JP3589815B2 - 表面実装型電磁発音体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ページャー、携帯電話等の携帯用電子機器に取り付けられる表面実装型電磁発音体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の表面実装型電磁発音体としては、図2に示すものがあった。この表面実装型電磁発音体は、ヨーク2とコイル4と磁石6とからなる磁気回路8と、これに対向するように配置された振動板10と、これらを内包すると共に底部に表面実装用の電極12がインサート成形されたケース14と、から構成されていた。この表面実装型電磁発音体においては、ケース14の上下面が電子機器の回路基板とケースにそれぞれ当接するような極めて薄い電子機器内に収めても、音の発生が妨げられないように、ケース14の側面に放音孔14aが設けられている。
【0003】
通常、上記のような構成からなる表面実装型電磁発音体においては、衝撃や振動により振動板10がはね上がってしまうことを防ぐため、ケース14の内部上面14bからリング状のストッパー14cを突出させて、振動板10が衝撃等ではね上がることを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話等の携帯用電子機器が急速に普及し、使用頻度も非常に高まっている。このため、電子機器の取扱いに馴れるあまり、取扱いが乱雑になり、例えば携帯電話を人に渡す際に放り投げたり、あるいはヒモにぶら下げて持ち歩く際にぶつけたりすることがあった。
【0005】
このような大きな衝撃が電子機器に加わると、その内部にほとんど隙間なく取り付けられている表面実装型電磁発音体にも大きな衝撃が加わることになる。このように過大な衝撃が表面実装型電磁発音体に加わると、図2に示すように、振動板10がはね上がり、その際に振動板10の中央に固定されている可動鉄片16がその重さにより特に大きく図中上方に移動することになる。このように可動鉄片16が大きくはね上がると、その勢いで振動板10がストッパー14cに激しく衝突して変形してしまうことがあった。そして、このような振動板10の変形が発生すると、正常な音圧で音を発生することができなくなるという課題が生じていた。
【0006】
本発明は、上記従来例の課題に鑑みなされたもので、その目的は、過大な衝撃が加わった場合でも振動板の変形を防ぐことができる表面実装型電磁発音体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の表面実装型電磁発音体は、ヨークの上にコイルと磁石を配置した磁気回路により振動板を振動させて音を発生させ、前記磁気回路及び振動板を内包するケースの側面に設けられた放音孔から放音する表面実装型電磁発音体において、前記振動板に対向する前記ケースの内部上面より前記振動板に固定されている可動鉄片の中央に向かって突出し、円柱形又は先端が丸みをおびた円錐形からなる1本のする中央ストッパーと、前記ケースの内部上面より前記振動板の周囲に向かって突出するリング状をなす周囲ストッパーと、が設けられ、前記ケース及び中央ストッパー並びに周囲ストッパーの全てが一体に成形されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の表面実装型電磁発音体において、ケースの内部上面には、振動板に固定されている可動鉄片の中央に向かって中央ストッパーが突出している。このため、衝撃により振動板がはね上がり、可動鉄片がその重さで更に大きく移動しようとしても、この中央ストッパーに当接して阻止されることになる。この結果、振動板は中央ストッパーにより上方への移動制限を受けて変形することがなくなり、耐衝撃性を高めることができる。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係る表面実装型電磁発音体の断面図である。18は前述した従来の表面実装型電磁発音体におけるものと同様の構成からなる磁気回路である。即ち、その構成をより詳細に説明すると以下のようになる。ヨーク20はその板状部20bが後述するケースの内部底面上に固定されており、その中央の芯部20aの外周にコイル23が取り付けられている。また、このヨーク20の板状部20bの上にはリング状の磁石22が固定されている。この磁石22はコイル23の外周に一定の間隔をあけて配置されている。更に、この磁石22の外周には後述する振動板をその外周部分で支持する支持枠24が設けられている。尚、振動板をケースや磁石22等で支持する場合には、この支持枠24を使用しなくても良い。
【0010】
26は磁気回路18に対向する振動板であり、支持枠24の上にその外周部分が載置されることにより振動可能な状態で支持されている。この振動板26の上面中央には可動鉄片28が溶接等により固定されている。この振動板26は、支持枠24の上に載置され且つ磁石22の磁力で可動鉄片28が吸引されることにより位置決めされている。
【0011】
プラスチック等からなるケース30は、ヨーク20が内部底面30c上に固定されると共に磁気回路18及び振動板26を内包している。このケース30の底部30aには一端がコイル23の端末に接続され他端が表面実装用端子として外部に露出する一対の電極32、33がインサート成形されている。また、ケース30の一側面に放音孔30bが設けられており、薄型機器に収納可能な構成となっている。更に、振動板26に対向するケース30の内部上面30dには、可動鉄片28の中央に向かって突出する中央ストッパー30eが設けられている。この中央ストッパー30eは、振動板26とケース30の内部上面30dとの間の共鳴空間の容積に影響を与えないように最小体積となる形状に形成されている。例えば、円柱形、先端が丸みをおびた円錐形、円錐台等の形状に形成されている。また、この中央ストッパー30eの先端と可動鉄片28との間には、通常約0.1〜0.5mm程度の間隔が設けられている。
【0012】
上記構成からなる本実施例の表面実装型電磁発音体において、外部から強い衝撃が加わると、支持枠24の上に載置された振動板26は、はね上がろうとする。このときに、可動鉄片28は中央ストッパー30eに当接し、これにより振動板26は大きくはね上がることなく元の位置に静止する。このように、振動板26自体が中央ストッパー30eに当接することがなく、しかも最も大きく移動する可動鉄片28の移動を抑止することができる。
【0013】
尚、本実施例においては、中央ストッパー30eで可動鉄片28を押さえているが、図1に示すように、ケース30の内部上面30dから更に振動板26の周囲に向かってリング状又は複数の周囲ストッパー30fを突出形成して、振動板26も押さえるようにしても良い。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、ケースの内部上面より可動鉄片の中央に向かって突出するように設けた中央ストッパーにより可動鉄片の大幅な移動を阻止することにより、外部から衝撃が加わった場合にも振動板がその弾性変形の範囲内で変形、移動するように留めることができ、振動板の変形による音圧の低下や音の発生異常を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る表面実装型電磁発音体を示す断面図である。
【図2】従来の表面実装型電磁発音体を示す断面図である。
【符号の説明】
2、20 ヨーク
4、23 コイル
6、22 磁石
8、18 磁気回路
10、26 振動板
14、30 ケース
14c ストッパー
16、28 可動鉄片
30e 中央ストッパー
30f 周囲ストッパー

Claims (1)

  1. ヨークの上にコイルと磁石を配置した磁気回路により振動板を振動させて音を発生させ、前記磁気回路及び振動板を内包するケースの側面に設けられた放音孔から放音する表面実装型電磁発音体において、
    前記振動板に対向する前記ケースの内部上面より前記振動板に固定されている可動鉄片の中央に向かって突出し、円柱形又は先端が丸みをおびた円錐形からなる1本の中央ストッパーと、
    前記ケースの内部上面より前記振動板の周囲に向かって突出するリング状をなす周囲ストッパーと、が設けられ、
    前記ケース及び中央ストッパー並びに周囲ストッパーの全てが一体に成形されていることを特徴とする表面実装型電磁発音体。
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