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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転駆動される像担持体(感光体ドラム)の転写部表面に対して所定の位置関係でもって当接する転写搬送ベルトにより転写材を支持搬送し、像担持体上に形成されたトナー像を転写材上に転写再現する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー画像をYMCKの画像データとして記録部に転送して、各色の色画像毎に再現しながら順次重ね合わせてカラー画像として再現するカラー画像形成装置がある。
このようなカラー画像形成装置においては、各色の画像を正確に重ね合わせなければ、カラー画像を忠実に再現できないといった問題を抱えており、この問題を如何に解決するかが技術開発の大きな課題となっていた。
【0003】
無数の構成部品からなる画像形成装置においては、各部品毎の部品精度に細かなばらつきがあったり、またこれらの部品を組み立てていく際の組立精度などにより画像形成装置毎にばらつきが発生する。
そこで、従来より、各色のパターン画像を試験的に形成させ、この各色のパターン画像の位置関係を互いに確認して画像形成位置調整を各色の画像形成部毎に行うレジスト調整を実施している(登録特許2642351号公報)。
【0004】
ところが、上記のようなレジスト調整を実施しても、画像の書込開始位置のずれによる色ずれは補正できるが、感光体ドラムを駆動させる駆動ギヤ等の駆動系の周期的な駆動ムラにて生じる感光体ドラムに不規則な速さ変動に起因する色ずれを補正することはできなかった。
つまり、このような画像形成装置においては、従来から各記録部における周期的な駆動ムラが問題となっており、この周期的な駆動ムラが各記録部においてそれぞれ発生することにより、各色の色材で記録された画像を順次重ね合わせてカラー画像として再現する際に、色ずれが発生して忠実なカラー画像として再現できないといった問題を抱えていた。
【0005】
(従来技術1)
そこで、従来のカラー画像形成装置においては、各記録部における感光体ドラム上に形成された画像が転写部において転写される場合に、周期的に発生する駆動ムラの条件が同一となるように、感光体ドラムへの画像書き込み位置から転写位置までの距離(時間)と駆動機構の駆動変動周期の関係をN倍の関係となるように配置することが考えられている(特公平7−31446号公報、特公平8−14731号公報など)。
【0006】
図17に、上記の手法が採用された従来のカラー画像形成装置の各画像形成部及び各画像形成部にて形成された画像を転写する転写材を搬送する転写搬送ベルト周辺の構成を示す。
図17において、右から順にブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各記録部を構成する感光体ドラム322a、322b、322c、及び322dである。これら感光体ドラム322で形成された各色の画像は、転写搬送ベルト316の移動に伴って、該転写搬送ベルト316に支持されて搬送される転写材上に、感光体ドラム322と転写搬送ベルト316とが近接する転写部Aにて、ブラックから順に重ねて転写される。
ここで、各感光体ドラム322は、同時に回転が開始されるようになっており、各感光体ドラム322は、その回転駆動ムラが同一位相となるように取り付けられている。
【0007】
具体例を挙げると、各感光体ドラム322のシャフトが嵌合する駆動ギヤを、その駆動ムラの周期を示すある基準(例えば図のような鍵型の穴ha)が全て同じ方向に揃うように取り付けられる。これにより、同時スタートにおいて各感光体ドラム322が常に同じ駆動ムラで回転するようになる。
したがって、各感光体ドラム322の転写部A−A間の各距離L’を、感光体ドラム322の直径をdとして、(L’=Nπd‥‥(Nは整数))となるように設定することで、並列配置された4つの感光体ドラム322の各転写部Aにおける画像の転写工程においては、転写材上に対して常時同等の駆動ムラ周期でもって各色の色材で形成された画像が順次重ね合わされることとなり、その結果、駆動ムラを起因とする色ずれを無くすることができる。
【0008】
(従来技術2)
また、他のカラー画像形成装置の駆動ムラによる色ずれ防止の従来技術として、特開平5−197244号公報が挙げられる。この技術は、ブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローの各色記録部を有するカラー画像形成装置だが、ブラックの記録部だけを利用してモノクロでの画像形成を行える。その為、各色記録部の感光体駆動部において、単一のドラム駆動モーターからシアン、マゼンタ、イエローを単一の駆動クラッチを介して駆動力を伝達し、ブラックのみ上記の駆動クラッチと異なる駆動クラッチを介して駆動力を伝達するようになっており、ブラックの記録部だけ動作することができる機構となっている。
【0009】
しかし、ブラックのみ、駆動系を独立させたので、ブラックとその他3色との感光体ドラムの回動位置に対する同期をとる必要が生じた。そこで、ブラックの感光体ドラムの回動位置と、シアン、マゼンタ、イエローのうち、一つの感光体ドラムの回動位置を各ドラムプーリ上の遮光部材から検出し、その検出信号が同期しているかどうかを判別し、判別結果が同期するよう上記の2つの駆動クラッチの動作制御を行うことで、ブラックとその他3色との感光体ドラムの回動位置に対する駆動ムラを防止できるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術1の構成では、並列配置された各記録部A−A間の距離関係を周期的な駆動変動に合わせて配置しなければならないため、この周期的な駆動変動に合わせて各記録部A−A間の距離を確定していると、整数Nをたとえ1としても、感光体ドラムの周囲長に相当する距離が必ず必要となる。その結果、画像形成装置自身の大きさが大きくなり、ユーザより望まれる小型化を図ることができない。特に、上述したように、感光体ドラムを、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、及びBk(ブラック)の4色分備えた画像形成装置においては、甚だ問題である。
【0011】
また、実際にこれらの駆動ムラ調整は、実際に画像をとりながら熟練した人間でなければできない。
【0012】
そのため、従来技術1、従来技術2にあるような画像形成装置は、いずれも生産する時点で各色の感光体ドラムや駆動ギアの回転方向における取り付け相対角度の調整がされて、以後これに関する調整を不要とすることを前提としている。
【0013】
しかし、最近のカラー画像形成装置では、従来技術2のようにブラックのみの記録部を用いて画像形成を行うモノクロモードや、シアン、マゼンタ、イエローのうち単色の記録部を用いて画像形成を行うモノカラーモードなどが備えられ、画像形成方法が多様化してきている。このため、一旦ユーザーの手元に上記画像形成装置がセットされた後、上記のモノクロモードやモノカラーモードによる感光体ドラム毎に異なる経時変化や、ジャム解除時に誤って一色の感光体ドラムに傷をつけてしまうなどの事態が生じた場合、各色の感光体ドラムごとに交換が必要になる。しかし、上記の従来技術1、従来技術2のような生産時点での角度調整のみしかできない装置では、各色の感光体ドラムの個別交換などのメンテナンスが非常に困難である問題を有する。
【0014】
(従来技術3)
そこで、特開平9−304992号公報にはテストチャートを用いてテスト画像を画像形成し、そこに現れたパターンから、各色の画像形成部ごとの駆動ムラに対する補正値を読み取って、調整する方法の技術が記載されている。この調整方法は、感光体ドラムの振れなどによる周期的な駆動ムラに対し、もっともムラが目立ちにくいように各色の印字ヘッドの相対的なビデオ出力開始タイミングを適正化させるものである。
【0015】
この技術により、各色の感光体ドラムの個別交換などのメンテナンスが可能とはなる。しかし、既に設定されている感光体ドラムや駆動ギア同士の相対角度を変えるものでない為、周期的な駆動ムラ自身は変化しない。つまり、周期的な駆動ムラを目立ちにくくできても、減少できない問題が残る。
【0016】
本発明は、前記の問題点を解消するためなされたものであって、周期的な駆動ムラそのものを減少させ、周期的な駆動ムラを原因とする画素ズレによる画質劣化を極力抑えた高画質な画像を形成できるよう、各色の感光体ドラムや駆動ギアの回転方向における取り付け相対角度を容易に調整を行える画像形成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、次の構成を有する。
本発明の第1の要旨は、回転可能な複数の像担持体と、その像担持体に画像を形成する画像形成手段と、その複数の像担持体のうち、一つの像担持体を基準像担持体とし、基準像担持体以外の少なくとも一つの像担持体の回転停止位置を検出する検出手段と、その基準像担持体以外の少なくとも一つの像担持体を、前記基準像担持体に対し独立して回転駆動可能とする駆動手段と、基準像担持体に対して、基準像担持体以外の少なくとも一つの像担持体の相対的な位置関係を示す値であって、少なくとも一つの像担持体の1周をn分割(n>1)する値と、検出手段の検出信号とに基づいて、駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0018】
本発明の第2の要旨は、制御手段は、相対的な位置関係を示す値を1番目からn番目まで切り換えて、画像形成手段により画像形成させるように駆動手段を制御することを特徴とする要旨1に記載の画像形成装置である。
【0019】
本発明の第3の要旨は、制御手段は、n分割(n>1)の分割数nを変えて、画像形成手段により画像形成させるように駆動手段を制御することを特徴とする要旨2に記載の画像形成装置である。
【0020】
本発明の第4の要旨は、前記制御手段は、前記基準像担持体以外の全ての像担持体を共通の相対的な位置関係を示す値で制御することを特徴とする要旨1に記載の画像形成装置である。
【0021】
本発明の第5の要旨は、制御手段は、基準像担持体以外の全ての像担持体にかかわる画像を、画像形成手段により転写材に画像形成させることを特徴とする要旨4に記載の画像形成装置である。
【0022】
本発明の第6の要旨は、前記基準像担持体以外の各像担持体の該基準像担持体に対して相対的な回転停止位置を示す各々の設定値を一覧で表示する表示部を設けたことを特徴とする要旨5に記載の画像形成装置である。
【0023】
本発明の第1の要旨によれば、画像形成装置の初期設定時や複写結果に副操作方向の画像ムラが生じるようにたった場合において、複数の像担持体のうち、一つの像担持体を基準像担持体として、それ以外の像担持体の回転停止位置を検出手段により検知し、その検知結果と基準像担持体に対する相対的位置関係を示す値(像担持体の1周をn分割(n>1)する値)に基づいて制御手段が基準像担持体以外の像担持体の駆動手段を駆動、停止しすることで、各像担持体の相対的回転位相関係を形成することが可能となる。
【0024】
よって、相対的位置関係を示す値を変更、調整することで、ユーザー先に画像形成装置を設置後に各色の像担持体を交換しても周期的な駆動ムラ防止の調整が簡単に可能となった。
【0025】
また、周期的な駆動ムラそのものを減少させて、周期的な駆動ムラを原因とする画素ズレによる画質劣化を極力抑えた高画質な画像を提供できる。
【0026】
また、各色の像担持体や駆動手段の回転方向における取り付け相対位置を認識しやすい調整値で調整できるので、簡単な操作にて調整を行うことができ、ユーザフレンドリーな画像形成装置を提供できる。
【0027】
本発明の第2の要旨によれば、1つの位置関係を示す値に対するテスト画像を出力することなく一括してn種類のテスト画像を出力できるので、いちいちn回にわたって像担持体の位置関係を示す値を入力してテスト画像を出力する煩わしさを無くすことができる。
【0028】
像担持体の1周全体に対し、n種類のテスト画像を一括して出力できるので、像担持体の1周の1/n精度でどこの回転位置の値が、周期的な駆動ムラをもっとも減少させる値であるかを容易に知ることができる。
【0029】
本発明の第3の要旨によれば、分割数nを少ない分割数でテスト画像を出力した時には、テスト画像を少なく出力できるので、像担持体1周のうちもっとも周期的な駆動ムラの減少する調整値の回転位置周辺をすばやく調べることができる。
また、分割数nを多い分割数nでテスト画像を出力した時には、少ない分割数でテスト画像を出力した時に較べて回転位置周辺をさらに精度よく調べることができる。
【0030】
本発明の第4の要旨によれば、基準像担持体に対する、基準像担持体以外の全ての像担持体の相対的な位置関係を示す値を同じ値にすることにより、それぞれの位置関係を示す値をいちいち入力する手間が省くことができ、効率的な操作を可能とできた。
【0031】
本発明の第5の要旨によれば、基準像担持体に対する他の像担持体の回転停止位置を同じ回転停止位置でのテスト印字することができ、各像担持体の周期的な駆動ムラの各回転停止位置での状態の確認を無駄な画像形成及び転写シートを使わずに済む。
また、各像担持体の周期的な駆動ムラ状態を1つの転写シートに画像形成できるので比較して調整を容易にすることが可能となる。
【0032】
本発明の第6の要旨によれば、各像担持体の周期的な駆動ムラ状態が1つの転写シートに画像形成されて出力されるので、各像担持体毎に調整する表示画面等を切り換えていると煩わしいばかりでなく、入力ミスも生じ易くなる。しかし、同時に一覧表示することで操作する者の入力作業を誤りにくくすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を、図1〜図16に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置であるデジタルカラー複写機1の構成を示す正面断面の略図である。複写機本体1の上面には、原稿台111及び図示しない操作パネルが設けられ、複写機本体1の内部に画像読み取り部110および画像形成部210が設けられた構成である。原稿台111の上面には該原稿台111に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台111面に対して所定の位置関係をもって両面自動原稿送り装置(RADF;Reversing Automatic Document Feeder)112が装着されている。
【0034】
両面自動原稿送り装置112は、まず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取り部110に対向するよう原稿を搬送し、この一方の面についての画像読み取りが終了した後に、他方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取り部110に対向するよう原稿を反転して原稿台111に向かって搬送するようになっている。そして、両面自動原稿送り装置112は、1枚の原稿について両面の画像読み取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿についての両面搬送動作を実行する。
以上の原稿の搬送および表裏反転の動作は、複写機1全体の動作に関連して制御されるものである。
【0035】
前記画像読み取り部110は、両面自動原稿送り装置112により原稿台111上に搬送されてきた原稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置されている。
画像読み取り部110は、該原稿台111の下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体113、114と、光学レンズ115と、光電変換素子であるCCDラインセンサ116とを有している。
【0036】
前記原稿走査体113、114は、第1の走査ユニット113と第2の走査ユニット114とから構成されている。第1の走査ユニット114は原稿画像表面を露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を所定の方向に向かって偏向する第1ミラーとを有し、原稿台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平行に往復移動するものである。第2の走査ユニット114は、第1の走査ユニット113の第1ミラーにより偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の方向に向かって偏向する第2および第3ミラーとを有し、第1の走査ユニット113と一定の速度関係を保って平行に往復移動するものである。
【0037】
光学レンズ115は、第2の走査ユニットの第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光像を縮小し、縮小された光像をCCDラインセンサ116上の所定位置に結像させるものである。
【0038】
CCDラインセンサ116は、結像された光像を順次光電変換して電気信号として出力するものである。CCDラインセンサ116は、白黒画像あるいはカラー画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、B(青)、の各色成分に色分解したラインデータを出力することのできる3ラインのカラーCCDである。このCCDラインセンサ116により電気信号に変換された原稿画像情報、さらに、図示しない画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が施される。
【0039】
次に、画像形成部210の構成、および画像形成部210に係わる各部の構成について説明する。
画像形成部210の下方には、用紙トレイTR内に積載収容されている用紙(例えば、紙、OHP用紙などの記録媒体)Pを1枚ずつ分離して画像形成部210に向かって供給する給紙機構211が設けられている。そして1枚ずつ分離供給された用紙Pは、画像形成部210の手前に配置された一対のレジストローラ212によりタイミングが制御されて画像形成部210に搬送される。さらに、片面に画像が形成された用紙Pは、画像形成部210の画像形成にタイミングを合わせて画像形成部210に再供給搬送される。
【0040】
画像形成部210の下方には、転写搬送ベルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト216に用紙Pを静電吸着させて搬送する構成となっている。そして、転写搬送ベルト216の回転軌道下側に近接して、転写搬送ベルト216上に形成されたテストパターンを検出するパターン画像検出ユニット300が設けられている。
【0041】
さらに、用紙搬送路における転写搬送ベルト機構213の下流側に駆動ローラ214に近接して、用紙P上に転写形成されたトナー像を用紙P上に定着させるための定着装置217が配置されている。この定着装置217の一対の定着ロ−ラ間におけるニップ部を通過した用紙Pは、搬送方向切り換えゲート218を経て、排出ローラ219により複写機本体1の外壁に取り付けられている排紙トレイ220上に排出される。
【0042】
切り換えゲート218は、定着後の用紙Pの搬送経路を、複写機本体1へ用紙Pを排出する経路と、画像形成部210に向かって用紙Pを再供給する経路との間で選択的に切り換えるものである。切り換えゲート218により再び画像形成部210に向かって搬送方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経路221を介して表裏反転された後、画像形成部210へと再度供給される。
【0043】
また、画像形成部210における転写搬送ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に近接して、第1の画像形成ステーションPa、第2の画像形成ステーションPb、第3の画像形成ステーションPc、および第4の画像形成ステーションPdが、用紙搬送経路上流側から順に設けている。
【0044】
転写搬送ベルト216は、駆動ローラ214によって、図1において矢印Zで示す方向に摩擦駆動され、前述したように給紙機構211を通じて給送される用紙Pを把持し、用紙Pを画像形成ステーションPa〜Pdへと順次搬送する。
各画像ステーションPa〜Pdは、実質的に同一の構成を有している。各画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdは、図1に示す矢印F方向に回転駆動される感光体ドラム222a,222b,222c、および222d(感光体ドラム222と略記する場合がある)をそれぞれ含んでいる。
【0045】
各感光体ドラム222a〜222dの周辺には、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様に帯電する帯電器223a,223b,223c,223dと、感光体ドラム222a〜222d上に形成された静電潜像をそれぞれ現像する現像装置224a,224b,224c,224dと、現像された感光体ドラム222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転写用放電器225a,225b,225c,225dと、感光体ドラム222a〜222d上に残留するトナーを除去するクリーニング装置226a,226b,226e,226dとが感光体ドラム222a〜222dの回転方向に沿ってそれぞれ順次配置されている。
【0046】
また、各感光体ドラム222a〜222dの上方には、レーザービームスキャナユニット227a,227b,227c,227dがそれぞれ設けられている。各レーザービームスキャナユニット227a〜227dは、画像データに応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素子からのレーザービームを主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラー(偏向装置)240と、ポリゴンミラー240により偏向されたレーザビームを感光体ドラム222a〜222d表面に結像させるためのfθレンズ241やミラー242,243などから構成されている。
【0047】
レーザービームスキャナ227aにはカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、レーザービームスキャナ227bにはカラー原稿画像のシアン色成分像に対応する画素信号が、レーザービームスキャナ227cにはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に対応する画素信号が、そして、レーザービームスキャナ227dにはカラー原稿画像のイエロー色成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力される。
【0048】
これにより色変換された原稿画像情報に対応する静電潜像が各感光体ドラム222a〜222d上に形成される。そして、現像装置227aには黒色のトナーが、現像装置227bにはシアン色のトナーが、現像装置227cにはマゼンタ色のトナーが、現像装置227dにはイエロー色のトナーがそれぞれ収容されており、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像は、これら各色のトナーにより現像される。これにより、画像形成部210にて色変換された原稿画像情報が各色のトナー像として再現される。
【0049】
また、第1の画像形成ステーションPaと給紙機構211との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器228が設けられており、この吸着用帯電器228は転写搬送ベルト216の表面を帯電させ、給紙機構211から供給された用紙Pは、転写搬送ベルト216上に確実に吸着させた状態で第1の画像形成ステーションPaから第4の画像形成ステーションPdの間をずれることなく搬送させる。
【0050】
一方、第4の画像ステーションPdと定着装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には除電器(図示せず)が設けられている。この除電器には搬送ベルト216に静電吸着されている用紙Pを転写搬送ベルト216から分離するための交流電流が印加されている。
【0051】
上記構成のデジタルカラー複写機においては、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。この用紙Pは、給紙カセットから送り出されて給紙機構211の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用紙Pの先端部分がセンサー(図示せず)にて検知され、このセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレジストローラ212により一旦停止される。
そして、用紙Pは各画像ステーションPa〜Pdとタイミングをとって図1の矢印Z方向に回転している転写搬送ベルト216上に送られる。このとき転写搬送ベルト216には前述したように吸着用帯電器228により所定の帯電が施されているので、用紙Pは、各画像ステーションPa〜Pdを通過する間、安定して搬送供給される。
【0052】
各画像ステーションPa〜Pdにおいては、各色のトナー像が、それぞれ形成され、転写搬送ベルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの支持面上で重ね合わされる。第4の画像ステーションPdによる画像の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部分から順次、除電用放電器により転写搬送ベルト216上から剥離され、定着装置217へと導かれる。最後に、トナー画像が定着された用紙Pは、用紙排出口(図示せず)から排紙トレイ220上へと排出される。なお、上述の説明ではレーザービームスキャナユニット227a〜227dによって、レーザービームを走査して露光することにより、感光体への光書き込みを行なう。
【0053】
尚、レーザービームスキャナユニットの代わりに、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイからなる書き込み光学系(LEDヘッド)を用いても良い。LEDヘッドはレーザービームスキャナーユニットに比べ、サイズも小さく、また可動部分がなく無音である。よって、複数個の光書き込みユニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写機などの画像形成装置では、好適に用いることができる。
【0054】
次に、本実施形態の特徴部分である各感光体ドラムの回転位相制御について説明する。 本実施形態のデジタルカラー複写機では、図2に示すように、前述した図17に示す従来構成の画像形成装置とは異なり、各画像形成ステーションPa〜Pdの4つの感光体ドラム222a〜222dが、感光体ドラムの回転駆動ムラ(位相が合っていれば各感光体ドラムで共通)の位相が所定分ずつずれた状態で回転駆動される。具体的には、各感光体ドラムは同時に回転を開始し、同時に回転を停止する構成であるので、その停止位置(回転開始位置)をずらして停止する。
【0055】
図2においては、図17と同様に、各感光体ドラムにおける位相のずれを感光体ドラムのシャフトに取り付けられる駆動ギヤの鍵型の穴(又は凸部)haを基準に示す。
いま、ブラックの感光体ドラム222aを基準とすると、その隣のシアンの感光体ドラム222bの位相は、約60度進んでいる。同様に、マゼンタの感光体ドラム222cの位相は120度、イエローの感光体ドラム222dの位相は180度進んでいる。
【0056】
このように、各感光体ドラムにおける駆動ムラの位相をずらすことで、位相をずらせた分、各画像形成ステーションPa〜Pdに対応した転写部A−A間の距離を、感光体ドラムの周囲長より縮めても、各感光体ドラム間の駆動ムラを転写部Aを通過する転写材に対して同一とできる。
【0057】
上記のように、隣接する感光体ドラム間で駆動ムラの周期を60度進めることで、感光体ドラムの直径をdとすると、転写部A−A間の距離に相当するLは、L=感光体ドラムの周長πd×((360−60)度/360度)
となる。
【0058】
尚、ここでは説明の便宜上、各感光体ドラムにおける位相のずれ分を基に転写部A−A間の距離を設定するように説明したが、実際は、転写部A−A間の距離Lを決定し、それを基に、各感光体ドラムの位相のずれ分を設定すればよい。例えば、ドラム径40mmの感光体ドラムを用いて、転写部A−A間の距離Lを105mmとした場合は、上記のように隣接する感光体ドラム間で停止位置が上記のように、各駆動ムラが約60度ずつ位相がずれるように設定する。
【0059】
ここで、図3を用いて、各感光体ドラム毎の画像が駆動ムラによる色ずれなく重ね合わされる様子を説明する。
いま、図3に示すような状態で4つの感光体ドラムが回転しているとする。ブラックの感光体ドラム222aの「G」の位置(明示のため駆動ムラの基準をラインaで示す)に(1)のタイミングで書き込まれた画像は、(4)のタイミング(感光体ドラム222aの180°回転に要する時間経過後)で転写搬送ベルト216上に転写され、(9)のタイミングでシアンの感光体ドラム222bの画像と重ね合わされる。ここで、シアンの感光体ドラム222bには、既に(6)のタイミングでレーザビームにより画像が形成されている。図3(a)に(1)〜(6)のタイミングにおけるシアンの感光体ドラム222bのラインaの位置を示す。図より明らかなように(9)のタイミングにおけるラインaは、(4)のタイミングにおけるブラックの感光体ドラム222aと同じ位置にある。したがって、重ね合わされる像の駆動ムラは同一となり、駆動ムラの影響による色ずれはない。
【0060】
同様に、マゼンタの感光体ドラム222cに形成された画像とは、(14)のタイミングで重ね合わされる。ここで、マゼンタの感光体ドラム222cには、既に(11)のタイミングで画像が形成されている。図3(b)に(1)〜(11)のタイミングにおけるマゼンタの感光体ドラム222cのラインaの位置を示す。図より明らかなように、(11)のタイミングにおけるラインaは、(1)(6)のタイミングにおけるブラック、シアンの感光体ドラムと同じ位置にある。したがって、重ね合わされる像は、駆動ムラが同一となり、駆動ムラの影響による色ずれはない。
【0061】
同様に、イエローの感光体ドラム222dに形成された画像とは、(19)のタイミングで重ね合わされる。従って、イエローの感光体ドラム222dには、既に(16)のタイミングで画像が形成されている。図3(c)に(1)〜(16)のタイミングにおけるイエローの感光体ドラム222dのラインaの位置を示す。図より明らかなように、(16)のタイミングにおけるラインaは、(1)(6)(11)のタイミングにおけるブラック、シアンの感光体ドラムと同じ位置にある。したがって、重ね合わされる像は、駆動ムラが同一となり、駆動ムラの影響による色ずれはない。このような4つの感光体ドラム222a〜dの回転駆動は、各感光体ドラムの駆動ムラを特定できる基準マークQを基に、図4に示す制御部CONより制御されている。
【0062】
以下、図4及び図5を基に、感光体ドラムの回転駆動制御について説明する。前述したように本実施形態のデジタルカラー複写機における感光体ドラム222a〜dに回転駆動力を伝達する駆動ギアG1〜G4の穴には、鍵型の印(凸部)haをつけているので、図4に示すようにここではこの鍵型の凸部に合わせて矩形の基準マークQを設けて、これを光学センサS1〜S4でそれぞれ読み取るようにしている。もちろん何らこれに限定されるものではない。
【0063】
各センサSl〜S4は、各々の転写部Aより同じ位置に取り付けられている。そのセンサ出力は、制御部CONに送られ、これを基に制御部CONが、各感光体ドラムをそれぞれ独立して回転駆動する各モータMを制御するようになっている。
【0064】
制御部CONは、各光学センサS1〜S4からの検出結果を基に、各感光体ドラム222をそれぞれ停止位置に確実に停止させ、コピー開始時には、同時に回転を開始させる。
【0065】
図5に、感光体ドラム222を停止させる時の各センサS1〜S4の出力のタイミングチャートを示す。下流側に位置する感光体ドラム222dのセンサS4から順に、基準マークQを検出してONし、最も上流側に位置する感光体ドラム222aのセンサSlが最後にONする。
この最後のセンサSlがONしてから、図4に示す基準マークQが転写部Aに到達する時間(ここでは、約90度回転する時間)を余裕時間(余裕角)とし、余裕時間経過後、感光体ドラム222aを停止する。
そして、基準の感光体ドラム222a以外の感光体ドラム222b〜dにおいては、各々のセンサS2〜4の検出結果とセンサSlの検出結果より、補正量を検出し、補正量を余裕時間に加算した後その時間が経過した時点で停止させる。
【0066】
例えば、シアンの感光体ドラム222bについて考えると、感光体ドラム222bと基準となる感光体ドラム222aとは、60度のずれがある。そこで、センサSlがONしたタイミングとセンサS2がONしたタイミングとから、感光体ドラム222bの補正量を計算する。ここでもし、間隔が61度分であり1度進んでいる場合は、1度戻す必要があるので、補正量を−1とし、これを余裕時間の90度分に加算し、余裕時間を89度分として、センサSlがONした後、89度分の余裕時間経過後、停止させる。
【0067】
もし、上記の余裕時間が設定されていなかったとすると、補正量がプラスの場合はその分感光体ドラム222bをさらに回転させて停止させればよいが、マイナスの場合は、既に停止位置を過ぎてしまっているので、正しい位置に停止させるには、さらにもう一回転させる必要があり、そうなると、転写搬送ベルト216表面や感光体ドラム表面を接触により傷つけることとなるが、上記構成により、損傷等を抑制しながら、短時間で理想的な画像の記録が行える状態で停止させることができ、引き続き行われる画像の記録もスムーズに行える。
【0068】
また、上記各感光体ドラムを個別駆動するモータとしては、ステッピングモータが最も適している。
すなわちパルスモータは、通電し励磁することによりホールディングトルクを発生し一定個所で回転せずにロックさせることが容易にでき、画像形成を行わない感光体ドラムの外力による回転移動を阻止することができ、また、パルスモータは設定された駆動パルス信号に応じて高精度の回転がオープンループででき、設定された回転位置に位置決めも容易にできるからである。
従って、使用しない感光体ドラムは確実にロックすることができ、画像形成に使用した感光体ドラムは使用しなかった感光体ドラムとの回転位相が所定の位相状態になる様に精度よく容易に位置決めができる。
また、パルスモータを使用することで全ての感光体ドラムが動作時に感光体ドラムの回転位相が所定の状態のまま高精度な回転動作をオープンループで実現できる。
【0069】
さらに、いくら精度よく転写部A−A間の寸法を設定したとしても、感光体ドラムの取り付け位置がずれたりして、その寸法にわずか100μmの誤差があると、600dpi(1ドットの径:43μm程度)といった高密度記録の画像形成装置では、大きな色ずれとして現れてしまう。そこで、感光体ドラムの駆動ムラとは関係なく、各感光体ドラムの停止位置を調整できる手段も別途設けている方が望ましい。同じく、上述したセンサSl〜4の取り付け位置にも誤差が生じ易いので、このような誤差を補正できる構成であることが望ましい。
【0070】
具体的には、前述の余裕時間(余裕角)を、各感光体ドラム毎に調整できる構成であればよい。つまり、上記の説明では、4つの感光体ドラムとも余裕時間を90度分としていたが、センサの取り付け誤差、及び転写部間の寸法誤差に応じて、各々予め補正しておき、その補正した余裕時間に対して、新たに停止時の補正量を加算(減算)すればよい。
【0071】
以上が、各感光体ドラムにおける回転駆動ムラの位相が所定分ずつずれた状態で回転駆動され回転を停止する際に、その停止位置を所定量ずらして停止させる駆動制御方法に関する説明である。
【0072】
次に、各感光体ドラム222の回転駆動ムラを把握し、その回転駆動ムラの程度に応じて停止位置を調整、設定する方法について説明する。
【0073】
<ドラム位置調整データ入力画面>
図6には、操作者が感光体ドラム222の回転駆動ムラの調整を行うために使用し、ドラム位置を設定入力する表示画面DPの一例を示している。図6ではタッチパネル式の液晶表示画面(LCD)を用いた表示例を示しており、通常の複写を行う場合に使用する画像形成用の表示画面(図示しない)から画面切り換え操作によりドラム位置を設定入力する表示画面DPを表示しているものである。
【0074】
図6おいて、表示画面DPの略中央に向かって上から下に配置された表示は、符号301は画像確認用サンプルの印字モードの設定値、302はブラックトナー用の感光体ドラムに対するシアントナー用の感光体ドラムの停止位置カウンタの設定値、303はブラックドラムに対するマゼンタトナー用の感光体ドラムの停止位置カウンタの設定値、304はブラックドラムに対するイエロートナー用の感光体ドラムの停止位置カウンタの設定値を表示している。
尚、以下においてブラックトナー用の感光体ドラムを「ブラックドラム」、シアントナー用の感光体ドラムを「シアンドラム」、マゼンタトナー用の感光体ドラムを「マゼンタドラム」、イエロートナー用の感光体ドラムを「イエロードラム」と略記する場合がある。
【0075】
前記停止位置カウンタ値302〜304は、各感光体ドラムの1周を所定の角度ずつ分割した時の各角度に対して付されたカウント値である。
例えば、感光体ドラム1周(360°)を12分割した場合には、0°に対応する番号を[1]、30°に対応する番号を[2]、以下同様に設定し、330°に対応する番号を[12]と設定する。
【0076】
表示画面DPの向かって左側に配置された表示画面領域305は、前記モード番号301及び設定値302〜304で選択した設定値等を表示しするものであり、矢印キー306の押圧によってモード番号301及び設定値表示302〜304に順次切り替わる。
【0077】
前記表示画面領域305内には、モード番号301を表示する表示部305a、設定データまたは入力データを表示する表示部305b、設定データの入力範囲を表示する表示部305cが設けられている。
【0078】
また、表示画面DPの向かって右側部分に上下に配置された矢印キー306の押圧により前記モード番号301及び設定値表示302〜304が順次白黒反転して切り替わり、表示画面305の表示と連動する。
そして、矢印キー306又はその手前側(下側)に設けた[OK]キー307の入力操作により、設定した値が図示しない記憶媒体に読み出し、変更可能に保存される。
【0079】
また、表示画面DPの操作手前側に設けた[EXECUTE]キー308を押すことで、モード番号301の設定項目に表示された印字モードで、後述する画像確認用のサンプル印字動作を実行する。
【0080】
操作者が感光体ドラム222の回転駆動ムラの調整を終了した後は、表示画面DPの向かって右上部に配置された「CLOSE」キーの押圧により、通常の複写を行う画像形成用の表示画面(図示しない)に切り換わることとなる。
【0081】
<ドラム位置調整データ入力画面操作手順>
次に、図7〜9に示すドラム位置設定入力のフローチャートにより、図6のドラム位置設定入力表示画面DPによるドラム位置設定のシミュレーションを説明する。
【0082】
STEP1では、図示しない通常の画像形成モードで画像形成条件設定のために操作されるテンキー等のキー入力手段の組み合わせ等、または、特定のキー入力により通常モードからテストモードに切り替わる。
【0083】
STEP2では、図6に示す表示画面DPに前記モードの切り換えによって切り換え、感光体ドラム位置設定入力に備える。
【0084】
STEP3では、図示しない設定入力画面解除キーの入力の有無を判定し、入力有りの場合はSTEP7へ進んで感光体ドラム位置設定のシミュレーションを終了し、該解除キーの入力が無ければSTEP4に進む。
【0085】
STEP4では、図6の[EXECUTE]キー308の入力の有無を判定し、入力無しの場合はSTEP5へ進み、入力があった場合にはSTEP6に進んで各感光体ドラムのテスト印字モードに入る。
【0086】
STEP5では、図6の[OK]キー307又は矢印キー306の入力の有無を判定し、前記キー入力により条件設定がなされた場合にはSTEP9へ進み、キー入力が無い場合にはSTEP3に戻る。
【0087】
STEP6では、図6のモード番号301の設定が“1”または“2”の時には各感光体ドラムの回転位相関係を確認、設定するためにSTEP10(図8)へ進み、それ以外の場合には設定されている回転停止位置にて感光体ドラムのテスト印字を行うためにSTEP19(図9(b))に進む。
【0088】
STEP7では、テストモード終了処理を行い、STEP8に進み、テストモードから通常モードに表示画面を切り替える。
【0089】
図9(a)に示すSTEP9は、後述するテスト印字工程(STEP10〜STEP18)に基づいて操作者が認識した修正角度を設定記憶する工程である。すなわち、図6の表示画面領域305の表示が設定値表示302〜304ならば、図示しないテンキー等の入力手段より入力された設定データ(図6、表示部305b)を図示しないメモリ(記憶媒体)に記憶し、STEP3(図7)に戻る。
【0090】
図8に示すSTEP10〜STEP18は、ブラックドラムを基準としてシアンドラム、マゼンタドラム、及びイエロードラムの各ドラムの回転位相のズレの状態を把握するために行うテスト印字工程である。
【0091】
STEP10では、図6の[EXECUTE]キー308を白黒反転表示し、テスト印字実行中で有ることを表示し、STEP11へ進む。
【0092】
STEP11では、各感光体ドラムと同調して回転する駆動ギアG1〜G4に設けられた基準マークQの位置を図4のセンサSl〜S4に合わせて制御部CONの制御の下で停止させ、続いて各感光体ドラムの位置関係における回転駆動ムラの調節を行うためにSTEP12へ進む。
【0093】
STEP12では、各感光体ドラム位置における駆動ムラ(各ドラム間の回転方向の位相ズレ)を確認するための後述する特定パターンをテスト印字し(詳細は後述)、STEP13へ進む。
【0094】
STEP13では、図示しない設定解除キーの入力の有無を判定し、設定解除キーの入力が有った場合にはテストモードを終了するためにSTEP7へ戻り、設定解除キーの入力が無ければテスト印字を実行するためにSTEP14に進む。
【0095】
STEP14では、図6の設定値301が”1”の場合であり、かつ、ブラックドラム回転停止位置(基準マークQを基準とする)に対してシアンドラム、マゼンタドラム、及びイエロードラムの各ドラムの停止位置を30°ずつずらしながらの計12枚のテスト印字が終了した時にはSTEP18へ進み、それ以外の場合にはSTEP15に進む。
【0096】
STEP15では、図6の設定値301が”2”の場合であって、かつ、ブラックドラム位置に対しシアンドラム、マゼンタドラム、及びイエロードラムの各ドラムの回転停止位置を90°ずつずらしながら、計4枚のテスト印字が終了した時にはSTEP18へ進み、それ以外の場合にはSTEP16に進む。
【0097】
STEP16では、図6の設定値301に合わせて、ブラックドラム位置に対しシアンドラム、マゼンタドラム、及びイエロードラムの各ドラムの回転停止位置を[30×(n−1)枚]°、または[90×(n−1)枚]°ずつずらして(詳細は後述)、再度テスト印字を行うためにSTEP17へ進む。
【0098】
STEP17では、前記STEP16で設定変更した各色感光体ドラムの回転停止位置において、各ドラム間の回転方向の位相ズレを確認するために、再度後述する特定パターンを印字(詳細は後述)する。終了後は、前記STEP13へ戻る。
【0099】
STEP18では、図6の設定値301の設定においてテスト印字が所定枚数終了したことにより、前記STEP10において白黒反転表示した図6の[EXECUTE]キー308を元に戻し、テスト印字実行終了で有ることを表示し、前記STEP3(図7)へ戻る。
【0100】
前記STEP10〜STEP17により出力された結果に基づいて、操作者はシアンドラム、マゼンタドラム、及びイエロードラムの各ドラムの回転位相のズレ量を図6の[OK]キー307又は矢印キー306の操作によりそれぞれ設定する。そのキー入力された設定データは、前記STEP9(図9)にて図示しないメモリに格納されることとなる。
【0101】
図9(b)に示すSTEP19〜STEP22では、前記STEP9にてメモリに格納されたブラックドラムを基準としたシアンドラム、マゼンタドラム、及びイエロードラムの回転停止状態において確認的なテスト印字を行う。
【0102】
STEP19では、前記STEP10と同様に[EXECUTE]キー308を白黒反転表示し、テスト印字実行中で有ることを表示し、STEP20へ進む。
【0103】
STEP20では、シアンドラム、マゼンタドラム、及びイエロードラムの回転停止位置角度を、図6の設定値表示302〜304に入力設定された位置関係に合わせて、再度、位相ズレを確認するためにSTEP21へ進む。
【0104】
STEP21では、ブラックドラムに対するシアンドラム、マゼンタドラム、及びイエロードラムの回転停止位置を確認するために後述する特定パターンを印字(詳細は後述)を行う。印字終了後、STEP22へ進む。
【0105】
STEP22では、前記STEP19において白黒反転した[EXECUTE]キー308の白黒反転表示を元に戻し、テスト印字実行終了で有ることを表示し、前記STEP3(図7)へ戻る。
【0106】
以上のドラム位置設定のシミュレーション操作を繰り返すことにより、各色感光体ドラム間での回転停止位置の調整(色ズレの調整)を行うことが出来る。
【0107】
上記シミュレーションでは、STEP14からSTEP16に示すように30度間隔、及び/又は、90度間隔で一括して基準ドラム以外の全ドラムのテスト画像を出力できるので、各角度毎にその都度、各ドラムの位置関係、設定するドラム等を入力してテスト画像を出力する煩わしさと調整を行う者の入力ミス等を回避できることとなり、調整作業の効率化とともに誰にでも簡単にドラム回転停止位置の調整を可能としている。
【0108】
本実施形態では、上記2種類の角度(30度と90度)で説明したが、その設定角度とその設定角度の種類を限定するものではない。例えば設定角度を大きくした場合(分割数少)、テスト画像を少なく出力できるので各ドラム1周のうちもっとも周期的な駆動ムラの減少する調整値の回転位置周辺をすばやく調べることができる。また逆に設定角度を小さくした場合(分割数大)、少ない分割数でテスト画像を出力した時に較べて精度よく調べることができる。
例えば、始めに図6の301の設定値を[1]にして分割数をn=4で90度の精度で調整を行い、その印字結果では調整値がわからなかった時に、301の設定値を[2]にして分割数をn=12で30度の精度によって調整することで調整値がほぼ確実にわかるようになる。従って、この分割数の組み合わせによって、様々な調整が可能となる。
【0109】
<ドラム位相確認用パターン>
次に、前記した特定パターンのテスト印字について詳細を説明する。
本実施形態でのテスト印字は、各感光体ドラムの駆動ムラによる各感光体上に生成される画像間の画素の合成ずれを操作者が容易に視認できるよう、テストプリントを出力する。
このテストプリント(テスト印字)の好適な例として、カラー画像を合成した際、イエロー、シアン、マゼンタの3色の感光体ドラムで生成するそれぞれの画像と、基準となるブラックの感光体ドラムで生成する画像との合成ムラを容易に判別する場合について説明する。尚、このテストプリント(テスト印字)は、画像形成装置の内部または外部に設けられたメモリに記憶しているパターンデータを出力させるようにしてもよいし、内部または外部のパターンデータを生成する回路やソフトウェアから出力させるようにしてもよい。
【0110】
本発明によりテストプリント(テスト印字)のサンプル例として、図10(a)、(b)は、理想的な感光体ドラムの回転ムラが無い良好な状態のサンプルの説明図である。この良好な場合は、各色の概略帯状パターンが副走査方向にほぼ直線状に現れる。
これに対し、図11(a)、(b)は基準であるブラックドラムに対して比較対照するシアンとイエローの感光体ドラムに回転ムラが発生している良好でない状態を示す説明図である。この場合は、シアンとイエローの帯状パターンが副走査方向に波打って現れる。
【0111】
図10(a)、図11(a)においてテスト用紙上には、主走査方向にイエロー、シアン、マゼンタのドラム位相確認用パターン印字領域S1を設けてあり、そのドラム位相確認用パターン印字領域S1内の各印字領域において、イエローの印字サンプルであるイエローの帯状パターンPyl、シアン印字サンプルであるシアンの帯状パターンPcl、マゼンタ印字サンプルであるマゼンタの帯状パターンPm1が印字されている。
【0112】
各印字領域における各色印字サンプルは、各色とブラックに対するドラム回転ムラが、いずれの色も後述するドラム位相確認用パターン生成方法で生成される。
このドラム位相確認用パターン生成方法は、例えばイエローのパターンの場合、イエローで形成された斜線パターンと、ブラックで形成された格子パターンの合成パターンからなる
【0113】
図12を用いてドラム位相確認用パターンを画素レベルで説明する。
まず、図12(a)は、イエローで形成された斜線パターンYPである。この斜線パターンYPは、副走査方向に4画素の幅で、主走査方向に16画素毎に副走査方向に1画素ずつずらして出力される。
【0114】
次に、図12(b)は、ブラックで形成された格子パターンBPである。この格子パターンBPは、副走査方向に8画素毎に4画素幅の直線を出力し、主走査方向に16画素毎に4画素幅の直線を出力するパターンである。この格子パターンBPにより、(4×12)画素の白画素窓WWが生成される。
【0115】
そして、図12(a)のイエローで形成された斜線パターンYPと、図11(b)のブラックで形成された格子パターンBPを合成すると、図12(c)に示すようになり、以下において詳細に合成過程を説明する。
【0116】
<ドラム位相確認用パターンで合成ムラが現れる原理>
上述の図10に示すブラックの画像とイエローの画像が同期している場合における両パターンYPP、BPの合成画像の状態を説明する。
ここでブラック格子パターンBPにより生成された(4×12)画素の白画素窓WWをW(1,1),W(1,2)〜W(3,3)としたとき、主走査方向1列目のW(1,1),W(1,2),W(1,3)の白画素窓においては、副走査方向にイエロー斜線パターンがブラック格子パターンと完全に重なっているので、イエローの画像が見えない。
【0117】
そして、主走査方向2列目のW(2,1),W(2,2),W(2,3)の白画素窓においては、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと1画素だけずれるので、1画素幅のイエローの画素が見える。
【0118】
同様に、主走査方向3列目のW(3,1),W(3,2),W(3,3)の白画素窓においては、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと2画素だけずれるので、2画素幅のイエローの画素が見える。
【0119】
図12(c)には示していないが、主走査方向4列目の白画素窓WWにおいては副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラックパターンBPと3画素だけずれるので、3画素幅のイエローの画素が見える。
【0120】
主走査方向5列目の白画素窓WWにおいては、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと4画素ずれるので、白画素窓WWは全てイエローの画素になる。
【0121】
主走査方向6列目の白画素窓WWにおいては、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと5画素ずれるが、副走査方向に最も下流側のイエロー斜線パターンYPの1画素がブラック格子パターンBPと重なり、白画素窓WWには3画素幅のイエローの画素が見える。
【0122】
主走査方向7列目の白画素窓WWにおいては、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと6画素ずれ、副走査方向に最も下流側のイエロー斜線パターンYPの2画素がブラック格子パターンBPと重なり、白画素窓WWには2画素幅のイエローの画素が見える。
【0123】
主走査方向8列目の白画素窓WWにおいては、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと7画素ずれ、副走査方向に最も下流側のイエロー斜線パターンYPの3画素がブラック格子パターンBPと重なり、白画素窓WWには1画素幅のイエローの画素が見える。
【0124】
主走査方向9列目の白画素窓WWにおいては、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと8画素ずれ、主走査方向1列目の白画素窓と同様に副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと完全に重なっているので、イエローの画素が見えなくなる。
【0125】
以降主走査方向10列目の白画素窓WWは2列目と同様、主走査方向11列目の白画素窓はWW3列目と同様となり、8列周期で同じパターンでイエローの画素が見える。
【0126】
そしてテストプリントをみたとき、テストプリント上ではこの白画素窓WW内に見えるイエローの画素の個数分だけイエローの色が濃く見える。すると、図10のような副走査方向にイエローの直線状の帯状パターンPylが生成される。このように、テスト用紙に転写されたブラックの感光体ドラム上で生成された画像と、イエローの感光体ドラム上に生成された画像が理想的に同期してテスト用紙上で合成されていく限り、イエローの帯状パターンPylは直線状をなす。
【0127】
次に、上述のブラックの画像とイエローの画像が同期していない場合におけるパターンの合成画像の状態を説明する。このパターンでは一般的に、合成されるべき画素にずれが生じるとそのずれの生じ方に応じて、イエローの帯状パターンPylが直線状から形状を変える。この現象は、主走査方向の白画素窓WWの各列におけるイエロー画素の見え方により生じる。
【0128】
主走査方向の白画素窓WWの第1列でみた場合、ブラックの感光体ドラム上で生成された画像が副走査方向に伸び縮みしていない部分とイエローの感光体ドラム上に生成された画像が伸び縮みしていない部分とが合成された部分は、白画素窓WWでは、副走査方向にイエロー斜線パターンがブラック格子パターンと完全に重なる。しかし、伸び縮みしていない部分同士の合成された部分以外は、上記のブラックとイエローの画像の長さの差の分、画素のずれが生じ、白画素窓WWに、副走査方向にイエローの画素がずれた分だけ見えることとなる。
【0129】
同様に、主走査方向の第2列においても、同じ現象が生じ、副走査方向にみて、ブラックの感光体ドラム上で生成された画像が伸び縮みしていない部分とイエローの感光体ドラム上に生成された画像が伸び縮みしていない部分とが合成された部分の白画素窓WWでは、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと1画素だけずれるので、1画素幅のイエローの画素が見える。
そして、伸び縮みしていない部分同士の合成された部分以外は、主走査方向の第1列と同様、白画素窓WWに、副走査方向にイエローのずれた分の画素だけ見える部分と、副走査方向にイエロー斜線パターンYPがブラック格子パターンBPと完全に重なる部分が生じる。
【0130】
3列目以降も同様である。それぞれの主走査方向の列におけるこの副走査方向の画素のずれ方は、ブラックの画像と、イエローの画像の副走査方向の長さの変化のしかたに追従するものとなる。
その為、テストプリントのサンプル上では、イエローの帯状パターンPylがこの副走査方向の画素のずれ分に比例して、主走査方向に変化する。その為、ブラックの画像とイエローの画像の長さの変化のしかたが周期的であれば、イエローの帯状パターンPylも周期的な波形状になるし、急峻な変化があれば、イエローの帯状パターンPylの変化量も急峻になる。
【0131】
次に、ブラックの画像と、イエローの画像の副走査方向の長さの変化しかたについて説明する。この長さの変化しかたが同期しなくなる原因は、上述の周期的に発生する駆動ムラによるものであるが、この駆動ムラの生じる原因として、感光体ドラムの偏芯や駆動系の駆動ムラ、部品精度や取り付け精度など様々な要因が考えられる。いずれにしても、ブラックとイエローの感光体ドラムの回転駆動に関する部品を同一のものを使う限りは、感光体ドラムや駆動部品の傾向的な偏芯や円筒性の特性によるものであり、周期的な駆動ムラが生じる。
【0132】
そこで、その最も発生しやすい周期的な駆動ムラの原因の代表的な一例として、感光体ドラムが偏芯している例での駆動ムラによる画素のずれを、本発明の実施形態のパターンがどの程度表現できるかを具体的な数値を上げて説明する。
この実施形態例では、特に、ブラックとイエローの感光体ドラムがともに、図13の如く偏芯している例をとりあげる。
【0133】
偏芯が原因である場合、感光体ドラム上にレーザー露光装置で生成される潜像は同タイミングで形成されていくが、偏芯により等角速度で回転する感光体ドラムの周面の移動量が一様にならず、感光体1周の周期で変動する。その為、画像が感光体ドラム1周する周期で副走査方向に延び縮みが生じる現像が生じる。
【0134】
まず半径がR[mm]、偏芯量がa[mm]の単一の感光体ドラムが、等角速度で回転する場合の、偏芯による周面の移動量を求めてみる。
偏芯方向に対する角度をα[rad]とし、感光体ドラムの本来の中心O1からの角度をθ[rad]とした場合、
Rsinα=rsinθ
Rcosα=rcosθ−a
であるから、半径r[mm]は角度θの関数で表され、下記の式(1)となる。
【0135】
【数1】
【0136】
今、角度θ[rad]において半径r(θ)[mm]は、微小角dθ[rad]からなる微小弧の長さdL[mm]に対し、
dL=r(θ)・dθ
の関係にあるから、角度θ[rad]における弧の長さL(θ)[mm]は、下記式(2)により表され、これが偏芯の周面の移動量である。
【0137】
【数2】
【0138】
次にこの式を近似式にしてみる。
ここで副走査方向にn画素分の弧の長さをLn[mm]とし、1画素に相当する角度θp[rad]を微小角としたとき、次の近似式(3)で表される。
【0139】
【数3】
【0140】
また、任意の角度θ[rad]に対する弧の長さL(θ)[mm]については、角度θがn画素で構成されているものとして次の近似式(4)で表される。
【0141】
【数4】
【0142】
尚、この画像形成装置の副走査方向の解像度をA[dpi]としたとき、1画素の副走査方向の長さpy[mm]は、py=25.4/A[mm]である。
【0143】
また、この画像形成装置の感光体ドラムの半径をR[mm]とすると、感光体ドラム1周あたりの副走査方向の画素数は、N=2πR/py[pixel]になり、1画素に相当する角度θp[rad]は、
θp=2π/N=py/R=25.4/AR[rad]
である。
【0144】
ここで図14を参照しながら、ブラックの感光体ドラムをDk、イエローの感光体ドラムをDyとした時、画素のずれ量を算出してみる。両感光体ドラムの半径をR[mm]、偏芯量をa[mm]とする。
ブラックの感光体ドラムの中心Okと偏芯した中心Oとを結ぶ線分と、イエローの感光体ドラムの中心Oyと偏芯した中心Oとを結ぶ線分のなす角度を位相角β[rad]とする。
ここで、偏芯した中心Oとレーザー露光装置L1のブラック感光体ドラムDk照射点とを結ぶ線分上に、ブラックの感光体ドラムDkの中心Okがある状態を初期状態として、ブラック感光体ドラムDkとイエロー感光体ドラムDyは時計周りに等角速度で回転するものとする。
【0145】
図13の状態は、ブラックの感光体ドラムDkとイエローの感光体ドラムDyが時計周りに角度θ[rad]回転した状態を示す。
このときブラックの感光体ドラムDkがレーザー露光を受けた弧の長さLk(θ)[mm]は、式(5)となり、
【0146】
【数5】
【0147】
イエローの感光体ドラムDyがレーザー露光を受けた弧の長さLy(θ)[mm]は、式(6)となる。
【0148】
【数6】
【0149】
しかし、両感光体ドラムの副走査方向の画素数は同じである。
つまり、角度θ[rad]において、ブラックの感光体ドラムDkの弧の長さLk(θ)[mm]とイエローの感光体ドラムDyの弧の長さLy(θ)[mm]との差△L(θ)[mm]分だけ、ブラックの感光体ドラムDkの画素に対し、イエローの感光体ドラムDyの画素がずれることを意味する。
この画素数を△Np(θ)[pixel]とした時、下記式(7)にて表せる。
【0150】
【数7】
【0151】
ここで具体的に、副走査方向の解像度をA=600[dpi]、感光体ドラムの半径R=20[mm]、偏芯量をa=0.1[mm]、位相角β=30[deg]=π/6[rad]としたとき、1画素の副走査方向の長さpy=0.0423[mm]、1画素に相当するの角度θp=0.002117[rad]であるから、上式からずれる画素数△Np(θ)[pixel]は図15に示すように求まる。
つまり、上記の条件で本実施形態のテストパターンを用いた場合、図15に示すように約195[degree]、副走査方向に約1600[画素目]に相当する場所において、(−2.4)画素のずれが発生することがわかる。
主走査方向1列目の白画素窓の副走査方向に1600/8=200[個目]周辺では2.4画素分、イエローの画素が見えることを示している。
【0152】
また、図15に示す感光体ドラムの進む角度θ[deg]に対し、ずれる画素数△Np(θ)[pixel]が、感光体ドラム1周を周期として滑らかに変化することもわかる。
主走査方向に1列ずれるごとに、1画素づつ副走査方向にずれているので、白画素窓WW内にみえるイエロー画素は、主走査方向に1列毎に1画素づつ増えていく。そして、5画素のずれが生じたら、3画素に減る。
【0153】
例えば、主走査方向の第1列において、副走査方向に白画素窓WW内にイエロー画素が1画素みえる部分では、主走査方向の第2列において、白画素窓WW内にイエロー画素が2画素みえる。同様に主走査方向の第3列では3画素みえ、第4列では4画素、第5列では3画素、第6列では2画素、第6列では1画素、第7列ではみえない、第8列では1画素みえ、第9列では2画素みえる。以降同様である。
【0154】
上記の条件におけるテストパターンの主走査方向の各列に対する結果は、主走査方向の各列において、上記画素のずれ量の周期変動に伴って、副走査方向に白画素窓WW内にイエロー画素がみえる個数は図16のようになる。
ここで白画素窓にイエロー画素が3画素以上見える数を丸で囲って示している。
【0155】
以降、1列ずれるに従って、ずれ方は一つずつずれていく。そして上述の如くこの白画素窓WW内に見えるイエローの画素の個数分イエローの色が濃く見えることから、テストプリント上ではイエローの帯状パターンPylが波打つように現れる。
【0156】
位相角βが180[degree]を最大として、さらに大きくなれば、それに従い上記のイエローの帯状パターンPylはさらに大きく波打つ。また、180[degree]を超えると、それに従い上記のイエローの帯状パターンPylの波打ちは小さくなる。当然、360[degree]であれば、イエローの帯状パターンPylが波打たない。
【0157】
以上ブラック感光体ドラムとイエロー感光体ドラム間の偏芯によるテストプリントの変化について述べたが、基本的にこのプリントパターンは、副走査方向の微妙な画像のずれを主走査方向への画像の変化にとして表すことができるので、例えば、感光体ドラムの駆動ギアの偏芯によるものであれば、その駆動ギアの1周の周期の帯としてパターンが現れる。
【0158】
また、感光体ドラム自体の円筒性や駆動ギアの偏芯や円筒度などによる合成画像のずれに限らず、感光体ベルトのようなものであっても、そのベルトを支えるローラなどの偏芯や円筒性による合成画像のずれも容易に視認できる。当然、基準となる感光体ドラムやベルトなどはなんでもよく、比較対照となる感光体ドラムやベルトも基準となるドラムやベルト以外であれば、どれでもよい。
【0159】
位相確認用パターンも、上記のようなパターンに限らない。上記のブラックの格子パターンBPに相当する第1パターンとして、副走査方向に基準色の画素をn画素(n>0)と基準色以外の画素をm画素(m>0)周期的に出力するパターンと、上記のイエローの斜線パターンYPに相当する第2パターンとして、副走査方向に比較対称色の画素をn画素と比較対称色以外の画素をm画素周期的に出力し、第2パターンは主走査方向へp画素(p>0)毎に副走査方向にq画素(|q|>0)ずつずらし、上記第1パターンと上記第2パターンを合成したパターンであればよい。また、上記のイエローの斜線パターンYPに相当する第2パターンが、副走査方向に比較対称色の画素をm画素と比較対称色以外の画素をn画素出力するものであってもよい。
【0160】
例えば、基準色をシアンとして、比較対称色をマゼンタとし、第1パターンとして、副走査方向にイエローの画素を10画素とブラックの画素を20画素出力するパターンと、第2パターンとして、副走査方向にマゼンタの画素を20画素とイエローの画素を10画素出力し、第2パターンは主走査方向へ20画素毎に副走査方向に2画素ずつずらし、上記第1パターンと上記第2パターンを合成したパターンとする。この時、上記の白画素窓WWに相当するのが第1パターンのイエローの10画素であり、これと第2パターンのマゼンタ20画素またはイエロー10画素が合成された赤の画素がこの第1パターンのイエロー10画素からブラックを背景に見える。その為、テストプリントには副走査方向にのびるイエローの帯状パターンが生成され、この帯状パターンの形状で判定できる。
【0161】
以上説明したように本実施形態で示したプリントパターンによれば、副走査方向の微妙な画像のずれを主走査方向への画像の変化として表すことができるので、例えば、図11(a)のテスト印字結果が、12枚のテストサンプル中で2枚目のものであると過程した場合、マゼンタの帯状パターンPmlだけが波打たない状態であるので、2枚目サンプルの位相角がマゼンダドラムの停止位置カウンタ値として適正値であることが操作者に視覚的に認識できる。よって、ブラックドラムに対するマゼンダドラムの停止位置カウンタの設定値303に設定する値を"2"と入力し、図示しないメモリにSTEP9(図9)で記憶される。
【0162】
一方、シアンとイエローに関しては、図11(a)のサンプルと同一工程にて出力した11枚のうち、シアンとイエローの帯状パターンPcl、Pylが波打たない状態のサンプルプリントを見つけて、それぞれシアンとイエローの停止位置カウンタの設定値304、302にそれぞれ適正な値を入力し、保存することで各感光体ドラムの副走査方向の微妙な画像のずれを防止する位置に設定できる。
【0163】
そして、制御部CONの制御の下で、センサS1〜S4を基準としてメモリに記憶された設定値302〜304に回転停止位置を設定(STEP20)した各感光体ドラムを用いてテスト印字(STEP21)した場合には、図10に示すようなテストパターン印字結果を得ることとなる。
【0164】
以上説明した本実施形態によれば、さまざまな要因により生じる各感光体ドラムの副走査方向の微妙な画像のずれを、主走査方向への画像の変化量として表現できるので、視覚的にずれを把握すると同時にそのずれ量を適切に把握、調整が可能となり、例えば新たな画像形成装置を使用開始する場合や、メンテナンス後のずれ調整時において、従来のように特別な工具、技術を必要とせず簡単に調整できようになった。
【0165】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の第1の要旨によれば、画像形成装置を用いた複写結果に副操作方向の画像ムラが生じる場合や初期の画像ムラの発生テスト時において、複数の像担持体のうち、一つの像担持体を基準像担持体として、それ以外の像担持体の回転停止位置を検出手段により検知し、その検知結果と基準像担持体に対する相対的位置関係を示す値(像担持体の1周をn分割(n>1)する値)に基づいて制御手段が基準像担持体以外の像担持体の駆動手段を駆動、停止しすることで、各像担持体の相対的回転位相関係を形成することが可能となる。
【0166】
よって、相対的位置関係を示す値を変更、調整することで、ユーザー(使用者)先に画像形成装置を設置後に各色の像担持体を交換しても周期的な駆動ムラ防止の調整が簡単に可能となった。
【0167】
また、周期的な駆動ムラそのものを減少させて、周期的な駆動ムラを原因とする画素ズレによる画質劣化を極力抑えた高画質な画像を提供できる。
【0168】
また、各色の像担持体や駆動手段の回転方向における取り付け相対位置を認識しやすい調整値で調整できるので、調整が簡単操作にて行うことができ、ユーザフレンドリーな画像形成装置を提供できる。
【0169】
本発明の第2の要旨によれば、1つの位置関係を示す値に対するテスト画像を出力することなく一括してn種類のテスト画像を出力できるので、いちいちn回にわたって像担持体の位置関係を示す値を入力してテスト画像を出力する煩わしさを無くすことができる。
【0170】
像担持体の1周全体に対し、n種類のテスト画像を一括して出力できるので、像担持体の1周の1/n精度でどこの回転位置の値が、周期的な駆動ムラをもっとも減少させる値であるかを容易に知ることができる。
【0171】
本発明の第3の要旨によれば、分割数nを少ない分割数でテスト画像を出力した時には、テスト画像を少なく出力できるので、像担持体1周のうちもっとも周期的な駆動ムラの減少する調整値の回転位置周辺をすばやく調べることができる。
また、分割数nを多い分割数nでテスト画像を出力した時には、少ない分割数でテスト画像を出力した時に較べて回転位置周辺をさらに精度よく調べることができる。
【0172】
本発明の第4の要旨によれば、基準像担持体に対する、基準像担持体以外の少なくとも二つの像担持体の相対的な位置関係を示す値を同じ値にすることにより、それぞれの位置関係を示す値をいちいち入力する手間が省くことができ、効率的な操作を可能とできた。
【0173】
本発明の第5の要旨によれば、基準像担持体に対する、各像担持体の回転位置を同じ画転位置でのテスト印字などの画像形成をすることができ、各像担持体の周期的な駆動ムラの各回転位置での状態の確認を無駄な画像形成及び転写シートをつかわずに済む。
また、各像担持体の周期的な駆動ムラ状態を1つの転写シートに画像形成できるので比較して調整を容易にすることが可能となる。
【0174】
本発明の第6の要旨によれば、各像担持体の周期的な駆動ムラ状態が1つの転写シートに画像形成されて出力されるので、各像担持体毎に調整する表示画面等を切り換えていると煩わしいばかりでなく、入力ミスも生じ易くなる。しかし、同時に一覧表示することで操作する者の入力作業を誤りにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の側断面で示す作用的説明図である。
【図2】本発明の実施形態に係る複数の並列配置された感光体ドラムの位相合わせ状態の作用的説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係る複数の感光体ドラムにおける画像の重なり状態を説明する作用的説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係る複数配置された感光体ドラムの位相制御の説明図である。
【図5】本発明の実施形態に係る複数の感光体ドラムのずれ角度を検出しつつ感光体ドラムを停止させるタイムチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係る各感光体ドラムの停止位置設定入力表示画面の説明図である。
【図7】本発明の実施形態に係る各感光体ドラムの停止位置設定入力表示画面の操作手順の一部を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態に係る各感光体ドラムの停止位置設定入力表示画面の操作手順の一部を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係る各感光体ドラムの停止位置設定入力表示画面の操作手順の一部を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態に係る各感光体ドラムの位置確認用パターンの印字例の説明図(a)とその一部拡大図(b)である。
【図11】本発明の実施形態に係る各感光体ドラムの位置確認用パターンの印字例の説明図(a)とその一部拡大図(b)である。
【図12】図10(b)の一部拡大図の作用的説明図である。
【図13】感光体ドラムの偏芯の説明図である。
【図14】感光体ドラムの偏芯と色ズレの原理説明図である。
【図15】本発明の実施形態に係るテストパターンの副走査方向の画素のずれを、画素数と角度の関係にて示す説明図である。
【図16】本発明の実施形態に係るテストパターンの主走査方向の画像のずれ量を2次元的に示す説明図である。
【図17】従来の複数の並列配置された感光体ドラムの位相合わせ状態の作用的説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
216 転写ベルト
222a〜222d 感光体ドラム
Pa〜Pd 画像ステーション
M モータ
Q 基準マーク
CON 制御部
G1〜G4 駆動ギア
S1〜S4 センサ
DP 表示画面
S1 パターン印字領域
Pml マゼンタ帯状パターン
Pcl シアン帯状パターン
Pyl イエロー帯状パターン
YP 傾斜パターン
BP 格子パターン
WW 白画素窓[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, the transfer material is supported and conveyed by a transfer conveyance belt which comes into contact with the surface of the transfer portion of the image carrier (photoreceptor drum) driven in rotation with a predetermined positional relationship, and is formed on the image carrier. The present invention relates to an image forming apparatus that transfers and reproduces a toner image on a transfer material.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a color image forming apparatus that transfers a color image as YMCK image data to a recording unit and sequentially superimposes and reproduces a color image while reproducing each color image.
In such a color image forming apparatus, there is a problem that a color image cannot be faithfully reproduced unless images of respective colors are accurately superimposed, and how to solve this problem is a major issue in technical development. Had become.
[0003]
In an image forming apparatus having an infinite number of components, there is a small variation in the component accuracy of each component, and a variation occurs in each image forming device due to the assembling accuracy when assembling these components.
In view of the above, conventionally, a pattern adjustment of each color is performed by forming a pattern image of each color on a trial basis, confirming a positional relationship between the pattern images of each color, and adjusting an image forming position for each image forming unit of each color. Registered Patent No. 2642351).
[0004]
However, even if the above-described registration adjustment is performed, the color shift due to the shift of the image writing start position can be corrected, but due to the periodic drive unevenness of the drive system such as the drive gear for driving the photosensitive drum. It was not possible to correct the color shift caused by the irregular fluctuations in the speed of the photosensitive drum.
That is, in such an image forming apparatus, periodic driving unevenness in each recording unit has conventionally been a problem, and the periodic driving unevenness occurs in each recording unit, so that a color material of each color is generated. When the images recorded in the above are sequentially superimposed and reproduced as a color image, there is a problem that a color shift occurs and the image cannot be reproduced as a faithful color image.
[0005]
(Prior art 1)
Therefore, in the conventional color image forming apparatus, when the image formed on the photosensitive drum in each recording unit is transferred in the transfer unit, the condition of the drive unevenness that periodically occurs is the same. It has been considered that the relationship between the distance (time) from the image writing position to the transfer position to the photosensitive drum and the drive fluctuation period of the drive mechanism is N times as large as the relationship (Japanese Patent Publication No. Hei 7-31446). Gazette, Japanese Patent Publication No. 8-14731, etc.).
[0006]
FIG. 17 shows a configuration of a conventional color image forming apparatus employing the above-described method, around each image forming unit and a transfer conveyance belt that conveys a transfer material for transferring an image formed by each image forming unit.
In FIG. 17,
Here, the photosensitive drums 322 is adapted to rotate at the same time is started, the photosensitive drums 322 are mounted, et al as the rotational driving unevenness the same phase.
[0007]
As a specific example, the drive gear to which the shaft of each photoconductor drum 322 fits is set so that a certain reference (for example, a key-shaped hole ha as shown in the figure) indicating the period of the drive unevenness is aligned in the same direction. It is attached. Thus, at the same time, each photosensitive drum 322 always rotates with the same drive unevenness.
Therefore, each distance L ′ between the transfer portions A-A of each photoconductor drum 322 is set so that (L ′ = Nπd ‥‥ (N is an integer)) where d is the diameter of the photoconductor drum 322. Thus, in the image transfer process at each transfer portion A of the four photosensitive drums 322 arranged in parallel, an image formed of the color material of each color on the transfer material at the same driving unevenness cycle at all times is obtained. Colors are sequentially superimposed, and as a result, color shift due to driving unevenness can be eliminated.
[0008]
(Prior art 2)
Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 5-197244 discloses a conventional technique for preventing color misregistration due to driving unevenness of another color image forming apparatus. Although this technology is a color image forming apparatus having black, cyan, magenta, and yellow color recording units, it is possible to form a monochrome image using only the black recording unit. Therefore, in the photoreceptor driving unit of each color recording unit, cyan, magenta, and yellow are transmitted from a single drum driving motor through a single driving clutch to transmit driving force, and only a black driving clutch is different from the above driving clutch. The driving force is transmitted through the recording medium, so that only the black recording section can operate.
[0009]
However, since the drive system is made independent only for black, it is necessary to synchronize the black and the other three colors with respect to the rotational position of the photosensitive drum. Therefore, the rotation position of the black photoconductor drum and the rotation position of one of the cyan, magenta, and yellow photoconductor drums are detected from the light shielding members on each drum pulley, and whether the detection signals are synchronized or not. By controlling the operation of the two drive clutches so that the determination results are synchronized, it is possible to prevent drive unevenness with respect to the rotational positions of the photosensitive drums of black and the other three colors.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration of the
[0011]
In addition, these drive unevenness adjustments can only be performed by a person skilled in actually taking images.
[0012]
Therefore, in the image forming apparatuses according to the
[0013]
However, in a recent color image forming apparatus, a monochrome mode in which an image is formed using a black-only recording unit as in the
[0014]
(Prior art 3)
Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 9-304992 discloses a method of forming an image of a test image using a test chart, reading a correction value for driving unevenness of each color image forming unit from a pattern appearing there, and adjusting the method. The technology is described. This adjustment method optimizes the relative video output start timing of the print head of each color so that the unevenness is most inconspicuous with respect to the periodic drive unevenness due to the shake of the photosensitive drum.
[0015]
With this technique, maintenance such as individual replacement of the photosensitive drum of each color becomes possible. However, since the relative angle between the photoconductor drum and the drive gear that has already been set is not changed, the periodic drive unevenness itself does not change. That is, even if the periodic driving unevenness can be made inconspicuous, there remains a problem that it cannot be reduced.
[0016]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and has been made to reduce the periodic driving unevenness itself, and to suppress the image quality deterioration due to the pixel shift caused by the periodic driving unevenness as much as possible to achieve high image quality. It is an object of the present invention to provide an image forming apparatus capable of easily adjusting a relative mounting angle in a rotation direction of a photosensitive drum or a driving gear of each color so that an image can be formed.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration to achieve the above object.
According to a first aspect of the present invention, a plurality of rotatable image carriers, image forming means for forming an image on the image carriers, and one image carrier among the plurality of image carriers are used as a reference image. Detecting means for detecting the rotation stop position of at least one image carrier other than the reference image carrier, and at least one image carrier other than the reference image carrier being independent of the reference image carrier; A driving unit that can be driven to rotate, and a value indicating a relative positional relationship of at least one image carrier other than the reference image carrier with respect to the reference image carrier, and at least one image carrier. An image forming apparatus comprising: a control unit that controls a driving unit based on a value obtained by dividing one round of n into n (n> 1) and a detection signal of a detection unit.
[0018]
A second gist of the present invention is characterized in that the control means switches the value indicating the relative positional relationship from the first value to the n-th value, and controls the driving means so that the image forming means forms an image. An image forming apparatus according to
[0019]
The third aspect of the present invention, the control means, by changing the division number n of the n divided (n> 1), by the image forming means to
[0020]
A fourth aspect of the present invention, prior Symbol control means, the
[0021]
The fifth aspect of the present invention, the control means, an image related to all of the image bearing member other than the reference image bearing member, an image according to
[0022]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a display unit for displaying a list of respective set values indicating a rotation stop position of each image carrier other than the reference image carrier relative to the reference image carrier. the image forming apparatus according to
[0023]
According to the first aspect of the present invention, at the time of initial setting of an image forming apparatus or in a case where image unevenness in a sub-operation direction occurs in a copy result, one of the plurality of image carriers is changed. As the reference image carrier, the rotation stop position of the other image carriers is detected by the detecting unit, and the detection result and a value indicating a relative positional relationship with respect to the reference image carrier (one division of the image carrier is divided into n ( The relative rotation phase relationship between the image carriers can be formed by the control unit driving and stopping the driving units of the image carriers other than the reference image carrier based on the value of n> 1). It becomes.
[0024]
Therefore, by changing and adjusting the value indicating the relative positional relationship, even when the image carrier of each color is replaced after the image forming apparatus is installed at the user's site, it is possible to easily adjust the periodic drive unevenness prevention. Was.
[0025]
In addition, it is possible to provide a high-quality image in which the periodic driving unevenness itself is reduced and image quality deterioration due to pixel shift due to the periodic driving unevenness is suppressed as much as possible.
[0026]
In addition, since the relative mounting positions of the image carriers and the driving units of the respective colors in the rotation direction can be adjusted with an easily recognizable adjustment value, the adjustment can be performed with a simple operation, and a user-friendly image forming apparatus can be provided.
[0027]
According to the second aspect of the present invention, it is possible to output n types of test images at once without outputting a test image corresponding to a value indicating one positional relationship. the inconvenience for outputting the test image by entering a value indicating it is no Ku Succoth.
[0028]
Since n types of test images can be output collectively for the entire circumference of the image carrier, the value of any rotational position can be reduced to 1 / n accuracy of one circumference of the image carrier, thereby reducing the periodic drive unevenness most. It is easy to know whether the value is a value to be performed.
[0029]
According to the third aspect of the present invention, when a test image is output with a small number of divisions n, the number of test images can be reduced, so that the most periodic drive unevenness in one rotation of the image carrier is reduced. It is possible to quickly check the vicinity of the rotational position of the adjustment value.
Further, when a test image is output with a larger number of divisions n, the number of divisions n can be examined more accurately around the rotational position than when a test image is output with a smaller number of divisions.
[0030]
According to the fourth aspect of the present invention, the relative positional relationships of all the image carriers other than the reference image carrier with respect to the reference image carrier are set to the same value, whereby the respective positional relationships are changed. This saves the trouble of inputting the indicated values one by one, thus enabling efficient operation.
[0031]
According to the fifth aspect of the present invention, it is possible to perform test printing at the same rotation stop position of the rotation stop position of another image carrier with respect to the reference image carrier, and to reduce the periodic drive unevenness of each image carrier. It is not necessary to uselessly use the image forming and transfer sheet to check the state at each rotation stop position.
Further, since the periodic drive unevenness state of each image carrier can be image-formed on one transfer sheet, the adjustment can be made easier in comparison.
[0032]
According to the sixth aspect of the present invention, since the periodic drive unevenness state of each image carrier is formed on one transfer sheet and output, the display screen or the like adjusted for each image carrier is switched. Not only is it bothersome, but also makes it easier to make input mistakes. However, by displaying the list at the same time, the input operation of the operator can be made less likely to be erroneous.
[0033]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment according to the present invention will be described below with reference to FIGS.
FIG. 1 is a schematic front sectional view showing a configuration of a digital
[0034]
The automatic double-
The above-described document transport and reverse operation are controlled in relation to the operation of the entire copying
[0035]
The
The
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
Next, the configuration of the
Below the
[0040]
Below the
[0041]
Further, a fixing
[0042]
The switching
[0043]
In addition, above the
[0044]
The
Each of the image stations Pa to Pd has substantially the same configuration. Each of the image stations Pa, Pb, Pc, and Pd includes
[0045]
Around the
[0046]
Laser beam scanner units 227a, 227b, 227c, and 227d are provided above the
[0047]
A pixel signal corresponding to the black component image of the color original image is supplied to the laser beam scanner 227a, a pixel signal corresponding to the cyan component image of the color original image is provided to the laser beam scanner 227b, and the color original image is provided to the laser beam scanner 227c. , And a pixel signal corresponding to the yellow component image of the color document image is input to the laser beam scanner 227d.
[0048]
Thus, an electrostatic latent image corresponding to the color-converted document image information is formed on each of the
[0049]
Further, a paper suction (brush)
[0050]
On the other hand, a static eliminator (not shown) is provided almost directly above the
[0051]
In the digital color copier having the above configuration, cut sheet-shaped paper is used as the paper P. When the sheet P is sent out from the sheet cassette and supplied into the guide of the sheet feeding path of the
Then, the paper P is sent onto the transfer / conveying
[0052]
In each of the image stations Pa to Pd, a toner image of each color is formed, and is superposed on the support surface of the paper P conveyed by being electrostatically attracted by the transfer /
[0053]
Note that a writing optical system (LED head) including a light emitting diode array and an imaging lens array may be used instead of the laser beam scanner unit. The LED head is smaller in size than the laser beam scanner unit, and has no moving parts and is silent. Therefore, it can be suitably used in an image forming apparatus such as a tandem type digital color copying machine which requires a plurality of optical writing units.
[0054]
Next, the rotation phase control of each photosensitive drum, which is a characteristic part of the present embodiment, will be described. In the digital color copying machine of the present embodiment, as shown in FIG. 2, unlike the conventional image forming apparatus shown in FIG. 17, the four
[0055]
In FIG. 2, similarly to FIG. 17, the phase shift in each photosensitive drum is shown based on a key-shaped hole (or convex portion) ha of a drive gear attached to a shaft of the photosensitive drum.
Now, with reference to the black
[0056]
In this way, by shifting the phase of the drive unevenness in each photoconductor drum, the distance between the transfer units A-A corresponding to the respective image forming stations Pa to Pd is reduced by the amount corresponding to the phase shift. Even if the transfer material is reduced, the drive unevenness between the photosensitive drums can be the same for the transfer material passing through the transfer unit A.
[0057]
As described above, if the diameter of the photosensitive drum is d by advancing the cycle of drive unevenness between adjacent photosensitive drums by 60 degrees, L corresponding to the distance between the transfer portions A-A is L = photosensitive Circumference of body drum πd x ((360-60) degrees / 360 degrees)
It becomes.
[0058]
Here, for convenience of explanation, the distance between the transfer units A-A is set based on the phase shift in each photosensitive drum, but actually, the distance L between the transfer units A-A is determined. Then, based on this, the phase shift of each photosensitive drum may be set. For example, when a photosensitive drum having a drum diameter of 40 mm is used and the distance L between the transfer units A-A is set to 105 mm, the stop position between the adjacent photosensitive drums is set as described above for each drive. The unevenness is set so that the phase is shifted by about 60 degrees.
[0059]
Here, the manner in which images of the respective photosensitive drums are superimposed without color shift due to driving unevenness will be described with reference to FIG.
Now, it is assumed that four photosensitive drums are rotating in a state as shown in FIG. The image written at the timing of (1) at the position of “G” of the black
[0060]
Similarly, the image formed on the magenta
[0061]
Similarly, the image formed on the yellow
[0062]
Hereinafter, the rotation drive control of the photosensitive drum will be described with reference to FIGS. 4 and 5. As described above, the keys of the drive gears G1 to G4 for transmitting the rotational driving force to the
[0063]
Each of the sensors S1 to S4 is attached at the same position from each transfer portion A. The sensor output is sent to the control unit CON, and based on this, the control unit CON controls the motors M that independently drive the respective photosensitive drums.
[0064]
The control unit CON reliably stops the respective photosensitive drums 222 at the respective stop positions based on the detection results from the respective optical sensors S1 to S4, and simultaneously starts the rotation at the start of copying.
[0065]
FIG. 5 shows a timing chart of the outputs of the sensors S1 to S4 when the photosensitive drum 222 is stopped. The reference mark Q is detected and turned on sequentially from the sensor S4 of the
The time when the reference mark Q shown in FIG. 4 reaches the transfer portion A (here, the time for rotating about 90 degrees) after the last sensor S1 is turned on is defined as a margin time ( margin angle). Then, the
In the
[0066]
For example, when the
[0067]
If the above-mentioned margin time is not set, if the correction amount is positive, the
[0068]
A stepping motor is most suitable as a motor for individually driving the photosensitive drums.
In other words, the pulse motor generates a holding torque by energizing and energizing it, so that it can be easily locked without rotating at a certain point, and the rotation movement of the photosensitive drum that does not perform image formation due to external force can be prevented. In addition, the pulse motor can perform high-precision rotation in an open loop in accordance with the set drive pulse signal, and can easily perform positioning at the set rotation position.
Therefore, the photosensitive drum that is not used can be securely locked, and the photosensitive drum used for image formation can be accurately and easily positioned so that the rotational phase with the unused photosensitive drum is in a predetermined phase state. Can be.
Further, by using the pulse motor, a high-precision rotation operation can be realized in an open loop while the rotation phase of the photosensitive drums is in a predetermined state when all the photosensitive drums are operating.
[0069]
Further, no matter how precisely the dimension between the transfer sections A-A is set, if the mounting position of the photosensitive drum is shifted and there is an error of only 100 μm in the dimension, 600 dpi (diameter of one dot: 43 μm) In the image forming apparatus for high-density recording such as (approximately), a large color shift appears. Therefore, it is desirable to additionally provide a means for adjusting the stop position of each photosensitive drum regardless of the drive unevenness of the photosensitive drum. Similarly, an error is likely to occur in the mounting position of the above-described sensors S1 to S4. Therefore, it is desirable that the configuration be such that such an error can be corrected.
[0070]
Specifically, any configuration may be used as long as the above-mentioned margin time (margin angle) can be adjusted for each photosensitive drum. That is, in the above description, the allowance time is set to 90 degrees for all four photosensitive drums. However, the allowance time is corrected in advance in accordance with the sensor mounting error and the dimensional error between the transfer units, and the corrected allowance is used. It is only necessary to newly add (subtract) the correction amount at the time of stop to the time.
[0071]
The above is the description of the drive control method of stopping the rotation by stopping the stop position by a predetermined amount when the rotation is stopped in a state where the phase of the rotation drive unevenness in each photosensitive drum is shifted by a predetermined amount.
[0072]
Next, a method of ascertaining the rotational drive unevenness of each photosensitive drum 222 and adjusting and setting the stop position according to the degree of the rotational drive unevenness will be described.
[0073]
<Drum position adjustment data input screen>
FIG. 6 shows an example of a display screen DP used by the operator to adjust the rotational drive unevenness of the photosensitive drum 222 and for setting and inputting the drum position. FIG. 6 shows a display example using a liquid crystal display screen (LCD) of a touch panel type, in which a drum position is set by a screen switching operation from a display screen (not shown) for image formation used when performing normal copying. The display screen DP to be input is displayed.
[0074]
In FIG. 6,
In the following, the photosensitive drum for black toner is referred to as “black drum”, the photosensitive drum for cyan toner is referred to as “cyan drum”, the photosensitive drum for magenta toner is referred to as “magenta drum”, and the photosensitive drum for yellow toner is referred to. May be abbreviated as “yellow drum”.
[0075]
The stop position counter values 302 to 304 are count values given to each angle when one rotation of each photosensitive drum is divided by a predetermined angle.
For example, when one rotation of the photosensitive drum (360 °) is divided into 12 parts, the number corresponding to 0 ° is [1], the number corresponding to 30 ° is [2], and so on. The corresponding number is set as [12].
[0076]
A
[0077]
The
[0078]
The
The set value is read out to a storage medium (not shown) by an input operation of the
[0079]
Further, by pressing an [EXECUTE]
[0080]
After the operator finishes the adjustment of the rotational drive unevenness of the photosensitive drum 222, the display screen for image formation in which normal copying is performed by pressing the “CLOSE” key arranged at the upper right of the display screen DP. (Not shown).
[0081]
<Drum position adjustment data input screen operation procedure>
Next, a simulation of the drum position setting on the drum position setting input display screen DP of FIG. 6 will be described with reference to the flowchart of the drum position setting input shown in FIGS.
[0082]
In
[0083]
In
[0084]
In
[0085]
In STEP4, it is determined whether or not the [EXECUTE]
[0086]
In
[0087]
In
[0088]
In
[0089]
[0090]
[0091]
In
[0092]
In
[0093]
In
[0094]
In
[0095]
[0096]
In
[0097]
In
[0098]
In
[0099]
In
[0100]
On the basis of the results output in
[0101]
In STEP19 to STEP22 shown in FIG. 9B, confirmatory test printing is performed in a state where the rotation of the cyan drum, magenta drum, and yellow drum is stopped with reference to the black drum stored in the memory in STEP9.
[0102]
In
[0103]
In STEP 20, the rotation stop position angles of the cyan drum, magenta drum, and yellow drum are adjusted to the positional relationship input to the set value displays 302 to 304 in FIG. 6, and the flow returns to STEP 21 to confirm the phase shift again. move on.
[0104]
In
[0105]
In STEP 22, the black-and-white inverted display of the [EXECUTE]
[0106]
By repeating the above drum position setting simulation operation, adjustment of the rotation stop position (adjustment of color shift) between the photosensitive drums of each color can be performed.
[0107]
In the above simulation, as shown in STEP14 to STEP16, test images of all the drums other than the reference drum can be output collectively at intervals of 30 degrees and / or at intervals of 90 degrees. It is possible to avoid the hassle of inputting the positional relationship, the drum to be set, etc. and outputting a test image, and to avoid input errors by the person making the adjustment. And
[0108]
In the present embodiment, the two types of angles (30 degrees and 90 degrees) have been described, but the set angles and the types of the set angles are not limited. For example, when the set angle is increased (the number of divisions is small), the number of test images can be reduced, so that it is possible to quickly check the vicinity of the rotational position of the adjustment value at which the most periodic drive unevenness is reduced in one rotation of each drum. Conversely, when the set angle is reduced (the number of divisions is large), it is possible to check with higher accuracy than when a test image is output with a small number of divisions.
For example, first, the setting value of 301 in FIG. 6 is set to [1], the number of divisions is adjusted to 90 degrees with n = 4, and when the adjustment value is not known from the printing result, the setting value of 301 is changed. By adjusting to [2] and adjusting the number of divisions to n = 12 with an accuracy of 30 degrees, the adjustment value can be almost certainly recognized. Therefore, I'm on the combination of the number of divisions, it is possible to various adjustments.
[0109]
<Drum phase confirmation pattern>
Next, the test printing of the specific pattern will be described in detail.
In the test printing according to the present embodiment, a test print is output so that an operator can easily visually recognize a displacement of pixels between images generated on each photoconductor due to driving unevenness of each photoconductor drum.
As a preferable example of the test print (test print), when a color image is synthesized, each image generated by a photosensitive drum of three colors of yellow, cyan, and magenta and a black photosensitive drum as a reference are generated. A case will be described in which it is easy to determine the combination unevenness with the image to be combined. This test print (test print) may output pattern data stored in a memory provided inside or outside the image forming apparatus, or may generate a circuit for generating internal or external pattern data. Or output from software.
[0110]
FIGS. 10 (a) and 10 (b) are explanatory diagrams of a sample in a good state without rotation unevenness of an ideal photosensitive drum as a sample example of a test print (test print) according to the present invention. In this favorable case, the general band-like pattern of each color appears almost linearly in the sub-scanning direction.
In contrast, FIG. 11 (a), the is a diagram showing a (b) is not good rotation unevenness to the photoconductor drum of the cyan and yellow for comparison against the black drum which is the reference is occurring state . In this case, cyan and yellow belt-like patterns appear wavy in the sub-scanning direction.
[0111]
In FIGS. 10A and 11A, on the test paper, a drum phase confirmation pattern printing area S1 of yellow, cyan, and magenta is provided in the main scanning direction, and the drum phase confirmation pattern printing area S1 is provided. In each of the print areas, a yellow band pattern Pyl as a yellow print sample, a cyan band pattern Pcl as a cyan print sample, and a magenta band pattern Pm1 as a magenta print sample are printed.
[0112]
In each color print sample in each print area, drum rotation unevenness for each color and black is generated for each color by a drum phase confirmation pattern generation method described later.
This drum phase confirmation pattern generation method includes, for example, in the case of a yellow pattern, a composite pattern of an oblique line pattern formed in yellow and a lattice pattern formed in black.
The drum phase confirmation pattern will be described at the pixel level with reference to FIG.
First, FIG. 12A shows a hatched pattern YP formed in yellow. This oblique line pattern YP is output with a width of four pixels in the sub-scanning direction and shifted by one pixel in the sub-scanning direction every 16 pixels in the main scanning direction.
[0114]
Next, FIG. 12B shows a lattice pattern BP formed in black. This grid pattern BP is a pattern that outputs a straight line having a width of 4 pixels every 8 pixels in the sub-scanning direction and outputs a straight line having a width of 4 pixels every 16 pixels in the main scanning direction. With this grid pattern BP, a white pixel window WW of (4 × 12) pixels is generated.
[0115]
Then, when the oblique line pattern YP formed in yellow in FIG. 12A and the lattice pattern BP formed in black in FIG. 11B are combined, the result is as shown in FIG. The synthesis process will be described.
[0116]
<Principle of composite unevenness appearing in drum phase confirmation pattern>
The state of the combined image of both patterns YPP and BP when the black image and the yellow image shown in FIG. 10 are synchronized will be described.
Here, when the white pixel window WW of the (4 × 12) pixels generated by the black lattice pattern BP is W (1,1), W (1,2) to W (3,3), the
[0117]
Then, in the white pixel windows of W (2,1), W (2,2), W (2,3) in the second column in the main scanning direction, the yellow oblique line pattern YP and the black lattice pattern BP in the sub-scanning direction. Since it is shifted by one pixel, a yellow pixel having one pixel width can be seen.
[0118]
Similarly, in the white pixel window of W (3,1), W (3,2), W (3,3) in the third column in the main scanning direction, the yellow oblique line pattern YP is changed to the black lattice pattern BP in the sub-scanning direction. And two pixels are shifted from each other, so that a yellow pixel having a width of two pixels can be seen.
[0119]
Although not shown in FIG. 12C, in the white pixel window WW in the fourth column in the main scanning direction, the yellow oblique line pattern YP is shifted by three pixels from the black pattern BP in the sub-scanning direction. Pixels are visible.
[0120]
In the white pixel window WW in the fifth column in the main scanning direction, the yellow diagonal line pattern YP is shifted by four pixels from the black lattice pattern BP in the sub-scanning direction, so that all the white pixel windows WW are yellow pixels.
[0121]
In the white pixel window WW of the sixth column in the main scanning direction, the yellow diagonal line pattern YP is shifted by 5 pixels in the sub-scanning direction from the black lattice pattern BP, but one pixel of the yellow diagonal line pattern YP that is the most downstream in the sub-scanning direction is black. Overlapping with the lattice pattern BP, yellow pixels having a width of 3 pixels can be seen in the white pixel window WW.
[0122]
In the white pixel window WW of the seventh column in the main scanning direction, the yellow diagonal line pattern YP is shifted by 6 pixels in the sub-scanning direction from the black lattice pattern BP, and two pixels of the yellow diagonal line pattern YP, which is the most downstream in the sub-scanning direction, are black lattice Overlapping with the pattern BP, yellow pixels having a width of 2 pixels can be seen in the white pixel window WW.
[0123]
In the white pixel window WW in the eighth column in the main scanning direction, the yellow diagonal line pattern YP is shifted by 7 pixels in the sub-scanning direction from the black lattice pattern BP, and three pixels of the yellow diagonal line pattern YP, which is the most downstream in the sub-scanning direction, are black latticed. Overlapping with the pattern BP, yellow pixels having a width of one pixel can be seen in the white pixel window WW.
[0124]
In the white pixel window WW of the ninth column in the main scanning direction, the yellow oblique line pattern YP is shifted by 8 pixels from the black lattice pattern BP in the sub-scanning direction. Since the oblique line pattern YP completely overlaps the black lattice pattern BP, the yellow pixels become invisible.
[0125]
Thereafter, the white pixel window WW in the tenth column in the main scanning direction is the same as that in the second column, and the white pixel window in the eleventh column in the main scanning direction is the same as that of the third column WW.
[0126]
When the test print is viewed, the yellow color appears darker on the test print by the number of yellow pixels visible in the white pixel window WW. Then, a linear band pattern Pyl of yellow is generated in the sub-scanning direction as shown in FIG. In this way, as long as the image generated on the black photoconductor drum transferred to the test paper and the image generated on the yellow photoconductor drum are ideally synchronized and synthesized on the test paper , The yellow band pattern Pyl is linear.
[0127]
Next, a description will be given of a state of a composite image of a pattern when the above-described black image and yellow image are not synchronized. In general, in this pattern, when a pixel to be combined is shifted, the yellow band-shaped pattern Pyl changes its shape from a straight line according to the manner of the shift. This phenomenon occurs due to the appearance of yellow pixels in each column of the white pixel window WW in the main scanning direction.
[0128]
When viewed in the first row of the white pixel window WW in the main scanning direction, an image generated on the black photosensitive drum is not expanded and contracted in the sub-scanning direction and an image generated on the yellow photosensitive drum. In the white pixel window WW, in the portion where the portion where is not expanded and contracted is combined with the black lattice pattern in the sub-scanning direction, the yellow oblique line pattern completely overlaps. However, other than the synthesized portion of the portions that have not been expanded or contracted, the pixel is shifted by an amount corresponding to the difference between the lengths of the black and yellow images, and the yellow pixel is displayed in the white pixel window WW in the sub-scanning direction. As a result, the pixels are seen as much as the displacement.
[0129]
Similarly, the same phenomenon occurs in the second row in the main scanning direction, and in the sub-scanning direction, the image generated on the black photoconductor drum is not expanded and contracted, and the image is formed on the yellow photoconductor drum. In the white pixel window WW where the generated image is combined with the portion where the generated image is not expanded or contracted, the yellow oblique line pattern YP is shifted by one pixel from the black lattice pattern BP in the sub-scanning direction, so that the yellow pixel of one pixel width is used. Pixels are visible.
Except for the portion where the portions that have not been expanded and contracted are combined with each other, as in the first column in the main scanning direction, the white pixel window WW includes a portion in which only pixels shifted by yellow in the sub-scanning direction are visible. In the scanning direction, a portion where the yellow oblique line pattern YP completely overlaps the black lattice pattern BP occurs.
[0130]
The same applies to the third and subsequent columns. The manner in which the pixels in the sub-scanning direction in the respective columns in the main scanning direction shift follows the manner in which the lengths of the black image and the yellow image in the sub-scanning direction change.
Therefore, on the sample of the test print, the yellow band pattern Pyl changes in the main scanning direction in proportion to the pixel shift in the sub-scanning direction. Therefore, if the change in the length of the black image and the yellow image is periodic, the yellow band pattern Pyl also has a periodic wave shape, and if there is a steep change, the yellow band pattern Pyl is formed. The amount of change in Pyl also becomes steep.
[0131]
Next, how to change the length of the black image and the yellow image in the sub-scanning direction will be described. The reason why the change in the length is not synchronized is due to the above-described periodic drive unevenness. The causes of the drive unevenness include eccentricity of the photosensitive drum, drive unevenness of the drive system, and parts. There are various factors such as accuracy and mounting accuracy. In any case, as long as the same component is used for the rotational drive of the photoconductor drums for black and yellow, it is due to the tendency of the photoconductor drum and the drive components to have the tendency of eccentricity and cylindricality. Driving unevenness occurs.
[0132]
Therefore, as a typical example of the cause of the periodic drive unevenness which is most likely to occur, pixel displacement due to drive unevenness in the case where the photosensitive drum is eccentric is determined by the pattern of the embodiment of the present invention. The degree of expression will be described with specific numerical values.
In this embodiment, particularly, an example is shown in which both the black and yellow photosensitive drums are eccentric as shown in FIG.
[0133]
When eccentricity is the cause, the latent image generated by the laser exposure device on the photosensitive drum is formed at the same timing, but the amount of movement of the peripheral surface of the photosensitive drum rotating at an equal angular speed due to eccentricity It does not become uniform, and fluctuates in a cycle of one rotation of the photoconductor. For this reason, development occurs in which the image extends in the sub-scanning direction in the cycle of one rotation of the photosensitive drum and contracts.
[0134]
First, the amount of movement of the peripheral surface due to eccentricity when a single photosensitive drum having a radius of R [mm] and an eccentric amount of a [mm] rotates at a constant angular speed will be obtained.
When the angle with respect to the eccentric direction is α [rad] and the angle from the original center O1 of the photosensitive drum is θ [rad],
R sin α = rsin θ
Rcosα = rcosθ-a
Therefore, the radius r [mm] is represented by a function of the angle θ, and is represented by the following equation (1).
[0135]
(Equation 1)
[0136]
Now, at the angle θ [rad], the radius r (θ) [mm] is equal to the length dL [mm] of the minute arc formed by the minute angle dθ [rad].
dL = r (θ) · dθ
Therefore, the arc length L (θ) [mm] at the angle θ [rad] is represented by the following equation (2), which is the amount of movement of the eccentric peripheral surface.
[0137]
(Equation 2)
[0138]
Next, this equation is approximated.
Here, assuming that the arc length for n pixels in the sub-scanning direction is Ln [mm] and the angle θp [rad] corresponding to one pixel is a minute angle, it is expressed by the following approximate expression (3).
[0139]
(Equation 3)
[0140]
The arc length L (θ) [mm] for an arbitrary angle θ [rad] is represented by the following approximate expression (4) assuming that the angle θ is composed of n pixels.
[0141]
(Equation 4)
[0142]
When the resolution in the sub-scanning direction of the image forming apparatus is A [dpi], the length py [mm] of one pixel in the sub-scanning direction is py = 25.4 / A [mm].
[0143]
When the radius of the photosensitive drum of the image forming apparatus is R [mm], the number of pixels in the sub-scanning direction per one rotation of the photosensitive drum is N = 2πR / py [pixel], which corresponds to one pixel. The angle θp [rad]
θp = 2π / N = py / R = 25.4 / AR [rad]
It is.
[0144]
Here, referring to FIG. 14, when the black photosensitive drum is Dk and the yellow photosensitive drum is Dy, the pixel shift amount is calculated. The radius of both photosensitive drums is R [mm], and the amount of eccentricity is a [mm].
The phase angle β [rad] is an angle formed by a line segment connecting the center Ok of the black photosensitive drum and the eccentric center O and a line segment connecting the center Oy of the yellow photosensitive drum and the eccentric center O. And
Here, the state where the center Ok of the black photosensitive drum Dk is on the line connecting the eccentric center O and the irradiation point of the black photosensitive drum Dk of the laser exposure device L1 is set as an initial state, and the black photosensitive drum Dk and the yellow photosensitive drum Dy rotate clockwise at a constant angular velocity.
[0145]
The state of FIG. 13 shows a state in which the black photosensitive drum Dk and the yellow photosensitive drum Dy are rotated clockwise by an angle θ [rad].
At this time, the length Lk (θ) [mm] of the arc on which the black photosensitive drum Dk has been subjected to the laser exposure is given by Expression (5).
[0146]
(Equation 5)
[0147]
The length Ly (θ) [mm] of the arc on which the yellow photosensitive drum Dy has been subjected to the laser exposure is given by Expression (6).
[0148]
(Equation 6)
[0149]
However, both photosensitive drums have the same number of pixels in the sub-scanning direction.
That is, at the angle θ [rad], the difference △ between the arc length Lk (θ) [mm] of the black photosensitive drum Dk and the arc length Ly (θ) [mm] of the yellow photosensitive drum Dy. This means that the pixel of the yellow photosensitive drum Dy is shifted from the pixel of the black photosensitive drum Dk by L (θ) [mm].
When the number of pixels is △ Np (θ) [pixel], it can be expressed by the following equation (7).
[0150]
(Equation 7)
[0151]
Here, specifically, the resolution in the sub scanning direction is A = 600 [dpi], the radius R of the photosensitive drum is 20 [mm], the eccentricity is a = 0.1 [mm], and the phase angle β is 30 [ [deg] = π / 6 [rad], the length py of one pixel in the sub-scanning direction py = 0.0423 [mm], and the angle θp of one pixel is 0.002117 [rad]. The number of pixels ΔNp (θ) [pixel] that deviates from the above equation is obtained as shown in FIG.
That is, when the test pattern of the present embodiment is used under the above conditions, as shown in FIG. 15, at a position corresponding to about 195 [degree] and about 1600 [pixel] in the sub-scanning direction, (−2.4) It can be seen that a pixel shift occurs.
In the sub-scanning direction of the white pixel window in the first column in the main scanning direction, 2.4 pixels of yellow pixels can be seen around 1600/8 = 200 [pixel].
[0152]
Also, it can be seen that the number of pixels △ Np (θ) [pixel] that is shifted with respect to the angle θ [deg] of the photosensitive drum shown in FIG. 15 changes smoothly with one cycle of the photosensitive drum.
Each time the pixel is shifted by one column in the main scanning direction, the pixel is shifted by one pixel in the sub-scanning direction. Therefore, the number of yellow pixels seen in the white pixel window WW increases by one pixel per column in the main scanning direction. Then, if a shift of 5 pixels occurs, it is reduced to 3 pixels.
[0153]
For example, in the first column in the main scanning direction, in a portion where one yellow pixel is seen in the white pixel window WW in the sub-scanning direction, two yellow pixels are located in the white pixel window WW in the second column in the main scanning direction. I can see. Similarly, three pixels are seen in the third column in the main scanning direction, four pixels in the fourth column, three pixels in the fifth column, two pixels in the sixth column, one pixel in the sixth column, and invisible in the seventh column. One pixel appears in eight columns and two pixels appear in the ninth column. The same applies hereinafter.
[0154]
The result for each column in the main scanning direction of the test pattern under the above conditions is as follows. In each column in the main scanning direction, yellow pixels are set in the white pixel window WW in the sub-scanning direction in accordance with the periodic variation of the pixel shift amount. The visible number is as shown in FIG.
Here, the number of three or more yellow pixels that can be seen in the white pixel window is circled.
[0155]
Thereafter, as the position shifts by one column, the shift method shifts one by one. Then, as described above, the yellow color looks as dark as the number of yellow pixels visible in the white pixel window WW, so that the yellow band-shaped pattern Pyl appears wavy on the test print.
[0156]
If the phase angle β is 180 [degree] at the maximum and becomes larger, the yellow band-shaped pattern Pyl is further wavy accordingly. When the angle exceeds 180 [degree], the waving of the yellow band-shaped pattern Pyl decreases accordingly. Naturally, if it is 360 [degrees], the yellow band pattern Pyl does not undulate.
[0157]
The change of the test print due to the eccentricity between the black photosensitive drum and the yellow photosensitive drum has been described above. Therefore, for example, if it is due to the eccentricity of the drive gear of the photosensitive drum, a pattern appears as a band of one cycle of the drive gear.
[0158]
Also, not only the deviation of the composite image due to the cylindricality of the photosensitive drum itself, the eccentricity of the drive gear, the cylindricity, etc. The displacement of the composite image due to the cylindricality can be easily recognized. Of course, the reference photosensitive drum or belt may be anything, and the photosensitive drum or belt to be compared may be any other than the reference drum or belt.
[0159]
The phase confirmation pattern is not limited to the above-described pattern. As a first pattern corresponding to the black lattice pattern BP, n pixels (n> 0) of reference colors and m pixels (m> 0) of pixels other than the reference color are periodically output in the sub-scanning direction. As a pattern and a second pattern corresponding to the above-mentioned yellow oblique line pattern YP, n pixels in the sub-scanning direction and m pixels other than the comparative symmetric color are periodically output in the sub-scanning direction. Any pattern may be used as long as it is shifted by q pixels (| q |> 0) in the sub-scanning direction every p pixels (p> 0) in the main scanning direction and the first pattern and the second pattern are combined. Further, the second pattern corresponding to the above-mentioned yellow oblique line pattern YP may output m pixels in the sub-scanning direction and n pixels in the sub-scanning direction other than the pixels in the sub-scanning direction.
[0160]
For example, the reference color is cyan, the comparative symmetric color is magenta, the first pattern is a pattern that outputs 10 yellow pixels and 20 black pixels in the sub-scanning direction, and the second pattern is a sub-scanning direction that is a second pattern. 20 pixels of magenta and 10 pixels of yellow pixels are output, and the second pattern is shifted by 2 pixels in the sub-scanning direction every 20 pixels in the main scanning direction, and the first pattern and the second pattern are combined. Pattern. At this time, the white pixel window WW corresponds to the first pattern yellow 10 pixels, and the second pattern magenta 20 pixels or the red pixel obtained by combining the yellow 10 pixels corresponds to the first pattern yellow. From the 10 pixels of yellow. Therefore, a yellow band pattern extending in the sub-scanning direction is generated in the test print, and the determination can be made based on the shape of the band pattern.
[0161]
According to the printed pattern shown in this embodiment, as described above, it is possible to represent the deviation in the sub-scanning direction of the subtle image as a change of image in the main scanning direction, for example, FIG. 11 ( In the case where the test print result of a) was processed as the second one of the 12 test samples, only the magenta band pattern Pml was not wavy, so the phase angle of the second sample was Can be visually recognized by the operator as a proper value for the stop position counter value of the magenta drum. Therefore, the value set as the
[0162]
On the other hand, with respect to cyan and yellow, among 11 sheets output in the same process as the sample of FIG. 11A, sample prints in which the cyan and yellow band-shaped patterns Pcl and Pyl are not wavy were found, and respectively. By inputting and storing appropriate values for the setting values 304 and 302 of the stop position counters for cyan and yellow, respectively, the photosensitive drums can be set at positions where slight image shift in the sub-scanning direction is prevented.
[0163]
Then, under the control of the control unit CON, test printing (STEP 21) is performed using each photosensitive drum in which the rotation stop position is set to the set value 302 to 304 stored in the memory based on the sensors S1 to S4 (STEP 20). In this case, a test pattern printing result as shown in FIG. 10 is obtained.
[0164]
According to the present embodiment described above, a subtle image shift in the sub-scanning direction of each photoconductor drum caused by various factors can be expressed as an amount of change in the image in the main scanning direction. At the same time as grasping, the amount of deviation can be properly grasped and adjusted.For example, when starting use of a new image forming apparatus or when adjusting deviation after maintenance, special tools and techniques are not required unlike the past. Now you can easily adjust.
[0165]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention , a plurality of image carriers may be used in a case where image unevenness in the sub-operation direction occurs in a copy result using an image forming apparatus or during an initial image unevenness occurrence test. One of the image carriers is used as the reference image carrier, and the rotation stop position of the other image carriers is detected by the detecting means, and the detection result and a value indicating the relative positional relationship with respect to the reference image carrier (image The control unit drives and stops the driving units of the image carriers other than the reference image carrier based on the value obtained by dividing one rotation of the carrier into n (n> 1), thereby controlling the relative positions of the image carriers. It is possible to form a rotational phase relationship.
[0166]
Therefore, by changing and adjusting the value indicating the relative positional relationship, even if the image carrier of each color is replaced after the image forming apparatus is installed at the user (user) side, it is easy to adjust the periodic drive unevenness prevention. Became possible.
[0167]
In addition, it is possible to provide a high-quality image in which the periodic driving unevenness itself is reduced and image quality deterioration due to pixel shift due to the periodic driving unevenness is suppressed as much as possible.
[0168]
In addition, since the relative positions of the image carriers and the driving means in the rotation direction of each color can be adjusted with an easily recognizable adjustment value, the adjustment can be performed by a simple operation, and a user-friendly image forming apparatus can be provided.
[0169]
According to the second aspect of the present invention, it is possible to output n types of test images at once without outputting a test image corresponding to a value indicating one positional relationship. the inconvenience for outputting the test image by entering a value indicating it is no Ku Succoth.
[0170]
Since n types of test images can be output collectively for the entire circumference of the image carrier, the value of any rotational position can be reduced to 1 / n accuracy of one circumference of the image carrier, thereby reducing the periodic drive unevenness most. It is easy to know whether the value is a value to be performed.
[0171]
According to the third aspect of the present invention, when a test image is output with a small number of divisions n, the number of test images can be reduced, so that the most periodic drive unevenness in one rotation of the image carrier is reduced. It is possible to quickly check the vicinity of the rotational position of the adjustment value.
Further, when a test image is output with a larger number of divisions n, the number of divisions n can be examined more accurately around the rotational position than when a test image is output with a smaller number of divisions.
[0172]
According to the fourth aspect of the present invention, the relative positional relationship between at least two image carriers other than the reference image carrier with respect to the reference image carrier is set to the same value, whereby the respective positional relationships are set. This saves the trouble of inputting the value indicating each time, thereby enabling efficient operation.
[0173]
According to the fifth aspect of the present invention, it is possible to form an image such as a test print at the same image transfer position with respect to the reference image carrier at the same rotational position of each image carrier. It is not necessary to uselessly use the image forming and transfer sheet to check the state of the drive unevenness at each rotational position.
Further, since the periodic drive unevenness state of each image carrier can be image-formed on one transfer sheet, the adjustment can be made easier in comparison.
[0174]
According to the sixth aspect of the present invention, since the periodic drive unevenness state of each image carrier is formed on one transfer sheet and output, the display screen or the like adjusted for each image carrier is switched. Not only is it bothersome, but also makes it easier to make input mistakes. However, by displaying the list at the same time, the input operation of the operator can be made less likely to be erroneous.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an operational explanatory view showing a side cross section of an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an operational explanatory view of a plurality of photosensitive drums arranged in parallel according to an embodiment of the present invention in a phase matching state.
FIG. 3 is an operational explanatory diagram illustrating an overlapping state of images on a plurality of photosensitive drums according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram of phase control of a plurality of arranged photosensitive drums according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a time chart according to the embodiment of the present invention, in which the photosensitive drums are stopped while detecting the deviation angles of the plurality of photosensitive drums.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a stop position setting input display screen of each photosensitive drum according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a part of an operation procedure of a stop position setting input display screen of each photosensitive drum according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a part of an operation procedure of a stop position setting input display screen of each photosensitive drum according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a part of an operation procedure of a stop position setting input display screen of each photosensitive drum according to the embodiment of the present invention.
FIGS. 10A and 10B are an explanatory view of a printing example of a position confirmation pattern of each photosensitive drum according to the embodiment of the present invention, and FIGS.
FIGS. 11A and 11B are an explanatory view and a partially enlarged view of a print example of a position confirmation pattern of each photosensitive drum according to the embodiment of the present invention; FIGS.
FIG. 12 is an operational explanatory view of a partially enlarged view of FIG. 10 (b).
FIG. 13 is an explanatory diagram of the eccentricity of the photosensitive drum.
FIG. 14 is a diagram illustrating the principle of eccentricity and color shift of the photosensitive drum.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing a shift of a pixel in a sub-scanning direction of a test pattern according to an embodiment of the present invention, as a relationship between the number of pixels and an angle.
FIG. 16 is an explanatory diagram two-dimensionally showing an image shift amount of a test pattern in the main scanning direction according to the embodiment of the present invention.
FIG. 17 is an operational explanatory view of a conventional phase matching state of a plurality of photosensitive drums arranged in parallel.
[Explanation of symbols]
1
Claims (6)
前記像担持体に画像を形成する画像形成手段と、
前記複数の像担持体のうち一つの像担持体を基準像担持体とし、該基準像担持体以外の少なくとも一つの像担持体の回転停止位置を検出する検出手段と、
前記基準像担持体以外の少なくとも一つの像担持体を、該基準像担持体に対し独立して回転駆動可能とする駆動手段と、
前記基準像担持体に対して、該基準像担持体以外の少なくとも一つの像担持体の相対的な位置関係を示す値であって、該少なくとも一つの像担持体の1周をn分割(n>1)する値と、前記検出手段の検出信号とに基づいて、前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記相対的な位置関係を示す値を1番目からn番目まで切り換えて前記画像形成手段により画像形成させるように前記駆動手段を制御することを特徴とする画像形成装置。A plurality of rotatable image carriers,
Image forming means for forming an image on the image carrier,
A detecting means for detecting a rotation stop position of at least one image carrier other than the reference image carrier, wherein one of the plurality of image carriers is a reference image carrier;
A driving unit that enables at least one image carrier other than the reference image carrier to be independently rotatable with respect to the reference image carrier;
A value indicating the relative positional relationship of at least one image carrier other than the reference image carrier with respect to the reference image carrier, wherein one round of the at least one image carrier is divided into n parts (n > 1) control means for controlling the driving means based on a value to be performed and a detection signal from the detection means ,
The image forming apparatus according to claim 1 , wherein the control unit controls the driving unit such that the value indicating the relative positional relationship is switched from a first value to an nth value to form an image by the image forming unit.
前記基準像担持体以外の少なくとも一つの像担持体は、黒以外の色トナー用であり、
前記前記画像形成手段による画像形成に基づいて、転写材に前記黒トナーによる黒パターンと前記色トナーによる色トナーパターンとを合成した合成パターンが形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The reference image carrier is for black toner,
At least one image carrier other than the reference image carrier is for a toner other than black,
2. The composite pattern according to claim 1 , wherein a composite pattern obtained by synthesizing a black pattern using the black toner and a color toner pattern using the color toner is formed on a transfer material based on image formation by the image forming unit . Image forming device.
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