JP3594873B2 - Multi-cylinder gasoline engine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多気筒ガソリンエンジンに関し、詳しくは、各気筒に供給されるガソリン混合気の濃度を適正化することができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多気筒エンジンとして、図4に示すものがある。
このエンジンの構成は、次の通りである。
シリンダヘッド101の吸気ポート側壁面102に箱形のインテークマニホルド103を装着し、このインテークマニホルド103の一端部にキャブ取付座104を形成し、インテークマニホルド103の両端部のうち、キャブ取付座104のある側を後側、その反対側を前側と見て、キャブレータ105の吸気通路109の中心軸線110の出口側延長線110aが、シリンダヘッド101の吸気ポート側壁面102に向かう斜め前向きの姿勢になるようにし、シリンダ中心軸線108と平行な向きに見て、出口側延長線110aと吸気ポート側壁面102とが交わる角度αが35°となるようにするとともに、キャブレータ105のスロットルバルブ106の両面のうち、ガソリン混合気が吹き当たる面107が後向きの姿勢となるようにした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、最後部の気筒S3から排出される排気の温度が高く、これが全体の排気温度を高めているという問題が生じている。
本発明の課題は、上記問題を解決できる多気筒ガソリンエンジンを提供することにある。
【0004】
【発明に至る経過】
本発明の発明者らは、本発明に先立つ実験で次の知見を得た。
すなわち、上記構成のエンジンでは、図1(A)に示すように、シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、前記出口側延長線10aと前記吸気ポート側壁面2とが交わる角度αが30°〜60°の範囲にある場合には、最後部の吸気ポート入口E3の前後方向の幅寸法をwとして、図1(B)に示すように、前記吸気ポート側壁面2上で、最後部の吸気ポート入口E3の前端11から寸法0.1w程度後方にずれた位置が最適交点Pとなり、図1(A)に示すように、前記出口側延長線10aと吸気ポート側壁面2との交点Xが、キャブレータ5の吸気通路9の出口9aの中心点9bから寸法2w程度離れた位置で、最適交点Pに近づくほど、最後部の気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正化され、排気温度が低くなることが分かった。
【0005】
そして、上記従来技術のものでは、図4に示すように、上記交点Xが、最適交点Pから前側に寸法2w以上もずれており、最後部の気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が、目標とする適正な空燃混合比より薄くなり、理論空燃比に近づくため、最後部の気筒S3から排出される排気の温度が高くなることが分かった。一方、交点Xが最適交点Pから後側に大きくずれると、最後部S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適性値より濃くなり、不完全燃焼を起こし、出力を低下させることも分かった。
本発明の発明者らは、上記発見に基づき、上記交点Xを最適交点Pに近づけることにより、最後部の気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度を適正化することができ、高出力を維持しながら、その排気温度を低くすることができるものと考え、この発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
請求項1の発明の構成は、次の通りである。
図1(A)に示すように、シリンダヘッド1の吸気ポート側壁面2に箱形のインテークマニホルド3を装着し、このインテークマニホルド3の一端部にキャブ取付座4を形成し、インテークマニホルド3の両端部のうち、キャブ取付座4のある側を後側、その反対側を前側と見て、キャブレータ5の吸気通路9の中心軸線10の出口側延長線10aが、シリンダヘッド1の吸気ポート側壁面2に向かう斜め前向きの姿勢になるようにし、図1(A)に示すように、シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、出口側延長線10aと吸気ポート側壁面2とが交わる角度αが30°〜60°となるようにするとともに、キャブレータ5のスロットルバルブ6の両面のうち、ガソリン混合気が吹き当たる面7が後向きの姿勢となるようにした、多気筒ガソリンエンジンにおいて、
図1(A)に示すように、シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、最後部の吸気ポート入口E3の前後方向の幅寸法をwとし、図1(B)に示すように、前記吸気ポート側壁面2上で、最後部の吸気ポート入口E3の前端11から寸法0.1w後方にずれた位置を最適交点Pとし、この最適交点Pから前後にそれぞれ寸法0.5wの範囲を適正交点領域Rとして、
図1(A)に示すように、シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、前記出口側延長線10aと吸気ポート側壁面2との交点Xが、キャブレータ5の吸気通路9の出口9aの中心点9bから寸法w〜3w離れた位置で、図1(B)に示すように、適正領域R内に位置するようにした、ことを特徴とする多気筒ガソリンエンジン。
【0007】
(請求項2の発明)
請求項2の発明の構成は、次の通りである。
請求項1に記載した多気筒ガソリンエンジンにおいて、
図1(A)に示すように、最後部の吸気ポート入口E3よりも前側で、最前部の吸気ポート入口E1よりも後側の位置で、インテークマニホルド3の壁部分からシリンダヘッド1の吸気ポート側壁面2に向けて、偏向ガイド片12を突出させた、ことを特徴とする多気筒ガソリンエンジン。
【0008】
【発明の作用及び効果】
(請求項1の発明)
請求項1の発明は、次の作用効果を奏する。
交点Xが適正範囲Rよりも前側にずれている場合は、最後部の気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、排気温度が高くなる。また、交点Xが適正範囲Rよりも後側にずれている場合には、最後部の気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり過ぎ、出力が低くなる。これに対し、交点Xが適正範囲R内に位置する場合には、交点Xが最適交点P上に位置するか、最適交点Pの近くに位置することになるため、最後部の気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正化され、高出力を維持しながら、排気温度を低くすることができる。
【0009】
(請求項2の発明)
請求項2の発明は、請求項1の発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。
図1(A)に示すように、偏向ガイド片12でインテークマニホルド3内でのガソリン混合気の流れを調節することにより、各気筒S1〜S3に供給されるガソリン混合気の濃度を適正化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の実施形態に係る多気筒ガスガソリンエンジンを説明する図である。この実施形態では、縦形3気筒ガソリンエンジンを用いる。
このエンジンの構成は、次の通りである。
図3に示すように、シリンダブロック13の上部にシリンダヘッド1とヘッドカバー15とが順に組み付けられて、シリンダブロック13下部にオイルパン16が組み付けられている。また、シリンダブロック13の前部にギヤケース17が取り付けられ、ギヤケース17の前方に冷却ファン19が取り付けられて、シリンダブロック13の後部にフライホイル18が配置されている。図2に示すように、シリンダヘッド1の両横の吸気ポート側壁面2及び排気ポート側壁面20に箱形のインテークマニホルド3と分岐形のエグゾーストマニホルド14がそれぞれ装着されている。インテークマニホルド3の一端部にはキャブレータ5が取り付けられている。キャブレータ5では、ガス燃料とガソリンとの供給を相互に切り替えられるようになっている。
【0011】
シリンダヘッド1の構成は、次の通りである。
図1(A)に示すように、シリンダヘッド1は、各気筒S1〜S3の各吸気ポートK1〜K3を備えている。シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、吸気ポートK1〜K3は、クランク軸軸線21に対して直交する向きに形成されている。クランク軸軸線21の向きを前後方向と見て、各吸気ポート入口E1〜E3の前後方向の幅寸法をwとし、隣合う吸気ポート入口E1〜E3同士をそれぞれ寸法2wの間隔で離間させている。
【0012】
インテークマニホルド3の構成は、次の通りである。
インテークマニホルド3は、箱形で、シリンダヘッド1の吸気ポート側壁面2に臨む側は、全面が開口されている。図1(A)に示すように、シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、第3気筒S3の吸気ポートK3とこれと隣合う第2気筒S2の吸気ポートK2の各吸気ポート入口E2・E3間を後部入口間部分22とした場合、この後部入口間部分22とこれに対向するインテークマニホルド3の後部壁部分24との左右離間幅を寸法3wとしている。また、シリンダヘッド1の吸気ポート側壁面2のうち、第3気筒S3の吸気ポートK3の吸気ポート入口E3と後部入口間部分22とを除く部分を前部分23とした場合、この前部分23とこれに対向するインテークマニホルド3の前部壁部分25との左右離間幅を寸法2wとしている。インテークマニホルド3の後部壁部分24と前部壁部分24とは段差をもって接続され、この段差のある境界部分26からシリンダヘッド1の吸気ポート側壁部分2に向けて偏向ガイド片12が突出している。図3に示すように、この偏向ガイド片12は、前後幅が薄い板状で、境界部分26に沿って上下に長く形成されている。
【0013】
図1(A)に示すように、インテークマニホルド3の両端部のうち、第3気筒S3側にキャブ取付座4が形成され、インテークマニホルド3の両端部のうち、キャブ取付座4のある側を後側、その反対側を前側と見て、キャブレータ5の吸気通路9の中心軸線10の出口側延長線10aが、シリンダヘッド1の吸気ポート側壁面2に向かう斜め前向きの姿勢になるようにし、図1(A)に示すように、シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、出口側延長線10aと吸気ポート側壁面2とが交わる角度αが45°となるようにするとともに、キャブレータ5のスロットルバルブ6の両面のうち、ガソリン混合気が吹き当たる面7が後向きの姿勢となるようにしてある。
【0014】
また、図1(B)に示すように、シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、吸気ポート側壁面2上で、最後部の吸気ポート入口E3の前端11から寸法0.1w後方にずれた位置を最適交点Pとし、図1(A)に示すように、出口側延長線10aと吸気ポート側壁面2との交点Xが、キャブレータ5の吸気通路9の出口9aの中心点9bから寸法2w離れた位置で、最適交点P上に位置するようにしてある。
【0015】
上記実施形態では、各気筒S1〜S3に供給されるガソリン混合気の濃度が最適化され、高出力を維持しながら、各気筒S1〜S3から排出される排気の温度を低くすることができる。
【0016】
上記実施形態は、次の範囲で構造を変更することができる。
上記実施形態では、各吸気ポート入口E1〜E3の各離間寸法は、2wとしたが、この各離間寸法は、w〜3wの範囲で変更してもよい。この離間寸法がw未満の場合には、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適性値より濃くなり、不完全燃焼により出力が低下する。また、この離間寸法が3wを越えると、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適性値より薄くなり、理論空燃比に近くなり、これらの気筒から排出される排気の温度が高くなる。これに対し、この離間寸法がw〜3wの範囲である場合には、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正化され、高出力を維持しながら、排気の温度を低くすることができる。
【0017】
上記実施形態では、後部入口間部分22とこれと対向するインテークマニホルド3の後壁部分24との左右離間幅は、3wとしたが、これは、2w〜4wの範囲で変更してもよい。この左右離間幅が、2w未満の場合には、最後部の気筒、すなわち第3気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり、不完全燃焼により出力が低下するとともに、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、理論空燃比に近くなり、これらの気筒から排出される排気の温度が高くなる。また、この左右離間幅が、4wを越える場合には、最後部の気筒、すなわち第3気筒に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、理論空燃比に近くなり、この気筒から排出される排気の温度が高くなるとともに、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり、不完全燃焼により出力が低下する。これに対し、この左右離間幅が2w〜4wである場合には、各気筒S1〜S3にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正化され、高出力を維持しながら、排気温度を低くすることができる。
【0018】
上記実施形態では、図1(A)に示すように、シリンダ中心軸線8と平行な向きに見て、キャブレータ5の吸気通路9の中心軸線10の出口側延長線10aと吸気ポート壁面2とが交わる角度αは、45°としたが、これは30°〜60°の範囲で変更してもよい。この角度αが30°未満の場合には、最後部の気筒、すなわち第3気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、理論空燃比に近くなり、この気筒から排出される排気の温度が高くなるとともに、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり、不完全燃焼により出力が低下する。また、この角度αが60°を越える場合には、最後部の気筒、すなわち第3気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり、不完全燃焼により出力が低下するとともに、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、理論空燃比に近くなり、これらの気筒から排出される排気の温度が高くなる。これに対し、この角度αが30°〜60°の場合には、各気筒S1〜S3にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正化され、高出力を維持しながら、排気温度を低くすることができる。この利点を得るためには、この角度αは、40°〜50°とするのがより望ましい。
【0019】
上記実施形態では、シリンダ中心軸線と平行な向きに見て、出口側延長線10aと吸気ポート側壁面2との交点Xは、キャブレータ5の吸気通路9の出口9aの中心点9bから寸法2w離れた位置で、最適交点P上に位置するようにしたが、この最適交点Pから前後にそれぞれ寸法0.5wの範囲を適正交点領域Rとして、交点Xが、キャブレータ5の吸気通路9の出口9aの中心点9bから寸法w〜3w離れた位置で、適正領域Rに位置するようにしてもよい。
【0020】
交点Xが、キャブレータ5の吸気通路9の出口9aの中心点9bから寸法w未満しか離れていない場合には、最後部の気筒、すなわち第3気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり、不完全燃焼により出力が低下するとともに、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、理論空燃比に近くなり、これらの気筒から排出される排気の温度が高くなる。また、交点Xが、キャブレータ5の吸気通路9の出口9aの中心点9bから寸法3w以上離れている場合には、最後部の気筒、すなわち第3気筒に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、理論空燃比に近くなり、この気筒から排出される排気の温度が高くなるとともに、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり、不完全燃焼により出力が低下する。
【0021】
また、交点Xが、適正範囲Rよりも前側にずれている場合は、最後部の気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、排気温度が高くなるとともに、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり、不完全燃焼により出力が低下する。また、交点Xが適正範囲Rよりも後側にずれている場合には、最後部の気筒S3に供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも濃くなり過ぎ、出力が低くなるとともに、最後部の気筒以外の気筒、すなわち、第3気筒S3以外の第1気筒S1と第2気筒S2にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正値よりも薄くなり、理論空燃比に近くなり、これらの気筒から排出される排気の温度が高くなる。これに対し、交点Xが、キャブレータ5の吸気通路9の出口9aの中心点9bから寸法w〜3w離れた位置で、適正領域Rに位置する場合には、各気筒S1〜S3にそれぞれ供給されるガソリン混合気の濃度が適正化され、高出力を維持しながら、排気温度を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る多気筒ガソリンエンジンを説明する図で、図1(A)はインテークマニホルド周辺の横断平面図、図1(B)は最後部の吸気ポート入口付近の横断拡大平面図である。
【図2】図1の多気筒ガソリンエンジンの全体平面図である。
【図3】図1の多気筒ガソリンエンジンの全体側面図である。
【図4】従来技術に係る多気筒ガソリンエンジンのインテークマニホルド周辺の横断平面図図である。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド、2…吸気ポート側壁面、3…インテークマニホルド、4…キャブ取付座、5…キャブレータ、6…スロットルバルブ、7…ガソリン混合気吹き当り面、8…シリンダ中心軸線、9…吸気通路、9a…出口、9b…中心点、10…中心軸線、10a…出口側延長線、11…E3の前端、12…偏向ガイド片。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a multi-cylinder gasoline engine, and more particularly to an engine capable of optimizing the concentration of a gasoline mixture supplied to each cylinder.
[0002]
[Prior art]
FIG. 4 shows a conventional multi-cylinder engine.
The configuration of this engine is as follows.
A box-
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above prior art, there is a problem that the temperature of the exhaust gas discharged from the rearmost cylinder S3 is high, which raises the overall exhaust gas temperature.
An object of the present invention is to provide a multi-cylinder gasoline engine that can solve the above problems.
[0004]
[Procedure leading to the invention]
The inventors of the present invention have obtained the following findings in experiments preceding the present invention.
That is, in the engine having the above-described configuration, as shown in FIG. 1A, when viewed in a direction parallel to the
[0005]
In the prior art, as shown in FIG. 4, the intersection point X is shifted from the optimum intersection point P by more than the
The inventors of the present invention can optimize the concentration of the gasoline mixture supplied to the rearmost cylinder S3 by bringing the intersection point X closer to the optimum intersection point P based on the above discovery, and achieve high output. The present invention was deemed to be able to lower the exhaust temperature while maintaining the temperature.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
(Invention of claim 1)
The configuration of the invention of
As shown in FIG. 1 (A), a box-
As shown in FIG. 1A, when viewed in a direction parallel to the
As shown in FIG. 1A, when viewed in a direction parallel to the
[0007]
(Invention of claim 2)
The structure of the invention according to
The multi-cylinder gasoline engine according to
As shown in FIG. 1A, at a position forward of the rearmost intake port entrance E3 and rearward of the foremost intake port entrance E1, the intake port of the
[0008]
Function and effect of the present invention
(Invention of claim 1)
The invention of
When the intersection X is shifted forward from the appropriate range R, the concentration of the gasoline mixture supplied to the rearmost cylinder S3 becomes thinner than the appropriate value, and the exhaust temperature increases. If the intersection X is shifted to the rear of the appropriate range R, the concentration of the gasoline mixture supplied to the rearmost cylinder S3 becomes too rich than the appropriate value, and the output decreases. On the other hand, when the intersection X is located within the appropriate range R, the intersection X is located on the optimal intersection P or close to the optimal intersection P, so that the supply to the rearmost cylinder S3 is performed. The concentration of the gasoline mixture to be discharged is optimized, and the exhaust temperature can be lowered while maintaining high output.
[0009]
(Invention of claim 2)
The invention of
As shown in FIG. 1A, the flow of the gasoline mixture in the
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 3 are diagrams illustrating a multi-cylinder gasoline engine according to an embodiment of the present invention. In this embodiment, a vertical three-cylinder gasoline engine is used.
The configuration of this engine is as follows.
As shown in FIG. 3, the
[0011]
The configuration of the
As shown in FIG. 1A, the
[0012]
The structure of the
The
[0013]
As shown in FIG. 1 (A), a cab mounting seat 4 is formed on the third cylinder S3 side of both ends of the
[0014]
Further, as shown in FIG. 1 (B), when viewed in a direction parallel to the
[0015]
In the above embodiment, the concentration of the gasoline mixture supplied to each of the cylinders S1 to S3 is optimized, and the temperature of the exhaust gas discharged from each of the cylinders S1 to S3 can be reduced while maintaining a high output.
[0016]
The structure of the above embodiment can be changed within the following range.
In the above embodiment, the distance between the intake ports E1 to E3 is 2w, but the distance may be changed in the range of w to 3w. If the separation dimension is less than w, the concentration of the gasoline mixture supplied to each of the cylinders other than the last cylinder, that is, the first cylinder S1 and the second cylinder S2 other than the third cylinder S3 is smaller than the appropriate value. It becomes dense and the output decreases due to incomplete combustion. If the distance exceeds 3w, the concentration of the gasoline mixture supplied to the cylinders other than the rearmost cylinder, that is, the first cylinder S1 and the second cylinder S2 other than the third cylinder S3, is lower than the appropriate value. It becomes thinner and closer to the stoichiometric air-fuel ratio, and the temperature of the exhaust gas discharged from these cylinders increases. On the other hand, when the separation dimension is in the range of w to 3w, the gasoline supplied to the cylinders other than the rearmost cylinder, that is, the first cylinder S1 and the second cylinder S2 other than the third cylinder S3, respectively. The concentration of the air-fuel mixture is optimized, and the temperature of the exhaust gas can be reduced while maintaining a high output.
[0017]
In the above-described embodiment, the width between the
[0018]
In the above embodiment, as shown in FIG. 1 (A), when viewed in a direction parallel to the
[0019]
In the above embodiment, when viewed in a direction parallel to the cylinder center axis, the intersection X between the outlet-
[0020]
If the intersection X is less than the dimension w from the center point 9b of the
[0021]
On the other hand, when the intersection X is shifted to the front side of the appropriate range R, the concentration of the gasoline mixture supplied to the rearmost cylinder S3 becomes lower than the appropriate value, the exhaust temperature increases, and the rearmost cylinder S3 increases. The concentration of the gasoline mixture supplied to each of the first and second cylinders other than the third cylinder S3, ie, the first and second cylinders S1 and S2 other than the third cylinder S3, becomes higher than an appropriate value, and the output decreases due to incomplete combustion. On the other hand, when the intersection X is shifted rearward from the appropriate range R, the concentration of the gasoline mixture supplied to the rearmost cylinder S3 becomes too thicker than the appropriate value, so that the output becomes lower and The concentration of the gasoline mixture supplied to each of the cylinders other than the first cylinder S1 and the second cylinder S2 other than the third cylinder S3 becomes thinner than an appropriate value and approaches the stoichiometric air-fuel ratio. The temperature of the exhaust gas discharged from the cylinder increases. On the other hand, when the intersection X is located in the appropriate region R at a position away from the center point 9b of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view for explaining a multi-cylinder gasoline engine according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 (A) is a cross-sectional plan view around an intake manifold, and FIG. 1 (B) is a cross-sectional view near a rear intake port inlet. It is an enlarged plan view.
FIG. 2 is an overall plan view of the multi-cylinder gasoline engine of FIG.
FIG. 3 is an overall side view of the multi-cylinder gasoline engine shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a cross-sectional plan view of the vicinity of an intake manifold of a multi-cylinder gasoline engine according to the related art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
シリンダ中心軸線(8)と平行な向きに見て、最後部の吸気ポート入口(E3)の前後方向の幅寸法をwとし、前記吸気ポート側壁面(2)上で、最後部の吸気ポート入口(E3)の前端(11)から寸法0.1w後方にずれた位置を最適交点(P)とし、この最適交点(P)から前後にそれぞれ寸法0.5wの範囲を適正交点領域(R)として、
シリンダ中心軸線(8)と平行な向きに見て、前記出口側延長線(10a)と吸気ポート側壁面(2)との交点(X)が、キャブレータ(5)の吸気通路(9)の出口(9a)の中心点(9b)から寸法w〜3w離れた位置で、適正領域(R)内に位置するようにした、ことを特徴とする多気筒ガソリンエンジン。A box-shaped intake manifold (3) is mounted on the intake port side wall surface (2) of the cylinder head (1), and a cab mounting seat (4) is formed at one end of the intake manifold (3), and the intake manifold (3) is formed. Of the two end portions, the side with the cab mounting seat (4) is the rear side, and the opposite side is the front side, and the exit side extension line of the central axis (10) of the intake passage (9) of the carburetor (5). (10a) is oriented obliquely forward toward the intake port side wall surface (2) of the cylinder head (1). When viewed in a direction parallel to the cylinder center axis (8), the outlet side extension line (10a). And the intake port side wall surface (2) have an angle α of 30 ° to 60 °. Of the two surfaces of the throttle valve (6) of the carburetor (5), the surface (7) ) Is looking backwards Was formed so as to be, in a multi-cylinder gasoline engine,
When viewed in a direction parallel to the cylinder center axis (8), the width dimension in the front-rear direction of the rearmost intake port entrance (E3) is w, and the rearmost intake port entrance is located on the intake port side wall surface (2). A position shifted by 0.1 w behind the front end (11) of (E3) is defined as an optimal intersection (P), and a range of 0.5 w each before and after this optimal intersection (P) is defined as an appropriate intersection area (R). ,
When viewed in a direction parallel to the cylinder center axis (8), the intersection (X) between the outlet-side extension line (10a) and the intake port side wall surface (2) corresponds to the outlet of the intake passage (9) of the carburetor (5). A multi-cylinder gasoline engine characterized in that it is located within a proper region (R) at a position away from the center point (9b) of (9a) by a dimension w to 3w.
最後部の吸気ポート入口(E3)よりも前側で、最前部の吸気ポート入口(E1)よりも後側の位置で、インテークマニホルド(3)の壁部分からシリンダヘッド(1)の吸気ポート側壁面(2)に向けて、偏向ガイド片(12)を突出させた、ことを特徴とする多気筒ガソリンエンジン。The multi-cylinder gasoline engine according to claim 1,
At a position forward of the rearmost intake port inlet (E3) and rearward of the foremost intake port inlet (E1), the intake port side wall surface of the cylinder head (1) extends from the wall of the intake manifold (3). A multi-cylinder gasoline engine characterized in that a deflection guide piece (12) is projected toward (2).
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