JP3585132B2 - 冊子供給装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、冊子束から冊子を分冊して供給する冊子供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の冊子供給装置は、積層状態の冊子を1束毎に間欠的に上昇させるリフト装置と、このリフト装置にて上昇された冊子束の上面レベルを検出して、リフト装置の上昇を停止させる信号を発するレベル検出器と、リフト装置の側方に設置されて、冊子束の上側の冊子をプッシャにより順次押し出すプッシャ装置とを有して構成される。
【0003】
レベル検出器により検出される冊子束の上面レベルは、1冊の冊子の厚さデータに基づく所定の分冊数によって決定される。図3(B)に示すように、この冊子束の冊子がリフト装置による上昇後、プッシャ装置によって押し出されて分冊され、この分冊後、冊子束の上面がレベル検出器により検出されるまで再び冊子束がリフト装置よって上昇され、プッシャにより所定の分冊数に分冊される。
【0004】
1束の冊子束について、上述の動作が繰り返された後、リフト装置が最下位置まで下降し、リフト装置へ新たな冊子束が搬入された後、この冊子束の上面がレベル検出器に検出されるまで、リフト装置によりこの新たな冊子束が上昇して、上述のリフト装置の上昇とプッシャ装置による分冊が実施される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の冊子供給装置では、冊子の分冊が、リフト装置の上方でプッシャ装置により実施されるため、1束の冊子束について分冊が終了してから、新たな冊子束がリフト装置により所定位置に設置されるまでの冊子束切換え時間Tの間、分冊作業を実行することができない。このため冊子束切換え時間Tが、分冊作業の待ち時間となって、冊子供給装置の稼動率が低下してしまう。
【0006】
また、リフト装置は、冊子束を上昇させ、冊子束の上面がレベル検出器にて検出された時にその上昇を停止させ、プッシャ装置による分冊後、再び冊子束を上昇させる動作を実施する。このため、リフト装置の昇降駆動源は、サーボモータ等のようなサーボ系駆動方式が採用されており、高価となってしまう。
【0007】
本発明は、上述の事情を考慮してなされたものであり、冊子束の切換え時間を低減して、装置の稼動率を向上させることができる冊子供給装置を提供することを目的とする。このうち、特に請求項2に記載の発明は、リフト装置の昇降駆動源を低価格化でき、低コストの冊子供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、冊子が積層された冊子束をリフト装置にて上昇させ、所定冊数の冊子に分冊して供給する冊子供給装置において、上記冊子束を所定高さまで上昇させるリフト装置と、このリフト装置の一側方に配置され、このリフト装置により所定高さまで上昇された冊子束を一斉に押し出すプッシャ装置と、上記リフト装置に対し上記プッシャ装置と反対の他側方に傾斜配置され、上記プッシャ装置の往動にて押し出された冊子を移動させる分冊移動装置と、この分冊移動装置の上方に配置された分冊ゲートを備え、この分冊ゲートと上記分冊移動装置の上面との間に冊子の厚さに応じた間隔が設けられて、上記分冊移動装置上の冊子束から所定冊数の冊子を分冊可能とする分冊ゲート装置と、上記プッシャ装置により冊子束が上記リフト装置より上記分冊移動装置上に移動されるときには上記分冊移動装置の下方に退避し、上記プッシャ装置の往動後に上記分冊移動装置の上面より突出して上記分冊移動装置上の冊子束を支持する保持プレートを有し、上記分冊移動装置上の冊子束の高さが突出状態の上記保持プレートの上端レベル以下となった時点で、上記プッシャ装置を復動可能にすることを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明について、リフト装置が一定ストローク昇降すれば足り、この昇降が昇降駆動源にて実施されたものである。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の内、分冊移動装置が分冊コンベアにて構成されたものである。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載の発明の内、分冊移動装置及び分冊ゲート装置の下流側に切出移動装置が設置され、この切出移動装置の上方に切出ゲート装置が配置され、上記分冊ゲート装置にて分冊された冊子を保留させた後供給可能とするものである。
【0013】
【作用】
従って、請求項1に記載の発明に係る分冊供給装置によれば、冊子束から冊子を分冊する分冊移動装置及び分冊ゲート装置がリフト装置の側方に配置されたので、これらの分冊移動装置及び分冊ゲート装置による上記分冊作業中に、リフト装置を下降させて新たな冊子束を搬入することができる。このため、上記分冊作業の終了から分冊移動装置への新たな冊子束搬入までの冊子束切換え時間を短縮でき、装置の稼動率を向上させることができる。
更に、請求項1に記載の発明に係る冊子供給装置によれば、分冊移動装置が傾斜配置されたことから、分冊移動装置上の冊子束の下側の冊子は、上側の冊子の荷重の一部を支持すれば足り、しかも、冊子束の冊子間には、分冊移動装置による冊子の移動方向に面ずれが発生する。これらのことから、冊子束の冊子が分離しやすくなり、分冊ゲート装置による分冊を良好に実施できる。
また、請求項1に記載の発明に係る冊子供給装置によれば、分冊移動装置及び分冊ゲ−ト装置による分冊作業中にプッシャ装置を元の位置に位置付かせることができるので、この分冊作業中にリフト装置に新たな冊子束を搬入し、この冊子束を上昇位置に位置付けて待機させておくことができる。従って、冊子束切換時間を一層低減することができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明に係る冊子供給装置によれば、リフト装置は一定ストローク昇降する昇降駆動源で足りることから、昇降駆動源の価格をコストダウンすることができる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明に係る冊子供給装置によれば、分冊移動装置が分冊コンベアにて構成されたことから、分冊ゲートとの共同作用で、冊子束の分冊を連続的に実施できる。このため、従来の冊子供給装置のように、プッシャ装置のプッシャが往復移動することによって分冊が実現される場合に比べ、分冊時の振動を低減できる。
【0017】
また、請求項4に記載の発明に係る冊子供給装置によれば、分冊移動装置及び分冊ゲート装置の下流側に切出移動装置及び切出ゲート装置が設置され、分冊ゲート装置にて分冊された冊子を一時保留させた後供給可能とすることから、分冊移動装置及び分冊ゲート装置による分冊作業の終了から分冊移動装置への新たな冊子束の搬入迄の冊子束切換え時に、切出移動装置及び切出ゲート装置に保留された冊子を次工程へ供給できる。このため、上記冊子束切換え時においても、とぎれることなく冊子の供給を行なうことができ、装置の稼動率を更に向上させることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る冊子供給装置の一実施例を示す全体側面図である。図2は、図1の一部を拡大して示す部分側面図である。図3(A)は、図1の冊子供給装置の作業工程を示す工程図であり、図3(B)は、従来の冊子供給装置の作業工程を示す工程図である。
【0019】
冊子供給装置10は、冊子搬送コンベア11の搬送方向(紙面直交方向)に沿って複数台設置され、この冊子搬送コンベア11の物品収納部12に、各冊子供給装置10から1冊或いは2冊以上の複数冊の冊子13(例えば雑誌)が供給される。冊子搬送コンベア11は間欠搬送され、停止時に各冊子供給装置10から、上述のように冊子13が搬入される。
【0020】
それぞれの冊子供給装置10はストレージコンベア14、リフト装置15、プッシャ装置17、分冊移動装置としての分冊移動コンベア18、分冊ゲート装置19、切出移動装置としての切出移動コンベア20及び切出ゲート装置21を有して構成される。
【0021】
ストレージコンベア14は、同類で同一厚みの冊子13を1束単位で載置し、リフト装置15の受入コンベア22上に、1束の冊子束13Aを供給する。ストレージコンベア14は連続駆動されるフリ−フロ−コンベア14aと、間欠駆動され駆動時にはフリ−フロ−コンベア14aより高速で回転駆動される搬入コンベア14bとから構成され、可動ストッパ23がコンベア面の下方へ移動し、搬入コンベア14bが駆動されると1束の冊子束13Aが受入コンベア22上へ供給される。尚、この供給時、フリ−フロ−コンベア14aと搬入コンベア14bの速度差により、ストレ−ジコンベア14上における先頭と後続の冊子束13A間には間隔が形成され、この間隔に可動ストッパ23が浸入することで後続の冊子束13Aの移動が阻止され、そしてこの時搬入コンベア14bも停止する。
【0022】
リフト装置15は、昇降駆動源としてのシリンダ装置24(例えばエアシリンダ装置)を備えたものであり、このシリンダ装置24のピストンロッド25にリフト台26が接続される。従って、このリフト装置15のリフト台26は、シリンダ装置24により途中で停止することなく一定ストロ−ク昇降される。
【0023】
上記リフト台26に、前記受入コンベア22が複数台並設される。この受入コンベア22は、リフト台26の最下降位置において、ストレージコンベア14から1束の冊子束13Aが供給される時、並びに後述するように、この受入コンベア22上の冊子束13Aを分冊移動コンベア18に移動させる時に駆動される。このリフト装置15により、冊子束13Aが1束毎所定高さ迄昇降される。また、リフト装置15には、リフト台26の昇降方向に沿って固定ストッパ27が設置される。ストレージコンベア14から受入コンベア22へ受入れられた冊子束13Aは、この固定ストッパ27に衝突して位置規制される。
【0024】
プッシャ装置17は、リフト装置15の一側方に配置され、シリンダ装置28によってプッシャレバー29を揺動状態で往復動可能とする。プッシャレバー29はフォーク形状に形成され、それぞれが複数台の受入コンベア22間を移動可能に設けられる。従って、プッシャレバー29の上記往動によって、リフト装置15により所定高さ迄上昇された受入コンベア22上の冊子束13Aが実線矢印に示すように、分冊移動コンベア18上へ移動される。プッシャレバー29は、この位置に停止して、冊子束13Aの荷重の一部を支持可能に構成される。
【0025】
分冊移動コンベア18は、リフト装置15に対しプッシャ装置17と反対位置、つまりリフト装置15の他側方に配置されて間欠駆動される。この分冊移動コンベア18は、並列された複数のコンベアベルト30を有し、またコンベアベルト30は、冊子13との摩擦係数が、冊子13同士の摩擦係数よりも大きな材質によって構成され、冊子束13A内の冊子13を個別に移動可能とする。
【0026】
また、分冊移動コンベア18は、前記ストレージコンベア14による冊子束13A及び切出移動コンベア20による冊子13のそれぞれの搬送方向に対し傾斜して配置される。このため、分冊移動コンベア18上にある冊子束13Aの荷重は、前述のように、一部がプッシャレバー29にて支持され、残りが分冊移動コンベア18にて支持される。従って、冊子束13Aの最下位置の冊子13に作用する冊子束13Aの荷重が低減されると共に、冊子束13Aの各冊子13は、それぞれの面方向にずらされる。
【0027】
分冊ゲート装置19は、分冊移動コンベア18に対する垂直線に対し鋭角に傾斜して設置され、往動して停止状態のプッシャレバー29と略平行に配置されて、冊子束13Aにおける冊子13の面ずれが促進される。この分冊ゲート装置19は、モータ31により回転されるスクリュー32に分冊ゲート33が螺合されて構成され、この分冊ゲート33と分冊移動コンベア18のコンベア上面との距離Lが調整可能に設けられる。この距離Lの調整は、冊子13の厚さデータに基づき、分冊したい冊子数(本実施例では2冊)に応じて調整可能とされる。この分冊ゲート装置19の分冊ゲート33と分冊移動コンベア18とによって、冊子13が所定冊毎分冊される。
【0028】
分冊移動コンベア18と切出移動コンベア20との間に送りコンベア16が設置される。この送りコンベア16は、分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19により分冊された冊子13を切出ホッパ34内へ送給する。この切出ホッパ34は、切出移動コンベア20の上方に設置され、切出ホッパ34における冊子13の供給側の一側面に、切出ゲート装置21の切出ゲート35が配設される。
【0029】
切出移動コンベア20は、モータ36により間欠駆動され、その駆動時に、切出ホッパ34内の冊子13を移動可能とする。また、切出ゲート装置21は、モータ37により回転されるスクリュー38に切出ゲート35が螺合されて構成され、この切出ゲート35と切出移動コンベア20のコンベア上面との距離Mが調整可能に設けられる。この距離Mも冊子13の厚さデータに基づき、分冊したい冊子数(本実施例では1冊)に応じて調整可能とされる。上述の切出ホッパ34、切出コンベア20及び切出ゲート装置21により、分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19にて分冊された冊子13が一時保留された後、冊子搬送コンベア11の物品収納部12内へ供給される。
【0030】
また、切出ホッパ34の上方には、レベル検出器39が設置される。このレベル検出器39は、冊子13が切出ホッパ34内へ所定冊保留されて設定高さHになったことを検知するもので、この検知信号に基づいて分冊移動コンベア18の駆動を停止させ、それ以上の切出ホッパ34内への冊子13の供給を停止する。
【0031】
次に、作用効果を説明する。
図3(A)に示すように、ストレージコンベア14からリフト装置15へ搬入された冊子束13Aは、リフト装置15にて所定高さ迄上昇されると、プッシャ装置17のプッシャレバー29の往動によって分冊移動コンベア18上に一斉に移される。
【0032】
この後、冊子束13Aは、分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19によって分冊され、この分冊作業間に、リフト装置15のリフト台26が下降してストレージコンベア14から新たな冊子束13Aが受入コンベア22上に搬入される。
【0033】
1束の冊子束13Aについての分冊作業が終了すると、プッシャ装置17のプッシャレバー29が復動し、そしてリフト装置15により上記新たな冊子束13Aが上昇し、プッシャレバー29が往動してこの新たな冊子束13Aを分冊移動コンベア18へ移し、再び分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19にてこの分冊束13Aを分冊する。
【0034】
上記実施例によれば、冊子束13Aから冊子13を分冊する分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19がリフト装置15の側方に配置されたので、これらの分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19による上記分冊作業中に、リフト装置15のリフト台26を下降させて新たな冊子束13Aを受入コンベア22上に搬入することができる。このため、分冊作業の終了から分冊移動コンベア18への新たな冊子束13Aの搬入迄の冊子束切換え時間tを低減でき、冊子供給装置10の稼動率を向上させることができる。
【0035】
また、リフト装置15はシリンダ装置24にてリフト台26を一定ストローク昇降すれば足り、このストローク途中で停止させる必要がないことから、リフト装置15における昇降駆動源の価格を低減できる。
【0036】
また、分冊移動コンベア18が傾斜配置されたことから、この分冊移動コンベア18上の冊子束13Aの荷重をプッシャ装置17のプッシャレバー29にても支持できるので、分冊移動コンベア18上の冊子束13Aにおける下側の冊子は、上側の冊子の荷重の一部を支持すれば足り、更に、冊子束13Aの冊子13間に、分冊移動コンベア18による冊子13の移動方向に面ずれが発生する。これらのことから、冊子束13Aの冊子13が分離しやすくなり、分冊ゲート装置19による分冊を良好に実施できる。
【0037】
また、分冊移動コンベア18がコンベア装置であることから、分冊ゲート装置19との共同作用で、冊子束13の分冊を連続的に実現できる。このため、従来の冊子供給装置のように、プッシャ装置のプッシャが往復移動することによって分冊が実施される場合に比べ、分冊時の振動を低減できる。
【0038】
また、分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19の下流側に切出移動コンベア20及び切出ゲート装置21が配置され、分冊ゲート装置19にて分冊された冊子13を一時保留させた後供給可能としたことから、分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19による分冊作業の終了から分冊移動コンベア18への新たな冊子束13Aの搬入迄の冊子束切換え時に、切出移動コンベア20、切出ゲート装置21及び切出ホッパ34に一時保留された冊子を次工程へ供給できる。このため、上記冊子束切換え時においても、とぎれることなく冊子13の供給を行なうことができ、冊子供給装置10の稼動率を向上させることができる。
【0039】
尚、上記実施例では、切出移動コンベア20、切出ゲート装置21及び切出ホッパ34が分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19の下流側に配置されたものを述べたが、これらの切出移動コンベア20、切出ゲート装置21及び切出ホッパ34が存在せず、分冊移動コンベア18及び分冊ゲート装置19にて分冊された冊子13を直接分冊搬送コンベア11の物品収納部12内へ供給しても良い。
【0040】
また、上記実施例の分冊移動コンベア18では、コンベアベルト30と冊子13との摩擦力により冊子13を移動させるものを述べたが、搬送駒を突設させたコンベアやチェ−ン部材を用い、この搬送駒により冊子13を移動させても良い。
【0041】
また、上記実施例では、分冊移動コンベア18及び分冊ゲ−ト装置19による分冊作業が終了するまで、冊子束13Aをプッシャ装置17のプッシャレバ−29にて支持するものを述べたが、例えば図2で2点鎖点にて、また図4に示すような保持プレ−ト40を設けても良い。この保持プレ−ト40はシリンダ装置41などの駆動源を有し、プッシャレバ−29により冊子束13Aがリフト装置15より分冊移動コンベア18上に移される時には下方に退避していて、プッシャレバ−29の往動後にコンベアベルト30の上面より突出して分冊移動コンベア18上の冊子束13Aを支持するものである。このように構成すると、分冊移動コンベア18及び分冊ゲ−ト装置19による分冊作業に伴い、コンベアベルト30上の冊子束13Aの高さが突出状態の保持プレ−ト40の上端レベル以下となった時点で、プッシャレバ−29を復動させることができる。つまり、分冊移動コンベア18及び分冊ゲ−ト装置19による分冊作業中にプッシャレバ−29を元の位置に位置付かせることができるので、この分冊作業中にリフト装置15の受入コンベア22上に新たな冊子束13Aを搬入し、そして、リフト台26を上昇位置に位置付けて待機させておくことが可能となる。従って、冊子束切換え時にまずプッシャレバ−29を復動させ、その後リフト台26を上昇位置に位置付ける前述の実施例と比較し、冊子束切換時間を一層低減することが出来る。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る冊子供給装置によれば、冊子束の切換え時間を低減して、装置の稼動率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る冊子供給装置の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】図2は、図1の一部を拡大して示す部分側面図である。
【図3】図3(A)は、図1の冊子供給装置の作業工程を示す工程図であり、図3(B)は、従来の冊子供給装置の作業工程を示す工程図である。
【図4】図4は、変形例の側面断面図である。
【符号の説明】
10 冊子供給装置
13A 冊子束
15 リフト装置
17 プッシャ装置
18 分冊移動コンベア
19 分冊ゲート装置
20 切出移動コンベア
21 切出ゲート装置
24 シリンダ装置
29 プッシャレバー
30 コンベアベルト
33 分冊ゲート
34 切出ホッパ
L 分冊移動コンベアと分冊ゲートとの距離
Claims (4)
- 冊子が積層された冊子束をリフト装置にて上昇させ、所定冊数の冊子に分冊して供給する冊子供給装置において、
上記冊子束を所定高さまで上昇させるリフト装置と、このリフト装置の一側方に配置され、このリフト装置により所定高さまで上昇された冊子束を一斉に押し出すプッシャ装置と、
上記リフト装置に対し上記プッシャ装置と反対の他側方に傾斜配置され、上記プッシャ装置の往動にて押し出された冊子を移動させる分冊移動装置と、
この分冊移動装置の上方に配置された分冊ゲートを備え、この分冊ゲートと上記分冊移動装置の上面との間に冊子の厚さに応じた間隔が設けられて、上記分冊移動装置上の冊子束から所定冊数の冊子を分冊可能とする分冊ゲート装置と、
上記プッシャ装置により冊子束が上記リフト装置より上記分冊移動装置上に移動されるときには上記分冊移動装置の下方に退避し、上記プッシャ装置の往動後に上記分冊移動装置の上面より突出して上記分冊移動装置上の冊子束を支持する保持プレートを有し、
上記分冊移動装置上の冊子束の高さが突出状態の上記保持プレートの上端レベル以下となった時点で、上記プッシャ装置を復動可能にすることを特徴とする冊子供給装置。 - リフト装置は一定ストローク昇降すれば足り、この昇降が昇降駆動源にて実施される請求項1に記載の冊子供給装置。
- 分冊移動装置が分冊コンベアにて構成された請求項1又は2に記載の冊子供給装置。
- 分冊移動装置及び分冊ゲート装置の下流側に切出移動装置が設置され、この切出移動装置の上方に切出ゲート装置が配置され、上記分冊ゲート装置にて分冊された冊子を保留させた後供給可能とする請求項1〜3のいずれか一に記載の冊子供給装置。
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JP16864194A Expired - Fee Related JP3585132B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 冊子供給装置 |
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