JP3585212B2 - 検査情報蓄積表示方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、製造された自動車から得られた特定管理情報をより迅速に把握するのに好適な製品の情報蓄積表示システム及び情報蓄積表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、製品の不具合情報をディスプレイの画面上に表示するために、不具合の発生した箇所を一覧表にすることが行われる。
本出願人は、先に特願平10−68986号で画面上に描いた製品イメージ画像上の箇所毎にドット(点)をプロットする技術を記載した。
この技術を次図で説明する。
【0003】
図12は従来の不具合情報の表示図であり、ディスプレイ画面100上に製品イメージ画像としての車両101を描き、この車両101の不具合発生箇所にドット102…(…は複数個を示す。以下同様。)をプロットしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術のように、製品イメージ画像上に不具合箇所をプロットすることで、不具合の分布を一目で確認することができ、不具合情報を直ちに確認することができるが、近年の更なる品質向上の要求に対して、多くの不具合情報をより迅速に把握し、且つ不具合の再発に対しては確実な対策を施すことが切望されている。
多くの不具合情報を把握するためには、多くの情報を入力しなければならず、入力作業の改善も必要となる。
また、不具合の分布のみでなく、不具合の内容も即座に参照したいという要望がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、多くの情報(不具合情報等の特定管理情報)をより迅速に把握することができ、また、入力した情報に対する十分な対処を行うことができ、更に情報の入力作業が容易で、情報の内容をいろいろな角度から即座に参照することのできる情報蓄積表示システム及び情報蓄積表示方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の検査情報蓄積表示方法は、製品イメージ画像とその画像を複数の部位に分割し、各部位毎に対応する座標とこれに対応する各部位の部品名を予めデータベースとして記憶手段に保存し、製品イメージ画像を表示手段に表示する第1ステップと、表示手段に表示された製品イメージ画像上で不具合の発生した特定部位を画像位置指示手段で指定し、この指定した部位に該当する部品名を表示手段に表示する第2ステップと、不具合情報を文字情報入力手段で入力し、指定部位の座標に対応させて記憶手段に記憶する第3ステップと、指定された各座標毎に該当件数をカウントするとともに、カウントした該当件数の多少に応じてそれぞれ大きさを異ならせた図形を作成する第4ステップと、これらの図形を表示手段の製品イメージ画像上の該当座標に表示する第5ステップと、表示した図形を画像位置指示手段で選択することにより、該当する情報を表示手段に表示する第6ステップと、からなる。
【0007】
第2ステップを設けたことにより、製品イメージ画像上で視覚的に不具合部位を選択することができるので、情報の入力作業を容易に且つ迅速に行うことができる。
【0008】
また、第4ステップと第5ステップとを設けたことで、座標毎又は事象毎の不具合情報の内容を直ちに把握することができて、迅速に対処することができる。また、一度に多くの情報を得ることができる。
【0009】
更に、不具合情報該当件数の多い座標又は事象を把握することができ、これらの座標又は事象について十分な検討を行うことで、確実に対処することができる。
更にまた、第6ステップを設けたことで、参照したい座標の情報を容易に得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る不具合情報蓄積表示システム及び同方法を組込んだ品質情報管理方法を適用する生産システムのブロック構成図である。
【0011】
生産システムとして自動車の製造および検査を例に説明する。
生産システム1は、複数の製造担当部門2と、製造担当部門2のそれぞれに対応した製造ライン3と、検査部門4とから構成する。
また、生産システム1は、各部門2〜4にデータの入出力を実行するパソコン等のデータ入出力装置を備える。
【0012】
製造担当部門2は、例えばプレス、溶接、塗装、車体組立等の複数の生産管理部門で構成し、製造ライン3で流す機種のプレス、溶接、塗装および車体組立に必要な個々の部品、機能部品および組立順序等の初期製造データDSをデータベースとして有する。
【0013】
また、製造担当部門2は、検査部門4からフィードバックされてくる製品(自動車)に発生した不具合点を修理した修理情報JSに基づいて対策情報JTを作
成し、対策製造データとしてデータベースに記録するとともに、この対策情報JTを製造ライン3に供給することによって製品(自動車)の完成度を高め、検査部門4での不具合点の再発が防止されるようにする。
【0014】
製造ライン3は、製造担当部門2のそれぞれの部門に対応したプレス、溶接、塗装および車体組立等の複数のラインを有し、製造担当部門2から供給される初期製造データDSに基づいて製品(自動車)を組み立てる。
【0015】
また、製造ライン3は、製造担当部門2から供給される対策情報JTに基づいて製品(自動車)の品質の不具合点を解消するための製造変更を行う。
【0016】
検査部門4は、製造ライン3で製造された製品の品質を検査するもので、外観検査工程5、機能検査工程6、修理工程7を備える。
外観検査工程5は、製品(自動車)の外観検査を行い、不具合点を発見した場合には該当する部位および部品をデータベースから読み出して表示し、表示された不具合点の部位および部品をマウスやキーボードで選択し、特定管理情報としての不具合情報JFとして入力する。
【0017】
機能検査工程6は、製品(自動車)の機能検査を行い、不具合点を発見した場合には該当する機能を構成する部品をデータベースから読み出して表示し、表示された部品をマウスやキーボードで選択し、不具合情報JFとして入力する。
【0018】
修理工程7は、外観検査工程5および機能検査工程6で入力された不具合情報JFを選択し、この不具合情報JFに基づいて外観、機能等の修理を行った後、不具合箇所、原因、処置および処置時間等の修理情報JSを入力し、不具合が発生した箇所の管理を担当する製造担当部門2にフィードバックする。
【0019】
また、修理工程7は、不具合箇所および修理内容のスケッチおよびメモをイメージスキャナ等の入力装置を介してパソコン等に入力し、不具合点の箇所および部品と、修理内容を図形情報JGおよび文字情報JMとからなる修理情報JSとして不具合が発生した箇所の管理を担当する製造担当部門2にフィードバックする。
ここで、不具合情報JF及び修理情報JSは、検査情報である。
【0020】
図2は本発明に係る不具合情報蓄積表示方法を組込んだ品質情報管理方法のフロー図である。
なお、図2の実線矢印は作業のフローを示し、2重線矢印は情報のフローを表わす。(符号は図1参照)
【0021】
この品質情報管理方法は、製品の検査工程における、製品の不具合情報を入力するステップと、不具合情報に基づいて修理を実行し、修理担当者がスケッチした修理内容の図形情報と文字情報とを含む修理情報を製造担当部門2にフィードバックするステップと、製造担当部門2における、修理情報に基づいて製造対応すべき対策情報を入力するステップとを備える。
【0022】
図2において、ステップS3では、複数の製造担当部門2にデータベースとして製品(自動車)製造に必要な初期製造データDSが入力(または保存)されている。
【0023】
ステップSPでは、生産ライン3がステップS3の初期製造データDSに基づいて製品(自動車)の製造を行い、製品を外観検査工程5へ供給してステップSAに移行する。
【0024】
ステップSAでは、生産ライン3から供給される製品(自動車)の外観検査を行い、外観に不良(不具合)がある場合にはステップS1Aに移行し、外観に不良(不具合)がない場合にはステップSBに移行する。
【0025】
ステップS1Aでは、外観検査工程5で発見した製品の外観不具合に関する部位及び部品を初期製造データDSの中から選択してディスプレイに表示し、不具合情報JFとしてマウスやキーボードで入力し、ステップSBおよびステップS2に移行する。
【0026】
ステップSBでは、外観検査工程5から供給される製品(自動車)の機能検査を行い、機能に不良(不具合)がある場合にはステップS1Bに移行し、機能に不良(不具合)がない場合にはステップSOに移行する。
【0027】
ステップS1Bでは、機能検査工程6で発見した機能不具合に関係する部位および部品を初期製造データDSから選択して表示し、不具合情報JFとしてマウスやキーボードで入力し、ステップS2に移行する。
【0028】
ステップS2では、ステップS1Aで入力された外観の不具合情報JFおよびステップS1Bで入力された機能の不具合情報JFを選択し、これらの不具合情報JFに基づいて修理を行い、ステップSOに移行する。
【0029】
また、ステップS2では、不具合情報JFの原因、処置および所要時間等を含めた修理情報JSを選択してステップS3にフィードバックする。
さらに、修理担当者が不具合箇所、原因、修理内容を手書きでスケッチするとともに、文章で記載した内容をイメージスキャナ等の入力装置で取込み、ディスプレイに表示した後、責任区分の製造担当部門2(例えば、プレス生産管理部門,車体組立生産管理部門等)にスケッチの図形情報JGおよび文章の文字情報JMを修理情報JSとしてフィードバックする。
【0030】
ステップS3では、ステップS2(修理工程7)からフィードバックされた修理情報JS(図形情報JG、文字情報JMを含む)に基づき、現在流れている製品に対する緊急の製造変更を実施したり、不具合点に対する検討を行った後の対策情報JTをステップSPの製品製造に供給する。
【0031】
なお、ステップS3の対策情報JTは、不具合が発生した部位および部品の対策(改善)前および対策(改善)後の情報を図形情報として入力する。
これにより、対策前に対する不具合点の対策が一目瞭然となり、製造部門および検査部門に有効な対策情報を提供することができる。
【0032】
ステップSOでは、ステップSBから供給される不良のない製品(自動車)およびステップS2から供給される不具合点を修理した製品(自動車)を出荷する。
【0033】
図3は本発明に係る不具合情報蓄積表示システムのブロック構成図であり、不具合情報蓄積表示システム10は、文字、数字を入力するキーボード等の文字情報入力手段11と、画面上の画像の位置を指示するマウス等の画像位置指示手段12と、上記文字情報入力手段11からの文字情報JM及び上記画像位置指示手段12からの画像位置情報JPを記憶するとともに、不具合情報JF(図1参照)をデータベースとして保存する記憶手段13と、この記憶手段13に記憶された不具合該当件数を不具合箇所の座標毎又は不具合の事象毎にカウントするとともに、カウントした不具合該当件数の多少に応じてそれぞれ大きさを異ならせた図形を作成する図形化手段14と、これらの図形、文字情報JM及び図形情報JG(図2参照)を表示する表示手段15とからなる。
【0034】
図4は本発明に係る不具合情報蓄積表示システムの入力画面の表示図である。 不具合情報入力画面20は、不具合の発生した箇所を指定するために、予めデータベースに登録しておいた製品イメージ画像21と、同じくデータベースに予め登録しておいた製品各部の部品名を表示する登録部品名表示部P1〜Pn及び部位名を表示する登録部位名表示部L1〜Lnと、予め登録された不具合の程度を選択する程度名選択キーG1〜Gnと、予めデータベースに登録された不具合の事象(事実、現象)のうち、外観に関するものを選択する外観選択キーW1〜Wn、機能に関するものを選択する機能選択キーX1〜Xn、組付状態に関するものを選択する組付選択キーY1〜Yn、その他の事象内容を選択するその他選択キーZ1〜Znと、入力された不具合情報を表示する入力情報表示部22とからなる。
上記説明中、「キー」とは、不具合情報入力画面20上で画像位置指示手段12(図3参照)で指定することのできる部分をいう。
【0035】
入力情報表示部22は、入力部品名表示部23と、入力部位名表示部24、不具合の程度名表示部25と、事象表示部26とからなる。
事象におけるその他選択キーZ1〜Znの代わりに、文字情報入力手段11(図3参照)から入力した文字、数字を表示する文字情報表示部を設けてもよい。
【0036】
図5は図4に示した製品イメージ画像上の一部品の拡大図であり、部品としてフロアマットを示した。
部品30は、4つの部位31,32,33,34に分割し、更に、各部位31,32,33,34をそれぞれ6つのブロックに分割したものである。例えば、部位31はブロック31a,31b,31c,31d,31e,31fからなる。
【0037】
部位31は、2つの行と3つの列とからなり、下から1番目の行を第1行、下から2番目の行を第2行、左から1番目の列を第1列、左から2番目の列を第2列、左から3番目の列を第3列とし、例えば各ブロックを(列,行)の形式で表すと、ブロック31aは(1,1)、ブロック31bは(2,1)、ブロック31cは(3,1)、ブロック31dは(1,2)、ブロック31eは(2,2)、ブロック31fは(3,2)と表すことができる。
【0038】
ここで、部位31の横方向にx軸、縦方向にy軸をとり、各ブロックをx−y座標に見立て、各ブロックのx−y座標は、上記した(列,行)の形式で表すことにする。
即ち、ブロック31a,31b,31c,31d,31e,31fの各x−y座標は、それぞれ(1,1)、(2,1)、(3,1)、(1,2)、(2,2)、(3,2)となる。
【0039】
図6は本発明に係る不具合情報蓄積表示方法を組込んだ品質情報管理方法の修理情報の入力画面の表示図である。なお、図4で説明した不具合情報入力画面20と同一構成については同一符号を付け、詳細説明を省略する。
修理情報入力画面40は、不具合の修理箇所を指定するために、予めデータベースに登録しておいた製品イメージ画像41と、登録部品名表示部P1〜Pn及び登録部位名表示部L1〜Lnと、不具合修理の部門を選択するための部門選択キーF1〜Fnと、部門内の班を選択するための班選択キーH1〜Hnと、処理部門と責任部門との別を選択するための処理部門キーSy及び責任部門キーSeと、予め登録された不具合の原因のうち、組立に関するものを選択するための組立選択キーQ1〜Qn、ボデーに関するものを選択するためのボデー選択キーR1〜Rn、部品に関するものを選択するための部品選択キーS1〜Sn、その他を選択するためのその他選択キーT1〜Tnと、入力された修理情報を表示する修理情報表示部42とからなる。
【0040】
入力情報表示部42は、入力部品名表示部43と、入力部位名表示部44、原因表示部45と、責任区の部門表示部46及び班表示部47と、処理区の部門表示部48と、修理時間表示部49とからなる。
原因におけるその他選択キーT1〜Tnの代わりに、文字情報入力手段11(図3参照)から入力した文字、数字を表示する文字情報表示部を設けてもよい。
【0041】
図7は図6で処置した内容の図形情報および文字情報を含んだ修理情報の表示図である。
不具合の責任を持つ責任区側の画面フレームIOは、例えば、修理担当者が手書きでスケッチまたは写真撮影した不具合の原因と修理内容との図形および文章をイメージスキャナまたはディジタルカメラ等で読み込んだものであり、上部に原因及び責任区の部門、班を表示したものである。
【0042】
不具合の処理を行う処理区側の画面フレームIRは、不具合発生の原因となる部分の拡大イメージ画像を表示したものであり、上部に原因(シーラー切れ)に対する処置内容(シーラー塗布)、処理区および処理時間を表示したものである。
【0043】
不具合箇所の位置を特定するためのグラフィック画面フレームGは、図示しないコンピュータグラフィック機能に連動し、該当部位をマウスでクリックすることで互いに直交するx軸、y軸及びz軸の座標による対象部位の位置データg(x,y,z)を生成するものであり、後述する不具合情報JF(図1参照)集計に利用するものである。
【0044】
図8は製造担当部門へ指示する対策情報の表示図である。
図は、修理工程7(図1参照)からフィードバックされた画面フレームIR(図7参照)の修理情報JS(図1参照)のイメージ図形と文字情報とを表示した画面フレームIR2と、不具合箇所の対策(改善)前の図形情報と文字情報とを表示した画面フレームR0と、対策(改善)後の図面およびチェック項目を表示した画面フレームR1と、対策となる項目を確認するためのチェック項目表示欄R3とを設けたものである。
【0045】
以上に述べた不具合情報蓄積表示方法を次に説明する。
図4において、表示した製品イメージ画像21上で不具合が発生した部位を画像位置指示手段12(図3参照)で指定する。そして、これに連動して、表示した部品名及び部位名の中から該当部品名及び該当部位名を点滅させたり、下地と文字との色を反転させた反転文字としたりすることで、明示する。
【0046】
次に不具合情報として不具合の事象及び不具合の程度を入力する。
即ち、事象を外観選択キーW1〜Wn、機能選択キーX1〜Xn、組付選択キーY1〜Yn及びその他選択キーZ1〜Znの中から選択することで入力し、不具合の程度を程度名選択キーG1〜Gnの中から選択することで入力する。
入力した上記該当部品名、該当部位名、事象及び不具合の程度は、一組として記憶手段13(図3参照)に記憶され、データベースに登録される。
【0047】
図9(a),(b)は本発明に係る不具合情報蓄積表示システムの作用を説明する作用図である。
データベースに登録された不具合情報を、例えば各不具合箇所毎に該当件数を集計して参照する場合には、(a)において、まず、各不具合箇所の不具合該当件数に応じて大きさを異ならせた図形を作成する。
【0048】
例えば、表示手段15(図3参照)の画面上に、不具合の該当件数を区分するために件数の最大値を入力する件数最大値入力部n1,n2,n3を設け、n1には5(件数の範囲は1〜5)、n2には10(件数の範囲は6〜10)、n3には15(件数の範囲は11〜15)を入力する。
【0049】
そして、これらの件数最大値入力部n1,n2,n3に大きさの異なるドットd1,d2,d3を対応させる。
ここで、Trは件数最大値入力部n1,n2,n3に件数最大値を入力した後で記憶手段13(図3参照)に登録(記憶)させるための登録キー、Kyは件数最大値入力部n1,n2,n3に入力した件数最大値をキャンセルするためのキャンセルキーである。
【0050】
図5で説明したフロアマットを例にして、データベースに登録されている各部位の座標毎の不具合該当件数を集計すると、例えば、図9(b)のようになる。 即ち、部品30において、部位31の座標(1,2)にドットd1、部位31の座標(3,2)にドットd3、部位32の座標(3,2)にドットd3、部位33の座標(2,2)にドットd1、部位34の座標(3,1)にドットd2をプロットしたものである。
【0051】
この例では、部位31の座標(3,2)及び部位32の座標(3,2)で不具合該当件数が多く、部位33,34で不具合該当件数が少ないことが一目でわかる。
上記の例では、座標毎に集計したが、各座標で発生した事象毎に図形を作成して、事象毎に集計した不具合該当件数を製品イメージ画像上に表示してもよい。
【0052】
表示されたドットd1,d1,d2,d3,d3や事象毎に表示された図形をそれぞれ画像位置指示手段12(図3参照)で選択することにより、これらのドットd1,d1,d2,d3,d3又は図形に対応した不具合情報が表示手段に表示される。
これにより、参照したいドット、図形の不具合情報を容易に得ることができる。
【0053】
以上に述べたように、製品イメージ画像上で視覚的に不具合部位の該当箇所(該当座標)を選択することができるため、不具合情報の入力作業を容易に且つ迅速に行うことができる。
また、座標毎又は事象毎の不具合該当件数に応じた図形を表示するので、座標毎又は事象毎の不具合発生状況を直ちに把握することができて、迅速に対策を講じることができる。更に、一度に多くの不具合情報を得ることができる。
更にまた、不具合発生の多い座標又は事象を把握することができ、これらの座標又は事象について十分な対策検討を行うことで、確実な対策を実行することができる。
【0054】
図10は本発明に係る不具合情報蓄積表示方法のフロー図であり、ST××はステップ番号を表す。
ST01……製品イメージ画像を表示する。
ST02……製品イメージ画像上で不具合が発生した部位を指定し、この部位の該当部位名及びこの部位に該当する該当部品名を表示する。
【0055】
ST03……不具合情報を入力し、指定した不具合座標に対応させて記憶する。
ST04……座標毎に件数をカウントするとともに件数に応じて図形を作成する。
ST05……図形を製品イメージ画像上の該当座標に表示する。
ST06……図形を選択することにより、該当する不具合情報を表示する。
【0056】
図11は本発明に係る不具合情報蓄積表示システムの別の表示図であり、3次元の製品イメージ画像上の座標毎に不具合該当件数に応じて大きさを異ならせたドットD1〜DNをプロットしたもので、これは、図7に示したグラフィック画面フレームGで作成した位置データg毎に不具合該当件数を集計したものである。
【0057】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の検査情報蓄積表示方法は、製品イメージ画像とその画像を複数の部位に分割し、各部位毎に対応する座標とこれに対応する各部位の部品名を予めデータベースとして記憶手段に保存し、製品イメージ画像を表示手段に表示する第1ステップを設け、表示手段に表示された製品イメージ画像上で不具合の発生した特定部位を画像位置指示手段で指定し、指定した部位に該当する部品名を表示手段に表示する第2ステップを設けるとともに、不具合情報を文字情報入力手段で入力し、指定部位の座標に対応させて記憶させる第3ステップを設けたので、製品イメージ画像上で視覚的に特定部位の名称選択と座標の指定を同時に実行することができるので、情報の入力作業を容易に且つ迅速に行うことができる。
【0058】
また、指定された各座標毎に該当件数をカウントするとともに、カウントした該当件数の多少に応じてそれぞれ大きさを異ならせた図形を作成する第4ステップと、これらの図形を表示手段の製品イメージ画像上の該当座標に表示する第5ステップとを設けたので、座標毎又は事象毎の不具合情報の内容を直ちに把握することができて、迅速に対処することができる。また、一度に多くの情報を得ることができる。
【0059】
更に、不具合情報該当件数の多い座標又は事象を把握することができ、これらの座標又は事象について十分な検討を行うことで、確実に対処することができる。
更にまた、表示した図形を画像位置指示手段で選択することにより、該当する情報を表示手段に表示する第6ステップを設けたので、参照したい座標の情報を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不具合情報蓄積表示システム及び同方法を組込んだ品質情報管理方法を適用する生産システムのブロック構成図
【図2】本発明に係る不具合情報蓄積表示方法を組込んだ品質情報管理方法のフロー図
【図3】本発明に係る不具合情報蓄積表示システムのブロック構成図
【図4】本発明に係る不具合情報蓄積表示システムの入力画面の表示図
【図5】図4に示した製品イメージ画像上の一部品の拡大図
【図6】本発明に係る不具合情報蓄積表示方法を組込んだ品質情報管理方法の修理情報の入力画面の表示図
【図7】図6で処置した内容の図形情報および文字情報を含んだ修理情報の表示図
【図8】製造担当部門へ指示する対策情報の表示図
【図9】本発明に係る不具合情報蓄積表示システムの作用を説明する作用図
【図10】本発明に係る不具合情報蓄積表示方法のフロー図
【図11】本発明に係る不具合情報蓄積表示システムの別の表示図
【図12】従来の不具合情報の表示図
【符号の説明】
10…不具合情報蓄積表示システム、11…文字情報入力手段、12…画像位置指示手段、13…記憶手段、14…図形化手段、15…表示手段、20…不具合情報入力画面、21…製品イメージ画像、30…部品、31,32,33,34…部位、JF,JS…検査情報(不具合情報、修理情報)、JG…図形情報、JM…文字情報、JP…画像位置情報。

Claims (1)

  1. 製品イメージ画像とその画像を複数の部位に分割し、各部位毎に対応する座標とこれに対応する各部位の部品名を予めデータベースとして記憶手段に保存し、製品イメージ画像を表示手段に表示する第1ステップと、
    前記表示手段に表示された製品イメージ画像上で不具合の発生した特定部位を画像位置指示手段で指定し、この指定した部位に該当する部品名を表示手段に表示する第2ステップと、
    不具合情報を文字情報入力手段で入力し、前記指定部位の座標に対応させて記憶手段に記憶する第3ステップと、
    指定された各座標毎に該当件数をカウントするとともに、カウントした該当件数の多少に応じてそれぞれ大きさを異ならせた図形を作成する第4ステップと、
    これらの図形を表示手段の製品イメージ画像上の該当座標に表示する第5ステップと、
    表示した図形を画像位置指示手段で選択することにより、該当する情報を表示手段に表示する第6ステップと、
    からなることを特徴とする検査情報蓄積表示方法。
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JP2021030860A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 三菱自動車工業株式会社 車両の検査システム及び検査プログラム

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