JP3592953B2 - コネクタ付きスライド型電気部品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変抵抗器、スイッチ等の電気部品にコネクタを取り付けたコネクタ付きスライド型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコネクタ付きスライド型電気部品について、コネクタ付きスライド型可変抵抗器を例に図20〜図22に基づいて説明すると、金属板を折り曲げにより形成した枠体51は、上面部51aと、上面部51aから下方に折り曲げ形成された一対の側部51bと、上面部51aの中央に設けられた長孔51cと、側面部51bの端部に設けられた複数個の爪部51dと、下方部に形成された開放部51eとを有している。
【0003】
また、合成樹脂の成型品からなる摺動子受け52は、基部52aと、基部52aから上方に突出したレバー52bとを有する。
そして、この基部52aの下面には、金属板からなる摺動子53が固着されており、摺動子53を取り付けた摺動子受け52は、開放部51eより枠体51内に挿入し、レバー52bを長孔51cから外方に突出させ、基部52aを枠体51内に収納して取り付けられている。
【0004】
また、絶縁基板54は、その表面に抵抗体層55及び導電体層56が印刷等により帯状に形成され、該両層55、56の端部には銀等からなる端子部55a、56aが設けられている。
また、筒状の金属から成る鳩目端子57は、絶縁基板54に設けた孔(図示せず)に挿通し、それぞれの端子部55a、56aに導通した状態で、鳩目端子57をカシメて絶縁基板54に取り付けられている。
そして、このような絶縁基板54は、枠体51の開放部51eを覆うように、枠体51の下面に配置される。
この時、抵抗体層55と導電体層56には、摺動子53が接触した状態となる。
【0005】
また、取付板58は、一枚の略長方形の平板状金属板を折り曲げることにより形成され、平板部58aと、該平板部58aから長手方向に延び且つ平板部58aの面に直交するように側部から立設した一対の腕部58bとを有している。
また、該両腕部58bの端部は更にそれぞれ互いに向き合う方向で、且つ、腕部58bの面に直交するように折り曲げられて壁部58cが形成され、該壁部58cの先端が突き合わされ、この突き合わせ部は、互いに凹凸嵌合からなる係合部58dにより係合されている。
【0006】
更に、腕部58bの途中には、腕部58bの面と同一面方向に下方に突出した舌片58eが設けられ、該舌片58eは前記平板部58aの一端部側に腕部58bと壁部58cとで形成された空間部58fに臨むようになっている。
更に又、前記平板部58aには機器本体との固定を果たすための固定穴58g、前記枠体51の爪部51dが挿入される複数個の孔58h、及び切り欠き部58jが形成されると共に、前記舌片58eの中央にも係止孔58kが設けられている。
【0007】
そして、この取付板58は、平板部58aを絶縁基板54の下面に重ね合わせて、孔58hに枠体51の爪部51dを挿通すると共に、切り欠き部58jに爪部51dを位置させ、爪部51dの先端部を折り曲げて、取付板58が枠体51に取り付けられると共に、この取付板58によって、絶縁基板54も枠体51に取り付けられる。
この時、取付板58の舌片58eと係合孔58kは、取付板58の下面から下方に突出して状態と成っている。
そして、舌片58eの下端部と枠体51の上面との高さH4は、舌片58eが取付板58の下面から下方に突出しているため、大きなものとなっている。
【0008】
また、コネクタ59は、合成樹脂の成型品からなる絶縁基体60と、この絶縁基体60に埋設等により取り付けられ、丸線材から成る複数本の端子61とで構成されている。
そして、絶縁基体60の側部には、一対の凸状の係止部60aを設け、また、端子61は、絶縁基体60から上下に突設させて、絶縁基体60の上面から突出し、絶縁基板54の抵抗体層55及び導電体層56との導通を図る導通部61aと、絶縁基体60の下面から突出し、外部機器側の雌型のコネクタ(図示せず)が接続される接続部61bを有している。
【0009】
そして、コネクタ59の端子61の導通部61aを、取付板58の空間部58fに露出した絶縁基板54の鳩目端子57に挿入し、絶縁基体60の上面が絶縁基板54に当接するまで導通部61aを鳩目端子57に圧入して、電気的に導通させる。
この時、コネクタ59の絶縁基体60は、その係止部60aで取付板58の舌片58eをその弾性に抗して広げながら空間部58e内に挿入され、係止部60aを舌片58eの係止孔58kに嵌入させて、コネクタ59が取付板58に取り付けられている。
そして、取付板58に取り付けられたコネクタ59は、端子61の接続部61bが取付板58の平板部58aと直角方向に延びて、絶縁基体60が直立した状態で取り付けられ、且つ、絶縁基体60が取付板58の下面から下方に大きく突出し、絶縁基体60の端部と枠体51の上面との高さH5が大きなものとなっている。
【0010】
そして、このようなコネクタ付スライド型電気部品は、カメラ等の機器に組み込まれ、取付板58の固定穴58gにより機器本体に固定される。
また、機器本体との電気的接続は、コネクタ付きスライド型電気部品の雄型コネクタ59に機器本体のプリント基板に導通された雌型コネクタを接続するだけで容易に行うことができる。
なお、カメラのレンズ位置の検出等については、枠体51から突出したレバ−52bを駆動することにより、摺動子53を抵抗体層55、導電体層56上で摺動させ、レバ−52bの移動量を抵抗値変化として検出することができるようになっている。
【0011】
また、図23、図24は従来のコネクタ付きスライド型電気部品を示し、図23、図24に示すものは、前者と同様に、コネクタ59の端子61の導通部61aを、取付板58の空間部58fに露出した絶縁基板54の鳩目端子57に挿入し、絶縁基体60の上面が絶縁基板54に当接するまで導通部61aを鳩目端子57に圧入して、電気的に導通させている。
この時、前者と同様に、コネクタ59の絶縁基体60は、その係止部60aで取付板58の舌片58eをその弾性に抗して広げながら空間部58e内に挿入され、係止部60aを舌片58eの係止孔58kに嵌入させて、コネクタ59が取付板58に取り付けられている。
【0012】
そして、取付板58に取り付けられたコネクタ59は、端子61の接続部61bが取付板58の平板部58aの面方向に延びて、絶縁基体60を倒した状態で取り付けられたものとなっている。
また、この後者の従来においても、舌片58eの下端部と枠体51の上面との高さH4は、舌片58eが取付板58の下面から下方に突出しているため、大きく、且つ、絶縁基体60が取付板58の下面から下方に突出し、絶縁基体60の端部と枠体51の上面との高さH6が大きなものとなっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコネクタ付きスライド型電気部品において、コネクタ59は、取付板58の舌片58eの係止孔58kに係止部60aを掛け止めして、取付板58に取り付けられるため、その取付強度が弱く、相手方コネクタを抜き差しする際、振れを生じるという問題がある。
そして、その振れにより、端子61の導通部61aと鳩目端子57との間が緩み、両者の導通性が悪くなるという問題がある。
【0014】
また、取付板58には、下面から下方に突出する舌片58eを設けたものであるため、舌片58eの下端部と枠体51の上面との高さH4が大きくなって、大型に成るという問題がある。
更に、この舌片58eにより、直立状態、或いは倒した状態でコネクタ59を取り付けるものであるため、コネクタ59が取付板58の下面から下方に突出し、コネクタ59の絶縁基体60の端部と枠体51の上面との高さH5、H6が大きくなり、大型に成るという問題がある。
【0015】
また、コネクタ59の端子61と絶縁基板54の端子部55a、56aとを接続するために、圧入構成を使用しているため、鳩目端子57を必要とし、部品点数が多い上に、作業性が悪く、コスト高に成るという問題がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、枠体と、該枠体の開放部に取り付けられ、端子部を有する絶縁基板と、該絶縁基板の下面に重ね合わされた状態で、前記枠体に取り付けられた取付板と、該取付板に固着され、端子を有するコネクタとを備え、前記取付板は、前記絶縁基板に重ね合わされる平板部と、該平板部から水平方向に延びる取付部と、前記端子部、及び前記端子との接触を避けるために、前記取付部と前記平板部との間に設けられた逃げ孔とを有し、前記取付板は、前記逃げ孔に前記端子部、及び前記端子を位置させた状態で、前記平板部を前記絶縁基板に重ね合わせて取り付けると共に、カシメによって前記コネクタを前記取付板に固着した構成とした。
また、第2の解決手段として、前記コネクタは、前記端子を取り付けた絶縁基体と、該絶縁基体に設けられた突起とを有し、該突起を前記取付部に設けた孔に挿通し、前記突起の先端をカシメてカシメ部を設けて、前記コネクタを前記取付部に固着した構成とした。
【0017】
また、第3の解決手段として、前記取付板には、その側部において、前記平板部と前記取付部とに跨って折り曲げ形成された側壁を設けた構成とした。
また、第4の解決手段として、前記取付部の上面に前記絶縁基体を載置して、前記コネクタを前記取付部に固着した構成とした。
また、第5の解決手段として、前記側壁は、前記枠体側に折り曲げ形成された構成とした。
また、第6の解決手段として、前記コネクタは、前記端子の外部接続用の接続部が前記平板部の面方向に延びるように、前記絶縁基体を倒した状態で、前記取付部に固着した構成とした。
【0018】
また、第7の解決手段として、前記コネクタは、前記端子の外部接続用の接続部が前記平板部に対して直角方向に延びるように、前記絶縁基体を直立した状態で、前記取付部に固着した構成とした。
また、第8の解決手段として、前記カシメ部における前記取付板の下面側からの突出量を、前記逃げ孔に位置した前記端子における前記取付板の下面側からの突出量よりも大きくした構成とした。
また、第9の解決手段として、前記コネクタの前記端子には、その一端部にハトメ部を設け、該ハトメ部を前記絶縁基板の孔に挿通し、前記ハトメ部の先端をカシメて前記絶縁基板に固着すると共に、前記端子を前記絶縁基板の前記端子部に電気的に接続した構成とした。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例を図1〜図11に基づいて説明すると、図1〜図11は何れも本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例を示し、図1は平面図、図2は正面図、図3は下面図、図4は右側面図、図5は分解斜視図、図6は取付板の平面図、図7は取付板の正面図、図8は取付板の右側面図、図9はコネクタの平面図、図10はコネクタの正面図、図11は図9の11−11線における断面図である。
【0020】
次に、本発明のコネクタ付きスライド型電気部品について、コネクタ付きスライド型可変抵抗器を例に図1〜図11に基づいて説明すると、金属板を折り曲げにより形成した枠体1は、上面部1aと、上面部1aから下方に折り曲げ形成された一対の側部1bと、上面部1aの中央に設けられた長孔1cと、側面部1bの端部に設けられた複数個の爪部1dと、下方部に形成された開放部1eとを有している。
【0021】
また、合成樹脂の成型品からなる摺動子受け2は、基部2aと、基部2aから上方に突出したレバー2bとを有する。
そして、この基部2aの下面には、金属板からなる摺動子3が固着されており、摺動子3を取り付けた摺動子受け2は、開放部1eより枠体1内に挿入し、レバー2bを長孔1cから外方に突出させ、基部2aを枠体1内に収納して取り付けられている。
【0022】
また、絶縁基板4は、その表面に抵抗体層5及び導電体層6が印刷等により帯状に形成され、該両層5、6の端部には銀等からなる端子部5a、6aが設けられている。
そして、このような絶縁基板4は、枠体1の開放部1eを覆うように、枠体1の下面に配置される。
この時、抵抗体層5と導電体層6には、摺動子3が接触した状態となる。
【0023】
また、取付板8は、特に図6〜図8に示すように、一枚の略長方形の平板状金属板を折り曲げることにより形成され、平板部8aと、該平板部8aから水平方向に延びて形成された取付部8bと、取付部8bに設けられた孔8cと、平板部8aと取付部8bとの間に設けられた逃げ孔8dと、側部において、平板部8aと取付部8bとに跨って形成された一対の側壁8eとを有する。
更に、取付板8の平板部8aには、機器本体との固定を果たすための固定穴8fと、枠体1の爪部1dが挿入される複数個の孔8g、及び切り欠き部8hが形成されている。
【0024】
そして、この取付板8は、逃げ孔8dが絶縁基板4の端子部5a、6aに位置した状態で、平板部8aを絶縁基板4の下面に重ね合わせて、孔8gに枠体1の爪部1dを挿通すると共に、切り欠き部8hに爪部1dを位置させ、爪部1dの先端部を折り曲げて、取付板8が枠体1に取り付けられると共に、この取付板8によって、絶縁基板4も枠体1に取り付けられる。
この時、取付板8の側壁8eは、枠体1側に位置した状態となっており、そして、取付板8の下面と枠体1の上面との高さH1は、舌片58eが無いことから従来に比して小さくなっている。
【0025】
また、コネクタ9は、特に図9〜図11に示すように、合成樹脂の成型品からなる絶縁基体10と、この絶縁基体10に埋設等により取り付けられ、金属板から成る複数本の端子11とで構成されている。
そして、絶縁基体10の下面には、複数個の突起10aを設け、また、端子11は、絶縁基体10から上下に突設させて、絶縁基体10の下面から突出し、絶縁基板4上の抵抗体層5及び導電体層6の端子部5a、6aとの導通を図る導通部11aに設けられた鳩目部1bと、絶縁基体10の上面から突出し、外部機器側の雌型のコネクタ(図示せず)が接続される接続部11cを有している。
【0026】
そして、端子11のハトメ部11bを絶縁基板4の孔に挿通してカシメ付けて、導通部11aと端子部5a、6aとを電気的に導通させる。
また、コネクタ9の絶縁基体10の下面は、取付部8bの上面に載置した状態で、突起10aを孔8cに挿通し、突起10aの先端をカシメによりカシメ部10bを設けて、コネクタ9を取付部8bに固着している。
そして、取付板8に取り付けられたコネクタ9は、端子11の接続部11cが取付板8の平板部8aと直角方向に延びて、絶縁基体10が直立した状態で取り付けられ、絶縁基体10の大部分が枠体1の高さ内にあることから、取付板8の下面と絶縁基体10の上端部と高さH2は従来に比して小さいものとなっている。
【0027】
また、コネクタ9が取り付けられた時、逃げ孔8dに端子11の導通部11aが位置して、接触を避けている。
更に、カシメ部10bは、取付板8の下面側からの下方への突出量が逃げ孔8dに位置する端子11の導通部11aにおける取付板8の下面側からの突出量より大きくしている。
これによって、コネクタ付きスライド型電気部品が機器本体に取り付けられ、取付板8の下面に機器本体側の部材が位置したときにおける端子11の絶縁を図っている。
【0028】
そして、このようなコネクタ付スライド型電気部品は、カメラ等の機器に組み込まれ、取付板8の固定穴8fにより機器本体に固定される。
また、機器本体との電気的接続は、コネクタ付きスライド型電気部品の雄型コネクタ9に機器本体のプリント基板に導通された雌型コネクタを接続するだけで容易に行うことができる。
なお、カメラのレンズ位置の検出等については、枠体1から突出したレバ−2bを駆動することにより、摺動子3を抵抗体層5、導電体層6上で摺動させ、レバ−2bの移動量を抵抗値変化として検出することができるようになっている。
【0029】
また、図12〜図19は本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第2実施例を示し、図12は平面図、図13は正面図、図14は下面図、図15は右側面図、図16は分解斜視図、図17はコネクタの平面図、図18はコネクタの正面図、図19は図17の19−19線における断面図である。
【0030】
そして、図12〜図19に示す第2実施例は、コネクタ9を倒した状態で取り付けたもので、その構成は、端子11のハトメ部11bを絶縁基板4の孔に挿通してカシメ付けて、導通部11aと端子部5a、6aとを電気的に導通させると共に、コネクタ9の絶縁基体10の下面は、取付部8bの上面に載置した状態で、突起10aを孔8cに挿通し、突起10aの先端をカシメによりカシメ部10bを設けて、コネクタ9を取付部8bに固着している。
そして、取付板8に取り付けられたコネクタ9は、端子11の接続部11cが取付板8の平板部8aの面方向に延びて、絶縁基体10が倒れた状態で取り付けられ、絶縁基体10の大部分が枠体1の高さ内にあることから、取付板8の下面と絶縁基体10の上端部と高さH3は従来に比して小さいものとなっている。
【0031】
また、コネクタ9が取り付けられた時、逃げ孔8dに端子11の導通部11aが位置して、接触を避けている。
更に、カシメ部10bは、取付板8の下面側からの下方への突出量が逃げ孔8dに位置する端子11の導通部11aにおける取付板8の下面側からの突出量より大きくしている。
これによって、コネクタ付きスライド型電気部品が機器本体に取り付けられ、取付板8の下面に機器本体側の部材が位置したときにおける端子11の絶縁を図っている。
そして、その他の構成は、前記第1実施例と同様であるので、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】
本発明のコネクタ付きスライド型電気部品において、取付板8は逃げ孔8dに端子部5a、6a、及び端子11を位置させた状態で、平板部8aを絶縁基板4に重ね合わせて取り付けると共に、カシメによってコネクタ9を取付板8に固着したため、従来に比してコネクタ9の取付強度が強く、安定した相手方コネクタの抜き差しができるコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
また、コネクタ9は、端子11を取り付けた絶縁基体10と、該絶縁基体10に設けられた突起10aとを有し、該突起10aを取付部8に設けた孔8cに挿通し、突起10aの先端をカシメてカシメ部10bを設けて、コネクタ9を取付部8に固着したため、その構成が簡単で、一平面内に複数のカシメ部を設けることとなるので生産性が良く、安価なコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
【0033】
また、取付板8には、その側部において、平板部8aと取付部8bとに跨って折り曲げ形成された側壁8eを設けたため、この側壁8eで取付部8bの強度を強くでき、破損の少ないコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
また、取付部8bの上面に絶縁基体10を載置して、コネクタ9を取付部8bに固着したため、コネクタ9の大部分を枠体1の高さ内に位置させることができて、小型のコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
また、側壁8eは、枠体1側に折り曲げ形成されたため、取付板8の下面からコネクタ9の上端部までの高さH2、H3は、従来のものに比して小さく、小型のコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
【0034】
また、コネクタ9は、端子11の外部接続用の接続部11cが平板部8aの面方向に延びるように、絶縁基体10を倒した状態で、取付部8bに固着したため、枠体1と取付板8とで占める高ささH1、及び取付板8の下面からコネクタ9の上端部までの高さH3は、従来のものに比して小さく、小型のコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
また、コネクタ9は、端子11の外部接続用の接続部11cが平板部8aに対して直角方向に延びるように、絶縁基体10を直立した状態で、取付部8bに固着したため、枠体1と取付板8とで占める高ささH1、及び取付板8の下面からコネクタ9の上端部までの高さH2は、従来のものに比して小さく、小型のコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
【0035】
また、カシメ部10bにおける取付板8の下面側からの突出量を、逃げ孔8dに位置した端子11における取付板8の下面側からの突出量よりも大きくしたため、コネクタ付きスライド型電気部品が機器本体に取り付けられ、取付板8の下面に機器本体側の部材が位置したときにおける端子11の絶縁を図ることができて、使用性に優れたコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
【0036】
また、コネクタ9の端子11には、その一端部にハトメ部11bを設け、該ハトメ部11bを絶縁基板4の孔に挿通し、ハトメ部11bの先端をカシメて絶縁基板4に固着すると共に、端子11を絶縁基板4の端子部5a、6aに電気的に接続したため、従来の圧入するものに比して、強固な接続構造が提供でき、電気的接続の確実な長寿命のコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
また、従来の鳩目端子57が不要で、部品点数が少なく、生産性が良好で、安価なコネクタ付きスライド型電気部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係る平面図。
【図2】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係る正面図。
【図3】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係る下面図。
【図4】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係る右側面図。
【図5】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係る分解斜視図。
【図6】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係る取付板の平面図。
【図7】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係る取付板の正面図。
【図8】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係る取付板の右側面図。
【図9】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係るコネクタの平面図。
【図10】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第1実施例に係るコネクタの正面図。
【図11】図9の11−11線における断面図。
【図12】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第2実施例に係る平面図。
【図13】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第2実施例に係る正面図。
【図14】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第2実施例に係る下面図。
【図15】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第2実施例に係る右側面図。
【図16】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第2実施例に係る分解斜視図。
【図17】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第2実施例に係るコネクタの平面図。
【図18】本発明のコネクタ付きスライド型電気部品の第2実施例に係るコネクタの正面図。
【図19】図17の19−19線における断面図。
【図20】従来のコネクタ付きスライド型電気部品の分解斜視図。
【図21】従来のコネクタ付きスライド型電気部品に係り、コネクタを直立して取り付けた状態を示す正面図。
【図22】従来のコネクタ付きスライド型電気部品に係り、コネクタを直立して取り付けた状態を示す下面図。
【図23】従来のコネクタ付きスライド型電気部品に係り、コネクタを倒して取り付けた状態を示す正面図。
【図24】従来のコネクタ付きスライド型電気部品に係り、コネクタを倒して取り付けた状態を示す下面図。
【符号の説明】
1 枠体
1a 上面部
1b 側面部
1c 長孔
1d 爪部
1e 開放部
2 摺動子受け
2a 基部
2b レバー
3 摺動子
4 絶縁基板
5 抵抗体層
5a 端子部
6 導電体層
6a 端子部
8 取付板
8a 平板部
8b 取付部
8c 孔
8d 逃げ孔
8e 側壁
8f 固定穴
8g 孔
8h 切り欠き部
9 コネクタ
10 絶縁基体
10a 突起
10b カシメ部
11 端子
11a 導通部
11b ハトメ部
11c 接続部
H1 高さ
H2 高さ
H3 高さ
Claims (9)
- 枠体と、該枠体の開放部に取り付けられ、端子部を有する絶縁基板と、該絶縁基板の下面に重ね合わされた状態で、前記枠体に取り付けられた取付板と、該取付板に固着され、端子を有するコネクタとを備え、前記取付板は、前記絶縁基板に重ね合わされる平板部と、該平板部から水平方向に延びる取付部と、前記端子部、及び前記端子との接触を避けるために、前記取付部と前記平板部との間に設けられた逃げ孔とを有し、前記取付板は、前記逃げ孔に前記端子部、及び前記端子を位置させた状態で、前記平板部を前記絶縁基板に重ね合わせて取り付けると共に、カシメによって前記コネクタを前記取付板に固着したことを特徴とするコネクタ付きスライド型電気部品。
- 前記コネクタは、前記端子を取り付けた絶縁基体と、該絶縁基体に設けられた突起とを有し、該突起を前記取付部に設けた孔に挿通し、前記突起の先端をカシメてカシメ部を設けて、前記コネクタを前記取付部に固着したことを特徴とする請求項1記載のコネクタ付きスライド型電気部品。
- 前記取付板には、その側部において、前記平板部と前記取付部とに跨って折り曲げ形成された側壁を設けたことを特徴とする請求項1、又は2記載のコネクタ付きスライド型電気部品。
- 前記取付部の上面に前記絶縁基体を載置して、前記コネクネを前記取付部に固着したことを特徴とする請求項1,又は2、又は3記載のコネクタ付きスライド型電気部品。
- 前記側壁は、前記枠体側に折り曲げ形成されたことを特徴とする請求項3、又は4記載のコネクタ付きスライド型電気部品。
- 前記コネクタは、前記端子の外部接続用の接続部が前記平板部の面方向に延びるように、前記絶縁基体を倒した状態で、前記取付部に固着したことを特徴とする請求項4、又は5記載のコネクタ付きスライド型電気部品。
- 前記コネクタは、前記端子の外部接続用の接続部が前記平板部に対して直角方向に延びるように、前記絶縁基体を直立した状態で、前記取付部に固着したことを特徴とする請求項4、又は5記載のコネクタ付きスライド型電気部品。
- 前記カシメ部における前記取付板の下面側からの突出量を、前記逃げ孔に位置した前記端子における前記取付板の下面側からの突出量よりも大きくしたことを特徴とする請求項4〜7の何れかに記載のコネクタ付きスライド型電気部品。
- 前記コネクタの前記端子には、その一端部にハトメ部を設け、該ハトメ部を前記絶縁基板の孔に挿通し、前記ハトメ部の先端をカシメて前記絶縁基板に固着すると共に、前記端子を前記絶縁基板の前記端子部に電気的に接続したことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のコネクタ付きスライド型電気部品。
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