JP3592758B2

JP3592758B2 - Manufacturing dies for heat exchanger fins

Info

Publication number: JP3592758B2
Application number: JP22174194A
Authority: JP
Inventors: 俊喜宮澤; 正秀坂口
Original assignee: Hidaka Seiki KK
Current assignee: Hidaka Seiki KK
Priority date: 1994-09-16
Filing date: 1994-09-16
Publication date: 2004-11-24
Anticipated expiration: 2019-11-24
Also published as: JPH0890122A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は熱交換器用フィンの製造金型に関し、更に詳細には金属製プレートに穿設された穿設孔の周縁に突出加工を施した形成した突出片を、上型又は下型が上下動可能に設けられた一対のプレス型に装着されたポンチとダイスとによって所定高さのカラーに形成する熱交換器用フィンの製造金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ラジエター等の自動車用熱交換器或いはルームクーラー等の家庭用熱交換器を構成する熱交換部には、方形のアルミニウム薄板等の金属製プレートに複数個のカラー付透孔が点設されている熱交換フィンが使用されている。
かかるフィンによって構成される熱交換部は、フィンの複数枚が各フィンのカラー付透孔の各々を合致させて重合され、これらの透孔に亘って銅等の熱伝導度の高い金属から成る導管が挿入されて一体化されている。
この様な熱交換器用フィンの製造方法としては、特公昭４９−１０３８０８号公報等において提案されている、下記に示す工程から成る図１１に示す方法が採用されている。
図１１に示す方法においては、先ず、金属製プレート１００に穿設加工及び突出加工（バーリング加工）を行い、突出片１０２によって周縁が囲まれる穿設孔１０１を形成する〔（Ａ）の工程〕。
次いで、穿設孔１０１の開孔径を拡大しつつ突出片１０２に「しごき」を施し、所定の高さのカラー１０４とするアイアニング加工を行う〔（Ｂ）（Ｃ）の工程〕。
図１１においては、アイアニング加工を二段階で行っており、各段階で使用されるポンチ及びダイスの径は異なるものである。
この様にして得られる所定高さのカラー１０４は、その先端部が折り曲げられて鍔１０５が形成される〔（Ｄ）の工程〕。
【０００３】
かかる図１１に示す（Ｂ）（Ｃ）のアイアニング加工は、図１２に示す製造金型によって行われる。
図１２の製造金型は、上型３００と下型４００とから構成され、上型３００を構成するプレート１１２、１１４によってダイス１１６が固定されている。このダイス１１６は、先端が上型３００の下面を形成するプレート１１４の面から若干下方に突出され、且つダイス１１６内には、バネ１２０によって下型４００の方向へ付勢されているノックアウト１１８が挿入されている。ノックアウト１１８は、ダイス１１６内にポンチ１２８が進入してアイアニングが終了した際に、下動するポンチ１２８と共に下動し、ダイス１１６の内壁面に付着しているカラー１０３、１０４をダイス１１６から押し出す押出部材である。
【０００４】
一方、下型３００の基部を構成するプレート１２２、１２４によって固着された筒状部材１２６内に部材１３２が挿入されている。部材１３２を挿入することによって、アイアニング加工用のポンチ１２８は先端部が筒状部材１２６から突出した状態で固着される。
下型３００の基部に固着されたポンチ１２８の先端部近傍には、ストリッパープレート１３０が配設されている。ストリッパープレート１３０は、付勢部材１３１によって上型３００の方向へ付勢され、基部との間に所定距離の間隔が設けられている。ストリッパープレート１３０には、ポンチ１２８の先端部が通過可能な透孔１３４が穿設されている。
このストリッパープレート１３０は、下方への外力が加えられないとき、ポンチ１２８の先端がストリッパープレート１３０の上面以下となるように、位置調整されている。
【０００５】
かかる図１２に示す製造金型に使用されるポンチ１２８は、図１３（ａ）に示す如く、テーパー状の先端部と円柱状の本体部との境界に角部１１７が形成されているものである。
このポンチ１２８によって、ストリッパープレート１３０の上面に搭載された金属製プレート１００の穿設孔１０１周縁に形成された突出片１０２に、図１１（Ｂ）（Ｃ）に示すアイアニング加工が施される。
アイアニング加工の際、上型３００は下動し、ダイス１１６の先端面によってストリッパープレート１３０が下方へ押動される。この押動によって、基部とストリッパープレート１３０との間の距離が短縮し、ポンチ１２８の先端は透孔１３４を通過し、ストリッパープレート１３０の上面へ突出する。更に、上型３００を下動すると、ストリッパープレート１３０の上面から突出したポンチ１２８の先端部は、バネ１２０の付勢力に抗してノックアウト１１８を上方に押し上げつつダイス１１６内に進入する。〔図１３（ａ）〕。この進入に伴い、ポンチ１２８とダイス１１６の内壁面とで突出片１０２にアイアニング加工が施され、所定高さのカラー１０３を形成する〔図１３（ｂ）〕。
かかる突出片１０２に対するアイアニング加工は、ポンチ１２８の角部１１７とダイス１１０の内壁面との間で行われる。
従って、角部１１７は、突出片１０２にアイアニング加工を施す「しごき部」であり、角部１１７が突出片１０２又はカラー１０３の先端を越えたとき、アイアニング加工は終了する。
【０００６】
ところで、図１３（ａ）（ｂ）に示すポンチとダイスとを用いるアイアニング加工においては、プレス加工油を使用しつつ加工を行うことが必要であり、通常、プレス加工油として不揮発性加工油が採用される。
この様にアイアニング加工のプレス加工油として、不揮発性加工油を使用すると、得られるフィンに不揮発性加工油が付着するため、従来、フレオンを使用してフィンに付着した不揮発性加工油を除去するフレオン洗浄が施されている。
しかし、最近の地球環境保全を目的とするフレオンガスの使用規制のため、フィンのフレオン洗浄ができなくなりつつあり、不揮発性加工油よりもアイアニング加工性が劣るものの、フィンのフレオン洗浄を不要にできる揮発性加工油が使用され始めている。
一方、揮発性加工油の採用によって、アイアニング加工性が低下し、フィンの生産効率や形成可能のカラー高さ等が低下するため、揮発性加工油を使用しても、不揮発性加工油を使用する場合と同等程度のアイアニング加工性を呈し得る製造金型が望まれている。
【０００７】
このため、本発明者等は、先に、特願平２−２４３００５号明細書（特開平４−１２３８２８号公報）において、揮発性加工油を使用しても良好なアイアニング加工性を呈し得る製造金型として、図１４に示すポンチ３１４を具備する製造金型を提案した。図１４の製造金型に設けられたポンチ３１４は、ダイス１１６の中空部内に進入し、先端部３１５がポンチ３１４の外周面とダイス１１６の内壁面との間に挟まれている穿設孔の突出片１０２の先端を越えたとき、突出片１０２を挟むポンチ３１４の外周面とダイス１１６の内壁面との距離がポンチ３１４のダイス中空部内への進入に伴い次第に短縮されて両面間に挟まれている突出片１０２が展延されるように、ポンチ３１４の外周面がテーパ面３１６に形成されているものである。更に、ポンチ３１４及びノックアウト１１８には、プレス加工油がミスト状態で混合された空気が噴出する加工油供給孔３０２、３０４が形成されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
図１４のポンチ３１４によれば、先端部３１５とテーパ面３１６との角部３１８が突出片１０２の先端を越えても、ポンチ３１４がダイス１１６の中空部内に進入すると、ダイス１１６の内壁面とポンチ３１４のテーパ面３１６との間に突出片１０２が挟まれて圧縮されて延展される。このため、実質的に突出片１０２に「しごき」を施すことなく所定高さのカラー１０３を形成することができ、揮発性加工油を使用しても良好なアイアニング加工性を呈することができる。
しかも、アイアニング加工の直前に、突出片１０２及びポンチ３１４のテーパ面３１６にプレス加工油を加工油供給孔３０２、３０４を付与できる。
しかしながら、加工油供給孔３０２、３０４は、ポンチ３１４とノックアウト１１８との互いの当接面に各々開口されているため、図１４に示す如く、両者が当接した後には、加工油供給孔３０２、３０４の開口部が閉塞されるため、プレス加工油をポンチ３１４及び突出片１０２に噴射することができない。このため、両者が当接するまでの間に、予め多量のプレス加工油を供給せねばならず、プレス加工油の消費量が過大となる。
そこで、本発明の目的は、アイアニング加工中にも加工油を突出片及びポンチに付与することができ、アイアニング加工性が良好な熱交換器用フィンの製造金型を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前記目的を達成すべく検討したところ、ストリッパープレート１３０のポンチが通過する透孔の内壁面及び／又はノックアウト１１８のダイス１１６の内壁面との摺接面に加工油供給孔を開口することが有効と考えて検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、金属製プレートに穿設された穿設孔の周縁に突出加工を施して形成した突出片を、上型又は下型が上下動可能に設けられた一対のプレス型に装着されたポンチとダイスとによって所定高さのカラーに形成する熱交換器用フィンの製造金型において、該一対のプレス型を構成する型の一方の基部に固着されたポンチと、前記一対のプレス型を構成する他方の型に設けられ、前記ポンチの先端部が挿入可能に形成されたダイスと、前記ポンチが固着された型の一方を構成すると共に、前記基部との間に距離を置いて設けられたプレートであって、前記一対のプレス型を構成する上型と下型とが近接した際に、前記基部との間の距離が短縮されてポンチ先端部が前記プレート面から突出し前記ダイス内に進入するように、前記ポンチの先端部が通過可能の透孔が穿設されたストリッパープレートとを具備し、前記ストリッパープレート内に、プレス加工油が導通される油路が形成されていると共に、前記ポンチの先端部及びストリッパープレートに載置された金属製プレートの対応する突出片に向けてミスト状のプレス加工油が噴出されるように、前記油路から延びる噴射孔が透孔の内壁面に開口され、且つ前記ポンチがダイスの中空部内に進入し、ポンチ先端部がポンチの外周面とダイスの内壁面との間に挟まれている前記突出片の先端を越えたとき、前記突出片を挟むポンチの外周面とダイスの内壁面との距離がポンチのダイス中空部内への進入に伴い次第に短縮されて両面間に挟まれている突出片が展延されるように、ポンチの外周面にテーパ面が形成されていることを特徴とする熱交換器用フィンの製造金型にある。
【００１０】
また、本発明においては、ストリッパープレート内に形成された油路から延出され透孔の内壁面に開口する噴射孔に代えて、押出部材内に形成された油路から延出されダイスの内壁面と摺接する押出部材の外周面に開口する噴射孔を形成してもよく、ストリッパープレート内に形成された油路から延出され透孔の内壁面に開口する噴射孔と、押出部材内に形成された油路から延出されダイスの内壁面と摺接する押出部材の外周面に開口する噴射孔とを併せて形成してもよい。
【００１１】
【作用】
本発明においては、突出片に対するアイアニング加工を、ポンチのテーパ面とダイスの内壁面との圧縮に因る突出片の延展によって行うことができる。
しかも、かかるアイアニング加工を、油路から適正量なプレス加工油をポンチ及び突出片に供給しつつ施すことができる。
このため、本発明によれば、揮発性加工油をプレス加工油として使用しても、突出片に大して良好な加工性でアイアニング加工を施すことができ、高いカラーが形成されたフィンを得ることができる。
【００１２】
【実施例】
本発明を図面を用いて更に詳細に説明する。
本実施例の製造金型は、図１１（Ｂ）（Ｃ）のアイアニング加工を行う金型であって、その部分断面図を図１に示す。
図１において、金型は、下型６０と上型５０とから構成されており、上型５０を構成するプレート１２、１４によってダイス１６が固定されている。ダイス１６の下端は、上型５０の下面を形成するプレート１４の面から若干下方へ突出しており、ダイス１６内にはバネ２０によって下方に付勢された押出部材であるノックアウト１８が挿入されている。
【００１３】
下型５０の基部を構成するプレート２２、２４により固着された筒状部材２６内に挿入された部材３２によって、アイアニング加工に用いられるポンチ２８は、先端部が筒状部材２６から突出した状態で下型５０に固着されている。
下型５０の基部に固着されたポンチ２８の先端部近傍には、付勢部材２９によって上方へ付勢されて基部との間に所定距離の間隔が設けられているストリッパープレート３０が配設されている。
かかるストリッパープレート３０には、ポンチ２８の先端部が通過可能の透孔３４が穿設されており、ストリッパープレート３０へ下方の荷重が加えられない状態のとき、ポンチ２８の先端はストリッパープレート３０の上面以下となるように、ストリッパープレート３０の位置が調整されている。
ストリッパープレート３０の上面に、穿設孔１０１の周縁に突出部１０２が形成された金属製プレート１００が搭載されてアイアニング加工が施される。
【００１４】
本実施例において、透孔３４を挟み二本の油路４０、４０がストリッパープレート３０内に形成され、油路４０、４０の各々から分岐した噴射孔４２、４２が透孔３４の内壁面に開口されている。油路４０、４０には、ミスト状のプレス加工油が導通され、噴射孔４２、４２を経由してポンチ２８の先端方向へ噴出される。この油路４０および噴射孔４２とで１組の油路が構成される。
この油路４０、４０と透孔３４との間には、図２に示す様に、噴射孔４２が４本設けられている。各噴射孔４２は透孔３４の中心から外れた略接線方向へプレス加工油が噴出するように開設されている。このため、噴射孔４２の各々から透孔３４内に、プレス加工油が渦巻状に噴出され、ポンチ２８の先端部及び金属製プレート１００に形成された突出片１０２にプレス加工油が供給される。
尚、図２には、透孔３４に４本の噴射孔４２が形成されているが、図５に示す様に、噴射孔４２が２本であってもよく、１本であってもよい。
【００１５】
通常、ステージ１０８の下型６０には、複数本のポンチ２８が固着されているため、ストリッパープレート３０にも複数個の透孔３４が穿設されている。このため、油路４０はストリッパープレート３０の両サイドに形成されたプレス加工油導通孔４４、４４と連絡されている（図５）。また、油路４０は、ストリッパープレート３０に穿設された各透孔３４を挟むように形成され、且つ各透孔３４へ各油路４０の２本の噴射孔４２が延びている。
プレス加工油導通孔４４、４４には、矢印Ｃ、Ｄの方向からミスト状のプレス加工油が供給される。
尚、ストリッパープレート３０は、上下動可能に設けられているため、プレス加工油導通孔４４、４４には、フレキシブルチューブを介してミスト状のプレス加工油が供給される。
【００１６】
本実施例においては、ポンチ２８は、その外周面において、先端部に形成されている第１テーパ面３５に連続して第２テーパ面３１が形成されているものである。
かかる第２テーパ面３１の傾斜角θ１は１〜４度（１〜３度、特に１．５〜２度が好ましい）であり、第１テーパ面３５よりも小角である。
このため、第２テーパ面３１を形成する第２テーパ部の先端径ｄ（第１テーパ面３５を形成する第１テーパ部の後端径）、突出片１０２が挿入されたとき、突出片１０２が存在する範囲内におけるダイス中空部の最小内径Ｄ、及び突出片１０２の板厚ｔが下記式▲１▼を満足する。
【数１】

また、第２テーパ部の後端径φは、第２テーパ部の先端径ｄよりも大径であり、且つ下記式▲２▼を満足するものである。
【数２】

【００１７】
本実施例においては、かかるポンチ２８が進入するダイス１６の中空部の内壁面にも、第１テーパ面１５と第２テーパ面１７との二つのテーパ面が形成されている。
第１テーパ面１５はダイス１６の入口部に形成され、第２テーパ面１７は第１テーパ面１５に連続して形成されている。
この第２テーパ面１７の傾斜角θ２はポンチ２８の第２テーパ面３１の傾斜角θ１と等しく１〜４度（１〜３度、特に１．５〜２度が好ましい）であり、第１テーパ面１５よりも小角である。
かかるポンチ２８の第１テーパ面３５及びダイス１６の第１テーパ面１５は、ポンチ２８或いは突出片１０２を案内するために形成されているものである。
【００１８】
図３に示すポンチ２８によれば、突出片１０２が挿入されているダイス中空部にポンチ２８の先端面をノックアウト１８の下端面に当接させて進入せしめると、ポンチ２８の第２テーパ部の先端径ｄは式▲１▼を満足するため、第１テーパ面３５と第２テーパ面３１との境界である角部３３は、ダイス１６の内壁面との間で突出片１０２に実質的な「しごき」を施すことなく突出片１０２の上端上方に突出する。
一方、ポンチ２８の先端径ｄは、式▲１▼を満足し且つ突出片１０２の最小内径よりも小径であるため、ポンチ２８の外周面と突出片１０２の内壁面とは、角部３３の下方の第２テーパ面３１の途中において初めて当接する。
この状態から更にポンチ２８をダイス１６の中空部中に進入させると、第２テーパ部の後端径φが式▲２▼を満足するため、ダイス１６の第２テーパ面１７とポンチ２８の第２テーパ面３１との距離を全面に亘って突出片１０２の板厚ｔ以下に短縮できる。
このため、第２テーパ面１７、３１に挟まれている突出片１０２は、前記テーパ面によって圧縮され展延されるのである。
【００１９】
このことを図４を用いて更に説明する。図４は、角部３３が突出片１０２の上端よりも上方に位置するポンチ２８を、上端面をノックアウトの下端面に当接させてポンチ２８ａの位置にダイス１６中を上昇させた場合を示す。
本実施例における第２テーパ面１７、３１は、その傾斜角θ１、θ２が共に等しいために平行である。このため、両テーパ面間の最短距離は、両テーパ面に垂直となる直線距離である。
ここで、ポンチ２８における第２テーパ面３１とダイス１６における第２テーパ面１７との間の最短距離をｔ１、突出片１０２の高さをｈ１とすると、ポンチ２８をポンチ２８ａの位置まで移動したとき、両テーパ面は平行状態を維持しつつ両テーパ面間の最短距離はｔ１からｔ２に短縮される。
このため、両テーパ面間に挟まれている突出片１０２は、ポンチ２８の移動に伴い両テーパ面によって圧縮されて展延され、突出片１０２の厚さがｔ１からｔ２と薄くなると共に、高さもｈ１からｈ２と高くなるのである。
【００２０】
この様に図３に示す本実施例のポンチ２８とダイス１６とによれば、ポンチ２８のダイス１６中への進入によって突出片１０２に圧縮成形のみを施して突出片１０２を伸長することができる。
かかる圧縮成形においては、突出片１０２の両面に「しごき」が施されず、親水性金属プレートを使用する場合であっても、「しごき」に因る親水性コートの剥離を防止することができる。
また、ダイス２１０中に進入するポンチ３１４の進入量を調整することによって、金属製プレート１００の厚さを一定に保ちつつ突出片１０２の高さを容易に調整することができる。
この様な図３に示すポンチ２８の第２テーパ部の先端径ｄが突出片１０２の最小内径よりも小径であるが、式▲１▼を満足する限り、前記最小内径よりも第２テーパ部の先端径ｄが大径であってもよい。
この場合、ポンチ３１４の先端部をダイス中空部に進入させると、透孔１０１の内径を拡径しつつ突出片１０２に実質的な「しごき」を施すことなく突出片１０２をダイス中空部の壁面に押し付けて突出片を展延できる。
更に、ポンチ２８の先端径ｄよりも大径の後端径φが式▲２▼を満足する場合、ポンチ２８の第２テーパ部の先端径ｄが（Ｄ−ｄ）／２＜ｔとなってもよい。この場合、突出片１０２に対しては、ポンチ２８の角部３３による「しごき」と圧縮成形とが施される。
尚、図１には、ポンチ２８及びダイス１６のテーパーの傾斜角は極めて小さいため、各テーパー面については示さなかった。
【００２１】
図３のポンチ２８を具備する図１に示す製造金型では、ストリッパープレート３０上に載置された金属製プレート１００の突出片１０２には、ポンチ２８によって図４に示すアイアニング加工が施される。その際、油路４０、４０に導通されたプレス加工油は、噴射孔４２、４２を経由して透孔３４内に噴射される。その結果、突出片１０２の内側及びポンチ２８のテーパ面３１を含む先端部にプレス加工油を直接供給することができる。
図１に示す状態から上型５０が下動すると、ダイス１６の先端面によってストリッパープレート３０は下方へ押動され、ストリッパープレート３０の下動により、ストリッパープレート３０と基部との間の距離が短縮される結果、ポンチ２８の先端部はストリッパープレート１３０の上面に突出する。
更に、上型５０が下動すると、ストリッパープレート３０の上面に突出したポンチ２８の先端は、突出片１０２を通過してノックアウト１８の下端面に当接しつつバネ２０の付勢力に抗して上方へ押動する。その結果、ポンチ２８の先端部はダイス１６内に進入し、図４に示す様に、ダイス１６の内壁面との間で突出片１０２にアイアニング加工を施す。このアイアニング加工は、突出片１０２の圧縮に因るものであるため、上型５０の下動が停止したときに終了する。
本実施例において、アイアニング加工中においても、噴射孔４２、４２から噴射されるプレス加工油を、突出片１０２と接触するポンチ２８のテーパ面３１に直接噴射することができるのでプレス加工性を向上できる。
【００２２】
図１において、ストリッパープレート３０内に形成された油路４０、４０から延出された噴射孔４２、４２が透孔３４に開口されているが、図７に示す様に、ノックアウト２１内部に軸線方向に延びる油路２１を設けてもよい。その場合、油路２１から延びる噴射孔２３、２５をダイス１６の内壁面と摺接するノックアウト２１の外周面に開口すればよい。図７の場合、噴射孔２５は、ノックアウト２１の下端面に溝状に形成されている。
油路２１には、バネ２０が挿入されている孔２７内に供給されたミスト状のプレス加工油が導入される。更に、プレス加工油は、噴射孔２３、２５を経由してノックアウト２１の外周面から噴出される。
本実施例において、ノックアウト１８の下端面にも、油路２１から延びる噴射孔が開口されている。このため、ノックアウト１８の下端面とポンチ２８の上端面との間が開いている状態（図７）では、ミスト状のプレス加工油がノックアウト１８の下端面から噴出し、突出片１０２及びポンチ２８の先端部にプレス加工油を供給できる。
尚、ポンチ２８は、図１と同様な形状であるため、詳細な説明は省略する。
【００２３】
上型５０が下動し、ポンチ２８の先端面とノックアウト１８の下端面とが当接すると、ノックアウト１８の下端面に開口された噴射孔からのプレス加工油の噴出は停止する。しかし、ノックアウト１８の外周面に開口された噴射孔２３、２５から噴出するプレス加工油によって、突出片１０２及びポンチ２８の先端部にプレス加工油を供給できる。
また、ポンチ２８の先端部がバネ２０の付勢力に抗してノックアウト１８を上方へ押動しつつダイス１６内に進入し、突出片１０２にアイアニング加工を施す際にも、噴射孔２３、２５から突出片１０２及びポンチ２８のテーパ面３１を含む先端部にプレス加工油を供給することができ、アイアニング加工性を向上できる。このアイアニング加工は、図１と同様に、上型５０の下動が停止したときに終了する。
その後、上型５０は上動してポンチ２８の先端部は、ダイス１６内から抜け出る。その際、ノックアウト１８は、ポンチ２８の先端面に当接した状態でダイス１６内を下動するため、ダイス１６の内壁面に付着したカラーをダイス１６内から押し出す。
【００２４】
図７において、下端面が平坦なノックアウト１８を使用したが、図８〜図９に示す形状のノックアウト１８を使用してもよい。
図８に示すノックアウト１８の下端面には、柱状突起２９が突設されている。一方、ポンチ３２の先端面には、ノックアウト１８の柱状突起２９が挿入可能な凹部４１が設けられている。図８のノックアウト１８には、油路２１から四方に噴射孔２３が形成され、各々の噴射孔２３はノックアウト１８の外周面に開口している。
また、図９に示すノックアウト１８の下端面には、円錐状突起３５が突設されている。ポンチ３２の先端面には、ノックアウト１８の円錐状突起３５が挿入可能な円錐状凹部３７が設けられている。ノックアウト１８には、油路２１から噴射孔２３、３３が延出されており、噴射孔２３はノックアウト１８の本体外周面に開口し、噴射孔３３は円錐状突起３５の外周面に開口している。
図８〜図９に示すノックアウト１８の下端面に形成された柱状突起２９又は円錐状突起３５が、ポンチ３２の先端面に形成された凹部３１又は円錐状凹部３７に挿入されると、ポンチ２３を正確に位置決めできる。
尚、図７〜９には、ポンチ及びダイス１６のテーパの傾斜角は極めて小さいため、各テーパ面については示さなかった。
【００２５】
図１及び図７に示す製造金型には、プレス加工油を噴出する噴射孔がストリッパープレート３０又はノックアウト１８に設けられている。
しかし、図１０に示す様に、ストリッパープレート３０に穿設された透孔３４内にプレス加工油を噴出する噴射孔４２、４２を設け、更にノックアウト１８にプレス加工油を噴出する噴射孔２３、２５を設けると、アイアニング加工性を更に一層向上することができる。
図１０おいて、ストリッパープレート３０には油路４０が設けられており、噴射孔４２、４２を経由して透孔３４内にプレス加工油が噴出可能になっている。一方、ノックアウト１８には油路２１が設けられ、噴射孔２３、２５を経由してプレス加工油が噴出可能になっている。この構成は、先に説明した図１及び図７の例と同一である。油路４０と噴射孔４２とで第１の油路を構成し、油路２１と噴射孔２３、２５とで第２の油路を構成する。
図１０では、ストリッパープレート３０内に設けられた各噴射孔４２から透孔３４内に、プレス加工油が渦巻状に噴出され、同様に、ノックアウト１８の噴射孔２３、２５からもプレス加工油が噴出される。その結果、ポンチ２８のテーパ面３１を含む先端部及び金属製プレート１００に形成された突出片１０２にプレス加工油が供給される。
図１０に示す様に、ストリッパープレート３０上に載置された金属製プレート１００の突出片１０２は、ポンチ２８によってアイアニング加工が施される。その際、油路４０、４０に導通されたプレス加工油は、噴射孔４２、４２を経由して透孔３４内に噴出される。その結果、ノックアウト１８の噴射孔２３、２５から噴出するプレス加工油も加わって、突出片１０２の内側及びポンチ２８のテーパ面３１を含む先端部にプレス加工油を直接供給することができる。
【００２６】
図１０に示す製造金型において、上型５０が下動してダイス１６の先端面によってストリッパープレート３０を下方へ押動すると、ストリッパープレート３０と基部との間の距離が短縮され、ポンチ２８の先端部がストリッパープレート１３０の上面から突出する。
更に、上型５０が下動すると、ストリッパープレート１３０の上面に突出したポンチ１２８の先端部が突出片１０２を通過し、バネ２０の付勢力に抗してノックアウト１８を上方へ押動しつつダイス１６内に進入する。このため、ダイス１６の内壁面との間で突出片１０２に、図４に示すアイアニング加工が施される。このアイアニング加工は、図１又は図７と同様に、上型５０の下動が停止したときに終了する。
本実施例において、アイアニング加工中も噴射孔２３、２５及び噴射孔４２、４２からプレス加工油が噴射される。従って、突出片１０２と接触するポンチ２８のテーパ面３１等の部分にもプレス加工油を直接噴射することができ、プレス加工性を向上できる。
【００２７】
図１、図７、及び図１０に示す製造金型は、図１１（Ｂ）（Ｃ）のアイアニング加工を二段階でおこなうべく、直列に配列してもよい。
更に、図１４に示す様に、ポンチ２８とノックアウト１８との当接面に開口する油路を形成してもよい。
【００２８】
【発明の効果】
本発明によれば、突出片の圧縮による延展によって、突出片に対するアイアニング加工を施すことができ、且つアイアニング加工中にプレス加工油を突出片及びポンチに供給できるため、揮発性加工油を使用してもプレス加工性を向上することができる。
しかも、アイアニング加工中に、最もプレス加工油が必要な箇所に効率的にプレス加工油を供給できるので、プレス加工油の使用量を可及的に少量とすることができる結果、プレス加工費の低減を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す部分断面図である。
【図２】図１に示すストリッパープレートに形成された油路及び噴射孔を説明するための部分平面断面図である。
【図３】図１に示したポンチの形状等を説明するための部分断面図である。
【図４】図３に示したポンチの作用を説明するための説明図である。
【図５】複数個の透孔が穿設されたストリッパープレートに形成された油路及び噴射孔を説明するための部分平面断面図である。
【図６】噴射孔の他の例を示す部分断面平面図である。
【図７】他の実施例を示す部分断面図である。
【図８】ポンチ及びノックアウトの他の例を示す部分断面図である。
【図９】ポンチ及びノックアウトの他の例を示す部分断面図である。
【図１０】他の実施例を示す部分断面図である。
【図１１】熱交換器の放熱部に使用される放熱フィンの製造工程を説明するための説明図である。
【図１２】従来のアイアニング加工用の金型を説明するための部分断面図である。
【図１３】図１２で使用されているポンチについて説明するための説明図である。
【図１４】図１３で示したポンチの改良例について説明するための説明図である。
【符号の説明】
１６ダイス
１８ノックアウト
２８ポンチ
３０ストリッパープレート
３１ポンチ２８のテーパ面
３４透孔
４０油路
４２噴射孔[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a mold for manufacturing fins for a heat exchanger, and more particularly, to a method in which an upper die or a lower die is moved up and down by using a protruding piece formed by protruding the periphery of a perforated hole formed in a metal plate. The present invention relates to a mold for manufacturing a fin for a heat exchanger, which is formed into a collar having a predetermined height by a punch and a die mounted on a pair of press dies provided so as to be capable of being provided.
[0002]
[Prior art]
In a heat exchange part constituting a heat exchanger for automobiles such as a radiator or a home heat exchanger such as a room cooler, a plurality of through holes with a collar are provided in a metal plate such as a rectangular aluminum plate. Heat exchange fins are used.
The heat exchanging part constituted by such fins is made of a metal having a high thermal conductivity such as copper over a plurality of the fins, each of the fins being polymerized so as to match each of the through holes with a collar. A conduit is inserted and integrated.
As a method for manufacturing such a heat exchanger fin, a method shown in FIG. 11 comprising the following steps, which is proposed in Japanese Patent Publication No. 49-103808 and the like, is employed.
In the method shown in FIG. 11, first, a perforating process and a protruding process (burring process) are performed on the metal plate 100 to form a perforated hole 101 whose periphery is surrounded by the protruding pieces 102 (step (A)). .
Next, ironing is performed on the protruding piece 102 while increasing the opening diameter of the perforated hole 101 to form a collar 104 having a predetermined height (steps (B) and (C)).
In FIG. 11, the ironing process is performed in two stages, and the diameters of the punch and die used in each stage are different.
The collar 104 having a predetermined height obtained in this manner is bent at its tip to form a flange 105 [step (D)].
[0003]
The ironing processes (B) and (C) shown in FIGS. 11A and 11B are performed by a manufacturing die shown in FIGS.
The manufacturing die shown in FIG. 12 includes an upper die 300 and a lower die 400, and a die 116 is fixed by

plates

112 and 114 forming the upper die 300. The die 116 has a tip projecting slightly downward from the surface of the plate 114 forming the lower surface of the upper die 300, and a knockout 118 urged in the direction of the lower die 400 by a spring 120 in the die 116. Has been inserted. The knockout 118 moves down with the punch 128 moving downward when the punch 128 enters the die 116 and the ironing is completed, and pushes out the

collars

103 and 104 attached to the inner wall surface of the die 116 from the die 116. It is an extruded member.
[0004]
On the other hand, a member 132 is inserted into a cylindrical member 126 fixed by plates 122 and 124 constituting the base of the lower die 300. By inserting the member 132, the punch 128 for the ironing process is fixed in a state where the tip end protrudes from the cylindrical member 126.
A stripper plate 130 is provided near the tip of the punch 128 fixed to the base of the lower die 300. The stripper plate 130 is urged in the direction of the upper die 300 by the urging member 131, and a predetermined distance is provided between the stripper plate 130 and the base. The stripper plate 130 has a through hole 134 through which the tip of the punch 128 can pass.
The position of the stripper plate 130 is adjusted such that the tip of the punch 128 is below the upper surface of the stripper plate 130 when no downward external force is applied.
[0005]
As shown in FIG. 13A, a punch 128 used in the manufacturing die shown in FIG. 12 has a corner 117 formed at a boundary between a tapered tip and a cylindrical main body. is there.
With this punch 128, the ironing process shown in FIGS. 11B and 11C is performed on the protruding piece 102 formed on the periphery of the perforated hole 101 of the metal plate 100 mounted on the upper surface of the stripper plate 130.
During the ironing process, the upper die 300 moves downward, and the tip surface of the die 116 pushes the stripper plate 130 downward. By this pushing, the distance between the base and the stripper plate 130 is reduced, and the tip of the punch 128 passes through the through hole 134 and protrudes to the upper surface of the stripper plate 130. Further, when the upper die 300 is moved downward, the tip of the punch 128 protruding from the upper surface of the stripper plate 130 enters the die 116 while pushing up the knockout 118 against the urging force of the spring 120. [FIG. 13 (a)]. Along with this approach, the protruding piece 102 is subjected to ironing with the punch 128 and the inner wall surface of the die 116 to form the collar 103 having a predetermined height [FIG. 13B].
The ironing process for the projecting piece 102 is performed between the corner 117 of the punch 128 and the inner wall surface of the die 110.
Therefore, the corner portion 117 is a “ironing portion” for performing the ironing process on the protruding piece 102, and the ironing process ends when the corner portion 117 exceeds the tip of the protruding piece 102 or the collar 103.
[0006]
By the way, in the ironing process using a punch and a die shown in FIGS. 13A and 13B, it is necessary to perform the process while using a press working oil. Usually, a non-volatile working oil is used as the press working oil. Adopted.
As described above, when the non-volatile processing oil is used as the pressing oil for the ironing process, the non-volatile processing oil adheres to the obtained fins. Therefore, conventionally, the non-volatile processing oil adhered to the fins is removed using Freon. Freon cleaning is applied.
However, due to recent restrictions on the use of freon gas for the purpose of preserving the global environment, freon cleaning of fins is no longer possible. Processing oils are beginning to be used.
On the other hand, the use of volatile processing oil reduces the ironing processability, lowers the fin production efficiency and the height of the formable collar, etc., so even if volatile processing oil is used, non-volatile processing oil is used. There is a demand for a manufacturing die capable of exhibiting the same degree of ironing workability as in the case of the above.
[0007]
For this reason, the present inventors have previously described in Japanese Patent Application No. 2-243005. (JP-A-4-123828) Has proposed a production die having a punch 314 shown in FIG. 14 as a production die capable of exhibiting good ironing workability even when a volatile processing oil is used. The punch 314 provided in the manufacturing mold of FIG. 14 enters the hollow portion of the die 116, and the tip portion 315 of the punched hole is sandwiched between the outer peripheral surface of the punch 314 and the inner wall surface of the die 116. When the tip of the protruding piece 102 is exceeded, the distance between the outer peripheral surface of the punch 314 and the inner wall surface of the die 116 that sandwiches the protruding piece 102 is gradually reduced as the punch 314 enters the hollow part of the die, and is sandwiched between both surfaces. The outer peripheral surface of the punch 314 is formed on the tapered surface 316 so that the protruding piece 102 is extended. Further, the punch 314 and the knockout 118 are formed with processing

oil supply holes

302 and 304 from which air mixed with the press processing oil in a mist state is jetted.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
According to the punch 314 of FIG. 14, even if the corner 318 between the tip 315 and the tapered surface 316 exceeds the tip of the protruding piece 102, when the punch 314 enters the hollow portion of the die 116, the inner wall surface of the die 116 The protruding piece 102 is sandwiched between the tapered surface 316 of the punch 314 and is compressed and extended. For this reason, the collar 103 having a predetermined height can be formed without substantially applying "ironing" to the protruding piece 102, and good ironing workability can be exhibited even when a volatile processing oil is used.
In addition, press working oil can be provided to the working oil supply holes 302 and 304 on the protruding piece 102 and the tapered surface 316 of the punch 314 immediately before the ironing processing.
However, since the processing oil supply holes 302 and 304 are respectively opened on the contact surfaces of the punch 314 and the knockout 118 with each other, as shown in FIG. , 304 are closed, so that press working oil cannot be sprayed onto the punch 314 and the projecting piece 102. For this reason, a large amount of press working oil must be supplied before the two come into contact with each other, and the consumption of press working oil becomes excessive.
Therefore, an object of the present invention is to provide a mold for manufacturing a fin for a heat exchanger, which can apply a working oil to a projecting piece and a punch even during an ironing process, and has a good ironing processability.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have studied to achieve the above object, and found that a processing oil supply hole is provided on the inner wall surface of the through hole through which the punch of the stripper plate 130 passes and / or the sliding surface of the knockout 118 with the inner wall surface of the die 116. As a result of studying that it is effective to open a hole, the present invention has been reached.
That is, according to the present invention, a protruding piece formed by performing a protruding process on a peripheral edge of a perforated hole formed in a metal plate is mounted on a pair of press dies in which an upper die or a lower die is vertically movable. In a mold for manufacturing a heat exchanger fin formed into a collar of a predetermined height by a punch and a die provided, a punch fixed to one base of a mold constituting the pair of press dies, and the pair of press dies A die provided on the other mold constituting the die, the tip of the punch being formed so as to be insertable, and one of the molds to which the punch is fixed, and provided at a distance between the base and the die When the upper die and the lower die constituting the pair of press dies approach each other, the distance between the base and the base is shortened so that the tip of the punch projects from the plate surface and the die To enter the ; And a wrench stripper plate tip hole of the passable is bored of the stripper plate, together with the oil passage pressing oil is conducted is formed, As a mist-like press working oil is jetted toward a corresponding protruding piece of the metal plate placed on the tip of the punch and the stripper plate, An injection hole extending from the oil passage is opened in the inner wall surface of the through hole, and the punch enters the hollow portion of the die, and the tip of the punch is sandwiched between the outer peripheral surface of the punch and the inner wall surface of the die. When the tip of the projecting piece is exceeded, the distance between the outer peripheral surface of the punch and the inner wall surface of the die that sandwiches the projecting piece is gradually reduced as the punch enters the die hollow portion, and the projecting piece is sandwiched between both surfaces. A mold for manufacturing a fin for a heat exchanger, wherein a tapered surface is formed on an outer peripheral surface of a punch so that a piece is spread.
[0010]
Further, in the present invention, instead of the injection hole extending from the oil passage formed in the stripper plate and opening on the inner wall surface of the through hole, the inside of the die extended from the oil passage formed in the extruding member is formed. An injection hole may be formed on the outer peripheral surface of the extruding member that is in sliding contact with the wall surface, and an injection hole extending from an oil passage formed in the stripper plate and opening on the inner wall surface of the through-hole may be formed in the extrusion member. An injection hole that extends from the formed oil passage and that opens on the outer peripheral surface of the extrusion member that slides on the inner wall surface of the die may also be formed.
[0011]
[Action]
In the present invention, the ironing process on the projecting piece can be performed by extending the projecting piece due to compression between the tapered surface of the punch and the inner wall surface of the die.
In addition, the ironing process can be performed while supplying an appropriate amount of press working oil to the punch and the projecting piece from the oil passage.
For this reason, according to the present invention, even if volatile processing oil is used as the press processing oil, the projecting piece can be subjected to the ironing process with much better workability, and a fin having a high color formed can be obtained. Can be.
[0012]
【Example】
The present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
The manufacturing die of the present embodiment is a die for performing the ironing processing shown in FIGS. 11B and 11C, and a partial cross-sectional view thereof is shown in FIG.
In FIG. 1, the mold includes a lower mold 60 and an upper mold 50, and the dies 16 are fixed by the

plates

12 and 14 constituting the upper mold 50. The lower end of the die 16 protrudes slightly downward from the surface of the plate 14 forming the lower surface of the upper die 50, and the knockout 18, which is a pushing member urged downward by a spring 20, is inserted into the die 16. I have.
[0013]
The punch 28 used for the ironing process is caused by the member 32 inserted into the cylindrical member 26 fixed by the

plates

22 and 24 constituting the base of the lower die 50 in a state where the tip end protrudes from the cylindrical member 26. It is fixed to the lower mold 50.
In the vicinity of the tip of the punch 28 fixed to the base of the lower die 50, there is provided a stripper plate 30 which is urged upward by an urging member 29 and provided with a predetermined distance from the base. ing.
The stripper plate 30 is provided with a through hole 34 through which the tip of the punch 28 can pass. When no downward load is applied to the stripper plate 30, the tip of the punch 28 contacts the stripper plate 30. The position of the stripper plate 30 is adjusted to be below the upper surface.
On the upper surface of the stripper plate 30, a metal plate 100 in which a protruding portion 102 is formed on a peripheral edge of a perforated hole 101 is mounted and subjected to ironing.
[0014]
In the present embodiment, two

oil passages

40, 40 are formed in the stripper plate 30 with the through hole 34 interposed therebetween, and the injection holes 42, 42 branched from each of the

oil passages

40, 40 are formed on the inner wall surface of the through hole 34. It is open. The mist-shaped press working oil is conducted to the

oil passages

40, 40 and is jetted toward the tip end of the punch 28 via the injection holes 42, 42. The oil passage 40 and the injection hole 42 constitute a set of oil passages.
As shown in FIG. 2, four injection holes 42 are provided between the

oil passages

40, 40 and the through holes 34. Each injection hole 42 is opened so that the press working oil is injected in a substantially tangential direction off the center of the through hole 34. Therefore, press working oil is spirally spouted from each of the spray holes 42 into the through-hole 34, and the press working oil is supplied to the tip of the punch 28 and the protruding piece 102 formed on the metal plate 100. .
In FIG. 2, four injection holes 42 are formed in the through hole 34. However, as shown in FIG. 5, the number of the injection holes 42 may be two or one. .
[0015]
Usually, since a plurality of punches 28 are fixed to the lower die 60 of the stage 108, a plurality of through holes 34 are also formed in the stripper plate 30. For this reason, the oil passage 40 is connected to press working oil conduction holes 44 formed on both sides of the stripper plate 30 (FIG. 5). The oil passage 40 is formed so as to sandwich each through hole 34 formed in the stripper plate 30, and two injection holes 42 of each oil passage 40 extend to each through hole 34.
Mist-shaped press working oil is supplied to the press working oil conduction holes 44, 44 in the directions of arrows C, D.
Since the stripper plate 30 is provided so as to be movable up and down, mist-like press working oil is supplied to the press working oil conducting holes 44 via a flexible tube.
[0016]
In the present embodiment, the punch 28 has a second tapered surface 31 formed on the outer peripheral surface thereof so as to be continuous with the first tapered surface 35 formed at the distal end.
The inclination angle θ1 of the second tapered surface 31 is 1 to 4 degrees (1 to 3 degrees, particularly preferably 1.5 to 2 degrees), which is smaller than the first tapered surface 35.
Therefore, when the tip diameter d of the second taper portion forming the second taper surface 31 (the rear end diameter of the first taper portion forming the first taper surface 35) and the projection piece 102 are inserted, the projection piece 102 The minimum inner diameter D of the hollow portion of the die and the plate thickness t of the protruding piece 102 satisfy the following formula (1) in the range where the exists.
(Equation 1)

The rear end diameter φ of the second tapered portion is larger than the front end diameter d of the second tapered portion, and satisfies the following equation (2).
(Equation 2)

[0017]
In the present embodiment, two tapered surfaces of the first tapered surface 15 and the second tapered surface 17 are also formed on the inner wall surface of the hollow portion of the die 16 into which the punch 28 enters.
The first tapered surface 15 is formed at the entrance of the die 16, and the second tapered surface 17 is formed continuously with the first tapered surface 15.
The inclination angle θ2 of the second tapered surface 17 is equal to the inclination angle θ1 of the second tapered surface 31 of the punch 28 and is 1 to 4 degrees (1 to 3 degrees, particularly preferably 1.5 to 2 degrees). The angle is smaller than the tapered surface 15.
The first tapered surface 35 of the punch 28 and the first tapered surface 15 of the die 16 are formed for guiding the punch 28 or the protruding piece 102.
[0018]
According to the punch 28 shown in FIG. 3, when the distal end surface of the punch 28 abuts on the lower end surface of the knockout 18 and enters the die hollow portion into which the protruding piece 102 is inserted, the second tapered portion of the punch 28 Since the tip diameter d satisfies the formula (1), the corner 33, which is the boundary between the first tapered surface 35 and the second tapered surface 31, is substantially formed on the protruding piece 102 between the inner wall surface of the die 16 and the corner. It protrudes above the upper end of the protruding piece 102 without performing “ironing”.
On the other hand, since the tip diameter d of the punch 28 satisfies the formula (1) and is smaller than the minimum inner diameter of the protruding piece 102, the outer peripheral surface of the punch 28 and the inner wall surface of the protruding piece 102 It contacts for the first time in the middle of the lower second tapered surface 31.
When the punch 28 is further advanced into the hollow portion of the die 16 from this state, the rear end diameter φ of the second tapered portion satisfies the expression (2), so that the second tapered surface 17 of the die 16 and the The distance from the two tapered surfaces 31 can be reduced to the plate thickness t or less of the projecting piece 102 over the entire surface.
For this reason, the protruding piece 102 sandwiched between the second

tapered surfaces

17 and 31 is compressed and spread by the tapered surface.
[0019]
This will be further described with reference to FIG. FIG. 4 shows a case where the punch 28 in which the corner 33 is located above the upper end of the protruding piece 102 has its upper end surface abutted against the lower end surface of the knockout and is raised in the die 16 to the position of the punch 28a. .
The second

tapered surfaces

17 and 31 in this embodiment are parallel because their inclination angles θ1 and θ2 are equal. For this reason, the shortest distance between both tapered surfaces is a linear distance perpendicular to both tapered surfaces.
Here, assuming that the shortest distance between the second tapered surface 31 of the punch 28 and the second tapered surface 17 of the die 16 is t1, and the height of the protruding piece 102 is h1, the punch 28 is moved to the position of the punch 28a. At this time, the shortest distance between the two tapered surfaces is reduced from t1 to t2 while maintaining the two tapered surfaces in a parallel state.
For this reason, the protruding piece 102 sandwiched between the two tapered surfaces is compressed and spread by the two tapered surfaces with the movement of the punch 28, and the thickness of the protruding piece 102 is reduced from t1 to t2, and high. The height also increases from h1 to h2.
[0020]
As described above, according to the punch 28 and the die 16 of the present embodiment shown in FIG. 3, only the compression molding is performed on the projecting piece 102 by the penetration of the punch 28 into the die 16, and the projecting piece 102 can be extended. .
In such compression molding, "ironing" is not performed on both surfaces of the protruding piece 102, and even when a hydrophilic metal plate is used, peeling of the hydrophilic coat due to "ironing" can be prevented. .
Further, by adjusting the amount of the punch 314 entering the die 210, the height of the protruding piece 102 can be easily adjusted while keeping the thickness of the metal plate 100 constant.
Although the tip diameter d of the second tapered portion of the punch 28 shown in FIG. 3 is smaller than the minimum inner diameter of the protruding piece 102, the second tapered portion is larger than the minimum inner diameter as long as Expression (1) is satisfied. May have a large diameter d.
In this case, when the leading end of the punch 314 is made to enter the hollow portion of the die, the projecting piece 102 is formed on the wall surface of the hollow portion of the die without substantially “ironing” the projecting piece 102 while increasing the inner diameter of the through hole 101. To push the protruding piece.
Further, when the rear end diameter φ larger than the front end diameter d of the punch 28 satisfies the formula (2), the front end diameter d of the second tapered portion of the punch 28 becomes (D−d) / 2 <t. You may. In this case, the projecting piece 102 is subjected to “ironing” by the corner 33 of the punch 28 and compression molding.
In FIG. 1, the taper angles of the punch 28 and the die 16 are extremely small, so that the respective tapered surfaces are not shown.
[0021]
In the manufacturing mold shown in FIG. 1 including the punch 28 shown in FIG. 3, the projecting piece 102 of the metal plate 100 placed on the stripper plate 30 is subjected to the ironing process shown in FIG. . At this time, the press working oil conducted to the

oil passages

40, 40 is injected into the through holes 34 via the injection holes 42, 42. As a result, the press working oil can be directly supplied to the inside of the protruding piece 102 and the tip including the tapered surface 31 of the punch 28.
When the upper die 50 moves downward from the state shown in FIG. 1, the stripper plate 30 is pushed downward by the tip end surface of the die 16, and the distance between the stripper plate 30 and the base decreases due to the downward movement of the stripper plate 30. As a result, the tip of the punch 28 protrudes from the upper surface of the stripper plate 130.
Further, when the upper die 50 moves downward, the tip of the punch 28 protruding from the upper surface of the stripper plate 30 passes through the protruding piece 102 and abuts against the lower end surface of the knockout 18, and moves upward against the urging force of the spring 20. To push. As a result, the tip of the punch 28 enters the die 16, and performs the ironing process on the protruding piece 102 with the inner wall surface of the die 16 as shown in FIG. 4. Since this ironing process is due to the compression of the protruding piece 102, it ends when the lowering of the upper die 50 stops.
In this embodiment, even during the ironing process, the press working oil injected from the injection holes 42, 42 can be directly injected onto the tapered surface 31 of the punch 28 which comes into contact with the protruding piece 102, thereby improving the press workability. it can.
[0022]
In FIG. 1, injection holes 42, 42 extending from

oil passages

40, 40 formed in the stripper plate 30 are opened in the through-hole 34, but as shown in FIG. An oil passage 21 extending in the direction may be provided. In this case, the injection holes 23 and 25 extending from the oil passage 21 may be opened on the outer peripheral surface of the knockout 21 which is in sliding contact with the inner wall surface of the die 16. In the case of FIG. 7, the injection hole 25 is formed in a groove shape on the lower end surface of the knockout 21.
The mist press oil supplied into the hole 27 into which the spring 20 is inserted is introduced into the oil passage 21. Further, the press working oil is jetted from the outer peripheral surface of the knockout 21 via the injection holes 23 and 25.
In the present embodiment, an injection hole extending from the oil passage 21 is also opened at the lower end surface of the knockout 18. Therefore, in a state where the space between the lower end surface of the knockout 18 and the upper end surface of the punch 28 is open (FIG. 7), the mist-like press working oil is jetted from the lower end surface of the knockout 18, and the protruding piece 102 and the punch 28 are formed. Pressing oil can be supplied to the tip of the.
Since the punch 28 has the same shape as that of FIG. 1, the detailed description is omitted.
[0023]
When the upper die 50 moves down and the front end face of the punch 28 and the lower end face of the knockout 18 come into contact with each other, the injection of the press working oil from the injection hole opened in the lower end face of the knockout 18 stops. However, press working oil can be supplied to the protruding piece 102 and the tip of the punch 28 by press working oil ejected from the injection holes 23 and 25 opened on the outer peripheral surface of the knockout 18.
Also, when the tip of the punch 28 enters the die 16 while pushing the knockout 18 upward against the urging force of the spring 20, the injection holes 23, 25 Pressing oil can be supplied to the tip including the protruding piece 102 and the tapered surface 31 of the punch 28 from above, and the ironing workability can be improved. This ironing processing ends when the lowering of the upper mold 50 stops, as in FIG.
Thereafter, the upper die 50 moves upward, and the tip of the punch 28 comes out of the die 16. At this time, the knockout 18 pushes the collar attached to the inner wall surface of the die 16 out of the die 16 because the knockout 18 moves down inside the die 16 in a state of contacting the tip end surface of the punch 28.
[0024]
In FIG. 7, a knockout 18 having a flat lower end surface is used, but a knockout 18 having a shape shown in FIGS. 8 to 9 may be used.
On the lower end face of the knockout 18 shown in FIG. On the other hand, a concave portion 41 into which the columnar protrusion 29 of the knockout 18 can be inserted is provided on the distal end surface of the punch 32. In the knockout 18 of FIG. 8, injection holes 23 are formed on all sides from the oil passage 21, and each of the injection holes 23 opens to the outer peripheral surface of the knockout 18.
Further, a conical projection 35 is provided on the lower end surface of the knockout 18 shown in FIG. A conical recess 37 into which the conical protrusion 35 of the knockout 18 can be inserted is provided on the distal end surface of the punch 32. In the knockout 18, injection holes 23 and 33 extend from the oil passage 21. The injection hole 23 opens on the outer peripheral surface of the main body of the knockout 18, and the injection hole 33 opens on the outer peripheral surface of the conical projection 35. I have.
When the columnar protrusion 29 or the conical protrusion 35 formed on the lower end surface of the knockout 18 shown in FIGS. 8 and 9 is inserted into the concave portion 31 or the conical concave portion 37 formed on the distal end surface of the punch 32, the punch 23 Can be accurately positioned.
7 to 9 do not show the taper surfaces of the punch and the die 16 because the taper inclination angles are extremely small.
[0025]
In the manufacturing mold shown in FIGS. 1 and 7, an injection hole for ejecting press working oil is provided in the stripper plate 30 or the knockout 18.
However, as shown in FIG. 10, injection holes 42, 42 for jetting press working oil are provided in through holes 34 formed in the stripper plate 30, and the injection holes 23 for jetting press working oil to the knockout 18 are further provided. By providing 25, the ironing workability can be further improved.
In FIG. 10, an oil passage 40 is provided in the stripper plate 30, and press working oil can be injected into the through hole 34 via the injection holes 42. On the other hand, an oil passage 21 is provided in the knockout 18 so that press working oil can be ejected through the injection holes 23 and 25. This configuration is the same as the example of FIGS. 1 and 7 described above. The oil passage 40 and the injection holes 42 constitute a first oil passage, and the oil passage 21 and the injection holes 23 and 25 constitute a second oil passage.
In FIG. 10, press working oil is spirally jetted from each of the jet holes 42 provided in the stripper plate 30 into the through-hole 34, and similarly, the press oil is also jetted from the jet holes 23 and 25 of the knockout 18. It is gushing. As a result, press working oil is supplied to the tip portion including the tapered surface 31 of the punch 28 and the protruding piece 102 formed on the metal plate 100.
As shown in FIG. 10, the protruding piece 102 of the metal plate 100 placed on the stripper plate 30 is subjected to ironing by the punch 28. At this time, the press working oil conducted to the

oil passages

40, 40 is jetted into the through holes 34 via the jet holes 42, 42. As a result, the press working oil spouted from the injection holes 23 and 25 of the knockout 18 is also added, so that the press working oil can be directly supplied to the inside of the protruding piece 102 and the tip portion including the tapered surface 31 of the punch 28.
[0026]
In the manufacturing die shown in FIG. 10, when the upper die 50 moves down and the stripper plate 30 is pushed downward by the tip end surface of the die 16, the distance between the stripper plate 30 and the base is reduced, and the punch 28 The tip protrudes from the upper surface of the stripper plate 130.
Further, when the upper die 50 moves downward, the tip of the punch 128 protruding from the upper surface of the stripper plate 130 passes through the protruding piece 102, and pushes the knockout 18 upward against the urging force of the spring 20 while pressing the die out. Enter into 16. For this reason, an ironing process shown in FIG. This ironing processing ends when the lowering of the upper mold 50 stops, as in FIG. 1 or FIG.
In the present embodiment, press working oil is injected from the injection holes 23 and 25 and the injection holes 42 and 42 even during the ironing process. Accordingly, the press working oil can be directly sprayed on the portion such as the tapered surface 31 of the punch 28 which comes into contact with the protruding piece 102, and the press workability can be improved.
[0027]
The manufacturing dies shown in FIGS. 1, 7, and 10 may be arranged in series in order to perform the ironing processing of FIGS. 11B and 11C in two stages.
Further, as shown in FIG. 14, an oil passage may be formed at the contact surface between the punch 28 and the knockout 18.
[0028]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the projecting piece can be subjected to the ironing process by the extension by the compression of the projecting piece, and the pressing oil can be supplied to the projecting piece and the punch during the ironing process, the volatile working oil is used. However, press workability can be improved.
In addition, during the ironing process, the press working oil can be efficiently supplied to the place where the press working oil is most necessary, so that the amount of the press working oil used can be reduced as much as possible. Reduction can also be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial sectional view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial plan sectional view illustrating an oil passage and an injection hole formed in the stripper plate shown in FIG.
FIG. 3 is a partial cross-sectional view for explaining the shape and the like of the punch shown in FIG.
FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining an operation of the punch shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a partial plan sectional view illustrating an oil passage and an injection hole formed in a stripper plate having a plurality of through holes.
FIG. 6 is a partial sectional plan view showing another example of the injection hole.
FIG. 7 is a partial sectional view showing another embodiment.
FIG. 8 is a partial sectional view showing another example of the punch and the knockout.
FIG. 9 is a partial sectional view showing another example of the punch and the knockout.
FIG. 10 is a partial sectional view showing another embodiment.
FIG. 11 is an explanatory diagram for explaining a manufacturing process of a radiating fin used in a radiating portion of the heat exchanger.
FIG. 12 is a partial cross-sectional view for explaining a conventional ironing die.
FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining a punch used in FIG. 12;
FIG. 14 is an explanatory diagram for describing an improved example of the punch shown in FIG.
[Explanation of symbols]
16 dice
18 Knockout
28 punch
30 stripper plate
31 Tapered surface of punch 28
34 Through Hole
40 oilway
42 injection hole

Claims

A punch and a die mounted on a pair of press dies, in which an upper die or a lower die is provided to be vertically movable, by forming a protruding piece formed by performing a protruding process on a peripheral edge of a perforated hole formed in a metal plate. In the production mold for heat exchanger fins formed into a collar of a predetermined height by
A punch fixed to one base of a mold constituting the pair of press dies,
A die provided on the other die constituting the pair of press dies, and a tip formed so that the tip of the punch can be inserted,
A plate that constitutes one of the molds to which the punch is fixed, and is provided at a distance from the base, wherein the upper mold and the lower mold that constitute the pair of press dies are close to each other. A stripper plate having a through hole through which the tip of the punch can pass so that the distance between the base and the tip is reduced and the tip of the punch projects from the plate surface and enters the die. With
In the stripper plate, an oil passage through which press working oil is conducted is formed, and a mist-like press is performed toward a tip of the punch and a corresponding protruding piece of a metal plate placed on the stripper plate. An injection hole extending from the oil passage is opened on the inner wall surface of the through hole so that processing oil is jetted out,
And when the punch enters the hollow portion of the die and the tip of the punch exceeds the tip of the projecting piece that is sandwiched between the outer peripheral surface of the punch and the inner wall surface of the die, the punch that sandwiches the projecting piece A tapered surface is formed on the outer peripheral surface of the punch so that the distance between the outer peripheral surface and the inner wall surface of the die is gradually reduced as the punch enters the die hollow part, and the protruding piece sandwiched between both surfaces is extended. A mold for manufacturing a fin for a heat exchanger, which is formed.

A punch and a die mounted on a pair of press dies, in which an upper die or a lower die is provided to be vertically movable, by forming a protruding piece formed by performing a protruding process on a peripheral edge of a perforated hole formed in a metal plate. In the production mold for heat exchanger fins formed into a collar of a predetermined height by
A punch fixed to one base of a mold constituting the pair of press dies,
A die provided on the other die constituting the pair of press dies, and a tip formed so that the tip of the punch can be inserted,
The outer peripheral surface is slidably provided on the inner wall surface of the die so as to push out the collar attached to the inner wall surface of the die when the tip of the punch comes out of the die. Together with an extruding member that abuts against the tip end surface of the punch inserted into the die, and is movably provided in the die with the advance and retreat of the punch,
An oil passage through which the press working oil is conducted is formed in the extrusion member, and the mist-like press working oil is ejected toward the corresponding tip of the punch and the projecting piece of the metal plate. In addition, an injection hole extending from the oil passage is opened on the outer peripheral surface of the extrusion member that is in sliding contact with the inner wall surface of the die,
And when the punch enters the hollow portion of the die and the tip of the punch exceeds the tip of the projecting piece that is sandwiched between the outer peripheral surface of the punch and the inner wall surface of the die, the punch that sandwiches the projecting piece A tapered surface is formed on the outer peripheral surface of the punch so that the distance between the outer peripheral surface and the inner wall surface of the die is gradually reduced as the punch enters the die hollow part, and the protruding piece sandwiched between both surfaces is extended. A mold for manufacturing a fin for a heat exchanger, which is formed.

A punch and a die mounted on a pair of press dies, in which an upper die or a lower die is provided to be vertically movable, by forming a protruding piece formed by performing a protruding process on a peripheral edge of a perforated hole formed in a metal plate. In the production mold for heat exchanger fins formed into a collar of a predetermined height by
A punch fixed to one base of a mold constituting the pair of press dies,
A die provided on the other die constituting the pair of press dies, and a tip formed so that the tip of the punch can be inserted,
A plate that constitutes one of the molds to which the punch is fixed, and is provided at a distance from the base, wherein the upper mold and the lower mold that constitute the pair of press dies are close to each other. A stripper plate having a through hole through which the tip of the punch can pass so that the distance between the base and the tip is reduced and the tip of the punch projects from the plate surface and enters the die. ,
The outer peripheral surface is slidably provided on the inner wall surface of the die so as to push out the collar attached to the inner wall surface of the die when the tip of the punch comes out of the die. Together with an extruding member that abuts against the tip end surface of the punch inserted into the die, and is movably provided in the die with the advance and retreat of the punch,
Each of the stripper plate and the extruding member is formed with an oil passage through which press working oil is conducted, and a mist-like press working oil is directed toward the corresponding tip of the punch and the projecting piece of the metal plate. so they are ejected, the injection holes extending from each of the oil passage is opened to the outer peripheral surface of the inner wall and the die inner wall surface in sliding contact pushing member through hole of the stripper plate,
And when the punch enters the hollow portion of the die and the tip of the punch exceeds the tip of the projecting piece of the perforated hole sandwiched between the outer peripheral surface of the punch and the inner wall surface of the die, the projecting piece is The distance between the outer peripheral surface of the punch and the inner wall surface of the die is gradually reduced with the penetration of the punch into the hollow part of the die, so that the projecting piece sandwiched between both surfaces is extended. A mold for manufacturing a fin for a heat exchanger having a tapered surface.