JP3582238B2 - 信号判定器およびこれを用いた無線装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は信号判定手段およびそれを用いた無線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビット同期信号受信方式として「特開平8−130533号公報」に示されているような方式がある。以下、この方式について説明する。図12において1はアンテナである。2は信号復調手段である。3はパルス測定手段である。4は入力パルス比較手段である。5はパルス記憶手段である。6はエラーカウンターである。7はパルス比較手段である。8はパルスカウンターである。9はカウントパルス比較手段である。10は誤差切り捨て手段である。11はサンプリングパルス発生手段である。12は制御手段である。
【0003】
アンテナ1で受信された信号は信号復調手段2によって1、0のディジタル信号に変換される。パルス測定手段3は、このビット同期信号のエッジ間の長さ(ビット長)を測定する。仮に受信信号が2400bps(1200Hz)とすると理想ビット長は416.666…μsである。ここで、入力パルス比較手段4はパルス測定手段3で測定したビット長と理想ビット長の誤差がある一定の範囲内にあるかどうかを判定する。これは、2400bpsの信号であっても伝送路でのノイズ等が考えられるのでこのような判定を行う。判定式は、
R−△r1<X<R+△r1……(1)
X :受信ビット長
R :理想ビット長
△r1:誤差
である。ここで、受信信号のビット長が上記条件を満たさない場合、エラーカウンター6が1つインクリメントされる。そして、エラーカウンターがある一定の回数カウントした場合はじめて「ビット同期信号受信エラー」と判定し受信動作を終了する。それまでは新たに1ビット取り込む動作を続ける。これは、ノイズ等の影響で(1)式を満たさない場合が生じても受信動作を続けることによりビット同期信号を受信しやすくするためである。
【0004】
(1)式の条件を満たした場合、その受信ビット長はパルス記憶手段5に保存される。この時、パルス記憶手段5に保存されるビット長はパルス幅比較手段7により長さの順番に記憶されることとなる。
【0005】
次に、(1)式の条件が満たされたビット長をパルスカウンター8がn(n:整数)個カウントするまで受信を続ける。そして、n個カウントした時点でカウントパルス比較手段9は次式の判定をおこなう。
【0006】
R−△r2<T/T0<R+△r2……(2)
T :入力信号のビット長のn個の合計
T0 :理想ビット長のn個の合計
△r2:誤差
この判定の目的は、2400bpsの信号かどうかを正確に判断するためのものである。すなわち、(1)式でノイズ等の影響を考慮したが(2)式においてはnを大きくすればするほどわずかなビット長の誤差の影響は小さくなり、より正確な信号であると判定できるからである。ここで、(2)式は次式の判定で代用することができる。
【0007】
R−△r2<An<R+△r2……(3)
An :n個目のビット長誤差
(3)式の説明において図13を利用する。すなわち、理想ビット長n個(図13ではn=3)の合計と入力信号のビット長n個の合計の差は、n個目の誤差An(図13ではA3)であらわされる。よって、(2)式は(3)式と等価になる。
【0008】
この判定の目的は、2400bpsの信号かどうかを正確に判断するためのものである。すなわち、(1)式でノイズ等の影響を考慮したが(3)式においてはnを大きくすればするほどわずかなビット長の誤差の影響は小さくなり、より正確な信号であると判定できるからである。
【0009】
(3)式の判定でエラーとなった場合、カウントパルス比較手段9はその旨の信号を出力する。この信号には、(3)式の判定エラーが「最大値エラー」なのか「最小値エラー」なのかという情報が含まれている。この時、誤差切り捨て手段10はカウントパルス比較手段9の出力信号によりパルス記憶手段5が保存しているn個のビット長のうち「最大のもの」もしくは「最小のもの」1つをメモリから破棄し、その旨の信号を出力する。そして、パルス測定手段3はその信号にもとづいて新たに1ビットのビット同期信号を取り込み、そのビット長を測定する。そして、先ほどと同様に入力パルス比較手段4は(1)式の判定を行い、(1)式をパスした場合はそのビット長をパルス記憶手段5が保存する。さらに、(3)式の判定を行う。以下、同様の操作を(3)式をパスするまで行う。
【0010】
(3)式をパスした時点で、サンプリングパルス発生手段11はnビットの平均誤差を算出しサンプリングパルスを作成する。また、上記一連の動作は制御手段12によって行われる。また、アンテナ1と信号復調手段2を除く上記一連の手段及びエラーカウンター6とパルスカウンター8はマイクロコンピュータのソフトウエアによって実現できる。
【0011】
上記構成においては、パルス記憶手段5はパルス測定手段15で測定したビット長を長さの順番に保存しなくてはならないが、このためにはビット長n個分のメモリが必要となると同時に長さの順番に保存する過程で演算が複雑になる。よって、以下のような簡略化した方法で処理することもできる。すなわち、パルス記憶手段5は2個分のビット長保存用メモリを用意しておき、パルス比較手段7はパルス測定手段3で測定したビット長のうち「最大値」と「最小値」のみをパルス記憶手段5に保存しておきメモリの縮小や演算の簡略化を図る。その後、(3)式の判定でエラーとなった場合、誤差切り捨て手段10はカウントパルス比較手段9の出力信号によりパルス記憶手段5に保存されているビット長の「最大値」または「最小値」をメモリから破棄する。この時、あらたな「最大値」もしくは「最小値」をセットすることはできないので、以後の処理、すなわち以後(3)式の判定処理では、次に取り込むあらたな1ビットのビット長によって左右されることとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の方式では次のような問題点がある。まず、上記手法でサンプリングクロックを作成しデータ受信処理に移行するが、その後サンプリングクロックの見直し、つまりその後受信するデータがノイズ等の影響によりサンプリングクロック作成時と状況が異なりパルス幅が急激に変化した場合は受信できなくなる恐れがある。さらに、従来方式は受信信号が1、0、1、0、・・の繰り返しである「ビット同期信号」であるという前提のもとで成り立っている。また、「ビット同期信号」のような同期信号以外のデータを受信している場合はこの手法を使うことでサンプリングクロックを作成することはできない。このことは、1、0、1、0、…の「ビット同期信号」以外の信号、例えば1、0、0、0、1、1、0、…のような信号だと仮にその信号が自システムの2400bpsの信号であっても受信エラーとなってしまう恐れがある。これは1ビット毎の判定式(1)やnビットでの判定式(3)いずれにも当てはまることである。さらに、上記従来例ではエラーカウンターが予め定められた回数になった場合に「受信エラー」として受信動作を終了するわけだが、「受信エラー」と判定するまで受信電源を投入したままなので電流を消費してしまうという問題点があった。
【0013】
なお、これらの問題点は、ビット同期信号を含むヘッダー信号を繰り返し付与したデータ要求信号を送信し、その信号に対する応答信号を受信してデータを収集する収集側無線機と、前記データ要求信号を受信すると検針値を応答する検針側無線機を考えた場合にも当てはまる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の信号判定手段は、受信信号のパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合には前記パルス幅の自然数の数分の1を基準として同期タイミングを認識し、その同期タイミングで復調信号受信用サンプリングクロックを作成すると共にデータ受信動作を行う構成としてあり、これによりプロトコルの簡略化並びに冗長度がないデータ通信を実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明はパルス幅を測定するパルス測定手段とそのパルス幅を理想パルス幅と比較する比較手段とその結果に基づいてサンプリングクロックを作成するサンプリングクロック作成手段を有するものである。そして、測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合にサンプリングクロックを作成すると共にデータを受信することで、受信信号にサンプリングクロック作成用のヘッダー信号がなくてもデータを正確にサンプリングすることができプロトコルの簡略化並びに冗長度がないデータ通信を実現することができる。また、クロック再生とデータ受信が同時にでき受信時の動作時間を短縮することもできる。
【0016】
また、パルス幅を測定するパルス測定手段とそのパルス幅を理想パルス幅と比較する比較手段とその結果に基づいてサンプリングクロックを作成するサンプリングクロック作成手段を有するものである。そして、作成したサンプリングクロックでデータを受信しながら最新のデータでサンプリングクロックを補正することにより正確なデータ受信を実現することができ、ノイズ等の影響が大きい通信においても信頼性の高い通信を実現することができる。
【0017】
さらに、パルス幅を測定するパルス測定手段とそのパルス幅を理想パルス幅と比較する比較手段とその結果に基づいてサンプリングクロックを作成するサンプリングクロック作成手段と信号の出力先を切り替える切替手段を有するものである。そして、測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合にサンプリングクロックを作成しそれに基づいてデータを受信することでクロックの作成とデータの受信の2つの処理を分けることで簡素化を図った装置の設計が実現できる。
【0018】
さらに、パルス幅を測定するパルス測定手段とそのパルス幅を理想パルス幅と比較する比較手段とその結果に基づいてサンプリングクロックを作成するサンプリングクロック作成手段を有するものである。そして、測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲外の場合に受信動作を停止することでノイズ等の影響による位相同期エラーの場合にすばやく電源の切断を行うことができ装置の電流の削減を図ることができる。
【0019】
さらに、パルス幅を測定するパルス測定手段とそのパルス幅を理想パルス幅と比較する比較手段とその結果に基づいてサンプリングクロックを作成するサンプリングクロック作成手段を有するものである。そして、測定したパルス幅を予め定められた個数積算した値が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲外となった場合に受信動作を停止することで他システムの信号(伝送速度が異なる信号)受信時に周波数同期のエラーですばやく電源の切断を行うことができ装置の電流の削減を図ることができる。
【0020】
さらに、収集側無線機と検針側無線機とから構成され、その少なくとも1つはパルス幅を測定するパルス測定手段とそのパルス幅を理想パルス幅と比較する比較手段とその結果に基づいてサンプリングクロックを作成するサンプリングクロック作成手段を有する信号判定手段を持つものである。そして、ヘッダー信号を付加したデータ要求信号もしくは検針値データを繰り返し送信する検針用無線装置において受信側の装置が測定したパルス幅が伝送速度から算出したn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合にサンプリングクロックを作成すると共にデータを受信することで、データ要求信号もしくは検針値データの繰り返し送信回数やヘッダー信号の長さを削減することができ、装置の消費電流を極力抑えることができる。
【0021】
さらに、収集側無線機と検針側無線機とから構成され、その少なくとも1つはパルス幅を測定するパルス測定手段とそのパルス幅を理想パルス幅と比較する比較手段とその結果に基づいてサンプリングクロックを作成するサンプリングクロック作成手段と信号の出力を切り替える切替手段を有する信号判定手段を持つものである。そして、ヘッダー信号を付加したデータ要求信号もしくは検針値データを繰り返し送信する検針用無線装置において受信側の装置が測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合にサンプリングクロックを作成しそれに基づいてデータを受信することで、ヘッダーと実データが分けられている信号受信時に作業の分担が図れ装置の簡略化を図ることができる。
【0022】
さらに、収集側無線機と検針側無線機とから構成され、その少なくとも1つはパルス幅を測定するパルス測定手段とそのパルス幅を理想パルス幅と比較する比較手段とその結果に基づいてサンプリングクロックを作成するサンプリングクロック作成手段を有する信号判定手段を持つものである。そして、ヘッダー信号を付加したデータ要求信号もしくは検針値データを繰り返し送信する検針用無線装置において受信側の装置が測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合に受信動作を停止することで受信エラー時に電源がONになっている時間を極力小さくすることができ装置の消費電流を抑えることができる。
【0023】
以下、本発明の信号判定手段およびそれを用いた検針用無線装置の実施例を図面を用いて説明する。
【0024】
(実施例1)
本発明の請求項1に係わる実施例を図1〜図3に基づいて説明する。14は受信強度測定手段、15はパルス測定手段である。また16は理想パルス記憶手段、17は比較手段、18はサンプリングクロック作成手段、19はデータ受信手段、20は計時手段である。21は13〜20を内部に持つ信号判定器である。
【0025】
図1において、信号判定器21は無線で送られてくる信号を受信する装置である。まず受信強度測定手段14は無線信号が送られてきているかどうかを判断する。その判断は電波の強度が予め定められたレベル(キャリアセンスレベル)以上であるかどうかで判断する。電波の強度がキャリアセンスレベル以上の場合は、受信強度測定手段14は信号復調手段13を動作させて無線信号を取り込むと同時に計時手段20を起動させる。計時手段20は予め定められた時間を計測し、計測が終了すると信号復調手段13を停止させ受信を終了する。信号復調手段13は無線信号を復調し、1と0のデジタル信号に変換し出力する。信号復調手段13が出力した信号はパルス測定手段15並びにデータ受信手段19に送られる。パルス測定手段15はその信号のパルス幅を測定する。具体的には、信号が0から1もしくは1から0の変換点(立ち上がりもしくは立ち下がりエッジ)から1から0もしくは0から1の変換点(立ち下がりもしくは立ち上がりエッジ)までの長さを測定する。そして、パルス測定手段15はその測定結果を比較手段17に出力する。
【0026】
一方、理想パルス記憶手段16には送信側から送られてくる信号の伝送速度から算出した1ビット長(1ビットにおけるエッジからエッジまでの長さ)が記憶されている。例えば、2400bpsの伝送速度の場合の1ビット長は1/2400≒417μsとなる。理想パルス記憶手段16に記憶している1ビット長を比較手段17に出力する。比較手段17はパルス測定手段15から送られてきたパルス幅と理想パルス記憶手段16から送られてきた1ビット長の長さを比較する。比較の方法はパルス幅が1ビット長の自然数の数倍の値から予め定められた範囲内にあるかどうかである。このことを示したのが図2、図3である。
【0027】
図3においてAはパルス測定手段15が測定したパルス幅であり、Bは理想パルス記憶手段16が記憶している1ビット長である。つまり、パルス測定手段15が出力した信号がが1、0、1、0、…の繰り返しならば理想パルス記憶手段16に記憶してある1ビット長とほぼ等しいのであるが、図3のように1または0が複数続いた場合には理想パルス記憶手段16に記憶してある1ビット長のほぼ自然数の数倍の値となる。
【0028】
ここで、図2で各自然数の数倍の値のところにある範囲を設けているのは、無線信号の場合伝送路上でノイズ等の影響を受けやすく、その影響で1と0のデューティが変化し正確に自然数の数倍とならない場合があるためである。その場合でも全くの他システムの信号(伝送速度が異なる信号)と区別するためにある一定の範囲を設け範囲内ならば自システムの信号(伝送速度が同じでノイズ等の影響によりデューティが変化したもの)と判断するためである。比較手段17は比較の結果パルス測定手段15が出力した信号が理想パルス記憶手段16に記憶されている1ビット長の自然数の数倍の値から予め定められた範囲内にある場合にはその旨をサンプリングクロック作成手段18に出力すると共に計時手段20を停止させる。サンプリングクロック作成手段18は比較手段17の出力を受けてデータを受信するためのサンプリングクロックを作成する。作成方法としては比較手段17で比較した結果のパルス幅を自然数の数分の1をした信号、つまり受信信号の1ビット長を基準として作成する。サンプリングクロック作成手段18は作成したサンプリングクロックをデータ受信手段19に出力する。データ受信手段19はそのサンプリングクロックにもとづいて信号復調手段13が復調した信号を受信する。比較手段17は比較の結果パルス測定手段15が出力した信号が理想パルス記憶手段16に記憶されている1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にない場合には、再びパルス測定手段15がパルス幅を測定するのを待つ。
【0029】
(実施例2)
本発明の請求項2に係わる実施例を図4に基づいて説明する。図4において、15はパルス測定手段、19はデータ受信手段である。その他の手段は実施例1の場合と同様である。
【0030】
以下、実施例1と異なる部分について説明する。データ受信手段19はサンプリングクロック作成手段18が作成したサンプリングクロックで信号を受信しつつ定期的にパルス測定手段15に信号を出力する。パルス測定手段15はデータ受信手段19かの信号を受けるたびに実施例1の場合と同様にパルス幅を測定する。比較手段17、理想パルス記憶手段16、サンプリングクロック作成手段18もそれぞれ実施例1の場合と同様の動作をする。これにより、定期的に最新の受信信号からサンプリングクロックが作成されることとなりクロックずれ等による受信エラーを防ぐことができる。
【0031】
(実施例3)
本発明の請求項3に係わる実施例を図5に基づいて説明する。図5において、13は信号復調手段、15はパルス測定手段、17は比較手段、19はデータ受信手段、22はデータ切替手段である。その他の手段は実施例1の場合と同様である。
【0032】
以下、実施例1と異なる部分について説明する。信号復調手段13が出力した信号はまずデータ切替手段22に送られる。データ切替手段22はその信号をパルス測定手段15に送る。比較手段17は比較の結果パルス測定手段15が出力した信号が理想パルス記憶手段3に記憶されている1ビット長の自然数の数倍の値から予め定められた範囲内にある場合にはその旨をサンプリングクロック作成手段18、データ切替手段22及び計時手段20に出力する。データ切替手段22は比較手段17から比較の結果パルス測定手段15が出力した信号が理想パルス記憶手段3に記憶されている1ビット長の自然数の数倍の値から予め定められた範囲内にある旨の信号を受け取ると、信号復調手段13から送られてくる信号を今までパルス測定手段15に出力していたのをデータ受信手段19に出力するように切り替える。データ受信手段19はそのサンプリングクロックにもとづいて信号復調手段13が復調した信号をデータ切替手段22を通じて受信する。これにより、サンプリングクロックを作りながらデータを受信するという2つの作業の同時処理を避けることができ、特に自システムの信号がデータの前に同期用のヘッダー信号が付与している場合等は信号に合わせた効率よい処理を行うことができる。
【0033】
(実施例4)
本発明の請求項4、5に係わる実施例を図6に基づいて説明する。図6において、13は信号復調手段、17は比較手段である。その他の手段は実施例1の場合と同様である。
【0034】
以下、実施例1と異なる部分について説明する。比較手段17はパルス測定手段15から送られてきたパルス幅と理想パルス記憶手段16から送られてきた1ビット長の長さを比較する。比較方法としてはパルス幅が1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にあるかどうかの判定もしくはパルス幅を予め定められた個数(k個)積算した値が1ビット長のk倍のさらに自然数の数倍から予め定められた範囲内にあるかどうかの判定である。ここで、2つの判定を行うのは従来例と同様に以下の理由による。まず、1つめの判定は2400bpsの信号であっても伝送路でのノイズ等が考えられるのでこのような判定を行う。この判定の条件を満たした場合、2つめの判定を行う。この判定の目的は、2400bpsの信号かどうかを正確に判断するためのものである。すなわち、1つめの判定でノイズ等の影響を考慮したが2つめの判定においてはkを大きくすればするほどわずかなビット長の誤差の影響は小さくなり、より正確な信号であると判定できるからである。比較手段17は比較の結果パルス測定手段15が出力した信号が理想パルス記憶手段3に記憶されている1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にある場合にはその旨をサンプリングクロック作成手段18に出力すると共に計時手段20を停止させる。比較手段17は比較の結果パルス測定手段15が出力した信号が理想パルス記憶手段3に記憶されている1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にない場合には、信号復調手段13を停止させ受信動作を終了する。これにより、計時手段20が予め定められた時間計時する前に受信動作を停止させることができる。これは、受信信号が自システムの信号か否かをいち早く判定することとなる。
【0035】
(実施例5)
本発明の請求項6に係わる実施例を図7〜図9に基づいて説明する。
【0036】
図において、23は収集側無線機、24は検針側無線機、25は受信手段、26はキャリアセンス手段、27は信号判定手段、28は信号応答手段、29は駆動手段である。また30はパルス測定手段、31は理想パルス記憶手段、32は比較手段、33はサンプリングクロック作成手段、34はデータ受信手段である。
【0037】
図7において、検針側無線機24は水道、ガス、電気等のデータの収集を行う。具体的には、収集側無線機23からデータの収集を要求を受けるとデータ収集手段11を起動させデータの収集を行い収集したデータを収集側無線機23に送る。ここで収集側無線機23と検針側無線機24は無線により通信を行うものとする。まず、収集側無線機23は検針側無線機24に対してデータ要求信号を送信する。このデータ要求信号の送信パケットフォーマットの一例を図9に示す。このように、実際のデータの前にビット同期信号を付加した信号を繰り返し送信する(図9では3回の繰り返し送信)。繰り返し送信するのは受信側、すなわち検針側無線機24側で信号の取り損ねを少なくするためである。
【0038】
一方、ビット同期信号は1、0の繰り返しの信号で受信側、すなわち検針側無線機24側でのサンプリングクロックの作成を容易にするためのものである。このようなデータ要求信号を収集側無線機23は検針側無線機24に送信する。一方、検針側無線機24は予め定められた時間毎に電波の有無を調べる「キャリアセンス」動作を行う。これは駆動手段29が定期的に受信手段25並びにキャリアセンス手段26を起動させることによって行う。「キャリアセンス」の結果電波がないと判断した場合には受信手段25並びにキャリアセンス手段26の電源はOFFされ、次回の予め定められた時間での駆動手段29の起動信号を待つ。「キャリアセンス」の結果電波があると判断した場合には、受信手段25は信号受信動作に移行し受信した信号を復調して信号判定手段27に送る。信号判定手段27はその信号の内容を判定し、信号が収集側無線機から送られてきたデータ要求信号であると判断した場合、その旨をデータ収集手段11に出力する。データ収集手段11はその信号に基づいてデータを収集する。収集したデータは信号応答手段28に送られる。信号応答手段28はその信号を無線で収集側無線機23に送る。
【0039】
次に、信号判定手段27の動作をより詳しく図8のブロック図を用いて説明する。図7の受信手段25で受信した信号は図8のパルス測定手段30並びにデータ受信手段34に入力される。パルス測定手段30はその信号のパルス幅を測定する。具体的には、信号が0から1もしくは1から0の変換点(立ち上がりもしくは立ち下がりエッジ)から1から0もしくは0から1の変換点(立ち下がりもしくは立ち上がりエッジ)までの長さを測定する。そして、パルス測定手段30はその測定結果を比較手段32に出力する。
【0040】
一方、理想パルス記憶手段31には送信側から送られてくる信号の伝送速度から算出した1ビット長(1ビットにおけるエッジからエッジまでの長さ)が記憶されている。例えば、2400bpsの伝送速度の場合の1ビット長は1/2400≒417μsとなる。理想パルス記憶手段31記憶している1ビット長を比較手段32に出力する。比較手段32はパルス測定手段30から送られてきたパルス幅と理想パルス記憶手段31から送られてきた1ビット長の長さを比較する。比較方法としてはパルス幅が1ビット長の自然数の数倍の値から予め定められた範囲内にあるかどうかである。比較手段32は比較の結果パルス測定手段30が出力した信号が理想パルス記憶手段31に記憶されている1ビット長の自然数の数倍の値から予め定められた範囲内にある場合にはその旨をサンプリングクロック作成手段33に出力する。サンプリングクロック作成手段33は比較手段32の出力を受けてデータを受信するためのサンプリングクロックを作成する。作成方法としては比較手段32で比較した結果のパルス幅を自然数の数分の1をした信号、つまり受信信号の1ビット長を基準として作成する。サンプリングクロック作成手段33は作成したサンプリングクロックをデータ受信手段34に出力する。データ受信手段34はそのサンプリングクロックにもとづいて信号を受信する。比較手段32は比較の結果パルス測定手段30が出力した信号が理想パルス記憶手段31に記憶されている1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にない場合には、再びパルス測定手段30がパルス幅を測定するのを待つ。このような動作過程によって図9のフォーマットの信号を受信すると、パルス測定手段30で測定する信号が1、0、1、0、…のビット同期信号部であってもランダムなデータ部であっても正確なサンプリングクロックを作成できることとなる。
【0041】
また、この手法はデータ受信手段34が1度サンプリングクロック作成手段33が作成したサンプリングクロックでデータを受信しながらサンプリングクロック作成手段33が最新のサンプリングクロックを作成できるようにパルス測定手段30がパルス測定を続ける方式にも応用することができる。また、この例では検針側無線機24の信号判定手段27について説明したが、収集側無線機23が信号を受信する場合においても同様の構成を考えることができる。
【0042】
(実施例6)
本発明の請求項7に係わる実施例を図7、9、10に基づいて説明する。
【0043】
図において、30はパルス測定手段、32は比較手段、34はデータ受信手段、35はデータ切替手段である。その他の手段は実施例5の場合と同様である。
【0044】
以下、実施例5と異なる部分について図10を用いて説明する。図7の受信手段25で受信した信号はまずデータ切替手段35に送られる。データ切替手段35はその信号をパルス測定手段30に送る。比較手段32は比較の結果パルス測定手段30が出力した信号が理想パルス記憶手段31に記憶されている1ビット長の自然数の数倍の値から予め定められた範囲内にある場合にはその旨をサンプリングクロック作成手段33並びにデータ切替手段35に出力する。一方、データ切替手段35は比較手段32から比較の結果パルス測定手段30が出力した信号が理想パルス記憶手段31に記憶されている1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にある旨の信号を受け取ると、図7の受信手段25から送られてくる信号を今までパルス測定手段30に出力していたのをデータ受信手段34に出力するように切り替える。データ受信手段34はそのサンプリングクロックにもとづいて図7の受信手段25が復調した信号をデータ切替手段35を通じて受信する。これにより、サンプリングクロックを作りながらデータを受信するという2つの作業の同時処理を避けることができ、特に図9のフォーマットのように自システムの信号がデータの前に同期用のヘッダー信号(ビット同期信号)が付与している場合等は信号に合わせた効率よい処理を行うことができる。
【0045】
(実施例7)
本発明の請求項8に係わる実施例を図7、9、11に基づいて説明する。
【0046】
ずにおいて、32は比較手段である。その他の手段は実施例5の場合と同様である。
【0047】
以下、実施例5と異なる部分について図11を用いて説明する。比較手段32はパルス測定手段30から送られてきたパルス幅と理想パルス記憶手段31から送られてきた1ビット長の長さを比較する。比較方法としてはパルス幅が1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にあるかどうかの判定もしくはパルス幅を予め定められた個数(k個)積算した値が1ビット長のk倍のさらに自然数の数倍から予め定められた範囲内にあるかどうかの判定である。ここで、2つの判定を行うのは従来例と同様に以下の理由による。まず、1つめのの判定は2400bpsの信号であっても伝送路でのノイズ等が考えられるのでこのような判定を行う。この判定の条件を満たした場合、2つめの判定を行う。この判定の目的は、2400bpsの信号かどうかを正確に判断するためのものである。すなわち、1つめの判定ででノイズ等の影響を考慮したが2つめの判定においてはkを大きくすればするほどわずかなビット長の誤差の影響は小さくなり、より正確な信号であると判定できるからである。比較手段32は比較の結果パルス測定手段30が出力した信号が理想パルス記憶手段3に記憶されている1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にある場合にはその旨をサンプリングクロック作成手段33に出力する。比較手段32は比較の結果パルス測定手段30が出力した信号が理想パルス記憶手段31に記憶されている1ビット長の自然数の数倍から予め定められた範囲内にない場合には、図7の受信手段25を停止させ受信動作を終了する。これにより、受信信号が自システムの信号か否かをいち早く判定することとなる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば以下のような効果がある。
【0049】
測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合にサンプリングクロックを作成すると共にデータを受信することで、受信信号にサンプリングクロック作成用のヘッダー信号がなくてもデータを正確にサンプリングすることができ、プロトコルの簡略化並びに冗長度がないデータ通信を実現することができる。また、クロック再生とデータ受信が同時にでき受信時の動作時間を短縮することもできる。
【0050】
また作成したサンプリングクロックでデータを受信しながら最新のデータでサンプリングクロックを補正することにより正確なデータ受信を実現することができ、ノイズ等の影響が大きい通信においても信頼性の高い通信を実現することができる。
【0051】
また測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合にサンプリングクロックを作成しそれに基づいてデータを受信することでクロックの作成とデータの受信の2つの処理を分けることで簡素化を図った装置の設計が実現できる。
【0052】
また測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲外の場合に受信動作を停止することでノイズ等の影響による位相同期エラーの場合にすばやく電源の切断を行うことができ装置の電流の削減を図る。
【0053】
また測定したパルス幅を予め定められた個数積算した値が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲外となった場合に受信動作を停止することで他システムの信号(伝送速度が異なる信号)受信時に周波数同期のエラーですばやく電源の切断を行うことができ装置の電流の削減を図ることができる。
【0054】
またヘッダー信号を付加したデータ要求信号もしくは検針値データを繰り返し送信する検針用無線装置において受信側の装置が測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合にサンプリングクロックを作成すると共にデータを受信することで、データ要求信号もしくは検針値データの繰り返し送信回数やヘッダー信号の長さを削減することができ、装置の消費電流を極力抑えることができる。
【0055】
またヘッダー信号を付加したデータ要求信号もしくは検針値データを繰り返し送信する検針用無線装置において受信側の装置が測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合にサンプリングクロックを作成しそれに基づいてデータを受信することで、ヘッダーと実データが分けられている信号受信時に作業の分担が図れ装置の簡略化を図ることができる。
【0056】
さらにまたヘッダー信号を付加したデータ要求信号もしくは検針値データを繰り返し送信する検針用無線装置において受信側の装置が測定したパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲外の場合に受信動作を停止することで受信エラー時に電源がオンになっている時間を極力小さくすることができ装置の消費電流を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の信号判定器のブロック図
【図2】同判定器におけるビット長について説明する図
【図3】同判定器の動作過程でのパルス幅について説明する図
【図4】本発明の実施例2の信号判定器のブロック図
【図5】本発明の実施例3の信号判定器のブロック図
【図6】本発明の実施例4の信号判定器のブロック図
【図7】本発明の実施例5、6、7の検針用無線装置のブロック図
【図8】本発明の実施例5の信号判定手段のブロック図
【図9】本発明の実施例5、6、7のデータ要求信号のパケットフォーマット図
【図10】本発明の実施例6の信号判定器のブロック図
【図11】本発明の実施例7の信号判定器のブロック図
【図12】従来の受信装置のブロック図
【図13】同装置の合計パルス幅を判定する図
【符号の説明】
13 信号復調手段
14 受信強度測定手段
15 パルス測定手段
16 理想パルス記憶手段
17 比較手段
18 サンプリングクロック作成手段
19 データ受信手段
20 計時手段
21 信号判定器
22 データ切替手段
23 収集側無線機
24 検針側無線機
25 受信手段
26 キャリアセンス手段
27 信号判定手段
28 信号応答手段
29 駆動手段
30 パルス測定手段
31 理想パルス記憶手段
32 比較手段
33 サンプリングクロック作成手段
34 データ受信手段
35 データ切替手段

Claims (8)

  1. 受信信号のパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合には前記パルス幅の自然数の数分の1を基準として同期タイミングを認識し、その同期タイミングで復調信号受信用サンプリングクロックを作成すると共にデータ受信動作を行う信号判定の方法。
  2. 受信信号のパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合には前記パルス幅の自然数の数分の1を基準として同期タイミングを認識し、その同期タイミングで復調信号受信用サンプリングクロックを作成し以降のデータ受信動作に移行し、データ受信動作においても復調受信信号のパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn倍から予め定められた範囲内の場合には前記パルス幅の自然数分の1を基準として同期タイミングを再認識し、前回作成した復調信号受信用サンプリングクロックを今回認識した同期タイミングに補正しながらデータ受信動作を行う信号判定の方法。
  3. 受信信号のパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合には前記パルス幅の自然数の数分の1を基準として同期タイミングを認識し、その復調受信信号受信用サンプリングクロックを作成し以降のデータ受信動作に移行する信号判定の方法。
  4. 無線信号の受信強度が判定値以上となったことにより復調信号の検出を開始し、復調した同期信号のパルス幅が伝送速度から算出した1ビット長の数倍の値からあらかじめ定められた範囲外となった場合受信動作を中止する信号判定の方法
  5. 無線信号の受信強度が判定値以上となったことにより復調信号の検出を開始し、復調した同期信号のパルス幅を予め定められた個数積算した値が伝送速度から算出した1ビット長の数倍からあらかじめ定められた範囲外となった場合に受信動作を中止する信号判定の方法。
  6. ビット同期信号を含むヘッダー信号を繰り返し付与したデータ要求信号を送信し、その信号に対する応答信号を受信してデータを収集する収集側無線機と、前記データ要求信号を受信すると検針値を応答する検針側無線機とから構成され、前記検針側無線機もしくは前記収集側無線機は無線信号を受信する受信手段と、前記受信される信号の強度を所定のレベルと比較するキャリアセンス手段と、前記受信手段並びに前記キャリアセンス手段を定期的に駆動する駆動手段と、前記受信される信号を処理する信号判定手段と、前記信号判定手段によりデータ要求信号もしくはデータ自体を受信した場合に検針値もしくはデータ自体に対する応答を無線信号で応答する信号応答手段から構成され、前記信号判定手段は前記受信手段が駆動手段により駆動され、無線信号の受信強度が判定値以上となったことにより復調信号の検出を開始し、復調受信信号のパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合には前記パルス幅の自然数分の1を基準として同期タイミングを認識し、その同期タイミングで復調信号受信用サンプリングクロックを作成すると共にデータ受信動作を行う無線装置。
  7. ビット同期信号を含むヘッダー信号を繰り返し付与したデータ要求信号を送信し、その信号に対する応答信号を受信してデータを収集する収集側無線機と、前記データ要求信号を受信すると検針値を応答する検針側無線機とから構成され、前記検針側無線機もしくは前記収集側無線機は無線信号を受信する受信手段と、前記受信される信号の強度を所定のレベルと比較するキャリアセンス手段と、前記受信手段並びに前記キャリアセンス手段を定期的に駆動する駆動手段と、前記受信される信号を処理する信号判定手段と、前記信号判定手段によりデータ要求信号もしくはデータ自体を受信した場合に検針値もしくは応答を無線信号で応答する信号応答手段から構成され、無線信号の受信強度が判定値以上となったことにより復調信号の検出を開始し、復調受信信号のパルス幅が伝送速度から算出したビット長のn(n:自然数)倍の値から予め定められた範囲にある場合には前記パルス幅の自然数分の1を基準として同期タイミングを認識し、その同期タイミングで復調信号受信用サンプリングクロックを作成し以降のデータ受信動作に移行する検針用無線通信装置。
  8. ビット同期信号を含むヘッダー信号を繰り返し付与したデータ要求信号を送信し、その信号に対する応答信号を受信してデータを収集する収集側無線機と、前記データ要求信号を受信すると検針値を応答する検針側無線機とから構成され、前記検針側無線機もしくは前記収集側無線機は無線信号を受信する受信手段と、前記受信される信号の強度を所定のレベルと比較するキャリアセンス手段と、前記受信手段並びに前記キャリアセンス手段を定期的に駆動する駆動手段と、前記受信される信号を処理する信号判定手段と、前記信号判定手段によりデータ要求信号もしくはデータ自体を受信した場合に検針値もしくは応答を無線信号で応答する信号応答手段から構成され、前記信号判定手段は前記受信手段が駆動手段により駆動され、無線信号の受信強度が判定値以上となったことにより復調信号の検出を開始し、復調した同期信号のパルス幅が伝送速度から算出した1ビット長の数倍からあらかじめ定められた範囲外となった場合にビット同期検出を中止する無線装置。
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