / reproducing apparatuses shown in FIG. 1 and controlling the prepared plurality of recording / reproducing apparatuses by the controller 190. FIG.
[0547]
As shown in FIG. 37, in this example, each external synchronization signal input terminal 33e (see FIG. 1) of the recording / reproducing device 193-1, 193-2,... 193-n shown in FIG. An external synchronization signal output terminal of the controller 190 is connected to each control signal input terminal 33f (see FIG. 1) of each of the recording / reproducing devices 193-1, 193-2,. The output terminals are connected to each other to build a so-called car and machine.
[0548]
The controller 190 synchronizes the recording / reproducing devices 191-1, 191-2,... 191-n based on an external synchronization signal such as an intra-station synchronization signal supplied via the
[0549]
Under the control of the controller 190, each of the recording / reproducing devices 191-1, 191-2,... 191-n controls each of the
[0550]
By the way, the controller 190 shown in FIG. 37 not only controls the recording / reproducing devices 191-1, 191-2,... 191-n, but also, for example, based on the control of a host computer of a sending system (not shown). By controlling the recording / reproducing devices 191-1, 191-2,... 191-n, the material can be transmitted according to the transmission list held by the host computer.
[0551]
As described above, in the present embodiment, the recording / reproducing apparatuses 191-1, 191-2,... 191-n shown in FIG. Thus, the smallest cassette autochanger having a large number of channels for simultaneous reproduction can be easily realized.
[0552]
【The invention's effect】
According to the present invention described above, data recorded on a magnetic tape is reproduced at a normal reproduction speed or at a reproduction speed other than the normal reproduction speed, and is reproduced at a normal reproduction speed or a reproduction speed other than the normal reproduction speed. The reproduced data reproduced in the above is supplied to a plurality of disks via a cache memory and recorded at a normal recording speed or a recording speed other than the normal recording speed, and the data recorded on the plurality of disks is usually The data is reproduced at a reproduction speed other than the normal reproduction speed or at a reproduction speed other than the normal reproduction speed, and the data at the normal reproduction speed obtained by reproducing the recording data of the plurality of discs or the reproduction speed other than the normal reproduction speed is stored in the cache memory. The recording medium is supplied to the magnetic tape via the memory and recorded at a normal recording speed or at a recording speed other than the normal recording speed. The data recorded on the magnetic tape can be satisfactorily recorded even if the data recorded on the magnetic tape is reproduced at a speed other than the normal reproduction speed. It can be played back at a speed other than the speed and supplied to the recording unit, and the recording unit can record at a recording speed other than the normal recording speed, which simplifies the recording and playback work and greatly increases the time required for the recording and playback work (
[0553]
Further, according to the present invention described above, a reproducing unit that outputs data at least at a transfer speed n times the normal transfer speed, a recording unit that records data at least at a transfer speed n times the normal transfer speed, and k recording units By controlling the data control unit, the reproducing unit, the recording unit, and the k disk recording / reproducing units arranged between the disk recording / reproducing units by the control unit, the reproducing unit is a recording unit, the reproducing unit is a plurality of disk recording / reproducing units, Since data transfer from a plurality of disk recording / reproducing units to the recording unit and output to the outside or input from the outside are performed via the storage unit functioning as a cache, input / output in the data control unit is performed. Is performed via a storage unit functioning as a cache, so that data having a transfer speed n times the normal transfer speed can be stored in k storages via the storage unit. Since the data is supplied to the recording / reproducing unit, the data recorded on the magnetic tape can be satisfactorily recorded even if the data is reproduced at n times the normal reproducing speed. The data recorded on each disk of the recording / reproducing unit is reproduced at a reproduction speed n times the normal speed, supplied to the recording unit, and recorded at the recording unit at a recording speed n times the normal recording speed. As a result, the recording / reproducing operation can be simplified, and the time required for the recording / reproducing operation can be significantly reduced (to 1 / n if n times). Since reproduction can be performed and a plurality of disks are used, there is no need to worry about abrasion of a medium or slow access, which is a concern with a magnetic tape, and a reproduction unit such as a digital VTR is used. data transfer Those with many possible to shorten the time required for recording and reproducing operations, even when using, moreover, can the configuration in the case of building a device or system easily, thereby there is an effect that it is possible to reduce significantly the cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of a recording / reproducing method and apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram showing an example of a case where a reproducing
FIG. 3 is an explanatory diagram for explaining a format at the time of recording and reproducing of video and audio data for explaining an embodiment of the recording and reproducing method and apparatus of the present invention.
4 is an explanatory diagram relating to a recording / reproducing head of the high-speed recording / reproducing VTR shown in FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining a recording operation at a transfer speed four times a normal transfer speed for explaining the high-speed recording / reproducing VTR shown in FIG. 2;
FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining a reproducing operation at a transfer speed four times as large as a normal speed for explaining the high-speed recording / reproducing VTR shown in FIG. 2;
FIG. 7 is a configuration diagram illustrating a configuration example of an
8 is a configuration diagram showing a configuration example of
FIG. 9 is a configuration diagram showing a configuration example of a data controller used in the recording / reproduction device shown in FIG. 1;
10 is a configuration diagram showing a configuration example of a
11 is a configuration diagram showing a configuration example of a
12 is a configuration diagram showing a configuration example of a
13 is an explanatory diagram for describing an operation of transferring frame data to a cache during triple-speed playback in the
14 is an explanatory diagram for describing an operation of transferring frame data to a cache during triple-speed playback in the
FIG. 15 is an explanatory diagram for describing an operation of transferring frame data to a cache during double-speed playback in the
16 is an explanatory diagram for describing an operation of transferring frame data to a cache at the time of 1 × speed reproduction in the
FIG. 17 is an explanatory diagram for explaining a recording operation of the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 on the disks DISC1 to DISC8 by the
18 is an explanatory diagram showing data transfer timings between the disk array controller shown in FIG. 9 and the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 shown in FIG.
FIG. 19 is an explanatory diagram showing data transfer timings between the disk array controller shown in FIG. 9 and the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 shown in FIG.
FIG. 20 is an explanatory diagram for describing a data transfer operation from the cache to the
FIG. 21 is an explanatory diagram for explaining a data transfer operation from the cache to the
FIG. 22 is an explanatory diagram for explaining a data transfer operation from the cache to the
FIG. 23 is an explanatory diagram for describing an operation of transferring data from the cache to the
FIG. 24 is an explanatory diagram for explaining an operation of transferring data from the cache to the
FIG. 25 is an explanatory diagram for explaining a timing of reading data from the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 of FIG. 1 by the
FIG. 26 is an explanatory diagram for explaining a timing of reading data from the disk drives 22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, and 43 of FIG. 1 by the
FIG. 27 is an explanatory diagram showing a disk image for explaining an operation when reproducing an arbitrary M portion on the disk.
FIG. 28 is a timing chart for explaining a data transfer operation when reproducing an arbitrary M portion on a disk.
FIG. 29 is a timing chart for explaining a data transfer operation when reproducing an arbitrary M portion on a disk.
FIG. 30 is an explanatory diagram showing a disk image for explaining an operation when reproducing an arbitrary M portion on the disk and recording a 1 × -speed reproduced signal from a high-speed recording / reproducing VTR on the disk;
FIG. 31 is a timing chart for explaining a data transfer operation when reproducing an arbitrary M portion on a disk and recording a 1 × speed reproduction signal from a high-speed recording / reproduction VTR on the disk;
FIG. 32 is a timing chart for explaining a data transfer operation when reproducing an arbitrary M portion on the disk and recording a 1 × speed reproduction signal from a high-speed recording / reproduction VTR on the disk.
FIG. 33 is an explanatory diagram showing a disk image for explaining an operation when reproducing an arbitrary portion on the disk and recording a double-speed reproduction signal from a high-speed recording / reproduction VTR on the disk;
FIG. 34 is a timing chart for explaining a data transfer operation when reproducing an arbitrary portion on a disk and recording a double-speed reproduction signal from a high-speed recording / reproduction VTR on the disk;
FIG. 35 is a timing chart for explaining a data transfer operation when reproducing an arbitrary portion on a disk and recording a double-speed reproduction signal from a high-speed recording / reproducing VTR on the disk;
FIG. 36 is a configuration diagram showing a configuration in a case where the recording / reproducing apparatus shown in FIG. 1 is housed in one housing and incorporated into a higher-level editing system as an editing machine.
FIG. 37 is a configuration diagram showing a configuration of a system when a plurality of the recording / reproduction devices shown in FIG. 1 are used.
FIG. 38 is an explanatory diagram serving for an overview of N-times speed copying and N-channel simultaneous playback for providing an overview of a recording / reproducing method and a recording / reproducing apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 39 is an explanatory diagram for providing an overview of simultaneous playback of different materials, for providing an overview of a recording / reproducing method and a recording / reproducing apparatus to which the present invention is applied;
FIG. 40 is an explanatory diagram for providing an overview of the simultaneous playback of the same material, for providing an overview of the recording / reproducing method and the recording / reproducing apparatus to which the present invention is applied;
FIG. 41 is an explanatory diagram serving for an overview of N-channel simultaneous recording / playback for providing an overview of a recording / playback method and a recording / playback apparatus to which the present invention is applied;
FIG. 42 is an explanatory diagram for providing a brief description of the simultaneous playback of different materials provided for the brief description of the recording / reproducing method and the recording / reproducing apparatus to which the present invention is applied;
FIG. 43 is an explanatory diagram for providing an overview of double-speed recording / playback and simultaneous playback of a material, which is provided for the brief description of the recording / reproducing method and the recording / reproducing apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 44 is an explanatory diagram serving to provide an overview of recording / playback and simultaneous playback of different materials for providing a brief description of a recording / playback method and a recording / playback apparatus to which the apparatus of the present invention is applied.
FIG. 45 is a configuration diagram illustrating an example of a conventional recording / reproducing device.
[Explanation of symbols]
20 Data controller
21 Playback machine
22, 23, 30, 31, 34, 35, 42, 43 disk drives
24 Recorder
25 Input section
33 System Controller
36, 41, 49 playback output section
44 Recording monitor output section
138 Disk Array Controller
143, 161 multiplexer
144, 162 buffers
145, 163 demultiplexer
146 first cache
147 Second cache
148 Third cache
S1 to S28, 172, 174, 176, 178, 180, 182, 184, 186 switches
BF1 to BF28 buffer
171 control unit
180 High efficiency editing machine
182 Audio Mixer
183 DME switcher
184 Editor Controller
190-1, 190-2,... 190-n Recording / playback apparatus
190 Controller
Claims (9)
上記データコントロール部を、上記再生部からのnチャンネルのデータを1チャンネルのデータに変換し、変換した1チャンネルのデータを、所定単位毎にnチャンネルに分割する第1の分割手段と、上記第1の分割手段からのnチャンネルのデータ及び上記k個のディスク記録再生部からの再生データ、或いは上記第1の分割手段からのnチャンネルのデータまたは上記k個のディスク記録再生部からの再生データを記憶するためのキャッシュとして機能するm個の記憶部と、これらm個の記憶部に夫々接続される各k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第mバッファ群と、これら各k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第mバッファ群と上記m個の記憶部とを選択的に接続する第1選択部、第2選択部、・・・・第m選択部と、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第mバッファ群と上記k個のディスク記録再生部を選択的に接続する接続部と、上記k個のディスク記録再生部から再生されて上記m個の記憶部に記憶され、上記m個の記憶部から読み出された、所定単位毎にnチャンネルに分割されている再生データを、1チャンネルのデータに変換し、変換した1チャンネルのデータを、所定単位毎にnチャンネルのデータに分割する第2の分割手段と、上記第1選択部、第2選択部、・・・・第m選択部、並びに上記接続部をk個の転送期間を1サイクルとして制御する制御手段とを有することを特徴とする記録再生装置。 A reproducing unit capable of outputting data at a transfer speed of at least n times the normal transfer speed, k disk recording / reproducing units, and recording data at a transfer speed of at least n times the normal transfer speed; A recording unit capable of being disposed between the reproducing unit, the recording unit, and the plurality of disk recording / reproducing units, from the reproducing unit to the recording unit, from the reproducing unit to the plurality of disk recording / reproducing units, and to the plurality of disk recording units. A data control unit that performs data transfer from a reproducing unit to the recording unit and outputs to the outside or input from the outside via a storage unit that functions as a cache; and a reproducing unit, the recording unit, and the plurality of units. A recording / reproducing apparatus having a disc recording / reproducing unit and a control unit for controlling the data control unit,
A first dividing means for converting the n-channel data from the reproducing unit into one-channel data, and dividing the converted one-channel data into n channels in predetermined units; N-channel data from one division unit and reproduction data from the k disk recording / reproduction units, or n-channel data from the first division unit or reproduction data from the k disk recording / reproduction units M storage units functioning as caches for storing the data, and k first buffer groups, second buffer groups,..., M-th buffer groups respectively connected to the m storage units. , A first selection unit, a second selection unit,... For selectively connecting the k first buffer group, the second buffer group,...・An m-th selecting unit, a connecting unit for selectively connecting the k first buffer groups, the second buffer groups,..., The m-th buffer group and the k disk recording / reproducing units; The reproduction data reproduced from the disk recording / reproduction units and stored in the m storage units and read out from the m storage units and divided into n channels for each predetermined unit is stored in one channel. A second dividing unit for converting the data of one channel into n-channel data in units of a predetermined unit, the first selecting unit, the second selecting unit,... And a control means for controlling the connection unit with k transfer periods as one cycle.
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