JP3583850B2 - Laser tack welding method - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、シートバーやスラブなどの熱間圧延鋼片の接合する際に行われるレーザ仮付け溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートバーやスラブなどの鋼片の熱間圧延では、先行鋼片の後端部と後行鋼片の前端部とを接合することが行われている。これら鋼片は、厚みが20〜80 mm 、幅が600〜2000 mm 程度である。また、鋼片の温度は1000℃前後である。この鋼片の接合方法の一つとして、先行鋼片の後端部と後行鋼片の前端部とを突き合わせ、突合せ部に沿って仮付け溶接し、引き続き仮付け溶接した鋼片を鋼片厚み方向に圧下して両鋼片を接合する方法が周知である。
【0003】
上記仮付け溶接にレーザ溶接が用いられることも知られている。たとえば、WO.94/6838号公報には、圧延中の先行圧延材の後端部と後行圧延材の先端部とを突き合わせた後、突合せ部をレーザビームにより溶接して連続圧延を行う方法が開示されている。レーザビームは、レンズまたは凹面鏡でレーザビームを円形に集光してエネルギ密度を高くできる。このため、集光照射部の鋼は瞬時に蒸発して鋼片表面にキーホールが発生する。レーザ溶接では、このキーホールを溶接線に沿って移動し、鋼片を接合溶接する。すなわち、キーホールの移動に伴い周辺の鋼が溶融して溶融プールが形成され、溶融プール後方から溶融鋼が凝固して溶接が完了する。
【0004】
鋼片の先端部および後端部は、走間シャーなどで切断される。鋼片の性状や切断方法などによって切断部の形状が直線とはならず、曲線になることは避けられない。このため、図1に示すように突合せ位置が溶接基準線LからEだけずれて突合せ線が曲線になる。したがって、レーザビームを突合せ線に沿って移動しなければならない。また、このようにレーザビームを突合せ線に沿って移動しても、ギャップ、溶接ヘッドの振れ、開先の寸法誤差、開先位置の計測誤差などにより、レーザビームが突合せ部からずれる目外れが起きる場合がある。この目外れがある程度以上大きくなると、レーザビームの照射が突合せ部からずれて、溶接不良が発生する。
【0005】
目外れにより発生する溶接不良を防止するための方法として、レーザビームの集光照射位置を高精度に制御して、鋼片の突合せ部からずれないようにする方法がある。しかしこの方法は、高精度の開先位置計測装置および溶接ヘッドの倣い制御装置を必要とし、接合装置の大型・複雑化を招くという欠点がある。
【0006】
これとは別の方法として、溶接速度を低速にして、溶融幅を拡大して目外れをなくす方法がある。しかしこの方法では、溶接速度を低速にするため溶接時間が長くなり、コスト高になる。また、溶接速度が圧延ライン速度に追従できない場合、圧延ライン速度を落とさねばならず、生産効率の低下を招くという問題がある。さらに、溶接部の熱影響層が広くなり、機械的な強度が低下して次の圧延工程で接合部破断の原因となるという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、鋼片接合装置の小型・簡単化を図ることができ、鋼片を高速で目外れなく仮付け溶接することができるレーザ仮付け溶接方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明のレーザ仮付け溶接方法は、先行鋼片と後行鋼片を圧接して接合するときに行われる、先行鋼片の後端部と後行鋼片の先端部を突き合わせてレーザ仮付け溶接する方法において、(2×最大目外れ量E[mm]−溶融幅w[mm])/2+余裕Y[mm]を振幅a[mm]とし、4a/{(3〜100)×必要溶接速度Vo [m/min ]}を周期T[sec ]としてレーザビームを溶接方向に対して直角方向に振動させる。
【0009】
最大目外れ量Eは、溶接基準線Lから測った目外れの最大値である。最大目外れ量Eは、鋼片の寸法、先後端部の切断形状、レーザ加工ヘッドの機械的設定精度などによって異なり、実測して得られる。
【0010】
溶融幅wは、次のようにして求めることができる。まず、溶接速度Vおよびレーザ出力Pの値を種々組み合わせて先行鋼片と後行鋼片とをレーザ溶接し、その溶接断面から溶接速度V、およびレーザ出力Pに対する溶融部断面積Sの関係Aおよび溶融幅wの関係Bをそれぞれ求める。そして、必要溶融部断面積So (2×最大目外れ量E×必要溶融深さDo )から上記関係Aに基づき必要レーザ出力Po および必要溶接速度Vo を求め、必要レーザ出力Po および必要溶接速度Vo から上記関係Bに基づき溶融幅wを求める。なお、上記溶融幅wは、レーザビームを振動させない状態で溶接した場合の溶融幅である。
【0011】
必要溶融深さDo は、先行鋼片と後行鋼片を圧接して接合する際に、破断が生じない強度を与えるレーザ仮付け溶接部の溶融深さをいう。余裕Yはレーザビーム振動装置の駆動誤差、目外れのばらつきなどを考慮したものであり、0.1〜1 mm 程度である。
【0012】
振幅aが(2×最大目外れ量E−溶融幅w)/2+余裕Y未満であると、目外れが発生する。振幅aが上記振幅を超えると、必要以上に鋼片を溶融することとなり、不経済である。周期Tが振幅a/(3×必要溶接速度Vo )を超えると、十分な溶融深さが得られない箇所が溶接線方向について生じる、つまり接合部の強度が不足する箇所が生じる。また、周期Tが振幅a/(100×必要溶接速度Vo )未満であると、振動機構の高速化が困難となり、設備が高額となる。
【0013】
(2×最大目外れ量E−溶融幅w)/2+余裕Yの振幅aでレーザビームを振動させるので、溶融幅が拡大され、目外れはなくなる。また、振幅a/{(3〜100)×必要溶接速度Vo }の周期Tでレーザビームを振動させるので、突合せ部全長にわたって溶融部が均一となり、圧接時に接合部が破断しない強度が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明において接合する鋼片は、厚み20〜50mmのシートバーもしくはスラブであり、温度は900〜1200℃である。先行鋼片の後端部と後行鋼片の先端部は、走間シャーやレーザ切断装置などによって形状を整えてから、突き合わせてレーザ仮付け溶接を行うことが望ましい。レーザ仮付け溶接は、たとえば出力25〜50kWの連続波CO2 レーザ発振器を用い、圧延ライン上を走行する鋼片の突合せ部に沿って、レーザビームを照射するようにしてもよい。レーザ集光位置を振動させる方法としては、加工点にレーザを集光する集光光学素子を振動させる方法が適している。
【0015】
図2は、実験で得られた溶接速度V、およびレーザ出力Pに対する溶融部断面積の関係Aの一例を示している。図2は、近似的に、溶融部断面積S=レーザ出力P×(溶接速度V)−1で表されることを示している。図3は、レーザ出力Pが45 kW のときの溶接速度Vと溶融幅wとの関係を示している。
【0016】
振幅aを求めるには溶融幅wを必要とするが、溶融幅wは、上記図2および図3から求められる。すなわち、接合部の強度から決められた必要溶融深さDo から、溶融部断面積Sを仮決めする。溶接速度Vは、圧延ラインで必要とする最低速度以上であれば任意であるが、設備コストの低減を図るためにレーザ出力を勘案して仮決めする。これら仮決めされた溶融部断面積Sおよび溶接速度Vに基づき、図2からレーザ出力Pを求める。ついで、レーザ出力Pおよび溶接速度Vに基づき、図3から溶融幅wを求める。求めた溶融幅wが2×最大目外れ量Eを超える場合、更にレーザビームを振動させて溶融幅を広げることは無駄である。このような場合、レーザ集光光学系を調整して、2×最大目外れ量E以下となる溶融幅とする。
【0017】
【実施例】
熱間圧延シートバーの接合を例とし、図4および図5に基づきこの発明の実施例を説明する。図4は熱間圧延設備に設けられた鋼片接合設備を模式的に示す側面図であり、図5は同設備の平面図である。
【0018】
図4および図5に示した鋼片接合設備において、A方向に走行するシートバー1、3の先端部および後端部は走間シャー11でバー幅方向に沿って切り落とされ、直線状の接合面が形成される。ついで、先行シートバー1の後端面と後行シートバー3の前端面とを突き合わせ、この直線状の突合せ部5をレーザ溶接で仮付け溶接7する。仮付け溶接7に引き続いて、連続熱間圧延機列16において、圧延機17により、両シートバー1、3を連続的に圧延して、シートバー1とシートバー3の接合は完了する。
【0019】
シートバー1、3は、長さが20m 、幅が1100 mm 、厚みは80 mm である。また、接合面を形成した時点でのシートバー1、3の温度は1000℃である。シートバー1、3の送り速度は、80m/min である。レーザ発振器13は連続波CO2 レーザ発振器であり、定常出力は45 kW である。レーザ発振器13から出射されたレーザビームは、レーザビーム伝送光学系14を介して、レーザ加工ヘッド15に伝送される。レーザ発振器13は固定されているが、レーザ加工ヘッド15はシートバー1、3と同期して移動しながら突合せ部5に沿って一定速度5m/min で移動する。
【0020】
レーザ加工ヘッド15の構造の概略側面図を図6に示す。この加工ヘッド15は伝送されたレーザビームをパラボラミラー21によって集光し、ガルバノミラー25で反射してシートバー1、3表面に照射する。ガルバノミラー25はミラー振動装置22によって回転中心軸23回りを揺動し、レーザビームはシートバー1、3表面の集光位置で溶接基準線Lを横切るように振動する。
【0021】
上記装置でシートバーを接合した例について説明する。
【0022】
シートバー寸法は、上記のとおりである。必要溶融深さDo は40 mm (シートバー厚みの50%)、必要溶接速度Vo は5m/min が与えられている。溶融幅wは、1.0 mm であり、必要レーザ出力Po は45kWであった。また、最大目外れ量Eは、1.1 mm であり、余裕Yは0.15 mm とした。これらの値から、レーザビームを振幅a0.75 mm 、周期T0.01sec (振動数f:100Hz)で振動させ、レーザ仮付け溶接を行った。その結果、レーザ仮付け溶接したシートバー1、3を後段の熱間圧延機列16により連続的に圧延して、シートバー1とシートバー3を圧接して接合を行ったが、破断は発生しなかった。一方、周期を0.1sec とし、周期以外は、上記と同じ条件でレーザ仮付け溶接した。その結果、シートバーは圧延により接合部が破断した。
【0023】
【発明の効果】
この発明の方法によるレーザ仮付け溶接では、突合せ部に十分な幅と深さの溶融部を形成することができ、仮付け溶接不良に起因して圧接時に発生する鋼片の破断を防止することができる。また、レーザビームを振動させるだけであるから、鋼片接合装置の小型・簡単化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は溶融部断面を模式的に示す図面であり、(b)は鋼片突合せ線の溶接基準線からのずれを示す図面である。
【図2】溶接速度およびレーザ出力に対する、溶融部断面積の関係を示すグラブである。
【図3】溶接速度およびレーザ出力に対する、溶融幅の関係を示すグラフである。
【図4】この発明の方法を実施する鋼片接合設備の一例を模式的に示す側面図である。
【図5】図4に示す設備の平面図である。
【図6】レーザ加工ヘッドの構造を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 先行シートバー
3 後行シートバー
5 突合せ部
7 仮付け溶接
11 走間シャー
13 レーザ発振器
14 レーザビーム伝送光学系
15 レーザ加工ヘッド
16 圧延機列
21 パラボラミラー
22 ミラー振動装置
23 回転中心軸
25 ガルバノミラー
27 ミラー振動装置[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a laser tack welding method performed when joining hot-rolled steel pieces such as a sheet bar and a slab.
[0002]
[Prior art]
In the hot rolling of steel slabs such as sheet bars and slabs, the rear end of the preceding steel slab and the front end of the subsequent steel slab are joined. These steel pieces have a thickness of about 20 to 80 mm and a width of about 600 to 2000 mm. The temperature of the steel slab is around 1000 ° C. As one method of joining the steel slabs, the rear end of the preceding steel slab and the front end of the succeeding steel slab are abutted together, tack welded along the abutting part, and then the steel slab that has been tack welded is used as a steel slab A method of joining both steel pieces by reducing in the thickness direction is well known.
[0003]
It is also known that laser welding is used for the tack welding. For example, WO. No. 94/6838 discloses a method of performing continuous rolling by abutting the trailing end portion of the preceding rolled material being rolled with the leading end portion of the following rolled material and then welding the butted portion with a laser beam. Yes. The energy density of the laser beam can be increased by condensing the laser beam into a circular shape with a lens or a concave mirror. For this reason, the steel of the condensing irradiation part evaporates instantly and a keyhole is generated on the steel piece surface. In laser welding, the keyhole is moved along the welding line, and the steel pieces are joined and welded. That is, as the keyhole moves, the surrounding steel is melted to form a molten pool, and the molten steel is solidified from the rear of the molten pool to complete the welding.
[0004]
The front end and the rear end of the steel piece are cut with a running shear. The shape of the cut portion does not become a straight line due to the properties of the steel piece, the cutting method, or the like, and it is inevitable that it becomes a curved line. For this reason, as shown in FIG. 1, the butt position is shifted from the welding reference line L by E, and the butt line becomes a curve. Therefore, the laser beam must be moved along the butt line. Even if the laser beam is moved along the butt line in this way, the laser beam may be misaligned from the butt due to gaps, welding head deflection, groove dimensional error, groove position measurement error, etc. It may happen. If this misalignment becomes larger than a certain level, the laser beam irradiation shifts from the abutting portion, resulting in poor welding.
[0005]
As a method for preventing welding defects that occur due to off-axis, there is a method of controlling the focused irradiation position of the laser beam with high accuracy so as not to deviate from the butt portion of the steel piece. However, this method requires a high-accuracy groove position measuring device and a welding head scanning control device, and has the disadvantage that the joining device becomes large and complicated.
[0006]
As another method, there is a method in which the welding speed is made low, the melt width is enlarged, and missing is lost. However, in this method, since the welding speed is lowered, the welding time becomes long and the cost becomes high. Further, when the welding speed cannot follow the rolling line speed, there is a problem that the rolling line speed has to be lowered, resulting in a decrease in production efficiency. Furthermore, there is a problem that the heat-affected layer of the welded portion is widened, the mechanical strength is lowered, and the joint portion is broken in the next rolling process.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is intended to provide a laser tack welding method capable of reducing the size and simplification of a billet joining apparatus and capable of tack welding a billet at a high speed without missing.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The laser tack welding method of this invention is performed when the preceding steel piece and the succeeding steel piece are joined by pressure welding and the rear end portion of the preceding steel piece and the leading end portion of the succeeding steel piece are brought into contact with each other. In the welding method, (2 × maximum misalignment E [mm] −melting width w [mm]) / 2 + margin Y [mm] is defined as amplitude a [mm], and 4a / {(3 to 100) × required welding. The laser beam is vibrated in a direction perpendicular to the welding direction with a speed Vo [m / min]} as a period T [sec].
[0009]
The maximum off-axis amount E is the maximum off-axis value measured from the welding reference line L. The maximum off-axis amount E varies depending on the size of the steel piece, the cutting shape of the front and rear ends, the mechanical setting accuracy of the laser processing head, and is obtained by actual measurement.
[0010]
The melt width w can be determined as follows. First, the preceding steel slab and the subsequent steel slab are laser-welded by combining various values of the welding speed V and the laser output P, and the relationship A between the welding cross section S to the welding speed V and the laser output P from the weld cross section. And the relationship B of the melt width w is obtained. Then, the required laser output Po and the required welding speed Vo are obtained from the required melted section sectional area So (2 × maximum amount of extraordinary amount E × required melt depth Do) based on the above relationship A, and the required laser output Po and the required welding speed Vo. From the above relationship B, the melt width w is obtained. The melt width w is a melt width when welding is performed without vibrating the laser beam.
[0011]
The required melting depth Do refers to the melting depth of a laser tack weld that gives strength that does not cause fracture when the preceding steel piece and the subsequent steel piece are joined by pressure welding. The margin Y takes into consideration the drive error of the laser beam vibration device, the variation in the deviation, and the like, and is about 0.1 to 1 mm.
[0012]
If the amplitude a is less than (2 × maximum extraordinary amount E−melting width w) / 2 + margin Y, the extraordinary occurrence occurs. If the amplitude a exceeds the above amplitude, the steel piece is melted more than necessary, which is uneconomical. When the period T exceeds the amplitude a / (3 × required welding speed Vo), a location where a sufficient melting depth cannot be obtained occurs in the weld line direction, that is, a location where the strength of the joint is insufficient. Further, if the period T is less than the amplitude a / (100 × required welding speed Vo), it is difficult to increase the speed of the vibration mechanism, and the equipment becomes expensive.
[0013]
Since the laser beam is oscillated with an amplitude a of (2 × maximum extraordinary amount E−melting width w) / 2 + margin Y, the melting width is expanded and there is no extraordinary loss. Further, since the laser beam is vibrated at a period T of amplitude a / {(3 to 100) × required welding speed Vo}, the melted portion becomes uniform over the entire length of the butt portion, and the strength at which the joint portion does not break during pressure welding is obtained.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In this invention, the steel pieces to be joined are sheet bars or slabs having a thickness of 20 to 50 mm, and the temperature is 900 to 1200 ° C. It is desirable that the rear end portion of the preceding steel piece and the front end portion of the succeeding steel piece are trimmed with a running shear or a laser cutting device, and then abutted to perform laser tack welding. In laser tack welding, for example, a continuous wave CO 2 laser oscillator with an output of 25 to 50 kW may be used, and a laser beam may be irradiated along a butt portion of a steel piece running on a rolling line. As a method of vibrating the laser condensing position, a method of vibrating a condensing optical element that condenses the laser at a processing point is suitable.
[0015]
FIG. 2 shows an example of the relationship A between the welding speed V and the laser output P obtained in the experiment and the cross-sectional area of the fusion zone. FIG. 2 shows that the melt area cross-sectional area S = laser power P × (welding speed V) −1 . FIG. 3 shows the relationship between the welding speed V and the melt width w when the laser output P is 45 kW.
[0016]
In order to obtain the amplitude a, the melt width w is required, and the melt width w can be obtained from FIG. 2 and FIG. That is, the melted section sectional area S is provisionally determined from the required melting depth Do determined from the strength of the joint. The welding speed V is arbitrary as long as it is equal to or higher than the minimum speed required in the rolling line, but is temporarily determined in consideration of the laser output in order to reduce the equipment cost. The laser output P is obtained from FIG. 2 on the basis of these temporarily determined melt cross-sectional area S and welding speed V. Next, based on the laser output P and the welding speed V, the melt width w is obtained from FIG. When the obtained melt width w exceeds 2 × the maximum extraordinary amount E, it is useless to further oscillate the laser beam to widen the melt width. In such a case, the laser condensing optical system is adjusted so that the melt width is equal to or less than 2 × the maximum deviation amount E.
[0017]
【Example】
The embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 4 and 5 by taking hot-rolled sheet bar joining as an example. FIG. 4 is a side view schematically showing a steel piece joining facility provided in the hot rolling facility, and FIG. 5 is a plan view of the facility.
[0018]
4 and 5, the front and rear ends of the sheet bars 1 and 3 that run in the A direction are cut off along the bar width direction by the running
[0019]
The sheet bars 1 and 3 have a length of 20 m, a width of 1100 mm, and a thickness of 80 mm. Further, the temperature of the sheet bars 1 and 3 at the time when the bonding surface is formed is 1000 ° C. The feeding speed of the sheet bars 1 and 3 is 80 m / min. The laser oscillator 13 is a continuous wave CO 2 laser oscillator and has a steady output of 45 kW. The laser beam emitted from the laser oscillator 13 is transmitted to the
[0020]
A schematic side view of the structure of the
[0021]
The example which joined the sheet | seat bar with the said apparatus is demonstrated.
[0022]
The seat bar dimensions are as described above. The required melting depth Do is 40 mm (50% of the sheet bar thickness), and the required welding speed Vo is 5 m / min. The melt width w was 1.0 mm and the required laser output Po was 45 kW. Further, the maximum off-axis amount E was 1.1 mm and the margin Y was 0.15 mm. From these values, laser beam welding was performed by vibrating the laser beam with an amplitude a of 0.75 mm and a period of T0.01 sec (frequency f: 100 Hz). As a result, the laser bar tack welded
[0023]
【The invention's effect】
In laser tack welding according to the method of the present invention, a melted portion having a sufficient width and depth can be formed in the butt portion, and it is possible to prevent breakage of a steel slab that occurs during pressure welding due to defective tack welding. Can do. Further, since the laser beam is merely vibrated, the steel piece joining apparatus can be reduced in size and simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a drawing schematically showing a cross section of a melted portion, and FIG. 1B is a drawing showing deviation of a steel piece butt line from a welding reference line.
FIG. 2 is a grab showing the relationship of the weld cross-sectional area to the welding speed and laser output.
FIG. 3 is a graph showing the relationship of the melt width to the welding speed and laser output.
FIG. 4 is a side view schematically showing an example of a steel piece joining facility for carrying out the method of the present invention.
FIG. 5 is a plan view of the facility shown in FIG. 4;
FIG. 6 is a schematic side view showing the structure of a laser processing head.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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