JP3578180B2

JP3578180B2 - Golf ball mold

Info

Publication number: JP3578180B2
Application number: JP16142495A
Authority: JP
Inventors: 武彦山口
Original assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Current assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date: 1995-06-05
Filing date: 1995-06-05
Publication date: 2004-10-20
Anticipated expiration: 2019-10-20
Also published as: JPH08323772A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、特にゴルフボール成形後の当該ゴルフボールの脱型を容易にしたゴルフボール成形用金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、金型本体のキャビティ内にゴルフボール成形材料を供給してゴルフボール成形を行うことが広く行われているが、このようにゴルフボールを成形した後、その成形ゴルフボールの脱型には図７に示すような金型を用いる方法が採用されていた。
【０００３】
即ち、図７において、金型本体ａの下型ｂを示し、ｃはキャビティ面、ｄは下型ｂの挿通孔ｅに摺動可能に配設された突出ピンで、ゴルフボール成形後、上記突出ピンｄをキャビティに向けて突出することにより、成形ゴルフボールｆをキャビティ面ｃから剥離させて脱型する方法が採用されていた。この場合、上記ピンの直径はその先端面をディンプル形状に合わせる点から最大でも３ｍｍ程度であり、このようなピンを３〜６本程度を配設することが行われていた。
【０００４】
しかしながら、このような金型を用いて上記のように脱型を行う場合において、ゴルフボールはディンプル部分がアンダーカットとなり、また成形材料の多くが金属接着性を有するためにキャビティ面に粘着し、脱型しにくいものであると共に、最近はゴルフボールをソフト化する点から比較的軟らかく傷つき易い成形材料が用いられ、また突出ピンが上述したように細いので、ゴルフボールへの突出ピンの突き上げで傷つき易いものであった。このため、ゴルフボールの成形後、これを直ちに脱型するのではなく、冷却時間を長くし、成形ゴルフボール表面を十分固化してから脱型する対策が採用されていたが、かかる方法は成形能率を悪くするものであった。しかも、このようにしても、ピンの突き上げでしばしばゴルフボールを損傷することもあり、また場合によっては、脱型抵抗によりピンが曲がることがあった。
【０００５】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、成形ゴルフボールを傷つけることなく簡単に脱型し得る金型を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、中空球状キャビティを有し、上型と下型とからなる金型の上記割型のキャビティに連通し、キャビティ面からの投影面積がキャビティ部投影面積の１０〜４０％の貫通孔を上記割型の中央部に穿設すると共に、この貫通孔内にキャビティ面位置から上記キャビティ内に進退し得る押出ピンであって、そのピン先端面が上記キャビティ面位置に存する際、ディンプルを型付けする凸部を備えたキャビティ面の一部を形成し得る形状に形成されてなり、この押出ピンを移動可能に配設してなることを特徴とするゴルフボール成形用金型を提供する。ここで、押出ピンにその軸方向に沿って挿通孔を穿設すると共に、該挿通孔内に突出ピンを軸方向移動可能に配設することが有効である。
【０００７】
【作用】
本発明によれば、上記のようにキャビティ面からの投影面積がキャビティ部投影面積の１０〜４０％と先端面の面積が大きい（以下、これを“大径”と表現する）押出ピンを用いて成形ゴルフボールを金型キャビティ面から剥離させ、脱型させるもので、このように成形ゴルフボールを大径押出ピンで押し出すので、ゴルフボールがキャビティ面から容易に剥離、脱型し得ると共に、この大径押出ピンにゴルフボールを乗せるようにしてキャビティ面から剥離、脱型するものであるから、ゴルフボールが損傷し難いものである。
【０００８】
この場合、押出ピンは、このように大径であるため、キャビティ面の一部を構成するようにその先端面に複数個キャビティ形成用凸部やこれらキャビティ間の陸地部を形成し得る形状に形成することにより、かかる大径ピンを設けても、支障なくゴルフボールを成形し得るものである。
【０００９】
また、上記押出ピンに対し、更に上記のように小径突出ピンを設けることにより、上記のように大径押出ピンに乗せた状態で金型キャビティ面から剥離した後、この押出ピン上の成形ゴルフボールを更に小径突出ピンで突き上げることでより簡単かつ確実にゴルフボールを脱型し得る。この場合、成形ゴルフボールは既に金型キャビティ面から剥離されているので、たとえ成形ゴルフボールがなお押出ピン先端面に粘着しているとしてもこれから剥離するための力は小さいものであり、従って突出ピンをわずかな力で突き上げるだけで成形ゴルフボールは押出ピンから容易に脱離し、このため小径突出ピンを用いてもピンの突出力は小さいので、従来のようにゴルフボールを傷つけたり、ピンが曲がる等の不都合は生じないものである。
【００１０】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図１〜６を参照して説明する。
【００１１】
図１は本発明の一実施例に係る金型を示すもので、１は下型１ａと図示していない上型とを脱離可能に接合することにより、内部に中空球状のキャビティ２を形成する金型本体で、２ａはキャビティ面である。上記下型１ａの中央部には、上記キャビティ２に連通する大径の貫通孔３が穿設されていると共に、この貫通孔３内には、押出ピン４が移動可能に配設されており、このピン４が上記キャビティ２に進出し又はこれから後退し得るように構成されている。ここで、上記貫通孔３はキャビティ面からの投影面積がキャビティ部投影面積の１０〜４０％、更に好ましくは１０〜１５％であり、上記範囲より小さいと従来の技術と変わりなく、本発明の目的を達成し得ず、上記範囲より大きいと押出ピンの部分にアンダーカットが発生する可能性があり好ましくない。従って、貫通孔３を円形にした際の直径、即ち押出ピン４の直径は７．４〜３０．４ｍｍ、好ましくは１３．６〜２７．２ｍｍ、更に好ましくは１３．６〜１６．７ｍｍである。また、上記押出ピン４の先端面は、キャビティ面２ａの一部を構成するように複数のディンプル形成用凸部４ａが形成された形状になっている。
【００１２】
この押出ピン４の先端面形状としては、図２に示すようにディンプル間の形状に合わせたもの、図３に示したように疑似トリミングラインに合わせたもの、図４に示したようにディンプルの縁部に沿わせた形状のものなどとすることができる。
【００１３】
上記金型を用いてゴルフボールを製造する方法としては、上記押出ピンの先端面が下型のキャビティ面と一致してキャビティ面を連続して形成している状態において、下型と上型を接合した後、そのキャビティ内に所用の成形材料を供給してゴルフボールを成形する方法が採用し得る。次いで、上型を下型から分離した後、本発明においては、押出ピン４をキャビティ方向に進出させてゴルフボール５を下型１ａのキャビティ面２ａより剥離し、脱型するものである。
【００１４】
なお、上記押出ピン４の進出は、図示していない駆動装置の駆動によって行われ、この駆動は上記キャビティに成形材料を供給する成形機の動作を連動し、成形材料をキャビティに供給後、上型が脱離されてから上記駆動装置を押出ピンがキャビティに進出するように駆動させると共に、ゴルフボール脱型後、押出ピンを最初の先端面が下型キャビティ面に一致する位置にまで後退するように調整し得る。
【００１５】
なおまた、上記実施例は押出ピンを１個設けただけであるが、必要によっては複数個の押出ピンを配設することもできる。更に上記構成の押出ピンは大径に形成することによって内部に冷却水を循環させる循環水ゼヒートパイプを内装することもでき、これによってゴルフボール表面の特に冷却の必要な部分に効率よく冷却を行うことができる。
【００１６】
図５及び６は、本発明の他の実施例を示すもので、この例は、上記図１の実施例において、その押出ピン４に軸方向に沿って挿通孔６を穿設すると共に、この挿通孔６内に移動可能に突出ピン７を１本（図５）又は複数個（図６）配設した多重ピン構造としたものである。この例にあっては、上記のように押出ピン４をキャビティ方向に進出させてゴルフボール５を下型１ａのキャビティ面２ａから剥離した後、上記突出ピン７を突き上げてゴルフボール５を脱型するようにしたものである。
【００１７】
この例では、押出ピン４の先端面がかなりの大径で、成形ゴルフボール５がなお押出ピン４の先端面に粘着している場合においても、突出ピン７を更に突き上げることにより、成形ゴルフボール５をより簡単かつ確実に脱型し得るものである。この場合、突出ピン７の突き上げ力は小さくてよいので、ゴルフボールを損傷するおそれがなく、ピン７が曲がるおそれもないものである。また、挿通孔は１ケ所だけでなく複数の個所に設けることができ、これに伴い、突出ピンを配設した押出ピンも複数本設けることができる。なお、この突出ピン７の進退も上記押出ピン４の進退と同様の駆動装置によって行うことができる。
【００１８】
本発明の金型は、ゴルフボールを成形するいずれの金型にも使用でき、射出、圧縮、型付、加硫などのための金型に採用し得る。また、この金型を用いて成形されるゴルフボールの種類も制限されず、ワンピースゴルフボール、ツーピース等のマルチプルゴルフボールのコアやカバーの成形、糸巻きゴルフボールのソリッドセンターのコアやカバーの成形など、いずれのものにも適用し得るが、汎用的には射出成形によるカバー成形に用いられる。
【００１９】
なお、押出ピンと貫通孔とのクリアランスを従来と同様のバリの生じない１／１００〜２／１００ｍｍ程度に形成することにより、ガス抜き面積が従来よりも大きくなり、ガス抜けが良好になるので、成形不良が減少する。この場合、クリアランスを狭くすることも可能であり、押出ピンや突出ピンを貫通孔に摺動可能に嵌挿することもできる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明によれば、ゴルフボールを簡単かつ確実に脱型し得、しかも脱型時のピン突きによるゴルフボールの損傷が可及的になくなり、ゴルフボール成形後の冷却固化時間を短くし得、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例にかかる金型を示す側面図である。
【図２】本発明の他の実施例にかかる押出ピンの先端面を示す正面図である。
【図３】本発明の他の実施例にかかる押出ピンの先端面を示す正面図である。
【図４】本発明の他の実施例にかかる押出ピンの先端面を示す正面図である。
【図５】本発明の他の実施例にかかる金型を示す側面図である。
【図６】本発明の他の実施例にかかる金型を示す側面図である。
【図７】従来の金型の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
１金型本体
１ａ下型
２キャビティ
２ａキャビティ面
３貫通孔
４押出ピン
４ａディンプル形成用凸部
５ゴルフボール
６挿通孔
７突出ピン[0001]
[Industrial applications]
The present invention particularly relates to a golf ball molding die that facilitates the removal of the golf ball after the molding of the golf ball.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, golf ball molding has been widely performed by supplying a golf ball molding material into a cavity of a mold body, but after molding a golf ball in this manner, it is necessary to remove the molded golf ball from the mold. Has adopted a method using a mold as shown in FIG.
[0003]
That is, in FIG. 7, a lower mold b of a mold body a is shown, c is a cavity surface, and d is a protruding pin slidably disposed in an insertion hole e of the lower mold b. A method has been adopted in which the formed golf ball f is released from the cavity surface c and released from the mold by projecting the protruding pin d toward the cavity. In this case, the diameter of the pin is at most about 3 mm from the point that the tip surface is adjusted to the dimple shape, and about 3 to 6 such pins have been provided.
[0004]
However, in the case of performing demolding as described above using such a mold, the golf ball has an undercut in the dimple portion, and since most of the molding material has metal adhesiveness, it adheres to the cavity surface, While it is difficult to remove the mold, recently, a soft and easily damaged molding material is used from the viewpoint of softening the golf ball, and since the protruding pin is thin as described above, it is necessary to push up the protruding pin to the golf ball. It was easily damaged. For this reason, after the golf ball is formed, the mold is not immediately removed from the mold, but a cooling time is extended, and a measure for removing the mold after sufficiently solidifying the surface of the formed golf ball has been adopted. It made things less efficient. Moreover, even in this case, the push-up of the pin often damages the golf ball, and in some cases, the pin may be bent due to the resistance to removal from the golf ball.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a mold that can be easily removed from a molded golf ball without damaging the molded golf ball.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention has a hollow spherical cavity, communicates with the cavity of the split mold of a mold composed of an upper mold and a lower mold, and the projected area from the cavity surface is the cavity area projected area. An extruding pin which is capable of penetrating 10-40% of a through-hole at the center of the split mold, and which can advance into and retreat from the cavity surface position into the through-hole in the through-hole. A golf ball molding characterized by being formed in a shape capable of forming a part of a cavity surface having a convex portion for molding a dimple when it is in a position, and arranging the extrusion pin movably. Provide a mold. Here, it is effective to form an insertion hole in the extrusion pin along the axial direction thereof, and to dispose the protruding pin in the insertion hole so as to be movable in the axial direction.
[0007]
[Action]
According to the present invention, as described above, the projected area from the cavity surface is 10 to 40% of the projected area of the cavity portion, and the area of the tip surface is large (hereinafter, referred to as “large diameter”). The molded golf ball is peeled from the mold cavity surface and released from the mold.In this way, the molded golf ball is extruded with a large-diameter extrusion pin, so that the golf ball can be easily peeled from the cavity surface and released, and Since the golf ball is separated from the cavity surface and removed from the cavity surface such that the golf ball rests on the large-diameter extrusion pin, the golf ball is hardly damaged.
[0008]
In this case, since the extrusion pin has such a large diameter, the extruding pin has a shape capable of forming a plurality of cavity forming projections and a land portion between these cavities on its tip surface so as to constitute a part of the cavity surface. By forming, a golf ball can be formed without any trouble even if such a large diameter pin is provided.
[0009]
In addition, by providing a small-diameter protruding pin as described above with respect to the extrusion pin, the golf ball is separated from the mold cavity surface while being mounted on the large-diameter extrusion pin as described above, and then formed on the extrusion pin. By further pushing up the ball with a small-diameter projecting pin, the golf ball can be more easily and reliably released. In this case, since the formed golf ball has already been separated from the mold cavity surface, even if the formed golf ball is still adhered to the tip of the extruding pin, the force for separating the golf ball is small, so The molded golf ball can be easily detached from the extrusion pin by pushing up the pin with a small force, and the projection power of the pin is small even if a small-diameter projection pin is used. Inconvenience such as bending does not occur.
[0010]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0011]
FIG. 1 shows a mold according to an embodiment of the present invention, wherein 1 is a hollow spherical cavity 2 formed therein by detachably joining a lower mold 1a and an upper mold (not shown). In this case, reference numeral 2a denotes a cavity surface. A large-diameter through hole 3 communicating with the cavity 2 is formed in the center of the lower die 1a, and an extruding pin 4 is movably disposed in the through hole 3. The pins 4 are configured so as to be able to advance into or retract from the cavity 2. Here, the projected area of the through-hole 3 from the cavity surface is 10 to 40%, more preferably 10 to 15% of the projected area of the cavity portion. If the object cannot be achieved, and if it is larger than the above range, an undercut may occur at the extruded pin portion, which is not preferable. Therefore, the diameter when the through hole 3 is circular, that is, the diameter of the extrusion pin 4 is 7.4 to 30.4 mm, preferably 13.6 to 27.2 mm, and more preferably 13.6 to 16.7 mm. . The tip surface of the extrusion pin 4 has a shape in which a plurality of dimple forming projections 4a are formed so as to form a part of the cavity surface 2a.
[0012]
The shape of the tip surface of the extrusion pin 4 is adjusted to the shape between the dimples as shown in FIG. 2, to the pseudo trimming line as shown in FIG. 3, or to the shape of the dimple as shown in FIG. It can be shaped along the edge or the like.
[0013]
As a method of manufacturing a golf ball using the mold, the lower mold and the upper mold are formed in a state in which the tip surface of the extrusion pin coincides with the cavity surface of the lower mold to form a continuous cavity surface. After joining, a method of supplying a required molding material into the cavity to form a golf ball can be adopted. Next, after the upper mold is separated from the lower mold, in the present invention, the extruding pin 4 is advanced in the cavity direction to peel the golf ball 5 from the cavity surface 2a of the lower mold 1a and release the mold.
[0014]
The pushing pin 4 is advanced by driving of a driving device (not shown), and the driving is linked with the operation of a molding machine that supplies the molding material to the cavity. After the mold is detached, the drive device is driven so that the extrusion pin advances into the cavity, and after the golf ball is released, the extrusion pin is retracted to a position where the first tip surface coincides with the lower mold cavity surface. Can be adjusted as follows.
[0015]
In the above embodiment, only one extrusion pin is provided, but if necessary, a plurality of extrusion pins can be provided. Furthermore, the extrusion pin having the above-described structure can be provided with a circulating water heat pipe that circulates cooling water by forming the extrusion pin into a large diameter, thereby efficiently cooling the golf ball surface particularly requiring cooling. Can be.
[0016]
FIGS. 5 and 6 show another embodiment of the present invention. In this embodiment, an insertion hole 6 is formed in the extrusion pin 4 along the axial direction in the embodiment of FIG. This is a multi-pin structure in which one (FIG. 5) or a plurality (FIG. 6) of protruding pins 7 are movably disposed in the insertion holes 6. In this example, the golf ball 5 is peeled off from the cavity surface 2a of the lower mold 1a by pushing out the extrusion pin 4 in the cavity direction as described above, and then the golf ball 5 is released by pushing up the projecting pin 7. It is intended to be.
[0017]
In this example, even if the distal end surface of the extrusion pin 4 has a considerably large diameter and the molded golf ball 5 is still adhered to the distal end surface of the extrusion pin 4, the projected golf ball 5 is further pushed up to form the molded golf ball. 5 can be removed more easily and reliably. In this case, since the pushing force of the projecting pin 7 may be small, there is no possibility that the golf ball is damaged and the pin 7 does not bend. In addition, the insertion hole can be provided not only at one place but also at a plurality of places, and accordingly, a plurality of extrusion pins provided with protruding pins can be provided. The protrusion pin 7 can be moved forward and backward by the same driving device as that of the push pin 4.
[0018]
The mold of the present invention can be used for any mold for molding a golf ball, and can be employed as a mold for injection, compression, molding, vulcanization, and the like. Also, the type of golf ball formed using this mold is not limited, and the formation of cores and covers for multiple golf balls such as one-piece golf balls and two-pieces, and the formation of cores and covers for solid centers of thread-wound golf balls, etc. Although it can be applied to any of them, it is generally used for cover molding by injection molding.
[0019]
By forming the clearance between the extruding pin and the through-hole to be about 1/100 to 2/100 mm, which does not cause burrs as in the conventional case, the gas vent area becomes larger than in the conventional case, and the gas escape becomes better. Molding defects are reduced. In this case, the clearance can be narrowed, and an extrusion pin or a protruding pin can be slidably inserted into the through hole.
[0020]
【The invention's effect】
According to the present invention, the golf ball can be easily and reliably removed from the mold, and damage to the golf ball due to pin strike during removal of the golf ball is minimized, and the cooling and solidifying time after molding the golf ball can be shortened. Productivity is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a mold according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a tip end surface of an extrusion pin according to another embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view showing a distal end surface of an extrusion pin according to another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a front view showing a tip end surface of an extrusion pin according to another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view showing a mold according to another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side view showing a mold according to another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a side view showing an example of a conventional mold.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Mold main body 1a Lower mold 2 Cavity 2a Cavity surface 3 Through hole 4 Extrusion pin 4a Dimple forming convex part 5 Golf ball 6 Insertion hole 7 Projection pin

Claims

It has a hollow spherical cavity, communicates with the cavity of the split mold of the mold composed of the upper mold and the lower mold, and projects the through-hole whose projected area from the cavity surface is 10 to 40% of the projected area of the cavity. A push-out pin which is formed in the center of the push-through hole and which can be advanced into and retracted from the cavity surface position into the through-hole in the through-hole, and when the pin tip surface is at the cavity surface position, a convex portion for forming a dimple. A golf ball molding die, which is formed in a shape capable of forming a part of a cavity surface provided with the extrusion pin and movably disposed with the extrusion pin.

2. The mold according to claim 1, wherein an insertion hole is formed in the extrusion pin along the axial direction, and a protruding pin is disposed in the insertion hole so as to be movable in the axial direction.

3. The golf ball molding die according to claim 1, wherein the projected area of the through hole is within a range of 10 to 15% of the projected area of the cavity portion.

The golf ball molding die according to any one of claims 1 to 3, wherein the shape of the tip surface of the extrusion pin is a shape adapted to the shape between the dimples.

The golf ball molding die according to any one of claims 1 to 3, wherein a tip end surface of the extrusion pin has a shape conforming to a pseudo trimming line.

The golf ball molding die according to any one of claims 1 to 3, wherein the tip surface of the extrusion pin has a shape along the edge of the dimple.