JP3593043B2 - Mold equipment for injection molding of hollow articles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、固定型と可動型の間に設けた中間板の出入及び型開閉操作とによって、中空物品を射出成形する金型装置とに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
燃料タンク等の中空物品を射出成形する場合に用いられる従来の金型装置は、固定盤側の固定型と、可動盤側の固定型との間に、コア型と二次キャビティ形成用の凸条型を有する中子型や回転金型等の中間型を出入自在に設け、その中間型内に穿設したホットランナーを固定型と可動型の両方に分岐して一対の半体を一次射出成形し、その半体を中間型除去後の固定型と可動型との直接型閉により相互に当接して、当接部周囲に生じた二次キャビティに、樹脂を二次射出充填して中空物品を完成する構成からなる。
【0003】
このような金型装置では、中間型内から固定型と可動型の両方に、半体成形用の樹脂を射出充填することになることから、中間型内のランナーはホットランナーとして温度維持する必要がある。また中間型は成形ごとに出入を繰返すので、そのような中間型に温度維持手段を施すことは容易ではなく、樹脂のオープンパージもできないことから、熱安定性の悪い材料樹脂による中空物品の成形に適応し難いものであった。
【0004】
また中子による中間型をスライドして出入する金型装置にあっては、その中子に射出装置をノズルタッチしていることから、成形ごとにノズルタッチを繰り返さなければならず、このため樹脂の糸引きも生じ易い。しかも1台の射出装置を上下動して樹脂の一次射出と二次射出を行う構成なので、成形操作が複雑で複数個の中空物品を同時成形できず、材料樹脂も同一材質のものに限定されるなどの課題を有する。
【0005】
これに比べて、回転金型を中間型として出入する金型装置では、回転金型を往復回動により一対の固定型と可動型との間を交互に出入できるようにして、回転金型内のホットランナーを、固定型側の両固定型に分岐したホットランナーと交互に接続し、これにより固定型側のホットランナーに常時ノズルタッチすることができるようにしているが、ホットランナーのゲートの切換を、回転金型の往復回動により交互に行って、樹脂の一次射出と二次射出をする構造のため、一対の固定型と可動型とを備えるものでも、同時に複数個の中空物品の成形が行えず、また材料樹脂も同一材質のものに限定されるなどの課題を有する。
【0006】
この発明は、上記従来の金型装置における課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、ホットランナーを複数とし、その一方を固定型と可動型との間の出入自在な中間板を通すことによって、中間板におけるランナーの温度維持手段を省略するとともに、固定型側のホットランナーからの樹脂のオープンパージを行えるようにして、熱安定性の悪い材料樹脂による中空物品の射出成形をも可能となし、更には複数のホットランナーにより、複数の金型における半体の一次射出と、半体相互を一体化する二次射出とを同時に行って、同一又は異なった樹脂による中空物品の複数個を同時に成形することができる新たな中空物品の射出成形用金型装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明の金型装置は、固定盤側の複数のホットランナーを有するプレートと、そのホットランナープレートに当設して、固定盤に取付けたキャビティを有する固定型と、可動盤に取付けたキャビティを有する可動型と、前後面のキャビティ対向部位にコア型を有し、かつコア型の基端部周囲に二次キャビティ形成用の凸条型を有する中間板と、その中間板を保持して固定型と可動型との間に出入及び進退移動させる中間板操作装置とからなり、上記ホットランナーの一方を固定型のキャビティと、上記中間板を通して可動型のキャビティのランナーとに分岐接続し、他方を固定型の二次キャビティ部位に接続してなる、というものである。
【0008】
またこの発明の金型装置は、固定盤側の複数のホットランナーを有するプレートと、そのホットランナープレートに当設して、固定盤に並設したキャビティを有する一対の固定型と、可動盤の固定型対向部位に並設したキャビティを有する一対の可動型と、前後面のキャビティ対向部位にコア型を有し、かつコア型の基端部周囲に二次キャビティ形成用の凸条型を有する中間板と、その中間板を保持して固定型と可動型との間に出入及び進退移動させる中間板操作装置とからなり、上記ホットランナーの一方を両固定型のキャビティと、上記中間板を通して両可動型のキャビティのランナーとに分岐接続し、他方を両固定型の二次キャビティ部位に接続して、複数個の中空物品の同時成形を可能としてなる、というものである。
【0009】
さらにこの発明の金型装置は、固定盤側のホットランナーを有するプレートと、そのホットランナープレートに当設して、固定盤に並設したキャビティを有する一対の固定型と、可動盤の固定型対向部位に並設したキャビティを有する一対の可動型と、固定型と可動型とのパーティング面に形成したコールドランナーと、前後面のキャビティ対向部位にコア型を有し、かつコア型の基端部周囲に二次キャビティ形成用の凸条型を有する中間板と、その中間板を保持して固定型と可動型との間に出入及び進退移動させる中間板操作装置とからなり、上記ホットランナーを固定型のキャビティと、上記中間板を通して可動型のキャビティのランナーとに分岐接続し、上記コールドランナーを固定型の二次キャビティ部位に接続してなるというものであり、上記複数のホットランナー又は上記ホットランナーとコールドランナーからキャビティに射出充填される樹脂は、同一樹脂又は異色樹脂或いは異材質樹脂からなる、というものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図10は、1個の燃料タンク等の中空物品を射出成形する金型装置の実施形態を示すものである。
図中1は型締装置の固定盤、2は同じく可動盤で、タイバー3,3に通して固定盤1に対し進退自在に設けてある。
【0011】
4は複数のホットランナー5,6を有するホットランナープレートで、上記固定盤1の内側面に止着してある。またホットランナー5,6の各スプルー部には、2台の射出装置のノズル7,8がそれぞれノズルタッチして、ホットランナー5,6に、同一又は異色或いは異材質の樹脂を射出することができるようにしてある。
【0012】
9は固定型で、上記ホットランナープレート4に当設して、固定盤1の内側に並設してある。10は割型による可動型で、これらの固定型9及び可動型10は、開口部が拡径したキャビティ11,12を有する。
【0013】
13は固定型9と可動型10との間に設けられた中間板で、金型と同一面積の板体からなり、その前後面のキャビティ対向部位にコア型14,15を有し、これらコア14,15と上記キャビティ11,12とにより、図11に示す中空物品30の両半体31,32を一次的に成形できるようにしてある。またコア型14,15の基端部周囲には、キャビティ開口と嵌合して後に二次キャビティを形成する環状の凸条型17,18を有する。
【0014】
20は中間板13の保持枠で、内側にガイド溝を有する両縦枠21,21と上下枠22,22とを長方形に枠組みしたものからなり、両側上下の支持部材19,19をタイバー3,3に摺動自在に嵌挿して、上部面内と固定型9の型面とが重合位置するように、金型部位から下側の機台40内へと縦長に設けてある。
【0015】
この保持枠20の面内には、中間板13が両側を縦枠21,21に嵌め込んで上下に可動自在に設けてあり、その中間板13の金型外の上端両側に、上枠22に佇設した左右一対の出入用の油圧シリンダ24,24のピストンロッド24a,24aが部材23をもって連結してあつて、ピストンロッド24a,24aの伸縮作動により、金型間とその下側の金型外とを往復動するようにしてある。
【0016】
また保持枠20の上枠22の中央部には、固定型9の型取付板9aの上部に水平に取付けた型開閉用の油圧シリンダ25のピストンロッド25aが連結してあり、そのピストンロッド25aの伸縮動作によりタイバー3,3をガイドとして、中間板13の型開閉が行えるようにしてある。
【0017】
上記ホットランナー5は、上記固定型9のキャビティ11側と、上記可動型10のキャビティ12側とに接続するように、2つのランナー51,52に分岐されており、その一方はキャビティ11に直に接続され、他方は上記中間板13に穿設した通孔52aを通して、可動型10のパーティング面に分割形成した上記キャビティ12のランナー52bに接続してある。
【0018】
これにより上記ノズル7からホットランナー5に射出された樹脂は、キャビティ11には直接に、またキャビティ12には中間板13を通して射出充填され、通孔52aからランナー52bに固化して残った樹脂は、ランナー成形品53として分離して取除くことができるようにしてある。
【0019】
上記ホットランナー6は、固定型9の二次キャビティ部位となるキャビティ11の開口側部に接続され、上記ノズル8からホットランナー6に射出された樹脂が、キャビティ11に直接に射出充填することができるようにしてある。
上記ホットランナー5,6のいずも、ゲートにはピンゲートが採用され、これにより型開時に切断が容易に行えるようにある。またランナー相互の各接続部位も、下流側の開口を縮径形成して接続部位にずれが生じないようにしてある。
【0020】
なお26は突出板、27は突出ピン、28,28は上記可動型10の開閉シリンダで、可動型10の型取付板10aの上下に一体に設けた型保持板29,29に取付けてある。
【0021】
図5〜図10は、上記構成の金型装置による中空物品30の成形工程を順に示すものである。
先ず図1に示す型開状態において、上記油圧シリンダ25により保持枠20を中間板13と共に板面が固定型9の型面に接するところまで後退移動し、キャビティ11とコア型14との型閉を行う。
次に可動盤2を前進移動して可動型10の型面を中間板13の板面に当接し、キャビティ12とコア型15の型閉を行う。
【0022】
図5は、その型閉状態を示すもので、固定型9と可動型10との間には中間板13が介在するため、キャビティ11,12は中空物品30の両半体の形態を有するキャビティに対向形成され、そのキャビティの開口縁内に上記凸条型17,18が嵌合位置するとともに、上記分岐ランナー52が中間板13の通孔52aを介して可動型側のランナー52bと連通し、ホットランナー5からキャビティ12にも溶融状態で樹脂の射出充填が行えるようになる。
【0023】
図6はノズル7からホットランナー5に樹脂を射出した状態を示すもので、ホットランナー5に射出された溶融状態の樹脂は分岐ランナー51,52から固定型側と可動型側の両方のキャビティ11,12に同時に射出充填されて、中空物品30の半体31,32をそれぞれ対向形成する。また開口縁内の凸条型17,18により、半体31,32の開口縁に近接した外周囲にフランジ33,34が突出形成される。
【0024】
図7は、半体31,32の射出成形の一次的な離型状態を示すもので、その離型は先ず、上記可動盤2を後退移動して可動型10を中間板13から離し、半体32をコア型15から離型してキャビティ12に残存させる。
次に、図1に示す上記油圧シリンダ25のピストンロッド25aを伸長作動して、保持枠20を前進移動し、これにより中間板13を固定型9から離して半体31をコア型14から離型し、キャビティ11に残存させる。
【0025】
上記コア型14がキャビティ11から完全に抜け出た所で、上記油圧シリンダ24のピストンロッド24aを伸長作動して、中間板13を下方へ移動し、固定型9と可動型10との間から下側に送り出して除き、両金型が対面するようにセットする。
【0026】
この離型時に固化した上記通孔52aの樹脂は、型開力により分岐ランナー52の溶融状態の樹脂と、可動側ランナー52bのランナー成形品53として固化して残った樹脂の両方から切断されて、そのまま通孔52aに残る。
また中空物品30にフイルター等のインサートが必要な場合には、図では省略したが、この型開後に半体31,32のいずれか一方又は両方にインサートを行う。
【0027】
図8は、固定型9と可動型10の再型閉状態を示すもので、中間板13を金型外に除いたのち、可動盤2を再前進すると可動型10が固定型9と型閉して、それらのキャビティ内の半体31,32が相互に開口端を接し合うとともに、接合端周囲のフランジ33,34の間に、上記凸条型17,18の抜き後による二次キャビティ35が生じる。この二次キャビティ35の側面には上記ホットランナー6のゲートが開口している。
【0028】
再型閉後に上記ノズル8からホットランナー6に溶融状態で射出した樹脂は、ゲートから二次キャビティ35に射出充填されてフランジ33,34間を埋め、半体31,32の対面接合部を気密にシールすると共に半体31,32を不可分一体に接合して、中空物品30を完成する結合帯36となる。
【0029】
図9及び図10は、中空物品30の離型状態を示すもので、成形完了後に上記可動盤10を可動型12と共に後退移動して、中空物品30がキャビティ11から離型するように型開を行う。次に型開位置にて可動型10の型開を行ってから、上記突出板26を前進作動して突出ピン27により中空物品30を、側部のランナー成形品53と一緒に可動型10から同時に突き出して離型する。
【0030】
また図では省略したが、上記中間板13の通孔52aに残った樹脂は、中空物品30の離型中にバキュームなどにより除去することができる。したがって、中空物品30の離型後に、上記油圧シリンダ24のピストンロッド24aを縮小作動して、中間板13を上部面内に戻し、上記油圧シリンダ25による保持枠20の固定型側への移動と、可動盤2の前進移動とによって次回の成形の型閉を行うことができ、これにより連続して中空物品30の成形を行うことができる。
【0031】
図12〜図14は、上記中空物品30の複数を同時に射出成形できるこの発明の第2実施形態を示すもので、基本的には上記第1実施形態と同一であり、その相違は上記固定型9と可動型10の一対を、固定盤1と可動盤2に並設するとともに、その一対の金型にわたり対面位置するように、上記中間板13を保持枠20と共に横長に配置し、その中間板13の2個所のキャビティ対向部位の表裏面に、上記コア型14,15と基端部周囲の環状の凸状型17,18とを設けたことにある。
【0032】
この第2実施形態では、図12に示す型開状態において、第1実施形態と同様に、図示しない油圧シリンダより保持枠20を中間板13を後退移動すると、板面が一対の固定型9,9の型面に接して、キャビティ11とコア型14とがそれぞれ型閉する。
次に可動盤2を前進移動して一対の可動型10の型面を中間板13の板面に当接すると、キャビティ12とコア型15とがそれぞれ型閉して、一対の固定型9,9と可動型10,10は、中間板13を挟んで同時に型閉する。
【0033】
図13は、この型閉状態と樹脂の射出状態とを半部づつ示すもので、型閉により各キャビティ11,12は、上半部に示すように、上記中空物品30の両半体の形態を有するキャビティに対向形成され、そのキャビティの開口縁内に上記凸条型14,15が嵌合位置し、また一対の金型ごとに分岐ランナー52が中間板13の通孔52aを介して可動型側のランナー52bと連通し、ホットランナー5からキャビティ12にも樹脂の射出充填が行えるようになる。
【0034】
そこで型閉後に型締を行って、ノズル7からホットランナー5に溶融状態の樹脂を射出すると、樹脂は分岐ランナー51,52から固定型側と可動型側の両方のキャビティ11,12に同時に射出充填されて、複数の中空物品30の半体31,32を対向形成する。また開口縁内の凸条型17,18により、半体31,32の開口縁に近接した外周囲にフランジ33,34が突出形成される。
【0035】
上記半体31,32を射出成形したのち、上記第1実施形態と同様に一次的な離型を行い、半体31,32を各コア型14,15から離型して、両方のキャビティ11,12に残存させ、さらに中間板13を金型間から下側に除いたのち、可動盤2を前進移動すると、一対の固定型9と可動型10とがそれぞれ同時に型閉する。
【0036】
この離型時に固化した上記通孔52aの樹脂は、型開力により分岐ランナー52の溶融状態の樹脂と、可動側ランナー52bのランナー成形品53として固化して残った樹脂の両方から切断されて、そのまま通孔52aに残る。
また中空物品30にフイルター等のインサートが必要な場合には、図では省略したが、この型開後に半体31,32のいずれか一方又は両方にインサートを行う。
【0037】
図14は、この二次的な型閉状態と樹脂の射出状態とを半部づつ示すもので、一対の固定型9,9と一対の可動型10,10の再型閉により、キャビティ内の半体31,32が相互に開口端を接し合うとともに、接合端周囲のフランジ33,34の間に、上記凸条型15,16の抜き後による二次キャビティ35が生じる。この二次キャビティ35の側面には上記ホットランナー6のゲートが開口している。
【0038】
再型閉後に上記ノズル8からホットランナー6に射出した溶融状態の樹脂は、両方の固定型9,9のゲートから、同時に二次キャビティ35,35に射出充填されてフランジ33,34間を埋め、半体31,32の対面接合部を気密にシールすると共に半体31,32を不可分一体に接合して中空物品30を完成する結合帯36となる。
【0039】
図15は、複数の中空物品30,30の離型状態を示すもので、成形完了後に上記可動盤2を可動型10と共に後退移動して、中空物品30,30がキャビティ11,11から離型するように型開を行う。次に型開位置にて可動型10の型開を行ってから、上記突出板26を前進作動して突出ピン27により中空物品30,30を同時に離型する。その中空物品30,30の離型中又は離型後に、上記中間板13の通孔52aに残った樹脂の除去をバキュームなどにより行う。
【0040】
そして、中空物品30,30の離型後に、第1実施形態と同様に中間板13を保持枠20の上部面内に戻し、その後の保持枠20の固定型側への移動と、可動盤2の前進移動とによって、工程は次回の成形の型閉に移行する。
したがって、一対の金型における型開閉及び射出充填を一次と二次とに分けて同時に行えることから、金型数に等しい数の中空物品30を容易に同時成形することができる。
【0041】
図16〜図19に示す第3実施形態は、竪型成形機でも同時に複数個の中空物品30,30が成形できるようにしたものである。
この実施形態と第1及び第2実施形態との相違は、固定型9と可動型10のそれぞれが一対のキャビティ11,11及び12,12を備え、機台上の型置盤41と、その上方に昇降自在に設けられた可動盤2とに取付けられる関係上、上記中間板13の開閉及び移動装置が、固定型9の型取付板9aの上に縦に設置した点と、上記結合帯36のランナーが固定型9と可動型10のパーティング面にコールドランナー61として設けられている点である。
【0042】
上記中間板13の保持枠20は、内側にガイド溝を有する両枠21,21を、下側に横架した逆L型の受け桟42の両端に止着して、長方形に枠組みしたものからなり、その両枠21,21の外側中央を、型置盤41上の型取付板9aに佇設したガイド部材43,43に、上下動自在に嵌合するとともに、受け桟42の中央部に、上記型取付板9aの固定型側部に立設した開閉用の上記油圧シリンダ25のピストンロッド25aを連結して、片側面内と固定型9の型面とが重合位置するように、金型部位から側方に横長に設けてある。
【0043】
この保持枠20の面内に、上記中間板13が両側を両枠21,21に嵌め込んで左右に可動自在に設けてあり、その中間板13の金型外の両側には出入ロッド44,44が側方に長く取付けてある。また受け桟42の中央部には、出入用の上記油圧シリンダ24が外方へ長く水平に取付けてあり、そのピストンロッド24aに出入ロッド44,44にわたり止着した横架材45が連結してあって、該ピストンロッド24aの伸縮により、中間板13が出入ロッド44,44と共に左右に移動して、金型の内外に出入するようにしてある。
【0044】
上記ホットランナープレート4は、上記固定型9のキャビティ11側と、上記可動型10のキャビティ12側とに接続するように、2つのランナー51,52に分岐されたホットランナー5と、固定型9と可動型10のパーティング面にわたり設けたコールドランナー61とを有し、そのコールドランナー61のゲートは両固定型9,9の二次キャビティ部位に接続してある。
【0045】
このような竪型の金型装置においても、その型開閉及び離型操作は上記第1及び第2実施形態と同様で、一対の金型の並設により同時に複数個の中空物品30,30の同時成形を行うことができる。
【0046】
この第3実施形態では、図16に示す型開状態において、第1及び第2実施形態と同様に、油圧シリンダ25より保持枠20を降下すると、中間板13の板面が固定型9の型面に接してキャビティ11とコア型14とがそれぞれ型閉する。次に可動盤2を降下して一対の可動型10,10の型面を中間板13の板面に当接すると、キャビティ12とコア型15とがそれぞれ型閉して、固定型9と可動型10は中間板13を挟んで同時に型閉する。
【0047】
図18は、この型閉状態と樹脂の射出状態とを半部づつ示すもので、型閉により各キャビティ11,12は、左半部に示すように、上記中空物品30の両半体の形態を有するキャビティに対向形成され、そのキャビティの開口縁内に上記凸条型17,18が嵌合位置し、また一対の金型ごとに分岐ランナー52が中間板13の通孔52aを介して可動型側のランナー52bと連通し、ホットランナー5からキャビティ12にも樹脂の射出充填が行えるようになる。
【0048】
このような型閉後に上記ノズル7からホットランナー5に溶融状態の樹脂を射出すると、右半部に示すように、樹脂は分岐ランナー51,52から固定型側と可動型側の両方のキャビティ11,12に同時に射出充填されて、複数の中空物品30の半体31,32をそれぞれ対向形成する。また開口縁内の凸条型17.18により、半体31,32の開口縁に近接した外周囲にフランジ33,34が突出形成される。
【0049】
上記半体31,32を射出成形したのち、上記第1実施形態と同様に一次的な離型を行うと、図19に示すように、一対の各半体31,32が各コア型14,15から離型して、両方のキャビティ11,12に残存する。さらに中間板13を金型間から側方に除いたのち、可動盤2を前進移動すると、図20に示すように、一対の固定型9と可動型10とがそれぞれ同時に型閉して、パーティング面に上記コールドランナー61が形成される。
【0050】
図19は、この二次的な型閉状態と樹脂の射出状態とを半部づつ示すもので、固定型9と可動型10の再型閉により、キャビティ内の半体31,32が相互に開口端を接し合うとともに、接合端周囲のフランジ33,34の間に、上記凸条型17,18の抜き後による二次キャビティ35が生じる。この二次キャビティ35の側面には上記コールドランナー61のゲートが開口している。
【0051】
再型閉後に上記ノズル8からコールドランナー61に射出した溶融状態の樹脂は、両方の固定型9,9のゲートから、同時に二次キャビティ35,35に射出充填されてフランジ33,34間を埋め、半体31,32の対面接合部を気密にシールすると共に半体31,32を不可分一体に接合して中空物品30を完成する結合帯36となる。
【0052】
図21は、複数の中空物品30,30の離型状態を示すもので、成形完了後に上記可動盤2を可動型10と共に上昇移動して、中空物品30,30がキャビティ11,11から離型するように型開を行い。次に型開位置にて可動型10の型開を行ってから、上記突出板26を前進作動して突出ピン27により中空物品30,30を同時に突き出すと、中空物品30と一緒に上記ランナー成形品53とパーティング面にて形成されたランナー成形品62とが離型する。
【0053】
そして、中空物品30,30の離型後に、第1実施形態と同様に中間板13を保持枠20の上部面内に戻し、その後の保持枠20の固定型側への移動と、可動盤2の前進移動とによって、工程は次回の成形の型閉に移行する。
したがって、竪型においても一対の金型における型開閉及び射出充填を一次と二次とに分けて同時に行えるので、金型数に等しい数の中空物品30を容易に同時成形することがてきる。
【0054】
上述のように、この発明では樹脂の射出充填を中空物品の半体成形用と、半体結合用として個々にキャビティへの樹脂の射出充填を可能に構成したことから、そこに用いられる樹脂も、同一樹脂に限定されず、異色樹脂又は異材質樹脂とすることができ、また中間板及び可動型側のランナーをコールドランナーとしたことによって、樹脂のオープンパージが可能となり、熱安定性の悪い材料樹脂における対応も容易となって材料樹脂の利用範囲が広がる。
【0055】
さらにまた、中間板を貫通して固定型側から可動型側へ樹脂を射出充填できるようにしたので、中間板を金型側方へ移動して出入を行うものであっても、ノズルを常時タッチさせたまま成形を行うことができ、金型数を増して同時に複数個の中空物品の成形も容易に行えることから生産性が向上する。また個々のキャビティ及びコア型が専用となるため、半体成形樹脂と結合樹脂が同一材料樹脂であるときには、形態の異なる中空成形品のファミリー取りへの展開も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる中空物品の射出成形用金型装置の型開時における縦断側面図である。
【図2】同上の平断面図である。
【図3】図1A−A線における固定型側の正面図である。
【図4】同じくA−A線における可動型側の正面図である。
【図5】中空物品の半体成形状態を示す略示縦断側面図である。
【図6】同上の略示平断面図である。
【図7】中空物品の半体成形後の型開状態を示す略示平断面図である。
【図8】再型閉による二次キャビティの形成状態を示す略示平断面図である。
【図9】中空物品完成後の離型状態を示す略示平断面図である。
【図10】同上の略示縦断側面図である。
【図11】射出成形された中空物品の1実施形態の縦断面図である。
【図12】複数の中空物品の同時成形が可能なこの発明に係る金型装置の型開時における略示平断面図である。
【図13】中空物品の半体成形状態を示す略示平断面図である。
【図14】再型閉により形成された二次キャビティと二次射出の両方を示す平断面図である。
【図15】型開後の中空物品の離型状態を示す略示平断面図である。
【図16】竪型成形機に適用可能なこの発明に係る金型装置の型開時における縦断側面図である。
【図17】同じく中間板開放後の固定盤側の平面図である。
【図18】中空物品の半体成形状態を示す略示縦断正面図である。
【図19】中空物品の半体成形後の型開状態を示す略示縦正面図である。
【図20】再型閉により形成された二次キャビティと二次射出の両方を示す縦断正面図である。
【図21】型開後の中空物品の離型状態を示す略示縦断正面図である。
【符号の説明】
1 固定盤
2 可動盤
3 タイバー
4 ホットランナープレート
5,6 ホットランナー
7,8 ノズル
9 固定型
10 可動型
11,12 キャビティ
13 中間板
14,15 コア型
17,18 二次キャビティ成形用の凸条型
20 中間板の保持枠
24 中間板出入用の油圧シリンダ
25 中間板開閉用の油圧シリンダ
30 中空物品
31,32 半体
33,34 フランジ
35 二次キャビティ
36 結合帯
51,52 分岐ランナー
52a 中間板の通孔
52b 可動型のキャビティのランナー
53 ランナー成形品
61 パーティング面のコールドランナー
62 ランナー成形品[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a mold apparatus for injection-molding a hollow article by inserting and removing an intermediate plate provided between a fixed mold and a movable mold and opening and closing the mold.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
A conventional mold device used for injection molding a hollow article such as a fuel tank includes a core mold and a convex for forming a secondary cavity between a fixed mold on a fixed board side and a fixed mold on a movable board side. An intermediate mold such as a core mold and a rotary mold having a strip mold is provided so as to be freely accessible, and a hot runner drilled in the intermediate mold is branched into both a fixed mold and a movable mold, and a pair of halves is primarily injected. After molding, the fixed mold and the movable mold after removing the intermediate mold are in direct contact with each other by direct mold closing, and the secondary cavity created around the contact area is filled with resin by secondary injection and hollow. It is configured to complete an article.
[0003]
In such a mold apparatus, since the resin for half-mold molding is injected and filled into both the fixed mold and the movable mold from inside the intermediate mold, it is necessary to maintain the temperature of the runner in the intermediate mold as a hot runner. There is. In addition, since the intermediate mold repeatedly enters and exits each time it is molded, it is not easy to apply temperature maintaining means to such an intermediate mold, and it is not possible to open purge the resin. It was difficult to adapt to.
[0004]
In the case of a mold device that slides in and out of an intermediate mold with a core, the injection device is nozzle-touched to the core, so the nozzle touch must be repeated for each molding. Is also likely to occur. In addition, since one injection device is moved up and down to perform primary injection and secondary injection of resin, the molding operation is complicated, and it is not possible to simultaneously mold a plurality of hollow articles, and the material resin is limited to the same material. Have problems such as
[0005]
On the other hand, in the mold apparatus which moves the rotary mold in and out as an intermediate mold, the rotary mold can be alternately moved in and out between the pair of fixed molds and the movable mold by reciprocating rotation, so that the inside of the rotary mold is changed. The hot runner of the fixed type is alternately connected to the hot runners branched to both fixed types on the fixed type side, so that the nozzles can always be touched to the hot runner on the fixed type side. The switching is performed alternately by reciprocating rotation of the rotary mold, and because of the structure of performing the primary injection and the secondary injection of the resin, even those having a pair of fixed mold and movable mold, it is possible to simultaneously perform the plural hollow articles. There are problems that molding cannot be performed and that the material resin is limited to the same material.
[0006]
The present invention has been conceived in order to solve the problems in the above-described conventional mold apparatus, and has an object to provide a plurality of hot runners, one of which is freely movable between a fixed mold and a movable mold. By passing through the intermediate plate, the means for maintaining the temperature of the runner in the intermediate plate is omitted, and open purging of the resin from the hot runner on the fixed mold side can be performed. Molding is also possible, and furthermore, by using multiple hot runners, the primary injection of halves in multiple dies and the secondary injection that integrates the halves are performed simultaneously, and hollows of the same or different resins are used. An object of the present invention is to provide a new mold apparatus for injection molding of a hollow article capable of simultaneously molding a plurality of articles.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A mold apparatus according to the present invention for the above object has a plate having a plurality of hot runners on a fixed platen side, a fixed die having a cavity attached to the hot runner plate and fixed to the fixed platen, and a fixed die attached to a movable platen. Plate with a movable mold having a cavity, a core mold at front and rear surfaces facing the cavity, and a convex strip around the base end of the core mold for forming a secondary cavity, and holding the intermediate plate And an intermediate plate operating device for moving in and out and moving back and forth between the fixed mold and the movable mold. One of the hot runners is defined as a fixed mold cavity. ,the above Movable mold cavity through intermediate plate Runner And the other is connected to the fixed type secondary cavity portion.
[0008]
In addition, the mold apparatus of the present invention includes a plate having a plurality of hot runners on a fixed platen side, a pair of fixed dies having a cavity arranged in parallel with the fixed plate attached to the hot runner plate, and a movable platen. A pair of movable dies having cavities juxtaposed to the fixed mold opposing parts, a core mold at the front and rear cavities opposing parts, and a ridge for forming a secondary cavity around the base end of the core mold. An intermediate plate, and an intermediate plate operating device that holds the intermediate plate and moves in and out and between a fixed mold and a movable mold, and one of the hot runners is provided with a cavity of both fixed molds. ,the above Both movable mold cavities through intermediate plate Runner And the other is connected to the secondary cavities of both fixed dies to enable simultaneous molding of a plurality of hollow articles.
[0009]
Further, the mold apparatus of the present invention includes a plate having a hot runner on the fixed platen side, a pair of fixed dies having cavities abutting on the hot runner plate and juxtaposed to the fixed platen, and a fixed die for the movable platen. A pair of movable dies having cavities juxtaposed at opposing portions, a cold runner formed on the parting surfaces of the fixed die and the movable die, and a core die at the cavity opposing portions on the front and rear surfaces, and An intermediate plate having a convex ridge for forming a secondary cavity around an end thereof; and an intermediate plate operating device for holding the intermediate plate and moving in and out and moving between a fixed die and a movable die. Runner fixed cavity and movable cavity through the intermediate plate With the runner Branch and connect the cold runner to the fixed secondary cavity. Part The plurality of hot runners or the resin injected and filled into the cavity from the hot runner and the cold runner is made of the same resin, a different color resin or a different material resin.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 to 10 show an embodiment of a mold apparatus for injection molding a hollow article such as one fuel tank.
In the figure, reference numeral 1 denotes a fixed plate of a mold clamping device, and 2 denotes a movable plate similarly, which is provided to be able to advance and retreat with respect to the fixed plate 1 through
[0011]
[0012]
[0013]
[0014]
[0015]
In the plane of the holding
[0016]
At the center of the
[0017]
The
[0018]
As a result, the resin injected from the
[0019]
The
In each of the
[0020]
[0021]
FIGS. 5 to 10 show steps of forming the
First, in the mold open state shown in FIG. 1, the holding
Next, the
[0022]
FIG. 5 shows the mold closed state. Since the
[0023]
FIG. 6 shows a state in which the resin is injected from the
[0024]
FIG. 7 shows a primary mold release state of the injection molding of the
Next, the
[0025]
When the
[0026]
The resin in the through
In the case where an insert such as a filter is required for the
[0027]
FIG. 8 shows a closed state of the fixed
[0028]
The resin injected from the
[0029]
9 and 10 show the mold release state of the
[0030]
Although not shown in the drawing, the resin remaining in the through
[0031]
FIGS. 12 to 14 show a second embodiment of the present invention in which a plurality of the
[0032]
In the second embodiment, as in the first embodiment, when the holding
Next, when the
[0033]
FIG. 13 shows the mold closed state and the resin injection state by half. By closing the mold, the
[0034]
Then, when the mold is closed and the mold is closed and the molten resin is injected from the
[0035]
After the injection molding of the
[0036]
The resin in the through
In the case where an insert such as a filter is required for the
[0037]
FIG. 14 shows the secondary mold closed state and the resin injection state by half, and the pair of fixed
[0038]
The molten resin injected from the
[0039]
FIG. 15 shows a state in which the plurality of
[0040]
Then, after releasing the
Therefore, the mold opening / closing and the injection filling in the pair of molds can be simultaneously performed separately for the primary and the secondary, so that the
[0041]
The third embodiment shown in FIGS. 16 to 19 is such that a plurality of
The difference between this embodiment and the first and second embodiments is that each of the fixed
[0042]
The holding
[0043]
In the plane of the holding
[0044]
The
[0045]
In such a vertical mold apparatus, the mold opening / closing and mold releasing operations are the same as those in the first and second embodiments, and a plurality of
[0046]
In the third embodiment, as in the first and second embodiments, when the holding
[0047]
FIG. 18 shows the mold closing state and the resin injection state by half, and the molds close each
[0048]
When the molten resin is injected from the
[0049]
After the first and
[0050]
FIG. 19 shows the secondary mold closed state and the resin injection state by half, and the fixed
[0051]
The molten resin injected into the
[0052]
FIG. 21 shows a state in which the plurality of
[0053]
Then, after releasing the
Therefore, even in the vertical mold, the mold opening / closing and injection filling in the pair of molds can be simultaneously performed separately for primary and secondary, so that the same number of
[0054]
As described above, according to the present invention, the injection filling of the resin is configured for the half molding of the hollow article, and the resin can be individually injected and filled into the cavity for the half body joining. However, the resin is not limited to the same resin, but can be made of a different color resin or a different material resin. In addition, since the intermediate plate and the runner on the movable mold side are cold runners, open purging of the resin becomes possible, resulting in poor thermal stability. It is easy to deal with the material resin, and the range of use of the material resin is expanded.
[0055]
Furthermore, since the resin can be injected and filled from the fixed mold side to the movable mold side by penetrating the intermediate plate, even if the intermediate plate is moved to the side of the mold to enter and exit, the nozzle is always kept Since the molding can be performed while keeping the touch, the number of molds can be increased and a plurality of hollow articles can be easily molded at the same time, thereby improving the productivity. In addition, since the individual cavities and core molds are dedicated, when the half-molded resin and the binding resin are the same material resin, it is also possible to develop a hollow molded product having a different form into a family.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional side view of a mold apparatus for injection molding a hollow article according to the present invention when the mold is opened.
FIG. 2 is a plan sectional view of the same.
FIG. 3 is a front view of the fixed mold side along the line AA in FIG. 1;
FIG. 4 is a front view of the movable mold side along line AA.
FIG. 5 is a schematic longitudinal sectional side view showing a half-molded state of a hollow article.
FIG. 6 is a schematic plan sectional view of the same.
FIG. 7 is a schematic plan cross-sectional view showing a mold opened state after half molding of a hollow article.
FIG. 8 is a schematic plan sectional view showing a state in which a secondary cavity is formed by re-mold closing.
FIG. 9 is a schematic cross-sectional plan view showing a release state after completion of the hollow article.
FIG. 10 is a schematic vertical sectional side view of the same.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of one embodiment of an injection-molded hollow article.
FIG. 12 is a schematic cross-sectional plan view of a mold device according to the present invention capable of simultaneously molding a plurality of hollow articles when the mold is opened.
FIG. 13 is a schematic plan sectional view showing a half-shaped state of a hollow article.
FIG. 14 is a plan sectional view showing both a secondary cavity and a secondary injection formed by remolding.
FIG. 15 is a schematic plan cross-sectional view showing a released state of the hollow article after the mold is opened.
FIG. 16 is a vertical sectional side view of a mold apparatus according to the present invention applicable to a vertical molding machine when the mold is opened.
FIG. 17 is a plan view of the fixed platen side after the opening of the intermediate plate.
FIG. 18 is a schematic longitudinal sectional front view showing a half-molded state of a hollow article.
FIG. 19 is a schematic vertical front view showing a mold opened state after half-molding of a hollow article.
FIG. 20 is a longitudinal sectional front view showing both a secondary cavity formed by re-mold closing and a secondary injection.
FIG. 21 is a schematic longitudinal sectional front view showing a release state of the hollow article after the mold is opened.
[Explanation of symbols]
1 fixed board
2 movable board
3 Tie bar
4 Hot runner plate
5,6 hot runner
7,8 nozzle
9 fixed type
10 movable type
11,12 cavities
13 Intermediate plate
14,15 core type
17,18 Convex strip for forming secondary cavity
20 Holding frame for intermediate plate
24 Hydraulic cylinder for entering and exiting intermediate plate
25 Hydraulic cylinder for opening and closing intermediate plate
30 hollow articles
31, 32 half body
33, 34 flange
35 Secondary Cavity
36 bonding band
51,52 Branch runner
52a Through hole of intermediate plate
52b movable type Of the cavity runner
53 runner molding
61 Cold Runner on Parting Surface
62 runner molding
Claims (4)
そのホットランナープレートに当設して、固定盤に取付けたキャビティを有する固定型と、
可動盤に取付けたキャビティを有する可動型と、
前後面のキャビティ対向部位にコア型を有し、かつコア型の基端部周囲に二次キャビティ形成用の凸条型を有する中間板と、
その中間板を保持して固定型と可動型との間に出入及び進退移動させる中間板操作装置とからなり、
上記ホットランナーの一方を固定型のキャビティと、上記中間板を通して可動型のキャビティのランナーとに分岐接続し、他方を固定型の二次キャビティ部位に接続してなることを特徴とする中空物品の射出成形用金型装置。A plate having a plurality of hot runners on the fixed board side,
A fixed mold having a cavity attached to the fixed board, attached to the hot runner plate,
A movable mold having a cavity attached to the movable board,
An intermediate plate having a core mold at the cavity facing portions on the front and rear surfaces, and having a ridge mold for forming a secondary cavity around the base end of the core mold,
An intermediate plate operating device that holds the intermediate plate, moves in and out and moves between a fixed mold and a movable mold,
A hollow article characterized in that one of the hot runners is branched and connected to a fixed mold cavity and a movable mold runner through the intermediate plate, and the other is connected to a fixed mold secondary cavity portion. Molding equipment for injection molding.
そのホットランナープレートに当設して、固定盤に並設したキャビティを有する一対の固定型と、
可動盤の固定型対向部位に並設したキャビティを有する一対の可動型と、
前後面のキャビティ対向部位にコア型を有し、かつコア型の基端部周囲に二次キャビティ形成用の凸条型を有する中間板と、
その中間板を保持して固定型と可動型との間に出入及び進退移動させる中間板操作装置とからなり、
上記ホットランナーの一方を両固定型のキャビティと、上記中間板を通して両可動型のキャビティのランナーとに分岐接続し、他方を両固定型の二次キャビティ部位に接続して、複数個の中空物品の同時成形を可能としてなることを特徴とする中空物品の射出成形用金型装置。A plate having a plurality of hot runners on the fixed board side,
A pair of fixed molds having cavities arranged in parallel with the fixed plate, abutting on the hot runner plate,
A pair of movable dies having cavities juxtaposed to the fixed mold opposing portions of the movable platen,
An intermediate plate having a core mold at the cavity facing portions on the front and rear surfaces, and having a ridge mold for forming a secondary cavity around the base end of the core mold,
An intermediate plate operating device that holds the intermediate plate, moves in and out and moves between a fixed mold and a movable mold,
The one and two fixed-type cavity of a hot runner branches connected to the above through the intermediate plate of the two movable mold cavity runner connects the other to the secondary cavity segments of both fixed, a plurality of hollow articles A mold apparatus for injection molding of hollow articles, characterized in that it is possible to simultaneously mold the same.
そのホットランナープレートに当設して、固定盤に並設したキャビティを有する一対の固定型と、
可動盤の固定型対向部位に並設したキャビティを有する一対の可動型と、
固定型と可動型とのパーティング面に形成したコールドランナーと、
前後面のキャビティ対向部位にコア型を有し、かつコア型の基端部周囲に二次キャビティ形成用の凸条型を有する中間板と、
その中間板を保持して固定型と可動型との間に出入及び進退移動させる中間板操作装置とからなり、
上記ホットランナーを固定型のキャビティと、上記中間板を通して可動型のキャビティのランナーとに分岐接続し、上記コールドランナーを固定型の二次キャビティ部位に接続してなることを特徴とする中空物品の射出成形用金型装置。A plate having a hot runner on the fixed platen side,
A pair of fixed molds having cavities arranged in parallel with the fixed plate, abutting on the hot runner plate,
A pair of movable dies having cavities juxtaposed to the fixed mold opposing portions of the movable platen,
A cold runner formed on the fixed and movable parting surfaces,
An intermediate plate having a core mold at the cavity facing portions on the front and rear surfaces, and having a ridge mold for forming a secondary cavity around the base end of the core mold,
An intermediate plate operating device that holds the intermediate plate, moves in and out and moves between a fixed mold and a movable mold,
Hollow, wherein the said hot runner to a fixed cavity, branches connected to and movable mold cavity runner through the intermediate plate, that formed by connecting the cold runner in the secondary cavitation I portion position of the fixed Mold device for injection molding of articles.
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