JP3578947B2 - 均等色領域抽出方法、装置及び記録媒体 - Google Patents
均等色領域抽出方法、装置及び記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、線画像等を高能率に符号化する技術に関する。
【0002】
【従来技術】
画像をオブジェクトごとに分割して、通信や、符号化を行う技術は、MPEG−4などで使用されている。オブジェクトへの領域分割は、画像を単に分割するのではなく、画像の特徴的な部分を抽出して分割するというものである。
【0003】
画像の特徴的な部分を抽出するための従来の同色領域抽出方法としては、東京大学出版会「画像解析ハンドブック」(高木幹雄・下田陽久 監修)P.689第2部2章“領域分割での単純領域拡張法”などがある。単純領域拡張法の処理の流れを以下に示す。
【0004】
(イ)画像をラスター走査し、どの領域にも属していない画素を探す。
【0005】
(ロ)その画素の濃淡レベルと、その近傍(4連結または8連結)で、どの領域にもまだ属していない画素の濃淡レベルとを比較し、その差がある閾値θ以下ならば1つの領域として統合し、ラベルを付加する。
【0006】
(ハ)新たに統合された画素に注目して上記の(ロ)の操作を行う。
【0007】
(ニ)上記の(ロ)及び(ハ)の操作をそれ以上領域が広げられなくなるまで反復する。
【0008】
(ホ)上記の(イ)に戻って新たな画素を探し、処理を繰り返す。
【0009】
線画像を均等色領域と線画像とテクスチャ領域に分解して符号化する方法は、特願平11−47651号(古角、渡辺:「画像符号化方法、復号方法、符号化装置、復号装置、及びそれらの方法を記憶した記憶媒体」)などがある。また、均等色領域を抽出する方法は、特願平10−301821号(古角、渡辺:「画像の同色領域抽出方法及びこの方法を記録した記録媒体」)がある。
【0010】
従来の線画像符号化方法では、ある小領域の輝度及び色差信号の分散や標準偏差などのばらつきを示す指標を求め、該指標がある閾値Aを下回る時、該小領域を種ブロック、すなわち領域検出の基準ブロックとして決定し、該種ブロックを基準に周りの画素が該種ブロックと同色かどうかを、種ブロック内の輝度と色差信号の平均信号や信号の中央値などの基準信号を求め、該種ブロック基準信号と周りの画素の信号とのばらつき指標を求め、該ばらつき指標をある閾値Bで判定し、該ばらつき指標が閾値Bを下回る時同色とみなし、同色であれば均等色領域として拡大し、画面全休をいくつかの均等色領域に分割するという処理を1回だけ行っていた。
【0011】
ここで均等色領域抽出方法について、図面を参照して説明する。なおアルゴリズムは、フローチャートを用いて説明する。
【0012】
図15のフローチャートは、均等色領域抽出全体のアルゴリズムである。図16のフローチャートは、領域8近傍探索アルゴリズムである。
【0013】
原画像は、それぞれの画素の位置に信号が記憶されているとする。番号領域として、原画像と同じサイズの領域を用意しておき、該番号領域における原画像の画素と同じ位置に抽出された領域の領域番号を書き込んで行く。
【0014】
探索ブロックは、原画像と番号領域を同時に移動しているものとする。
【0015】
本従来例の信号は、(Y,Cb,Cr)系を用いるが、信号が(R,G,B)系やその他の色空間でも本従来例と同様に行える。また、本従来例では、分散を用いて判定を行っているが、標準偏差など信号のばらつきを示す指標を用いてもよい。また、種ブロックの基準信号に本従来例では、平均値を用いているが、これも中央値、最頻度の値などを基準信号として用いてもよい。
【0016】
M番目の領域の領域番号をNum(M)とし、M番目の領域に対して、その領域に入らない画素には、番号領域にNum(M)に対応する番号として、Chk(M)をつける。例えば、Chk(M)=500+Num(M)とすると、Num(M)<500であれば、Chk(M)はNum(M)に対して一意に決定される。またNumとは、その時点で番号領域に書き込まれているすべての領域番号のことである。すなわちNum(M)=xのときNumとは、x,x−1,x−2,…,3,2,1をあらわす。
【0017】
本従来例では、探索ブロックを図17、図18のように左上からラスタスキャンして行く。本従来例で探索ブロックは、8×8の正方形ブロックであるが、探索ブロックの大きさや形は、任意である。例えば4×4ブロックで行っても良いし、ひし形ブロックで行っても良い。
【0018】
本従来例では、探索ブロックのラスタスキャンは、左上から始まり横に1画素づつ移動し、右端まで行ったら、元に戻り一段下がって再び横に1画素づつ移動して行くが、移動量、方向、動き方も任意である。例えば、8×8ブロックの半分の4画素づつ移動しても良い。
【0019】
まず、領域番号をM=1とする(ステップ1)。左上を一番端として、図17のように探索ブロックをとり、探索ブロックが、画像の内部であるかチェックする(ステップ2)。探索ブロックが、画面全部を移動したら、終了である(ステップ3)。次に番号領域での探索ブロック内にNumがあるかどうかをチェックする(ステップ4)。
【0020】
もし、Numが存在すれば、探索ブロックは次に移動する(ステップ11)。存在しなければ、探索ブロック内の信号(Y,Cb,Cr)の平均値Avg(M:Y,Cb,Cr)を求める(ステップ5)。そして、分散S(M)を求める(ステップ6)。該分散S(M)がある閾値Aより大きければ探索ブロックは次に移動する(ステップ7,11)。もし、該分散S(M)が閾値Aより小さければ、図19のように番号領域の探索ブロックにNum(M)を書き込み、種ブロックとする(ステップ7,8)。図20のように種ブロック内の外側の周りを1画素づつ領域8近傍探索アルゴリズムを行う(ステップ9)。本従来例では、図21のように左上を起点として、上から順にスキャンしていく。
【0021】
領域8近傍探索アルゴリズムは、本従来例では中心画素の周りを図22のような順番でスキャンしていく。本従来例では、8近傍で行うが、図23のように4近傍などで行ってもよい。
【0022】
まず、図24のように、N=1番目の画素を検索する(ステップ21)。領域8近傍アルゴリズムは、N=9で終了である(ステップ22,23)。番号領域のN番目の画素がNumである場合、N+1番目の画素に移る(ステップ24,31)。また番号領域のN番目の画素が、Chk(M)である場合も、N+1番目の画素に移る(ステップ25,31)。
【0023】
図24のようにN=1番目の画素の(Y,Cb,Cr)とAvg(M=Y,Cb,Cr)との分散Sを求める(ステップ26)。ここで、S>閾値Bであれば、図25のように番号領域のN=1番目の画素にChk(M)を書き込み、N+1番目の画素を探索する(ステップ27,28,31)。もしS<閾値Bであれば、図26のように番号領域のN=1番目の画素にNum(M)を書き込み、図27のようにN=1番目の画素を中心として、新たに領域8近傍探索アルゴリズムを行う(再帰的)(ステップ27,29,30)。新たな領域8近傍探索アルゴリズムが終了したら、現在行っている領域8近傍探索アルゴリズムは、N+1番目の画素を探索する(ステップ31)。
【0024】
以下に上記領域8ブロック探索アルゴリズムを具体例を使用し説明する。
【0025】
例1) 図28では、N=1番目の画素は、すでにChk(M)が書き込まれていたので、N=2番目の画素に移動した(ステップ25,31)。N=2,3番目の画素は、すでにNum(M)が書き込まれていたのでN=4番目の画素に移動し(ステップ24,31)、N=4番目の画素を探索し、S<閾値Bであったので、図29のようにN=4番目の画素にNum(M)を書き込み、N=4の画素を中心に領域8近傍探索アルゴリズムを行っている所である。
【0026】
例2) 図30で、右上のマークは、Num(M1)であり、N=1,2,3番目の画素のマークは、Chk(M1)である(ここで、M1<M)。N=1番目の画素は、Chk(M1)≠Chk(M)であるので、探索を行い(ステップ25,26)、S>閾値Bであったので、Chk(M)を書き込み、次のN=2番目の画素に移る(ステップ27,28,31)。N=2番目の画素もChk(M1)≠Chk(M)であるので、探索を行い、S<閾値Bであったので、N=2番目の画素にNum(M)を書き込み(ステップ27,29)、図31のようにN=2番目の画素を中心に領域8近傍探索アルゴリズムを開始する(ステップ30)。新しい領域8近傍探索アルゴリズムにおいて、N=1及び2番目の画素は、Chk(M1)≠Chk(M)であるので、探索を行い、S>閾値Bであったので、Chk(M)を書き込み、次のN=3番目の画素に移った。N=3番目の画素は、NumであるのでN=4番目の画素に移る(ステップ24,31)。N=4番目の画素には、Chk(M)が書き込まれていたので、N=5番目の画素に移動した所である(図32)。
【0027】
以上のように図21の種ブロック1番目の画素が終了したら次の画素の領域8ブロック探索アルゴリズムを行い、図20で示す種ブロック内の外周りすべての画素で領域8ブロック探索アルゴリズムが終了するまで行う。
【0028】
次に、Mに1を加え(ステップ10)、次の領域の種ブロックを検出する。探索ブロックが探索範囲内をすべてスキャンすれば、均等色領域分割アルゴリズムは終了である(ステップ3)。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
アニメーション映像やCG画像などでは、背景部は、自然画像と同じようにグラデーションのある画像であり、キャラクタ部は、肌色や服の色などの単色で、ある一定領域をべた塗りしてある映像である。このような画像をオブジェクトに分割する時は、背景部よりキャラクタ部が重要であるが、上記従来の単純領域拡張法では、特徴的なキャラクタ領域だけを抽出するために、初期の領域を1画素単位で始めているため、数画素単位の同色領域まで抽出してしまい、キャラクタ部の同色領域だけを抽出するのが困難であった。また、同色領域の判定が各画素間だけで行われているので、グラデーションがかかっているような信号の変化のなだらかな領域では、複数の領域が抽出されてしまう欠点があった。
【0030】
また、上記従来の均等色領域抽出方法では、背景にゆるやかな輝度変化がある場合に複雑な形状の均等色領域が輝度変化にあわせて、段階的に抽出されてしまい、テクスチャ領域と判断されず、複雑な形状の符号化に多量の情報量を浪費してしまうという欠点があった。
【0031】
図33は、従来の均等色領域抽出方法での欠点を説明する図である。グラデーションのかかった領域の例としてX方向の左側ほど暗くなっている雲が示されている。その輝度値の変化を小領域毎にX方向に示したグラフが図33の下側の図である。これをある閾値で均等色領域の抽出を行うと、同じテクスチャ領域である雲の領域が、閾値を越える輝度値の明るい領域(雲の右側)と、閾値以下の輝度値の暗い領域の2つの領域に別れて抽出されてしまう。
【0032】
本発明の課題は、ゆるやかな輝度変化を持つ背景等の画像部分を、均等色領域として抽出せず、テクスチャ領域として処理できるよう区別することができる均等色領域抽出方法及び装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明による均等色領域抽出方法は、一定の領域が同一の色で描かれた画像内の均等色領域を抽出する方法であって、ある一定の大きさの小領域の画像信号からこの小領域の特性を表す統計量を求めステップと、前記小領域の近傍の画素のうち、前記統計量に近い値をもつ画素を均等色領域として順次領域拡大して均等色領域を抽出するステップと、前記統計量を求めるステップと前記均等色領域を抽出するステップとを画像全体に対して行い、該画像全体を1以上の均等色領域に分割するステップと、前記分割して得られた各均等色領域に対して、他の均等色領域との境界に近い画素を起点として、再度均等色領域の再抽出を行うステップと、前記先の均等色領域と前記再抽出の結果得られた均等色領域の一致度をもとに、前記初期の均等色領域あるいは前記再抽出の結果得られた均等色領域を均等色領域とするかテクスチャ領域とするかを判定するステップとを有し、前記判定するステップまでを1回以上繰り返して、均等色領域を抽出することを特徴とする。
【0034】
あるいは、上記の均等色領域抽出方法において、前記判定するステップでは、先の抽出結果と再抽出の結果を比較し、それぞれの均等色領域を対照付け、各均等色領域において、両者に属する画素数がある閾値を越えたときに、その領域を均等色領域と判断し、該閾値以下であれば、テクスチャ領域と判断することを特徴とする。
【0035】
あるいは、上記の均等色領域抽出方法において、前記再度均等色領域の再抽出を行うステップでは、既に他の均等色領域に対する再抽出の結果により抽出済みの領域との重複領域がある場合に、その重複領域を除いて均等色領域の再抽出を行うことを特徴とする。
【0036】
あるいは、上記の均等色領域抽出方法において、前記統計量として、小領域の平均輝度と平均色差信号の一方または両方を用いることを特徴とする。
【0037】
また、上記の目的を達成するため、本発明の均等色領域抽出装置は、ある一定の大きさの小領域の画像信号からこの小領域の特性を表す統計量を求め、前記小領域の近傍の画素のうち、前記統計量に近い値をもつ画素を均等色領域として順次領域拡大して均等色領域を抽出し、前記統計量を求め、前記均等色領域を抽出することを画像全体に対して行い、該画像全体を1以上の均等色領域に分割する均等色領域抽出手段と、前記抽出された均等色領域を記憶する抽出結果記憶手段と、前記分割して得られた各均等色領域に対して、他の均等色領域との境界に近い画素を起点として、再度均等色領域の再抽出を行う均等色領域再抽出手段と、前記再抽出の結果得られた均等色領域を記憶する再抽出結果記憶手段と、前記記憶された先の均等色領域と再抽出の結果得られた均等色領域の一致度をもとに、前記先の均等色領域あるいは前記再抽出の結果得られた均等色領域を均等色領域とするかテクスチャ領域とするかを判定する判定手段とを、具備することを特徴とする。
【0038】
あるいは、上記の均等色領域抽出装置において、前記判定手段は、先の抽出結果と再抽出の結果を比較し、それぞれの均等色領域を対照付け、各均等色領域において、両者に属する画素数がある閾値を越えたときに、その領域を均等色領域と判断し、該閾値以下であれば、テクスチャ領域と判断するものであることを特徴とする。
【0039】
あるいは、上記の均等色領域抽出装置において、前記均等色領域再抽出手段は、既に他の均等色領域に対する再抽出の結果により抽出済みの領域との重複領域がある場合に、その重複領域を除いて均等色領域の再抽出を行うものであることを特徴とする。
【0040】
あるいは、上記の均等色領域抽出装置において、均等色領域抽出手段及び均等色領域再抽出手段は、統計量として、小領域の平均輝度と平均色差信号の一方または両方を用いるものであることを特徴とする。
【0041】
なお、上記の均等色領域抽出方法におけるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、保存したり、配布したり、提供したりすることができる。
【0042】
本発明では、均等色領域の抽出を、開始点を変えて複数回行い、その結果、複数回とも均等色領域と判断された画素が多い領域を、均等色領域と判定し、そうでない場合にはテクスチャ領域と判定する。均等色領域の抽出を2回行う場合を例に説明すると、1回目と2回目の均等色領域抽出では、基準とする画素や起点が異なるため、なだらかに階調が変化している部分では、均等色領域の形状が1回目と2回目で大きく異なる。そのため、一致度、すなわち重なる画素数が減少し、テクスチャ領域と判定することができる。階調変化のない均等色領域では、1回目と2回目で一致度が高く、ほとんど同一領域が抽出されるため、テクスチャ領域と判定されることなく、均等色領域として処理できる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。
【0044】
始めに、本発明の原理を説明する。図1は、その原理を説明するためのブロック図である。
【0045】
本発明では、均等色領域の抽出を、開始点を変えて複数回(以下の説明では2回とする)行い、その結果2回とも均等色領域と判断された画素が多い領域を、均等色領域とする。図7に、本発明での画素の座標の取り方を例示するが、座標の取り方は任意である。
【0046】
まず、均等色領域初期抽出手段F1により、小領域毎に統計量、例えば輝度及び色差信号の平均値を求め、画像全体について1回目の均等色領域抽出を行い、抽出された均等色領域を抽出結果記憶手段F2に記憶しておく。
【0047】
次に、均等色再抽出手段F3により、1回目の抽出結果をもとに均等色領域をの面積の大きい順に、該抽出均等色領域内に含まれる小領域で、該小領域内の基準点の(x,y)座標と該抽出均等色領域の種ブロックの基準点の(x,y)座標の距離が最大となる小領域を選び出し、該小領域を新しく種ブロックとして、再び均等色領域を拡大し抽出していく。この処理を1回目の均等色領域抽出で抽出された、該抽出均等色領域の面積の大きい順に、一定個数だけ行う。その後は、画像の右下から(あるいは左上から)画素を走査していき、すでに均等色領域と判定している領域に含まれていなけれぱ、まず小領域を決定し、統計量として例えば輝度及び色差信号の平均値を計算し、それをもとに2回目の均等色領域抽出を続けて行う。2回目の均等色領域の抽出結果は、再抽出結果記憶手段F4に記憶しておく。
【0048】
次に、判定手段F5により、2回目の均等色領域の抽出が終了した時点で、抽出結果記憶手段F2に記憶された1回目の抽出結果を元に、均等色領域かテクスチャ領域かの判定を行う。1回目の抽出結果のうち、面積の大きい順に、再抽出結果記憶手段F4に記憶された2回目の均等色領域と重ね合わせ、1回目のある均等色領域に重なった2回目の均等色領域のうち、1回目の均等色領域と重なった画素数を2回目に抽出した均等色領域それぞれについて数える。重なった画素数が一番多い画素数がある閾値を超えるとき、対応する1回目の均等色領域を均等色領域と判定し、該閾値以下のときには、対応する1回目の均等色領域をテクスチャ領域と判定する。
【0049】
ここでは、1回目に抽出した均等色領域を基準として、判定を行う手法を示したが、逆に2回目に抽出した均等色領域を基準として判定を行うこともできる。また、さらに新しい種ブロックを決定し、3回、4回と複数回、均等色領域を抽出し、画素の重なりを元に均等色領域かテクスチャ領域かの判定を行ってもよい。ただし、抽出の回数が多くなるほど処理時間が長くなってしまう。また、重なり画素数がある閾値を越えなければテクスチャ領域とする手法を示したが、重なり画素数と元の均等色領域の画素数との比率に対して、閾値を設定することもできる。
【0050】
この手法は、ハードウェアあるいはコンピュータ上で稼働するプログラムで実現される。
【0051】
本発明の手法を用いれば、1回目と2回目の均等色領域抽出では、基準とする種ブロックの場所が異なるため、なだらかに階調が変化している部分では、種ブロック内の平均輝度値や平均色差信号値などの基準信号が異なってくるので、均等色領域の形状が1回目と2回目で大きく異なる。そのため、重なる画素数が減少し、テクスチャ領域と判定することができる。階調変化のない均等色領域では、1回目と2回目で、ほとんど同一領域が抽出されるため、テクスチャ領域と判定されることなく、均等色領域として処理できる。
【0052】
次に、本発明が適用される画像符号化装置について説明する。図2は、本発明が適用される一例を示す画像符号化装置のブロック図である。
【0053】
本画像符号化装置は、領域抽出器A101と画像符号化器A102から構成され、領域抽出器A101の領域抽出部A2により入力画像A1内から複数の領域を抽出した抽出領域A3と抽出外領域A4に対し、画像符号化器A102により、符号化を行なうものである。本発明は、領域抽出器A101に適用するものである。
【0054】
画像符号化器A102においては、まず、領域面積検出部A5により、該抽出領域A3のそれぞれの面積を求め、領域面積保存メモリA7に記憶しておく。次に、領域面積分並べ替え処理部A9により、領域面積保存メモリA7に記憶された面積データA8を面積の大きな順に並べ替える。次に、符号化対象判定部A11により、面積順並べ替え領域A10の上位N個の抽出領域を符号化対象領域と決定し、該N個を除いた残り領域を符号化対象外領域と決定する。符号化対象領域A12は、領域画像符号化部A15により、形状と領域内信号の代表値を用いた第1の符号化方式を適用して符号化されて、領域画像符号化データA18として出力される。一方、該符号化対象外領域A13は、抽出外領域合成部A14により、領域抽出部A2からの抽出外領域A4と合成される。合成された合成抽出外領域A16は、合成抽出外領域符号化部A17により、第1の符号化方式とは異なった第2の符号化方式を用いて符号化されて、合成抽出外領域符号化データA19として出力される。
【0055】
図3は、本発明の均等色領域複数回抽出装置の一実施形態例を示すブロック図であり、図4は、上記均等色領域複数回抽出装置の動作例とともに、本発明の均等色領域複数回抽出方法の一実施形態例を示すフローチャートである。
【0056】
入力画像P1は、1回目均等色領域抽出部P2において、1回目の均等色領域抽出を行う(ステップ51)。1回目均等色領域抽出部P2で抽出された1回目抽出均等色領域P3は、1回目抽出均等色領域イメージバッファP6に送られる。また、1回目均等色領域抽出部P2で均等色領域抽出時に検出された種ブロックの基準点の座標や、輝度、色差信号の平均値などの種ブロックデータP4は、種ブロックデータ保存部P5に送られる。
【0057】
2回目均等色領域抽出制御部P11では、1回目抽出均等色領域イメージバッファP6を参照して、該1回目抽出均等色領域の総数を求め、それをRとする(ステップ52)。次に該1回目抽出均等色領域のそれぞれの面積を求め、面積の大きい順に番号付け(1,2,…,R)をしていく。ここで、面積がM番目の該1回目抽出均等色領域をReg1(M)とする(M=1,2,…,R)(ステップ53)。これらのデータを1回目抽出均等色領域データP8とする。2回目均等色領域抽出制御部P11は、該1回目抽出均等色領域内で面積が一番大きいM=1(ステップ54)より順番に新種ブロック探索部P13へ、2回目均等色領域抽出制御データP12として、並べ替えをする前のReg1(M)の情報を送信する。
【0058】
新種ブロック探索部P13では、2回目均等色領域抽出制御データP12により得られたMに対し、1回目抽出均等色領域イメージバッファP6よりMに対応したReg1(M)P9を取得する。また、種ブロックデータ保存部P5より、Mに対応した種ブロックデータP7を取得し、新種ブロック検出アルゴリズムを行う(ステップ57)。本実施形態例では、探索ブロックを図8の様な形状と考えるが、探索ブロックの大きさ形状は任意である。また、本実施形態例での新種ブロック検出アルゴリズムでの探索ブロックを1回目の均等色領域抽出時と同じ探索ブロック(図8)を用いているが、1回目の均等色領域抽出時とは、大きさや形状の違う探索ブロックを使用してもよい。
【0059】
図5は、新種ブロック検出アルゴリズムを示すフローチャートである。
【0060】
まず、探索ブロックが完全に内部に入る長方形を作成する(図9)(ステップ71)。該長方形を用いて、Reg1(M)を図10のように分割する(ステップ72)。ここで、長方形で分割するのは処理を簡単にする(処理量の削減)ためであり、必須ではない。Reg1(M)を分割した該長方形で、該長方形内の画素全てが、Reg1(M)に含まれるもののみを抽出し、左上から順に、NEW(M,1)、NEW(M,2),…,NEW(M,L),…,NEW(M,endL)とする(図11太線内部)(ステップ73)。
【0061】
本実施形態例では、図10の左上の部分に1回目の均等色領域抽出時の種ブロックが存在したとする。図8のように該種ブロック内に基準点P(0)をきめ、図8での基準点P(0)の座標を(X(0)、Y(0))とする。各長方形内にも同様の位置に基準点P(L)を取り、図9でのNEW(M,L)の基準点の座標を(X(L),Y(L))とする。そして、D(L)をP(0)とP(L)との距離とする。D(L)の求め方は、
D(L)=|X(0)−X(L))|+|Y(0)−Y(L)|
や、
D(L)=((X(0)−X(L))^2+(Y(0)−Y(L))^2)^(1/2)
などがあるが、D(L)の求め方は任意である。なお、本実施形態例では、
D(L)=((X(0)−X(L))^2+(Y(0)−Y(L))^2)^(1/2)
を用いる。D(L)が最大となるNEW(M,maxL)を検出し(図11)(ステップ74)、NEW(M,maxL)内の探索ブロックを新種ブロックとする(図12)(ステップ75)。
【0062】
また、別の実施形態例として、上記で求めた探索ブロックを該探索ブロック内の全ての画素が、Reg1(M)の領域内である限り、X座標、Y座標が増加する方向に平行移動していき、移動できなくなった所を新種ブロックとしてもよい。
【0063】
以上の様に検出された新種ブロックデータP14を2回目均等色領域抽出部P15に送信する。また、図13の様にReg1(M)内に2回目の均等色領域として抽出された領域が存在する場合には、均等色領域の重なりを回避するため図14の様に該2回目抽出均等色領域に入らない長方形を抽出し、新種ブロックは、すでに抽出された該2回目抽出均等色領域内に入らないようにする。
【0064】
2回目均等色領域抽出部P15では、新種ブロックデータP14と入力画像P1を参照し、新種ブロック内の画素の(Y,Cb,Cr)の平均Avg(Reg1(M):Y,Cb,Cr)を求め、それを元にして領域8近傍探索アルゴリズムを行う(ステップ58)。2回目均等色領域抽出部P15は、領域8近傍探索アルゴリズムが終了したら、2回目均等色領域抽出制御部P11に2回目均等色領域抽出制御データP17を送信する。
【0065】
2回目均等色領域抽出制御部P11は、Mに1加えて、次の領域を探索するよう2回目均等色領域抽出制御データP12を送信する。(ステップ59)。新種ブロック探索アルゴリズムは、Reg1(M)の個数R回繰返すが(ステップ56)、探索する領域の個数を予めC個と設定しておき、C個の領域で新種ブロックを検出したら、残りの領域に対しては、右下よりラスタースキャンしていき、均等色領域抽出アルゴリズムを行う(ステップ55,60)。そして、2回目均等色領域抽出部P15により2回目の均等色領域抽出で抽出された領域をReg2(N)とする。この様に抽出された2回目抽出均等色領域P16は、2回目抽出均等色領域イメージバッファP18に送信される。
【0066】
均等色領域・テクスチャ領域判定部P20は、1回目抽出均等色領域イメージバッファP6と2回目抽出均等色領域イメージバッファP18を参照し、1回目抽出均等色領域が均等色領域か、テクスチャ領域かを判定し、均等色領域ならば、出力均等色領域P21として出力する(ステップ61)。この時の均等色領域・テクスチャ領域判定のアルゴリズムは、以下のとおりである。
【0067】
図6に、均等色領域・テクスチャ領域判定アルゴリズムのフローチャートを示す。
【0068】
まず、M=1(ステップ81)とし、Reg1(M)と重なる画素を含むReg2(N)の領域を抽出する(ステップ83)。該Reg2(N)の領域それぞれに対して、Reg1(M)と重なっている画素数を計算し、該画素数の最大値をMAX(M)とする(ステップ84)。該MAX(M)がある閾値Constより大きい場合Reg1(M)を均等色領域とし(ステップ85,86)、小さい場合は、テクスチャ領域とする(ステップ87)。そして、Mに1加えて(ステップ88)、再びReg1(M)と重なる画素を含むReg2(N)の領域を抽出する。ここでMが1回目で抽出された均等色領域より大きくなったら(ステップ82)、終了する(ステップ62)。
【0069】
なお、図1、図3で示した装置各部の一部もしくは全部の機能を、コンピュータを用いて実現することができること、あるいは、図4、図5、図6で示した処理手順をコンピュータに実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータでその各部の機能を実現するためのプログラム、あるいは、コンピュータにその処理手順を実行させるためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記憶媒体、例えば、FD(フロッピーディスク)や、MO、ROM、各種メモリカード、CD、DVD、リムーバブルディスクなどに記録し、提供し、配布することが可能である。
【0070】
【発明の効果】
本発明を用いれば、背景等の画像部分にゆるやかな輝度変化がある場合にも、段階的な均等色領域としてではなく、テクスチャ領域として判断して処理するために、領域形状の離散コサイン変換などの符号化手法を適用して効率良く符号化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の適用例を示す画像符号化装置のブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態例である均等色領域複数回抽出装置のブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態例である均等色領域抽出方法を示す均等色領域複数回抽出アルゴリズムのフローチャートである。
【図5】上記均等色領域複数回抽出アルゴリズムにおける新種ブロック検出アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図6】上記均等色領域複数回抽出アルゴリズムにおける均等色領域・テクスチャ領域判定アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図7】本発明での座標の取り方の一例を示す図である。
【図8】上記実施形態例における種ブロック及び種ブロック内基準点を示す図である。
【図9】上記実施形態例における種ブロックを完全に含む長方形を示す図である。
【図10】上記実施形態例において、図9の長方形で分割した1回目均等色領域を示す図である。
【図11】上記実施形態例において、図10の分割した長方形内の画素全てが1回目均等色領域に含まれるもののみを抽出する様子を示す図である。
【図12】上記実施形態例における新種ブロックを探索する様子を説明する図である。
【図13】上記実施形態例において、1回目の均等色領域内に2回目の均等色領域として抽出された領域が存在する例を示す図である。
【図14】上記実施形態例において、2回目抽出均等色領域に入らない長方形を抽出し、新種ブロックが既に抽出された2回目抽出均等色領域内に入らないよう新種ブロックを探索する様子を説明する図である。
【図15】均等色領域抽出アルゴリズムのフローチャートである。
【図16】領域8近傍探索アルゴリズムのフローチャートである。
【図17】探索ブロックを左上からラスタースキャンして行く様子を説明する図(その1)である。
【図18】探索ブロックを左上からラスタースキャンして行く様子を説明する図(その2)である。
【図19】探索ブロックにNum(M)を書き込み、種ブロックとする様子を説明する図である。
【図20】種ブロック内で領域8近傍探索アルゴリズムを行う範囲を表す図である。
【図21】領域8近傍探索アルゴリズムの開始位置を示した図である。
【図22】領域8近傍の探索順を示した図である。
【図23】領域4近傍の探索順を示した図である。
【図24】領域8近傍探索において、1番目の画素を探索する様子を説明する図である。
【図25】領域8近傍探索において、1番目の画素にChk(M)を書き込み、2番目の画素を探索する様子を説明する図である。
【図26】領域8近傍探索において、1番目の画素にNum(M)を書き込んだ場合を示した図である。
【図27】1番目の画素にNum(M)が書き込まれている場合に、その1番目の画素を中心として、新たに領域8近傍探索アルゴリズムを行う様子を説明する図である。
【図28】
領域8近傍探索アルゴリズムの具体例1を説明する図(その1)である。
【図29】
領域8近傍探索アルゴリズムの具体例1を説明する図(その2)である。
【図30】
領域8近傍探索アルゴリズムの具体例2を説明する図(その1)である。
【図31】
領域8近傍探索アルゴリズムの具体例2を説明する図(その2)である。
【図32】
領域8近傍探索アルゴリズムの具体例2を説明する図(その3)である。
【図33】
従来の均等色領域抽出方法での欠点を説明する図である。
【符号の説明】
1〜11…同色領域抽出アルゴリズムのフローチャートのステップ
21〜31…領域8近傍探索アルゴリズムのフローチャートのステップ
51〜62…均等色領域複数回抽出アルゴリズムのフローチャートのステップ
71〜75…新種ブロック検出アルゴリズムのフローチャートのステップ
81〜88…均等色領域・テクスチャ領域判定アルゴリズムのフローチャートのステップ
F1…均等色領域抽出手段
F2…抽出結果記憶手段
F3…均等色領域再抽出手段
F4…再抽出結果記憶手段
F5…判定手段
P1…入力画像
P2…1回目均等色領域抽出部
P3…1回目抽出均等色領域
P4…種ブロックデータ
P5…種ブロックデータ保存部
P6…1回目抽出均等色領域イメージバッファ
P7…種ブロックデータ
P8…1回目抽出均等色領域データ
P9…1回目抽出均等色領域
P10…1回目抽出均等色領域判定データ
P11…2回日均等色領域抽出制御部
P12…2回目抽出均等色領域制御データ
P13…新種ブロック探索部
P14…新種ブロックデータ
P15…2回目均等色領域抽出部
P16…2回目抽出均等色領域
P17…2回目均等色領域抽出制御データ
P18…2回目抽出均等色領域イメージバッファ
P19…2回目抽出均等色領域判定データ
P20…均等色領域・テクスチャ領域判定部
P21…出力均等色領域
Claims (9)
- 一定の領域が同一の色で描かれた画像内の均等色領域を抽出する方法であって、
ある一定の大きさの小領域の画像信号からこの小領域の特性を表す統計量を求めステップと、
前記小領域の近傍の画素のうち、前記統計量に近い値をもつ画素を均等色領域として順次領域拡大して均等色領域を抽出するステップと、
前記統計量を求めるステップと前記均等色領域を抽出するステップとを画像全体に対して行い、該画像全体を1以上の均等色領域に分割するステップと、
前記分割して得られた各均等色領域に対して、他の均等色領域との境界に近い画素を起点として、再度均等色領域の再抽出を行うステップと、
前記先の均等色領域と前記再抽出の結果得られた均等色領域の一致度をもとに、前記初期の均等色領域あるいは前記再抽出の結果得られた均等色領域を均等色領域とするかテクスチャ領域とするかを判定するステップとを有し、
前記判定するステップまでを1回以上繰り返して、均等色領域を抽出する
ことを特徴とする均等色領域抽出方法。 - 前記判定するステップでは、
先の抽出結果と再抽出の結果を比較し、それぞれの均等色領域を対照付け、
各均等色領域において、両者に属する画素数がある閾値を越えたときに、その領域を均等色領域と判断し、該閾値以下であれば、テクスチャ領域と判断する
ことを特徴とする請求項1記載の均等色領域抽出方法。 - 前記再度均等色領域の再抽出を行うステップでは、
既に他の均等色領域に対する再抽出の結果により抽出済みの領域との重複領域がある場合に、その重複領域を除いて均等色領域の再抽出を行う
ことを特徴とする請求項1または2記載の均等色領域抽出方法。 - 前記統計量として、小領域の平均輝度と平均色差信号の一方または両方を用いる
ことを特徴とする請求項1,2,3のいずれか1項記載の均等色領域抽出方法。 - ある一定の大きさの小領域の画像信号からこの小領域の特性を表す統計量を求め、前記小領域の近傍の画素のうち、前記統計量に近い値をもつ画素を均等色領域として順次領域拡大して均等色領域を抽出し、前記統計量を求め、前記均等色領域を抽出することを画像全体に対して行い、該画像全体を1以上の均等色領域に分割する均等色領域抽出手段と、
前記抽出された均等色領域を記憶する抽出結果記憶手段と、
前記分割して得られた各均等色領域に対して、他の均等色領域との境界に近い画素を起点として、再度均等色領域の再抽出を行う均等色領域再抽出手段と、
前記再抽出の結果得られた均等色領域を記憶する再抽出結果記憶手段と、
前記記憶された先の均等色領域と再抽出の結果得られた均等色領域の一致度をもとに、前記先の均等色領域あるいは前記再抽出の結果得られた均等色領域を均等色領域とするかテクスチャ領域とするかを判定する判定手段とを、
具備することを特徴とする均等色領域抽出装置。 - 前記判定手段は、
先の抽出結果と再抽出の結果を比較し、それぞれの均等色領域を対照付け、各均等色領域において、両者に属する画素数がある閾値を越えたときに、その領域を均等色領域と判断し、該閾値以下であれば、テクスチャ領域と判断するものである
ことを特徴とする請求項5記載の均等色領域抽出装置。 - 前記均等色領域再抽出手段は、
既に他の均等色領域に対する再抽出の結果により抽出済みの領域との重複領域がある場合に、その重複領域を除いて均等色領域の再抽出を行うものである
ことを特徴とする請求項5または6記載の均等色領域抽出装置。 - 均等色領域抽出手段及び均等色領域再抽出手段は、
統計量として、小領域の平均輝度と平均色差信号の一方または両方を用いるものである
ことを特徴とする請求項5,6,7のいずれか1項記載の均等色領域抽出装置。 - 請求項1,2,3,4のいずれか1項記載の均等色領域抽出方法におけるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録した
ことを特徴とする均等色領域抽出方法を記録した記録媒体。
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