JP3584582B2 - 粉粒体の混合装置及びトナーの製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、混合装置及び静電荷像現像用現像剤を製造するための混合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
トナーの製造方法としては、着色剤と結着樹脂、更に必要に応じて帯電制御剤、オフセット防止剤などを混合し、得られた混合物を溶融、混練したあと、微粉砕する混練粉砕法が常法とされており、必要に応じて、トナーの特性上の要求(解像度、カブリ等)を満たすために、特定の粒度範囲のトナー粒子を得るための分級工程を設けたり、さらに、流動性付与剤、帯電制御剤、クリーニング助剤などをトナー粒子表面に付着、固定化させる混合工程を設けている。
【0003】
トナーの混合工程に使用される混合装置は、以下に示す3つのタイプに大別できる。
▲1▼ V型ブレンダーに代表される低エネルギー混合装置。
▲2▼ ヘンシェル型ミキサーに代表される中エネルギー混合装置。
▲3▼ ハイブリダイザー(奈良機械製作所(株)製)、クリプトロン(川崎重工業(株)製)、のようなメカノフュージョン利用の高エネルギー混合装置。
トナーの混合工程では、これらの混合装置を使用してトナーと外添剤を直接混合したり、これらの混合装置を組合せてトナーと外添剤を混合する。
【0004】
トナーの混合における問題点として、外添剤のトナーに対する付着力が弱いために、外添剤がコピーマシン内(現像機内)でトナー表面より剥離して感光体を汚染し、画質劣化を発生させたり、コピーのソリッド部に白抜けを発生させる要因となる。また、外添剤がキャリアに付着(インパクション)すると現像剤が劣化して現像剤の寿命が短くなる。
一方、外添剤(流動性付与剤等)のトナーに対する付着力が強過ぎると、粉体流動性が低下してコピーマシン内でトナーが詰まったり、搬送不良が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
外添剤のトナーに対する付着力が弱いことから発生する問題に対しては次の2つの方法が提案されている。
▲1▼ 熱処理利用のトナーの表面を改質する方法(特開昭56−81853号公報、特開昭59−3444号公報、特開昭59−3445号公報、特開昭59−37553号公報、特開昭63−298254号公報及び特開昭63−319037号公報参照)は、外添剤のトナーに対する付着力が強過ぎるため流動性付与剤などは、外添の効果が低減してしまうという問題があった。
【0006】
▲2▼ メカノフュージョンを利用してトナーの表面を改質する方法(特開昭62−83029号公報、特開昭62−140636号公報、特開昭62−262737号公報、特開昭63−42728号公報、特開平2−101476号公報及び特公昭53−23700号公報参照)は、高エネルギー混合であるためトナー粒子を破壊してしまう問題もあった。特に、特開昭63−42728号公報に記載の装置では、混合槽自体を回転させてトナー表面の改質を行うものであり、回転壁とトナーとを摩擦させる部材及び掻き取り部材により、強い回転癖を付けるものであるから、トナー粒子を破壊してしまう。
【0007】
そして、コピーの高画質化、高品質化に伴い、トナーは小粒径化し、1つのトナーに使用する外添剤の種類、数も多様化してきている。そのため小粒径化トナーに対しては、さらに、小粒径の外添剤が必要となり、従来の混合方法、混合技術では外添剤をトナー表面に均一に付着させることができなくなってきた。そして、多様化した外添剤に対しては、それぞれに適切な付着条件が必要となり、従来の混合方法、混合技術では、前記付着条件に対応することができなくなってきた。
【0008】
そこで、本発明は、従来の技術における上記の欠点を改善し、トナーに対する外添剤の付着力を均一にし、且つ、付着力の制御を可能にした混合装置を提供しようとするものである。
また、本発明の他の目的は、均一な外添特性を有する静電荷像現像用トナーの製造方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、各種混合装置によるトナーを外添剤(シリカ微粉等)との付着力の強さを測定した結果、以下の3つのパターンがあることを見出した。
パターン▲1▼:V型ブレンダーのような低エネルギーブレンド(図3)。
図3のように付着力の弱い部分にピークがあり、中程度、強い部分も存在するが、混合分散力が弱いために、外添剤が分散されずに塊として観察された。
【0010】
パターン▲2▼:ヘンシェル型ミキサーのような中エネルギーブレンド(図4)。図4のように中心にピークを持ち、左右になだらかに裾びきしている。ピークの位置は、混合羽根の回転数に左右される。
【0011】
パターン▲3▼:メカノフュージョンのような高エネルギーブレンド(図5)
図5のように付着力の強い部分にピークを持ち、中程度、弱い部分にも存在する。
【0012】
上記3パターンのどれもが必ず弱い付着力の物が存在する。そして前述した問題点と考え合わせると、この弱い付着力の物が外添剤剥離の原因となり、色々な問題を起こしていることが分かった。
そこで、本発明者らは、前記のように多様化した外添剤に対して、それぞれに適切な付着混合状態に制御するめには、パターン▲2▼の中エネルギーブレンドが最も適していることが見出し、この混合装置において、この弱い付着力の物を無くすことにより、外添剤のトナーに対する付着力を均一にし、特に、付着力の弱いものをなくし、上記の問題を解決することに成功した。
【0013】
即ち、本発明者らは、ヘンシェル型ミキサーの研究を行った結果、混合を決定づける、即ち、付着強度分布のピークの位置を決定づけるものは、混合羽根先端の周速であることを見出した。また、ヘンシェル型ミキサーの付着強度分布が他のパターンよりもなだらかである理由は、羽根先端部分の面積が小さく、そして混合槽内の粉粒体の流れが羽根先端部分に集中しないために、個々の粉粒体に与えられるエネルギーが一定とならないことによると思わる。
【0014】
本発明では、個々の粉粒体に与えられるエネルギーを一定にする手段として、回転羽根先端部分の断面積を大きくすることにより、最高周速を持つ部分を大きくし、一番高いエネルギーを効率よく粉粒体に与えることにより、上記の問題の解決に成功した。
【0015】
本発明は、固定混合槽内に回転羽根を付設し、2種以上の粉粒体を該回転羽根を用いて混合する混合装置において、該回転羽根の回転中心を通る断面形状における回転中心から2/3以上の先端部分の断面積が全断面積の0.5以上を占め、該回転羽根の先端部分の形状が回転方向に凸面または曲面を有することを特徴とする混合装置である。ここで、全断面積とは、粉体混合に寄与しない回転軸取付部分を除く断面積をいう。
【0016】
上記混合装置において、回転羽根の先端部分の形状が、球状、卵形状又は円柱状で回転方向に凸曲面を有することが好ましい。
また、固定混合槽内には、第2の回転羽根機構を付設することが好ましい。
本発明の混合装置は、トナー粒子と、少なくとも1種の添加剤とを混合して静電荷像現像用トナーを製造のに適したものである。
【0017】
もう1つの本発明は、上記の混合装置を用いて、回転羽根の先端の周速を10〜50m/secの範囲で回転し、トナー粒子と少なくとも1種の添加剤とを混合するトナーの製造方法である。
【0018】
【発明の実施の態様】
図1は、本発明の1つの例である、混合室の概略平面図、図2は、図1の混合室を備えた混合装置の概略正面図である。図中、1は固定混合室本体であり、混合室の中心に混合羽根2,3が設けられ、モータ6により回転するように構成されている。また、混合羽根先端部分は、球状、卵形状又は円柱形状を有することにより、その断面積をより大きくすることができる。なお、7はディフレクター、8は原料供給口、9は排出シュートである。
【0019】
上記図2において、2種類以上の粉粒体は原料供給口8より、混合室1に投入され、回転羽根2,3の回転力で混合室内壁に押しつけられて旋回し、回転羽根の先端部分により混合される。さらに、ディフレクターにより、一度壁面より剥離され分散されて再び混合室内壁に押しつけられて旋回混合される。この操作が繰り返されて安定した混合が行われる。
【0020】
図6〜9は回転羽根を示したものであり、それぞれの(a)は平面図、(b)は正面図を示す。まず、図6及び図8の回転羽根は、従来から使用されてきたヘンシェルミキサーの標準羽根であり、図6はSO型、図8はZO型の羽根である。一方、図7及び図9の回転羽根は、本発明の具体例を示すものであり、図7は四角柱状、図9は円柱状の形状を有する。なお、本発明の回転羽根は、従来の回転羽根と比べて先端部分の断面積が大きいことが特徴である。
【0021】
本発明において、回転羽根先端部分は、回転方向に凸曲面を付した形状であることが好ましい。特に先端部分の形状が球状、卵形状または円柱状が良い。さらに、粉粒体の分散効果を上げるために混合槽内に第2の回転羽根機構を具備することが好ましい。
【0022】
第2の回転羽根機構は、装置内を流動する粉体層をより混合分散させるために設けたものであり、大きさは本発明の回転羽根の直径に対して約3分の1程度の直径のものを用いることができる。また、形状は、回転軸に対して垂直な平板を組み合わせたものを用いることができる。特に、平板が3段に交互に90度ずらして配置され、回転方向にナイフエッジを有するものが好適である。また、第2回転羽根は、混合槽内の周面に設けることが好ましい。
【0023】
本発明の混合装置によれば、混合羽根が高速回転することによって旋回流が発生して2種以上の粒子が混合される。必要とされる付着強度は、得られる先端周速と混合羽根の回転数により決定される。それ故、本発明では、混合に寄与する先端部分の断面積を大きくすることにより、効率よく粉体混合を行うことができ、特定の付着強度(状態)の提供を可能にする。
【0024】
本発明の混合装置において、混合原料として使用する静電荷像現像用トナー組成物は、結着樹脂と着色剤を主成分とする公知のものを使用することができる。即ち、トナー結着樹脂としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のモノオレフィン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニルエステル;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸のエステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン等の単独重合体あるいは共重合体を挙げることができ、特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン・アクリル酸アルキル共重合体、スチレン・メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン・アクリロニトリル共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等を挙げることができる。さらに、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス類を挙げることができる。
【0025】
また、着色剤としては、カーボンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーン、オキサレート、ランプブラック、ローズベンガル等が代表的なものとして例示することができる。
結着樹脂及び着色剤は、上記の例示したものに限定されるものではなく、また、必要に応じて帯電制御剤など、公知の添加剤を含有することもできる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を実施例によってより具体的に説明するが、これに限定されるものではない。
混合装置として用いたヘンシェルミキサーは、三井三池化工機社製のFM20B型で混合槽側壁に第2の回転羽根機構(チョッパー)を具備したものである。ただし、第2の回転羽根は必要に応じて取り外し可能となっている。
【0027】
なお、付着強度の測定は次の方法で行った。トナー2gを100mlビーカーに秤量する。次いで、そのビーカーに界面活性剤を40ml加え、超音波震盪後遠心分離する。そして、沈殿物を乾燥し、超音波処理をしないサンプルと、蛍光X線分析によりSiの定量を行った。そして、超音波の強度を何種類か変更することにより付着強度の分布の測定をした。測定値を次式により整理して付着強度とした。
付着強度(脱離SiO2 量)={1−(超音波処理後のSi量)/(超音波処理前のSi量)}×100%
【0028】
また、付着強度を弱・中・強の3段階で表し、超音波強度は50mAで5分間震盪して剥離する付着状態を弱とし、150mAで30分間かん震盪して剥離する付着状態のうち、弱付着状態を除いた付着状態を中とし、剥離しない付着状態を強とした。
【0029】
〔実施例1〕
混合羽根として下羽根は図6に示すようなSO型(直径290mm)、上羽根は図7に示すように先端部に一辺22mmの正方形を底面に持つ、高さ60mmの四角柱を取付けたものを使用した。
なお、使用した上羽根は半径が138mm、回転軸取付け部分は中心から20mm、回転羽根厚みが10mmであった。したがって、回転中心から2/3以上の回転羽根先端部断面積は1560mm2 (=22×60+(138×(1/3) −22) ×10=1560) となり、回転軸取付部分を除いた断面積が2280mm2 (=22×60+(138−20−22) ×10=2280) となり、その比は0.68となる。
【0030】
使用材料
トナー:2成分黒トナー分級品(体積平均粒径10μm)4kg
外添剤:エアロシル(R−972) 40g
混合条件
上羽根先端周速が10m/sec,22m/secと36m/secの3条件、混合時間は30minで固定
以上のような条件で混合を行った。その結果を表1に示す。
また、上羽根先端周速が22m/secのみブローオフ帯電量測定装置により帯電特性を測定した結果、37.7μc/gでキャリアとの攪拌時間を変えてもほぼ一定の値を示した。
【0031】
〔比較例1〕
混合羽根として、上羽根を図8に示すZO型とした以外は実施例1と同様の装置を用い、同様の条件で混合を行った。その結果を表1に示す。
なお、使用したZO型上羽根は半径138mm、回転軸取付部分は中心から 20mm、回転羽根厚みが4mm、羽根の段差が60mm、羽根の段差の始まりが中心から60mm、終わりが100mmであった。したがって、回転羽根先端部断面積と回転羽根取付部分を除く断面積に対する比は0.44(210mm2 /472mm2 )となる。
実施例1と同様に帯電特性を測定した結果、45.4μc/gであったが攪拌時間が長くなるにつれ帯電量が低下し、48時間では30.6μc/gとなり不安定であった。
【0032】
〔実施例2〕
混合羽根として上羽根を図8に示すように先端部に直径22mm、高さ60mmの円柱を取付けたものを使用した以外は実施例1と同様に混合を行った。その結果を表1に示す。回転羽根断面積は実施例1と同様のため回転羽根先端部分断面積と回転軸取付部分を除く断面積に対する比は0.68(1560mm2 /2280mm2 )となる。
【0033】
〔実施例3〕
混合装置として第2の回転羽根機構を具備したものを使用し、第2の回転羽根の回転数を2000rpmとした以外は実施例1と同様に混合を行った。その結果を表1に示す。なお、第2の回転羽根機構は、回転方向に片刃のナイフエッジを有する直径100mmの平板状回転羽根を3段に90度ずつずらしたものを混合槽内周面上方に第1の混合羽根と接触しない位置に取り付けて用いた。
【0034】
【表1】
【0035】
表1より明らかなように、回転羽根の先端部分の断面積を大きくすることにより、外添剤の付着強度分布が周速に応じたピーク値でシャープになる。また、先端部分の形状を回転方向に凸曲面を形成することにより付着強度分布は、さらにシャープになる。そして帯電特性からもシャープな付着強度分布は、トナーの帯電量分布をシャープにしている。また、第2の回転羽根機構(チョッパー)の効果により外添剤の凝集体が解砕され均一な外添混合トナーが得られた。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、上記のように回転羽根先端部分の断面積を大きくすることにより、目的とする混合エネルギーを効率よく粉粒体に付与することが可能となり外添剤の付着強度が均一である粉粒体を得ることができる。また、外添剤の付着強度も任意に制御することが可能となる。本発明の混合装置を用いれば外添剤の付着強度の均一な即ち帯電分布のシャープな静電荷像現像用トナーを容易に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混合室の1例を示す平面図である。
【図2】本発明の混合装置の1例を示す正面図であり、混合室内は断面を示している。
【図3】低エネルギーブレンドにおける外添剤の添加量と付着強度の関係を示したグラフである。
【図4】中エネルギーブレンドにおける外添剤の添加量と付着強度の関係を示したグラフである。
【図5】高エネルギーブレンドにおける外添剤の添加量と付着強度の関係を示したグラフである。
【図6】従来のヘンシェルミキサーのSO型標準羽根であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図7】本発明の実施例である、先端が四角柱状羽根であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図8】従来のヘンシェルミキサーのZO型標準羽根であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図9】本発明の実施例である、先端が円柱状羽根であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 装置本体、 2 混合下回転羽根、 3 混合上回転羽根、 4 第二の回転羽根、 5 第二の回転羽根用モータ、 6 回転羽根用モータ、 7 ディフレクター、 8 原料供給口、 9 排出シュート、 10 回転羽根取付け部分
Claims (4)
- 固定混合槽内に回転羽根を設け、2種以上の粉粒体を該回転羽根を用いて混合する混合装置において、該回転羽根の回転中心を通る断面形状における回転中心から2/3以上の先端部分の断面積が全断面積の0.5以上を占め、該回転羽根の先端部分の形状が回転方向に凸面または曲面を有することを特徴とする混合装置。
- 2種以上の粉粒体を回転羽根を用いて混合せしめる混合装置において、該回転羽根の先端部分の形状が回転方向に凸曲面を有することを特徴とする請求項1に記載の混合装置。
- 混合槽内に第2の回転羽根を付設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の混合装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の混合装置を用い、回転羽根の先端の周速を10〜50m/secの範囲で回転し、トナー粒子と少なくとも1種の添加剤とを混合することを特徴とするトナーの製造方法。
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