JP3574537B2 - 放熱フィンおよびその製造方法 - Google Patents

放熱フィンおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファンなどによって流動する空気などの冷却流体により各種の発熱部位を強制冷却することのできる放熱フィンおよびその製造方法に係り、特に、ろう付けのような熱処理を行なわずとも基板にフィン体を固定することのできる放熱フィンおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インバータ、サイリスタ、トランジスタ、工作機械などの各種の機器あるいは部品の発熱部位には、ファンなどにより空気などの冷却流体を強制的に流通させて発熱部位を強制冷却することのできるヒートシンクと称される放熱フィンが用いられている。
【0003】
図8はこの種の従来の放熱フィンの一例を示すものであり、従来の放熱フィン1は、サイリスタ、トランジスタなどの電子部品(図示せず)の発熱部位が固着される平面ほぼ矩形形状の基板2と、基板2に立設するようにして保持された平板状の多数のフィン体3aからなるフィン本体3とを有している。そして、フィン本体3を構成する各フィン体3aは、各フィン体3aの各側面を相互に対向するようにして、図8において矢印Aにて示すファン(図示せず)などにより強制的に送風される空気などの所望の冷却流体の流通方向に対して所望の間隔Gを隔ててほぼ平行に整列配置されている。
【0004】
このような従来の放熱フィン1は、基板2の表面に各フィン体3aを所望の間隔Gを隔ててろう付けすることにより形成されている。そして、基板2に各フィン体3aをろう付けする場合には、専用の位置決め治具および押え治具(ともに図示せず)を用いて、基板2に対する各フィン体3aの位置決めを行うとともに、各フィン体3aを基板2に押圧する錘りを各フィン体3aの上部に載置して加熱するようになっている。
【0005】
ところで、近年の工業界においては、種々の製品の高性能化、小型化などが常にはかられており、従来の放熱フィン1においても高性能化、小型化が求められている。そして、放熱フィン1の高性能化、小型化をはかるために、フィン本体3の表面積を拡大するように、各フィン体3aの間隔Gを狭くしてフィン体3aの数を増加させてフィン体3aを高密度配置する構成が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の放熱フィン1においては、基板2に多数枚のフィン体3aからなるフィン本体3を保持させるのに多大な労力および時間を必要とし、経済的負担が大きいという問題点があった。
【0007】
また、それぞれ個別に形成された基板2およびフィン体3aがともに反り易く、基板2あるいはフィン体3aの少なくとも一方に反りがあると基板2にフィン体3aの端縁が密着せず、ろう付けがしにくいという問題点があった。
【0008】
さらにまた、フィン体3aを基板2にろう付けする際に、フィン体3aを基板2に押圧し基板2にフィン体3aの端縁が密着した状態で加熱するので、基板2あるいはフィン体3aの少なくとも一方に反りがあると、ろう付けした後に基板2またはフィン体3aの少なくとも一方に歪みが生じる場合があり、高精度の製品を安定して得ることができないという問題点があった。
【0009】
このような問題点に対処するためには、複数枚のフィン体3aを一体とする構成、例えば、図9に示すように、フィン本体3Aをいわゆるコルゲートフィンとすることが考えられる。すなわち、このコイル本体3Aは、隣位の1対のフィン体3a,3aに連接部3bを介在させて各フィン体3aと連接部3bとの接合部3cをそれぞれ直角に折曲して、平行に位置する複数枚のフィン体3aのうちの各2枚のフィン体3a,3aを連接する各連接部3bがフィン本体3Aの上端と下端とに交互に千鳥状に位置するように構成したものである。
【0010】
そして、このフィン本体3Aを基板2にろう付けして放熱フィン1が構成される。
【0011】
しかしながらこのような従来の放熱フィンにおいては、ろう付けを行なう際に、フィン本体3Aを基板2に押圧するための例えばステンレスからなる押え治具(図示せず)を必要とし、この押え治具は、ろう付け時の熱エネルギを吸収して、ろう付け時の熱効率を低下させてしまうばかりでなく押圧力によりフィン本体3Aを変形させてしまうおそれがあるという問題点があった。
【0012】
このような従来のものにおける問題点を克服し、ろう付けを行なうことなくかしめのみによりフィン体を基板に保持するようにした放熱フィンおよびその製造方法が特開平6−315731号公報に記載されている。
【0013】
この公報記載の放熱フィンは、基板に形成した長溝にフィン体を嵌合したうえで、長溝の突壁部をフィン体方向にかしめてフィン体を固定するようにしたものである。
【0014】
しかしながら、この公報記載のものは、長溝の突壁部をフィン体方向にかしめるため、突壁部をフィン体を越えてはかしめられず、このため突壁部がかしめたのちにその弾性復帰力によりフィン体から離間してしまい、基板によるフィン体の保持を確実に行なえないおそれがあった。
【0015】
本発明は、このような点に鑑み、ろう付けのような熱処理を行なうことなく基板によるフィン体の保持を確実に行なうことのできる放熱フィンおよびその製造方法を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため請求項1に記載の本発明の放熱フィンの特徴は、基板に2枚のフィン体の下端部とこれらの両フィン体を連接する連接部とを嵌合しうる複数の嵌合用長溝を、各嵌合用長溝の側壁が嵌合用長溝の各側縁から嵌合用長溝が下向きに拡開する方向の傾斜状をなし、各嵌合用長溝の底壁が両側壁下端に連なり嵌合用長溝の幅方向における中央部が最深となるような浅いV字形の縦断面形状をなすように形成し、同一の嵌合用長溝に嵌合される2枚のフィン体の下端部が嵌合用長溝の各側壁に弾性的に圧接するように連接部が2枚のフィン体の下端部を支持するようにした点にある。そして、このような構成を採用したことにより、下向きに拡開している各側壁に連接部が2枚のフィン体の下端部を弾性的に圧接させるので、仮りにろう付けのような熱処理を行なわなくとも基板にフィン体を安定的に保持することができる。
【0017】
また、請求項2に記載の本発明の放熱フィンの特徴は、嵌合用長溝の両側の基板に、嵌合用長溝との間の基板の弾性変形を許容する基板可撓用長溝を形成した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、嵌合用長溝および基板可撓用長溝間の基板の弾性復帰力と連接部の支持力とにより基板にフィン体をさらに安定的に保持することができる。
【0018】
さらに、請求項3に記載の本発明の放熱フィンの製造方法の特徴は、基板に2枚のフィン体の下端部とこれらの両フィン体を連接する連接部とを嵌合しうる複数の嵌合用長溝を、各嵌合用長溝の側壁が嵌合用長溝の各側縁から嵌合用長溝が下向きに拡開する方向の傾斜状をなし、各嵌合用長溝の底壁が両側壁下端に連なり嵌合用長溝の幅方向における中央部が最深となるような浅いV字形の縦断面形状をなすように形成し、同一の嵌合用長溝に嵌合される2枚のフィン体を連接する連接部をその幅方向の中央部が上向きに突出する頂縁をなすように逆V字形に形成し、基板の嵌合用長溝内にフィン体の下端部とこれらの両フィン体を連接する連接部を嵌合し、連接部の頂縁を下方に押動して各フィン体の下端部を拡開し各フィン体の下端部を嵌合用長溝の各側壁に弾性的に圧接させるようにした点にある。そして、このような構成を採用したことにより、連接部が突っ張るようにして各フィン体の下端部を嵌合用長溝の各側壁に弾性的に圧接させることができる。
【0019】
さらにまた、請求項4に記載の本発明の放熱フィンの製造方法の特徴は、連接部の頂縁が鉛直方向において嵌合用長溝の側壁の下端以下の高さに位置するようにこの頂縁を下方に押動する点にある。そして、このような構成を採用したことにより、連接部が2枚のフィン体の下端部を拡開状態において安定的に保持することができる。
【0020】
また、請求項5に記載の本発明の放熱フィンの製造方法の特徴は、嵌合用長溝の両側の基板に、嵌合用長溝との間の基板の弾性変形を許容する基板可撓用長溝を形成し、連接部の頂縁を下方に押動して各フィン体の下端部を拡開し各フィン体の下端部を前記嵌合用長溝の各側壁に弾性的に圧接させる際に、嵌合用長溝および基板可撓用長溝間の基板を基板可撓用長溝方向に撓ませるようにした点にある。そして、このような構成を採用したことにより、嵌合用長溝および基板可撓用長溝間の基板の弾性復帰力と連接部の支持力とにより基板にフィン体をさらに安定的に保持することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る放熱フィンの実施の形態を示すものであり、本発明の放熱フィン10は、基板20にコルゲートフィンのようなフィン本体30を嵌合して構成されている。
【0022】
アルミニウムのような高熱伝導率を有する材料の押出し型材である前記基板20は、図3に詳示するように構成されている。すなわち、基板20の上面21には、複数の嵌合用長溝22,22…が平行に形成されており、各嵌合用長溝22は、嵌合用長溝22の各側縁23から嵌合用長溝22が下向きに拡開する方向の傾斜状をなし相互に線対称となる1対の側壁24,24と、両側壁24,24の下端に連なり嵌合用長溝22の幅方向における中央部に最深部25が直線状に形成され浅いV字形の縦断面形状をなす底壁26とにより構成されている。また、隣位の各1対の嵌合用長溝22,22間ならびに両端に位置する各嵌合用長溝22の外側の前記基板20の上面21には、それぞれ基板可撓用長溝27が形成されている。この基板可撓用長溝27の深さ前記嵌合用長溝22の深さとほぼ等しくされている。そして、隣位の嵌合用長溝22および基板可撓用長溝27間の基板20は、前記嵌合用長溝22内に横方向の負荷を与えると基板可撓用長溝27方向に撓みうる可撓部28とされている。
【0023】
なお、前記嵌合用長溝22の開口幅はそれぞれAとされ、また、隣位の1対の嵌合用長溝22,22の間隔はそれぞれBとされている。
【0024】
一方、前記基板20の各嵌合用長溝27に嵌合される前記フィン本体30は、アルミニウムのような高熱伝導率を有する材料のコイル材を加工してなる図5に示すほぼ平板状の長尺のブランク31から形成されるようになっている。このブランク31は、複数の長方形のフィン体32,32…と、隣位の1対のフィン体32,32を連接する複数の連接部33,33…とが交互に配設されたものであり、前記ブランク31の表裏両面の各フィン体32と各連接部33との間には、フィン体32と連接部33との折曲を容易にするための切込み線34がそれぞれ形成されている。また、前記連接部33は、フィン本体30を形成した際にその下部に位置する連接部33aと上部に位置する連接部33bとで形状を異にしている。これらの連接部33aと連接部33bとは、前記ブランク31に交互に配設されており、下部に位置する連接部33aには、前記ブランク31の長手方向に対応する幅方向の中央部に上向きに突出する直線状の頂縁35が形成され、連接部33aの縦断面形状が逆V字形に形成されている。そして、頂縁35が形成されている前記連接部33aの幅寸法と他の連接部33bの幅寸法とは、図5に示すように、等しくPとされている。なお、各フィン体32はいずれも等しい高さ寸法Hとされている。
【0025】
図5に示す前記ブランク31を前記各切込み線34に沿って折曲することにより図4に示すフィン本体30が形成されることになる。このとき、前記各連接部33a,33bの幅寸法Pは、隣位の1対のフィン体32,32の各肉厚の中央間の寸法とされ、また、前記基板20の同一の嵌合用長溝22に嵌合される1対のフィン体32,32の各外側間の間隔は、この嵌合用長溝22の前記開口幅Aと等しいAに設定されている。
【0026】
ついで、図3に示す基板20と、図4に示すフィン本体30との組立てについて説明する。
【0027】
まず、図2に示すように、基板20の各嵌合用長溝22内に、フィン本体30の隣位の1対のフィン体32,32の下端部と、これらの両フィン体32を連接する連接部33aを嵌合する。この両フィン体32の外側間の間隔Aは、前述したように前記嵌合用長溝22の開口幅Aと等しくされている。
【0028】
そして、同一の嵌合用長溝22内に嵌合されている各1対のフィン体32間となるこれらの両フィン体32を連接している連接部33aの上方から、図6Aに示すように偏平なパンチ40を下降せしめ、パンチ40の先端によりこの連接部33aの頂縁35を下方に押動する。すると、この頂縁35が下降することにより連接部33aが嵌合用長溝22の幅方向に拡開し、各フィン体32の下端部を嵌合用長溝22の各側壁24に圧接する。この各フィン体32の下端部の嵌合用長溝22の各側壁24への圧接圧は、前記連接部33aがほぼ平板状に変形されたときが最大となるが、連接部33aの弾性復帰力によっても各フィン体32の下端部の嵌合用長溝22の各側壁24への圧接状態が保持されるようにするため、前記連接部33aの頂縁35が鉛直方向において嵌合用長溝22の各側壁の下端以下の高さに位置するまで、連接部33aは前記パンチ40により下方に押動される。ところで、前記各フィン体32の下端部が前記嵌合用長溝22の各側壁24へ圧接すると、この圧接圧により、この嵌合用長溝22および基板可撓用長溝27間に位置する基板20の可撓部28が基板可撓用長溝27側に撓むことになる。
【0029】
前述したようにして図6Bに示すように同一の嵌合用長溝22内に嵌合されている各フィン体32の下端部が、それぞれ嵌合用長溝22の下向きに拡開している各側壁24に圧接することになり、同一の嵌合用長溝22内に嵌合している1対のフィン体32の下端部が相互に離間する方向に拡開するので、フィン体32は各嵌合用長溝22から抜け止めされることになる。
【0030】
しかも、フィン本体30の各連接部33aは、その頂縁35が図4に示す初期状態からほぼ逆向きに凹状に変形されるので、連接部33aはその弾性復帰力により頂縁35の上昇する方向への付勢力を有することになる。すると、各フィン体32の下端部が、それぞれ嵌合用長溝22の下向きに拡開している各側壁24にさらに強く圧接することになるので、この点においてもフィン体32は各嵌合用長溝22から安定的に抜け止めされることになる。
【0031】
さらに、前記パンチ40によるフィン本体30のかしめ成形時に基板20の可撓部28が各嵌合用長溝22を拡開させる方向に撓むので、この基板20の可撓部28の弾性復帰力によって各フィン体32の下端部が、それぞれ嵌合用長溝22の下向きに拡開している各側壁24にさらに強く圧接することになるので、この点においてもフィン体32は各嵌合用長溝22から安定的に抜け止めされることになる。
【0032】
なお、前述したフィン本体30のかしめ成形に加え補助的にろう付けを行なうことも可能である。
【0033】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【0034】
たとえば、前述した実施の形態においてはいわゆるコルゲートフィンタイプのフィン本体30を基板20に保持するように説明したが、図7に示すように、2枚のフィン体32,32と、これらのフィン体32を連接し頂縁35を有する連接部33aとからなる単体のフィン本体30Aを複数設け、各フィン本体30Aをそれぞれ基板20の嵌合用長溝22内に嵌合させてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の放熱フィンおよびその製造方法によれば、ろう付けのような熱処理を行なうことなく基板によるフィン体の保持を確実に行なうことができる。また、連接部の頂縁が鉛直方向において前記嵌合用長溝の側壁の下端以下の高さに位置するようにこの頂縁を下方に押動することにより、連接部の弾性復帰力を利用してさらに強固に基板によるフィン体の保持を行なうことができる。さらに、嵌合用長溝の両側の基板に、嵌合用長溝との間の基板の弾性変形を許容する基板可撓用長溝を形成することにより、連接部の頂縁を下方に押動して各フィン体の下端部を拡開し各フィン体の下端部を前記嵌合用長溝の各側壁に弾性的に圧接させる際に、嵌合用長溝および基板可撓用長溝間の基板を基板可撓用長溝方向に撓ませるようにして撓んだ部位の基板の弾性復帰力によりさらに強固に基板によるフィン体の保持を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放熱フィンの実施の形態を示す縦断面図
【図2】図1の放熱フィンのパンチによるかしめ成形前の状態を示す縦断面図
【図3】図1の実施の形態における基板の縦断面図
【図4】図1の実施の形態におけるフィン本体の正面図
【図5】図4のフィン本体のブランクの正面図
【図6】A,Bはパンチによるかしめ成形の状態を示す縦断面図
【図7】フィン本体の他の実施の形態を示す正面図
【図8】従来の放熱フィンの一例を示す斜視図
【図9】従来の放熱フィンの他例を示す正面図
【符号の説明】
10 放熱フィン
20 基板
22 嵌合用長溝
24 嵌合用長溝22の側壁
26 底壁
27 基板可撓用長溝
28 基板20の可撓部
30,30A フィン本体
31 ブランク
32 フィン体
33a,33b 連接部
35 頂縁
40 パンチ

Claims (5)

  1. 複数枚のフィン体を基板に保持するようにして基板上に整列配置してなる放熱フィンにおいて、
    前記基板に2枚の前記フィン体の下端部とこれらの両フィン体を連接する連接部とを嵌合しうる複数の嵌合用長溝を、各嵌合用長溝の側壁が嵌合用長溝の各側縁から嵌合用長溝が下向きに拡開する方向の傾斜状をなし、各嵌合用長溝の底壁が前記両側壁下端に連なり嵌合用長溝の幅方向における中央部が最深となるような浅いV字形の縦断面形状をなすように形成し、
    同一の嵌合用長溝に嵌合される前記2枚のフィン体の下端部が前記嵌合用長溝の各側壁に弾性的に圧接するように前記連接部が2枚のフィン体の下端部を支持するようにした
    ことを特徴とする放熱フィン。
  2. 前記嵌合用長溝の両側の基板に、嵌合用長溝との間の基板の弾性変形を許容する基板可撓用長溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の放熱フィン。
  3. 複数枚のフィン体を基板に保持するようにして基板上に整列配置してなる放熱フィンの製造方法において、
    前記基板に2枚の前記フィン体の下端部とこれらの両フィン体を連接する連接部とを嵌合しうる複数の嵌合用長溝を、各嵌合用長溝の側壁が嵌合用長溝の各側縁から嵌合用長溝が下向きに拡開する方向の傾斜状をなし、各嵌合用長溝の底壁が前記両側壁下端に連なり嵌合用長溝の幅方向における中央部が最深となるような浅いV字形の縦断面形状をなすように形成し、
    同一の嵌合用長溝に嵌合される前記2枚のフィン体を連接する前記連接部をその幅方向の中央部が上向きに突出する頂縁をなすように逆V字形に形成し、
    前記基板の嵌合用長溝内に前記フィン体の下端部とこれらの両フィン体を連接する連接部を嵌合し、
    前記連接部の頂縁を下方に押動して前記各フィン体の下端部を拡開し各フィン体の下端部を前記嵌合用長溝の各側壁に弾性的に圧接させるようにした
    ことを特徴とする放熱フィンの製造方法。
  4. 前記連接部の頂縁が鉛直方向において前記嵌合用長溝の側壁の下端以下の高さに位置するようにこの頂縁を下方に押動することを特徴とする請求項3に記載の放熱フィンの製造方法。
  5. 前記嵌合用長溝の両側の基板に、嵌合用長溝との間の基板の弾性変形を許容する基板可撓用長溝を形成し、前記連接部の頂縁を下方に押動して前記各フィン体の下端部を拡開し各フィン体の下端部を前記嵌合用長溝の各側壁に弾性的に圧接させる際に、嵌合用長溝および基板可撓用長溝間の基板を基板可撓用長溝方向に撓ませるようにしたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の放熱フィンの製造方法。
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