JP3589637B2 - データ選択及びまたはデータに対する処理を容易とするデータ処理装置並びにデータ処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書、映像、音声等を含むマルチメディアデータの表示データに関連する動作実行やデータ選択を容易とする操作メニューを生成及び付加して表示するデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
操作メニューを表示するデータ処理装置の第1の従来技術として、例えば、文字放送を受信して、その文字放送の内容を選択するための目次を表示したり、文字放送の内容から目次に戻るための操作メニューを表示するデータ処理装置がある。この操作メニューは、その文字放送の内容によって変更されるものではなく、固定的な操作項目を有する操作メニューである。
【0003】
また、データ処理装置の第2の従来技術としては、例えば、Netscape Communications 社のインターネットブラウザ”Netscape”がある。
Netscapeは、World Wide Web(WWW) というハイパーテキストの概念に基づく分散型情報システムにアクセスするためのアプリケーションである。WWW については、情報処理学会データベースシステム研究会100−21(1994.10.14)の「World Wide Webによるメディア統合」に記載されている。
【0004】
インターネットブラウザNetscapeの主な機能は、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述された情報を読み込んで解釈して、コンテンツを表示することである。HTMLで記述された情報中にはURL というリンク先を示す情報が記述されており、Netscapeは、リンクが継っている箇所がマウスなどで指示されたときに、URL で示されたリンク先のデータを取り出して、表示する。さらに、Netscapeでは、表示データ中の予め目印(リンク先があるなどという目印)が付いたホットスポットに対して予め用意されているメニューを表示することもできる。Netscapeに関しては、1995年9月号の「internet user 」(p93−p99)[ ソフトバンク出版] に簡単な解説がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記第1の従来技術では、表示される操作メニューは、固定的なものである。したがって、その文字放送の内容によって異なるメニュー項目を選択することができない。
同じく上記第2の従来技術では、予め目印が付いたホットスポットに対して予め用意されている操作メニューを表示して、ホットスポットに関連あるデータに表示を切替えるなどの動作を行えるものであり、複数の操作をホットスポットに対して選択的に行えるのであるが、ホットスポットの内容によって用意された操作メニューを変えることができない。このため、ホットスポットによっては不要なメニュー項目が表示されることにより使いにくい。
【0006】
また、リンクにより関連付けられている文書群を渡り歩くときに、1つづつ表示して辿って行くことが要求されるので、2段以上先の文書を表示させたいときに、一度の操作で表示させることができない。
また、リンクが付加されているホットスポットが文書中に散在しているため、選択時に見にくく、または選択するホットスポットを迷っているときに、マウスカーソルの移動距離が大きい。
【0007】
また、ホットスポットを選択するときの参照できる情報がホットスポット自身以外にはなかったので、不必要なデータに切り換えられることも多い。
更に、マウスなどのポインティングデバイスで操作することを想定しているので、リモコンの十字カーソルを用いてホットスポットを選択する操作は、面倒な操作になる。
【0008】
本発明は上記課題に鑑み、表示されているデータ内に含まれている部分データが多数であるときでも、部分データを素早く選択できるようにしたデータ処理装置を提供することを目的とする。
更に、本発明の別の目的は、部分データに直接関連するデータをTVのリモートコントローラのチャネル番号ボタンの操作で表示できるようにしたデータ処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、表示手段を有するデータ処理装置であって、部分データを含む複数のデータと、任意の一のデータに含まれる部分データと他のいずれかのデータとの関連付けとを記憶しているデータ記憶手段と、利用者の操作に従い、いずれか一のデータを表示すべき指示をするデータ表示指示操作手段と、前記データ表示指示操作手段の指示に従い前記データ記憶手段に記憶されているデータを読み出して、前記表示手段に設けたウィンドウにデータを表示させる第1表示制御手段と、前記表示手段に表示されたデータに含まれる各部分データに、表示されたデータ内における部分データの出現順に、各部分データを識別するためのそれぞれ異なる番号を付与する部分データ番号付与手段と、前記表示手段に表示されたデータに含まれる部分データに前記部分データ番号付与手段で付与された番号を表示させる部分データ番号表示制御手段と、利用者の番号の入力操作に従い、前記表示手段に表示されている当該番号が付与された部分データに関連付けられたデータの表示を指示するデータ表示更新指示操作手段と、前記データ表示更新指示操作手段の指示に従い、前記データ記憶手段に記憶されている指示された部分データに直接関連付けられたデータを読み出し、前記表示手段に前記第1表示制御手段が表示させたデータに替えて表示させる第2表示制御手段とを備えることとしている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るデータ処理装置を実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態1の構成図である。このデータ処理装置は、放送受信部101と、分離部102と、表示部103と、文書記憶部104と、メニュー情報記憶部105と、動作実行部106と、時計部107と、入力操作部108と、入力信号受信部109と、制御部110と、メニュー作成部111と、表示制御部112とを備えている。
【0011】
放送受信部101は、TV放送局からのTV放送を受信し、受信信号を分離部102に通知する。また、動作実行部106から実行モジュールの所定の映像信号の受信指示を受けると、その映像信号を受信し、それを分離部102に通知する。
分離部102は、放送受信部101から通知された受信信号が文字多重放送信号であるか否かを判定し、文字多重放送信号であるときには、映像信号と文字データ信号とを分離する。分離した映像信号を表示部103に通知し、分離した文字データ信号を文字コードに変換する。変換した文字コードの集合を一の文書データとして文書記憶部104に記憶させたとき、時計部107を参照して、受信時刻をその文書に付記する。
【0012】
また、一の文書データには、その内容を示す内容情報が付加されている。
また、分離部102は、放送受信部101から通知された受信信号が、文字多重放送信号でないときは、そのまま受信信号を表示部103に通知する。したがって、放送受信部101が動作実行部106からの指示を受けて受信した映像信号の場合も表示部103に通知される。
【0013】
表示部103は、TV受像機からなり、放送受信部101が受信したTV放送の映像や音声を再生して出力する。また、表示制御部112の制御によって、文字多重放送で送信されてきた文書を表示し、また操作メニューを表示する。更に、動作実行部106から実行モジュールのプログラムに従う所定の映像信号を放送受信部101が受信したときにも、その映像を再生して出力する。
【0014】
文書記憶部104は、RAM等からなり、分離部102によって、文字多重放送によって送信されてきた文書データをその受信時刻とともに記録される。また文書記憶部104には、データ内容の異なる複数の文書データが記憶されている。
図2は、文書記憶部104に記憶されている文書(1)、文書(2)の内容を示す図である。文書(1)を示す文書データ201の内容は、タイトル〔中古車情報〕から分かるように、「買物情報」である。この文書データ201に内容情報202である「買物情報」を付加して記憶している。また、この文書データ201の受信時刻203も付記されている。
【0015】
文書(2)の文書データ204の内容情報205は「交通情報」であり、受信時刻206は「平成7年10月26日14時15分」である。
これらの文書(1)、(2)の文書データ201、204と内容情報202、205とは、放送局から送信され、受信時刻203、204は、分離部102によって記録されている。
【0016】
メニュー情報記憶部105は、ROM等からなり、操作メニューの作成のためのメニュー情報を予め記憶している。このメニュー情報は、放送局から送信される文書データ201等の内容情報に対応している。図3は、メニュー情報記憶部105に記憶されているメニュー情報の一例であるメニュー情報(1)、メニュー情報(2)を示す図である。なお、本実施例では、メニュー情報は、予め記億しているとしたけれども、放送局から送信されてもよい。
【0017】
メニュー情報(1)は、文書データ201等の内容情報が「交通情報」であるとき、操作メニューを作成するための情報をSGML類似のタグ付きの情報として記述されている。即ち、メニュー情報(1)が示す「交通情報」の操作メニューには、操作項目に「印刷」、「映像表示」、「渋滞一覧表示」の各項目301が挙げられており、この操作項目を操作することにより実行される事項が実行動作302として記述されている。例えば、操作項目「印刷」を操作すると、「print」動作がされることを示している。
【0018】
同様にメニュー情報(2)が示す「買物情報」の操作メニューには、操作項目に「詳細表示」、「印刷」、「注文」の各項目303が挙げられており、対応する実行動作304がそれぞれ「show image」、「print」、「send fax」であることが記述されている。
動作実行部106は、各メニュー情報に対応した実行動作対応表を記憶している。図4に示すように、実行動作対応表401には、各実行動作402に対応する実行モジュールへのリンク情報403が記述されている。なお、この実行動作対応表401は、図3に示したメニュー情報(2)に対応している。
【0019】
動作実行部106は、制御部110から内容情報と操作項目との通知を受けると、メニュー情報記憶部105に記憶されている内容情報が一致するメニュー情報の項目に対応する実行動作を読み出す。メニュー情報に対応する実行動作対応表401の実行動作402に対応する実行モジュールを動作させる。なお、実行モジュールの動作については、本願発明の主題とするものではないので具体例を簡単に述べるにとどめる。
【0020】
例えば、図2の文書(2)が表示部103に表示され、図3のメニュー情報(1)に対応する操作メニュー(1)に対応する操作メニューが表示部103に表示されて、「交通情報」と操作項目「映像表示」との通知を制御部110から受けたときには、図示しない実行動作対応表(1)のshow image実行モジュールのプログラムに従い動作し、放送受信部101に映像表示のための映像信号受信のチャネルの指示を通知する。なお、この映像信号の送信は、デジタル衛星放送で実現される。
【0021】
また、print実行モジュールのプログラムでは、プリンタ(図示せず)に現在表示部103に表示されている文書(2)のハードコピーをするように指示する。
入力操作部108は、例えば、図5に示すリモートコントローラ501からなり、利用者の操作に応じて操作信号を入力信号受信部109に送信する。
【0022】
リモートコントローラ501には、“文書表示”ボタン502、“メニュー表示”ボタン503、“決定”ボタン504、“↑”ボタン505、“↓”ボタン506、“←”ボタン507、“→”ボタン508、“次”ボタン509等がある。利用者が“文書表示”ボタン502、“メニュー表示”ボタン503、“決定”ボタン504をそれぞれ押下すると、文書の表示を促す信号、メニューの表示を促す信号、動作起動の信号をそれぞれ入力信号受信部109に送信する。また、“↑”ボタン505、“↓”ボタン506がそれぞれ押下されると、表示部103に表示されている操作項目の選択をそれぞれ上下に移動させる信号を発信する。
【0023】
入力信号受信部109は、入力操作部108から文書の表示を促す信号、メニューの表示を促す信号、動作起動の信号をそれぞれ受信すると、制御部110に文書表示指示、操作メニュー表示指示、動作実行指示をそれぞれ通知する。また、操作項目を上下に移動させる信号を受信すると、制御部110に上移動または下移動の指示を通知する。
【0024】
制御部110は、入力信号受信部109から文書表示指示の通知を受けると、時計部107の時計を参照して現在の時刻を読み出し、文書記憶部104に記憶されている文書データ201、204等に付記されている受信時刻203、206等を読み出し、現在時刻に最も近い最新に受信した文書データ(本実施の形態では文書データ204)を選択して表示制御部112にその文書を識別できるよう通知する。
【0025】
また、制御部110は、入力信号受信部109から操作メニュー表示指示の通知を受けると、表示制御部112が現在表示部103に表示中の文書の内容情報を文書記憶部104から読み出し、メニュー作成部111に通知する。なお、制御部110は、操作メニュー表示指示の通知を受けたときに、表示制御部112が表示部103に文書を表示させていないときは、表示制御部112に「エラー表示」をするよう通知する。後述する図6に示すような文書が文書表示領域601に表示されている場合には、図2の内容情報205を読み出し「交通情報」をメニュー作成部111に通知する。
【0026】
更に、制御部110は、入力信号受信部109から操作項目の上移動又は下移動の指示を受けると、表示制御部112にその指示を通知する。
また、制御部110は、入力信号受信部109から動作実行指示を通知されると、現在表示部103に表示されている操作メニューの操作項目で斜線表示されている操作項目を表示制御部112の制御状態を参照して読み出し、動作実行部106に内容情報とともに通知する。なお、制御部110は、動作実行指示を通知されたとき、表示部103に文書も操作メニューの表示もされていないときには、表示制御部112に「エラー表示」をするよう通知する。
【0027】
メニュー作成部111は、制御部110から内容情報の通知を受けると、その内容情報に一致するメニュー情報をメニュー情報記憶部105から読み出し、その項目を操作項目とする操作メニューを作成する。作成した操作メニューを表示制御部112に通知する。
このように、表示部103に表示されている文書の内容に応じた操作メニューを作成するので、操作メニューは固定的なものとはならない。
【0028】
表示制御部112は、制御部110から表示すべき文書データの通知を受けると、文書データ記憶部104からその文書データを読み出して、表示部103に予め確保した文書を表示する領域にウィンドウを開いて文書を表示させる。
今、図2に示すような文書(1)、文書(2)が文書記憶部104に記憶されている場合には、図6に示すように、最新に受信した文書(2)が表示部103に表示される。表示部103の文書表示領域601以外には、TV映像が表示されている。また、文書表示領域601の文書中の最初の交通情報である「・出屋敷〜厚生年金病院5km渋滞」には、デフォルトで選択状態を示す網掛け表示をする。
【0029】
また、表示制御部112は、メニュー作成部111から作成された操作メニューの通知を受けると、予め用意されたメニュー表示領域に操作メニューを表示する。
図6に示したように、文書表示領域601に文書(2)が表示されている場合には、図7に示す操作メニュー701が表示される。また、表示制御部112は、操作メニュー701の操作項目の最初の「印刷」には、デフォルトで選択状態を示す斜線を表示する。
【0030】
更に、表示制御部112は、制御部110から操作項目の上移動または下移動の指示を通知されると、操作項目の斜線表示を上または下に移動して、操作項目の選択状態を表示する。
図7に示した操作メニュー701の状態から下移動の指示を通知されると、図8に示すように操作メニュー801にその表示を変更する。これによって、操作項目「映像表示」が選択状態であることが示される。
【0031】
また、表示制御部112は、制御部110から「エラー表示」をするよう通知されると、表示部103の文書表示領域近くに設けたウィンドウにエラーパネルを表示させる。
以上のような構成によるデータ処理装置において、図8に示す操作メニュー801が表示されているときに、入力操作部108のリモートコントローラ501の“決定”ボタン504が利用者によって押下されると、表示部103の文書表示領域601とメニュー表示領域以外には、現在選択中の「出屋敷〜厚生年金病院5km渋滞」の映像が表示される。
【0032】
次に、本実施の形態の動作を図9、図10のフローチャートを用いて説明する。図9は文書記憶部104に受信した文書を記憶させるまでの処理であり、図10は表示部103に文書と操作メニューとを表示して動作実行するまでの処理である。
放送受信部101は、TV放送を受信する(S902)。
【0033】
分離部102は、放送受信部101の受信したTV放送が文字多重放送であり、文字多重放送信号を受信したか否かを判定する(S904)。文字多重放送信号が含まれていないときは、S902に戻り、文字多重放送信号が含まれているときは、映像信号と文字データ信号とを分離する(S906)。分離した文字データ信号を文字コードに変換して(S908)、文書記憶部104に文書データに受信時刻を付記して記憶させる(S910)。
【0034】
入力信号受信部109は、入力操作部108からの操作信号の送信を待つ(S1002)。入力信号受信部109は、受信した操作信号の意図する指示を制御部110に通知する(S1004)。
制御部110は、通知された指示が文書表示指示であるか否かを判定し(S1006)、否であればS1012に移り、文書表示指示のときは、文書記憶部104に記憶されている最新に受信した文書の表示指示を表示制御部112に通知する(S1008)。
【0035】
表示制御部112は、表示部103に文書を表示させ(S1010)、S1002に戻る。
S1012において、制御部110は、通知された指示が操作メニュー表示指示か否かを判定し、否であればS1028に移り、操作メニュー表示指示であれば、表示部103に既に文書表示がされているか否かを判定する(S1014)。文書表示がされていないときは、エラー表示をする旨を表示制御部112に通知する。表示制御部112は、表示部103にエラー表示をして(S1026)、S1002に戻る。制御部110は、文書表示がされているときは、表示部103に表示されている文書の内容情報を取得する(S1016)。
【0036】
制御部110は、取得した内容情報をメニュー作成部111に通知し、操作メニューの作成を指示する(S1018)。
メニュー作成部111は、メニュー情報記憶部105に記憶されている内容情報の一致するメニュー情報を読み出し、操作メニューを作成し(S1020)、操作メニューの表示を表示制御部112に指示する(S1022)。表示制御部112は、表示部103に表示されている文書に操作メニューを付加表示して(S1024)、S1002に戻る。
【0037】
S1028において、制御部110は、通知された指示が動作起動指示であるか否かを判定し、否であればS1002に戻り、動作起動指示であれば、文書及び操作メニュー表示がされており、操作項目が選択されているか否かを判定する(S1030)。
否であれば、表示制御部112はエラー表示をして(S1036)、S1002に戻る。
【0038】
操作項目が選択されているときには、制御部110は動作実行の指示を動作実行部106に指示する(S1032)。
動作実行部106は、操作項目に従い動作実行をして(S1034)、S1002に戻る。
なお、上記実施の形態においては、操作対象の文書の内容により表示する操作メニューを変化させたが、操作対象の文書中のキーワードにより表示する操作メニューを変化させてもよい。
【0039】
つまり、文書中に「渋滞」という語を含む場合には、メニュー情報の内容情報「交通情報」に対応した操作メニューを表示し、文書中に「中古車」という語を含む場合には、メニュー情報の内容情報「買物情報」に対応した操作メニューを表示する。
また、上記実施の形態においては、表示する操作メニューを変化させる内容情報は、TV放送局から送信されてきたものであるけれども、分離部102で付記した受信時刻によって操作メニューを変化させてもよい。即ち、受信時刻に対応したメニュー情報をメニュー情報記憶部105に記憶しておけばよい。
(実施の形態2)
図11は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態2の構成図である。このデータ処理装置は、放送受信部101と、分離部102と、表示部103と、文書記憶部1101と、メニュー情報記憶部1102と、動作実行部106と、入力操作部108と、入力信号受信部109と、制御部1103と、メニュー作成部1104と、表示制御部1105とを備えている。
【0040】
なお、上記実施の形態1のデータ処理装置と同一の機能を有する構成部分には同一の符号を付してその説明を省略し、本実施の形態固有の構成部分について説明する。
文書記憶部1101は、RAM等からなり、文字多重放送によって送信されてきた文書データと、その文書データに含まれるキーワードとそのキーワードの属性との一覧表とを記憶している。なお、キーワードとは、文書データ中の操作メニューが付加される語句をいう。
【0041】
図12は、キーワードを含む文書データである番組データ1201の内容の一例を示す図である。番組データ1201には、下線が施された複数のキーワード1202、1203、1204、…等が含まれている。
図13は、番組データ1201に含まれている各キーワード1202、1203、1204、…とその属性である種類1302との一覧表1301を示す図である。例えば、キーワード「芸能ニュース」の種類は「番組タイトル」であり、キーワード「飯島広美」の種類は「出演者」である。なお、ここで、種類とは、キーワードの内容によって分類した分類名をいう。
【0042】
メニュー情報記憶部1102は、ROM等からなり、操作メニューの作成のためのメニュー情報を予め記憶している。図14は、メニュー情報記憶部1102に記憶されているメニュー情報1401、1402を示す図である。メニュー情報1401は、メーワードの種類「番組タイトル」に対応するメニュー情報(1)を示している。メニュー情報1402は、キーワードの種類「出演者」に対応するメニュー情報(2)を示している。
【0043】
メニュー情報1401には、操作メニューとして表示される操作項目の各項目1403と各項目が操作されたときに実行される実行動作1404とが含まれている。メニュー情報1402も同様である。
入力操作部108は、上記実施の形態1と同様であり、“←”ボタン507又は“→”ボタン508が利用者によって押下されると、キーワードの選択を前又は後に移動する信号を入力信号受信部109に送信する。ここで、キーワードの前又は後とは、後述する図15に示すような番組表1501の時間帯の早いものが前であり、同一時間帯では、左上のキーワードが最前であり、右下のキーワードが最後であることをいう。
【0044】
入力信号受信部109は、入力操作部108からキーワードの選択を前後に移動させる信号を受信すると、制御部1103のキーワードの選択の前移動または後移動の指示を通知する。
制御部1103は、入力信号受信部109から文書表示の指示の通知を受けると、表示制御部1105に文書記憶部1101に記憶されている番組データ1201を表示部103に表示するよう指示する。
【0045】
また、制御部1103は、入力信号受信部109からメニュー表示の指示の通知を受けると、表示部103に表示されている番組表1501のどのキーワードが選択されているかを表示制御部1105を調べて読み出し、読み出したキーワードに対応する種類を文書記憶部1101の一覧表1301から読み出す。読み出した種類をメニュー作成部1104に通知する。
【0046】
制御部1103は、入力信号受信部109からキーワードの選択の前移動または後移動の指示の通知を受けると、表示制御部1105にキーワードの選択表示を現在選択表示中のキーワードから前または後のキーワードに移動するよう指示する。
メニュー作成部1104は、制御部1103からキーワードに対応する種類を通知されると、メニュー情報記憶部1102に記憶されているメニュー情報1401、1402からその種類が一致するメニュー情報(1)又はメニュー情報(2)を読み出して、各項目1403を操作項目とする操作メニューを作成する。作成した操作メニューを表示制御部1105に通知する。
【0047】
表示制御部1105は、制御部1103から番組データ1201の表示の指示を受けると、文書記憶部1101から番組データ1201を読み出し、図15に示すような番組表1501を表示部103にウィンドウを設けて表示する。なお、番組データから番組表を作成して表示する技術は、米国のCATV等で公知の技術である。
【0048】
この番組表1501には、放送局1502ごとに、各時間帯1503に放送される番組とその出演者等とが含まれており、キーワードには、下線1504が施されている。
また、メニュー作成部1104から作成された操作メニューを通知されると、現在選択されているキーワードの右下方領域にウィンドウを設け、操作メニューを表示する。
【0049】
また、制御部1103からキーワードの選択表示を前また後に移動するよう指示されると、現在選択されているキーワードに施した網掛けで示す選択表示を前または後のキーワードに移動して表示部103に表示させる。
なお、表示部103に最初に番組表が表示したときは、デフォルトで最前のキーワードに網掛け表示が施される。
【0050】
なお、操作メニューの操作項目の選択状態の変更については、上記実施の形態1の各構成要素と同一の機能を制御部1103等が有しているのでその説明を省略する。
以上のような構成によるデータ処理装置において、入力操作部108であるリモートコントローラ501からの利用者の操作と表示部103に表示される操作メニューとの具体例を以下説明する。
【0051】
表示制御部において、図15に示した番組表1501が表示部103のウィンドウに表示され、キーワード「芸能ニュース」が選択されているときに、“メニュー表示”ボタン503が利用者によって押下されると、図16に示すように、「芸能ニュース」に対応する種類「番組タイトル」の操作メニュー1601が表示される。次に、利用者が“→”ボタン508を押下した後、“メニュー表示”ボタン503を押下すると、図17に示すように、キーワード「飯島広美」に対応する種類「出演者」の操作メニュー1701が表示される。更に、利用者が“↓”ボタン506を押下した後、“決定”ボタン504を押下すると、動作実行部106の操作項目「プロフィール表示」のshow profile実行モジュールのプログラムに従い動作し、表示制御部1105によって表示部103には、図18のような表示がなされる。番組表1501が表示されたウィンドウに重ねて、キーワード「飯島広美」のプロフィール1801が表示されたウィンドウが開かれる。なお、この動作実行モジュールのプログラムの実行に際して必要とされる「飯島広美」のプロフィール、mail実行モジュールのプログラム実行に際して必要とされる送信先のメイルアドレス等は、予め文字多重放送の文字データとして送信されたものを動作実行部106が記憶している。また、動作実行部106は、図示しないネットワークを介して電子メールを送信する。更に、動作実行部106は、顔写真等について、データベースに予め用意している。
【0052】
次に本実施の形態の動作を図19のフローチャートを用いて説明する。なお、文書記憶部104に受信した文書を記憶させるのは上記実施の形態1と異なるところがないのでその説明は省略する。ただし、番組データ1201は、受信時刻の付記を必要としないので、その動作は除かれる。
先ず、入力信号受信部109は、入力操作部108からの操作信号の送信を待つ(S1902)。入力信号受信部109は、受信した操作信号の意図する指示を制御部110に通知する(S1904)。
【0053】
制御部1103は、通知された指示が文書表示指示であるか否かを判定し(S1906)、否であればS1912に移り、文書表示指示のときは、文書記憶部1101に記憶されている受信した文書の表示指示を表示制御部1105に通知する(S1908)。
表示制御部1105は、表示部103に文書を表示させ(S1910)、S1902に戻る。
【0054】
S1912において、制御部1103は、通知された指示が操作メニュー表示指示か否かを判定し、否であればS1928に移り、操作メニュー表示指示であれば、表示部103に既に文書表示がされているか否かを判定する(S1914)。文書表示がされていないときは、エラー表示をする旨を表示制御部1105に通知する。表示制御部1105は、表示部103にエラー表示をして(S1926)、S1902に戻る。制御部1103は、文書表示がされているときは、表示部103に表示されている文書の選択されているキーワードを取得する。取得したキーワードに対応するキーワードの属性たる種類を取得する(S1916)。
【0055】
制御部1103は、取得したキーワードの種類をメニュー作成部1104に通知し、操作メニューの作成を指示する(S1918)。
メニュー作成部1104は、メニュー情報記憶部1102に記憶されている種類の一致するメニュー情報を読み出し、操作メニューを作成し(S1920)、操作メニューの表示を表示制御部1105に指示する(S1922)。表示制御部1105は、表示部103に表示されている文書に操作メニューを付加表示して(S1924)、S1902に戻る。
【0056】
S1928において、制御部1103は、通知された指示が動作起動指示であるか否かを判定し、否であればS1938に移り、動作起動指示であれば、文書及び操作メニュー表示がされており、操作項目が選択されているか否かを判定する(S1930)。
否であれば、表示制御部1103はエラー表示をして(S1936)、S1002に戻る。
【0057】
操作項目が選択されているときには、制御部1103は動作実行の指示を動作実行部106に指示する(S1932)。
動作実行部106は、操作項目に従い動作実行をして(S1934)、S1902に戻る。
S1938において、制御部1103は、通知された指示がキーワード選択の移動指示であるか否かを判定し、否であればS1902に戻り、移動指示であれば、キーワードの選択を後に移動か否かを判定する(S1940)。後に移動であれば、表示制御部1105は、キーワードの選択表示を後のキーワードに移動し(S1942)、後に移動でなければ、キーワードの選択表示を前のキーワードに移動して(S1944)、S1902に戻る。
【0058】
なお、本実施の形態ではキーワードの属性”種類”を、図13に示すように、番組データ1201とは別に一覧表1301として記憶されているが、番組データ1201中にキーワードの属性”種類”を書き加えておいてもよい。
また、本実施の形態では、キーワードは文書記憶部1101に記憶されている番組データ1201に予め示されていたけれども、図13に示すようなキーワードと種類との一覧表1301に存在するキーワードを番組データ1201から取り出してもよいし、公知のキーワード抽出技術(「日本語情報処理 高橋編、田中他著 近代科学社」に記載されている技術)を利用して取り出してもよい。
【0059】
また、本実施の形態においては、キーワードの属性”種類”により付加する操作メニューを変更したけれども、キーワードごとに付加する操作メニューを変更させてもよい。
(実施の形態3)
図20は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態3の構成図である。
【0060】
このデータ処理装置は、データ記憶部2001と、入力操作部2002と、入力信号受信部2003と、制御部2004と、表示制御部2005と、表示部2006と、メニュー生成部2007とを備えている。
データ記憶部2001は、RAM、ROM等からなり、図21に示すように複数の文書(データ)を記憶している。各データは、いずれかの文書に矢印2101で示すようにリンクされている。各データはタイトルと内容とから構成されている。例えば、文書(1)を示すデータ2102は、タイトル「先日のサッカー試合結果」であり、内容「ガンパ×ヘルディ=3対0・・・」である。このデータ2102は、データ2103、2104、2105、…にリンクされている。データ2104は、データ2106、2107にリンクされている。他のデータ2103、2105も同様である。
【0061】
入力操作部2002は、上記実施の形態1のリモートコントローラ501とその構成は同様であるけれども、“次”ボタン509と“→”ボタン508と“決定”ボタン504との押下操作に応じて送信される信号の指示内容が異なる。リモートコントローラ501は、“次”ボタン509が押下されると、メニュー項目の選択移動を指示する信号を入力信号受信部2003に送信する。ここで、メニュー項目の選択移動とは、選択されているメニュー項目をその下方に位置するメニュー項目に移動することをいう。リモートコントローラ501は、“→”ボタン508が押下されると、メニュー階層化を指示する信号を入力信号受信部2003に送信する。ここで、メニュー階層化とは、選択されているメニュー項目に対応するデータにリンクされているデータに対応するメニュー項目を有するメニューを表示中のメニューに付加することをいう。リモートコントローラ501は、“決定”ボタン504が押下されると、選択されているメニュー項目に対応するデータの表示更新を指示する信号を入力信号受信部2003に送信する。
【0062】
なお、リモートコントローラ501は、“文書表示”ボタン502の押下により、最初にデータ表示を指示する信号を、“メニュー表示”ボタン503の押下により、表示されているデータのメニュー表示を指示する信号を、それぞれ入力信号受信部2003に送信する。
入力信号受信部2003は、入力操作部2002から送信された操作信号を受信すると、各操作信号に応じた指示を制御部2004に通知する。
【0063】
制御部2004は、入力信号受信部2003から通知された指示がデータ表示の指示、メニュー表示の指示、メニュー項目の選択移動の指示、メニュー階層化の指示又はデータの表示更新の指示のいずれの指示かを判断する。
制御部2004は、データ表示の指示のときには、表示制御部2005の制御状態を参照して、表示部2006にデータが表示されているか否かを判断し、データが表示されていないときには、表示制御部2005にデータ表示を指示する。
【0064】
また、メニュー表示の指示のときには、表示制御部2005を参照して、データが既に表示部2006に表示されているか否かを判断し、表示されているときには、同様にメニューが既に表示されているか否かを判断する。表示されていないときには、表示されているデータのタイトルを表示制御部2005を参照して取得し、そのタイトルをメニュー生成部2007に通知する。
【0065】
また、メニュー項目の選択移動の指示のときには、既にデータ及びメニューが表示中であるか否かを判断する。表示中であれば、メニュー項目の選択を移動するよう表示制御部2005に通知する。
また、メニュー階層化の指示のときには、既に表示部2006にデータ及びメニューが表示中であるか否かを判断する。表示中であれば、選択されているメニュー項目を表示制御部2005から取得し、メニュー項目に対応するデータにリンクされたデータが有るか否かをデータ記憶部2001を調べて判断する。リンクされたデータが有るときには、メニュー生成部2007に選択されているメニュー項目とともに、生成したメニューを付加する旨を通知する。
【0066】
また、データ表示更新の指示のときには、データ及びメニューが表示中であるか否かを判断して、表示中のときには、表示制御部2005にデータ表示更新を通知する。
表示制御部2005は、制御部2004からデータ表示の指示を受けると、表示部2006に設けたデータ表示領域にウィンドウを開き、データ記憶部2001の先頭に記憶されているデータを読み出して、ウィンドウに表示させる。
【0067】
また、メニュー生成部2007から生成されたメニューの通知を受けると、表示部2006のデータ表示領域に少し重なるメニュー表示領域を設けてウィンドウを開き、メニューを表示させる。
また、制御部2004からメニュー項目の選択を移動するよう通知されると、現在斜線表示で選択状態であることを示しているメニュー項目の一つ下方のメニュー項目に斜線表示を移動する。なお、メニューの最下欄のメニュー項目に斜線表示があるときには、最上欄のメニュー項目に斜線表示を移動する。また、斜線表示で選択状態を示しているメニュー項目は、制御部2004等が調べることができるように別途記憶しておく。
【0068】
また、メニュー生成部2007から生成されたメニューの通知を受け、そのメニューを付加するよう通知されると、表示部2006のメニュー表示領域に少し重なる新たなメニュー表示領域を設けてウィンドウを開き、通知されたメニューを付加表示させる。
また、制御部2004からデータ表示更新の通知を受けると、現在選択されているメニュー項目に一致するタイトルのデータをデータ記憶部2001から読み出し、データ表示領域のウィンドウに表示更新させる。
【0069】
表示部2006は、TVやパソコンの表示画面であるCRTや液晶ディスプレイ等からなり、表示制御部2005の制御のもとデータやメニューを表示する。メニュー生成部2007は、制御部2004からデータのタイトルの通知を受けると、データ記憶部2001に記憶されている各データのタイトルで通知されたタイトルと一致するデータを調べ、そのデータにリンクされているデータのタイトルを全て読み出す。読み出したタイトルをメニュー項目とするメニューを生成し、表示制御部2005にそのメニューを通知する。
【0070】
また、制御部2004からメニュー項目と生成したメニューを付加する旨の通知を受けると、メニュー項目に一致するタイトルをデータ記憶部2001に記憶されているデータから見つけ、そのタイトルに対応するデータにリンクされているデータのタイトルを全て読み出す。読み出したタイトルをメニュー項目とするメニューを生成し、表示制御部2005にそのメニューを付加するよう通知する。
【0071】
次に、表示部2006に表示される階層化メニュー等の具体的表示例を簡単に説明する。
図21に示した複数の文書(データ)2102等がデータ記憶部2001に記憶されているとき、リモートコントローラ501の“文書表示”ボタン502が利用者によって押下されると、表示部2006には、図22に示すようにデータ記憶部2001の先頭に記憶されているデータ2102である文書(1)がデータ表示領域のウィンドウ2201に表示される。次に、利用者によって、リモートコントローラ501の“メニュー表示”ボタン503が押下されるとメニュー表示領域のウィンドウ2301に生成されたメニューが表示される。このメニューには、ウィンドウ2201に表示されている文書(1)にリンクされているデータのタイトルがメニュー項目として表示されている。メニュー表示がされた際には、デフォルトで最上欄のメニュー項目「順位」に選択状態を示す斜線が表示されている。
【0072】
利用者によって、リモートコントローラ501の“次”ボタン509が1回押下されると、図24に示すように、メニューのメニュー項目「ガンパ」に選択状態を示す斜線が施される。更に、“→”ボタン508が利用者に押下されると、「ガンパ」をタイトルとするデータ2104にリンクされているデータ2106、2107のタイトルをメニュー項目とするメニューが図25に示すように、新たに設けられたウィンドウ2501に階層化されて表示される。この際、利用者によって“決定”ボタン504が押下されると、最新に表示されたメニューで選択されているメニュー項目に対応するデータ2106が、図26に示すように、データ表示領域に新たに設けられたウィンドウ2601に表示更新される。
【0073】
なお、“決定”ボタン504が、押下されることなく、更に“→”ボタン508が押下されると、データ記憶部2001に記憶されている関連付けられたデータがなくなるまで、メニュー生成部2007は、更に階層の下位のメニューを生成し、表示制御部2005は、更に新たなウィンドウを設けて階層化されたメニューを表示する。
【0074】
次に、本実施の形態の動作を図27のフローチャートを用いて説明する。
入力信号受信部2003は、入力操作部2002からの操作信号の送信を待つ(S2702)。
入力信号受信部2003は、入力操作部2002から送信された操作信号を受信し、操作信号の意図する指示を制御部2004に通知する(S2704)。
【0075】
制御部2004は、通知された指示がデータ表示の指示であるか否かを判断し(S2706)、データ表示の指示でなければ、S2712に移り、データ表示の指示であれば、データが既に表示部2006に表示されているか否か判断する(S2708)。既にデータが表示されていれば、S2702に戻り、データが表示されていなければ、表示制御部2005にデータ表示の指示をする。
【0076】
表示制御部2005は、データ記憶部2001の先頭に記憶されているデータを読み出して、表示部2006に表示し(S2710)、S2702に戻る。
S2712において、制御部2004は、通知された指示がメニュー表示の指示であるか否かを判断し、メニュー表示の指示でなければ、S2728に移り、メニュー表示の指示であれば、表示部2006にデータが表示されているか否か判断する(S2714)。データが表示されていなければ、S2702に戻り、データが表示されていれば、表示部2006にメニューが既に表示されているか否か判断し(S2716)、既にメニューが表示されていれば、S2702に戻り、メニューが表示されていなければ、メニュー生成部2007に表示部2006に表示中のデータのメニューを生成することを指示する(S2718)。
【0077】
メニュー生成部2007は、表示制御部2005が表示部2006に表示中のデータにリンクされているデータのタイトル情報をデータ記憶部2001から取り出し(S2720)、取り出したタイトル情報をメニュー項目としてメニューを生成する(S2722)。
メニュー生成部2007は、生成したメニューを表示制御部2005に通知し、メニューを付加したデータの表示を指示する(S2724)。
【0078】
表示制御部2005は、メニューを付加したデータを表示部2006に表示させ(S2726)、S2702に戻る。
S2728において、制御部2004は、通知された指示がメニュー項目移動の指示であるか否か判断し、メニュー項目移動の指示でなければS2736に移り、メニュー項目移動の指示であれば、表示制御部2005がデータ及びメニューを表示部2006に表示中であるか否か判断する(S2730)。データ及びメニューを表示中でなければS2702に戻り、データ及びメニューを表示中であれば、メニュー中の選択されているメニュー項目を1つ後に移動することを表示制御部2005に指示する(S2732)。
【0079】
表示制御部2005は、選択されているメニュー項目を1つ後に移動して、表示部2006に表示させ(S2734)、S2702に戻る。
S2736において、制御部2004は、通知された指示がメニュー階層化の指示か否か判断する。メニュー階層化の指示でなければS2752に移り、メニュー階層化の指示であれば、表示制御部2005がデータ及びメニューを表示部2006に表示中であるか否か判断する(S2738)。データ及びメニューを表示中でなければS2702に戻り、データ及びメニューを表示中であれば、選択されているメニュー項目に対応するデータにリンクされているデータが有るか否か判断する(S2740)。リンク付けられているデータがなければS2702に戻り、リンクされているデータが有れば、メニュー生成部2007にリンクされているデータが有ると判断されたデータのメニューを生成することを指示する(S2742)。
【0080】
メニュー生成部2007は、指示されたデータにリンク付けられているデータのタイトル情報をデータ記憶部2001から取り出す(S2744)。
メニュー生成部2007は、取り出したタイトル情報からメニューを生成する(S2746)。生成したメニューを表示制御部2005に通知し、表示制御部2005に表示部2006に表示中のメニューに生成したメニューを階層化して付加表示することを指示する(S2748)。
【0081】
表示制御部2005は、階層化したメニューを付加したデータを表示部2006に表示させて(S2750)、S2702に戻る。
S2752において、制御部2704は、通知された指示がデータ表示更新の指示であるか否か判断する。データ表示更新指示でなければ、S2702に戻り、データ表示更新の指示であれば、データおよびメニューが表示されているか否か判断する(S2754)。データおよびメニューが表示されていなければ、S2702に戻り、データおよびメニューが表示されていれば、選択しているメニュー項目であるタイトル情報を有するデータに表示を更新することを表示制御部2005に指示する(S2756)。
【0082】
表示制御部2005は、データの表示を選択しているメニュー項目であるタイトル情報を有するデータをデータ記憶部2001から読み出して、表示部2006に表示更新し(S2758)、S2702に戻る。
以上のように本実施の形態によれば、何段階にも亘って、データがリンク付けられている場合に、1つづつデータを表示させながらリンク付けられているデータを辿っていく必要がなく、データの検索が高速、便利になる。
【0083】
なお、本実施の形態では最初に表示するデータをデータ記憶部2001中の先頭のデータとしたけれども、任意に選んでもよいし、前回最後に参照されたデータを記憶しておいて、当該最後に参照されたデータを表示してもよい。
また、本実施の形態では、メニュー項目はデータ中のタイトルを用いたけれども、メニュー項目の候補データをメニュー生成部2007が予め記憶しておいて、データ中に一致するものがあれば、その一致した候補データをメニュー項目としてもよいし、またデータ中の最初の名詞をメニュー項目としてもよいし、データ中の最初の20文字(文字長は問わないが)をメニュー項目としてもよい。
【0084】
さらに、本実施の形態では、メニュー項目“大阪”に対応するデータが表示されたときに、元データ(先日のサッカー試合結果)が消去されたが、表示されたままでもよい。
(実施の形態4)
図28は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態4の構成図である。
【0085】
このデータ処理装置は、データ記憶部2801と、入力操作部2002と、入力信号受信部2003と、制御部2802と、表示制御部2005と、表示部2006と、メニュー生成部2803とを備えている。このデータ処理装置は、上記実施の形態3のデータ処理装置と大略同様の構成であるので、同一の構成部分には同一の符号を付してその説明を省略し、本実施の形態固有の構成部分についてのみ説明する。
【0086】
本実施の形態が上記実施の形態3と異なるのは、図29に示すように、データ記憶部2801に記憶されている複数のデータがデータ間でリンクされているのではなく、データに含まれる内容のテキスト(例えば、ホットスポット)とデータとの間でリンクされていることによるものである。ここでテキストとは、他のデータにリンクされているデータの一部分をいう。
【0087】
なお、本実施の形態以下の実施の形態において、全てテキストを用いるけれども、他のデータにリンクされているデータの一部分がイメージであることを排除するものではなく、その場合にはテキストをイメージと読み替えて適用するものとする。 データ記憶部2801は、ROM,RAM等からなり、図29に示すような、複数のデータを予め記憶している。
【0088】
データ2901は、「タイトル」と「内容」とからなり、内容には、他のデータ2902、2903、2904、…等とリンクされたテキスト2905、2906、…等を含んでいる。このリンクは、図において矢印2907、2908、…等で示されている。またテキスト2905、2906、…等は下線を付されている。
【0089】
制御部2802は、メニュー表示の指示を入力信号受信部2003から通知されると、既に表示部2006にデータが表示されているか否かを表示制御部2005を参照して判断し、データが表示されているときには、メニューが既に表示されているか否かを同様に判断する。メニューが未だ表示されていないときには、現在選択されているテキストを表示制御部2005から取得し、メニュー生成部2803にそのテキストを通知する。
【0090】
また、メニュー階層化の指示を入力信号受信部2003から通知されると、表示部2006にデータ及びメニューが表示されているか否かを表示制御部2005を参照して判断する。データ及びメニューが表示されているときには、選択されているメニュー項目を表示制御部2005から取得し、メニュー生成部2803にそのメニュー項目を通知する。
【0091】
メニュー生成部2803は、制御部2802からテキストの通知を受けると、そのテキストが他の複数のデータとリンクされているか、他の一のデータとリンクされているかをデータ記憶部2801を調べて判断する。また、制御部2802からメニュー項目の通知を受けると、そのメニュー項目がタイトルであるかテキストであるかをデータ記憶部2801を調べて判断する。テキストであるときは、上記と同様、他の複数のデータとリンクされているか、他の一のデータとリンクされているかを判断する。
【0092】
他の複数のデータとリンクされていると判断したときは、データ記憶部2801のテキストがリンクされているデータのタイトルを読み出して、そのタイトルをメニュー項目とするメニューを生成する。
他の一のデータとリンクされていると判断したときは、データ記憶部2801のテキストがリンクされているデータの内容に含まれるテキスト(更に他のデータにリンクされているテキスト)を読み出し、そのテキストをメニュー項目とするメニューを生成する。
【0093】
また、通知されたメニュー項目がタイトルであると判断したときは、そのタイトルの内容に含まれるテキストを読み出して、そのテキストをメニュー項目とするメニューを生成する。
メニュー生成部2803は、メニューを生成すると表示制御部2005に生成したメニューを通知する。
【0094】
表示制御部2005は、メニュー生成部2803から生成されたメニューの通知を受けると、メニューを未だ表示部2006に表示していないときは、選択されているテキストが覆われない位置にメニュー表示領域を確保してウィンドウを開いて、メニューを表示する。既にメニューが表示されているときには、選択されているメニュー項目の表示位置近くに新たなメニュー表示領域を設けてウィンドウを開いて、メニューを階層的に表示する。
【0095】
次に上記データ処理装置での、データ記憶部2801に記憶されている文書を表示して階層的なメニューを表示する具体的な動作について説明する。
今、図29に示すタイトル付きの複数のデータ2901等がデータ記憶部2801に記憶されており、データ間にリンク2907等が貼られている。まず、入力操作部2002である図5に示すリモートコントローラ501の“文書表示”(データ表示と同じ意味)ボタン502が押下されると、入力信号受信部2003はデータ表示信号を受信する。表示部2006には、データ2901が表示される。
【0096】
最初に表示されるデータは、データ記憶部2801に記憶されているデータ中の先頭のデータ2901である。
次に、リモートコントローラ501の“メニュー表示”ボタン503を押下すると、入力信号受信部2003はメニュー表示信号を受信する。表示部2006には、図30に示すように、データ2901とメニュー3001とが表示される。ここで、メニュー3001のメニュー項目はデータ2902、2903、…のタイトルが用いられている。これは、テキスト「ガンパ」が複数のデータ2902、2903、…にリンクされているからである。
【0097】
次に、リモートコントローラ501の“→”ボタン508を押下すると、メニュー項目“ガンパの概要”が示す他のデータにリンクされているテキスト群をメニュー項目とする新たなメニュー3101が図31に示すように表示される。これは、メニュー項目「ガンパの概要」がテキストではなく「タイトル」であるからである。
【0098】
次に、リモートコントローラ501の“↓”ボタン506を押下すると、図32に示すように、メニュー項目の選択が「松浦電器」に移動する。
さらに、リモートコントローラ501の“→”ボタン508を押下すると、メニュー項目「松浦電器」が示すテキストにリンクされているデータ2909、2910、2911のタイトルをメニュー項目とするメニュー3301が生成され、図33のように表示される。
【0099】
ここで、リモートコントローラ501の“決定”ボタン504を押下すると、選択されているメニュー項目「松浦電器の歴史」のデータ2909が図34に示すように、表示更新される。
更に、上記データ処理装置のデータ記憶部2801に図35に示すようなタイトル付きの複数のデータ3501等が記憶されている場合の具体的なメニューの表示動作を説明する。
【0100】
図29に示したデータ2901等ではテキストとデータとのリンクが複数であったのに対して、このデータ3501等ではテキストとデータとのリンクが単一であることが異なる。即ち、データ3501の内容に含まれるテキスト「ガンパ」はデータ3502に矢符3503で示すようにリンクされており、データ3502の内容に含まれるテキスト「大阪」はデータ3504に矢符3505で示すようにリンクされている。上述した具体例と同様にリモートコントローラ501のボタン押下と表示部2006の表示例とを簡単に説明する。
【0101】
リモートコントローラ501の“文書表示”ボタン502が押下されると、図36に示すように表示部2006にデータ3501が表示される。次に、“メニュー表示”ボタン503が押下されると、図37に示すように表示部2006にメニュー3701が付加表示される。更に、“→”ボタン508が押下されると、図38に示すように、表示部2006にメニュー3801が階層的に付加されて表示される。この際、“↓”ボタン506が押下されると、図39に示すようにメニュー項目「お好み焼」にメニュー項目の選択が移動される。次に、“決定”ボタン504が押下されると、タイトル「お好み焼」のデータ(図示せず)が表示部2006のデータ表示領域に設けられるウィンドウに表示される。
【0102】
なお、本実施の形態の動作は、図27に示した実施の形態3の動作と大略同様であり、S2718〜S2722とS2740〜S2746とが異なるだけであるので、本実施の形態固有の動作だけを簡単に説明する。
S2718〜S2722に替えて、制御部2802は、既にメニューが表示されていると判断したときは、S2702に戻り、メニューが表示されていないときには、表示制御部2005から選択されているテキストを取得してメニュー生成部2803に通知する。
【0103】
メニュー生成部2803は、通知されたテキストにリンクされているデータが単一であるか複数であるかをデータ記憶部2801を調査して判断し、複数であるときは、テキストのリンク先のデータのタイトルを読み出して、そのタイトルをメニュー項目とするメニューを生成する。
単一であるときは、リンク先のデータに含まれるテキストを読み出して、そのテキストをメニュー項目とするメニューを生成する。
【0104】
次に、S2740〜S2746に替えて、制御部2802は、データ及びメニューを表示中でなければS2702に戻り、データ及びメニューを表示中であれば、選択されているメニュー項目をメニュー生成部2803に通知する。
メニュー生成部2803は、通知されたメニュー項目がテキストであるかデータのタイトルであるかをデータ記憶部2801を調べて判断する。テキストであるときは、通知されたテキストにリンクされているデータが単一か複数かを上述のように判断し、複数のときはデータのタイトルを、単一のときはデータに含まれるテキストをそれぞれデータ記憶部2801から読み出し、そのタイトル又はテキストをメニュー項目としてメニューを生成する。データのタイトルであるときは、そのデータに含まれるテキストをデータ記憶部2801から読み出して、そのテキストをメニュー項目とするメニューを生成する。
【0105】
以上のように、本実施の形態によれば、何段階にもわたって、テキストがデータとリンクされている場合に1つづつデータを表示させながらテキストとリンクされているデータをたどっていく必要がなく、所望のデータが高速に検索、表示できる。
なお、本実施の形態では、メニュー項目にタイトルを取得して用いたけれども、タイトル以外の文字列でも良い。つまり、特定のタグが付加された文字列でも良いし、データに付加された属性の値でも良いし、内容からキーワードを抽出してメニュー項目としても良いし、データの最初の文字列10文字(文字長は問わない)をメニュー項目としても良い。
【0106】
また、本実施の形態では、図33、図38に示したように、メニューを第3階層又は第2階層まで示したけれども、上記実施の形態3で説明したように、データ記憶部2801に記憶されているデータが更に階層的な関連付け(図示せず)がなさ きる。
【0107】
なお、本実施の形態では、テキストはデータ中に散在しており、テキストの選択を移動する際に、煩雑であるので、メニュー生成部2803が図40に示すように、テキストを文書データ3501の表示領域とは別の領域4001にまとめて表示しても良い。この場合、図37に示したメニュー3701は、図41に示すように表示される。
【0108】
また、メニュー項目であるテキストの表示は縦並びに1列にしても良いし、横並びに1列にしても良いし、図40のようにテキストが現れるデータ中の行の横に表示しても良い。
(実施の形態5)
図42は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態5の構成図である。
【0109】
このデータ処理装置は、データ記憶部4201と、入力操作部4202と、入力信号受信部4203と、制御部4204と、表示制御部4205と、表示部4206と、テキスト選択移動部4207とを備えている。
データ記憶部4201は、ROM、RAM等からなり、図43に示すように複数のデータ4301、4302、4303、4304、4305、…を記憶している。先頭のデータ4301に含まれるテキスト「ガンパ」等は、矢符4306等で示すように他のデータ4302等にリンクされている。更に、データ4302に含まれるテキスト「大阪」等も矢符4307等で示すように他のデータ4304等にリンクされている。なお、他のデータにリンクされているテキストには、下線が施されている。
【0110】
入力操作部4202は、例えば上記実施の形態1の入力操作部108のリモートコントローラ501が用いられ、”文書表示”ボタン502が利用者によって押下されると、文書の表示を促す信号を入力信号受信部4203に送信する。また、同様に“決定”ボタン504が押下されると、文書表示の更新を促す信号を入力信号受信部4203に送信する。なお、本実施の形態では、リモートコントーラ501の“メニュー表示”ボタン503等の他のボタンは、文書表示に関して用いられない。
【0111】
入力信号受信部4203は、文書の表示を促す信号を入力操作部4202から受信すると、制御部4204に文書の表示指示を通知する。また、同様に文書表示の更新を促す信号を受信すると、バッファに記憶し、制御部4204によって読み出される。
制御部4204は、文書の表示指示を入力信号受信部4203から通知されると、表示制御部4205に、データ記憶部4201の先頭に記憶されているデータの表示指示をするとともに、テキスト選択移動部4207を起動する。また、テキスト選択移動部4207から所定時間が経過した旨の通知を受けると、入力信号受信部4203が文書の表示更新をする旨の信号を受信しているか否かを判断し、その旨の信号を受信しているときには、表示制御部4205に文書の表示更新を指示する。文書の表示更新をする旨の信号を受信していないときには、テキスト選択移動部4207にテキストカウンタNのインクリメントを指示する。
【0112】
表示制御部4205は、制御部4204からデータの表示指示をされると、データ記憶部4201の先頭に記憶されているデータを読み出して、表示部4206に表示させる。テキスト選択移動部4207からテキストカウンタNの値の通知を受けると、表示部4206に表示中のデータのN番目のテキストに選択状態を表わす表示を施す。なお、テキストカウンタNの値の通知を受けた際、選択状態を表わす表示を他のテキストにしているときには、他のテキストの選択状態を表わす表示を消去する。また、文書の表示更新の指示を制御部4204から受けると、現在選択状態にあるテキストにリンクされているデータをデータ記憶部4201から読み出して、そのデータを表示部4206に更新表示させる。併せてテキスト選択移動部4207にデータを更新表示した旨の通知をする。
【0113】
表示部4206は、テレビ受像機、パソコン等のCRT、液晶ディスプレイからなり、表示制御部4205の制御に基づいてデータ記憶部4201に記憶されているデータを表示する。
テキスト選択移動部4207は、テキストカウンタNとタイマーとを有している。制御部4204からデータ記憶部4201に記憶されている先頭のデータに含まれるテキストの総数NEを読み出し、テキストカウンタNに「1」を設定するとともにタイマーを起動し、併せて表示制御部4205にテキストカウンタNの値を通知する。タイマーが所定の時間に達すると、制御部4204に所定の時間が経過した旨の通知をする。
【0114】
また、テキスト選択移動部4207は、表示制御部4204からデータを更新表示した旨の通知を受けると、現在表示中のデータに含まれるテキストの総数NEをデータ記憶部4201から読み出し、テキストカウンタNに「0」を設定する。テキストカウンタNに「0」を設定したとき、又は、制御部4204からテキストカウンタNのインクリメントの通知を受けると、テキストカウンタNの値を「1」インクリメントする。テキストカウンタNの値をインクリメントした後、先に読み出しているデータ中のテキストの総数NEと「N−1」の値とが一致するか否かを判断し、一致するときには、テキストカウンタNの値を「1」に設定する。一致しないときには、テキストカウンタNの値はそのままにして、表示制御部4205にテキストカウンタNの値を通知する。同時にタイマーを再起動する。タイマーが所定の時間に達すると、制御部4204に所定の時間が経過した旨の通知をする。
【0115】
今、図43に示した複数のデータ4301等がデータ記憶部4201に記憶されているときに、利用者がリモートコントローラ501の“文書表示”ボタン502を押下すると、図44に示すデータ4301が表示部4206に表示される。この際、テキスト「ガンパ」には、選択状態であることを示す網掛けが施されている。次に、所定の時間、例えば3秒が経過すると、図45に示すようにテキスト「ヘルディ」に選択状態であることを示す網掛けが移動する。更に、3秒が経過すると、テキスト「クランパス」に選択状態であることを示す網掛けが移動する。
【0116】
このように、テキスト選択移動部4207がタイマーを有し、例えば3秒毎にテキストの選択状態を表示制御部4205が順次移動する。例えば、表示部4206が図45に示すような状態のときに、利用者がリモートコントローラ501の“決定”ボタン504を押下すると、テキスト「ヘルディ」にリンクされているデータ4303が表示部4206に表示される。
【0117】
次に、本実施の形態の動作を図46に示すフローチャトを用いて説明する。
先ず、入力信号受信部4203は、利用者のリモートコントローラ501のボタン押下による信号の受信を待つ(S4602)。
制御部4204は、入力信号受信部4203から通知された指示が文書の表示指示であるか否かを判断し(S4604)、文書の表示指示であれば、表示制御部4205に文書の表示指示をする(S4606)。文書の表示指示でなければ、S4616に移る。
【0118】
表示制御部4205は、データ記憶部4201の先頭に記憶されているデータを読み出し、表示部4206に読み出したデータ(最初の文書)を表示する(S4608)。
テキスト選択移動部4207は、データ記憶部4201に記憶されている先頭のデータに含まれるテキストの総数NEを読み出して記憶し、テキストカウンタNに「1」を設定し、タイマーを起動する(S4610)。
【0119】
テキスト選択移動部4207からテキストカウンタNの値の通知を受けた表示制御部4205は、表示部4206に表示しているデータのN番目のテキストが選択状態であることを表示する(S4612)。
テキスト選択移動部4207は、タイマーが所定時間を経過したのを示すと、制御部4205にその旨通知する(S4614)。
【0120】
S4616において、制御部4205は、入力信号受信部4203に文書表示の更新信号が受信されているか否かを判断し、更新信号が受信されていれば、表示制御部4205とテキスト選択移動部4207に文書表示の更新指示を通知する(S4618)。文書表示更新信号でなければ、S4624に移る。
表示制御部4205は、現在表示部4206に表示中のデータのN番目のテキストにリンクされているデータをデータ記憶部4701から読み出して、表示部4206に表示更新する(S4620)。
【0121】
テキスト選択移動部4207は、表示更新されたデータに含まれるテキストの総数NEを読み出して記憶し、テキストカウンタNに「0」を設定する(S4622)。S4624において、テキスト選択移動部は、テキストカウンタNの値に「1」を加えて、記憶しているテキストの総数NEと「N−1」との値が一致するか否かを判断する(S4626)。一致しないときはS4630に移り、一致するときは、テキストカウンタNに「1」を設定する(S4628)。
【0122】
テキスト選択移動部4207は、表示部4206に表示中のデータのN番目のテキストに選択状態の表示を移動するよう表示制御部4205に指示し、タイマーを起動する(S4630)。
表示制御部4205は、表示中のデータのN番目のテキストの表示を選択状態とする(S4632)。
【0123】
テキスト選択移動部4207は、タイマーが所定の時間経過したのを示すと、制御部にその旨を通知し(S4634)、S4616に戻る。
このように、所定時間ごとにデータ中のテキストの選択状態を順次移動するので、利用者は、テキストが選択状態にあるとき、リンク先の見たいデータをリモートコントローラ501の“決定”ボタン504を押下するだけで容易に見ることができる。
【0124】
なお、本実施の形態では、文書表示更新指示があったときに、図46のフローチャートのS4614、S4634に示すように、所定の時間経過後に文書の表示更新をしたけれども、割り込み処理を用いて、文書表示更新指示があったときに直ぐに文書の表示更新をするようにしてもよい。
(実施の形態6)
図47は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態6の構成図である。このデータ処理装置は、データ記憶部4701と、入力操作部4202と、入力信号受信部4203と、制御部4204と、表示制御部4205と、表示部4206と、テキスト選択移動部4702とを備えている。本実施の形態のデータ処理装置は上記実施の形態5のデータ処理装置とデータ記憶部4701とテキスト選択移動部4702とが異なるのみであるので、同一の構成部分には同一の符号を付してその説明を省略し、本実施の形態固有の構成部分について説明する。
【0125】
データ記憶部4701は、上記データ記憶部4201と同様に図43に示した複数のデータを記憶している他に、図48に示すような、データ中に含まれるテキスト4801とそのテキストの選択時間4802との一覧を示す選択時間一覧表4803を記憶している。即ち、テキスト「ガンパ」は、選択状態である状態を5秒間維持し、テキスト「ヘルディ」は、それを3秒間維持することを示している。他のテキストも同様である。
【0126】
テキスト選択移動部4702は、上記テキスト選択部4207と異なるのは、各テキストごとにデータ記憶部4701に記憶されている選択時間一覧表4803に示している選択時間をタイマーで計時して、その時間が経過すると次のテキストに選択状態を移動するようにしていることである。
すなわち、テキスト選択移動部4702は、制御部4204から起動されると、データ記憶部4701に記憶されている先頭のデータに含まれるテキストの総数NEを読み出すとともに、そのデータの1番目のテキストの選択時間を選択時間一覧表から読み出す。テキストカウンタNに「1」を設定して、タイマーを起動し、併せて表示制御部4205にテキストカウンタNの値「1」を通知する。タイマーの計時する時間が1番目のテキストの選択時間に達すると、制御部4204に所定の時間が経過した旨の通知をする。また、表示制御部4205にテキストカウンタNの値を通知する際に、表示部4206に表示すべきデータのN番目のテキストの選択時間をデータ記憶部4701から読み出し、タイマーを再起動する。タイマーの計時する時間が読み出した選択時間に達すると、制御部4204に所定の時間が経過した旨を通知する。その他の機能は、上記テキスト選択部4207と同様である。
【0127】
次に本実施の形態の動作を説明する。上記実施の形態5の動作と殆ど異なるところがないので、異なるところだけを図46のフローチャートを参照して説明する。
S4610において、上述の処理に加えて、テキスト選択移動部4702は、先頭のデータの1番目のテキストの選択時間を読み出す。
【0128】
S4614において、テキスト選択移動部4702は、タイマーの計時が選択時間を経過したとき、制御部4204に所定時間が経過した旨通知する。
S4630において、上述の処理に加えて、テキスト選択移動部4702はN番目のテキストの選択時間を読み出す。
S4634において、テキスト選択移動部4702は、タイマーの計時がN番目のテキストの選択時間を経過したとき、制御部4204に所定時間が経過した旨通知する。
【0129】
以上のように、本実施の形態では、テキストを予め設定した選択時間だけ選択状態として、選択時間が経過すると次のテキストに選択状態が移動するようにしている。これによって、適当なテキストが選択状態となっているときに、リモートコントローラ501の“決定”ボタン504を利用者が押下することによって、テキストにリンクされたデータに表示が更新される。
【0130】
したがって、この選択時間に長短をつけることによって、テキストにリンクされたデータへの表示更新のしやすさに重み付けをすることができる。例えば、テキストのリンク先のデータをコマーシャルメッセージとしている場合に、テキストの選択状態が長く続けば、その間に利用者により“決定”ボタン504が押下されて、そのコマーシャルメッセージが表示されやすい。このような場合には、この選択時間の長短に応じて、そのコマーシャルメッセージを提供する者に課金するのは、合理的な方法である。
【0131】
なお、本実施の形態では、データ記憶部4701に図48に示すような選択時間一覧表4803にして、各テキストが選択状態にある時間を記憶しておいたけれども、このような一覧形式で記憶する必要はなく、データ中の各テキストに属性値として付記しておいてもよい。
(実施の形態7)
図49は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態7の構成図である。このデータ処理装置は、データ記憶部4701と、入力操作部4202と、入力信号受信部4203と、制御部4204と、テキスト選択移動部4702と、表示制御部4901と、表示部4206とを備えている。本実施の形態のデータ処理装置は、上記実施の形態6のデータ処理装置と表示制御部4901が異なるのみであるので、同一の構成部分には同一の符号を付してその説明を省略し、本実施の形態固有の構成部分について説明する。
【0132】
表示制御部4901は、上記実施の形態6の表示制御部4205の機能に加えて、以下の機能を有する。
表示制御部4901は、テキスト選択移動部4207からテキストカウンタNの値の通知を受けると、現在表示部4206に表示中のデータに隣接する領域に新たにデータ表示領域を設けてウィンドウを開く。表示中のデータのN番目のテキストのリンク先のデータをデータ記憶部4701から読み出して、表示部4206に開いたウィンドウに表示させる。既にウィンドウを開いてデータを表示させているときには、そのデータを消去して、読み出したデータを表示させる。
【0133】
また、文書の表示更新の指示を制御部4204から受けると、現在表示部4206の新たに設けたデータ表示領域に開いたウィンドウに表示中のデータを表示中のデータに替えて表示させる。この際、新たに設けたデータ表示領域に開いたウィンドウに表示中のデータを消去させる。
今、図43に示すような複数のデータ4301等がデータ記憶部4701に記憶されている場合に、利用者によってリモコン501の“文書表示”ボタン502が押下されると、図50に示すように表示部4206に2つのデータ4301、4302とが表示される。即ち、データ記憶部4701の先頭のデータ4301が表示部4206に表示され、その横の領域にウィンドウ5001が開かれ、データ4301の選択状態にあるテキスト「ガンパ」のリンク先のデータ4302がウィンドウ5001内に表示されている。図48に示すように、テキスト「ガンパ」の選択時間5秒が経過すると、表示部4206には、図51に示すように、選択状態にあるテキスト「ヘルディ」のリンク先のデータ4303がウィンドウ5001内に表示される。
【0134】
なお、本実施の形態の動作は、上記実施の形態6の動作と表示制御部4901が選択状態にあるテキストのリンク先のデータを表示部4206に表示させることが加わっただけであるので、その説明は省略する。
なお、本実施の形態では、選択状態にあるテキストのリンク先のデータを全て表示させるようにしたけれども、データの一部、例えば、タイトルだけやデータの最初の3行だけを表示させるようにしてもよい。これによって、データの読み出し時間が短縮される。
【0135】
以上説明したように、本実施の形態によれば、選択状態にあるテキストのリンク先のデータを表示中のデータに付加して表示するので、利用者が“決定”ボタン504を押下してデータを表示更新するのを容易とすることができる。
また、本実施の形態は、上記実施の形態6に付加する構成としたけれども、上記実施の形態5に付加する構成としてよいのは、勿論である。
(実施の形態8)
図52は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態8の構成図である。
【0136】
このデータ処理装置は、データ記憶部5201と、入力操作部5202と、入力信号受信部5203と、制御部5204と、表示制御部5205と、表示部5206と、仮想ウィンドウ生成部5207とを備えている。
データ記憶部5201は、RAM等からなり、図53に示すような複数のデータ5301,5302,5303等を記憶している。データ5301には、タイトルと内容とが含まれ、内容に含まれるテキストが他のデータにリンクされている。例えば、テキスト「ガンパ」は矢符5304で示すようにデータ5302にリンクされている。なお、データ中の他のデータにリンクされているテキストには下線が施されている。
【0137】
入力操作部5202は、例えば実施の形態1で用いたリモートコントローラ501が用いられる。利用者によって、”文書表示”ボタン502が押下されると、リモートコントローラ501は、入力信号受信部5203に文書(データ)を表示すべき旨の信号を送信する。また、”↑”ボタン505又は”↓”ボタン506が押下されると、現在選択状態にある(以下「カレント」という。)仮想ウィンドウを前又は後に移動すべき旨の信号を同様に送信する。また、”←”ボタン507又は”→”ボタン508が押下されると、現在選択状態にあるテキストを前又は後に移動すべき旨の信号を同様に送信する。”決定”ボタン504が押下されると現在表示中のデータを表示更新する旨の信号を同様に送信する。
【0138】
入力信号受信部5203は、入力操作部5202からデータを表示すべき旨の信号を受信すると、制御部5204にデータを表示する旨の指示をする。また、同様にカレント仮想ウィンドウを前又は後に移動すべき旨の信号を受信すると、制御部5204にその旨の指示をする。また、同様に現在選択状態にあるテキストを前又は後に移動すべき旨の信号を受信すると、制御部5204にその旨の指示をする。更に、データを表示更新する旨の信号を受信すると、制御部5204にその旨の指示をする。
【0139】
制御部5204は、入力信号受信部5203からデータを表示する旨の指示を受けると、表示制御部5205にデータ表示の指示を通知し、併せて仮想ウィンドウ生成部5207に仮想ウィンドウ生成の指示をする。また、入力信号受信部5203からカレント仮想ウィンドウを前又は後に移動する旨の指示を受けると、表示制御部5205にその旨通知する。また、同様に選択状態にあるテキストを前又は後に移動する旨の指示を受けると表示制御部5205にその旨通知する。また、同様にデータを表示更新する旨の指示を受けると、表示制御部5205にその旨通知する。
【0140】
表示制御部5205は、制御部からデータ表示の指示を受けると、データ記憶部5201の先頭に記憶されているデータを読み出して、表示部5206に表示させる。また、仮想ウィンドウ生成部5207から区分線の位置を通知されると、区分線とその区分線の上方のウィンドウの外形線とで囲まれる仮想ウィンドウを表示させる。また、次に区分線の位置を通知されると、直前に通知された区分線と、今回通知された区分線とウィンドウの左右の外形線とで囲まれる仮想ウィンドウを表示させる。また、ウィンドウの下端線の位置を通知されると、直前に通知された区分線とその区分線の下方のウィンドウの外形線とで囲まれる仮想ウィンドウを表示させる。
【0141】
表示制御部5205は、仮想ウィンドウの表示を終了すると、デフォルトで最上段の仮想ウィンドウをカレント仮想ウィンドウとして太線枠で表示させる。
また、表示制御部5205は、制御部5204からカレント仮想ウィンドウを前に移動する旨の指示を受けると、現在太線枠で表示しているカレント仮想ウィンドウを通常の仮想ウィンドウの表示とし、一つ下段の仮想ウィンドウを太線枠で表示させる。同様に、カレント仮想ウィンドウを後に移動する旨の指示を受けると、現在太線枠で表示しているカレント仮想ウィンドウを通常の仮想ウィンドウの表示とし、一つ上段の仮想ウィンドウを太線枠で表示させる。
【0142】
なお、太線枠で表示させたカレント仮想ウィンドウ内の1番目のテキストにデフォルトで選択状態である状態を示す網掛けを表示させる。
また、制御部5204から選択状態にあるテキストを前に移動する旨の指示を受けると、現在網掛け表示しているN番目のテキストの網掛けを消去して、N+1番目のテキストに網掛け表示をさせる。同様に選択状態にあるテキストを後に移動する旨の指示を受けると、現在網掛け表示しているN番目のテキストの網掛けを消去して、N−1番目のテキストに網掛け表示をさせる。
【0143】
また、表示制御部5205は、制御部5204からデータを表示更新する旨を通知されると、現在選択状態にあるテキストにリンクされているデータをデータ記憶部5201から読み出して、表示部5206のウィンドウに表示更新させる。上記仮想ウィンドウを表示させるには、最初のデータを表示させたときと同様である。
【0144】
表示部5206は、TV受像機のCRT、パソコンの液晶ディスプレイ等からなり、表示制御部5205の制御に従いデータをウィンドウに表示する。
仮想ウィンドウ生成部5207は、制御部5204から仮想ウィンドウ生成の指示を受けると、表示制御部5205が表示部5206にどのデータを表示させているかを調べる。表示中のデータをデータ記憶部5201から見つけ、データに含まれるテキストの総数NEを数える。仮想ウィンドウ生成部5207は、数えたテキストの総数NEが予め記憶している最大テキスト数NS(一の仮想ウィンドウに収容するテキストの最大数)を越えるか否かを判断する。最大テキスト数以下であるときには、仮想ウィンドウを生成する必要がないので制御部5204に処理を終了した旨を通知する。
【0145】
仮想ウィンドウ生成部5207は、最大テキスト数を越えるときは、データ記憶部5201の表示中のデータの先頭にポインタを置き、テキストカウンタNに「0」を設定する。次に、ポインタ上の文字列を取得して、取得した文字列が テキスト(他のデータにリンクされている文字列)であるか否かを判断する。テキストであるときには、テキストカウンタNに「1」を加える。更に、ポインタを進め、ポインタ上の文字列を取得する。文字列がテキストであるときはテキストカウンタNに更に「1」を加え、ポインタを進め、テキストカウンタNの値が最大テキスト数NSに一致するか否かを判断する。一致しないときは、ポインタ上の文字列を取得して、テキストであればテキストカウンタNに「1」を加える処理を続ける。
【0146】
仮想ウィンドウ生成部5207は、テキストカウンタNの値と最大テキスト数NSとが一致するときには、ポインタの位置より前のNS個のテキストを含む部分とポインタの位置より後の部分とを区分する区分線の位置を求める。求めた区分線の位置を表示制御部5205に通知する。
また、仮想ウィンドウ生成部5207は、ポインタの位置がデータの最後尾であるか否かを判断し、最後尾でないときは、仮想ウィンドウ生成のための区分線の位置を求めた直後であれば、テキストカウンタNの値に「0」を設定した後、ポインタ上の文字列を取得し、取得した文字列がテキストであるか否かの判断以下を繰り返す。
【0147】
また、ポインタの位置が最後尾のときは、区分線の位置を求めた直後でないときは、ウィンドウの下端線の位置を表示制御部5205に通知する。区分線の位置を求めた直後であれば処理を終了した旨を制御部5204に通知する。
今、図53に示すデータがデータ記憶部5201に記憶されている場合に、利用者がリモートコントローラ501の”文書表示”ボタン502を押下した直後(仮想ウィンドウの生成処理前)の表示部5206の表示内容を図54に示している。表示部5206の左方にウィンドウ5401が開かれ、データ5301が表示されている。次に、図55に示すように、仮想ウィンドウ生成部5207によって第1の仮想ウィンドウ5501が生成され、表示制御部5205によって表示部5206に表示される。
【0148】
図56は、仮想ウィンドウ生成部5207によって、第2の仮想ウィンドウ5601、第3の仮想ウィンドウ5602が生成され、表示制御部5205によって第1の仮想ウィンドウ5501がカレント仮想ウィンドウとして太線枠表示された状態を示している。この状態で、利用者がリモートコントローラ501の”↓”ボタン506を押下すると、図57に示すように、カレント仮想ウィンドウが第2の仮想ウィンドウ5601に移る。なお、この具体例では、一つの仮想ウィンドウ5501等に収容する最大テキスト数NSを「12」としたけれども、「2」以上の任意の数とすることができる。
【0149】
また、仮想ウィンドウ5501,5601,5602は、矩形となったけれども、テキストの存在する位置や最大テキスト数NSの値によって、図58に示すように仮想ウィンドウ5801,5802,5803のような任意の形状となってもよい。
次に、本実施の形態の仮想ウィンドウ表示の動作を図59のフローチャートを用いて説明する。
【0150】
表示部5206にデータが表示されると、仮想ウィンドウ生成部5207は、表示されているデータ内のテキストの総数NEを数える(S5902)。数えたテキスト総数NEが仮想ウィンドウ内に収容する最大テキスト数NSを越えるか否かを判断し(S5904)、越えなければ処理を終了し、越えるときにはデータ記憶部5201の表示中のデータの先頭にポインタを置く(S5906)。
【0151】
仮想ウィンドウ生成部5207は、テキストカウンタNに「0」を設定して(S5908)、データ記憶部5201からポインタのある文字列を取得する(S5910)。ポインタがデータの最後尾であるか否かを判断し(S5912)、最後尾であればS5922に移り、なければ文字列がテキストであるか否かを判断する(S5914)。テキストであるときは、テキストカウンタNに「1」を加え、ないときはそのままポインタを進める(S5918)。
【0152】
次に仮想ウィンドウ生成部5207は、テキストカウンタNの値が最大テキスト数NSと一致しているか否かを判断し(S5920)、一致しているときはS5922に移り、一致しないときはS5910に戻る。S5922において、仮想ウィンドウ生成部5207は、ポインタの位置より、ウィンドウを区分する区分線の位置を求め(S5922)、表示制御部5205に通知する。
【0153】
表示制御部5205は、表示部5206に通知された区分線の位置から仮想ウィンドウを表示する(S5924)。
ウィンドウ生成部5207は、ポインタがデータの最後尾にあるか否かを判断し(S5926)、最後尾にあれば処理を終了し、なければS5908に戻る。以上のように本実施の形態によれば、多数のテキストが存在する場合に、テキスト間の移動が面倒であるので、仮想ウィンドウを設けて、仮想ウィンドウ内においては一定数以下のテキストにすることにより、テキストの選択を容易にしている。
(実施の形態9)
図60は、本発明に係るデータ処理装置の実施の形態9の構成図である。このデータ処理装置は、データ記憶部6001と、入力操作部6002と、入力信号受信部6003と、制御部6004と、表示制御部6005と、表示部5206と、仮想ウィンドウ生成部6007とを備えている。本実施の形態のデータ処理装置は、上記実施の形態8のデータ処理装置と同様であるので、本実施の形態固有の部分についてのみ説明する。
【0154】
データ記憶部6001は、RAM等からなり、図53に示したデータ5301等を記憶している。また、後述する仮想ウィンドウ生成部6007によって、図61に示すテキスト番号表6101を書き込まれる。
入力操作部6002は、上記実施の形態8の入力操作部5202の機能に加えて以下の機能を有する。
【0155】
リモートコントローラ501は、”1”〜”12”のチャネルボタンが利用者によって押下されると、その番号信号を入力信号受信部6003に送信する。
入力信号受信部6003は、同様に入力信号受信部5203の機能に加えて、番号信号を受信すると制御部にその番号を通知する。
制御部6004は、同様に制御部5204の機能に加えて、入力信号受信部6003から番号の通知を受けると、表示制御部にその番号を通知する。
【0156】
仮想ウィンドウ生成部6007は、上記実施の形態8の仮想ウィンドウ生成部5207の機能に加えて以下の機能を有する。
仮想ウィンドウ生成部6007は、ポインタ上の文字列を取得して、その文字列がテキストであると判断して、テキストカウンタNに「1」を加えたとき、そのテキストとテキストカウンタNの値とをデータ記憶部6001に書き込む。図61は、このようにして作成されたデータ5301のテキスト番号表6101を示している。テキスト番号表6101には、テキスト6102とそのテキストに付記される番号6103とが記録されている。
【0157】
表示制御部6005は、上記実施の形態8の表示制御部5205の機能に加えて、以下の機能を有する。仮想ウィンドウをカレント仮想ウィンドウとして太線枠で表示したときには、そのカレント仮想ウィンドウに含まれるテキストのテキスト番号をデータ記憶部6001のテキスト番号表6101から読み出して各テキストの左上方に○印で囲んで表示させる。
【0158】
図62は、第1の仮想ウィンドウ5501がカレント仮想ウィンドウとなったとき、テキスト番号が表示された仮想ウィンドウ5501の部分データ6201を示している。
また、表示制御部6005は、制御部6004から番号を通知されると、データ記憶部6001のテキスト番号表6101の対応するテキストにリンクされているデータを読み出し、現在表示部6006に表示中のデータに替えて表示させる。
【0159】
表示部5206は、上記実施の形態8の表示部5206と同様の構成である。例えば、表示部5206に、図62に示すように第1の仮想ウィンドウ5501がカレント仮想ウィンドウとなっている場合に、リモートコントローラ501のチャネルボタン”2”が利用者に押下されると、表示部5206のウィンドウ5401には、データ5303(図53参照)がデータ5301に替えて表示される。
【0160】
このように、上記実施の形態8では、”←”ボタン507又は”→”ボタン508と”決定”ボタン504との2つのボタン操作を必要としたけれども、本実施の形態では”1”〜”12”のチャネルボタンを一つ操作することで表示部5206に表示されているデータの表示更新ができる。
本実施の形態の動作は、大略上記実施の形態8の動作と同様であり、以下の動作が追加されるので、図59を参照して簡単に説明する。
【0161】
S5916において、仮想ウィンドウ生成部6007は、テキストカウンタNに「1」を加えた後に、そのテキストとテキストカウンタNの値とをデータ記憶部6001のテキスト番号表6101に書き込む。
また、表示制御部6005は、仮想ウィンドウの表示を終了して、カレント仮想ウィンドウの表示を表示部5206にさせた後に、データ記憶部6001のテキスト番号表6101からカレント仮想ウィンドウに含まれるテキストのテキスト番号を読み出し、○印で囲んで表示させる。
【0162】
以上のように本実施の形態によれば、多数のテキストが存在する場合に、テキスト間の移動が面倒であるので、仮想ウィンドウを設けて、仮想ウィンドウ内においては一定数以下のテキストとし、かつリモートコントローラのチャネルボタンによりテキストが選択できるようにテキストに番号を付加して表示することにより、リンクされたデータの表示をさらに容易にした。
【0163】
なお、上記実施の形態3から実施の形態9のデータ記憶部2001などの記憶内容を示した図21等では、その内容を理解できるように表示部2006等に表示される状態で示したけれども、実際には、例えば、HTML等の言語で記載されたものである。
なお、上記実施の形態1〜実施の形態9では、図1等で示したような構成で本発明に係るデータ処理装置を実現したけれども、本発明はプログラムによって実現し、これをフロッピーディスク等の記録媒体に記録して移送することにより、他のコンピュータ・システムで容易に実施することができる。図63は、これをフロッピーディスクで実施する場合の説明図である。
【0164】
記録媒体本体であるフロッピーディスク6301の物理フォーマットは、同心円上に外周から内周に向かってトラック1、2、・・・、80を作成し、角度方向に16のセクタに分割している。このように割り当てられた領域に従って、プログラムを記録する。
このフロッピーディスク6301は、図64に示すようにケース6401に収納され、これによってディスクを埃や外部からの衝撃から守り、安全に移送することができる。
【0165】
図65は、フロッピーディスク6301にプログラムの記録再生を行うことを説明する図である。図示のようにコンピュータ・システム6501にフロッピーディスクドライブ6502を接続することにより、ディスク6301に対してプログラムを記録再生することが可能となる。ディスク6301はフロッピディスクドライブ6502に、挿入口6503を介して組み込み、および取り出しがなされる。記録する場合はコンピュータ・システム6501からプログラムをフロッピーディスクドライブ6502によってディスク6301に記録する。再生する場合は、フロッピーディスクドライブ6502がプログラムをディスク6301から読み出し、コンピュータ・システム6501に転送する。
【0166】
なお、この実施の形態において、記録媒体としてフロッピーディスクを用いて説明を行ったが、光ディスクを用いても同様に行うことが出来る。また記録媒体はこれらに限られず、ICカード、ROMカセットなど、プログラムを記録できるものであれば、同様に実施することができる。
【0167】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、表示手段を有するデータ処理装置であって、部分データを含む複数のデータと、任意の一のデータに含まれる部分データと他のいずれかのデータとの関連付けとを記憶しているデータ記憶手段と、利用者の操作に従い、いずれか一のデータを表示すべき指示をするデータ表示指示操作手段と、前記データ表示指示操作手段の指示に従い前記データ記憶手段に記憶されているデータを読み出して、前記表示手段に設けたウィンドウにデータを表示させる第1表示制御手段と、前記表示手段に表示されたデータに含まれる各部分データに、表示されたデータ内における部分データの出現順に、各部分データを識別するためのそれぞれ異なる番号を付与する部分データ番号付与手段と、前記表示手段に表示されたデータに含まれる部分データに前記部分データ番号付与手段で付与された番号を表示させる部分データ番号表示制御手段と、利用者の番号の入力操作に従い、前記表示手段に表示されている当該番号が付与された部分データに関連付けられたデータの表示を指示するデータ表示更新指示操作手段と、前記データ表示更新指示操作手段の指示に従い、前記データ記憶手段に記憶されている指示された部分データに直接関連付けられたデータを読み出し、前記表示手段に前記第1表示制御手段が表示させたデータに替えて表示させる第2表示制御手段とを備えることとしているので、部分データに番号を付与して表示させているので、データの表示更新の指示がその番号で指示でき、操作性が向上する。
【0168】
また、本発明によれば、表示部を有するデータ処理方法であって、部分データを含む複数のデータと、任意の一のデータに含まれる部分データと他のいずれかのデータとの関連付けとを記憶領域に記録するデータ記録ステップと、利用者の操作に従い、いずれか一のデータを表示すべき指示をするデータ表示指示操作ステップと、前記データ表示指示操作ステップでの指示に従い前記データ記憶領域に記憶されているデータを読み出して、表示部に設けたウィンドウにデータを表示させる第1表示制御ステップと、表示部に表示されたデータに含まれる各部分データに、表示されたデータ内における部分データの出現順に、各部分データを識別するためのそれぞれ異なる番号を付与する部分データ番号付与ステップと、表示部に表示されたデータに含まれる部分データに前記部分データ番号付与ステップで付与された番号を表示させる部分データ番号表示制御ステップと、利用者の番号の入力操作に従い、表示部に表示されている当該番号が付与された部分データに関連付けられたデータの表示を指示するデータ表示更新指示操作ステップと、前記データ表示更新指示操作ステップでの指示に従い、前記データ記憶領域に記憶されている指示された部分データに直接関連付けられたデータを読み出し、表示部に前記第1表示制御ステップで表示させたデータに替えて表示させる第2表示制御ステップとを有することとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態1の構成図である。
【図2】上記実施の形態の文書記憶部に記憶されている文書を示す図である。
【図3】上記実施の形態のメニュー情報記憶部に記憶されているメニュー情報を示す図である。
【図4】上記実施の形態の動作実行部に記憶されている実行動作対応表を示す図である。
【図5】上記実施の形態の入力操作部の具体例であるリモートコントローラを示す図である。
【図6】上記実施の形態の表示部に表示された文書の表示例を示す図である。
【図7】上記実施の形態の表示部に表示された操作メニューの表示例を示す図である。
【図8】上記実施の形態の表示部に表示された操作メニューの表示例を示す図である。
【図9】上記実施の形態の文書記憶部への文書を記憶させる動作を説明するフローチャートである。
【図10】上記実施の形態の表示部への表示動作を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態2の構成図である。
【図12】上記実施の形態の文書記憶部に記憶されている文書の一例を示す図である。
【図13】上記実施の形態の文書記憶部に記憶されているキーワードと種類との一覧表を示す図である。
【図14】上記実施の形態のメニュー情報記憶部に記憶されているメニュー情報を示す図である。
【図15】上記実施の形態の表示部に表示される番組表の表示例を示す図である。
【図16】上記実施の形態の表示部に表示される操作メニューの表示例を示す図である。
【図17】上記実施の形態の表示部に表示される操作メニューの表示例を示す図である。
【図18】上記実施の形態の動作実行による表示部へのデータ表示例を示す図である。
【図19】上記実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図20】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態3の構成図である。
【図21】上記実施の形態のデータ記憶部に記憶されているデータを示す図である。
【図22】上記実施の形態の表示部へのデータ表示例を示す図である。
【図23】上記実施の形態の表示部へのメニューの表示例を示す図である。
【図24】上記実施の形態の表示部へのメニューの表示例を示す図である。
【図25】上記実施の形態の表示部への階層化されたメニューの表示例を示す図である。
【図26】上記実施の形態のメニュー項目の実行によるデータ表示例を示す図である。
【図27】上記実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図28】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態4の構成図である。
【図29】上記実施の形態のデータ記憶部に記憶されているデータを示す図である。
【図30】上記実施の形態の表示部のメニューの表示例を示す図である。
【図31】上記実施の形態の表示部の階層化メニューの表示例を示す図である。
【図32】上記実施の形態の表示部の階層化メニューの表示例を示す図である。
【図33】上記実施の形態の表示部の階層化メニューの表示例を示す図である。
【図34】上記実施の形態のメニュー項目の実行によるデータ表示例を示す図である。
【図35】上記実施の形態のデータ記憶部に記憶されている他のデータを示す図である。
【図36】上記実施の形態の表示部のデータの表示例を示す図である。
【図37】上記実施の形態の表示部のデータに付加されたメニューの表示例を示す図である。
【図38】上記実施の形態の表示部の階層化メニューの表示例を示す図である。
【図39】上記実施の形態の表示部の階層化メニューの表示例を示す図である。
【図40】上記実施の形態のデータ中のテキストをメニュー項目としたメニューを付加したデータ表示例を示す図である。
【図41】図40に示したメニューにメニューを階層化した表示例を示す図である。
【図42】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態5の構成図である。
【図43】上記実施の形態のデータ記憶部に記憶されているデータを示す図である。
【図44】上記実施の形態の表示部へのデータ表示例を示す図である。
【図45】上記実施の形態の表示部へのデータ表示例を示す図である。
【図46】上記実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図47】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態6の構成図である。
【図48】上記実施の形態のデータ記憶部に記憶されている選択時間一覧表を示す図である。
【図49】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態7の構成図である。
【図50】上記実施の形態の表示部の表示例を示す図である。
【図51】上記実施の形態の表示部の表示例を示す図である。
【図52】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態8の構成図である。
【図53】上記実施の形態のデータ記憶部に記憶されているデータを示す図である。
【図54】上記実施の形態の表示部の表示例を示す図である。
【図55】上記実施の形態における仮想ウィンドウの表示例を示す図である。
【図56】上記実施の形態におけるカレント仮想ウィンドウの表示例を示す図である。
【図57】上記実施の形態におけるカレント仮想ウィンドウの表示例を示す図である。
【図58】上記実施の形態におけるカレント仮想ウィンドウの表示例を示す図である。
【図59】上記実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図60】本発明に係るデータ処理装置の実施の形態9の構成図である。
【図61】上記実施の形態のデータ記憶部に記憶されるテキスト番号表を示す図である。
【図62】上記実施の形態の表示部の表示例を示す図である。
【図63】上記実施の形態1〜実施の形態9で説明したデータ処理装置の各構成要素の機実施するプログラムを記録した記録媒体の説明図である。
【図64】その記録媒体とケースとを示す図である。
【図65】上記記録媒体のコンピュータシステムへの装着を説明する図である。
【符号の説明】
101・・・放送受信部
102・・・分離部
103、2006、4206、5206・・・表示部
104、1101・・・文書記憶部
105、1102・・・メニュー情報記憶部
106・・・動作実行部
107・・・時計部
108、2002、4202、5202、6002・・・入力操作部
109、2003、4203、5203、6003・・・入力信号受信部
110、1103、2004、2802、4204、5204、6004・・・制御部
111、1104、2007、2803・・・メニュー作成部
112、1105、2005、4205、4901、5205、6005・・・表示制御部
2001、2801、4201、4701、5201、6001・・・データ記憶部
501・・・リモートコントローラ
4207・・・テキスト選択移動部
6007・・・仮想ウィンドウ生成部
Claims (2)
- 表示手段を有するデータ処理装置であって、
部分データを含む複数のデータと、任意の一のデータに含まれる部分データと他のいずれかのデータとの関連付けとを記憶しているデータ記憶手段と、
利用者の操作に従い、いずれか一のデータを表示すべき指示をするデータ表示指示操作手段と、
前記データ表示指示操作手段の指示に従い前記データ記憶手段に記憶されているデータを読み出して、前記表示手段に設けたウィンドウにデータを表示させる第1表示制御手段と、
前記表示手段に表示されたデータに含まれる各部分データに、表示されたデータ内における部分データの出現順に、各部分データを識別するためのそれぞれ異なる番号を付与する部分データ番号付与手段と、
前記表示手段に表示されたデータに含まれる部分データに前記部分データ番号付与手段で付与された番号を表示させる部分データ番号表示制御手段と、
利用者の番号の入力操作に従い、前記表示手段に表示されている当該番号が付与された部分データに関連付けられたデータの表示を指示するデータ表示更新指示操作手段と、
前記データ表示更新指示操作手段の指示に従い、前記データ記憶手段に記憶されている指示された部分データに直接関連付けられたデータを読み出し、前記表示手段に前記第1表示制御手段が表示させたデータに替えて表示させる第2表示制御手段とを備えることを特徴とするデータ処理装置。 - 表示部を有するデータ処理方法であって、
部分データを含む複数のデータと、任意の一のデータに含まれる部分データと他のいずれかのデータとの関連付けとを記憶領域に記録するデータ記録ステップと、
利用者の操作に従い、いずれか一のデータを表示すべき指示をするデータ表示指示操作ステップと、
前記データ表示指示操作ステップでの指示に従い前記データ記憶領域に記憶されているデータを読み出して、表示部に設けたウィンドウにデータを表示させる第1表示制御ステップと、
表示部に表示されたデータに含まれる各部分データに、表示されたデータ内における部分データの出現順に、各部分データを識別するためのそれぞれ異なる番号を付与する部分データ番号付与ステップと、
表示部に表示されたデータに含まれる部分データに前記部分データ番号付与ステップで付与された番号を表示させる部分データ番号表示制御ステップと、
利用者の番号の入力操作に従い、表示部に表示されている当該番号が付与された部分データに関連付けられたデータの表示を指示するデータ表示更新指示操作ステップと、
前記データ表示更新指示操作ステップでの指示に従い、前記データ記憶領域に記憶されている指示された部分データに直接関連付けられたデータを読み出し、表示部に前記第1表示制御ステップで表示させたデータに替えて表示させる第2表示制御ステップとを有することを特徴とするデータ処理方法。
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