JP3590060B2 - ワークステーションにおけるまたはワークステーションに関係する改良 - Google Patents

Description

この発明はワークステーションに関する。
技術分野
数々の種類の機器をオペレータの手の容易に届く範囲にひと所に集めて、それら機器を効率的に使用するばかりでなくフロアスペースを効率的に使用するために、ワークステーションがオフィスの場で一般に用いられている。典型的には、これら機器にはパーソナルコンピュータ、キーボード付きモニタ、パーソナルコンピュータに接続された１台または２台以上のプリンタ、ファイリング及び／または保管ユニット、オペレータが座る椅子、及びワークテーブルから成る。
ワークテーブルそのものは公知であり、一般的にその形態は固定されたものとなっている。すなわち、机またはワークテーブルは、同じ位置に固定されまたは半固定されていて、種々の品目の機器を机にまたは机の近傍に、例えば補助プラットホームなどに、適当に位置させることができるように配置されまたは形成されている。特定の用途のためにデザインされたワークステーションであって、椅子とワークテーブルとを含みしかも種々の品目の機器を有効な配置関係に置くことのできるものがあれば、公知の形態のワークステーションよりもかなり有益なものとなるであろうことは明かである。
発明の目的
本発明の目的は、それ故、上記の要請に応じるような改良されたワークステーションを提供すること、或いは、少なくとも公衆に有益な選択を与えること、にある。
発明の開示
したがって、本発明の一形態は、椅子基台と、椅子基台から上方に延びる少なくとも２本の支柱と、上記支柱の各々に回動自在に外嵌した複数個のスリーブと、上記スリーブの少なくとも一つに取り付けられてそのスリーブから支柱の長手方向軸心に対して実質的に垂直の方向に延びた支持部材であって１品目の機器を支持するに適するよう構成されたものとを含むワークステーションであって、さらには椅子を含み、該椅子は、前記スリーブ の内、その椅子に取り付けられた椅子スリーブによって 上記支柱に支持され、また、それら椅子スリーブは上記 支柱の内の少なくとも２本に外嵌され、椅子の椅子基台 からの高さは、椅子スリーブの高さと、椅子基台と椅子 スリーブとの間において前記支柱に外嵌されたスリーブによって決定される、そのようなワークステーションを含むものということができる。
また望ましくは、ワークステーションはオーバーヘッド照明装置を含む。
望ましくは、椅子は背もたれ、足掛け及び座部を含み、上記足掛けは上記座部に足掛けと座部との角度が変えられるように回動自在に連結されている。
望ましくは、上記支柱は椅子基台から互いに実質的に平行に延びている。
望ましくは、ワークステーションは通電線及びデータ通信線を収納するための電力配線システムを含む。
望ましくは、ワークステーションは電気信号を可聴信号に変換する手段を含む。
本発明の望ましい形態は、添付の図面を参照して以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明によるワークステーションをある角度から見たときの斜視図である。
第２図は、第１図に示されたワークステーションを別の角度から見たときの斜視図である。
第３図は、本発明による典型的なワークステーションの側面図である。
発明の実施の態様
図面から明かなように、ワークステーションは、背もたれ１、頭掛け1a、座部２及び足掛け３を有する椅子を含む。足掛け３は、それが座部２に回動自在に結合されて足掛け３と座部２との角度が所望の角度に変更できるように、構成されている。足掛け３を座部２に対して所望の角度に保持させておくことのできるような適当な手段（図示せず）が設けられる。背もたれ１、頭掛け1a、座部２及び足掛け３は、ワークステーションを支柱４及び５により支えている床面の上方に支持されている。一方の支柱、例えば支柱５は、支柱４よりもその高さが高くなっていることが、必要ではないけれども、望ましい。しかし、このような長さ関係は自由に変更することができる。
支柱４及び５は、椅子基台６に取り付けられて、椅子 基台６から上方に互いに実質的に平行な方向に延びる。各支柱は金属チューブなどから形成されて、その金属チューブには一連のスリーブが外嵌される。ワークステーションを構成する種々の品目はおのおの適当な１つのスリーブに取り付けられる。各スリーブは、その品目を所望の高さに支持するうえでのスペーサの役割を持つ。
例えば、椅子は、スリーブに適当に取り付けられることによって支柱の各々に支持されることになる。椅子の 椅子基台６からの高さは、椅子が取り付けられた椅子ス リーブの高さと、椅子基台６と椅子スリーブとの間にお いて支柱4,5に外嵌されたスリーブとによって決定される。同様に、ほかの品目もそれぞれスリーブに取り付けることによって、支柱に支持することができる。種々品目を適当な高さに置くために、種々のスリーブが支柱に所望の順序でもって係合される。例えば、図面に示されるように、付属テーブル８がスリーブ8aによって支柱４に支持されている。そして、この付属テーブル８を例えば図面に符号９で示すプリンタを支持するために利用することができる。支柱４はワークテーブル10も支持することがある。この場合、ワークテーブル10は、水平面に対するその角度が適当に調整かつ設定できるように、スリーブに取り付けられる。さらに、テーブル10は、スリーブに取り付けられているので、自由に回転動作して所定の位置からはずれて椅子の方に近づくことができる。
コンピュータ用のキーボード12などの品目や符号13で示されるコンピュータモニタも、所望の位置まで回動できるように支柱５に外嵌されたスリーブによって支持されている。
椅子はアーム15をも備えている。そのアーム15は、椅子へのアクセスを容易にするために矢印で示すように休止位置から回動するように、背もたれ１に取り付けられてもよい。
また、ワークステーションは、電力供給線及びデータ通信線を導くことのできる配線梁20を備えることが望ましい。この梁20は、所望ならば、種々の品目に電力を供給するしたりデータを通信したりするために電力引き出し口及びデータ引き出し口（図示せず）を備えることができる。
さらに、ワークステーションは、符号21で示されるもののようなオーバヘッド照明装置を備えることが望ましい。この場合、電力供給線は支柱５の中に納められる。照明装置21のための適当なスイッチ及び／または調光器を支柱にまたはワークステーション上の他の適当な部位に備えることができる。
符号30で示されたもののような保管ユニットもワークステーションは備えることができる。
図面には示されていないが、ワークステーションは、記録音または放送音からの可聴信号を再生するための、あるいはコンピュータがワークステーションの一部を形成する場合のそのコンピュータによって生成された音声を再生するための、適当な機器をも備えることができる。音の十分な広がりを達成するために、椅子の頭掛け1aにまたはその近辺に１または２以上のラウドスピーカを置いてもよい。
したがって、前述したワークステーションを備えることにより、すべての機器を一つの場所に位置させて所望の時は一つのユニットとして容易に可動できるようにした単一のユニットを提供できるようになることは、明かである。
これまで述べてきた本発明のさまざまな改変及び／または改良は当該技術分野において習熟している者にとっては明かであろうし、そのような改良及び改変は本発明の範囲内に属するものとする。

Claims (5)

1. 椅子基台と、椅子基台から上方に延びる少なくとも２本の支柱と、上記支柱の各々に回動自在に外 嵌した複数個のスリーブと、上記スリーブの少なくとも一つに取り付けられてそのスリーブから支柱の長手方向軸心に対して実質的に垂直の方向に延びた支持部材であって１品目の機器を支持するに適するよう構成されたものとを含むワークステーションであって、さらには椅子を含み、該椅子は、前記スリーブの内、その椅子に取り 付けられた椅子スリーブによって上記支柱に支持され、 また、それら椅子スリーブは上記支柱の内の少なくとも ２本に外嵌され、椅子の椅子基台からの高さは、椅子ス リーブの高さと、椅子基台と椅子スリーブとの間におい て前記支柱に外嵌されたスリーブによって決定される、上記のワークステーション。
2. 椅子は背もたれ、足掛け及び座部を含み、上記足掛けは上記座部に足掛けと座部との角度が変えられるように回動自在に連結されている、請求の範囲第１項記載のワークステーション。
3. 上記支柱は椅子基台から互いに実質的に平行に延びている、請求の範囲第１項記載のワークステーション。
4. 通電線及びデータ通信線を収納するための電力配線梁を含む請求の範囲第１項記載のワークステーション。
5. 電気信号を可聴信号に変換する手段を含む請求の範囲第１項ないし第４項のうちのいずれか１項に記載のワークステーション。

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