JP3585458B2 - 減圧機構を備えた歯科用ハンドピース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は歯科用ハンドピースに関し、さらに詳細には、給気通路を通過する圧縮空気の圧力が所定以上になると、この圧縮空気の圧力を低下させて調整することができる歯科用ハンドピースに関する。
【従来の技術】
【0002】
エアタービン、エアモーターなど圧縮空気により回転駆動される歯科用ハンドピースは従来から知られており、例えば、図6に示したものがある。
図6は、エアタービン式歯科用ハンドピースのヘッド部分80の断面図であり、この歯科用ハンドピースでは、歯科処置工具90を受理して着脱自在に保持するバースリーブ83と、圧縮空気によってバースリーブ83を回転駆動するためにバースリーブ83に設けられたローター86と、バースリーブ83を回転可能に支承するためローター86の上方及び下方に設けられたボールベアリング94,95とをカートリッジケース91内に有し、このカートリッジケース91がヘッドハウジング81内に収納され、ヘッドハウジング81にヘッドキャップ88が螺合され、このヘッドキャップ88にスプリング87とプッシュボタン89が設けられている。またヘッドハウジング81を支持しているヘッドハウジングジャケット82には、ローター86に圧縮空気を供給するための給気通路82a、及びローター86に供給された圧縮空気を排出するための排気通路82bが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した歯科用ハンドピースが、それぞれ定められた適性範囲よりも低い空気圧で使用された場合には、トルク、回転数が仕様よりも小さくなり効率が悪くなるという欠点がある。一方、歯科用ハンドピースが、各装置ごとに定められた適性範囲よりも高い空気圧で使用された場合には、回転数が高くなりすぎて歯科処置工具が破損する危険性があり、また潤滑油切れの状態になるのが早く、摩耗が発生して軸受の耐用期間も短くなるという欠点がある。
【0004】
ここで、エアタービン式の歯科用ハンドピースでは、その給気通路において空気圧が所定範囲に収まるように、コンプレッサーから送出する圧縮空気の圧力を調整しており、例えば、ボールベアリングを用いた歯科用ハンドピースは、19.6×10〜24.5×10N/m程度の空気圧で使用され、エアベアリングを用いた歯科用ハンドピースは、約34.3×10N/m程度の空気圧で使用されている。
【0005】
したがって、コンプレッサーから送出する圧縮空気の圧力は、歯科用ハンドピースの種類に応じて適宜変更する必要があるが、この空気圧の調整操作は煩雑であるため同じ空気圧で使用されることがあり、その場合には、上記した問題が生じる。また複数の歯科用ハンドピースのユニットに、同一のコンプレッサーから圧縮空気を供給するような場合には、各ユニットの使用状況に応じて空気圧が変動することがあり、この場合にも上記の問題が生じる。
【0006】
本発明は従来技術の欠点に着目し、これを解決せんとしたものであり、その課題は、コンプレッサーなどの装置から受理する圧縮空気の圧力が適性範囲より高くなった場合でも、歯科処置工具の回転数が高くなり過ぎないように、空気圧が自動調整されるようにした歯科用ハンドピースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、歯科処置工具を受理するバースリーブと、該バースリーブを回転可能に支承して収納するヘッド部と、前記バースリーブを圧縮空気により回転駆動させるため前記ヘッド部まで圧縮空気を導入する給気通路と、前記ヘッド部から還流する前記圧縮空気を排出するための排気通路とを備え、前記給気通路には前記バースリーブ送られる圧縮空気の圧力を調整する減圧手段が設けられたことを特徴とする歯科用ハンドピースであって、該歯科用ハンドピースは本体部の後端に着脱自在な接続部材を含み、該接続部材は該本体部に接続された状態で前記給気通路と前記排気通路を形成し、前記減圧手段は、該接続部材に設けられたものであり、前記給気通路から前記排気通路に連通するように前記接続部の本体部に穿設された孔と、該孔の排気通路側に配置された弾性変形可能な弾性材と、前記孔を塞ぐように該弾性材を押圧するバネとを含み、前記給気通路を通過する圧縮空気の圧力が所定以上になると前記バネが変形して前記弾性材と前記孔との間に隙間が形成され、この隙間から圧縮空気が前記排気通路に排出されることにより、前記バースリーブに送られる圧縮空気の圧力が調整される歯科用ハンドピースが提供される。
【0008】
本発明では、歯科処置工具を受理するバースリーブと、該バースリーブを回転可能に支承して収納するヘッド部と、前記バースリーブを圧縮空気により回転駆動させるため前記ヘッド部まで圧縮空気を導入する給気通路と、前記ヘッド部から還流する前記圧縮空気を排出するための排気通路とを備え、歯科用ハンドピースの本体部における前記給気通路には前記バースリーブへ送られる圧縮空気の圧力を調整する減圧手段が設けられ、コンプレッサーから延びる可撓性の管体を直接接続するように形成された歯科用ハンドピースであって、前記減圧手段は、前記給気通路から前記排気通路に連通する孔を備えた減圧本体部と、該孔の排気通路側に配置された弾性変形可能な弾性材と、前記孔を塞ぐように該弾性材を押圧するバネとを含み、前記給気通路を通過する圧縮空気の圧力が所定以上になると前記バネが変形して前記弾性材と前記孔との間に隙間が形成され、この隙間から圧縮空気が前記排気通路に排出されることにより、前記バースリーブに送られる圧縮空気の圧力が調整されることを特徴とする歯科用ハンドピースが提供される。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1及び図2において、本発明の歯科用ハンドピース10は、把持部18の先端にヘッド部16が設けられ、このヘッド部16に、歯科処置工具17を受理するバースリーブ(図示せず)が回転可能に支承されて収納され、把持部18に給気通路12と排気通路が設けられ、把持部18の後端に着脱自在な接続部材、すなわちカップリング20が挿着され、圧縮空気を送出するコンプレッサー等の装置(図示せず)から延びる可撓性チューブ(図示せず)が、カップリング20の後端に接続されて、これらの給気通路39,41,12を通して圧縮空気がヘッド部16まで送られてバースリーブが回転駆動される。
【0015】
図3はカップリング20の内部構造を説明するための図であって、図3(a)(b)は部品の外観図であり、図3(c)はカップリング20の外観図である。なお、図3(a)(b)における中間ジョイント部材30は、材軸を中心に相互に90°回転させた状態を示している。
カップリング20は、中間ジョイント部材30と、この中間ジョイント部材30の減圧部35に設けられるウェーブワッシャ38a、金属板38b、弾性材38cと、中間ジョイント部材30を覆うカバー25と、カバー25の外周に設けられた操作リング24と、中間ジョイント部材30の後方に接続されたリアジョイント21と、リアジョイント21と操作リング24との間に設けられたケーシング26とを備える。
【0016】
さらに詳細に説明すると、中間ジョイント30は、本体部31が管状に形成され、この本体部31の内部に給気通路39と排気通路(図示せず)が設けられ、これら給気通路39と排気通路は、リアジョイント21の後端から内部に向かって延びる給気管23と排気管22にそれぞれ連通している。
【0017】
本体部31の先端には管内外に連通するように穴33が穿設され、この穴33が配置された箇所の外面全周が削られて円周状の薄肉部とすることにより円周溝32が形成され、この円周溝32から軸方向に延びるように外面が削られて縦溝34が形成され、縦溝34の後端に管内に連通する穴36が穿設され、この穴36は排気通路を介して排気管22に連通している。
本体部31には、円周溝32や縦溝34とは異なる位置に減圧部35が設けられる。この減圧部35も、円周溝32や縦溝34と同様に、本体部31の外面の所定位置がほぼ円形に削られて薄肉部とされることにより凹溝として形成される。この減圧部35の底面は、特に限定されるものではないが、円周面として形成されず、平らな面として形成されるのが好ましい。また減圧部35には本体部31の管内に連通するように孔35aが穿設されると共に、縦溝34に繋がる溝35bが形成される。本体部31には、ボール穴37が設けられる。
【0018】
以上のように形成された減圧部35には、その底面に当接するように弾性材38cが設けられて孔35aが塞がれ、この弾性材38cを孔35aに密着させるため上から金属板38bが載せられ、金属板38bの上にはウェーブワッシャ38aが配置される。またボール穴37にボール28が嵌められる。
このように弾性材38c、金属板38b、ウェーブワッシャ38a及びボール28が本体部31に配置されたら、カバー25が図3(c)のように取りつけられ、カバー25の内面によりウェーブワッシャ38aが押され、ウェーブワッシャ38aの弾力が金属板38bを介して弾性材38cに伝わり、弾性材38cは減圧部35の底面に密着して孔35aが塞がれる。またカバー25によって円周溝32や縦溝34が覆われることにより、穴33から円周溝32と縦溝34を通って穴36に至る箇所が排気通路として形成される。なお、ウェーブワッシャ38aは、バースリーブに送られる圧縮空気の圧力が適正範囲になるような弾力を有するものが使用される。さらに、カバー25の外周にバネ27が設けられ、カバー25とバネ27の外周に操作リング24が摺動自在に設けられる。カバー25は、溝や穴等の箇所を除く本体部31の外周面との間に隙間無く密着するようなものが使用される。
【0019】
前記歯科用ハンドピース10の後端には、図1に示したように、把持部18のケーシング19とジョイント部材14とにより嵌合溝15が形成され、ジョイント部材14にはその外周に排気溝13が設けられ、この排気溝13には、図示されていない排気管が連通するように設けられ、この排気管はヘッド部16まで延長しており、圧縮空気のうち一部がこの排気管から還流される。
なお、ヘッド部16は、歯科処置工具17を受理するバースリーブが、給気通路を通して供給される圧縮空気により回転駆動されるものであれば良く、特に限定されるものではないが、例えば、図6に示した従来のヘッド部80と同じ構成を適用しても良い。
【0020】
図2は歯科用ハンドピース10とカップリング20との挿着部分を拡大して部分的に断面で示した図である。なお、理解し易くするために、図1及び図2では、カップリング20における減圧部35と給気通路39とを並べて図示したが、これらは実際には円周方向に離隔した位置に設けられている。
図2では、歯科用ハンドピース10の嵌合溝15にカップリング20の先端が挿し込まれており、歯科用ハンドピース10の排気溝13の外周にカップリング20の排気穴33が配置される。また図2において、給気通路12と給気通路39とを連通させる給気通路39は、歯科用ハンドピース10のジョイント部材14の外周面と、カップリング20の本体部31の内周面とが離隔して対向配置されることにより形成される。この給気通路39には減圧部35の孔35aが対向配置され、この孔35aを通って給気通路39における圧縮空気の圧力が弾性材38cに伝えられる。また操作リング24と、バネ27と、ボール28とは、従来のカプラーと同様の機構で構成されており、バネ27に抗して操作リング24を後方へ引くと、ボール28がフリー状態となり、歯科用ハンドピース10とカップリング20とが接続及び接続解除されるように作用し、歯科用ハンドピース10とカップリング20とが着脱自在に連結される。
【0021】
次に、図2を参照して減圧機構の作用を説明する。
コンプレッサー等の装置から送り出された圧縮空気は、リアジョイント21の給気管23から供給されて給気通路39,41,12を通り、ヘッド部16まで送られて歯科処置工具17を受理したバースリーブ(図示せず)が回転駆動される。一方、ヘッド部16から還流する圧縮空気は、歯科用ハンドピース10内の排気通路を通って排気溝13に至り、ここでカップリング20の本体部31の穴33から円周溝32とカバー25との隙間に入り、さらに、縦溝34とカバー25との隙間を通過し、穴36から内部の排気通路を通って排気管22に達し、カップリング20に接続された歯科用ユニットから延びた可撓性ホースの排気通路(図示せず)から外部に排出される。
【0022】
ここで、給気通路39,41,12、特に給気通路41における圧縮空気の圧力が許容範囲以上になると、減圧部35の孔35aから弾性材38cに作用する圧縮空気の圧力は、ウェーブワッシャ38aの弾力よりも大きくなり、弾性材38cが押し上げられて、減圧部35の底面との間に隙間ができる。この隙間から圧縮空気が減圧部35に入り、さらに溝35bから縦溝34に流れ込み、ヘッド部16から還流する圧縮空気と伴に穴36から内部に入って、排気管22から前記可撓性ホースの排気通路を通って外部に排出される。
このように圧縮空気の圧力が所定以上になると、圧縮空気は給気通路41から減圧部35を通って排気通路に排出されるため、ここからヘッド部16までの給気通路12における圧縮空気の圧力は、常に所定範囲内に維持され、歯科処置工具17の回転数は高くなり過ぎないように自動調整される。
【0023】
次に、図4及び図5を参照して、異なる実施例を説明する。
図4は歯科用ハンドピース50を部分的に断面で示した側面図であり、歯科用ハンドピース50は、把持部53の先端にヘッド部51が設けられ、このヘッド部51に、歯科処置工具52を受理するバースリーブ(図示せず)が回転可能に支承されて収納され、把持部53の内部に給気管56、排気通路55及び給水管59が設けられ、後端に排気管57が取りつけられ、さらに給気管56の途中に減圧部材60が介設され、圧縮空気を送出するコンプレッサー等の装置(図示せず)から延びる可撓性チューブ(図示せず)が、把持部53の後端に接続されて、給気管56を通して圧縮空気がヘッド部51まで送られて歯科処置工具52が回転駆動される。
【0024】
図5(a)は図4における減圧部材60の外観を拡大して示した図であり、図5(b)は図5(a)における一点鎖線に沿って切断した減圧部材60を矢印X−X方向から見た断面図である。
減圧部材60は、給気管56に連通する貫通孔58が設けられた本体部61を備え、この本体部61の外側には平らな面61aが形成され、この平面61aから貫通孔58まで貫通するように孔67が形成され、さらに平面61aから外側に空気逃げ通路としての溝63が形成されている。平面61aには、ここに当接するように弾性材66が設けられて孔67が塞がれ、この弾性材66を孔67に密着させるため上から金属板65が載せられ、金属板65の上にはウェーブワッシャ64が配置される。そして、平面61aの全てを覆うように本体部61に固定用板バネ62が固定されて、この固定用板バネ62によりウェーブワッシャ64は金属板65に押し付けられて、弾性材66は孔67を塞ぐように平面61aに密着して設けられている。
なお、ヘッド部51は、歯科処置工具52を受理するバースリーブが、給気通路を通して供給される圧縮空気により回転駆動されるものであれば良く、特に限定されるものではないが、例えば、図6に示した従来のヘッド部80と同じ構成を適用することもできる。
【0025】
次に、減圧部材60の作用を説明する。
コンプレッサー等の装置から送り出された圧縮空気は、給気管56から供給されてヘッド部51まで送られ、歯科処置工具52を受理したバースリーブ(図示せず)を回転駆動させる。一方、ヘッド部51から還流する圧縮空気は、歯科用ハンドピース50内の排気通路55を通って排気管57に達し、ハンドピース50後端に接続された可撓性ホースの排気通路から外部に排出される。
【0026】
ここで、給気管56、特に貫通孔58における圧縮空気の圧力が許容範囲以上になると、減圧部材60の孔67から弾性材66に作用する圧縮空気の圧力は、ウェーブワッシャ64の弾力よりも大きくなり、弾性材66を介して金属板65が押し上げられてウェーブワッシャ64は矢印P方向に押し広げられる。これにより、弾性材66が押し上げられて平面61aとの間に隙間ができて、この隙間から圧縮空気が漏れ出て、空気逃げ通路としての溝63から排気通路55に流れ込み、ヘッド部51から還流する圧縮空気と伴に排気管22から前記可撓性ホースの排気通路を通って外部に排出される。
このように圧縮空気の圧力が許容範囲以上になると、圧縮空気は給気管56から減圧部材60を通って排気通路55に排出されるため、ここからヘッド部51までの給気管56における圧縮空気の圧力は、常に所定範囲内に維持され、歯科処置工具52の回転数は高くなり過ぎないように自動的に調整される。
【0027】
【発明の効果】
本発明の歯科用ハンドピースでは、給気通路に減圧手段が設けられているため、この給気通路を通過する圧縮空気の圧力が許容範囲以上になると減圧手段が作動し、圧縮空気は減圧手段を通って前記排気通路へ排出されるので、バースリーブに送られる圧縮空気の圧力は低下し、歯科処置工具の回転数が高くなり過ぎないように自動的に調整される。したがって、歯科用ハンドピースの種類を変更する場合にも、コンプレッサーから送出する圧縮空気の圧力を増減させて変更する必要がなく、煩雑な調整操作を省略できる。またトルクや回転数が、歯科用ハンドピースの仕様の範囲に常に維持されるので、歯科処置工具の破損、潤滑油切れ、摩耗の発生といった問題を未然に防ぐことができて、軸受の耐用期間も長くなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯科用ハンドピースであって、接続部材を挿着する前の状態を部分的に断面で示した図である。
【図2】本発明の歯科用ハンドピースにおける接続部材の挿着部分を拡大して部分的に断面で示した図である。
【図3】(a)(b)は接続部材の部品の外観図、(c)は接続部材の外観図である。
【図4】図1〜図3とは異なる実施態様を部分的に断面で示した側面図である。
【図5】(a)は図4における減圧部の外観を拡大して示した図、(b)は(a)における一点鎖線に沿って切断した減圧部を矢印X−X方向から見た断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 歯科用ハンドピース
12 給気通路
13 排気溝(排気通路)
16 ヘッド部
17 歯科処置工具
20 カップリング(接続部材)
22 排気管
23 給気管
32 円周溝(排気通路)
33 排気穴(排気通路)
34 縦溝
35a 孔
36 排気穴
38a ウェーブワッシャ(バネ)
38c 弾性材
39,41 給気通路

Claims (2)

  1. 歯科処置工具を受理するバースリーブと、該バースリーブを回転可能に支承して収納するヘッド部と、前記バースリーブを圧縮空気により回転駆動させるため前記ヘッド部まで圧縮空気を導入する給気通路と、前記ヘッド部から還流する前記圧縮空気を排出するための排気通路とを備え、前記給気通路には前記バースリーブ送られる圧縮空気の圧力を調整する減圧手段が設けられたことを特徴とする歯科用ハンドピースであって、
    該歯科用ハンドピースは本体部の後端に着脱自在な接続部材を含み、該接続部材は該本体部に接続された状態で前記給気通路と前記排気通路を形成し、
    前記減圧手段は、該接続部材に設けられたものであり、前記給気通路から前記排気通路に連通するように前記接続部の本体部に穿設された孔と、該孔の排気通路側に配置された弾性変形可能な弾性材と、前記孔を塞ぐように該弾性材を押圧するバネとを含み、前記給気通路を通過する圧縮空気の圧力が所定以上になると前記バネが変形して前記弾性材と前記孔との間に隙間が形成され、この隙間から圧縮空気が前記排気通路に排出されることにより、前記バースリーブに送られる圧縮空気の圧力が調整される歯科用ハンドピース。
  2. 歯科処置工具を受理するバースリーブと、該バースリーブを回転可能に支承して収納するヘッド部と、前記バースリーブを圧縮空気により回転駆動させるため前記ヘッド部まで圧縮空気を導入する給気通路と、前記ヘッド部から還流する前記圧縮空気を排出するための排気通路とを備え、歯科用ハンドピースの本体部における前記給気通路には前記バースリーブへ送られる圧縮空気の圧力を調整する減圧手段が設けられ、コンプレッサーから延びる可撓性の管体を直接接続するように形成された歯科用ハンドピースであって、
    前記減圧手段は、前記給気通路から前記排気通路に連通する孔を備えた減圧本体部と、該孔の排気通路側に配置された弾性変形可能な弾性材と、前記孔を塞ぐように該弾性材を押圧するバネとを含み、前記給気通路を通過する圧縮空気の圧力が所定以上になると前記バネが変形して前記弾性材と前記孔との間に隙間が形成され、この隙間から圧縮空気が前記排気通路に排出されることにより、前記バースリーブに送られる圧縮空気の圧力が調整されることを特徴とする歯科用ハンドピース。
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