JP3597506B2 - Connection structure of open block - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は各種の水路として使用されるコンクリート製の開渠ブロックを軸方向及びそれに直交する方向の相対変位に追従可能な状態に連結した開渠ブロックの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
開渠ブロックは軸方向に互いに連結されながら、地中、または地盤面上に敷設されることから、不等沈下による開渠ブロック間の軸方向に直交する方向の相対変位の他、地震による軸方向、及びそれに直交する方向の相対変位が生ずるため、隣接する開渠ブロックは両者間の止水性を確保する上で、想定される相対変位に追従できるように連結される必要がある。
【0003】
従来は▲1▼開渠ブロック間の突合せ目地に不定形シーリング材を充填する、▲2▼偏平なゴムを両開渠ブロックに樹脂系接着剤を用いて接着する、▲3▼各開渠ブロックに埋設されたゴムを溶着して目地を形成する等により目地の止水性を確保することが行われているが、いずれの方法も材料自体の変形能力によって相対変位に対応しようとするため、開渠ブロック間に発生する相対変位量が材料自体の変形能力を超える場合に変位に追従することができない。
【0004】
このため、材料の変形能力を超える相対変位が発生した場合には破断を生じ易く、目地からの漏水を招き易い。破断を生じた場合に補修をしても、補修箇所が不連続になるため、連結(施工)直後の止水性能を確保することが難しい。
【0005】
またいずれの方法も湿式の材料を用いることから、施工後の、特に冬期の施工後の養生時間を待つ必要があるため、施工直後から使用状態に置くことができない。
【0006】
暗渠の連結例である特開昭63−110327号,特開平2−164949号,特開平4−31520号ではブロックの軸方向に伸縮自在な、成型されたゴムを隣接するブロックの端面間に跨設しているが、ゴムの幅方向両端部をブロックの製作時にコンクリート中に埋設するため、破損が生じたときの交換が効かない。またゴムが余長部分を有しないため、追従できるブロック間の相対変位量はゴム自体の変形能力に制限される。
【0007】
この発明は上記背景より、開渠ブロック間の二方向の相対変位への追従能力が高く、破損した場合の交換を容易に行えるゴムを用いた連結構造を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では開渠ブロックの軸方向両側の端面より奥側の内周面に周方向に連続する定着溝を形成する一方、止水ゴムの幅方向両側の背面側に定着溝に定着されるアンカーを形成することにより止水ゴムの開渠ブロックへの着脱を自在にすると共に、止水ゴムに、隣接する開渠ブロックの双方の定着溝間距離より大きい幅を与え、止水ゴムの幅方向中間部を隣接する開渠ブロック間において弛ませることにより開渠ブロック間の二方向の相対変位への追従能力を高める。
【0009】
止水ゴムは帯状に成型され、長さ方向には対向する側壁の内周面と底版の内周面に連続して亘り、幅方向には隣接する開渠ブロックの端部間に跨り、幅方向両側のアンカーにおいて各定着溝内に差し込まれ、幅方向中間部において隣接する開渠ブロック間で弛んだ状態で両開渠ブロックを連結する。アンカーは定着溝内に差し込まれ、圧縮されることにより開渠ブロックへの取付状態を維持し、止水ゴムは取付状態からの抜け出しに対して安定する。
【0010】
幅方向中間部の弛み部分の長さ、すなわち余長には想定される開渠ブロック間の相対変位量を見込んだ長さが与えられ、止水ゴムは隣接する開渠ブロック間に軸方向、またはそれに直交する方向の相対変位が生じたとき、幅方向中間部の弛みがなくなる相対変位量までは自由に追従できる。それを超える相対変位に対してもアンカーを含め、止水ゴム全体が張力を負担しながら伸び変形することにより追従できる。
【0011】
このように止水ゴムが弛み分の余裕を有することで、相対変位発生時から過大な張力を負担することがないため、相対変位に対する追従能力が高く、破断に対する安全性も高い。
【0012】
止水ゴムのいずれかの部分が摩耗、損傷、破損等した場合にはアンカーが定着溝から強制的に引き出されることにより開渠ブロックから離脱可能であるため、交換時の対応が容易に行われる。特に止水ゴムは開渠ブロックの内周面に定着されることで、開渠ブロックを地盤面上に敷設した状態で止水ゴムを交換することができるため、迅速に交換作業を遂行することができる。
【0013】
止水ゴムの長さ方向のいずれかの部分に摩耗等が生じた場合でも、止水ゴムの交換はその一部ではなく、開渠ブロックを連結している止水ゴム全体毎に行われることで、湿式材料を用いる場合のような補修による性能上の不連続は生じないため、連結直後の止水性能を確保することができる。
【0014】
また止水ゴムは成型状態で定形を維持する乾式の定形シーリング材であるため、施工後の養生時間を待つ必要がなく、施工直後から使用状態に置くことができる。
【0015】
請求項2では定着溝を側壁の内周面から外周面まで連続して形成すると共に、止水ゴムを底版と側壁の内周面及び側壁の外周面に亘り、連続して定着させることにより、弛みがなくなる相対変位量を超える相対変位時の止水ゴムの負担を軽減し、止水ゴムの破損に対する安全性を高める。
【0016】
隣接する開渠ブロックが相対変位しようとするとき、止水ゴムには幅方向の引張力や厚さ方向のせん断力が作用するが、止水ゴムが側壁の内周面と外周面の両面に対になって定着されていることで、側壁を挟んだ一方側の止水ゴムが負担する荷重が半減するため、止水ゴムの負担が軽減され、その破損に対する安全性が向上する。
【0017】
併せて止水ゴムが側壁を厚さ方向の両側から保持するため、隣接する開渠ブロックの相対変位を拘束する効果も向上する。
【0018】
請求項3では開渠ブロックの端面と内周面との間の隅角部を面取りすると共に、止水ゴムの幅方向中間部を隣接する開渠ブロックの面取りされた面において弛ませることにより、開渠ブロック間の相対変位による止水ゴムの伸縮や変形時の破損や破断を回避する。
【0019】
隅角部の面取りがされていない場合、幅方向中間部の弛み部分が隅角部の凸部に繰り返して接触することにより傷付き、破断に至る可能性が高いが、面取りにより凸部がないことで、その破断の可能性が軽減され、止水ゴムの寿命が延長される。
【0020】
【発明の実施の形態】
この発明は図1,図2に示すように底版2と、対向する側壁3,3を持つ開渠ブロック1,1を帯状に成型された止水ゴム4を用い、開渠ブロック1の軸方向及びそれに直交する方向の相対変位に追従可能に連結した連結構造である。
【0021】
開渠ブロック1の軸方向両側の端面1aより奥側の内周面には、底版2の全幅と側壁3,3の全高、もしくは側壁3の頂部付近までに亘り、開渠ブロック1の周方向に連続する定着溝1bが形成される。定着溝1bは図4に示す断面形状の型枠5を開渠ブロック1の製作時に底版2と側壁3,3の内周面に設置しておくことにより形成される。
【0022】
図1,図2では側壁3の頂部(天端)まで定着溝1bを形成し、止水ゴム4を敷設しているが、止水ゴム4の上端は開渠ブロック1の使用状態で想定される水位より上に位置すればよいため、必ずしも側壁3の頂部まで定着溝1bを形成し、止水ゴム4を敷設する必要はない。
【0023】
型枠5は断面上、本体部5cと溝部5a及び面取り部5bからなり、長さ方向、すなわち紙面に垂直な方向に連続する。型枠5は底版2の内周面と側壁3の内周面、及び底版2と側壁3との間の隅角部毎に独立し、連続的に敷設されるか、または一方の側壁3の内周面から底版2を経て他方の側壁3の内周面までに連続して敷設され、コンクリートの硬化後に脱型される。開渠ブロック1の定着溝1bは溝部5aによって形成される。
【0024】
図5〜図7では止水ゴム4を交換する際の、止水ゴム4の挿入と離脱のし易さから、型枠5の、定着溝1bを形成する部分である溝部5aの断面形状を台形状にし、底版2と側壁3の内周側の表面から深さ方向にかけて幅が縮小される形状に定着溝1bを形成しているが、必ずしもその必要はない。
【0025】
止水ゴム4は幅方向には隣接する開渠ブロック1,1の双方の定着溝1b,1b間距離より大きい幅を持ち、全長は少なくとも一方の側壁3の頂部、もしくはその付近から底版2を経て他方の側壁3の頂部、もしくはその付近までに亘る長さを持ち、一方の側壁3の頂部やその付近から他方の側壁3の頂部やその付近まで連続し、継ぎ目なく敷設される。
【0026】
止水ゴム4の幅方向両側の背面側には定着溝1bに定着されるアンカー4a,4aが形成され、各アンカー4aの両側に定着溝1bの内周面に密着する複数のアンカーリップ4bが突設される。
【0027】
止水ゴム4は隣接する開渠ブロック1,1の端面1a,1aが互いに対向し、クリアランスをおいた状態、もしくは密着した状態で双方の端部間に跨り、各アンカー4aが各開渠ブロック1の定着溝1b内に差し込まれる。止水ゴム4は複数のアンカーリップ4bの収縮時の弾性によって定着溝1bに定着された状態を維持する。止水ゴム4は弾性によって定着状態を維持することから、主として復元性能の高い、クロロプレンゴム、ブチルゴム、シリコンゴムその他のガスケット類の定形シーリング材によって成型される。
【0028】
図5〜図7ではアンカー4aが定着溝1b内に差し込まれた状態を示しているが、特にアンカー4aが定着溝1b内に差し込まれる前のアンカーリップ4bの状態と定着溝1bとの関係を示している図5,図6のようにアンカーリップ4bの弾性が発揮されるよう、アンカー4aの両側のアンカーリップ4b,4bの先端間距離は定着溝1bの内法より大きく、アンカー4aが定着溝1b内に差し込まれたときにアンカーリップ4b,4bが収縮する。
【0029】
止水ゴム4が定着溝1b,1bに定着されたとき、止水ゴム4の幅方向中間部は隣接する開渠ブロック1,1間で弛んだ状態になる。この幅方向中間部の弛み部分4cの長さ、すなわち余長には想定される開渠ブロック1,1間の相対変位に伴う端面1a,1a間距離の変化量を見込んだ長さが与えられる。止水ゴム4は幅方向中間部が弛みのない状態で成型されるか、または弛んだ状態で成型されるが、取付作業性の面からは後者の方がよい。
【0030】
図面では止水ゴム4の損傷や破損を防止するために、開渠ブロック1の端面1aと内周面との間の隅角部を面取りし、止水ゴム4を隣接する開渠ブロック1,1の面取りされた面1c,1cに弛み部分4cを位置させている。面取りされた面1cは上記の図4に示す型枠5による定着溝1bの形成と同時に、面取り部5bによって形成される。面取りされた面1cは曲面状の場合もある。
【0031】
図5〜図7は止水ゴム4による開渠ブロック1,1の連結例を示す。止水ゴム4の取付面である底版2及び側壁3の内周面には止水ゴム4の取付状態において水流の妨げとならないよう、敷設溝1dが形成され、止水ゴム4はその表面と底版2及び側壁3の内周面が面一になるように、またはそれに近い状態で敷設溝1dに敷設される。敷設溝1dは型枠5の本体部5cによって形成される。敷設溝1dの端面と止水ゴム4の幅方向両端との間には止水ゴム4の膨張や変形を見込み、止水ゴム4が敷設溝1dから突出しないよう、クリアランスが確保される。
【0032】
図5は開渠ブロック1,1の端面1a,1a間にクリアランスを確保して連結した場合、図6は端面1a,1aを密着させて連結した場合であり、共に止水ゴム4の弛み部分4cの断面を曲線状に形成した場合である。
【0033】
図7は開渠ブロック1,1の端面1a,1a間にクリアランスを確保し、止水ゴム4の弛み部分4cの断面を直線状に形成した場合である。端面1a,1a間にクリアランスを確保した図5,図7の場合、開渠ブロック1,1は互いに接近する向きの相対変位も許容される。
【0034】
図8は定着溝1bを側壁3の両面、すなわち側壁3の内周面から外周面まで連続して形成すると共に、止水ゴム4に一方の側壁3の外周面の下端から、その頂部と内周面、及び底版2を経て他方の側壁3の外周面の下端までに亘る長さを与え、止水ゴム4を底版2と側壁3の内周面及び側壁3の外周面に亘って敷設した場合を示す。
【0035】
この場合、図9に示すように開渠ブロック1の端面1aと外周面との間の隅角部にも面取りされた面1cが形成され、止水ゴム4,4は側壁3の断面上、側壁3の両面で対になり、対称な状態で配置されることから、側壁3を挟んだ一方側の止水ゴム4の負担が半減し、止水ゴム4の負担が軽減されるため、破損に対する安全性が向上する利点がある。
【0036】
側壁3の頂部は開渠ブロック1,1の使用状態で露出することから、図2に示すように頂部まで敷設された止水ゴム4の端部を塞ぎ、開渠ブロック1,1の連結部分の外観を整えるために、側壁1,1の頂部には必要により図1,図3に示すように側壁3の内周面と外周面、及び天端面に密着する溝形断面形状のパッキン6が被せられる。図8の場合、パッキン6は側壁3の頂部で屈曲している止水ゴム4を側壁3の両面側から保持する役目も果たす。
【0037】
【発明の効果】
開渠ブロックの軸方向両側の端面より奥側の内周面に周方向に連続する定着溝を形成する一方、止水ゴムの幅方向両側の背面側に定着溝に定着されるアンカーを形成することで、止水ゴムの開渠ブロックへの着脱を自在にするため、止水ゴムのいずれかの部分が摩耗、破損等した場合の交換作業を容易に行うことができる。
【0038】
特に止水ゴムは開渠ブロックの内周面に定着されるため、開渠ブロックを地盤面上に敷設した状態で、迅速に止水ゴムの交換作業を遂行することができる。
【0039】
更に交換は止水ゴム全体毎に行われることで、湿式材料を用いる場合のような補修による性能上の不連続は生じないため、連結直後の止水性能を確保することができる上、止水ゴムは乾式の定形シーリング材であるため、施工後の養生時間を待つ必要がなく、施工直後から使用状態に置くことができる。
【0040】
また止水ゴムに、隣接する開渠ブロックの双方の定着溝間距離より大きい幅を与え、止水ゴムの幅方向中間部を隣接する開渠ブロック間において弛ませるため、二方向の開渠ブロックの相対変位に追従させることができる。
【0041】
特に隣接する開渠ブロック間に相対変位が生じたとき、止水ゴムは幅方向中間部の弛みがなくなる相対変位量までは自由に追従でき、それを超える相対変位に対してもアンカーを含め、止水ゴム全体が張力を負担しながら伸び変形することにより追従できるため、相対変位に対する追従能力が高く、破断に対する安全性も高い。
【0042】
請求項2では定着溝を側壁の内周面から外周面まで連続して形成し、止水ゴムを底版と側壁の内周面及び側壁の外周面に亘って定着させるため、止水ゴムの負担が軽減され、止水ゴムの破損に対する安全性が高まる。併せて止水ゴムによる隣接する開渠ブロックの相対変位を拘束する効果も向上する。
【0043】
請求項3では開渠ブロックの端面と内周面の間の隅角部を面取りすると共に、止水ゴムを隣接する開渠ブロックの面取りされた面において弛ませるため、開渠ブロック間の相対変位による止水ゴムの伸縮や変形時の破損を回避でき、止水ゴムの寿命が延長される。
【図面の簡単な説明】
【図1】開渠ブロックの連結状態を示した斜視図である。
【図2】開渠ブロックの連結状態を示した俯瞰図である。
【図3】図2のx−x線断面図である。
【図4】型枠を示した立面図である。
【図5】止水ゴムの取付状態を示した断面図である。
【図6】止水ゴムの他の取付状態を示した断面図である。
【図7】止水ゴムの他の取付状態を示した断面図である。
【図8】止水ゴムを側壁の両面に配置した場合を示した斜視図である。
【図9】図8における止水ゴムの取付状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1……開渠ブロック、1a……端面、1b……定着溝、1c……面取りされた面、1d……敷設溝、2……底版、3……側壁、4……止水ゴム、4a……アンカー、4b……アンカーリップ、4c……弛み部分、5……型枠、5a……溝部、5b……面取り部、5c……本体部、6……パッキン。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a connecting structure of an open channel block in which a concrete open channel block used as various waterways is connected so as to be able to follow a relative displacement in an axial direction and a direction perpendicular thereto.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
Since the open channel blocks are laid underground or on the ground surface while being connected to each other in the axial direction, in addition to the relative displacement in the direction perpendicular to the axial direction between the open channel blocks due to uneven settlement, the shaft due to the earthquake Since the relative displacement occurs in the direction and the direction orthogonal thereto, the adjacent open block needs to be connected so as to follow the assumed relative displacement in order to secure the water stoppage between the two.
[0003]
Conventionally, (1) Filling the joints between the open blocks with irregular sealing material, (2) Bonding flat rubber to both open blocks using resin adhesive, (3) Each open block The joints are formed by welding the rubber buried in the joints to form joints, etc., but the watertightness of the joints is ensured. If the relative displacement generated between the culvert blocks exceeds the deformation capability of the material itself, the displacement cannot be followed.
[0004]
For this reason, when a relative displacement exceeding the deformability of the material occurs, the material is easily broken, and water leakage from joints is likely to occur. Even if repair is performed in the case of breakage, the repair location becomes discontinuous, and it is difficult to ensure water stopping performance immediately after connection (construction).
[0005]
In addition, since each method uses a wet material, it is necessary to wait for a curing time after construction, particularly after construction in winter, so that it cannot be put into use immediately after construction.
[0006]
In JP-A-63-110327, JP-A-2-164949, and JP-A-4-31520, which are examples of connecting a culvert, a molded rubber stretchable in the axial direction of a block is straddled between end faces of adjacent blocks. However, since both ends of the rubber in the width direction are buried in concrete at the time of manufacturing the block, replacement when damage occurs is not effective. Further, since the rubber has no extra length, the relative displacement between the blocks that can be followed is limited by the deformability of the rubber itself.
[0007]
In view of the above background, the present invention proposes a connection structure using rubber, which has a high ability to follow relative displacements in two directions between open-drain blocks and allows easy replacement in case of breakage.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, an anchor fixed in the fixing groove is formed on the inner circumferential surface deeper than the axially opposite end surfaces of both sides of the open channel block, while the circumferentially continuous fixing groove is formed on the rear surface on both sides in the width direction of the waterproof rubber. By making the water stop rubber freely attachable to and detachable from the open block, the water stop rubber is given a width larger than the distance between the fixing grooves of both adjacent open blocks, and the width direction of the water stop rubber is changed. By loosening the intermediate portion between adjacent open-drain blocks, the ability to follow relative displacement in two directions between open-drain blocks is enhanced.
[0009]
The waterproof rubber is molded in a belt shape, continuously extends in the longitudinal direction between the inner peripheral surface of the side wall and the inner peripheral surface of the bottom plate, and in the width direction, straddles between the ends of the adjacent opening blocks. Both anchors are inserted into the respective fixing grooves at the anchors on both sides in the width direction, and are connected to each other in the widthwise middle portion in a state of being loosened between the adjacent anchorage blocks. The anchor is inserted into the fixing groove, and is maintained in the state of being attached to the open channel block by being compressed, and the waterproof rubber is stabilized against falling out of the attached state.
[0010]
The length of the slack portion in the width direction middle part, that is, the length in anticipation of the relative displacement between the assumed open blocks is given to the extra length, and the waterproof rubber is inserted between the adjacent open blocks in the axial direction, Alternatively, when a relative displacement occurs in a direction perpendicular to the direction, the relative displacement amount can be freely followed up to a relative displacement amount at which the slack of the intermediate portion in the width direction is eliminated. Even relative displacement exceeding that can be followed by the entire waterproof rubber including the anchor being stretched and deformed while bearing the tension.
[0011]
Since the water-stopping rubber has a slack margin as described above, an excessive tension is not applied from the time of occurrence of the relative displacement, so that the ability to follow the relative displacement is high and the safety against breakage is high.
[0012]
If any part of the waterproof rubber is worn, damaged, broken, etc., the anchor can be forcibly pulled out from the fixing groove and can be separated from the open channel block, so that replacement can be easily performed. . In particular, since the waterproof rubber is fixed on the inner peripheral surface of the open block, the waterproof rubber can be replaced while the open block is laid on the ground surface. Can be.
[0013]
Even if wear occurs in any part of the length of the waterproof rubber in the length direction, the waterproof rubber must be replaced not for a part of the waterproof rubber but for the entire waterproof rubber connecting the open block. Therefore, since there is no discontinuity in performance due to repair as in the case of using a wet material, water stopping performance immediately after connection can be ensured.
[0014]
Further, since the waterproof rubber is a dry-type fixed sealing material that maintains a fixed shape in a molded state, there is no need to wait for a curing time after the construction, and the rubber can be put into use immediately after the construction.
[0015]
In
[0016]
When the adjacent open block attempts to displace relatively, the waterproof rubber is subjected to a tensile force in the width direction and a shear force in the thickness direction, but the waterproof rubber is applied to both the inner peripheral surface and the outer peripheral surface of the side wall. By being fixed in pairs, the load imposed on the water-stopping rubber on one side of the side wall is reduced by half, so that the load on the water-stopping rubber is reduced and safety against breakage is improved.
[0017]
At the same time, the waterproof rubber holds the side wall from both sides in the thickness direction, so that the effect of restraining the relative displacement of the adjacent open block is also improved.
[0018]
In
[0019]
When the corner is not chamfered, the slack portion in the width direction middle portion is likely to be scratched and repeatedly broken due to repeated contact with the protrusion at the corner, but there is no protrusion due to the chamfer. Thereby, the possibility of the breakage is reduced, and the life of the waterproof rubber is extended.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
As shown in FIGS. 1 and 2, the present invention uses a
[0021]
On the inner peripheral surface deeper than the end surfaces 1a on both sides in the axial direction of the culvert block 1, the circumferential direction of the culvert block 1 extends over the entire width of the
[0022]
1 and 2, the fixing
[0023]
The mold 5 is composed of a
[0024]
In FIGS. 5 to 7, the cross-sectional shape of the
[0025]
The
[0026]
[0027]
The water-stopping
[0028]
5 to 7 show a state in which the
[0029]
When the
[0030]
In the drawing, in order to prevent damage or breakage of the
[0031]
FIG. 5 to FIG. 7 show examples of connection of the open channel blocks 1 and 1 by the
[0032]
FIG. 5 shows the case where the clearance is secured between the end faces 1a and 1a of the open channel blocks 1 and 1, and FIG. 6 shows the case where the end faces 1a and 1a are closely connected to each other. This is a case where the cross section of FIG. 4c is formed in a curved shape.
[0033]
FIG. 7 shows a case in which a clearance is secured between the end faces 1a, 1a of the open channel blocks 1, 1 and the cross section of the
[0034]
FIG. 8 shows that the fixing
[0035]
In this case, a chamfered surface 1c is also formed at the corner between the end surface 1a and the outer peripheral surface of the open channel block 1, as shown in FIG. Since the two sides of the
[0036]
Since the top of the
[0037]
【The invention's effect】
Forming a fixing groove continuous in the circumferential direction on the inner peripheral surface deeper than the end surfaces on both sides in the axial direction of the open channel block, and forming an anchor fixed to the fixing groove on the back side on both sides in the width direction of the waterproof rubber. Thus, since the waterproof rubber can be freely attached to and detached from the open channel block, the replacement operation can be easily performed when any part of the waterproof rubber is worn or damaged.
[0038]
In particular, since the waterproof rubber is fixed on the inner peripheral surface of the open channel block, the operation of replacing the waterproof rubber can be quickly performed in a state where the open channel block is laid on the ground surface.
[0039]
Furthermore, since the replacement is performed for the entire waterproof rubber, there is no performance discontinuity due to repair as in the case of using a wet material. Since rubber is a dry-type fixed sealing material, there is no need to wait for the curing time after construction, and the rubber can be put into use immediately after construction.
[0040]
In addition, in order to give the waterproof rubber a width larger than the distance between the fixing grooves of both of the adjacent open blocks, and to loosen the widthwise middle portion of the waterproof rubber between the adjacent open blocks, the two-way open block is used. Can be followed.
[0041]
In particular, when relative displacement occurs between adjacent open blocks, the waterproof rubber can freely follow up to the relative displacement amount at which the widthwise middle part does not loosen, including anchors for relative displacement beyond that, Since the entire water-stop rubber can be stretched and deformed while bearing the tension, it can follow up. Therefore, the ability to follow up relative displacement is high, and the safety against breakage is also high.
[0042]
In the second aspect, the fixing groove is formed continuously from the inner peripheral surface to the outer peripheral surface of the side wall, and the waterproof rubber is fixed over the bottom plate, the inner peripheral surface of the side wall, and the outer peripheral surface of the side wall. And the safety against breakage of the waterproof rubber is increased. At the same time, the effect of restraining the relative displacement of the adjacent open block by the waterproof rubber is also improved.
[0043]
In
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a connected state of an open channel block.
FIG. 2 is a bird's-eye view showing a connected state of the open channel blocks.
FIG. 3 is a sectional view taken along line xx of FIG. 2;
FIG. 4 is an elevational view showing a formwork.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing an attached state of a waterproof rubber.
FIG. 6 is a sectional view showing another mounting state of the waterproof rubber.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing another mounting state of the waterproof rubber.
FIG. 8 is a perspective view showing a case where waterproof rubber is arranged on both sides of a side wall.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a state in which the waterproof rubber in FIG. 8 is attached.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Opening block, 1a ... End surface, 1b ... Fixing groove, 1c ... Beveled surface, 1d ... Laying groove, 2 ... Bottom plate, 3 ... Side wall, 4 ... Waterproof rubber, 4a ... Anchor, 4b ... Anchor lip, 4c ... Loose part, 5 ... Form, 5a ... Groove, 5b ... Chamfer, 5c ... Main body, 6 ... Packing.
Claims (3)
Priority Applications (1)
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