JP3583119B2

JP3583119B2 - Movable fence

Info

Publication number: JP3583119B2
Application number: JP2002297752A
Authority: JP
Inventors: 信邦石井; 敏男堀口; 敏夫小泉
Original assignee: 株式会社京急ファインテック; 有限会社堀口工業所
Priority date: 2002-10-10
Filing date: 2002-10-10
Publication date: 2004-10-27
Anticipated expiration: 2022-10-10
Also published as: JP2004132058A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラットホーム縁端等に設置される可動柵に関し、特に、可動柵のドアが開いている際の開口部分を広く取ることのできる可動柵に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、駅のプラットホーム縁端等に設置される可動柵が知られている。かかる可動柵は、列車と人とを物理的に分離して、プラットホームからの乗客の転落事故や列車との接触事故を防止すると共に、駆け込み乗車を効果的に防止し、プラットホームにおける乗客の安全性を確保しようとするものである。
【０００３】
この可動柵は、通常、１つの進退可能な可動ドアと、当該可動ドアを収納すると共に当該可動ドアの駆動装置等を備えた１つの戸袋から構成され、複数の可動柵が、列車が停止した際のドアの位置に合わせて配置される。また、列車のドア１つに対して設ける、乗客が通るための開口部分は、前記可動ドアが反対方向に進退する２つの前記可動柵によって形成されるのが一般的である。かかる従来の可動柵は、例えば、特開２０００−１６２８０号等に、開示されている。
【０００４】
【特許文献１】
特開２０００−１６２８０号公報（第１−２頁、第１図、第４図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の可動柵においては、一つの戸袋に対して一つのドアが設けられており、また、ドアの長さは、通常それを収納する戸袋の長さよりも短いため、かかる可動柵をプラットホーム上等に連続して配置した場合に設けることのできる前記開口部分、すなわちドアが開いたときにできる乗客が通るためのスペース、の広さには制限があった。具体的には、列車の一つのドアに対して設けることのできる前記開口部分の長さは、２ｍ４０ｃｍ程度（一つの可動ドアの長さが１ｍ２０ｃｍ程度）であった。
【０００６】
通常、列車の駅における停止精度は±５００ｍｍ程度と言われており、前記開口部分の長さでは、列車のドアの前に十分なスペースを確保することができない場合もあった。また、列車の種類によってドアの設けられているピッチが異なるが、前記開口部分の短い可動柵では、同じ寸法のものを並べて配置しても開口部分に余裕がないため、列車の種類が異なると列車のドア位置と前記開口部分がすぐにずれてしまい、列車の種類毎にそれに適した寸法の可動柵を設計する必要があった。また、列車のつなぎ目部分や、列車後方の車掌の出入り口など、前記開口部分のピッチや広さを変える必要がある部分においても、前記開口部分の短い可動柵では、融通がきかず、都度それらに適した設計、施工が必要となり、コストが高くなってしまうという問題があった。
【０００７】
従って、前記開口部分を広く取ることのできる可動柵が望まれている。
【０００８】
また、従来の可動柵では、通常、戸袋部分が底のある箱型をしており、その底を床に接するように設置されていた。そのため、設置の際に床の水平度を確保する必要があるなど設置の際の費用が高く、また、水はけが悪い、ゴミがたまりやすいなどメンテナンス面においても問題があった。
【０００９】
そこで、本発明の目的は、ドアを開いたときにできる開口部分を広く取ることができ、かつ、設置費用やメンテナンスの面でも優れた可動柵を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、フレームの両側に、それぞれ反対方向に進退可能な２つのドアを設け、当該２つのドアが開いたときに双方が交差して収納されることである。従って、本発明によれば、ドアの進退方向についてほぼ同じ位置に２つのドアを収納するので、ドアを収納する部分の長さに対して、ドアにより開放することのできる部分の長さを長くすることができる。従って、列車のドアに対して設けることのできる前記開口部分を広く取ることができる。これにより、同じ寸法の可動柵をより多くのケースに使用することができるようになり、製作コスト面での効果も得ることができる。また、２つのドアに対して１つのドア収納部分となるため、従来よりもドアを収納する部分の数が減り、それに伴い床への設置作業等も減るため、設置費用等を低減させることができる。
【００１１】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面による可動柵は、互いに反対方向に進退可能な２つのドアと、前記２つのドアの間に設けられ、前記２つのドアを支持するフレームとを有し、前記２つのドアが、互いに重なった位置で前記フレームの両側に収納されることを特徴とする。
【００１２】
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面による可動柵は、互いに反対方向に進退可能な２つのドアと、前記２つのドアの間に設けられ、前記２つのドアを支持するフレームと、前記フレーム内に収容される、前記２つのドアの２つの駆動装置と、前記フレーム内に収容される、前記２つの駆動装置の共通の制御装置とを有し、前記２つのドアが、互いに重なった位置で前記フレームの両側に収納されることを特徴とする。これにより、２つのドアを有する交差式の可動柵をコンパクトにすることができる。
【００１３】
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記ドアが、２以上のガイドレールを介して前記フレームに支持されることである。これにより、ドアにおける支持のための長さを短くすることができ、フレームの外側に出すことのできるドアの長さを長くすることができる。
【００１４】
また、上記の発明において、好ましい態様は、更に、前記フレームと前記収納されたときのドアとを外側から覆うカバーであって、底を有していないカバーを備えることである。これにより、従来よりもメンテナンスの面で優れた可動柵を提供することができる。
【００１５】
また、上記の発明において、好ましい態様は、更に、前記ドアの下側に設けられ、上方からの力に対して前記ドアを支持する、前記ドアの進退方向に回動可能なドア支持手段を有することである。これにより、フレーム側の支持部を保護することができる。
【００１６】
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記フレームが、前記ドアの進退方向に直角な面であって、当該進退方向における当該フレームの中心を通る面について、対称な形状であることを特徴とする。これにより、ドアの移動方向に関わらず同じフレームを使用でき、製作の面などで有利である。
【００１７】
また、上記の発明において、好ましい態様は、前記２つのドアが、同一の形状であることを特徴とする。これにより、左右のドアについて、異なるものを製作する必要がなく、製作及び在庫の面で有利である。
【００１８】
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記フレームが、管状の部材で構成されていることを特徴とする。これにより、必要な配線をフレームの外部に出さなくて済み、安全性が向上される。
【００１９】
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
【００２１】
図１は、本発明を適用した可動柵の実施の形態例に係る概略構成図である。図１の（ａ）及び（ｂ）は、ドアを開いた状態（ドアを引っ込めた状態）を示し、また、図１の（ｃ）及び（ｄ）は、ドアを閉じた状態（ドアを出した状態）を示している。また、図の（ａ）及び（ｃ）は、上から見た図を、（ｂ）及び（ｄ）は、正面から見た図を示している。図２は、図１に示す可動柵を側面（ドアが進退する方向）から見た図である。なお、図１においては、後述するカバー４等の図示を省略している。
【００２２】
図１及び図２に示すように、本実施の形態例に係る可動柵１は、２つのドア（２ａ、２ｂ）、フレーム３、カバー４、及びベルト（８ａ、８ｂ）、プーリ（９ａ、９ｂ）等の駆動装置などで構成されている。
【００２３】
２つのドア２ａ、２ｂは、フレーム３に支持されながら進退する可動ドアであり、プラットホーム等に設置された場合には、かかるドア２ａ、２ｂが閉じられて乗客に対する前記開口部分が形成される。フレーム３は、前記ドア２ａ、２ｂと共に、前記ベルト（８ａ、８ｂ）、プーリ（９ａ、９ｂ）等の駆動装置などを支持する部分であり、床面１２に固定して設置される。また、カバー４は、フレーム３、開いた状態のドア２ａ、２ｂ（図１の（ａ）及び（ｂ）の状態）を外側から覆う部分であり、前記駆動装置等の保護や乗客等の安全を図るものである。また、ベルト（８ａ、８ｂ）、プーリ（９ａ、９ｂ）等の駆動装置は、前記ドア２ａ、２ｂを進退させるための装置である。
【００２４】
このような構成を有する本可動柵１は、それぞれ反対方向に進退する前記２つのドア２ａ、２ｂが、１つのフレーム３の両側に設けられ、当該２つのドア２ａ、２ｂが開いた際に（図１の（ａ）及び（ｂ）に示す状態になった際に）、双方が交差して収納されることを特徴としている。以下、かかる特徴とその効果について説明する。なお、本可動柵１がプラットホーム等に設置される場合には、通常、複数の可動柵１が連続的に配置されて、隣り合う２つの可動柵１のそれぞれ片側のドアによって、すなわち合計２枚のドアによって、列車の１つのドアに対する前記開口部分が形成される。
【００２５】
図１の（ａ）及び（ｂ）は、前述の通り、ドアを開いた状態（ドアを引っ込めた状態）を示しており、ドアを閉める場合には、この状態から、図１の（ａ）に示す矢印の方向に、２つのドア２ａ、２ｂがそれぞれ移動する。なお、ドア２ａ、２ｂの駆動方法については、後述する。そして、移動が終了すると、図１の（ｃ）及び（ｄ）に示すドアを閉じた状態（ドアを出した状態）になる。この状態では、通常、隣り合う左右の可動柵もドアを出した状態となるので、乗客に対する開口部分は閉鎖され、乗客は列車側に行くことができなくなる。
【００２６】
また、この状態からドアを開ける場合には、図１の（ｃ）に示す矢印の方向に、２つのドア２ａ、２ｂがそれぞれ移動して、上記ドアを開いた状態（図１の（ａ）及び（ｂ））に戻り、前記乗客に対する開口部分が形成され、乗客の列車への乗降が可能となる。この時、図１の（ａ）に示すとおり、２つのドア２ａ、２ｂが、フレーム３の両側に収納されるが、その２つのドア２ａ、２ｂの収納位置は、互いに、ドア２ａ、２ｂの移動する方向に交差する位置となっている。言い換えれば、２つのドア２ａ、２ｂは、それらの移動する方向について、その大部分が重なり合うほぼ同じ場所に格納される。
【００２７】
従って、本可動柵１では、ドア２ａ、２ｂの移動する方向について、ドアを収納する部分の長さを短くすることができ、これに伴い、前記開口部分を従来よりも広く取ることが可能となる。これにより、多少ドアピッチの異なる列車に対しても同じ寸法の可動柵１で対応できるようになり、製作コストを削減することができるようになる。また、列車のつなぎ目や車掌の出入り口に対する特別な施工も省ける場合があり、この点においてもコスト削減が可能である。
【００２８】
また、従来は、１つのドアに対して１つの戸袋を設置する必要があったが、本可動柵１では、２つのドア２ａ、２ｂに対して１つのフレーム３等を設置すればよく、運送、組立、及び設置の全ての面においてコストを低減させる事ができる。特に、床面１２に固定する足の数が半分になるため、設置工事を安価にかつ迅速に行うことが可能となる。
【００２９】
なお、図１に示すように、本実施の形態例においては、ドア２ａ、２ｂを複数のパイプで形成し、ドア部の軽量化と風圧に対する影響を考慮したものとしたが、当該ドア２ａ、２ｂのパイプを中実の部材で置き換えたものとしても良いし、ドアを板状の要素で構成しても良い。また、当該ドア２ａ、２ｂのパイプの上に透明の板を付する構成としてもよい。
【００３０】
次に、本可動柵１におけるドア２ａ、２ｂの駆動方法について説明する。図３は、本可動柵１を正面から見たときの部分拡大図である。なお、図３においては、便宜上、ドア２ｂとその駆動に関係する部分のみを模式的に表現している。図のベルト８ｂ及びプーリ９ｂは、フレーム３側に設けられており、モータなどの駆動部（図示せず）によってプーリ９ｂが回転し、それに伴ってベルト８ｂも回転する。固定具１０ｂは、図３のＡ部でドア２ｂに固定され、また一方、図３のＢ部において前記ベルト８ｂに固定されている。従って、前記モータなどの駆動部によってプーリ９ｂ及びベルト８ｂが回転すると、例えば、プーリ９ｂが図の矢印の方向（時計回りの方向）に回転すると、ベルト８ｂと共に前記固定具１０ｂが矢印の方向に移動し、それに伴いドア２ｂも図の矢印の方向に移動する。
【００３１】
また、図３に示すとおり、第１ガイドレール５及び第２ガイドレール６がフレーム３に設けられており、フレーム３はこれらのガイドレールを介してドア２ａ、２ｂを支持している。ドア２ｂ側には、図３に示すように、第１ガイドレール５及び第２ガイドレール６をそれぞれ把持する把持部７ｂが上下に設けられ、これらを介して、ドア２ｂは、ガイドレール及びフレーム３に支持される。かかる把持部７ｂは、第１ガイドレール５及び第２ガイドレール６上を左右にスライドすることができ、前述したドア２ｂの移動に伴い、図３の矢印の方向に移動する。
【００３２】
このように、ドア２ｂは、固定具１０ｂの移動に伴って、２つの把持部７ｂを介して２つのガイドレール５、６に支持されながら、移動を行う。なお、図３に示した矢印の方向への移動では、ドアが閉まって前記開口部分が閉鎖される。また、ここでは、ドア２ｂの駆動方法について説明したが、ドア２ａの駆動方法も同様であり、図１及び図２に示されるベルト８ａ、プーリ９ａ、固定具１０ａ、及び把持部７ａ等によって、ドア２ａも移動が行われる。従って、フレーム３には、ドア２ａ用及びドア２ｂ用の２式の駆動装置が設けられている。
【００３３】
以上説明したように、２つのドア２ａ、２ｂは、それぞれ、フレーム３の上下に設けられた２つのガイドレール５、６を介してフレーム３に支持されているが、この点も本可動柵１の一つの特徴である。もし１つのガイドレールで支持した場合には、ドアの安定した支持と移動のために前述した把持部７ａ、７ｂの幅（図３のＣ）を長く取る必要があるが、２つのガイドレール５、６によってドア２ａ、２ｂを支持することにより、１つのガイドレールで支持する場合よりも、把持部７ａ、７ｂの幅を短くすることができる。従って、１つのガイドレールで支持する場合よりも、ドア２ａ、２ｂ全体の長さに対して、フレーム３の外側に出すことのできる部分の長さを長くすることができる。これにより、ドア２ａ、２ｂを収納する部分の長さが同じ場合に、１つのガイドレールで支持する場合よりも、前記開口部分を広く取ることができる。なお、同様の効果を得るために、３つ以上のガイドレールを設けてもよい。
【００３４】
なお、本可動柵１では、ドア２ａ、２ｂの駆動に前述のベルト８ａ、８ｂを用いたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ボールネジや各種シリンダーを用いた機構を採用しても良い。
【００３５】
次に、本可動柵１において、前述した２式の駆動装置とそれらの制御装置が、２つのドア２ａ、２ｂの間に位置するフレーム３内にコンパクトに収められているという点も、一つの特徴である。図２に示すように、プーリ９ａ、固定具１０ａなど、ドア２ａ用の駆動装置（全ては図示されていない）は、図のＤ部に収められており、また、プーリ９ｂ、固定具１０ｂなど、ドア２ｂ用の駆動装置（全ては図示されていない）は、図のＥ部に収められている。このように、２式の駆動装置の上下方向における設置位置をずらし、フレーム３の幅方向（図２の矢印の方向）のほぼ同じ位置に当該２式の駆動装置を収めることにより、フレーム３の幅を小さくでき、可動柵１全体をコンパクトなものにすることができる。
【００３６】
また、これら２式の駆動装置の制御盤は、一つにまとめられ、図２のＦ部に収められている。このように、２式の駆動装置の制御装置を共通にし、フレーム３内にコンパクトに収容しているので、２つのドア２ａ、２ｂを有する本可動柵１の全体の大きさを小さくすることができる。
【００３７】
本実施の形態例のようにフレーム３の両側に２つのドア２ａ、２ｂを有する可動柵１では、フレーム３の幅が大きいと、２つのドア２ａ、２ｂの移動する位置が大きくずれてしまい、プラットホーム等に設置する場合には好ましくない。従って、上述のような駆動装置と制御装置のコンパクトな収容は、かかる可動柵１において重要な要素である。
【００３８】
本実施の形態例にかかる可動柵１は、また、フレーム３やドア２ａ、２ｂを覆うカバー４にも特徴を有している。従来の可動柵では、通常、前述したように、戸袋のカバー４に匹敵する部分が底を有する箱型となっているが、本可動柵１のカバー４は、図２に示すように、底を有していない構造をしている（図２のＧ部参照）。従って、底がないことにより、可動柵１が設置される床面１２の水はけがよくなり、ゴミもたまりずらいという効果が得られる。また、風が吹いた場合に、可動柵１（カバー４）にぶつかった風が、その足元（床面１２側）からも抜けていくので、床面１２に底を接して設置される従来の可動柵よりも、風圧に対して強い構造となる。
【００３９】
さらに、本可動柵１のカバー４は、前述のように底を有しておらず、上方からフレーム３やドア２ａ、２ｂにかぶせるように設けられるので、外側にキズが付いたり、変形したような場合にも、容易にカバー４だけを取り外して交換することができる。従って、かかる場合の工事を安価かつ迅速に行うことができる。
【００４０】
また、本実施の形態例にかかる可動柵１は、ドア２ａ、２ｂの各先端部分に支え金具（ドア支持手段）１１ａ、１１ｂを有している。図４は、かかる支え金具１１ｂの部分を拡大して示した図である。図４の（ａ）は、支え金具１１ｂをドア２ｂが移動する方向から見た図であり、図４の（ｂ）は、支え金具１１ｂを正面から見た図である。
【００４１】
図４に示すように、支え金具１１ｂは、ドア２ｂの先端付近の下側に図のＨ部で固定され、図のＩ部において、それ以下の部分が図の矢印イの方向に回転できる構造となっている。すなわち、図のＫで示す軸を中心に回動可能である。このような構造を有する支え金具１１ｂは、乗客等がドア２ｂを上から押した場合など、ドア２ｂに上方からの力が加わった時に、その力を支え、ドア２ｂを支持している部分、すなわち把持部７ｂ等を保護しようとするものである。
【００４２】
ドア２ｂに上方からの力が加わると、それによりドア２ｂ及び支え金具１１ｂが、下方（図４の矢印ロの方向）に移動し、遂には、支え金具１１ｂの先端部分（図のＪ部）が床面１２に接する。これにより、前記上方からの力がドア２ｂ及び支え金具１１ｂによって支持され、把持部７ｂ等に大きな負荷を与えることを防ぐことができる。
【００４３】
また、前述のように、この支え金具１１ｂは、ドア２ｂの進退する方向には、回転により移動できるので、ドア２ｂの移動中に、乗客等の足などが支え金具１１ｂの移動する場所、すなわちドア２ｂの下側と床面１２との間、に置かれていても、支え金具１１ｂが足などにぶつかった際に前記回動により逃げるので、当該足などに怪我を負わせる心配がなく、乗客等の安全を確保しながら上述の支持手段としての機能を果たすことができる。
【００４４】
なお、ここでは、支え金具１１ｂについて説明したが、ドア２ａに備えられる支え金具１１ａについても、その構造と機能は支え金具１１ｂと同様である。
【００４５】
さらに、本実施の形態例にかかる可動柵１は、そのフレーム３が、ドア２ａ、２ｂの移動方向に直角な面であって、当該移動方向における当該フレーム３の中心を通る面について対称な形状をしていることを特徴としている。具体的には、フレーム３が、図１の（ａ）及び（ｂ）に示す面Ｘについて対象な形状となっている。
【００４６】
図１の（ａ）に示す例では、ドア２ａは図の右側に移動するドアとしてフレーム３に備えられているが、上述の通り、フレーム３は、面Ｘについて対象であるため、ドアを右側に出すということについて、特別な形状を有していない。従って、当該フレーム３においては、ドア２ａを左側に出すように備えることも可能である。同様に、ドア２ｂを右側に出すように備えることも可能である。
【００４７】
このように、本可動柵１におけるフレーム３は、図１の（ａ）に示す方向と逆の方向に移動するドア２ａ、２ｂを備えることができる。従って、本可動柵１では、ドアの移動方向を変える場合でも同一のフレーム３を使用することができる。例えば、可動柵１を駅のプラットホームに直線的に連続して配置する場合には、隣り合う可動柵１は、お互いの方に向かって出すドアの位置を同じにするために、フレーム３の同じ側に設けられるドアの移動方向を逆にする必要がある。しかし、本可動柵１では、上述の通り、この隣り合う可動柵１の両方に同じフレーム３を使用することができる。従って、可動柵１の寸法が同じであれば、配置する全ての可動柵１について同じフレーム３を使用することができる。
【００４８】
これにより、フレーム３の種類を減らすことができ、製作が容易となると共に、フレーム３の在庫を持っておく場合にも有利である。
【００４９】
また、本可動柵１のドア２ａとドア２ｂは、その取り付け方向が異なるだけであり、それ自身としては、全く同じ形状をしている。従って、例えば、図１に示すドア２ａ及び２ｂを交換してフレーム３に取り付けることが可能である。これにより、寸法が同じ可動柵１については、１種類のドアのみを製作すればよく、フレーム３と同様に、製作及び在庫という面で有利である。
【００５０】
また、本可動柵１のフレーム３は、図２のＬに示すように、その主要部が角パイプで構成されている。フレーム３をこのようなパイプ構造とすることで、可動柵１に必要な各種配線をそのパイプの中に収めることができ、各種配線がフレーム３の外に出ないようにすることができる。これにより、各種配線が駆動する部分と接触することを防ぐことができ、より安全性の高い装置とすることができる。なお、本実施の形態例では、角パイプを用いているが、パイプの断面形状を限定するものではなく、角パイプの代わりに、断面形状が円形のパイプを用いても良い。
【００５１】
以上説明したように、本実施の形態例にかかる可動柵１を用いることにより、ドアを収納する部分の長さに対して、ドアにより開放することのできる部分の長さを長くすることができ、列車のドアに対して設けることのできる開口部分を広く取ることができる。また、前述した各種の特徴により、コスト及びメンテナンスの面でも効果がある。
【００５２】
なお、前記の実施の形態例では、可動柵を主に駅のプラットホームに設置する場合として説明したが、本発明にかかる可動柵は、その他の用途に使用することもできる。例えば、多くの人が集まるイベント会場において、人の通行を整理するために使用することもできる。また、前記の実施の形態例では、ドアは駆動装置によって移動するが、本発明にかかる可動柵は、手動でドアが移動するものであっても良い。
【００５３】
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
【００５４】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、ドアの進退方向についてほぼ同じ位置に２つのドアを収納するので、ドアを収納する部分の長さに対して、ドアにより開放することのできる部分の長さを長くすることができる。従って、列車のドアに対して設けることのできる前記開口部分を広く取ることができる。これにより、同じ寸法の可動柵をより多くのケースに使用することができるようになる。また、２つのドアに対して１つのドア収納部分となるため、従来よりもドアを収納する部分の数が減り、設置費用等を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用した可動柵の実施の形態例に係る概略構成図である。
【図２】図１に示す可動柵を側面（ドアが進退する方向）から見た図である。
【図３】本可動柵１を正面から見たときの部分拡大図である。
【図４】支え金具１１ｂの部分を拡大して示した図である。
【符号の説明】
１可動柵
２ａ、２ｂドア
３フレーム
４カバー
５第１ガイドレール
６第２ガイドレール
７ａ、７ｂ把持部
８ａ、８ｂベルト
９ａ、９ｂプーリ
１０ａ、１０ｂ固定具
１１ａ、１１ｂ支え金具
１２床面[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a movable fence installed on a platform edge or the like, and more particularly, to a movable fence that can have a wide opening when a door of the movable fence is open.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a movable fence installed on a platform edge or the like of a station has been known. Such a movable fence physically separates trains and people, preventing passengers from falling off the platform and accidents contacting with the train, and also effectively preventing rushing passengers and ensuring passenger safety on the platform. Is to secure.
[0003]
This movable fence is usually composed of one movable door and a single door pocket that houses the movable door and has a drive device for the movable door and the like, and a plurality of movable fences stop the train. It is arranged according to the position of the door at the time. In addition, an opening for a passenger, which is provided for one door of a train, is generally formed by two movable fences in which the movable door advances and retreats in opposite directions. Such a conventional movable fence is disclosed in, for example, JP-A-2000-16280.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2000-16280 (page 1-2, FIG. 1, FIG. 4)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional movable fence, one door is provided for one door pocket, and the length of the door is usually shorter than the length of the door pocket that stores the door. There is a limit to the size of the opening that can be provided when the doors are continuously arranged on a platform or the like, that is, the space for a passenger to pass when the door is opened. Specifically, the length of the opening portion that can be provided for one door of the train was about 2 m40 cm (the length of one movable door was about 1 m20 cm).
[0006]
Usually, the stop accuracy at the train station is said to be about ± 500 mm, and the length of the opening may not be able to secure a sufficient space in front of the train door. Also, the pitch at which the doors are provided differs depending on the type of train, but in the case of the movable fence having a short opening, there is no room in the opening even if the same-sized movable fences are arranged side by side. The position of the door of the train and the opening part immediately shifted, and it was necessary to design a movable fence having a size suitable for each type of train. In addition, even in a portion where the pitch or width of the opening needs to be changed, such as a joint portion of a train or an entrance of a conductor behind a train, a movable fence with a short opening does not allow flexibility and is suitable for each case. In addition, there is a problem that the design and construction are required and the cost is increased.
[0007]
Therefore, a movable fence capable of widening the opening is desired.
[0008]
Further, in a conventional movable fence, a door pocket portion is usually shaped like a box having a bottom, and the bottom is in contact with the floor. For this reason, the cost of installation is high, for example, it is necessary to ensure the levelness of the floor at the time of installation, and there are also problems in terms of maintenance, such as poor drainage and easy accumulation of dust.
[0009]
Therefore, an object of the present invention is to provide a movable fence that can take a wide opening portion when a door is opened and that is excellent in terms of installation cost and maintenance.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, one aspect of the present invention is to provide two doors on both sides of a frame that can move in opposite directions, respectively, and when the two doors are opened, both of them intersect. Is to be done. Therefore, according to the present invention, since the two doors are stored at substantially the same position in the door reciprocating direction, the length of the portion that can be opened by the door is longer than the length of the portion that stores the door. can do. Therefore, the opening portion that can be provided for the train door can be widened. As a result, the same size movable fence can be used for more cases, and an effect in terms of manufacturing cost can be obtained. In addition, since one door storage portion is provided for two doors, the number of door storage portions is reduced as compared with the conventional case, and accordingly, installation work on the floor and the like are reduced, so that installation costs and the like can be reduced. it can.
[0011]
In order to achieve the above object, a movable fence according to one aspect of the present invention is provided with two doors capable of moving back and forth in opposite directions, and a frame provided between the two doors and supporting the two doors. And the two doors are housed on both sides of the frame at positions overlapping each other.
[0012]
In order to achieve the above object, a movable fence according to another aspect of the present invention includes two doors capable of moving in opposite directions, and a frame provided between the two doors and supporting the two doors. Having two drives for the two doors, housed in the frame, and a common controller for the two drives, housed in the frame, wherein the two doors are: The frame is housed on both sides of the frame at overlapping positions. Thereby, the cross-type movable fence having two doors can be made compact.
[0013]
Further, in the above-mentioned invention, a preferable mode is that the door is supported by the frame via two or more guide rails. Accordingly, the length for supporting the door can be reduced, and the length of the door that can be protruded outside the frame can be increased.
[0014]
Further, in the above invention, a preferable aspect further includes a cover that covers the frame and the door when housed from the outside, the cover having no bottom. This makes it possible to provide a movable fence that is more excellent in terms of maintenance than in the past.
[0015]
Further, in the above invention, a preferable aspect further includes a door supporting means provided below the door and supporting the door against a force from above, the door supporting means being rotatable in a direction in which the door moves forward and backward. That is. Thereby, the support on the frame side can be protected.
[0016]
Further, in the above-described invention, a preferable aspect is that the frame has a symmetrical shape with respect to a plane perpendicular to a direction in which the door advances and retreats, and a plane passing through the center of the frame in the direction in which the door advances and retreats. And Thus, the same frame can be used regardless of the moving direction of the door, which is advantageous in terms of manufacturing.
[0017]
In a preferred aspect of the present invention, the two doors have the same shape. This eliminates the need to manufacture different doors for the left and right doors, which is advantageous in terms of manufacturing and inventory.
[0018]
Further, in the above-mentioned invention, a preferable aspect is characterized in that the frame is formed of a tubular member. As a result, necessary wiring does not have to be routed outside the frame, and safety is improved.
[0019]
Further objects and features of the present invention will become apparent from the embodiments of the present invention described below.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, such embodiments do not limit the technical scope of the present invention. In the drawings, the same or similar components will be described with the same reference numerals or reference symbols.
[0021]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram according to an embodiment of a movable fence to which the present invention is applied. FIGS. 1A and 1B show a state in which the door is opened (a state in which the door is retracted), and FIGS. 1C and 1D show a state in which the door is closed (the door is opened). State). Further, (a) and (c) of the figures show figures viewed from above, and (b) and (d) show figures seen from the front. FIG. 2 is a view of the movable fence shown in FIG. 1 as viewed from a side surface (a direction in which a door moves forward and backward). In FIG. 1, illustration of a cover 4 and the like to be described later is omitted.
[0022]
As shown in FIGS. 1 and 2, the movable fence 1 according to the present embodiment includes two doors (2a, 2b), a frame 3, a cover 4, a belt (8a, 8b), a pulley (9a, 9b). ) And the like.
[0023]
The two doors 2a and 2b are movable doors that move forward and backward while being supported by the frame 3. When installed on a platform or the like, the doors 2a and 2b are closed to form the opening for the passenger. The frame 3 is a portion that supports driving devices such as the belts (8a, 8b) and pulleys (9a, 9b) together with the doors 2a, 2b, and is fixedly installed on the floor surface 12. The cover 4 is a portion that covers the frame 3 and the opened doors 2a and 2b (the states of FIGS. 1A and 1B) from the outside, and protects the driving device and the like and safety of passengers and the like. It is intended. Drive devices such as belts (8a, 8b) and pulleys (9a, 9b) are devices for moving the doors 2a, 2b forward and backward.
[0024]
In the movable fence 1 having such a configuration, the two doors 2a and 2b that respectively advance and retreat in opposite directions are provided on both sides of one frame 3, and when the two doors 2a and 2b are opened ( It is characterized in that both are intersected and stored (when the state shown in FIGS. 1A and 1B is reached). Hereinafter, such features and their effects will be described. When the movable fence 1 is installed on a platform or the like, usually, a plurality of movable fences 1 are continuously arranged, and two movable fences 1 adjacent to each other are doors on each side, that is, two movable fences 1 are used. Doors form said opening to one door of the train.
[0025]
FIGS. 1A and 1B show a state in which the door is opened (a state in which the door is retracted) as described above. When the door is closed, the state is changed from this state to FIG. The two doors 2a and 2b move in the directions of the arrows shown in FIG. The driving method of the doors 2a and 2b will be described later. When the movement is completed, the door is closed (the door is opened) as shown in FIGS. 1 (c) and 1 (d). In this state, the left and right movable fences are usually also in a state in which the door is opened, so that the opening for the passenger is closed and the passenger cannot go to the train side.
[0026]
When the doors are opened from this state, the two doors 2a and 2b move in the directions of the arrows shown in FIG. 1C, respectively, to open the doors (FIG. 1A). Returning to (b), an opening for the passenger is formed, and the passenger can get on and off the train. At this time, as shown in FIG. 1A, the two doors 2a, 2b are stored on both sides of the frame 3, and the storage positions of the two doors 2a, 2b are mutually set to the doors 2a, 2b. The position intersects the moving direction. In other words, the two doors 2a, 2b are stored in almost the same place where most of the doors 2a, 2b overlap.
[0027]
Therefore, in the movable fence 1, it is possible to shorten the length of the portion that houses the door in the direction in which the doors 2a and 2b move, and accordingly, it is possible to make the opening wider than before. Become. This makes it possible to cope with trains having slightly different door pitches with the movable fence 1 having the same size, and to reduce the manufacturing cost. In addition, there is a case where special construction for a joint of a train or a doorway of a conductor can be omitted, and also in this respect, cost can be reduced.
[0028]
Conventionally, one door pocket had to be installed for one door, but in the present movable fence 1, one frame 3 or the like may be installed for two doors 2a, 2b. Costs can be reduced in all aspects of assembly, installation and installation. In particular, since the number of feet fixed to the floor 12 is reduced by half, installation work can be performed inexpensively and quickly.
[0029]
As shown in FIG. 1, in the present embodiment, the doors 2a and 2b are formed by a plurality of pipes to reduce the weight of the door portion and to consider the influence on the wind pressure. The pipe 2b may be replaced with a solid member, or the door may be formed of a plate-like element. Further, a transparent plate may be provided on the pipes of the doors 2a and 2b.
[0030]
Next, a method of driving the doors 2a and 2b in the movable fence 1 will be described. FIG. 3 is a partially enlarged view of the movable fence 1 as viewed from the front. In FIG. 3, for convenience, only the door 2b and a portion related to its drive are schematically illustrated. The belt 8b and the pulley 9b shown in the figure are provided on the frame 3 side, and the pulley 9b is rotated by a driving unit (not shown) such as a motor, and the belt 8b is rotated accordingly. The fixing tool 10b is fixed to the door 2b at the portion A in FIG. 3, and is fixed to the belt 8b at the portion B in FIG. Accordingly, when the pulley 9b and the belt 8b are rotated by the driving unit such as the motor, for example, when the pulley 9b is rotated in the direction of the arrow (clockwise) in the figure, the fixing tool 10b is moved together with the belt 8b in the direction of the arrow. The door 2b also moves in the direction of the arrow in FIG.
[0031]
As shown in FIG. 3, a first guide rail 5 and a second guide rail 6 are provided on the frame 3, and the frame 3 supports the doors 2a and 2b via these guide rails. As shown in FIG. 3, on the door 2b side, grip portions 7b for respectively gripping the first guide rail 5 and the second guide rail 6 are provided up and down. 3 supported. The grip 7b can slide left and right on the first guide rail 5 and the second guide rail 6, and moves in the direction of the arrow in FIG. 3 with the movement of the door 2b described above.
[0032]
In this way, the door 2b moves while being supported by the two guide rails 5 and 6 via the two grips 7b with the movement of the fixture 10b. In the movement in the direction of the arrow shown in FIG. 3, the door is closed and the opening is closed. Although the method of driving the door 2b has been described here, the same applies to the method of driving the door 2a. The belt 8a, the pulley 9a, the fixture 10a, and the grip 7a shown in FIGS. The door 2a is also moved. Therefore, the frame 3 is provided with two types of driving devices for the door 2a and the door 2b.
[0033]
As described above, the two doors 2a and 2b are supported by the frame 3 via the two guide rails 5 and 6 provided above and below the frame 3, respectively. This is one of the features. If it is supported by one guide rail, it is necessary to increase the width (C in FIG. 3) of the grips 7a and 7b for stable support and movement of the door. , 6 supports the doors 2a, 2b, so that the width of the gripping portions 7a, 7b can be made shorter than when supported by one guide rail. Therefore, the length of the portion that can be extended outside the frame 3 can be made longer than the entire length of the doors 2a and 2b as compared with the case where the guides are supported by one guide rail. Accordingly, when the lengths of the portions accommodating the doors 2a and 2b are the same, the opening can be made wider than in the case where the guides are supported by one guide rail. Note that three or more guide rails may be provided to obtain the same effect.
[0034]
In the movable fence 1, the belts 8a and 8b are used for driving the doors 2a and 2b, but the present invention is not limited to this. For example, a mechanism using a ball screw or various cylinders may be employed. good.
[0035]
Next, in the movable fence 1, one of the points that the above-described two types of driving devices and their control devices are compactly housed in the frame 3 located between the two doors 2a and 2b is also one. It is a feature. As shown in FIG. 2, a driving device (all not shown) for the door 2 a, such as a pulley 9 a and a fixture 10 a, is housed in a portion D in the figure, and a pulley 9 b, a fixture 10 b, and the like. , The drive for the door 2b (all not shown) is housed in section E in the figure. In this way, by displacing the installation positions of the two sets of driving devices in the up-down direction and placing the two sets of driving devices at substantially the same position in the width direction of the frame 3 (the direction of the arrow in FIG. 2), The width can be reduced, and the entire movable fence 1 can be made compact.
[0036]
Further, the control panels of these two types of driving devices are combined into one and stored in the F section in FIG. As described above, since the control devices of the two driving devices are shared and are housed compactly in the frame 3, the overall size of the movable fence 1 having the two doors 2a and 2b can be reduced. it can.
[0037]
In the movable fence 1 having two doors 2a and 2b on both sides of the frame 3 as in the present embodiment, if the width of the frame 3 is large, the moving positions of the two doors 2a and 2b are greatly shifted, It is not preferable when it is installed on a platform or the like. Therefore, compact accommodation of the driving device and the control device as described above is an important element in the movable fence 1.
[0038]
The movable fence 1 according to the present embodiment also has a feature in a cover 4 that covers the frame 3 and the doors 2a and 2b. In the conventional movable fence, as described above, the portion comparable to the cover 4 of the door pocket is usually box-shaped having a bottom. However, the cover 4 of the movable fence 1 is, as shown in FIG. (See section G in FIG. 2). Therefore, since there is no bottom, drainage of the floor surface 12 on which the movable fence 1 is installed is improved, and an effect that refuse hardly collects is obtained. In addition, when the wind blows, the wind hitting the movable fence 1 (cover 4) also escapes from its feet (on the floor 12 side), so that the conventional method in which the bottom is in contact with the floor 12 is installed. It has a structure that is stronger against wind pressure than a movable fence.
[0039]
Furthermore, the cover 4 of the movable fence 1 does not have a bottom as described above, and is provided so as to cover the frame 3 and the doors 2a and 2b from above, so that the cover 4 may be scratched or deformed on the outside. In such a case, the cover 4 can be easily removed and replaced. Therefore, the construction in such a case can be performed inexpensively and quickly.
[0040]
Further, the movable fence 1 according to the present embodiment has supporting brackets (door supporting means) 11a, 11b at the respective distal end portions of the doors 2a, 2b. FIG. 4 is an enlarged view of a portion of the support fitting 11b. FIG. 4A is a diagram of the support member 11b viewed from the direction in which the door 2b moves, and FIG. 4B is a diagram of the support member 11b viewed from the front.
[0041]
As shown in FIG. 4, the supporting bracket 11b is fixed to the lower side near the front end of the door 2b at a portion H in the drawing, and a portion below the portion I in the drawing can rotate in the direction of the arrow A in the drawing. It has become. That is, it is rotatable about an axis indicated by K in the figure. The support fitting 11b having such a structure supports the door 2b when a force from above is applied thereto, such as when a passenger or the like pushes the door 2b from above, and supports the door 2b, That is, it is intended to protect the grip 7b and the like.
[0042]
When a force is applied to the door 2b from above, the door 2b and the support metal 11b move downward (in the direction of the arrow B in FIG. 4), and finally, the front end portion of the support metal 11b (part J in the figure). Is in contact with the floor surface 12. Thereby, the above-mentioned force from above is supported by the door 2b and the support fitting 11b, and it is possible to prevent a large load from being applied to the grip portion 7b and the like.
[0043]
Further, as described above, since the support fitting 11b can be moved by rotation in the direction in which the door 2b moves forward and backward, a place where feet of passengers and the like move the support fitting 11b while the door 2b is moving, that is, Even if it is placed between the lower side of the door 2b and the floor surface 12, when the support fitting 11b hits a foot or the like, it escapes by the rotation, so that there is no fear that the foot or the like may be injured. The function as the above-described support means can be performed while ensuring the safety of passengers and the like.
[0044]
Here, the support fitting 11b has been described, but the structure and function of the support fitting 11a provided in the door 2a are the same as those of the support fitting 11b.
[0045]
Furthermore, in the movable fence 1 according to the present embodiment, the frame 3 has a shape which is a plane perpendicular to the moving direction of the doors 2a and 2b and which is symmetrical with respect to a plane passing through the center of the frame 3 in the moving direction. It is characterized by doing. Specifically, the frame 3 has a target shape with respect to the plane X shown in FIGS. 1A and 1B.
[0046]
In the example shown in FIG. 1A, the door 2a is provided on the frame 3 as a door that moves to the right in the figure. However, as described above, since the frame 3 is a target for the surface X, the door 2a is moved to the right. It does not have any special shape. Therefore, in the frame 3, the door 2a can be provided so as to extend to the left. Similarly, it is possible to provide the door 2b so as to extend to the right.
[0047]
As described above, the frame 3 of the movable fence 1 can include the doors 2a and 2b that move in the direction opposite to the direction shown in FIG. Therefore, in the movable fence 1, the same frame 3 can be used even when the moving direction of the door is changed. For example, when the movable fences 1 are arranged linearly and continuously on the platform of the station, the adjacent movable fences 1 have the same position on the frame 3 so that the doors projecting toward each other are the same. It is necessary to reverse the moving direction of the door provided on the side. However, in the movable fence 1, the same frame 3 can be used for both of the adjacent movable fences 1 as described above. Therefore, if the dimensions of the movable fences 1 are the same, the same frame 3 can be used for all the movable fences 1 to be arranged.
[0048]
Thereby, the types of the frames 3 can be reduced, the production becomes easy, and it is advantageous when the frames 3 are kept in stock.
[0049]
Also, the door 2a and the door 2b of the movable fence 1 are different from each other only in the mounting direction, and have the same shape as themselves. Therefore, for example, it is possible to replace the doors 2a and 2b shown in FIG. Thus, for the movable fence 1 having the same dimensions, only one type of door needs to be manufactured, which is advantageous in terms of manufacturing and stocking like the frame 3.
[0050]
The main part of the frame 3 of the movable fence 1 is formed of a square pipe as shown in L of FIG. When the frame 3 has such a pipe structure, various wirings necessary for the movable fence 1 can be accommodated in the pipe, and various wirings can be prevented from going out of the frame 3. Thereby, it is possible to prevent the various wirings from contacting with the driven parts, and it is possible to provide a device with higher safety. In this embodiment, a square pipe is used. However, the cross-sectional shape of the pipe is not limited, and a pipe having a circular cross-section may be used instead of the square pipe.
[0051]
As described above, by using the movable fence 1 according to the present embodiment, the length of the portion that can be opened by the door can be made longer than the length of the portion that stores the door. Thus, an opening that can be provided for the door of the train can be widened. In addition, due to the various characteristics described above, there is an effect in terms of cost and maintenance.
[0052]
In the above embodiment, the case where the movable fence is installed mainly on the platform of the station has been described, but the movable fence according to the present invention can be used for other purposes. For example, it can be used to organize the traffic of people at an event venue where many people gather. Further, in the above-described embodiment, the door is moved by the driving device, but the movable fence according to the present invention may be such that the door is manually moved.
[0053]
The protection scope of the present invention is not limited to the above embodiments, but extends to the inventions described in the claims and their equivalents.
[0054]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the two doors are stored at substantially the same position in the forward and backward directions of the door, so that the length of the portion that can be opened by the door is longer than the length of the portion that stores the door. can do. Therefore, the opening portion that can be provided for the train door can be widened. This allows a movable fence of the same dimensions to be used for more cases. In addition, since one door storage part is provided for two doors, the number of door storage parts is reduced as compared with the related art, and the installation cost and the like can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram according to an embodiment of a movable fence to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a view of the movable fence shown in FIG. 1 as viewed from a side surface (a direction in which a door moves forward and backward).
FIG. 3 is a partially enlarged view of the movable fence 1 as viewed from the front.
FIG. 4 is an enlarged view of a portion of a support fitting 11b.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Movable fence 2a, 2b Door 3 Frame 4 Cover 5 First guide rail 6 Second guide rail 7a, 7b Belt 9a, 9b Pulley 10a, 9b Pulley 10a, 10b Fixing tool 11a, 11b Supporting metal fitting 12 Floor surface

Claims

A frame having a predetermined width and a predetermined length and installed on the floor,
Two doors which are arranged on both sides of the frame along the direction of the predetermined length and which are constituted by pipes which can move in opposite directions, wherein two doors which are stored at mutually overlapping positions on both sides of the frame; Door and
First and second driving devices provided on the frame to drive the two doors;
A control device that is provided within a predetermined width of the frame and controls the first and second driving devices,
A cover that covers the frame and the door from the outside, is supported by the frame, and does not contact the floor on which the frame is installed;
A door support means is provided below the door and is rotatable about the upper end in the direction of movement of the door, and has a lower end supporting the door against upward force. Movable fence.

In claim 1,
The movable fence, wherein the door is supported by the frame via two or more guide rails.

In claim 1 or claim 2,
Said frame,
A movable fence having a symmetrical shape with respect to a plane perpendicular to the direction in which the door moves forward and backward and passing through the center of the frame in the direction of movement.

In any one of claims 1 to 3,
A movable fence, wherein the two doors have the same shape.

In any one of claims 1 to 4,
The movable fence, wherein the frame is formed of a tubular member.