JPH09297428A - 現像剤及び現像剤の製造方法 - Google Patents

現像剤及び現像剤の製造方法

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JPH09297428A
JPH09297428A JP11346796A JP11346796A JPH09297428A JP H09297428 A JPH09297428 A JP H09297428A JP 11346796 A JP11346796 A JP 11346796A JP 11346796 A JP11346796 A JP 11346796A JP H09297428 A JPH09297428 A JP H09297428A
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mixing
mixing step
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kneading
melt
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JP11346796A
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English (en)
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Chikatoshi Satou
周逸 佐藤
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Toshiba Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0802Preparation methods
    • G03G9/081Preparation methods by mixing the toner components in a liquefied state; melt kneading; reactive mixing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーの原材料が凝集することなく、原材料
が均一に分散した混合状態を得る。 【解決手段】 本発明の現像剤の製造方法は、現像剤を
構成するための材料で、所定の極性に帯電する第1の材
料を、熱可塑性樹脂とともに混合する第1の混合工程
と、前記現像剤を構成するための材料で、前記所定の極
性と反対の極性に帯電する第2の材料を、前記第1の混
合工程で得られた混合物とともに混合する第2の混合工
程と、前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練
する溶融混練工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ等に用いられる乾式現像剤の製造技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾式現像剤、いわゆるトナーの製
造方法として、特開平6−52177号公報にも見られ
る如く、トナーの材料を混合してから溶融混練を行い、
得られた混練物を粉砕、分級してトナーを製造する方法
が広く用いられている。この一連の製造工程の内、材料
の混合工程では、材料を機械的に攪拌混合することによ
り、凝集している材料があればこの材料を予め解砕し、
材料を均一に分散させている。そして、このように混合
された材料を加熱しつつ、さらに混練することで、トナ
ーの主要構成成分であるバインダ樹脂中に他の材料を均
一に分散する。
【0003】バインダ樹脂中での材料の分散状態が不良
である場合には、得られたトナーは摩擦帯電が不安定と
なったり、また発色性が悪くなるといった種々の問題が
生じる。このためバインダ樹脂中に材料を均一に分散さ
せることは、極めて重要である。
【0004】ところで、トナーの原材料はトナーに所望
の帯電極性が得られ易いように選択使用されるが、時に
はトナー帯電極性と逆の帯電極性を持つ原材料を用いる
こともある。また原材料の帯電序列によって、使用され
る各々の材料の帯電量の絶対値には大小の差がある。
【0005】このようにトナーを構成する種々の材料
は、摩擦帯電性が異なるために、従来、1回の混合工程
で全ての原材料を混合した場合には、帯電極性の異なる
材料同士が凝集体を構成したり、ある材料が他の材料の
表面を覆ってしまったりといった問題が生じていた。
【0006】また、このような帯電極性の違いによる凝
集とは別に、粒径が1μm以下の微小な粉体はもともと
凝集し易い性質を有している。このため微小な粉体を複
数種類使用した場合にも、同様の問題が起きる。このよ
うにトナーの原材料を全て同時に混合した場合には原材
料の凝集が起こり、材料を均一に分散することができな
いという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、トナー
の原材料を全て同時に混合した場合には、材料の凝集が
起こり、材料の均一な分散が妨げられるという問題があ
った。本発明は、上記欠点を除去し、トナーの原材料が
凝集することなく、原材料が均一に分散した混合状態を
得ることのできる現像剤の製造方法を提供することを目
的とする。また発色性が良く、所望の画像濃度が得ら
れ、かつ摩擦帯電性の安定した現像剤を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の現像剤の製造方法は、現像剤を構成するた
めの材料で、所定の極性に帯電する第1の材料を、熱可
塑性樹脂とともに混合する第1の混合工程と、前記現像
剤を構成するための材料で、前記所定の極性と反対の極
性に帯電する第2の材料を、前記第1の混合工程で得ら
れた混合物とともに混合する第2の混合工程と、前記第
2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶融混練
工程とを有する。
【0009】即ち、摩擦帯電極性が大きく異なる第1の
材料と、第2の材料とを同時に混合せず、段階的に混合
するようにしたので、混合工程中において、第1の材料
と第2の材料とが凝集することが防止できる。
【0010】また上記目的を達成するため、本発明の現
像剤の製造方法は、現像剤を構成するための材料で、1
μm以下の大きさを有する第1の材料を、熱可塑性樹脂
とともに混合する第1の混合工程と、前記現像剤を構成
するための材料で、1μm以下の大きさを有し、前記第
1の材料と異なる第2の材料を、前記第1の混合工程で
得られた混合物とともに混合する第2の混合工程と、前
記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶融
混練工程とを有する。
【0011】粒径が1μm以下の微小な粒子は、もとも
と凝集しやすい性質を有している。しかしながら、本発
明では、粒径が1μm以下の第1および第2の材料を同
時に混合することなく、段階的に混合するようにしたの
で、微小な粒子同士が凝集することを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
をあげて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】(実施例1)本発明の現像剤の製造方法に
ついて説明する前に、現像剤を用いた電子写真プロセス
について述べる。図1は、現像剤(以下トナーと称す
る)を用いて画像を形成する画像形成装置の主要部の断
面図である。まず、図1において感光体ドラム3は、図
示矢印a方向へ回転可能に設けられている。
【0014】感光体ドラム3の周囲には回転方向に沿っ
て以下のものが配置されている。まず、感光体ドラム3
を一様に帯電させる帯電チャージャ5が感光体ドラム3
に対向して設けられている。この帯電チャージ5の下流
の位置を静電潜像を形成するため、図示しない光学装置
から照射されたレーザビームLが通過する。
【0015】帯電チャージ5のさらに下流には、現像剤
であるトナーTを収容し、露光された感光体ドラム3上
の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器11が
設けられている。
【0016】現像器11の下流には、用紙P上に、感光
体ドラム3上に形成されたトナー像を転写する転写チャ
ージ21が設けられている。この転写チャージャ21に
隣接して転写時に感光体ドラム3に静電的に付着した用
紙Pを剥離するための剥離チャージャ23が設けられて
いる。
【0017】剥離チャージャ23の下流には、転写後に
感光体ドラム3上に残留したトナーTを除去するクリー
ニング装置25が設けられている。このクリーニング装
置25の下流には、感光体ドラム3の表面電荷を除去す
る除電器29が感光体ドラム3と対向して設けられてい
る。
【0018】転写チャージャ21の近傍には、給紙カセ
ット(図示せず)から取出しローラ(図示せず)にて取
り出した用紙Pを感光体ドラム3と転写チャージャ21
との間に供給するためのレジストローラ対33が設けら
れている。用紙Pの進行方向に沿って剥離チャージャ2
3の下流には、トナー像が転写された用紙Pを図示しな
い定着器へ向けて搬送するための搬送ベルト35が設け
られている。
【0019】このように構成された本実施形態の画像形
成装置の画像形成プロセスについて述べる。図示しない
操作パネルから画像形成開始の指示を行うと、感光体ド
ラム3が回転を始め、帯電チャージャ5がこの感光体ド
ラム3の表面を一様に約−800Vに帯電する。
【0020】帯電チャージャ5によって一様に帯電され
たこの感光体ドラム3には、画像信号に応じたレーザー
ビームが照射され静電潜像が形成される。現像器11は
約−20μC/gに帯電したトナーを静電潜像に付着さ
せて現像を行い、感光体ドラム3上にトナー像を形成す
る。
【0021】一方、レジストローラ対33は、感光体ド
ラム3と転写チャージャ21との間に所定のタイミング
で、用紙Pを供給する。転写チャージャ21は、直流コ
ロナ放電を行い、感光体ドラム3上のトナー像を供給さ
れた用紙P上に転写する。転写時に、用紙Pは感光体ド
ラム3に静電吸着するが、続いて剥離チャージャ23が
ACコロナ放電を行って、用紙Pを除電し、感光体ドラ
ム3から用紙Pを剥離する。
【0022】一方、クリーニング装置25は転写後感光
体ドラム上に残留したトナーを除去する。クリーニング
後、感光体ドラム3は、除電器29により除電されて画
像形成プロセスの1サイクルを完了し、次の画像形成プ
ロセスにおいて再び帯電チャージャ5により帯電され
る。
【0023】上述の画像形成プロセスに用いられるトナ
ーTの製造方法について、図2に基づいて説明する。ト
ナーTの原材料としては、バインダ樹脂としてスチレン
−アクリル樹脂、帯電制御剤としてクロム錯塩アゾ染
料、着色剤としてフタロシアニン顔料を用いる他、定着
時にオフセット現象が起こるのを防止するためポリプロ
ピレンワックスを使用する。
【0024】まず原材料の内、スチレン−アクリル樹
脂、Cr 錯塩アゾ染料、ポリプロピレンワックスを下記
の割合で準備する。準備した材料の帯電極性も合せて示
す。 スチレン−アクリル樹脂(中性) 87重量部 Cr 錯塩アゾ染料(マイナス) 5重量部 ポリプロピレンワックス(中性) 8重量部 この準備した材料を第1混合工程(ST1)として、ヘ
ンシェルミキサ51で混合する。ヘンシェルミキサ51
については後述する。ヘンシェルミキサ51の回転速度
は40m/s、混合時間は5分とした。
【0025】次に、スチレン−アクリル樹脂並びにフタ
ロシアニン顔料を準備し、これらの材料を第2の混合工
程(ST2)として、第1の混合工程(ST1)で得ら
れた混合物と下記の割合で混合した。
【0026】 第1の混合工程(ST1)で得られた混合物 35重量部 スチレン−アクリル樹脂 60重量部 フタロシアニン顔料(プラス) 5重量部 尚、第2の混合工程(ST2)においても混合機にはヘ
ンシェルミキサ51を用いた。ヘンシェルミキサ51の
回転速度は40m/sとし、混合時間は5分とした。
【0027】得られた混合物を溶融混練工程(ST3)
にて溶融混練し、得られた混練物を粉砕、分級工程(S
T4)にて粉砕、分級した。これらの工程により体積平
均粒径9μmのトナー粒子を得る。得られたトナー粒子
100重量部に対して疎水性シリカ0.5重量部を外添
剤として外添剤添加工程(ST5)にて添加し、トナー
Tを得た。トナーTは青色を呈しマイナスの帯電極性を
有していた。得られたトナーTの組成を下記に示す。
【0028】 スチレン−アクリル樹脂 90.4重量部 Cr 錯塩アゾ染料 1.8重量部 ポリプロピレンワックス 2.8重量部 フタロシアニン顔料 5重量部 得られたトナーTを所定の濃度でキャリア粒子と混合し
て画像形成プロセスに用いたところ、極めて濃度の高い
画像が得られるとともに、繰り返し画像形成を行っても
トナーの帯電量に変化がなく、T/C比も安定して画像
濃度の低下も見られなかった。尚、T/C濃度比は後述
するブロ−オフ粉体帯電量測定装置を用い、一定量の現
像剤のトナ−を圧縮ガスで吹き飛ばして除去した後の重
量を測定することによって求めた。また画像濃度はマク
ベス濃度計によって測定した。
【0029】さらに材料の分散性を評価するため、上述
のトナーTの製造工程の内、溶融混練工程(ST3)に
て得られた混練物の一部を薄片試料として調整し、透過
型走査電子顕微鏡(LEM−2000、トプコン社製)
にて薄片試料を観察した。観察した結果、材料が一様に
分散しており、分散状態は極めて良好であった。
【0030】即ち、本実施例ではマイナスに帯電するC
r 錯塩アゾ染料と、プラスに帯電するフタロシアニン顔
料とを同時に混合することなく、段階的に混合するよう
にした。
【0031】このように帯電極性に応じて、材料を段階
的に混合することにより、材料が凝集することなく一様
な分散状態が得られる。本実施例においては、混合段階
を2段階に分けているが、1段目と2段目の混合には、
同一機種の混合機を用いてもよいし、異なる機種の混合
機を用いてもよい。
【0032】また同一の混合機を用いた場合、1段目と
2段目の混合条件は同一であってもよいし、同一でなく
てもよい。混合機としては、図3に示すヘンシェルミキ
サ51が代表的なものとしてあげられる。
【0033】ヘンシェルミキサ51は、材料を攪拌混合
するための混合槽53を有している。混合槽53の内部
には、上攪拌羽根55及び下攪拌羽根57が回転可能に
設けられている。ディフレクタ63は混合槽53内での
材料の循環具合を調整するものである。
【0034】上攪拌羽根55及び下攪拌羽根57は図示
しない駆動源から駆動力を受けて高速に回転する。上攪
拌羽根55並びに下攪拌羽根57を高速で回転させるこ
とにより、混合槽53内に循環流が形成され、混合槽5
3内で材料は対流混合される。
【0035】ヘンシェルミキサ51の混合条件は、上攪
拌羽根55並びに下攪拌羽根57の形状や回転速度、混
合時間等を調整したり、又ディフレクタ63と混合槽5
3壁面との間隔を調整することにより種々設定できる。
尚、上述の実施例で述べたヘンシェルミキサ51の回転
速度とは、下攪拌羽根57の先端の周速度である。
【0036】ヘンシェルミキサ51以外にも種々の混合
機が使用できる。例えば、図4に示すV型ミキサ71
や、図5に示すナウタミキサ75等も使用できる。V型
ミキサ71は、V字状の混合槽73を有し、混合槽73
自体が回転することにより、混合槽73内部の材料を攪
拌するものである。
【0037】ナウタミキサ75は、混合槽77内に攪拌
用のスクリュー79を有しており、混合槽77内におい
てスクリュー79が自転しつつ公転することにより、混
合槽77内の材料を混合するものである。
【0038】原材料の帯電極性の測定には、ブローオフ
粉体帯電量測定装置(TB−2000、東芝ケミカル社
製)を用いた。このブローオフ粉体帯電量測定装置によ
る帯電量の測定方法について図6に基づいて説明する。
【0039】帯電量を測定しようとする粉体材料(以下
試料と称する)を鉄粉粒と混合して、ブローオフケージ
81に収容する。ブローオフケージ81は端部に金網8
3を有するとともに、電位計85に接続されている。
【0040】初期状態では、ブローオフケージ81内の
電荷の総和はゼロであり、電位計85の針もゼロをさし
たままである。金網83の目の大きさを試料の粒径と鉄
粉の粒径との間の中間の大きさにし、ガスノズル87か
らブローオフケージ71内に圧縮ガスを吹きつける。鉄
粉と試料とは分離し、例えば試料のみが金網83の目を
通って吹きとばされる。その結果、ブローオフケージ8
1内に鉄粉が有していた電荷が残り、電位計85は鉄粉
の電荷に応じた値を指し示す。このようにして求められ
た鉄粉の電荷と等量で符号を変えたものが、試料の有し
ていた電荷である。試料の質量を測定し、求められた電
荷を質量で割ることにより、試料の単位質量あたりの電
荷量が求められる。求めた電荷量によって原材料の帯電
序列を決定することができる。
【0041】ただし、帯電量を求めようとしている種々
の材料の粒度の差が大きい場合には単位質量当たりの電
荷では正確に帯電序列を決定することができない場合が
ある。このような場合には、単位質量あたりの帯電量値
を、さらに各材料の単位重量あたりの表面積を求めて単
位表面積あたりの帯電量値に換算し、帯電序列を決定す
るとよい。以下、他の実施例について説明するが、以下
述べる実施例において実施例1と同一の部分について
は、同じ参考符号を用いるとともに、説明を省略する。
【0042】(実施例2)第1混合工程(ST1)でヘ
ンシェルミキサ51の回転速度を30m/sとし、5分
間の混合を行うとともに、第2混合工程(ST2)でヘ
ンシェルミキサ51の回転速度を40m/sとして3分
間の混合を行う以外は、実施例1とほぼ同様にトナーT
を製造した。
【0043】得られたトナーTを、実施例1と同様に、
現像剤として用いたところ、充分な濃度を有した画像が
得られた。また繰り返し画像形成を行っても、トナーT
の帯電量に変化は見られなかった。さらに溶融混練工程
(ST3)を終えて得られた混練物の一部をとり出し材
料の分散状態を観察したところ、材料が一様に分散して
いる状態が認められた。
【0044】(実施例3)第1混合工程(ST1)でヘ
ンシェルミキサ51の回転速度を30m/sとして、5
分間の混合を行うとともに、第2混合工程(ST2)で
ナウタミキサ75を用いて混合を行う以外は、実施例1
とほぼ同様にトナーTを製造した。ナウタミキサ75の
自転回転数は60rpm 、公転回転数は2rpm とした。
【0045】得られたトナーTを、実施例1と同様に現
像剤として用いたところ、充分な濃度を有した画像が得
られた。また繰り返し画像形成を行っても、トナーTの
帯電量に変化は見られなかった。さらに、溶融混練工程
(ST3)を終えて、得られた混練物の一部をとり出し
材料の分散状態を観察したところ、良好な分散状態が認
められた。
【0046】(比較例1)実施例1で用いた原材料を下
記の割合で準備し、これらの材料を全てヘンシェルミキ
サ51にて混合する。ヘンシェルミキサ51の回転速度
は40m/s、混合時間は5分間とした。
【0047】 スチレン−アクリル樹脂 90.4重量部 Cr 錯塩アゾ染料 1.8重量部 ポリプロピレンワックス 2.8重量部 フタロシアニン顔料 5.0重量部 混合が完了した後、さらに溶融混練し、実施例1と同様
にトナーTを製造した。得られたトナーTを実施例1と
同様に現像剤として用いたところ、部分的に濃度の薄い
画像となった。
【0048】また、溶融混練後、混練物の一部をとり出
し、分散状態を観察したところ、部分的に材料が凝集し
ている状態が認められた。実施例1乃至実施例3及び比
較例1に係る混合条件をまとめて図7に示す。
【0049】また、実施例1乃至実施例3及び比較例1
において溶融混練工程(ST2)を終えて得られた混練
物中の材料の分散状態を評価した結果を図8に示す。分
散状態は、極めて分散状態が良い場合を二重マル、良好
である場合をマル、あまり良くない場合を三角、極めて
劣悪な場合をバツとして前述の透過型走査顕微鏡による
観察にて判定した。図8に、実施例1乃至実施例3及び
比較例1において得られた、トナーTの帯電量変化、T
/C(%)変化及びトナーTによって得られる画像濃度
の変化をあわせて示す。各変化は画像形成を行う前に測
定した初期値と、2万回の画像形成を行った後で測定し
た値とによって示されている。
【0050】図7及び図8の結果から明らかな通り、原
材料をその帯電極性に応じて段階的に混合することによ
り、材料の分散性が向上し、優れたトナーTを製造する
ことができる。
【0051】尚実施例1乃至実施例3においては、帯電
極性がプラスである材料と帯電極性がマイナスである材
料とを別々の混合段階で添加するようにしたが、同じ帯
電極性を有する材料を2つ以上混合する場合にも本発明
を適用することができる。
【0052】即ち、上述のブローオフ粉体帯電量測定装
置により、各原材料の単位質量あたりの帯電電荷を求め
ることができ、この求められた帯電量に従って帯電序列
を決定することができる。一方、ブローオフ粉体帯電量
測定装置で測定した材料の帯電電荷が全てプラスの極性
である場合にも、任意で選択された異なる2つの材料を
摩擦帯電させた場合には、いずれか一方がプラスに帯電
し、残りの一方がマイナスに帯電する。このため帯電序
列系列において最も離れた位置関係にある材料同士を摩
擦帯電させた場合に、最も大きな凝集力が作用する。
【0053】従って、同じ帯電極性を持つ材料同士であ
っても、帯電序列系列において両者の位置が比較的大き
く離れている場合には、上述の実施例の如く段階的に混
合することにより、材料の凝集を未然に防止することが
できる。
【0054】さらに、上述の実施例1乃至実施例3にお
いては、材料の帯電極性に応じて混合工程を分けたが、
材料の大きさに応じて混合工程を分けることも、材料の
分散性を向上させる上で、有効な方法である。即ち、粒
径が1μm以下の微小な材料は元来凝集しやすい性質を
有している。このため、以下に述べる実施例では材料の
大きさに応じて混合段階を分けることによって、微小粒
子同士が凝集するのを防止する。以下実施例をあげて、
具体的に説明する。
【0055】(実施例4)図9に基づき、本実施例につ
いて説明する。まず、トナーTの原材料に実施例1と同
様、スチレン−アクリル樹脂、Cr 錯塩アゾ染料及びポ
リプロピレンワックスを用意する。ただし着色剤は実施
例1と異なり、カーボンブラックを用いる。
【0056】まず、これらの原材料の中からスチレン−
アクリル樹脂、Cr 錯塩アゾ染料、ポリプロピレンワッ
クスを下記の割合で準備する。各材料の大きさも合わせ
て示す。
【0057】 スチレン−アクリル樹脂(約150μm) 87重量部 Cr 錯塩アゾ染料 (1μm未満) 5重量部 ポリプロピレンワックス(約50μm) 8重量部 これらの準備した材料を第1混合工程(ST11)とし
て上述のヘンシェルミキサ51にて混合する。ヘンシェ
ルミキサ51の回転速度は40m/s、混合時間は5分
とした。
【0058】次に下記材料を準備する。 第1混合工程で得られた混練物 35重量部 スチレン−アクリル樹脂 60重量部 カーボンブラック (1μm未満) 5重量部 用意したこれらの材料を第2混合工程(ST12)にて
再びヘンシェルミキサ51にて攪拌混合する。ヘンシェ
ルミキサ51の回転速度は40m/s、混合時間は5分
とした。
【0059】第2混合工程(ST12)で混練された材
料は、その後実施例1と同様に、粉砕、分級工程(ST
14)及び外添剤添加工程(ST15)を経てトナーT
となる。
【0060】得られたトナーTを実施例1と同様、現像
剤として用いたところ、極めて濃度の高い画像が得られ
るとともに、繰り返し画像形成を行ってもトナーTの帯
電量に変化は見られなかった。また、溶融混練工程(S
T13)後に混練物の一部をとり出して材料の分散性を
観察したところ、樹脂中に他の材料が均一に分散してい
た。
【0061】(実施例5)第1混合工程(ST11)で
ヘンシェルミキサ51の回転速度を30m/sとし、5
分間混合するとともに、第2混合工程(ST12)でヘ
ンシェルミキサ51の回転速度を40m/sとして3分
間の混合を行う以外は、実施例4とほぼ同様にトナーT
を製造した。
【0062】得られたトナーTを実施例1と同様、現像
剤として用いたところ、極めて濃度の高い画像が得られ
るとともに、繰り返し画像形成を行ってもトナーTの帯
電量に変化は見られなかった。また、溶融混練工程(S
T13)後に混練物の一部をとり出して材料の分散性を
観察したところ、樹脂中に他の材料が均一に分散してい
た。
【0063】(実施例6)第1混合工程(ST11)で
ヘンシェルミキサ51の回転速度を30m/sとし、5
分間混合するとともに、第2混合工程(ST12)でナ
ウタミキサ75を用いて30分間混合を行う以外は、実
施例4とほぼ同様にトナーTを製造した。得られたトナ
ーTは実施例4と同様、良好な結果を示し、また材料の
分散性も良好であった。
【0064】(比較例2)実施例4で用いた原材料を下
記の割合で準備し、これらの材料を全てヘンシェルミキ
サ51にて混合する。ヘンシェルミキサ51の回転速度
は40m/s、混合時間は5分間とした。
【0065】 スチレン−アクリル樹脂 90.4重量部 Cr 錯塩アゾ染料 1.8重量部 ポリプロピレンワックス 2.8重量部 カーボンブラック 5 重量部 混合が完了した後、さらに溶融混練し、実施例4と同様
にトナーTを製造した。得られたトナーTを実施例1と
同様に現像剤として用いたところ、部分的に濃度の薄い
画像となった。
【0066】また、溶融混練後、混練物の一部をとり出
し、分散状態を観察したところ、部分的に材料が凝集し
ている状態が認められた。上述の実施例4乃至実施例6
では、粒子のサイズが極めて小さいCr 錯塩アゾ染料と
カーボンブラックとをトナーTの原材料として用いてい
る。このCr 錯塩アゾ染料とカーボンブラックとを同時
に混合すると、Cr 錯塩アゾ染料とカーボンブラックと
が凝集してしまい、良好な分散が妨げられる。このため
実施例4乃至実施例6に見られるようにCr 錯塩アゾ染
料とカーボンブラックとを同時に混合せずに、まず一方
の材料をバインダ樹脂と混合し、次に残りの一方を加え
て、さらに混合するといった形で段階的に材料を混合し
ていくことにより、材料の分散性を向上させることがで
きる。
【0067】実施例7乃至実施例15、比較例3及び比
較例4に係るトナーTとして、第1混合工程(ST1
1)、第2混合工程(ST12)での混合条件を図10
に示す通りの条件とし、他は実施例4とほぼ同様にトナ
ーTを製造した。実施例1と同様に分散状態並びにトナ
ーTの帯電量の変化等を測定した結果を図11に示す。
【0068】図11に示す結果からわかるように、粒子
サイズの極めて小さいものを段階的に混合することによ
っても、分散性を向上させ、優れたトナーTを提供する
ことができる。
【0069】上述の実施例においては、第2混合工程
(ST2、ST12)において用いる第1混合工程(S
T1、ST11)で得られた混合物の量は、第2混合工
程で得られる材料の10〜50%とするのが良い。10
%未満の場合には、第1混合工程においてバインダー樹
脂中に多量の帯電制御剤等を含ませることになるため、
混合分散状態が悪くなる。一方、50%を越える場合に
は第2混合工程で用いられるバインダー樹脂中の割合
が、他の材料よりも少なくなるため、やはり混合分散の
状態が悪くなる。
【0070】以上、本発明について実施例をあげて説明
したが、本発明の主旨を変えない範囲で種々本発明を変
形できることはいうまでもない。例えば、上述の実施例
では、第1混合工程(ST1、ST11)においてワッ
クスを他の材料と混合するようにしたが、第2混合工程
(ST2、ST12)においてワックスを添加し、他の
材料と混合するようにしてもよい。ただし、ワックスは
バインダー樹脂中への分散性が悪いため、第1混合工程
(ST1、ST11)からワックスを他の材料とともに
混合させておく方が、より長くの混合時間をとることが
できるので好ましい。
【0071】バインダー樹脂としては、従来トナーTに
用いられていた種々のものを使用することができ、例え
ば、スチレン及びその置換体の共重合体や、アクリル系
樹脂等を使用することができる。
【0072】スチレンおよびその置換体の共重合体とし
ては、例えば、ポリスチレンホモポリマー、水素添加ス
チレン樹脂、スチレン−イソブチレン共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン三元共重合体、アクリロニトリル−スチレ
ン−アクリル酸エステル三元共重合体、スチレン−アク
リロニトリル共重合体、アクリロニトリル−アクリルゴ
ム−スチレン三元共重合体、アクリロニトリル−塩素化
ポリスチレン−スチレン三元共重合体、アクリロニトリ
ル−EVA−スチレン三元共重合体、スチレン−p−ク
ロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合
体、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−マレイン酸
エステル共重合体、スチレン−イソブチレン共重合体、
スチレン−無水マレイン酸共重合体などが例示される。
【0073】また、アクリル系樹脂としては、例えば、
ポリアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリエ
チルメタクリレート、ポリ−n−ブタンメタクリレー
ト、ポリグリシジルメタクリレート、ポリ含フッ素アク
リレート、スチレン−メタクリレート共重合体、スチレ
ン−ブチルメタクリレート共重合体、スチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体などが例示される。
【0074】その他、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、尿素樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸
樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族また
は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラ
フィン、パラフィンワックスなどを単独で、あるいは混
合してバインダー樹脂として使用することもできる。
【0075】着色剤としては、カーボンブラックや有機
もしくは無機の顔料や染料などが用いられる。カーボン
ブラックではアセチレンブラック、ファーネスブラッ
ク、サーマルブラック、チャネルブラック、ケッチェン
ブラックなどを使用することができる。また、顔染料と
しては、例えば、ファーストイエローG、ベンジジンイ
エロー、インドファストオレンジ、イルガジンレッド、
カーミンFB、パーマネントボルドーFRP、ピグメン
トオレンジR、リソールレッド2G、レーキレッドC、
ローダミンFB、ローダミンBレーキ、フタロシアニン
ブルー、ピグメントブルー、ブリリアントグリーンB、
フタロシアニングリーン、キナクリドンなどがあげられ
る。これらを単独で、あるいは混合して使用することも
できる。
【0076】帯電制御剤としては、例えば、アルキルサ
リチル酸の金属キレート、アゾ系金属キレ−ト、塩素化
ポリエステル、酸基過剰のポリエステル、塩素化ポリオ
レフィン、脂肪酸の金属塩、脂肪酸石鹸などの負極性制
御剤や、ジメチルアミノエチルメタクリレ−ト−スチレ
ン共重合体、フッ素系活性剤、アルキルアンモニウム化
合物、ポリアミン系ニグロシン染料、疎水性シリカ等の
正極性制御剤が例示される。
【0077】外添剤としては、シリカ微粒子、金属酸化
物微粒子、クリーニング助剤などが用いられる。シリカ
微粒子としては、二酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウム、
ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸亜鉛、ケイ
酸マグネシウムなどがあげられる。金属酸化物微粒子と
しては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸
化ジルコニウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バ
リウムなどがあげられる。これらの外添剤は親水性の場
合は疎水化処理して使用することが望ましい。これらの
材料の中から適当な材料を選択し、本発明を適用すれ
ば、材料の分散性が向上し、優れたトナーTを製造する
ことができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の製造方法に
よれば、トナーの原材料が凝集することなく原材料を均
一に分散させることができる。また、本発明によれば、
発色性が良く、所望の画像濃度が得られ、かつ摩擦帯電
性の安定した現像剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る現像剤にて画像を形成
する画像形成装置の主要部の断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る現像剤の製造方法を示
すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例において用いられる混合機の
断面図である。
【図4】本発明の一実施例において用いられる混合機の
断面図である。
【図5】本発明の一実施例において用いられる混合機の
断面図である。
【図6】現像剤の帯電量を測定する方法を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施例及び比較例における原材料の混
合条件を表す図である。
【図8】本発明の実施例及び比較例において、材料の分
散状態、及び現像剤の特性を評価した結果を表す図であ
る。
【図9】本発明の他の実施例に係る現像剤の製造方法を
表すフローチャートである。
【図10】本発明の実施例及び比較例における原材料の
混合条件を表す図である。
【図11】本発明の実施例及び比較例において、材料の
分散状態、及び現像剤特性を評価した結果を表す図であ
る。
【符号の説明】
3 感光体ドラム 11 現像器 T トナー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を構成するための材料で、所定の
    極性に帯電する第1の材料を、熱可塑性樹脂とともに混
    合する第1の混合工程と、 前記現像剤を構成するための材料で、前記所定の極性と
    反対の極性に帯電する第2の材料を、前記第1の混合工
    程で得られた混合物とともに混合する第2の混合工程
    と、 前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶
    融混練工程とを有することを特徴とする現像剤の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 現像剤を構成するための材料で、所定の
    極性に帯電する第1の材料を、熱可塑性樹脂とともに混
    合する第1の混合工程と、 前記現像剤を構成するための材料で、前記所定の極性と
    反対の極性に帯電する第2の材料を、前記第1の混合工
    程で得られた混合物とともに混合する第2の混合工程
    と、 前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶
    融混練工程とを有し、 前記第2の混合工程で混合される材料の内、前記第1の
    混合工程で得られた混合物の割合が10〜50%である
    ことを特徴とする現像剤の製造方法。
  3. 【請求項3】 現像剤を構成するための材料で、所定の
    極性に帯電する第1の材料を、熱可塑性樹脂とともに混
    合する第1の混合工程と、 前記現像剤を構成するための材料で、現像剤を構成する
    全材料の内、帯電序列系列において前記第1の材料から
    最も離れた位置を占め、前記所定の極性に帯電する第2
    の材料を、前記第1の混合工程で得られた混合物ととも
    に混合する第2の混合工程と、 前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶
    融混練工程とを有することを特徴とする現像剤の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 現像剤を構成するための材料で、所定の
    極性に帯電する第1の材料を、熱可塑性樹脂とともに混
    合する第1の混合工程と、 前記現像剤を構成するための材料で、現像剤を構成する
    全材料の内、帯電序列系列において前記第1の材料から
    最も離れた位置を占め、前記所定の極性に帯電する第2
    の材料を、前記第1の混合工程で得られた混合物ととも
    に混合する第2の混合工程と、 前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶
    融混練工程とを有し、 前記第2の混合工程で混合される材料の内、前記第1の
    混合工程で得られた混合物の割合が10〜50%である
    ことを特徴とする現像剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 現像剤を構成するための材料で、1μm
    以下の大きさを有する第1の材料を、熱可塑性樹脂とと
    もに混合する第1の混合工程と、 前記現像剤を構成するための材料で、1μm以下の大き
    さを有し、前記第1の材料と異なる第2の材料を、前記
    第1の混合工程で得られた混合物とともに混合する第2
    の混合工程と、 前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶
    融混練工程とを有することを特徴とする現像剤の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 現像剤を構成するための材料で、1μm
    以下の大きさを有する第1の材料を、熱可塑性樹脂とと
    もに混合する第1の混合工程と、 前記現像剤を構成するための材料で、1μm以下の大き
    さを有し、前記第1の材料と異なる第2の材料を、前記
    第1の混合工程で得られた混合物とともに混合する第2
    の混合工程と、 前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶
    融混練工程とを有し、 前記第2の混合工程で混合される材料の内、前記第1の
    混合工程で得られた混合物の割合が10〜50%である
    ことを特徴とする現像剤の製造方法。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂と、この熱可塑性樹脂中に
    分散される帯電制御剤および着色剤の内のいずれか一方
    とを混合する第1の混合工程と、 前記第1の混合工程で得られた混合物と、前記第1の混
    合工程で混合されなかった帯電制御剤および着色剤のう
    ちのいずれか一方とを混合する第2の混合工程と、 前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶
    融混練工程とを有することを特徴とする現像剤の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂と、ワックスと、この熱可
    塑性樹脂中に分散される帯電制御剤および着色剤の内の
    いずれか一方とを混合する第1の混合工程と、 前記第1の混合工程で得られた混合物と、前記第1の混
    合工程で混合されなかった帯電制御剤及び着色剤の内の
    いずれか一方とを混合する第2の混合工程と、 前記第2の混合工程で得られた混合物を溶融混練する溶
    融混練工程とを有することを特徴とする現像剤の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 所定の極性に帯電する第1の材料を、熱
    可塑性樹脂とともに混合し、次に前記所定の極性と反対
    の極性に帯電する第2の材料を、前記混合で得られた混
    合物とともに混合し、この得られた混合物を溶融混練し
    た後粉砕分級を行って製造されることを特徴とする現像
    剤。
  10. 【請求項10】 1μm以下の大きさを有する第1の材
    料を、熱可塑性樹脂とともに混合し、次に1μm以下の
    大きさを有し、前記第1の材料と異なる第2の材料を、
    前記混合で得られた混合物とともに混合し、この得られ
    た混合物を溶融混練した後粉砕分級を行って製造される
    ことを特徴とする現像剤。
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