JP3577874B2 - 自動二輪車のメタルハライドヘッドランプ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動二輪車に装備されるメタルハライドヘッドランプ装置、さらに詳しくは、メタルハライドヘッドランプに電気的に接続されるコントロールユニットの取り付けの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
メタルハライドヘッドランプは、四輪車の中のトラックや高級車等の一部に装備されることもあったが、自動二輪車に装備される実例はいまだ存在しておらず、その装備には種々の課題が存在しているのが現状である。
例えば、メタルハライドヘッドランプでは、図10に示すように、コントロールユニット1及びイグナイタ2をメタルハライドヘッドランプ3のバルブ3aに接続する必要があり、このコントロールユニット1及びイグナイタ2の配置が課題の一つとなっている。
【0003】
すなわち、メタルハライドヘッドランプ3のバルブ3aに対して印加される電圧は、図11に示すように、電源投入後、約2〜3秒の間に所定の定格電圧に安定する(約85V、400Hzの方形波に安定する)が、この間に、図示のように瞬間的(1μ秒程度の間)にリード線L1,L2(図10参照)に対して約400V,20kV程度の高電圧がそれぞれ発生する。この際、リード線L1,L2の長さが長尺な場合には、前記のような高電圧発生時にノイズが発生し易く、また、外部からノイズも混入し易くなる。従って、このような問題を回避するためには、リード線L1,L2の短尺化を図る必要があり、そのためにはコントロールユニット及びイグナイタを、メタルハライドヘッドランプ3の近傍に設置しなければならない。
【0004】
しかしながら、こうした装備上の課題が存在するものの、現在では、図12ないし図14に示すようなカウリングを備えた高級車タイプの自動二輪車に対してメタルハライドヘッドランプ3を装備することが提案されている。
ここで、各図に示す自動二輪車11は、車体の前方に配置されるメタルハライドヘッドランプが、図13に示すようなカウリングブレース13を介してヘッドパイプ14に固定され、このメタルハライドヘッドランプ3にカウリング12が固定されるものとなっている。また、ヘッドパイプ14には、上下一対のブラケット(ここでは下側のブラケットのみを示す)15を介して左右一対のフロントフォーク16が固定され、そのフロントフォーク16の下端には前輪17(図12参照)が回動自在に支持されている。なお、カウリングブレース13にはメータ18が取り付けられている。
【0005】
このような自動二輪車11のヘッドランプとして前述のようなメタルハライドヘッドランプ3を使用する場合、従来は、コントロールユニット1の取付位置を図14に示すようにカウリングブレース13の一側面に取り付けることが提案されている。これによれば、コントロールユニット1をメタルハライドヘッドランプ3の近傍に配置でき、コントロールユニット1からメタルハライドヘッドランプ3に至るリード線を短尺なものとすることができるため、リード線L1,L2におけるノイズの発生、あるいは外部からのノイズの混入などを低減し得るものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のように、コントロールユニット1をカウリングブレース13の一側面に取り付けようとした場合、カウリングブレース13の上方にはメータ18が、下方にはカウリング12がそれぞれ存在しており、しかも、カウリングブレース13に取り付けられたコントロールユニット1は側方へと大きく突出しているため、ステアリング19を操作した際に、ステアリング19と共に回転するブラケット15やフロントフォーク16が前記コントロールユニット1に当接してしまい、コントロールユニット1が破損したり、ステアリング19の操作角度が減少するという不都合が発生する可能性がある。このため、その取付位置はかなり制約されたものとなり、自動二輪車11の機種などによっては、取付に多くの困難を伴うという問題が生じる。
また、一般にコントロールユニット1は約500g程度の重量を有するため、これがカウリングブレース13の一側方へと大きく突出すると、カウリングブレース13における重量バランスがくずれ、車体振動がコントロールユニット1やメータ18等へと伝達され易くなり、コントロールユニット1内の電子回路部品やメータ18内の機構に悪影響を及ぼすという問題も発生する。
【0007】
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたもので、コントロールユニットに伝達される振動を低減することができると共に、コントロールユニットの取付に関する設計、製造上の自由度を向上させることができる自動二輪車のメタルハライドヘッドランプ装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動二輪車のメタルハライドヘッドランプ装置は、車体フレームの前端部にヘッドパイプを設け、このヘッドパイプにブラケットを介して回転自在に支持され上下に延在して下端に前輪を回転自在に支持する左右のフロントフォークを取り付け、上記ヘッドパイプの前方にメタルハライドヘッドランプ装置を配置した自動二輪車において、上記メタルハライドヘッドランプ装置は、上記車体フレームのヘッドパイプから上記左右のフロントフォークの間を通して前方に延出された支持体に保持させると共に、イグナイタとコントロールユニットを備え、このコントロールユニットをメタルハライドヘッドランプより後方で車体の左右方向中心線上に位置するよう前記支持体に固定したことを特徴としている。
【0009】
また、本発明の自動二輪車のメタルハライドヘッドランプ装置は、請求項1に記載の前記支持体が、前記車体の左右方向中心線を挟んで所定の左右幅を有し下向きに開放する断面コ字状の部材によって構成され、この支持体の内面に緩衝部材を介してコントロールユニットを挟持固定したことを特徴としている。
また、本発明の自動二輪車のメタルハライドヘッドランプ装置は、請求項1または2に 記載のイグナイタをメタルハライドヘッドランプの後面に固定したことを特徴としている。
【0010】
上記のように、メタルハライドヘッドランプのコントロールユニットを前記車体フレームの中心線上に位置させるよう固定すれば、コントロールユニットが車体フレームに固定された支持体の左右両側方へと大きく突出することはなくなり、ステアリング操作においてヘッドパイプに支持されたフロントフォークやアッパーブラケットなどがコントロールユニットと干渉することはなくなる。このため、支持部材などへの取り付けの自由度を高めることができ、設計及び製造を簡略化することができる。また、支持体に対するコントロールユニットの左右方向への突出量が均一化され、車体全体の重量バランスが向上するため、車体に発生する振動がコントロールユニットなどへ伝達されるのを低減することができる。
【0011】
さらに、ヘッドパイプに固定した支持体の形状を断面コ字状に形成した支持体の内面に緩衝部材を介してコントロールユニットを固定すれば、飛散してくる小石や泥水などとコントロールユニットとの直接的な接触を回避することができ、衝撃や汚損から保護し得ると共に、コントロールユニットへの振動の伝達を防止することができる。
また、コントロールユニットを支持体と共にヘッドパイプに締着固定すれば、コントロールユニットが支持体の補強部材としても機能するため、支持体における剛性及び強度を向上することができ、これにより車体に発生する振動も低減することができる。また、コントロールユニットが補強部材として作用するため、支持体自体を強度のやや低い安価な材質のものに変更することも可能となり、自動二輪車のコスト低減を図ることも可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図中、前記従来技術と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、その説明の詳細は省く。
図1ないし図6は本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1は本発明の実施形態の概略構成を示す側面図、図2は図1に示したもののA−A線断面図、図3は図1に示したイグナイタの背面図及び側面図、図4は図1に示したコントロールユニットの左側面図及び背面図、図5は図4に示したもののB−B線断面図、図6は図1に示したカウリングブレース及びコントロールユニットを示す平面図である。
【0013】
図1に示すように、この第1の実施形態においては、自動二輪車11の車体フレーム11Aの前端部に固定されるヘッドパイプ14に、前記従来技術と同様に、カウリングブレース20が固定されており、このカウリングブレース20には、カウリング12が固定されると共に、前記メータ(図示せず)及びメタルハライドヘッドランプ3が固定されている。
また、メタルハライドヘッドランプ3のバルブ3aには、リード線L2を介してイグナイタ32が電気的に接続され、さらに、このイグナイタ32には、電源4(図10参照)にリード線L3を介して接続されたコントロールユニット31が、リード線L1を介して電気的に接続されており、これらの点も上記従来技術と同一である。
但し、この実施の形態においては、ヘッドパイプ14に固定されるカウリングブレース(支持体)20の形状及びここへのコントロールユニット31への取付状態が上記従来技術と著しく相違する。
【0014】
すなわち、この実施形態におけるカウリングブレース20は、図1、図2に示すように左右両側面部20a,20bとその両側面部20a,20bを連結する平面部20cとにより断面コ字状に形成されており、その後端部は上下2本のボルト21によってヘッドパイプ14の取付部14aに固定され、その中心線CLは前記ヘッドパイプ14の中心線、すなわち車体フレームの中心線と一致するものとなっている。またカウリングブレース20の前端部には、上下二本のアーム部20A,20Bが固定されており、一方のアーム部20Aにはメータ18等が固定され、下方のアーム部20Bにはメタルハライドヘッドランプ3が固定されている。そして、このカウリングブレース20には、車体の前方部及び左右両側部を覆うカウリング12が固定されている。なお、このカウリングブレース20の左右両側面部20a,20bの対向間隔は、後述のコントロールユニット31の左右両側部より幅広に設定されている。
【0015】
また、前記コントロールユニット31は、図4に示すように略直方体形状をなすボディ31Aと、このボディ31Aの内方に収納した本体部(図5参照)31Bなどからなり、前記ボディ31Aは、樹脂あるいはアルミダイキャストによって形成され、本体部31Bは所定の電子回路などを全てボディ31Aの内方にモールドしたものとなっている。なお、前記ボディ31Aの前後両端部には、それぞれ上下一対の取付孔31A1,31A2が形成されており、ボディ31Aの前端部中央には本体部31Bに接続された入出力用リード線L1,L3が導出されている。なお、このリード線L3は、PVCチューブによって被覆されたものであり、また、出力線L1はシールド線となっている。また各リード線L1,L3の先端部には防水カプラL1a,L3aが固定されている。
【0016】
そして、このコントロールユニット31は、カウリングブレース20の内方に収納され、カウリングブレース20の左右両側面部20a,20bを貫通する4本のボルト33を、前記コントロールユニット31のボディ31Aに形成した取り付け孔31A1,31A2に挿入し、外方へと突出した部分にナット34を螺合させることにより締着固定するようになっている。
さらに、この第1の実施形態では、カウリングブレース20の左右両側面部20a,20bの対向間隔より前記コントロールユニット31の幅が狭小に形成され、両者の間にコ字状の間隙を形成し得るものとなっている。そして、この間隙には緩衝ゴム35が介装され、その内外両面にコントロールユニット31とカウリングブレース20とがそれぞれ密接するようになっている。
【0017】
一方、前記イグナイタ32は、図3に示すように、直方体形状をなすボディ32Aと、電子回路などを前記ボディ32A内にモールドした本体部32Bとよりなり、その前端部には、メタルハライドヘッドランプ3のバルブ3aに接続されるリード線(出力線)L2が導出されると共に、上端部には前記コントロールユニット31の出力線L2bを接続させるダイレクトカプラ32B1が設けられている。
そして、このイグナイタ32は、図1の実線にて示すように前記メタルハライドヘッドランプ3の後面に固定されるか、あるいはまた、同図中、一点鎖線にて示すようにバルブ3aの後端に固定されるものとなっている。
【0018】
以上のように、この第1の実施形態におけるメタルハライドヘッドランプ装置では、コントロールユニット31の上面部及び左右両側面部がカウリングブレース20内に収納されているため、自動二輪車11の車体の中心線であるカウリングブレース20の中心線CLを中心に左右対称となっている。
従って、コントロールユニット31がかなりの重量を有するものであったとしても、カウリングブレース20における重量バランスは左右方向において均一化され、極めて安定な状態となる。このため、走行時に車体に発生した振動によってカウリングブレース20が大きく振動することはなくなり、コントロールユニット31などに対する振動の伝達を軽減することができる。しかも、この実施の形態においては、コントロールユニット31とカウリングブレース20との間に介装された緩衝ゴム35によってカウリングブレース20の振動を吸収するものとなっているため、コントロールユニット31に加わる振動はさらに減少する。このため、コントロールユニット31に内蔵される電子回路などへの悪影響も従来に比べて大幅に軽減される。
【0019】
また、コントロールユニット31の左右両側面部及び上面部がカウリングブレース20によって覆われているため、走行時に跳ね上げられた小石や泥水、あるいは雨水などからコントロールユニット31を保護することができ、コントロールユニット31を長期に亘って良好な状態に保つことができる。
さらに、この第1の実施形態においては、ステアリング19の操作範囲における車体の中心線からの部品突出量が、従来に比べて少ないため、ステアリング19の操作範囲を拡大することができる。
【0020】
すなわち、図14に示す従来の装置では、部品突出量dが中心線CLからコントロールユニット1の右側面に至るまでの距離間隔となっており、その距離間隔d2は45mmであった。これに対して、第1の実施形態における部品突出量は、図6に示すように、中心線CLからカウリングブレース20の一側面に至る距離間隔となり、その距離間隔d1は、約25.5mmとなった。従ってこの実施形態においては、従来に比して約20mmという大きな突出量が削減されたこととなる。なお、この突出量の比較において、従来のカウリングブレース13には、必要最低限の幅を設定し、かつコントロールユニット1には、この第1の実施形態と従来の装置とで全く同一の幅を設定している。
このように、この実施の形態では、部品突出量dの削減されるため、従来より大きなステアリング操作角度を得ることができる。従って、コントロールユニット31の配置に関する制約はかなり緩和され、設計上の自由度は向上する。
【0021】
ところで、上記実施の形態においては、カウリングブレース20を断面コ字状をなすものとし、その左右両側面部20a,20bを平板状に形成した場合を例にとり説明したが、カウリングブレース20の左右両側面部20a,20bを、図7の第2の実施形態に示すように、部分的に湾曲させても良い。これによれば、左右両側面部の剛性が向上し、より良好な振動抑制効果を得ることができる。なお、この場合の緩衝ゴム35としては、前記左右両側面部の内面形状に沿って凹面部を形成する必要がある。
【0022】
また、図8及び図9は、この発明の第3の実施形態を示す図である。
この第3の実施形態では、ヘッドパイプ14に突設した取付部14aに対し、カウリングブレース20とコントロールユニット31とを同一のボルト21によって共に締着固定したものとなっている。そして、この実施の形態では、カウリングブレース20とコントロールユニット31との間に全く緩衝部材を介在させず、コントロールユニット31の側面をカウリングブレース20の内面に直接密接させている。これによれば、カウリングブレース20とコントロールユニット31とが一体化するため、コントロールユニット31が補強部材としても機能し、カウリングブレース20における剛性を大幅に向上させることができる。
このため、この第3の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様のステアリング操作性を得ることができると共に、より一層の振動抑制効果を期待できる。さらに、カウリングブレース20における耐久性が向上するため、その分カウリングブレース20自体の材質を安価なものに変更することも可能となり、車体のコスト低減を図ることも可能となる。
【0023】
なお、上述の各実施形態においては、支持体としてのカウリングブレース20を断面コ字状をなすものとし、その内部空間にコントロールユニット31を収納した場合を例にとり説明したが、前記車体フレームの中心線上に位置するよう前記メタルハライドヘッドランプを前記支持体に固定するようにすれば、支持体の形状は、特に断面コ字状に限定されるものではなく、パイプ状やその他の形状をなすもの、あるいはカウリングブレース外にコントロールユニットを設けるものであっても、従来の装置に比べてステアリング操作性の向上、振動抑制効果などを期待できる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明した通り本発明によれば、車体フレームに固定した支持体に、その中心線上のカウリングに位置するようメタルハライドヘッドランプのコントロールユニットを固定するようにしたため、メタルハライドヘッドランプとコントロールユニットとを接続するリード線を短尺化でき、コスト低減、リード線におけるノイズの発生、混入の防止などを図ることができると共に、コントロールユニットが車体フレームに固定された支持体の左右方向への突出量を削減できるため、ステアリングの操作角度範囲を広くとることが可能となる。従って、支持体などへのコントロールユニットの取り付けの自由度を高めることができ、設計及び製造を簡略化することができる。また、支持体に対するコントロールユニットの左右方向への突出量が均一化され、車体全体のバランスが向上するため、車体に発生する振動がコントロールユニットなどへ伝達されにくくなり、電子部品やメータ等に悪影響を及ぼすことはない。
【0025】
また、車体フレームの中心線上に沿って配設された所定の左右幅を有する断面コ字状の部材によって支持体を構成し、この支持体の内面に固定した緩衝部材にコントロールユニットを固定するようにすれば、コントロールユニットへの振動の伝達を緩和することができると共に、走行時に飛散してくる小石あるいは泥水等とコントロールユニットとの直接的な接触を回避することができ、コントロールユニットを衝撃や汚損から保護することができる。
さらに、コントロールユニットを支持体と共にヘッドパイプに締着固定すれば、コントロールユニットが支持体の補強部材としても機能するため、支持体における剛性及び強度を向上することができる。このため、車体に発生する振動の低減効果がより向上する一方、車体に要求される強度によっては、コントロールユニットによる強度増大分だけ支持体自体をやや強度の低い安価な材質のものに変更することも可能となり、自動二輪車のコスト低減を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の概略構成を示す側面図である。
【図2】図1に示したもののA−A線断面図である。
【図3】図1に示したイグナイタを示す図であり、(a)は背面図を、(b)は側面図をそれぞれ示している。
【図4】図1に示したコントロールユニットを示す図であり、(a)は左側面図を、(b)は背面図をそれぞれ示している。
【図5】図4に示したもののB−B線断面図である。
【図6】図1に示したカウリングブレース及びコントロールユニットを示す説明平面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における要部を示す縦断側面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態における要部を示す部分側面図である。
【図9】図8に示すカウリングブレースの背面図である。
【図10】従来のメタルハライドヘッドランプ装置の電気的接続状態を示すブロック図である。
【図11】メタルハライドヘッドランプに印加される電圧と時間との関係を示す線図である。
【図12】メタルハライドヘッドランプを使用した自動二輪車を示す側面図である。
【図13】図12に示したメタルハライドヘッドランプの取付状態を示す説明側面図である。
【図14】図13に示したコントロールユニットの取付状態を示す平面図である。
【符号の説明】
3 メタルハライドヘッドランプ
11 自動二輪車
11A 車体フレーム
14 ヘッドパイプ
20 カウリングブレース(支持体)
31 コントロールユニット
32 イグナイタ
35 緩衝ゴム(緩衝部材)
CL 中心線
L1,L2 リード線(電線)
Claims (3)
- 車体フレームの前端部にヘッドパイプを設け、このヘッドパイプにブラケットを介して回転自在に支持され上下に延在して下端に前輪を回転自在に支持する左右のフロントフォークを取り付け、上記ヘッドパイプの前方にメタルハライドヘッドランプ装置を配置した自動二輪車において、
上記メタルハライドヘッドランプ装置は、上記車体フレームのヘッドパイプから上記左右のフロントフォークの間を通して前方に延出された支持体に保持させると共に、イグナイタとコントロールユニットを備え、
このコントロールユニットをメタルハライドヘッドランプより後方で車体の左右方向中心線上に位置するよう前記支持体に固定したことを特徴とする自動二輪車のメタルハライドヘッドランプ装置。 - 前記支持体が、前記車体の左右方向中心線を挟んで所定の左右幅を有し下向きに開放する断面コ字状の部材によって構成され、この支持体の内面に緩衝部材を介してコントロールユニットを挟持固定したことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のメタルハライドヘッドランプ装置。
- イグナイタをメタルハライドヘッドランプの後面に固定したことを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車のメタルハライドヘッドランプ装置。
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