JP3590602B2 - 花壇構築用ブロック体 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、花壇構築用ブロック体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
花壇用の囲い壁を構築するには、一般に多数個のブロック体を上下左右に組付けて構築する場合が多い。
【0003】
従来から使用されている花壇構築用ブロック体として、図7に示す直方体形状(例えばレンガ)のものがある。この図7の第1従来例では、直方体形状のブロック体1Aを地面A上に上下左右に組付けて囲い壁Y1を構築している。尚、囲い壁Y1の内部には、植物植え付け用の土壌Bが充填されるため、囲い壁Y1には土壌Bによる土圧Cがかかる。
【0004】
ところで、図7の第1従来例のように、直方体形状のブロック体1Aで花壇用の囲い壁Y1を構築する場合には、土圧Cに耐え得るように各ブロック体1A,1A間をモルタルDで接着する必要がある。このモルタルDによるブロック体接着作業は、使用するブロック体1Aの全部について行う必要があるので花壇構築作業の能率が著しく低下するとともに、各ブロック体1Aの組付け作業(モルタル接着作業)に熟練を要するという問題があった。
【0005】
又、花壇構築用ブロック体として、従来から図8〜図10(第2従来例)に示すもの、あるいは図11〜図13(第3従来例)に示すもの等がある。
【0006】
図8に示す第2従来例のブロック体1Bは、平面部10Bの一辺(設置時に花壇の内側となる)の下面に幅W1で下向きに垂下する垂下部13を設けて構成されている。そして、この第2従来例のブロック体1Bは、図9に示すように、上段側のブロック体1Bを下段側のブロック体1Bに対して垂下部13の幅W1だけ花壇内部側にずらせながら積み上げて囲い壁Y2を構築する。尚、最下段のブロック体の垂下部13は、地面A中に埋め込んでおく。
【0007】
この第2従来例の花壇構築構造(図9)では、上段側のブロック体1Bの垂下部13が下段側のブロック体1Bの上面内側角部に花壇内方側から係止されているので、各ブロック体1B,1B間に接着用のモルタルを介在せさなくても、土壌Bによる土圧Cで上段側ブロック体1Bが外側に移動(位置ずれ)することがない。ところが、この第2従来例では、各ブロック体1B,1B・・を積み上げた状態では、上段側ブロック体1Bが順次垂下部13の幅W1づつ花壇内方側に位置ずれすることにより、囲い壁Y2が傾斜状態で構築されてしまうという問題がある。
【0008】
又、このブロック体1Bは、機械生産によって連続して製造され、その順次製造されてくる各ブロック体1Bを図10に示すようにパレットP上に積み重ねて保管するが、この第2従来例のブロック体1Bでは、一辺側にのみ垂下部13が形成されているので、整列状態で積み重ねるためには上下のブロック体1B,1B間に順次詰め物Qをする必要がある。従って、該詰め物Qが多数個必要であるという問題があるほか、この詰め物Qの挿入作業はブロック体1Bが製造されるたびに人手によって行っているので、その詰め物挿入作業が面倒であるとともに、作業員が詰め物挿入作業に拘束されるという問題もある。
【0009】
図11に示す第3従来例のブロック体1Cは、平面部10Cの一辺(設置時に外側となる)の上面に凸部14を形成する一方、その下面に幅W2の凹部15を設けて構成されている。そして、この第3従来例のブロック体1Cは、図12に示すように、上段側のブロック体1Cの凹部15を下段側のブロック体1Cの凸部14に嵌合させた状態で、該凹部15の幅W2だけ花壇内部側にずらせながら積み上げて囲い壁Y3を構築する。
【0010】
ところで、この第3従来例の花壇構築構造(図12)では、上段側のブロック体1Cの凹部15が下段側のブロック体1Bの凸部14に花壇内方側から係止されているので、土壌Bによる土圧Cで上段側ブロック体1Cが外側に移動(位置ずれ)することはないが、この場合も、上段側ブロック体1Cが順次凹部15の幅W2づつ花壇内方側に位置ずれすることにより、囲い壁Y3が傾斜状態で構築されてしまうという問題がある。又、このブロック体1Cでも、保管時には図13に示すように、上下に積み重ねられる各ブロック体1C,1C間に詰め物Qを挿入する必要があり、第2従来例と同様な問題がある。
【0011】
本願発明は、上記した各従来例の問題点に鑑み、各ブロック体を順次鉛直姿勢で積み重ねることができ、且つ上下に隣接する各ブロック体同士が相互に凹凸係合した状態で設置できるとともに、保管時に詰め物なしで積層できるようにした花壇構築用ブロック体を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、多数個のブロック体を上下左右に組付けて花壇用の囲い壁を構築するための花壇構築用ブロック体を対象にしている。
【0013】
ブロック体の平面部における対向する2辺のうちの第1辺には、その辺長さ方向中央部に辺全長の1/2幅で外向きに突出する広幅凸部と、該広幅凸部の左右各側にそれぞれ辺全長の1/4幅づつの狭幅凹部とを形成している。
【0014】
又、ブロック体の平面部における第1辺に対向する第2辺には、その辺長さ方向中央部に辺全長の1/2幅の広幅凹部と、該広幅凹部の左右各側にそれぞれ辺全長の1/4幅づつの狭幅凸部とを形成している。尚、第1辺の広幅凸部と第2辺の広幅凹部とが対応する位置にあり、第1辺の各狭幅凹部と第2辺の各狭幅凸部とがそれぞれ対応する位置にある。
【0015】
さらに、このブロック体には、前記広幅凸部に、該広幅凸部と同幅で且つブロック体平面部の厚さ範囲内で下方に垂下する広幅垂下部を形成する一方、各狭幅凸部に、該狭幅凸部と同幅で且つ広幅垂下部と同高さだけ下方に垂下する狭幅垂下部をそれぞれ形成している。従って、ブロック体平面部の下面側には、第1辺側の中央部に1つの広幅垂下部と第2辺側の両端部にそれぞれ1つづつの狭幅垂下部の合計3つの垂下部が形成されている。尚、広幅垂下部及び各狭幅垂下部のそれぞれ垂下高さは、ブロック体平面部の厚さ範囲内であれば適宜に設定できるが、ブロック体平面部の厚さの1/5程度でもよい。
【0016】
そして、本願発明のブロック体では、各ブロック体を上下左右に千鳥状に組付けたときに、広幅垂下部が下段側の2つのブロック体の各狭幅凹部で合成される合成凹部内に嵌入し得る一方、広幅凹部内に上段側の2つのブロック体の各狭幅垂下部で合成される合成垂下部が嵌入し得るように構成している。
【0017】
本願発明のブロック体は、多数個を使用して花壇の囲い壁を構築するが、各段のブロック体は相互に横一列に接続する一方、上下の各ブロック体は1/2幅だけずらせた状態で配置される。このとき、横列の各ブロック体列には、隣接する2つのブロック体間に、各狭幅凹部で合成される合成凹部(広幅凹部と同じ幅となる)と、各狭幅凸部の各狭幅垂下部で合成される合成垂下部(広幅凸部の広幅垂下部と同じ幅となる)とが形成される。そして、上下に積み重ねられる各ブロック体列は、第1辺側(例えば花壇の外面側)において上段側の広幅垂下部が下段側の合成凹部に嵌入される一方、第2辺側(例えば花壇の内面側)において上段側の合成垂下部が下段側の広幅凹部に嵌入される。従って、上下に積み重ねられる各ブロック体は、垂下部と凹部とが前後方向と左右方向の両方で相互に嵌合されるようになる。又、このブロック体で構築された囲い壁では、該囲い壁が鉛直姿勢で立ち上がっている。尚、本願のブロック体は、第1辺側あるいは第2辺側の何れを花壇の外面にしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本願発明の花壇構築用ブロック体は、次のような効果がある。
【0019】
まず、本願発明のブロック体には、平面部の第1辺と第2辺の各側の下面にそれぞれ同高さの垂下部(1つの広幅垂下部と2つの狭幅垂下部)が形成されているので、合計3つの垂下部によって水平姿勢を維持させた状態で着座させることができる。従って、製造時あるいは保管時(輸送時も含む)等において各ブロック体を上下に整列状態で積み重ねる際に、従来(図10、図13)のように詰め物が不要となるとともに、該詰め物挿入作業(人手)も不要となるという効果がある。
【0020】
又、本願発明のブロック体を使用して花壇を構築したときに、第1辺側(例えば花壇の外面側)において上段側の広幅垂下部が下段側の合成凹部に嵌入される一方、第2辺側(例えば花壇の内面側)において上段側の合成垂下部が下段側の広幅凹部に嵌入されるので、各ブロック体は、垂下部と凹部とが前後方向と左右方向の両方で相互に嵌合されるようになり、モルタル等の接着剤を使用しなくても、強固な構造の花壇用囲い壁を構築することができるという効果がある。尚、この囲い壁は、花壇の内面側からの圧力(土圧)ばかりでなく、外面側及び左右からの各圧力に対しても姿勢維持強度が高くなる。
【0021】
さらに、本願発明のブロック体を使用すると、上下に積み重ねた各ブロック体を前後に係合させたものでも、囲い壁を鉛直姿勢で構築することができるという効果もある。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して、本願実施形態の花壇構築用ブロック体を説明する。
【0023】
図1に示す本願実施形態のブロック体1は、コンクリート材あるいはレンガ材で成形されたもので、所定面積及び所定厚さを有する平面部10における長辺側の対向する2辺(第1辺11と第2辺12)に凸部21,32,32と凹部22,22,31を設けるとともに、各凸部にそれぞれ下方に垂下する垂下部23,33,33を設けて構成されている。尚、図1のブロック体1は、花壇構築時に、長辺側(符号E側)を左右方向に向け、短辺側(符号F側)を内外方向に向けて設置される関係で、長辺側を左右方向といい、短辺側を内外方向という。又、本願実施形態のブロック体1において、下記の各寸法は、特に限定するものではなく、適宜に設計変更可能である。
【0024】
この実施形態(図1)のブロック体1の最大外形は、例えば左右幅Eが200mm、内外幅Fが125mm、高さGが30mmにそれぞれ設定することができる。
【0025】
平面部10の第1辺11には、その辺長さ方向中央部に広幅凸部21と該広幅凸部21の左右各側にそれぞれ狭幅凹部22,22とを形成している。広幅凸部21は、辺全長E(200mm)の1/2幅I1(幅I1=最大で100mm)で外向きに幅J(J=25mm)だけ突出している。各狭幅凹部22,22は、それぞれ辺全長Eの1/4幅K2(幅K2=最小で50mm)で広幅凸部21の外面に対して深さJ(J=25mm)だけ凹ませている。
【0026】
平面部10の第2辺(第1辺11に対向する辺)12には、その辺長さ方向中央部に広幅凹部31と該広幅凹部31の左右各側にそれぞれ狭幅凸部32,32とを形成している。広幅凹部31は、辺全長Eの1/2幅I2(幅I2=最小で100mm)で深さJ(J=25mm)だけ凹ませている。各狭幅凸部32,32は、それぞれ辺全長Eの1/4幅K1(幅K1=最大で50mm)で広幅凹部31の底面に対して突出幅がJ(25mm)である。
【0027】
尚、第1辺11の広幅凸部21と第2辺12の広幅凹部31とは対応する位置にあり、又、第1辺11の各狭幅凹部22,22と第2辺12の各狭幅凸部32,32とはそれぞれ対応する位置にある。
【0028】
広幅凸部21には、該広幅凸部21と同幅I1(最大で100mm)で且つブロック体平面部10の厚さH(25mm)の範囲内で下方に垂下する広幅垂下部23を形成している。尚、この実施形態では、広幅垂下部23の垂下高さLは平面部10の厚さH(最小で25mm)の約1/5(約5mm)に設定している。
【0029】
又、各狭幅凸部32,32には、該狭幅凸部32と同幅K1(最大で50mm)で且つ広幅垂下部23と同高さL(最大で25mm)だけ下方に垂下する狭幅垂下部33,33をそれぞれ形成している。
【0030】
尚、後述(図2参照)するように、広幅凸部21は下段側の合成凹部22A内に嵌入され、各狭幅垂下部33,33を合成した合成垂下部33Aは下段側の広幅凹部31内に嵌入されるために、各凸部21,32の幅(I1,K1)は上記各寸法より例えば0.5mm程度小さくし、逆に各凹部22,31の幅(K2,I2)は上記各寸法より例えば0.5mm程度大きくすると嵌合作業が容易となる。
【0031】
図1のブロック体1は、多数個を使用して図3〜図5に示すように上下左右に組付けて花壇の囲い壁Yを構築するが、各段のブロック体列は、図2に示すように、各ブロック体1,1・・を相互に横一列に接続する一方、上下の各ブロック体1,1は1/2幅だけずらせた状態で順次千鳥状に積み重ねていく。そのとき、各段のブロック体列には、外面側(第1辺11側)に2つの狭幅凹部22,22で合成された合成凹部22Aが形成される一方、内面側(第2辺12側)に2つの狭幅垂下部33,33で合成された合成垂下部33Aが形成される。そして、外面側で上段側の各広幅垂下部23,23・・は、その下段側の合成凹部22A,22A・・内にそれぞれ嵌入するとともに、内面側で上段側の各合成垂下部33A,33A・・は、その下段側の各広幅凹部31,31・・内に嵌入する。尚、1段おきの各ブロック体列の一方の端部には、図2及び図3に示すように半割ブロック体2が接続される。この半割ブロック体2は、正規のブロック体1を1/2幅に分割したものであり、この半割ブロック体2,2・・を1段おきの各ブロック体列の一方の端部に接続させることにより、囲い壁Yの端面を面一に揃えることができる。尚、最下段の各ブロック体1の各垂下部23,33,33は、図4に示すように、地面A中に埋め込んでおくとよい。又、囲い壁Yにおける最上段のブロック体列には、合成凹部22Aや広幅凹部31あるいは半割ブロック体2部分に空所4,4(図3)が形成されるが、これらの凹部や空所には、それぞれスペーサー3(図2、図4、図5)を装着するとよい。この場合、各スペーサー3はモルタルで接着させるとよい。
【0032】
このブロック体1を使用した囲い壁Yでは、上下のブロック体1,1・・を前後から嵌合させたものであっても、図4に示すように鉛直姿勢に積み上げることができる(囲い壁が傾斜しない)。
【0033】
又、このようにして構築された花壇の囲い壁Yでは、各ブロック体1,1・・が上下に隣接する各ブロック体に対して垂下部(広幅垂下部23、狭幅垂下部33)と凹部(狭幅凹部22,広幅凹部31)とで前後から嵌合されているので、前後方向の結合力が強くなるとともに、左右のブロック体1,1(合成凹部22A)に跨がって上段側のブロック体1の広幅垂下部23が嵌入しているので、左右の結合力も強くなる。従って、図4に示すように、囲い壁Y内に土壌Bが充填されて該囲い壁Yに土圧Cがかかっても、各ブロック体1,1・・が位置ずれすることがなく、安定した姿勢を維持する。
【0034】
又、このブロック体1は機械生産によって連続製造され、図6に示すように同位置においてパレットP上に順次積み重ねられるが、ブロック体1の下面側には同高さの3つの垂下部(23,33,33)が設けられているので、各垂下部が脚部となって各ブロック体1,1・・自身で姿勢保持できる。従って、各ブロック体1,1・・を詰め物なしで鉛直姿勢で積み重ねることができる(図10又は図13の従来例に比して、詰め物が不要になるとともに、ブロック体1,1・・の積み重ね作業が容易となる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の花壇構築用ブロック体の斜視図である。
【図2】図1のブロック体の使用形態を示す斜視図である。
【図3】図1のブロック体を使用して構築した花壇用囲い壁の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】図1のブロック体の積み重ね状態の斜視図である。
【図7】第1従来例のブロック体を使用した花壇用囲い壁の縦断面図である。
【図8】第2従来例の花壇構築用ブロック体の斜視図である。
【図9】図8のブロック体を使用して構築した花壇用囲い壁の縦断面図である。
【図10】図8のブロック体の積み重ね状態の側面図である。
【図11】第3従来例の花壇構築用ブロック体の斜視図である。
【図12】図11のブロック体を使用して構築した花壇用囲い壁の縦断面図である。
【図13】図11のブロック体の積み重ね状態の側面図である。
【符号の説明】
1はブロック体、10は平面部、11は第1辺、12は第2辺、21は広幅凸部、22は狭幅凹部、22Aは合成凹部、23は広幅垂下部、31は広幅凹部、32は狭幅凸部、33は狭幅垂下部、33Aは合成垂下部である。
【発明の属する技術分野】
本願発明は、花壇構築用ブロック体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
花壇用の囲い壁を構築するには、一般に多数個のブロック体を上下左右に組付けて構築する場合が多い。
【0003】
従来から使用されている花壇構築用ブロック体として、図7に示す直方体形状(例えばレンガ)のものがある。この図7の第1従来例では、直方体形状のブロック体1Aを地面A上に上下左右に組付けて囲い壁Y1を構築している。尚、囲い壁Y1の内部には、植物植え付け用の土壌Bが充填されるため、囲い壁Y1には土壌Bによる土圧Cがかかる。
【0004】
ところで、図7の第1従来例のように、直方体形状のブロック体1Aで花壇用の囲い壁Y1を構築する場合には、土圧Cに耐え得るように各ブロック体1A,1A間をモルタルDで接着する必要がある。このモルタルDによるブロック体接着作業は、使用するブロック体1Aの全部について行う必要があるので花壇構築作業の能率が著しく低下するとともに、各ブロック体1Aの組付け作業(モルタル接着作業)に熟練を要するという問題があった。
【0005】
又、花壇構築用ブロック体として、従来から図8〜図10(第2従来例)に示すもの、あるいは図11〜図13(第3従来例)に示すもの等がある。
【0006】
図8に示す第2従来例のブロック体1Bは、平面部10Bの一辺(設置時に花壇の内側となる)の下面に幅W1で下向きに垂下する垂下部13を設けて構成されている。そして、この第2従来例のブロック体1Bは、図9に示すように、上段側のブロック体1Bを下段側のブロック体1Bに対して垂下部13の幅W1だけ花壇内部側にずらせながら積み上げて囲い壁Y2を構築する。尚、最下段のブロック体の垂下部13は、地面A中に埋め込んでおく。
【0007】
この第2従来例の花壇構築構造(図9)では、上段側のブロック体1Bの垂下部13が下段側のブロック体1Bの上面内側角部に花壇内方側から係止されているので、各ブロック体1B,1B間に接着用のモルタルを介在せさなくても、土壌Bによる土圧Cで上段側ブロック体1Bが外側に移動(位置ずれ)することがない。ところが、この第2従来例では、各ブロック体1B,1B・・を積み上げた状態では、上段側ブロック体1Bが順次垂下部13の幅W1づつ花壇内方側に位置ずれすることにより、囲い壁Y2が傾斜状態で構築されてしまうという問題がある。
【0008】
又、このブロック体1Bは、機械生産によって連続して製造され、その順次製造されてくる各ブロック体1Bを図10に示すようにパレットP上に積み重ねて保管するが、この第2従来例のブロック体1Bでは、一辺側にのみ垂下部13が形成されているので、整列状態で積み重ねるためには上下のブロック体1B,1B間に順次詰め物Qをする必要がある。従って、該詰め物Qが多数個必要であるという問題があるほか、この詰め物Qの挿入作業はブロック体1Bが製造されるたびに人手によって行っているので、その詰め物挿入作業が面倒であるとともに、作業員が詰め物挿入作業に拘束されるという問題もある。
【0009】
図11に示す第3従来例のブロック体1Cは、平面部10Cの一辺(設置時に外側となる)の上面に凸部14を形成する一方、その下面に幅W2の凹部15を設けて構成されている。そして、この第3従来例のブロック体1Cは、図12に示すように、上段側のブロック体1Cの凹部15を下段側のブロック体1Cの凸部14に嵌合させた状態で、該凹部15の幅W2だけ花壇内部側にずらせながら積み上げて囲い壁Y3を構築する。
【0010】
ところで、この第3従来例の花壇構築構造(図12)では、上段側のブロック体1Cの凹部15が下段側のブロック体1Bの凸部14に花壇内方側から係止されているので、土壌Bによる土圧Cで上段側ブロック体1Cが外側に移動(位置ずれ)することはないが、この場合も、上段側ブロック体1Cが順次凹部15の幅W2づつ花壇内方側に位置ずれすることにより、囲い壁Y3が傾斜状態で構築されてしまうという問題がある。又、このブロック体1Cでも、保管時には図13に示すように、上下に積み重ねられる各ブロック体1C,1C間に詰め物Qを挿入する必要があり、第2従来例と同様な問題がある。
【0011】
本願発明は、上記した各従来例の問題点に鑑み、各ブロック体を順次鉛直姿勢で積み重ねることができ、且つ上下に隣接する各ブロック体同士が相互に凹凸係合した状態で設置できるとともに、保管時に詰め物なしで積層できるようにした花壇構築用ブロック体を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、多数個のブロック体を上下左右に組付けて花壇用の囲い壁を構築するための花壇構築用ブロック体を対象にしている。
【0013】
ブロック体の平面部における対向する2辺のうちの第1辺には、その辺長さ方向中央部に辺全長の1/2幅で外向きに突出する広幅凸部と、該広幅凸部の左右各側にそれぞれ辺全長の1/4幅づつの狭幅凹部とを形成している。
【0014】
又、ブロック体の平面部における第1辺に対向する第2辺には、その辺長さ方向中央部に辺全長の1/2幅の広幅凹部と、該広幅凹部の左右各側にそれぞれ辺全長の1/4幅づつの狭幅凸部とを形成している。尚、第1辺の広幅凸部と第2辺の広幅凹部とが対応する位置にあり、第1辺の各狭幅凹部と第2辺の各狭幅凸部とがそれぞれ対応する位置にある。
【0015】
さらに、このブロック体には、前記広幅凸部に、該広幅凸部と同幅で且つブロック体平面部の厚さ範囲内で下方に垂下する広幅垂下部を形成する一方、各狭幅凸部に、該狭幅凸部と同幅で且つ広幅垂下部と同高さだけ下方に垂下する狭幅垂下部をそれぞれ形成している。従って、ブロック体平面部の下面側には、第1辺側の中央部に1つの広幅垂下部と第2辺側の両端部にそれぞれ1つづつの狭幅垂下部の合計3つの垂下部が形成されている。尚、広幅垂下部及び各狭幅垂下部のそれぞれ垂下高さは、ブロック体平面部の厚さ範囲内であれば適宜に設定できるが、ブロック体平面部の厚さの1/5程度でもよい。
【0016】
そして、本願発明のブロック体では、各ブロック体を上下左右に千鳥状に組付けたときに、広幅垂下部が下段側の2つのブロック体の各狭幅凹部で合成される合成凹部内に嵌入し得る一方、広幅凹部内に上段側の2つのブロック体の各狭幅垂下部で合成される合成垂下部が嵌入し得るように構成している。
【0017】
本願発明のブロック体は、多数個を使用して花壇の囲い壁を構築するが、各段のブロック体は相互に横一列に接続する一方、上下の各ブロック体は1/2幅だけずらせた状態で配置される。このとき、横列の各ブロック体列には、隣接する2つのブロック体間に、各狭幅凹部で合成される合成凹部(広幅凹部と同じ幅となる)と、各狭幅凸部の各狭幅垂下部で合成される合成垂下部(広幅凸部の広幅垂下部と同じ幅となる)とが形成される。そして、上下に積み重ねられる各ブロック体列は、第1辺側(例えば花壇の外面側)において上段側の広幅垂下部が下段側の合成凹部に嵌入される一方、第2辺側(例えば花壇の内面側)において上段側の合成垂下部が下段側の広幅凹部に嵌入される。従って、上下に積み重ねられる各ブロック体は、垂下部と凹部とが前後方向と左右方向の両方で相互に嵌合されるようになる。又、このブロック体で構築された囲い壁では、該囲い壁が鉛直姿勢で立ち上がっている。尚、本願のブロック体は、第1辺側あるいは第2辺側の何れを花壇の外面にしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本願発明の花壇構築用ブロック体は、次のような効果がある。
【0019】
まず、本願発明のブロック体には、平面部の第1辺と第2辺の各側の下面にそれぞれ同高さの垂下部(1つの広幅垂下部と2つの狭幅垂下部)が形成されているので、合計3つの垂下部によって水平姿勢を維持させた状態で着座させることができる。従って、製造時あるいは保管時(輸送時も含む)等において各ブロック体を上下に整列状態で積み重ねる際に、従来(図10、図13)のように詰め物が不要となるとともに、該詰め物挿入作業(人手)も不要となるという効果がある。
【0020】
又、本願発明のブロック体を使用して花壇を構築したときに、第1辺側(例えば花壇の外面側)において上段側の広幅垂下部が下段側の合成凹部に嵌入される一方、第2辺側(例えば花壇の内面側)において上段側の合成垂下部が下段側の広幅凹部に嵌入されるので、各ブロック体は、垂下部と凹部とが前後方向と左右方向の両方で相互に嵌合されるようになり、モルタル等の接着剤を使用しなくても、強固な構造の花壇用囲い壁を構築することができるという効果がある。尚、この囲い壁は、花壇の内面側からの圧力(土圧)ばかりでなく、外面側及び左右からの各圧力に対しても姿勢維持強度が高くなる。
【0021】
さらに、本願発明のブロック体を使用すると、上下に積み重ねた各ブロック体を前後に係合させたものでも、囲い壁を鉛直姿勢で構築することができるという効果もある。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して、本願実施形態の花壇構築用ブロック体を説明する。
【0023】
図1に示す本願実施形態のブロック体1は、コンクリート材あるいはレンガ材で成形されたもので、所定面積及び所定厚さを有する平面部10における長辺側の対向する2辺(第1辺11と第2辺12)に凸部21,32,32と凹部22,22,31を設けるとともに、各凸部にそれぞれ下方に垂下する垂下部23,33,33を設けて構成されている。尚、図1のブロック体1は、花壇構築時に、長辺側(符号E側)を左右方向に向け、短辺側(符号F側)を内外方向に向けて設置される関係で、長辺側を左右方向といい、短辺側を内外方向という。又、本願実施形態のブロック体1において、下記の各寸法は、特に限定するものではなく、適宜に設計変更可能である。
【0024】
この実施形態(図1)のブロック体1の最大外形は、例えば左右幅Eが200mm、内外幅Fが125mm、高さGが30mmにそれぞれ設定することができる。
【0025】
平面部10の第1辺11には、その辺長さ方向中央部に広幅凸部21と該広幅凸部21の左右各側にそれぞれ狭幅凹部22,22とを形成している。広幅凸部21は、辺全長E(200mm)の1/2幅I1(幅I1=最大で100mm)で外向きに幅J(J=25mm)だけ突出している。各狭幅凹部22,22は、それぞれ辺全長Eの1/4幅K2(幅K2=最小で50mm)で広幅凸部21の外面に対して深さJ(J=25mm)だけ凹ませている。
【0026】
平面部10の第2辺(第1辺11に対向する辺)12には、その辺長さ方向中央部に広幅凹部31と該広幅凹部31の左右各側にそれぞれ狭幅凸部32,32とを形成している。広幅凹部31は、辺全長Eの1/2幅I2(幅I2=最小で100mm)で深さJ(J=25mm)だけ凹ませている。各狭幅凸部32,32は、それぞれ辺全長Eの1/4幅K1(幅K1=最大で50mm)で広幅凹部31の底面に対して突出幅がJ(25mm)である。
【0027】
尚、第1辺11の広幅凸部21と第2辺12の広幅凹部31とは対応する位置にあり、又、第1辺11の各狭幅凹部22,22と第2辺12の各狭幅凸部32,32とはそれぞれ対応する位置にある。
【0028】
広幅凸部21には、該広幅凸部21と同幅I1(最大で100mm)で且つブロック体平面部10の厚さH(25mm)の範囲内で下方に垂下する広幅垂下部23を形成している。尚、この実施形態では、広幅垂下部23の垂下高さLは平面部10の厚さH(最小で25mm)の約1/5(約5mm)に設定している。
【0029】
又、各狭幅凸部32,32には、該狭幅凸部32と同幅K1(最大で50mm)で且つ広幅垂下部23と同高さL(最大で25mm)だけ下方に垂下する狭幅垂下部33,33をそれぞれ形成している。
【0030】
尚、後述(図2参照)するように、広幅凸部21は下段側の合成凹部22A内に嵌入され、各狭幅垂下部33,33を合成した合成垂下部33Aは下段側の広幅凹部31内に嵌入されるために、各凸部21,32の幅(I1,K1)は上記各寸法より例えば0.5mm程度小さくし、逆に各凹部22,31の幅(K2,I2)は上記各寸法より例えば0.5mm程度大きくすると嵌合作業が容易となる。
【0031】
図1のブロック体1は、多数個を使用して図3〜図5に示すように上下左右に組付けて花壇の囲い壁Yを構築するが、各段のブロック体列は、図2に示すように、各ブロック体1,1・・を相互に横一列に接続する一方、上下の各ブロック体1,1は1/2幅だけずらせた状態で順次千鳥状に積み重ねていく。そのとき、各段のブロック体列には、外面側(第1辺11側)に2つの狭幅凹部22,22で合成された合成凹部22Aが形成される一方、内面側(第2辺12側)に2つの狭幅垂下部33,33で合成された合成垂下部33Aが形成される。そして、外面側で上段側の各広幅垂下部23,23・・は、その下段側の合成凹部22A,22A・・内にそれぞれ嵌入するとともに、内面側で上段側の各合成垂下部33A,33A・・は、その下段側の各広幅凹部31,31・・内に嵌入する。尚、1段おきの各ブロック体列の一方の端部には、図2及び図3に示すように半割ブロック体2が接続される。この半割ブロック体2は、正規のブロック体1を1/2幅に分割したものであり、この半割ブロック体2,2・・を1段おきの各ブロック体列の一方の端部に接続させることにより、囲い壁Yの端面を面一に揃えることができる。尚、最下段の各ブロック体1の各垂下部23,33,33は、図4に示すように、地面A中に埋め込んでおくとよい。又、囲い壁Yにおける最上段のブロック体列には、合成凹部22Aや広幅凹部31あるいは半割ブロック体2部分に空所4,4(図3)が形成されるが、これらの凹部や空所には、それぞれスペーサー3(図2、図4、図5)を装着するとよい。この場合、各スペーサー3はモルタルで接着させるとよい。
【0032】
このブロック体1を使用した囲い壁Yでは、上下のブロック体1,1・・を前後から嵌合させたものであっても、図4に示すように鉛直姿勢に積み上げることができる(囲い壁が傾斜しない)。
【0033】
又、このようにして構築された花壇の囲い壁Yでは、各ブロック体1,1・・が上下に隣接する各ブロック体に対して垂下部(広幅垂下部23、狭幅垂下部33)と凹部(狭幅凹部22,広幅凹部31)とで前後から嵌合されているので、前後方向の結合力が強くなるとともに、左右のブロック体1,1(合成凹部22A)に跨がって上段側のブロック体1の広幅垂下部23が嵌入しているので、左右の結合力も強くなる。従って、図4に示すように、囲い壁Y内に土壌Bが充填されて該囲い壁Yに土圧Cがかかっても、各ブロック体1,1・・が位置ずれすることがなく、安定した姿勢を維持する。
【0034】
又、このブロック体1は機械生産によって連続製造され、図6に示すように同位置においてパレットP上に順次積み重ねられるが、ブロック体1の下面側には同高さの3つの垂下部(23,33,33)が設けられているので、各垂下部が脚部となって各ブロック体1,1・・自身で姿勢保持できる。従って、各ブロック体1,1・・を詰め物なしで鉛直姿勢で積み重ねることができる(図10又は図13の従来例に比して、詰め物が不要になるとともに、ブロック体1,1・・の積み重ね作業が容易となる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の花壇構築用ブロック体の斜視図である。
【図2】図1のブロック体の使用形態を示す斜視図である。
【図3】図1のブロック体を使用して構築した花壇用囲い壁の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】図1のブロック体の積み重ね状態の斜視図である。
【図7】第1従来例のブロック体を使用した花壇用囲い壁の縦断面図である。
【図8】第2従来例の花壇構築用ブロック体の斜視図である。
【図9】図8のブロック体を使用して構築した花壇用囲い壁の縦断面図である。
【図10】図8のブロック体の積み重ね状態の側面図である。
【図11】第3従来例の花壇構築用ブロック体の斜視図である。
【図12】図11のブロック体を使用して構築した花壇用囲い壁の縦断面図である。
【図13】図11のブロック体の積み重ね状態の側面図である。
【符号の説明】
1はブロック体、10は平面部、11は第1辺、12は第2辺、21は広幅凸部、22は狭幅凹部、22Aは合成凹部、23は広幅垂下部、31は広幅凹部、32は狭幅凸部、33は狭幅垂下部、33Aは合成垂下部である。
Claims (1)
- 多数個を上下左右に組付けて花壇用の囲い壁(Y)を構築するためのブロック体(1)であって、
ブロック体(1)の平面部(10)における対向する2辺のうちの第1辺(11)には、その辺長さ方向中央部に辺全長の1/2幅で外向きに突出する広幅凸部(21)と、該広幅凸部(21)の左右各側にそれぞれ辺全長の1/4幅づつの狭幅凹部(22,22)とを形成し、
前記ブロック体(1)の平面部(10)における前記第1辺(11)に対向する第2辺(12)には、その辺長さ方向中央部に辺全長の1/2幅の広幅凹部(31)と、該広幅凹部(31)の左右各側にそれぞれ辺全長の1/4幅づつの狭幅凸部(32,32)とを形成し、
前記広幅凸部(21)には、該広幅凸部(21)と同幅で且つブロック体平面部(10)の厚さ範囲内で下方に垂下する広幅垂下部(23)を形成する一方、前記各狭幅凸部(32,32)には、該狭幅凸部(32)と同幅で且つ広幅垂下部(23)と同高さだけ下方に垂下する狭幅垂下部(33)をそれぞれ形成するとともに、
各ブロック体(1,1・・)を上下左右に千鳥状に組付けたときに、前記広幅垂下部(23)が下段側の2つのブロック体(1,1)の各狭幅凹部(22,22)で合成される合成凹部(22A)内に嵌入し得る一方、広幅凹部(31)内に上段側の2つのブロック体(1,1)の各狭幅垂下部(33,33)で合成される合成垂下部(33A)が嵌入し得るように構成した、
ことを特徴とする花壇構築用ブロック体。
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