JP3577098B2 - 雌ねじの変形を利用した締結装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【他の出願との関係】
本出願は、1992年4月11日提出の米国特許出願第07/928,849号の一部継続出願である。
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は、雌ねじ式セルフロッキング締結装置(fastener)、すなわち、プリベイリングトルク(prevailing torque)締結装置の改良に関し、特に外面の圧縮変形部、又は型押し部が締結装置のつる巻状の雌ねじ部に追従する、変形ねじ部を有するプリベイリングトルク締結装置に関する。外側の型押し部は、ねじ山形状の所定の部分に隣合った、好ましくは、ねじ山の頂の反対側に位置する縁部を有する。外側の型押し部は、締結装置の半径より大なる半径を有する円弧を具えた金型によって製作される。
【0003】
【従来の技術及びその課題】
セルフロッキング締結装置の一種として、プリベイリングトルク締結装置として周知のものがある。プリベイリングトルク締結装置においては、ねじ部、全体的には雄ねじに螺合する雌ねじ部を変形させて、締結装置の部材間の摩擦を増加させる。変形したねじ部が非変形状態のねじ部に係合して、変形部分が本来の非変形状態の形状に戻るように付勢される。
【0004】
既存の雌ねじ付きプリベイリングトルク締結装置においては、雌ねじ部の変形をもたらす外径変形部が異なった形態を有している。略楕円形の変形部、又は外面上に2点、3点、又は4点の型押し部が設けられている。締結装置の雌ねじ部のねじ山は外側の変形部に対応して、ねじ山自体に著しい歪みが生じるまでになる。
【0005】
こうしたさまざまな従来式のプリベイリングトルク締結装置には、繰り返し着脱された時にはめ合い部品表面に生じる損傷による問題がある。プリベイリングトルク締結装置の仕様では、はめ合い部材の結合と分離とを繰り返し行なった後での摩擦レベル、すなわち、分離トルクが一定レベルでなければならないという要件が定められている。部品間の摩擦が高いために起こる表面の損傷によって、所望のトルク・レベルが変化してしまう可能性がある。
【0006】
さらに、多くの締結装置においては、ねじ部上に耐蝕性、又は潤滑性の被膜が施されている。プリベイリングトルク締結装置のねじ部の変形によって生じた表面の損傷がこうした表面被膜を貫通して侵食する可能性があり、締結装置が腐食による損傷を被ることになったり、要求されるトルク基準を満たす上で締結装置の性能がさらに低下したりする可能性がある。
【0007】
このため、変形したねじ部と非変形状態のねじ部とが、より均一かつ確実に係合し、従ってトルクがより容易にコントロールされ、かつ係合状態のねじ部の摩耗が最低限に抑えられるプリベイリングトルク締結装置を提供することが望ましい。
【0008】
【発明の概要】
従って、本発明は、本体外面の直径方向両側にある一対の型押し部によって、円形の断面形状から略楕円形の断面形状に変形せしめられたねじ部分を有する雌ねじ付きプリベイリングトルク締結装置を提供する。各型押し部は、本体の軸線に垂直な平面からねじのリードに対応する角度だけ傾いている。型押し部の縁部は、隣合う孔部内にあるねじ山形状の所定の一部分の正反対側に位置する。
【0009】
好ましくは、各型押し部は、非変形状態の締結装置の外側半径と略同じ半径の円弧を有する。前記円弧の中心から本体の軸線までの距離は、非変形状態の本体の半径よりも小とし、かつ各円弧の角度範囲は、好ましくは65度〜100度の範囲内の角度にわたるものとする。
【0010】
【実施例】
周知のように、締結装置のねじは、雌雄いずれのねじの場合でも、各々のねじ山をつる巻線に追従させた一条のものと多条のものとがある。一条ねじは単一のねじ山形状を有しており、各々のねじ山形状が同じねじ山に隣合う状態で締結装置の周りにつる巻状に旋回している。図1に示すボルト、すなわち、植込ボルト10のような二条ねじは一方のねじ山形状11が他方のねじ山形状12に平行な2つのねじ山形状を有しており、前記2つのねじ山が互いに介在し合っている。二条ねじを用いた場合には、ねじ付き締結装置の1回転あたりの前進距離が一条ねじの場合の2倍になる。三条ねじおよび四条ねじも周知である。
【0011】
二条ねじの用途として、例えば、航空機の着脱式パネル用締結装置がある。複数個の雄ねじ付き植込ボルトが機体に固定される。着脱式パネルは、図3に示すような中空のスリーブボルト13によって、前記植込ボルトに固定される。こうしたスリーブボルトは、全体的に、筒状の本体と平頭14とを有している。スリーブボルトの端部にある六角レンチ穴16にアレンレンチが差し込まれて、スリーブボルトの締め付けが行なわれる。
【0012】
航空機の着脱式パネル等にこうしたスリーブボルトを用いる場合は、仕様により、植込ボルトからスリーブボルトを取り外す際に要するトルクの最低レベルと最高レベルとが定められる。トルクが最低レベルを下回っていると、締結装置が固定状態に維持されないことがあり、植込ボルトから事故的に外れてしまうかもしれない。トルクが高すぎる場合には、締結装置が過度に変形していることになって、著しい摩耗の問題が起こりうる。また、仕様では、雄ねじ付き植込ボルトに対するスリーブボルトの着脱を、認定の際に少なくとも500サイクル行なうとともに、量産品受入試験時に少なくとも25サイクル行なって、なお所定のトルク範囲になければならないという要件も定められている。仕様によっては、これ以外の試験が適用されることもある。締結装置の表面が摩耗することにより、ねじ部のはめ合い状態がゆるくなりすぎて、トルクが所定の最低レベル未満に低下するかもしれない。表面の潤滑材が摩滅すると、部品がかじる場合があり、トルク・レベルが許容不能なまでに増加してしまう。
【0013】
図2に、スリーブボルトの斜め方向両側にある圧縮変形状態の型押し部(die impressions)17及び18を明確に示すために二分割された雌ねじ付きスリーブボルトの部分略図を示す。各型押し部は、つる巻状に延在する縁部19と、締結装置の軸線に平行な方向に延在する端部21とを有している。湾曲した縁部19は、ボルト、又はスリーブボルトの雌ねじのねじれ角αおよびリード角βと等しいねじれ角α及びリード角βに形成される。型押し部の長さ、すなわち、縁部19間の距離は、所望のトルク範囲を得るために、変形対象の雌ねじの山の数に応じた距離にする。
【0014】
プリベイリングトルク締結装置は、例えば、1/4−28の二条ねじを有している。各型押し部のリード角は約5.8度、ねじれ角は約84.2度とする。
【0015】
図4は、本発明の実施例のスリーブボルト13上に型押し部を形成させるために用いられる圧縮用金型を示す斜視図である。一対のダイプレート22が、従来式の圧縮変形装置内にあるダイホルダ(図示せず)にボルト止めされる。双方向矢印に示すように、ダイプレートは互いに対して前後方向に移動して、スリーブボルト13の斜め方向両側に係合する。各々のダイプレートは、円弧状の顎部
(jaws)23が形成された凹部を有している。円弧状の各顎部は、スリーブボルトの軸線に垂直な平面から、スリーブボルト内のねじ山のリード角に対応する角度βだけ傾いている。スリーブボルトの周りにダイプレートを互いに当接させて閉鎖状態にすると、円弧状の顎部によってスリーブボルトの両側に型押し部が形成されることがわかる。
【0016】
また、圧縮変形装置は、締結装置の一方の端部を保持する止めピン24を有している。図4では、ピン端部の構造を示すために、ダイプレート間においてスリーブボルトを保持する位置から外された状態にある止めピンが破線で示されている。止めピンの端部から、短尺の雄ねじ付きボスが延在している。波状圧縮装置を使用する際には、停止具として作用して締結装置がそれ以上回転できないようにする前記ピン上のショルダー部27に締結装置の端部が係合するまで、締結装置13を前記ボス上に螺合させる。
【0017】
型押し部により、締結装置の断面を円形の断面から略楕円形の断面に変形させると、ねじ部が半径方向内側に変形するだけでなく、ねじ山の形も歪められる。ジョーンズの英国公開特許第1,101,669号では、図4に、こうした波状圧縮状態の型押し部によって締結装置のねじ部に生じる歪みが示されている。実質的にねじ部の一部の部分において、ねじ山の形が回転、又は傾斜させられる。
【0018】
例えば、一般的なねじ山の形において、ねじの2つのフランクは、締結装置の軸線に対して垂直な平面から約30度の角度を有している。ねじ部を変形せしめると、ねじの一方のフランクが前記軸線に垂直な平面から23度、他方のフランクが前記平面から37度になるように、前記ねじ山の形が7度または8度傾斜せしめられるであろう。締結装置を結合させた時に、前記傾斜したねじ山が、変形したねじ部と非変形状態のねじ部とを密着状態に係合させる働きをする。
【0019】
型押し部をねじのリード角に対応したつる巻線に追従させた場合には、型押し部が厳密に円周方向にある場合よりもねじ山の歪みが均一になるように思われ、しかも締結装置相互のトルク値の変動が小さくなることがわかった。しかしながら、それでもなお、トルク値において、高品質の航空機用締結装置の場合の許容範囲を超えうる不規則な変動があることがわかった。
【0020】
トルク値におけるこうした不規則な変動は、ねじ山形状に対する型押し部の不規則な配置が原因ではないかと考えられる。締結装置の中には、型押し部の縁部が、締結装置内の雌ねじの谷底の反対側にあるものもある。また、型押し部の縁部が、雌ねじの山頂の反対側にあるものもある。型押し部の縁部は、明らかにその間のあらゆる位置にありうるのである。こうした変動が、プリベイリングトルクにおける不規則な変動をもたらすものと考えられる。従って、型押し部の縁部を常に確実にねじ山形状の同じ部分の正反対側に位置させることが望ましい。これによって、締結装置相互のねじ部の歪みは確実に同じになる。
【0021】
ねじ山形状に対する型押し部の位置をコントロールすることによって、ねじ付き締結装置にこれまで見受けられたトルクの不規則な変動が低減されることがわかった。特に、型押し部の縁部を締結装置の孔部内にあるねじ山の頂の正反対側に位置させることが望ましいことがわかった。これによって、型押し部の縁部は、締結装置の壁部の最も厚い部分に隣合う位置にくる。
【0022】
図に示すような二条ねじを用いることにより、両方の型押し部の縁部が締結装置の両側のねじ山の頂の正反対側に整合させた状態が容易に実現される。一条(または何らかの奇数条)ねじの場合には、金型を互いに整合させると、一方の型押し部の縁部がねじ山の頂の反対側に位置し、他方の型押し部の縁部がねじの谷底の反対側に位置することになる。こうした矛盾を解決する方法として、いくつかの方法がある。
【0023】
整合状態になる顎部を用いて、ねじのピッチひとつ分、又は整数倍分の型押し部を製作してもよい。両方の型押し部の縁部をねじのフランクの中央に整合させて、ねじの変形を対称状態に維持することもできる。また別な方法として、一方の顎部がピッチ3つ分の長さを有し、かつ他方の顎部がピッチひとつ分の長さを有するように顎部を設計してもよい。各々の顎部の「長さ」の差がピッチひとつ分の長さである場合には、両方の型押し部が、ねじ山形状の同じ部分、例えば、ねじ山の頂と整合する縁部を有していてもよい。2つの顎部を互いに半ピッチ分ずらすことによって、同様の結果が得られる。このような実施例の場合には、両方の型押し部が、ねじ山の頂と整合した縁部を有してもよい。
【0024】
ねじ山の形に対して型押し部が所定の位置に配された状態は、図4に示す圧縮変形装置によってもたらされる。締結装置をピンのボス26上に螺合させると、ショルダー部に達する位置までしか締結装置を回転させることができない。これによって、締結装置のねじ部を所定の位置に配することができる。円弧状の顎部とピン端部との距離が固定されるため、前記顎部によって形成される型押し部は必然的に、ねじ山の形に対して固定位置に配される。前記距離は容易に調節可能であって、例えば、ねじ山の頂の正反対側といったような、ねじ山形状の何らかの所望の所定位置に型押し部が配されるようにすることができる。これによって、各締結装置におけるねじ山形状の傾斜は確実に、他の締結装置における傾斜と互いに同じになる。
【0025】
前記のように、これまでのプリベイリングトルク締結装置における問題のひとつは、締結装置を再利用した場合に表面に生じる摩耗にある。雌雄ねじ間において高圧力の接触状態がある場合に、こうした摩耗が生じる。ねじ間の接触面積が小さいことが高圧力につながり、摩耗を加速させるのである。全体的に筒状の締結装置を単純に変形させて、雌ねじの一部分が楕円形の断面を有するようにすると、本質的に直径方向両側の2点において、この楕円形が植込ボルト状の円形のねじ山に係合することは明白である。こうした小さな接触面積が摩耗を増加させる。
【0026】
従って、締結装置内に形成されるねじ部は全体的に楕円形になるが、変形したねじ部と非変形状態のねじ部との接触部分が、本質的に点接触になるのではなく、実質的に円弧状の範囲になるように、圧縮変形装置内の円弧状の顎部を、あらかじめ入念に定められた曲率に製作する。接触面積の増加によって、摩耗を減少させることができる。
【0027】
図5に、一対の顎部23が例示されており、互いに当接して閉鎖状態になった時の顎部間の円弧状の間隙の形状が示されている。各顎部は、円弧の中心に対して角度θをなす中央円弧31を有している。円弧31の曲率半径R1 は、締結装置のスリーブの外側半径よりも大である。前記円弧の中心は、顎部間の間隙の中心32、すなわち、締結装置の軸線(図示せず)を超えた位置にある。従って前記円弧は、締結装置の軸線に対しては、より大きな角度をなしている。例えば、外径5.8mmの締結装置の場合には、好適な角度θは約75度であり、締結装置の軸線に対して、前記円弧は90度を若干下回る角度をなす。
【0028】
顎部の開口部の中心、すなわち、締結装置の軸線に対する前記円弧の角度は、65度〜100度であることが好ましい。前記角度が65度をかなり下回った場合には、変形したねじ部と非変形状態のねじ部との接触面積が減少し、摩耗が増加しうる。他方、前記角度が約100度よりも大きいと、2つの型押し部の端部間の角度は約80度未満に減少してしまう。スリーブボルトの型押し部間の残りの部分により、雄ねじ付き締結装置と係合状態にある時にスリーブボルトを開くために要する力が過度に大きくなるであろう。トルク値が非常に高い場合は、型押し部間の距離をこれより短くしてもよい。好ましくは、締結装置の軸線に対して円弧31のなす角度を約90度とする。このような角度にすることによって、変形したねじ部の約半分を非変形状態のねじ部に係合させることができ、前記ねじ部の約半分は非係合状態となる。
【0029】
また、2つの円弧31の端部33間における金型の開口部の形状も、円弧34とすることが好ましい。この円弧は、締結装置の半径より小なる曲率半径R2 を有している。従って小半径の円弧34の中心36は、金型の開口部の中心と前記円弧との間に位置する。このため、前記例の場合には、小半径の円弧は、自身の中心に対して約124度の角度をなすとともに、金型の開口部の中心(締結装置の軸線)に対して約90度の角度をなす。
【0030】
顎部の開口部を前記のように形成すると、円弧31の端部にある点33は、顎部の開口部の中心32から、円形状の締結装置の半径と略同じ距離に位置することになる。言い換えれば、締結装置の直径を有した円を図5の図面に重ねると、前記円は4つの点33において前記略楕円形状と交わることになる。
【0031】
各々の顎部の開口部の中心における大半径の円弧31の半径は、顎部によって変形せしめられる締結装置の半径よりも大である。図5に示すように、顎部を閉じることによって締結装置を変形させると、変形部の一部分は塑性変形となり、一部分は弾性変形となる。顎部を開いて装置から締結装置を取り出すと、変形部の弾性部分が解放され、締結装置は円形の断面に戻ろうとする。
【0032】
変形部の弾性部分によるスプリングバックがかなりの量になることもあり、顎部の間隙寸法を選定する際には、前記スプリングバックの量を考慮に入れなければならない。例えば、一般的な−6の締結装置では、顎部の開口部は、締結装置が直径において0.5mmもつぶされるものであってもよい。顎部を開いた時に、締結装置が0.25mmものスプリングバックを起こすこともある。従って締結装置の永久的な変形は、直径において約0.25mmになるかもしれない。公差の変動により、締結装置のバッチ間で永久的な変形の量が変動することもあるであろう。
【0033】
好ましくは、大半径の円弧31を、変形対象の締結装置の半径よりもわずかに大きくして、変形後に、締結装置上の型押し部が非変形状態の締結装置と略同じ半径の面を有するようにする。しかし型押し部は、非変形状態の締結装置の半径よりも締結装置の軸線寄りの位置にくる。その結果、締結装置の内側において変形したねじ部は、略本来の曲率を維持している締結装置の軸線に向かって内方に移動した円弧部分を有することになる。
【0034】
顎部から解放された時点で変形した締結装置がスプリングバックを起こした時に、略楕円形断面を有する前記短軸に張った締結装置内側の前記ねじ部分が、変形したねじ部のはめ合い相手である雄ねじの半径と略同じ半径を有することが望ましい。これら2つのねじ部の半径が似通っている場合、従来技術の特徴である点接触ではなしに、大面積の接触部分が得られる。大面積の接触部分によって、ねじ部の圧力と摩耗とが低減される。
【0035】
好ましくは、締結装置の中心に対して本来の半径を有する前記円弧を65度〜100度の範囲内のものとする。これは、型押し部の形成に用いられる顎部の間隙内における大半径の円弧の範囲に対応する。これによって、雄ねじと雌ねじとの接触面積が大きくなる。
【0036】
ここで、変形部のねじの半径と、型押し部の半径というのは、雄ねじ付き植込ボルトがスリーブ内に螺合させられた後のスリーブについていうものである。変形した締結装置を顎部から取り出すと、ねじ部は実際に歪められて、植込ボルトの直径よりも小なる直径(例えば、ピッチ径)を有している。雄ねじと雌ねじとは、容易に結合させうるように、双方の間にノミナル・クリアランス(nominal clearance)を有するように形成されるものである。一般的な−6の締結装置では、直径における前記ノミナルクリアランスは約0.15mm、すなわち、半径において約75マイクロメートルである。
【0037】
スリーブと植込ボルトとを結合させると、植込ボルトがスリーブを変形させてその変形前の状態に戻そうとする。植込ボルトとスリーブとの間における公差のために、前記変形部は完全にその本来の寸法に戻るわけではない。
【0038】
このように、本来の半径を有するねじ部内の65〜100度の円弧という場合は、それに近いものを意味しているのであって、前記円弧のなす角度は65〜100度であるが、前記半径は実際にはスリーブ内にねじ込まれた植込ボルトの半径に近くなる。前記半径は変形したねじ部の半径よりも、略両部品間の公差の量だけ小となっている。
【0039】
同様に、変形後に、締結装置上の型押し部が変形前の締結装置と略同じ半径の面を有するという場合は、スリーブと植込ボルトとを結合させた後の半径を指している。
【0040】
ねじ部の変形は、締結装置相互において均一であることが望ましい。顎部間の開口部を、締結装置の材料がちょうど納まる大きさにすると、均一性が高まる。このため、顎部間の開口部の外周が円筒状締結装置の円周と等しくなるように円弧の形状を選定する。こうすることによって、締結装置上において顎部の間隙を閉鎖状態にした時に、直径方向両側が軸線の方向につぶされるとともに、その間の部分が外方に膨出する。
【0041】
顎部の開口部の外周が締結装置の円周と等しいため、顎部の開口部がちょうど満たされ、締結装置の外面は、顎部の開口部の形状に近い形状を有する(当然ながら弾性変形部によるスプリングバックを受ける)。顎部の開口部が正確に満たされることにより、締結装置の変形がより均一なものになる。締結装置は自動的に顎部の開口部の中央に位置付けられ、従って対称になる。
【0042】
締結装置の製造技術を熟知している当業者には、締結装置の機械加工を行なうにあたって、一定の製作公差を設けなければならないことが理解されよう。無作為に選んだ締結装置が公差域内の最大寸法を有していることもあれば、最小寸法を有していることもある。締結装置が最小寸法のものであるか最大寸法のものであるかに関わりなく、類似のトルク値が得られる変形がプリベイリングトルク締結装置にもたらされることが望ましい。本発明の実施例において提供する製造技術を利用して、こうした均一性を高めることができる。
【0043】
実際の製造作業では、所定の機械設定を用いて大量の締結装置がひとつのバッチとして機械加工されることもある。前記バッチ内においては、全ての締結装置が実質的に同じ寸法を有している。例えば、これら全部が、公差域の中央よりも若干上の直径を有していることもある。製造される締結装置のバッチ内におけるこうした均一性を利用して均一な変形を得ることができ、従って、均一なトルク値を得ることができる。
【0044】
前記のように、顎部の開口部は、円形締結装置の円周と同じ外周を有している。前記開口部が公差域の中央にある締結装置を対象とした外周を有するように顎部を製作すると、最小寸法の締結装置の場合には顎部間の間隙が満たされないかもしれず、かつ、最大寸法の締結装置の場合には顎部が完全に閉鎖状態にならないかもしれない。
【0045】
従って、実際の製造技術においては、顎部の間隙を若干異ならせた組状のダイプレートを製作する。これを実行するには、各々の顎部の分離面37からごく薄い層を削り取る方法が最も簡単である。対称性を維持するために、各々のダイプレートから小量を除去することが好ましい。例えば、組状のダイプレートは、各々の顎部からそれぞれ0、5、10、15、20、25、及び30マイクロメートルの量が除去された6対からなるものであってもよい。
【0046】
まず、バッチから数個の締結装置を取り、前記組の一対の顎部を用いてこれらを変形せしめる。その後、形成された締結装置を結合させるために要するトルクを測定して、所定のトルクと比較する。測定値が所定どおりでない場合には、適宜、前記組のより大、又は小なる一対のダイプレートを用いて、さらに数個の締結装置を変形せしめる。これによって、所定のバッチの締結装置に用いるべき適切な対のダイプレートを迅速に識別することができて、バッチ内の残りの締結装置については、正確に所望の値の均一なトルク値が得られる。
【0047】
もう一方の寸法、すなわち、型押し部の縁部19間の距離については、まだ説明していない。前記説明と図とに示した二条ねじにおいて、各型押し部の縁部間の距離が一方のねじ山のピッチに等しいことが望ましい。言い換えれば、型押し部の一方の縁部が一方のねじ山11の頂の反対側にある場合、型押し部の他方の縁部は、締結装置の周りに巻かれた次の山において、同じねじ山の頂に沿って配される。従って介在するねじ山12は、型押し部の反対側中央に位置する。締結装置が一条ねじを有したものである場合は、各型押し部の縁部間の距離がねじ山のピッチの2倍、又は3倍であることが好ましい。どんな場合も、ねじ山のピッチの1〜4倍が適切と思われる。
【0048】
前記のようなプリベイリングトルク締結装置をねじ付き植込ボルト10に螺合させると、最初は自在に螺合可能である。雄ねじ付き締結装置の先頭のねじ山が、型押し部によって変形せしめられたスリーブボルトの雌ねじ部分に達すると、引き続き螺合させることによって、変形可能な部分が変形して本来の円形の形状に戻ろうとする。その結果、結合ねじ部間に生じる摩擦が、スリーブボルトをその場に固定させる役目を果たす。
【0049】
例えば、締結装置は、−28の二条ねじ(すなわち1インチあたり28の山数)を有した呼び1/4インチの締結装置となる。従来の二硫化モリブデンの表面被膜を有した鋼製ピンをこのような締結装置に用いた。前記のようなプリベイリングトルク締結装置として、型押し部を有する状態に変形させたカドミウムメッキの合金鋼のスリーブボルトを、着脱サイクル500回にわたって前記ピンに対して螺合させたところ、トルク仕様からの逸脱は見られなかった。
【0050】
好適な実施例を参照して本発明を説明したが、当業者には、本発明の真の趣旨及び範囲から外れることなしに、さまざまな変更を行なうことができ、かつ本発明の要素を同等物に置き換えてもよいことが理解されよう。例えば、雌ねじ付きナット、すなわち、前記スリーブボルトを含めて、あらゆる雌ねじ付きセルフロッキング装置に前記圧縮変形状態の型押し部を用いることができる。締結装置はあらゆる所望の材料によって製作可能であり、所望の範囲のトルク値を得るために部品の相対的な寸法を必要に応じて調節してもよいことは明白である。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲内において、開示された具体例とは異なる態様で、実施されうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】二条ねじを有するボルト、すなわち、植込ボルトを示す図。
【図2】圧縮変形状態の型押し部が形成された雌ねじ付きスリーブボルトの部分略図であって、図解のために、二分割され本のように開かれた状態を示したもの。
【図3】図1の植込ボルト上に螺合させたスリーブボルトを示す一部断面図。
【図4】スリーブボルトの製造に用いる圧縮変形用金型の斜視図。
【図5】締結装置の周りに係合させた時の圧縮変形用金型間の開口部の平面図。
【符号の説明】
10 植込ボルト
11,12 ねじ山形状
13 締結装置(スリーブボルト)
17,18 型押し部
22,22 ダイプレート
23,23 顎部
24 止めピン

Claims (9)

  1. 全体的に円形の孔部及び外面を有する中空体と、前記孔部内の雌ねじ部とからなり、前記ねじ部の一部分が、前記中空体の直径方向両側の外面上にある一対の型押し部によって円形の断面から略楕円形の断面へと変形させられており、前記型押し部が各々、非変形状態の前記中空体の外側半径と略等しい半径の円弧を有するとともに、前記円弧から前記中空体の軸線までの距離が前記非変形状態の中空体の半径よりも小であり、かつ前記型押し部間にある前記中空体外面の各部分が、前記非変形状態の中空体の半径よりも小なる半径を有する部分からなる、締結装置。
  2. 前記中空体の軸線に対する各円弧の角範囲が65〜100度の範囲内にある、請求項1の締結装置。
  3. 前記各型押し部が、前記中空体の軸線に対して垂直な平面から、前記孔部内のねじのリードに対応する角度だけ傾いている、請求項1の締結装置。
  4. 前記孔部内のねじ山形状に対して、各々の円弧が他方の円弧と同じ位置に配される、請求項1の締結装置。
  5. 全体的に円形の孔部及び外面を有する中空体と、前記孔部内の雌ねじ部とからなり、前記ねじ部の一部分が、前記中空体の直径方向両側の外面上にある一対の型押し部によって円形の断面から略楕円形の断面へと変形せしめられており、前記略楕円形の断面の短軸に張った前記ねじ部の一部分が、非変形状態のねじ部の断面と略等しい半径の円弧を有しており、前記円弧が65〜100度の範囲内の角度をなす、締結装置。
  6. 各円弧が、前記中空体の軸線に対して垂直な平面から、前記孔部内のねじのリードに対応する角度だけ傾いている、請求項5の締結装置。
  7. 締結装置本体内に円筒状孔部を形成させるステップと、
    前記孔部内に雌ねじ部を形成させるステップと、
    圧縮変形装置内において、前記本体の端部が前記ねじ部の角度位置を決める停止具と係合するまで、前記締結装置本体を雄ねじ部に螺合させるステップと、
    一対の金型を用いて前記本体の外面の一部分を圧縮変形させて、前記ねじ部の一部分において全体的に楕円形の断面を形成させるステップであって、各圧縮変形用金型が、前記孔部の軸線に垂直な平面から、前記ねじのリードに等しい角度だけ傾いた上下縁部を有しており、各圧縮変形用金型の前記縁部が各々、前記停止具に対して高さ固定される圧縮変形ステップとからなる、締結装置の製造方法。
  8. 前記圧縮変形ステップが、非変形状態の本体外面の半径よりも大なる半径の円弧を有する金型を用いて前記本体を圧縮変形させるステップからなり、前記円弧の中心間距離が前記非変形状態の本体の直径を下回るように前記圧縮変形用金型が閉じられる、請求項の方法。
  9. 前記各型押し部の縁部が、前記型押し部に隣接した前記孔部内にあるねじ山の頂の正反対側に配される、請求項の方法。
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