JP3596297B2 - 移動体通信用ダイバーシチ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機などの移動体通信装置に適用され、複数のアンテナのうち受信状態の良好なアンテナを選択するダイバーシチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機に代表される移動体通信装置が急速に普及している。移動体通信装置は、様々な方向から電波が到来するために、いわゆるマルチパスフェージングの影響を受ける。これに対処するため、移動体通信装置では、通常、アンテナ切替型の空間ダイバーシチが用いられる。
【0003】
より詳述すれば、移動体通信装置は、空間的に離隔して設置された2つのアンテナを備えている。各アンテナの給電側端子には、それぞれ、分岐給電ラインの一端が接続されている。各分岐給電ラインの他端は、アンテナスイッチを介して共通給電ラインに接続されている。共通給電ラインには、送受信機が接続されている。
【0004】
この構成において、送受信機は、アンテナにおける電波の受信レベルの大きなアンテナを良好な受信状態のアンテナとして選択する。その後、送受信機は、アンテナスイッチを制御し、選択された受信状態の良好なアンテナに接続されている分岐給電ラインだけを共通給電ラインに接続させる。こうして、送受信機に接続されるアンテナを1本とし、不要な信号を送受信機に与えないようにしている。
【0005】
ところで、上述のような空間ダイバーシチでは、いわゆるカップリングが問題となる場合がある。すなわち、選択されているアンテナ(以下「選択アンテナ」という。)から電波を放射する場合、放射電波の一部が選択されていないアンテナ(以下「非選択アンテナ」という。)に受信されたり、選択アンテナにより電波を受信する場合に、選択アンテナだけでなく非選択アンテナによっても受信されたりする。
【0006】
この場合、非選択アンテナから出力された高周波信号は、分岐給電ラインに供給される。一方、非選択アンテナの分岐給電ラインは送受信機に接続されていないから、分岐給電ラインに供給された高周波信号は送受信機に与えられることはなく、分岐給電ラインにおいて無効電力として消費される。そのため、無駄な電力消費を招くことになり、通信を効率的に行えないという問題がある。
【0007】
これに対処するための技術としては、たとえば特開平7−221681号公報に開示されている技術がある。この公開公報に開示されている技術は、アンテナと分岐給電ラインとの間にFET(Field Effect Transistor)からなる開放スイッチを配置し、非選択アンテナに接続されている開放スイッチをオフすることにより、非選択アンテナの給電側端子を電気的にオープンにするものである。このような構成とすることにより、非選択アンテナにより電波が受信されても、高周波信号が非選択アンテナから分岐給電ラインに与えられるのを防止するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の携帯電話機の分野では、価格競争が非常に激しくなっている。したがって、メーカとしては、少しでも安価に携帯電話機を製造することが非常に重要な要素となっている。そのため、FETを使用する場合よりもさらに安価に、かつ、同等以上の高周波遮断性能を有する携帯電話機が望まれている。
【0009】
そこで、この発明の目的は、所定の高周波遮断性能を有し、かつ安価な移動体通信用ダイバーシチ装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの発明は、複数のアンテナと、この複数のアンテナの各アンテナ出力信号を受信装置にそれぞれ伝送する複数の給電伝送路と、上記複数のアンテナのうち受信状態の良好な1つのアンテナを選択し、この選択されたアンテナのアンテナ出力信号を上記受信装置に与えるアンテナ選択手段と、上記複数のアンテナのうち少なくとも1つのアンテナの給電側端子にカソードが接続され、当該カソードが接続されているアンテナのアンテナ出力信号を伝送する給電伝送路にアノードが接続されたピンダイオードと、このピンダイオードのアノードに接続され、上記アンテナのアンテナ出力信号を上記給電伝送路に導くために高周波を遮断する第1高周波遮断用コイルと、上記ピンダイオードのカソードが接続されているアンテナの給電側端子に一端が接続され、他端がグラウンドに接地され、上記アンテナのアンテナ出力信号を上記給電伝送路に導くために高周波を遮断する第2高周波遮断用コイルと、上記アンテナ選択手段における選択結果に基づいて、上記第1高周波遮断用コイル、ピンダイオードおよび第2高周波遮断用コイルを介して、上記ピンダイオードの導通/非導通を制御するスイッチ制御手段とを含むことを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置である。
【0011】
また、この発明は、複数のアンテナと、この複数のアンテナの各アンテナ出力信号を受信装置にそれぞれ伝送する複数の給電伝送路と、上記複数のアンテナのうち受信状態の良好な1つのアンテナを選択し、この選択されたアンテナのアンテナ出力信号を上記受信装置に与えるアンテナ選択手段と、上記複数のアンテナのうち少なくとも1つのアンテナの給電側端子に一端が接続され、他端がグラウンドに接地された高周波遮断用コイルと、アノードが上記高周波遮断用コイルが接続されている上記アンテナの給電側端子に接続され、カソードが上記高周波遮断用コイルが接続されている上記アンテナのアンテナ出力信号を伝送する給電伝送路に接続されたバリキャップダイオードと、上記アンテナ選択手段における選択結果に基づいて、上記バリキャップダイオードを導通/非導通させる制御手段とを含むことを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施形態1に係るダイバーシチ装置の電気的構成を示す回路図である。このダイバーシチ装置は、携帯電話機などの移動体通信装置に適用され、2つのアンテナ1a、1bのうちいずれを通信に用いるかを選択するためのものである。2つのアンテナ1a、1bは、空間的に離隔して設置されている。すなわち、このダイバーシチ装置は、いわゆるアンテナ切替型の空間ダイバーシチを実現する。
【0014】
2つのアンテナ1a、1bのうち一方のアンテナ1aは受信専用であり、他方のアンテナ1bは送受信のいずれにも用いるものである。受信専用のアンテナ(以下「受信アンテナ」という。)1aは、たとえば平面アンテナで構成され、送受信用のアンテナ(以下「送受信アンテナ」という。)1bは、たとえばホイップアンテナで構成される。
【0015】
この移動体通信装置の受信周波数帯域は、送受信周波数帯域の約半分の比帯域である。すなわち、受信アンテナ1aの周波数帯域は、送受信アンテナ1bの周波数帯域よりも狭くなっている。
【0016】
各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bは、それぞれ、ピンダイオード(PINダイオード)3a、3bおよびコンデンサ4a、4bを介して、整合回路5a、5bおよび分岐給電ライン6a、6bに接続されている。
【0017】
ピンダイオード3a、3bは、非選択時にアンテナを電気的にオープンにするための開放スイッチとして機能するものである。コンデンサ4a、4bは、後述する制御部30からの制御信号が整合回路5a、5bに侵入するのを防ぐためのものである。
【0018】
整合回路5a、5bは、各アンテナ1a、1bと分岐給電ライン6a、6bとのインピーダンス整合をとるためのものである。分岐給電ライン6a、6bは、たとえばマイクロストリップ線路で構成されており、その長さは任意の長さに設定されている。また、分岐給電ライン6a、6bは、たとえば50(Ω)のインピーダンスを有している。
【0019】
各分岐給電ライン6a、6bは、アンテナ切替のためのアンテナスイッチ7を介して、共通給電ライン8に接続されている。共通給電ライン8には、送受信部9が接続されている。送受信部9は、受信レベル検出および変復調など各種の送受信機能を実現するためのものである。
【0020】
ピンダイオード3a、3bは、それぞれ、順方向電流が各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bに向かって流れるように、各アンテナ1a、1bに接続されている。すなわち、ピンダイオード3a、3bのアノードAは、コンデンサ4a、4bおよび整合回路5a、5bを介して分岐給電ライン6a、6bにそれぞれ接続されており、カソードCは、各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bにそれぞれ接続されている。
【0021】
ピンダイオード3a、3bは、各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bに直接接続されている。このように、ピンダイオード3a、3bを各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bに直接接続することにより、たとえばアンテナ長をキャリア周波数のほぼλ/4とすることができる。この場合、アンテナ1a、1bにより受信可能な電波の周波数をキャリア周波数の2倍以上に制限することができる。そのため、各アンテナ1a、1bをアンテナとして動作させにくくすることができる。
【0022】
また、このダイバーシチ装置は、ダイオード制御回路10a、10bを備えている。ダイオード制御回路10a、10bは、チョークコイル(第1高周波遮断コイル)11a、11bを有している。チョークコイル10a、10bは、アンテナ1a、1bのアンテナ出力信号(高周波信号)を整合回路5a、5bおよび分岐給電ライン6a、6bに導くためのものである。
【0023】
チョークコイル11a、11bの一端は、それぞれ、ピンダイオード3a、3bのアノードAに接続されている。チョークコイル11a、11bの他端には、それぞれ、コンデンサ12a、12bが接続されている。コンデンサ12a、12bは、チョークコイル11a、11bで遮断できなかった高周波をグラウンドに逃がすためのものである。また、チョークコイル11a、11bの他端には、それぞれ、電流制限抵抗13a、13bの一端が接続されている。電流制限抵抗13a、13bの他端は、それぞれ、制御端子14a、14bに接続されている。
【0024】
また、このダイバーシチ装置は、チョークコイル(第2高周波遮断コイル)20a、20bを有している。チョークコイル20a、20bは、アンテナ1a、1bのアンテナ出力信号を整合回路5a、5bおよび分岐給電ライン6a、6bに導くために高周波を遮断するとともに、静電気をグラウンドに逃がすためのためのものである。
【0025】
チョークコイル20a、20bの一端は各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bにそれぞれ接続され、他端はグラウンドに接地されている。すなわち、各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bは、グラウンドに接地されている。
【0026】
各アンテナ1a、1bは、人間の手の帯電などに起因して発生する静電気を受信する場合がある。この場合、受信された静電気が整合回路5a、5bおよび制御部30などに入力すれば、整合回路5a、5bおよび制御部30などを構成する素子が静電破壊されるおそれがある。そこで、ピンダイオード3a、3bの向きを図示のような方向にして静電気をグラウンドに逃がすことにより、素子の静電破壊を未然に防止している。
【0027】
さらに詳述すれば、制御信号(制御電流)の入力端子であるピンダイオード3a、3bのアノードAを各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bに接続するのではなく、制御信号の出力端子であるピンダイオード3a、3bのカソードCを給電側端子2a、2bに接続する。そして、ピンダイオード3a、3bのカソードCが接続されている各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bをチョークコイル20a、20bを介して接地する。
【0028】
この場合、静電気の周波数成分はキャリア周波数に比べて十分に低いので、静電気に対するチョークコイル20a、20bのインピーダンスは、小さな値となる。一方、ピンダイオード3a、3bが非導通の場合、ピンダイオード3a、3bは静電気にとってコンデンサのように見えるので、静電気に対するピンダイオード3a、3bのインピーダンスは、大きな値となる。したがって、静電気は、チョークコイル20a、20bを介してグラウンドに導かれることになる。
【0029】
また、ピンダイオード3a、3bが導通している場合には、分岐給電ライン6a、6bの特性インピーダンスがチョークコイル20a、20bのインピーダンスに比べて高いので、結局、静電気にとっては、チョークコイル20a、20b側のインピーダンスの方が低く見える。そのため、静電気は、チョークコイル20a、20bを介してグラウンドに導かれることになる。
【0030】
さらにまた、このダイバーシチ装置は、制御部30を備えている。制御部30は、CPU、ROMおよびRAMを有する。制御部30は、送受信部9において検出される受信レベルの大小に基づいて、各アンテナ1a、1bのうちいずれのアンテナが受信状態が良好であるかを調べる。受信レベルが大きければ、受信状態が良好であるから、制御部30は、受信レベルの大きなアンテナを通信に利用するアンテナとして選択する。
【0031】
なお、受信状態が良好であるか否かは、受信レベルの大小判断だけでなく、たとえば受信信号のビット誤り率に基づいて調べるようにしてもよい。すなわち、当該ビット誤り率が低い方のアンテナを受信状態が良好なアンテナとして選択する。
【0032】
さらに、制御部30は、上記アンテナ選択結果に基づいて、アンテナスイッチ7およびピンダイオード3a、3bを制御する。ピンダイオード3a、3bを制御する際には、制御部30は、ダイオード制御回路10a、10bの制御端子14a、14bに対して、制御電流を供給したりその供給を禁止したりする。これにより、ピンダイオード3a、3bを導通/非導通させる。
【0033】
次に、このダイバーシチ装置の動作について詳述する。受信動作時、制御部30は、アンテナスイッチ7を制御し、各分岐給電ライン6a、6bを共通給電ライン8に交互に接続させる。このとき、送受信部9は、各アンテナ1a、1bのアンテナ出力信号が各分岐給電ライン6a、6bおよび共通給電ライン8を介してそれぞれ入力される。送受信部9は、各アンテナ出力信号の受信レベルをそれぞれ検出する。制御部30は、送受信部9において検出された各受信レベルのうち高レベルのアンテナ出力信号を出力したアンテナを通信に利用するアンテナとして選択する。
【0034】
受信アンテナ1aを選択する場合、制御部30は、アンテナスイッチ7を制御し、共通給電ライン8を受信アンテナ1aに接続されている分岐給電ライン6aに接続させる。また、制御部30は、制御信号をピンダイオード3aに関連するダイオード制御回路10aの制御端子14aに供給する。その結果、ピンダイオード3aには矢印I1に沿って順方向電流が流れるから、ピンダイオード3aは導通する。さらに、制御部30は、ピンダイオード3bに関連するダイオード制御回路10bの制御端子14bへの制御信号の供給を禁止する。その結果、ピンダイオード3bは非導通となる。
【0035】
これにより、受信アンテナ1aにより電波が受信されると、当該電波に基づくアンテナ出力信号は、ピンダイオード3aを通過し、整合回路5aにおいてインピーダンス変換が行われた後、分岐給電ライン6a、アンテナスイッチ7および共通給電ライン8を介して送受信部9に与えられる。
【0036】
一方、ピンダイオード3bは非導通であるから、ピンダイオード3bは、大きなインピーダンス(たとえば数百(Ω))を有している。したがって、送受信アンテナ1bは、電気的にオープンになっていると言える。しかも、ピンダイオード3bは、アンテナ1bの給電側端子2bに直接接続されている。そのため、送受信アンテナ1bは、アンテナとして動作しにくくなっている。ゆえに、アンテナ出力信号が分岐給電ライン6bに与えられることはほとんどなく、分岐給電ライン6bにおいて送受信に無関係な信号が消費されることはない。そのため、無駄な電力消費を大幅に低減することができる。
【0037】
なお、本願発明者らが実験したところによると、本願発明者らは、分岐給電ライン6a、6bにおいて消費される無効電力が「従来の技術」の項において説明した従来技術の場合に比べて数dB低減したことを確認している。
【0038】
送受信アンテナ1bを選択する場合、制御部30は、受信アンテナ1aを選択する場合と逆の処理を実行する。すなわち、制御部30は、アンテナスイッチ7を制御し、共通給電ライン8を送受信アンテナ1bに接続されている分岐給電ライン6bに接続させる。
【0039】
また、制御部30は、制御信号をピンダイオード3bに関連するダイオード制御回路10bの制御端子14bに供給する。その結果、ピンダイオード3bには矢印I2に沿って順方向電流が流れるから、ピンダイオード3bは導通する。さらに、制御部30は、ピンダイオード3bに関連するダイオード制御回路10の制御端子14aへの制御信号の供給を禁止する。その結果、ピンダイオード3aは非導通となる。
【0040】
これにより、送受信アンテナ1bにより受信された電波に基づくアンテナ出力信号は、整合回路5b、分岐給電ライン6b、アンテナスイッチ7および共通給電ライン8を介して、送受信部9に与えられる。一方、受信アンテナ1aはアンテナとして動作しにくくなっているから、アンテナ出力信号が分岐給電ライン6aに与えられることはない。これにより、無駄な電力消費を大幅に低減することができる。
【0041】
なお、送信動作時においては、制御部30は、常に、送受信アンテナ1bを選択する。この場合、送受信アンテナ1bから放射された電波の一部が受信アンテナ1aにより受信されるおそれがある。
【0042】
しかし、このときには、ピンダイオード3aは非導通となっているから、受信アンテナ1aは電気的にオープンとなっている。したがって、受信動作時と同様に、受信アンテナ1aはアンテナとして動作しにくくなっている。そのため、アンテナ出力信号が分岐給電ライン6aに与えられることはほとんどない。ゆえに、無駄な電力消費を大幅に低減できることに代わりはない。
【0043】
以上のようにこの実施形態1によれば、非選択アンテナに接続されているピンダイオードを非導通にすることにより非選択アンテナを電気的にオープンにしている。しかも、ピンダイオード3a、3bを各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bに直接接続している。したがって、アンテナ1a、1bをアンテナとして動作させにくくしている。そのため、分岐給電ライン6a、6bにアンテナ出力信号が伝送されるのを阻止できる。ゆえに、無駄な電力消費を大幅に低減することができる。そのため、効率的な送受信を実現することができる。
【0044】
また、開放スイッチとしてピンダイオードを用いているから、FETなどの他の素子をスイッチとして用いる場合に比べて、大幅なコストダウンを図ることができる。具体的には、ピンダイオードは、FETに比べて1個当たり5〜10倍程度安いので、たとえピンダイオード3a、3bに電流を供給するためにダイオード制御回路10などが必要であるとしても、ピンダイオードを用いる方がFETを用いる場合よりも安価になる。そのため、安価な移動体通信装置を提供できる。
【0045】
さらに、ピンダイオード3a、3bのカソードCを各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bにそれぞれ接続し、各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bをチョークコイル20a、20bを介して接地しているから、静電気がアンテナ1a、1bにより受信される場合であっても、当該静電気をグラウンドに逃がすことができる。そのため、制御部30および整合回路5a、5bなどを構成する素子の静電破壊を防止することができる。
【0046】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施形態2に係る開放スイッチ付近の電気的構成を示す回路図である。図2において、図1と同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0047】
上記実施形態1においては、開放スイッチとしてピンダイオード3a、3bを単独で用いる場合を例にとっているのに対して、この実施形態2においては、開放スイッチとして、ピンダイオード3a、3bをそれぞれ含む並列共振回路を用いている。
【0048】
この開放スイッチとしての並列共振回路は、受信アンテナ1aおよび送受信アンテナ1bにそれぞれ接続されている。これら各並列共振回路は、同様の構成を有している。そのため、以下では、受信アンテナ1aに接続されている並列共振回路40を例にとって説明する。
【0049】
並列共振回路40は、直列接続されたコイル41およびコンデンサ42をピンダイオード3aに並列接続して構成されている。コイル41およびコンデンサ42の配置形態は、図2(a)に示すように、ピンダイオード3aのアノードA側およびカソードC側にそれぞれコンデンサおよびコイルが配置される形態でもよく、また、図2(b)に示すように、ピンダイオード3aのアノードA側およびカソードC側にそれぞれコイルおよびコンデンサが配置される形態であってもよい。
【0050】
この構成によれば、開放スイッチは、非導通時において、ピンダイオード3aのインピーダンスとコイル41およびコンデンサ42のインピーダンスとの和に等しいインピーダンスを有することになる。すなわち、開放スイッチは、ピンダイオード3a単独の場合に比べて、数十倍程度の大きなインピーダンスを有することになる。
【0051】
したがって、受信アンテナ1aおよび送受信アンテナ1bを一層良好に電気的にオープンにすることができる。そのため、上記実施形態1に比べて、無駄な電力消費を一層大幅に低減することができる。ゆえに、一層効率的な送受信を実現することができる。
【0052】
実施の形態3.
図3は、この発明の実施形態3に係るダイバーシチ装置の電気的構成を示す回路図である。図3において、図1と同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0053】
上記実施形態1および2では、ピンダイオードを含む開放スイッチを設ける場合を例にとっている。しかし、ピンダイオードには、導通させるための制御信号を与える必要があり、たとえ僅かであっても電力消費を伴うことになる。
【0054】
一方、各アンテナ1a、1bの周波数帯域に着目した場合、受信アンテナ1aの周波数帯域と送受信アンテナ1bの周波数帯域とは異なる。したがって、たとえば送受信アンテナ1bを非選択アンテナとする場合、送受信アンテナ1bを電気的にオープンにすることを考えるとき、受信アンテナ1aの周波数帯域において電気的にオープンとなるようにすればよいことがわかる。他方、受信アンテナ1aの周波数帯域は、上述したように、送受信アンテナ1bの周波数帯域に比べて狭くなっている。
【0055】
そこで、この実施形態3では、送受信アンテナ1bに関し、ピンダイオード3bを含む開放スイッチを備える代わりに、受信アンテナ1aの周波数帯域において給電側端子2bよりアンテナスイッチ7側を観測した場合に大きなインピーダンスを有する位相調整回路50を備えている。
【0056】
さらに詳述すれば、位相調整回路50は、送受信アンテナ1b側の整合回路4bと分岐給電ライン5bとの間に配置される。位相調整回路50は、たとえばコンデンサおよびコイルのT形回路またはπ形回路である。位相調整回路50は、送受信アンテナ1bから出力される高周波信号の位相を調整するためのもので、そのインピーダンスは、少なくとも使用周波数帯域においてたとえば50(Ω)である。
【0057】
したがって、送受信アンテナ1bを非選択アンテナとする場合、分岐給電ライン6bを共通給電ライン8から切り離しているとき、送受信アンテナ1bは、位相調整回路50のインピーダンスの他、分岐給電ライン6bおよび整合回路5bのインピーダンスにより、電気的にオープンとなっている。そのため、ピンダイオード3bを非導通にする場合とほぼ同様の効果を奏することになる。
【0058】
しかも、ピンダイオードを使用する場合のように電流消費は伴わないから、電力消費を一層低減することができる。そのため、通信効率の向上を一層図ることができる。
【0059】
実施の形態4.
図4は、この発明の実施形態4に係るダイバーシチ装置の電気的構成を示す回路図である。図4において、図1と同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0060】
上記実施形態1ないし3においては、開放スイッチとしてピンダイオード3a、3bを用いているのに対して、この実施形態4では、開放スイッチとしてバリキャップダイオード(可変容量ダイオード)60a、60bを用いている。
【0061】
さらに詳述すれば、この実施形態4では、バリキャップダイオード60a、60bのアノードAを各アンテナ1a、1bの給電側端子2a、2bに接続し、そのカソードCをコンデンサ4a、4bおよび整合回路5a、5bを介して分岐給電ライン6a、6bに接続している。
【0062】
バリキャップダイオード60a、60bは、印加電圧の大きさに応じて容量が変化する素子である。この実施形態4に係る制御部30は、この性質を利用している。
【0063】
より詳述すれば、制御部30は、バリキャップダイオード60a、60bを導通させる場合、相対的に小さな印加電圧(たとえば0(V))をバリキャップダイオード60a、60bに印加する。その結果、バリキャップダイオード60a、60bの容量は大きくなり、バリキャップダイオード60a、60bのインピーダンスは相対的に小さくなる(たとえば数(Ω))。これにより、バリキャップダイオード60a、60bは導通する。
【0064】
一方、制御部30は、バリキャップダイオード60a、60bを非導通にする場合には、相対的に大きな印加電圧(たとえば3(V))をバリキャップダイオード60a、60bに印加する。その結果、バリキャップダイオード60a、60bの容量は小さくなり、バリキャップダイオード60a、60bのインピーダンスは相対的に大きくなる(たとえば数百(Ω))。これにより、バリキャップダイオード60a、60bは非導通となる。
【0065】
このようにこの実施形態4によれば、アンテナの選択/非選択に応じてバリキャップダイオード60a、60bを導通/非導通させることにより、上記実施形態1ないし3の場合と同様に、非選択アンテナを電気的にオープンにすることができる。そのため、無駄な電力消費を大幅に低減できる。ゆえに、効率的な送受信を実現することができる。
【0066】
また、バリキャップダイオード60a、60bへの印加電圧を変化させることによりバリキャップダイオード60a、60bを導通/非導通させているから、ピンダイオードを用いる場合のように電流供給は不要となる。そのため、ピンダイオードを用いる場合に比べて、一層大幅な電力消費を実現できる。ゆえに、一層効率的な送受信を達成することができる。
【0067】
さらに、選択アンテナに接続されているバリキャップダイオードは、整合回路の一部として機能させることができる。したがって、インピーダンス変換をより適切に行うことができる。
【0068】
実施の形態5.
図5は、この発明の実施形態5に係る開放スイッチ付近の電気的構成を示す回路図である。図5において、図4と同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0069】
上記実施形態4では、開放スイッチとしてバリキャップダイオード60a、60bを単独で用いているのに対して、この実施形態5では、開放スイッチとして、バリキャップダイオード60a、60bをそれぞれ含む並列共振回路を用いている。
【0070】
この開放スイッチとしての並列共振回路は、受信アンテナ1aおよび送受信アンテナ1bにそれぞれ接続されている。これら各並列共振回路は、同様の構成を有している。そのため、以下では、受信アンテナ1aに接続されている並列共振回路70を例にとって説明する。
【0071】
並列共振回路70は、直列接続されたコイル71およびコンデンサ72をバリキャップダイオード60aに並列接続して構成されている。コイル71およびコンデンサ72の配置形態は、図5(a)に示すように、バリキャップダイオード60aのアノードA側およびカソードC側にそれぞれコンデンサおよびコイルが配置される形態でもよく、また、図5(b)に示すように、ピンダイオード3aのアノードA側およびカソードC側にそれぞれコイルおよびコンデンサが配置される形態であってもよい。
【0072】
この構成によれば、開放スイッチは、バリキャップダイオード単独の場合に比べて大きなインピーダンスを有する。したがって、バリキャップダイオード単独の場合に比べて、アンテナをより一層良好に電気的にオープンにすることができる。そのため、無駄な電力消費を一層大幅に低減できる。ゆえに、一層効率的な送受信を実現することができる。
【0073】
実施の形態6.
図6は、この発明の実施形態6に係るダイバーシチ装置の電気的構成を示す回路図である。図6において、図4と同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0074】
この実施形態6に係るダイバーシチ装置は、送受信アンテナ1bに関し、バリキャップダイオードを含む開放スイッチの代わりに、受信周波数帯域において所定のインピーダンスを有する位相調整回路80を備えている。
【0075】
したがって、送受信アンテナ1bを非選択アンテナとする場合、分岐給電ライン6bを共通給電ライン8から切り離しているとき、送受信アンテナ1bは、位相調整回路80のインピーダンスの他、分岐給電ライン6bおよび整合回路5bのインピーダンスにより、電気的にオープンとなっている。そのため、開放スイッチを非導通にする場合とほぼ同様の効果を奏することになる。
【0076】
他の実施形態
以上、この発明の6つの実施形態について説明してきた。しかし、この発明が他の実施形態を採り得るのはもちろんである。たとえば上記実施形態では、2つのアンテナを備える場合について説明しているが、この発明は、たとえば3つ以上のアンテナを備えるダイバーシチ装置であっても容易に適用することができる。
【0077】
その他、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において種々の設計変更を施すことが可能である。
【0078】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、アンテナの給電側端子と給電伝送路とを電気的に切り離すためのピンダイオードまたはバリキャップダイオードを備えているから、非選択アンテナと給電伝送路とを電気的に切り離すことができる。すなわち、非選択アンテナを電気的にオープンにすることができる。したがって、非選択アンテナにおいて受信される電波に基づく高周波信号が給電伝送路に与えられることはなく、無駄な電力消費を大幅に低減することができる。そのため、効率的な送受信を行うことができる。
【0079】
また、アンテナを電気的にオープンにするためのスイッチとしてピンダイオードまたはバリキャップダイオードを用いているから、FETなどの他の素子を用いる場合に比べて、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0080】
さらに、ピンダイオードのカソードまたはバリキャップダイオードのアノードをアンテナの給電側端子に接続し、当該アンテナの給電側端子を高周波遮断用コイルを介して接地しているから、静電気がアンテナにより受信される場合であっても、当該静電気をグラウンドに逃がすことができる。そのため、当該ダイバーシチ装置を構成する素子の静電破壊を防止することができる。
【0081】
さらにまた、ピンダイオードまたはバリキャップダイオードをアンテナの給電側端子に直接接続する場合には、受信可能な電波の周波数を制限することができる。したがって、アンテナをアンテナとして動作させにくくすることができる。そのため、給電伝送路への信号伝送を一層良好に阻止できる。ゆえに、無駄な電力消費を一層大幅に低減することができる。
【0082】
さらに、ピンダイオードまたはバリキャップダイオードを含む並列共振回路を有する場合には、ピンダイオードまたはバリキャップダイオード単独の場合に比べて大きなインピーダンスとなる。したがって、非選択アンテナを一層良好に電気的にオープンにすることができる。そのため、無駄な電力消費をより一層大幅に低減できる。ゆえに、より一層効率的な送受信を行うことができる。
【0083】
さらにまた、送受信アンテナに接続されている位相調整回路を備える場合には、ピンダイオードを用いる場合のように電流供給は不要であるから、電力消費を一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1に係るダイバーシチ装置の電気的構成を示す回路図である。
【図2】この発明の実施形態2に係る開放スイッチ付近の電気的構成を示す回路図である。
【図3】この発明の実施形態3に係るダイバーシチ装置の電気的構成を示す回路図である。
【図4】この発明の実施形態4に係るダイバーシチ装置の電気的構成を示す回路図である。
【図5】この発明の実施形態5に係る開放スイッチ付近の電気的構成を示す回路図である。
【図6】この発明の実施形態6に係るダイバーシチ装置の電気的構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1a 受信アンテナ
1b 送受信アンテナ
2a、2b 給電側端子
3a、3b ピンダイオード
6a、6b 分岐給電ライン
7 アンテナスイッチ
8 共通給電ライン
9 送受信部
10a、10b ダイオード制御回路
30 制御部
40、70 並列共振回路
41、71 コイル
42、72 コンデンサ
50、80 位相調整回路
60a、60b バリキャップダイオード
Claims (8)
- 複数のアンテナと、
この複数のアンテナの各アンテナ出力信号を受信装置にそれぞれ伝送する複数の給電伝送路と、
上記複数のアンテナのうち受信状態の良好な1つのアンテナを選択し、この選択されたアンテナのアンテナ出力信号を上記受信装置に与えるアンテナ選択手段と、
上記複数のアンテナのうち少なくとも1つのアンテナの給電側端子にカソードが接続され、当該カソードが接続されているアンテナのアンテナ出力信号を伝送する給電伝送路にアノードが接続されたピンダイオードと、
このピンダイオードのアノードに接続され、上記アンテナのアンテナ出力信号を上記給電伝送路に導くために高周波を遮断する第1高周波遮断用コイルと、
上記ピンダイオードのカソードが接続されているアンテナの給電側端子に一端が接続され、他端がグラウンドに接地され、上記アンテナのアンテナ出力信号を上記給電伝送路に導くために高周波を遮断する第2高周波遮断用コイルと、
上記アンテナ選択手段における選択結果に基づいて、上記第1高周波遮断用コイル、ピンダイオードおよび第2高周波遮断用コイルを介して、上記ピンダイオードの導通/非導通を制御するスイッチ制御手段とを含むことを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置。 - 請求項1において、上記ピンダイオードは、上記アンテナの給電側端子に直接接続されていることを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置。
- 請求項1または2において、直列接続されたコイルおよびコンデンサを上記ピンダイオードに対して並列に接続したことを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置。
- 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
上記複数のアンテナのうち少なくとも1つは送受信アンテナで、残余は受信アンテナであり、
上記ピンダイオードは、上記複数のアンテナのうち上記受信アンテナの給電側端子に接続されており、
上記送受信アンテナの給電側端子に接続され、所定の使用周波数帯域において所定の位相量を有する位相調整回路をさらに含むことを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置。 - 複数のアンテナと、
この複数のアンテナの各アンテナ出力信号を受信装置にそれぞれ伝送する複数の給電伝送路と、
上記複数のアンテナのうち受信状態の良好な1つのアンテナを選択し、この選択されたアンテナのアンテナ出力信号を上記受信装置に与えるアンテナ選択手段と、
上記複数のアンテナのうち少なくとも1つのアンテナの給電側端子に一端が接続され、他端がグラウンドに接地された高周波遮断用コイルと、
アノードが上記高周波遮断用コイルが接続されている上記アンテナの給電側端子に接続され、カソードが上記高周波遮断用コイルが接続されている上記アンテナのアンテナ出力信号を伝送する給電伝送路に接続されたバリキャップダイオードと、
上記アンテナ選択手段における選択結果に基づいて、上記バリキャップダイオードを導通/非導通させる制御手段とを含むことを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置。 - 請求項5において、上記バリキャップダイオードは、上記アンテナの給電側端子に直接接続されていることを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置。
- 請求項5または6において、直列接続されたコイルおよびコンデンサを上記バリキャップダイオードに対して並列に接続したことを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置。
- 請求項5ないし7のいずれかにおいて、
上記複数のアンテナのうち少なくとも1つは送受信アンテナで、残余は受信アンテナであり、
上記バリキャップダイオードは、上記複数のアンテナのうち上記受信アンテナの給電側端子に接続されており、
上記送受信アンテナの給電側端子に接続され、所定の使用周波数帯域において所定の位相量を有する位相調整回路をさらに含むことを特徴とする移動体通信用ダイバーシチ装置。
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